JP2015524925A - 携帯用電子装置及び蒸気センサカード - Google Patents

携帯用電子装置及び蒸気センサカード Download PDF

Info

Publication number
JP2015524925A
JP2015524925A JP2015525455A JP2015525455A JP2015524925A JP 2015524925 A JP2015524925 A JP 2015524925A JP 2015525455 A JP2015525455 A JP 2015525455A JP 2015525455 A JP2015525455 A JP 2015525455A JP 2015524925 A JP2015524925 A JP 2015524925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
housing
conductive
vapor
portable device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015525455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6263179B2 (ja
JP2015524925A5 (ja
Inventor
マイケル, シー. パラツォットー,
マイケル, シー. パラツォットー,
ステファン, エイチ. グリスカ,
ステファン, エイチ. グリスカ,
ジャスティン タンジュンヤサム,
ジャスティン タンジュンヤサム,
ライアン, ディー. エリックソン,
ライアン, ディー. エリックソン,
ジェイミー, ビー. ウィロビー,
ジェイミー, ビー. ウィロビー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2015524925A publication Critical patent/JP2015524925A/ja
Publication of JP2015524925A5 publication Critical patent/JP2015524925A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6263179B2 publication Critical patent/JP6263179B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/22Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/22Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance
    • G01N27/223Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance for determining moisture content, e.g. humidity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/22Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance
    • G01N27/226Construction of measuring vessels; Electrodes therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/0004Gaseous mixtures, e.g. polluted air
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/0004Gaseous mixtures, e.g. polluted air
    • G01N33/0009General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/22Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance
    • G01N27/221Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance by investigating the dielectric properties
    • G01N2027/222Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance by investigating the dielectric properties for analysing gases

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

携帯用装置は、入口ポート及び蒸気センサカードを受容するようになっている外側スロットを含む外側ハウジングと、外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置される駆動回路と、外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置されるセンサホルダとを含む。センサホルダは、入口ポートと下流方向に流体連通する気体吸入チャンバを含む、内側ハウジングを含む。気体吸入チャンバは、蒸気センサカードと係合するためのセンサカードソケットを保持する内側スロットと流体連通する気体出口を有する。センサホルダは、電気加熱要素、ファン、及び乱流誘発部材を更に含む。蒸気センサカードは、センサハウジング、及び静電容量センサ要素を含む。【選択図】図2E

Description

本開示は広く、蒸気を検出するための電子センサに関する。
揮発性有機化合物(VOC)及び湿度の検出は、環境及び安全性の関連により、多くの商業的、公衆、及び家庭向け用途を有する。1つの有用なセンサの種類は、2つの電極の間に吸着材料が配置される、静電容量型センサである。典型的には、電極の少なくとも一方が、多孔質であるか、ないしは別の方法により、測定される分析対象蒸気に対して透過性である。これらの種類のセンサにおいて使用される吸着材料の例としては、いわゆる固有微多孔性ポリマ(VOC測定のためのPIM)、及びスルホン化フルオロポリマ(湿度測定のため)を含む。
最もよく市販されている有機蒸気センサシステムは、光イオン化検出器(PID)技術に基づく。PID感知技術は一般的であるが、サイズが大きい、コストが高い、消費電力が高いなど、制約を有する。周囲空気の質が関心の対象となる用途(例えば、工場又は他の作業場など)においては、携帯性が強く所望される。動作の容易性、メンテナンスの容易性、及びコストもまた重要な問題である。上記の問題の少なくとも1つを改善する、新規の有機蒸気センサの必要性が依然として存在している。
一態様において、本開示は、
入口ポート、及び蒸気センサカードを受容するようになっている外側スロットを含む外側ハウジングと、
外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置された駆動回路と、
外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置されたセンサホルダと、を含み、センサホルダは、
内側ハウジングであって、
入口ポートと下流方向に流体連通している気体入口及び気体出口を有する気体吸入チャンバ、並びに、
蒸気センサカードと係合するようになっているセンサカードソケットを保持し、気体吸入チャンバを通じて気体入口と流体連通している内側スロットを含む、内側ハウジングと、
駆動回路と電気的に導通し、センサカードソケットと熱的に導通している、電気加熱要素と、
入口ポートからの気体を気体出口へと方向付けるように配置されたファンと、
気体出口の少なくとも一部と隣接し、気体出口の少なくとも一部を横切って延びる乱流誘発部材と、を含む。
いくつかの実施形態において、センサカードソケットは、センサカードソケットと電気的及び熱的に導通する静電容量センサ要素を含む、蒸気センサカードと係合する。
したがって、別の態様において、本開示は
相対する第1主要表面及び第2主要表面を有するセンサハウジングであって、静電容量センサ要素は第1主要表面に当接する長手方向チャネルを有し、長手方向チャネルは底面を有する、センサハウジングと、
底面の少なくとも一部を形成する静電容量センサ要素であって、静電容量センサ要素は、
支持部材上に配置された導電性ベース電極、
長手方向チャネルの底面の一部を含み、蒸気センサカードの外側表面の少なくとも一部を含む導電性多孔性電極、及び
導電性ベース電極と導電性多孔性電極との間に配置された吸着材料を含む誘電性検出層を含む、静電容量センサ要素と、
導電性ベース電極と電気的に導通し、センサハウジングの外側に延びる第1導電性経路と、
導電性ベース電極と電気的に導通し、センサハウジングの外側に延びる第2導電性経路とを含む、蒸気センサカードを提示する。
本開示による携帯用装置及び水蒸気センサは、比較的安価で(例えば、市販される既存の光イオン化検出器と比較して)小型に作製することができる。本開示による携帯用蒸気センサは典型的には確実であり、何らかの理由で交換が必要となったときに、外部からアクセス可能な取り替え可能なセンサ要素を有する。有利なことに、本開示による携帯用蒸気センサは、その比較的低いコスト、再現性、及び有機蒸気の検出における正確性において、既存の検出PID蒸気検出技術に対する利益を有する。この設計の別の利益は、使い捨てセンサの概念の導入である。
この概念によりユーザーは、装置内のセンサを容易に取り替えることができる。本明細書において使用する場合、
用語「導電性」とは、他に明確に指示されない限り、電気的に導通性であることを意味する。
用語「下流に流体連通する」とは、入口から装置を通って出口チャネルへと流れる気体の方向を意味する。
修飾されない用語「ファン」とは、表面又は多数の表面の運動により、気体(例えば、空気)の流れを生じるいずれかの装置を指す。
本開示の特徴及び利点は、発明を実施するための形態、及び添付の特許請求の範囲を考慮することで更に深い理解が得られるであろう。
本開示の一実施形態による、携帯用装置100の斜視図である。 携帯用装置100の反対側の斜視図である。 センサホルダ200の斜視図である。 第2内側部材214の前方斜視図である。 図2Bの断面図である。 第2内側部材214の後方斜視図である。 内部に挿入された蒸気センサカード120を備えるセンサホルダ200の分解斜視図である。 電気加熱要素282が係合した、第2内側部材214の前方斜視図である。 乱流誘発部材346の拡大斜視図である。 センサカードソケット264に挿入された代表的な蒸気センサカード120の拡大斜視図である。 センサカードソケット264に挿入された蒸気センサカード120の断面図である。 センサカード120の分解斜視図である。 本開示の一実施形態による、代表的な携帯用装置500の斜視図である。 蒸気センサカード120及びセンサカードソケット264が内部に挿入された、内側ハウジング610の分解斜視図である。 図6A内の内側ハウジング610の断面図である。 乱流誘発部材346と係合する、内側ハウジング610の後方斜視図である。 内部に挿入された蒸気センサカード120を備えるセンサホルダ610の分解斜視図である。
明細書及び図面において、繰り返し使用される参照記号は、本開示における同じ又は同様の機構又は要素を表す。当業者により他の多くの修正及び実施形態が考案され、これらは本開示の原理の領域及び趣旨の範囲内となることが理解されるべきである。図は、縮尺どおりに描かれていない場合もある。
図1A及び図1Bにおいて、1つの代表的な実施形態において、携帯用装置100は、外側ハウジング105を含む。外側ハウジング105は、内側ポート110、及び蒸気センサカード120を受容するようになっている外側スロット112を含む。ハンドル172及びばねクリップ175を含む取り付け部材170は、外側ハウジング105に固定され、ユーザーが着用する衣服及び/若しくはアクセサリーへの、又は特定の関心の位置にある締結具(例えば、陥没孔)への、便利な取り付けをもたらす。外側ハウジング105は、例えば、1つの一体部分、又は(例えば、機械的に及び/又は接着剤により)係合する複数部分を含むことがある。センサホルダ200は、外側ハウジング105内に配置され、導電性部材182を介して駆動回路160と電気的に導通している。電子ディスプレイ140は、外側ハウジング105内に配置された駆動回路160と通信可能に接続されている。手動により操作可能な制御部150は、ユーザーが駆動回路及び電子ディスプレイを制御するのを可能にする。
外側ハウジングは、電子ディスプレイ及びオペレーター制御部のための開口部を有してもよいが、これらの構成要素は代替的に、又は追加的に、ハウジング内に収容されてもよいことが認識される。例えば、ハウジングは、ハウジング内に含まれる電子ディスプレイの可読性を可能にする透明材料(例えば、透明プラスチック)から作製され得る。同様に、オペレーター制御部は、例えば、誘導性近接センサ制御の場合など、ハウジングを通じてアクセス可能であり得る。
ここで図2Aを参照すると、センサホルダ200は、気体入口230及びファン290を備える、内側ハウジング210を含む。内側ハウジング210は、第1内側ハウジング部材212、及び第2内側ハウジング部材214を含む。第1内側ハウジング部材212は、気体入口230を含む。図2Eに示されるように、内側スロット280は、気体センサカード120と係合するセンサカードソケット264を保持する。
ここで図2C及び図2Dを参照すると、内側スロット280は、気体出口240と隣接し、下流方向に流体連通している。乱流誘発部材346(図2Gにおいて拡大図示される)は、気体出口240に隣接し、これを横切って延びる。
ここで図2Fを参照すると、電気加熱要素282は、内側スロット280内に配置されるセンサカードソケット264(図示されない、図2E参照)と接触する。電気加熱要素282は、駆動回路160と電気的に導通し、センサカードソケット264と熱的に導通している。
図2Cに示されるように、気体入口230内に配置されるファン290は、気体を気体吸入チャンバ220内へと、又は気体出口240の外へと方向付ける。
外側及び内側ハウジングは、意図される用途に耐えることができる、いずれかの好適な材料から作製され得る。例としては、金属、熱硬化樹脂(例えば、ベークライト)、及び熱可塑性樹脂(例えば、ポリイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、及び硫化ポリフェニレンなどの産業用樹脂)が挙げられる。
乱流誘発部材は、気体出口から出る際に気体流に(例えば、渦流出により)乱流を生じさせるのに役立つ。乱流誘発部材は、プラスチック、金属、ガラス、又は寸法的に安定であり、有意に気体を放出しない他のいずれかの材料から構成され得る。本発明者は、導電性多孔質電極を通じて流れる乱流気体は、静電容量型センサ要素の反応時間を短縮することができることを求めた。乱流誘発部材として、任意の多孔質構造が使用され得る。いくつかの実施形態において、乱流誘発部材は、メッシュ(例えば、34ゲージスチールワイヤメッシュ、モデル30×30(Peace Wire Mesh Works,Hengshui,Hebei,China)などのワイヤメッシュ)、布地、モノリシックな透かし編み目材(例えば、成形されたプラスチックによる)を含む。本明細書において記載されるとき、用語「透かし編み目材」とは、様々な開口部を含む装飾的又は構造的な物品を指す。いくつかの実施形態において、開口部は、規則的な配列として構成されるが、これは必須ではない。
ここで図2Cを参照すると、第2内側ハウジング部材214及びファン290は、気体吸入チャンバ220を形成する。気体吸入チャンバ220は、入口ポート110と下流方向に流体連通している(図1A参照)。気体吸入チャンバ220は、気体入口230の下流、気体出口240の上流にある。図示される実施形態において、気体と触れる気体吸入チャンバ220の内側表面226は、流れの不均一性(例えば、「デッド」スポット)という問題を緩和するために隣接する壁部の境界が丸くなっている。これは多数の構成部材から内側ハウジング210を組み立てるための、製造上の観点から便利であり得るが、一体部品としてこれを製造することも可能である(例えば、成形、又は高速プロトタイピングにより)。
ここで図3A及び図3Bを参照すると、センサカードソケット264と係合させたときに、蒸気センサカード120は、第1導電経路412及び第2導電経路432(例えば、ワイヤー、配線、及び/又はトラック)と、センサカードソケット264の電気端子268との間に電気接触を形成し、これはひいては、駆動回路160と電気的に導通する。導電性経路412、432は、基本導電性電極及び多孔性導電性電極と、それぞれ電気的に導通する。いくつかの実施形態において、センサカードソケット264は、SDメモリソケットを含む。いくつかの実施形態において、蒸気センサカード120及び/又はセンサカードソケット264は、その形式及び電気的相互接続に関し、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会PCMCIA 2.0規格に従う。一実施形態において、蒸気センサカード120は、SDメモリカードの形状及び大きさを有する。
ここで図4を参照すると、代表的な蒸気センサカード120は、上方ハウジング部材425と下方ハウジング部材427との間に、静電容量型センサ要素400を含む。長手方向チャネル470は、底面462を有し、蒸気センサカード120の主要表面480と当接する。静電容量型センサ要素400は、これが底面462の一部を形成するように配置される。蒸気センサカード120がセンサカードソケット264と係合すると、長手方向チャネル470は外側ハウジング105の外側スロット112を通じて延び、これにより、入口部分110を通じて携帯用装置100に引き込まれる気体(例えば、周囲空気サンプル)のための出口がもたらされる。図示される実施形態において、気体は、長手方向チャネルを通じてセンサ装置から出るが、気体を逃すために少なくとも1つの開口部が外側ハウジングに存在しさえすれば、他の構成もまた使用され得る。例えば、蒸気センサカードは、長手方向チャネルを有さないことがあるが、外側スロットに隣接する孔は、気体が外側ハウジングから出るための経路をもたらす。
静電容量型センサ要素400は、任意の支持部材415上に配置される導電性ベース電極410と、導電性多孔性電極430と、吸着材料を含み、導電性ベース電極410と導電性多孔性電極430との間に配置される誘電性検出層420とを含む。静電容量型センサ要素400は、蒸気センサカード120内に保持され、多孔性電極が長手方向チャネルの底部に配置されて、長手方向チャネルを通じて流れる気体と接触する。この構成において、静電容量型要素400は、偶発的な物理的損傷から保護され得、蒸気センサカード120は容易にかつ/又は安全に取り扱うことができる。
センサホルダに挿入されると、導電性多孔性電極430は、センサホルダを通過する気体と流体連通する。導電性経路412、432はそれぞれ、導電性ベース電極410及び導電性多孔性電極430から延びる。蒸気センサカード120は、センサカードソケット264と係合し、導電性経路412、432は、電気端子268と電気的に導通する。
剛性又は可撓性であり得る、任意の支持部材415は、一定程度の取り扱い性をセンサ要素にもたらすために十分な一体性を有するべきである。いくつかの実施形態においても、任意の支持部材は、蒸気センサカードに容易に組み込まれるように、実質的に平坦な形状である。任意の好適な支持部材の例としては、ポリマフィルム(例えば、ポリエステル、又はポリイミド)、ガラス、紙、及び厚紙が挙げられる。任意の支持部材が存在しない場合、導電性ベース電極は典型的には、蒸気センサカードの内側表面上に取り付けられる(例えば、上方部分と下方部分を係合させることにより組み立てられる蒸気センサカードの場合)。
導電性ベース電極及び導電性多孔性電極は、導電性である任意の導電性材料を含み得る。例えば、導電性ベース電極は金属層を含み得る。代表的な金属としては貴金属(例えば、金、プラチナ、イリジウム、パラジウム、オスミウム、銀、ロジウム、ルテニウム)が挙げられる。全体に十分な導電性がもたらされる限り、(導電性の及び/又は非導電性の)異なる材料の組み合わせを、異なる層又は混合物として使用することができる。典型的に、導電性ベース電極及び導電性多孔性電極は、約10オーム/平方のシート抵抗を有する。
導電性ベース電極を作成するために使用され得る材料の例としては、有機材料、無機材料、金属、合金、並びにこれらの材料のいずれか又は全てを含む様々な混合物及び複合材料が挙げられるが、これらに限定されない。ある実施形態において、コーティング(例えば、熱蒸気コーティング、スパッタコーティングなど)された金属、若しくは酸化金属、又はこれらの組み合わせが使用され得る。好適な導電性材料としては、例えば、アルミニウム、ニッケル、チタン、スズ、酸化インジウムスズ、金、銀、白金、パラジウム、銅、クロム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。第1導電性電極は、導電性である限り、任意の厚さ、例えば少なくとも4ナノメートル(nm)〜400nm、7nm〜300nm、又は少なくとも10nm〜200nmの範囲の厚さであってよい。例えば、導電性ベース電極は、自己支持するだけの十分な厚さ(例えば、10μm〜1cm)を有し得るが、より厚い及びより薄い厚さを用いることも可能である。
導電性ベース電極は、導電性カーボンファイバー電極を含み得る。このような電極は、2012年6月25日に出願された、米国仮特許出願第61/663,688号、表題「Sensor Element,Method of Making,and Method of Using the Same」(Gryska et al.)に記載される。
導電性多孔性電極は、水蒸気及び/又は少なくとも1つの有機化合物の蒸気に対して多孔性(例えば、ミクロ多孔質及びナノ多孔質)であるいずれかの導電性材料を含み得る。導電性多孔性電極を作成するために使用され得る材料の例としては、有機材料、無機材料、金属、合金、並びにこれらの材料のいずれか又は全てを含む様々な混合物及び複合材料が挙げられる。ある実施形態において、コーティング(例えば、熱蒸気コーティング、スパッタコーティングなど)された金属、若しくは酸化金属、又はこれらの組み合わせが使用され得る。導電性多孔性電極で使用するために好適な材料としては、例えば、金、銀、プラチナ、パラジウム、カーボンナノチューブ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。銀インクでコーティングした多孔性導電性電極に関する詳細は、米国特許出願公開第2011/0045601 A1号(Gryska et al.)に見出すことができる。蒸着した、蒸気透過性導電性電極に関する詳細はまた、米国仮特許出願第61/388,146号(Palazzotto et al.)に見出すことができる。
十分な全体導電性及び透過性がもたらされる限り、異なる材料(導電性及び/又は非導電性)の組み合わせが、異なる層又は混合物として使用され得る。導電性多孔性電極は、典型的には、1ナノメートル(nm)〜500nmの範囲の厚さを有するが、他の厚さを用いてもよい。例えば、導電性多孔性電極が蒸着させた金を含む実施形態において、導電性多孔性電極は、約4〜9ナノメートル(nm)の厚さを有し得る。導電性多孔性電極が銀インクを含む実施形態において、導電性多孔性電極は、約50〜約400nmの範囲の厚さを有し得る。
より大きな厚さは、望ましくない低レベルの透過性を有し得る。その一方、より小さな厚さは、導電性が不十分になる、及び/又は第2導電性部材への電気的接続が困難となり得る。導電性多孔性電極は透過性であるため、導電性ベース電極は、典型的には、連続的な中断部のない層を含むが、必要に応じて開口部又は他の中断部を含んでよい。
吸着材料は、微多孔性であり、その内部に少なくとも1つの被分析蒸気を吸収することができる、いずれかの誘電性材料であり得る(例えば、無機又は有機)。これに関連して、用語「微小多孔質の」及び「微小多孔質」は、材料が有意な規模の、内部の相互接続された間隙体積を有し、平均孔径(例えば、吸着等温線手段によって特徴付けられる)は、約100ナノメートル(nm)未満、典型的には約10nm未満である。このような微多孔質により、分析される蒸気(すなわち、検体)の分子が、材料の内部間隙体積に浸透し、内部の細孔中に定着することが可能となる。内部の孔の中のこのような分析質の存在は、材料の誘電特性を変化させることができ、それによって誘電率(又は他の任意の好適な電気的特性)の変化が観察され得る。
吸着材料の選択は一般的に、分析される蒸気に依存する。例えば、湿度(水蒸気)が判定される場合、例えば、スルホン化フルオロポリマなどの、吸湿性材料を含む吸着材料が、有利に使用され得る。
しかしながら、1つ以上の揮発性有機化合物を分析することが所望される場合、いわゆる固有微多孔性ポリマ(PIM)を含む吸着材料が有用であり得る。PIMは、ポリマ鎖の非効率的な充填のために、ナノメートルスケールの孔を有するポリマ材料である。例えば、Chemical Communications、2004年、(2)、pp.230〜231、Budd et al.が、剛性及び/又は歪んだモノマビルディングブロック(すなわち、モノマ単位)間のジベンゾジオキサン結合を含む、一連の本質的に微多孔性である材料を報告している。ポリマのこのファミリーの代表的なメンバーとしては、スキーム1に従って表1に示される成分A(例えば、A1、A2、又はA3)と成分B(例えば、B1、B2、又はB3)との縮合によって生成されるものが挙げられる。
Figure 2015524925

Figure 2015524925
更に好適な構成成分A及びB、並びに得られる本質的にミクロ孔質のポリマは、当該技術分野において既知であり、例えば、Budd et al.のJournal of Materials Chemistry,2005,Vol.15,pp.1977〜1986の中で、McKeown et al.のChemistry,A European Journal,2005,Vol.11,pp.2610〜2620の中で、Ghanem et al.のMacromolecules,2008,vol.41,pp.1640〜1646の中で、Ghanem et al.のAdvanced Materials,2008,vol.20,pp.2766〜2771;by Carta et al.in Organic Letters,2008,vol.10(13),pp.2641〜2643の中で、PCT国際特許出願WO 2005/012397 A2(McKeown et.al)の中で、及び米国特許出願第2006/0246273号(McKeown et.al)の中で報告されている。
そのようなポリマは、例えば、A1(5,5’,6,6’−テトラヒドロキシ−3,3,3’,3’−テトラメチル−1,1’−スピロビスインダン)などのビス−カテコールが、塩基性条件下で、例えば、B1(テトラフルオロテレフタロニトリル)などのフッ素化アレーンと反応させられる逐次重合によって、合成することができる。得られるポリマ主鎖の剛直性及び捩れ状態によって、これらのポリマを固体状態で密に充填できず、そのため、少なくとも10%である自由体積を有し、固有ミクロ孔質である。
PIMは、他の材料にブレンドされてもよい。例えば、PIMは、それ自体が吸収性誘電体材料ではない材料とブレンドすることができる。被分析蒸気反応に寄与しないものの、このような材料は他の理由のために有用であり得る。例えば、このような材料は、優れた機械特性などを有する、PIM含有層の形成を可能にすることがある。一実施形態において、PIMは、他の材料と共に一般的な溶媒に溶解して、均質な溶液を形成してもよく、これは、キャスティングされて、PIM及び他のポリマの双方を含む吸収性誘導体ブレンド層を形成してもよい。PIMはまた、吸収性誘電体材料である材料(例えば、ゼオライト、活性炭、シリカゲル、超架橋ポリマネットワークなど)とブレンドされてもよい。このような材料は、PIM材料を含む溶液中に懸濁された不溶性材料を含み得る。このような溶液/懸濁液のコーティング及び乾燥は、PIM材料と追加的な吸収性誘導体材料の双方を含む、複合吸収性誘導体層をもたらすことがある。
PIMは、典型的に、例えば、テトラヒドロフランなどの有機溶媒に可溶性であり、ゆえに、溶液から(例えば、スピンコーティング、ディップコーティング、又はバーコーティングによって)フィルムとしてキャスティングすることができる。しかし、これらのポリマの溶液から作製されるフィルムの特徴(入手可能な厚さ、光学的透明度、及び/又は外観)が、フィルムのキャスティングに使用される溶媒又は溶媒系に応じて著しく異なる場合がある。例えば、本明細書に記載の蒸気センサで使用するのに望ましい特性を備えたフィルムを作り出すためには、分子量のより高い固有に微多孔性のポリマは、比較的独特な溶媒(例えば、シクロヘキセンオキシド、クロロベンゼン、又はテトラヒドロピラン)からキャスティングされる必要がある場合がある。溶液コーティング法に加えて、検出層は、任意の他の好適な方法によって導電性ベース電極に適用されてよい。
PIMが堆積される(例えば、コーティングされる)か、ないしは別の方法で吸収性誘電体層を含むように形成された後、材料は、例えば、ビス(ベンゾニトリル)二塩化パラジウム(II)などの好適な架橋剤を使用して架橋することができる。このプロセスは、吸収性誘電体層を有機溶媒中で不溶性にするか、及び/又は耐久性、摩擦耐性など特定の物理的特性を向上させことがあり、これは特定の用途において望ましい場合がある。
PIMは、材料が著しく増大するか、あるいは物理的特性の顕著な変化を示す程度の液体水を吸収することがないように、疎水性であってよい。このような疎水性特性は、水の存在に対する感度が比較的低い有機検体蒸気センサ素子を提供するために有用である。しかしながら、材料は特定の目的のために、比較的極性の部分を含み得る。
あるいは、湿度を検出するために静電容量型センサ要素が使用される実施形態において、検出層は好ましくは親水性である。例えば、検出層は、
Figure 2015524925

を含むモノマ単位を有するコポリマを含んでもよく、ここでMはH(すなわち、水素)、又はアルカリ金属(例えば、リチウム、ナトリウム、又はカリウム)を表す。
このようなコポリマは、例えば、米国特許第7,348,088号(Hamrock et al.)に記載される。一実施形態において、共重合体は、次に示す化学理論式
Figure 2015524925

(式中、m及びnは、正の整数(すなわち、1、2、3など)であり、Mは先に定義するとおりである)によって表される部分を有するランダム共重合体であり得る。例えば、ペルフルオロアルキル基、又はペルフルオロアルコキシル基などのその他のペンダント基も含まれていてよい。一般的に、実質的に(例えば、5モル%未満の)他のペンダント基は、共重合体に存在せず、より一般的には、他のペンダント基は存在しない。
共重合体は、テトラフルオロエチレンと、4’−フルオロスルホニル−1’,1’,2’,2’,3’,3’,4’,4’−オクタフルオロブチルオキシ−1,2,2−トリフルオロエチレン(すなわち、CF=CFO(CFSOF)との共重合、続いて、アルカリ金属スルホン酸塩形態又はスルホン酸形態へのフッ化スルホニルの塩基性加水分解によって、製造することができる。付加的なコモノマは、共重合体のペルフルオロアルキル又はペルフルオロアルキルエーテルペンダント基を提供するように含まれ得る。また、フッ化ビニリデンも単量体として使用され得る。重合は、水性乳化重合を含む、いずれかの適切な方法によって行うことができる。共重合体は、一般的に、スルホン酸塩等価物当たり少なくとも500グラム、より一般的には、スルホン酸塩等価物当たり少なくとも650グラム、より一般的には、スルホン酸塩等価物当たり少なくとも750グラムのスルホン酸塩当量(すなわち、1つの−SOM基を有する共重合体の重量)を有し得る。共重合体は、一般的に、スルホン酸塩等価物当たり1200グラム未満、より一般的には、スルホン酸塩等価物当たり1100グラム未満、又は更には、スルホン酸塩等価物当たり1000グラム以下のスルホン酸塩当量を有する。一部の実施形態において、共重合体は、スルホン酸塩等価物当たり500〜1000グラムの範囲のスルホン酸塩当量を有する。
市販されている共重合体の例には、3M Company(Saint Paul,Minnesota)から3M PERFLUOROSULFONIC ACID IONOMERという商品名で入手可能な共重合体が挙げられる。
検出層は、いずれかの適切な方法によって(例えば、導電性電極上に)配置することができる。検出層の溶媒又は水からの流し込み、これに続く加熱乾燥、及び場合によりアニール化は、一般に、有効な方法である。所望により、フルオロスルホニル化コポリマ前駆体共重合体は、上に論じるように、溶媒から流し込み、続いて加水分解してもよい。
ミクロ孔質誘電体材料が有機ケイ酸塩材料である吸収性静電容量センサ素子に関する更なる詳細は、米国特許出願公開第2011/0254568 A1号(Thomas et al.)に記載されている。
検出層は、いずれの厚さであってもよいが、一般的に、約100ナノメートル(nm)〜1mmの範囲である。より一般的には、検出層は、500nm〜10000nm、又は更には、700〜3500nmの範囲の厚さを有する。
PIM及びこれらの操作の原理を含む、静電容量センサ要素の製造に関する更なる詳細は、例えば、米国特許出願公開第2011/0045601 A1号(Gryska et al.)、及び同第2011/0031983 A1(David et al.)、並びに米国特許仮出願第61/388,146号、表題「Sensor Element,Method of Making the Same,and Sensor Device Including the Same」(Palazzotto et al.)(2010年9月30日出願)に見出すことができる。
スルホン化フルオロポリマを含む静電容量センサ要素の製造、及びこれらの動作の原理は、例えば、2011年6月8日に出願された、米国仮特許出願第61/494,578号、表題「Humidity Sensor and Sensor Element Therefor」(Gryska et al.)、及び2012年5月29日に出願された、米国仮特許出願第61/652,496号、表題「Humidity Sensor and Sensor Element Therefor」(Gryska et al.)に見出すことができる。
検出層は、例えば、着色剤、残留性有機溶剤、充填剤、及び/又は塑性剤などの、1つ以上の追加的な成分を含んでもよい。
一実施形態では、微多孔性誘電体材料は連続的なマトリックスを備える。このようなマトリックスは、材料の固体部分が連続的に相互接続されているアセンブリ(例えば、コーティング、層など)として定義される(上記の多孔質の存在、又は下記の任意の添加物の存在とは拘わりなく)。すなわち、連続的なマトリックスは、粒子の凝集(例えば、ゼオライト、活性炭、及びカーボンナノチューブ)を含むアセンブリから区別できる。例えば、溶液から堆積される層又はコーティングは、典型的には、連続的なマトリックスを含む(コーティング自体がパターンを有する方法で塗布されるか、及び/又は粒子状の添加物を含むとしても)。粉末の噴霧、分散体(例えば、ラテックス)のコーティング及び乾燥、又はゾル−ゲル混合物のコーティング及び乾燥によって堆積された粒子の集合は、連続的な網状組織を含まないことがある。しかしながら、このようなラテックス、ゾル−ゲルなどの層が、個別の粒子がもはや認識不可能であるか、又は異なる粒子から得られたアセンブリの領域を認識することが不可能であるように固化され得る場合に、このような層は、連続的マトリックスと見なされる。
別の代表的な実施形態において、図5に示されるように、携帯用装置500は、外側ハウジング505を含む。外側ハウジング505は、入口ポート510、及び蒸気センサカード120を受容するようになっている外側スロット512アダプタを含む。ハンドル172及びばねクリップ175を含む取り付け部材170が外側ハウジング505に固定され、ユーザーが着用する衣服及び/又はアクセサリーへの便利な取り付けをもたらす。
センサホルダ600は、外側ハウジング505内に配置され、導電性部材182を介して駆動回路160と電気的に導通している。電子ディスプレイ140は、外側ハウジング505内に配置された駆動回路160と通信可能に接続されている。手動により操作可能な制御部150は、ユーザーが駆動回路及び電子ディスプレイを制御するのを可能にする。
ここで図6A及び図6Bを参照すると、センサホルダ600は、入口ポート510と下流方向に流体連通する、気体吸入チャンバ620(図6B参照)を含む、内側ハウジング610を含む。気体吸入チャンバ620は、気体入口630及び気体出口640を含む。内側スロット680は、蒸気センサカード120と係合するようになっているセンサカードソケット264を保持する。
ここで図6Dを参照すると、センサカードソケット264と接触する、電気加熱要素282は、駆動回路160と電気的に導通し、センサカードソケット264と熱的に導通している。
図6A及び図6Bを再び参照すると、気体入口630内に配置されたファン290は、入口ポート510から内側スロット680へと気体を方向付ける。乱流誘発部材346は、気体出口640に隣接し、気体出口640を横切って延びる。
図6Bを参照すると、使用中に気体と触れる気体吸入チャンバ620の内側表面626は、気体流の不均一性(例えば、「デッド」スポット)という問題を緩和するために隣接する壁部の境界が丸くなっている。これは多数の構成部材から内側ハウジング610を組み立てるための、製造上の観点から便利であり得るが、一体部品としてこれを製造することも可能である(例えば、成形、又は高速プロトタイピングにより)。この構成において、外側ハウジングは、気体混合吸入チャンバとして機能し、ファンから出る流れが、センサ要素を通過する前に再分配されるようにする。
本開示の選択された実施形態
第1実施形態では、本開示は携帯用装置を提示し、これは、
入口ポート、及び蒸気センサカードを受容するようになっている外側スロットを含む外側ハウジングと、
外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置された駆動回路と、
外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置されたセンサホルダと、を含み、センサホルダは、
内側ハウジングであって、
入口ポートと下流方向に流体連通している気体吸入チャンバであって、気体吸入チャンバは気体入口及び気体出口を有する、気体吸入チャンバ、並びに、
蒸気センサカードと係合するようになっているセンサカードソケットを保持し、気体吸入チャンバを通じて気体入口と流体連通している、内側スロットを含む、内側ハウジングと、
駆動回路と電気的に導通し、センサカードソケットと熱的に導通している、電気加熱要素と、
入口ポートからの気体を気体出口へと方向付けるように配置されたファンと、
気体出口の少なくとも一部と隣接し、気体出口の少なくとも一部を横切って延びる乱流誘発部材と、を含む。
第2実施形態において、本開示は、第1実施形態による携帯用装置を提示し、センサカードソケットは蒸気センサカードと係合し、蒸気センサカードは、
相対する第1主要表面及び第2主要表面を有するセンサハウジングと、センサハウジング内に部分的に配置される静電容量センサ要素であり、静電容量センサ要素及びセンサハウジングが共にハウジングの第1主要表面に沿って長手方向チャネルを画定し、静電容量センサ要素は、
支持部材上に配置された導電性ベース電極、
長手方向チャネルの底面の一部を含み、蒸気センサカードの外側表面の少なくとも一部を含む導電性多孔性電極、及び
導電性ベース電極と導電性多孔性電極との間に配置された吸着材料を含む誘電性検出層を含む、静電容量センサ要素と、
導電性ベース電極と電気的に導通し、センサハウジングの外側に延びる第1導電性経路と、
導電性ベース電極と電気的に導通し、センサハウジングの外側に延びる第2導電性経路とを含み、
静電容量センサ要素は、気体入口と下流方向に流体連通している。
第3実施形態において、本開示は、導電性ベース電極及び導電性多孔性電極が金属層を含む、第2実施形態に記載の携帯用装置を提示する。
第4実施形態において、本開示は、導電性多孔性電極が多孔性金電極を含む、第2又は第3実施形態に記載の携帯用装置を提示する。
第5実施形態において、本開示は、吸着材料がスルホン化フルオロポリマを含む、第2〜第4実施形態のいずれか1つに記載の携帯用装置を提示する。
第6実施形態において、本開示は、吸着材料が、剛性の、捩れている、又は剛性でかつ捩れているモノマ単位の間のジベンゾジオキサン結合を含む、固有微多孔性ポリマを含む、第2〜第4実施形態のいずれか1つに記載の、携帯用装置を提示する。
第7実施形態において、本開示は更に、駆動回路と通信可能に接続された電子ディスプレイを含む、第1〜第6実施形態のいずれか1つに記載の携帯用装置を提示する。
第8実施形態において、本開示は、駆動回路を制御するために少なくとも1つの手動で操作可能な制御部を更に含む、第1〜第7実施形態のいずれか1つに記載の携帯用装置を提示する。
第9実施形態において、本開示は、ファンが気体入口内に少なくとも部分的に配置される、第1〜第8実施形態のいずれか1つの記載の携帯用装置を提示する。
第10実施形態において、本開示は、外側ハウジングに固定された取り付け部材を更に含む、第1〜第9実施形態の1つの記載の携帯用装置を提示する。
第11実施形態において、本開示は、内側ハウジングが、
気体入口を含む第1内側ハウジング部材、及び
気体出口を含む第2内側ハウジング部材を含み、第2内側ハウジング部材が第1内側ハウジング部材と係合して気体吸入チャンバを形成する、第1〜第10実施形態のいずれか1つに記載の携帯用装置を提示する。
第12実施形態において、本開示は、
相対する第1主要表面及び第2主要表面を有するセンサハウジングであり、静電容量センサ要素は第1主要表面に当接する長手方向チャネルを有し、長手方向チャネルは底面を有する、センサハウジングと、
底面の少なくとも一部を形成する静電容量センサ要素であって、静電容量センサ要素は、
支持部材上に配置された導電性ベース電極、
長手方向チャネルの底面の一部を含み、蒸気センサカードの外側表面の少なくとも一部を含む導電性多孔性電極、及び
導電性ベース電極と導電性多孔性電極との間に配置された吸着材料を含む誘電性検出層を含む、静電容量センサ要素と、
導電性ベース電極と電気的に導通し、センサハウジングの外側に延びる第1導電性経路と、
導電性ベース電極と電気的に導通し、センサハウジングの外側に延びる第2導電性経路とを含む、蒸気センサカードを提示する。
第13実施形態において、本開示はセンサハウジングが上方ハウジング部材及び下方ハウジング部材を含む、第12実施形態に記載の蒸気センサを提示する。
当業者であれば、より詳細に付属の「特許請求の範囲」に記載される本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく本開示に対する他の改変及び変更を行うことが可能である。異なる実施形態の態様を異なる実施形態の他の態様と部分的若しくは全体的に互換すること又は組み合わせることが可能である点は理解されるであろう。特許証のための上記の出願において引用された、参照文献、特許、又は特許出願はいずれも一貫性を有するようにそれらの全容を本明細書に援用する。これらの援用文献の一部と本明細書との間に不一致又は矛盾がある場合、上記の説明文における情報が優先するものとする。特許請求される開示内容を当業者が実行することを可能ならしめるために示される上記の説明文は、「特許請求の範囲」及びその全ての均等物によって規定される本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (13)

  1. 入口ポート、及び蒸気センサカードを受容するようになっている外側スロットを含む外側ハウジングと、
    前記外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置された駆動回路と、
    前記外側ハウジング内に少なくとも部分的に配置されたセンサホルダと、を含み、前記センサホルダは、
    内側ハウジングであって、
    前記入口ポートと下流方向に流体連通し、気体入口及び気体出口を有する気体吸入チャンバ、並びに、
    前記蒸気センサカードと係合するようになっているセンサカードソケットを保持し、前記気体吸入チャンバを通じて前記気体入口と流体連通している内側スロットを含む、内側ハウジングと、
    前記駆動回路と電気的に導通し、前記センサカードソケットと熱的に導通している、電気加熱要素と、
    前記入口ポートからの気体を前記気体出口へと方向付けるように配置されたファンと、
    前記気体出口の少なくとも一部と隣接し、前記気体出口の少なくとも一部を横切って延びる乱流誘発部材と、を含む、携帯用装置。
  2. 前記センサカードソケットは、蒸気センサカードと係合し、前記蒸気センサカードは、
    相対する第1主要表面及び第2主要表面を有するセンサハウジングと、
    前記センサハウジング内に部分的に配置された静電容量センサ要素であり、前記静電容量センサ要素及び前記センサハウジングが共に前記センサハウジングの前記第1主要表面に沿って長手方向チャネルを画定し、前記静電容量センサ要素は、
    支持部材上に配置された導電性ベース電極、
    前記長手方向チャネルの底面の一部を含み、前記蒸気センサカードの外側表面の少なくとも一部を含む導電性多孔性電極、及び、
    前記導電性ベース電極と前記導電性多孔性電極との間に配置された吸着材料を含む誘電性検出層を含む、静電容量センサ要素と、
    前記導電性ベース電極と電気的に導通し、前記センサハウジングの外側に延びる第1導電性経路と、
    前記導電性ベース電極と電気的に導通し、前記センサハウジングの外側に延びる第2導電性経路とを含み、
    前記静電容量センサ要素は、前記気体入口と下流方向に流体連通している、請求項1に記載の携帯用装置。
  3. 前記導電性ベース電極及び前記導電性多孔性電極は、金属層を含む、請求項2に記載の携帯用装置。
  4. 前記導電性多孔性電極は、多孔性金電極を含む、請求項2又は3に記載の携帯用装置。
  5. 前記吸着材料は、スルホン化フルオロポリマを含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯用装置。
  6. 前記吸着材料は、剛性であるか、捩れているか、又は剛性でありかつ捩れている、モノマ単位間のジベンゾジオキサン結合を含む、固有微多孔性ポリマを含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯用装置。
  7. 前記駆動回路と通信可能に接続されている電子ディスプレイを更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯用装置。
  8. 前記駆動回路を制御するための、少なくとも1つの手動操作可能な制御部を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の携帯用装置。
  9. 前記ファンは、前記気体入口内に少なくとも部分的に配置される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の携帯用装置。
  10. 前記外側ハウジングに固定された取り付け部材を更に含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の携帯用装置。
  11. 前記内側ハウジングは、
    前記気体入口を含む第1内側ハウジング部材、及び
    前記気体出口を含む第2内側ハウジング部材を含み、前記第2内側ハウジング部材が前記第1内側ハウジング部材と係合して前記気体吸入チャンバを形成する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の携帯用装置。
  12. 蒸気センサカードであって、
    相対する第1主要表面及び第2主要表面を有するセンサハウジングであり、静電容量センサ要素は前記第1主要表面に当接する長手方向チャネルを有し、前記長手方向チャネルは底面を有する、センサハウジングと、
    前記底面の少なくとも一部を形成する静電容量センサ要素であり、前記静電容量センサ要素は、
    支持部材上に配置された導電性ベース電極、
    前記長手方向チャネルの底面の一部を含み、前記蒸気センサカードの外側表面の少なくとも一部を含む、導電性多孔性電極、及び
    前記導電性ベース電極と前記導電性多孔性電極との間に配置された吸着材料を含む誘電性検出層を含む、静電容量センサ要素と、
    前記導電性ベース電極と電気的に導通し、前記センサハウジングの外側に延びる第1導電性経路と、
    前記導電性ベース電極と電気的に導通し、前記センサハウジングの外側に延びる第2導電性経路とを含む、蒸気センサカード。
  13. 前記センサハウジングは、上方ハウジング部材及び下方ハウジング部材を含む、請求項12に記載の蒸気センサカード。
JP2015525455A 2012-08-02 2013-07-23 携帯用電子装置及び蒸気センサカード Expired - Fee Related JP6263179B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261678806P 2012-08-02 2012-08-02
US61/678,806 2012-08-02
PCT/US2013/051665 WO2014022155A1 (en) 2012-08-02 2013-07-23 Portable electronic device and vapor sensor card

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015524925A true JP2015524925A (ja) 2015-08-27
JP2015524925A5 JP2015524925A5 (ja) 2016-09-08
JP6263179B2 JP6263179B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=48951583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015525455A Expired - Fee Related JP6263179B2 (ja) 2012-08-02 2013-07-23 携帯用電子装置及び蒸気センサカード

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9702840B2 (ja)
EP (1) EP2880431B1 (ja)
JP (1) JP6263179B2 (ja)
KR (1) KR20150039789A (ja)
CN (1) CN104583764B (ja)
WO (1) WO2014022155A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019066234A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 京セラ株式会社 センサモジュール
JP2019128349A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 研能科技股▲ふん▼有限公司 ガス検出装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3078964B1 (en) * 2015-04-09 2017-05-24 Honeywell International Inc. Relative humidity sensor and method
EP3176553B1 (de) * 2015-12-02 2018-08-08 E+E Elektronik Ges.m.b.H. Sensor-anordnung
US10480979B2 (en) * 2016-05-25 2019-11-19 Agilent Technologies, Inc. Flow meters, flow meter cartridges, and related methods
US10836639B1 (en) 2016-10-26 2020-11-17 Air Stations Llc/Elevated Analytics Llc Joint Venture Air quality measurement system
US10866226B1 (en) 2017-02-07 2020-12-15 Air Stations Llc/Elevated Analytics Llc Joint Venture Multi-point ground emission source sensor system
US10928371B1 (en) 2017-03-31 2021-02-23 Air Stations Llc/Elevated Analytics Llc Joint Venture Hand-held sensor and monitor system
KR102017157B1 (ko) * 2017-09-29 2019-09-02 한전케이피에스 주식회사 활선경보 기능이 있는 안전모의 조명장치
US20190107103A1 (en) * 2017-10-09 2019-04-11 Phase Four, Inc. Electrothermal radio frequency thruster and components
USD851520S1 (en) * 2018-03-01 2019-06-18 Honeywell International Inc. Portable local area gas monitor
KR200490855Y1 (ko) * 2018-09-06 2020-01-13 한전케이피에스 주식회사 안전모 조명장치
RU2738976C2 (ru) * 2019-05-28 2020-12-21 Сергей Анатольевич Постригань Датчик влажности воздуха и способ его регенерации
USD935922S1 (en) * 2019-06-28 2021-11-16 Honeywell International Inc. Transportable detector

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192247A (ja) * 1984-03-14 1985-09-30 Hitachi Ltd 検出器
JPH01187444A (ja) * 1988-01-21 1989-07-26 Shimadzu Corp カード型アンモニアセンサ及びその測定装置
JP2002005868A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Yamatake Corp 検出器
JP2002267626A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Shinei Kk センサ素子
JP2002538457A (ja) * 1999-03-03 2002-11-12 サイラノ・サイエンスィズ・インコーポレーテッド 知覚データを検出しコンピュータネットワークで伝送する装置、システム、および方法
JP2005504947A (ja) * 2001-02-07 2005-02-17 エアキュイティ・インコーポレーテッド 空気品質監視システムおよび方法
US20080173089A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-24 Seagate Technology Llc Transducing system with integrated environmental sensors
US20090123802A1 (en) * 2007-11-12 2009-05-14 Yung-Lieh Chien Fuel cell having moisture sensor device

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2687834B1 (fr) * 1992-02-24 1996-09-27 Coreci Condensateur plan ajustable.
US6085576A (en) * 1998-03-20 2000-07-11 Cyrano Sciences, Inc. Handheld sensing apparatus
AU2003286267A1 (en) * 2002-11-27 2004-06-18 City Technology Limited Gas sensing assembly
US7348088B2 (en) 2002-12-19 2008-03-25 3M Innovative Properties Company Polymer electrolyte membrane
GB0317557D0 (en) 2003-07-26 2003-08-27 Univ Manchester Microporous polymer material
US8378694B2 (en) 2007-10-05 2013-02-19 3M Innovative Properties Company Organic chemical sensor comprising plasma-deposited microporous layer, and method of making and using
EP2205965B1 (en) 2007-10-05 2017-11-01 3M Innovative Properties Company Organic chemical sensor comprising microporous polymer, and method of use
EP2376910A4 (en) 2008-12-23 2015-07-01 3M Innovative Properties Co ORGANIC CHEMICAL SENSOR WITH MICROPOROUS ORGANOSILICATE MATERIAL
US8499613B2 (en) * 2010-01-29 2013-08-06 Stmicroelectronics S.R.L. Integrated chemical sensor for detecting odorous matters
CN103069269B (zh) 2010-06-15 2016-08-03 3M创新有限公司 可变电容传感器及其制造方法
JP2013542422A (ja) 2010-09-30 2013-11-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー センサー素子、その製造方法、及びそれを含むセンサー装置
JP5932806B2 (ja) 2010-09-30 2016-06-08 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー センサー素子、その製造方法、及びそれを含むセンサー装置
US9506888B2 (en) * 2011-04-13 2016-11-29 3M Innovative Properties Company Vapor sensor including sensor element with integral heating
JP5955379B2 (ja) 2011-04-13 2016-07-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 揮発性有機化合物の検出方法
KR101990015B1 (ko) 2011-04-13 2019-06-17 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 교정 정보를 포함하는 전자 디바이스 및 이를 이용하는 방법
CN103492872B (zh) 2011-04-13 2016-04-06 3M创新有限公司 使用吸收性传感器元件的方法
WO2012170248A1 (en) 2011-06-08 2012-12-13 3M Innovative Properties Company Humidity sensor and sensor element therefor
US20140234646A1 (en) 2011-09-27 2014-08-21 3M Innovative Properties Company Polymerizable Composition, Polymerized Composition, Article, And Method Of Making The Same
US9658198B2 (en) 2011-12-13 2017-05-23 3M Innovative Properties Company Method for identification and quantitative determination of an unknown organic compound in a gaseous medium
IN2014CN04311A (ja) 2011-12-13 2015-09-04 3M Innovative Properties Co
JP6129304B2 (ja) 2012-05-29 2017-05-17 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 湿度センサ及びセンサ素子
CN104583763B (zh) 2012-06-25 2017-03-08 3M创新有限公司 传感器元件及其制备和使用方法
US9221990B2 (en) 2012-11-14 2015-12-29 3M Innovative Properties Company Fluoropolymer coatings suitable for films of photovoltaic modules

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192247A (ja) * 1984-03-14 1985-09-30 Hitachi Ltd 検出器
JPH01187444A (ja) * 1988-01-21 1989-07-26 Shimadzu Corp カード型アンモニアセンサ及びその測定装置
JP2002538457A (ja) * 1999-03-03 2002-11-12 サイラノ・サイエンスィズ・インコーポレーテッド 知覚データを検出しコンピュータネットワークで伝送する装置、システム、および方法
JP2002005868A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Yamatake Corp 検出器
JP2005504947A (ja) * 2001-02-07 2005-02-17 エアキュイティ・インコーポレーテッド 空気品質監視システムおよび方法
JP2002267626A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Shinei Kk センサ素子
US20080173089A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-24 Seagate Technology Llc Transducing system with integrated environmental sensors
US20090123802A1 (en) * 2007-11-12 2009-05-14 Yung-Lieh Chien Fuel cell having moisture sensor device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019066234A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 京セラ株式会社 センサモジュール
JP2019128349A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 研能科技股▲ふん▼有限公司 ガス検出装置
JP7152297B2 (ja) 2018-01-26 2022-10-12 研能科技股▲ふん▼有限公司 ガス検出装置
JP7152297B6 (ja) 2018-01-26 2022-10-31 研能科技股▲ふん▼有限公司 ガス検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20150185175A1 (en) 2015-07-02
CN104583764B (zh) 2017-03-22
EP2880431A1 (en) 2015-06-10
WO2014022155A1 (en) 2014-02-06
US9702840B2 (en) 2017-07-11
EP2880431B1 (en) 2019-01-02
CN104583764A (zh) 2015-04-29
JP6263179B2 (ja) 2018-01-17
KR20150039789A (ko) 2015-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6263179B2 (ja) 携帯用電子装置及び蒸気センサカード
JP6289454B2 (ja) センサー素子、その製造方法、及びその使用方法
US9506888B2 (en) Vapor sensor including sensor element with integral heating
JP6576356B2 (ja) サブ周囲温度蒸気センサ及びその使用方法
JP5932806B2 (ja) センサー素子、その製造方法、及びそれを含むセンサー装置
US20180313802A1 (en) Vapor sensor suitable for detecting alcoholic residue at a skin site
Kumar et al. Cross-linked poly (vinyl alcohol)− poly (acrylonitrile-co-2-dimethylamino ethylmethacrylate) based anion-exchange membranes in aqueous media
KR101922035B1 (ko) 습도 센서 및 그를 위한 센서 요소
EP2697643A1 (en) Method of using an absorptive sensor element
JP2014516165A5 (ja)
US20150153296A1 (en) Humidity sensor and sensor element
Siefker Development and Evaluation of Carbon Dioxide Sensors for Building Applications

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160721

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6263179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees