JP2015526398A - 新たな水酸基ベニバナ黄色素ナトリウム - Google Patents

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Abstract

本発明は式(I)の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム化合物、特に水酸基ベニバナ黄色素Aのカリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム塩に関する新たなモノマー化合物又は製造方法および医薬用途を提供する。本発明の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムは純度が98%以上になり、水酸基ベニバナ黄色素Aよりもっと安全で有効的なモノマー化合物であり、抗PAF又はADPにより誘発された血小板凝集作用を有して、抗血小板凝集、冠状動脈性心臓病、狭心症、急性脳虚血などの諸血液循環障害疾患の治療において、水酸基ベニバナ黄色素Aよりもっと広く利用されている。【化1】その中、nとMは取扱説明書に定義を付けられる。

Description

発明の詳細な説明
〔特許請求の範囲〕
本発明は新たな水酸基ベニバナ黄色素ナトリウムに関して、具体的に、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムおよびその調製方法、凍結乾燥粉末注射薬及び医薬用途にかかわっている。当該発明は薬物化学の分野に認められる。
〔背景技術〕
漢方薬ベニバナはキク科植物Carthamus tinctouiusL.の乾燥花で、一般的な鬱血を放散して血液の循環を活性化させる漢方薬として、冠状動脈性心臓病、狭心症などの諸血液循環障害疾患の治療に用いる。水酸基ベニバナ黄色素A(hydroxysafflor yellow A)はシングルカルコン配糖体構造を有する化合物であり、ベニバナ薬理効能の最効果的な水溶性部位として、血小板活性化因子に誘発される血小板凝集と解放を抑制することでき、血小板活性化因子と血小板受容体との結合を競合に抑制することができ、それに、ベニバナ黄色素の鬱血を放散して血液の循環を活性化させる効果的な成分である。研究によって、多面の心血管薬理作用を有し、抗凝固、線溶促進、抗血栓形成、微小循環を改善することなどができる。
水酸基ベニバナ黄色素Aはベニバナ黄色素に含有量がいちばん高い成分として、その薬用価値が心臓血管の応用によって十分に証明されているとともに、当該メカニズムも十分に明確された。既存の技術では、ベニバナを原料として、水による抽出、マクロ孔質樹脂による分離、デキストランゲルクロマトグラフィーおよび限外ろ過等による注射用水酸基ベニバナ黄色素Aの取得を含む水酸基ベニバナ黄色素Aの製造工程がもう多く開示された。しかし、既存の製造工程により得られる水酸基ベニバナ黄色素A製品は、純度や安定性では依然としてあまり多くないため、既存のベニバナ黄色素の純度から見て、基本には不純物が10%以上になり、そのような不純物の構造・性質のいずれにも定性できなかったので、品質への制御に、特に注射用薬の安定性や安全性に影響を受けられている。CN102675379Aにはベニバナから精製の水酸基ベニバナ黄色素Aを抽出する方法が開示された一方、漢方薬のベニバナからの抽出、弱塩基性イオン交換樹脂の純化、中極性マクロ孔質樹脂の純化と非極性マクロ孔質樹脂の純化、凍結乾燥この5つの手順を通して含有量わずか80%以上になる水酸基ベニバナ黄色素Aが得られることも開示された。
〔発明の詳細な説明〕
本発明は、既有技術の欠点を解決するために、新たな水酸基ベニバナ黄色素A化合物を提供する。この新規化合物は、純度が98%以上になり、不純物の数が5以下に抑えられて、冠状動脈心臓病、狭心症、脳卒中等の諸血液循環障害疾患の治療への応用において、水酸基ベニバナ黄色素Aよりもっと安全で、有効で制御可能なモノマー化合物になる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は式(I)に示す水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムを提供することを目的とする:
Figure 2015526398
その中、nは1または2とし、MはCa、Mg、K、NH4或いは
Figure 2015526398
から抽出されたものであり、そのうち、R1、R2、R3、R4はそれぞれの同一または相当品で、それぞれが水素、アルキル基から抽出されていたものである。
前記の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムは式(II)のカリ岩塩、式(III)のアンモニウム塩、式(IV)のカルシウム塩、或いは式(V)のマグネシウム塩により得られたものである:
Figure 2015526398
Figure 2015526398
Figure 2015526398
Figure 2015526398
なお、ベニバナの抽出、強酸性陽イオン交換樹脂(H形)の転化、マクロ孔質樹脂による分離、限外ろ過を含む前記の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム調製に関する方法・プロセスは本発明のもう一つの目的として提供される,それは、
(1)ベニバナの抽出:ベニバナを原料とし、水の抽出によって水酸基ベニバナ黄色素Aのある抽出液が得られた;
(2)強酸性陽イオン交換樹脂(H形)への転化:前記(1)により得られた抽出液を強酸性陽イオン交換樹脂(H形)カラムに入れて溶離液を回収し、あとは、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、アルキルアミン或いはアルキルアンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム或いは炭酸カルシウムを添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aを水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムになるよう形成して水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を得られる;
(3) マクロ孔質樹脂の分離:前記(2)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液がマクロ孔質樹脂カラムを通して分離され、水を溶離剤として溶離液を回収し、減圧濃縮によって水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム粗製品を得られた;
(4)デキストランゲルカラムクロマトグラフィーによる分離:前記(3)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム粗製品はデキストランゲルクロマトグラフィーによって分離され、水を溶離剤として、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を回収する;
(5)限外ろ過:前記(4)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を濃縮し、かつろか、或いは遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜による限外濾過を行い、乾燥後、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムになることを特徴とする。
そのうち、記載される方法において、前記(2)に記載される陽イオン交換樹脂は強酸性陽イオン交換樹脂(H形)で、それは001*7イオン交換樹脂或いはマクロ孔質樹脂HB-8から選出されたものである。
本発明に使用される強酸性陽イオン交換樹脂(H形)は、市販されている強酸性陽イオン交換樹脂(H形)を選定することができる。例えば:上海華震科技有限会社から購入した001*7イオン交換樹脂またはマクロ孔質樹脂HB-8は、HCl再生によって再利用ができることになる。
なお、ベニバナの抽出、マクロ孔質樹脂による分離、デキストランゲルカラムクロマトグラフィーによる分離、限外ろ過、酸性化およびナトリウム塩への転化を含む前記の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム調製に関するプロセスは本発明の目的の一つとして提供される。それは、
(1)ベニバナの抽出:ベニバナを原料として、水によりベニバナ黄色素が含まれる抽出液を得られる;
(2) マクロ孔質樹脂による分離:前記(1)により得られたベニバナ黄色素が含まれる抽出液はマクロ孔質樹脂カラムによって分離され、水を溶離剤として、溶離液を回収し、減圧濃縮によって粗製品となるベニバナ黄色素を得られる;
(3)デキストランゲルカラムクロマトグラフィーによる分離:前記(2)により得られたベニバナ黄色素の粗製品がデキストランゲルクロマトグラフィーによって分離され、水を溶離剤として、ベニバナ黄色素が含まれる溶離液を回収する;
(4)限外ろ過:前記(3)により得られたベニバナ黄色素含有溶離液を濃縮し、かつろか、或いは遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜による限外濾過を行い、乾燥後、ベニバナ黄色素粉末になる。
(5)酸性化:前記(4)により得られたベニバナ黄色素粉末に水や酸を加え、2〜24時間放置されると、薄黄色固態水酸基ベニバナ黄色素Aが析出できて、上層部の液体をろかして除去させる。
(6)ナトリウム塩への転化:前記(5)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aに水を加えた上、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、アルキルアミン或いはアルキルアンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム或いは炭酸カルシウムを添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aを水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムに形成した後、限外ろ過膜による限外濾過し、ろ液を凍結乾燥すると、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムを得られることを特徴とする。
前記の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムを含め活性成分及び薬学的に許容され得る担体を補助的な材料とする医薬組成物は本発明の目的の一つとして提供される。
水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムは調合剤に作成して利用されることができる。例えば:凍結乾燥粉末注射薬或いは注射剤により作られる調合剤は以下に示す。(1)注射用水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの凍結乾燥粉末注射薬、1バイアルあたり50mg-200mg、補助材料不添加、或いはマンニトール1:0.5〜1.5添加;(2)水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの塩化ナトリウム注射剤、塩化ナトリウム100mlあたる注射剤は水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム50mg-200mgが含有する;(3)水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムのブドウ糖注射剤、ブドウ糖注射剤100mlあたる注射液は水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム50mg-200mgが含有する。
そのうち、凍結乾燥粉末注射薬は前記の医薬組成物から最適的に選出されるものである。それは下記の手順によって調製される:
(1)ベニバナを原料とし、抽出は水温度50〜100℃で行い、水による抽出2〜3回、1回あたり0.5〜24時間になり、抽出ための水の使用量はベニバナ生薬重量の10〜30倍で、抽出後、薬のかすを除去し、抽出液を5〜30℃まで冷却してから、2〜24時間放置される;
(2)前記(1)により得られた抽出液を流速1〜30ml/minとして強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に通して、あとは、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、アルキルアミン或いはアルキルアンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム或いは炭酸カルシウムを添加し、水酸基ベニバナ黄色素Aを水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムに形成して、請求項1、2に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの溶離液を回収する;
(3)前記(2)により得られた溶離液がマクロ孔質樹脂カラムによって分離され、精製水を溶離剤として、溶離流速10〜30ml/min下で溶離液を回収し、減圧濃縮を行い、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの濃縮液粗製品を得られる;
(4)前記(3)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム濃縮液粗製品にろか、或いは遠心をしてから、デキストランゲルクロマトグラフィーで分離され、精製水を溶離剤として、溶離流速を1〜10cm/hまで抑えて、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を回収し、その後、減圧濃縮をして濃縮液を得られる;
(5)前記(4)により得られた濃縮液にろか、或いは遠心をしてから、分画分子量8000-10000ダルトンの限外濾過膜で限外ろ過をして限外ろ過液を得られる;
(6)前記(5)により得られた限外ろ過液を凍結乾燥させると、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム精製品を得られる;
(7)前記(6)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム精製品を注射用水に溶解させて、0.22μmのリポアフィルター或いは分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜でろかをしてから、バイアルに分注され、それが凍結乾燥されると、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの凍結乾燥粉末注射薬になる。
前記の陽イオン交換樹脂は001*7イオン交換樹脂またはマクロ孔質樹脂HB-8を使用するのが好ましい;前記のマクロ孔質樹脂はマクロ孔質樹脂HZ801を使用するのが好ましい;前記のデキストランゲルクロマトグラフィーはデキストランゲルカラムクロマトグラフィーLH-20を使用するのが好ましい。
本発明の方法において、水酸基ベニバナ黄色素Aは前記の薬用アルカロイド添加により水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムが形成されて、薬用アルカロイドの添加量は水酸基ベニバナ黄色素Aのモル質量の0.5〜1倍であることが好ましい。
式(II)に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム及びその凍結乾燥粉末注射薬の調製方法は本発明の実施形態の一つとして提供され、それはベニバナの抽出、強酸性陽イオン交換樹脂(H形)への転化、マクロ樹脂による分離、デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離と限外ろ過が含まれている。本発明は、(1)ベニバナを原料とし、抽出は水温度50〜100℃で行い、水による抽出2〜3回、1回あたり0.5〜24時間になり、抽出ための水の使用量はベニバナ生薬重量の10〜30倍で、抽出後、薬のかすを除去し、抽出液を5〜30℃まで冷却してから、2〜24時間放置される;(2)抽出液を流速1〜30ml/minとして強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に通して溶離液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルの水酸化カリウムを添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムを含める溶離液が得られる;(3)マクロ孔質樹脂による分離:前記(2)により得られた溶離液はマクロ孔質樹脂HZ801カラムによって分離されて、マクロ孔質樹脂カラムの内径と高さとの比率が1:8〜15で、純化水を溶離剤として、溶離流速10〜30ml/min下で溶離液を回収し、減圧濃縮をして水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム溶離液の粗製品を得られる;(4)デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離:前記(3)により得られる水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム溶離液の粗製品にろか、或いは遠心をした上、SephadexLH-20デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離を行い、ゲルクロマトグラフィーの高さ直径比は1:5〜20で、純化水を溶離剤として、線形流速を1〜10cm/hに保持して、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムを含め溶離液を回収し、減圧濃縮をして濃縮液を得られる;(5)限外ろ過:前記(4)により得られた濃縮液にろか、又は遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外濾過膜で限外濾過をして限外ろ過液を得られる;(6)凍結乾燥:前記(5)により得られた限外ろ過液を凍結乾燥させて、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムを得られる。必要であると認める場合は、前記(6)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム精製品を注射用水に溶解させてから、0.22μmのミリポアフィルターまたは分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜でろ過された後、バイアルの中に分注して、凍結乾燥をした後、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム凍結乾燥粉末注射剤を得られることを特徴とする。
式(III)に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム及びその凍結乾燥粉末注射薬の調製方法は本発明の実施形態の一つとして提供され、それはベニバナの抽出、強酸性陽イオン交換樹脂への転化、マクロ樹脂による分離、デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離と限外ろ過が含まれている。本発明は、(1)ベニバナを原料とし、抽出は水温度50〜100℃で行い、水による抽出2〜3回、1回あたり0.5〜24時間になり、抽出ための水の使用量はベニバナ生薬重量の10〜30倍で、抽出後、薬のかすを除去し、抽出液を5〜30℃まで冷却してから、2〜24時間放置される;(2)抽出液を流速1〜30ml/minとして強酸性陽イオン交換樹脂に通して溶離液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルの水酸化アンモニウム(即ちアンモニア水)を添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウムを含める溶離液が得られる;(3)マクロ孔質樹脂による分離:前記(2)により得られた溶離液はマクロ孔質樹脂HZ801カラムによって分離されて、マクロ孔質樹脂カラムの内径と高さとの比率が1:8〜15で、純化水を溶離剤として、溶離流速10〜30ml/min下で溶離液を回収し、減圧濃縮をして水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム塩溶離液の粗製品を得られる;(4)デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離:前記(3)により得られる水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム塩溶離液の粗製品にろか、或いは遠心をした上、Sephadex LH-20デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離を行い、ゲルクロマトグラフィーの高さ直径比は1:5〜20で、純化水を溶離剤として、線形流速を1〜10cm/hに保持して、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム塩を含め溶離液を回収し、減圧濃縮をして濃縮液を得られる;(5)限外ろ過:前記(4)により得られた濃縮液にろか、又は遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外濾過膜で限外濾過をして限外ろ過液を得られる;(6)凍結乾燥:前記(5)により得られた限外ろ過液を凍結乾燥させて、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム塩を得られる。必要であると認める場合は、前記(6)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム塩精製品を注射用水に溶解させてから、0.22μmのミリポアフィルターまたは分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜でろ過された後、バイアルの中に分注され、凍結乾燥をした後、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム塩の凍結乾燥粉末注射剤を得られることを特徴とする。
式(IV)に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム及びその凍結乾燥粉末注射薬の調製方法は本発明の実施形態の一つとして提供され、それはベニバナの抽出、強酸性陽イオン交換樹脂(H形)への転化、マクロ樹脂による分離、デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離と限外ろ過が含まれている。本発明は、(1)ベニバナを原料とし、抽出は水温度50〜100℃で行い、水による抽出2〜3回、1回あたり0.5〜24時間になり、抽出ための水の使用量はベニバナ生薬重量の10〜30倍で、抽出後、薬のかすを除去し、抽出液を5〜30℃まで冷却してから、2〜24時間放置される;(2)抽出液を流速1〜30ml/minとして強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に通して溶離液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより半分モルのCa(OH)2を添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを含める溶離液が得られる;(3)マクロ孔質樹脂による分離:前記(2)により得られた溶離液はマクロ孔質樹脂HZ801カラムによって分離されて、マクロ孔質樹脂カラムの内径と高さとの比率が1:8〜15で、純化水を溶離剤として、溶離流速10〜30ml/min下で溶離液を回収し、減圧濃縮をして水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム濃縮液の粗製品を得られる;(4)デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離:前記(3)により得られる水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム濃縮液の粗製品にろか、或いは遠心をした上、Sephadex LH-20デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離を行い、ゲルクロマトグラフィーの高さ直径比は1:5〜20で、純化水を溶離剤として、線形流速を1〜10cm/hに保持して、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを含め溶離液を回収し、減圧濃縮をして濃縮液を得られる;(5)限外ろ過:前記(4)により得られた濃縮液にろか、又は遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外濾過膜で限外濾過をして限外ろ過液を得られる;(6)凍結乾燥:前記(5)により得られた限外ろ過液を凍結乾燥させて、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを得られる。必要であると認める場合は、前記(6)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム精製品を注射用水に溶解させてから、0.22μmのミリポアフィルターまたは分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜でろ過された後、バイアルの中に分注され、凍結乾燥をした後、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの凍結乾燥粉末注射剤を得られることを特徴とする。
式(V)に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム及びその凍結乾燥粉末注射薬の調製方法は本発明の実施形態の一つとして提供され、それはベニバナの抽出、強酸性陽イオン交換樹脂への転化、マクロ樹脂による分離、デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離と限外ろ過が含まれている。本発明は、(1)ベニバナを原料とし、抽出は水温度50〜100℃で行い、水による抽出2〜3回、1回あたり0.5〜24時間になり、抽出ための水の使用量はベニバナ生薬重量の10〜30倍で、抽出後、薬のかすを除去し、抽出液を5〜30℃まで冷却してから、2〜24時間放置される;(2)抽出液を流速1〜30ml/minとして強酸性陽イオン交換樹脂に通して溶離液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより半分モルの水酸化マグネシウムを添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウムを含める溶離液が得られる;(3)マクロ孔質樹脂による分離:前記(2)により得られた溶離液はマクロ孔質樹脂HZ801カラムによって分離されて、マクロ孔質樹脂カラムの内径と高さとの比率が1:8〜15で、純化水を溶離剤として、溶離流速10〜30ml/min下で溶離液を回収し、減圧濃縮をして水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム塩濃縮液の粗製品を得られる;(4)デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離:前記(3)により得られる水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム塩濃縮液の粗製品にろか、或いは遠心をした上、Sephadex LH-20デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離を行い、ゲルクロマトグラフィーの高さ直径比は1:5〜20で、純化水を溶離剤として、線形流速を1〜10cm/hに保持して、水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム塩を含め溶離液を回収し、減圧濃縮をして濃縮液を得られる;(5)限外ろ過:前記(4)により得られた濃縮液にろか、又は遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外濾過膜で限外濾過をして限外ろ過液を得られる;(6)凍結乾燥:前記(5)により得られた限外ろ過液を凍結乾燥させて、水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム塩を得られる。必要であると認める場合は、前記(6)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム塩精製品を注射用水に溶解させてから、0.22μmのミリポアフィルターまたは分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜でろ過された後、バイアルの中に分注され、凍結乾燥をした後、水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム塩の凍結乾燥粉末注射剤を得られることを特徴とする。
そのうち、上記の陽イオン交換樹脂は001*7イオン交換樹脂またはマクロ孔質樹脂HB-8を使用するのが好ましい;上記のマクロ孔質樹脂はマクロ孔質樹脂HZ801を使用するのが好ましい;上記のデキストランゲルクロマトグラフィーはデキストランゲルカラムクロマトグラフィーLH-20を使用するのが好ましい。上記の限外ろ過は分画分子量8000-10000ダルトンの限外濾過膜を使用するのが好ましい。
本発明は上記の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの医薬品における応用を提供し、前記薬物は、抗PAF又はADPにより誘発された血小板凝集作用を有して、前記薬物は心筋虚血、脳虚血或いは血栓症により誘発される病気に関する治療、予防に用いられる。本発明における水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの臨床的投与量は50-200mg/1日である。
本発明は、ベニバナを原料として、新たな水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムを調製して、その純度が98%以上になり、不純物の数が5以下に抑えられて、冠状動脈心臓病、狭心症等の諸血液循環障害疾患治療への応用において、水酸基ベニバナ黄色素Aよりもっと安全で、有効で制御可能なモノマー化合物になる。
本発明は、試験研究を繰り返した結果により、ベニバナ抽出液の中の水酸基ベニバナ黄色素Aが酸で表示されていなくて、既有技術(例えば、CN101168539A、CN1895317A、CN101195647A)では、ベニバナ黄色素抽出液に水酸化ナトリウム等のpH調節剤を添加してpH値を調節して、水酸基ベニバナ黄色素Aが水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムに転化されできないので、そのため、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムモノマー化合物を得ることができない。
本発明では、ベニバナ黄色素抽出液は強酸性陽イオン交換樹脂(H形)によって真の意義上の水酸基ベニバナ黄色素Aになり、即ち酸で表れて、後は、いろいろな塩基でpHを調節して、水酸基ベニバナ黄色素Aに対応する塩に転化して水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムモノマー化合物を得られる。同様、ベニバナ黄色素の精製品は酸性化によって水酸基ベニバナ黄色素Aを回収した上、水酸基ベニバナ黄色素Aの精製品に水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム或いは炭酸カルシウム等を添加して塩に形成させることができる一方、本発明に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムモノマー化合物が効率も純度も高く回収できる。本発明の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムは、純度が98%以上になり、不純物の数が5以下に抑えられて、水酸基ベニバナ黄色素Aよりもっと安定であることが予想以外に発見された。
一、薬力学的研究試験
薬力学的研究試験一:
水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムのラット急性心筋梗塞に対する保護作用
被験薬物
注射用ベニバナ黄色素(50mg/バイアル)、出所:浙江永寧薬業股
Figure 2015526398
有限公司、含有量:50mg/瓶には水酸基ベニバナ黄色素A 42.5mgを含有する;
水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム(実施例1による);
水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム(実施例5による)。
動物:雄性SDラット32匹、体重250〜350g.
試験組分け及び投与量の設定:
群別 動物数 投与量
1.生理食塩水群 8 1ml/kg
2.注射用ベニバナ黄色素群 8 40mg/kg
3.水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム 8 40mg/kg
4.水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム 8 40mg/kg
試験方法
1.ラット急性心筋梗塞モードの調製:3%のペントバルビタールナトリウム45mg/kgを投与し、腹腔注射によって麻酔させる。右側がぴくぴく動いて、静脈にチューブを挿入し、機械的通気を行い、呼吸数は60回/minで、換気量は約10ml/kgである。針状電極を四肢及び胸の皮下に挿入して心電図を監視する。胸骨の左外側から0.5cmところに皮膚を縦向き切開して、順次に皮下組織に鈍的切開を行い、結紮し、かつ大胸筋、小胸筋、肋間筋を切断し、左胸骨の4番目の肋間の心臓先端には脈搏がいちばん強いところで開胸し、心膜を切り、心膜のハンモックを作って、左心室の表面の血管を露出させる。6-0糸を左心耳の下部まで約2mmにある浅筋膜層(即ち冠状動脈前下行枝)に通すように巻き付けている。そのまま15min保持される。万一、不整脈或いは70mmHg(9.31KPa)以下の動脈収縮血圧がそのまま5min以上になった場合、当該動物を廃棄する。糸を15min通してから静脈投与を行い、投与10min後、冠状動脈を結紮し、結紮時間は4時間である。
2.不整脈の評点:冠状動脈を結紮した後の30min内に、不整脈の厳重程度について評点を行う。
3.心筋酵素に対する検査:試験終了後、静脈血を約2mlとり、4°C、4000/minで5min遠心を行った上、脱離液を心筋酵素的検査に回収する。測定項目:LDH、AKP、CK。
4.心筋梗塞区域の面積への測定:冠状動脈を結紮した後、4hにわたって、左心室の前壁に穿刺し、そして炭素インクを注射した上、動物を殺して心臓をとり、生理食塩水で洗浄され、血のついた汚れを除去し、血管、脂肪等の心筋組織以外のものを取り除いて、吸収紙で水分を吸収し、重量を量る。心臓の尖端から心根部まで心室を約2mmのスライスになるよう平行に切って、注入領域(インク注入領域)や虚血領域(インクなし注入領域)を分離させて、虚血領域に重量を量り、0.05%のNBT溶液に入れ、37℃の恒温水槽に15min染色される。NBTは、活性組織内の基質、補酵素及びデヒドロゲナーゼ等を青紫色に染色することができるが、壊死組織の中の基質、酵素等がなくなったので、着色できない。そのため、非梗塞心筋領域はNBTによりダークブルーに染色されたが、梗塞心筋領域は着色されていないことをよく見える。各々の心筋において、染色された非梗塞心筋を取り除いた心筋に重量を量り、危険区における梗塞心筋領域の重量百分比(梗塞区の重量/危険区の重量*100%)を計算する。
統計学的処理:
試験データは平均値±標準許容差で表示され、分散分析により統計的検査を実施し、P<0.05の場合は顕著な統計学的違いがあることを表す。
一、ラット急性心筋虚血による不整脈に対する影響
ラット冠状動脈を結紮した後の5min内に現れた不整脈は30min続いて、そのうち10minはピークになる。試験結果によると、ベニバナ黄色素、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムや水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの静脈投与は不整脈の軽減に働きをしたが、それより、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの投与による効果はもっと明らかであることが分かる。
Figure 2015526398
二、ベニバナ黄色素、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムや水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムのラット心筋梗塞範囲に対する影響
Figure 2015526398
三、注射用ベニバナ黄色素のラット心筋梗塞後の血清LDH、AKP、CKに対する影響
本試験結果によると、注射用ベニバナ黄色素、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムや水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの静脈投与は、ラット血清LDH、CKの上昇を抑えるが、それより、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの投与による効果はもっと明らかであることが分かる。
Figure 2015526398
試験結論
1.注射用ベニバナ黄色素、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムや水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムはラット冠状動脈結紮後の不整脈厳重程度を著しく降下することができるが、それより、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの投与による効果はもっと明らかであると認められる;
2.ラット心筋梗塞領域の減少では、注射用ベニバナ黄色素より、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの投与による効果はもっと明らかであると認められる;
3.ラット血清LDH、CKの抑えでは、注射用ベニバナ黄色素より、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの投与による効果はもっと明らかであると認められる;
4.効果では、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムと水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムとは著しい差別がないと認められる。
薬力学的研究試験二:
水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムと水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム静脈注射の急性脳虚血に対する予防・治療作用。
被験薬物
注射用ベニバナ黄色素(50mg/バイアル)、出所:浙江永寧薬業股
Figure 2015526398
有限公司、含有量:50mg/バイアルには水酸基ベニバナ黄色素A 42.5mgを含有する;
水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム(実施例1による);
水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム(実施例5による)。
試験の詳細な説明:
1.犬の生体外心臓や脳血管に対する選択性: この試験はBeagle 犬の脳底動脈リングと冠状動脈リングを体外血管測定装置に固定させて、調整テンションセンサを調整し、かつバースカップ液にフェニルエピネフリン10-6 mol /L を添加し、血管に適当な張力を維持するように行われていて、そのままバースカップ液に5minおきに、1mlあたり10mgの分量通り注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム或いは水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを血管リングの反応がとても弱くなり、或いは反応しなくなったまで(一般、投与回数は4-5回)添加する。血管収縮や拡張変化値を計算した結果によると、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムの心臓の血管リングに対する拡張作用は31.6%、脳血管リングに対する拡張作用は73.1%になる;注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの心臓の血管リングに対する拡張作用は37.1%,脳血管リングに対する拡張作用は69.7%になる。注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムと水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムとは脳血管に対して立派な選択性と拡張作用を有する。両者は著しい差異がないことが分かる。
2.急性脳虚血に対する影響:試験はSDラットに水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム或いは水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを静脈注射した後、従来の中大脳動脈閉塞(MCAO)縫合方法により急性脳虚血モデルを調製する。24h飼育後、まず神経学的行動を評価し、その後、ラットを断頭して脳を取り出して、そして金具に入れて7枚になるように切断し、TTC染色を行う。生存脳組織が赤色に染色されるが、壊死脳組織が染色されなかった。壊死脳組織の脳半球に占める割合をグラフィカル解析ソフトウェアで計算した。試験結果によると、脳梗塞領域の溶媒対照群は38%、ニモジピン陽性対照群は15.7%,注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムの低中高という3つの用量群はそれぞれ38.2%、27.6%と21.9%であり、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの低中高という3つの用量群はそれぞれ41.3%、25.7%と21.6%であり、溶媒対照群と比較して、急性脳虚血による脳組織壊死の軽減では、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムと水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムは中高用量が著しくて、両者は著しい差異がないことが分かる。
3.ラット脳血管透過性に対する影響:ラットに静脈注射し、1日/1回、7日間連続投与、最後1回投与後、ラットを麻酔し、エバンスブルー50mg/kgを静脈注射した5分後、両側の頸動脈を結紮して、3時間後動物を断頭し脳を取り出して、秤量してからホルムアミドの溶液中に浸漬した。45℃の恒温槽の中に72h置いた。この時の脳血管でのエバンスブルーはホルムアミド溶液中に浸出されて、分光光度計でホルムアミド溶液からエバンスブルー析出量を検出し、脳血管透過性の高低は析出量により判定される。実験結果によると、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム及び水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの中高量投与群は、エバンスブルーが脳血管からオーバーフローすることを大幅に減少する作用があって、当該薬液は血管透過性の減少に良い効果を発揮して、両者は著しい差異がないことが分かる。
4.犬の脳血流量に対する影響: Beagle犬を実験用動物として、ペントバルビタールナトリウムにより麻酔させた。その後、外頸静脈、内頸静脈と椎骨動脈を手術で分離させて、外頸静脈を結紮し、頸静脈及び椎骨動脈にフロープローブを配置し、2箇所のプローブの記録した血流量を足し合わせて2を掛けて、それは全脳の血液供給を表す。実験終了後、脳を取り出して重量を量って、100gあたり脳組織血流量を計算した。試験結果によると、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム及び水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを静脈投与した後、中高用量の二つの群は血流量を著しく増加させる作用を有するが、血流量増加の維持時間が短く(約15min)て、そのたた、今後は、急性脳虚血の臨床治療に静脈内注入の方法で投与することを考慮するべきで、両者は著しい差異がないことが分かる。
5.急性脳低酸素症に対する影響:昆明マウスとSDラットを実験動物として、酸素欠損環境に入れて、生存時間を記録した。動物に投与した後、急性低酸素耐性を向上させるかどうかを了解する。実験結果によると、密閉された容器に置かれるマウスは溶媒対照群の生存時間は32min、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムが注射された低中高の3つの用量群のマウスは、その生存期間それぞれ36、37、36minであり、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムが注射された低中高の3つの用量群のマウスは、その生存期間それぞれ35、38、37minであり、統計学的処理を介して、溶媒対照群と比較して有意差がある(P<0.05〜0.01)。ラットの実験は97%窒素ガスと3%酸素の環境で行われ、各群の生存時間では、動物を容器に入れたから呼吸停止まで、溶媒対照群は平均3分43秒である。陽性対照群(ニモジピン)は5分38秒であり、両者間の比較相違が極めて大きいである。注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムの低中高の3つの用量群はそれぞれ3分20秒、4分30秒と4分9秒で、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの低中高の3つの用量群はそれぞれ3分31秒、4分35秒と4分21秒で、溶媒対照群と比較して、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム及び注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの高用量群は生存時間が著しく増加して、両者は著しい差異がないことが分かる。
6.抗血小板凝集: 実験は計器測定と生体実験に分けられる。1)計器の測定方法:ウサギに水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムを静脈注射し、1日/1回、5日間連続投与、最後1回投与終了後の2時間内に、心臓から血4mlをとってから、低速遠心によって大量の血小板のある血清を得られる;高速遠心によって乏血小板血清を得られる;アデノシン二リン酸(adenosine diphosphate;ADP)及び血小板凝集活性化因子(Platelet-Activating Factor PAF)を血小板凝集誘導剤として、そのテストは血小板凝集計器で行う。水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム注射液の抗ADPとPAFに誘発された血小板凝集実験において、立派な抗血小板凝集作用があって、3つの用量の間には良好な量-効関係があることを示される。2)生体方法:ラットの動静脈間をラテックスチューブで短絡させて、かつラテックスチューブの中において手術用糸で固定され、血小板粘着の特徴を利用し、短絡を開放して血液をラテックスチューブに沿って動静脈を通して15分間を流させる。糸を取り出して重量を量って、糸の乾燥重量を差し引いた重量は糸に付着される血小板重量である。実験結果によると、糸に付着された血小板重量溶媒対照群が14.8±1.57mgで、陽性対照群が8.62±2.79mgで、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムの低中高の三つの用量群において、付着血小板重量はそれぞれ13.6±1.89mg、9.90±1.53mg、8.91±1.34mgである;注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの低中高の三つの用量群において、付着血小板重量はそれぞれ13.9±1.54mg、10.26±1.15mgと8.73±1.79mgである;注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム及び水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの中高用量群と溶媒対照群と比較して、有意な差があり、注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム或いは水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムは非常に良い抗ラット血小板凝集の作用があって、両者は著しい差異がないことが分かる。
7.血液粘度に対する影響:ウサギに静脈投与し、1日/1回、5日間連続投与、最後1回投与終了後の2時間で、心臓から血液を取って抗凝固をした後、直接に血液レオメーター計器で検出した。試験結果によると、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム及び水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム治療群において、溶媒対照群と比較して、血液粘性は用薬量の増加に従って低せん断、中せん断、高せん断の3つの指標も低くなり、低下幅も用量の増加に従って大きくなる。高用量群の効果が陽性対照薬ニモジピン注射液群より優れた。注射用水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム及び水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムは血液粘性の低下に著しい作用を有して、両者は著しい差異がないことが分かる。
二、安定性試験と理化的データ
(一)水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムと水酸基ベニバナ黄色素Aの安定性に対する観察
被験薬物
水酸基ベニバナ黄色素A CN102675379A方法による 純度89.9%
水酸基ベニバナ黄色素A 本特許に基づく酸性化による純度99.2%
水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム 自社製(実施例3による) 純度99.3%
水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム 自社製(実施例1による) 純度98.5%
水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム 自社製(実施例5による) 純度98.8%
水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム 自社製(実施例8による) 純度99.0%
水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン 自社製(実施例10による) 純度99.0%
水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウム 自社製(実施例11による) 純度99.0%
Figure 2015526398
注記:含有量は水酸基ベニバナ黄色素Aにより計算される。
試験結果によると、本発明の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムモノマー化合物と水酸基ベニバナ黄色素Aの安定性比較試験において、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムは安定性がもっと優れていることが分かる。
(二)水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムと水酸基ベニバナ黄色素Aの理化的データに対する観察。
Figure 2015526398
試験結果によると、本発明の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムモノマー化合物と水酸基ベニバナ黄色素Aの理化的データ比較において、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムは耐性がもっと優れていることが分かる。
〔図解〕
図1:式(IV)の水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム核磁気共鳴1H-NMR
図2:式(IV)の水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム核磁気共鳴13C-NMR
図3:式(V)の水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム核磁気共鳴1H-NMR
図4:式(V)の水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム核磁気共鳴13C-NMR
〔具体的実施形態〕
実施例1:水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム(本発明の式IIの化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整った001*7強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルの水酸化カリウムを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムの粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムの粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム精製粉末を得られる。純度が98.5%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.55%左右になる。
水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムの赤外スペクトル(IR)、質量スペクトルMS、核磁気共鳴1H-NMR、13C-NMRデータは以下に示す:
1.赤外スペクトル
装置型番:Bruker VECTOR-22型赤外スペクトル装置
Figure 2015526398
2.質量スペクトル
装置型番:アメリカFINNIGAN社液質併用多段イオンイオントラップ質量分析器(LCQ-DECAXP)
試験条件:ESI
質量スペクトルMS
+c ESI 651.06 (M)+
-c ESI 611.24(M-K)-
3.核磁気共鳴水素スペクトルと炭素スペクトル
装置型番:BRUCKER AVANCE III 500型超伝導核磁気共鳴装置
試験条件:溶剤:DMSO,内部標準:TMS
Figure 2015526398
Figure 2015526398
前記により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム精製品を注射用水に溶解させて、0.22μmのミリポアフィルタ或いは、分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜による限外濾過をした後、バイアルに分注され、凍結乾燥されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム凍結乾燥粉末注射剤を得られる。
実施例2:水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム(本発明の式IIの化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整ったHB-8強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルの水酸化カリウムを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aカリウム精製粉末を得られる。純度が98.6%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.50%左右になる。
実施例3:式IIIの水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム(本発明の式IIIの化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整った001*7強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルの水酸化アンモニウムを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム精製粉末を得られる。純度が99.3%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.45%左右になる。
水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウムの赤外スペクトル(IR)、質量スペクトルMS、核磁気共鳴1H-NMR、13C-NMRデータは以下に示す:
1.赤外スペクトル
装置型番:Bruker VECTOR-22型赤外スペクトル装置
Figure 2015526398
2.質量スペクトル
装置型番:アメリカFINNIGAN社液質併用多段イオンイオントラップ質量分析器(LCQ-DECAXP)
試験条件:ESI
質量スペクトルMS
+c ESI 613.17 (M)+
-c ESI 611.22(M-H)-
3.核磁気共鳴水素スペクトルと炭素スペクトル
装置型番:BRUCKER AVANCE III 500型超伝導核磁気共鳴装置
試験条件:溶剤:DMSO,内部標準:TMS
Figure 2015526398
Figure 2015526398
実施例4:水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム(即本発明式III化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整ったHB-8強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルの水酸化アンモニウムを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aアンモニウム精製粉末を得られる。純度が99.4%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.50%左右になる。
実施例5:水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム(式IV化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整った001*7強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより半分モルのCa(OH)2を添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム精製粉末を得られる。純度が98.8%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.50%左右になる。
水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの質量スペクトルMS、核磁気共鳴1H-NMR、13C-NMRデータは以下に示す:
Figure 2015526398
1.質量スペクトル
装置型番:アメリカFINNIGAN社液質併用多段イオンイオントラップ質量スペクトル系(LCQ-DECAXP)
試験条件:ESI
質量スペクトルMS
+c ESI 1263.08 (M)+
-c ESI 611.29 (M)-
2.核磁気共鳴水素スペクトルと炭素スペクトル
装置型番:BRUCKER AVANCE III 500型超伝導核磁気共鳴装置
試験条件:溶剤:DMSO、内部標準:TMS
結果は図1や2に示す。
水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの1H-NMRデータ区分(結構のつり合いが取れていて、番号が一致である)
化学シフトδ(ppm) 3.01〜4.15 は糖部分水素G1〜G6 とG'1〜G'6に区分される。4.29〜4.88は糖水酸基の水素に区分される。7.33(1H)7.38(1H)は 8と9に区分される。6.77〜7.47(4H)は11〜15に区分される。18.74(1H)は3-OHに区分される。4.72(1H)は 4-OHに区分される;9.82(1H)は13-OHに区分される。
水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムの13C-NMRデータ区分
化学シフトδ(ppm) 60.32(1C)、61.83(1C)(二級炭素)は糖部分炭素G6、G’6に区分される; 68.92、69.28、69.38、71.04、73.71、78.33、79.36、79.81、80.95、85.67(10C)( 三級炭素)は糖部分炭素G1〜G5和G’1〜G’5に区分される; 115.71(2C)( 三級炭素) は12と14に区分される;129.58(2C)( 三級炭素)は11と15に区分される;122.81(1C)136.56(1C)( 三級炭素)は8と9に区分される;
化学シフトδ(ppm)189.21、105.74、85.59、183.92、99.72(5C)はそれぞれ1〜2、4〜6に区分される;
179.88(1C)、127.17(1C)、158.66(1C)はそれぞれ7、10、13に区分される。
前記により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム精製品を注射用水に溶解させて、0.22μmのミリポアフィルタ或いは、分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜による限外濾過をした後、バイアルに分注され、凍結乾燥されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム凍結乾燥粉末注射剤を得られる。
実施例6:水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム(式IVの化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整ったHB-8強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより半分モルのCa(OH)2を添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム精製粉末を得られる。純度が98.6%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.50%左右になる。
実施例7:水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム(本発明の式IVの化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。マクロ孔質樹脂分離カラムに前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、ベニバナ黄色素粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。ベニバナ黄色素Aカルシウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、ベニバナ黄色素を含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、ベニバナ黄色素濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色のベニバナ黄色素粉末を得られる。純度が90%である。ベニバナ黄色素粉末に水を入れて溶解させてからHClで酸化させて、冷所に2〜24時間放置した後、水酸基ベニバナ黄色素A固体を析出した。固体をろ過した後、水を入れて溶解させてから水酸基ベニバナ黄色素Aにより半分モルに相当する水酸化カルシウムを添加し、凍結乾燥した後、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム精製品を得られ、純度は99.2%で、ベニバナで計算すると、収率は、0.7%前後である。
実施例8:式IIIの水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム(本発明の式Vの化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整った001*7強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより半分モルの水酸化マグネシウムを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム粉末を得られる。純度が99.0%である。ベニバナ別計算をすると、回収率は0.5%左右になる。
水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウムの質量スペクトルMS、核磁気共鳴1H-NMR、13C-NMRデータは以下に示す:
Figure 2015526398
1.質量スペクトル
装置型番:アメリカFINNIGAN社液質併用多段イオンイオントラップ質量スペクトル系(LCQ-DECAXP)
試験条件:ESI
質量スペクトルMS
+c ESI 1247.01 (M)+
-c ESI 611.35(M-H)-
2.核磁気共鳴水素スペクトルと炭素スペクトル
装置型番:BRUCKER AVANCE III 500型超伝導核磁気共鳴装置
試験条件:溶剤:DMSO,内部標準:TMS
結果は図3と4に示す。
水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウムの1H一NMと 13C-NMRはケース(エソメプラゾールナトリウムとエソメプラゾールマグネシウム)に似ているので、サンプルへのテストはマグネシウムにより影響を受けられて、一部の水素スペクトルと炭素スペクトルをしか回収できない。工芸と骨組みの構造とは水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウムに一致するので、参考として利用できる。
水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウムの1H-NMRデータ区分 (結構のつり合いが取れていて、番号が一致である)
化学シフトδ(ppm) 2.85〜4.11は糖部分水素G1〜G6とG’1〜G’6に区分される;4.38〜4.81は糖水酸基の水素に区分される;7.30(1H)7.38(1H)は8と9に区分される;6.74〜7.41(4H)は11〜15に区分される;18.68(1H)は3-OHに区分される;4.72(1H)は4-OHに区分される;9.80(1H)は13-OHに区分される。 水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウムの13C-NMRデータ区分
化学シフトδ(ppm) 61.26(1C)、62.26(1C)(二級炭素)は糖部分炭素G6、G’6に区分される; 69.24、70.03、71.51、74.13、79.70、80.54、81.33、85.91(8C)(三級炭素)は糖部分炭素G1〜G5とG’1〜G’5部分に区分される; 116.09(2C)(三級炭素)は12と14に区分される;129.90(2C)(三級炭素)は11と15に区分される;122.81(1C)136.56(1C)(三級炭素)は8と9に区分される;
化学シフトδ(ppm)195.38(1C)は3に区分される;179.83(1C)、127.62(1C)、159.01(1C)はそれぞれ7、10、13に区分される。
実施例9:水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム(即ち本発明の式Vの化合物)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。マクロ孔質樹脂分離カラムに前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、ベニバナ黄色素粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。ベニバナ黄色素粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、ベニバナ黄色素を含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色のベニバナ黄色素粉末を得られる。純度が90%である。ベニバナ黄色素粉末に水を入れて溶解させてからHClで酸化させて、冷所に2〜24時間放置した後、水酸基ベニバナ黄色素A固体を析出した。固体をろ過した後、水を入れて溶解させてから水酸基ベニバナ黄色素Aにより半分モルに相当する水酸化マグネシウムを添加し、凍結乾燥した後、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム精製品を得られ、純度は99.2%で、ベニバナで計算すると、収率は、0.7%前後である。
実施例10:水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン(即ち式Iでは、n=1,R1は水素、R2、R3、R4はエチル基である)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整った001*7強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルのトリエチルアミンを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミンを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン精製粉末を得られる。純度が99.0%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.45%左右になる。
実施例11:水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン(即ち式Iでは、n=1,R1は水素、R2、R3、R4はエチル基である)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整ったHB-8強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルのトリエチルアミンを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミンを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aトリエチルアミン精製粉末を得られる。純度が99.0%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.47%左右になる。
実施例12:水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウム(即ち式Iでは、n=1,R1、R2、R3、R4はメチル基である)
秤量されたベニバナに12.5倍薬材重量の脱イオン水を入れて、100℃で20-25分間抽出し、ろ過し、あとは、濾滓に10倍薬材重量の脱イオン水を入れて前記の手順を1回繰り返す。二回の抽出液を混合し、室温まで冷却され、遠心機で分離した上、遠心分離液を取る。バランスの整った001*7強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に前記の分離液を徐々に加えて、カラムの高さ直径比1:10、カラム容量500ml、流速3ml/min、流出液を回収し、水酸基ベニバナ黄色素Aにより等モルのテトラメチルアンモニウムを添加し、あとは、マクロ孔質樹脂分離カラムに徐々に加えて、カラムの高さ直径比は1:12で、ローディング流速は1分あたり10mlである。ローディング終了後、常温の脱イオン水を使わって20ml/分の流速で溶離させる。溶離液を60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウム粗製品濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液100mlを得られる。水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウム粗製品濃縮液をセファデックスLH-20カラムに加えて、カラムの高さ直径比は1:5で、ローディング量はカラム床の体積の10%で、溶離流速は5ml/分で、水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウムを含有する部分を回収する。回収液が60℃で減圧濃縮されると、水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウム精製濃縮液を得られる。ベニバナ別計算をすると、1kgのベニバナから濃縮液35〜50mlを得られた。それを凍結乾燥すると、薄黄色の水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウム精製粉末を得られる。純度が99.0%で、ベニバナ別計算をすると、回収率は0.45%左右になる。
水酸基ベニバナ黄色素Aテトラメチルアンモニウムの質量スペクトルMS、核磁気共鳴1H-NMRデータは以下に示す:
1.質量スペクトル
装置型番:アメリカFINNIGAN社液質併用多段イオンイオントラップ質量分析器(LCQ-DECAXP)
試験条件:ESI
質量スペクトルMS
-c ESI 611.22(M-H)-
2.核磁気共鳴水素スペクトルと
装置型番:BRUCKER AVANCE III 500型超伝導核磁気共鳴装置
試験条件:溶剤:DMSO,内部標準:TMS
Figure 2015526398
式(IV)の水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム核磁気共鳴1H-NMR 式(IV)の水酸基ベニバナ黄色素Aカルシウム核磁気共鳴13C-NMR 式(V)の水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム核磁気共鳴1H-NMR 式(V)の水酸基ベニバナ黄色素Aマグネシウム核磁気共鳴13C-NMR

Claims (10)

  1. 式(I)の水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムであり、
    Figure 2015526398
    その中、nは1または2とし、MはCa、Mg、K、NH4或いは
    Figure 2015526398
    から抽出されたものであり、そのうち、R1、R2、R3、R4はそれぞれの同一または相当品で、それぞれが水素、アルキル基から抽出されていたものである。
  2. 請求項1に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムにおいて、式(II)のカリ岩塩、式(III)のアンモニウム塩、式(IV)のカルシウム塩、或いは、式(V)のマグネシウム塩から抽出されることを特徴とする:
    Figure 2015526398
    Figure 2015526398
    Figure 2015526398
    Figure 2015526398
  3. 請求項1、2に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの調製方法は、ベニバナの抽出、強酸性陽イオン交換樹脂(H形)への転化、マクロ孔質樹脂による分離、デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離と限外ろ過がある。それは、
    (1)ベニバナの抽出:ベニバナを原料とし、水の抽出によって水酸基ベニバナ黄色素Aのある抽出液が得られた;
    (2)強酸性陽イオン交換樹脂(H形)への転化:前記(1)により得られた抽出液を強酸性陽イオン交換樹脂(H形)カラムに入れて溶離液を回収し、あとは、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、アルキルアミン或いはアルキルアンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム或いは炭酸カルシウムを添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aを水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムになるよう形成して水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を得られる;
    (3)マクロ孔質樹脂の分離:前記(2)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液がマクロ孔質樹脂カラムを通して分離され、水を溶離剤として溶離液を回収し、減圧濃縮によって水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム粗製品を得られた;
    (4)デキストランゲルカラムクロマトグラフィーによる分離:前記(3)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム粗製品はデキストランゲルクロマトグラフィーによって分離され、水を溶離剤として、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を回収する;
    (5)限外ろ過:前記(4)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を濃縮し、かつろか、或いは遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜による限外濾過を行い、乾燥後、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムになることを特徴とする。
  4. 請求項3に記載される方法において、前記(2)に記載される陽イオン交換樹脂は強酸性陽イオン交換樹脂(H形)で、それは001*7イオン交換樹脂或いはマクロ孔質樹脂HB-8から選出されたものである。
  5. 請求項1、2に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの調製方法であり、それはベニバナの抽出、マクロ孔質樹脂の分離、デキストランゲルクロマトグラフィーによる分離、限外ろ過、酸性化、ナトリウム塩への転化がある。それは、
    (1)ベニバナの抽出:ベニバナを原料として、水によりベニバナ黄色素が含まれる抽出液を得られる;
    (2) マクロ孔質樹脂による分離:前記(1)により得られたベニバナ黄色素が含まれる抽出液はマクロ孔質樹脂カラムによって分離され、水を溶離剤として、溶離液を回収し、減圧濃縮によって粗製品となるベニバナ黄色素を得られる;
    (3)デキストランゲルカラムクロマトグラフィーによる分離:前記(2)により得られたベニバナ黄色素の粗製品がデキストランゲルクロマトグラフィーによって分離され、水を溶離剤として、ベニバナ黄色素が含まれる溶離液を回収する;
    (4)限外ろ過:前記(3)により得られたベニバナ黄色素含有溶離液を濃縮し、かつろか、或いは遠心をした後、分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜による限外濾過を行い、乾燥後、ベニバナ黄色素粉末になる。
    (5)酸性化:前記(4)により得られたベニバナ黄色素粉末に水や酸を加え、2〜24時間放置されると、薄黄色固態水酸基ベニバナ黄色素Aが析出できて、上層部の液体をろかして除去させる。
    (6)ナトリウム塩への転化:前記(5)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aに水を加えた上、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、アルキルアミン或いはアルキルアンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム或いは炭酸カルシウムを添加して、水酸基ベニバナ黄色素Aを水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムに形成した後、限外ろ過膜による限外濾過し、ろ液を凍結乾燥すると、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムを得られることを特徴とする。
  6. 医薬組成物であり、それは請求項1、2に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムを含め活性成分及び薬学的に許容され得る担体を補助的な材料とする。
  7. 請求項6に記載される医薬組成物においては、凍結乾燥粉末注射薬或いは注射剤である。
  8. 請求項7に記載される医薬組成物においては、凍結乾燥粉末注射薬であり、それは下記の手順によって調製される:
    (1)ベニバナを原料とし、抽出は水温度50〜100℃で行い、水による抽出2〜3回、1回あたり0.5〜24時間になり、抽出ための水の使用量はベニバナ生薬重量の10〜30倍で、抽出後、薬のかすを除去し、抽出液を5〜30℃まで冷却してから、2〜24時間放置される;
    (2)前記(1)により得られた抽出液を流速1〜30ml/minとして強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に通して、あとは、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、アルキルアミン或いはアルキルアンモニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム或いは炭酸カルシウムを添加し、水酸基ベニバナ黄色素Aを水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムに形成して、請求項1、2に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの溶離液を回収する;
    (3)前記(2)により得られた溶離液がマクロ孔質樹脂カラムによって分離され、精製水を溶離剤として、溶離流速10〜30ml/min下で溶離液を回収し、減圧濃縮を行い、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの濃縮液粗製品を得られる;
    (4)前記(3)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム濃縮液粗製品にろか、或いは遠心をしてから、デキストランゲルクロマトグラフィーで分離され、精製水を溶離剤として、溶離流速を1〜10cm/hまで抑えて、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム含有溶離液を回収し、その後、減圧濃縮をして濃縮液を得られる;
    (5)前記(4)により得られた濃縮液にろか、或いは遠心をしてから、分画分子量8000-10000ダルトンの限外濾過膜で限外ろ過をして限外ろ過液を得られる;
    (6)前記(5)により得られた限外ろ過液を凍結乾燥させると、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム精製品を得られる;
    (7)前記(6)により得られた水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム精製品を注射用水に溶解させて、0.22μmのリポアフィルター或いは分画分子量8000-10000ダルトンの限外ろ過膜でろかをしてから、バイアルに分注され、それが凍結乾燥されると、水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウムの凍結乾燥粉末注射薬になる;
    そのうち:
    前記の強酸性陽イオン交換樹脂(H形)は001*7イオン交換樹脂或いはマクロ孔質樹脂HB-8を利用する;
    前記のマクロ孔質樹脂はマクロ孔質樹脂HZ801を利用する;
    前記のデキストランゲルクロマトグラフィーはデキストランゲルカラムクロマトグラフィーLH-20を利用する。
  9. 請求項1、2に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム、或いは請求項6〜8のいずれかに記載される医薬組成物の薬調製における実用において、前記薬物は抗PAF又はADPにより誘発された血小板凝集作用を有する。
  10. 請求項1、2に記載される水酸基ベニバナ黄色素Aナトリウム、或いは請求項6〜8のいずれかに記載される医薬組成物の薬調製における実用において、前記薬物は心筋虚血、脳虚血或いは血栓症により誘発される病気に関する治療、予防に用いられる。
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