JP2015530372A - 不活化レプトスピラ細菌の免疫原性組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、クエン酸溶液中に不活化レプトスピラ(Leptospira)細菌の免疫原性細胞調製物を含有する組成物に関する。本発明はまた、レプトスピラ細菌による感染に対して防御するための、この組成物を含むワクチン、および液体担体中の不活化レプトスピラ細菌の免疫原性調製物を、該担体中にクエン酸を溶解することにより安定化させるためのクエン酸の使用に関する。

Description

本発明は、不活化(死菌)レプトスピラ(Leptospira)細菌の免疫原性細胞調製物を含有する組成物、レプトスピラ細菌による感染に対して動物を防御するためのワクチン、および不活化レプトスピラ細菌の免疫原性調製物を安定化させるための酸の使用に関する。
レプトスピラ症は、レプトスピラの多数の病原性血清型のいずれかによる感染により引き起こされる世界的な人獣共通感染症である。該生物の属は非常に多様性に富み、250個を超える血清型を含む。個々の病原性血清型の有病率は場所によって様々であり、これは恐らく、気候、土着動物相および農業的慣行のような要因に影響されるであろう。レプトスピラ症は実質的に全ての哺乳類種を冒す。ヒトレプトスピラ症も重要であり、熱帯地方では風土病として、そして温帯地方では流行病として生じる。しかし、他の種とは異なり、ヒトは自然界における該疾患の維持においては重要ではなく、ヒトからヒトへの感染は稀である。レプトスピラ症に対するヒトワクチン接種は研究界の目標であるが、進歩は非常に遅い。イヌレプトスピラ症は重要な疾患であり、イヌはレプトスピラ症の感染源であることを考慮して、多数のワクチンが該イヌ疾患に対して利用可能である。市販のイヌレプトスピラ症ワクチンは伝統的に血清群カニコラ(Canicola)およびイクテロヘモラジア(Icterohaemorrhagiae)(イクテロ(Ictero))の不活化抗原を含有し、50年以上前から利用可能となっている。欧州の最近の推奨はワクチン内への血清群カニコラおよびイクテロの抗原の配合ならびに血清群グリッポチホサ(Grippotyphosa)(グリッポ(Grippo))およびアウストラリス(Australis)の抗原の配合を継続することである。米国では、現在、4つの血清群(カニコラ、イクテロ、グリッポおよびポモナ)の抗原を含有する4つのイヌワクチンが利用可能であるが、欧州では、幾つかの伝統的な2価ワクチン(カニコラ、イクテロ)および僅か1つの3価ワクチン(カニコラ、イクテロおよびグリッポ)が現在利用可能である。
全てではないとしてもほとんどの商業的に入手可能なレプトスピラ症ワクチンは、不活化レプトスピラ細菌、例えばホルマリン不活化全細胞の免疫原性細胞調製物を含む。これらのワクチンは、室温より十分に低い貯蔵温度、典型的には2℃〜8℃で非常に安定であることが公知である。しかし、特に、レプトスピラ症は熱帯地方の風土病であることを考慮すると、室温を超える温度でワクチン安定性を有することが重要な利点となろう。なぜなら、これは、いずれの冷却装置をも必要とすることなく、外界条件下での貯蔵を可能にするからである。そのような不活化全細胞ワクチン内に存在するいずれかのタンパク質はレプトスピラ抗原の不安定性をもたらしうるため、そのようなタンパク質を(例えば、レプトスピラ抗原に影響を及ぼさない熱ショック処理を行うことにより)変性させることが安定性の有意な改善につながりうるかどうかが過去に試験されている。しかし、結果は否定的なものであった。
発明の目的
不活化レプトスピラ細菌の免疫原性細胞調製物を含む組成物の安定性を有意に改善すること、特に、室温を超える温度での少なくとも3カ月間の貯蔵の後でさえも免疫応答を惹起するのに尚も有効である組成物を得ることが必要とされている。特に、ワクチンの37℃での3カ月間の貯蔵の後でさえも、特に、この温度での9カ月の貯蔵の後、レプトスピラ細菌による感染を予防するのを少なくとも補助するのに依然として有効であるレプトスピラ症ワクチンが必要とされている。
発明の概括
前記の発明の目的を達成するために、不活化レプトスピラ細菌の免疫原性細胞調製物がクエン酸溶液(ここで、「酸」なる語は該酸の共役塩基を含む)中に存在する、前文記載の組成物を本発明において案出した。この溶液中に該抗原を存在させることにより、該抗原の安定性が著しく改善されることが示されている。37℃で少なくとも3カ月間貯蔵された本発明のワクチンは、レプトスピラ細菌による感染に対するほぼ完全な防御をもたらすのに十分な抗原質量レベルを保有する。
定義
本発明の意義におけるワクチンは、1以上の抗原を、典型的には、例えば、水含有液のような医薬上許容される担体であって、免疫刺激剤(アジュバント)、塩、バッファー、保存剤、粘性調整剤などを所望により含むものと組み合わせて含む、動物(ヒトを含む)への適用に適した構成であって、該動物への投与に際して、疾患または障害を治療する(すなわち、該疾患または障害の予防、改善または治癒を補助する)ための免疫応答を誘導するものである。 担体は、有用な形態で提示するように抗原を運搬するための手段である。典型的な担体は水または他の親水性液体であるが、固体粒子も一般に使用される(例えば、乾燥粉末ネブライザーにより投与される抗原の場合)。
不活化細菌の細胞調製物は、不活化細菌細胞を本質的に含有する調製物であり、該細胞は、例えば、より安定な又はより免疫原性の調製物を得るために、所望により更に処理されうる(該細胞を少なくとも部分的に細胞溶解することを含みうる)。細胞調製物は、抽出された表面タンパク質および/または多糖のような細菌細胞の抽出物を含む調製物と対比されるものである。
発明の実施形態
1つの実施形態においては、該溶液は1リットル当たり20mmolのクエン酸を含む。
もう1つの実施形態においては、該溶液は5〜6のpHで緩衝化されている。
更にもう1つの実施形態においては、レプトスピラ細菌は、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群カニコラ(Canicola)血清型ポートランド−ベレ(Portland−Vere)、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群アウストラリス(Australis)血清型ブラチスラバ(Bratislava)、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群イクテロヘモラジア(Icterohaemorrhagiae)血清型コペンハゲニ(Copenhageni)およびレプトスピラ・キルシュネリ(Leptospira kirschneri)血清群グリッポチホサ(Grippotyphosa)血清型ダダス(Dadas)から選択され、特に、該レプトスピラ細菌はレプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群アウストラリス(Australis)血清型ブラチスラバ(Bratislava)である。
クエン酸を液体担体中に溶解することにより該液体担体中の不活化レプトスピラ細菌の免疫原性調製物を安定化させるためのクエン酸の使用は、特に、18℃を超える温度、特に37℃での3カ月間の貯蔵中に該調製物がその抗原質量の少なくとも25%(2〜8℃の温度で貯蔵された同じ調製物と比較された場合のELISA単位で測定される)を保有する使用において具体化される。
実施例
次に以下の実施例に基づいて本発明を更に詳しく説明することとする。
実施例1:商業的に入手可能なワクチン中に存在する不活化レプトスピラ抗原のイヌにおける効力の決定
実施例2:37℃で貯蔵された場合のレプトスピラ抗原の安定性の決定
実施例3:37℃で貯蔵された場合のクエン酸中で製剤化されたレプトスピラ抗原の安定性の決定
実施例1
この第1実施例においては、商業的に入手可能なワクチン中に存在する不活化レプトスピラ抗原の効力を通常のイヌにおいて決定した。この場合、該抗原は該ワクチンのラベルに従って製剤化されているか(100%)、または4倍希釈される(25%)。商業的に入手可能なワクチンであるNobivac L4(MSD Animal Health,Boxmeer,The Netherlandsから入手可能;また、Nobivac L4に関しては、21 May 2012 publication of the Summary of Opinion of the CVMP of the European Medicines Agencyも参照されたい)中に存在するのと同じタイプおよび血清型、すなわち、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群カニコラ(Canicola)血清型ポートランド−ベレ(Portland−Vere)(レプトスピラ・カニコラ(Leptospira canicola);5300 ELISA単位/ml)、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群アウストラリス(Australis)血清型ブラチスラバ(Bratislava)(レプトスピラ・ブラチスラバ(Leptospira Bratislava);1000 ELISA単位/ml)、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群イクテロヘモラジア(Icterohaemorrhagiae)血清型コペンハゲニ(Copenhageni)(レプトスピラ・イクテロヘモラジア(Leptospira icterohaemorrhagiae);540 ELISA単位/ml)およびレプトスピラ・キルシュネリ(Leptospira kirschneri)血清群グリッポチホサ(Grippotyphosa)血清型ダダス(Dadas)(レプトスピラ・グリッポチホサ(Leptospira grippothyphosa);1000 ELISA単位/ml)の一定濃度の化学的不活化レプトスピラ細菌をpH7.2の10mM PBSバッファー(該バッファーは、水1リットル当たり、8.9gのNaCl、0.2gのKCl、1.44gのNaHPOおよび0.2gのKHPOを含有していた)中で製剤化した。該最終製剤を3mlバイアル内に充填し、ゴム栓で栓をし、アルミニウムクリンプキャップで密封した。このワクチンを2〜8℃で貯蔵した(39カ月間まで安定である)。このワクチンの次に、該抗原を同じPBSバッファー中で希釈して1ml当たりのElisa単位の量の25%を含有する最終濃度にすることにより、希釈ワクチンを製造した。該ワクチンを以下のとおりに試験した。
試験動物の飼育
前記のレプトスピラ血清群のそれぞれに対する検出可能な凝集血清抗体を伴わない6週齢の通常のビーグルイヌが商業的供給業者から提供された。該研究のそれぞれにおいては、治療効果に影響を及ぼす性別および同腹子の影響を回避するために、処理群(n=8)は両方の性別の子イヌおよび異なる母親に由来する子イヌからなるものであった。選択されたイヌは、これらの研究に加入する前に臨床的異常または疾患を有していなかった。飼育は各研究において同じであった。
ワクチン接種
全ての研究において、1mlのそれぞれのワクチンを6および10週齢の該イヌの皮下に2回ワクチン接種した。
チャレンジ
使用したチャレンジ株はレプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群カニコラ(Canicola)血清型カニコラ(Canicola)株モウルトン(Moulton)、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群イクテロヘモラジア(Icterohaemorrhagiae)血清型コペンハゲニ(Copenhageni)株CF1(両方の株はNational Leptospirosis Reference Centre,KIT Biomedical Research,Amsterdam,The Netherlandsから受領した)、レプトスピラ・キルシュネリ(Leptospira kirschneri)血清群グリッポチホサ(Grippotyphosa)血清型バナナル(Bananal)/リアングアング(Liangguang)株11808およびレプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群アウストラリス(Australis)血清型ブラチスラバ(Bratislava)株As−05−101(共にUnited States Department of Agriculture,National Animal Diseases Centerから受領した)であった。それらの4つの株のそれぞれに関して、以下の手順に従った。実際のチャレンジ物を、液体窒素中で貯蔵された培養から調製し、JohnsonおよびHarris(Faine 1994;Clinical leptospirosis in humans,and clinical leptospirosis in animals;in Leptospira and Leptospirosis,CRC Press,1994;pp 1−13,199−225)により改変されたエリングハウゼン・マククウ(Ellinghausen−McCullough)培地内で2回継代した。液体窒素中で貯蔵された培養は、実験的に感染した動物からの再単離物であった。すなわち、株CF1および11808はハムスター腎臓再単離物であり、株モウルトン(Moulton)はイヌ腎臓再単離物であり、株As−05−101はイヌ尿再単離物であった。全ての研究において、2つのチャレンジ経路の組合せ(腹腔内(IP)注射(2ml)および結膜点滴(各眼の腹側結膜嚢内への0.25ml))を用いて、第2ワクチン接種の3週間後にチャレンジを行った。該チャレンジ物における細菌細胞濃度(細胞/ml)を暗視野顕微鏡下での全直接顕微鏡計数により決定し、それは0.5〜10×10 細胞/mlであった。
検査
各実験の全体にわたって該イヌを定期的に検査した。これは、皮下トランスポンダを使用する、チャレンジの後の体温の測定を含むものであった。血小板計数、細菌培養、PCRおよびレプトスピラ抗体アッセイのために、該実験中、一定の間隔の頸静脈穿刺により血液および血清サンプルを採取した。血清群カニコラ、イクテロ、グリッポおよびアウストラリスに対する顕微鏡的凝集試験(MAT)により該血清サンプルを分析した(Faine 1994)。該顕微鏡的凝集力価を、50% 凝集を誘導する最高血清希釈度の逆数として表した。抗凝集剤としてEDTAを使用する血液サンプルを、Cell−Dyn 3500細胞カウンター(Abbott Laboratories,Abbott Park,Illinois,USA)を使用した、チャレンジ後の血小板数の評価のために使用した。
チャレンジ後の第21日まで、血液からのチャレンジ生物の再単離のためにEDTAまたはヘパリン化血液を使用した。同じ目的のために、尿サンプルを膀胱穿刺により一定間隔で集め、チャレンジの4週間後の剖検において採取された腎臓組織をサンプル採取し、既に記載されているとおりに加工した(Klaasen HLBM,Molkenboer MJCH,Vrijenhoek MPら.Duration of immunity in dogs vaccinated against leptospirosis with a bivalent inactivated vaccine.Vet Microbiol 2003;95:121−132)。血液、尿および腎臓組織ホモジネートのサンプルをEMJH培地内に接種し、培養をインキュベートし、検査した(Klaasenにより記載されているとおりに行った)。
チャレンジ後の第0、3および7日の血清サンプルを、secY遺伝子を標的化するリアルタイムPCRにより、チャレンジ生物からのDNAの存在に関して検査した。このPCRは妥当性が確認されたアッセイであり、全ての病原性レプトスピラ種からのDNAの検出に適している(Ahmed A,Engelberts MFM,Boer KRら.Development and validation of a real−time PCR for detection of pathogenic Leptospira species in clinical materials.PLoS ONE 2009;4(9):e7093)。該PCRはWHO/FAO/OIEおよびNational Leptospirosis Reference Centre,KIT Biomedical Research,Amsterdam,The Netherlandsにより行われた。該PCR結果を陽性、疑い例または陰性として評価した。
チャレンジ後に重篤な臨床徴候を有するイヌを人道的に安楽死させた。間質性腎炎の検出に特別な注意が払われる組織病理学的検査[Klaasen 2003]を含む死後検査をこれらの場合に行った。
感染に関して陽性のイヌの定義は、異なる日における血液(培養による)または血清(PCRによる)または尿/腎臓(培養による)の少なくとも2つの陽性サンプルを示すイヌ、あるいはチャレンジ誘発性腎炎またはレプトスピラ症に関する臨床的もしくは血液学的証拠(血小板減少症)を示すイヌであった。腎臓感染に関して陽性のイヌ(キャリアー動物、持続的病原体放出動物)の定義は、チャレンジ後の第14日以降の尿/腎臓の少なくとも1つの陽性サンプルまたはチャレンジ誘発性腎炎(組織病理学的検査により実証される)を示すイヌであった。
結果
以下は4つのワクチン(非希釈体および希釈体)に関する結果である。それは、該ワクチンが25%の希釈度においてさえも感染に対するイヌの防御を補助し、チャレンジされた動物のほぼ全てを腎臓感染に対して防御することを示している。
Figure 2015530372

実施例2
不活化レプトスピラ細菌は2〜8℃で少なくとも39カ月間安定である(商業的に入手可能なワクチンであるNobivac L4のラベル)。この実験においては、実施例1に示されているとおりに製剤化された4つの抗原(100% ワクチン)が、37℃で3カ月間貯蔵された場合に少なくとも25%のELISA単位のレベルを維持するかどうかを決定した。結果を以下に示す。得られた抗原質量(3つの異なるバッチの平均値)は、2〜8℃で貯蔵された同じワクチンで得られた抗原質量の百分率として計算されている。
Figure 2015530372

それは、血清群イクテロヘモラジア(Icterohaemorrhagiae)、カニコラ(Canicola)およびグリッポチホサ(Grippotyphosa)の不活化全細胞抗原は37℃で比較的安定であるが、血清群アウストラリス(Australis)、血清型ブラチスラバ(Bratislava)の抗原は非常に不安定であり、ワクチンとしての有効性のための所望の基準として設定された少なくとも25%のレベルに到達しないことを示している。室温、典型的には20〜25℃では抗原質量の残存レベルはより高いかもしれないが、安定性、特に、ブラチスラバ抗原に関する安定性だけでなくグリッポチホサおよびカニコラ抗原に関する安定性も改善されうることが明らかである。
何らかの有意な改善がその他の抗原の安定性をも改善することを期待して、まず、ブラチスラバ抗原のみで、安定性を改善するための更なる試験を行った。
実施例3
一定濃度(1000U/ml)の、実施例1に記載されているのと同じブラチスラバ抗原を、種々のpHを有する製剤中にクエン酸ナトリウムを溶解することにより、クエン酸と共に製剤化した。pH5にするために第1バッファー(1リットル当たり4.1グラムのクエン酸ナトリウム無水物および1.3グラムのクエン酸一水和物)を使用し、pH6にするために第2バッファー(1リットル当たり5.4グラムのクエン酸ナトリウム無水物および0.33グラムのクエン酸一水和物)を使用した。また、クエン酸ナトリウム自体を溶解して、pH7とした。対照として、実施例1に記載されているPBSバッファー(pH7.2)および20mM 酢酸バッファー(pH5;1.99グラムの酢酸ナトリウム三水和物および0.32グラムの酢酸)中に該抗原を含有させた。以下の表6に示されている最終濃度を得た。これらの製剤を3ml ガラスバイアル内に充填し、ゴム栓で栓をし、アルミニウムクリンプキャップで密封した。
Figure 2015530372

該バイアルの半分を2〜8℃でインキュベートし、残りの半分を37℃でインキュベートした。3および9カ月後、レプトスピラ・ブラチスラバ(Leptospira bratislava)抗原に関する抗原質量ELISA試験を用いてバイアルを分析した。該抗原質量を、参照標準体の抗原質量と比較して決定した。結果を以下の表7に示す。得られた抗原質量(3つの異なるバイアルの平均値)は、2〜8℃で貯蔵された同じワクチンの得られた抗原質量の百分率として計算されている。
Figure 2015530372

それは、血清群アウストラリス(Australis)、血清型ブラチスラバ(Bratislava)の不活化細菌抗原の安定性が該製剤へのクエン酸の添加により有意に増強することを示している。標準条件下で貯蔵されたワクチンと比較した場合の37℃での3カ月間(および更に相当に長い期間)の貯蔵中の抗原質量の少なくとも25%の所望の基準は、pH5〜6が最良の結果をもたらすようであるが、種々のpHレベルにおいて満たされている。クエン酸を使用せずにpH5だけを用いることは有益な結果を全くもたらさない(製剤5)。クエン酸の下限は通常の実験により容易に決定されうる。37℃での3カ月間の貯蔵の後の安定性が25%以上である限り、所望の安定性基準が満たされる。上限も同様に見出されうるが、製剤の安全性も基準となりうるであろう。要求される安全性レベルはいずれかの所望のレベルに設定されることが可能であり、本発明自体には影響を及ぼさない。
抗原の高い類似性を考慮すると、同じ手段を用いること(レプトスピラ抗原をクエン酸溶液に加えること)により、他の不活化細菌レプトスピラ抗原の安定性も改善されると合理的に予想されうる。実施例4でこれを試験し、その結果を後記に示す。
実施例4
一定濃度の、実施例1に記載されているのと同じ4つのレプトスピラ抗原を、pH6で、3つの異なるクエン酸濃度(10、20および50mmol/l)で製剤化した。対照として、該抗原をPBSバッファーに含有させた。該製剤を3mlのガラスバイアル内に充填し、ゴム栓で栓をし、アルミニウムクリンプキャップで密封した。
該バイアルの半分を2〜8℃でインキュベートし、残りの半分を27℃でインキュベートした。8週間および9カ月後、レプトスピラ抗原に関する抗原質量ELISA試験を用いてバイアルを分析した。該抗原質量を、参照標準体の抗原質量と比較して決定した。結果を種々のタイプの抗原に関して以下の表8、9、10および11に示す。得られた抗原質量(3つの異なるバイアルの平均値)は、2〜8℃で貯蔵された同じワクチンの得られた抗原質量の百分率として計算されている。
Figure 2015530372

それは、ブラチスラバ抗原での結果に基づく予想と一致して、種々のタイプの不活化細菌レプトスピラ抗原の安定性が、該製剤へのクエン酸の添加により有意に増強することを示している。標準条件下で貯蔵されたワクチンと比較した場合の27℃での3カ月間(および更に相当に長い期間)の貯蔵中の抗原質量の少なくとも25%の所望の基準は種々のクエン酸溶液において満たされている。

Claims (10)

  1. クエン酸溶液中に不活化(死菌)レプトスピラ(Leptospira)細菌の免疫原性細胞調製物を含有する組成物。
  2. 該溶液が1リットル当たり20mmolのクエン酸を含む、請求項1記載の組成物。
  3. 該溶液が5〜6のpHで緩衝化されている、請求項1および2のいずれか1項記載の組成物。
  4. 該レプトスピラ(Leptospira)細菌が、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群カニコラ(Canicola)血清型ポートランド−ベレ(Portland−Vere)、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群アウストラリス(Australis)血清型ブラチスラバ(Bratislava)、レプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群イクテロヘモラジア(Icterohaemorrhagiae)血清型コペンハゲニ(Copenhageni)およびレプトスピラ・キルシュネリ(Leptospira kirschneri)血清群グリッポチホサ(Grippotyphosa)血清型ダダス(Dadas)から選択される、請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
  5. 該レプトスピラ(Leptospira)細菌がレプトスピラ・インタロガンス(Leptospira interrogans)血清群アウストラリス(Australis)血清型ブラチスラバ(Bratislava)である、請求項4記載の組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の組成物を含む、レプトスピラ(Leptospira)細菌による感染に対して動物を防御するためのワクチン。
  7. 液体担体中の不活化レプトスピラ(Leptospira)細菌の免疫原性調製物を、該担体中にクエン酸を溶解することにより安定化させるためのクエン酸の使用。
  8. 該調製物が、18℃を超える温度での3カ月間の貯蔵中に、その抗原質量の少なくとも25%を維持する、請求項7記載の使用。
  9. 該調製物が、18℃〜37℃の温度での3カ月間の貯蔵中に、その抗原質量の少なくとも25%を保有する、請求項7または8記載の使用。
  10. 該調製物が、37℃での3カ月間の貯蔵中に、その抗原質量の少なくとも25%を保有する、請求項7〜9のいずれか1項記載の使用。
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