JP2016002100A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンボス加工の操業性に優れ、体液の拡散防止効果が高く、装着時に硬さを感じにくいエンボスを付与した吸収性物品とする。
【解決手段】透液性表面シート3と裏面シート2との間に吸収体4が介在されるとともに、平面視で格子状に形成された格子状エンボス23が付与された失禁パッド1である。前記格子状エンボス23は、格子の各交差部分にエンボス溝が間欠する間欠部24が設けられるとともに、格子の方向が失禁パッド1の長手方向及び幅方向に対して傾斜した菱格子状に配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、主には失禁パッド、生理用ナプキン、おりものシート、医療用パッド、トイレタリー、使い捨ておむつ等に使用される吸収性物品に係り、格子状パターンで付与された格子状エンボスを備えた吸収性物品に関する。
従来より、前記吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、吸収体に吸収された体液が吸収体内部を拡散して端部から漏れるのを防止するとともに、表面を伝う体液を堰き止めて吸収体に吸収保持することなどを目的として、種々のパターンでエンボスを付与したものが種々提案されている。このエンボスパターンの一つとして、平面視で格子状に付与された格子状エンボスが知られている。この格子状エンボスは、体液の堰き止め効果に優れ、圧搾部と非圧搾部とが交互に形成されるため圧搾による硬さを感じにくく、装着感に優れるなどの利点がある。
例えば、下記特許文献1においては、吸収体に、当該吸収体の長手方向略中央部から、当該吸収体の長手方向の両端側の腹側部と背側部に延在する縦エンボス凹部が、幅方向に所定の間隔で複数形成されていて、前記吸収体の腹側部と背側部における、前記縦エンボス凹部の両端部側には、体液をそれぞれ腹側部と背側部に広く拡散させる拡散エンボス凹部が形成され、前記拡散エンボス凹部は、吸収体の長手方向に対して傾斜した斜め格子状のエンボス凹部が形成された吸収性物品が開示されている。
また、下記特許文献2においては、長手方向中間部の両端にそれぞれ長手方向に対して斜め方向の凹部が配された吸収体が開示されている。
特許第4008868号公報 特開2012−143535号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に開示される格子状エンボスは、格子の交点でエンボス溝が交差しているため、製造工程時に、エンボスロールで圧搾したときの圧力を分散させる逃げ道がなく、表面材のシワやエンボス溝の歪みなどが生じやすい。また、これによって製品のエンボス溝がエンボスロールのエンボス凸部に喰い付いて製品がエンボスロールに巻き付いたり、エンボスロールの交差部分の角部に紙粉が溜まって目詰まりが発生するなど、エンボス加工時の操業性が悪化する問題が生じていた。
また、格子状エンボスのエンボス溝の交差部分では、体液の堰き止め効果に優れるようになるが、これより外方側に体液が拡散するのが完全に停止されるため、交差部分の内方側に体液が溜まりやすく、吸収体全体としての吸収容量が低下する問題があった。
ところで、前記格子状エンボスの格子方向を吸収性物品の長手方向及び幅方向に沿って配置する正格子とし、製造工程時のライン搬送方向(MD方向)を吸収性物品の長手方向とした場合、エンボスロールによる圧搾時に、吸収性物品の幅方向に沿うエンボス溝が形成される部分では線圧が高く、長手方向のエンボス溝のみが形成される部分では線圧が低いというように、線圧の差が大きくなるため、表面材の破れ、シワ、ヨレなどが生じやすかった。また、正格子で配置した場合には、吸収性物品が身体の前後方向や幅方向の丸みに沿って変形したときに、エンボス溝の剛性によって吸収性物品が変形しにくく、装着時に硬さを感じる場合があった。
そこで本発明の主たる課題は、エンボス加工の操業性に優れ、体液の拡散防止効果が高く、装着時に硬さを感じにくいエンボスが付与された吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、平面視で格子状の格子状エンボスが付与された吸収性物品において、
前記格子状エンボスは、格子の各交差部分にエンボス溝が間欠する間欠部が設けられるとともに、格子の方向が吸収性物品の長手方向及び幅方向に対して傾斜した菱格子状に配置されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、格子状エンボスを備えた吸収性物品において、前記格子状エンボスの格子の各交差部分にエンボス溝が間欠する間欠部を設け、この間欠部でエンボス溝が分断するように構成しているので、製造工程時に、エンボスロールで圧搾した際の表面材にかかる圧力が前記間欠部で分散されるため、表面材のシワやエンボス溝の歪みなどが発生しなくなり、エンボス溝がエンボスロールに喰い付いて製品がエンボスロールに巻き付くのが防止できる。また、エンボス溝に交差部分が形成されないため、交差部分の角部に紙粉が目詰まりするなどの問題が解消でき、エンボス加工の操業性に優れるようになる。
また、前記格子状エンボスでは、各格子部分において体液の堰き止め効果が得られる一方で、前記間欠部においてエンボス溝が間欠しているため、格子で堰き止められた体液の一部が外側にも拡散するので、吸収体の広い範囲で体液が吸収保持されるようになり、体液の拡散防止効果を維持しつつ体液の吸収容量が改善できるようになる。
更に、本吸収性物品では、前記格子状エンボスの格子の方向が吸収性物品の長手方向及び幅方向に対して傾斜した菱格子状に配置されているため、ライン搬送方向に対してエンボス溝が同じ割合で形成されるようになり、エンボス圧搾時の線圧がほぼ均等になるため、表面材の破れ、シワ、ヨレなどが防止できるようになる。また、吸収性物品が身体の前後方向や幅方向の丸みに沿って変形したときでも、これと平行する方向に格子の方向が形成されないので、格子の剛性によって吸収性物品が変形しにくくなるのが防止でき、装着時の硬さが感じにくくなる。
請求項2に係る本発明として、前記格子状エンボスは、体液排出部に対応する領域の少なくとも前後領域にそれぞれ設けられている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記格子状エンボスを体液排出部に対応する領域の少なくとも前後領域にそれぞれ設けてあるため、体液の前後漏れが確実に防止できるようになる。
請求項3に係る本発明として、前記間欠部の長さは、2〜5mmである請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項3記載の発明では、格子の各交差部分でエンボス溝が間欠する間欠部の長さとして、2〜5mmとすることにより、エンボス加工時に適度に圧力が分散できるとともに、体液の堰き止め効果を損なわずに体液を外方側に適度に拡散できるようになる。
請求項4に係る本発明として、前記格子状エンボスは、前記透液性表面シートを積層する前の前記吸収体の表面側から付与されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項4記載の発明では、前記格子状エンボスを設ける際、透液性表面シートを積層する前の吸収体の表面側から付与する吸収体エンボスとして設けているため、吸収体内部を拡散する体液を確実に堰き止めることができるようになる。
請求項5に係る本発明として、体液排出部に対応する領域の肌当接面側に長手方向に沿って凹溝が形成され、
前記格子状エンボスは、前記凹溝の前後の領域にそれぞれ設けられている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項5記載の発明では、体液排出部に対応する領域に前記凹溝を形成することにより、一気にドッと出る体液を瞬時に受け止め、この凹溝に体液を一時貯留し、体液を吸収体に吸収保持しやすくしている。
以上詳説のとおり本発明によれば、エンボス加工の操業性に優れ、体液の拡散防止効果が高く、装着時に硬さを感じにくいエンボスが付与された吸収性物品が提供できるようになる。
本発明に係る失禁パッド1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 エンボスの平面図である。 格子状エンボス23の拡大平面図である。 (A)は従来の格子状エンボス、(B)は本発明に係る格子状エンボス23の拡大平面図である。 (A)は従来の格子状エンボス、(B)は本発明に係る格子状エンボス23の拡大平面図である。 エンボスパターンによる性能を比較した図(その1)である。 エンボスパターンによる性能を比較した図(その2)である。 エンボスパターンによる性能を比較した図(その3)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔失禁パッド1の基本構成〕
本発明に係る失禁パッド1は、図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、尿などを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2、3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体を囲繞するクレープ紙や不織布等からなる被包シート5と、必要に応じて前記透液性表面シート3と吸収体4との間に配置される親水性のセカンドシート6と、前記吸収体4の略側縁部を起立基端とし、かつ少なくとも体液排出部位Hを含むように長手方向に所定の区間内において肌側に突出して設けられた左右一対の立体ギャザーBS、BSを形成するサイド不織布7、7とから主に構成され、かつ前記吸収体4の周囲においては、その長手方向端縁部では前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合されている。
以下、さらに前記失禁パッド1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他に防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には、防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが好適に用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。
前記吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプ等の吸収性繊維と高吸水性ポリマー8とにより構成され、図示例では平面形状がパッド長手方向に長い縦長の略小判形とされている。前記高吸水性ポリマー8は例えば粒状粉とされ、吸収体4を構成するパルプ中に分散混入されている。
前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。本失禁パッド1では、吸収体4を被包シート5で囲繞するため、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間に被包シート5が介在することになり、吸収性に優れる前記被包シート5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら尿等の逆戻りを防止するようになる。前記パルプの目付は、100g/m〜600g/m、好ましくは200g/m〜500g/mとするのがよい。
前記高吸水性ポリマー8としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性ポリマーは製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸収倍率(吸水力)と吸収速度の調整が可能である。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記被包シート5は、ティシュー等の紙材あるいは不織布等の透液性のシートを用いることができる。特に、資材の破壊(破れ)が生じにくい不織布を用いるのが好ましい。不織布を用いる場合は、スパンボンド法やSMS法により加工された不織布、特にSMS法により加工された不織布が、薄さと強度のバランスに優れる点で好適である。なお、被包シート5は、少なくとも吸収体4の肌当接面側(表面側)の面が撥水性でなければシートの親水度は特に問わない。
前記セカンドシート6は、体液に対して親水性を有するものであればよい。具体的には、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることにより素材自体に親水性を有するものを用いるか、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維を親水化剤によって表面処理し親水性を付与した繊維を用いることができる。また、前記セカンドシート6は、コシを持たせるため、裏面側(吸収体4側)に多孔のフィルム層を有していてもよく、またパルプを含む素材を用いてもよい。
本失禁パッド1の表面側両側部にはそれぞれ長手方向に沿って、かつ失禁パッド1の全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の外側部分が側方に延在されるとともに、前記不透液性裏面シート2が側方に延在され、これら側方に延在されたサイド不織布7部分と不透液性裏面シート2部分とをホットメルト接着剤等により接合して側部フラップが形成されている。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、尿等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングしたSSMSやSMS、SMMSなどの撥水処理不織布を用いるのが望ましく、体液の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるのが望ましい。かかるサイド不織布7としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができる。
前記サイド不織布7、7は、適宜に折り畳まれて、前記吸収体4の略側縁近傍位置を起立基端として肌側に起立する左右一対の内側立体ギャザー10、10と、相対的に前記内側立体ギャザー10より外側に位置するとともに、前記吸収体4よりも側方に延出する不透液性裏面シート2及びサイド不織布7によって形成された肌側に起立する左右一対の外側立体ギャザー11、11とからなる2重ギャザー構造の立体ギャザーBSを構成している。なお、前記立体ギャザーBSは、内側立体ギャザー10または外側立体ギャザー11のいずれかのみからなる1重ギャザー構造であっても良いし、サイド不織布7を配設するだけで肌側に起立した立体ギャザー状に形成されなくてもよい。
前記内側立体ギャザー10および外側立体ギャザー11の構造についてさらに詳しく説明すると、前記サイド不織布7は、図2に示されるように、幅方向両側端をそれぞれパッド裏面側に折り返して幅方向内側及び幅方向外側にそれぞれ二重シート部分7a、7bを形成するとともに、前記幅方向内側の二重シート部分7a内部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1本または複数本の、図示例では1本の糸状弾性伸縮部材12が配設されるとともに、前記幅方向外側の二重シート部分7b内部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1本または複数本の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材13、13が配設され、前記幅方向内側の二重シート部分7aの基端部が吸収体4の側部に配設される透液性表面シート3の上面にホットメルト接着剤等により接着されるとともに、幅方向外側の二重シート部分7bの基端部が前記吸収体4よりも側方に延出する不透液性裏面シート2の側端部にホットメルト接着剤等により接着されることにより、前記幅方向内側の二重シート部分7aによって肌側に起立する内側立体ギャザー10が形成されるとともに、前記幅方向外側の二重シート部分7bによって肌側に起立する外側立体ギャザー11が形成されている。なお、前記サイド不織布7は、パッド長手方向の両端部では、図1に示されるように、前記糸状弾性伸縮部材12、13が配設されないとともに、前記幅方向内側の二重シート部分7aがホットメルト接着剤等によって吸収体4側に接合されている。
〔エンボス〕
本失禁パッド1では、図3に示されるように、平面視で格子状の格子状エンボス23が所定の領域に付与されている。前記格子状エンボス23は、格子の各交差部分にエンボス溝が間欠する間欠部24が設けられるとともに、格子の方向が失禁パッド1の長手方向及び幅方向に対して傾斜した菱格子状(斜め格子状)に配置されている。
前記格子状エンボス23は、体液排出部位Hに対応する領域の前後領域にそれぞれ、パッド幅方向に沿う領域に設けるのが好ましい。また、体液排出部位Hに対応する領域の幅方向両側にはそれぞれ、パッド長手方向に沿う直線状の線状エンボス25が設けられている。これら格子状エンボス23、23及び線状エンボス25、25によって、体液排出部位Hに対応する領域を囲うように設けるのが好ましい。
本書において、失禁パッド1の幅方向に沿うとは、エンボス領域の端部同士を結ぶ直線が概ね失禁パッド1の幅方向に沿うことであり、この直線が幅方向線と平行する場合の他、この幅方向線に対し±40°程度までの角度差を有するものも含まれる。また、失禁パッド1の長手方向に沿うことも同様に、エンボス領域の端部同士を結ぶ直線が概ね失禁パッド1の長手方向に沿うことであり、この直線が長手方向線と平行する場合の他、この長手方向線に対し±40°程度までの角度差を有するものも含まれる。また、長手方向又は幅方向に沿う領域は、直線状である必要はなく、曲線状、折れ線状、波状などで形成することも可能である。
前記格子状エンボス23及び線状エンボス25は、前記透液性表面シート3を積層する前の吸収体4又はこの吸収体4を囲繞する被包シート5の表面側(肌面側)から付与するのが好ましい。すなわち、図3に示されるように、失禁パッド1の製造工程時に、吸収体4又は被包シート5の表面側からの圧搾によって付与されたものである。前記格子状エンボス23及び線状エンボス25は、吸収体4に吸収された体液が吸収体4の内部を拡散するのを堰き止めて、吸収体4の端部から漏れるのを防止している。
前記格子状エンボス23及び線状エンボス25を設けることにより、吸収体4に吸収された体液が格子状エンボス23及び線状エンボス25によって確実に堰き止められ、吸収体4端部からの体液漏れが完全に防止できるようになる。ここで、前記線状エンボス25はなくてもよいが、吸収体4の幅方向端部からの漏れを確実に防止するために前記線状エンボス25も設けた方が好ましい。
前記格子状エンボス23は、詳細には図4に示されるように、第1の方向に延びる複数の第1エンボス溝23a、23a…と、この第1の方向と直交する第2の方向に延びる複数の第2エンボス溝23b、23b…とからなる格子状に形成されるとともに、前記第1エンボス溝23aと第2エンボス溝23bとの交点にそれぞれのエンボス溝23a、23bが間欠する間欠部24が形成され、前記第1の方向及び第2の方向がそれぞれ、失禁パッド1の長手方向及び幅方向に対して約45°の角度で傾斜して形成されている。前記間欠部24を設けることにより、前記格子状エンボス23は、前記第1の方向に対し第1エンボス溝23aと間欠部24とが交互に配置された間欠線状に形成され、第2の方向に対し第2エンボス溝23bと間欠部24とが交互に配置された間欠線状に形成されている。
前記間欠部24の長さ(隙間)は、2mm〜5mm、好ましくは2mm〜3mmとするのがよい。間欠部24の長さとは、隣接するエンボス溝同士の間の最小隙間Sのことである。間欠部24の長さをこの範囲とすることにより、エンボス加工時に適度に圧力が分断でき、体液の堰き止め効果を損なわずに体液を適度に外方側に拡散できるようになる。
図4に示されるように、前記格子状エンボス23によって形成される格子の1辺の長さL(同一方向に傾斜する隣接するエンボス溝同士の離間幅)は、8mm〜15mm程度が好ましい。また、格子の各辺に配置されるエンボス溝の長さEは、5mm〜12mm程度が好ましい。前記格子のマス目が小さ過ぎると操業性が悪くなるし、大き過ぎると装着時にエンボス溝の硬さが感じやすくなるので好ましくない。
前記格子状エンボス23は、体液排出部位Hに対応する領域の前側部と後側部とで同じ寸法で形成してもよいし、異なる寸法で形成してもよい。例えば、後側部の方が体液が肌面を伝って溜まりやすいので、外方側への拡散性を良くするため、間欠部24の長さを大きくすることができる。
前記格子状エンボス23の付与領域は、図3に示されるように、長手方向両端の外形線がパッド長手方向の外方側に膨出した湾曲状となるようにするのが好ましい。これにより、パッド中央部の体液排出部位Hに対応する領域から放射状に拡散した体液を確実に堰き止めることができるようになる。
また、前記格子状エンボス23の付与領域は、図3に示されるように、少なくとも体液排出部位Hの後側において、吸収体4の長手方向端部側にいくにつれて、幅狭に形成するのが好ましい。これにより、A1〜A3で示す幅方向線上に位置する圧搾部の数が、A1では8箇所、A2では6箇所、A3では4箇所というように、後側(端部側)にいくにつれて減少するので、端部側の圧搾による硬さが低下し、装着時の違和感が軽減できるようになる。また、体液排出部位Hの前側に配置される格子状エンボス23の付与領域も同様に、長手方向端部側にいくにつれて幅狭に形成することにより、装着時の違和感が軽減できるようになる。
一方、前記線状エンボス25は、体液排出部位Hに対応する領域の幅方向両側にそれぞれパッド長手方向に沿って連続線又は間欠線で付与される1条又はパッド幅方向に間隔をあけた複数条の線状エンボスであり、直線、曲線、波状線などによって構成されている。図3に示す例では、体液排出部位Hに対応する領域の両側にそれぞれパッド長手方向に沿う直線の連続線によって1条で形成されている。この線状エンボス25は、製造工程時に、前記格子状エンボス23とともに吸収体4又は被包シート5の表面側から付与するものでもよいし、前記格子状エンボス23とは別工程で付与するものでもよい。前記線状エンボス25は、格子状、斜め格子状、ハニカム状等の網の目状に形成してもよい。
前記線状エンボス25は、少なくとも体液排出部位Hに対応する領域とパッド幅方向に重なる範囲を含むように形成されている。好ましくは、図3に示されるように、両端部が体液排出部位Hに対応する領域の前後部に配置された格子状エンボス23、23の両側部に接続するか近接する位置まで延びるように設けられている。これにより、吸収体4に吸収された体液がパッド幅方向に拡散したときに、吸収体4の側部からの横漏れが確実に防止できる。
前記格子状エンボス23は、前記線状エンボス25と同じ溝幅又は大きな溝幅で形成してもよいが、前記線状エンボス25より小さな溝幅で形成するのが好ましい。すなわち、線状エンボス25は、格子状エンボス23より大きな溝幅で形成するのがよい。格子状エンボス23は、前述の通り網の目状に配置するので、太い溝幅で形成すると吸収体4の硬さが増して装着感が悪化するおそれがある。
このように形成された格子状エンボス23を設けることにより、本失禁パッド1では次のような効果が奏される。図5(A)に示されるように、前記間欠部24が形成されない各格子が連続するエンボス溝で囲われた従来の格子状エンボスの場合、エンボス圧搾時の表面材(被包シート5や吸収体4の表面)にかかる圧力を分散させることができないので、圧搾による歪みが蓄積されて表面材のシワやヨレなどが発生しやすかった。このシワやヨレの発生によってエンボス溝がエンボスロールのエンボス凸部に喰い付いて、製品がエンボスロールに巻き付くなどの操業性の問題が生じていた。これに対して、本失禁パッド1では、図5(B)に示されるように、エンボス圧搾時の表面材にかかる圧力が前記間欠部24で分散され、表面材にかかる歪みの逃げ道ができるので、表面材のシワやヨレなどが生じ難くなり、製品がエンボスロールに巻き付くのが防止できる。また、エンボス溝に交差部分が形成されないため、交差部分の角部に紙粉が目詰まりするなどの問題が解消でき、エンボス加工の操業性に優れるようになる。
また、製造工程時に製品のライン搬送方向をパッド長手方向に一致させた場合において、図6(A)に示されるように、格子の方向がパッド長手方向及び幅方向にほぼ一致する正格子状に配置した場合、エンボス溝がパッド長手方向及び幅方向に一致した方向に形成されるため、エンボスロールによる圧搾時に線圧が高い部分と低い部分との差が大きくなり、圧搾による表面材の破れ、シワ、ヨレなどが発生しやすかった。これに対し、図6(B)に示されるように、本失禁パッド1のように菱格子状に配置した場合には、エンボス溝がパッド幅方向に対してほぼ一定に配置されるため、線圧がほぼ一定となり表面材の破れなどが防止できる。
また、菱格子状に配置した方が、中央部から前後方向に拡散する体液を、直交する両方の格子で堰き止めることができ、外方側への体液の拡散が効果的に抑制できるようになる。
本格子状エンボス23の効果について、従来から知られている格子状エンボスや筋状エンボス、ドット状エンボスとの比較を図7〜図9に示す。上述の格子状エンボス23を採用した実施例1、2では、図7に示されるように、パターンの目詰まりや破れが無く操業性に優れるとともに、圧搾度合が良好で、体液の拡散防止性が良く、装着時に硬さを感じにくくなる。間欠部24の長さが2mmのものは、体液の拡散防止性が特に優れる。
また、交差するエンボス溝によって菱格子状エンボスを形成した比較例1では、エンボス圧搾時の圧力に逃げ道がなくなるため、エンボスロールへの巻き付きと紙粉等の目詰まりが発生し、操業性が悪くなる。
比較例2は、比較例1と同様にエンボス溝の交差部分で連続して形成されるとともに、中間部でエンボス溝が離間している構造である。比較例2も比較例1と同様に、エンボス溝の交差部分を有するため、エンボスロールの目詰まりなどが発生し、操業性が悪化する。また、圧搾度合に差が生じて均一に圧搾できない。
比較例3は、実施例1、2と同様に、格子の各交差部分に間欠部を設けたものであるが、格子の方向がパッド長手方向、幅方向に一致している正格子状に配置したものである。このため、前述の通り、圧搾度合に差が生じて操業性が悪化する。
図9に示されるように、比較例4、5は、パッド長手方向に沿うとともに、パッド幅方向に離間して複数の筋状のエンボスを配置したものである。この場合、操業性、吸収性能は問題ないが、装着時にエンボス溝が硬く感じ、肌触り感、装着性が悪化する問題があった。なお、比較例4と比較例5は、筋状エンボスの線幅を違えたものであるが、この違いによる性能の差はほとんど見られなかった。
さらに、比較例6は、ドット状のエンボスを千鳥状に配置したものであるが、ドット状エンボスであるために圧搾度合が弱く、吸収性能も他のものと比べて劣っていた。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、格子状エンボス23を、透液性表面シート3を積層する前の吸収体4又はこの吸収体4を囲繞する被包シート5の表面側から付与していたが、吸収体4の肌側面に透液性表面シート3を積層した後、この透液性表面シート3の表面側から付与してもよい。
(2)前記線状エンボス25、25に代えて、体液排出部位Hに対応する領域のパッド幅方向の両側の領域に、パッド長手方向に沿う領域に前記格子状エンボス23を設けてもよい。
(3)本失禁パッド1では、体液排出部位Hに対応する領域に、表面側に長手方向に沿って体液流入用の凹溝を形成してもよい。前記凹溝は、透液性表面シート3の表面に排出された体液を受け止めて、体液を一時貯留するとともに、前後方向への体液の拡散を誘導し、且つ吸収体4への体液の吸収速度を速め、横漏れを防止するためのものである。
前記凹溝は、予め吸収体4に、体液排出部位Hを含む肌当接面側の長手方向に沿って、圧搾によることなく凹溝状又はスリット状の吸収体凹部を形成しておき、この吸収体4を被包シート5によって囲繞し、透液性表面シート3を積層した状態で、必要に応じて、透液性表面シート3の表面側(肌当接面側)からのエンボスにより、前記吸収体凹部の内部に前記吸収体凹部に沿ってエンボス部を形成することにより設けることができる。この他に、前記凹溝は、吸収体4に透液性表面シート3を積層した状態で、透液性表面シート3の表面側からの圧搾により、透液性表面シート3から吸収体4にかけての構成部材を一体的に圧搾することにより設けてもよい。
前記凹溝は、体液排出部位Hに対応するパッド幅方向の中央部であって長手方向の中間部に、1条のみ形成してもよいし、パッド幅方向に離間して複数条形成しても、パッド長手方向に離間して不連続線状に形成してもよい。
1…失禁パッド、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…被包シート、6…セカンドシート、7…サイド不織布、8…高吸水性ポリマー、10…内側立体ギャザー、11…外側立体ギャザー、12・13…糸状弾性伸縮部材、23…格子状エンボス、24…間欠部、25…線状エンボス

Claims (5)

  1. 透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、平面視で格子状の格子状エンボスが付与された吸収性物品において、
    前記格子状エンボスは、格子の各交差部分にエンボス溝が間欠する間欠部が設けられるとともに、格子の方向が吸収性物品の長手方向及び幅方向に対して傾斜した菱格子状に配置されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記格子状エンボスは、体液排出部に対応する領域の少なくとも前後領域にそれぞれ設けられている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記間欠部の長さは、2〜5mmである請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記格子状エンボスは、前記透液性表面シートを積層する前の前記吸収体の表面側から付与されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 体液排出部に対応する領域の肌当接面側に長手方向に沿って凹溝が形成され、
    前記格子状エンボスは、前記凹溝の前後の領域にそれぞれ設けられている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
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