JP2016004678A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電池を積層してそれぞれ構成される第1および第2電池モジュールを含む電源装置において各電池間の温度ばらつきを抑制する。【解決手段】電源装置100は、複数の単電池10を積層してそれぞれ構成される第1電池モジュール1および第2電池モジュール2と、電池モジュール1,2を収納するケース50と、各電池モジュール1,2の電池積層方向Xに延在する冷媒供給通路S2、および、積層された電池10間に形成される冷媒通路S3を含む冷却構造とを備える。第1および第2電池モジュール1,2の各冷媒通路S3からそれぞれ排出される冷媒の一部が、互いに対向してぶつかり合うように第1および第2電池モジュール1,2を配置している。また、第1および第2電池モジュール1,2から排出された冷媒は各電池モジュール1,2とケースとの間に形成される空間に拡散して滞留した後、排出口59から排出される。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両に搭載される電源装置に関する。
従来、例えば特開2011−44275号公報(特許文献1)には、多数の単電池が積層されてそれぞれ構成される複数の電池モジュールを収納ケース内に収納してなる電源装置が記載されている。この電源装置では、収納ケース外部から供給された冷却風が上記各電池モジュールの電池間に形成された冷却風通路を流れることで各単電池が冷却される。また、隣り合う2つの電池モジュール間には収納ケースに形成された排気口に連通する冷却風通路が形成され、各電池モジュールから排出された冷却風は互いに対向する方向に冷却風通路へ排出された後、冷却風通路を介して排気口から収納ケースの外部へ排気することが記載されている。
特開2011−44275号公報
上記特許文献1の電源装置のように複数の電池を積層して電池モジュールを構成する場合、冷却風による各電池の冷却性能を同等にしないと、電池間で温度ばらつきが生じる。その場合、電源装置を構成する複数の電池間で充放電特性や劣化具合が異なってくることによって各電池間で寿命にばらつきが生じ、電源装置全体としての寿命が短くなるという問題がある。
また、電源装置が車両に搭載される場合、搭載位置によっては日射などの外部影響によって、電源装置に含まれる特定の電池が他の電池に比べて高温となり、温度ばらつきが生じることがある。これによっても上記と同様の問題が生じることになる。
さらに、特許文献1の電源装置のように、隣り合う電池モジュール間に冷却風通路を形成し、各電池モジュールから排気された冷却風が冷却風通路を介してケース外部に排気される構成では、ケース内に冷却風通路を形成する部材を配置する必要があるため、その分、電源装置が大型化することになる。
本発明の目的は、複数の電池を積層してそれぞれ構成される第1および第2電池モジュールを含む電源装置において各電池間の温度ばらつきを抑制することである。
本発明に係る電源装置は、複数の電池を積層してそれぞれ構成される第1電池モジュールおよび第2電池モジュールと、前記第1および第2電池モジュールを収納するケースと、前記各電池モジュールの電池積層方向に延在する冷媒供給通路、および、前記積層された電池間に形成される冷媒通路を含み、ケース外部から供給される冷媒を前記冷媒供給通路から各冷媒通路に流通させて前記各電池を冷却する冷却構造と、を備える電源装置であって、前記第1電池モジュールの冷媒通路から排出される冷媒の少なくとも一部と、前記第2電池モジュールの冷媒通路から排出される冷媒の少なくとも一部とが、互いに対向してぶつかり合う(衝突する)ように前記第1および第2電池モジュールを配置し、前記第1および第2電池モジュールから排出された冷媒は前記各電池モジュールと前記ケースとの間に形成される空間に拡散して滞留した後、前記ケースに設けられた排出口から排出されるものである。
本発明に係る電源装置において、前記冷媒は、前記電源装置の設置状態において前記第1および第2電池モジュールの下面側から各冷媒通路に導入され、曲がった形状の前記冷媒通路に沿って流れた後、前記第1および第2電池モジュールの互いに対向する各側面からそれぞれ排出されてもよい。
また、本発明に係る電源装置において、前記電源装置が車両に搭載されたときに前記ケースの底部が車両のフロアパネル上に設置されてもよい。
本発明に係る電源装置では、第1電池モジュールの冷媒通路から排出される冷媒と、第2電池モジュールの冷媒通路から排出される冷媒とが、互いに対向してぶつかり合うように前記第1および第2電池モジュールを配置している。これにより、冷媒供給通路の上流側では第1および第2電池モジュール間における冷媒排出時の圧力損失(すなわち流路抵抗)が大きくなるため、電池間の冷媒通路に流入する冷媒流量が抑えられ、他方、冷媒供給通路の下流側に位置する冷媒通路ではその分だけ冷媒流量が増加することになる。その結果、積層方向の全体について電池間の冷媒通路に流通する冷媒流量が平準化され、各電池に対する冷却性能がほぼ同等になる。したがって、電源装置に含まれる各電池モジュールを構成する電池の温度ばらつきを抑制することができる。
また、本発明に係る電源装置では、第1および第2電池モジュールからそれぞれ排出された冷媒は従来のように排出通路を通ることなく、各電池モジュールとケースとの間に形成される空間に拡散して滞留した後、ケースに設けられた排出口から排出される。これにより、上記空間が空気断熱層として機能することで、ケース外部からの熱的影響によって各電池モジュールを構成する電池間に温度ばらつきが生じにくくなる。
さらに、本発明に係る電源装置では、第1および第2電池モジュールから排出された冷媒をケース内に拡散して滞留させた後に排出する構成としたので、ケース内に排出ダクトを設ける必要がなく、その分、電源装置を小型化することができる。
本発明の第1実施形態である電源装置の全体構成を上方視で概略的に示す図である。 図1の電源装置の分解斜視図である。 図2の電源装置のA−A断面図である。 図1の電源装置を構成する電池モジュールに含まれる仕切り部材をX方向から見たときの一例を概略的に示す図である。 図4の仕切り部材をY方向から見たときの一例を概略的に示す図である。 図1の電源装置において冷媒が流れる様子を示す図である。 本発明の第2実施形態である電源装置において冷媒が流れる様子を示す図である。 図7の電源装置を構成する1つの電池モジュールにおいて冷媒が流れる様子を示す図である。 車両に搭載された電源装置の設置状態の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態である電源装置100の全体構成を上方視で概略的に示す図である。図1では、電源装置100の構成を見易くするためにケース50の上壁部を取り除いた状態で示されている。図2は、図1の電源装置100の分解斜視図である。また、図3は、図2の電源装置100のA−A断面図である。
図1〜図3において、X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交する方向である。上下方向や左右方向等は、電源装置100の搭載状態や見る方向に応じて変化するが、以下では、便宜上、Z方向が鉛直方向(上下方向)に対応しており、図を基準として図の上側を「上側」とする。また、Y方向は、図を基準として左右方向に対応している。さらに、X方向は、電源装置100に含まれる電池モジュールを構成する電池の積層方向に対応している。
電源装置100は、車両に搭載することができる。車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車は、車両を走行させるための動力源として、電気モータおよび内燃機関を備える車両である。電気自動車は、車両の動力源として電気モータのみを備える車両である。いずれの場合も、電源装置100は、電気モータの電力源として使用されてもよい。
電源装置100は、第1電池モジュール1と、第2電池モジュール2と、ケース50とを備える。
第1電池モジュール1は、複数の単電池10を有する。複数の単電池10は、図1および図2に示すように、X方向に並んで(積層されて)配置されている。第2電池モジュール2も第1電池モジュール1と同様に構成されている。第1電池モジュール1と第2電池モジュール2とは、寸法d1の隙間を挟んでY方向に並んで配置されている。
ケース50は、第1および第2電池モジュール1,2の全体を収納する外装部材である。ケース50は、第1および第2電池モジュール1,2に関し、上下面をそれぞれ覆う上壁部52および底壁部54と、電池積層方向(X方向)の両側を覆う側壁部56a,56bと、左右方向(Y方向)の両側を覆う側壁部58a,58bとを有する。ケース50は、例えば、金属(例えば板金部材)で形成される。
ケース50のX方向における一方の側壁部56aには、冷媒供給ダクト60が固定されている。冷媒供給ダクト60は、電源装置100を冷却するための冷媒をケース50外部からケース内の各電池モジュール1,2に供給するものである。冷媒は、好ましくは空気を用いることができる。ただし、冷媒は、空気に限定されるものではなく、水等の流体であってもよい。
冷媒供給ダクト60のX方向の一端は、側壁部56aの外側に突出して冷媒供給口62を形成する。冷媒供給ダクト60は、例えば金属、樹脂等によって形成される。また、冷媒供給ダクト60は、一体に成形されてもよいし、複数の部材で構成されてもよい。冷媒供給ダクト60のX方向の他端は、ケース50内において二股に分岐して、第1電池モジュール1および第2電池モジュール2の各冷媒供給通路S2にそれぞれ接続されている。冷媒供給ダクト60の他端と各電池モジュール1,2の冷媒供給通路S2の端部との接続箇所は、適当なシール部材によって気密状態に封止するのが好ましい。これにより、上記接続箇所において冷媒が漏れるのを防止できる。
なお、本実施形態では冷媒供給ダクト60がケース50内で二股に分岐した形状であると説明するが、これに限定されるものではない。例えば、冷媒供給ダクトは、ケース50の外部で分岐してからケース50の側壁部56aを介して導入されてもよい。
単電池10の下面側には、図3に示すように、冷媒供給通路S2が形成される。冷媒供給通路S2には、電源装置100の外部の例えばブロア等の冷媒供給源(図示せず)から冷媒供給ダクト60を介して冷媒が供給される。冷媒供給通路S2は、X方向に延在し、一端が開口し、他端が封止されている(図1参照)。冷媒供給通路S2の更なる詳細については後述する。
ケース50のX方向両側の側壁部56a,56bには、複数の排出口59が形成されている。排出口59は、各電池モジュール1,2から排出されてケース50に拡散して滞留した冷媒がケース50外に排出される開口部である。排出口59の数や形状は、適宜に設定することができる。
一方の側壁部56aに形成された排出口59の総開口面積と、他方の側壁部56bに形成された排出口59の総開口面積は、等しく設定されるのが好ましい。これにより、ケース50内において冷媒がX方向の両側にほぼ均等に流れるようにできる。さらに、排出口59は、冷媒排出用に形成されたものでなくてもよく、上壁部52と各側壁部56a,56b,58a,58bとの間に形成される隙間であってもよいし、あるいは、電力ケーブルを通すための開口部であってもよい。
また、ケース50の一方の側壁部56aの上部には、切欠部57が形成されている。切欠部57には、後述する各電池モジュール1,2の排煙通路S1をケース50外部に連通させる排煙ダクト(図示せず)が配置される。この排煙ダクトを介して、各電池モジュール1,2の単電池10から排煙通路S1に放出されたガスがケース50外部へと排気されるように構成される。また、切欠部57と排煙ダクトの間に隙間を形成して、冷媒をケース50の外部に排出する排出口として用いてもよい。
第1電池モジュール1と第2電池モジュール2とは同一の構成を有するため、以下においては第1電池モジュール1を例に説明する。
第1電池モジュール1を構成する単電池10は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった任意の二次電池であってもよい。また、単電池は、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)であってもよい。なお、単電池10の数は、第1電池モジュール1や電源装置100の全体の要求出力等に基づいて、適宜決定されてよい。
図2および図3に示すように、単電池10の上面には、正極端子11および負極端子12が設けられる。正極端子11および負極端子12は、Y方向で所定距離離間して設けられる。複数の単電池10は、電気的に直列に接続されている。具体的には、単電池10の正極端子11と、これとX方向に隣り合う他の単電池10の負極端子12とが、バスバー(図示せず)によって電気的に接続されている。
単電池10の上面には、弁13が設けられている。弁13は、単電池10の内部で発生したガスを単電池10の外部に排出するために用いられる。単電池10の内部は、密閉状態となっているため、単電池10の内部でガスが発生したときには、ガスの発生に伴って、単電池10の内圧が上昇する。単電池10の内圧が弁13の作動圧に到達すると、弁13は、閉じ状態から開き状態に変化する。これにより、単電池10の内部で発生したガスを、単電池10の外部に排出することができる。
弁13は、Y方向で正極端子11および負極端子12の間に配置される。図3に示す例では、正極端子11および負極端子12からの距離が等しい位置に、弁13が配置されている。単電池10の上面に弁13を設けることにより、単電池10の内部で発生したガスを弁13から容易に排出させることができる。なお、弁13を設ける位置は、適宜に設定することができる。
X方向で隣り合う2つの単電池10の間には、仕切り部材30が配置されている。仕切り部材30は、スペーサとしての機能を有する。仕切り部材30は、樹脂等の絶縁材料で形成されるのが好ましい。仕切り部材30は、図4に示すように、上側および下側に突出する複数の連結部42を有する。具体的には、各仕切り部材30は、上側において、Y方向における弁13の両側で突出する2つの連結部42を備え、下側においても、同様の2つの連結部42を備える。連結部42の高さ(Z方向の長さ)や位置は、上側と下側で異なってもよい。なお、仕切り部材30の更なる詳細は後述する。
X方向における第1電池モジュール1の両端には、図2に示すように、一対のエンドプレート41が配置されている。エンドプレート41には、金属製の拘束部材(平板バンド)46が結合される。拘束部材46は、第1電池モジュール1の上部側に2本設けられている。2本の拘束部材46は、それぞれに対してY方向で離間した関係で、それぞれX方向に延在し、一対のエンドプレート41に対してそれぞれ両端が結合される。拘束部材46のエンドプレート41への固定方法は、任意であり、ボルトを用いた固定方法や、リベットを用いた固定方法や、溶接といった固定方向を用いることができる。同様に、拘束部材46は、第1電池モジュール1の下部側に2本設けられてもよい。拘束部材46は、張力が作用した両端が一対のエンドプレート41に固定されることにより、複数の単電池10に対して拘束力を与える機能を有する。拘束力は、X方向において単電池10の挟む力である。単電池10に拘束力を与えることにより、例えば、単電池10の膨張を抑制することができる。なお、第1電池モジュール1の上部側および下部側に、それぞれ2本ずつ、拘束部材46を用いる構成では、拘束力が1箇所に集中するのを防止して、単電池10に対して均等な拘束力を与えることができる。
単電池10の上面側には、図3に示すように、排煙通路S1が形成されている。排煙通路S1は、各単電池10の弁13を介して各単電池10の内部と連通する。したがって、排煙通路S1は、各単電池10の内部で発生するガスを第1電池モジュール1の外部に排出する役割を有する。排煙通路S1は、図3に示すように、各仕切り部材30の上側の連結部42と、ケース50の上壁部52と、各単電池10の上面とにより区画形成される。排煙通路S1は、X方向に延在し、例えば、一端が開口し、他端が封止された構造とすることができる。仕切り部材30の上側の連結部42の上縁とケース50の上壁部52との間には、好ましくは、シール部材70が設けられる。シール部材70は、例えばスポンジやゴム等で形成される。シール部材70は、各仕切り部材30の上側の連結された連結部42に沿って、X方向に延在する。シール部材70を備えることにより、気密性が向上し、排煙通路S1からのガス漏れを低減することができる。なお、排煙通路S1は、一定断面であってもよいし、X方向に沿って進むにしたがって断面が変化するものであってもよい。
上述したように単電池10の下面側には、冷媒供給通路S2が形成される。冷媒供給通路S2は、図3に示すように、各仕切り部材30の下側の連結部42と、ケース50の底壁部54と、各単電池10の下面とにより区画形成される。各仕切り部材30の下側の連結部42の下縁とケース50の底壁部54との間には、好ましくは、シール部材70が設けられる。シール部材70を備えることにより、気密性が向上し、冷媒供給通路S2を通る冷媒の漏れを低減することができる。なお、冷媒供給通路S2は、一定断面であってもよいし、X方向に沿って進むにしたがって断面が変化するものであってもよい。
図4は、X方向から見たときの仕切り部材30の一例を概略的に示す図であり、図5はY方向からみたときの仕切り部材30の一例を概略的に示す図である。
仕切り部材30は、上部と下部に、連結部42を有する。連結部42は、上部に2箇所、下部に2箇所、それぞれ設けられている。連結部42は、図3に示すように、隣接配置される単電池10の上面および下面に対して上下でX方向にそれぞれ突出する。連結部42は、図4に示すように、X方向に見て中空に形成される。すなわち、連結部42は、X方向に延在する穴44を備える。また、連結部42は、図5に示すように、大径部42aと、小径部42bとを備える。連結部42は、一方の隣接する単電池10に向かって大径部42aがX方向に延びており、他方の隣接する単電池10に向かって小径部42bがX方向に延びている。X方向で隣り合う各2つの仕切り部材30は、一方の小径部42bを他方の大径部42a内の穴43に嵌合することにより連結される。この連結状態では、仕切り部材30の上側の連結部42は、X方向に2列で延在する排煙通路S1の側壁部(図3参照)を形成する。また、連結状態では、連結部42内の穴44が連結することでX方向に延在する中空部が形成される。この中空部には、金属製の拘束部材(図3参照)が挿通される。また、この連結状態では、X方向で隣り合う各2つの仕切り部材30の間に単電池10が配置されることになる。すなわち、各2つの仕切り部材30を単電池10のX方向の両側から挟んで各2つの仕切り部材30を連結することで、X方向に隣り合う各2つの仕切り部材30の間に、対応する各単電池10が配置されることになる。
仕切り部材30は、図5に示すように、一方の単電池10と対向する面に、X方向に突出したリブ32を有する。これに対し、仕切り部材30において、リブ32が形成された面とは反対側の面、すなわち、他方の単電池10と対向する面は、単電池10の面と接触するような平坦な面で構成されてもよい。
複数のリブ32は、図4に示すように、全体として、T字状に形成される。複数のリブ32は、下側(給気側)からZ方向に延在し、その後、Y方向に向きを変えて延在する。これにより、下側(給気側)からZ方向に延在し、その後、Y方向に曲がって仕切り部材30のY方向の両端部に向かって延在するT字状の冷媒通路S3が区画形成される。すなわち、冷媒が単電池10のX方向の端面上をT字状に流れるようにするための冷媒通路S3が区画形成される。図4に示す例では、複数のリブ32は、仕切り部材30のY方向の中心を通るZ方向の中心線に関して対称に形成されている。具体的には、中央のリブ32aは、仕切り部材30の下側のY方向の中心位置からZ方向に延在し、その後、Y方向の両側(左右側)に分岐して延在している。右側のリブ32b,32cは、仕切り部材30の下側からZ方向に延在し、その後、Y方向の1方向(右方向)へ向きを変えて延在し、左側のリブ32b,32cは、下側からZ方向に延在し、その後、Y方向の他の1方向(左方向)へ向きを変えて延在している。リブ32dは、Y方向に延在している。
リブ32の数や、隣り合う2つのリブ32の間隔は、適宜設定することができる。また、リブ32の高さ(X方向の高さ)は、リブ32により区画形成される各冷媒通路S3内を流通する冷媒間の混合を防止するため、換言すれば、冷媒が単電池10の端面(X方向の端面)上をT字状に流れるようにするために、リブ32の先端が単電池10のX方向の端面と接触するように設定されるのが好ましい。なお、リブ32は、仕切り部材30の両側の面に形成されてもよい。
なお、本実施形態における冷媒供給通路S2および冷媒通路S3が、本発明における「冷却構造」を構成する冷媒供給通路および冷媒通路に相当する。
図1を再び参照すると、第1電池モジュール1と第2電池モジュール2とは、寸法d1の隙間3を介して互いにY方向に並んで配置されている。また、各電池モジュール1,2に含まれる仕切り部材30は、Y方向において互いに対向している。すなわち、Y方向で互いに対向する電池モジュール1,2の各対向側面に開口する冷媒通路S3の排出口33(図4参照)同士が互いに対向した位置関係になっている。これにより、第1および第2電池モジュール1,2の側面の排出口33から排出された冷媒が、隙間3内で互いに対向してぶつかり合う(衝突する)ように構成されている。
上記隙間3の寸法d1は、冷媒供給通路S2の上流側、すなわち、冷媒供給ダクト60に近い側において各電池モジュール1,2から排出される冷媒同士が対向して噴出することで圧力損失(すなわち流路抵抗)が大きくなる程度に設定される。具体的には、上記隙間3の寸法d1は例えば数mm〜20mm程度に設定される。通常、各電池モジュール1,2の仕切り部材30に形成される冷媒通路S3には、冷媒供給通路S2の上流側(すなわち冷媒供給ダクト60側)において比較的多くの冷媒が流通する一方、冷媒供給通路S2の下流側(すなわち封止された端部側)に位置する仕切り部材30の冷媒通路S3を流通する冷媒は比較的少なくなる。これに対し、本実施形態では、冷媒供給通路S2の上流側に位置する仕切り部材30の冷媒通路S3に流れ込む冷媒流量が上記隙間3で生じる流路抵抗の増大によって抑えられ、その分、冷媒供給通路S2の下流側に位置する仕切り部材30の冷媒通路S3の冷媒流量が増加することになる。その結果、各単電池10に対する冷却性能が平準化され、各単電池10間での温度ばらつきを抑制することが可能になる。
各電池モジュール1,2において隙間3とは反対側の各側面は、ケース50の側壁部58a,58bに隙間4を介して対向している。この隙間4の寸法d2は、各電池モジュール1,2間の隙間3の寸法d1より小さく設定するのが好ましい。このように設定することで、各電池モジュール1,2からケース50の側壁部58a,58bに向かって排出される冷媒の圧力損失(すなわち流路抵抗)の増大によって、冷媒供給通路S2の上流側での冷媒流量の低減および冷媒供給通路S2の下流側での冷媒流量の増加に寄与することができる。
図3を再び参照すると、第1および第2電池モジュール1,2とケース50との間には、空間80が形成されている。より詳しくは、ケース50内部においてY方向の中央領域には、電池モジュール1,2間の隙間3を含む略I状断面の空間80aが形成されている。また、ケース50内部においてY方向の両側には、隙間4を含むコ字状断面の空間80bが形成されている。これらの空間80a,80bは、各電池モジュール1,2から排出された冷媒が拡散して滞留することができる空間である。また、上記各空間80a,80bは、ケース50のX方向両側の側壁部56a,56bに設けられた排出口59に連通している。これにより、各電池モジュール1,2から排出された冷媒は、上記各空間80a,80bからケース50外部に排出されるようになっている。換言すれば、本実施形態の電源装置100は、各電池モジュール1,2から排出された冷媒を導いてケース外に排出するためのダクトまたは排気通路部材を設けない構成を採用している。
次に、図6を参照して、上記構成からなる電源装置100における各電池モジュール1,2の冷却動作について説明する。図6は、図1の電源装置100において冷媒が流れる様子を示す図である。
図6に示すように、図示しない冷媒供給源から冷媒が冷媒供給ダクト60の冷媒供給口62に供給される。冷媒は、冷媒供給ダクトを介してケース50内に導入され、二股に分岐した後、各電池モジュール1,2の冷媒供給通路S2の端部に供給される。
冷媒は、各電池モジュール1,2の冷媒供給通路S2をX方向に流れる間に、各単電池10間の仕切り部材30によって形成される冷媒通路S3内に電池モジュール1,2の下面側から導入され、図4を参照して説明したようにT字状に流れた後、電池モジュール1,2のY方向両側の側面に開口する排出口33から排出される。このようにT字状をなす冷媒通路S3を流れる間に、冷媒は電池モジュール1,2を構成する各単電池10から熱を奪って冷却することができる。
図6に示すように、各電池モジュール1,2から電池モジュール1,2間の隙間3に排出された冷媒は、互いに対向して(真逆方向に)吹き出てぶつかり合う。これにより、各電池モジュール1,2に対する冷媒の流れにおける圧力損失を生じることになる。このとき、冷媒供給通路S2の上流側では第1および第2電池モジュール1,2間における冷媒排出時の圧力損失(流路抵抗)が大きくなるため、単電池10間の冷媒通路S3に流入する冷媒流量が抑えられ、他方、冷媒供給通路S2の下流側に位置する冷媒通路S3ではその分だけ冷媒流量が増加することになる。その結果、積層方向の全体について単電池10間の冷媒通路S3に流通する冷媒流量が平準化され、各単電池10に対する冷却性能がほぼ同等になる。その結果、電源装置100に含まれる各電池モジュール1,2を構成する単電池10の温度ばらつきを抑制することができる。
また、本実施形態に係る電源装置100では、第1および第2電池モジュール1,2から排出された冷媒は各電池モジュール1,2とケース50との間に形成される空間80a,80bに拡散して滞留した後、ケース50に設けられた排出口59(および57)から排出される。これにより、電池モジュール1,2から排出された冷媒が滞留する空間80a,80bと、排煙通路S1および冷媒供給通路S2とは、各電池モジュール1,2の周囲に設けられた空気断熱層として機能する。したがって、ケース50外部からの熱的影響によって各電池モジュール1,2を構成する単電池10間に温度ばらつきが生じにくくなる。
さらに、本実施形態に係る電源装置100では、第1および第2電池モジュール1,2から排出された冷媒をケース50内に拡散して滞留させた後に排出する構成としたので、ケース50内にダクトや排出通路部材を設ける必要がなく、その分、電源装置100を小型化することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態である電源装置102について図7,8を参照して説明する。図7は、第2実施形態の電源装置102において冷媒が流れる様子を示す図である。図8は、図7の電源装置102を構成する第1電池モジュール1において冷媒が流れる様子を示す図である。
第2実施形態の電源装置102は、上述した第1実施形態の電源装置100と比較して、各電池モジュール1,2に対する冷媒の供給方向および仕切り部材の冷媒通路S3の形状のみが相違する。したがって、下記においては、主としてこの相違点を説明し、同一構成については同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図7および図8に示すように、第2実施形態の電源装置102では、各電池モジュール1,2の単電池10間に形成される冷媒通路S3がY方向に沿って形成されている。具体的には、電源装置100に用いられる仕切り部材30aは、Y方向に延在する複数のリブ32eを有しており、隣り合うリブ32e間に冷媒通路S3がY方向に沿って形成されている。
また、電源装置102では、第1および第2電池モジュール1,2に対してY方向の外側(すなわち各電池モジュール1,2が対向する側と反対側)に冷媒供給通路S2が設けられる。この冷媒供給通路S2は、第1および第2電池モジュール1,2とケース50の側壁部58a,58bとの間にそれぞれ配置された供給通路形成部材82によってそれぞれ形成される。冷媒供給通路S2は、冷媒供給ダクト60が接続されるX方向の一端が開口し、他端が封止されている。
このように構成される電源装置102では、冷媒供給ダクト60から冷媒供給通路S2に供給された冷媒は、各電池モジュール1,2の冷媒供給通路S2をX方向に流れる間に、各単電池10間の仕切り部材30aによって形成される冷媒通路S3内に電池モジュール1,2のY方向外側の側面から導入され、電池モジュール1,2内をY方向に沿って互いに対向する方向に流れた後、電池モジュール1,2のY方向内側の側面に開口する排出口33から排出される。このように冷媒通路S3をY方向に沿って流れる間に、冷媒は電池モジュール1,2を構成する各単電池10から熱を奪って冷却する。
各電池モジュール1,2から電池モジュール1,2間の隙間3に排出された冷媒は、互いに対向して(真逆方向に)吹き出ることでぶつかり合う。これにより、各電池モジュール1,2に対する冷媒の流れにおける圧力損失を生じることになる。このとき、冷媒供給通路S2の上流側では第1および第2電池モジュール1,2間における冷媒排出時の圧力損失(流路抵抗)が大きくなるため、単電池10間の冷媒通路S3に流入する冷媒流量が抑えられ、他方、冷媒供給通路S2の下流側に位置する冷媒通路S3ではその分だけ冷媒流量が増加することになる。その結果、積層方向の全体について単電池10間の冷媒通路S3に流通する冷媒流量が平準化され、各単電池10に対する冷却性能がほぼ同等になる。その結果、電源装置100に含まれる各電池モジュール1,2を構成する単電池10の温度ばらつきを抑制することができる。
また、本実施形態に係る電源装置102では、第1および第2電池モジュール1,2から排出された冷媒は各電池モジュール1,2とケース50との間に形成される空間80aに拡散して滞留した後、ケース50に設けられた排出口59(および57)から排出される。これにより、電池モジュール1,2から排出された冷媒が滞留する空間80aと、電池モジュール1,2の下側に2つの連結部42とケース50の底壁部54とによって区画形成される空間80cと、排煙通路S1と、電池モジュール1,2の上下面とケース50の上壁部52および底壁部54との間の空間80bとは、各電池モジュール1,2の周囲に設けられた空気断熱層として機能する。したがって、ケース50外部からの熱的影響によって各電池モジュール1,2を構成する単電池10間に温度ばらつきが生じにくくなる。
<車両への搭載状態>
図9は、上記電源装置100が車両に搭載された状態の一例を示す概略図である。ここでは、第1実施形態の電源装置100を例に説明するが、第2実施形態の電源装置102についても同様である。
電源装置100は、車両Cのフロアパネル90上にケース50の底壁部54が向いた状態で搭載される。図9に示す例では、電源装置100は、車両Cの後部座席92の下側に設置されている。電源装置100から延伸する電力ケーブル94を介して車両前部に搭載されたモータMに電力が供給される。これにより、モータが駆動されて、車両を走行させる動力を得ることができる。
モータに加えて内燃機関であるエンジンを動力源として備えるハイブリッド車両の場合、エンジンが車両前部にモータMと共に搭載され、エンジンから車両後部へ向かって延在する排気管がフロアパネル90の下側を通って車両後部のマフラへと接続されることがある。この場合、フロアパネル90上に設置された電源装置100が高温となる排気管の熱的影響を受けると、電源装置100に含まれる第1および第2電池モジュール1,2を構成する単電池10間で温度ばらつきを生じる原因となり得る。
これに対し、本実施形態の電源装置100によれば、第1および第2電池モジュール1,2の下側にある、冷媒の滞留する空間80a,80bと冷媒供給通路S2とが空気断熱層として機能する。そのため、フロアパネル90の下に設けられる排気管等の発熱部品からの受熱による影響を低減することができる。
なお、本発明に係る電源装置は、上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲で種々の変更や改良が可能である。
上記においては各電池モジュール1,2内で冷媒をT字状またはY方向の直線状に流通させる例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、仕切り部材のリブによって形成される冷媒通路をL字状に形成し、各電池モジュールの下面側または上面側から冷媒通路に冷媒を導入し、L字状に曲がって流れた後に、各電池モジュール1,2の対向する各側面から排出するように構成してもよい。
また、上記においては電源装置が車両の後部座席下のフロアパネル上に設置される例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば車両のエンジンコンパートメントやトランクルーム等に搭載されてもよい。
さらに、車両に搭載された電源装置に供給される冷媒は、車室内から吸引して電源装置に供給するのが好ましい。車室内温度は、冷房や暖房等の空調で電源装置を構成する電池モジュールの冷却に適した温度範囲であることが多いからである。
1 第1電池モジュール、2 第2電池モジュール、3,4 隙間、10 単電池(電池)、11 正極端子、12 負極端子、13 弁、30,30a 仕切り部材、32,32a,32b,32c,32d,32e リブ、33 排出口、41 エンドプレート、42 連結部、42a 大径部、42b 小径部、43,44 穴、46 拘束部材、50 ケース、52 上壁部、54 底壁部、56a,56b,58a,58b 側壁部、57 切欠部、59 排出口、60 冷媒供給ダクト、62 冷媒供給口、70 シール部材、80,80a,80b,80c 空間、82 供給通路形成部材、90 フロアパネル、92 後部座席、94 電力ケーブル、100,102 電源装置、C 車両、d1,d2 寸法、M モータ、S1 排煙通路、S2 冷媒供給通路、S3 冷媒通路、X 電池積層方向、Y 左右方向、Z 上下方向。

Claims (3)

  1. 複数の電池を積層してそれぞれ構成される第1電池モジュールおよび第2電池モジュールと、
    前記第1および第2電池モジュールを収納するケースと、
    前記各電池モジュールの電池積層方向に延在する冷媒供給通路、および、前記積層された電池間に形成される冷媒通路を含み、ケース外部から供給される冷媒を前記冷媒供給通路から各冷媒通路に流通させて前記各電池を冷却する冷却構造と、を備える電源装置であって、
    前記第1電池モジュールの冷媒通路から排出される冷媒の少なくとも一部と、前記第2電池モジュールの冷媒通路から排出される冷媒の少なくとも一部とが、互いに対向してぶつかり合うように前記第1および第2電池モジュールを配置し、
    前記第1および第2電池モジュールから排出された冷媒は前記各電池モジュールと前記ケースとの間に形成される空間に拡散して滞留した後、前記ケースに設けられた排出口から排出される、
    電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記冷媒は、前記電源装置の設置状態において前記第1および第2電池モジュールの下面側から各冷媒通路に導入され、曲がった形状の前記冷媒通路に沿って流れた後、前記第1および第2電池モジュールの互いに対向する各側面からそれぞれ排出されることを特徴とする、電源装置。
  3. 請求項1または2に記載の電源装置において、
    前記電源装置が車両に搭載されたときに前記ケースの底部が車両のフロアパネル上に設置されることを特徴とする、電源装置。
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