JP2016004162A - 画像形成装置 - Google Patents

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一宏 望月
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Abstract

【課題】定着部における記録材の通紙がされない部位を効率的に冷却することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】加熱ローラ32及び加圧ローラ31を有する定着装置30と、定着装置30に対向するように加熱ローラ32のローラ軸方向Mの端部側に配置され、定着装置30に向かって送風するファン61と、ファン61よりも送風方向Nの上流に配置され、送風方向Nの上流から下流に向かうに従ってローラ軸方向Mの中央部から端部へと向かう傾斜面64X、65Xを形成可能で、傾斜面64X、65Xの角度を変更可能なファン扉64、65と、定着装置30よりも送風方向Nの下流に配置されて、ファン61が送風する風を排気する排気開口部37と、ファン61及びファン扉64、65の駆動を制御するコントローラ51と、を備える画像形成装置100を構成した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、定着装置を冷却する冷却機構を有する画像形成装置に関する。
特許文献1には、定着装置に冷却ファンを設けて、転写材幅方向で最大サイズの転写材よりも小さい転写材が定着ローラと加圧ローラとの間を通過するときに、その定着ローラと加圧ローラとの間の非通紙部に送風して冷却する画像形成装置が開示される。また、その冷却ファンの送風口の幅方向の長さを調節することで、異なったサイズの転写材が通過するときの非通紙部の昇温が防止される。
特開2003−076209号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、定着装置に送風される風は指向性が弱く、また、風を排気する排気口がない。このために、冷却ファンの送風は、非通紙部を冷却するのみならず、通紙部へと分流して通紙部を冷却してしまう問題が生じ得る。
本発明は、上記実情に鑑み、定着部における記録材の通紙がされない部位を効率的に冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、熱源を有する加熱ローラ、及び、前記加熱ローラに対して加圧する加圧ローラを有し、記録材の表面に現像剤を定着させる定着部と、前記定着部に対向するように前記加熱ローラのローラ軸方向の端部側に配置され、前記定着部に向かって送風するファンと、前記ファンよりも送風方向の上流に配置され、送風方向の上流から下流に向かうに従って前記ローラ軸方向の中央部から端部へと向かう傾斜面を形成可能で、前記傾斜面の角度を変更可能なファン扉と、前記定着部よりも送風方向の下流に配置されて、前記ファンが送風する風を排気する排気開口部と、前記ファン及び前記ファン扉の駆動を制御するコントローラと、を備えることを特徴とする。
本発明の他の画像形成装置は、熱源を有する加熱ローラ、及び、前記加熱ローラに対して加圧する加圧ローラを有し、記録材の表面に現像剤を定着させる定着部と、前記定着部に対向するように前記加熱ローラのローラ軸方向の端部側に配置され、前記定着部に向かって送風するファンと、前記定着部と前記ファンとの間に配置され、前記ファンから送風された風を給気する吸気開口部と、前記ローラ軸方向で中央部から端部へと移動することで前記吸気開口部を縮小し、前記ローラ軸方向で端部から中央部へと移動することで前記吸気開口部を拡大する吸気シャッタと、前記定着部よりも送風方向の下流に配置されて、前記ファンが送風する風を排気する排気開口部と、前記ファン及び前記吸気シャッタの駆動を制御するコントローラと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、定着部における記録材の通紙がされない部位を効率的に冷却することができる
実施例1に係る画像形成装置の断面図である。 定着装置及び冷却機構の斜視図である。 支持筐体の斜視図である。 図3のフレーム部に排気シャッタ機構が取付けられた状態を示す斜視図である。 冷却機構の斜視図である。 冷却機構から上フレームを取り除いた斜視図である。 B5サイズの記録材Sが縦送りで定着装置に搬送された場合の冷却機構及び排気シャッタ機構の移動位置を示した平面図である。 A4サイズの記録材Sが縦送りで定着装置に搬送された場合の冷却機構および排気シャッタ機構の移動位置を示した平面図である。 実施例2に係る定着装置と冷却機構の斜視図である。 冷却機構の斜視図である。 冷却機構を定着装置側から見た斜視図である。 B5サイズの記録材が縦送りで定着装置に搬送された場合の吸気シャッタ及び排気シャッタの移動位置を示した図である。 はA4サイズの記録材が縦送りで定着装置に搬送された場合の吸気シャッタおよび排気シャッタの移動位置を示した図である。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、実施例1に係る画像形成装置100の断面図である。図1に示されるように画像形成装置100は装置本体100Aを有する。装置本体100Aの内部には補給容器1(トナーボトル)が配置される。補給容器1は、装置本体100Aの内部で長手方向が水平に沿う向きに設置されている。
補給容器1から排出される現像剤は、収容手段としてのホッパー24(一時収容容器)に一旦収容された後、現像装置11(現像手段)へ送り出される。現像装置11に送り出された現像剤により、像担持体としての感光体ドラム6を有する画像形成部7にて現像剤像が形成される。
一方、給送部5から給送された記録材Sは、画像形成部7において形成された現像剤像が転写され、定着装置30を通して現像剤像が定着され、排出トレイ9に排出される。画像形成部7は、装置本体100Aの内部で補給容器1に重ならないように配置される。操作部50は、立面操作部として装置本体100Aの右側に配置される。また、コントローラ51は、装置本体100Aの内部機器の駆動を制御する他、後述するファン61及びファン扉64、65の駆動を制御する(図5参照)。
図2は、定着装置30及び冷却機構60の斜視図である。図2に示されるように、『定着部』としての定着装置30は、熱源を有する加熱ローラ32、及び、加熱ローラ32に対して加圧する加圧ローラ31を有し、記録材Sの表面にトナー(現像剤)を定着させる。加圧ローラ31と加熱ローラ32は、図示しない加圧機構により圧力が負荷された状態でニップを形成する。支持筐体33は、加圧ローラ31と加熱ローラ32の周囲を囲みながら、それらを支持する。
冷却機構60は、定着装置30の加熱ローラ32側の近傍に配置され、加熱ローラ32の長手方向の両端部の各々にファン61を有する。ファン61は、定着装置30に対向するように加熱ローラ32のローラ軸方向Mの端部側に配置され、定着装置30に向かって送風する。ファン61は、加圧ローラ31のローラ軸から加熱ローラ32のローラ軸へと延長される延長面Q上に配置される。
図3は、支持筐体33の斜視図である。支持筐体33は、フレーム部34及び蓋部35を有する。フレーム部34の側板34a、34aには、加圧ローラ31と加熱ローラ32を支持する切欠部34a1が形成される。また、蓋部35の両端部で切欠部34a1の近傍に位置する部位には、加熱ローラ32の両端部が定着装置30の外に露出するように吸気開口部38が形成される。さらに、フレーム部34の両端部で吸気開口部38と対向する部位には、加圧ローラ31の両端部が定着装置30の外に露出するように排気開口部37が形成される。
図4は、図3のフレーム部34に排気シャッタ機構39が取付けられた状態を示す斜視図である。シャッタ40、41は、フレーム部34の両端部に形成される排気開口部37の位置をローラ軸方向Mに移動させる板部40a、41aと、板部40a、41aに取り付けられるラック部40b、41bと、を有する。排気開口部37は、定着装置30よりも送風方向Nの下流に配置されて、ファン61が送風する風を排気する。フレーム部34の排気開口部37は、一部がシャッタ40、41で閉じられて、実際には、シャッタ40、41で閉じられてない部位が排気開口部に相当する。
ラック部40b、41bが互いにフレーム部34の長手方向の中央部へ向かうように延びている。ラック部40bとラック部41bとに挟まれる形で、長手方向の中央部にピニオンギア42が設けられる。ラック部41bの上方にはステッピングモータ43の軸に取り付けられたギア43aが配置されている。
コントローラ51は、ステッピングモータ43を駆動させる。そうすると、ギア43aが正方向又は負方向に回転して、ラック部40bとラック部41bとが水平方向に互いに逆方向に移動して、板部40aと板部41aとが排気開口部37をローラ軸方向Mへ移動させる。このとき、シャッタ40と41は互いにフレーム部34の長手方向に対して必ず逆向きに移動するため、シャッタ40、41に覆われずに露出する排気開口部37の位置は、フレーム部34の長手方向の中央部から必ず同じ距離の位置で開口することになる。
図5は、冷却機構60の斜視図である。冷却機構60は、上フレーム62と下フレーム63とを有する。下フレーム63の長手方向の両端部には、定着装置30の蓋部35の両端部に設けられた吸気開口部38へ向かって送風できるようにファン61がそれぞれ設けられている。また、ファン61の吸気側には、ファン扉64、65が配置される。
ファン扉64、65は、下フレーム63と上フレーム62に設けられた回動軸64Y、65Yを回動中心として回動自在に支持される。ファン扉64、65は、ファン61よりも送風方向Nの上流に配置され、送風方向Nの上流から下流に向かうに従ってローラ軸方向Mの中央部から端部へと向かう傾斜面64X、65Xを形成可能で、傾斜面64X、65Xの角度を変更可能に構成される(図7参照)。
図6は、冷却機構60から上フレーム62を取り除いた斜視図である。ファン扉64、65の上フレーム62との接続部近傍にはギア形状部64a、65aがそれぞれ設けられている。ギア形状部64a、65aは、それぞれラック部材66、67に接している。ラック部材66、67はピニオンギア68、ステッピングモータ69と接している。これらは図示されていない上フレーム62(図5参照)に支持されている。
こうした構成により、コントローラ51がステッピングモータ69を正方向又は負方向に回転させると、ラック部材66、67が互いに逆方向へと移動を開始して、ファン扉64、65も互いに逆回転となるように回動する。
図7は、B5サイズの記録材Sが縦送りで定着装置30に搬送された場合の冷却機構60(図5参照)及び排気シャッタ機構39(図4参照)の移動位置を示した平面図である。図8は、A4サイズの記録材Sが縦送りで定着装置30に搬送された場合の冷却機構60および排気シャッタ機構39の移動位置を示した平面図である。
コントローラ51が記録材Sのサイズを認識すると、冷却機構60のステッピングモータ69と、排気シャッタ機構39のステッピングモータ43と、をサイズ毎に決められた量だけ駆動させる。ここで、B5サイズとA4サイズの記録材Sが搬送されてきたときのファン扉64、65の動作を比べる。
幅の狭いB5サイズでは(図7参照)、冷却機構60のステッピングモータ69は、ファン扉64、65をファン61と成す角度αが鈍角となるように移動させる。すなわち、コントローラ51は、記録材Sのローラ軸方向Mのサイズが小さくなる程に、ローラ軸方向Mに対するファン扉64、65の角度が鈍角になるように、ファン扉64、65の駆動を制御する。
また、排気シャッタ機構39のステッピングモータ43は、シャッタ40、41をフレーム部34の長手方向に対して中央側へ向けて移動させる。すなわち、コントローラ51は、ローラ軸方向Mに対するファン扉64、65の角度が鈍角になるに従って、排気開口部37をローラ軸方向Mの端部から中央部へと移動させる。
逆にB5サイズに比べて幅の広いA4サイズでは(図8参照)、冷却機構60のステッピングモータ69は、ファン扉64、65をファン61と成す角度αが鋭角となるように移動させる。すなわち、コントローラ51は、記録材Sのローラ軸方向Mのサイズが大きくなる程に、ローラ軸方向Mに対するファン扉64、65の角度が鋭角になるように、ファン扉64、65の駆動を制御する。
また、排気シャッタ機構39のステッピングモータ43は、シャッタ40、41をフレーム部34の長手方向に対して両端部側へ向けて移動させる。すなわち、コントローラ51は、ローラ軸方向Mに対するファン扉64、65の角度が鋭角になるに従って、排気開口部37をローラ軸方向Mの中央部から端部へと移動させる。
ところで、ファン61とファン扉64または65の成す角度αが鈍角から鋭角まで可変することにより、ファン61の排気方向に変化が生じる。角度αが鈍角である場合(図7参照)、ファン61の排気方向はファン扉64、65の影響を受けることなくファン61の排気口に対して垂直となる。しかし、角度αが鋭角になればなるほど(図8参照)、ファン61の排気方向はファン扉64、65の影響を受け、ファン61の排気口に対してファン扉64、65の板面と略平行な方向へ傾いていくことが分かっている。
これは、ファン61とファン扉64、65の成す角度αが鈍角である場合、以下のようになることによる。すなわち、ファン扉64、65の回動中心近傍ではファン61とファン扉64、65の隙間が狭いためにファン61が十分な吸気が行えない。この一方で、ファン扉64、65の回動中心とは反対に位置する辺近傍では十分な吸気が行える。このことで、ファン61の吸気に差が生じる。
このとき、ファン61は十分に吸気を行えた空気をフィンが回転しながら排気開口部37へと導くが、フィンが1周するより早く吸気した空気が排気開口部37へ到達してしまう。このため、ファン61は空気を十分に吸気した位置とはファン61の回転中心とは逆の位置へ排気する状態となる。つまり、ファン扉64、65の回動中心側へ傾いて空気を送り出すことになる。
この特性を利用して、記録材Sの幅が狭い場合は(図7参照)、ファン扉64、65とファン61の成す角度が鈍角となることでファン61の吸気角度に影響を与えず、ファン61の送風はファン61の排気口から垂直に放出される。放出された送風は加熱ローラの非通紙部領域を通過し、加圧ローラの奥に開口している排気開口部37へと向かい、定着装置30の外へと放出される。このとき、ファン61より放出された風は、加熱ローラ32に略垂直に送られ、加熱ローラ32を通過後も排気開口部37へ向けて略垂直方向を維持したまま定着装置90の外へ放出される。
逆に記録材Sの幅が広い場合は(図8参照)、ファン扉64、65とファン61の成す角度が鋭角となることでファン61の吸気方向に影響を与え、ファン61の送風はファン61の排気口から加熱ローラ32の両端部方向へ向かって傾いて放出される。このとき放出された風は、加熱ローラ32の端部に向かって斜めに傾いて送られ、加熱ローラ32を通過後も排気開口部37が加熱ローラ32の両端部よりも外側へ位置しているため、斜めに傾いた状態を維持したまま定着装置30の外へ放出される。
このように構成することで、記録材Sの幅が狭く加熱ローラ32の非通紙部領域が広くなる場合でも、記録材Sの幅が広く加熱ローラ32の非通紙部領域が狭くなる場合でも、効率よく非通紙部領域のみを冷却することが可能となる。つまり、定着装置30における記録材Sの通紙がされない部位を効率的に冷却することができる。
図9は、実施例2に係る定着装置90と冷却機構120の斜視図である。実施例2では、実施例1の冷却機構60に替えて冷却機構120を用いている点が異なる。実施例2中で実施例1と同一符号の付されている部位は、実施例1と同一の構成であるので同一符号を付し、説明が援用されるものとして説明を省略する。なお、実施例2でも実施例1にて図3及び図4を参照しつつ説明した構成は同様である。
定着装置90は、搬送された記録材S上のトナーを圧力と熱により記録材Sに定着させるために加圧ローラ31と加熱ローラ32がお互いに水平に配置され、図示しない加圧機構により圧力がかけられた状態でニップを形成している。そして、支持筺体33が加圧ローラ31と加熱ローラ32の周囲を囲みながら支持している。
また、冷却機構120は定着装置30の加熱ローラ32側近傍に定着装置30と水平に配置されており、加熱ローラ32の長手方向の両端部にそれぞれファン61を備えている。ファン61は、加圧ローラ31のローラ軸から加熱ローラ32のローラ軸へと延長される延長面Q上に配置される。
図10は、冷却機構120の斜視図である。冷却機構120はフレーム121を有する。フレーム121の長手方向の両端部には、定着装置90の蓋部93の両端部に設けられた支持筐体33の吸気開口部38(図3参照)へ向かって送風できるようにファン61がそれぞれ設けられている。
図11は、冷却機構120を定着装置90側から見た斜視図である。ファン61からの送風を冷却機構120から定着装置90外へ送るための吸気開口部122が冷却機構120の長手方向の両端部に設けられている。吸気開口部122は、定着装置90とファン61との間に配置され、ファン61から送風された風を給気することになる。また、この吸気開口部122を覆うことが可能な吸気シャッタ123、124が吸気開口部122の近傍に備えつけられている。
吸気シャッタ123、124は、吸気開口部122を覆うためのシャッタ部123a、124aと、冷却機構120の長手方向に移動するための駆動力を受けるラック部123b、124bと、を有する。吸気シャッタ123、124のラック部123b、124bは、互いに中央へ向かって延びる。ラック部123b、124bに挟まる形でピニオンギア125が配置される。ラック部124bの上方に、駆動力を発生させるためのステッピングモータ126のギア126aが設けられている。
コントローラ51より信号が発せられると、ステッピングモータ126が正方向又は負方向に回転を開始し、吸気シャッタ123、124をそれぞれ可変させる。すなわち、吸気シャッタ123、124は、ローラ軸方向Mで中央部から端部へと移動することで吸気開口部122を縮小し、ローラ軸方向Mで端部から中央部へと移動することで吸気開口部122を拡大する。
このとき、吸気シャッタ123と吸気シャッタ124は互いに冷却機構120の長手方向に対して必ず逆向きに移動するため、吸気シャッタ123と吸気シャッタ124の位置は、冷却機構120の長手方向の中央部から必ず同じ距離の位置に移動することになる。
図12は、B5サイズの記録材Sが縦送りで定着装置90に搬送された場合の吸気シャッタ123、124及び排気シャッタ40、41の移動位置を示した図である。さらに図13はA4サイズの記録材Sが縦送りで定着装置90に搬送された場合の吸気シャッタ123、124および排気シャッタ40、41の移動位置を示した図である。
コントローラ51が記録材Sのサイズを認識すると、冷却機構120のステッピングモータ126と排気シャッタ機構39のステッピングモータ101をサイズ毎に決められた量だけ駆動させる。B5サイズとA4サイズを比べる。
幅の狭いB5サイズでは(図12参照)冷却機構120のステッピングモータ126は吸気シャッタ123、124を開口部の幅が広がるように冷却機構120の長手方向中央側へ移動させる。すなわち、コントローラ51は、記録材Sのローラ軸方向Mのサイズが小さくなる程に、吸気シャッタ123、124がローラ軸方向Mの端部から中央部へと移動するように、吸気シャッタ123、124の駆動を制御する。
そして、排気シャッタ機構39のステッピングモータ101は排気シャッタ40、41をフレーム部92の長手方向に対して中央側へ向けて移動させる。すなわち、コントローラ51は、吸気シャッタ123、124がローラ軸方向Mの端部から中央部へと移動するに従って、排気開口部37をローラ軸方向Mの端部から中央部へと移動させる。なお、排気開口部37は、吸気開口部122の最小の開口量と略同じ開口量である。
逆にB5サイズに比べて幅の広いA4サイズでは(図13参照)冷却機構120のステッピングモータ126は吸気シャッタ123、124を開口部の幅が狭まるように冷却機構120の長手方向の両端部側へ移動させる。すなわち、コントローラ51は、記録材Sのローラ軸方向Mのサイズが大きくなる程に、吸気シャッタ123、124がローラ軸方向Mの中央部から端部へと移動するように、吸気シャッタ123、124の駆動を制御する。
そして、排気シャッタ機構39のステッピングモータ101は排気シャッタ40、41をフレーム部92の長手方向に対して両端部側へ向けて移動させる。すなわち、コントローラ51は、吸気シャッタ123、124がローラ軸方向Mの中央部から端部へと移動するに従って、排気開口部37をローラ軸方向Mの中央部から端部へと移動させる。
記録材Sの幅が狭い場合は、吸気シャッタ123、124が開口部の幅を広げるように移動することで、ファン61の送風はファン61の排気口から垂直に放出される。放出された送風は加熱ローラ32の非通紙部領域を通過し、加圧ローラ31の奥に開口している排気開口部37へと向かい、定着装置90の外へと放出される。このとき、ファン61より放出された風は、加熱ローラ32に略垂直に送られ、加熱ローラ32を通過後も排気開口部96へ向けて略垂直方向を維持したまま定着装置90の外へ放出される。
逆に記録材Sの幅が広い場合は、吸気シャッタ123、124が開口部の幅を狭めるように移動するため、ファン61の送風はファン61の排気口から加熱ローラ32の両端部方向へ向かって傾いて放出される。このとき放出された風は、加熱ローラ32の端部に向かって斜めに傾いて送られ、加熱ローラ32を通過後も排気開口部96が加熱ローラ32の両端部よりも外側へ位置しているため、斜めに傾いた状態を維持したまま定着装置90の外へ放出される。
このように構成することで、記録材Sの幅が狭く加熱ローラ32の非通紙部領域が広くなる場合でも、記録材Sの幅が広く加熱ローラ32の非通紙部領域が狭くなる場合でも、効率よく非通紙部領域のみを冷却することが可能となる。つまり、定着装置90における記録材Sの通紙がされない部位を効率的に冷却することができる。
なお、前述の実施例は、マルチファンクションプリンタに対して本発明を適用したものであるが、シングルファンクションプリンタ等の他の画像形成装置、または他の用途目的の装置に対しても本発明は同様に適用することができる。
30 定着装置(定着部)
31 加圧ローラ
32 加熱ローラ
37 排気開口部
51 コントローラ
61 ファン
64、65 ファン扉
64X、65X 傾斜面
100 画像形成装置
M ローラ軸方向
N 送風方向
S 記録材

Claims (13)

  1. 熱源を有する加熱ローラ、及び、前記加熱ローラに対して加圧する加圧ローラを有し、記録材の表面に現像剤を定着させる定着部と、
    前記定着部に対向するように前記加熱ローラのローラ軸方向の端部側に配置され、前記定着部に向かって送風するファンと、
    前記ファンよりも送風方向の上流に配置され、送風方向の上流から下流に向かうに従って前記ローラ軸方向の中央部から端部へと向かう傾斜面を形成可能で、前記傾斜面の角度を変更可能なファン扉と、
    前記定着部よりも送風方向の下流に配置されて、前記ファンが送風する風を排気する排気開口部と、
    前記ファン及び前記ファン扉の駆動を制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記コントローラは、転写材の前記ローラ軸方向のサイズが小さくなる程に、前記ローラ軸方向に対する前記ファン扉の角度が鈍角になるように、前記ファン扉の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コントローラは、転写材の前記ローラ軸方向のサイズが大きくなる程に、前記ローラ軸方向に対する前記ファン扉の角度が鋭角になるように、前記ファン扉の駆動を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記コントローラは、前記ローラ軸方向に対する前記ファン扉の角度が鈍角になるに従って、前記排気開口部を前記ローラ軸方向の端部から中央部へと移動させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記コントローラは、前記ローラ軸方向に対する前記ファン扉の角度が鋭角になるに従って、前記排気開口部を前記ローラ軸方向の中央部から端部へと移動させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記ファンは、前記加圧ローラのローラ軸から前記加熱ローラのローラ軸へと延長される延長面上に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 熱源を有する加熱ローラ、及び、前記加熱ローラに対して加圧する加圧ローラを有し、記録材の表面に現像剤を定着させる定着部と、
    前記定着部に対向するように前記加熱ローラのローラ軸方向の端部側に配置され、前記定着部に向かって送風するファンと、
    前記定着部と前記ファンとの間に配置され、前記ファンから送風された風を給気する吸気開口部と、
    前記ローラ軸方向で中央部から端部へと移動することで前記吸気開口部を縮小し、前記ローラ軸方向で端部から中央部へと移動することで前記吸気開口部を拡大する吸気シャッタと、
    前記定着部よりも送風方向の下流に配置されて、前記ファンが送風する風を排気する排気開口部と、
    前記ファン及び前記吸気シャッタの駆動を制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記コントローラは、転写材の前記ローラ軸方向のサイズが小さくなる程に、前記吸気シャッタが前記ローラ軸方向の端部から中央部へと移動するように、前記吸気シャッタの駆動を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記コントローラは、転写材の前記ローラ軸方向のサイズが大きくなる程に、前記吸気シャッタが前記ローラ軸方向の中央部から端部へと移動するように、前記吸気シャッタの駆動を制御することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記コントローラは、前記吸気シャッタが前記ローラ軸方向の端部から中央部へと移動するに従って、前記排気開口部を前記ローラ軸方向の端部から中央部へと移動させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記コントローラは、前記吸気シャッタが前記ローラ軸方向の中央部から端部へと移動するに従って、前記排気開口部を前記ローラ軸方向の中央部から端部へと移動させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記排気開口部は、前記吸気開口部の最小の開口量と略同じ開口量であることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記ファンは、前記加圧ローラのローラ軸から前記加熱ローラのローラ軸へと延長される延長面上に配置されることを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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