JP2015528401A - ロボット較正方法 - Google Patents
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Abstract
ガントリーモジュールの座標系をカメラ系の座標系に整列させるロボット較正方法を開示する。この方法は、ガントリーモジュールが知得した位置に加工材をオペレータが配置できる整列ツールを使用するステップを有する。次に、カメラ系によってこれら加工材の画像を取得する。コントローラは、ガントリーモジュール及びカメラ系からの情報を使用して2つの座標系間の関係を決定する。この後、一方の座標系から他方の座標系に変換する変換式を決定する。【選択図】図5
Description
本出願は、2012年9月18日出願の米国仮特許出願第61/702,377号の恩典を主張するもので、その内容は参照により全体が本明細書に組入れられるものとする。
本発明は、加工材(ワークピース)処理、及びとくに、加工材処理に用いるロボット較正に関する。
イオン注入は、導電性を変化させる不純物を加工材に導入する標準技術である。望ましい不純物材料はイオン源内でイオン化し、このイオンを加速して所定エネルギーのイオンビームを形成し、このイオンビームを加工材表面に照射する。イオンビームにおける活動的なイオンは、加工材材料のバルク内に貫入し、加工材材料の結晶格子内に埋設されて所望導電性を有する領域を形成する。
太陽電池製造産業における2つの関心事は、製造処理能力及び太陽電池効率である。太陽電池効率は電気に変換されるエネルギー量を測定する。より高い太陽電池効率は競争力を維持するのに必要である。しかし、製造処理能力を犠牲にできないなら、太陽電池効率向上を犠牲にするしかないであろう。
イオン注入は太陽電池をドーピングする実行可能な方法であることが実証されている。イオン注入の使用は、既存技術、例えば拡散炉に必要とされる処理ステップを排除する。例えば、炉拡散の代わりにイオン注入を使用する場合、レーザーエッジ分離ステップを排除することができ、なぜならイオン注入は単に望ましい表面にのみドーピングするだけであるからである。処理ステップを排除することの他に、イオン注入を使用することにより、より高い太陽電池効率が実証されている。イオン注入は、さらに、太陽電池の表面全体にわたるブランケット注入、又は太陽電池の一部のみに対する選択的(パターン化)注入を行う能力が得られる。イオン注入を使用して高い処理能力で選択的注入を行うことによって、炉拡散で使用されるコストがかかり、時間を消費するリソグラフィステップ又はパターン化ステップを回避する。選択的注入は、さらに、新規な太陽電池設計を可能にする。イオン注入装置の製造処理能力又はその信頼性に対するいかなる改善も、全世界の太陽電池製造業者にとって有益である。このことは、太陽電池を代替エネルギー源として採用することを促進することができる。
ガントリーモジュールの座標系をカメラ系の座標系に整列させるロボット較正方法を開示する。この方法は、ガントリーモジュールが知得した位置に加工材をオペレータが配置できる整列ツールを使用するステップを有する。次に、カメラ系によってこれら加工材の画像を取得する。コントローラは、ガントリーモジュール及びカメラ系からの情報を使用して2つの座標系間の関係を決定する。この後、一方の座標系から他方の座標系に変換する変換式を決定する。
第1の実施形態によれば、ロボット較正方法を開示する。この方法は、整列ツールを前記ロボットのエンドエフェクタに取付け、前記エンドエフェクタはガントリーモジュールの一部とし、前記整列ツールは、1つ又は複数の空間を有し、各空間が3個の対応するフィンガを有するものとするステップと、前記エンドエフェクタをカメラの視野内の第1位置に移動するステップと、前記エンドエフェクタを降下させるステップと、前記エンドエフェクタが前記第1位置にある間に、前記1つ又は複数の空間内に対応する加工材を配置するとともに、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けるステップと、前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して前記第1位置における各空間の座標位置の第1セットを保存するステップと、前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記視野内の前記第1位置から第2位置に移動するステップと、前記エンドエフェクタが前記第2位置にある間に、前記1つ又は複数の空間内に対応する加工材を配置するとともに、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けるステップと、前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して前記第2位置における各空間の座標位置の第2セットを保存するステップと、前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記第2位置から前記視野の外の位置に移動するステップと、前記エンドエフェクタが前記視野の外の位置に移動した後、カメラを使用して前記加工材の画像を取得するカメラ使用ステップと、前記カメラを参照する座標系を使用して各加工材の座標位置の第3セットを決定するステップと、及び座標位置の前記第1セット、前記第2セット及び前記第3セットを使用して、前記カメラを参照する前記座標系の座標位置を、前記ガントリーモジュールを参照する前記座標系の座標位置に変換する変換式を計算するステップと、
を有する。
を有する。
第2実施形態によれば、ロボット較正方法を開示する。この方法は、光学的正規化プロセスを実施して、前記カメラによって取得した画像におけるピクセル位置を前記カメラの視野内の物理的寸法に変換するための、カメラの垂直方向及び水平方向の変換係数を決定するステップと、整列ツールを前記ロボットのエンドエフェクタに取付けるステップであり、前記エンドエフェクタはガントリーモジュールの一部とし、前記整列ツールは、1つ又は複数の空間を有し、各空間が3個の対応するフィンガを有する、該ステップと、前記エンドエフェクタをカメラの視野内の第1位置に移動するステップと、前記エンドエフェクタを降下させるステップと、前記エンドエフェクタが前記第1位置にある間に、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けることによって前記対応する空間内に少なくとも2個の加工材を配置するステップと、前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して各空間の座標位置の第1セットを保存するステップと、前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記第1位置から前記視野の外の位置に移動するステップと、前記エンドエフェクタが前記視野の外の前記位置に移動した後、カメラを使用して前記加工材の画像を取得するステップと、前記カメラを参照する座標系を使用して各加工材の座標位置の第2セットを決定するステップと、及び座標位置の前記第1セット及び前記第2セットに基づいて、前記カメラを参照する前記座標系の座標位置を、前記ガントリーモジュールを参照する前記座標系の座標位置に変換する変換式を計算するステップと、を有する。
第3実施形態によれば、加工材取扱いシステムを開示する。この加工材取扱いシステムは、エンドエフェクタを有するガントリーモジュールと、前記エンドエフェクタに取付けられた整列ツールであって、当該整列ツールは複数の空間を有し、各空間は対応する3個のフィンガを有し、各空間は加工材を受けるように構成される、整列ツールと、1つ又は複数のコンベアベルトと、前記コンベアベルトの上方に配置したカメラと、及び前記カメラ及び前記ガントリーモジュールと通信するコントローラであって、実行されるとき、前記システムを較正する方法を実施する命令を含む記憶素子を有する、該コントローラとを備え、前記方法は、前記エンドエフェクタを前記カメラの視野内の第1コンベアベルトに移動するステップと、前記エンドエフェクタを降下させるステップと、ユーザーが、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けることによって、前記第1コンベアベルト上の少なくとも2個の加工材をそれぞれに対応する空間に配置するまで待機するステップと、前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して各空間の座標位置の第1セットを保存するステップと、前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記第1コンベアベルトから前記視野の外の位置に移動するステップと、前記エンドエフェクタが前記視野の外の位置に移動した後に、カメラを使用して前記加工材の画像を取得するステップと、前記カメラを参照する座標系を使用して各加工材の座標位置の第2セットを決定するステップと、及び座標位置の前記第1セット及び前記第2セットに基づいて、前記カメラを参照する前記座標系の座標位置を、前記ガントリーモジュールを参照する前記座標系の座標位置に変換する変換式を計算するステップと、を有するものとする。
本発明をよりよく理解できるようにするため、本明細書に組入れられる添付図面を参照する。
較正方法の実施形態は、イオン注入装置に関連して説明する。しかし、この較正方法は、太陽電池若しくは半導体製造に関連する他のシステム及びプロセス、又は加工材を処理する他のシステムに使用することができる。したがって、本発明は、以下に説明する特定の実施形態に限定するものではない。
図1は加工材取扱いシステムの斜視図である。システム100は、1つ又は複数のロードロック107に連結する。太陽電池、半導体ウエハ、又は当業者には既知の他の加工材とすることができる加工材111は、コンベアベルト108,109,110に配置され、またガントリーモジュール103のマトリクスエンドエフェクタ102によってキャリヤ構築ステーション112に対して装荷又は除荷する。一実施形態において、マトリクスエンドエフェクタ102は4個の加工材111をピックアップして同時に搬送できるが、他の個数とすることもあり得る。このガントリーモジュール103は、マトリクスエンドエフェクタ102を用いて、加工材111をベルトモジュール101におけるコンベアベルト108,109,110からキャリヤ構築ステーション112に搬送する。ガントリーモジュール103は、さらに、マトリクスエンドエフェクタ102を用いて、加工材をキャリヤ構築ステーション112からベルトモジュール101に搬送する。マトリクスエンドエフェクタ102は複数の加工材111を同時に保持し、またこれら加工材111を個別に再配置し、搬送中に適正整列状態にすることができる。スワップエンドエフェクタ105は、ロードロック107に対する太陽電池マトリクス/キャリヤ106を装荷又は除荷する。加工材111は太陽電池マトリクス/キャリヤ106上に又はその中に着座する。カメラ104はガントリーモジュール103の上方に又はガントリーモジュール103に配置する。3つのコンベアベルト108,109,110を示すが、本発明は特別なベルト数に限定しない。
コントローラ(図示せず)はガントリーモジュール103と通信し、エンドエフェクタ102の移動を制御することができる。コントローラは、さらに、カメラ104と通信し、カメラ104からデータを受取ることができる。これらデータは、ピクセル情報とするか、又はカメラ104内に収納されたプロセッサによって予め処理されたデータとすることができる。コントローラは、さらに、コントローラに電気的に接続した記憶素子を有することもできる。この記憶素子は、命令及び他の情報を含む。この命令により、コントローラは、本明細書に記載のすべてのステップ、プロセス及び方法を実行することができる。
カメラ104を使用してコンベアベルト108,109,110のうち1つのコンベアベルト上にある加工材111の位置を決定することができる。ガントリーモジュール103はこの位置情報を使用して搬送のためどの加工材111をピックアップするかを決定する。カメラ104及びガントリーモジュール103それぞれに対する座標系間の関係性を確立することが必要である。カメラ104は、コンベアベルト108,109,110のうち1つのコンベアベルト上にある加工材111のための絶対位置データ(Xc,Yc)及び回転(Rc)を戻す。ガントリーモジュール103は異なるデカルト座標系(Xg,Yg,Rg)において動作する。これら2つの座標系は、2つの座標系相互間に物理的基準がないため整合しないことがあり得る。不整合は、カメラ104又はガントリーモジュール103の公差又は組立てによっても生じ得る。2つの座標系間におけるX,Y及びR方向の差は、カメラ104又はガントリーモジュール103の運動定義又はソフトウェアによっても生ずることがある。カメラ104の座標系におけるポイントは、変換式を使用してガントリーモジュール103の座標系に変換又は表現することができる。カメラ104及びガントリーモジュール103の制御はプロセッサ(図示せず)によって行う。
図2は、図1に示すガントリーモジュールの整列ツールを上向きにした斜視図である。整列ツール200は、エンドエフェクタ102の下側から主支持アームに対してピンを使用して取付け、アームに整列させる。整列ツール200は開口204を設けたプレート205を有する。この場合、3つの開口204を有する。幾つかの実施形態において、開口204は、整列ツール200の重量を減らすために設ける。他の実施形態において、整列ツール200にはより少ない数の開口を設けるか、又は開口を設けない。整列ツール200は、さらに、プレート205から突出し、整列ツールの底面に配置したフィンガ201,202,203を有する。したがって、フィンガ201,202,203は下方に突出し、またコンベアベルト108,109,110に接触するとともに、整列ツール200の残りの部分はベルトの上方に位置し、これにより加工材111は整列ツール200の支持体に配置することができる。他の実施形態において、フィンガ201,202,203は、フィンガがコンベアベルト108,109,110を跨ぐよう整列ツール200に配置する。この実施形態において、フィンガ201,202,203は、コンベアベルトに接触せず、しかし、整列ツール200の下面とコンベアベルト108,109,110の頂面との間に空間領域が依然として存在し、加工材が整列ツール200の下側に位置できるようにする。さらに、これら3種類のフィンガは、フィンガ201及びフィンガ202は直線セグメントをなし、第3フィンガ203は、非直線的に、また直線セグメントの端部ポイントから外れるように配置する。このことにより、加工材は、一方の側面がフィンガ201,202に接触でき、隣接の直交側面が第3フィンガ203に接触することができる。例えば、コンベアベルト上に配置した加工材111は、少なくとも1個のフィンガ201、少なくとも1個のフィンガ202、及び少なくとも1個のフィンガ203に接触することができる。1個のフィンガ201、1個のフィンガ202及び1個のフィンガ203の各セットは、加工材111が配置される空間を画定する。加工材は1個の開口204に露出する。一実施形態において、4個の加工材が、整列ツール200の各フィンガ201,202,203の対応セットによって画定される4個の空間内に整列する。図3は、図2の整列ツールを図1のエンドエフェクタ102に連結した状態の斜視図である。
図4は、較正に関する第1実施形態を示す斜視図である。整列ツール200はガントリーモジュール103のエンドエフェクタ102に設置する。この後、エンドエフェクタ102はコンベアベルト110における既知の座標位置に移動する。次にエンドエフェクタ102を下降させる。オペレータは4個の加工材111をコンベアベルト110上に配置する。オペレータは3種類のフィンガ201,202,203の各対応セットによって画定される4つの空間の各個に加工材111を配置する。次に、オペレータは、ガントリーモジュール103のエンドエフェクタ102における整列ツール200の各フィンガ201,202,203の対応セットに加工材111を各個に押付ける。このことにより、各加工材111に対して3つの接触ポイントを与え、加工材111をコンベアベルト110における特定既知の位置に、またガントリーモジュール103に対して整列させる。加工材111が整列ツール200のフィンガに接触した後、Xg,Yg,Rgの方向におけるガントリーモジュール103の座標系に関する既知の関係が存在する。例えば、各加工材は同一Xg座標及び異なるYg座標を有することができる。ガントリーモジュール103は実際的に加工材がどこに配置されているかを決定することはできないので、これら座標は整列ツール200における各対応空間の既知の位置に基づく。したがって、各加工材が対応空間に適正に整列したと推測するのは、これら加工材のXg,Yg,Rg座標を確立するときである。
次にガントリーモジュール103のエンドエフェクタ102をコンベアベルト110の領域から取外し、カメラ104の視界に残存させる。エンドエフェクタ102は加工材111の位置に影響しないよう取外す。一実施形態において、この後、加工材111は同一の方法を用いて他のコンベアベルト108,109に配置することができる。このようにして、各コンベアベルト108,109,110上に4個の加工材が存在し、総数12個の加工材となる。
次に、ガントリーモジュール103のエンドエフェクタ102をコンベアベルト108,109,110の領域から取外す。カメラ(図1に示す)はコンベアベルト108,109,110上の加工材111の画像を取得し、各加工材111のXc,Yc及びRcデータをプロセッサに戻す。カメラによって測定した各加工材111のXc,Yc及びRcデータと、ガントリーモジュール103の整列ツール200によって確立したXg,Yg及びRgデータとの間には特別な関係性が存在する。
Xc,Yc及びRcのデータは種々の方法でフォーマット化することができる。一実施形態において、Xc,Yc及びRc値は画像におけるピクセル位置として表現することができる。このフォーマットは、ピクセルと物理的寸法との間に予め決められた関係性が存在しない場合に使用することができる。したがって、この実施形態における較正プロセスは、2つの座標系を整列させるだけでなく、ピクセル位置から物理的寸法への変換も取扱うことができる。ガントリー座標(Xg,Yg)は、線形測定単位、例えば、ミリメートル、インチ、センチメートル、又は他の適当な単位で表現することができる。
プロセッサはカメラ及びガントリーモジュール103の座標系(X,Y,及びR)における3つのポイントを使用し、座標系変換式の定数を決定する。これら定数を決定した後、式を使用して各加工材111のXc,Yc,及びRcをXg,Yg,及びRgに変換又は転換することができる。これら式は1つの事例における変換式であり、変換マトリクスを使用することもできる。
このように、一実施形態において、12個の加工材111がコンベアベルト上に配置される(各コンベアベルト上に4個)。12個の加工材111それぞれの座標位置(Xg,Yg,Rg)は、ガントリーモジュールには既知である。幾つかの実施形態において、座標は空間又は加工材の幾何学的中心を基準とする。換言すれば、座標(Xg,Yg,Rg)は、加工材の中心が(Xg,Yg)にあり、加工材は公称の向きからRgの角度だけ回転していることを意味する。勿論、他の表現法を使用することができる。例えば、(Xg,Yg)は、中心以外の加工材の特別なコーナーを参照することができる。カメラがこれら12個の加工材111の画像を取得した後、プロセッサはこれら加工材111それぞれの座標位置(Xc,Yc,Rc)を決定することができる。ガントリー座標系と同様、カメラ座標系は加工材の幾何学的中心を(Xc,Yc)位置として使用することができる。しかし、加工材の他のポイントを使用することもできる。幾つかの実施形態において、2つの座標系は同一の表現を使用するのが好ましい(すなわち、双方とも加工材の幾何学的中心を参照する)。これら12個のポイントセットを使用して座標系変換式セットを生成することができる。これら変換式を使用して変換マトリクスTx,Ty及びTrのセットを生成することができる。これら式又はマトリクスを使用して、任意のカメラ位置(Xc,Yc,Rc)を対応のガントリー位置(Xg,Yg,Rg)に変換することができる。
幾つかの実施形態において、12個より少ない加工材を使用して整列及び搬送プロセスを行うことができる。例えば、一実施形態において、1個の加工材をコンベアベルト110上に配置し、1個の加工材をコンベアベルト108に配置することができる。これら2個の加工材はエンドエフェクタ102における異なる空間に配置し、この配置は、それらに対応する座標(Xg及びYg)が異なるように行う。換言すれば、2個の加工材のみ使用して生ずる2つの座標位置セットだけが座標系変換式の定数を決定するのに必要となり得る。
しかし、ユーザーが整列ツール200のフィンガに加工材111を押付けてコンベアベルト上に配置する場合、若干の不正確さを生ずる。したがって、幾つかの実施形態において、4個又はそれ以上の加工材を使用し、ユーザーによる誤整列で生ずるいかなる誤差又は不正確さを平均化することができる。座標系変換式がプロセッサによって生成された後、カメラ104が測定した元座標をこの変換式に代入して、ガントリーモジュール座標系に変換することができる。これは、ガントリーモジュール座標系を使用する加工材の既知の位置と比較して誤差を決定することができる。この変換式は、必要であれば誤差を取り除くよう変更することができる。
したがって、一実施形態によれば、視覚座標系をガントリー座標系に較正する方法を開示する。この方法を図5に示す。第1に、整列ツール200をエンドエフェクタ102に取付ける(ボックス500参照)。整列ツールは下方に突出するフィンガを有し、これらフィンガは、各加工材111に対する3つの接触ポイントを提供する。次に、エンドエフェクタ102を移動して、コンベアベルト110上に配置する(ボックス510参照)。上述したように、幾つかの実施形態において、フィンガ201,202及び203はコンベアベルト110に接触する。他の実施形態において、フィンガ201,202及び203はコンベアベルトを跨いで接触を生じない。位置はコンベアベルトとして記載するが、これに限定しない。例えば、エンドエフェクタ102は、カメラ104の視野内の任意の位置に移動することができる。ユーザーは、次に少なくとも1個の加工材111をフィンガ201,202,203の対応するセットによって画定される空間内に配置する。この後、加工材111をオペレータが押込んで、3種類のフィンガ201,202,203のすべてに接触させる(ボックス520参照)。エンドエフェクタ102内の各空間に対するガントリー位置の第1セット(Xg,Yg,Rg)を保存する。次に、エンドエフェクタ102を第2コンベアベルトに移動する(ボックス530参照)。次にユーザーは、少なくとも1個の加工材111をフィンガ201,202,203の対応するセットによって画定される空間内に配置する(ボックス540参照)。これは先の加工材に使用したのと異なる空間である。エンドエフェクタ102内の各空間に対するガントリー位置の第2セット(Xg,Yg,Rg)を保存する。幾つかの実施形態において、各コンベアにおけるガントリー位置(Xg,Yg,Rg)は予め知られているものとする。このように、エンドエフェクタ102を移動するだけで、カメラ系が必要とする加工材111の物理的配置をすることができる。次に、ガントリーモジュールをカメラ104の視野から外れるよう移動する(ボックス550参照)。この後、カメラ104は加工材111の画像を取得し、またカメラ座標(Xc,Yc,Rc)に基づく座標位置の第3セットを決定する(ボックス560参照)。第1セット、第2セット及び第3セットの座標位置に基づいて、プロセッサが変換式を生成することができる(ボックス570参照)。上述したように、2個より多い数の加工材を使用することは、変換式の精度を向上させることができる。この実施形態において、カメラの座標系はピクセルで表現することができるとともに、ガントリーモジュールの座標系は測定の線形的単位で表現することができる。したがって、変換式は、座標系間の誤整列を補正し、またピクセルから測定線形的単位への変換を計算することができる。
他の実施形態において、カメラ画像は、較正プロセス前に正規化することができる。例えば、固定寸法の既知パターンを有する画像をコンベアベルト108,109,110上に配置することができる。このパターンは、チェッカー盤パターンのような正方形パターンとすることができるが、他のパターンとすることもできる。カメラ104はこのパターンの画像を取得する。このパターンの寸法は既知であるため、カメラ104の視覚系は正規化することができる。例えば、水平方向変換係数及び垂直方向変換係数(すなわち、各方向におけるインチ単位のピクセル数)を決定することができる。このようにして、この変換係数により、ピクセル位置をカメラ視野内の物理的寸法に変換することができる。さらに、とくに、視野外縁に沿って一般的に現れる歪みを計算し、また補償することができる。例えば、水平方向及び垂直方向の変換係数は視野全体にわたって変動し得る。この光学的正規化方法を使用してそれら変動を考慮し、また補償する。こうして、光学的正規化プロセスの完了後にカメラレンズによって生ずる歪みを取り除くことができ、また物理的寸法は垂直方向及び水平方向の変換係数に基づいて決定することができる。したがって、この実施形態において、(Xc,Yc)座標はガントリーの(Xg,Yg)座標として線形的測定の同一単位(すなわち、インチ又はミリメートル)で表現することができる。
光学的正規化プロセスが完了した後、較正プロセスを行うことができる。一実施形態において、較正プロセスは、上述したように、加工材は少なくとも2つの異なるコンベアベルト上に配置して行うことができる。上述したように、この実施形態における較正プロセス中、2個のような少ない数、又は12個のような多い数の加工材を配置することができる。
しかし、他の実施形態において、図6に示すような簡素化した較正プロセスを採用することができる。この実施形態において、先ず光学的正規化プロセスを実施する(ボックス600参照)。このことは較正プロセス直前に行うか、又は較正プロセス前の異なる時点で行うことができる。次に、整列ツール200にエンドエフェクタ102に配置する(ボックス610参照)。この後、エンドエフェクタ102を1つのコンベアベルト110に移動して降下させる(ボックス620参照)。ユーザーは次に加工材をフィンガの対応セットによって画定される2つの空間内に配置する。これら加工材111はフィンガ201,202,203の対応セットに押付ける(ボックス630参照)。ガントリーモジュールに対する参照である各空間の座標位置の第1セットを保存する。次に、エンドエフェクタ102を加工材111の配置に影響が及ばないよう持上げ、カメラ104の視野から外れる移動を行う(ボックス640参照)。この後、カメラ104によりこれら2個の加工材111の画像を取得する(ボックス650参照)。カメラ系を参照する座標位置の第2セット(Xc,Yc,Rc)を保存する。次に、プロセッサは、座標位置の第1セット及び第2セットを使用して変換式を生成するのに必要な計算を行う(ボックス660参照)。
カメラ座標はガントリーモジュールと同一単位であるため、変換を使用して主に2つのパラメータを補正する。先ず、双方の座標系が同一単位を使用するが、それぞれに対応する座標系は異なる原点を有する場合がある。したがって、較正プロセスによれば、2つの座標系の共通原点を生成することができる。第2に、2つの座標系が互いに僅かに回転している場合があり得る。較正プロセスは、さらに、座標系間のいかなる回転方向の差をも補正する。最後に測定における公称変動にも対処することができる。
したがって、このモードにおいて、他のコンベアベルトに対してこのプロセスを繰返す必要はなく、なぜなら光学的正規化プロセスは直交する方向における変換係数を既に決定しているからである。このように、1つのコンベアベルト上に2個の加工材111を配置することによって、較正プロセスはガントリーモジュールの1つの軸線を決定し、この軸線をカメラ系の同一軸線に較正できる。この場合、他の軸線はこの軸線に直交するものと定義する。したがって、同一コンベアベルト上に配置した2個の加工材111のみが較正プロセスを完遂するのに必要であり、ただし光学的正規化プロセスと関連して使用する。2個の加工材を使用して、例えば、コンベアベルト110における整列ツール200の第1空間に配置した加工材の座標とし得る原点を規定する。2個の加工材の組合せは、各座標系のX軸と仮定するラインを規定する。各加工材のカメラ座標を使用してあるラインを生成し、またガントリー座標系における同一ラインの等式と比較することができる。このことにより、回転角度を決定することができる。
他の実施形態において、図6の較正プロセスに追加の加工材111を使用する。例えば、4個の加工材111を、整列ツール200のフィンガ201,202,203の対応セットによって画定される各空間につき1個ずつ使用することができる。上述したように、追加の加工材111を使用することにより変換式の精度を向上することができる。例えば、一実施形態において、ラインを生成するのに2個のみの加工材を使用するよりも、追加座標位置を生ずる追加加工材を使用して最も適合するラインを生成する。これは加工材111に僅かな誤配置がある場合に役立つ。この最良適合ラインをガントリー座標系における同一ラインの等式に比較して2つの座標系の相対回転を決定する。
倍率をすべてのカメラ座標系ポイントに対して適用することができる。この倍率は、レンズ焦点距離、レンズ歪み、又は他の関心事項を考慮する。倍率は、元のXc,Yc,及びRc座標に対して繰返し適用し、誤差フィードバックから計算される誤差全体を減少することができる。倍率は、一実施形態において0.5%未満とすることができる。例えば、カメラ座標系における軸線を生成するのに最良適合ラインを使用し、次にガントリー系におけるその軸線の式と比較すると仮定する。次にこれら2つのラインに基づいて変換式を生成することができる。それらの生成に続いて、各加工材の元カメラ座標系をこれら変換式に適用する。この後、すべての加工材111からの変換結果の座標を、実際のガントリー座標と比較して誤差関数を生成する。次に倍率を変換式に適用して、この誤差関数を最小化しようと試みる。この倍率は、誤差関数が或る所定閾値よりも小さくなるまで繰返し計算する。
この方法を使用して視覚座標系をロボット座標系に較正する。複数ポイントの平均化及び倍率使用により、加工材111に対するガントリーモジュール103の位置的精度を向上する。
本発明は、本明細書に記載した特定実施形態によって範囲を限定されるものではない。実際、本明細書に記載した実施形態の外に、他の種々の実施形態及び変更例があることは、当業者にとって、上述の説明及び添付図面から明らかであろう。これら他の実施形態及び変更例は本発明の範囲内であることを意図する。さらに、本発明は特定目的のための特定環境における特定実施における文脈で説明したが、当業者であれば、その有用性はそれらに限定されるものではなく、本発明は、任意な多数の目的に対する任意な多数の環境で有利に実施できることは理解されるであろう。したがって、特許請求の範囲が、本明細書に記載した本発明の範囲及び精神として解釈すべきである。
Claims (13)
- ロボット較正方法において、
整列ツールを前記ロボットのエンドエフェクタに取付けるステップであって、前記エンドエフェクタはガントリーモジュールの一部とし、前記整列ツールは、1つ又は複数の空間を有し、各空間が3個の対応するフィンガを有するものとする、ステップと、
前記エンドエフェクタをカメラの視野内の第1位置に移動するステップと、
前記エンドエフェクタを降下させるステップと、
前記エンドエフェクタが前記第1位置にある間に、前記1つ又は複数の空間内に対応する加工材を配置するとともに、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けるステップと、
前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して前記第1位置における各空間の座標位置の第1セットを保存するステップと、
前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記視野内の前記第1位置から第2位置に移動するステップと、
前記エンドエフェクタが前記第2位置にある間に、前記1つ又は複数の空間内に対応する加工材を配置するとともに、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けるステップと、
前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して前記第2位置における各空間の座標位置の第2セットを保存するステップと、
前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記第2位置から前記視野の外の位置に移動するステップと、
前記エンドエフェクタが前記視野の外の位置に移動した後、カメラを使用して前記加工材の画像を取得するカメラ使用ステップと、
前記カメラを参照する座標系を使用して各加工材の座標位置の第3セットを決定するステップと、及び
座標位置の前記第1セット、前記第2セット及び前記第3セットを使用して、前記カメラを参照する前記座標系の座標位置を、前記ガントリーモジュールを参照する前記座標系の座標位置に変換する変換式を計算するステップと、
を有する、方法。 - 請求項1記載の方法において、前記フィンガのうち2つのフィンガを加工材の第1側面に接触するよう直線セグメントに配置し、前記フィンガのうち第3フィンガを前記加工材の隣接直交側面に接触するよう非直線的に配置する、方法。
- 請求項1記載の方法において、前記カメラを参照する前記座標系は、ピクセル位置で表現し、また前記ガントリーモジュールを参照する前記座標系は、測定の直線単位で表現する、方法。
- 請求項1記載の方法において、前記第1位置は、第1コンベアベルト上の位置とし、また前記第2位置は第2コンベアベルト上の位置とする、方法。
- 請求項4記載の方法において、少なくとも2個の加工材を前記第1コンベアベルト上に配置し、少なくとも2個の加工材を前記第2コンベアベルト上に配置する、方法。
- 請求項4記載の方法において、前記カメラ使用ステップの前に、さらに、
前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記第2位置から前記視野内の第3コンベアベルトに移動するステップと、
前記エンドエフェクタが前記第3コンベアベルトにある間に、前記1つ又は複数の空間内に対応する加工材を配置するとともに、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けるステップと、
前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して前記第3コンベアベルトにおける各空間の座標位置の第4セットであり、前記変換式を計算するのに使用する、該座標位置の第4セットを保存するステップと
を有する、方法。 - ロボット較正方法において、
光学的正規化プロセスを実施して、カメラによって取得した画像におけるピクセル位置を前記カメラの視野内の物理的寸法に変換するための、前記カメラの垂直方向及び水平方向の変換係数を決定するステップと、
整列ツールを前記ロボットのエンドエフェクタに取付けるステップであり、前記エンドエフェクタはガントリーモジュールの一部とし、前記整列ツールは、1つ又は複数の空間を有し、各空間が3個の対応するフィンガを有するものとした、該ステップと、
前記エンドエフェクタを前記カメラの前記視野内の第1位置に移動するステップと、
前記エンドエフェクタを降下させるステップと、
前記エンドエフェクタが前記第1位置にある間に、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けることによって前記対応する空間内に少なくとも2個の加工材を配置するステップと、
前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して各空間の座標位置の第1セットを保存するステップと、
前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記第1位置から前記視野の外の位置に移動するステップと、
前記エンドエフェクタが前記視野の外の前記位置に移動した後、カメラを使用して前記加工材の画像を取得するステップと、
前記カメラを参照する座標系を使用して各加工材の座標位置の第2セットを決定するステップと、及び
座標位置の前記第1セット及び前記第2セットに基づいて、前記カメラを参照する前記座標系の座標位置を、前記ガントリーモジュールを参照する前記座標系の座標位置に変換する変換式を計算するステップと、
を有する、方法。 - 請求項7記載の方法において、前記光学的正規化プロセスは、
前記カメラの視野内で既知の寸法を有するパターンを配置するステップと、
前記カメラを使用して前記パターンの画像を取得するステップと、及び
前記画像における前記ピクセル位置を、前記既知の寸法に基づいて、前記視野内の前記物理的寸法に変換するステップと
を有する、方法。 - 請求項7記載の方法において、前記第1位置は、第1コンベアベルト上の位置とする、方法。
- 請求項7記載の方法において、2個より多い加工材をそれぞれに対応する空間に配置し、前記2個より多い加工材に基づいて、前記変換式を計算するのに使用する最適合ラインを計算する、方法。
- 請求項10記載の方法において、さらに、
座標位置の前記第2セットを前記変換式に適用するステップと、
誤差関数を決定するステップと、
前記変換式に使用すべき倍率を導入して、前記誤差関数を最小化するステップと
を有する、方法。 - 加工材取扱いシステムにおいて、
エンドエフェクタを有するガントリーモジュールと、
前記エンドエフェクタに取付けられた整列ツールであって、当該整列ツールは複数の空間を有し、各空間は対応する3個のフィンガを有し、各空間は加工材を受けるように構成される、整列ツールと、
1つ又は複数のコンベアベルトと、
前記コンベアベルトの上方に配置したカメラと、及び
前記カメラ及び前記ガントリーモジュールと通信するコントローラであって、実行されるとき、前記システムを較正する方法を実施する命令を含む記憶素子を有する、該コントローラと
を備え、前記方法は、
前記エンドエフェクタを前記カメラの視野内の第1コンベアベルトに移動するステップと、
前記エンドエフェクタを降下させるステップと、
ユーザーが、各加工材を前記対応する3個のフィンガに押付けることによって、前記第1コンベアベルト上の少なくとも2個の加工材をそれぞれに対応する空間に配置するまで待機するステップと、
前記ガントリーモジュールを参照する座標系を使用して各空間の座標位置の第1セットを保存するステップと、
前記加工材の位置に影響を及ぼすことなく、前記エンドエフェクタを前記第1コンベアベルトから前記視野の外の位置に移動するステップと、
前記エンドエフェクタが前記視野の外の位置に移動した後に、カメラを使用して前記加工材の画像を取得するステップと、
前記カメラを参照する座標系を使用して各加工材の座標位置の第2セットを決定するステップと、及び
座標位置の前記第1セット及び前記第2セットに基づいて、前記カメラを参照する前記座標系の座標位置を、前記ガントリーモジュールを参照する前記座標系の座標位置に変換する変換式を計算するステップと、
を有するものとする、加工材取扱いシステム。 - 請求項12記載の加工材取扱いシステムにおいて、前記記憶素子は、さらに、実行するとき、前記画像におけるピクセル位置を前記カメラの視野内の物理的寸法に変換するための、カメラの垂直方向及び水平方向の変換係数を決定する光学的正規化プロセスを実施する命令を含み、前記光学的正規化プロセスは前記エンドエフェクタを移動する前に実施する、加工材取扱いシステム。
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