JP2016003703A - 水ポンプ用軸受のシール装置 - Google Patents

水ポンプ用軸受のシール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016003703A
JP2016003703A JP2014123920A JP2014123920A JP2016003703A JP 2016003703 A JP2016003703 A JP 2016003703A JP 2014123920 A JP2014123920 A JP 2014123920A JP 2014123920 A JP2014123920 A JP 2014123920A JP 2016003703 A JP2016003703 A JP 2016003703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
bearing
water pump
outer peripheral
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014123920A
Other languages
English (en)
Inventor
啓祐 大串
Keisuke Ogushi
啓祐 大串
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2014123920A priority Critical patent/JP2016003703A/ja
Publication of JP2016003703A publication Critical patent/JP2016003703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

【課題】従来のシール装置より密封性を高めながらも、回転トルクや設置スペースが大きくならない水ポンプ用軸受のシール装置の提供。
【解決手段】主リップ23は、軸方向外側に傾斜して延設され、スリンガ21の第1円筒部21aに摺接し、第2副リップ24は、主リップ23の径方向外方位置で軸方向外側に延設され、第2円筒部21cの外周面に摺接し、第1副リップ25aは、心金22から軸方向外側に傾斜して延設され、回転軸10の外周面に摺接する、水ポンプ用軸受のシール装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車等のエンジンに使用される水ポンプ装置の軸受に使用される水ポンプ用軸受のシール装置に関する。
自動車用エンジンの冷却水を循環させる為の水ポンプとして、図3〜5に示す様な構造のものが従来から知られている。円筒形のハウジング1は、取付フランジを利用して、エンジンのシリンダブロックに固定される。このハウジング1の内径側には回転軸10を、玉軸受8ところ軸受9と、を組み合わせて成る軸受ユニット5により、回転自在に支持している。尚、この軸受ユニット5は、例えば特許文献1に記載されている様に、複列の玉列により構成する場合もある。
又、上記軸受ユニット5の軸方向外側にはシールリング7、内側にはシール装置17を設けて、このシールリング7とシール装置17と軸受ユニット5の外輪6と回転軸10とで囲まれた空間に封入したグリースの漏出防止と、外部に存在する塵芥や水蒸気等の異物の侵入防止とを図っている。
回転軸10は、インペラ軸部11と、プーリ軸部12と、インペラ軸部11とプーリ軸部12の間の軸受内輪軸部13を一体に形成したものである。軸受内輪軸部13の外周面には、前記軸受ユニット5を構成する玉軸受8ところ軸受9のそれぞれの内輪軌道14、15が形成されている。
プーリ軸部12の、ハウジング1の外端開口から突出した部分に、プーリ2が固定されている。エンジンへの組み付け状態では、このプーリ2に図示しないベルトを掛け渡し、上記回転軸10をエンジンのクランクシャフトにより回転駆動する。
インペラ軸部11の先端部には、インペラ3が固定されている。このインペラ3は、シリンダブロック内に設けたウォータジャケットの内側に入り込む。そして、上記回転軸10の回転に伴って、上記ウォータジャケット内の冷却水を、図示しないラジエータ等との間で循環させる。
インペラ軸部11の外周面とハウジング1の内周面との間には、インペラ3と軸受ユニット5の間を塞ぐようにメカニカルシール4を設けている。このメカニカルシール4は、この回転軸10の回転を許容しつつ、ウォータジャケット内を流れる水蒸気を含んだ熱水が外部に漏出するのを防止する。
しかし、回転軸10でインペラ3を回転させて、冷却水をラジエータ等へ圧送しているときに、メカニカルシール4から水や水蒸気が漏れることは避けられない。そのため、軸受ユニット5の密封装置としては、プーリ2側のシールリング7に対して、インペラ側には、より密封性の高いシール装置17を設けている。
シール装置17は、図5に示すように、回転軸10に外嵌固定されたスリンガ21と、円環板状に形成されて、外輪6の軸方向端部に設けられた装着溝6aに圧入により装着される芯金22と、芯金22に一体に取り付けられ、スリンガ21に摺接する主リップ23、第2副リップ24、及び心金22から軸方向内側(図5の左側)に傾斜して延設され、回転軸10の外周面に摺接する第1副リップ25を有する弾性部材26とから成るシール部材27を備える(例えば、特許文献2参照)。
このようなシール装置には、更なる密封性が求められているが、例えばリップの枚数を増やすと回転トルクや設置スペースが大きくなるという問題がある。
特開平9−222122号公報 実開平3−077093号公報
本発明の課題は、従来のシール装置より密封性を高めながらも、回転トルクや設置スペースが大きくならない水ポンプ用軸受のシール装置を提供することである。
本発明の課題は、下記の構成により達成される。
回転軸に外嵌固定されたスリンガと、外輪に装着されたシール部材を備える水ポンプ用軸受のシール装置であって、前記スリンガは、第1円筒部と、前記第1円筒部の軸方向外端部から径方向外側に延びる円輪部と、前記円輪部の外周縁部から軸方向内方に延びる第2円筒部と、を備え、前記シール部材は芯金と弾性部材とから形成されており、弾性部材からなる主リップ、第1副リップ、及び第2副リップと、を備え、前記主リップは、軸方向外側に傾斜して延設され前記第1円筒部に摺接し、前記第2副リップは、前記第2円筒部の外周面に摺接し、前記第1副リップは、軸方向外側に傾斜して延設され、前記回転軸の外周面に摺接、または非接触のラビリンスシールとする構成。
上述の様に構成する本発明の水ポンプ用軸受のシール装置によれば、回転トルクや設置スペースが大きくすることなく、高い密封性を達成することができる。
本発明に係る水ポンプ用軸受のシール装置の第1の実施形態を説明するための要部断面図である。 本発明に係る水ポンプ用軸受のシール装置の第2の実施形態を説明するための要部断面図である。 水ポンプの従来構造の1例を示す要部断面図である。 図3の水ポンプ用軸受、および、回転軸のみを取り出して示す断面図である。 図4の水ポンプ用軸受のシール装置部分のみを取り出して示す要部断面図である。
以下、本発明に係る水ポンプ用軸受のシール装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の特徴はシール装置のリップの構造を工夫した点にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の従来構造と同様であるから、図を省略、または同等部分に同一符号を付して、重複する説明は省略若しくは簡略し、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。また、便宜上、軸方向において軸受の内部側を内側、外部側を外側と称する。
図1は、本発明に係る水ポンプ用軸受のシール装置17aの第1の実施形態を示す要部拡大断面図である。水ポンプ用軸受のシール装置17aは、回転軸10に外嵌固定されたスリンガ21と、外輪6に装着されるシール部材27aを備える。
スリンガ21は耐食性を有する金属をプレス、若しくは焼結することにより形成された
断面略コの字状の円筒状部材であって、第1円筒部21aと、この第1円筒部21aの軸方向外端部から径方向外側に延びる円輪部21bと、この円輪部21bの外周縁部から軸方向内側に延びる第2円筒部21cと、を備え、回転軸10の外周面に締り嵌めして固定されている。
シール部材27aは芯金22と弾性部材26aとから形成されており、その外周縁を外輪6の内周面の軸方向端部に形成される装着溝6aに係止して外輪6に支持固定されている。シール部材27aは弾性部材26aからなる主リップ23、第1副リップ25a、及び第2副リップ24と、を備える。主リップ23は、軸方向外側に傾斜して延設されスリンガ21の第1円筒部21aに摺接している。第2副リップ24は、主リップ23の径方向外方位置で軸方向外側に延設され、第2円筒部21cの外周面に摺接している。
第1副リップ25aは、心金22から軸方向外側に傾斜して延設され、回転軸10の外周面に摺接している。
なお、弾性部材26aの材質としては、例えば、フッ素ゴム、ニトリルゴム、及び水素添加ニトリルゴム等を挙げることができる。
回転軸10の外周面に摺接する第1副リップ25aの傾斜を、前述のように軸方向外側に傾斜して延設したので、メカニカルシールから漏れてくる、水や水蒸気に対する密封性が従来構造の第1副リップ25(図5参照)よりも高くなる。
また、軸受内圧が低くなると第一副リップは回転軸外径面に接する方向へ動き、内圧変化時における吸い込み現象に対しても従来構造の第1副リップ25(図5参照)よりも高くなる。
また、回転軸10の回転トルクは従来構造と同等であるが、設置スペースは軸方向において小さくすることができる。
図2は、本発明に係る水ポンプ用軸受のシール装置の第2の実施形態を示す要部拡大断面図である
第2の実施形態が第1の実施形態と異なるところは、第1副リップ25bが、回転軸10の外周面に対して非接触のラビリンスシールとなっていることのみである。したがって、第1の実施形態よりも回転トルクを低くできる。
1 ハウジング
2 プーリ
3 インペラ
4 メカニカルシール
5 軸受ユニット
6 外輪
6a 装着溝
7 シールリング
8 玉軸受
9 ころ軸受
10 回転軸
11 インペラ軸部
12 プーリ軸部
13 軸受内輪軸部
14 内輪軌道
15 内輪軌道
17、17a、17b 水ポンプ用軸受のシール装置
21 スリンガ
21a 第1円筒部
21b 円輪部
21c 第2円筒部
22 芯金
23 主リップ
24 第2副リップ
25、25a、25b 第1副リップ
26、26a、26b 弾性部材
27、27a、27b シール部材

Claims (1)

  1. 回転軸に外嵌固定されたスリンガと、外輪に装着されたシール部材を備える水ポンプ用
    軸受のシール装置であって、
    前記スリンガは、第1円筒部と、前記第1円筒部の軸方向外端部から径方向外側に延びる円輪部と、前記円輪部の外周縁部から軸方向内方に延びる第2円筒部と、を備え、
    前記シール部材は芯金と弾性部材とから形成されており、弾性部材からなる主リップ、
    第1副リップ、及び第2副リップと、を備え、
    前記主リップは、軸方向外側に傾斜して延設され前記第1円筒部に摺接し、
    前記第2副リップは、前記第2円筒部の外周面に摺接し、
    前記第1副リップは、軸方向外側に傾斜して延設され、前記回転軸の外周面に摺接、または非接触のラビリンスシールとしていることを特徴とする水ポンプ用軸受のシール装置。

JP2014123920A 2014-06-17 2014-06-17 水ポンプ用軸受のシール装置 Pending JP2016003703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123920A JP2016003703A (ja) 2014-06-17 2014-06-17 水ポンプ用軸受のシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014123920A JP2016003703A (ja) 2014-06-17 2014-06-17 水ポンプ用軸受のシール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016003703A true JP2016003703A (ja) 2016-01-12

Family

ID=55223132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014123920A Pending JP2016003703A (ja) 2014-06-17 2014-06-17 水ポンプ用軸受のシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016003703A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108071691A (zh) * 2016-11-07 2018-05-25 株式会社捷太格特 密封结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108071691A (zh) * 2016-11-07 2018-05-25 株式会社捷太格特 密封结构
CN108071691B (zh) * 2016-11-07 2020-11-24 株式会社捷太格特 密封结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014021179A1 (ja) 密封装置
US9850955B2 (en) Outer race rotation bearing
JP2016515686A (ja) 軸シールを有する軸受装置
JP2012189207A (ja) 複列アンギュラ玉軸受
US10907689B2 (en) Heavy duty wheel seal with dry running resistance
JP2013002499A (ja) ウォータポンプ
JPWO2018221727A1 (ja) 密封装置
KR20120027188A (ko) 와셔 및 그 와셔를 이용한 모터 베어링 시스템
JP2012132546A (ja) 転がり軸受
JP2016003703A (ja) 水ポンプ用軸受のシール装置
JP2008064238A (ja) 水ポンプ用軸受
WO2015180928A1 (en) Radial seal with contacting and non-contacting portions
JP2015200393A (ja) シールリング付転がり軸受
CN102011746A (zh) 汽车水泵轴承密封装置
JP7365757B2 (ja) 回転機械のシール構造及び回転機械
JP2015218769A (ja) 水ポンプ用軸受の密封装置
JP2013024354A (ja) 回転軸装置
JP2010265949A (ja) 密封装置
CN208804125U (zh) 发动机水泵轴连轴承的密封装置
JP2016080055A (ja) ウォータポンプ用転がり軸受のシール装置
JP2009074480A (ja) ウォータポンプ
JP6772544B2 (ja) 転がり軸受装置
JP3897013B2 (ja) ウォータポンプ装置
JP4123836B2 (ja) プーリユニットの封止構造
JP2012047243A (ja) ウォータポンプ用軸受の密封装置