JP2015524791A - β−ターン環式ペプチド模倣化合物の合成 - Google Patents
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Abstract
Description
特定のβ−ターン環式ペプチド模倣化合物の合成については知られている。しかし、これらの方法は、In Vivo及び臨床研究に必要なグラム単位及びキログラム単位での本化合物の大量生産に適用する際には、特に二量体副生成物の形成という点で困難性が生じる。
(a)構造式(III)の保護された線形ペプチド模倣化合物を提供し、
(b)分子内芳香族求核置換反応により構造式(IV)の保護されたβ−ターンペ
プチド模倣環式化合物を形成するため、構造式(III)の保護された線形ペプチド
模倣化合物を環状化し、
(c) 構造式(IV)の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物における
アミノ酸の側鎖保護基を脱保護化し、
R1及びR3は、それぞれ独立に、水素、C1からC6のアルキル、アリール、又は自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基でもよく、
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、R1及びR2は、それらが結合しているC原子と一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、又はR3及びR4は、それらが結合しているC原子と一緒にシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成してもよく、
R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、又はSO2R8であってもよく、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであってもよく、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2又はNHであってもよく、
Zは、F、Cl、Br、又はIであってもよく、
R11及びR13は、それぞれ独立に、水素、又は保護基であってもよく、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であってもよく、
L2はH、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6アルキル、又はC1からC6アリールでもよい。
R5、R6、及びR7はそれぞれ独立に、水素、又はC1からC6アルキルでもよく、
Yは、水素、−NO2、COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、又はSO2NR8であってもよく、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであってもよく、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6アルキレン、SO、SO2、又はNHであってもよく、
Zは、F、Cl、Br、又はIであってもよく、
R11、R12、及びR13は、それぞれ独立に、水素、又は保護基であってもよく、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であってもよく、
L1は、null、NH、O、S、COO−、NH−CH2−COO−、C1からC6のアルキレン、又はC1からC6アリーレンでもよく、
前記固相支持体は、2−クロロトリチルクロライド(2−CTC)、4−ヒドロキシメチル−3−メトキシフェノキシブチル酸MBHA(HMPB−MBHA)、9−Fmoc−アミノ−キサンテン−3−イロキシ−メリフィールド樹脂(Seiber Amide)、トリチルアルコール、4−メチルトリチルクロライド、4−メトキシトリチルクロライド、4(2',4'−ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチル)−フェノキシ樹脂(Rink Acid Resin)、2−メトキシ−4−アルコキシベンジルアルコール樹脂(Sasrin Resin)、3−(N−Fmoc−N−メトキシ)プロピル−アミドメチル樹脂(Weinreb amide resin)からなるグループから選択された官能基を備える樹脂であってもよい。
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6アルキルから選択され、W1及びR2は、それらが結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、又はW3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒にシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成してもよく、
R5、R6、及びR7は、それぞれ独立に、水素、又ははC1からC6アルキルであってもよく、
Yは、水素、−NO2、COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、又はSO2NR8であってもよく、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであってもよく、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2、又はNHであってもよく、
Zは、F、Cl、Br、又はIであってもよく、
R11及びR13はそれぞれ独立に、水素、又は保護基であってもよく、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であってもよく、
L2はH、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6のアルキル、又はC1からC6のアリールでもよい。
R5、R6、及びR7は、それぞれ独立に、水素、又はC1からC6のアルキルであってもよく、
Yは、水素、−NO2、COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、又は−SO2NR8であってもよく、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであってもよく、
Xは、O、N、S、P、Se、C1からC6アルキレン、SO、SO2、又はNHであってもよく、
Zは、F、Cl、Br、又はIであってもよく、
R11及びR13はそれぞれ独立に、水素、又は保護基であってもよく、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であってもよく、
L2はH、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6のアルキル、又はC1からC6のアリールでもよい。
この方法は、
(a)構造式(IIIa)の保護された線形ペプチド模倣物を提供し、
ペプチド模倣環式化合物を形成するため、構造式(IIIa)の保護された線形ペプ
チド模倣化合物を環状化し、
るアミノ酸の側鎖保護基を脱保護化することである。
R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、及び−SO2NR8を含むグループから選択されてもよく、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであってもよく、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2及びNHを含むグループから選択されてもよく、
Zは、F、Cl、Br、及びIを含むグループから選択されてもよく、
R11、R12、及びR13は、それぞれ独立に、水素、又は保護基であってもよく、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であってもよく、及び
L1は、null、NH、O、S、COO、NH−CH2−COO、C1からC6のアルキレン、又はC1からC6のアリーレンでもよい。
前記固相支持体は、2−クロロトリチルクロライド(2−CTC)、4−ヒドロキシメチル−3−メトキシフェノキシブチル酸MBHA(HMPB−MBHA)、9−Fmoc−アミノ−キサンテン−3−イロキシ−メリフィールド樹脂(Seiber Amide)、トリチルアルコール、4−メチルトリチルクロライド、4−メトキシトリチルクロライド、4(2',4'−ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチル)−フェノキシ樹脂(Rink Acid Resin)、2−メトキシ−4−アルコキシベンジルアルコール樹脂(Sasrin Resin)、3−(N−Fmoc−N−メトキシ)プロピル−アミドメチル樹脂(Weinreb amide resin)からなるグループから選択された官能基を備えた樹脂であることを特徴としてもよい。
R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、及び−SO2NR8であってもよく、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであってもよく、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2及びNHを含むグループから選択されてもよく、
Zは、F、Cl、Br、及びIを含むグループから選択されてもよく、
R11及びR13はそれぞれ独立に、水素、又は保護基であってもよく、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であってもよく、及び
L2は、H、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6のアルキル、又はC1からC6のアリールでもよい。
R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、及び−SO2NR8であってもよく、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであってもよく、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2及びNHを含むグループから選択されてもよく、
R11及びR13はそれぞれ独立に、水素、又は保護基であってもよく、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であってもよく、及び
L2は、H、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6のアルキル、又はC1からC6のアリールでもよい。
以下で示される実施例は、単に本発明の説明のためのものであり、これらの実施例及びこれらの等価のものは、本開示内容及び特許請求の範囲から当業者にとって明らかなものであり、どのような方法であれ本発明の範囲を限定するものと考えてはならない。本出願で用いられる全てのパーセントは、注記したものを除き、重量対重量(w/w)のパーセントである。
図2(スキーム2)は、構造式(I)のβ−ターンペプチド模倣環式化合物の一つである化合物D3の合成を示している。この合成は、2−Cl−Trt−Cl(2−CTC)樹脂を固相支持体として用いることで行われる。
Claims (113)
-
(a)構造式(III)の保護された線形ペプチド模倣化合物を提供する工程と、
ペプチド模倣環式化合物を形成するため、構造式(III)の保護された線形ペプチ
ド模倣化合物を環状化する工程と、及び
ミノ酸側鎖保護基を脱保護化する工程と、
を含み、
R1及びR3は、それぞれ独立に、水素、C1からC6のアルキル、アリール、又は、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であり、
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、又はR1及びR2は、それらが結合しているC原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、又はR3及びR4は、それらが結合しているC原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、
R5、R6、及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、−COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、及び−SO2R8を含むグループから選択され、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであり、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2及びNHを含むグループから選択され、
Zは、F、Cl、Br、及びIを含むグループから選択され、
R11及びR13は、それぞれ独立に、水素、又は保護基であり、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは、0、1、2、3、4、又は5であり、及び
L2はH、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6のアルキル、又はC1からC6のアリールでもよい、
構造式(I)のβ−ターンペプチド模倣環式化合物を製造する方法。
-
構造式(I)の前記β−ターンペプチド模倣環式化合物は、14個から16個の環
原子の大環状環を有する請求項1記載の方法。
-
R1及びR3は、それぞれ独立に、2つの異なるアミノ酸の側鎖置換基である請求項
1記載の方法。
-
R1及びR3は、それぞれ独立に、リシン、グルタミン酸、チロシン、イソロイシン
、アスパラギン、アルギニン、又はトレオニンの側鎖置換基である請求項3記載の方
法。
-
R1及びR3は、それぞれ独立に、グルタミン酸又はリシンの側鎖置換基である請求
項1記載の方法。
-
R1及びR3は、それぞれ独立に、イソロイシン又はアルギニンの側鎖置換基である
請求項1記載の方法。
-
R11及びR13は、それぞれ独立に、トリフルオロアセチル、ホルミル、アセチル、
t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、シクロヘキシルオキシカルボニル、フルオ
レニルー9−メトキシ−カルボニル(Fmoc)、ベンジルオキシカルボニル(Cb
z)、Cbz誘導体、トリフェニル、メチル、ベンジル、アリロオキシカルボニル、
tert−ブチル、アルキルシラン及びアリルを含むグループから選択される請求項
1記載の方法。
-
R1はグルタミン酸の側鎖置換基であり、及びR11はアリル又はtert−ブチル
である請求項1記載の方法。
-
R11は、tert−ブチルである請求項8記載の方法。
-
R3はリシンの側鎖置換基であり、及びR13はベンジルオキシカルボニル、アリルオ
キシカルボニル、又はtert−ブチルオキシカルボニル(BOC)である請求項1
記載の方法。
-
R13は、tert−ブチルオキシカルボニル(BOC)である請求項10記載の方
法。
-
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルである請求項1記
載の方法。
-
R5、R6、及びR7は、水素である請求項1記載の方法。
-
Xは、O、S、又はNHである請求項1記載の方法。
-
Lは、NH−CH2−COOHである請求項1記載の方法。
-
nは1である請求項1記載の方法。
-
Yは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したメタ位において、前記構造式
のベンゼン環に付加されている請求項1記載の方法。
-
Yは、−NO2である請求項1記載の方法。
-
Zは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したオルト位において、前記構造
式のベンゼン環に付加されている請求項1記載の方法。
-
Zは、Fである請求項1記載の方法。
-
構造式(III)の前記保護された線形ペプチド模倣化合物は、酸、塩基、又は求
核試薬の存在の下、構造式(II)の保護された線形ペプチド模倣化合物を個相支持
体から切断することにより得られ、構造式(II)の前記保護された線形ペプチド模
倣化合物は以下の構造を有しており、
6のアルキレン、又はC1からC6のアリーレンでもよく、
R12は、水素、又は保護基である請求項1記載の方法。
-
R12は、保護基である請求項21記載の方法。
-
XはOであり、及びR12はトリチル又はtert−ブチルジメチルシラン(TBD
MS)である請求項21記載の方法。
-
XはSであり、及びR12はトリチルである請求項21記載の方法。
-
XはNHであり、及びR12は4−メチルトリチル(Mtt)である請求項21記載
の方法。
-
構造式(II)の前記保護された線形ペプチド模倣化合物の該切断では、構造式(
II)中に存在する保護された官能基R11及びR13のいずれの脱保護化も生じさせな
い請求項21記載の方法。
-
構造式(II)の前記保護された線形ペプチド模倣化合物の該切断は、弱酸性の条
件の下で行われる請求項21記載の方法。
-
前記弱酸性の条件では、約0.01%から約50%(v/v)のトリフルオ酢酸(
TFA)を含む請求項27記載の方法。
-
構造式(II)の前記保護された線形ペプチド模倣化合物の該切断は、極性非プロ
トン性溶媒中で行われる請求項21記載の方法。
-
前記極性非プロトン性溶媒は、ジクロロメタン、アセトニトリル、又はテトラヒド
ロフラン及びこれらの混合物を含む請求項29記載の方法。
-
構造式(II)の前記保護された線形ペプチド模倣化合物の該切断では、さらにス
カベンジャーを含む請求項21記載の方法。
-
前記スカベンジャーは、トリイソプロピルシラン(TIS)、チオアニソル、トリ
アルキルシラン、又はこれらの混合物を含む請求項31記載の方法。
-
前記スカベンジャーは、トリイソプロピルシラン(TIS)である、請求項31に
記載の方法。
-
構造式(II)の前記保護された線形ペプチド模倣化合物の該切断は、TFAとT
ISとの1:1から1:5の量比の混合物を10%未満含む溶液中で行われる請求項
31記載の方法。
-
前記固相支持体は、2−クロロトリチルクロライド(2−CTC)、4−ヒドロキ
シメチル−3−メトキシフェノキシブチル酸MBHA(HMPB−MBHA)、9−
Fmoc−アミノ−キサンテン−3−イロキシ−メリフィールド樹脂(Seiber
Amide)、トリチルアルコール、4−メチルトリチルクロライド、4−メトキ
シトリチルクロライド、4(2',4'−ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチル)
−フェノキシ樹脂(Rink Acid Resin)、2−メトキシ−4−アルコ
キシベンジルアルコール樹脂(Sasrin Resin)、3−(N−Fmoc−
N−メトキシ)プロピル−アミドメチル樹脂(Weinreb amide res
in)を含むグループから選択された官能基を備える樹脂である請求項21記載の方
法。
-
前記樹脂は、少なくとも0.75mmol/gのローディングの官能基を有する請
求項35の方法。
-
前記樹脂は、1.0mmol/gから2.0mmol/gのローディングの官能基
を有する請求項35の方法。
-
前記樹脂は、不溶性重合体である請求項35に記載の方法。
-
前記樹脂は、架橋ポリスチレンジビニルベンゼン共重合体である請求項35に記載
の方法。
-
該環状化は、溶液相で行われる請求項1に記載の方法。
-
該環状化は、塩基の存在下で行われる請求項1に記載の方法。
-
前記塩基は、K2CO3、CsCO3、CsF、テトラブチルアンモニウムフルオリ
ド(TBAF)、テトラメチルグアニジン(TMG)、又はこれらの混合物を含む請
求項41記載の方法。
-
該環状化は、極性プロトン性溶媒で行われる請求項1記載の方法。
-
前記極性プロトン性溶媒は、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、DMF、DC
M/DMFの混合物、又はこれらの混合物を含む請求項43記載の方法。
-
DCM/DMFは、それらの比で5:95から95:5で用いられる混合物である
請求項44記載の方法。
-
該環状化は、水及びメタノールの不存在下で行われる請求項1記載の方法。
-
該環状化は、0.1M未満の濃度で行われる請求項1記載の方法。
-
該環状化は、25℃から60度の温度で行われる請求項1記載の方法。
-
該脱保護化が、強酸性の条件下で行われる請求項1記載の方法。
-
前記強酸性の条件では、50%を超えるTFAを含む請求項1記載の方法。
-
該脱保護化では、さらにスカベンジャーを含む請求項1記載の方法。
-
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、又はW1及びR2は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、又はW3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、
R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、−COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、及び−SO2NR8を含むグループから選択され、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであり、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2及びNHを含むグループから選択され、
Zは、F、Cl、Br、及びIを含むグループから選択され、
R11、R12、及びR13は、それぞれ独立に、水素、又は保護基であり、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは、0、1、2、3、4、又は5であり、及び
L1は、null、NH、O、S、COO−、NH−CH2−COO−、C1からC6のアルキレン、又はC1からC6のアリーレンでもよく、
固相支持体は、2−クロロトリチルクロライド(2−CTC)、4−ヒドロキシメチル−3−メトキシフェノキシブチル酸MBHA(HMPB−MBHA)、9−Fmoc−アミノ−キサンテン−3−イロキシ−メリフィールド樹脂(Seiber Amide)、トリチルアルコール、4−メチルトリチルクロライド、4−メトキシトリチルクロライド、4(2',4'−ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチル)−フェノキシ樹脂(Rink Acid Resin)、2−メトキシ−4−アルコキシベンジルアルコール樹脂(Sasrin Resin)、3−(N−Fmoc−N−メトキシ)プロピル−アミドメチル樹脂(Weinreb amide resin)を含むグループから選択された官能基を備える樹脂である、
以下の構造式(II)の樹脂の前記固相支持体に付加される保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、2つの異なるアミノ酸の側鎖置換基であり、前記
官能基に水素原子がない請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、リシン、グルタミン酸、チロシン、イソロイシン
、アスパラギン、アルギニン、又はトレオニンの側鎖置換基であり、前記官能基に水
素原子がない請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、グルタミン酸又はリシンの側鎖置換基である請求
項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、イソロイシン又はアルギニンの側鎖置換基である
請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
R11及びR13は、それぞれ独立に、トリフルオロアセチル、ホルミル、アセチル、
t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、シクロヘキシルオキシカルボニル、フルオ
レニルー9−メトキシ−カルボニル(Fmoc)、ベンジルオキシカルボニル(Cb
z)、Cbz誘導体、トリフェニル、メチル、ベンジル、アリルオキシカルボニル、
tert−ブチル、アルキルシラン及びアリルを含むグループから選択される請求項
52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
W1は、グルタミン酸の側鎖置換基であり、前記官能基には水素原子がなく、及び
R11がアリル又はtert−ブチルである請求項52記載の保護された線形ペプチド
模倣化合物。
-
R11は、tert−ブチルである請求項58記載の保護された線形ペプチド模倣化
合物。
-
W3は、リシンの側鎖置換基であり、及びR13は、ベンジルオキシカルボニル、アリ
ルオキシカルボニル、又はtert−ブチルオキシカルボニル(BOC)である請求
項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
R13は、tert−ブチルオキシカルボニルである請求項60記載の保護された線
形ペプチド模倣化合物。
-
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルである請求項52
記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
R5、R6、及びR7は、水素である請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化
合物。
-
Xは、O、S、又はNHである請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合
物。
-
Lは、NH−CH2−COOHである請求項52記載の保護された線形ペプチド模
倣化合物。
-
nは1である請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
Yは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したメタ位において、前記構造式
のベンゼン環に付加されている請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物
。
-
Yは、−NO2である請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
Zは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したオルト位において、前記構造
式のベンゼン環に付加されている請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合
物。
-
Zは、Fである請求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
前記固相支持体は、2−クロロトリチルクロライド(2−CTC)、4−ヒドロキ
シメチル−3−メトキシフェノキシブチル酸MBHA(HMPB−MBHA)、9−
Fmoc−アミノ−キサンテン−3−イロキシ−メリフィールド樹脂(Seiber
Amide)、トリチルアルコール、4−メチルトリチルクロライド、4−メトキ
シトリチルクロライド、4(2',4'−ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチル)
−フェノキシ樹脂(Rink Acid Resin)、2−メトキシ−4−アルコ
キシベンジルアルコール樹脂(Sasrin Resin)、3−(N−Fmoc−
N−メトキシ)プロピル−アミドメチル樹脂(Weinreb amide res
in)を含むグループから選択された官能基を備える樹脂である請求項52記載の保
護された線形ペプチド模倣化合物。
-
前記樹脂は、少なくとも0.75mmol/gのローディングの官能基を有する請
求項52記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
前記樹脂は、1.0mmol/gから2.0mmol/gのローディングの官能基
を有する請求項72記載の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルから選択され、W1及びR2は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、又はW3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、
R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、−COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、及び−SO2NR8を含むグループから選択され、
R8は、それぞれ独立にアルキル又はアリールであり、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2及びNHを含むグループから選択され、
Zは、F、Cl、Br、及びIを含むグループから選択され、
R11及びR13は、それぞれ独立に、水素、又は保護基であり、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは0、1、2、3、4、又は5であり、及び
L2はH、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6のアルキル、又はC1からC6のアリールでもよい、
以下の構造式(III)の保護された線形ペプチド模倣化合物。
-
構造式(I)の前記β−ターンペプチド模倣環式化合物は、14個から16個の環
原子の大環状環を有する請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化
合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、2つの異なるアミノ酸の側鎖置換基であり、該官
能基に水素原子がない請求項74記載の保護されたβ−ターン線形ペプチド模倣環式
化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、リシン、グルタミン酸、チロシン、イソロイシン
、アスパラギン、アルギニン、又はトレオニンの側鎖置換基であり、該官能基に水素
原子がない請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、グルタミン酸又はリシンの側鎖置換基である請求
項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、イソロイシン又はアルギニンの側鎖置換基である
請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R11及びR13は、それぞれ独立に、トリフルオロアセチル、ホルミル、アセチル、
t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、シクロヘキシルオキシカルボニル、フルオ
レニルー9−メトキシ−カルボニル(Fmoc)、ベンジルオキシカルボニル(Cb
z)、Cbz誘導体、トリフェニル、メチル、ベンジル、アリルオキシカルボニル、
tert−ブチル、アルキルシラン及びアリルを含むグループから選択される請求項
74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
W1は、グルタミン酸の側鎖置換基であり、該官能基には水素原子がなく、及びR
11は、アリル又はtert−ブチルである請求項74記載の保護されたβ−ターンペ
プチド模倣環式化合物。
-
R11は、tert−ブチルである請求項81記載の保護されたβ−ターンペプチド
模倣環式化合物。
-
W3は、リシンの側鎖置換基であり、及びR13は、ベンジルオキシカルボニル、アリ
ルオキシカルボニル、又はtert−ブチルオキシカルボニル(BOC)である請求
項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R13は、tert−ブチルオキシカルボニル(BOC)である請求項83記載の保
護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルである請求項74
記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R5、R6、及びR7は、水素である請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド
模倣環式化合物。
-
Xは、O、S、又はNHである請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模
倣環式化合物。
-
Lは、NH−CH2−COOHである請求項74記載の保護されたβ−ターンペプ
チド模倣環式化合物。
-
nは1である請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
Yは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したメタ位において、前記構造式
のベンゼン環に付加されている請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣
環式化合物。
-
Yは、−NO2である請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化
合物。
-
Zは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したオルト位において、前記構造
式のベンゼン環に付加されている請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模
倣環式化合物。
-
Zは、Fである請求項74記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
- R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、W1及びR2は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、又はW3及びR4は、それらが結合している炭素原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル基を形成し、
R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルであり、
Yは、水素、−NO2、−COOR8、−OC(R8)3、−SO3R8、及び−SO2NR8を含むグループから選択され、
R8は、それぞれアルキル又はアリールであり、
Xは、O、N、S、P、Se、C、C1からC6のアルキレン、SO、SO2及びNHを含むグループから選択され、
Zは、F、Cl、Br、及びIを含むグループから選択され、
R11及びR13は、それぞれ独立に、水素、又は保護基であり、
W1及びW3は、それぞれ独立に、自然又は非自然のアミノ酸のアミノ酸側鎖置換基であって、R11及びR13各々のアタッチメントポイントに水素原子がなく、
nは、0、1、2、3、4、又は5であり、及び
L2はH、NH2、OH、SH、COOH、NH−CH2−COOH、C1からC6のアルキル、又はC1からC6のアリールでもよい、
以下の構造式(IV)の保護されたβターンペプチド模倣環式化合物。
-
構造式(I)の前記β−ターンペプチド模倣環式化合物は、14個から16個の環
原子の大環状環を有する請求項94記載のβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、2つの異なるアミノ酸の側鎖置換基であり、該官
能基に水素原子がない請求項94記載の保護されたβ−ターン線形ペプチド模倣環式
化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、リシン、グルタミン酸、チロシン、イソロイシン
、アスパラギン、アルギニン、又はトレオニンの側鎖置換基であり、該官能基に水素
原子がない請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、グルタミン酸又はリシンの側鎖置換基である請求
項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
W1及びW3は、それぞれ独立に、イソロイシン又はアルギニンの側鎖置換基である
請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R11及びR13は、それぞれ独立に、トリフルオロアセチル、ホルミル、アセチル、
t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、シクロヘキシルオキシカルボニル、フルオ
レニルー9−メトキシ−カルボニル(Fmoc)、ベンジルオキシカルボニル(Cb
z)、Cbz誘導体、トリフェニル、メチル、ベンジル、アリルオキシカルボニル、
tert−ブチル、アルキルシラン及びアリルを含むグループから選択される請求項
94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
W1は、グルタミン酸の側鎖置換基であり、該官能基には水素原子がなく、及びR
11は、アリル又はtert−ブチルである請求項94記載の保護されたβ−ターンペ
プチド模倣環式化合物。
-
R11は、tert−ブチルである請求項101記載の保護されたβ−ターンペプチ
ド模倣環式化合物。
-
W3は、リシンの側鎖置換基であり、及びR13は、ベンジルオキシカルボニル、アリ
ルオキシカルボニル、又はtert−ブチルオキシカルボニル(BOC)である請求
項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R13は、tert−ブチルオキシカルボニル(BOC)である請求項102記載の
保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R2及びR4は、それぞれ独立に、水素又はC1からC6のアルキルである請求項94
記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
R5、R6、及びR7は、水素である請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド
模倣環式化合物。
-
Xは、O、S、又はNHである請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模
倣環式化合物。
-
Lは、NH−CH2−COOHである請求項94記載の保護されたβ−ターンペプ
チド模倣環式化合物。
-
nは1である請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
-
Yは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したメタ位において、前記構造式
のベンゼン環に付加されている請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣
環式化合物。
-
Yは、−NO2である請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化
合物。
-
Zは、アミド基のアタッチメントポイントと関連したオルト位において、前記構造
式のベンゼン環に付加されている請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模
倣環式化合物。
-
Zは、Fである請求項94記載の保護されたβ−ターンペプチド模倣環式化合物。
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