JP2016003732A - 連結ユニットおよび連結型シリンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】連結型シリンダの製造効率を向上し、連結型シリンダの小型化を可能とする。【解決手段】連結型シリンダは、第1のシリンダ孔13が設けられた第1のシリンダ11と、第2のシリンダ孔23が設けられた第2のシリンダ21とを、連結ユニットにより軸方向に連結することにより構成される。連結ユニットは複数の連結ピン40を有し、連結ピン40はそれぞれピン収容孔37に挿入される。ピン収容孔37は、シリンダ孔13に平行な第1の連結孔36aと、シリンダ孔23に平行な複数の第2の連結孔36bにより形成される。連結ピン40には、第1と第2のテーパ面45,46が設けられ、第1のねじ部材47がテーパ面45に押圧され、第2のねじ部材48がテーパ面46に押圧される。【選択図】図1

Description

本発明は、2つのシリンダを縦方向に連結する連結ユニットおよび連結ユニットを用いた連結型シリンダに関する。
複数のシリンダを縦方向に連結したタイプの連結型シリンダには、多位置形シリンダとデュアルストロークシリンダとがある。多位置形シリンダは、外部に突出する第1のピストンロッドが設けられた第1のシリンダと、第1のピストンロッドに突き当てられる第2のピストンロッドが設けられた第2のシリンダとを有している。一方、デュアルストロークシリンダは、外部に突出する第1のピストンロッドが設けられた第1のシリンダと、外部に突出する第2のピストンロッドが設けられた第2のシリンダとを有しており、第1のピストンロッドと第2のピストンロッドは、反対方向に突出する。
多位置形シリンダにおいては、第2のピストンロッドによって第1のピストンロッドを中間位置に位置決めすることができる。さらに、多位置形シリンダにおいては、第1のピストンロッドに第2のピストンロッドの推力を加えると、第1のピストンロッドは2倍の推力で駆動される。第1のピストンロッドを2倍の推力で駆動するときには、両方のピストンロッドは同一の往復動ストロークで作動される。
一方、デュアルストロークシリンダにおいては、それぞれのピストンロッドは別々に独立させて駆動される。さらに、このデュアルストロークシリンダにおいては、一方のピストンロッドを固定することにより、全体として3段のストロークが得られる。
非特許文献1には、このような連結型シリンダとしての多位置シリンダとタンデム型シリンダが記載されている。
株式会社コガネイ 「駆動機器総合カタログ Ver.3 2003年2月」407頁、415頁
従来の多位置形シリンダおよびデュアルストロークシリンダにおいては、取付孔が第1のシリンダと第2のシリンダとのシリンダ壁を軸方向に貫通している。さらに、ナットが一方のシリンダ壁の取付孔に装着され、ナットに螺合されるボルトが他方のシリンダ壁の取付孔に装着される。2つのシリンダを締結するためのボルトは、シリンダ壁の四隅にそれぞれ設けられている。したがって、長いシリンダを連結するためには、長い取付孔をシリンダ壁に加工して設けなければならず、効率的に連結型シリンダを製造することができなかった。また、ボルトの長さには限りがあるので、長いシリンダを締結することはできない。しかも、ピストン径が小さい小型の連結シリンダにおいては、取付孔のスペースをシリンダ壁に軸方向に向けて設けることができないので、小型の連結型シリンダを製造することは困難であった。
本発明の目的は、連結型シリンダの製造効率を向上することにある。
本発明の他の目的は、連結型シリンダの小型化を可能とすることにある。
本発明の連結ユニットは、第1のピストンを軸方向に案内する第1のシリンダ孔が設けられた第1のシリンダと、第2のピストンを軸方向に案内する第2のシリンダ孔が設けられた第2のシリンダとを軸方向に連結する連結ユニットであって、前記第1のシリンダの連結端部に前記第1のシリンダ孔に平行に設けられた複数の第1の連結孔と、前記第2のシリンダの連結端部に設けられて前記第1の連結孔に連通する複数の第2の連結孔とにより形成される複数のピン収容孔に挿入される複数の連結ピンと、それぞれの前記連結ピンの一端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第1のテーパ面と、それぞれの前記連結ピンの他端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第2のテーパ面と、前記第1のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第1のテーパ面に押圧される複数の第1のねじ部材と、前記第2のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第2のテーパ面に押圧される複数の第2のねじ部材と、を有する。
本発明の連結型シリンダは、第1のピストンを軸方向に案内する第1のシリンダ孔が設けられた第1のシリンダと、第2のピストンを軸方向に案内する第2のシリンダ孔が設けられた第2のシリンダとを備えた連結型シリンダであって、前記第1のシリンダの連結端部に前記第1のシリンダ孔に平行に設けられた複数の第1の連結孔と、前記第2のシリンダの連結端部に設けられて前記第1の連結孔に連通する複数の第2の連結孔とにより形成される複数のピン収容孔に挿入される複数の連結ピンと、それぞれの前記連結ピンの一端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第1のテーパ面と、それぞれの前記連結ピンの他端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第2のテーパ面と、前記第1のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第1のテーパ面に押圧される複数の第1のねじ部材と、前記第2のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第2のテーパ面に押圧される複数の第2のねじ部材と、を有する。
複数のピン収容孔が第1と第2のシリンダの連結端部にシリンダ孔と平行となって形成され、連結ピンがそれぞれのピン収容孔に挿入される。第1のテーパ面と第2のテーパ面がそれぞれの連結ピンに形成されている。第1のシリンダに螺合される第1のねじ部材の先端面を第1のテーパ面に押圧し、第2のシリンダに螺合される第2のねじ部材の先端面を第2のテーパ面に押圧すると、2つのシリンダが連結された状態で締結される。それぞれのねじ部材をそれぞれのシリンダに締結すると、ねじ部材のテーパ面に対する押圧力が2つのシリンダの締め付け力に変換される。それぞれのシリンダの横方向に取り付けられる短い寸法のねじ部材によって、2つのシリンダを強固に連結することができる。これにより、それぞれのシリンダに軸方向にボルトを設けることなく、小型の連結型シリンダを効率的に製造することができる。
連結型シリンダの一実施の形態である多位置形シリンダの断面図であり、図2におけるA-A線に相当する部分を示す。 図1におけるB−B線断面図である。 図1におけるC部拡大断面図である。 他の実施の形態である多位置形シリンダにおける図2に相当する部分を示す断面図である。 連結型シリンダの他の実施の形態であるデュアルストロークシリンダの縦断面図である。 比較例として示す従来の多位置形シリンダの縦断面図である。 比較例として示す従来のデュアルストロークシリンダの縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2は、連結型シリンダの一例である多位置形シリンダ10aを示す。この多位置形シリンダ10aは、第1のシリンダ11と第2のシリンダ21とを有している。第1のシリンダ11の一端部つまり基端部は連結端部11aであり、他端部つまり先端部11bは突出端部となっている。第2のシリンダ21の一端部つまり基端部は連結端部21aであり、他端部つまり先端部21bは閉塞端部である。第1のシリンダ11と第2のシリンダ21は、それぞれの連結端部11a,21aで連結される。
第1のピストン12が第1のシリンダ11内に組み込まれている。第1のシリンダ孔13が第1のシリンダ11に設けられ、第1のピストン12は第1のシリンダ孔13に案内されて軸方向に往復動する。シール部材14が第1のピストン12に設けられており、シール部材14は第1のシリンダ孔13に摺動接触し、第1のピストン12と第1のシリンダ孔13の間をシールする。第1のピストンロッド15が第1のピストン12に設けられている。第1のピストンロッド15は、第1のシリンダ11の先端部に設けられたロッドカバー16aの貫通孔17aを貫通して外部に突出している。ロッドカバー16aは第1のシリンダ孔13に嵌合され、スナップリング18aにより第1のシリンダ11に固定される。第1のシリンダ孔13とロッドカバー16aの間は、シール部材19aによりシールされる。ロッドカバー16aと第1のピストンロッド15の間は、シール部材20aによりシールされる。
第2のピストン22が第2のシリンダ21内に組み込まれている。第2のシリンダ孔23が第2のシリンダ21に設けられ、第2のピストン22は第2のシリンダ孔23に案内されて軸方向に往復動する。シール部材24が第2のシリンダ孔23に摺動接触し、シール部材24は、第2のピストン22と第2のシリンダ孔23との間をシールする。第2のピストンロッド25が第2のピストン22に設けられている。第2のピストンロッド25は、第1のピストンロッド15と同軸となっており、第1のピストン12に突き当てられる。第2のシリンダ21の先端部21bに設けられたヘッドカバー26bにより第2のシリンダ孔23は閉塞される。ヘッドカバー26bの外周部は、第2のシリンダ孔23の内周面に設けられた環状溝にカシメにより固定される。
ストッパ27が第1のシリンダ11の連結端部11aに設けられている。ストッパ27は第1のシリンダ孔13の内周面に設けられた環状溝にカシメにより固定されている。第1のピストンロッド15は、第1のピストン12がロッドカバー16aに当接すると、前進限位置に位置する。一方、第1のピストン12がストッパ27に当接すると、第1のピストンロッド15は後退限位置に位置する。
ロッドカバー16bが第2のシリンダ21の連結端部21aに設けられている。ロッドカバー16bは第2のシリンダ孔23に嵌合している。シール部材19b,20bがロッドカバー16bに設けられている。第2のピストンロッド25は、第2のピストン22がロッドカバー16bに当接すると、前進限位置に位置する。一方、第2のピストン22がヘッドカバー26bに当接すると、第2のピストンロッド25は後退限位置に位置する。このように、第2のピストンロッド25については、第2のシリンダ21の先端部21b側を後退限位置とし、連結端部21a側への移動を前進移動とする。
シールリング28がストッパ27とロッドカバー16bの間に装着される。ストッパ27の両端面にはそれぞれシール部材が装着されている。
圧力室31aが第1のピストン12とストッパ27とにより区画つまり仕切られる。圧力室31bが第1のピストン12とロッドカバー16aにより区画される。圧力室31aに連通する給排ポート32aと、圧力室31bに連通する給排ポート32bが第1のシリンダ11に設けられている。第1のピストンロッド15を突出移動させるときには、給排ポート32aから圧力室31aに対して圧縮空気が供給される。このときには、圧力室31b内の圧縮空気が給排ポート32bから排出される。一方、第1のピストンロッド15をストッパ27に向けて後退移動させるときには、給排ポート32bから圧力室31bに対して圧縮空気が供給される。このときには、圧力室31a内の圧縮空気が給排ポート32aから排出される。
圧力室33aが第2のピストン22とヘッドカバー26bとにより区画される。圧力室33bが第2のピストン22とロッドカバー16bとにより区画される。圧力室33aに連通する給排ポート34aと、圧力室33bに連通する給排ポート34bが第2のシリンダ21に設けられている。第2のピストンロッド25を第1のピストンロッド15に向けて突出移動させるときには、給排ポート34aから圧力室33aに対して圧縮空気が供給される。このときには、圧力室33b内の圧縮空気が給排ポート34bから排出される。一方、第2のピストンロッド25をヘッドカバー26bに向けて後退移動させるときには、給排ポート34bから圧力室33bに対して圧縮空気が供給される。このときには、圧力室33a内の圧縮空気が給排ポート34aから排出される。
それぞれの給排ポートは、ねじ孔であり、配管やホース等からなる流体供給部材に接続される継手が、給排ポートに螺合つまりねじ結合される。
第1のピストン12の往復動ストロークを、第2のピストン22の往復動ストロークよりも長くすると、第2のピストンロッド25の前進限位置により、第1のピストンロッド15が中間位置に設定される。したがって、第1のピストンロッド15の突出限位置と、後退限位置と、中間位置の3位置に、第1のピストンロッド15を位置させることができる。両方の圧力室31a,33aには同じ圧力の圧縮空気が供給される。第1のピストン12には第2のピストン22の推力を加えることができる。したがって、第1のピストン12の往復動ストロークと、第2のピストン22の往復動ストロークとを同一に設定することにより、第1のピストンロッド15を後退限位置から突出限位置に駆動するときに、2倍の推力を第1のピストンロッド15に加えることができる。
このように、多位置形シリンダ10aは、第2のピストンロッド25が第1のピストンロッド15に第1のピストン12を介して突き当てられるように、第1のシリンダ11と第2のシリンダ21とが連結された連結シリンダである。多位置形シリンダ10aは、第1のピストンロッド15を3位置に位置決めする使用形態と、2倍の推力により第1のピストンロッド15を駆動する使用形態とがある。第2のシリンダ21の先端部21bにさらに図示しない他のシリンダを連結すると、第1のピストンロッド15の停止位置を増加させることができる。
複数の第1の連結孔36aが第1のシリンダ11の連結端部11aに設けられている。それぞれの第1の連結孔36aは、第1のシリンダ孔13と平行となっている。それぞれの第1の連結孔36aは、連結端部11aの連結端面つまり突き当て面に、第1のシリンダ孔13に隣り合って開口している。複数の第2の連結孔36bが第2のシリンダ21の連結端部21aに設けられている。それぞれの第2の連結孔36bは、第2のシリンダ孔23と平行となっている。それぞれの第2の連結孔36bは、連結端部21aの連結端面に、第2のシリンダ孔23に隣り合って開口している。図1に示すように、第1のシリンダ11の連結端面と、第2のシリンダ21の連結端面とを突き当てると、複数のピン収容孔37が、第1の連結孔36aとこれに連通する第2の連結孔36bにより形成される。
連結ピン40がそれぞれのピン収容孔37に挿入される。図3に示されるように、第1のフランジ部41が連結ピン40の一端部に設けられ、第1のフランジ部41は、第1の連結孔36aに嵌合される。また、第2のフランジ部42が連結ピン40の他端部に設けられ、第2のフランジ部42は、第2の連結孔36bに嵌合される。
第1のテーパ面45が連結ピン40に設けられている。図3に示されるように、第1のテーパ面45は、連結ピン40の一端部側の第1のフランジ部41と軸方向中央部との間に設けられている。図示するように、第1のテーパ面45は、連結ピン40の一端部側から軸方向中央部に向かうに従って、外径が漸次小径となるように傾斜している。
第2のテーパ面46が連結ピン40に設けられている。図3に示されるように、第2のテーパ面46は、連結ピン40の他端部側の第2のフランジ部42と軸方向中央部との間に設けられている。図示するように、第2のテーパ面46は、連結ピン40の他端部側から軸方向中央部に向かうに従って、外径が漸次小径となるように傾斜している。このように、第1のテーパ面45と第2のテーパ面46は、軸方向に向かうに従って外径が漸次変化する。
複数の第1のねじ部材47が第1のシリンダ11に設けられている。第1のねじ部材47は、図1〜図3に示されるように、第1のシリンダ11に設けられたねじ孔に螺合つまりねじ結合され、ピン収容孔37に突出している。第1のねじ部材47の先端面は平坦となっており、先端面は第1のテーパ面45に押圧される。さらに、第1のねじ部材47の先端部の外周面は、第1のフランジ部41の内側の径方向面に当接する。
複数の第2のねじ部材48が第2のシリンダ21に設けられている。第2のねじ部材48は、第2のシリンダ21に設けられたねじ孔に螺合され、ピン収容孔37に突出している。第2のねじ部材48の先端面も平坦となっており、先端面は第2のテーパ面46に押圧される。さらに、第2のねじ部材48の先端部の外周面は、第2のフランジ部42の内側の径方向面に当接する。
図2に示されるように、第1のシリンダ11の横断面はほぼ四角形となっている。第1のねじ部材47が螺合されるねじ孔は、図2において相互に平行となった上面38aと下面38bの2面に開口している。また、給排ポート32a,32bは上面38aに開口しており、それぞれの給排ポート32a,32bは第1のねじ部材47に対して幅方向にずれている。第2のシリンダ21も第1のシリンダ11と同様に、第2のねじ部材48が螺合されるねじ孔は、第2のシリンダ21の上面と下面の2面に開口している。また、給排ポート34a,34bは第2のシリンダ21の上面に開口している。センサ溝39が第1のシリンダ11および第2のシリンダ21の左右の側面38c,38dに設けられている。ピストンの位置を検出するための図示しないセンサがセンサ溝39に装着される。
図3に示されるように、第1のねじ部材47が第1のシリンダ11に締結され、第2のねじ部材48が第2のシリンダ21に締結される。そのとき、第1のねじ部材47の先端面のうち、第1のフランジ部41側の部分が第1のテーパ面45に押圧される。同様に、第2のねじ部材48の先端面のうち、第2のフランジ部42側の部分が第2のテーパ面46に押圧される。このようにして、第1のねじ部材47の先端面が第1のテーパ面45に押圧されると、第1のねじ部材47は、図3において矢印で示すように、反時計方向に傾けられる方向に第1のテーパ面45から反力を受ける。これにより、第1のシリンダ11の連結端部11aの外側部には、第2のシリンダ21に向かう方向の押圧力が加えられる。さらに、第1のねじ部材47の先端部は、第1のフランジ部41を第2のフランジ部42から離す方向に押圧力を加える。
同様に、第2のねじ部材48の先端面が第2のテーパ面46に押圧されると、第2のねじ部材48は、図3において矢印で示すように、時計方向に傾けられる方向に第2のテーパ面46から反力を受ける。これにより、第2のシリンダ21の連結端部の外側部には、第1のシリンダ11に向かう方向の押圧力が加えられる。さらに、第2のねじ部材48の先端部は、第2のフランジ部42を第1のフランジ部41から離す方向に押圧力を加える。それぞれのねじ部材47,48の締め付け力を高めると、先端面がテーパ面45,46に接触する部位の面積が増加し、それぞれの押圧力が高められる。それぞれのテーパ面45,46の傾斜角度としては、3〜5°程度に設定されるが、10°以上でも良い。
複数の連結ピン40と、それぞれのねじ部材47,48とにより連結ユニットが構成される。このように、連結ユニットを構成する連結ピン40に設けられた2つのテーパ面45,46は、相互に逆向きに傾斜している。それぞれのねじ部材47,48がシリンダ11,21に締結されると、テーパ面45,46に対するねじ部材47,48の押圧力は、2つのシリンダ11,21の締め付け力に変換される。これにより、それぞれのシリンダ11,21の横方向に取り付けられる短い寸法のねじ部材47,48によって、2つのシリンダ11,21を強固に連結することができる。なお、それぞれのねじ部材47,48の先端部の外周面をフランジ部41,42に接触させることなく、先端面をテーパ面45,46に押圧させる構造としても、押圧力を2つのシリンダ11,21の締め付け力に変換させることができる。
図4は他の実施の形態である多位置形シリンダの横断面図であり、第1のシリンダ11における図2と同様の部分を示す。図4においては、図2に示された部材と共通する部材には、同一の符号が付されている。
図1および図2に示した第1のシリンダ11においては、第1のねじ部材47が相互に対向して2つ設けられているのに対し、図4に示す第1のシリンダ11においては、第1のねじ部材47が4つ設けられている。2つの第1のねじ部材47は、第1のシリンダ11の上面38a側に設けられており、他の2つの第1のねじ部材47は、第1のシリンダ11の下面38b側に設けられている。上面側の第1のねじ部材47と下面側の第1のねじ部材47は、相互に対向している。図4は、第1のシリンダ11に設けられた第1のねじ部材47を示しており、第2のシリンダ21についても同様の数の第2のねじ部材48が設けられている。図4に示すように、シリンダに4つずつねじ部材を設けるようにした形態は、図2に示したように2つのねじ部材を設けた場合よりも、締結強度を高めることができる。
図5は、連結型シリンダの他の実施の形態であるデュアルストロークシリンダ10bを示す。図5においては、図1に示された部材と共通する部材には、同一の符号が付されている。
図5に示すように、第1のシリンダ11と第2のシリンダ21は、背中合わせに連結される。第1のシリンダ11は、多位置形シリンダ10aと同様に、一端部が連結端部11aであり、他端部つまり先端部11bが突出端部となっている。これに対し、第2のシリンダ21は、一端部が連結端部21aであり、他端部つまり先端部21bが突出端部となっている。このように、多位置形シリンダ10aにおいては、両方のシリンダ11,21の先端部11b,21bがともに突出端部となっている。
第1のシリンダ11の先端部11bに設けられたロッドカバー16aは第1のロッドカバーである。ロッドカバー16bが第2のシリンダ21の先端部21bに設けられている。第2のピストン22に設けられた第2のピストンロッド25は、ロッドカバー16bに設けられた貫通孔17bを貫通して外部に突出している。ロッドカバー16bは、スナップリング18bにより第2のシリンダ21に固定される。第2のシリンダ孔23とロッドカバー16bの間は、シール部材19bによりシールされ、ロッドカバー16aと第2のピストンロッド25の間は、シール部材20bによりシールされる。このように、第1のピストンロッド15が第1のシリンダ11の第1のロッドカバー16aを貫通し、第2のピストンロッド25が第2のシリンダ21の第2のロッドカバー16bを貫通している。
第1のヘッドカバー26aが第1のシリンダ11の連結端部11aに取り付けられており、ヘッドカバー26aにより第1のシリンダ孔13は閉塞される。第2のヘッドカバー26bが第2のシリンダ21の連結端部21aに取り付けられており、ヘッドカバー26bにより第2のシリンダ孔23は閉塞される。このデュアルストロークシリンダ10bにおいては、第1のピストン12がヘッドカバー26aに当接すると、第1のピストンロッド15は後退限位置に位置し、第1のピストン12がロッドカバー16aに当接すると、第1のピストンロッド15は前進限位置に位置する。また、第2のピストン22がヘッドカバー26bに当接すると、第2のピストンロッド25は後退限位置に位置し、第2のピストン22がロッドカバー16bに当接すると、第2のピストンロッド25は前進限位置に位置する。
2つのシリンダ11,21を連結するための連結ユニットは、図1〜図3に示した場合と同様に、複数の連結ピン40と、複数の第1のねじ部材47と、複数の第2のねじ部材48とにより構成される。
上述したデュアルストロークシリンダ10bは、第1のピストンロッド15と、第2のピストンロッド25を別々に独立させて駆動させることができる。さらに、2つのピストンロッドの一方を固定することにより、他方のピストンロッドを3段のストロークで作動させることができる。
図6は、比較例として示す従来の多位置形シリンダの縦断面図である。図7は比較例として示す従来のデュアルストロークシリンダの縦断面図である。図6および図7に示した従来例は、前述した非特許文献1に記載されている。それぞれの図においては、上述した部材と共通する部材には同一の符号が付されている。
図6に示す従来の多位置形シリンダ10cにおいては、第1のシリンダ11と第2のシリンダ21のシリンダ壁に取付孔51,52が軸方向に貫通して形成されている。両方のシリンダ11,21を連結するために、ナット53が一方のシリンダ11に取り付けられ、このナット53に螺合するボルト54が他方のシリンダ21に取り付けられている。それぞれの取付孔51,52は、シリンダ11,21の四隅部に設けられており、4本のボルト54によりシリンダ11,21が連結される。同様に、図7に示す従来のデュアルストロークシリンダ10dにおいても、両方のシリンダ11,21を連結するために、ナット53とボルト54が用いられている。
このように、軸方向のボルト54を用いてシリンダ11,21を連結する場合には、長いシリンダ11,21を連結するために、長い取付孔51,52をシリンダ11,21に加工しなければならない。このため、小径の取付孔51,52をシリンダ11,21に高い歩留まりで効率的に加工することができず、ピストン径の小さな小型の連結型シリンダを効率的に製造することが困難であった。また、ボルトの長さには限りがあるので、長いシリンダを締結することはできない。これに対し、複数の連結ピン40と、ねじ部材47,48とにより構成される連結ユニットを用いて、2つのシリンダ11,21を連結することにより、ピストン径の小さい小型の連結型シリンダを効率的に製造することができる。
図6に示すように、従来の多位置形シリンダ10cにおいては、ロッドカバー16bが第2のシリンダ21の連結端部に装着され、ストッパ27が第1のシリンダ11の連結端部に装着される。さらに、ロッドカバー16bとストッパ27の間にシールリング28が装着される。
図7に示すように、従来のデュアルストロークシリンダ10dにおいては、第1のシリンダ11のシリンダ孔13を閉じるためのヘッドカバー26aが第1のシリンダ11の連結端部に取り付けられる。また、第2のシリンダ21のシリンダ孔23を閉じるためのヘッドカバー26bが第2のシリンダ21の連結端部21aに取り付けられる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
11 第1のシリンダ
11a 連結端部
11b 先端部
12 第1のピストン
13 第1のシリンダ孔
15 第1のピストンロッド
21 第2のシリンダ
21a 連結端部
21b 先端部
22 第2のピストン
23 第2のシリンダ孔
25 第2のピストンロッド
36a 第1の連結孔
36b 第2の連結孔
37 ピン収容孔
40 連結ピン
41 第1のフランジ部
42 第2のフランジ部
45 第1のテーパ面
46 第2のテーパ面
47 第1のねじ部材
48 第2のねじ部材

Claims (6)

  1. 第1のピストンを軸方向に案内する第1のシリンダ孔が設けられた第1のシリンダと、第2のピストンを軸方向に案内する第2のシリンダ孔が設けられた第2のシリンダとを軸方向に連結する連結ユニットであって、
    前記第1のシリンダの連結端部に前記第1のシリンダ孔に平行に設けられた複数の第1の連結孔と、前記第2のシリンダの連結端部に設けられて前記第1の連結孔に連通する複数の第2の連結孔とにより形成される複数のピン収容孔に挿入される複数の連結ピンと、
    それぞれの前記連結ピンの一端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第1のテーパ面と、
    それぞれの前記連結ピンの他端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第2のテーパ面と、
    前記第1のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第1のテーパ面に押圧される複数の第1のねじ部材と、
    前記第2のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第2のテーパ面に押圧される複数の第2のねじ部材と、
    を有する連結ユニット。
  2. 請求項1記載の連結ユニットにおいて、
    前記第1のねじ部材の外周面が接触し、かつ前記第1の連結孔に嵌合される第1のフランジ部を、前記連結ピンの一端部に設け、
    前記第2のねじ部材の外周面が接触し、かつ前記第2の連結孔に嵌合される第2のフランジ部を、前記連結ピンの他端部に設けた、連結ユニット。
  3. 第1のピストンを軸方向に案内する第1のシリンダ孔が設けられた第1のシリンダと、第2のピストンを軸方向に案内する第2のシリンダ孔が設けられた第2のシリンダとを備えた連結型シリンダであって、
    前記第1のシリンダの連結端部に前記第1のシリンダ孔に平行に設けられた複数の第1の連結孔と、前記第2のシリンダの連結端部に設けられて前記第1の連結孔に連通する複数の第2の連結孔とにより形成される複数のピン収容孔に挿入される複数の連結ピンと、
    それぞれの前記連結ピンの一端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第1のテーパ面と、
    それぞれの前記連結ピンの他端部から軸方向中央部に向けて外径が漸次小さくなる第2のテーパ面と、
    前記第1のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第1のテーパ面に押圧される複数の第1のねじ部材と、
    前記第2のシリンダにそれぞれ前記ピン収容孔に突出して螺合され、先端面が前記第2のテーパ面に押圧される複数の第2のねじ部材と、
    を有する連結型シリンダ。
  4. 請求項3記載の連結型シリンダにおいて、
    前記第1のねじ部材の外周面が接触し、かつ前記第1の連結孔に嵌合される第1のフランジ部を、前記連結ピンの一端部に設け、
    前記第2のねじ部材の外周面が接触し、かつ前記第2の連結孔に嵌合される第2のフランジ部を、前記連結ピンの他端部に設けた、連結型シリンダ。
  5. 請求項3または4記載の連結型シリンダにおいて、
    前記第1のピストンに設けられた第1のピストンロッドが貫通する第1のロッドカバーを前記第1のシリンダの先端部に設け、
    前記第2のシリンダ孔を閉じるヘッドカバーを前記第2のシリンダの先端部に設け、
    前記第2のピストンに設けられた第2のピストンロッドが貫通する第2のロッドカバーを前記第2のシリンダの連結端部に設けた、連結型シリンダ。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の連結型シリンダにおいて、
    前記第1のピストンに設けられた第1のピストンロッドが貫通する第1のロッドカバーを前記第1のシリンダの先端部に設け、
    前記第2のピストンに設けられた第2のピストンロッドが貫通する第2のロッドカバーを前記第2のシリンダの先端部に設けた、連結型シリンダ。
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