JP2016007563A - 塗装試験機 - Google Patents

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【課題】防爆性を有するとともに、塗装板に油性塗料を一様に、かつ容易に塗布することのできる塗装試験機を提供する。【解決手段】油性塗料を噴射するスプレーガン4と、スプレーガン4を水平方向に往復移動させる水平往復移動手段6と、油性塗料が塗布される塗装板11と、塗装板を昇降させる昇降手段と、塗装板11の上昇端、及び下降端において、塗装板11を一方向に90度回転させる塗装板回転手段と、を備える塗装試験機である。スプレーガン4、水平往復移動手段6、塗装板回転手段、及び昇降手段は、すべてエアで駆動される。【選択図】図1

Description

本発明は、塗装板に油性塗料を一様に噴射する塗装試験機に関する。
従来、特許文献1に記載された塗装試験機が知られている。この塗装試験機は、スプレーガン(スプレーノズル11)と、スプレーガン(スプレーノズル11)を水平方向に往復移動させる水平往復移動手段(駆動装置49)と、塗料が塗布される塗装板(被塗装体6)と、塗装板(被塗装体6)を90度回動させる塗装板回転手段(回動装置31)と、塗装板(被塗装体6)を昇降させる昇降手段(駆動装置30)とを備えている。
この塗装試験機によれば、昇降手段(駆動装置30)が塗装板(被塗装体6)を昇降させつつ、水平往復移動手段(駆動装置49)がスプレーガン(スプレーノズル11)を水平方向に往復移動させて、スプレーガン(スプレーノズル11)から塗料を噴射している。また、塗装板回転手段(回動装置31)が塗装板(被塗装体6)を90度回動させている。そのため、作業者が手作業により塗装する場合に比べ、塗装板(被塗装体6)に塗料を均一に塗布することができる。
特開2007−222848号公報
しかし、上記従来の塗装試験機では、昇降手段、水平往復移動手段、及び塗装板回転手段として電動機を用いている。そのため、塗料が油性塗料である場合には、引火、爆発の危険があり、この塗装試験機を使用することができない。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、防爆性を有するとともに、塗装板に油性塗料を一様に、かつ容易に塗布することのできる塗装試験機を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る塗装試験機の特徴は、油性塗料を噴射するスプレーガンと、該スプレーガンを水平方向に往復移動させる水平往復移動手段と、該油性塗料が塗布される塗装板と、該塗装板を昇降させる昇降手段と、該塗装板の上昇端、及び下降端において、該塗装板を一方向に90度回転させる塗装板回転手段と、を備える塗装試験機であって、該スプレーガン、該水平往復移動手段、該塗装板回転手段、及び該昇降手段は、すべてエアで駆動されることである。
請求項2に係る塗装試験機の特徴は、前記水平往復移動手段はロッドレスシリンダであり、前記塗装板回転手段はロータリーアクチュエータとワンウェイクラッチ、又は該ロータリーアクチュエータとラチェットであり、前記昇降手段はガイドシリンダであることである。
請求項3に係る塗装試験機の特徴は、前記塗装板と前記塗装板回転手段とは、該塗装板の回転ブレを抑制するゴム製オーリングを介して固着されていることである。
請求項4に係る塗装試験機の特徴は、前記スプレーガンは、油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な支持バーに固着され、該支持バーは、前記水平往復移動手段に取付けられた取付ブロックの貫通孔内を摺動可能に固着されていることである。
請求項5に係る塗装試験機の特徴は、前記塗装板は、油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な角筒部材に設けられ、該角筒部材は、エアモータの回転運動を直線運動に変換するボールネジのナットに固着されていることである。
請求項6に係る塗装試験機の特徴は、前記塗装板は、油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な角筒部材に設けられ、該角筒部材は、ロッドを任意の長さの位置で停止させることができるブレーキ付きエアシリンダの該ロッドの先端に固着されていることである。
請求項1に係る塗装試験機では、スプレーガン、水平往復移動手段、塗装板回転手段、及び昇降手段は、すべてエアで駆動され、電動機を使用していない。そのため、塗装板に噴射する塗料として油性塗料を使用した場合であっても、引火、爆発の危険を生じることはない。また、この塗装試験機では、昇降手段が塗装板を昇降させるとともに、水平往復移動手段がスプレーガンを水平方向に往復移動させつつ、プレーガンから塗料を噴射している。また、塗装板回転手段が塗装板の上昇端、及び下降端において、塗装板を一方向に90度回転させている。そのため、作業者が手作業により塗装する場合に比べ、塗装板に塗料を均一に塗布することができる。したがって、この塗装試験機によれば、防爆性を有するとともに、塗装板に油性塗料を一様に塗布することができる。
請求項2に係る塗装試験機では、水平往復移動手段としてロッドレスシリンダ、塗装板回転手段としてロータリーアクチュエータとワンウェイクラッチ、又はロータリーアクチュエータとラチェット、昇降手段としてガイドシリンダを用いているため、防爆性を有する塗装試験機を実現することができる。
請求項3に係る塗装試験機では、塗装板と塗装板回転手段とが塗装板の回転ブレを抑制するゴム製オーリングを介して固着されている。このゴム製オーリングにより、塗装板が90度回転して停止した場合の塗装板の回転ブレが抑制されるため、塗装板の速やか、かつ安定した停止が確保される。
請求項4に係る塗装試験機では、スプレーガンが油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な支持バーに固着され、支持バーが水平往復移動手段に取付けられた取付ブロックの貫通孔内を摺動可能に固着されている。そのため、支持バーを取付ブロックの貫通孔内で摺動させ、所望の位置で固着させることができるため、スプレーガンから塗装板までの距離を調整することができる。
請求項5に係る塗装試験機では、塗装板が角筒部材に設けられ、エアモータとボールネジにより油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能であるため、これによっても、スプレーガンから塗装板までの距離を調整することができる。また、エアモータを使用しているため、引火、爆発の危険を生じることはない。
請求項6に係る塗装試験機では、塗装板が角筒部材に設けられ、ブレーキ付きエアシリンダにより油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能であるため、これによっても、スプレーガンから塗装板までの距離を調整することができる。また、ブレーキ付きエアシリンダを使用しているため、引火、爆発の危険を生じることはない。
実施形態の塗装試験機の斜視図。 実施形態の塗装試験機の正面図。 実施形態の塗装試験機平面図。 実施形態の塗装試験機の側面図。 実施形態の塗装試験機の一部拡大断面図。 実施形態の塗装試験機に係り、スプレーガンユニットの斜視図。 実施形態の塗装試験機の一部拡大断面図。 実施形態の塗装試験機の一部拡大断面図。
本発明に係る塗装試験機を具体化した実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、この塗装試験機の斜視図である。図1に示すように、この塗装試験機は、外形が略直方体状の第1ハウジング1と、第1ハウジング1の後部から突出して設けられた略L字状の第2ハウジング10とを有している。第1ハウジング1の上面には、塗装試験機に指示を与える操作パネル2が設けられている。また、第1ハウジング1には、塗装試験機を制御する図示しない制御装置や、電磁弁等の電子機器が搭載された制御盤が内蔵されている。
さらに、第1ハウジング1の上面には、油性塗料を噴射するスプレーガン4、及び油性塗料を蓄える塗料カップ5を備えたスプレーガンユニット3がロッドレスシリンダ6上に設けられている。また、第2ハウジング10の上方には、スプレーガンユニット3により油性塗料が塗布される塗装板11が取付けられる取付板12が設けられている。ここで、ロッドレスシリンダ6が「水平往復移動手段」である。なお、スプレーガンユニット3からの油性塗料の噴射、及び停止もエアにより制御される。すなわち、油性塗料はエアの力により吐出されるが、その噴射、及び停止の制御もエアにより行われる。
図2、図3に示すように、ロッドレスシリンダ6は、シリンダ6aと、シリンダ6aの図示しないガイドレール上を走行するスライドテーブル6bとを有している。ロッドレスシリンダ6が駆動され、スライドテーブル6bが矢印に示すように水平方向に往復移動することにより、スプレーガン4は水平方向に往復移動しつつ塗装板11に油性塗料を噴射する。
また、取付板12に取付けられた塗装板11は、ケース15に内蔵されたロータリーアクチュエータ13、及びワンウェイクラッチ14により、矢印に示すように、塗装板11の上昇端、及び下降端において90度回転させられる。これにより、塗装板11にムラが生じることなく、一様に油性塗料が塗布される。ここで、ロータリーアクチュエータ13、及びワンウェイクラッチ14が「塗装板回転手段」である。なお、ワンウェイクラッチ14の替わりにラチェットを用いることができる。
図4に示すように、第2ハウジング10は、外形が略直方体状の本体部10aと、本体部10aの後部に立設された四角筒状の角筒部10bとから構成される。そして、本体部10aの後部から角筒部10bの下部には、ガイドシリンダ20が内蔵されている。このガイドシリンダ20は、シリンダ20aと、シリンダ20aの長手方向に前進、後退するガイド20bとを有している。ガイド20bには、角柱状の支持バー21の一端が固着され、支持バー21の他端には、ロータリーアクチュエータ13、及びワンウェイクラッチ14が内蔵されたケース15が固着されている。そして、ガイドシリンダ20が駆動され、ガイド20bが昇降することにより、塗装板11が矢印に示すように昇降される。ここで、ガイドシリンダ20が「昇降手段」である。
図5に示すように、ケース15内には、ワンウェイクラッチ14が回転軸14aをケース15から突出させて設けられ、このワンウェイクラッチ14には、ロータリーアクチュエータ13の回転軸13aが接続されている。これにより、回転軸14aの一方向への回転が確保される。また、ワンウェイクラッチ14の回転軸14aには、円環状のゴム製オーリング16、及び円筒状のスペーサ17が装着されている。そして、回転軸14aの先端には、取付板12が皿ネジ18により取付けられている。
ゴム製オーリング16は、回転軸14aが90度回転して停止した場合、取付板12、及び塗装板11の回転ブレを抑制する役割を果たすものであり、ゴム製オーリング16により、取付板12、及び塗装板11の速やか、かつ安定した停止が確保される。また、皿ネジ18の締め付け具合により、ゴム製オーリング16の効果を調整することができる。
図6に示すように、スプレーガンユニット3は、スプレーガン4、取付板7、取付バー7a、取付ブロック8、支持バー9を有している。取付板7は長方形の板状をなし、ロッドレスシリンダ6のスライドテーブル6bに固着されている。取付板7の上面には、円柱状の取付バー7aが立設され、直方体状の取付ブロック8の貫通孔8cを貫通している。取付ブロック8には、貫通孔8cと交差することなく直角に貫通孔8dが貫設され、取付ブロック8の表面から貫通孔8c、8dまで垂直に各々スリット8a、8bが設けられている。貫通孔8dには、スプレーガン4が取付けられた円柱状の支持バー9が貫設されている。取付バー7a、及び支持バー9は、ボルト8eにより取付ブロック8に固着されている。
このボルト8eを緩め、支持バー9を油性塗料の噴射方向と平行方向である矢印方向に移動させた後、再度ボルト8eを締め付けることにより、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整可能である。なお、塗料カップ5もスプレーガンユニット3に含まれる。
また、支持バー9を調整する方法以外に、図7に示す方法により、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整することもできる。図7に示すように、第1ハウジング1の後部から外形が直方体状の第2ハウジング30が突出して設けられ、第2ハウジング30の上面には長方形状の長孔30aが開けられている。また、第2ハウジング30内の下面上には、平板状の台座34が水平に設けられ、台座34上には、ガイドシリンダ20等を内臓する四角筒状の角筒部材35が長孔30aを貫通して立設されている。これにより、角筒部材35は、長孔30a内を移動可能にされている。なお、ガイドシリンダ20の上部の構造は、図4に示したものと同様である。
そして、第2ハウジング30内の下面には、エアモータ31が配設されるとともに、2本のレール32が並設され、2本のレール32の間には、エアモータ31の回転軸に接続されたネジ軸33aがレール32と平行に設けられている。また、台座34の下面の両端部には、レール32上を走行可能な脚部34aがレール32と平行に2つ設けられている。台座34の下面の中央部には、ネジ軸33aの長手方向にナット33bが2つ設けられ、ナット33bの雌ネジとネジ軸33aの雄ネジとが噛合している。このネジ軸33aとナット33bとによりボールネジ33が構成される。
そして、エアモータ31が駆動されると、ボールネジ33がエアモータ31の回転運動を直線運動に変換し、台座34がレール32上を矢印で示すように水平に移動する。これにより、台座34上のガイドシリンダ20等も水平に移動するため、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整することができる。この方法では、エアモータ31が使用されているため、防爆上問題を生じることはない。
さらに、図8に示す方法により、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整することもできる。図8に示すように、第1ハウジング1の後部から四角筒状の第2ハウジング40が突出して設けられている。また、第2ハウジング40には、L字状の角筒部材45が摺動可能に嵌入されている。角筒部材45は、四角筒状の第1角筒部45aと、第1角筒部45aの一端に立設された四角筒状の第2角筒部45bとにより構成されている。この第1角筒部45aは第2ハウジング40に摺動可能に嵌入され、第2角筒部45bにはガイドシリンダ20等が内臓されている。なお、ガイドシリンダ20の上部の構造は、図4に示したものと同様である。
そして、第2ハウジング30内にはブレーキ付きエアシリンダ41が配設され、ブレーキ付きエアシリンダ41のロッド41aの先端が角筒部材45に固着されている。このブレーキ付きエアシリンダ41は、ロッド41aを任意の長さの位置で停止させることができるようになっている。
ブレーキ付きエアシリンダ41が駆動されると、ロッド41aが指定された位置まで前進又は後退し、角筒部材45が矢印で示すように水平に移動する。これにより、塗装板11等も水平に移動するため、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整することができる。この方法では、ブレーキ付きエアシリンダ41が使用されているため、防爆上問題を生じることはない。
以上の構成をした塗装試験機において、塗装板11に油性塗料を塗布する動作の概要を説明する。ただし、ガイドシリンダ20のガイド20bは下降端にあるものとする。したがって、塗装板11も下降端にあるものとする。また、スプレーガン4から塗装板11までの距離の調整は終了しているものとする。まず、操作パネル2のスタートスイッチを押すと、スプレーガン4から油性塗料が噴射されるとともに、ロッドレスシリンダ6が駆動されてスプレーガンユニット3が水平方向に往復移動する。このスプレーガンユニット3の水平方向往復移動と、スプレーガン4からの油性塗料の噴射とは、塗装板11への油性塗料の塗布が終了するまで連続的に行われる。
上記動作開始と同時に、ガイドシリンダ20が駆動されて塗装板11が上昇する。そして、塗装板11が上昇端に達すると、ロータリーアクチュエータ13が駆動されて回転軸13aが90度回転し、ワンウェイクラッチ14の回転軸14aも90度回転する。これにより、塗装板11が90度回転する。塗装板11の回転が終了した後、ガイドシリンダ20が駆動されて塗装板11が下降する。そして、ロータリーアクチュエータ13が駆動されて回転軸13aが90度逆転する。しかし、ワンウェイクラッチ14は一方向にのみ回転を伝達し、逆方向の回転は伝達しないため、塗装板11は停止した状態を維持することができる。
そして、塗装板11が下昇端に達すると、ロータリーアクチュエータ13が駆動されて塗装板11が90度回転する。塗装板11の回転が終了した後、ガイドシリンダ20が駆動されて塗装板11が上降する。そして、ロータリーアクチュエータ13が駆動されて回転軸13aが90度逆転する。この動作を、さらに塗装板11の上昇端で繰り返し、塗装板11が下昇端に達した後、塗装板11を90度回転させて、塗装板11への油性塗料の塗布が終了する。
実施形態の塗装試験機においては、スプレーガン4、ロッドレスシリンダ6、ロータリーアクチュエータ13、ワンウェイクラッチ14、及びガイドシリンダ20は、すべてエアで駆動され、電動機を使用していない。そのため、塗装板11に噴射する塗料として油性塗料を使用した場合であっても、引火、爆発の危険を生じることはない。また、この塗装試験機では、ガイドシリンダ20が塗装板11を昇降させるとともに、ロッドレスシリンダ6がスプレーガン4を水平方向に往復移動させつつ、プレーガン4から塗料を噴射している。また、ロータリーアクチュエータ13、ワンウェイクラッチ14が塗装板11の上昇端、及び下降端において、塗装板11を一方向に90度回転させている。そのため、作業者が手作業により塗装する場合に比べ、塗装板11に塗料を均一に塗布することができる。したがって、実施形態の塗装試験機によれば、防爆性を有するとともに、塗装板に油性塗料を一様に塗布することができる。
また、この塗装試験機では、水平往復移動手段としてロッドレスシリンダ6、塗装板回転手段としてロータリーアクチュエータ13、及びワンウェイクラッチ14、昇降手段としてガイドシリンダ20を用いているため、防爆性を有する塗装試験機を実現することができる。
さらに、この塗装試験機では、塗装板11とロータリーアクチュエータ13、及びワンウェイクラッチ14とが塗装板11の回転ブレを抑制するゴム製オーリング16を介して固着されている。このゴム製オーリング16により、塗装板11が90度回転して停止した場合の塗装板11の回転ブレが抑制されるため、塗装板11の速やか、かつ安定した停止が確保される。
また、この塗装試験機では、スプレーガン4が油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な支持バー9に固着され、支持バー9がロッドレスシリンダ6に取付けられた取付ブロック8の貫通孔8d内を摺動可能に固着されている。そのため、支持バー9を取付ブロック8の貫通孔8d内で摺動させ、所望の位置で固着させることができるため、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整することができる。
さらに、この塗装試験機では、塗装板11が角筒部材35に設けられ、エアモータ31とボールネジ33により油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能であるため、これによっても、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整することができる。また、エアモータ31を使用しているため、引火、爆発の危険を生じることはない。
また、この塗装試験機では、塗装板11が角筒部材45に設けられ、ブレーキ付きエアシリンダ41により油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能であるため、これによっても、スプレーガン4から塗装板11までの距離を調整することができる。また、ブレーキ付きエアシリンダ41を使用しているため、引火、爆発の危険を生じることはない。
以上、本発明の塗装試験機を実施形態に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
4…スプレーガン、6…水平往復移動手段(ロッドレスシリンダ)、11…塗装板、13、14…塗装板回転手段(13…ロータリーアクチュエータ、14…ワンウェイクラッチ)、16…ゴム製オーリング、20…昇降手段(ガイドシリンダ)、8…取付ブロック、8d…貫通孔、9…支持バー、31…エアモータ、33…ボールネジ、33b…ナット、35、45…角筒部材、41…ブレーキ付きエアシリンダ、41a…ロッド。

Claims (6)

  1. 油性塗料を噴射するスプレーガンと、
    該スプレーガンを水平方向に往復移動させる水平往復移動手段と、
    該油性塗料が塗布される塗装板と、
    該塗装板を昇降させる昇降手段と、
    該塗装板の上昇端、及び下降端において、該塗装板を一方向に90度回転させる塗装板回転手段と、を備える塗装試験機であって、
    該スプレーガン、該水平往復移動手段、該塗装板回転手段、及び該昇降手段は、すべてエアで駆動されることを特徴とする塗装試験機。
  2. 前記水平往復移動手段はロッドレスシリンダであり、
    前記塗装板回転手段はロータリーアクチュエータとワンウェイクラッチ、又は該ロータリーアクチュエータとラチェットであり、
    前記昇降手段はガイドシリンダであることを特徴とする請求項1記載の塗装試験機。
  3. 前記塗装板と前記塗装板回転手段とは、該塗装板の回転ブレを抑制するゴム製オーリングを介して固着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の塗装試験機。
  4. 前記スプレーガンは、油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な支持バーに固着され、
    該支持バーは、前記水平往復移動手段に取付けられた取付ブロックの貫通孔内を摺動可能に固着されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の塗装試験機。
  5. 前記塗装板は、油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な角筒部材に設けられ、
    該角筒部材は、エアモータの回転運動を直線運動に変換するボールネジのナットに固着されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の塗装試験機。
  6. 前記塗装板は、油性塗料の噴射方向と平行方向に移動可能な角筒部材に設けられ、
    該角筒部材は、ロッドを任意の長さの位置で停止させることができるブレーキ付きエアシリンダの該ロッドの先端に固着されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の塗装試験機。
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