JP2015534955A - 免疫療法のための組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、免疫療法において使用することができる組成物、特に、ラッカセイアレルギーを患っている哺乳類のための免疫療法において使用することができる組成物に関する。本発明は、さらに、免疫療法による、アレルギーを患っている哺乳類の処置のための本組成物の使用、および、アレルゲンについて哺乳類の免疫系を脱感作するための予防的処置における本組成物の使用に関する。具体的には、本発明は、アレルゲンを含む、免疫療法に適した組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%が、アルミニウムと複合体化している組成物に関する。アレルゲン、例えばラッカセイ種子タンパク質抽出物は、これらの組成物において、好ましくは還元およびアルキル化されている。

Description

本発明は、免疫療法において使用することができる組成物、特に、ラッカセイアレルギーを患っているヒト哺乳類などの哺乳類のための免疫療法において使用することができる組成物に関する。本発明は、さらに、免疫療法による、アレルギーを患っている哺乳類の免疫系を脱感作するための治療的処置のための本組成物の使用、および、ある特定のアレルギーになる高い素因を有する哺乳類の予防的処置における本組成物の使用に関する。
減感作療法、免疫脱感作、低感受性化(hyposensibilization)またはアレルゲン特異的免疫療法とも称されるアレルゲン免疫療法は、免疫耐性を誘導する目的で、患者に、アレルゲン、すなわち患者がアレルギーを引き起こす物質を、次第に用量を大きくしながらワクチン接種される、アレルギー性疾患のための免疫療法の形態である。
アレルゲン特異的免疫療法は、アレルギー性疾患の根本原因を処置する唯一の処置戦略である。それは、費用効率が高く優れた処置戦略であり、改善されたクオリティ・オブ・ライフをもたらす。
免疫療法において、アレルギー症状の長期的な緩和を生み出し、関連するアレルギー応答の重症度を減少させ、その上、アレルゲンに対する新規の感作が発生する機会を減少させることが示されてきている。免疫療法は、アレルゲンに対する免疫系の応答を調節することを目標とする。
免疫療法は、一般に、例えば舌下または皮下経路を経由して特定のアレルゲンへの頻回の曝露を包含し、それによって、アレルギー患者のアレルゲンに対する脱感作、つまり、アレルギー症状の減少および症状に基づく処置の使用を提供する。
免疫療法の根底にある正確な機構は、全て知られているわけではないが、免疫療法が、アレルゲンに対する免疫応答の変更につながることは認められている。その改変は、IgE合成における変化、および、特定のアレルゲンに対する免疫系のアレルギー応答を減少させるIgE遮断抗体の産生を少なくとも含む。Th2からTh1/T制御性細胞への転換の増加も観察される。分子レベルで、根底にある機構の一部は、アレルゲンを中和するためのアレルゲン特異的IgGの優先的な誘導およびアレルゲン特異的IgEの減少に依存する。
免疫療法は、一般に、アレルギー患者を低用量のアレルゲンに曝露することを伴う。用量は、「維持」量に達するまで、定期的に、例えば毎週、徐々に増加される。これは、維持量に達するために、毎週の注射を約4カ月行うことを意味する。いったん維持量に達すれば、注射は、より低い頻度、例えば数年間は月に1回で投与される。一般に、処置が長く、用量が高いほど、治療的利点が大きい。
免疫療法が無事に完了した後、3〜5年以上の期間、長期的な保護を期待することができる。療法は、症状が再発し始めるまたは個体が以前の処置計画に含まれていなかった新たなアレルゲンに曝露されるようになった場合、繰り返すことができる。
ラッカセイは、食物が引き起こすアレルギーの原因となる最も一般的な食物の1つである。ラッカセイアレルギーに関する治療上の処置は、未だ利用可能ではない。水性ラッカセイ抽出物を使用する特異的免疫療法(SIT)は、ラッカセイの経口摂取に対する耐性の増大を示した。しかしながら、Nelsonら(J.Allergy Clin.Immunol.1997年、6月;99(6 Pt 1):744〜51)、によって報告されているように、水性ラッカセイ抽出物は、維持の注射の間でさえも、容認できない全身性の反応をもたらした。したがって、Nelsonらは、「この処置方法の臨床適用のために、改変されたラッカセイ抽出物が必要である」と結論づけた。
免疫療法の臨床的関連を考慮すると、当技術分野における、免疫療法、特にラッカセイアレルギーに対して効果的な免疫療法に適した組成物の継続的な必要性がある。これらの組成物に関する前提条件は、組成物が、アレルゲンへの曝露時の免疫応答の変更を提供することに加えて、安全であること、すなわち、組成物は、アレルギー反応および最も重症の症例の場合、アナフィラキシーショックを誘発してはならないことが必要である。
当技術分野における上記の必要性を考慮すると、他の目的の中でも、本発明の目的は、免疫療法、特に、ラッカセイアレルギーを対象とする免疫療法に適した組成物を提供することである。
他の目的の中でも、本発明のこの目的は、添付の特許請求の範囲において定義された免疫療法に適した組成物によって満たされる。
具体的には、他の目的の中でも、本発明のこの目的は、第1の態様によれば、アレルゲンを含む、免疫療法に適した組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化している組成物によって満たされる。
本発明の文脈内で、アレルゲンは、免疫グロブリンE(IgE)応答を通して、アトピー性の哺乳類において過敏症反応を刺激する能力がある抗原として定義される。大部分の哺乳類は、寄生虫感染に対する防御としてのみ、著しい免疫グロブリンE応答を開始する。しかしながら、いくつかの哺乳類は、多くの一般的な環境抗原に対して応答し得る。この遺伝的素因も、アトピーと称される。アトピー性の哺乳類において、非寄生性抗原は、望ましくないIgE産生を刺激し、過敏症またはアレルギーをもたらす。
一般的なアレルゲンは、Fel d 1(ネコアレルギー)、毛皮およびフケ、ゴキブリ腎杯、羊毛および粉塵ダニ排出物などの動物産物;ペニシリン、スルホンアミド、およびサリチレートなどの薬物;セロリおよびセルリアック、トウモロコシ(corn)またはトウモロコシ(maize)、卵(典型的には卵白)、果実、カボチャ、ナス、マメ科植物、マメ、エンドウマメ、ラッカセイ、ダイズ豆、乳、海産物、ゴマ、ダイズ、木の実、ペカン、アーモンド、およびコムギなどの食物;ハチ刺傷毒液、スズメバチ刺傷毒液、および蚊刺傷などの虫刺され;カビ胞子;ラテックス;金属;ならびに、草および樹木花粉などの植物花粉において発見される抗原を含む。
本発明の文脈内で、「アレルゲン」および「抗原」という用語は、他に示されない限り、互換的に使用される。
驚くべきことに、本発明者らは、製剤において、アレルゲンの99%を超えるような実質的に100%が、アルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、または結合している場合、アルミニウムが複合体化したアレルゲンはIgG応答を誘発する能力が未だあるにもかかわらず、臨床的に関連するアレルギー反応、すなわちマスト細胞媒介全身性応答は観察されないことを発見し、それによって、免疫療法において使用されるのに特に適した組成物を提供する。
マスト細胞媒介全身性応答は、アレルゲンへの曝露後の体温の低下によって、容易に測定することができる。
本発明のこの第1の態様の好ましい実施形態によれば、本アルミニウムが複合体化した、結合した、またはコンジュゲートしたアレルゲンは、ラッカセイ種子タンパク質抽出物、好ましくは還元およびそれに続くアルキル化によって改変されたラッカセイ種子タンパク質抽出物である。
本ラッカセイ種子タンパク質抽出物は、a)ラッカセイパウダーを得るためにラッカセイを粉砕する工程と、b)脱脂ラッカセイパウダーを得るために、50mlのアセトン当り5グラムのラッカセイパウダーを使用して、ラッカセイパウダーをアセトン中で30分間インキュベートする工程と、c)脱脂ラッカセイパウダーを乾燥させる工程と、d)乾燥ラッカセイパウダーを、7から9の間のpHを有する緩衝液に懸濁させる工程と、e)工程(d)で生じた上清を単離する工程であって、それによって、ラッカセイ種子タンパク質抽出物を得る、工程とによって入手することができる。
本ラッカセイ抽出物の還元は、抽出物を、2−メルカプトエタノール(β−ME)、ジチオスレイトール(DTT)、ジチオエリスリトール、システイン、ホモシステイン、トリブチルホスフィン、サルファイト、トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)、ナトリウム(シアノ)ボロハイドライド、灰汁、グルタチオン、E−メルカプトエチルアミン、チオグリコール酸、硫化メチル、および硫化エチルからなる群から選択される1つまたは複数の還元剤と接触させることによって提供することができる。
それに続く本抽出物のアルキル化は、還元された抽出物を、N−エチルマレイミド、シスタミン、ヨードアセトアミド、ヨード酢酸、アルキルハロゲナイド;アルキルサルフェート;アルケン、好ましくは末端アルケン(HC)=C(H)−R、および酵素からなる群から選択される1つまたは複数のアルキル化剤と接触させることによって提供することができる。
本発明のこの第1の態様の別の好ましい実施形態によれば、本ラッカセイ種子タンパク質抽出物は、少なくとも主要なラッカセイアレルゲンAra h1、Ara h2およびAra h6を含む。
ラッカセイアレルゲン性タンパク質Ara h1は、非共有結合性相互作用を通して約180kDaの三量体型で自然発生の63.5kDaのタンパク質として特徴付けられている。三量体のAra h1構造体は、しばしば凝集して、最大600〜700kDaの多量体を形成する。ラッカセイアレルゲン性タンパク質Ara h2は、約20kDaでのダブレットとして移動する。このダブレットは、より高い分子量アイソフォームにおける配列DPYSPSの挿入を除いてほぼ同一の2つのアイソフォームからなる。ラッカセイアレルゲン性タンパク質Ara h6は、SDS−PAGEに基づいて約15kDaの分子量を有するタンパク質として同定され、質量分析によって14,981Daと決定された。
本発明のこの第1の態様のさらに別の好ましい実施形態によれば、本アレルゲンは、好ましくは食物タンパク質または毒性タンパク質からなる群から選択されるタンパク質の、アレルゲン性タンパク質である。
本組成物は、好ましくは、薬学的に許容される担体、希釈剤および/または賦形剤を含む。
免疫療法における本組成物の有益な性質を考慮すると、本発明は、第2の態様によれば、免疫療法による、アレルギーを患っている哺乳類、好ましくはヒト哺乳類の治療的または予防的処置における使用のための、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化している組成物に関する。
この第2の態様の特に好ましい実施形態によれば、アレルゲンは、好ましくは還元およびそれに続くアルキル化によって改変された、ラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、アレルギーは、ラッカセイアレルギーである。
免疫療法における本組成物の有益な性質を考慮すると、本発明は、第3の態様によれば、前記アレルゲンについて哺乳類、好ましくはヒト哺乳類の免疫系を脱感作するための予防的処置における使用のための、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化している組成物に関する。
この第3の態様の特に好ましい実施形態によれば、アレルゲンは、好ましくは還元およびそれに続くアルキル化によって改変されたラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、免疫系は、ラッカセイへの曝露について脱感作される。
第4の態様によれば、本発明は、医薬における使用のための、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化している組成物に関する。
第5の態様によれば、本発明は、アレルギーを患っている哺乳類、好ましくはヒト哺乳類に、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化している組成物を、前記アレルゲンに対する前記哺乳類のアレルギー応答を減少させるまたは消失させるために十分な量および十分な時間で投与することを含む、免疫療法のための方法に関する。
典型的な十分な量としては、それが投与される個体の体重に対して、アルミニウムを複合体化したアレルゲンを約0.1ng/kgから10mg/kg、10ng/kgから約100μg/kg、または0.1μg/kgから1μg/kgとする。しばしば、処置は、これらの範囲の下限の投与量の投与で開始し、処置が進展するにつれて投与量を増加させることを含むことになる。
脱感作処置に関して、患者は、例えば、初期に1、2または3日毎、次第に2または3週間毎に1回に減少させるなどの、頻繁な投与を受けることが典型的には必要である。他の適した脱感作プログラムは、2〜4週間毎に1回の皮下注射を含み、その注射の投与量は、3〜6カ月の期間にわたって次第に増加し、次いで、約5年の期間まで、2〜4週間毎で継続することができる。とりわけ、舌下投与に関しては、毎日の投与を与えることも可能である。
脱感作プロトコルは、急速脱感作、急速アレルゲン免疫療法、急速アレルゲンワクチン接種、および、急速またはラッシュ免疫療法のような、様々な同等の代わりの形態において従来知られている処置の形態も含むことができる。大まかには、本手順は、頻繁な(例えば1時間毎)間隔で、アレルゲンの用量を増加させながら一連の注射(または別の適した担体経由で)を投与することによって、抽出物(すなわち、アレルゲン)の免疫化または維持量までアレルギー患者を向上させることを目標とする。成功した場合、患者は、アレルゲンに対する改善された耐性を示すことになり、おそらく任意のそれに続くアレルゲン曝露に対する完全な非反応性を呈することも可能となる。
様々な脱感作プロトコルは、当技術分野で既知であり、例えば、加速された免疫療法をほどこす前に、アレルゲンに対して即時型過敏症を有する患者をプレドニゾンおよびヒスタミン拮抗薬で前処置する方法と組み合わせて、加速された急速免疫療法スケジュールを使用して、かかる患者を処置する方法を含むことができる。
この第5の態様の特に好ましい実施形態によれば、アレルゲンは、好ましくは還元およびそれに続くアルキル化によって改変されたラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、アレルギーは、ラッカセイアレルギーである。
本発明は、本発明の好ましい実施形態を具体的に開示する以下の実施例において、さらに詳述されることになる。実施例において、以下の図面について言及する。
アルミニウムに吸着したラッカセイ抽出物の種々の製剤を接種された、感作したマウスにおける体温変化を示す図である。体温変化を、0.6mg/マウス、0.18mg/mlの水酸化アルミニウム(alum)、0.45mg/マウスの水酸化アルミニウム、0.9mg/mlの水酸化アルミニウムまたは5.46mg/mlの水酸化アルミニウムに吸着した0.6mg/マウスを接種した後、90分間、測定した。対照として、感作したマウスに、PBS/水酸化アルミニウムを接種した。 アルミニウムに吸着したラッカセイ抽出物の種々の製剤を接種した、感作したマウスの症状スコアを示す図である。症状スコアを、接種後、0(症状無し)から5(死亡)までのスケールで割り当てた。 感作および接種に使用したタイムラインの概略図である。 ラッカセイアレルギーに関するインビボでのマウスモデルの98日目におけるi.p.接種の結果を示す図である。 ラッカセイアレルギーに関するインビボでのマウスモデルの112日目におけるi.p.接種の結果を示す図である。 ラッカセイアレルギーに関するインビボでのマウスモデルの接種1日後でのマストプロテアーゼ分泌1(mMCP−1)の結果を示す図である。 ラッカセイアレルギーに関するインビボでのマウスモデルの試験をした全ての群における、IgE、IgG1およびIgG2a抗体値を示す図である。
<実施例1>
アルミニウムとアレルゲンの複合体化は、安全性を著しく増加させる。
[導入]
この実施例は、アレルゲンとのアルミニウムの複合体化が、免疫療法に使用される組成物の安全性を著しく増加させることを実証する。これは、種々の濃度の水酸化アルミニウムに結合した抗原性ラッカセイ抽出物を使用して実証された。ラッカセイアレルギーに関するインビボでのマウスモデルにおいて、これらの種々の試験製剤の安全性に関して分析した。
[材料および方法]
(マウス)
5週齢の特定病原体除去のメスのC3H/HeOuJマウスを、Charles River(フランス)から購入した。全てのマウスを、Utrecht大学(オランダ)の動物ケア施設内で、特定病原体除去の条件下で収容した。実験は、Utrecht大学の動物実験委員会によって承認された。使用した食餌は、植物性タンパク質(ダイズを含む)を含有したが、ラッカセイタンパク質を含まなかった。
(試験製剤)
以前の研究において、アルミニウムに結合していない、マウス当り0.6mgのラッカセイ抽出物(peanut extract:PE)の接種は、重度のアナフィラキシー応答をもたらすことを実証した。感作したマウスにおける、0.1mgのPEの接種は、体温および症状スコアにおける重度の変化を誘発する能力があることも知られている。
パイロット研究において、加えたアルミニウムの量と、ラッカセイ抽出物と複合体化したアルミニウムの百分率の間の関係が調査された。これに関して、種々の量の水酸化アルミニウムを、ラッカセイ抽出物(100%タンパク質)の試料に加え、試料を遠心分離して、アルミニウムが複合体化したラッカセイ抽出物をペレット化した。その後、ペレット化した、したがって、アルミニウムが複合体化したアレルゲンの量を評価するために、上清における遊離のタンパク質の百分率を決定した。アルミニウムが複合体化したアレルゲンの百分率は、100%−上清において発見された遊離のタンパク質の百分率である。
本実施例において使用した種々のアルミニウム濃度は、全抽出物の約100%(5.46mg/ml)または約90%(0.9mg/mlの水酸化アルミニウム)、約70%(0.45mg/mlの水酸化アルミニウム)、約40%(0.18mg/mlの水酸化アルミニウム)の結合に基づいた。正の対照(水酸化アルミニウムを有さない0.6mg/mlのPE)も含んだ。
(感作および接種)
マウス(n=6)を、0、1、2、7、14、21、28日目に、マウス当り400μlのPBSにおける6mgのラッカセイ抽出物(PE)および15μgのコレラ毒素(CT,List Biological Laboratories,Inc.)を胃内(intragastric:i.g.)投与することによって感作した。対照マウスには、マウス当り400μl PBSにおける15μg CT/マウスを有するPBSを与えた。42日目に、全ての群のマウスに、200μlの種々の試験製剤またはそれらのそれぞれの対照を、頸部において皮下(subcutaneously:s.c)接種した。
(アナフィラキシーの評価)
アナフィラキシーショックの客観的なパラメーターとして、体温を、s.c.接種後、10〜20分毎に90分間、直腸検温を用いて測定した。加えて、臨床症状を、0(症状無し)から5(死亡)までにスコア化するシステムを使用して、スコア化した。
[結果]
アルミニウムが複合体化したラッカセイ抽出物の百分率を決定し、結果を以下の表1において要約する。
マウス当り0.6mgの非複合体化PEを用いた皮下接種は、それらの体温下降(図1)および臨床症状スコア(図2)によって測定されたように、全てのマウスにおいて、重症のアナフィラキシーショック応答をもたらした。ラッカセイ製剤が、全て(100%)アルミニウムに吸着していた場合、どのマウスもアナフィラキシーショック症状のいかなる兆候も示さなかった。
種々の量の、PEの部分的な吸着にのみ固定される(securing)アルミニウムを含有する製剤をマウスに接種することは、60%および30%の非吸着材料を含有する製剤を接種した群において、遅延した応答をもたらした。約10%の非吸着材料を含有する製剤を接種した群において、応答における遅延だけでなく低下もあった。非感作のマウスは接種のいずれにも応答せず(データは示さず)、アルミニウムのみを接種した感作したマウスも応答を示さなかった。
[結論]
感作されかつPEの類似した量だが水酸化アルミニウムの異なる量を含有する製剤を接種したマウスは、接種に対して異なって応答した。アルミニウムへのPEの完全な(100%)結合は、ラッカセイ抽出物の効力を抑えたが、部分的な結合は、やはりアナフィラキシー応答をもたらした。本実施例は、マウスがアナフィラキシーショックを患うことを防ぐためのアルミニウムの効力を明確に示している。
<実施例2>
アルミニウムとアレルゲンの複合体化は、増加した有効性プロファイルをもたらす免疫系の応答を著しく増加させる。
[導入]
この実施例は、アレルゲンとのアルミニウムの複合体化が、増加した有効性プロファイルをもたらす免疫系の応答を著しく増加させることを実証する。これは、水酸化アルミニウムに結合した抗原性ラッカセイ抽出物を使用して実証された。ラッカセイアレルギーの免疫療法に関するインビボでのマウスモデルにおいて、試験製剤の有効性に関して分析した。
[材料および方法]
(マウス)
5週齢の特定病原体除去のメスのC3H/HeOuJマウスを、Charles River(フランス)から購入した。全てのマウスを、Utrecht大学(オランダ)の動物ケア施設内で、特定病原体除去の条件下で収容した。実験は、Utrecht大学の動物実験委員会によって承認された。使用した食餌は、植物性タンパク質(ダイズを含む)を含有したが、ラッカセイタンパク質を含まなかった。
(感作および接種)
マウス(群当りn=6)を、0、1、2、7、14、21、28日目に、マウス当り400μlのPBSにおける6mgのラッカセイ抽出物(PE)および15μgのコレラ毒素(CT,List Biological Laboratories,Inc.)を胃内(i.g.)投与することによって感作した。対照マウスには、マウス当り400μl PBSにおける15μg CT/マウスを有するPBSを与えた。42日目から、全ての群のマウスを、1週間に2回、6週間の間、頸部において皮下に(s.c.)、200μlの種々の試験製剤またはそれらのそれぞれの対照で、脱感作した(図3)。試験製剤を、注射当り0.1mg/マウスの濃度で試験し、それらは、1.82mg/mlのアルミニウムに吸着していないかまたは吸着していた。
(アナフィラキシーの評価)
アナフィラキシーショックの客観的なパラメーターとして、体温を、i.p.(胃内)接種後、10〜20分毎で90分間、直腸検温を用いて測定した。接種1日後、血液を、抗体およびmMCP−1(マスト細胞プロテアーゼ1)の測定のために採取した。98日目および112日目に、マウスにi.p.接種し、それらの体温を接種後90分間追跡した。
[結果]
i.p.接種を、98日目および112日目に与えた。データは、112日目に、両方の免疫療法製剤(ラッカセイ抽出物単独および水酸化アルミニウムに吸着したラッカセイ抽出物)は、接種後の体温の下降によって測定されるように、アナフィラキシー応答を効果的に減少させたことを示している(図5)。
98日目に、水酸化アルミニウム吸着の抽出物は、非吸着抽出物と比較して、より大きい有効性を示し(図4)、水酸化アルミニウムの存在が、水酸化アルミニウムを含まない製剤と比較して、より早い時点で有効性に達する製剤をもたらすことを実証している。
2つの製剤の違いは、接種1日後、血清におけるマストプロテアーゼ1(mMCP−1)の分泌物において発見されなかった(図6)。しかしながら、mMCP−1の放出は、免疫療法を受けなかったアレルギーを患っているマウスの群において著しく大きかったため、両方の製剤での免疫療法は、マスト細胞活性化を下方制御する能力があった(図6)。
抗体(IgE、IgG1およびIgG2a)を、全ての群の血清において決定した(図7)。IgE値は、負の対照(PBS)と比較して、全ての群において上昇した。水酸化アルミニウム吸着のラッカセイ抽出物で脱感作した群は、上昇したIgE値に向かう傾向を示し(図7A)、水酸化アルミニウム吸着製剤の注射後の免疫系の促進(boost)を実証している。
免疫療法を受けたマウスは、水酸化アルミニウム吸着および水酸化アルミニウム非吸着の抽出物間の比較可能な水準で、血清におけるIgG1の増加した値を示した(図7B)。IgG2a値(ヒトにおけるIgG4と比較可能)の増加は、水酸化アルミニウム吸着ラッカセイ製剤で処置した群によって支配(dominate)されている(図7C)。
[結論]
ラッカセイ抽出物への水酸化アルミニウムの吸着は、より早い時点での有効な処置につながる免疫系の促進をもたらす。いかなる理論にも結びつけられることを望まず、これは、これらのマウスの血清における、IgG2a(ヒトにおけるIgG4と比較可能)の上昇した値による。
[結論]
ラッカセイ抽出物への水酸化アルミニウムの吸着は、より早い時点での有効な処置につながる免疫系の促進をもたらす。いかなる理論にも結びつけられることを望まず、これは、これらのマウスの血清における、IgG2a(ヒトにおけるIgG4と比較可能)の上昇した値による。
以下に、本願(特願2015−537154号)の出願当初の特許請求の範囲を示す。
[請求項1]
アレルゲンを含む免疫療法に適した組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
[請求項2]
前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物である、請求項1に記載の組成物。
[請求項3]
前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項2に記載の組成物。
[請求項4]
前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、少なくともAra h1、Ara h2およびAra h6またはAra h2およびAra h6を含む、請求項2または請求項3に記載の組成物。
[請求項5]
前記アレルゲンが、アレルゲン性タンパク質である、請求項1に記載の組成物。
[請求項6]
前記アレルゲン性タンパク質が、食物タンパク質または毒性タンパク質からなる群から選択される、請求項5に記載の組成物。
[請求項7]
前記組成物が、薬学的に許容される担体、希釈剤および/または賦形剤をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
[請求項8]
免疫療法による、アレルギーを患っている哺乳類の処置における使用のための、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
[請求項9]
前記哺乳類が、ヒト哺乳類である、請求項8に記載の使用。
[請求項10]
前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、前記アレルギーが、ラッカセイアレルギーである、請求項8または請求項9に記載の使用。
[請求項11]
前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項10に記載の使用。
[請求項12]
アレルゲンについて哺乳類の免疫系を脱感作するための治療的処置における使用のための、または、前記アレルゲンに接触するとアレルギーになる高い素因を有する哺乳類の予防的処置における使用のための、前記アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
[請求項13]
前記哺乳類が、ヒト哺乳類である、請求項12に記載の使用。
[請求項14]
前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、前記免疫系が、ラッカセイへの曝露について脱感作される、請求項12または請求項13に記載の使用。
[請求項15]
前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項14に記載の使用。
[請求項16]
医薬における使用のための、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
[請求項17]
アレルギーを患っている哺乳類またはアレルギーになるリスクのある哺乳類に、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている組成物を、前記アレルゲンに対する前記哺乳類のアレルギー応答を減少させるまたは消失させるために十分な量および十分な時間で投与することを含む、免疫療法のための方法。
[請求項18]
前記哺乳類が、ヒト哺乳類である、請求項17に記載の方法。
[請求項19]
前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、前記アレルギー応答が、ラッカセイ曝露に対するアレルギー応答である、請求項17または請求項18に記載の方法。
[請求項20]
前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項19に記載の方法。

Claims (20)

  1. アレルゲンを含む免疫療法に適した組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
  2. 前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、少なくともAra h1、Ara h2およびAra h6またはAra h2およびAra h6を含む、請求項2または請求項3に記載の組成物。
  5. 前記アレルゲンが、アレルゲン性タンパク質である、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記アレルゲン性タンパク質が、食物タンパク質または毒性タンパク質からなる群から選択される、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記組成物が、薬学的に許容される担体、希釈剤および/または賦形剤をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 免疫療法による、アレルギーを患っている哺乳類の処置における使用のための、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
  9. 前記哺乳類が、ヒト哺乳類である、請求項8に記載の使用。
  10. 前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、前記アレルギーが、ラッカセイアレルギーである、請求項8または請求項9に記載の使用。
  11. 前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項10に記載の使用。
  12. アレルゲンについて哺乳類の免疫系を脱感作するための治療的処置における使用のための、または、前記アレルゲンに接触するとアレルギーになる高い素因を有する哺乳類の予防的処置における使用のための、前記アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
  13. 前記哺乳類が、ヒト哺乳類である、請求項12に記載の使用。
  14. 前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、前記免疫系が、ラッカセイへの曝露について脱感作される、請求項12または請求項13に記載の使用。
  15. 前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項14に記載の使用。
  16. 医薬における使用のための、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている、組成物。
  17. アレルギーを患っている哺乳類またはアレルギーになるリスクのある哺乳類に、アレルゲンを含む組成物であって、前記組成物における前記アレルゲンの実質的に100%がアルミニウムと複合体化しているまたはコンジュゲートしている組成物を、前記アレルゲンに対する前記哺乳類のアレルギー応答を減少させるまたは消失させるために十分な量および十分な時間で投与することを含む、免疫療法のための方法。
  18. 前記哺乳類が、ヒト哺乳類である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記アレルゲンが、ラッカセイ種子タンパク質抽出物であり、前記アレルギー応答が、ラッカセイ曝露に対するアレルギー応答である、請求項17または請求項18に記載の方法。
  20. 前記ラッカセイ種子タンパク質抽出物が、還元およびそれに続くアルキル化によって改変されている、請求項19に記載の方法。
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