JP2016007296A - 栓部材の中栓 - Google Patents

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Masaaki Igawa
雅章 井川
森本 順治
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順治 森本
伸介 池永
Shinsuke Ikenaga
伸介 池永
秀斗 大澤
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秀斗 大澤
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Abstract

【課題】中栓ゴムの不備によって生じる開口部からの液漏れを確実に防止する。【解決手段】本発明は、飲食物容器の開口部a1を閉止する栓部材Bの中栓1に係り、開口部a1の内周a2に密着する中栓ゴム30と、中栓ゴム30が嵌着されるゴム受け20と、ゴム受け20に一体的に設けられ、中栓ゴム30をゴム受け20から分離不可能に拘束する拘束部40とを備える。これによれば、中栓ゴム30がゴム受け20から分離不可能であるため、ゴム受け20に対して中栓ゴム30が不備である状態となることがなくなり、中栓ゴム30を正規の位置に常時定めることが可能となる。したがって、中栓ゴム30の不備によって生じる開口部a1からの液漏れを確実に防止することができる。このため、洗浄時等における中栓ゴム30の付け忘れが生じることもなく、また展示販売品から中栓ゴム30がなくなるといったことも生じない。【選択図】図1

Description

この発明は、飲食物の携帯に利用される飲食物容器の開口部を閉止する栓部材の中栓に関する。
水筒、ステンレスマグボトル、ランチジャー等、飲食物を収容可能な飲食物容器は、有底筒状の容器本体と、該容器本体の上部に装着される栓部材とを備えており、容器本体の上部に位置する開口部を栓部材の中栓によって閉止するようになっている。この種の中栓は、開口部の内周に密着する中栓ゴムと、中栓ゴムが嵌着されるゴム受けとを備え、栓部材が容器本体の開口部に装着されると、ゴム受けに嵌着された中栓ゴムが開口部の内周に密着し、中栓が開口部を水密に閉塞するように構成されている(例えば、特許文献1、2)。
この中栓は、一般的には、中栓ゴムおよびゴム受けのそれぞれが別個に形成され、後に中栓ゴムがゴム受けに嵌着されることによって、中栓ゴムが開口部の内周に密着する位置(正規の位置)に配置するようになっている。このような構成であるため、中栓ゴムはゴム受けから分離可能となっている。
具体的には、中栓ゴムはゴム受けに対する締め代が設定されており、この中栓ゴムの締め代をもってゴム受けに中栓ゴムが嵌着すると、ゴム受けが中栓ゴムの内周を径方向に受けるとともに中栓ゴムを軸方向に受けることとなる。このような次第で、中栓ゴムを中栓において内周に水密に密着する正規の位置に定めている。一方で、中栓ゴムの弾性力に抗してゴム受けから径方向の外側に向かって中栓ゴムを拡径変形させることにより、中栓ゴムをゴム受けから分離することが可能となっている。
特開2011−230848号公報 特開2013−240472号公報
しかしながら、上述のように、中栓ゴムはゴム受けから分離可能となっているため、中栓ゴムの不備によって開口部から液漏れが生じる虞があった。具体的な例を以下に示す。
例えば、飲食物容器の使用によって中栓が飲食物で汚れた場合、使用者が中栓ゴムをゴム受けから分離して別個に洗浄することがある。このように中栓の洗浄時に中栓ゴムがゴム受けから分離されると、その後において中栓ゴムがゴム受けから取外されている状態で中栓が使用されることがある。そうすると、開口部の閉止に係る中栓の水密性が損なわれ、開口部から液漏れが生じ得る。
また例えば、飲食物容器を展示販売する場合では、ある客が使用性などを確認する中で販売品の中栓ゴムをゴム受けから分離してそのまま売り場から立ち去ることがある。すると、その後に売り場へ来た他の客は、中栓ゴムがゴム受けから取外されている状態であることに気付かないまま当該展示販売品を購入することになる。このため、その製品の使用時に開口部から液漏れが生じ、製品自体が不良品であると誤解しないとも限らない。以上のように、中栓ゴムとゴム受けとが分離可能であるが故に、開口部からの液漏れが生じる虞があった点で、従来の栓部材の中栓においては改良の余地が存在する。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、中栓ゴムの不備によって生じる開口部からの液漏れを確実に防止することにある。
上記の課題を解決するため、この発明は、飲食物容器の開口部を閉止する栓部材の中栓に係るものであって、前記開口部の内周に密着する中栓ゴムと、前記中栓ゴムが嵌着されるゴム受けと、前記ゴム受けに一体的に設けられ、前記中栓ゴムを前記ゴム受けから分離不可能に拘束する拘束部と、を備える構成を採用したものである。
上記構成によれば、中栓ゴムがゴム受けから分離不可能であるため、ゴム受けに対して中栓ゴムが不備である状態(取外された状態)となることがなくなり、中栓ゴムを中栓における正規の位置(中栓ゴムが水密に開口部を閉止する位置)に常時定めることが可能となる。したがって、中栓ゴムの不備によって生じる開口部からの液漏れを確実に防止することができる。
また、例えば、前記中栓ゴムは前記拘束部より径方向の内側に埋設される埋設部を有し、該埋設部が前記拘束部によって径方向の外側から拘束されるのが好ましい。このようにすると、埋設部のところで拘束部が中栓ゴムを径方向の内側に拘束するため、径方向の外側に向かって拡径変形しようとする中栓ゴムを強固に拘束することができる。なお、この発明において、「軸方向」は、開口部の内周を規定する中心軸線に沿った方向のこととし、「径方向」は、その軸線に直交する方向のことをいう。また、「周方向」は、その軸線の周りに沿った方向のことをいう。
また、例えば、前記中栓ゴムは前記拘束部より径方向の内側に埋設される埋設部を有し、該埋設部がゴム受けによって軸方向の両側および径方向の内側から支持されるようにしてもよい。このようにすると、埋設部の位置が軸方向および径方向のいずれについても安定するため、中栓ゴムを中栓における正規の位置に確実に配置させることができる。また、埋設部のところで拘束部が中栓ゴムを径方向の内側に拘束するため、径方向の外側に向かって拡径変形しようとする中栓ゴムを強固に拘束することができる。
また、例えば、前記拘束部は周方向に沿って、連続的にまたは均等配置される態様で断続的に、設けられているのが好ましい。このようにすると、中栓ゴムが周方向において均等に拘束されるため、中栓ゴムを中栓における正規の位置に安定して配置させることができる。しかも、周方向のいずれの位置においても中栓ゴムが均等に拘束されていることより、中栓ゴムがゴム受けから分離できるという概念をもった使用者が、周方向についてさまざまな位置で中栓ゴムを拡径方向に変形させて分離を試みた場合、中栓ゴムが均等に拘束されていることに気付くと、その拘束の均等性から中栓ゴムがゴム受けから分離不可能であることが認識し易くなる。したがって、中栓ゴムが破壊される前に使用者に中栓ゴムがゴム受けから分離不可能であることを知らしめることが可能になる。
また、例えば、前記拘束部は溶解樹脂を凝固させることによって形成されるのが好ましい。具体的には、拘束部がインサート成形によってゴム受けと一体化されることを含む。ここにいうインサート成形とは、インサート部品を型(金型等)に入れ、該型に溶解樹脂を充填して冷やし固めることによって成形品を形成する成形加工のことをいう。このようにして拘束部が溶解樹脂を冷やし固めて形成するものであることより、拘束部の設計および形成を容易にすることができる。
この発明に係る栓部材の中栓は、上記構成の採用により、中栓ゴムがゴム受けから分離不可能であるため、ゴム受けに対して中栓ゴムが不備である状態(取外された状態)となることがなくなり、中栓ゴムを正規の位置(中栓ゴムが水密に開口部を閉止する位置)に常時定めることが可能となる。したがって、中栓ゴムの不備によって生じる開口部からの液漏れを確実に防止することができる。
このため、洗浄時等における中栓ゴムの付け忘れが生じることもなく、また展示販売品から中栓ゴムがなくなるといったことも生じない。しかも、製品性能を確保することが可能となり、ひいては消費者に対して良質な製品を提供することに寄与する。
第1実施形態に係る中栓の全体構成を示す部分縦断正面図 図1の中栓の下側部分を縦に割った状態の拡大斜視図 図1のゴム受け及び中栓ゴムの本来の形状を個別に示す分解斜視図 (a)は図1の拘束部を成形するための型に入れるインサート部品の部分縦断正面図、(b)は(a)のインサート部品に拘束部を成形した状態を示す部分縦断正面図 図4(b)のV−V線の矢視断面図 第2実施形態に係る中栓の下側部分を縦に割った状態の拡大斜視図 図6に示すゴム受け及び中栓ゴムの本来の形状を示す斜視図 図6に示す拘束部を成形するための型に入れるインサート部品の部分縦断正面図 図6のIX−IX線の断面図
この発明に係る栓部材の中栓の一例としての第1実施形態を添付図面(図1〜図5)に基づいて説明する。
本実施形態の中栓1は、図1に示すように、容器本体Aに着脱可能に装着される栓部材Bに備えられ、容器本体Aの上端部に形成された開口部a1を閉止するものである。開口部a1は、飲食物を容器本体Aに出し入れするための出入口である。なお、以下において、「軸方向」は、開口部a1の内周を円形状に規定する中心軸線CLに沿った方向のことをいい、上下方向とは軸線CLにおいて容器本体Aを立てたときに高い方を上方、低い方を下方とする。また、「径方向」は、軸線CLに直交する方向のことをいい、「周方向」は、その軸線CLの周りに沿った方向のことをいう。
中栓1は、図1に示すように、栓部材Bの上部外形を形成する栓キャップb1に着脱可能な中栓本体10と、中栓本体10の下端部に設けられたゴム受け20と、ゴム受け20に嵌着した中栓ゴム30と、ゴム受け20に一体的に設けられた拘束部40とを備えている。
前記中栓本体10は、図1に示すように、筒状に配置された側壁部12の下端部に底壁部11が設けられた有底筒状の部材であって、栓キャップb1から下方に向かって延在する筒状部b11と係合する係合部13が上端部に設けられている。この中栓本体10は、栓キャップb1と係合した状態で栓部材Bが容器本体Aの上部に装着されると、底壁部11が開口部a1の内側部分に配置される。
前記ゴム受け20は、図1〜図3に示すように、中栓本体10の底壁部11の下部に配置されている。このゴム受け20は、底壁部11の外周縁部よりやや内側位置から下方に向かって延びる筒状の径方向受壁21と、該径方向受壁21の下端部から径方向の外側に向かって広がる軸方向下受壁22と、軸方向下受壁22に対向する底壁部11の一部(以下「軸方向上受壁23」という)とを含んで構成される。すなわち、径方向受壁21、軸方向下受壁22および軸方向上受壁23によって、このゴム受け20は、径方向の内側に向かって凹む一連の溝形状となっている。
また、ゴム受け20は、図3に示すように、溝内部に向かって軸方向上受壁23を貫通する連通孔23aが、中心軸線CLを挟んで互いに対向する位置に2つ形成されている。この連通孔23aにより、中栓本体10の内側部分とゴム受け20の溝内部とが連通している。また、図2、図4(b)に示すように、この連通孔23aの内部には、後述する拘束部40が設けられている。
前記中栓ゴム30は、図3に示すように、弾性を有する合成樹脂によって形成された環状部材であり、下端部が下方に向かうに連れて先細りとなっている。これにより、図1に示すように、栓部材Bが容器本体Aの開口部a1に装着された際、中栓ゴム30の下端部が開口部a1の内周a2に追従し易くなるため、中栓ゴム30が底壁部11とともに開口部a1を水密に閉塞することが可能になる。
また、中栓ゴム30は、上部側の内周面から全周に亘って径方向の内側に延びる嵌着部31と、嵌着部31より僅かに下方の内周面から全周に亘って径方向の内側に延びる嵌着支持部32とを備え、嵌着部31と嵌着支持部32との間に軸方向下受壁22を狭持する態様で嵌着される。ここにおいて、中栓ゴム30は、ゴム受け20に対して密着するための締め代が設定されており、ゴム受け20に嵌着した際には、自らの弾性力によりゴム受け20に密着するようにサイズや弾性率が設定されている。
具体的には、嵌着部31は、図4に示すように、ゴム受け20に嵌入する態様で配置され、図3に示すように、上面において軸方向の下方に向かって凹んだ凹状部31aが周方向に沿って設けられている。このため、嵌着部31がゴム受け20に嵌入すると、底壁部11(軸方向上受壁23を含む)の下面と凹状部31aとによって、ゴム受け20と中栓ゴム30との間には周方向に沿って延在する環状の空間が連続的に形成される。
また、嵌着部31は、図4(a)に示すように、嵌着部31がゴム受け20に嵌入した状態においては、連通孔23aにより中栓本体10の内側と連通するようになっている。このため、図4(b)中の破線で示すように、嵌着部31が後述の拘束部40より径方向の内側に埋設される埋設部31bを有することとなる。この埋設部31bは、ゴム受け20の各受壁21〜23によって、軸方向の上下両側と径方向の内側方向とが支持されている。
前記拘束部40は、図1、図2、図4(b)、図5に示すように、ゴム受け20に一体的に設けられたものであって、ゴム受け20の連通孔23aの内部と、中栓ゴム30の凹状部31aの内部とを、満たす態様で設けられた合成樹脂からなる部材である。具体的には、この拘束部40は、図5に示すように、ゴム受け20と中栓ゴム30との間に形成された空間を満たす態様で連続的に設けられる環形状部分40aと、図1、図2に示すように、連通孔23aを満たす棒状部分40bとを有しており、これにより中栓ゴム30をゴム受け20から分離不可能に拘束している。
すなわち、拘束部40は、埋設部31bより径方向の外側に配置されており、埋設部31bを径方向の外側から拘束している(ここでは環形状部分40aが埋設部31bを径方向の外側から全周に亘って拘束している)。このように、ゴム受け20に一体的に設けられた拘束部40によって、中栓ゴム30の埋設部31bを径方向の内側に拘束することにより、埋設部31bが拡径方向に向かって変形しなくなる(少なくとも変形し難くなる)。このため、嵌着部31がゴム受け20から取外れなくなるため、結果として中栓ゴム30をゴム受け20から分離不可能にすることができる。
また、拘束部40が埋設部31bを径方向の外側から拘束することにより、埋設部31bのところで拘束部40が中栓ゴム30を径方向の内側に拘束するため、径方向の外側に向かって拡径変形しようとする中栓ゴム30を強固に拘束することができる。しかも、埋設部31bがゴム受け20によって軸方向の両側および径方向の内側から支持されているため、埋設部31bの位置が軸方向および径方向のいずれについても安定する。したがって、中栓ゴム30を中栓1における正規の位置に確実に配置させることができる。
ここにおいて、拘束部40の形成について以下に説明する。拘束部40は、図4(a)、図4(b)、図5に示すように、連通孔23aと凹状部31aによる空間とに溶解された合成樹脂が充填されることによって形成される。具体的には、ゴム受け20を備えた中栓本体10と中栓ゴム30とを別個で用意する(図3参照)。そして、ゴム受け20に中栓ゴム30を嵌着させてインサート部品を組み立てる(図4(a)参照)。次いで、このインサート部品を型(金型等)に入れ、一方の連通孔23aに射出ゲート(ゲート位置を図4(a)中の黒三角印で示す)から溶融樹脂を射出し、当該一方の連通孔23aを介して連通孔23aと環状の空間(凹状部31a)とに溶解樹脂を充填する。このとき、他方の連通孔23aは溶解樹脂の充填時において環状の空間内の空気を排気する。充填樹脂の硬化後に当該インサート部品を型から取り出すと、硬化した部位が拘束部40としてゴム受け20に一体的に形成され、本実施形態の中栓1を得ることができ、このようにして上述の拘束部40を形成する。
以上によれば、中栓ゴム30がゴム受け20から分離不可能であるため、ゴム受け20に対して中栓ゴム30が不備である状態となることがなくなり、中栓ゴムを正規の位置に常時定めることが可能となる。したがって、中栓ゴム30の不備によって生じる開口部a1からの液漏れを確実に防止することができる。
次に、この発明に係る中栓の他の例としての第2実施形態を添付図面(図6〜図9)に基づいて説明する。なお、以下では、第1実施形態との相違点を述べることとする。また、第1実施形態と同様の構成については同符号を付すものとする。
本実施形態に係る中栓1は、ゴム受け120と、中栓ゴム130と、拘束部140とを備える。
前記ゴム受け120は、図6に示すように、中栓本体10の底壁部11の下方に配置される環状部材であり、後述するように中栓本体10と一体となされているものである。このゴム受け120は、径方向に向かって平板状に延びるゴム受け本体121と、該ゴム受け本体121の内径側の端部から上方に向かって筒状に延びる径方向受け壁122とを備える。
前記中栓ゴム130は、図7に示すように、環形状に形成されており、上部側の内周面から全周に亘って径方向の内側に延びる嵌着部131と、嵌着部131より僅かに下方の内周面から全周に亘って径方向の内側に延びる嵌着支持部132とを備え、嵌着部131と嵌着支持部132との間にゴム受け本体121を狭持する態様で嵌着する。ここでの嵌着部131は、ゴム受け本体121の上面に沿って配置され、周方向について均等配置で上面からゴム受け120に向かって貫通する連通孔131aが設けられている。
前記拘束部140は、図6、図9に示すように、中栓本体10の底壁部11から各連通孔131aの内部を満たす態様で延びる棒形状に形成されている。この拘束部140は、中栓本体10に一体的に設けられており、つまりは中栓本体10と一体のゴム受け120についても一体的に設けられている。
而して、この拘束部140が連通孔131aの内部に配置されていることによって、図9中の破線で示すように、拘束部140の径方向の内側に位置する嵌着部131の一部が埋設部131bとなる。換言すれば、拘束体140より径方向の内側に埋設部131bが埋設されており、このことによって拘束部140が埋設部131bを径方向の外側から拘束する。
上記した拘束部140の形成については、図8に示すように、連通孔131aに溶解された合成樹脂が充填されることによって形成される。具体的には、予め形成したゴム受け120に中栓ゴム130を嵌着させてインサート部品を組み立てる(図7参照)。次いで、このインサート部品を型(金型等)に入れ、各連通孔131aの内部に溶解樹脂が充填されるとともに中栓本体10も同時に形成する(ここでは)。そして、充填樹脂の硬化後に当該インサート部品を型から取り出すと、本実施形態の中栓1を得ることができ、このようにして上述の拘束部140を形成する。
以上のような中栓1であっても、中栓ゴム130がゴム受け120から分離不可能であるため、ゴム受け120に対して中栓ゴム130が不備である状態となることがなくなり、中栓ゴム130を正規の位置に常時定めることが可能となる。したがって、中栓ゴム130の不備によって生じる開口部a1からの液漏れを確実に防止することができる。
なお、この発明の技術的範囲は、上述の各実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づく技術的思想の範囲内での全ての変更を含むものである。
例えば、上記実施形態では、埋設部がゴム受けによって軸方向の両側および径方向の内側から支持される場合について説明したが、軸方向のみであってもよいし、径方向の内側のみであってもよい。また、軸方向については上下のいずれか一方側のみであってもよい。
また、拘束部は溶解樹脂を凝固させることによって形成される場合について説明したが、その他の形成方法であってもよい。
A 容器本体
a1 開口部
B 栓部材
b1 栓キャップ
b11 筒状部
1 中栓
10 中栓本体
11 底壁部
12 側壁部
13 係合部
20 ゴム受け
21 径方向受壁
22 軸方向下受壁
23 軸方向上受壁
23a 連通孔
30 中栓ゴム
31 嵌着部
31a 凹状部
31b 埋設部
32 嵌着支持部
40 拘束部
40a 環形状部分
40b 棒状部分
120 ゴム受け
121 ゴム受け本体
122 径方向受壁
130 中栓ゴム
131 嵌着部
131a 連通孔
131b 埋設部
132 嵌着支持部
140 拘束部

Claims (5)

  1. 飲食物容器の開口部を閉止する栓部材の中栓であって、
    前記開口部の内周に密着する中栓ゴムと、
    前記中栓ゴムが嵌着されるゴム受けと、
    前記ゴム受けに一体的に設けられ、前記中栓ゴムを前記ゴム受けから分離不可能に拘束する拘束部と、
    を備えることを特徴とする栓部材の中栓。
  2. 前記中栓ゴムは前記拘束部より径方向の内側に埋設される埋設部を有し、該埋設部が前記拘束部によって径方向の外側から拘束される請求項1に記載の栓部材の中栓。
  3. 前記中栓ゴムは前記拘束部より径方向の内側に埋設される埋設部を有し、該埋設部がゴム受けによって軸方向の両側および径方向の内側から支持される請求項1に記載の栓部材の中栓。
  4. 前記拘束部は周方向に沿って、連続的にまたは均等配置される態様で断続的に、設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の栓部材の中栓。
  5. 前記拘束部は溶解樹脂を凝固させることによって形成される請求項1から4のいずれか1項に記載の栓部材の中栓。
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