JP2010014805A - 定着システム及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着後の用紙における定着像を、その定着像の画質の劣化を招くことなく読取装置による読み取り精度を向上させることができる定着システム等を提供する。
【解決手段】用紙(9)に形成される未定着像を加熱して定着する定着装置(4)と、前記定着装置から排出される定着後の用紙の定着像を読み取る読取部(61)を備えた読取装置(6)と、前記定着装置から排出される定着後の用紙を平面状の搬送保持面(71)に保持して前記読取装置の読取部を所定の間隔をあけた状態で通過させるように搬送する用紙搬送装置(7)と、前記定着装置から排出される定着後の用紙を前記用紙搬送装置の搬送保持面に押し付ける状態で流れる空気流を形成する空気流形成装置(8)とを有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、定着システム及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式等を利用したプリンタ、複写機等の画像形成装置においては、一般に、トナー(粉体)からなる未定着の像(トナー像)を用紙に形成した後に定着装置を通してその未定着像を加熱して定着することにより画像の形成が行われている。
このような画像形成装置では、その定着装置の用紙排出側に画像を読み取る読取装置を配置し、その読取装置により定着後(装置外に排出される前の)の用紙における定着像を読み取るという試みがなされている。この読取装置で読み取られた情報は、例えば、画像形成装置で形成する画像(未定着像)の濃度、位置等の画像形成条件を調整するための制御情報として利用され、この情報をもとに画像形成装置で形成する画像の濃度の適正化や画像の位置ずれの補正などを行うようにしている。
また、このような画像形成装置では、近年、その画像形成の高速化(単位時間当たりの画像形成枚数の増加傾向)が進んでいることから、定着装置から排出される定着後の用紙(定着像を含む)が十分に冷やされることなく高温状態のままで画像形成装置本体の外部に排出されてしまうことがある。このため、定着後の用紙が定着装置から排出された後に用紙搬送ロール(対)等に触れることにより、そのロールの接触した部分とそれ以外の部分との間で画像の光沢度に差(むら)が発生するという不具合がある。この他にも、定着後の用紙が排紙部などに順に積み重ねられて収容される際に、十分に冷やされていない定着像が接着剤の役割をすることでその積載された上下の用紙どうしが少し貼り付いた状態になるという不具合が発生することもある。
このような不具合を解消するため、従来においては、定着装置から排出される定着後の用紙を冷却する冷却装置を設け、その用紙を強制的に冷却する対策が提案されている。
その1例としては、第一の定着部で加熱された転写材が、2セットのベルトユニットにおける加熱ローラで押圧されたベルト間に挟持・搬送され、そのベルトを張架する分離ローラへ搬送される過程で冷却手段により冷却される第二の定着部を有する画像形成装置が知られている(特許文献1)。なお、特許文献1に記載されている第二の定着部は、転写材を冷却するのみでなく、その冷却をする前に第一の定着部で加熱された転写材をさらに加熱する構成になっている。
ところで、定着装置の用紙排出側(冷却装置を設置する場合はその用紙排出側を含む)に読取装置を設置した場合は、定着後の用紙における定着像を正確に読み取ることができないことがある。つまり、定着後(又は冷却後)の用紙が読取装置の読取部を通過する際に、搬送保持面から浮き上がった状態で通過することやその搬送保持面に対し上下動して(バタついて)通過することがあり、このため、その読取部と用紙(定着像)との離間距離が変動して一定しないことで正確な読み取りが困難になることがある。
ちなみに、従来においては、情報読取記録装置であるが、原稿読み取り手段に送り込まれる原稿をその読み取り手段側に押し当てる押し板を配置することが知られている(特許文献2)。しかし、この押し板は、原稿に接触するものであるため、搬送される用紙が詰まるおそれや、定着像に触れることで画像に悪影響(接触痕が残る等の画質の劣化)をおよぼすおそれがある。
特開2006−201657号公報 特開平06−46402号公報
この発明は、定着後の用紙における定着像を、その定着像の画質の劣化を招くことなく読取装置による読み取り精度を向上させることができる定着システムを提供するとともに、定着システムを通過しても画質の低下を招くことなく、定着像の精度の高い読み取り情報が反映された良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の定着システムは、用紙に形成される未定着像を加熱して定着する定着装置と、 前記定着装置から排出される定着後の用紙の定着像を読み取る読取部を備えた読取装置と、 前記定着装置から排出される定着後の用紙を平面状の搬送保持面に保持して前記読取装置の読取部を所定の間隔をあけた状態で通過させるように搬送する用紙搬送装置と、 前記定着装置から排出される定着後の用紙を前記用紙搬送装置の搬送保持面に押し付ける状態で流れる空気流を形成する空気流形成装置とを有するものである。
この発明(A2)の定着システムは、上記発明A1の定着システムにおいて、
前記読取装置が、前記定着装置に対向する第一外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面に対向するとともに前記読取部が配置される第二外面部を有する筐体を備えているとともに、
前記空気流形成装置が、前記定着装置と前記読取装置との間においてその定着装置から排出される定着後の用紙を前記用紙搬送装置の搬送保持面に押し付ける方向に流れる空気流を形成する第一流路部と、前記第一流路部で形成した空気流の空気を前記読取装置の筐体の第二外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面との間に形成される隙間空間を通して用紙搬送方向の下流側に流す第二流路部と、前記第一流路に空気を送りこむ送風機とを備えているものである。
この発明(A3)の定着システムは、上記発明A2の定着システムにおいて、
前記定着装置と前記読取装置との間に、その定着装置から排出される定着後の用紙をその定着像がある面に冷却無端ベルトを接触させた状態で搬送しながら冷却する冷却装置を設置し、
かつ、前記読取装置が、前記冷却装置に対向する第一外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面に対向するとともに前記読取部が配置される第二外面部を有する筐体を備えているとともに、
前記空気流形成装置が、前記冷却装置の冷却無端ベルトのうち前記読取装置の筐体の第一外面部に対向する区間の外周面部と前記読取装置の筐体の第一外面部とで挟まれる通気路を形成し、その通気路を通して、前記冷却装置を通過した定着後の用紙を前記用紙搬送装置の搬送保持面に押し付ける方向に流れる空気流を形成する第一流路部と、前記第一流路に空気を送りこむ送風機とを備えているものである。
この発明(A4)の定着システムは、上記発明A3の定着システムにおいて、
前記空気流形成装置が、前記第一流路部で形成した空気流の空気を、前記読取装置の筐体の第二外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面との間に形成される隙間空間を通して用紙搬送方向の下流側に流す第二流路部を備えているものである。
この発明(A5)の定着システムは、上記発明A3又はA4の定着システムにおいて、前記空気流形成装置が、前記第一流路部の通気路を構成する前記冷却無端ベルトの区間における部分を前記用紙搬送装置の搬送保持面に近づくにつれて用紙の搬送方向下流側にずれるように傾斜する傾斜面となる状態に設置し、その冷却無端ベルトの傾斜面の上方の位置から空気を流し始めるものである。
この発明(A6)の定着システムは、上記発明A3〜A5のいずれかの定着システムにおいて、
前記冷却装置が、前記冷却無端ベルトの外周面と接触して回転し前記定着装置から排出される定着後の用紙をその冷却無端ベルトに押し付けて挟んだ状態で搬送する搬送無端ベルトを備え、その搬送無端ベルトを前記読取装置の読取部に少なくとも達する位置まで延長して設置して、その搬送無端ベルトの延長した部分で前記用紙搬送装置を構成しているものである。
この発明(A7)の定着システムは、上記発明A1又はA3の定着システムにおいて、
前記空気流形成装置が、空気流の風量を前記用紙の厚さの違いに応じて変更する風量変更手段を備えているのである。
この発明(A8)の定着システムは、上記発明A2又はA4の定着システムにおいて、
前記空気流形成装置の第二流路部が、用紙の搬送方向下流側にむかうにつれて流路の高さが低くなるように形成されているものである。
この発明(B1)の画像形成装置は、用紙に未定着像を形成する作像装置と、上記発明A1〜A7のいずれかの定着システムとを有することを特徴とするものである。
発明A1の定着システムによれば、定着後の用紙における定着像を、その定着像の画質の劣化を招くことなく読取装置による読み取り精度を向上させることができる。
発明A2の定着システムでは、その構成を有しない場合に比べて、発明A1の上記効果が得られることに加え、空気流形成装置の流路部の一部を読取装置の一部を利用しながら簡易にかつ低コストで構成することができる。
発明A3の定着システムでは、その構成を有しない場合に比べて、発明A1の上記効果が得られることに加え、冷却装置の冷却無端ベルトが空気流形成装置の第一流路部における空気流に触れて冷却されて、冷却装置の冷却性能が向上する。
発明A4の定着システムでは、その構成を有しない場合に比べて、発明A3の上記効果が得られることに加え、読取装置の読取部を通過する際の用紙が第二流路部を流れる空気流で搬送保持面に押し付けられて安定して搬送され、その定着像の読み取り精度を高めることができる。
発明A5の定着システムでは、その構成を有しない場合に比べて、発明A3又はA4の上記効果が得られることに加え、冷却装置から排出されて搬送される用紙にその搬送方向下流側にむけて傾斜する空気流が斜めに当たって用紙を搬送保持面に良好に押し付けることが可能になる一方で、冷却装置の冷却ベルトが第一流路部で空気流と触れやすくなって良好に冷却することができる。
発明A6の定着システムでは、その構成を有しない場合に比べて、発明A3〜A5の上記各効果が得られることに加え、用紙搬送装置を簡易にかつ低コストで構成することができ、その用紙搬送装置により冷却装置から排出される用紙を継目なく安定した状態で読取装置を通過させるように搬送することができる。
発明A7の定着システムでは、その構成を有しない場合に比べて、発明A2又はA4の上記各効果が得られることに加え、搬送保持面上を搬送される用紙の搬送状態が空気流の影響で乱されることを防止することができる。
発明A8の定着システムでは、その構成を有しない場合に比べて、発明A2又はA4の上記各効果が得られることに加え、空気流形成装置の第二流路における空気流の流速が用紙の搬送方向下流側にむかうにつれて流路の断面が小さくなることに比例して高まり、その圧力が低下し、第二流路を通過する用紙が最終的に用紙搬送面から剥離され易くなる。
発明B1の画像形成装置によれば、定着システムを通過しても画質の低下を招くことなく、定着像の精度の高い読み取り情報が反映された良好な画像形成を行うことができる。
<実施形態1>
図1及び図2は本発明の実施形態1に係る定着システム及び画像形成装置を示すものであり、図1はその画像形成装置の概要を示し、図2はその定着システムの概要を示す。
画像形成装置1は、カラープリンタとして構成されている。画像形成装置1は、図示しないその装置筐体の内部に、画像情報に基づくトナー像を形成した後に記録用紙に転写する作像装置2として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー像を専用に形成する4つの作像ユニット10Y,10M,10C,10Kと、この各作像ユニット10(Y,M,C,K)で形成される各色のトナー像を一時的に中間転写ベルト21に転写した後に用紙9に転写する二次転写位置まで搬送する中間転写ユニット20とで構成されるものを配置している。また、その装置筐体の内部には、作像装置2の中間転写ユニット20における二次転写位置に所定のサイズ等の用紙9を供給する給紙装置30や、その二次転写位置で転写されたトナー像を用紙9に定着させる定着システム3や、画像形成装置全体の動作全般について総括的に制御するシステム制御装置19などを配置している。
作像ユニット10(Y,M,C,K)は、そのいずれも電子写真方式(又は静電記録方式)を利用したものであり、ほぼ共通した構成になっている。各作像ユニット10は、矢印の方向に回転駆動する円筒状の感光ドラム12を備えており、この感光ドラム12の周囲に、帯電装置13、露光装置14、現像装置15、一次転写装置16、クリーニング装置17等が主に配置されている。
帯電装置13は、感光ドラム12の表面を所定の電位に帯電させるものであり、例えば接触式または非接触式の帯電装置が使用される。露光装置14は、感光ドラム12の帯電された表面に画像情報(信号)に基づく像光(点線)を照射して所定の電位差のある各色成分に対応した静電潜像を形成するものであり、例えばレーザ走査装置、LEDアレイ等が使用される。また、露光装置14は、図示しない画像読取装置、パーソナルコンピュータ等の外部接続機器や記憶媒体読取装置から送信される画像情報が、装置本体内に設置された図示しない画像処理装置で所定の画像処理がされて各色成分に応じた画像信号として入力され、その画像信号に基づいて露光動作が行われる。
現像装置15は、上記4色のいずれかの色の現像剤を専用に収容し、各感光ドラム12上の静電潜像に対応した所定の色の現像剤(トナー成分)を静電的に付着させて現像することにより当該4色のいずれかの色の単色トナー像を形成する。現像剤としては、例えばトナーとキャリアを含む二成分現像剤、一成分現像剤等が使用される。一次転写装置16は、感光ドラム12に形成された未定着のトナー像を中間転写ベルト21に静電的に転写するものであり、例えば接触式または非接触式の転写装置が使用される。クリーニング装置17は、一次転写後の感光ドラム12の表面を清掃するドラム用クリーニング装置であり、クリーニングブレード等を用いて構成される。
中間転写ユニット20は、導電剤を含有させて所定の体積抵抗率に調製した樹脂フィルム製の無端ベルトからなる中間転写ベルト21を、各作像ユニット10(Y,M,C,K)の感光ドラム12と一次転写装置16の間の一次転写位置を通過するように複数のロール22〜24に架け回して張架した状態で矢印の方向に回転駆動させるように構成されている。ロール22は駆動ロール、ロール23は中間転写ベルト21に一定の張力を付与する張力付与(テンション)ロール、ロール25は二次転写支持ロールである。また、二次転写支持ロール25で支持される中間転写ベルト21には、二次転写ベルト26が配置されている。二次転写ベルト26は、複数のロール27a,27bに張架された状態で矢印の方向に回転するものである。図中の符号28は、二次転写後の中間転写ベルト21を清掃するベルト用クリーニング装置である。
給紙装置30は、所定サイズの複数枚の用紙9を積載した状態で収容する給紙カセット31と、この給紙カセット31から用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置32とで構成されている。また、給紙装置3は、送出装置32から送り出される用紙9を二次転写位置(ロール25で支持される中間転写ベルト21と二次転写ベルト26との間)まで搬送する用紙搬送路35と接続されている。用紙搬送路35は、複数の搬送ロール(符合36は搬送時期調整ロール対)、ガイド部材等で形成されている。給紙カセット31は、種々の用紙を使用した画像形成を可能にする等の観点から、必要に応じて複数配置される。用紙9としては、給紙装置30や用紙搬送路35の搬送が可能であってトナー像の転写が可能なものであれば特に制約されることがなく如何なる構成のものも使用可能であるが、写真調画像等の光沢感が要求される画像を形成する際には、例えば、熱可塑性樹脂からなる受像層が表面に塗布形成されたコート紙が適用される。
定着システム3は、図1〜図3に示すように、用紙9に形成される未定着のトナー像を加熱して定着する定着装置4と、定着後の用紙9を冷却する冷却装置5と、冷却装置5から排出される定着(かつ冷却)後の用紙9の定着トナー像を読み取る読取部61を備えた読取装置6と、冷却装置5から排出される定着後の用紙9を平面状の搬送保持面71に保持して読取装置6の読取部61を通過させるように搬送する用紙搬送装置7と、定着後の用紙9を要し搬送装置の搬送保持面71に押し付ける状態で流れる空気流を形成する空気流形成装置8とを備えている。この実施形態1では、後述するように冷却装置5の一部を用紙搬送装置7として構成している。
定着装置4は、用紙9の導入口および排出口が形成された筐体41の内部に、加熱ランプ42を有するとともに矢印の方向に回転駆動する加熱ロール43と、この加熱ロール43に所定の圧力で圧接して従動回転する(連れ回る)加圧ロール44とが配置されている。加熱ロール43は、そのロール表面の温度を計測した情報に基づいて加熱ランプ42の通電動作を制御することにより所定の温度に加熱された状態に保持される。加圧ロール44は、加熱ロール43に接触して回転することにより、そのロール44の表面が加熱ロール43の熱を受けて加熱された状態になる。
また、定着装置4は、加熱ロール43と加圧ロール44の間の圧接部に定着対象の用紙9を導入して通過させることにより加熱及び加圧して定着を行うようになっている。図2中の符合46は、定着対象の用紙9を加熱ロール43と加圧ロール44の圧接部用紙9の導き入れる導入用ガイド部材、47はその圧接部から排出される定着後の用紙9を誘導する排出用ガイド部材である。
冷却装置5は、定着装置4と読取装置6の間に設置されるものであり、冷却用ベルト装置52と用紙搬送ベルト装置53とで構成されている。ちなみに、この実施形態1における冷却装置5は、冷却用ベルト装置52と用紙搬送ベルト装置53とを囲む筐体を設けていないが、必要であれば設けるようにしてもよい。
冷却用ベルト装置52は、用紙9の最大送り幅よりも広い幅からなる冷却無端ベルト54を、所定の間隔をあけて設置される複数のロール55a〜d(本例では側面から見て台形の形状をなす状態で配した4本のロール)に架け回されて張架された状態で矢印の方向に回転駆動するように配置するとともに、その却無端ベルト54の第一ロール55aと第二ロール(分離ロール)55bとの間で保持される内周面部分に接触して放熱を促進する放熱部材(ヒートシンクなど)56を配置したものである。このベルト装置52ではロール55bが駆動ロールである。冷却無端ベルト54としては、合成樹脂フィルム等の材料を用いて形成される無端ベルトが使用される。放熱部材56は、図示しない吸気ファンと接続された排気ダクトを併設し、放出される熱気を装置の外部に排出して冷却効果を高めるように構成されている。
用紙搬送ベルト装置53は、冷却対象である定着後の用紙9を、冷却無端ベルト54の第一ロール55aと第二ロール55bとの間で平面状に張架保持されて放熱部材56により放熱させる外周面部分(冷却領域)に密着させた状態で通過させるように搬送するものである。用紙搬送ベルト装置53は、搬送無端ベルト57を、所定の間隔をあけて設置される複数(本例では4本)のロール58a〜d(本例では、側面から見て台形の形状をなす状態で配した4本のロール)に架け回して張架し、矢印の方向に前記冷却無端ベルト54の回転速度と同じ速度で回転駆動させるものであり、その搬送無端ベルト57のうち第一ロール58aと第二ロール55bとの間で平面状に張架されている外周面部分を、冷却用ベルト装置52における冷却無端ベルト54の冷却領域の外周面部分に接触させた状態に配置している。このベルト装置53ではロール58bが駆動ロールである。この用紙搬送ベルト装置53の第一ロール58aに支持される搬送無端ベルト57の上面部分が、冷却装置5の用紙導入部になる。
読取装置6は、図2〜図4に示すように、定着後の用紙9に形成された定着トナー像(画像)を読み取ることができるものであり、その読み取りを行う読取部61と、その読取部61が設置される筐体65とで主に構成されている。
読取部61は、用紙9の定着像面に照明光を発する発光ダイオード等の光源、ライン型のイメージセンサ(撮像素子)、定着像からの反射光をイメージセンサに結像させる結像用レンズなどで構成されるものである。読取部61は、そのイメージセンサを用紙の搬送方向Aと直交する状態(85〜95°の交差角度の範囲内)で配置されるとともに(図3)、搬送される用紙9の画像面に対向して所定の距離(焦点距離を含む距離)をあけた状態で配置される(図2、図4)。読取部61で読み取られた情報は、前記システム制御装置19の画像形成条件に関する制御部に送信され、その画像形成条件の制御情報として利用される。
筐体65は、読取部61を取り囲むように設置するための箱形状の構造体であるが、冷却装置6に対向する第一外面部66と用紙搬送装置7の搬送保持面71に対向する第二外面部67とを少なくとも有する形状のものであってもよい。第二外面部67には、読取部60(具体的には結像レンズ又はその保護ガラス)が搬送保持面71と対向した状態で設置される。
用紙搬送装置7は、ベルト式の搬送装置であり、この実施形態1では上記冷却装置5における用紙搬送ベルト装置53の一部を用紙搬送装置として兼用している。
すなわち、用紙搬送ベルト装置53における搬送無端ベルト57を読取装置6の読取部に少なくとも達する位置まで延長した状態で設置して、その搬送無端ベルトの延長した部分57Aで用紙搬送装置7を構成している。具体的には、用紙搬送ベルト装置53における搬送無端ベルト57を支持する第二ロール58bを、冷却装置5における冷却用ベルト装置52の冷却用無端ベルト54を支持する第二ロール55bと対向する位置から冷却装置6の読取部61を通過する位置までずらし、これに伴って第三ロール58cも読取装置6に達する位置までずらすとともにそのロール58b,58cの位置の変更に対応して搬送無端ベルト57の周長を長くした。
この用紙搬送ベルト装置53の一部を利用した用紙搬送装置7では、搬送無端ベルト57の第一ロール58aと第二ロール58bとに支持されている区間のうち冷却用ベルト装置52の第二ロール55bと対向する位置から第二ロール58bに支持されている部分に至るまでに存在するベルト延長部分57Aの外周面を、用紙搬送装置7における「平面状の搬送保持面71」として形成している。この平面状の搬送保持面71は、定着後の用紙9を読取装置6の読取部61の直下を平面状態で通過させるために使用される。
空気流形成装置8は、図2、図4等に示すように、冷却装置6を通過した定着後の用紙9を用紙搬送装置7(53)の搬送保持面71に押し付ける方向に流れる空気流を形成する第一流路部81と、第一流路81に空気を送りこむ送風機85と、第一流路部81で形成した空気流の空気を流す第二流路部86とで主に構成されている。
第一流路部81は、冷却装置6の冷却無端ベルト54のうち読取装置6の筐体65の第一外面部66に対向する区間の外周面部54Aと読取装置6の筐体65の第一外面部66とで挟まれる通気路82を形成したものである。この実施形態2における冷却無端ベルト54の上記外周面部54Aは、第二ロール55bと第三ロール55cの間で張架されているベルト部分の外周面になる。また、第一流路部81は、図4に示すように、第二流路部86と併せて、ベルト装置52,53及び読取装置6の左右の側面部を取り囲んで覆うための側板83,84を設置し、この側板83,84で囲むことによっても構成されている。側板83,84は、例えば、ベルト装置52,53及び読取装置6の左右の側面部との間に隙間が存在するように設置し(図3)、その下端部を開口して空気がある程度逃げる状態にした場合は、空気流が用紙9をベルト面に押し付けるように良好に流れ、用紙9が安定して搬送されるようになる。
また、第一流路部81は、第三ロール55cで支持される冷却無端ベルト54部分と読取装置6の筐体における第一外面部66の上端部66aとが位置する部分が上流側の端部となり、搬送無端ベルト57で形成される搬送保持面71と対向する部分が下流側の端部となる。
さらに、第一流路部81は、その一部を構成する冷却無端ベルト54の上記区間となる部分54Aを、用紙搬送装置7の搬送保持面71となる搬送無端ベルト57の延長部分57Aに近づくにつれて用紙搬送方向Aの下流側にずれるように傾斜する傾斜面となる状態に設置している。具体的には、冷却無端ベルト54を支持する下側に配置の第二ロール55bをその上側に配置の第三ロール55cよりも用紙搬送方向Aの下流側にずらした状態で配置することで、その冷却無端ベルトの区間部分54Aをその下流側にずれた傾斜面で走行するように構成している。
送風機85は、画像形成装置1の本体外部の空気(外気)又はその本体内部の空気(外気の温度に違い状態にある空気)を第一流路部81の上流側端部からその通気路82の内部にむけて送りこむことができるものである。この送風機85としては、例えば、回転翼を電動モータで回転させて送風することができる装置が使用される。
また、送風機85は、装置の小型化等の観点からすると第一流路部81の上流側端部の付近に設置することが好ましいが、第一流路部81の上流側端部から離れた位置に設置したうえで第一流路部81の上流側端部まで延びる送風ダクトを接続し、その送風機で発生させた空気をその送風ダクト介して第一流路部81の通気路82の内部に送りこむように構成してもよい。送風機85は、画像形成動作時に連動して作動する。
第二流路部86は、読取装置6の筐体65の第二外面部67と用紙搬送装置7の搬送保持面71(搬送無端ベルトの延長部分57A)との間に挟まるような状態で形成される隙間空間にて構成される。この隙間空間は、少なくとも読取装置6の読取部61の真下やその前後において読取部62の焦点距離を確保することができる寸法の高さに設定される。この第二流通路86は、読取装置6の筐体65の第二外面部67が搬送保持面71とほぼ平行した面で形成されており、これにより上記隙間空間における用紙搬送方向Aの上流側及び下流側の高さはほぼ同じ高さになっている。また、第二流路部86についても、第一流路部81の場合と同様に、その側面部が前述した側板83,84に囲まれて構成されている(図3)。
画像形成装置1では、上記4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成することができるほか、黒(K)色のトナー像のみで構成される白黒画像などを形成することができる。また、画像形成装置1を構成する上記した各装置等の動作は、システム制御装置19で把握され、必要により各装置単位の制御装置により制御される。また、システム制御装置19は、図示しない操作パネルからの入力情報や前記した接続機器からの通信情報に基づいて、画像形成動作の設定条件や開始及び停止などの指示に対して所要のプログラム及びデータに応じた必要な制御動作を実行する。さらに、システム制御装置19では、定着システム3における読取装置6の読み取り情報が送られると、その情報に基づいて画像濃度、画像形成位置等の画像形成条件に関する必要な補正及び制御が行われる。
次に、上記した定着システム3を有する画像形成装置1の基本的な画像形成(プリント)動作について説明する。
ここでは、フルカラー画像を形成するモードが選択された場合を例にして説明する。そのフルカラー画像モードの指示情報は、システム制御装置19において把握される。
フルカラー画像の形成時には、はじめに作像装置2における各作像ユニット10(Y,M,C,K)で前記4色のトナー像が個々に形成され、その各トナー像が中間転写ユニット20に転写される。
まず、各作像ユニット10では、帯電装置13が回転始動する感光ドラム12の表面を所定の電位に帯電し、露光装置14がその感光ドラム12の帯電された表面に露光をして各色成分に応じた静電潜像を形成し、しかる後、現像装置15が感光ドラム12の静電潜像部分に対応する色のトナーを静電付着させて現像することにより各色(Y,M,C,K)のトナー像を形成する。続いて、各一次転写装置16が各感光ドラム12に形成されたトナー像を、各感光ドラム12と一次転写装置16がそれぞれ対向する各一次転写位置において中間転写ユニット20の中間転写ベルト21に対し重ね合せるように次々と静電転写する。中間転写ユニット20では、中間転写ベルト21に転写されたトナー像を二次転写ベルト26(第一ロール27aに支持されているベルト部分)と対向する二次転写位置まで搬送する。
一方、このトナー像の形成動作の時期に合わせるようにして給紙装置3では、画像形成の設定条件に応じて選定される用紙9を、その収容されている給紙カセット31から送出装置32により1枚ずつ送り出し、用紙搬送路35を経由して所定のタイミングで二次転写位置に送り込むように供給する。二次転写位置では、二次転写ベルト26が供給された用紙9に対して中間転写ベルト21上のトナー像を一括して静電転写する。
続いて、二次転写ベルト26が、未定着のトナー像が転写された用紙9を定着システム3の定着装置4に導入するように搬送する。
定着装置4では、この画像形成に先立って加熱ロール43が加熱ランプ43により所定の温度(定着温度)まで加熱されて回転した状態に保持されており、その搬送された定着対象の用紙9を導入用ガイド部材46で案内して加熱ロール43と加圧ロール44の間の圧接部に導入する。この圧接部を通過させる際に、用紙9と未定着のトナー像とを加熱及び加圧することにより、そのトナー像を溶融させて用紙9に定着する。
続いて、定着装置4は、その加熱ロール43と加圧ロール44が回転することで定着後の用紙9を、筐体41内から排出用ガイド部材47で案内しながら外に排出するとともに冷却装置6に導入するように搬送する。
冷却装置6では、定着装置4から排出されて搬送された定着後の用紙9を、冷却用ベルト装置52と用紙搬送ベルト装置53の間の用紙導入部において、回転する冷却無端ベルト54及び搬送無端ベルト57との間である冷却領域に導き入れる。しかる後、冷却用ベルト装置52と用紙搬送ベルト装置53は、その回転する冷却無端ベルト54及び搬送無端ベルト57とが協働して用紙9をその上下から挟んだ状態で搬送する。そして、この冷却装置においては、用紙9を冷却用ベルト装置52側の放熱部材56を通過させる際に、その用紙9及びトナー像が有する熱をその冷却無端ベルト54を通して放熱部材56側に伝えて放出させ、これにより定着後の用紙9及びトナー像を冷却する。
冷却装置6は、冷却した後の用紙9を、第二ロールである分離ロール55bに支持されている冷却無端ベルト54の部分でそのベルト面から分離させて冷却装置6から排出させる。
続いて、冷却装置6の用紙搬送ベルト装置53における搬送無端ベルト57の延長部分57Aが、冷却装置6から排出された用紙9を、そのベルト延長部分57Aに平面状に保持した状態で読取装置6の読取部61の下を通過させるように搬送する(図4)。この際、読取装置6の読取部61が用紙9における定着像(トナー像)の状態を読み取る。
読取装置6の読取部61を通過した後の用紙9は、搬送無端ベルト57の延長部分57Aの第二ロール58b(分離ロール)に支持されている部分でそのベルト面から剥離され、図示しない排出ロール等により所定の排出収容部に搬送されて収容される。以上のプロセスにより、1枚の用紙9上には上記4色のトナー像から構成されるフルカラー画像が形成される。
そして、この画像形成装置1にあっては、特に定着システム3において、空気流形成装置8が画像形成動作と連動して作動する。このため、定着後の用紙9が、冷却装置5から排出された後に用紙搬送装置6の平面状の搬送保持面71(搬送無端ベルトの延長部分57A)に保持されて読取装置6の読取部61を安定した状態で通過するように搬送され、これにより読取装置6による読み取りが良好に行われてその読み取り精度が向上することとなる。
つまり、空気流形成装置8では、画像形成動作時になると、その送風機85が同期して始動し、その送風機85で生成される送風の空気が第一流路部81の上流側端部からその通気路82にむけて送りこまれる。
これにより、第一流路部81では、その送り込まれた空気が図4に点線矢印B1で示すように通気路82を通して第一流路部の下流側の端部側に吹き降りるように移動し、用紙搬送装置7としての搬送無端ベルトの延長部57Aにむけて流れる空気流が形成される。このため、冷却装置6の冷却無端ベルト54から分離して排出される用紙9は、その空気流により押されて平面状の搬送保持面71である搬送無端ベルトの延長部57Aに押し付けられた状態になって搬送される。図4において符合9aは、定着像であるトナー像が形成された側の面を示す。
また、第二流路部86では、第一流路部81で形成された空気流の空気が、第一流路部に比べて通路断面が狭い第二流路部にむけて図4に点線矢印B2,B3で示すような状態で流れこみ、これによって読取装置の読取部61を通過しつつ搬送無端ベルトの延長部57Aによる用紙の搬送方向Aの下流側にむけて流れるような空気流が形成される。このため、搬送無端ベルトの延長部57Aに押し付けられた状態になって搬送される用紙9は、第二流路部86を通過する際も、その狭い流路部96を流れる空気流により押されて搬送無端ベルトの延長部57Aに押し付けられてほぼ密着した状態に保たれて搬送される。
以上のようにして、冷却装置6から排出された定着後の用紙9は、第一流路部81及び第二流露部86における空気流により、用紙搬送装置7の平面状の搬送保持面71としての搬送無端ベルトの延長部分57Aに押し付けられた状態で搬送される。これにより、定着後の用紙9は、読取装置6の読取部61を通過する際に、その搬送無端ベルトの延長部分57Aから浮き上がった状態で通過したりそのベルト面に対し上下動して通過することがなくなり(図4中に点線で示す用紙の状態)、その読取部61と用紙9(定着像)との離間距離がほぼ一定に保たれる。この結果、読取装置6は、その読み取りを良好に行うことができ、その読み取り精度が向上する。
また、この空気流形成装置8では、第一流路部81に送り込まれる空気が、その流路部81の一部を構成する冷却無端ベルト54の一区間の外周面部54Aに接触する。これにより、その回転する冷却無端ベルト54が空気流に触れて冷却されるので、その冷却装置6の冷却性能が向上し、定着後の用紙9が良好に冷却される。ちなみに、第二流路部86を流れる空気流は、読取部61を空冷することができ、これによりその読取部61を構成する光源などを冷却して過加熱による性能低下などを防止することに役立つ。
さらに、この空気流形成装置8では、第一流路部81の空気流が、その流路部の一部を構成する冷却無端ベルト54の一区間の外周面部54Aの傾斜面に誘導されて斜めの状態で流れる。これにより、その空気流が冷却装置9から排出されて搬送される用紙9にその搬送方向Aの下流側にむけて斜めに当たるようになり、用紙9を浮き上がらせることなく搬送保持面としての搬送無端ベルトの延長部分57Aに良好に押し付けることができ、これによっても読取装置6の読み取り精度が向上する。また、第一流路部81の空気流が傾斜面である冷却無端ベルト54の一区間の外周面部54Aに触れやすくなる。これにより、回転する冷却無端ベルト54が空気流により更に冷却されやすくなって、その冷却装置6の冷却性能が更に向上し、定着後の用紙9がより良好に冷却される。
定着システム3の読取装置6で読み取られた定着後の用紙9における画像の情報は、システム制御装置19に送られる。システム制御装置19では、その情報等に基づいて画像形成条件に関する必要な補正及び制御が実行される。この場合、画像形成条件の補正や制御が読み取り制度の高い情報に基づいて適切に行われることとなり、その画像形成条件に基づいた画像形成装置1による画像形成も良好に行われる。
<実施形態2>
図5は、本発明の実施形態2に係る定着システムの要部を示すものである。
実施形態2に係る定着システム3は、空気流形成装置8として、第二流路部86が用紙の搬送方向Aの下流側にむかうにつれて流路の高さHが低くなるように形成されたものを適用して変更した以外は実施形態1の定着システム3と同じ構成からなるものである。このため、実施形態1の場合と共通する構成部分には同じ符合を付し、その説明を必要な場合を除き省略する(この点、これ以降の他の実施形態でも同じとする)。
実施形態2における空気流形成装置8の第二流路部86は、図5に示すように、読取装置6の筐体65の第二外面部67を、搬送保持面71である搬送無端ベルトの延長部分57Aに対して用紙搬送方向Aの下流側にむかうにつれて接近するように傾斜した面(67B)で形成することで構成されている。このため、第二外面部67を形成する隙間空間における用紙搬送方向Aの下流側の高さH2は、その上流側の高さH1よりも低い関係になっている。
この定着システム3は、画像形成動作時になると、その空気流形成装置8が次のように作動する。
すなわち、空気流形成装置8は、その第一流路部81では、実施形態1における空気流形成装置の場合と同様に、矢印B1で示すような方向に流れる空気流が形成される。続いて、その第二流路部86では、基本的には実施形態1における空気流形成装置の場合と同様に、第一流路部81で形成された空気流の空気が図5に点線矢印B2で示すような状態で流れこんで読取装置の読取部61を通過しつつ搬送無端ベルトの延長部57Aによる用紙の搬送方向Aの下流側にむけて流れるような空気流が形成される。
この際、第二流路部86で形成される空気流は、その用紙搬送方向Aの下流側にむかうにつれて流路の高さHが低くなる関係で流路の断面積も小さくなるので、その用紙搬送方向A下流側に移動するにつれて空気流の流速が高まり、その空気流の圧力が低下する。このため、用紙9は、第二流路部86を通過する際に搬送無端ベルトの延長部57Aに押し付けられる力が弱まり、次第にその延長部57Aのベルト面から剥離され易くなる。
このように冷却装置6から排出された定着後の用紙9は、第一流路部81及び第二流露部86における空気流により、用紙搬送装置6の平面状の搬送保持面71としての搬送無端ベルトの延長部分57Aに押し付けられて密着した状態で搬送される。これにより、第二流路部86の途上にある読取装置6の読取部61を通過する際に、その読取部61と用紙9(定着像)との離間距離が一定に保たれる。この結果、読取装置6は、実施形態1における定着システムの場合とほぼ同様に、その読み取りを良好に行うことができ、その読み取り精度が向上する。
また、第二流路部86で形成される空気流は、用紙の搬送方向A下流側に移動するにつれて狭い流路を通過することで流速が高まる。このため、第二流路部86の途上に存在する読取部61に紙粉、塵等の付着物が付着することがあっても、その付着物が流速の高まる空気流により吹き飛ばされて取り除かれる。この結果、読取装置6は、その読取部の汚れに起因する読み取り精度の低下が防止され、ひいてはその読み取り精度が維持される。
<実施形態3>
図6は、本発明の実施形態3に係る定着システムの要部を示すものである。
実施形態3に係る定着システム3は、読取装置6として、その読取部61の取り付け位置を調整したものを適用して変更した以外は実施形態1の定着システム3と同じ構成からなるものである。
実施形態3における読取装置6は、その読取部61(B)を、搬送保持面71である搬送無端ベルトの延長部分57Aのうち第二ロール58bに支持されている部分76bと対向する位置に設置することで構成されている。具体的には、読取部61Bは、その読取受光面が筐体65の第二外面部67のうち第二ロール58bの回転中心線と対向する位置に配置されている。この場合は、搬送無端ベルトの延長部分57Aの第二ロール58bを通過した後に分離される用紙9をそのベルト延長部分57Aとほぼ同じ高さで一時的に保持する図示しない用紙ガイド材を、その第二ロール58bに接近した状態で設置する。
この定着システム3では、画像形成動作時になると、空気流形成装置8の第二流路部86を搬送無端ベルトの延長部57Aにより搬送される定着後の用紙9がその第二ロール58bの最上部を通過する際に、読取装置6の読取部61Bでその用紙9の画像が読み取られる。これにより、例えば、搬送無端ベルトの延長部57Aのうちいずれのロール58にも支持されていない部分が、図6に点線で示すように上下方向に波打つように変動することがあっても、第二ロール58bに支持されているベルト部分76bは、そのようなベルトの変動が発生しないので、用紙9が安定した状態で搬送される。この結果、読取部61Bと用紙9(定着像)との離間距離が一定に保たれるので、読取装置6は、その読み取りを安定して行うことができ、その読み取り精度も安定する。
ちなみに、読取装置6の読取部61を第二ロール58bと対向する位置に配置しない場合(その位置よりも用紙搬送方向上流側の位置に配置した場合)は、図6に二点鎖線で示すように、読取部61と対向する位置に搬送無端ベルトの延長部57Aをその内周面から支持する補助ロール58eを配置して対応することも可能である。この場合、補助ロール58eに代えて、その板状のベルト支持板を配置してもよい。
<他の実施形態>
実際形態1〜3では、定着システム3における冷却装置5から排出される定着後の用紙9を平面状の搬送保持面(71)に保持して読取装置6の読取部61を通過させるように搬送する用紙搬送装置7として、冷却装置5における搬送無端ベルトの延長部分57Aを利用して構成した場合について示したが、これに限定されず、例えば、図7に示すように専用の用紙搬送装置72を適用してもよい。
図7に示す用紙搬送装置72は、図8に示すように用紙搬送案内板73と搬送ロール74とで構成されるものである。このうち用紙搬送案内板73は、冷却装置5の用紙排出側の位置から読取装置6の筐体65における第二外面部67と対向し終わる位置までにおよぶ上面が平面状の案内板である。また、搬送ロール74は、用紙搬送案内板73に開設される開口部73aからロールの上面部がわずかに突出する状態で配置されるものであり、図示しない駆動装置により用紙9をその搬送方向Aに送る方向に回転駆動する。用紙搬送案内板73には、空気流形成装置8の第一流路部81及び第二流路部86を流れる空気流の空気が案内板面において一部通過して抜けるようにするための複数の通気穴73bを形成する。この用紙搬送装置72を採用した場合、空気流形成装置8の第二流路部86は、読取装置6の筐体65の第二外面部67と用紙搬送案内板73との間に挟まれて形成される隙間空間で構成される(この場合も前記側板83,84が設置される)。
この用紙搬送装置72を適用した定着システム3においては、画像形成動作時になると、その空気流形成装置8が作動し、その第一流路部81では、送風機85から送り込まれる空気が用紙搬送案内板73にむけて流れる空気流が形成される。続いて、その第二流路部86では、第一流路部81で形成された空気流の空気が筐体65の第二外面部67と用紙搬送案内板73とで形成される間隙空間に流れこみ、読取装置の読取部61を通過しつつ搬送ロール74による用紙の搬送方向Aの下流側にむけて流れるような空気流が形成される。
これにより、冷却装置6から排出された定着後の用紙9は、第一流路部81及び第二流露部86における空気流により、用紙搬送装置7の平面状の搬送保持面71としての用紙搬送案内板73に押し付けられた状態で搬送される。これにより、定着後の用紙9は、読取装置6の読取部61を通過する際に、その用紙搬送案内板73から浮き上がった状態で通過したり上下動して通過することがなくなり、その読取部61と用紙9(定着像)との離間距離がほぼ一定に保たれる。この結果、読取装置6は、その読み取りを良好に行うことができ、その読み取り精度が向上する。
また、実際形態1〜3では、冷却装置5における用紙搬送ベルト装置53に代えて、図7に示すような用紙搬送案内板73と搬送ロール74とで構成される用紙搬送装置59を適用してもよい。この場合、用紙搬送案内板73と搬送ロール74は、上記した用紙搬送装置72における用紙搬送案内板73及び搬送ロール74と、大きさや数量等の一部の違いを除けば同じ構成のものである。なお、この用紙搬送装置59の場合、搬送ロール74は回転駆動させないで、冷却ベルト装置52の冷却無端ベルト54との接触により従動回転するように構成することも可能である。
また、実施形態1〜3及び上記他の各実施形態では、空気流形成装置8における第一流路部81及び第二流路部86の空気流の風量を用紙6の厚さの違いに応じて変更する手段を併設することができる。
この場合、その風量の変更手段としては、例えば送風機85の回転数を変更する制御を行うシステム制御装置19等の制御手段で構成したものが使用される。また、用紙6の厚さについては、画像形成装置1で使用する用紙の厚さ(坪量でもよい)の違いの情報を操作者に操作パネル等から入力してもらい、それをシステム制御装置19等の制御手段で把握するようにすればよい。
そして、例えば、用紙の厚さが所定の閾値よりも薄い場合には、送風機85の回転数を標準値よりも少ない値に変更し、その送風機85から第一流路部81に送りこむ風量を少なくすればよい。この場合は、比較的薄い用紙9が空気流形成装置8における第一流路部81及び第二流路部86の空気流が強すぎて用紙搬送装置7の搬送保持面71においてその搬送状態が変動してしまうことを防ぐことが可能となり、これにより、読取装置6の読み取り精度を向上及び確保することができる。なお、風量の変更手段としては、この他にも、例えば、送風機85から送り出す空気の量を調整きる調整板付きのダクトを適用したり、あるいは、第一流路部81に流れる空気の量を調整できる流量調整板などを配置したものを適用してもよい。
さらに、実施形態1〜3及び上記他の実施形態では、読取装置6の用紙排出側に、空気流形成装置8の第二流路部86を通して流れ出る空気流の空気を排気する排気装置を設置することができる。
この排気装置は、第二流路部86を通して流れ出る空気流の空気を回収して吸い取る吸気ダクトと、その吸気ダクトの終端部側に取り付ける排気(吸気)用ファンとで構成することができる。このような排気装置を設置した場合は、空気流形成装置8における第一流路部81及び第二流路部86を流れる空気流をよりスムーズに流すことでき、用紙の押し付け効果を高めることが可能となる。また、第二流路部86から流れ出た空気流の空気が画像形成装置1の本体内で不要な動きをすることを回避することができる。
また、実施形態1〜3及び上記他の各実施形態では、定着システム3として、冷却装置5を備えたものを示したが、本発明は、例えば、図9及び図10に例示するように、冷却装置5を除いて、定着装置4、読取装置6及び用紙搬送装置7で構成されるものに空気流形成装置8を設けた定着システム3Bも含むものである。
図9に例示する定着システム3Bは、定着装置4から排出される定着後の用紙9を用紙搬送装置7(72)により読取装置6の読取部61を通過するように搬送して用紙9の定着像を読み取るものであり、空気流形成装置8の第一流路部81を定着装置4と読取装置6の間に形成した点が異なる以外は実施形態1又は上記他の実施形態(図7)に係る定着システム3と同じ構成からなるものである。空気流形成装置8の第一流路部81は、定着装置4の筐体41の読取装置6と対向する外面部41aと読取装置6の筐体65の第一外面部66との間に挟まれる状態で形成することができる。しかし、定着装置4を空気流に晒して不要に冷却することを回避することや適切な空気流を形成すること等の観点からすると、その第一流路部81は、定着装置4の筐体41の一部を利用することに代えて、通気路を形成する部材(板材など)83を設置して構成するとよい。また、用紙搬送装置72の用紙搬送案内板73は、定着装置4における排出用ガイド部材47の終端部の位置から読取装置6における筐体65の第二外面部67の用紙搬送方向下流側の終端部となる位置に至るまでの間に存在するように設置されている。
この図9の定着システム3Bにおいては、画像形成動作時になると、その空気流形成装置8が作動し、その第一流路部81では、送風機85から送り込まれる空気が用紙搬送案内板73にむけて流れる空気流が形成される。続いて、その第二流路部86では、第一流路部81で形成された空気流の空気が筐体65の第二外面部67と用紙搬送装置7の用紙搬送案内板73とで形成される間隙空間に流れこみ、読取装置6の読取部61を通過しつつ搬送ロール74による用紙の搬送方向Aの下流側にむけて流れるような空気流が形成される。
これにより、定着装置4から排出された定着後の用紙9は、空気流形成装置8の第一流路部81及び第二流露部86における空気流により、用紙搬送装置7の平面状の搬送保持面71としての用紙搬送案内板73に押し付けられた状態で搬送される。これにより、定着後の用紙9は、読取装置6の読取部61を通過する際に、その用紙搬送案内板73から浮き上がった状態で通過したり上下動して通過することがなくなり、その読取部61と用紙9(定着像)との離間距離がほぼ一定に保たれる。この結果、読取装置6は、その読み取りを良好に行うことができ、その読み取り精度が向上する。
図10に例示する定着システム3Bは、定着装置4から排出される定着後の用紙9を搬送する用紙搬送装置7をベルト方式の用紙搬送装置76に変更した以外は図9に示す定着システム3Bと同じ構成からなるものである。用紙搬送装置76は、搬送無端ベルト77を複数(本例では4本)のロール78a〜dに掛け回して張架したものである。搬送無端ベルト77のうち第一ロール78aと第二ロール78bの間の部分77Aが平面状の搬送保持面71として構成されている。その搬送無端ベルトの搬送保持面71となる部分77Aは、定着装置4における排出用ガイド部材47の終端部の位置から読取装置6における筐体65の第二外面部67の用紙搬送方向の中間点を少し過ぎた位置に至るまでの間に存在するように設置されている。この用紙搬送装置76では、ロール78bが駆動ロールである。
この図10の定着システム3Bにおいては、画像形成動作時になると、図9の定着システム3Bの場合とほぼ同様に、定着装置4から排出された定着後の用紙9は、空気流形成装置8の第一流路部81及び第二流露部86における空気流により、用紙搬送装置7の平面状の搬送保持面71としての搬送無端ベルトの一区間の部分77Aに押し付けられた状態で搬送される。これにより、定着後の用紙9は、読取装置6の読取部61を通過する際に、その搬送無端ベルトの一区間の部分77Aから浮き上がった状態で通過することやそのベルト面に対し上下動して通過することがなくなり、その読取部61と用紙9(定着像)との離間距離がほぼ一定に保たれる。この結果、読取装置6は、その読み取りを良好に行うことができ、その読み取り精度が向上する。
この他、実施形態1〜3及び上記他の各実施形態では、空気流形成装置8の第一流路部81を定着装置4、冷却装置5又は読取装置6の一部を利用して構成した例を示したが、その第一流路部81は、送風機85と接続した専用のダクト(通気路構造体)を使用し、そのダクトを定着装置4又は冷却装置5と読取装置6との間に設置するとともに、その空気の噴出し口を用紙搬送装置7の搬送保持面71となる搬送無端ベルト(57、77)や用紙搬送案内板(73)にむけて配置することで構成してもよい。
また、実施形態1〜3及び上記他の一部の実施形態では、冷却装置5として、冷却用ベルト装置52と用紙搬送ベルト装置53とで構成されるものを例示したが、これに限定されない。例えば、その冷却方式について他の方式を採用してもよい。
さらには、画像形成装置1としては、中間転写方式を利用する作像装置2を使用するものを例示したが、中間転写方式を利用しない作像装置を使用する画像形成装置であってもよい。また、定着システム3は、画像形成装置の筐体の内部に配置して使用するものについて例示したが、これに限定されず、例えば画像形成装置の筐体とは別の筐体に配置して構成されるものでも構わない。
実施形態1等に係る画像形成装置(定着システムを含む)の全体を示す概略説明図である。 実施形態1に係る定着システムの要部を示す概略説明図である。 図2に示す定着システムの要部の概略平面図である。 図2に示す定着システムの構成及びその動作状態を示す説明図である。 実施形態2に係る定着システムの構成及びその動作状態を示す概略説明図である。 実施形態3に係る定着システムの構成及びその動作状態を示す概略説明図である。 定着システムの他の構成例1を示す概略説明図である。 図7の定着システムにおける用紙搬送装置の構成を示す概略斜視図である。 定着システムの他の構成例2を示す概略説明図である。 定着システムの他の構成例3を示す概略説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…作像装置、3…定着システム、4…定着装置、5…冷却装置、6…読取装置、7,72,76…用紙搬送装置、9…用紙、19…システム制御装置(風量変更手段の一部)、57A…搬送無端ベルトの延長部分(用紙搬送装置、搬送保持面)、61…読取部、65…筐体、66…第一外面部、67…第二外面部、71…平面状の搬送保持面、73…用紙搬送案内板(用紙搬送装置、搬送保持面)、81…第一流路部、86…第二流路部、85…送風機、A…用紙の搬送方向、B1〜B3…空気流、H…流路の高さ。

Claims (9)

  1. 用紙に形成される未定着像を加熱して定着する定着装置と、
    前記定着装置から排出される定着後の用紙の定着像を読み取る読取部を備えた読取装置と、
    前記定着装置から排出される定着後の用紙を平面状の搬送保持面に保持して前記読取装置の読取部を所定の間隔をあけた状態で通過させるように搬送する用紙搬送装置と、
    前記定着装置から排出される定着後の用紙を前記用紙搬送装置の搬送保持面に押し付ける状態で流れる空気流を形成する空気流形成装置と
    を有することを特徴とする定着システム。
  2. 前記読取装置が、前記定着装置に対向する第一外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面に対向するとともに前記読取部が配置される第二外面部を有する筐体を備えているとともに、
    前記空気流形成装置が、前記定着装置と前記読取装置との間においてその定着装置から排出される定着後の用紙を前記用紙搬送装置の搬送保持面に押し付ける方向に流れる空気流を形成する第一流路部と、前記第一流路部で形成した空気流の空気を前記読取装置の筐体の第二外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面との間に形成される隙間空間を通して用紙搬送方向の下流側に流す第二流路部と、前記第一流路に空気を送りこむ送風機とを備えている請求項1に記載の定着システム。
  3. 前記定着装置と前記読取装置との間に、その定着装置から排出される定着後の用紙をその定着像がある面に冷却無端ベルトを接触させた状態で搬送しながら冷却する冷却装置を設置し、
    かつ、前記読取装置が、前記冷却装置に対向する第一外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面に対向するとともに前記読取部が配置される第二外面部を有する筐体を備えているとともに、
    前記空気流形成装置が、前記冷却装置の冷却無端ベルトのうち前記読取装置の筐体の第一外面部に対向する区間の外周面部と前記読取装置の筐体の第一外面部とで挟まれる通気路を形成し、その通気路を通して、前記冷却装置を通過した定着後の用紙を前記用紙搬送装置の搬送保持面に押し付ける方向に流れる空気流を形成する第一流路部と、前記第一流路に空気を送りこむ送風機とを備えている請求項1に記載の定着システム。
  4. 前記空気流形成装置が、前記第一流路部で形成した空気流の空気を、前記読取装置の筐体の第二外面部と前記用紙搬送装置の搬送保持面との間に形成される隙間空間を通して用紙搬送方向の下流側に流す第二流路部を備えている請求項3に記載の定着システム。
  5. 前記空気流形成装置が、前記第一流路部の通気路を構成する前記冷却無端ベルトの区間における部分を前記用紙搬送装置の搬送保持面に近づくにつれて用紙の搬送方向下流側にずれるように傾斜する傾斜面となる状態に設置し、その冷却無端ベルトの傾斜面の上方の位置から空気を流し始める請求項3又は4に記載の定着システム。
  6. 前記冷却装置が、前記冷却無端ベルトの外周面と接触して回転し前記定着装置から排出される定着後の用紙をその冷却無端ベルトに押し付けて挟んだ状態で搬送する搬送無端ベルトを備え、その搬送無端ベルトを前記読取装置の読取部に少なくとも達する位置まで延長して設置して、その搬送無端ベルトの延長した部分で前記用紙搬送装置を構成している請求項3〜5のいずれか1項に記載の定着システム。
  7. 前記空気流形成装置が、空気流の風量を前記用紙の厚さの違いに応じて変更する風量変更手段を備えている請求項1又は3に記載の定着システム。
  8. 前記空気流形成装置の第二流路部が、用紙の搬送方向下流側にむかうにつれて流路の高さが低くなるように形成されている請求項2又は4に記載の定着システム。
  9. 用紙に未定着像を形成する作像装置と、請求項1〜8のいずれか1項に記載の定着システムとを有することを特徴とする画像形成装置。
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