JP2016004664A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストながら配光角が大きく、かつ光度の変動を効果的に抑制でき、高い放熱性を有するLEDを用いた照明装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の照明装置は、複数の発光ダイオード及びこれらの複数の発光ダイオードが実装されるプリント配線板を有する光源モジュールと、この光源モジュールが接着剤層を介して積層される金属基材と、この金属基材に上記複数の発光ダイオードを覆うよう付設され、外形が部分回転体状の光拡散カバーとを備える照明装置であって、上記金属基材が側面傾斜角55?以上85?以下の直角錐又は直角錐台の凸部をその中心軸が上記光拡散カバーの部分回転体の回転軸と略一致するよう有し、上記光源モジュールの複数の発光ダイオードが金属基材の凸部の側面のみに略均等に配設され、上記接着剤層の少なくとも一部が熱伝導性接着剤から構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関する。
近年、従来の蛍光灯に代わって、エネルギー消費が小さくかつ高寿命である発光ダイオード(LED)を光源としたLED照明装置が普及しつつある。
発光ダイオードは素子1つ当たりの発光量が小さいため、LED照明装置では複数の発光ダイオードがプリント配線板に実装されている。この複数の発光ダイオードは、一般的には例えば特開2009−170114号公報に開示されるように、プリント配線板上に平面的に並置される。
特開2009−170114号公報
上述の従来のLED照明装置は、平板であるプリント配線板上に平面的に複数の発光ダイオードが並置されるため、この複数の発光ダイオードで形成される光源が指向性を有する。つまり、従来のLED照明装置では、発光ダイオード実装面の正面(法線方向)の光度は高いが、発光ダイオード実装面の正面に対する角度が大きくなる位置ほど光度が低下する。そのため、従来のLED照明装置は、発光ダイオードの指向性に起因して配光角が小さく、発光ダイオード実装面の裏側(背面側)に光が届きにくいという不都合がある。
また、複数の発光ダイオードを実装した場合、LED照明装置との位置関係によって明るさが均一にならず、光度分布の均一性が低くなると共に、発光ダイオードの数の増加に伴い発熱量が増加する。そのため、複数の発光ダイオードを実装した従来のLED照明装置は使用条件が制限される。
一方、配光性を改良すべく、発光ダイオードの出光側にレンズやプリズムを積層し、光源からの光を横方向に屈折させるLED照明装置も考案されている。しかし、レンズやプリズムを用いた場合、光度のムラが発生し易いほか、このようなプリズム付LED照明装置は、レンズやプリズムの取付けによる構造の複雑化及びコスト上昇が避けられない。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、低コストながら配光角が大きく、かつ光度の変動を効果的に抑制でき、高い放熱性を有するLEDを用いた照明装置を提供することを目的とする。
上記課題に対し、本発明者らは、発光ダイオードを有する光源モジュールを直角錐又は直角錐台状の形状を有する金属基材に上記発光ダイオードが上記直角錐又は直角錐台の側面のみに配設されるように積層し、かつ発光ダイオードを覆う光拡散カバー(グローブ)をある特定の形状とすることで、照明装置の光度の変動を著しく改善できると共に、背面側に光を拡散させ配光角を著しく向上できることを見出した。
すなわち、上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る照明装置は、複数の発光ダイオード及びこれらの複数の発光ダイオードが実装されるプリント配線板を有する光源モジュールと、この光源モジュールが接着剤層を介して積層される金属基材と、この金属基材に上記複数の発光ダイオードを覆うよう付設され、外形が部分回転体状の光拡散カバーとを備える照明装置であって、上記金属基材が側面傾斜角55°以上85°以下の直角錐又は直角錐台の凸部をその中心軸が上記光拡散カバーの部分回転体の回転軸と略一致するよう有し、上記光源モジュールの複数の発光ダイオードが金属基材の凸部の側面のみに略均等に配設され、上記接着剤層の少なくとも一部が熱伝導性接着剤から構成されている。
本発明の照明装置は、低コストながら配光角が大きく、かつ光度の変動を効果的に抑制でき高い放熱性を有するLED照明装置を実現できる。
図1は、本発明の一実施形態における照明装置を示す模式的正面図である。 図2は、図1の照明装置をフレキシブルプリント配線板の表面側から見た模式的平面図である。 図3は、図1の照明装置の光源モジュールを平面に展開した模式的平面図である。 図4は、図3の光源モジュールに接着剤層を積層したもののX−X線における模式的断面図である。 図5は、1個の発光ダイオードの指向性を示すグラフ(配光曲線)である。 図6Aは、図1の照明装置の製造方法における光源モジュール製造工程を示す模式的断面図である。 図6Bは、図1の照明装置の製造方法における図6Aの次の工程を示す模式的断面図である。 図6Cは、図1の照明装置の製造方法における図6Bの次の工程を示す模式的断面図である。 図6Dは、図1の照明装置の製造方法における図6Cの次の工程を示す模式的断面図である。 図7は、図1の照明装置の製造方法における一工程を示す模式的正面図である。 図8AはNo.1の照明装置の指向性を示すグラフ(配光曲線)である。 図8BはNo.2の照明装置の指向性を示すグラフ(配光曲線)である。 図8CはNo.3の照明装置の指向性を示すグラフ(配光曲線)である。 図8DはNo.4の照明装置の指向性を示すグラフ(配光曲線)である。
[本発明の実施形態の説明]
本発明の一態様に係る照明装置は、複数の発光ダイオード及びこれらの複数の発光ダイオードが実装されるプリント配線板を有する光源モジュールと、この光源モジュールが接着剤層を介して積層される金属基材と、この金属基材に上記複数の発光ダイオードを覆うよう付設され、外形が部分回転体状の光拡散カバーとを備える照明装置であって、上記金属基材が側面傾斜角55°以上85°以下の直角錐又は直角錐台の凸部をその中心軸が上記光拡散カバーの部分回転体の回転軸と略一致するよう有し、上記光源モジュールの複数の発光ダイオードが金属基材の凸部の側面のみに略均等に配設され、上記接着剤層の少なくとも一部が熱伝導性接着剤から構成されている。
当該照明装置は、複数の発光ダイオードを上述のような直錐体(直角錐又は直角錐台)状の凸部の側面のみに略均等に等方配置しているため、主に凸部頂点側(照明装置正面側)における光源(発光ダイオード群)との相対位置による光度の変動を低下させることができ、光度の均一性を格段に向上することができる。さらに、当該照明装置は、発光ダイオードの発光面と一定の位置関係を有する光拡散カバーを備えるため発光ダイオードから発せられる光線を背面側(発光ダイオード実装面と反対側)に効果的に拡散して配光角を著しく向上することができる。つまり、当該照明装置は、レンズやプリズム等の部材を設けることなく、低コストで配光角の向上と光度の変動抑制とを達成できる。
また、光源モジュールが接着剤層を介して金属基材に積層され、この接着剤層の少なくとも一部が熱伝導性接着剤から構成されていることで、発光ダイオードから生じた熱が熱伝導性接着剤を介して金属基材へ効率良く伝わる。従って、当該照明装置は高い放熱性を有する。
上記プリント配線板が、裏面に配設される絶縁フィルムと、表面に配設され、上記複数の発光ダイオードが実装される複数のランド部とを有し、上記発光ダイオード毎の複数のランド部の投影領域を少なくとも覆う第1領域で上記絶縁フィルムが除去されており、上記絶縁フィルムの除去部分に上記熱伝導性接着剤が充填されているとよい。上記プリント配線板が上記構造を有することで、プリント配線板の導電パターンに熱伝導性接着剤が直接積層される。そのため、光源モジュールの上記導電パターンと金属基材とを熱伝導性接着剤のみを介して接続でき、光源モジュールの放熱効果を著しく促進することができる。
上記複数の発光ダイオードの発光面の中心が上記光拡散カバーの赤道面と略一致若しくは下方に位置するとよい。このように、上記複数の発光ダイオードの発光面の中心が光拡散カバーの赤道面と略一致若しくは下方に位置することで、発光ダイオードから発せられる光線を背面側(発光ダイオード実装面と反対側)により効果的に拡散できる。
上記光拡散カバーが赤道面より金属基材側の基底部と先端側の前頭部とを有し、上記前頭部の外形が真球状であることが好ましく、基底部の外面の扁平比率としては、1以上が好ましい。このように前頭部を真球の部分形状とし、基底部の扁平比率を上記下限以上とすることで、発光ダイオードから発せられる光線をより効果的に拡散し、配光角の向上をさらに促進することができる。
隣接する発光ダイオード又は発光ダイオード群の発光面の法線の上記凸部の底面への投影線の成す角が全て等しいことが好ましく、かつ上記角度としては、72°以下が好ましい。このように発光ダイオードの発光面の法線の上記凸部の底面への投影線の成す角を全て等しくし、かつこの角度を72°以下とすることで、各発光ダイオードの発光面の中心を結んだ正多角形が5角以上となる。このため、照明装置正面における光源との相対位置による光度の変動をより低下できる。
上記プリント配線板がフレキシブルプリント配線板であり、上記金属基材がプレス成型、ダイカスト、冷間鍛造又は切削加工により形成される上記直角錐又は直角錐台状の凸部を有するとよい。このように発光ダイオードを実装したフレキシブルプリント配線板を金属基材の凸部に沿って配設することで、容易かつ確実に直錐体の側面に発光ダイオードを配設することができる。また、プレス成型を用いることで金属基材に凸部を容易に形成できる。これらの結果、製造コストをさらに低減することができる。さらに、プレス成型以外に、ダイカスト、冷間鍛造又は切削加工により金属基材に凸部を形成しても良い。これらの加工方法では、内部が充填された金属基材を加工することができ、コストは高くなるが、金属基材による放熱性を向上させることができる。
上記金属基材がアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、又はマグネシウム合金から形成されるとよい。金属基材をこれらの金属から形成することで、伝熱性、加工性、軽量性、低コスト性等を高めることができる。
上記光拡散カバーが、ガラス、セラミック又は合成樹脂を主成分とし、複数の光拡散粒子を有するとよい。このように光拡散カバーを構成することで、容易かつ確実に配光角の向上を促進することができる。
従って、当該照明装置は、電球として好適に用いることができる。
なお、「部分回転体」とは、一方に湾曲した舌片状平面図形をその基底辺のまわりに一回転させてできる立体を意味する。「中心軸が回転軸と略一致する」とは、中心軸と回転軸との成す角度が5°以内、かつ中心軸と回転軸との最小距離が3mm以内であることを意味する。「略均等に配設される」とは、隣接する発光ダイオードの中心間距離の変動が±5%以内で配設されることを意味する。
「ランド部の投影領域」とは、ランド部の投影領域の一部又は全体を意味する。つまり、プリント配線板に実装する発光ダイオードの形状や特性によっては、ランド部の投影領域において放熱性が確保され難い領域(金属基材に熱伝導性接着剤を介して接続しても放熱効果が促進されない領域)が生じる場合などがある。このような放熱性が確保され難い領域については絶縁フィルムを除去しなくとも、ランド部の投影領域の残りの領域で絶縁フィルムを除去し熱伝導性接着剤を充填することで上記効果を奏することができる。
「発光ダイオードの発光面の中心」とは、複数の発光ダイオードの発光面の幾何学的重心を意味する。「赤道面」とは、上記部分回転体の短軸に垂直な切断面であって、面積が最大のものを意味する。「発光面の中心が赤道面と略一致する」とは、発光面の中心と赤道面との距離が5mm以内であることを意味する。
「真球状」とは、真球の一部であることを意味する。「扁平比率」とは、前頭部又は基底部の外形が最も近似する回転楕円体の赤道半径をa、極半径をbとしたときにa/bとして求められる値であり、「外形が最も近似する回転楕円体」とは、一部分を切り取った形状がその外形に最も近似する回転楕円体を意味する。
「主成分」とは、最も多く含まれる成分であり、例えば含有量が50質量%以上の成分をいう。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態に係る照明装置について図面を参照しつつ詳説する。なお、フレキシブルプリント配線板の「表裏」は、絶縁フィルムの厚さ方向のうち、発光ダイオード実装側を表、発光ダイオード実装側と反対側を裏とする方向を意味し、当該照明装置の使用状態における表裏を意味するものではない。
図1及び図2に示す照明装置は、いわゆるLED電球であり、複数の発光ダイオード1及びこれらの複数の発光ダイオード1が実装されるフレキシブルプリント配線板2を有する光源モジュール3と、この光源モジュール3が接着剤層4を介して積層される金属基材5と、この金属基材5に上記複数の発光ダイオード1を覆うよう付設され、外形が部分回転体状の光拡散カバー6とを主に備える。また、金属基材5の光拡散カバーが敷設される側の反対側には放熱体7が敷設される。
[光源モジュール]
光源モジュール3は、図3に示すようにフレキシブルプリント配線板2及びこのフレキシブルプリント配線板2に実装された複数の発光ダイオード1及びコネクタ8を有する。ここで図3は光源モジュール3を後述する金属基材5の凸部に沿って積層する前の平面状の展開図を示している。
<フレキシブルプリント配線板>
フレキシブルプリント配線板2は、図4に示すように裏面に配設される絶縁フィルム2a及び表面に配設される複数のランド部2bを含む導電パターン2cを主に備える。また、上記複数のランド部2bには発光ダイオード1が実装され、上記絶縁フィルム2aの裏面には接着剤層4が積層される。
(絶縁フィルム)
上記フレキシブルプリント配線板2を構成する絶縁フィルム2aは、絶縁性及び可撓性を有するシート状部材で構成されている。この絶縁フィルム2aを構成するシート状部材としては、具体的には樹脂フィルムを採用可能である。この樹脂フィルムの主成分としては、ポリイミド、液晶ポリマー、フッ素樹脂、ポリエチレンテレフタレート、又はポリエチレンナフタレートが好適に用いられる。なお、絶縁フィルム2aは、充填材、添加剤等を含んでもよい。
上記液晶ポリマーは、溶融状態で液晶性を示すサーモトロピック型と、溶液状態で液晶性を示すリオトロピック型とがあるが、本発明ではサーモトロピック型液晶ポリマーを用いることが好ましい。
上記液晶ポリマーは、例えば芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールや芳香族ヒドロキシカルボン酸等のモノマーとを合成して得られる芳香族ポリエステルである。その代表的なものとしては、パラヒドロキシ安息香酸(PHB)とテレフタル酸と4,4’−ビフェノールとから合成される下記式(1)、(2)及び(3)のモノマーを重合した重合体、PHBとテレフタル酸とエチレングリコールとから合成される下記式(3)及び(4)のモノマーを重合した重合体、PHBと2,6−ヒドロキシナフトエ酸とから合成される下記式(2)、(3)及び(5)のモノマーを重合した重合体等を挙げることができる。
Figure 2016004664
この液晶ポリマーとしては、液晶性を示すものであれば特に限定されず、上記各重合体を主体(液晶ポリマー中、50モル%以上)とし、他のポリマー又はモノマーが共重合されていてもよい。また、液晶ポリマーは液晶ポリエステルアミドであってもよいし、液晶ポリエステルエーテルであってもよいし、液晶ポリエステルカーボネートであってもよいし、液晶ポリエステルイミドであってもよい。
液晶ポリエステルアミドは、アミド結合を有する液晶ポリエステルであり、例えば下記式(6)並びに上記式(2)及び(4)のモノマーを重合した重合体を挙げることができる。
Figure 2016004664
液晶ポリマーは、それを構成する構成単位に対応する原料モノマーを溶融重合させ、得られた重合物(プレポリマー)を固相重合させることにより製造することが好ましい。これにより、耐熱性、強度、剛性等が高い高分子量の液晶ポリマーを操作性良く製造することができる。溶融重合は、触媒の存在下に行ってもよく、この触媒の例としては、酢酸マグネシウム、酢酸第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸鉛、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、三酸化アンチモン等の金属化合物や、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、1−メチルイミダゾール等の含窒素複素環式化合物が挙げられ、含窒素複素環式化合物が好ましく用いられる。
上記フッ素樹脂は、高分子鎖の繰り返し単位を構成する炭素原子に結合する水素原子の少なくとも1つが、フッ素原子又はフッ素原子を有する有機基(以下「フッ素原子含有基」ともいう)で置換されたものをいう。フッ素原子含有基は、直鎖状又は分岐状の有機基中の水素原子の少なくとも1つがフッ素原子で置換されたものであり、例えばフルオロアルキル基、フルオロアルコキシ基、フルオロポリエーテル基等が挙げられる。
「フルオロアルキル基」とは、少なくとも1つの水素原子がフッ素原子で置換されたアルキル基を意味し、「パーフルオロアルキル基」を包含する。具体的には、「フルオロアルキル基」は、アルキル基の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基、アルキル基の末端の1個の水素原子以外の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基等を包含する。
「フルオロアルコキシ基」とは、少なくとも1つの水素原子がフッ素原子で置換されたアルコキシ基を意味し、「パーフルオロアルコキシ基」を包含する。具体的には、「フルオロアルコキシ基」は、アルコキシ基の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基、アルコキシ基の末端の1個の水素原子以外の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基等を包含する。
「フルオロポリエーテル基」とは、繰り返し単位として複数のアルキレンオキシド鎖を有し、末端にアルキル基又は水素原子を有する1価の基であって、アルキレンオキシド鎖及び/又は末端のアルキル基若しくは水素原子中の少なくとも1つの水素原子がフッ素原子で置換された基を有する1価の基を意味する。「フルオロポリエーテル基」は、繰り返し単位として複数のパーフルオロアルキレンオキシド鎖を有する「パーフルオロポリエーテル基」を包含する。
フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン・ヘキサオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フルオロエラストマー、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・ビニリデンフルオライド共重合体(THV)、及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロジオキソール共重合体(TFE/PDD)が好ましい。
上記絶縁フィルム2aの平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。一方、絶縁フィルム2aの平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、30μmがより好ましい。絶縁フィルム2aの平均厚さが上記下限未満の場合、絶縁フィルム2aの強度が不十分となるおそれがある。逆に、絶縁フィルム2aの平均厚さが上記上限を超える場合、絶縁フィルム2aを金属基材5の凸部に沿って直錐体状に折り曲げることが困難になるおそれがある。
また、絶縁フィルム2aは、複数のランド部2bの投影領域を少なくとも覆う第1領域Aに空隙(除去部分)を有し、この空隙に後述する熱伝導性接着剤が充填され第1接着剤部4aが形成される。この第1領域Aは、複数のランド部2bを包含する連続した領域であり、発光ダイオード1の投影領域と重複している。
図4では、第1領域Aは複数のランド部2bの投影領域の全体を覆っている。つまり、複数のランド部2bの投影領域が全て第1領域Aに含まれている。ただし、本発明の放熱促進効果を奏する範囲であれば、ランド部2bの投影領域の一部が第1領域Aに含まれていなくてもよい。1のランド部2bの投影領域において、1のランド部2bの投影領域全体に対する第1領域Aに覆われる領域の面積割合の下限としては、80%が好ましく、90%がより好ましく、95%がさらに好ましい。上記面積割合が上記下限未満の場合、当該照明装置の放熱効果が不十分となるおそれがある。
上記第1領域Aの占有面積の上限としては、発光ダイオード1の投影面積の2倍が好ましく、1.8倍がより好ましく、1.5倍がさらに好ましい。上記占有面積が上記上限を超える場合、絶縁フィルム2aの除去領域が大きくなり、光源モジュール3を金属基材5の凸部に積層した場合の絶縁信頼性の低減防止効果が不十分となるおそれがある。
さらに、絶縁フィルム2aは図3に示すように、同一形状の複数の台形が、正多角形の各辺と上辺が共有されるように接合された平面形状を有し、上記複数の台形部分のみに発光ダイオード1が実装される。絶縁フィルム2aは、後述する金属基材5の凸部に沿うように正多角形と各台形との接続辺で折り曲げられ、金属基材5の凸部の上面に正多角形部分が積層され、凸部の側面に各台形部分が積層される。これにより、光源モジュール3に凸部が形成される。
また、絶縁フィルム2aの対向する2組の上記台形部分の下辺にはさらに矩形状の領域が接続されており、この矩形部分には後述するコネクタ8が実装される。絶縁フィルム2aは、金属基材5への積層時に上記台形と矩形との接続辺でも折り曲げられ、矩形部分が金属基材5の凸部周辺の平坦面に積層される。なお、コネクタ8を実装する部分は、図2及び図3に示す矩形部分内の位置に限定されず、任意の形状部分及び位置に形成可能であり、コネクタ8を台形部分に実装する場合には省略も可能である。
なお、絶縁フィルム2aは、金属基材5の凸部に沿って配設された際に、隣接する台形部分の斜辺同士が当接するような形状を有することが好ましい。このように絶縁フィルム2aを台形部分の斜辺同士が当接するような形状とすることで、後述する直角錐台部Zにおいて金属基材5の表面が表出することを防いで、当該照明装置の光度の均一性及び意匠性を高めることができる。
(導電パターン)
導電パターン2cは、複数のランド部2b及びそれらに接続される配線を有しており、絶縁フィルム2aの表面に積層された金属層をエッチングすることによって所望の平面形状(パターン)に形成されている。ランド部2bは、絶縁フィルム2aの各台形部分に1か所ずつ設けられ、発光ダイオード1がそれぞれのランド部2bに実装されている。配線部は、これらの複数のランド部2b及びコネクタ8を直列に接続するように形成されている。なお、導電パターン2cは絶縁フィルム2aの表面に塗工された接着剤を介して積層されていてもよい。
上記導電パターン2cは、導電性を有する材料で形成可能であるが、一般的には例えば銅によって形成される。
上記導電パターン2cの平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、8μmがより好ましい。一方、導電パターン2cの平均厚さの上限としては、80μmが好ましく、50μmがより好ましい。導電パターン2cの平均厚さが上記下限未満の場合、導通性が不十分となるおそれがある。逆に、導電パターン2cの平均厚さが上記上限を超える場合、フレキシブルプリント配線板2のフレキシブル性を損なうおそれがある。
(カバーレイ)
フレキシブルプリント配線板2の表面の発光ダイオード1が実装される部分(ランド部2b)を除いた部分には、カバーレイ2dが積層される。このカバーレイ2dは絶縁機能及び接着機能を有し、絶縁フィルム2a及び導電パターン2cの表面に接着される。カバーレイ2dが絶縁層と接着層とを有する場合、絶縁層としては、絶縁フィルム2aと同じ材質を用いることができ、平均厚さも絶縁フィルム2aと同様とすることができる。また、カバーレイ2dの接着層を構成する接着剤としては、例えばエポキシ系接着剤等が好適に用いられる。カバーレイ2dの接着層の平均厚さは、特に限定されるものではないが、12.5μm以上40μm以下が好ましい。
上記カバーレイ2dの表面は、白色に着色されることが好ましい。例えばカバーレイ2dの表面に白色層を形成することで、発光ダイオード1のフレキシブルプリント配線板2側への出射光を反射し、光線の利用効率を高めることができる。また、当該照明装置の意匠性を高めることができる。この白色層は、例えば白色顔料の塗工等により形成することができる。
<発光ダイオード>
発光ダイオード1は、フレキシブルプリント配線板2のランド部2bに実装されている。この発光ダイオード1としては、多色発光タイプ又は単色発光タイプで、チップ型又は合成樹脂等でパッケージされた表面実装型の発光ダイオードを用いることができる。また、本発明の効果を高める観点から、レンズを備えていない発光ダイオードを用いることが好ましい。また、発光ダイオード1のランド部2bへの接続方法としては、例えば導電性ペーストを用いたダイボンディング、金属線を用いたワイヤボンディング、半田によるパッケージの実装等を用いることができる。
当該照明装置では、光度分布がランバート配光を示すLEDを用いる事が好ましい。ここで「ランバート配光」とは、LEDの発光正面方向と光度測定方向とのなす角をαとした場合、光度分布がcosαに比例する配光を指す。図5のグラフは、ランバート配光を示す1個の発光ダイオードを直角錐第の一側面に配置し、直角錐台の中心軸回りで周囲360°の範囲(図5中、中心軸回りの角度φが0°以上360°以下の範囲)の光度をシミュレーションにより算出した光度を等高線で示したものである。このグラフの同心円はθ(上記中心軸方向に対する傾斜角度)を45°ごとに区切った目盛であり、光度の大小は光度の相対的強さを10%ごとに区切った等高線で示される。
<コネクタ>
コネクタ8は、複数の発光ダイオード1を当該照明装置に電力を供給する電源回路と電気的に接続するための部材である。このコネクタ8は、フレキシブルプリント配線板2のランド部2bに実装され、導電パターン2cの端部及びリード線と接続されている。このリード線は金属基材5の貫通孔5aを貫通し、発光ダイオード1に点灯用の電力を供給する。
[接着剤層]
接着剤層4は、光源モジュール3と金属基材5とを接着可能な接着剤を含有する層である。また、接着剤層4は少なくともその一部が熱伝導性接着剤から構成される。
接着剤層4は、図4に示すように上記光源モジュール3の第1領域A(複数のランド部2bの投影領域を少なくとも覆う領域)及びこの第1領域Aを覆う第2領域Bに空隙(除去部分)を有する第2接着剤部4bと、この空隙に後述する熱伝導性接着剤を充填することで形成される第1接着剤部4aとで構成される。
この第2領域Bは、第1領域Aと同様に複数のランド部2bを包含する連続した領域であり、発光ダイオード1の投影領域と重複しており、第1領域Aよりも占有面積が大きい。このように第1領域Aの空隙よりも第2領域Bの空隙を大きくすることで、後述する熱伝導性接着剤の充填作業を容易化することができる。また、第2接着剤部4bとして第2領域Bを除去した接着シートを用い、この接着シートを第1領域Aを除去した絶縁フィルム2aに積層する場合、これらの領域の位置合わせが容易となる。
上記第2領域Bの境界と第1領域Aの境界との最小距離dの下限としては、1μmが好ましく、20μmがより好ましく、50μmがさらに好ましい。一方、上記第2領域Bの境界と第1領域Aの境界との最小距離dの上限としては、1000μmが好ましく、700μmがより好ましく、500μmがさらに好ましい。上記最小距離dが上記下限未満の場合、熱伝導性接着剤の充填作業の容易化が不十分となるおそれがある。逆に、上記最小距離dが上記上限を超える場合、熱伝導性接着剤の充填量が増加し、当該照明装置のコストが不必要に大きくなるおそれがある。
第2接着剤部4bの主成分である接着剤としては特に限定されず、例えばエポキシ系接着剤、シリコーン系接着剤、アクリル系接着剤等の熱硬化性接着剤を用いることができる。また、第2接着剤部4bには必要に応じて添加剤を含有させることができる。
上記第2接着剤部4bの平均厚さ(第2接着剤部4bの裏面から導電パターン2cの裏面までの平均距離)の下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。一方、第2接着剤部4bの平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、25μmがより好ましい。第2接着剤部4bの平均厚さが上記下限未満の場合、フレキシブルプリント配線板2と金属基材5との接着強度が不十分となるおそれがある。逆に、第2接着剤部4bの平均厚さが上記上限を超えると、フレキシブルプリント配線板2が不必要に厚くなるおそれや、導電パターン2cと金属基材5との距離が大きくなり放熱性が向上し難くなるおそれがある。
熱伝導性接着剤は、上述した第1領域Aにおける絶縁フィルム2a及び第2領域Bにおける第2接着剤部4bの除去部分に充填される。この熱伝導性接着剤により形成される第1接着剤部4aは、複数のランド部2bを含む導電パターン2cの裏面に当接している。
熱伝導性接着剤は、熱硬化性樹脂と熱伝導性フィラーとを含有する。この熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ、フェノール樹脂、ポリイミド等を挙げることができる。これらの中でも、熱伝導性フィラーの接合力に優れるエポキシが好ましい。また、エポキシの中でも、熱伝導性フィラーの混合性の観点から、流動性に優れるビスフェノールA型エポキシ又はビスフェノールF型エポキシがより好ましい。
上記熱伝導性フィラーとしては、例えば金属酸化物、金属窒化物等を挙げることができる。上記金属酸化物としては、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化ベリリウム、酸化マグネシウム等を用いることができる。これらの中でも、電気絶縁性、熱伝導性、価格等の観点から酸化アルミニウムが好ましい。また、上記金属窒化物としては、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素等を用いることができる。これらの中でも、電気絶縁性、熱伝導性、低誘電率の観点から窒化ホウ素が好ましい。なお、上記金属酸化物及び金属窒化物は、2種以上を混合して用いることができる。
熱伝導性接着剤における熱伝導性フィラーの含有量の下限としては、40体積%が好ましく、45体積%がより好ましい。一方、熱伝導性フィラーの含有量の上限としては、85体積%が好ましく、80体積%がより好ましい。熱伝導性フィラーの含有量が上記下限未満の場合、熱伝導性接着剤の熱伝導性が不十分となるおそれがある。逆に、熱伝導性フィラーの含有量が上記上限を超える場合、上記熱硬化性樹脂と熱伝導性フィラーとの混合時に気泡が入り易くなり、耐電圧性が低下するおそれがある。なお、熱伝導性接着剤は、熱伝導性フィラー以外に硬化剤等の添加剤を含有してもよい。
熱伝導性接着剤の熱伝導率の下限としては、0.6W/mKが好ましく、1.5W/mKがより好ましい。一方、熱伝導性接着剤の熱伝導率の上限としては、20W/mKが好ましい。熱伝導性接着剤の熱伝導率が上記下限未満の場合、当該照明装置の放熱効果が不十分となるおそれがある。逆に、熱伝導性接着剤の熱伝導率が上記上限を超えると、熱伝導性フィラーの含有量が過多となり、上記熱硬化性樹脂と熱伝導性フィラーとの混合時に気泡が入り易くなって耐電圧性が低下するおそれや、コストが過大となるおそれがある。
熱伝導性接着剤は高絶縁性であることが好ましい。具体的には、熱伝導性接着剤の体積抵抗率の下限としては、1×10Ωcmが好ましく、1×1010Ωcmがより好ましい。熱伝導性接着剤の体積抵抗率が上記下限未満の場合、第1接着剤部4aの絶縁性が低下し、導電パターン2cが絶縁フィルム2aの裏面側に積層される金属基材5と導通してしまうおそれがある。なお、体積抵抗率とは、JIS−C2139(2008)に準拠して測定される値である。
第1接着剤部4aの平均厚さ(第1接着剤部4aの裏面から導電パターン2cの裏面までの平均距離)は、絶縁フィルム2aの平均厚さと接着剤層4の平均厚さとの合計よりも大きいことが好ましい。具体的には、第1接着剤部4aの平均厚さの下限としては、10μmが好ましく、20μmがより好ましい。一方、第1接着剤部4aの平均厚さの上限としては、160μmが好ましく、120μmがより好ましい。第1接着剤部4aの平均厚さが上記下限未満の場合、第1接着剤部4aが絶縁フィルム2aの裏面側に積層される金属基材5と接触せず、放熱効果が不十分となるおそれがある。逆に、第1接着剤部4aの平均厚さが上記上限を超える場合、熱伝導性接着剤の充填量が増加しコストが嵩むおそれや、フレキシブルプリント配線板2が不要に厚くなるおそれがある。
[金属基材]
金属基材5は、金属製の部材であり、平面視円状に形成され、中央に直角錐台状の凸部を有する。この凸部に沿って上記光源モジュール3が積層されることで、直角錐台部Zが構成されている。また、複数の発光ダイオード1から生じた熱は、第1接着剤部4aを介して金属基材5に伝わる。即ち、金属基材5は複数の発光ダイオード1の発熱を逃がす放熱体としての機能も奏する。
金属基材5を形成する金属としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、銅、鉄、ニッケル、モリブデン、タングステン等を用いることができる。これらの中でも伝熱性、加工性、軽量性、コスト等の観点からアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、又はマグネシウム合金が特に好ましい。
金属基材5の凸部の形成方法は特に限定されないが、例えばプレス成型によって容易かつ確実に形成することができる。具体的には、凸部形状を有する金型を金属平板に対向させてプレスすることで凸部を有する金属基材5を形成することができる。このようにプレス成型することで、凸部と筐体端部(光拡散カバーとの接続部分)とを同時に形成することができ、製造コストを低減できる。さらに、プレス成型以外に、ダイカスト、冷間鍛造又は切削加工により金属基材に凸部を形成しても良い。これらの加工方法では、内部が充填された金属基材を加工することができ、コスト及び重量は上昇するが、金属基材5による放熱性を向上させることができる。
プレス成型加工を用いる場合、金属基材5の平均厚さの下限としては、0.3mmが好ましく、0.5mmがより好ましい。一方、金属基材5の平均厚さの上限としては、4mmが好ましく、3mmがより好ましい。金属基材5の平均厚さが上記下限未満の場合、金属基材5の強度が不十分となるおそれがある。逆に、金属基材5の平均厚さが上記上限を超える場合、プレス成型等による凸部の形成が困難になるおそれがあるほか、当該照明装置の重量や体積が不必要に大きくなるおそれがある。
金属基材5の平面視外形は、当該照明装置を用いる照明装置の形状に合わせて適宜設計することができ、例えば図1及び図2に示す円形の他に、多角形状とすることができる。金属基材5の平面視外形を図1及び図2に示すような円形とする場合、その直径としては例えば10mm以上200mm以下とすることができる。
また、金属基材5は、当該照明装置に電力を供給する電源回路とフレキシブルプリント配線板2の導電パターン2cとを接続するためのリード線を挿通させる貫通孔5aを有している。図2では、この貫通孔5aは、直角錐台部Zを挟んで対向する位置に1つずつ計2つ設けられているが、貫通孔5aの形成位置はこれに限定されず、コネクタ8とリード線との接続が容易となる位置に貫通孔5aを形成すればよい。
<直角錐台部>
直角錐台部Zは、底面(直角錐台部Zの高さ方向に対向する2面のうち、面積の大きい面)が正多角形の直角錐台状の部位である。直角錐台部Zは、その底面が金属基材5側となり、かつ底面及び上面(底面との対向面)が金属基材5の表面と略平行となるように形成されている。また、上記複数の発光ダイオード1は、フレキシブルプリント配線板2の表面における直角錐台部Zの側面を形成する領域に配設されている。ここで、「ある面と他の面とが略平行」とは、ある面の法線と他の面の法線とがなす角が5°以内であることを意味する。
直角錐台部Zの側面の底面に対する傾斜角の下限は、55°であり、60°がより好ましく、65°がさらに好ましい。一方、直角錐台部Zの側面の底面に対する傾斜角の上限は、85°であり、80°がさらに好ましく、75°がより好ましい。上記傾斜角が上記下限未満の場合、フレキシブルプリント配線板2の表面側(直角錐台部Zの突出側)において、直角錐台部Zの中心軸との角度が大きい方向の光度が直角錐台部Zの中心軸方向(正面)の光度に対して大きく低減し、光度の変動(光度の最小値に対する最大値の比)が大きくなるおそれがある。加えて、当該照明装置の配光角が小さくなるおそれがある。逆に、上記傾斜角が上記上限を超える場合、フレキシブルプリント配線板2の表面側において、直角錐台部Zの中心軸方向の光度が、直角錐台部Zの中心軸との角度が大きい方向の光度に対して大きく低減し、光度の分布の均一性が低下するおそれがある。
直角錐台部Zの底面は、図1及び図2では正6角形であるが、当該照明装置の直角錐台部Zの底面の形状は正6角に限定されない。例えば正9角、正12角、正15角及びそれ以上の角数の角錘台も採用可能である。発光ダイオードの配設数が多い場合は、より大きな多角錘台としてもよい。直角錐台部Zの底面は、正多角形とすることが好ましいが、各辺の長さが異なる多角形でもよい。
一方、直角錐台部Zの底面の正多角形の角数としては特に限定されないが、上記正多角形の角数の下限としては5が好ましく、8がより好ましく、12がさらに好ましく、15が特に好ましい。一方、上記正多角形の角数の上限としては、60が好ましく、45がより好ましく、36がさらに好ましい。上記角数が上記下限未満の場合、当該照明装置の配光角が十分に向上しないおそれがある。逆に、上記角数が上記上限を超えると、直角錐台部Zの側面積が小さくなり発光ダイオード1の配設が困難になるおそれがある。
また、直角錐台部Zの底面の形状としては、各辺の長さが異なる5角形等を採用することも可能である。光度の変動を効果的に抑制するには、直角錐台部Zの底面の形状は正多角形とすることが好ましいが、各辺の長さが異なる多角形でも効果を得ることはできる。
直角錐台部Zの寸法は特に限定されず、当該照明装置を使用する照明装置の照度、大きさ等に合わせて適宜設計することができる。例えば電球用途の場合、直角錐台部Zの底面の外接円の直径としては、例えば10mm以上50mm以下とすることができる。直角錐台部Zの上面の外接円の直径としては、例えば1mm以上45mm以下とすることができる。直角錐台部Zの高さとしては、例えば5mm以上40mm以下とすることができる。
複数の発光ダイオード1は、直角錐台部Zの側面のみに略均等に配設され、直角錐台部Zの上面には配設されない。また、複数の発光ダイオード1は、発光面が直角錐台部Zの側面と略平行となるように配設されている。
また、隣接する発光ダイオード1の発光面の法線の直角錐台部Zの底面への投影線の成す角は全て等しいことが好ましい。なお、直角錐台部Zの1つの側面に複数の発光ダイオード1が配設される場合、「発光面の法線」とは、1つの側面に配設される複数の発光ダイオード1の幾何学的重心を通る直角錐台部Zの側面の法線を意味する。
上記隣接する発光ダイオード又は発光ダイオード群の発光面の法線の上記直角錐台部Zの底面への投影線のなす角度の上限としては、72°が好ましく、45°がより好ましく、30°がさらに好ましく、24°が特に好ましい。一方、上記角度の下限としては、6°が好ましく、8°がより好ましく、10°がさらに好ましい。上記角度が上記上限を超えると、当該照明装置の配光角が十分に向上しないおそれがある。逆に、上記角度が上記下限未満の場合、直角錐台部Zの側面積が小さくなり発光ダイオード1の配設が困難になるおそれがある。
直角錐台部Zの各側面における発光ダイオード1の配設数は図1〜3では1個としているが、各側面の発光ダイオード1の配設数は、当該照明装置の大きさ、要求される照度等に合わせて適宜設計することができ、2個以上としてもよく、例えば3個又は4個とすることができる。なお、各側面における発光ダイオード1の配設数は、方向による光度の変動が抑えられるように同一とすることが好ましい。
また、発光ダイオード1は直角錐台部Zの各側面において同じ位置に配設することが好ましい。このように発光ダイオード1を各側面において同じ位置に配設することで、周回方向に発光ダイオード1を等間隔で配設できるため、光度の変動をより効果的に抑えることができる。
[光拡散カバー]
光拡散カバー6は、いわゆるドーム状のカバー形状を有する。具体的には、光拡散カバー6は、外形が部分回転体状であり、赤道面Eより金属基材5側の基底部6bと先端側の前頭部6aとを有する。光拡散カバー6の部分回転体の回転軸は金属基材5の凸部(直角錐台部Z)の中心軸と略一致する。なお、光拡散カバーとは、分散度(受光角0°の透過光量に対する相対透過率が50%となる受光角度)が10°以上となるカバーである。
前頭部6aの外形は、部分回転体状であり、具体的には真球又は扁球を赤道面で切断した半球状である。これらの中で、真球を赤道面で切断した半球状が好ましい。
基底部6bの外形は、前頭部6a同様、部分回転体状である。具体的には、基底部6bの外形は、真球又は扁球を赤道面及び赤道に平行で赤道よりも極に近い面で切断した形状である。基底部6bの赤道面Eは前頭部6aの赤道面Eと一致する。また、基底部6bはその底面(赤道面Eと反対側の切断面)で金属基材5と接続され、基底部6bの底面は金属基材5の表面と一致する。
基底部6bの扁平比率の上限としては、2が好ましく、1.8がより好ましく、1.5がさらに好ましい。一方、基底部6bの扁平比率の下限としては、1が好ましく、1.1がより好ましく、1.15がさらに好ましい。基底部6bの扁平比率が上記上限を超える場合、当該照明装置の正面側の光度が低下するおそれがある。逆に、基底部6bの扁平比率が上記下限未満の場合、当該照明装置の配光角が十分大きくならないおそれがある。
複数の発光ダイオード1の発光面の中心は、上記光拡散カバー6の赤道面Eと略一致若しくは下方に位置する。複数の発光ダイオード1の発光面の中心と光拡散カバー6の赤道面Eとの垂直方向の距離の下限としては、基底部6bの高さ(基底部6bの底面から赤道面Eまでの距離)に対し、10%が好ましく、20%がより好ましく、30%がさらに好ましい。上記距離が上記下限未満の場合、当該照明装置の配光角向上効果が不十分となるおそれがある。
また、発光ダイオード1の発光面の法線が上記光拡散カバー6と交差する位置の赤道面Eの中心を基準とする緯度としては、±20°以内が好ましく、±10°以内がより好ましい。上記緯度が上記範囲を超えると、当該照明装置の配光角の向上効果が不十分となるおそれがある。
光拡散カバー6は、構成部材として、光透過性の板材と、この板材の表面又は内部に配設された複数の光拡散粒子とを有する。この板材の材質としては、いわゆる電球のグローブに使用される公知の材料が使用でき、例えばガラス、セラミック或いは合成樹脂を主成分とする透明又は半透明の合成樹脂を用いることができる。板材の平均厚さは、特に限定されないが、例えば0.1mm以上5mm以下である。
上記光拡散粒子としては、例えばガラス、セラミック、合成樹脂等を主成分とするものが好適に使用できる。
[放熱体]
放熱体7は、当該照明装置を支持し、また発光ダイオード1の熱を金属基材5を介して外部へと伝える機能を果たす。放熱体7の材質としては、アルミニウム等が好適に用いられる。また、放熱体7の端部口金(図示せず)が取付けられる。
また、放熱体7の内部には発光ダイオード1に電力を供給する電源回路(図示せず)が格納され上記口金と電気的に接続される。この電源回路は、光源モジュール3のコネクタ8とリード線を介して接続され、口金から供給される電力を複数の発光ダイオード1に供給し、これらを点灯させる。
[配光角]
平面上に発光ダイオードを設置した従来の照明装置では配光角は約120°であり、これより大きな配光角が求められている。そのため、当該照明装置の配光角の下限としては300°が好ましい。もちろん光源の取り付け部があるため360°の配光角の実現は難しいが、360°の配光角が実現できればより好ましい。当該照明装置は配光角が290°以上であることで、高配光型照明として好適に用いられる。
なお、「配光角」とは、以下の手順で求められる値である。まず、直角錐台部Zの底面中心を原点とし、この原点を通り直角錐台部Zの底面と平行な1つの軸を基準軸とする。次に、直角錐台部Zの中心軸に対する角度がθ(°)である方向において、直角錐台部Zの中心軸方向から見て上記基準軸を中心に左右に−90°から90°の範囲の光度の平均値を算出する。この光度平均値をθが0°から360°の範囲で算出し、これらの光度平均値の最大値(最大光度)を求める。θが0°から360°の範囲において、上記最大光度に対する光度平均値の比が50%以上となるθの範囲の大きさ(角度幅)が配光角である。ここで、「光度」とは、JIS−C7801(2009)に準拠して測定される値である。
[照明装置の製造方法]
当該照明装置は、例えば光源モジュール3を製造する工程と、この光源モジュール3に接着剤層4を積層する工程と、この光源モジュール3を接着剤層4を介して金属基材5の表面側に凸部に沿うように積層する工程と、この積層体に光拡散カバー6を装着する工程とを備える製造方法によって製造することができる。
<光源モジュール製造工程>
光源モジュール製造工程では、図6Aに示すようにフレキシブルプリント配線板2の複数のランド部2bに発光ダイオード1の複数の端子を接続し、発光ダイオード1をフレキシブルプリント配線板2に実装する。発光ダイオード1のランド部2bへの接続方法は、例えば半田リフロー、導電性ペーストを用いたダイボンディング、金属線を用いたワイヤボンディング等を用いることができる。なお、図6A〜図6Dでは半田9で発光ダイオード1を実装した例を示している。
<接着剤層積層工程>
接着剤層積層工程では、例えば図6B〜図6Dに示すように、光源モジュール3の発光ダイオード1の複数のランド部2bの投影領域を少なくとも覆う第1領域Aで絶縁フィルム2aを除去する工程と、この絶縁フィルム2aの裏面に上記第1領域Aを覆う第2領域Bの相当部分を除いた接着剤層4(第2接着剤部4b)を積層する工程と、上記絶縁フィルム2a及び第2接着剤部4bの除去部分に熱伝導性接着剤を充填し第1接着剤部4aを形成する工程とを主に備える。
(絶縁フィルム除去工程)
絶縁フィルム除去工程では、図6Bに示すように発光ダイオード1の複数のランド部2bの投影領域を少なくとも覆う第1領域Aで絶縁フィルム2aを除去する。絶縁フィルム2aの除去方法としては、例えば第1領域A以外をマスクした上でエッチング液に浸漬する方法、第1領域Aにレーザーを照射する方法等を用いることができる。
(接着剤層部分積層工程)
接着剤層部分積層工程では、図6Cに示すように上記第1領域Aを覆う第2領域Bの相当部分を除いた第2接着剤部4bを絶縁フィルム2aに積層する。この工程は、例えば以下の手順で実施できる。まず、離型フィルム、この離型フィルムの表面に塗工により積層されたBステージ状態(半硬化状態)の接着剤、及びこの接着剤の表面に積層された離型フィルムを有する接着剤シートを用意する。次に、この接着剤シートの第2領域Bに相当する部分を離型フィルムごと打抜き加工等で除去する。その後、上記接着剤シートの一方の離型フィルムを剥がし、接着剤シートの除去部分(第2領域B相当部分)が絶縁フィルム2aの除去領域を覆うように、接着剤シートの接着剤表出面を絶縁フィルム2aの裏面に向けて積層(仮貼り)する。なお、接着剤シートを絶縁フィルム2aに積層後、第2領域B相当部分を除去してもよいが、打抜き加工が利用できないため、上述した方法を用いた方が作業性がよい。また、接着剤シートを用いるほか、接着剤を絶縁フィルム2aの裏面に塗工等することで接着剤層4を形成してもよい。
(熱伝導性接着剤充填工程)
熱伝導性接着剤充填工程では、図6Dに示すように上記絶縁フィルム2a及び第2接着剤部4bの除去部分に熱伝導性接着剤を充填し第1接着剤部4aを形成する。熱伝導性接着剤の充填方法としては、例えばスクリーン印刷によって熱伝導性接着剤を印刷する方法、ディスペンサで熱伝導性接着剤を吐出する方法、熱伝導性接着剤を離型フィルムに積層した接着シートを貼付する方法等を用いることができる。なお、接着剤層部分積層工程と熱伝導性接着剤充填工程とは順序を入れ替えて行ってもよい。
<光源モジュール積層工程>
本工程は、図7に示すように光源モジュール3の裏面に金属基材を積層する。具体的には、上記第2接着剤部4b及び第1接着剤部4aの裏面側(フレキシブルプリント配線板2と反対側)の離型フィルムを剥がし、金属基材5に積層(仮貼り)して積層体を得る。その後、例えば真空容器中でこの積層体を比較的低温で加圧し、仮圧着する。仮圧着後、上記積層体を高温で加熱することで接着剤層4が硬化し、光源モジュール3が金属基材5に接着される。
上記積層体の仮圧着時の圧力としては、例えば0.05MPa以上1MPa以下とすることができる。また、この仮圧着時の温度としては、例えば70℃以上120℃以下が好ましい。
さらに、仮圧着時の熱伝導性接着剤の粘度の下限としては、5Pa・sが好ましく、10Pa・sがより好ましい。一方、仮圧着時の熱伝導性接着剤の粘度の上限としては、10000Pa・sが好ましく、5000Pa・sがより好ましい。仮圧着時の熱伝導性接着剤の粘度が上記下限未満の場合、熱伝導性接着剤を硬化させる前に熱伝導性接着剤が流動して熱伝導性接着剤の充填性が低下するおそれがある。逆に、仮圧着時の熱伝導性接着剤の粘度が上記上限を超える場合、熱伝導性接着剤の上記絶縁フィルム2a及び接着剤層4の除去部分への充填が不十分となるおそれがある。
上記接着剤硬化時の高温加熱の温度としては、例えば120℃以上200℃以下とすることができる。また、高温加熱の時間としては、例えば30分以上120分以下とすることができる。
<光拡散カバー装着工程>
本工程では、光源モジュール3及び金属基材5からなる積層体に光拡散カバー6を装着する。上記光拡散カバー6の装着方法としては、例えば接着剤や、ネジ等の機械要素によって上記積層体と光拡散カバー6とを固定する方法を挙げることができる。
[利点]
当該照明装置は、複数の発光ダイオード1を上述のような直錐体(直角錐又は直角錐台)状の凸部の側面のみに略均等に等方配置しているため、主に凸部頂点側(照明装置正面側)における光源(発光ダイオード1群)との相対位置による光度の変動を低下させることができ、光度の均一性を格段に向上することができる。さらに、当該照明装置は、発光ダイオード1の発光面と一定の位置関係を有する光拡散カバー6を備えるため発光ダイオード1から発せられる光線を背面側(発光ダイオード1実装面と反対側)に効果的に拡散して配光角を著しく向上することができる。つまり、当該照明装置は、レンズやプリズム等の部材を設けることなく、低コストで配光角の向上と光度の変動抑制とを達成できる。
また、ランド部2bの投影領域を覆う第1領域Aで上記絶縁フィルム2aが除去され、この除去部分に上記熱伝導性接着剤が充填されていることで、導電パターン2bに熱伝導性接着剤が直接積層される。そのため、光源モジュール3の上記導電パターン2bと金属基材5とを熱伝導性接着剤のみを介して接続でき、発光ダイオード1から生じた熱が熱伝導性接着剤を介して金属基材5へ効率良く伝わる。従って、当該照明装置は高い放熱性を有する。
また、当該照明装置は、発光ダイオード1が配設される直錐体が直角錐台であるため、発光ダイオード1の等間隔での配設を容易にすることができる。
さらに、当該照明装置は、凸部を有する金属基材5に、発光ダイオード1を実装したフレキシブルプリント配線板2を凸部に沿って配設することで、容易かつ確実に直角錐台部Zの側面に発光ダイオード1を配設することができる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上記実施形態では、当該照明装置が金属基材とフレキシブルプリント配線板との積層体を備え、フレキシブルプリント配線板に発光ダイオードが実装されていたが、本発明はフレキシブルプリント配線板に発光ダイオードを実装したものに限定されない。例えば、複数のリジッドのプリント配線板を金属基材の凸部の側面にそれぞれ積層してその上に発光ダイオードを実装してもよい。
また、上記プリント配線板は、例えば絶縁フィルムの両面に導電パターンが形成された両面プリント配線板や、導電パターンを有する複数の絶縁フィルムが積層された多層プリント配線板であってもよい。
また、金属基材の凸部形状として直角錐台に代えて直角錐を用いることも可能である。
さらに、光拡散カバーの外形は部分回転体状であればよく、上記実施形態のように前頭部及び基底部が真球又は扁球の一部から構成されるものに限定されない。例えば、光拡散カバーは、U字型の舌片状平面図形の開口(始点と終点とを結ぶ直線)を基底辺(中心軸)として回転させた外形を有していてもよい。
加えて、発光ダイオードと光拡散カバーとの位置関係は、上記実施形態のように複数の発光ダイオードの発光面の中心が光拡散カバーの赤道面と略一致又は下方に位置しているものに限定されず、発光面の中心が光拡散カバーの赤道面より上方に位置してもよい。
上記実施形態では、絶縁フィルムの一部を除去し、その除去部分に熱伝導性接着剤を充填することで接着剤層を形成しているが、絶縁フィルムの一部を除去せずに、絶縁フィルムの裏面の第1領域に第1接着剤部を形成してもよい。この場合、導電パターンと接着剤層との間に絶縁フィルムが存在するが、当該照明装置は高い放熱性を有する。
また、接着剤層全体を熱伝導性接着剤で構成してもよい。このように接着層全体を熱伝導性接着剤で構成する場合、熱伝導性接着剤の主成分としてはエポキシが好ましい。熱伝導性接着剤としてエポキシを用いることで、高い熱伝導性と共に十分な接着強度をも得ることができる。
さらに、上各実施形態では第1領域を覆う第2領域に第2接着剤部の空隙を形成し、この空隙に熱伝導性接着剤を充填したが、絶縁フィルムと同様の第1領域に第2接着剤部の空隙を形成し、この空隙に熱伝導性接着剤を充填してもよい。つまり、第1領域と第2領域とを同一の領域(面積)としてもよい。
また、上記各実施形態では第1領域を発光ダイオード毎のランド部の投影領域を全て包含する1つの領域としたが、第1領域は複数のランド部の投影領域に分割されていてもよい。さらに、第1領域は発光ダイオードの投影領域と重複しない領域を含んでもよい。
加えて、第1領域においてフレキシブルプリント配線板に貫通孔を形成し、この貫通孔及びフレキシブルプリント配線板の表面と発光ダイオードとの間に熱伝導性接着剤を充填してもよい。このように発光ダイオードの裏面に熱伝導性接着剤を当接させることで、当該照明装置の放熱効果がさらに向上する。
また、当該照明装置は、金属基材の裏面側に積層されるヒートシンクを備えてもよい。当該照明装置がヒートシンクを備えることで、当該照明装置の放熱効果をより向上させることができる。このヒートシンクとしては、例えば中空又は中実の円柱体で、金属基材の平面形状と同様の底面を有するものが用いられる。また、ヒートシンクの材質としては、伝熱性の高いものであれば特に限定されないが、軽量性及び加工性の観点からアルミニウムを好適に用いることができる。さらに、ヒートシンクは金属板又は金属ブロックを機械加工して製造できるが、コストの観点からは金属板を用いることが好ましい。また、ヒートシンクと金属基材とを一体化してもよい。
ヒートシンクの平均厚さの下限としては、0.3mmが好ましく、0.5mmがより好ましい。一方、ヒートシンクの平均厚さの上限としては、15mmが好ましく、10mmがより好ましい。ヒートシンクの平均厚さが上記下限未満の場合、放熱効果が向上し難くなるおそれがある。逆に、ヒートシンクの平均厚さが上記上限を超える場合、当該照明装置の重量や体積が不必要に大きくなるおそれがある。
なお、当該照明装置はLED電球以外の形態の照明装置に適用することも可能である。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[配光角]
<No.1〜4>
図1の照明装置において、直角錐台部の底面形状、直角錐台部Zの側面の底面に対する傾斜角、発光ダイオードの配設位置における対向する側面間の距離、及び発光ダイオードの発光面の中心の基底部底面からの高さ、直角錐台部の各側面における発光ダイオードの配設数、光拡散カバーの前頭部の短軸半径r1及び赤道半径r2、基底部の底面直径、高さ並びに短軸半径R1及び赤道半径R2をそれぞれ表1に示す値とし、No.1〜4の照明装置モデルを形成した。No.1〜4における光拡散カバーの前頭部の扁平比率(赤道半径r2の短軸半径r1に対する比、r2/r1)及び基底部の扁平比率(赤道半径R2の短軸半径R1に対する比、R2/R1)を表1に併せて示す。なお、直角錐台部の各側面における発光ダイオードの配設数については、行(高さ方向)及び列(水平方向)の積で表す。例えば、No.1においては、高さ方向に2枚、水平方向に2枚の計4枚の発光ダイオードが配設される。
上記No.1〜4の照明装置モデルに用いた発光ダイオードは、平面寸法が横1.5mm×縦3mmであり、レンズを有さない。また、直角錐台部の各側面において、複数の発光ダイオードは略均等に配設され、かつ複数の発光ダイオードの発光面の中心は直角錐台部の側面の中心と略一致している。さらに、これらのモデルにおいて直角錐台部の上面には発光ダイオードは配置しない。ここで、「発光面の中心が直角錐台部の側面の中心と略一致」とは、発光面の中心と直角錐台部の各側面の幾何学的重心との距離が3mm以内であることを意味する。
(評価)
上記No.1〜4の照明装置について、光度の分布(配光角)を以下の手順で算出した。まず、直角錐台部の底面中心を原点とし、この原点を通り直角錐台部の底面と平行な1つの軸を基準軸とする。次に、直角錐台部の中心軸に対する角度がθ(°)である方向において、直角錐台部の中心軸方向から見て上記基準軸を中心に左右に−90°から90°の範囲の光度の平均値を算出する。この光度平均値をθが0°から360°の範囲で算出した結果を図8A〜図8Dに示す。なお、図8A〜図8Dでは、直角錐台部の中心軸上で直角錐台部の底面の裏側(発光ダイオードの発光面と反対側)に位置する方向をθ=0°としている。この光度は、1個の発光ダイオードの光度分布がランバート配光となることを前提としており、解析ソフトウェア「ZEMAX」を用いて発光ダイオード1本あたりの光線本数を1億本とし、non−sequential、Far Fieldで照明解析をすることより算出したものである。なお、光拡散カバーの基底部の底面では光が散乱(反射)するものとした。No.1〜4の配光角を表1に併せて示す。
Figure 2016004664
表1及び図8A〜8Dに示すように、直角錐台部の側面傾斜角が55°以上85°以下であり、複数の発光ダイオードが金属基材の凸部の側面のみに略均等に配設されているNo.1〜4の配光角は200°以上であり、従来型のLED電球の配光角が約120°であるのに対し配光角が向上している。
[放熱性]
<No.5>
まず、ポリイミドを主成分とする平均厚さ25μmの絶縁フィルムと、銅箔製の平均厚さ35μmの導電パターンと、ポリイミドを主成分とする平均厚さ25μmの絶縁層及び平均厚さ30μmの接着層を有するカバーレイとを裏面側からこの順に積層したフレキシブルプリント配線板を用意する。なお、このフレキシブルプリント配線板は表面(カバーレイの表面)に白色コートを有する。また、このフレキシブルプリント配線板は導電パターンにLED(発光ダイオード)が実装可能なランド部を有し、このランド部に沿ってカバーレイに開口が設けられている。
次に、上記フレキシブルプリント配線板のLED実装予定領域の投影領域(LEDの平面積と等面積)において絶縁フィルムをエッチング液により除去し、導電パターンを露出させる。その後、上記ランド部に厚さ150μmのメタルマスクを用いて鉛フリー半田(Sn−3.0Ag−0.5Cu)をスクリーン印刷し、この半田の上に白色LED(日亜化学工業株式会社の「NS6W833T」)を載置し、半田をリフローさせることでLEDを実装する。
次いで、表面に離型処理をしたポリエチレンテレフタレートフィルム(離型フィルム)の表面にエポキシ系接着剤を塗工し、乾燥により接着剤を平均厚さが20μmのBステージ状態とする。さらにこの接着剤の表面に離型フィルムを積層し、接着シートを作成する。この接着シートのLED実装領域の投影領域に相当する部分(LEDの平面積と等面積)を切抜くと同時に、接着シートを上記フレキシブルプリント配線板の外形に合わせて打抜く。その後、接着シートの一方の離型フィルムを剥がし、上記切抜き部分が絶縁フィルムの導電パターン露出領域と一致するように上記フレキシブルプリント配線板の裏面に接着シートを仮貼りする。
接着シートの仮貼り後(接着剤層の積層後)、上記接着シートの裏面に上記切抜き部分よりも幅が50μm広い開口を設けた200メッシュのスクリーンを載置し、上記切抜き部分(絶縁フィルム及び接着剤の除去部分)に、エポキシ系接着剤と硬化剤と粒径5〜30μmのアルミナ粒子及び粒径0.5〜1μmのアルミナ粒子とを混合した熱伝導率3W/mKの熱伝導性接着剤をスクリーン印刷により充填する。
熱伝導性接着剤の充填後、上記接着シートの裏面の離型フィルムを剥がし、アルミニウム製の平均厚み1mmの金属基材に仮貼りする。この積層体を真空容器中で100℃に加熱し接着剤の粘度を低下させた後、シリコーンラバーでLEDを実装したフレキシブルプリント配線板の表面側から0.1MPaの圧力を加え、仮圧着する。その後、上記積層体を真空容器から取り出し、予備加熱していたオーブンに入れ、150℃で60分加熱し接着剤を硬化することで、No.5の光源モジュール及び金属基材の積層体を得る。
<No.6>
まず、フレキシブルプリント配線板の絶縁フィルムの平均厚さを13μm、導電パターンの平均厚さを18μm、カバーレイの絶縁層の平均厚さを13μm、カバーレイの接着層の平均厚さを20μmとし、エッチング液の代わりにレーザーによって絶縁フィルムのLED実装予定領域の投影領域を除去する以外は上記No.5と同様のフレキシブルプリント配線板を用意する。このフレキシブルプリント配線板に、厚さ100μmのメタルマスクを用いる以外はNo.5と同様の手順でLEDを実装する。さらに、上記No.5と同様の接着シート(切抜き部分を有するもの)を用意する。
次に、エポキシ系接着剤とアミン系硬化剤と粒径5〜30μmの窒化ホウ素粒子及び粒径0.1〜1μmのアルミナ粒子を混合した熱伝導率4W/mKの熱伝導性接着剤を離型フィルムに塗工し、乾燥により熱伝導性接着剤を平均厚さが70μmのBステージ状態とする。この熱伝導性接着シートを上記接着シートの切抜き部分(LEDの平面積と等面積)よりも幅が100μm広い形状で打抜き加工で離型シートを残してハーフカットする。
次いで、この熱伝導性接着シートをフレキシブルプリント配線板の絶縁フィルムの除去部分(導電パターンの露出部分)に貼る。熱伝導性接着シートを貼付後、上記接着シートの一方の離型フィルムを剥がし、上記切抜き部分が絶縁フィルムの導電パターン露出領域と一致するよう上記フレキシブルプリント配線板の裏面に接着シートを仮貼りする。
上記接着シートをフレキシブルプリント配線板の裏面に仮貼り後、熱伝導性接着シート及び接着シートの裏面の離型フィルムを剥がし、No.5と同様の金属基材に仮貼りする。この積層体を真空容器中で100℃に加熱し接着剤の粘度を低下させた後、シリコーンラバーでLEDを実装したフレキシブルプリント配線板の表面側から0.2MPaの圧力を加え、仮圧着する。この時、熱伝導性接着剤の粘度が低下し、加圧によって流動することで絶縁フィルム及び接着剤の除去部分に熱伝導性接着剤が充填され導電パターンに当接する。その後、上記積層体を真空容器から取り出し、予備加熱していたオーブンに入れ、150℃で60分加熱し接着剤を硬化することで、No.6の光源モジュール及び金属基材の積層体を得る。
<No.7>
まず、上記No.5と同様のLED実装フレキシブルプリント配線板及び接着シート(切抜き部分を有するもの)を用意し、このフレキシブルプリント配線板の裏面にNo.5と同様の手順で接着シートを仮貼りする。
接着シートの仮貼り後、上記接着シートの切抜き部分にディスペンサを用いて上記No.5と同様の熱伝導性接着剤を吐出し、大気環境中で30分放置して表面を平坦化することで絶縁フィルム及び接着剤の除去部分に熱伝導性接着剤を充填する。
熱伝導性接着剤の充填後、上記接着シートの裏面の離型フィルムを剥がし、No.5と同様の金属基材に仮貼りする。この積層体を真空容器中で100℃に加熱し接着剤の粘度を低下させた後、シリコーンラバーでLED実装フレキシブルプリント配線板の表面側から0.1MPaの圧力を加え、仮圧着する。その後、上記積層体を真空容器から取り出し、予備加熱していたオーブンに入れ、150℃で60分加熱し接着剤を硬化することで、No.7の光源モジュール及び金属基材の積層体を得る。
<No.8>
まず、上記No.5と同様のLED実装フレキシブルプリント配線板を用意する。次に、離型フィルムの表面にエポキシ系接着剤を塗工し、乾燥により接着剤を平均厚さが20μmのBステージ状態とする。さらにこの接着剤の表面に離型フィルムを積層し、接着シートを作成する。この接着シートのLED実装領域の投影領域に相当する部分を切抜くことなく、上記フレキシブルプリント配線板の外形に合わせて打抜く。その後、接着シートの一方の離型フィルムを剥がし、上記フレキシブルプリント配線板の裏面に接着シートを仮貼りする。
上記接着シートの仮貼り後、接着シート裏面の離型フィルムを剥がし、No.5と同様の金属基材に仮貼りする。この積層体を真空容器中で100℃に加熱し接着剤の粘度を低下させた後、シリコーンラバーでLED実装フレキシブルプリント配線板の表面側から0.1MPaの圧力を加え、仮圧着する。その後、上記積層体を真空容器から取り出し、予備加熱していたオーブンに入れ、150℃で60分加熱し接着剤を硬化することで、No.8の光源モジュール及び金属基材の積層体を得る。
<参考例>
まず、熱伝導率3W/mK、平均厚さ80μmの熱伝導性接着剤を介して、アルミニウム製の平均厚さ1mmのベース材に銅箔製の平均厚さ35μmの導電パターンが積層されたプリント配線板を用意する。このプリント配線板は導電パターンにLEDが実装可能なランド部を有する。
次に、上記プリント配線板のランド部に厚さ150μmのメタルマスクを用いて鉛フリー半田(Sn−3.0Ag−0.5Cu)をスクリーン印刷し、この半田の上に白色LEDを載置し、半田をリフローさせることでLEDを実装し、参考例の放熱性回路基板を得る。
(評価)
上記No.5〜8及び参考例の光源モジュール及び金属基材の積層体について以下の放熱試験を行った。まず、以下の手順で上記積層体の温度特性を求めた。最初に、リード線を接続した状態で上記積層体を恒温槽中に配置する。次に、恒温槽が30℃、40℃、50℃及び60℃の各温度に到達毎に30分以上保持して恒温槽及び上記積層体の温度を安定させ、LEDの温度が自己発熱で上昇しないよう上記積層体に微小電流(例えば4mAの電流)を通電させた時の電圧を測定する。このようにして得た電圧と温度との関係を最小二乗法で直線近似することで、LEDの温度特性が約−1.4mV/℃であることが導出される。
次に、室温23℃で外部からの風の影響を受けない場所に上記積層体が室温になるように放置後、放熱性回路基板にリード線を介し直流電源に接続する。この積層体に対し、最初に4mA通電して室温時の電圧を測定し、その後15秒間300mA通電後、0.1秒以内に電流を4mAに変更して電圧を測定し、再度15秒間300mA通電し0.1秒以内に電流を4mAに変更して電圧を測定する操作を、通電に伴って上昇するLEDの温度が安定する(電圧が一定になる)まで最大で30分繰り返す。この温度が安定した時点での4mA通電時の電圧と最初の室温での4mA通電時の電圧との電圧差を先に測定した上記LEDの温度特性で割ることで、LEDの室温からの温度上昇量を導出する。この結果を表2に示す。
Figure 2016004664
表2に示すように、No.5〜7の積層体は、参考例のアルミニウムをベース材として用いた積層体と同等の放熱効果を奏する。これに対し、熱伝導性接着剤を用いていないNo.8の積層体は、LEDの温度上昇量が多く、放熱効果に劣る。
以上のように、本発明の照明装置は低コストながら配光角が大きく、かつ光度の変動を効果的に抑制でき、高い放熱性を有する。従って、本発明の照明装置は、LED電球等に好適に用いることができる。
1 発光ダイオード
2 フレキシブルプリント配線板
2a 絶縁フィルム
2b ランド部
2c 導電パターン
2d カバーレイ
3 光源モジュール
4 接着剤層
4a 第1接着剤部
4b 第2接着剤部
5 金属基材
5a 貫通孔
6 光拡散カバー
6a 前頭部
6b 基底部
7 放熱体
8 コネクタ
9 半田
A 第1領域
B 第2領域
Z 直角錐台部

Claims (9)

  1. 複数の発光ダイオード及びこれらの複数の発光ダイオードが実装されるプリント配線板を有する光源モジュールと、
    この光源モジュールが接着剤層を介して積層される金属基材と、
    この金属基材に上記複数の発光ダイオードを覆うよう付設され、外形が部分回転体状の光拡散カバーと
    を備える照明装置であって、
    上記金属基材が側面傾斜角55°以上85°以下の直角錐又は直角錐台の凸部をその中心軸が上記光拡散カバーの部分回転体の回転軸と略一致するよう有し、
    上記光源モジュールの複数の発光ダイオードが金属基材の凸部の側面のみに略均等に配設され、
    上記接着剤層の少なくとも一部が熱伝導性接着剤から構成されている照明装置。
  2. 上記プリント配線板が、裏面に配設される絶縁フィルムと、表面に配設され、上記複数の発光ダイオードが実装される複数のランド部とを有し、上記発光ダイオード毎の複数のランド部の投影領域を少なくとも覆う第1領域で上記絶縁フィルムが除去されており、上記絶縁フィルムの除去部分に上記熱伝導性接着剤が充填されている請求項1に記載の照明装置。
  3. 上記複数の発光ダイオードの発光面の中心が上記光拡散カバーの赤道面と略一致若しくは下方に位置する請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
  4. 上記光拡散カバーが赤道面より金属基材側の基底部と先端側の前頭部とを有し、上記前頭部の外形が真球状であり、基底部の外面の扁平比率が1以上である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の照明装置。
  5. 隣接する発光ダイオード又は発光ダイオード群の発光面の法線の上記凸部の底面への投影線の成す角が全て等しく、かつ72°以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 上記プリント配線板がフレキシブルプリント配線板であり、上記金属基材がプレス成型、ダイカスト、冷間鍛造又は切削加工により形成される上記直角錐又は直角錐台状の凸部を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 上記金属基材がアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、又はマグネシウム合金から形成される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 上記光拡散カバーが、ガラス、セラミック又は合成樹脂を主成分とし、複数の光拡散粒子を有する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 電球として用いられる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。

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