JP2015537005A - 毛髪の染色方法 - Google Patents

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Abstract

毛髪の染色方法。この方法は、第1の組成物を第1の複数の毛髪繊維部分に適用する工程と、次いで毛髪をスタイリングする工程とにより、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分を形成する工程を含む。第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分に接触するが、この方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分と第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分とを分離するための、固体バリア手段の適用工程を含まない。この組成物は、約0.2%〜約20%の増粘剤を含み、この増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される。更に、すぐに使用できる形態の毛髪染色組成物、その組成物の使用、発色調合物、及び毛髪染色組成物を作製するためのプロセスも提示される。

Description

毛髪を染色するための方法であって、この方法は、第1の複数の毛髪繊維部分の形成と、次いで毛髪をスタイリングする工程とを含み、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分に接触し、この方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分と第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分とを分離するための、固体バリア手段の適用工程を含まない。
毛髪染色又は染めは、毛髪染料を毛髪上に適用することを伴い、これは毛髪繊維の染色をもたらす。典型的には、毛髪の色は変更される又は「リフレッシュされる(freshened up)」。ハイライトでは、頭髪の限られた数の部分(典型的には複数の毛髪繊維の根から先端まで)をより明るい毛髪の色に染め、この部分は、染められなかった部分が間に残っているように、一定の間隔で配置される。ローライトは、より暗い色の染料を代わりに利用する同様の手順である。毛髪はまた、他の色(例えば、赤及び/又は紫の色調)でハイライトすることもできる。この方法を使用して、例えば、より目立つ外観のために3つの異なる染毛剤で、頭髪全体を染めることができる。この最終結果として、通常、毛髪の質感及び活力の外観が向上する。特定の側面を強調するために、又は他の特徴から注意をそらすために、染色を最終的なヘアスタイルに合わせることもできる。わずかなハイライト/ローライトは、毛髪の色合いをわずかに明るくする/暗くする印象を与えることができ、より生き生きとした外観をもたらす。
ハイライト(及びローライト)は、典型的には、意図的に染毛剤で処置された毛髪繊維束が他の毛髪繊維に接触して、染色を全く意図していなかった又は異なる染料で染色するつもりであった毛髪繊維上に染毛剤が移らないように、箔などのバリア手段を使用する。他の毛髪繊維と接触すると、染色された繊維は、その染料をこれらの他の繊維上に移す恐れがあり、これらの他の繊維もまた染めてしまう(これは、「移染」としても知られる)。したがって、バリア手段は、それぞれ意図して染色された毛髪繊維束を覆い、これにより他の毛髪繊維から分離するために、使用される。覆われた束は、その後、典型的には、一定時間にわたってそのままにして発色させ、その後、毛髪染料をすすぎ、最終的なカット及びスタイリングを行う。
しかしながら、毛髪染色プロセス中により美しいと消費者が感じる必要が存在する(一部の消費者は、美容院で頭部を、例えば、箔の包みに覆われたまま一定時間を過ごさなくてはならないときに、より美しいという感じが損なわれると考えている)。その上、毛髪を染めるプロセスの速度を上げる必要が存在する。更に、染料の適用中及び染料の発色時間中、毛髪の色と最終的なヘアスタイルの関係に関して、スタイリストに意匠及び創造の自由をより多く提供する必要がある。例えば、廃棄物の削減など環境を理由としてといったように、例えば、箔のような固体バリア手段の使用を削減する必要も存在する。更に、消費者に自身で、すなわち、スタイリストを必要とせずに家庭で、毛髪をハイライト/ローライトする手段を提供する必要が存在する。
要約すると、効率性、柔軟性、及びスタイリストにとっての自由の改善をもたらす一定の必要が存在する。消費者にとって処置の直後だけでなく毛髪染色プロセス全体にわたって、満足感及び美しくなっているという感覚が改善される必要、並びにプロセスがより迅速になる必要が存在する。染色プロセス全体にわたるあらゆる段階において最終的な外観をスタイリストが想定し、作製し、それを試すことができる必要が存在する。
第1の態様によれば、本発明は、毛髪の染色方法に関し、この方法は、
(i)第1の組成物を第1の複数の毛髪繊維部分に適用することにより、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分を形成する工程であって、
この第1の組成物が第1の染毛剤を含む、工程と、
その次に
(ii)毛髪をスタイリングする工程であって、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分が第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分に接触する、工程と、を含み、
この第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、第2の組成物でコーティングされ、
この第2の組成物は第2の染毛剤を含み、
この方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分と第2の複数の毛髪繊維部分とを分離するための、固体バリア手段の適用工程を含まず、
この第1の組成物及び第2の組成物は、実質的に過硫酸塩を含まず、
かつ、この第1の組成物及び第2の組成物は、それぞれの組成物全体の重量に対して、約0.2%〜約20%の増粘剤を含み、
かつ、この増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
第2の態様によれば、本発明は、すぐに使用できる形態の毛髪染色組成物に関し、この組成物は、染毛剤、酸化剤、増粘剤、水、及び所望により脂肪酸アルコールを含み;この染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物であり、かつ、この増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、かつ、この組成物は、約0.2%〜約20%の増粘剤を含む。
第3の態様によれば、本発明は、毛髪を染色及び/又はスタイリングするために第2の態様による組成物を使用することに関する。
第4の態様によれば、本発明は、次のものを含む発色調合物に関する:
−粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される、約0.5%〜約10%の増粘剤と、
−約1%〜約15%の酸化剤と、
−所望により約1%〜約10%の脂肪酸アルコールと、
−所望により約0.1%〜約2%の界面活性剤と、
−水。
第5の態様によれば、本発明は、毛髪染色組成物の作製のための方法に関し、この方法は、
a)第4の態様による発色調合物と、
b)染毛剤を含む毛髪染色調合物であって、この染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物である、毛髪調合物と、を混合する工程を含む。
第6の態様によれば、本発明は、(a)第1の態様による方法を含む適用説明書と、(b)組成物と、を含む、キットに関する。
:実施例1の保持パーセンテージデータを示す。Y軸は、保持パーセンテージを示す。増粘剤の存在及び/又はその量に関して異なる様々な組成物が比較される。各組成物について、特定の時間(分)後の保持パーセンテージが計算された(0〜30分)。図1及び図2は、使用された染色調合物によって互いに異なる。詳細は、実施例及びデータの項を参照されたい。 :実施例1の保持パーセンテージデータを示す。Y軸は、保持パーセンテージを示す。増粘剤の存在及び/又はその量に関して異なる様々な組成物が比較される。各組成物について、特定の時間(分)後の保持パーセンテージが計算された(0〜30分)。図1及び図2は、使用された染色調合物によって互いに異なる。詳細は、実施例及びデータの項を参照されたい。
本発明の全態様の全ての実施形態では、全ての百分率は、特に記載のない限り、全組成物(又は配合)の重量に基づく。全ての比率は、特に記述のない限り、重量比である。例えば、「1部のXと3部のYとの混合物」といった「部」への言及は、特に記載のない限り、重量によるものとする。「QS」あるいは「QSP」は、100%に対応する十分な数量を意味する。+/−は標準偏差を示す。全ての範囲は、包含的であり、かつ組み合わせ可能である。有効数字の数は、表示された量に対する限定を表すものでも、測定値の精度に対する限定を表すものでもない。特に指示がない限り、全ての数量は、「約」という単語によって修飾されるものと理解される。特に指示がない限り、全ての測定は、23℃において周囲条件で実施されるものと理解され、「周囲条件」とは、約1気圧(atm)及び相対湿度約50%における条件を意味する。本明細書において、「min」とは、「分」(単数又は複数)を意味する。本明細書において、「mol」とは、モルを意味する。本明細書において、数字の後の「g」は、別途記載がない限り、「グラム」(単数又は複数)を意味する。列挙される成分についての重量は全て活性レベルに基づいたものであり、特に断らない限り、市販の物質に含有される可能性のある基剤又は副生成物は含まれない。本明細書において、「含む(comprising)」とは、列記されていない他の工程、及び列記されていない他の成分を追加できることを意味する。「含む(comprising)」は、「からなる」及び「から本質的になる」という用語を包含する。本発明の組成物、調合物、方法、使用法、キット、及びプロセスは、本明細書で説明される、本発明の必須要素及び制約、並びに本明細書で説明される、追加成分若しくは任意成分、構成要素、工程、又は制約のいずれをも含み、それらからなり、本質的にそれらからなることができる。本明細書で使用される用語「分子量」又は「M.Wt.」又は「MW」、及び同様の語は、他に記載のない限り、数平均分子量を意味する。全ての百分率は、特に明記しない限り、重量で計算される。本明細書に記載されている実施形態及び態様は、他の実施態様及び/又は態様の要素、特徴又は成分を含むか又はこれらを組み合わせることが可能であるが、別段明記しない限り又は不相容性が明示されていない限り、それらを組み合わせて明白に例証されない。
用語「実質的に含まない」は、本明細書で使用するとき、組成物又は調合物全体の、約1%未満、又は0.8%未満、又は0.5%未満、又は約0.3%未満、又は約0%を意味する。
「毛髪」とは、本明細書で使用するとき、頭皮の毛、顔面の毛、及び身体の毛を含めた、哺乳類の毛を意味し、より好ましくは、ヒトの頭部及び頭皮上の毛を意味する。「毛幹」又は「毛髪繊維」とは、個々の毛髪ストランドを意味し、用語「毛髪」と互換可能に使用することができる。「頭皮近位」とは、本明細書で使用するとき、毛髪の末端よりも頭皮に近い距離である、毛幹の延長部分、又は実質的にまっすぐにされた部分を意味する。したがって、毛髪の約50%が、頭皮近位であると見なされ、毛髪の約50%が頭皮遠位であると見なされる。「頭皮の近位z cm」とは、一方の端点が頭皮上、又は頭皮に直接隣接する位置にあり、他方の端点が、伸ばした、すなわちほぼ真っ直ぐとした毛髪の長さに沿って「z」cmとなる位置にあるような、毛髪に沿った距離「z」のことを意味する。
本明細書で使用するとき、用語「美容的に許容可能な」は、説明される組成物、製剤、又は成分が、過度の毒性、不適応性、不安定性、アレルギー反応性等を伴わず、ヒトのケラチン組織と接触させて使用するのに好適であることを意味する。本明細書で説明され、ケラチン組織に直接適用するという用途を有する全ての組成物及び製剤は、美容的に許容可能であるものに制限される。
本明細書で使用するとき、「誘導体」としては、限定されるものではないが、特定の化合物のアミド誘導体、エーテル誘導体、エステル誘導体、アミノ誘導体、カルボキシル誘導体、アセチル誘導体、酸誘導体及び/又はアルコール誘導体が挙げられる。
本明細書で使用するとき、「モノマー」は、反応開始剤の存在下での重合、又は例えば、重縮合、重付加、アニオン性若しくはカチオン性重合といった巨大分子を作る任意の好適な反応を行うことができる分離性の重合されていない化学部分を意味する。本明細書で使用するとき、「単位」は、既に重合された、すなわち、ポリマーの部分であるモノマーを意味する。
本明細書で使用するとき、「ポリマー」は、2つ以上のモノマーの重合によって形成される化学物質を意味する。本明細書で使用するとき、用語「ポリマー」は、モノマーの重合、並びに天然ポリマーによって作製される全ての材料を含むものとする。1種のモノマーのみから作製されるポリマーは、ホモポリマーと呼ばれる。ポリマーは、少なくとも2つのモノマーから構成される。2種以上の異なる種類のモノマーから作製されるポリマーは、コポリマーと呼ばれる。異なるモノマーの分布は、ランダム、交互、又はブロック状(すなわち、ブロックコポリマー)であってもよい。特に明記される場合を除いて、本明細書で使用するとき、用語「ポリマー」は、ホモポリマー及びコポリマーを含むいかなる種類のポリマーも含む。
「会合性増粘ポリマー」は、水溶性ポリマーをベースとしたポリマーである。これはアクリレートポリマー、セルロースエーテル、又はポリエチレングリコールであり得る。これらは、典型的には、例えば、脂肪酸アルコールといった、非水溶性疎水基で末端保護された側鎖を含む。水溶液中又はエマルション中で、これらのポリマーは、溶液/エマルションの粘度を増加させるネットワークを形成する。水溶性主鎖ポリマーは、水に溶ける。疎水性末端保護部分は、疎水性エマルションポリマー粒子上に吸着する、又は他のポリマーからの疎水性物質とミセルを形成する。各会合性増粘ポリマーは少なくとも2個の疎水性末端保護部分を含有するので、エマルション内に三次元ネットワークが生じる。これにより、粘度が上昇する。主に高及び中せん断粘度が影響を受ける。
本明細書で使用するとき、「キット」は、複数の構成要素を含むパッケージを意味する。「キット」は、「パーツのキット(kit-of-parts)」を指す。キットの例は、例えば、第1の組成物及び別個にパッケージ化された第2の組成物及び任意選択の適用説明書である。
「用具」とは、本明細書で使用するとき、組成物の毛髪への塗布及び/又は毛髪の取り扱いを容易にするために使用される道具を意味する。
「すぐに使用できる形態」とは、本明細書で使用するとき、その機能を提供するために、改変を行う必要がないこと、例えば、他の組成物/調合物を添加する必要がないことを意味する。よって、「すぐに使用できる形態の毛髪染色組成物」とは、毛髪に対して毛髪染色効果をもたらすために、その組成物に関して、例えば、発色調合物を混合する必要がない、又は他の改変を行う必要がないことを意味する。
本発明者らは、互いに両立可能な特徴の具体的な組み合わせを注意深く選択して、これらの相互作用が以下の効果をもたらす方法を得ることにより、上記の必要に答えた。まず、この方法により、スタイリストは、染毛剤の適用中にヘアスタイルを作り出すことにより、最終的なヘアスタイルに対して染色をデザインすることができるようになる。これができるのは、本明細書に記載の組成物により提供される整形性及び保持効果による。それゆえに、スタイリストは、最終的なヘアスタイル及びそれに最適に合った染毛効果を想起する、より大きな芸術的自由を有する。加えて、染色された毛髪の部分を特定の配向にし又は特定の位置に置き、この配向/位置のままにしておくことができるので、組成物による保持はスタイリストに安心及び自信をもたらす。スタイリストは、それゆえに、非常に様々な複雑なヘアスタイルを達成することができ、これは、毛髪が乾燥し、美容院への来店が終わった時に得られるヘアスタイルに関係してもよく、関係しなくても良い。この方法は、組成物によりもたらされる保持/整形性が十分な分離を作り出すので、固体バリア手段(例えば、アルミ箔)の使用が必須ではない。箔がないということはまた、スタイリストが、染毛剤を適用しているところ及びこれが頭髪全体に対してどこなのかをより良好に理解することができる。この方法はまた、箔を用いるよりも迅速に実行できる。この方法はまた、適用手段の美的改善をもたらす(様々なヘアスタイルは、染毛剤の適用中に作製することができる)。その上、この方法は、見習い/研修スタイリストが習熟するのに、より容易である(箔でのハイライトは、優れた技術及びかなりの実践を必要とするのに対し、本発明による方法は習熟がはるかに早い)。その上、家庭での箔の使用が実際的でなく、一対の手で適用することが困難であることから、この方法は、消費者が簡単なハイライト又はローライトを家庭で作製する方法を提供する。
理論に束縛されるものではないが、選択された増粘剤が組成物の他の成分と、本明細書に詳述されている量で混合された場合に、最終組成物の粘度(弾性特性)が改善され、換言すれば、より硬く、よりしなやかな組成物をもたらすと考えられる。特に、増粘剤は、組成物のラメラ構造の親水性層と反応すると考えられる。組成物のより硬く、よりしなやかな特性は、組成物の移動性が低減したことを意味し、それ自体が流れたり、滑ったりしなくなり、この組成物でコーティングされた毛髪繊維に対して保持及び整形性を提供する。この保持及び整形性により、スタイリストには、はるかに大きな創造的自由度がもたらされる。
この方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分と第2の複数の毛髪繊維部分とを分離するために、固体バリア手段の適用を含まない。理論に束縛されるものではないが、硬さ及び弾性の変化は、染毛剤の混和性を低下させ、また染毛剤の拡散を遅くすると考えられている。このことは、移染が最小限しか又はまったく生じないので、固体バリア手段を使わずに済ませられることを意味する。本明細書で使用するとき、「移染」は、典型的には、染毛剤と毛髪の意図せざる接触による毛髪の意図せざる染色を意味する。移染は、一方の複数の毛髪繊維から別の複数の毛髪繊維への染色剤の移動/移行から生じ得る。
第1の態様、他の態様、及び他の関連する構成要素による方法の特徴は、以降本明細書中で詳細に記述されている。
第1の態様の方法は、第1の組成物及び第2の組成物を詳述する。第1の組成物及び第2の組成物はそれぞれ、染毛剤を含む。染毛剤は、直接染料、酸化染料化合物、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、色調合物と増粘調合物と発色調合物とを共に混合することにより、得られる。一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、色調合物と発色調合物又は増粘調合物とを共に混合することにより、得られる。一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、色調合物と発色調合物とを合わせて混合することにより得られ、色調合物は染毛剤を含み、かつ発色調合物は酸化剤及び増粘剤を含む。
第1の組成物及び/又は第2の組成物は、直接染料を含んでもよい。一実施形態では、例えば、第1の染毛剤及び/又は第2の染毛剤といった染毛剤は、直接染料である。直接染料は、色調合物又は第1/第2の組成物全体の重量に対して、約0.001%〜約4%、又は約0.005%〜約3%、又は約0.01%〜約2%の量で存在し得る。直接染料の存在及びその配合は、特に強度に関して、着色/染色をもたらす又は増強することができる点で有用である。直接染料は、青色をもたらすニトロ染料、赤色をもたらすニトロ染料、黄色をもたらすニトロ染料、キノン染料、塩基性染料、中性アゾ染料、酸性染料、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。一実施形態では、直接染料は、青色をもたらすニトロ染料である。一実施形態では、直接染料は、赤色をもたらすニトロ染料である。一実施形態では、直接染料は、黄色をもたらすニトロ染料である。一実施形態では、直接染料は、キノン染料である。一実施形態では、直接染料は、塩基性染料である。一実施形態では、直接染料は、中性アゾ染料である。一実施形態では、直接染料は、酸性染料である。一実施形態では、直接染料は、アシッドイエロー1、アシッドオレンジ3、アシッドブラック1、アシッドブラック52、アシッドオレンジ7、アシッドレッド33、アシッドイエロー23、アシッドブルー9、アシッドバイオレット43、アシッドブルー16、アシッドブルー62、アシッドブルー25、アシッドレッド4などの酸性染料、例えば、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド118、ベーシックオレンジ69、ベーシックレッド76、ベーシックブラウン16、ベーシックイエロー57、ベーシックバイオレット14、ベーシックブルー7、ベーシックブルー26、ベーシックレッド2、ベーシックブルー99、ベーシックイエロー29、ベーシックレッド51、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー87などの塩基性染料、4−(3−(4−アミノ−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアントラセン−1−イルアミノ)プロピル)−4−メチルモルホリン−4−イウム−メチルサルフェート、(E)−1−(2−(4−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)ジアゼニル)フェニル)(エチル)アミノ)エチル)−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムクロライド、(E)−4−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ジアゼニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ブタン−1−スルホネート、(E)−4−(4−(2−メチル−2−フェニルヒドラゾノ)メチル)ピリジニウム−1−イル)ブタン−1−スルホネート、N,N−ジメチル−3−(4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−4a,9,9a,10−テトラヒドロアントラセン−1−イルアミノ)−N−プロピルプロパン−1−アミニウムブロミド、例えば、ディスパースレッド17、ディスパースバイオレット1、ディスパースレッド15、ディスパースバイオレット1、ディスパースブラック9、ディスパースブルー3、ディスパースブルー23、ディスパースブルー377などの分散染料、例えば、1−(2−(4−ニトロフェニルアミノ)エチル)尿素、2−(4−メチル−2−ニトロフェニルアミノ)エタノール、4−ニトロベンゼン−1,2−ジアミン、2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、ピクラミン酸、HCレッドNo.13、2,2'−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)ビス(アザンジイル(azanediyl))ジエタノール、HCイエローNo.5、HCレッドNo.7、HCブルーNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、2−(4−アミノ−2−クロロ−5−ニトロフェニルアミノ)エタノール、HCレッドNo.3、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−ニトロフェノール、2−アミノ−3−ニトロフェノール、2−(3−(メチルアミノ)−4−ニトロフェノキシ)エタノール、3−(3−アミノ−4−ニトロフェニル)プロパン−1,2−ジオール、HCイエローNo.11、HCバイオレットNo.1、HCオレンジNo.2、HCオレンジNo.3、HCイエローNo.9、HCレッドNo.10、HCレッドNo.11、2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−4,6−ジニトロフェノール、HCブルーNo.12、HCイエローNo.6、HCイエローNo.12、HCブルーNo.10、HCイエローNo.7、HCイエローNo.10、HCブルーNo.9、2−クロロ−6−(エチルアミノ)−4−ニトロフェノール、6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、HCバイオレットNo.2、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−ニトロフェノール、HCイエローNo.13、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、HCレッドNo.14、HCイエローNo.15、HCイエローNo.14、N2−メチル−6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、N1−アリル−2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、HCレッドNo.8、HCグリーンNo.1、HCブルーNo.14などのニトロ染料、及び例えば、アナトー、アントシアニン、ビートの根、カロチン、カプサンシン、リコピン、クロロフィル、ヘンナ、インジゴ、コチニールなどの天然染料からなる群から選択される。
第1の組成物及び/又は第2の組成物は、酸化染料化合物を含んでもよい。一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、染毛剤を含み、この染毛剤は酸化染料化合物である。一実施形態では、第1及び/又は第2の染毛剤は、酸化染料化合物であり、第1及び/又は第2の組成物は酸化剤を含む。酸化染料化合物は、一次中間体、カップラー及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。一実施形態では、染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーの混合物である。酸化染料化合物はまた、酸化安定直接染料の形態であり得る。一実施形態では、染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーと少なくとも1つの酸化安定直接染料の混合物である。本明細書に記載の組成物/調合物に使用するのに好適な酸化染料は、それらが塩基である場合に限り、遊離塩基として、又は例えば、塩酸、臭化水素酸、クエン酸、酢酸、乳酸、コハク酸、酒石酸若しくは硫酸などの有機酸又は無機酸との、生理学的に適合性のある塩の形態で使用してもよく、あるいは、それらが芳香族ヒドロキシル基を有する場合に限り、塩基塩、例えば、アルカリフェノレートの形態で使用してもよい。
酸化染料化合物は、当該技術分野において既知であり、芳香族ジアミン、アミノフェノール、芳香族ジオール及びこれらの誘導体が挙げられる(酸化染料前駆体の代表的ではあるが非包括的なリストは、Sagarin,「Cosmetic Science and Technology」(Interscience,Special Edn.Vol.2,p.308〜310)に見ることができる)。下記に詳述される一次中間体及びカップラー(また酸化染料前駆体として集合的に知られている)は、あくまでも例示目的であり、本明細書の組成物及びプロセスを制限する意図は全くないことが理解される。一次中間体及びカップラーは、塩の形態で使用されてもよい。
一実施形態では、一次中間体は、トルエン−2,5−ジアミン、p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、ヒドロキシプロピル−ビス−(N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン)、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2,2'−(2−(4−アミノフェニルアミノ)エチルアザンジイル)ジエタノール、2−(2,5−ジアミノ−4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオール、2−(7−アミノ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−4(3H)−イル)エタノール、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール、p−(メチルアミノ)フェノール、4−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、5−エチル−o−アミノフェノール、2−メトキシ−p−フェニレンジアミン、2,2'−メチレンビス−4−アミノフェノール、2,4,5,6−テトラミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−ピリミジノール、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール硫酸、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ブチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ペンチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ベンジルピラゾール、2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1(5H)−オンジメトスルホン酸、4,5−ジアミノ−1−ヘキシルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ヘプチルピラゾール、メトキシメチル−1,4−ジアミノベンゼン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、この一次中間体は2−メトキシメチル−1,4−ベンゼンジアミンである。2−メトキシメチル−1,4−ベンゼンジアミンは、スタイリング工程を含む本方法の見地に関連して、頭皮感作性が改善(すなわち低減)されているため、有用である。
一実施形態では、カップラーとしては、限定するものではないが、2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、レゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジオール、m−アミノフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロフェノール、5−アミノ−6−クロロ−o−クレゾール、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、2−アミノ−5−エチルフェノール、2−アミノ−5−フェニルフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−5−エトキシフェノール、5−メチル−2−(メチルアミノ)フェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2,2'−(2−メチル−1,3−フェニレン)ビス(アザンジイル)ジエタノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2,2'−(4,6−ジアミノ−1,3−フェニレン)ビス(オキシ)ジエタノール、3−(ピロリジン−1−イル)アニリン、1−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)尿素、1−(3−アミノフェニル)尿素、1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、1,5−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレンジオール又は1−アセトキシ−2−メチルナフタレン、4−クロロ−2−メチルナフタレン−1−オール、4−メトキシ−2−メチルナフタレン−1−オール、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ピリジンジアミン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、ピリジン−2,6−ジオール、5,6−ジヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドリン、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)エタノール(ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリンとしても既知)、及びこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、カップラーは5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾールである。一実施形態では、カップラーは2,6−ジアミノピリジンである。一実施形態では、カップラーは2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエンである。
一実施形態では、染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーの混合物であり、一次中間体は2−メトキシメチル−1,4−ジアミノベンゼンであり、かつカップラーは、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、2,6−ジアミノピリジン、2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、染毛剤は、酸化染料化合物の混合物であり、酸化染料化合物は、6−ヒドロキシインドール、1,5−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレンジオール、ヒドロキシベンゾモルホリン、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、ジヒドロキシインドール、ジヒドロキシインドリン、2,3−ジアミノジヒドロピラゾロピラゾロンジメトスルホネート、5−アミノ−6−クロロ−o−クレゾール、及び3−アミノ−2,4−ジクロロフェノールからなる群から選択される。
一次中間体、カップラー、及びこれらの混合物は、組成物又は色調合物全体の重量に対して、約0.001%〜約12%、又は約0.01%〜約10%、又は約0.05%〜約9%、又は約1%〜約6%の量で存在し得る。一実施形態では、組成物及び/又は調合物は、直接染料を実質的に含まない。
一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、酸化剤を含む。酸化剤は、毛髪中のメラニン色素を漂白するために、及び/又は酸化染料化合物(存在する場合、一次中間体及び/又はカップラーを含む)から染料発色団の形成を引き起こすために十分な量で存在し得る。一実施形態では、増粘調合物及び/又は発色調合物は、酸化剤を含む。一実施形態では、酸化剤は、約0.1%〜約20%、約0.5%〜約12%、約1%〜約10%、約3%〜約10%、又は約5%〜約10%の量で存在する。一実施形態では、酸化剤は、約0.1%〜約20%、約1%〜約10%、又は約2%〜約5%の量で存在する。水性媒質中で過酸化水素を発生できる無機過酸材料が使用されてもよい。一実施形態では、酸化剤は、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物(例えば、過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム)、有機過酸化物(例えば、過酸化尿素、過酸化メラミン)、一水和物、四水和物などとして組み込まれてもよい無機過水和塩漂白化合物(例えば、過ホウ酸、過炭酸、過リン酸、過ケイ酸、及び過硫酸のアルカリ金属塩、特にそれらのナトリウム塩)、アルカリ金属臭素酸塩、酵素、並びにそれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、酸化剤は、過炭酸塩(例えば、過炭酸ナトリウム、過炭酸アンモニウム、及び過炭酸カリウム)である。一実施形態では、酸化剤は、過炭酸ナトリウムである。第1の組成物及び第2の組成物は、実質的に過硫酸塩を含まない。一実施形態では、すべての組成物及び調合物は、過硫酸塩を実質的に含まない。一実施形態では、この方法は、毛髪の漂白を包含しない又は含まない。
本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、過酸化水素供給源と炭酸イオン供給源とからその場で形成される少なくとも1つのペルオキソ一炭酸イオン供給源を含んでもよい。それゆえに、組成物/調合物はまた、炭酸イオン又はカルバミン酸イオン又は炭酸水素イオン又はこれらの任意の混合物の供給源を含んでもよい。供給源は、炭酸イオン、カルバミン酸イオン、及び炭酸水素イオンのナトリウム塩、カリウム塩、グアニジン塩、アルギニン塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩、又はアンモニウム塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択され得る。これらの混合物の例は、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びこれらの混合物である。炭酸イオン供給源及び酸化剤の双方をもたらすために、過炭酸塩を使用してもよい。炭酸イオン、カルバミン酸イオン及び炭酸水素イオンの供給源は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、カルバミン酸アンモニウム、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、酸化漂白又は染色プロセス中に毛髪へのダメージを低減するのに十分な量でラジカルスカベンジャーを含んでもよい。ラジカルスカベンジャーは、アルカリ化剤と同一種にならないように選択するのが好ましい。ラジカルスカベンジャーは、炭酸塩ラジカルと反応してその炭酸ラジカルを一連の高速反応によって、より反応性の低い種に変換させることのできる種である。ラジカルスカベンジャーは、アルカノールアミド、アミノ糖、アミノ酸、及びこれらの混合物の部類から選択され得る。ラジカルスカベンジャーは、モノエタノールアミン、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、1−アミノ−2−プロパノール、1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノ−2−ペンタノール、1−アミノ−3−ペンタノール、1−アミノ−4−ペンタノール、3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール、3−アミノプロパン−1,2−ジオール、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リシン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、セリン、トリプトファン、並びに上記のもののカリウム塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択され得る。一実施形態では、ラジカルスカベンジャー化合物は、ベンジルアミン、グルタミン酸、イミダゾール、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン、ヒドロキノン、カテコール、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、配合成分(例えば、酸化剤、より具体的には過酸化物)と相互作用するために利用可能な金属を一定量還元するのに十分な量でキレート剤を含んでもよい。キレート剤は、キレート化剤としても知られる。本明細書で使用されるキレート剤は、ジアミン−N,N’−二ポリ酸、モノアミンモノアミド−N,N’−二ポリ酸、及びN,N'−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N'−二酢酸キレート剤(例えば、EDDS(エチレンジアミン二コハク酸))、カルボン酸(例えば、アミノカルボン酸)、ホスホン酸(例えば、アミノホスホン酸)、ポリリン酸(特に直鎖ポリリン酸)、これらの塩及び誘導体、並びにこれらの混合物からなる群から選択され得る。一実施形態では、キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及び/又はエディトロン酸(editronic acid)である。一実施形態では、キレート剤は、エチレンジアミン二コハク酸である。
第1及び第2の組成物は、増粘剤を含む。増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される。第1の組成物及び第2の組成物は、それぞれの組成物全体の重量に対して、約0.2%〜約20%の増粘剤を含む。一実施形態では、第1の組成物及び第2の組成物は、それぞれの組成物全体の重量に対して、約0.2%〜約10%、約0.3%〜約5%、約0.4%〜約3%、又は約0.60%、又は約0.70%、又は約0.80%、又は約0.90%、又は約1.0%、又は約1.1%、又は約1.2%、又は約1.3%、又は約1.4%、又は約1.5%、又は約1.6%、又は約1.7%、又は約1.8%、又は約1.9%、又は約2.0%、又は約2.1%、又は約2.2%、又は約2.3%又は約2.5%〜約2.9%、又は〜約2.8%、又は〜約2.7%、又は〜約2.6%、又は〜約2.5%、又は〜約2.4%、又は〜約2.3%、又は〜約2.2%、又は〜約2.1%、又は〜約2.0%の増粘剤を含む。一実施形態では、これらの量は、増粘剤の総量である。
一実施形態では、増粘剤は、ポリプロピレンオキシド(PPO)の疎水性ブロックと、ポリエチレンオキシド(PEO)の親水性ブロックとを含む。一実施形態では、増粘剤は、水溶性感熱性ポリマーであり、これは該感熱性ポリマーの80重量%超のポリオキシアルキレントリブロック直鎖を含んでおり、この直鎖は、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)のブロック及びポリ(プロピレンオキシド)(PPO)のブロックをPEO−PPO−PEOの形態で含んでおり、次の式1で表される:
Figure 2015537005
式中、20<x<120、20<y<120、20<z<120、及びm>0であり、該直鎖は、カルバメート結合又は尿素結合のいずれかにより該直鎖に結合する1又は複数の有機結合基によって互いに結合しており、該カルバメート結合及び尿素結合は両方とも該ポリマー内に存在する。本明細書において「水溶性感熱性ポリマー」とは、ポリマーの粘度が温度の関数として可逆的に変化することを意味する。一実施形態では、「水溶性感熱性ポリマー」とは、このポリマーが10%溶液として水に溶解しているとき、ポリマーの粘度(Pa.s)が、温度が25℃を超えて上昇する際、少なくとも10倍、又は100倍、又は1000倍増加することを意味する。一実施形態では、増粘剤は、次の式IIで表される水溶性感熱性ポリマーである:
Figure 2015537005
式中、Mは、感熱性ポリマーで、該感熱性ポリマーの80重量%超のポリオキシアルキレントリブロック直鎖を含み、この直鎖は、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)のブロック及びポリ(プロピレンオキシド)(PPO)のブロックを式1(上述)で表されるPEO−PPO−PEOの形態で含んでおり、式中、20<x<120、20<y<120、20<z<120、及びm>0であり、該直鎖は、カルバメート結合又は尿素結合のいずれかにより該直鎖に結合する1又は複数の有機結合基によって互いに結合しており、該カルバメート結合及び尿素結合は両方とも該ポリマー内に存在し、Rは次のものから選択される有機結合基である:
Figure 2015537005
Yは末端エチル又はメチル官能基、アミノ基、又は他の感熱性ポリマーであり、式中、Rはカルバメート結合及び/又は尿素結合を介してYと結合している。そのようなポリマーはUS7339013(B2)号に記述されており、これは参照により本明細書に組み込まれる。
一実施形態では、この増粘剤は粘土である。一実施形態では、この粘土は、ラポナイト粘土、ベントナイト粘土、及びこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、この組成物/調合物は、約1%〜約10%、又は約2%〜約7%の粘土を含む。一実施形態では、この増粘剤は粘土であり、この粘土は、ラポナイト粘土、ベントナイト粘土、及びこれらの混合物からなる群から選択され、第1の組成物及び第2の組成物はそれぞれ、約2%〜約7%の粘土を含む。一実施形態では、この増粘剤はシリカである。
一実施形態では、この増粘剤は多糖類である。一実施形態では、この増粘剤は多糖類であり、この多糖類は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプン化合物、キサンタンガム、カラギーナン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、この増粘剤はヘテロ多糖類である。この調合物/組成物に存在する多糖類成分の合計量は、約0.2%〜約5%、又は約0.5%〜約4%であり得る。好適な多糖類及びヘテロ多糖類としては、デンプン及びその誘導体、例えば、リン酸とのモノエステル又はジエステル、セルロース系及びその誘導体、キサンタンガム、カラギーナンが挙げられる。ヘテロ多糖類としては、Keltrol(登録商標)(供給元:Kelco)、及びNatrosol(登録商標)250 HHR(供給元:Herkules)などのキサンタンガムが挙げられる。一実施形態では、単独の増粘剤はキサンタンガム又はその誘導体であり、第1及び/又は第2の組成物は、約0.2%〜約2%、又は約0.4%〜約1.9%、又は約0.6%〜約1.5%のキサンタンガム又はその誘導体を含む。一実施形態では、増粘剤はデンプン化合物又はその誘導体であり、第1及び/又は第2の組成物は、約0.3%〜約4%の合計デンプン成分を含む。一実施形態では、増粘剤はデンプン化合物である。一実施形態では、増粘剤はヒドロキシプロピルデンプンリン酸である。ヒドロキシプロピルデンプンリン酸の例は、Structure(登録商標)XL(供給元:Akzo Nobel)である。
好適な増粘剤としては、Expert Gel(登録商標)EG 56(ビス−メトキシPEG−13 PEG−438/PPG−110 SMDIコポリマー)(供給元:PolymerExpert S.A.(Pessac,France))、Viscarin(登録商標)TP 389(カラギーナン、シリカ)(供給元:FMC Corporation(Brussels,Belgium))、Keltrol(登録商標)CGT(キサンタンガム/多糖類)(供給元:CP Kelco(Georgia,USA)、Structure(登録商標)XL(ヒドロキシプロピルデンプンリン酸)(供給元:Akzo Nobel)、Aerosil(登録商標)200(親水性ヒュームドシリカ)(供給元:Evonik Industries(Hanau−Wolfgang,Germany))、Jaguar(登録商標)HP(グアーガム/多糖類)(供給元:Rhodia)、CMCナトリウム塩(カルボキシメチルセルロース)、Laponite(登録商標)XLG(ラポナイト)(供給元:Rockwood Additives Ltd(Cheshire,UK))、Laponite(登録商標)XLS(ベントナイト)(供給元:Rockwood Additives Ltd)、Thixogel(登録商標)MP100(クオタニウム−18ベントナイト、放射線非照射)(供給元:Rockwood Additives Ltd)、Bentone(登録商標)34(ベントナイト)(供給元:Elementis)、Thixogel(登録商標)VP(クオタニウム−90ベントナイト、放射線非照射)(供給元:Rockwood Additives Ltd)が挙げられる。
一実施形態では、増粘剤は、本明細書に記述されるように組成物又は調合物に組み入れられる前に、水中にプレインキュべートされる。
一実施形態では、増粘剤は会合増粘ポリマーである。一実施形態では、組成物/調合物(例えば、第1及び/又は第2の組成物)は、実質的に会合増粘ポリマーを含まない。一実施形態では、組成物/調合物(例えば、第1及び/又は第2の組成物)は、アクリレート/セテス−20イタコネートコポリマー、ポリウレタン−39ポリマー、アクリレート/ベヘネス−25メタクリレートコポリマー、アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、及びこれらの混合物を、実質的に含まない。
本明細書の組成物/調合物、特に色調合物は、1,000〜60,000cPs、又は2,000〜30,000cPs、又は3,000〜25,000cPsの粘度を有する(Brookfield粘度計を使用して26.7℃、1rpmで測定)。粘度は、円錐及び平板付属品付きのBrookfield粘度計を使用して測定される。0〜12000cPsの範囲の粘度では、S42平板付きのBrookfield DV−11粘度計を使用する。2mLの組成物の試料は、1rpmで読み取りを行う前に、26.7℃で3分間平衡化される。12,000〜60,000cPsの範囲の粘度では、S52平板付きのBrookfield DV−1粘度計を使用する。0.5mLの組成物の試料は、1rpmで読み取りを行う前に、26.7℃で1分間平衡化される。
一実施形態では、この組成物/調合物は、疎水性相を含む。一実施形態では、疎水性相は、脂肪酸アルコール、脂肪酸、又はこれらの混合物を含む。一実施形態では、脂肪酸アルコール及び/又は脂肪酸は、10〜30個、又は12〜20個、又は16〜18個の炭素原子を含む。一実施形態では、第1及び/又は第2の調合物は、約0.1%〜約80%、又は約5%〜約50%、又は約10%〜30%の脂肪族化合物を含む。一実施形態では、色調合物は、疎水性相を含む。一実施形態では、疎水性相は、2つの異なる脂肪酸アルコールを含む。一実施形態では、疎水性相は、2つの異なる脂肪酸アルコールを含み、これらはどちらも約10〜約14個の炭素原子を含む。
一実施形態では、この組成物/調合物は、親水性相を含む。親水性相は、例えば、水性の美容的に許容可能なキャリアといった、美容的に許容可能なキャリアの形態である。本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、美容的に許容可能なキャリアを含んでもよい。この組成物/調合物は、本組成物又は調合物全体の約60%〜約99.9%、又は約70%〜約95%、又は約80%〜約90%の美容的に許容可能なキャリアを含み得る。美容的に許容可能なキャリアは、水;揮発性シリコーン、アミノ系若しくは非アミノ系シリコーンガムなどのシリコーン;C2〜C10のアルカン、アセトン、メチルエチルケトン、揮発性のC1〜C12の有機アルコール;酢酸メチル、酢酸ブチル、酢酸エチル及びミリスチン酸イソプロピルなどのC1〜C20の酸とC1〜C8のアルコールとのエステル;ジメトキシエタン、ジエトキシエタン;ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコールなどのC10〜C30の脂肪酸アルコール;ラウリン酸及びステアリン酸などのC10〜C30の脂肪酸;ラウリルジエタノールアミドなどのC10〜C30の脂肪アミド;C10〜C30の脂肪アルキル安息香酸エステルなどのC10〜C30の脂肪アルキルエステル、ヒドロキシプロピルセルロース、及びこれらの混合物などの有機化合物を含んでもよい。一実施形態では、担体は、水、脂肪酸アルコール、揮発性有機アルコール、及びこれらの混合物を含む。一実施形態では、美容的に許容可能なキャリアは、水である。
本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、約3〜約13、又は約7〜約12、又は約11まで、又は約10まで、又は約9まで、又は約8までの範囲内に収まるように組成物/調合物のpHを調整するのに十分に有効である量でpH調整剤及び/又は緩衝剤を含んでもよい。一実施形態では、第1の組成物及び/又は第2の組成物は、約7〜約9のpHを有する。一部の実施形態では、本明細書で後述する炭酸イオン供給源のpH範囲は、約8.5〜約9.5、又は約8.0〜約9.0である。本明細書で使用するのに好適なpH調整剤及び/又は緩衝剤としては、アンモニア、アルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、及び2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3,−プロパンジオール並びにグアニジウム塩)、水酸化アルカリ金属及び水酸化アンモニウム並びに炭酸アルカリ金属及び炭酸アンモニウム、好ましくは水酸化ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム及び炭酸アンモニウム、並びに無機及び無機酸などの弱酸性物質、例えば、ホスホン酸、酢酸、アスコルビン酸、クエン酸、又は酒石酸、塩酸、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、アルカリ化剤を含んでもよい。「アルカリ化剤」は、pHをアルカリレベルに上昇させる、特に、9〜11のpHに上昇させるのに好適な1又は複数の化合物を意味する。概して、当該技術分野において最も一般的に使用されるアルカリ化剤は、アンモニアである。非アンモニアのアルカリ化剤もまた既知であり、嗅覚刺激が少ないので、好ましい。例えば、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミンが挙げられる。本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、モノエタノールアミン(MEA)、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(アミノメチルプロパノール、AMPとしても知られている)、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される非アンモニアのアルカリ化剤を含んでもよい。モノエタノールアミン(MEA)又はアミノメチルプロパノール(AMP)は、アンモニアを含まない毛髪染料製品において一般的に用いられており、アルカリ化剤として単独で又は互いに若しくは他のアルカリ化剤と組み合わせることが好ましい場合がある。モノエタノールアミンは、特に、単独で又は他の非アンモニアアルカリ化剤と組み合わせて用いることが好ましい場合がある。本明細書に記載の組成物及び/又は調合物は、非アンモニアアルカリ化剤に加えてアンモニア、例えば、0.5%未満のアンモニアを含んでもよい。一実施形態では、アルカリ化剤は、モノエタノールアミン(MEA)である。一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、アルカリ化剤モノエタノールアミン(MEA)を含む。一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、アルカリ化剤モノエタノールアミン(MEA)を含み、酸化染料化合物は、2−メトキシメチル−1,4−ベンゼンジアミンとカップラートとの混合物である。
一実施形態では、組成物/調合物は界面活性剤を含む。一実施形態では、第1の組成物及び/又は第2の組成物は、界面活性剤を含む。第1の組成物及び/又は第2の組成物は、約0.001%〜約10%、又は約0.1%〜約8%、又は約0.5%〜約5%、又は約0.4%〜約2%、又は約0.8%〜約1.5%の界面活性剤を含み得る。界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性イオン界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。界面活性剤は、組成物中の疎水性相を安定化させるのに、例えば、ゲルネットワーク及び/又はラメラ構造を安定化させるのに、有用である。一実施形態では、アニオン性補助界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム又はラウレス硫酸ナトリウムである。一実施形態では、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤である。非イオン性界面活性剤は、ラノリンアルコール、及び脂肪酸アルコールのポリオキシエチレンエーテル、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、セテアレス−nであり、nは約2〜約100、又は約10〜約30である。
一実施形態では、組成物/調合物は、カチオン性ポリマー及び/又はカチオン性界面活性剤を実質的に含まない。一実施形態では、組成物/調合物は、シリコーン化合物を実質的に含まない。
第1の組成物及び/又は第2の組成物は、クリーム又はエマルションの形態であり得る。一実施形態では、第1の組成物及び第2の組成物はそれぞれラメラ構造を有し、このラメラ構造は、疎水性相と親水性相とのサンドイッチであり、この親水性相は増粘剤を含み、このラメラ構造は面間隔dを有し、この面間隔dは疎水性層1枚と親水性層1枚との合計厚さであり、この面間隔dは約12nm〜約40nmである。ラメラ構造の存在は、クライオ走査型電子顕微鏡(クライオSEM)によって観察することができる。ラメラ構造は、SEM画像を分析すること、例えば、単位面積当たりのラメラ構造の面積を計算することによって、測定することができる。このため、面間隔dは、次式:
面間隔d=dwater+dbilayer
に従うものとして定義され、dwaterは親水性相、dbilayerは疎水性相である。面間隔Dは、PANalyticalから商標名SAXSessで入手可能な高フラックス小角X線散乱器具を、小角X線散乱(SAXS)測定の典型的条件下、0.06<q/nm-1<27(0.085<2θ/度<40に相当)であるqの範囲(q=4π/λsin(θ)、式中、λは波長であり、θは散乱角の半分である)で用いることにより、測定することができる。データの透過性は、異なるサンプルの相対強度が得られるように、減衰一次ビーム強度をモニターすること及びそれを1つに正規化することにより較正される。透過性の較正により、正味の試料の錯乱から、水による寄与分を正確に差し引くことができる。面間隔dは、次式(Braggの式として既知):
nλ=2dsin(θ)であり、式中、nはラメラ二分子層(すなわち疎水性相)の数である。
一実施形態では、面間隔dは、約15nm〜約35nm、又は約20nm〜約30nm、又は約25nm〜約28nmである。
一実施形態では、第1及び第2の組成物は、アニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーを実質的に含まない。ラメラ構造の安定性の見地から、そのようなアニオンが組成物に含まれないことが有用である。
一実施形態では、「コーティングされた毛髪繊維部分」は、人形頭部又はマネキン頭部のものである。一実施形態では、「コーティングされた毛髪繊維部分」は合成毛髪を含むものである。一実施形態では、「コーティングされた毛髪繊維部分」は、ケラチン繊維を含む。
一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、色調合物と発色調合物とを共に混合することから得られる。一実施形態では、第1及び/又は第2の組成物は、色調合物と発色調合物とを共に混合することから得られ、この色調合物は染毛剤を含み、この染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物であり、この発色調合物は、約0.5%〜約6%の増粘剤と(この増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され)、約1%〜約15%の酸化剤と、所望により約1%〜約10%の脂肪酸アルコールと、所望により約0.1%〜約2%の界面活性剤と、QSP水とを含む。一実施形態では、色調合物と発色調合物の重量比(すなわち、色調合物:発色調合物)は、約1:5〜約5:1である。一実施形態では、色調合物は染毛剤を含み、染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物であり、発色調合物は過酸化水素を含む。一実施形態では、増粘調合物は、増粘剤及び水を含む。一実施形態では、色調合物と発色調合物と増粘調合物の重量比(すなわち、色調合物:発色調合物:増粘調合物)は、約10:10:0.5〜約10:10:2、又は約10:20:0.5〜約10:20:2である。
本方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分を形成する工程に関する。本明細書で使用するとき、「毛髪繊維部分」は、根部から先端までの毛髪の繊維全体であってもよく、あるいは、この繊維の部分のみ(例えば、根部分のみ又は先端部分のみ)に関してもよい。本明細書で使用するとき、「複数の毛髪繊維部分」は、2つ以上の毛髪繊維部分に関する。典型的には、複数の毛髪繊維部分は、ごく近接して、すなわち束としてとも集合した一束の毛髪繊維部分に関する。束が端を発するそれぞれの根部もまた、ごく近接していてもよい。しかしながら、より長い髪に関しては、これが当てはまらなくてもよい。複数の毛髪繊維部分は、例えば、約10本の根部から先端までの毛髪繊維全体の束に関する。あるいは、複数の毛髪繊維部分は、約50本の毛髪繊維の根部分の束に関し得る。上記説明の選択肢は、特定のヘアスタイルを作り出すために必要とされる染色効果のバリエーションに起因するものである。例えば、目標の最終的な毛髪効果は、第1の染毛剤が根部分の約50%に適用され、第2の染毛剤が根部分の残りの50%に適用され、第3の染毛剤が先端部分すべてに適用されることを必要とし得る。本明細書で使用するとき、用語「コーティングされた毛髪繊維部分」は、好ましくは表面積の大半にわたって組成物で覆われた又はコーティングされた毛髪繊維の部分を意味する。一実施形態では、語句「コーティングされた毛髪繊維部分であって、コーティングが組成物を含む部分」は、「組成物でコーティングされた毛髪繊維部分」を意味する。本方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分を形成する工程と、それに続いて、毛髪をスタイリングする工程であって、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分が第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分に接触する、工程と、を含む。本明細書で使用するとき、「接触する」は、2つの要素が互いに触れるようにごく近接して配置することを意味する。
一実施形態では、第2の染毛剤は第1の染毛剤とは異なる。一実施形態では、第1の染毛剤は、第2の染毛剤によりもたらされる最終的な色結果とは異なる最終的な色結果をもたらす。一実施形態では、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分及び第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、実質的に同じ複数の毛髪繊維根部に由来しない。別の一実施形態では、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分及び第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、実質的に同じ複数の毛髪繊維根部に由来する。例えば、この同じ複数の毛髪繊維部分は、第1の組成物と第2の組成物の両方でコーティングされてもよい。これは、この同じ複数の毛髪繊維部分が異なる色で染められることを意味する。例えば、第1の複数の毛髪繊維部分は複数の毛髪繊維の根部分であり得、この根部分は、第1の組成物でコーティングされ得、第2の複数の毛髪繊維部分は、先端部分を含む複数の毛髪繊維の残りの部分であり得、この残りの部分は、第2の組成物でコーティングされ得る。
一実施形態では、第1、第2、第3、及び第4の複数のコーティングされた毛髪繊維部分が形成され、このコーティングは、第2の態様による組成物を含む。一実施形態では、各コーティングについての組成物は、2つ以上の異なる染毛剤を含み、染毛剤は異なる色結果をもたらし得る。
一実施形態では、複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、頭部上に平たく置かれる。一実施形態では、複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、スライス形状である。一実施形態では、第1のコーティングされた毛髪繊維部分は、整形されて、カールを形成する。
本明細書で使用するとき、「実質的に同じ」は、少なくとも50%同じ、又は60%超同じ、又は70%超同じ、又は80%超同じ、又は90%超同じ、又は95%超同じを意味する。
一実施形態では、本方法は、ヘアスタイルをもたらし、このヘアスタイルは、ターバン(turban)、三つ編み(plait)、編み込み(braid)、ラフな巻き毛(tousle)、ウェーブ(wave)、クリスクロス(criss-cross)、ブレンディング(blending)、2ステップ(2-step)、スカルプティング(sculpting)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
一実施形態では、第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分を形成する前に、第1の複数の毛髪繊維部分をスタイリングして、ヘアスタイルを形成する。一実施形態では、第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分の形成に続いて、第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分をスタイリングして、ヘアスタイルを形成する。
一実施形態では、第1の染毛剤及び第2の染毛剤を、発色時間にわたって毛髪上にそのまま置いておく。発色時間は、約1分〜約90分、又は約5分〜約70分、又は約10分〜約60分、又は約10分〜約40分であり得る。本方法の一実施形態では、発色時間が経過した後に、組成物が毛髪からすすぎ落とされる。一実施形態では、毛髪は発色時間中にトリートメントで処理される。処置は、20℃〜45℃、又は30℃〜42℃の温度に少なくとも0.5分、又は少なくとも1分、又は少なくとも3分、又は少なくとも5分、あるいは20%〜80%、又は40%〜70%の相対湿度に少なくとも0.5分、少なくとも1分、又は少なくとも3分、又は少なくとも5分毛髪を曝露すること、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
毛髪をすすいだ後、毛髪は、毛髪染色効果を呈する。毛髪染色効果は、毛髪ストランド効果(hair strand effects)、ハイライト、ローライト、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
この方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分と第2の複数の毛髪繊維部分とを分離するための、固体バリア手段の適用工程を含まない。本明細書で使用するとき、「固体バリア手段」は、毛髪部分が互いに接触せず、これにより移染が全く生じないように、固体物質が毛髪上に配置されることを意味する。箔は、固体バリア手段の例であり、典型的には、毛髪部分が個々に箔の中に覆われるように、使用される。固体バリア手段の別の例は、孔を備えるキャップである。このようなキャップは、欧州特許出願第1969961(A2)号(2008年3月10日出願、Procter & Gamble Co.名義、2008年9月17日公開)の図2及びp.2の§0004に具体的に記載されている。一実施形態では、固体バリア手段は、箔、プラスチック、フィルム、綿毛、詰物材料、キャップ、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物理的バリアである。一実施形態では、本方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分を第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分から分離し、移染が全く生じないように、液体バリア手段の適用を含む。液体バリア手段は、コンディショニング調合物であってもよい。別の実施形態では、本方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分と第2の複数の毛髪繊維部分とを分離するために、いかなるバリア手段の適用も含まない。「いかなるバリア手段」は、液体バリア手段及び固体バリア手段を含む。
第2の態様によれば、本発明は、すぐに使用できる形態の毛髪染色組成物に関し、この組成物は、染毛剤、酸化剤、増粘剤、水、及び所望により脂肪酸アルコールを含み、この染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物であり、この増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、この組成物は、約0.2%〜約20%の増粘剤を含む。一実施形態では、毛髪染色組成物はラメラ構造を有し、このラメラ構造は、疎水性層と親水性層とのサンドイッチであり、このラメラ構造は面間隔dを有し、この面間隔dは疎水性層1枚と親水性層1枚との合計厚さであり、この面間隔dは約12nm〜約40nmであり、この疎水性層は脂肪酸アルコールを含み、この親水性層は水を含み、かつこの親水性層は増粘剤を含む。ラメラ構造、面間隔d、及びこれらの測定方法は、前述されている。一実施形態では、親水性層は、親水性層の合計重量に対して、少なくとも約70%の水を含む。他の態様の組成物/調合物に関して本明細書に開示されている詳細は、第2の態様にも適用可能である。
第3の態様によれば、本発明は、毛髪を染色及び/又はスタイリングするために第2の態様による組成物を使用することに関する。他の態様の組成物/調合物に関して本明細書に開示されている詳細は、第3の態様にも適用可能である。
第4の態様によれば、本発明は、次のものを含む発色調合物に関する:
−粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される、約0.5%〜約10%の増粘剤と、
−約1%〜約15%の酸化剤と、
−所望により約1%〜約10%の脂肪酸アルコールと、
−所望により約0.1%〜約2%の界面活性剤と、
−水。
一実施形態では、酸化剤は、過酸化水素である。他の態様の組成物/調合物に関して本明細書に開示されている詳細は、第4の態様にも適用可能である。
第5の態様によれば、本発明は、毛髪染色組成物の作製のための方法に関し、この方法は、(a)第4の態様による発色調合物と、(b)染毛剤を含む毛髪染色調合物であって、この染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物である、毛髪調合物と、を混合する工程を含む。一実施形態では、色調合物は増粘剤を実質的に含まず、この増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される。一実施形態では、色調合物は更に、直接染料を含む。他の態様の組成物/調合物に関して本明細書に開示されている詳細は、第5の態様にも適用可能である。
第6の態様によれば、本発明は、(a)第1の態様による方法を含む適用説明書と、(b)組成物と、を含む、キットに関する。一実施形態では、この組成物は、本明細書に記述される毛髪染色組成物(第2の態様を参照)と、本明細書に記述される発色調合物(第4の態様を参照)からなる群から選択される。他の態様の組成物/調合物に関して本明細書に開示されている詳細は、第6の態様にも適用可能である。
第7の態様によれば、本発明は、(a)約0.5%〜約10%の増粘剤(この増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される)と、(b)染毛剤(この染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物である)と、(c)所望によりアルカリ化剤と、(d)所望により約1%〜約10%の脂肪酸アルコールと、(e)水と、を含む色調合物に関し、この色調合物は、過酸化物及び過硫酸塩を実質的に含まない。一実施形態では、色調合物は更に、酸化剤を実質的に含まない。他の態様の組成物/調合物に関して本明細書に開示されている詳細は、第7の態様にも適用可能である。
以下の実施例は、本明細書に記載の第1及び/又は第2の組成物を得るための、色調合物、発色調合物、及び増粘剤である。
Figure 2015537005
注:§=記載の数字は、色調合物の%(重量/重量)計算量である。
Figure 2015537005
注:§=記載の数字は、発色調合物の%(重量/重量)計算量である。
Figure 2015537005
データ
実験1−長期持続保持評価
長期持続保持測定は、高い湿度(20℃及び相対湿度65%の湿度)での経時的な毛髪束の高さの変化の観察である。これらの方法は、本発明による組成物で処置された毛髪束の形状安定性、すなわち、保持量を測定するために、行われる。レーザーを含む高さ計測器を用いて、毛髪束の高さの変化を検出し、これは、本発明による組成物により提供される保持量を示す。色調合物、発色調合物、及び使用されている場合は増粘剤(上記の実施例セクションを参照)を混合して、最終組成物を形成する。最初に増粘剤を、指定量の発色調合物と混合する。次に発色調合物と色調合物とを1:1の割合で混合して最終組成物を形成する。対照組成物は発色組成物中に増粘剤が含まれていないため、本発明に準ずるものとはならない。以下の方法を使用した:
各組成物での処理:各組成物を合計で少なくとも20g、カラーブラシを用いて、又はアプリケータフラスコ内で、十分に混合した。170mmの長さ及び2.00g〜2.02gの乾燥重量を有する5本の乾燥した毛髪束をプレキシグラスプレート上に置く。組成物を毛髪束に適用する。毛髪束の毛髪が真っ直ぐ及び平行に梳かれるのを保つようにしてブラシを用いて、組成物を毛髪束上に等しく分散させる。各毛髪束の最終重量は、6.20g〜6.23gである。
測定手順:毛髪束はそれぞれ、一方の端部にゴムまとめ具(rubber gatherer)を有し、処置された毛髪束のこれらのゴム末端をラック上に水平に載せる。ラックの55mm前には細幅のバーがあり、これは、ベンチと平行であり、ラックと同じ高さだけベンチよりも高い。各毛髪束は、ラックから細幅のバーに向かって水平に位置する。細幅のバーの後、各毛髪束に対して102mmの突出長さが残される。濡れた毛髪束(50%の湿度を含み、これは乾燥した毛髪をタオルで拭くことを反映したものであり得る)は細幅のバーからゆるく垂れ下がる。毛髪束に適用した組成物は、毛髪束の突き出た長さに対して剛性(すなわち、保持)をもたらし、その結果、これらは細幅のバーからゆるく垂れ下がらない。毛髪束の先端の高さを測定することにより、毛髪束の突き出た長さが保持される程度を測定する。接近した半導体レーザーを有する高度測量器を用いて、毛髪束の先端の突出高さを判定する。0分後、2分後、5分後、10分後、15分後、及び30分後に測定を行う。得られる保持に毛髪束の長さを考慮して以下のように計算する:
保持[%]=100−((lt/102)×100)
式中、lt=水平に突出した毛髪束の高さ、及び
102mm=毛髪束の突出している長さ。
水平のままであった毛髪束であれば、0mmのltを有し、それゆえに、100%の保持百分率を有し、すなわち、これらは可能な中で最良の結果であり得る。ゆるく垂れ下がった濡れた毛髪束であれば、102mmのltを有し、それゆえに、0%の保持百分率を有し、すなわち、これらは可能な中で最悪の結果であり得る。
実験1の結果を図1及び2に示す。各組成物について5つの毛髪束が使用されているため、各保持値(パーセンテージで示されている(Y軸を参照))は5つの複製の平均である。各図は、最終組成物を形成するために混合された、色調合物、発色調合物、及び増粘剤(上記の実施例セクションを参照)を示す。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を包含する本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全てを本明細書中に参照により組み込まれる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆、又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (15)

  1. 毛髪を染色するための方法であって、該方法が、
    (i)第1の組成物を第1の複数の毛髪繊維部分に適用することにより、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分を形成する工程であって、
    該第1の組成物が第1の染毛剤を含む、工程と、その次に
    (ii)毛髪をスタイリングする工程であって、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分が第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分に接触する、工程と、
    を含み、
    この第2の複数のコーティングされた毛髪繊維部分は、第2の組成物でコーティングされ、
    この第2の組成物は第2の染毛剤を含み、
    この方法は、第1の複数のコーティングされた毛髪繊維部分と第2の複数の毛髪繊維部分とを分離するための、固体バリア手段の適用工程を含まず、
    この第1の組成物及び第2の組成物は、実質的に過硫酸塩を含まず、
    かつ、該第1の組成物及び該第2の組成物は、それぞれの該組成物全体の重量に対して、約0.2%〜約20%の増粘剤を含み、かつ、該増粘剤は、粘土、多糖類、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される、方法。
  2. 前記第2の染毛剤が、前記第1の染毛剤とは異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記増粘剤が、水溶性感熱性ポリマーであり、該水溶性感熱性ポリマーは、該感熱性ポリマーの80重量%超のポリオキシアルキレントリブロック直鎖を含んでおり、該直鎖は、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)のブロック及びポリ(プロピレンオキシド)(PPO)のブロックをPEO−PPO−PEOの形態で含んでおり、次の式1:
    Figure 2015537005
    で表され、式中、20<x<120、20<y<120、20<z<120、及びm>0であり、該直鎖は、カルバメート結合又は尿素結合のいずれかにより該直鎖に結合する1又は複数の有機結合基によって互いに結合しており、かつ、該カルバメート結合及び尿素結合は両方とも該ポリマー内に存在する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1の組成物及び前記第2の組成物が、該それぞれの組成物全体の重量に対して、約0.4%〜約3%の増粘剤を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1及び/又は第2の染毛剤が酸化染料化合物であり、前記第1及び/又は第2の組成物が酸化剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の組成物及び前記第2の組成物がそれぞれラメラ構造を有し、該ラメラ構造は、疎水性相と親水性相とのサンドイッチであり、該親水性相は前記増粘剤を含み、該ラメラ構造は面間隔d(d−spacing)を有し、該面間隔dは疎水性層1枚と親水性層1枚の合計厚さであり、該面間隔dは約12nm〜約40nmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記増粘剤が粘土であり、該粘土が、ラポナイト粘土、ベントナイト粘土、及びこれらの混合物からなる群から選択され、前記第1の組成物及び前記第2の組成物はそれぞれ、約2%〜約7%の粘土を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記増粘剤が多糖類であり、該多糖類が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプン化合物、キサンタンガム、カラギーナン、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の染毛剤及び/又は前記第2の染毛剤が、少なくとも1つの一次中間体(primary intermediate)と少なくとも1つのカップラーの混合物であり、該一次中間体は2−メトキシメチル−1,4−ジアミノベンゼンであり、かつ、該カップラーは、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、2,6−ジアミノピリジン、2,6−ジヒドロキシエチルアミノトルエン、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第1及び/又は第2の組成物が、アルキル化剤モノエタノールアミン(MEA)を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. すぐに使用できる形態の毛髪染色組成物であって、
    該組成物が、染毛剤、酸化剤、増粘剤、水、及び所望により脂肪酸アルコールを含み;該染毛剤が、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物であり、
    かつ、該増粘剤が、粘土、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
    かつ、該組成物が、約0.2%〜約20%の増粘剤を含む、組成物。
  12. 前記組成物が、約1.0%〜約2.0%の増粘剤を含む、請求項11に記載の組成物。
  13. 毛髪を染色及び/又はスタイリングするための、請求項11又は12に記載の組成物の使用。
  14. −粘土、シリカ、ポリプロピレンオキシド(PPO)とポリエチレンオキシド(PEO)とのブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される、約0.5%〜約10%の増粘剤と、
    −約1%〜約15%の酸化剤と、
    −所望により約1%〜約10%の脂肪酸アルコールと、
    −所望により約0.1%〜約2%の界面活性剤と、
    −水と、
    を含む、発色調合物(developing formulation)。
  15. a)請求項14に記載の前記発色調合物と、
    b)染毛剤を含む毛髪染色調合物であって、この染毛剤は、少なくとも1つの一次中間体と少なくとも1つのカップラーとの混合物である、毛髪調合物と、
    を混合する工程を含む、毛髪染色組成物を作製するための方法。
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