JP2016003748A - 捩り振動低減装置 - Google Patents

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守弘 松本
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聡弘 塚野
Satohiro Tsukano
聡弘 塚野
修平 堀田
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修平 堀田
匡史 関口
Tadashi Sekiguchi
匡史 関口
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Abstract

【課題】簡易な構成でハウジングの変形を抑制できかつ軸長の増大を抑制することのできる捩り振動低減装置を提供する。
【解決手段】ポンプインペラ3とタービンランナ6と、入力側部材14および出力側部材15を弾性体12を介して動力伝達可能に連結して構成された弾性ダンパ13とを有する流体伝動装置2の内部に設けられ、トルク変動に応じて往復動する転動体19と転動体19を収容する転動室18が形成された回転体17と転動体19および転動室18を流体伝動装置2内の流体から遮蔽するハウジング20とを備えた捩り振動低減装置16において、ハウジング20は弾性ダンパ13に対して軸線方向で隣接する位置に配置され、ハウジング20における転動体19および転動室18を収容している部分が中空の角形断面形状に形成され、角形断面形状部分の外周側の角部24に出力側部材15が接合されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、慣性質量体の往復運動あるいは振り子運動によって捩り振動を低減させる装置に関するものである。
この種の装置の一例が特許文献1ないし特許文献4に記載されている。これらの装置は、慣性質量体が転動体として構成され、その転動体を回転体に形成された転動室に収容し、回転体に捩り振動が生じた場合に転動体が転動室内を、前記捩り振動に応じて往復動することにより、前記捩り振動を低減するように構成されている。特に、特許文献1に記載された構成では、捩り振動低減装置はトルクコンバータの内部に配置されている。また転動体の往復動がオイルによって阻害され、あるいは影響を受けないようにするために、転動体および転動面がダンパハウジングによって覆われている。
また、特許文献2に記載された構成では、転動体はダンパハウジング内に収容されており、そのダンパハウジングが芯ずれ防止機構を介してフライホイールに連結されている。その芯ずれ防止機構は、上記のダンパハウジングにおけるエンジン側の側面に形成された凸部と、前記フライホイールにおけるダンパハウジング側に形成されかつ前記凸部に嵌まり合う凹部とによって構成されている。つまり特許文献2に記載された構成では、ダンパハウジングがフライホイールにいわゆるインロー嵌合されている。さらに、特許文献3に記載された構成では、回転体がトルクコンバータの内部に配置されている。また、その回転体の外周縁部がトーショナルダンパのドライブプレートを介してロックアップクラッチに連結されている。そして、特許文献4には、トルクコンバータの内部に回転体を配置し、その回転体とロックアップクラッチとをトーショナルダンパを介して連結して構成された捩り振動低減装置が記載されている。
特開2012−197886号公報 特開2013−92183号公報 特開2012−77820号公報 特開2013−122259号公報
トルクコンバータの内部の油圧は、トルクコンバータが高速で回転した場合の遠心力や伝達されるトルクなどに応じて増大する。また、ロックアップクラッチを係合させる際に油圧が高くなる。このようにトルクコンバータの内部の油圧が高くなると、特許文献1に記載された構成では、ダンパハウジングに圧縮力が作用して変形し、その内面に転動体が接触する可能性がある。また、上記の変形によってダンパハウジングの一部に応力が集中して破損すると、ダンパハウジングの内部にオイルが侵入し、そのオイルによって転動体の往復動が阻害される可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、簡易な構成でダンパハウジングの変形を抑制できる捩り振動低減装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、流体流を生じさせるポンプインペラとその流体流によって駆動されるタービンランナと入力側部材および出力側部材を弾性体を介して動力伝達可能に連結して構成された弾性ダンパとを有する流体伝動装置の内部に設けられ、トルク変動に応じて往復動する転動体とその転動体を往復動可能に収容する転動室が形成された回転体と前記転動体および前記転動室を前記流体伝動装置内の流体から遮蔽するハウジングとを備えた捩り振動低減装置において、前記ハウジングは前記弾性ダンパに対して軸線方向で隣接する位置に配置されるとともに、前記ハウジングにおける前記転動体および転動室を収容している部分が中空の角形断面形状に形成され、その角形断面形状部分の外周側の角部に前記出力側部材が接合されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、ハウジングの外周側の角部に弾性ダンパの出力側部材が接合されており、これによりハウジングの外周部が補強される。そのため、流体伝動装置が高速で回転し、その高い油圧がハウジングに作用するとしても、曲げ応力が大きくなりやすい上記の外周部の変形を抑制できる。これによりハウジングの内面と転動体との接触を抑制できる。また、上記の変形に伴ってハウジングに一部に応力が集中することによるハウジングの破損を抑制でき、これによりハウジングの液密状態を維持できる。さらに、上記の出力側部材はハウジングの支持部材として機能するため、前記油圧の変化に伴って軸線方向にハウジングが振動したり、ハウジングが傾いたりすることを抑制できる。それらの結果、転動体の往復動が補償され、制振性能が良好になる。
トルク増幅作用のある流体伝動装置であるトルクコンバータの内部に、この発明に係る捩り振動低減装置を設けた一例を示す図である。 この発明におけるドリブンプレートの一例が接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図である。 この発明におけるドリブンプレートの他の例が接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図である。 この発明におけるドリブンプレートの更に他の例が接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図である。 図1に示す構成の一部を変更した一例を示す断面図である。 図1に示す構成の一部を変更した他の例を示す断面図である。 図6に示すドリブンプレートが接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図である。 図1に示す構成の一部を変更したまた更に他の例を示す断面図である。 図8に示す構成の一部を変更した一例を示す断面図である。
つぎにこの発明を具体的に説明する。図1は、トルク増幅作用のある流体伝動装置であるトルクコンバータの内部に、この発明に係る捩り振動低減装置を設けた一例を示している。図示しないエンジンの出力側にロックアップクラッチ1を備えたトルクコンバータ2が連結されている。そのトルクコンバータ2の基本的な構成は従来知られているトルクコンバータと同様である。すなわち、入力側の部材であるポンプインペラ3は、環状に配列されたポンプブレード4をポンプシェル5の内面に取り付けて構成されており、そのポンプインペラ3に対向してタービンランナ6が配置されている。またポンプシェル3がフロントカバー7の開口端に接合されており、これらのポンプシェル3とフロントカバー7とによってトルクコンバータ2の全体としてのケーシング8が形成されている。また上記のタービンランナ6がハブ軸9に連結されている。そのハブ軸9は、図示しない変速機の入力軸10と一体となって回転するようになっている。
上記のロックアップクラッチ1は円板状の部材であって、ハブ軸9にスプライン嵌合されている。そのロックアップクラッチ1におけるフロントカバー7に対向する面に、摩擦材11が取り付けられている。ロックアップクラッチ1は、上記の摩擦材11がフロントカバー7に接触することにより係合状態となってトルクを伝達し、その接触圧が小さくなることによって伝達トルク容量が低下しついにはトルクを伝達しない解放状態になるように構成されている。またロックアップクラッチ1の外周部に、コイルバネ12を備えたロックアップダンパ13が設けられている。そのロックアップダンパ13は、ロックアップクラッチ1およびドライブプレート14と、ドリブンプレート15とによって上記のコイルバネ12を挟み込んで構成されている。上記のドライブプレート14はロックアップクラッチ1に一体に取り付けられており、上記のドリブンプレート15は、後述するハウジングの外周屈曲部24に接合されている。そして、ロックアップクラッチ1およびドライブプレート14と、ドリブンプレート15とが相対回転することによりコイルバネ12を圧縮し、そのコイルバネ12の弾性力によって捩れ振動を低減するようになっている。なお、上記のコイルバネ12がこの発明における弾性体に相当し、ドライブプレート14がこの発明における入力側部材に相当し、ドリブンプレート15がこの発明における出力側部材に相当し、ロックアップダンパ13がこの発明における弾性ダンパに相当している。
軸線方向で上記のロックアップダンパ13に隣接して振子式の捩り振動低減装置16が設けられている。その捩り振動低減装置16は、ハブ軸9に連結された回転体17と、その回転体17の外周部に形成された転動室18と、その転動室18に収容されて転動室18に沿って往復動する転動体19と、転動室18および転動体19を液密状態に覆うように回転体17に取り付けられたハウジング20とを備えている。上記の転動室18は、回転体17をその厚さ方向に貫通して形成された貫通部であり、例えば円弧状の長孔状に形成されている。転動体19は回転体17が回転した場合に遠心力によって転動室18の内面のうち回転体17の半径方向で外側の内面に押し付けられ、その内面に沿って転動するように構成されている。そのため当該内面が転動面21となっている。
上記のハウジング20は、図1に示すように、転動室18および転動体19を収容している部分の形状がほぼ矩形断面をなしている。そのハウジング20は、タービンランナ6側に開口する第1カバー22と、その第1カバー22とは反対側に開口する第2カバー23とを備え、その第1カバー22の外周部は、ハウジング20の半径方向で外側に屈曲され、またその先端部が軸線方向に屈曲されかつ延びている。つまり第1カバー22の外周端部に屈曲部が形成され、その屈曲部に軸線方向に延びる円筒部22aが形成されている。また、第1カバー22の内周部は、前記半径方向で内側に屈曲されており、これが回転体17の側面に接触するフランジ部22bとなっている。一方、第2カバー23の外周部は前記半径方向で外側に屈曲されており、その先端部が上記の円筒部22aの内面に接触するようになっている。ここに示す例では、それらの接触部分が全周に亘って溶接によって接合されている。第2カバー23の内周部には、第1カバー22の内周部と同様に、フランジ部23aが形成されている。そして、転動体19を覆うように、回転体17の外周部をその両側から挟み付けることにより上記のハウジング20が構成されている。またハウジング20の外周部をかしめることによって、回転体17を各カバー22,23によって挟み付けてハウジング20内に回転体17を固定してもよい。上記の各カバー22,23における回転体17の外周部を挟み付けている部分のうちロックアップクラッチ1側の部分すなわち上記の屈曲部を、以下の説明では外周屈曲部24と称する。その外周屈曲部24に、上述したドリブンプレート15が溶接によって接合されている。つまり、ドリブンプレート15がロックアップダンパ13と捩り振動低減装置16とを連結する部材として機能する。この外周屈曲部24がこの発明における角部に相当している。
図2は、この発明におけるドリブンプレートの一例が接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図である。ハウジング20の外周部には、その半径方向で内側に凹んだ凹部25が、その円周方向に一定の間隔で形成されている。それらの凹部25は、ハウジング20の変形を抑制するいわゆるリブとして機能するものであり、隣接する転動室18同士の間の部分に対応する箇所に形成されている。つまり上記の外周屈曲部24と凹部25とがハウジング20の円周方向に交互に形成されている。このハウジング20の外周部に、上述したドリブンプレート15が接合されている。そのドリブンプレート15は、図2に示す例では、環状に形成されており、また回転体17およびハウジング20と同軸に形成されている。そのドリブンプレート15における前記転動室18に対応する箇所に爪部26が形成されており、その爪部26が上記の外周屈曲部24に溶接によって接合されている。その溶接箇所を、図2にハッチングを付した領域として示してある。なお、この発明に係る捩り振動低減装置は、要は、ハウジング20の外周部とドリブンプレート15とを接合することによりハウジング20を補強できればよく、したがって、上記の凹部25が形成されていなくてもよい。
次に、上記構成の捩り振動低減装置16の作用について説明する。トルクコンバータ2の内部にはオイルが充填されているが、転動室18および転動体19はハウジング20によって液密状態に遮蔽されているから、オイルが転動体19に接触することはない。回転体17が回転すると、転動体19は転動室18のうち回転体17の中心から最も遠い箇所に移動させられる。そして、回転体17のトルクが変化してその回転速度が変化すると、転動体19は慣性力によって転動室18の内部で振り子運動を行う。すなわち、転動面21に押し付けられた状態で、転動面21に沿って往復動する。このような回転体17の捩り振動と転動体19の往復動とのずれによって捩り振動が低減させられる。
また、トルクコンバータ2の回転数の増大による遠心力の増大によって油圧が高くなり、あるいはロックアップクラッチ1を係合させるべく油圧が高くなると、ハウジング20に圧縮力つまりハウジング20を変形させる応力が作用する。特に、ハウジング20の外周部に大きい圧縮力が作用する。しかしながら、ハウジング20の外周屈曲部24には、上述したように、ドリブンプレート15の爪部26が接合されており、その爪部26によってハウジング20の外周部が補強されている。そのため、上記の圧縮力によるハウジング20の外周部の変形、および、その変形に伴うハウジング20の外周部への応力集中を抑制できる。また、ドリブンプレート15がハウジング20の支持部材として機能するため、トルクコンバータ2の回転数の変化あるいはロックアップクラッチ1の係合・解放に伴って油圧が変化したとしても、軸線方向へのハウジング20の振動あるいは変位を抑制できる。それらの結果、制振性能が良好になる。
さらに、上述した構成では、ロックアップダンパ13に隣接して捩り振動低減装置16のハウジング20が配置されており、それらのロックアップダンパ13およびハウジング20がハブ軸9を介することなくトルク伝達可能に直接連結されている。そのため、ハブ軸9を介さないだけ、ロックアップダンパ13や捩り振動低減装置16の配置の自由度を向上できる。例えば、ロックアップダンパ13に捩り振動低減装置16を接近して配置することができる。また、これにより装置全体の軸長を短縮できる。
図3は、この発明におけるドリブンプレートの他の例が接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図である。ここに示す例では、ドリブンプレート15は、その円周方向に分割された複数の分割片27によって構成されている。それらの分割片27における円周方向の長さは、各転動室18の長さに応じた長さに形成されている。また、各分割片27のそれぞれには、図3に示すように、爪部26が形成されており、その爪部26が外周屈曲部24に溶接によって接合されている。つまり、ハウジング20の凹部25を避けるように、各分割片27がハウジング20の外周部に取り付けられている。図3に示す構成であっても、各分割片27がハウジング20の外周部を補強し、またドリブンプレート15がハウジング20を支持するため、図1および図2に示す構成と同様の作用・効果を得ることができる。
図4は、この発明におけるドリブンプレートの更に他の例が接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図であり、ここに示す例は、ハウジング20の凹部25にドリブンプレート15を接合した例である。図4に示すドリブンプレート15は、環状に形成されており、かつ、ハウジング20の凹部25に対応する箇所に、凹部25に嵌まり合う凸部28が形成されている。その凸部28が、上述した爪部26に相当している。そして、上記の凸部28と、凹部25とが嵌め合わされ、かつ、凹部25の底部と凸部28の頂部とが溶接によって接合されている。その凹部25の底部は、上記の圧縮力が集中しやすい部分の一つであって、これが上記のようにドリブンプレート15に接合されて補強される。また、ドリブンプレート15によってハウジング20が支持されている。それらの結果、図4に示す構成であっても、図1ないし図3に示す構成と同様の作用・効果を得ることができる。
図5は、図1に示す構成の一部を変更した一例を示す断面図である。ここに示す例は、ハウジング20の外周部に接合されたドリブンプレート15とハウジング20の外周面とを円筒部材29によって連結した例である。そのドリブンプレート15は、例えば、図1に示す例と同様に外周屈曲部24に接合されている。また、そのドリブンプレート15における外周面に円筒部材29の一端部が接合され、その円筒部材29の他端部がハウジング20の外周面に接合されている。つまりハウジング20の外周面が、ドリブンプレート15と一体の部材である円筒部材29に接合されている。このように図5に示す例では、ハウジング20の外周屈曲部24および外周面が補強されるため、図5に示す構成では、図1ないし図4に示す例よりも、ハウジング20が変形しにくくなっている。また、図5に示す構成では、上記の円筒部材29によってドリブンプレート15が補強され、その変形が抑制される。つまり、ドリブンプレート15の変形に伴うハウジング20の変形が抑制される。これによってもハウジング20が変形しにくくなっている。
図6は、図1に示す構成の一部を変更した他の例を示す断面図であり、図7は、図6に示すドリブンプレートが接合されたハウジングの外周部の一部を示す正面図である。ハウジング20の半径方向でドリブンプレート15の中央におけるタービンランナ6側の面は、図6に示すように、外周屈曲部24に接合されている。またドリブンプレート15の内周部は、その半径方向で内側に延びており、フランジ部15aを形成している。そのフランジ部15aがハウジング20におけるロックアップクラッチ1側の側面に接触しており、それらの接触部分のうち、円周方向での転動室18の中央部に対応する部分が図7に示すように、溶接によって接合されている。このように図6および図7に示す構成では、ドリブンプレート15とハウジング20との接触部分が、図1に示す例よりも拡大されている。そのため、ハウジング20の外周部が図1に示す例よりも補強され、これによりハウジング20の外周部が変形しにくくなっている。なお、この図6および図7に示す例においても、図3に示すように、ドリブンプレート15を複数の分割片によって構成してもよい。
図8は、図1に示す構成の一部を変更したまた更に他の例を示す断面図である。図8に示す例では、第1カバー22は、タービンランナ6側に配置されている。また、その外周端部22aがロックアップダンパ13側に延びて形成されており、これが、ロックアップダンパ13のドリブンプレート15を兼ねている。つまり、ドリブンプレート15が第1カバー22の外周部に一体に形成されている。第2カバー23はロックアップダンパ13側に配置され、その外周端がドリブンプレート15の内面に接触している。図9は、図8に示す構成の一部を変更した一例を示す断面図である。図9に示す例では、各カバー22,23は回転体17を挟んで対称に形成されている。回転体17の外周面にドリブンプレート15が一体に形成されている。上述した図8に示す構成では、第1カバー22の外周部に一体に形成された円筒状の部分がドリブンプレート15を兼ねているため、ドリブンプレート15を外周屈曲部24に接合することができず、そのため、ハウジング20の外周部を補強することができない。しかしながら、ドリブンプレート15と第1カバー22とが一体に形成されているため、その分、部品点数を削減したり、装置全体の質量を低減したりすることができる。ひいては、装置の製造コストを低減することができる。さらに、上述したようにドリブンプレート15と捩り振動低減装置16とを直接連結するので、ロックアップダンパ13に捩り振動低減装置16を接近させて配置させることができ、これにより装置全体としての軸長を短縮できる。このような状況は図9に示す構成であっても同様であり、そのため、図9に示す構成であっても、図8に示す構成と同様の作用・効果を得ることができる。
2…トルクコンバータ(流体伝動装置)、 3…ポンプインペラ、 6…タービンランナ、 12…コイルバネ(弾性体)、 13…ロックアップダンパ(弾性ダンパ)、 14…ドライブプレート、 15…ドリブンプレート、 16…捩り振動低減装置、 17…回転体、 18…転動室、 19…転動体、 20…ハウジング。

Claims (1)

  1. 流体流を生じさせるポンプインペラとその流体流によって駆動されるタービンランナと入力側部材および出力側部材を弾性体を介して動力伝達可能に連結して構成された弾性ダンパとを有する流体伝動装置の内部に設けられ、トルク変動に応じて往復動する転動体とその転動体を往復動可能に収容する転動室が形成された回転体と前記転動体および前記転動室を前記流体伝動装置内の流体から遮蔽するハウジングとを備えた捩り振動低減装置において、
    前記ハウジングは前記弾性ダンパに対して軸線方向で隣接する位置に配置されるとともに、前記ハウジングにおける前記転動体および転動室を収容している部分が中空の角形断面形状に形成され、その角形断面形状部分の外周側の角部に前記出力側部材が接合されていることを特徴とする捩り振動低減装置。
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