JP2016005055A - プロジェクター及び投写方法 - Google Patents

プロジェクター及び投写方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016005055A
JP2016005055A JP2014123134A JP2014123134A JP2016005055A JP 2016005055 A JP2016005055 A JP 2016005055A JP 2014123134 A JP2014123134 A JP 2014123134A JP 2014123134 A JP2014123134 A JP 2014123134A JP 2016005055 A JP2016005055 A JP 2016005055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
subject
image
projector
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2014123134A
Other languages
English (en)
Inventor
達弘 蓮
Tatsuhiro Hasu
達弘 蓮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014123134A priority Critical patent/JP2016005055A/ja
Publication of JP2016005055A publication Critical patent/JP2016005055A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】プロジェクターによって電子ミラー装置を実現する。
【解決手段】プロジェクター10は、撮影部100により撮影され、被写体を含む映像を表す映像信号を取得する取得部200と、被写体までの距離を測定する測距部300と、取得部200により取得された映像信号が表す映像のうちの被写体の部分について、測距部300により測定された距離に応じた幾何学補正処理を実行する画像処理部500と、画像処理部500により補正された映像の鏡像を投写面に投写する投写部700とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、鏡像を表示する技術に関する。
表示装置を撮影装置と組み合わせ、鏡のように使用することがある。このような装置(又はシステム)のことを、以下においては「電子ミラー装置」という。電子ミラー装置を実現しようとすると、設備が大がかりになったり、専用の装置が必要になったりするのが一般的である(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2001−25004号公報 国際公開第2009/153975号
本発明の目的の一つは、プロジェクターによって電子ミラー装置を実現することにある。
本発明は、一の態様において、撮影部により撮影され、被写体を含む映像を表す映像信号を取得する取得部と、前記取得部により取得された映像信号が表す映像のうちの前記被写体の部分について幾何学補正処理を実行する補正処理部と、前記補正処理部により補正された映像の鏡像を投写面に投写する投写部とを備えるプロジェクターを提供する。
この態様によれば、プロジェクターによって電子ミラー装置を実現することが可能である。
また、前記プロジェクターは、前記被写体までの距離を特定する特定部を備え、前記補正処理部は、前記取得部により取得された映像信号が表す映像のうちの前記被写体の部分について、前記特定部により特定された距離に応じた幾何学補正処理を実行してもよい。
このようにすれば、被写体までの距離が一定でなくても、そのときどきの距離に応じた幾何学補正処理を実行することが可能である。
また、前記特定部は、前記被写体までの距離と、当該被写体以外の背景までの距離とを特定し、前記補正処理部は、前記映像のうちの前記被写体の部分について、当該被写体までの距離に応じた幾何学補正処理を実行し、当該映像のうちの前記背景の部分について、当該背景までの距離に応じた幾何学補正処理を実行してもよい。
このようにすれば、被写体の歪みと背景の歪みをそれぞれ補正することが可能である。
また、前記プロジェクターは、前記補正処理部により補正された映像のうちの前記被写体の部分と前記背景の部分の相対的な位置関係を調整する位置調整部を備えてもよい。
このようにすれば、被写体と背景の位置関係を調整し、ユーザーの見た目に近付けることが可能である。
また、前記投写部は、光変調素子を備え、当該光変調素子を走査する順序を変えることにより元の映像の鏡像を投写してもよい。
このようにすれば、鏡像にするための画像処理が不要である。
また、前記投写部は、前記補正処理部により補正された映像のうちの前記被写体以外の部分について、あらかじめ決められた背景映像を投写してもよい。
このようにすれば、背景を補正する必要がなくなる。
また、前記プロジェクターは、当該プロジェクターから見て前記投写面がある側と反対側に前記撮影部を備えてもよい。
このようにすれば、プロジェクターをユーザーの前方に設置し、ユーザーの姿を確認することが容易になる。
また、前記撮影部は、ステレオカメラを備え、前記特定部は、前記撮影部により撮影された映像に基づいて距離を特定してもよい。
このようにすれば、測距する手段を別途設ける必要がなくなる。
また、前記取得部は、前記映像信号と、前記被写体の比較対象を表す比較データとを取得し、前記投写部は、前記補正処理部により補正された映像の鏡像と前記比較データが表す比較対象とを投写してもよい。
このようにすれば、被写体と比較対象とを同時に確認することが容易になる。
また、本発明は、別の態様において、被写体を含む映像を撮影し、前記撮影された映像のうちの前記被写体の部分について幾何学補正処理を実行し、前記幾何学補正処理が実行された映像の鏡像を投写面に投写するプロジェクターの投写方法を提供する。
この態様によっても、プロジェクターによって電子ミラー装置を実現することが可能である。
プロジェクターのハードウェア構成を示すブロック図 プロジェクターの設置状況を例示する図 視点の違いによる見え方の違いを説明するための模式図 画像処理部の構成を示すブロック図 プロジェクターが実行する処理を示すフローチャート
[実施例]
図1は、本発明の一実施例であるプロジェクター10のハードウェア構成を示すブロック図である。本実施例において、プロジェクター10は、電子ミラー装置として用いられる。プロジェクター10は、被写体(ここではユーザー自身)を撮影し、撮影によって得られた映像に所定の画像処理を施してこれを投写面に投写する。プロジェクター10は、撮影部100と、取得部200と、測距部300と、制御部400と、画像処理部500と、操作部600と、投写部700とを含んで構成される。
撮影部100は、被写体を撮影する手段である。撮影部100は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子によるイメージセンサーを備え、受光した光に応じた映像信号を生成して出力する。なお、撮影部100は、プロジェクター10と一体に構成されていてもよいし、プロジェクター10の本体とは別に設けられてもよい。例えば、プロジェクター10本体とは独立に構成されたデジタルスチルカメラが撮影部100として機能することも可能である。
ここにおいて、映像信号は、撮影部100により撮影された映像を表す信号である。映像信号が表す映像には、被写体の像とそれ以外の像とが含まれる。以下においては、映像信号が表す映像のうちの被写体以外の部分のことを「背景」と総称する。すなわち、本発明でいう被写体とは、撮影された物体の全てではなく、撮影された物体のうちの特定のものをいい、本実施例においてはユーザー自身である。なお、本実施例においては、被写体と背景との間には有意な距離差があり、これらが距離に基づいて識別可能であるとする。また、ここでは、背景は静物、すなわち動かない物体であるとする。
取得部200は、映像信号を取得する手段である。取得部200は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを介して撮影部100と有線接続されるインターフェースを備えてもよいが、無線LAN(Local Area Network)などを介して撮影部100と無線接続されてもよい。また、取得部200は、撮影部100により生成された映像信号のほか、パーソナルコンピューターなどの外部機器からも映像信号を取得できるように構成されていてもよい。
測距部300は、距離を計測する手段である。測距部300は、赤外線や超音波を用いて対象物との距離を計測するセンサーを備える。測距部300は、プロジェクター10から被写体までの距離及びプロジェクター10から背景までの距離をそれぞれ計測し、これらを測距データとして制御部400に供給する。なお、測距部300は、撮影部100と一体に設けられてもよい。また、プロジェクター10、被写体及び背景の位置関係(距離)があらかじめ決められていれば、測距部300による測距は不要であり、この場合には後述する特定部510も不要である。
制御部400は、プロジェクター10の各部の動作を制御する手段である。制御部400は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置と、データを記憶するメモリーとを備える。画像処理部500は、映像に対する各種の画像処理を実行する手段である。画像処理部500は、専用の画像処理回路(すなわちハードウェア)によって実現されてもよいし、ソフトウェア処理によって実現されてもよい。なお、画像処理部500は、制御部400によって実現されてもよい。
操作部600は、ユーザーの操作を受け付ける手段である。操作部600は、例えば、プロジェクター10に設けられ、複数のボタンを備えた操作パネルを含んで構成される。また、操作部600は、リモートコントローラー及びリモートコントローラーからの信号を受信する受信部を含んで構成されてもよい。操作部600は、ユーザーの操作を表す操作信号を制御部400に供給する。
投写部700は、映像を投写する手段である。投写部700は、光源、光源から入射する光を映像信号に応じて変調する光変調素子(液晶パネル等)、投写光学系(レンズ等)などを備え、制御部400を介して供給された映像信号に応じた映像を投写面に投写する。投写面は、特に限定されないが、例えば、白色の壁面やスクリーンである。
図2は、プロジェクター10の設置状況を例示する図である。同図において、SCは投写面の一例であるスクリーンを示している。また、USは被写体の一例であるユーザーを示し、BGは背景を示している。ここにおいて、ユーザーUSは、前方にあるスクリーンSCを見ている。プロジェクター10は、スクリーンSCに映像を投写する投写レンズ710を前方に向けたとき、ユーザーUS及び背景BGを撮影するための撮影レンズ110が後方を向くように構成されている。すなわち、撮影レンズ110は、プロジェクター10から見てスクリーンSCがある側と反対側に設けられている。なお、撮影レンズ110は撮影部100の一部であり、投写レンズ710は投写部700の一部である。また、撮影レンズ110は、撮影方向を変えられるように構成されていてもよい。
図2に示す例において、プロジェクター10は、床面に置かれている。したがって、プロジェクター10によるユーザーUSの撮影は、いわゆるローアングルからの撮影となる。このようにプロジェクター10を設置した場合、プロジェクター10によって撮影された映像は、視点の位置が異なるため、ユーザーが姿見などの鏡で見た自身の姿とは大きく異なる。具体的には、ユーザー自身については、下半身が上半身よりも太く、かつ縦に長くなる。また、ユーザーと背景との相対的な位置関係も変化し、背景が相対的に低い位置に移動する(例えば、映像上では、天井がユーザーの実際の見た目よりも低い位置に表示される。)。
図3は、視点の違いによる見え方の違いを説明するための模式図である。なお、同図の記載は、見え方の違いを端的に示すためのものであるため、厳密なものではない。図3において、画像IM1、IM2は、物体O1、O2を異なる視点から見た場合の画像を示している。ここにおいて、物体O1は、視点の位置から見て物体O2よりも遠方にあるものとする。画像IM1は、物体O1、O2をユーザーの視点の高さから見た場合を示し、画像IM2は、物体O1、O2をユーザーの視点よりも低い位置から(すなわちローアングルで)見た場合を示している。
このように、ローアングルで撮影した場合、撮影された物体は、視点に起因する歪みが生じ、例えば長方形に見えていた物体が上底よりも下底が長い台形に見えるようになる。また、ローアングルで撮影した場合、近くにある物体と遠くにある物体の距離感が変化し、遠くにある物体が近くにある物体に接近したように見えるようになり、場合によっては近くにある物体に隠れて見えなくなってしまう。
そこで、プロジェクター10は、撮影した映像をユーザーの見た目に近付けるために、視点に起因する歪みを補正する第1の処理と、被写体と背景の相対的な位置関係を調整する第2の処理とを実行する。これらの処理は、プロジェクターに通常備わっている機能を応用することで実現可能であり、専用の画像処理を実行する場合に比べ、画像処理の実現に要する負担を軽減することが可能である。
図4は、これらの処理を実行する画像処理部500の構成を示すブロック図である。画像処理部500は、より詳細には、特定部510と、補正処理部520と、位置調整部530とを含んで構成される。
特定部510は、距離を特定する手段である。本実施例において、特定部510は、測距部300から供給される測距データに基づいて、プロジェクター10(撮影部100)から被写体までの距離及びプロジェクター10(撮影部100)から背景までの距離を特定する。なお、特定部510は、後述する他の方法でこれらの距離を特定することも可能である。
補正処理部520は、映像データに対して幾何学補正処理を実行する手段である。ここでいう幾何学補正処理とは、映像の形状(すなわち、各画素の位置)を幾何学的に変更する処理をいい、主として映像の歪みの補正に用いられる画像処理である。例えば、プロジェクターに一般的に備わっている台形歪補正処理(キーストーン補正処理ともいう。)は、ここでいう幾何学補正処理の一例に相当する。補正処理部520が実行する処理は、上述した第1の処理に相当する。
補正処理部520は、特定部510により特定された距離に応じた補正を映像に対して実行する。具体的には、補正処理部520は、映像データが表す映像のうちの被写体の部分については、被写体までの距離に応じた幾何学補正処理を実行する一方で、映像データが表す映像のうちの背景の部分については、背景までの距離に応じた幾何学補正処理を実行する。
位置調整部530は、補正処理部520により補正された映像のうちの被写体の部分と背景の部分の相対的な位置関係を調整する手段である。位置調整部530による調整は、これらの部分の一方(又は両方)を上下方向に移動させるものであり、これも幾何学補正処理の一例であるといえる。位置調整部530は、補正処理部520と同様に、特定部510により特定された距離に応じた調整を実行することができる。位置調整部530が実行する処理は、上述した第2の処理に相当する。
図5は、プロジェクター10を電子ミラー装置として利用するための処理の一例を示すフローチャートである。図5に示す例は、背景をあらかじめ撮影し、これによって被写体と背景の区別を可能にするものである。ここにおいて、プロジェクター10の制御部400は、まず、背景を撮影する(ステップS1)。すなわち、被写体たるユーザーは、プロジェクター10を所定の位置に設置し、自身を含まない状態で映像を撮影する。このとき、制御部400は、測距部300から供給された測距データに基づいて背景との距離を特定しておく。
次に、制御部400は、背景用の第1の補正パラメーターを算出する(ステップS2)。補正パラメーターは、映像を構成する各画素の座標を変換するための係数である。この補正パラメーターは、背景を構成する各画素について求められるものであり、各画素に対応する背景の位置の距離によって一意的に定まる。制御部400は、第1の補正パラメーターを算出したら、これに基づいて背景の補正を実行する(ステップS3)。この補正は、図3の例からもわかるように、周知の台形歪補正処理と同様のものとなる。すなわち、制御部400は、映像のうちの背景に相当する部分の画素の座標に対して幾何学補正処理を実行するように画像処理部500を制御する。画像の歪みを補正する方法は、例えば、特開2005−115711号公報に記載されている。制御部400は、背景の映像が得られたら、これをメモリーに記録しておく。
このようにして背景の映像が得られたら、制御部400は、続いて被写体を撮影する(ステップS4)。このとき、ユーザーは、プロジェクター10の位置や背景の構成を変えないようにしつつ、プロジェクター10が撮影可能な位置に移動する。ここでも、制御部400は、測距部300から供給された測距データに基づいて被写体との距離を特定しておく。
次に、制御部400は、被写体用の第2の補正パラメーターを算出する(ステップS5)。第2の補正パラメーターは、各画素に対応する距離が異なる点を除き、第1の補正パラメーターと同様のものである。そして、制御部400は、このとき撮影している映像から被写体を抽出する(ステップS6)。制御部400は、測距データが表す距離が所定の閾値未満の画素を被写体として抽出し、それ以外の画素を背景とする。
被写体が抽出されたら、制御部400は、抽出した被写体を第2の補正パラメーターに基づいて補正する(ステップS7)。具体的には、制御部400は、映像のうちの被写体に相当する部分の画素について、距離に応じた幾何学補正処理を実行するように画像処理部500を制御する。このとき実行される処理は、補正パラメーターが異なる点を除き、ステップS3の処理と同様である。
このようにして補正した被写体が得られたら、制御部400は、補正した被写体の映像に背景の映像を重畳する処理を実行する(ステップS8)。このとき重畳される背景の映像は、ステップS3において補正され、メモリーに記録された映像である。また、このとき制御部400は、被写体と背景の相対的な位置関係を各々の距離に基づいて調整する。以下においては、このようにして得られた映像のことを「合成映像」という。すなわち、合成映像は、被写体と背景とを所定の処理を施した上で合成した映像である。
最後に、制御部400は、投写部700に合成映像の鏡像を投写させる(ステップS9)。鏡像を投写する機能は、プロジェクターに一般的に備わる機能であるが、例えば、光変調素子を走査する順序を変えることによって実現可能である。なお、制御部400は、画像処理によって映像を反転させてもよい。
制御部400は、図5に示した処理を、望ましくはフレーム毎に実行する。ただし、被写体の前後方向(奥行き方向)の移動が無視できる程度に小さい場合であれば、制御部400は、補正パラメーターをフレーム毎に算出せずに、一度算出した補正パラメーターを繰り返し用いてもよい。すなわち、制御部400は、あるフレームにおいてステップS2、S5において算出した補正パラメーターを記録し、これを読み出すことによって以降のフレームの補正を行ってもよい。
以上のとおり、本実施例によれば、プロジェクターに一般的に備わっている機能によって電子ミラー装置を実現することが可能である。また、本実施例によれば、プロジェクター10をさまざまな場所に設置することが可能であるため、場所の制約を受けることなく電子ミラー装置を利用することが可能になる。
[変形例]
本発明は、上述した実施例に限らず、以下に例示する形態でも実施可能である。また、本発明は、必要に応じて、以下に示す変形例を複数組み合わせた形態でも実施することができる。
(1)本発明は、ローアングルからの撮影に限定されるものではなく、例えば、プロジェクター10をいわゆる天吊りの状態(天井に取り付けられた状態)で用いる場合にも適用可能である。本発明は、このような場合であっても、補正パラメーターの値が異なるだけで、上述した実施例と同様の要領で実行可能である。
(2)本発明における背景は、実際の背景でなくてもよい。したがって、プロジェクター10は、撮影部100により撮影された背景に代えて、あらかじめ用意された適当な背景映像を被写体と合成させてもよい。ここでいう背景映像は、アニメーション映像であってもよいし、クロマキー合成に用いるような特定色の無地の映像(いわゆるブルーバックなど)であってもよい。無地の背景を用いる場合には、位置調整部530は不要である。
(3)本発明は、撮影部100にステレオカメラを用いることも可能である。ここにおいて、ステレオカメラとは、対象物を複数(2以上)の方向から同時に撮影することができるカメラをいう。この場合、制御部400は、ある方向から撮影された映像と別の方向から撮影された映像との差分に基づいて被写体や背景の距離を特定することが可能である。
また、本発明は、撮影部100に距離画像センサーを用いることも可能である。ここにおいて、距離画像センサーとは、赤外線やレーザー光を用いて各画素の距離を特定することが可能なイメージセンサーをいう。撮影部100にステレオカメラや距離画像センサーを用いた場合、撮影部100自体によって距離の測定が可能であるため、測距部300は不要である。
(4)プロジェクター10は、背景を事前に撮影しなくてもよい。例えば、プロジェクター10は、上述したステレオカメラや距離画像センサーを用いて被写体と背景をリアルタイムに分離することも可能である。また、プロジェクター10は、背景がない映像、すなわち背景が無色の映像を投写してもよい。
(5)本発明は、スポーツや舞踊において、ユーザーが自身の姿(動き、フォーム)を確認する用途にも利用可能である。このような場合、プロジェクター10は、被写体の映像の鏡像とともに、比較対象となる映像(手本など)を投写してもよい。この場合、プロジェクター10は、比較対象を表す比較データを外部から取得してもよいし、比較データをあらかじめ記憶していてもよい。
(6)上述したように、プロジェクター10の投写方向は、撮影部100による撮影方向とは反対方向であると望ましい。一方、プロジェクターの中には、映像をミラーに反射させてから投写面に投写するものも存在する。このような場合における投写方向は、ミラーに反射する前の方向のことではなく、ミラーで反射した後の方向のことである。
(7)プロジェクター10は、被写体を鏡像にすることなくそのまま投写してもよい。この場合、プロジェクター10は、電子ミラー装置とはいえないが、ローアングルから撮影された映像をユーザーの視点からの映像により近い映像に補正して投写することが可能である。
(8)本発明は、プロジェクターそのもののほかに、プロジェクターの投写方法としても把握することができる。また、本発明は、本発明に係るプロジェクターとして機能させるためのプログラムの形態でも提供され得る。また、本発明に係るプログラムは、ネットワークやその他の通信手段を介してプロジェクターに供給され、これをインストールすることによって利用可能になるような形態で提供されてもよい。
10…プロジェクター、100…撮影部、110…撮影レンズ、200…取得部、300…測距部、400…制御部、500…画像処理部、510…特定部、520…補正処理部、530…位置調整部、600…操作部、700…投写部

Claims (10)

  1. 撮影部により撮影され、被写体を含む映像を表す映像信号を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された映像信号が表す映像のうちの前記被写体の部分について幾何学補正処理を実行する補正処理部と、
    前記補正処理部により補正された映像の鏡像を投写面に投写する投写部と
    を備えるプロジェクター。
  2. 前記被写体までの距離を特定する特定部を備え、
    前記補正処理部は、前記取得部により取得された映像信号が表す映像のうちの前記被写体の部分について、前記特定部により特定された距離に応じた幾何学補正処理を実行する
    請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記特定部は、前記被写体までの距離と、当該被写体以外の背景までの距離とを特定し、
    前記補正処理部は、前記映像のうちの前記被写体の部分について、当該被写体までの距離に応じた幾何学補正処理を実行し、当該映像のうちの前記背景の部分について、当該背景までの距離に応じた幾何学補正処理を実行する
    請求項2に記載のプロジェクター。
  4. 前記補正処理部により補正された映像のうちの前記被写体の部分と前記背景の部分の相対的な位置関係を調整する位置調整部を備える
    請求項3に記載のプロジェクター。
  5. 前記投写部は、光変調素子を備え、当該光変調素子を走査する順序を変えることにより元の映像の鏡像を投写する
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  6. 前記投写部は、前記補正処理部により補正された映像のうちの前記被写体以外の部分について、あらかじめ決められた背景映像を投写する
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  7. 当該プロジェクターから見て前記投写面がある側と反対側に前記撮影部を備える
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  8. 前記撮影部は、ステレオカメラを備え、
    前記特定部は、前記撮影部により撮影された映像に基づいて距離を特定する
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  9. 前記取得部は、前記映像信号と、前記被写体の比較対象を表す比較データとを取得し、
    前記投写部は、前記補正処理部により補正された映像の鏡像と前記比較データが表す比較対象とを投写する
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載のプロジェクター。
  10. 被写体を含む映像を撮影し、
    前記撮影された映像のうちの前記被写体の部分について幾何学補正処理を実行し、
    前記幾何学補正処理が実行された映像の鏡像を投写面に投写する
    投写方法。
JP2014123134A 2014-06-16 2014-06-16 プロジェクター及び投写方法 Withdrawn JP2016005055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123134A JP2016005055A (ja) 2014-06-16 2014-06-16 プロジェクター及び投写方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123134A JP2016005055A (ja) 2014-06-16 2014-06-16 プロジェクター及び投写方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016005055A true JP2016005055A (ja) 2016-01-12

Family

ID=55224068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014123134A Withdrawn JP2016005055A (ja) 2014-06-16 2014-06-16 プロジェクター及び投写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016005055A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0926583A (ja) * 1995-07-10 1997-01-28 Hitachi Ltd 液晶パネル及びそれを用いた投射型画像表示装置
JPH118815A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Konica Corp 撮影プリント作成装置
JP2003015218A (ja) * 2001-07-03 2003-01-15 Ricoh Co Ltd 投影型表示装置
JP2007243241A (ja) * 2006-03-03 2007-09-20 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 移動体通信端末、および、プログラム
WO2009141855A1 (ja) * 2008-05-23 2009-11-26 新世代株式会社 入力システム、入力方法、コンピュータプログラム、及び、記録媒体
JP2011077710A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像コミュニケーションシステム、及び映像コミュニケーション方法
JP2011123349A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Mitsubishi Electric Corp 情報表示処理装置
WO2013136607A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 富士フイルム株式会社 プロジェクタ付き撮影装置及びその制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0926583A (ja) * 1995-07-10 1997-01-28 Hitachi Ltd 液晶パネル及びそれを用いた投射型画像表示装置
JPH118815A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Konica Corp 撮影プリント作成装置
JP2003015218A (ja) * 2001-07-03 2003-01-15 Ricoh Co Ltd 投影型表示装置
JP2007243241A (ja) * 2006-03-03 2007-09-20 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 移動体通信端末、および、プログラム
WO2009141855A1 (ja) * 2008-05-23 2009-11-26 新世代株式会社 入力システム、入力方法、コンピュータプログラム、及び、記録媒体
JP2011077710A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像コミュニケーションシステム、及び映像コミュニケーション方法
JP2011123349A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Mitsubishi Electric Corp 情報表示処理装置
WO2013136607A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 富士フイルム株式会社 プロジェクタ付き撮影装置及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5683025B2 (ja) 立体画像撮影装置および立体画像撮影方法
KR100851477B1 (ko) 투영장치, 투영방법 및 이를 실행시킬 수 있는 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체
US20140267427A1 (en) Projector, method of controlling projector, and program thereof
US9282318B2 (en) Image processing device, image processing method and image processing computer program product
US7839543B2 (en) Document imager, document stillness detection method, and computer program product
US9531938B2 (en) Image-capturing apparatus
US20150365593A1 (en) Image processing device, photographing control method, and program
US10924718B2 (en) Image processing device and method
CN102404537B (zh) 投影仪以及投影仪的控制方法
JP2013257686A5 (ja)
KR20160034847A (ko) 단초점 카메라를 이용하여 디스플레이 시스템을 캘리브레이팅하기 위한 시스템 및 방법
JP2010278878A (ja) 立体画像表示装置及びその表示画像切替方法
JP2013041166A (ja) プロジェクタ、その制御方法、そのプログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体
JP2003283964A (ja) 映像表示装置
KR20100061361A (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 프로그램을 기억하는 기억 매체
KR20160036985A (ko) 3d 파노라마 이미지 생성을 위한 영상 생성 장치 및 방법
US11074715B2 (en) Image processing apparatus and method
JP7204449B2 (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法およびプログラム
JP2016085380A (ja) 制御装置、制御方法、及び、プログラム
KR101225063B1 (ko) 투사되는 영상을 은닉적으로 보정하는 방법 및 이를 위한장치
JP2004228824A (ja) スタックプロジェクション装置及びその調整方法
US20160350976A1 (en) Information processing apparatus, method for controlling information processing apparatus, image processing system and non-transitory computer-readable storage medium
JP2013246606A (ja) データ導出装置、及び、データ導出方法
US20200021787A1 (en) Projector, projection method, image processing system, and method
JP7040511B2 (ja) 情報処理装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180904

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20181029