JP2015533318A5

JP2015533318A5 -

Info

Publication number: JP2015533318A5
Application number: JP2015540113A
Authority: JP
Filing date: 2013-10-30
Publication date: 2016-11-24
Anticipated expiration: 2033-10-30

Description

要約すると、本発明は、特に吻合において組織を封止する器具に対して表面圧力を調整する機械的システムを開示する。本発明に記載されているような表面圧力の調整可能性を、クリップ縫合器具にも使用することができる。器具が、吻合が引き起こされない固定状態にない場合に、吻合が引き起こされないようにする追加の安全手段が提供されることが特に好ましい。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
（項目１）
好ましくはＨＦ設計の外科用器具であって、
２つの組織分岐（２、１８、５０、５２）を備え、
前記２つの組織分岐（２、１８、５０、５２）のうちの少なくとも一方の組織分岐が、
他方の組織分岐に対して移動可能であり、かつ、
前記２つの組織分岐（２、１８、５０、５２）の間で体内組織を締め付けている間に、作動機構（２０、４０）を介して事前に確定されたまたは事前確定可能な接触圧力を前記他方の組織分岐に印加することが可能であり、
前記外科用器具は、
前記作動機構（２０、４０）と前記少なくとも一方の可動組織分岐との間で、または、前記作動機構（２０、４０）内で、力またはトルク歯車列において相互接続されている締付圧力制御または調整装置（２２、３０）を備えることを特徴とする外科用器具。
（項目２）
前記締付圧力制御または調整装置（２２、３０）が、弾性反発力を好ましくは軸方向に調整可能な弾性的に降伏する引上げシリンダの特質があるように設計されていることを特徴とする、項目１に記載の外科用器具。
（項目３）
前記締付圧力制御または調整装置が、
規定された／規定可能な量によって、前記作動機構（２０、４０）を通して荷重をかけることができるエネルギー蓄積装置（３０）、または、
前記量の規定された／規定可能な範囲内で荷重をかけることができるエネルギー蓄積装置（３０）を備え、
前記エネルギー蓄積装置（３０）からもたらされ、かつ、前記力またはトルク歯車列によって伝達される作動力または作動モーメントによって、事前に確定されたまたは事前確定可能な接触圧力が生じることを特徴とする、項目１または２に記載の外科用器具。
（項目４）
前記エネルギー蓄積装置が、作動量に従って変形可能な、軸方向に作用する圧縮ばねまたは圧縮ばね装置（３０）であることを特徴とする、項目３に記載の外科用器具。
（項目５）
前記締付圧力制御または調整装置が、
互いに対して軸方向にシフトさせることができる少なくとも２つの押／引要素（２２、２４）を備え、
好ましくは軸方向に作用する圧縮ばね（３０）の形態であるエネルギー蓄積装置が、弾性力伝達の目的で前記押／引要素の間に提供され、
好ましくは前記少なくとも２つの押／引要素（２２、２４）の間の前記圧縮ばねの予荷重に関連する非作動相対位置が、最大達成可能な接触圧力を事前に確定するように調整可能であることを特徴とする、項目１〜４のいずれか一項に記載の外科用器具。
（項目６）
互いに対して移動させることができる前記押／引要素（２２、２４）にばね座（２６、２８）が設けられ、
前記作動機構の最大作動移動量または最大作動量の範囲内で前記ばね（３０）の種々の変形経路をもたらすために、前記ばね座のうちの少なくとも１つが調整可能であることを特徴とする、項目５に記載の外科用器具。
（項目７）
前記作動機構が、その軸方向変位のために、前記締付圧力制御または調整装置の第１押／引要素と直接動作可能に接続されている手動レバー、手動操作可能回転つまみ、または電動補助駆動システムであることを特徴とする、項目５または６に記載の外科用器具。
（項目８）
前記作動機構が回転つまみである場合、前記回転つまみが、器具ケースに支持され、かつ、その軸方向移動のために、めねじを介して、前記第１押／引要素としてスリーブ状スピンドル体（２０）と係合しており、
前記第１押／引要素が、前記圧縮ばね（３０）を介して、シャフト（２４）と軸方向に接触し、
前記シャフト（２４）は、その中で軸方向にシフト可能であり、第２押／引要素を表すことを特徴とする、項目７に記載の外科用器具。
（項目９）
前記エネルギー蓄積装置または前記第１押／引要素（２０）が、好ましくは表示装置（３２）に機械的に接続され、
前記表示装置（３２）が、前記作動機構によってもたらされる荷重量を検出可能であり、前記荷重量を現分岐接触圧力として好ましくは視覚的に表示可能であることを特徴とする、項目１〜８のいずれか一項、特に項目７に記載の外科用器具。
（項目１０）
前記表示装置が駆動バー（３２）であり、
前記駆動バーが、前記ばね座（２６）のうちの１つに動作可能に結合され、かつ前記ばねが変形を開始する時に前記ばね座によって引っ張られることによって、前記変形経路を測定し好ましくはそれを表示することを特徴とする、項目６と組み合わせた項目９に記載の外科用器具。
（項目１１）
前記作動機構の最大作動移動量を制限する止め具を特徴とする、項目１〜１０のいずれか一項に記載の外科用器具。
（項目１２）
好ましくは、前記作動機構とエネルギー蓄積装置との間に配置された摺動クラッチの形態である力またはトルク制限手段を特徴とする、項目１〜１１のいずれか一項に記載の外科用器具。