JP2015523840A - 無線センサにおける可変インピーダンス素子を測定するためのシステム及び方法 - Google Patents

無線センサにおける可変インピーダンス素子を測定するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

無線リモートセンサは、誘電伝送器によって電力が供給され、一又は複数の検知パラメータに基づいて変化する振動波を生成するように構成されている。振動波は、反射インピーダンスによって誘導伝送器に伝達され、検知値(複数可)を決定するために検知される。他の観点において、本発明は、検知値を示す電磁場を生成するための内部発振回路を有するホイートストンブリッジ構成を備える無線リモートセンサを提供する。第3の観点において、本発明は、基準回路とセンサ回路とからの光フィードバックを使用する無線リモートセンサを提供する。第4の観点によれば、本発明は、コイルの大きさ及び/又は形状が温度の増減につれて変化するように、高い熱膨張係数を備える材料上に印刷されたコイルを有する無線リモート温度センサを提供する。

Description

本発明は、無線センサに関し、特に、遠隔で電力を供給して無線リモートセンサにおけるセンサの値を遠隔で決定するためのシステム及び方法に関する。
無線リモートセンサへの注目と開発とが高まりつつある。無線リモートセンサは、様々な用途に使用することができる。例えば、無線リモートセンサとしては、経皮医療センサ及び経口医療センサ、誘導加熱調理器、並びに製品包装にあるセンサが挙げられる。いくつかの代表的な無線リモートセンサは、Baarmanらによって米国において2011年4月8日付けで出願された発明の名称「販売場所誘導システム及び方法」の米国特許出願番号13/082503と、Baarmanらによって2011年4月8日付けで出願された発明の名称「販売場所誘導システム及び方法」の米国特許出願番号13/082,513とに示され、これらの両方は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
無線リモートセンサは、ワイヤを必要とすることなく、関連情報を測定して測定値を受信器に伝達するためのメカニズムを提供することができる点で便利である。例えば、センサにプラグを差し込んだ状態で測定値を取り込むことができる。さらに、測定値を取り込んだ後、センサからプラグを抜く必要がない。経口医療センサの場合、センサとの無線通信の重要性は、さらに大きくなる。
無線リモートセンサは、通常、誘導伝送器によって電力が供給され、誘導伝送器と通信する。このことは、ワイヤ又は他の直接的な電気的接触を必要とすることなく、センサを動作させるために使用される電力を、無線リモートセンサに供給できることを意味している。例えば、従来のリモートセンサは、誘導無線電源から電力を無線で受信する。無線リモートセンサに誘導的に電力が供給される場合には、センサ値(例えば、リモートセンサによって測定された値)を、反射インピーダンスを経由して誘導伝送器に伝達することがよくある。従来の無線リモートセンサの多くは、測定されたパラメータに応じて変化する静電容量又は抵抗値を有するセンサを包含している。例えば、温度を測定する場合、センサは、温度に応じて変化するインピーダンスを有するサーミスタを含めばよい。他の例として、センサは、温度に応じて誘電係数が変化する誘電体を有するコンデンサを含んでもよい。リモートセンサは、センサの変化がRLC回路の共振周波数の変化をもたらすように、典型的には、単一のRLC回路の一部として配置された可変コンデンサ又は可変抵抗器から構成されている。RLC回路は、反射インピーダンスを経由して誘導伝送器における電力特性に影響を与えるように、誘導伝送器と誘導的に結合されている。例えば、RLC回路の反射インピーダンスは、誘導伝送タンク回路における電流の振幅に影響を与えることができる。したがって、使用中、センサの値は、誘導伝送器に返送され、そこで、例えば誘導送信タンク回路における電流の振幅及び/又は電力の共振周波数等、誘導伝送器における電力特性を監視するセンサによって検出されることができる。
誘導伝送器において、無線リモートセンサのインピーダンスの比較的小さな変化の検出が困難であることは、経験上明らかである。さらに、これらの変化は、誘導伝送器とリモートセンサとの間の結合の変化又は製造公差のばらつきに隠れてしまう可能性があった。
一の観点において、本発明は、一又は複数の検知パラメータに基づいて変化する振動波を生成するように構成された無線リモートセンサを提供する。振動波は、反射インピーダンスによって誘導伝送器に伝達され、そこで、検知パラメータ(複数可)の値を決定するために、検出されることができる。一実施形態において、振動波は、充電/放電回路によって生成される略矩形波で、矩形波の下部は充電期間に一致し、上部は放電期間に一致している。或いは、振動波は、正弦波として生成されてもよい。
一実施形態において、充電/放電回路は、充電サブ回路と放電サブ回路とを含んでいる。充電サブ回路は、充電期間中に充電される充電コンデンサを有するRC回路を含んでもよい。一実施形態において、RC回路は、充電抵抗器を含み、充電コンデンサを充電するのに必要な期間は、充電抵抗器の値に応じて変化する。
一実施形態において、放電サブ回路は、放電期間中にコンデンサを放電する電流ラッチを含んでいる。電流ラッチは、矩形波の高部を生成するための変調抵抗器を経由して充電コンデンサを放電するように構成されればよい。変調抵抗器は、矩形波の高部の振幅を制御するように選択されればよい。
一実施形態において、充電/放電回路は、充電/放電回路に充電状態と放電状態との間で遷移させるためのトリガを更に含んでいる。トリガは、充電コンデンサが十分に充電されたときに、逆方向ブレイクダウン電圧を超えるように配置された一又は複数のダイオードであればよい。一旦、逆方向ブレイクダウン電圧を超えると、電力は、変調抵抗器を経由して充電コイルから自由に放電されればよい。
一実施形態において、リモートセンサは、二つのセンサを含み、矩形波の上部の継続期間は、一方のセンサの値に応じて変化し、矩形波の下部の継続期間は、他方のセンサの値に応じて変化する。第1センサは、充電コンデンサを充電するために必要な時間を変化させるために、充電サブ回路内に配置されればよい。一実施形態において、充電コンデンサは、RC回路であり、第1センサは、例えば可変抵抗器及び/又は可変コンデンサ等のRC回路内の可変インピーダンス素子である。第2センサは、充電コンデンサと放電サブ回路との間に配置されればよい。一実施形態において、第2センサは、可変抵抗器である。
一実施形態において、無線リモートセンサは、回路の受電/放電時間が、誘導伝送器と無線リモートセンサとの間の結合に依存しないように、定電圧に正規化するように構成されている。一実施形態においては、ツェナーダイオード、又は代替的に他の種類の定電圧基準が、無線リモートセンサに加えられる。
他の実施形態において、無線リモートセンサは、結合又は受信電圧の変化に関わらず、充電期間を正規化するように構成された適応トリガを含んでいる。この実施形態において、適応トリガは、分圧器と比較器とを含んでもよい。分圧器の出力は、受信電力に応じて変化する比較器に基準入力として提供されればよい。使用中、適応トリガは、充電コンデンサの充電率の変化が、受信電圧の変化に関わらず充電期間を基本的に一定のままとなるように、対応するトリガ閾値の変化をもたらすように構成されればよい。
他の実施形態において、無線リモートセンサは、可変インピーダンス素子をセンサとして使用する電圧制御発振器(「VCO」)を含んでいる。可変インピーダンス素子のインピーダンスの変化は、VCOの発振周波数を変化させる。VCOの出力は、受信コイルに直接印加されてもよいし、負荷を調整するように構成された変調サブ回路に印加されてもよい。例えば、VCOの内部抵抗値が、誘導伝送器において認識可能な信号を生成するのに十分である場合、別個の変調サブ回路を使用しなくてもよい。内部抵抗値が十分でない場合、VCOの出力は、バッファリングされ、負荷を調整するためのスイッチを駆動するために使用されればよい。
第2の観点において、本発明は、検知値を示す電磁界を発生する内部共振回路を備えるホイートストンブリッジ構成を使用する無線リモートセンサシステムを提供する。電磁場を無線で受信して検知値を決定するために、別個の検知コイルを使用することができる。ホイートストンブリッジ組立体は、センサ素子の比較的小さな変化を増幅することによって、検知パラメータの値の変化の認識を容易にする。
他の実施形態においては、ホイートストンブリッジの一又は複数のレッグに、並びに/若しくは複数のセンサ素子の使用を可能とするための、及び/又はセンサ素子の変化を更に増幅するための内部共振回路に、可変インピーダンス素子を組み込んでもよい。
第3の観点において、本発明は、結合係数の変化、センサのドリフト、伝送器のドリフト、又は経時的な他多数の潜在的な回路の変化をシステムに補償させる複数のコイルを有する無線リモートセンサを提供する。この実施形態において、無線リモートセンサは、基準回路とセンサ回路とを含めばよい。基準回路は、固定部品を有し、基本的に、誘導伝送器と基準回路との間の結合の変化及び経時的な回路のドリフトのみに応じて変化すればよい。センサ回路は、測定された特性に応じて変化する可変インピーダンス素子を含んでもよい。使用中、センサ回路は、誘導伝送器とセンサ回路との間の結合の変化及び経時的な回路ドリフトだけでなく、インピーダンス素子の変化に応じて変化すればよい。したがって、基準回路の変化は、センサのインピーダンス素子の変化に起因する変化量を分離するために、センサ回路の変化から基準回路の変化を減算することができる。
一実施形態において、基準回路とセンサ回路とは、誘導伝送器に伝達するためのLEDを含み、誘導伝送器は、二つのLEDの輝度を決定するための光学センサを含んでいる。基準回路は、基準LEDの輝度の変化が、主に、誘導伝送器と基準回路との間の結合係数、経時的なLEDの放射率の変化、又は経時的な回路のドリフトの他の形態に基づくように、固定部品を含んでもよい。センサ回路は、検知パラメータの値に応じて変化するインピーダンスを有する可変インピーダンス素子を含んでもよい。センサ回路のセンサLEDの輝度は、センサのインピーダンス素子の値だけでなく、結合係数、経時的なLEDの放射率の変化、又は経時的な回路のドリフトの他の形態に基づいて、変化すればよい。基準LEDの値の任意の変化を減算することによって、センサLEDの値の任意の変化から、センサのインピーダンス素子の影響を略分離することができる。
第4の観点において、本発明は、コイルの大きさ及び/又は形状が温度の増減につれて変化するように、高い熱膨張係数を備える材料上に印刷されたコイルを有する無線リモート温度センサを提供する。コイルの大きさ及び/又は形状の変化は、無線リモート温度センサの反射インピーダンスの変化をもたらす。その結果、反射インピーダンスの影響を受ける電力特性を誘導伝送器において測定することによって、温度を決定することができる。一実施形態において、検知値は、誘導伝送器における電流振幅を測定することによって決定される。一実施形態において、受信コイルは、下地回路基板上に印刷される「インク」から形成されている。一実施形態において、受信コイルは、回路基板よりも低い熱膨張係数を有する材料から形成されている。この実施形態において、受信コイルには、下地回路基板の伸縮につれて形状を変化させる能力をコイルに与える複数の起伏が形成されればよい。起伏は、回路基板の大きさの変化がコイルの全体的な形状の変化をもたらすように、コイルが屈曲するように配置されている。コイルの全体的な形状の変化は、無線リモートセンサの反射インピーダンスに影響を与え、誘導伝送器において検知可能である。
第5の観点において、VCOは、アンテナに信号を印加するために、可変インピーダンス素子と共に使用されてもよく、アンテナによって伝送される周波数は、ベースユニットセンサによって受信されればよい。この実施形態において、アンテナは、ホイップアンテナ、ダイポールアンテナ、逆Fアンテナ、ループアンテナ、又は他の任意の種類のアンテナであってもよい。この信号は、磁場とは対照的に電場を生成し、電場は、電力伝送器の磁場ほど相互に作用しない。さらに、必要に応じて、VCOの一又は複数の周波数は、相互作用又は干渉を更に低減するために、電力伝送信号よりも遥かに高くか低くしてもよい。
第6の観点において、VCOは、電力受信コイルとは別個のコイルに信号を印加するために、可変インピーダンス素子と共に使用されてもよい。別個のコイルは、ベースユニットセンサに信号を返送するために磁界信号を使用する。この実施形態においては、距離によって、又は「八の字」方向にコイルを巻き付けることによって、別個のコイルを電力伝達コイルから分離してもよい。さらに、必要に応じて、VCOの周波数は、相互作用又は干渉を更に低減するために、電力伝送信号よりも遥かに高くか低くしてもよい。
本発明は、簡素で安価なリモート装置を使用して、検知値を無線で決定できるように構成された簡素で効果的な、様々な無線リモートセンサシステム提供する。可変発振器を含むこれらの実施形態においては、リモート装置内で簡単に測定される振動波の変化に基づいて、検知値(複数可)の変化を容易に決定することができる。可変発振器を備える無線リモートセンサは、結合の変化、及び受信電力に影響を与える可能性のある他の要因を正規化するように構成されればよい。ホイートストンブリッジ構成を含むこれらの実施形態においては、検知値の僅かな変化を増幅して、例えば別個のコイルセットと同様に、別個の通信チャネルを使用してリモート装置に伝達することができる。ホイートストンブリッジシステムにおいて、電力コイルと帰還コイルとは、二つのコイルセット間の干渉が最小化するように、配置されればよい。一実施形態においては、電力コイルからの干渉を効果的に相殺するために、逆巻の帰還コイルを使用することができる。光通信方式を含むこれらの実施形態においては、結合の変化、及び受信電力に影響を与えるその他の要因から、検知値(複数可)の変化を分離するために、基準回路とセンサ回路とを結合することができる。基準回路とセンサ回路との受信コイルは、誘電伝送器との結合係数が基本的に同一となるように、同一の軸の周囲で同一の平面を経由して共に巻付けられてもよい。他の態様において、本発明は、比較的高い熱膨張係数を備える受信コイルの回路基板の大きさ及び/又は形状の変化に基づいて、温度変化を簡素且つ正確にリモート装置に伝達する無線温度センサを提供する。この実施形態においては、回路基板が温度センサとして機能することによって、別個のセンサ素子の必要性を排除する。
本発明のこれら特徴及び他の特徴は、実施形態及び図面の説明を参照することによって、より完全に理解され、認識されるであろう。
誘導伝送器と無線リモートセンサとを有するシステムの概略図である。 二つの異なる無線リモートセンサと、それらに関連する誘導伝送器とにおける変調抵抗器を流れる電流を示す図である。 誘導伝送器と無線リモートセンサとを有する代替的なシステムの概略図である。 誘導伝送器と無線リモートセンサと有する第二の代替的なシステムの概略図である。 本発明の第2の観点に係るホイートストンブリッジ構成を備えた無線リモートセンサを有する無線リモートセンサシステムの概略図である。 本発明の実施形態に係るホイートストンブリッジ構成と、遠隔で温度を検知する従来の方法とを比較する回路図及びシミュレーションを示している。 誘導伝送器とホイートストンブリッジ構成を備える無線リモートセンサとを有する第四の代替的なシステムの概略図である。 異なる状況下での伝達コイルとベース検知コイルとにおける電流を示す図である。 本発明の実施形態に係る伝達コイルとベース検知コイルとの概略図である。 受信コイルと内部コイルとの概略図である。 本発明の第3の観点に係る無線リモートセンサの概略図である。 図11の無線リモートセンサの二つの受信コイルの概略図である。 基準回路とセンサ回路とに結合された図12の二つの受信コイルの概略図である。 LEDを示す図13と同様の概略図である。 図18の回路から光フィードバックを受信するように構成された誘導伝送器の概略図である。 本発明の第4の観点に係る無線リモートセンサの概略図である。 本発明の第4の観点に係る代替的な無線リモートセンサの概略図である。 図3と同様であり、ラッチ型振動を使用する電圧制御発振器の一例を示す図である。 受信器上の負荷を調節するバッファリング出力を使用する一般的な電圧制御発振器(VCO)の概略図である。 VCOによって生成される波形の一例である。 発振周波数を変化させるために可変インピーダンス素子を使用する電圧制御発振器の一例である。 電場を経由してピックアップセンサに出力信号を返送するためのアンテナを駆動するVCO出力の概略例である。 時間領域(左画像)と周波数領域(右の画像)との両方におけるウィーンブリッジ発振器の出力を示している。 磁場を経由して出力信号を伝送するコイルに結合されたVCOの出力を示している。 二つの磁場が互いに干渉し合うのを防止する方法として、前述した「8の字」コイルを示している。 VCOの変形例を示している。 VCOの変形例を示している。
本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、以下の明細書に記載され、又は図面に示された動作の詳細、若しくは構成の詳細及び構成要素の配置に限定されるものではないことを理解されたい。本発明は、様々な他の実施形態で実施されるものであってもよいし、又は本明細書に明示的に開示されていない他の方法において実施又は実行されるものであってもよい。また、本明細書で使用される表現及び用語は、説明のためのものであって、限定と見做されるべきものではないことを理解されたい。「含む」及び「備える」並びにそれらの変形例は、その後に列挙される項目及びそれらの均等物だけでなく、それらの付加的な項目及びそれらの均等物も包含していることを意味する。さらに、列挙は、様々な実施形態の説明において使用されてもよい。明示的に別段の定めをした場合を除き、列挙の使用は、如何なる特定の順序又は構成要素の数にも、本発明を限定するものとして解釈すべくではない。また、列挙の使用は、列挙された工程又は構成要素と組合せ可能な如何なる付加的な工程又は構成要素も、本発明の範囲から除外すべきものとして解釈すべきでもない。
図1には、本発明の一実施形態に係る無線リモートセンサシステムが示されている。この実施形態において、無線リモートセンサシステム10は、誘導伝送器12と、無線リモートセンサ14とを概略含んでいる。この実施形態において、誘導伝送器12は、磁気誘導を使用して、無線電力を無線リモートセンサ14に送信することができる。誘導伝送器12は、無線リモートセンサ14に電力を無線で供給して、無線リモートセンサ14からセンサ情報を受信する。より具体的に、使用中、誘導伝送器12は、無線リモートセンサ14に電力を供給する。無線リモートセンサ14は、誘導伝送器12から受信した無線電力によって駆動される共振回路を含み、無線リモートセンサ14内の一又は複数の可変インピーダンス素子の値(複数可)に従って、応答する。
この実施形態において、無線リモートセンサ14は、無線リモートセンサ14によって検知されるためのパラメータに応じて変化する複数の可変インピーダンス素子を含んでいる。例えば、無線リモートセンサ14は、温度に応じて変化する可変抵抗器を含んでもよい。無線リモートセンサ14は、無線リモートセンサ14によって検知されるためのパラメータ(複数可)に応じて変化する特性を有する振動波を生成するように構成されている。例えば、無線リモートセンサ14は、検知パラメータに応じて、その高低部の継続期間が変化する振動波を生成すればよい。図1の実施形態において、無線リモートセンサ14は、二つのセンサと、センサに応じて継続期間が変化する高低部を備える略矩形波を生成する充電/放電回路とを含んでいる。第1センサは、測定されたパラメータに応じて変化する可変インピーダンス素子を有すればよい。第1センサの可変インピーダンス素子は、充電/放電回路の充電期間を変化させるように構成されればよい。第2センサは、測定された第2パラメータに応じて変化する可変インピーダンス素子を有すればよい。第2可変インピーダンス素子は、充電/放電回路の放電期間を変化させるように構成されればよい。
開示のために、温度変化に応じて変化する可変抵抗器を有する温度センサを含む様々な無線リモートセンサに関して、本発明を説明される。本発明は、基本的に、例えば可変抵抗器又は可変コンデンサ等の可変インピーダンス素子を有するセンサを使用して測定可能な任意のパラメータを監視するための無線リモートアクセスセンサ内に、包含されればよい。例えば、本発明に係る無線リモートセンサは、温度、溶存酸素、塩分濃度、又は他の生体電気信号を測定することができる。本発明は、経皮医療センサ及び経口医療センサ、誘導加熱調理器、並びに製品包装にあるセンサを含む、これらのタイプのセンサを利用可能な現在及び将来の用途における使用によく適している。
上述したように、無線リモートセンサシステム10は、誘導伝送器12と無線リモートセンサ14とを概略含んでいる。誘導伝送器12は、概して、電磁場を発生させるための伝達コイル16と、伝達コイル16に電力を供給するためのドライバ18と、誘導伝送器12における電力特性を検知するための伝送器センサ20とを有する従来型の誘導電力伝送器であればよい。伝達コイル16は、用途ごとに異なってもよいが、この実施形態においては、伝達コイル16を経由する電力の流れに応じて、適切な電磁場を発生可能な電線コイルである。伝達コイル16は、本実施形態においてコイルであるが、基本的に、適切な電磁場を発生可能な如何なる誘導子であってもよい。伝達コイル16は、タンク回路内に、より具体的には直列共振タンク回路内に包含されればよい。直列共振タンク回路は、固有共振周波数を有してもよく、又は異なる周波数を有するように調整可能な調整回路であってもよい。例えば、タンク回路は、選択的に変化可能なコンデンサ及び/又は選択的に変化可能な誘導子を有してもよい。ドライバ18は、所望の動作周波数で伝達コイル16に交流電力を供給するように構成されればよい。タンク回路に電力を供給する場合、ドライバ18は、タンク回路の共振周波数又はそれに近い周波数でタンク回路に電力を供給するように構成されればよい。この実施形態において、伝送器センサ20は、伝達コイル16における電流を測定するように構成された電流センサである。しかしながら、伝送器センサ20は、用途ごとに異なってもよい。他の実施形態において、電流センサは、無線リモートセンサ14の反射インピーダンスによって影響される誘導伝送器12における電力特性(複数可)を測定可能な他の如何なるセンサ(複数可)に、置き換えられてもよい。例えば、伝送器センサ20は、共振周波数、電流、電力、又は位相を検知するように構成されてもよい。
無線リモートセンサ14は、受信コイル26と、整流器28と、充電/放電回路30とを概略含んでいる。受信コイル26は、伝達コイル16によって生成された電磁場によって電流が誘起される電線コイル又は他の誘導子であればよい。受信コイル26は、タンク回路内に、より具体的には直列共振タンク回路に包含されていればよい。直列共振タンク回路は、固有共振周波数を有してもよく、又は異なる周波数を有するように調整可能な調整回路であってもよい。整流器28は、基本的に、必要に応じてフルブリッジ整流器又はハーフブリッジ整流器であればよい。充電/放電回路30は、無線リモートセンサ14によって測定された一又は複数のパラメータの値に応じて、経時的に変化する可変負荷を示すような方法で、受信コイル26に結合されている。動作中、この可変負荷は、反射インピーダンスによって伝達コイル16に返送され、そこで、伝送器センサ20によって認識されることができる。この実施形態において、充電/放電回路30は、二つの検知パラメータの値に基づいて継続期間が変化する高低部を備える振動波を生成するために、変化する。この実施形態の無線リモートセンサ14は、二つのセンサ素子32、34を含んでいるが、必要に応じて、単一のセンサ素子32又は34を含んでもよい。
図1は、無線リモートセンサ14が、誘導伝送器12にフィードバックするためにヒステリシス制御可変タイミング回路を使用する充電/放電回路30を含む本発明の実施形態を示している。この実施形態において、充電/放電回路30は、充電サブ回路36と、放電サブ回路38と、トリガ40とを概略含んでいる。この実施形態の充電サブ回路36は、充電コンデンサCtと充電抵抗器R1tとを有するRC回路を含んでいる。この実施形態において、充電抵抗器R1tは、センサ素子32であり、その抵抗値は、検知パラメータに応じて変化する。例えば、充電抵抗器R1tは、温度に応じて変化する抵抗値を有するサーミスタであればよい。使用中、RC回路は、整流器の電圧出力が上昇する速度を決定する。本実施形態の放電サブ回路38は、変調抵抗器Rmと、可変抵抗器R2tと、電流ラッチ42と、変調レッグ44とを含んでいる。変調抵抗器Rmは、振動波に所望の振幅を提供するように選択された固定抵抗値を有する抵抗器であればよい。可変抵抗器R2tは、センサ素子34であり、その抵抗値は、第2検知パラメータに応じて変化すればよい。例えば、このセンサ素子34は、第2温度測定値に応じて変化する抵抗値を有するサーミスタであればよい。電流ラッチ42は、電流を充電コンデンサCtから放電するように配置されたトランジスタQ1及びQ2を含んでいる。この実施形態において、トリガ40は、放電回路38のタイミングを制御し、電流ラッチ42が“オン”及び“オフ”する電圧を決定する一対のダイオードD1及びD2を含んでいる。図示の実施形態において、ダイオードD1は、電流ラッチ42が“オン”する電圧を決定するツェナーダイオードであればよく、ダイオードD2は、電流ラッチ42が“オフ”する電圧を決定するツェナーダイオードであればよい。RC回路に十分な電圧が蓄えられると、ダイオードD1の逆方向ブレイクダウン電圧に達して電流がダイオードD1を流れる。この電流は、トランジスタQ1のベースの電圧を上昇させてトランジスタQ1をオンする。一旦オンされると、トランジスタQ1のコレクタに流れる電流は、トランジスタQ2及びトランジスタQ3のベースから引き出され、トランジスタQ2及びトランジスタQ3の両方も同様にオンする。トランジスタQ2がオンされているので、電流は、放電抵抗器R2tとダイオードD2とを流れてトランジスタQ1のベースに流入し、ダイオードD2の逆方向ブレイクダウン電圧に達するまで、トランジスタQ1をオンし続ける。電流ラッチ42がオンした電圧よりも低い電圧でオフすることを確実にするために、このダイオードD2の逆方向ブレイクダウン電圧は、ダイオードD1の逆方向ブレイクダウン電圧よりも低くなっている。必要であれば、放電サブ回路38は、変調抵抗器Rmを有する変調レッグ44を含んでもよい。変調レッグ44は、オンの間、電流を変調抵抗器Rmに流すトランジスタQ3を含んでいる。この実施形態において、電流ラッチ42がオンのときにトランジスタQ3がオンし、電流ラッチがオフのときにトランジスタQ3がオフするように、トランジスタQ3は、電流ラッチ42に結合されている。この実施形態において、変調抵抗器Rmの抵抗値は、伝送ベースにおける電流を上昇させるのに十分に小さくなっている。
したがって、充電サブ回路が充電される時間は、結合係数と、ダイオードD1の逆方向ブレイクダウン電圧と、充電抵抗器R1tの抵抗値とによって決定される。充電抵抗器R1tの抵抗値が増加するにつれて、充電サブ回路を充電するのに要する時間は減少する。充電サブ回路が放電される時間は、主として、変調抵抗器Rm及び放電抵抗器R2tの抵抗値と、ダイオードD1及びD2の逆方向ブレイクダウン電圧とによって決まる。放電抵抗器R2tの抵抗値が減少するにつれて、充電サブ回路が放電される時間は減少する。可変抵抗器が同一に製造され、無線リモートセンサ14で同じ速度で変化する場合、デューティサイクル(放電期間対充電期間)は、二乗関数として変化し、誘導伝送器12により優れた測定分解能を与える。誘導伝送器12は、コイル電流の変化を測定することによって、結合を決定できればよい。
例えば、図2は、二つの異なる状況下での、充電/放電回路によって生成される振動波と、伝達コイルにおける電流とを表す波形W1〜W4を示している。上側の波形W1、W2のセットは、約50%のデューティサイクルを備える振動波を示し、下側の波形W3、W4のセットは、著しく低いデューティサイクルを有する振動波を示している。より具体的に、一番上の波形W1は、充電/放電回路によってある状況下で生成された振動波を表している。二番目の波形W2は、反射インピーダンスを経由して振動波W1の影響を受けたときの伝達コイル16における電流を表している。下側の波形のセットは、異なる状況下での振動波W3と、伝達コイル電流W4とを示している。この状況下では、ディーティーサイクルが著しく低く、それに応じて、振動波W3と、伝達コイル電流W4とが変化している。図示するように、充電期間P1、P1’(すなわち、振動波の低部)と、放電期間P2、P2’(すなわち、振動波の高部)とは、状況ごとに変化し、この変化は、伝達コイル電流W2、W4(又は、無線リモートセンサの反射インピーダンスの影響を受ける誘導伝送器12における他の電力特性)を見ることによって、誘導伝送器12において容易に検出できる。充電抵抗器R1tがセンサ素子32である実施例において、センサ素子32によって検知されるパラメータの値は、充電期間の継続期間に影響を与えることができる。同様に、放電抵抗器R2tがセンサ素子34である実施例において、センサ素子34よって検知されるパラメータの値は、放電期間の継続期間に影響を与えることができる。したがって、他の全ての要因が一定のままである場合には、伝達コイル電流における減少振幅部分S1、S1’の継続期間から、誘導送信部12においてセンサ素子32の値を決定することができ、伝達コイル電流における増加振幅部分S2、S2’の継続期間から、誘導送信部12においてセンサ素子34の値を決定することができる。一例として、上側の波形W1、W2で表される状況から下側の波形W3、W4で表される状況に、センサ素子32の値が増加し、センサ素子34の値が減少したと決定されればよい。検知値の変化量は、減少振幅部分及び増加振幅部分S1、S1’、S2、S2’の具体的な継続期間によって正確に決定されればよい。
上述したように、放電サブ回路38は、変調抵抗器Rmを備える変調レッグ44を含んでもよい。変調レッグ44は、トランジスタQ3が、変調抵抗器Rmの値に応じた増幅器又はスイッチとして機能するように構成されればよい。トランジスタQ3が増幅器として機能している場合、放電抵抗器R2tの比較的小さな変化は、変調振幅と充電/放電回路30の放電期間との大きな変化を引き起こす。変調抵抗器Rmが大きなインピーダンスであるため、全体的な振幅偏移を小さくすることができる。その結果、トランジスタQ3が増幅器として動作している場合には、誘導伝送器12による第2センサ素子R2tの値の検出を容易にすることができる。
トランジスタQ3が電流増幅器となるように構成されている場合、変調抵抗器Rmを流れる電流は、次式によって定義される。
Figure 2015523840
ここで、β3は、トランジスタQ3のゲインである。
しかしながら、電流が閾値に達すると、トランジスタQ3は、飽和状態となって、もはや電流を増幅しない。むしろ、トランジスタQ3は、一定の電圧降下として機能する。したがって、いくつかの実施例においては、トランジスタQ3が飽和する閾値に電流が達しないように、変調抵抗器Rmの値を設定するのが好ましい。
図1の回路において、変調抵抗器Rmの値は、次式によって定義される。
Figure 2015523840
ここで、VD2は、ダイオードD2の両端間の電圧降下であり、VCExは、各トランジスタの両端間の電圧降下である。
トランジスタQ3を電流増幅器として動作させるために、変調抵抗器Rmの値は、次式によって定義される。
Figure 2015523840
上述したように、Vinが最大である場合でも依然として、トランジスタQ3は、増幅モードである必要がある。この回路において、Vinは、VD1である場合に最大となる。その結果、変調抵抗器Rmは、電流が最大値に達するのを防止するために、閾値よりも大きい必要があることが分かる。
上述したように、トランジスタQ3が増幅器として機能している場合、センサ素子34(R2t)の検知値の小さな変化は、充電サブ回路36の放電期間の大きな変化だけでなく、変調振幅の大きな増加も引き起こす。変調抵抗器Rmが大きなインピーダンスであるため、全体的な振幅偏移は、小さくなる。
或いは、トランジスタQ3をスイッチとして動作させるために、変調抵抗器Rmの値は、次式で定義される。
Figure 2015523840
Vinは、最小である場合にVD2と等しくなる。この時点でも依然として、トランジスタQ3は、スイッチとして機能し続ける飽和モードである必要がある。これを確実にするために、変調抵抗器Rmは、電流が飽和閾値に達するのを防止するために、閾値未満である必要がある。トランジスタQ3がスイッチとして機能している場合、放電抵抗器R2tの変化は、変調振幅の大きな増加を引き起こさないが、依然として放電期間の僅かな変化を引き起こす可能性がある。変調抵抗器Rmが小さなインピーダンスであるため、全体的な振幅偏移は、依然として大きい。
いくつかの実施例において、誘導伝送器12と無線リモートセンサ14との間に結合係数が変化する可能性がある。例えば、結合の変化は、誘導伝送器と無線リモートセンサとの距離又は方向が変化した場合、若しくは金属品が電磁場に位置している場合に、発生する可能性がある。結合係数の変化は、無線リモートセンサに送信される電力量に影響を与える可能性があり、ひいては充電/放電回路の充電期間に影響を与える可能性がある。例えば、無線リモートセンサ14の結合が不十分で受けた電力が少ない場合には、充電サブ回路36を、トリガ40を駆動して放電を開始するのに十分に充電するために、より長い時間がかかる可能性がある。その結果、不十分な結合は、振動波の変化を引き起こす可能性がある。結合が変化する可能性がある実施例においては、一定の電圧基準に、受信電圧を正規化することによって結合の変化を補償する充電/放電回路を実装することが好ましい。図3は、無線リモートセンサ114が正規化サブ回路145を含む代替的な無線リモートセンサシステム110の概略図である。この代替的な実施形態において、無線リモートセンサシステム110は、図示又は記載される場合を除いて、無線リモートセンサシステム10と基本的に同一である。便宜的に、図3は、参照番号の前方に「1」が付されたことを除いて、図1の参照文字及び参照番号に一致する参照文字及び参照番号を含んでいる。図示するように、この実施形態の正規化サブ回路145は、k器として機能する追加抵抗器R3と追加ツェナーダイオードD3とを含んでいる。抵抗器R3とダイオードD3とは、基本的に他の如何なる種類の一定の電圧基準に、代替的に置き換えられてもよい。充電サブ回路132を充電するために基準電圧を使用することによって、受電サブ回路132が充電する速度は、受信電圧がダイオードD3の逆方向ブレイクダウン電圧よりも高いと仮定した場合、もはや結合に依存しない。
図4は、充電期間の変化が生じることから、結合の変化を防止するように構成されている他の代替的な無線リモートセンサシステム210を示している。この実施形態において、無線リモートセンサシステム210は、誘導伝送器212と、受信コイル226と整流器228と充電/放電回路230とを有する無線リモートセンサ214とを概略含んでいる。この実施形態の充電/放電回路230は、充電サブ回路236と、放電サブ回路238と、トリガ240とを含んでいる。この実施形態において、トリガ240は、受信電力の変化を補償するように構成されている。より具体的に、トリガ240は、充電から放電に遷移させるためのトリガポイントが受信電圧に応じて変化するように配置された分圧器260と比較器262とを経由して、受信電力の変化を排除又は最小化するように構成されている。図示するように、本実施形態の分圧器260は、整流器228と充電サブ回路236との間に接続され、抵抗器R1、R2を含んでいる。比較器262は、充電サブ回路232の両側のノードに接続された二つの入力を含んでいる。例えば、この実施形態において、一方の入力は、分圧器260の出力に接続され、他方の入力は、電荷サブ回路236と放電サブ回路238との間のノードに接続されている。この実施形態において、充電コンデンサCtが充電される速度は、受信電圧に応じて変化するが、比較器262に入力される基準電圧も、受信電圧に応じて変化する。これらの構成要素の値は、充電速度の変化が基本的に、対応する比較器262の基準電圧の変化によって相殺されるように、選択される。その結果、充電期間の継続期間は、受信電圧に関わらず、基本的に同一のままとなる。その結果、充電期間の継続期間は、基本的にセンサ素子232(Rt1)の変化に応じてのみ変化し、上述したように、振動波の低部の継続期間から誘導伝送器212において、検知パラメータの値を決定することができる。使用中、トリガ240は、充電サブ回路236における電圧(充電コンデンサCtにおける大部分の電圧)と、分圧器260の出力電圧との比較に基づいて動作する。より具体的に、充電サブ回路236の電圧が分圧器260の出力電圧と同一の電圧に達すると、比較器262は、ダイオードD1を経由して電流ラッチ(トランジスタQ1及びQ2)をオンにすることによって、放電サブ回路238を有効にする。この電流ラッチは、変調抵抗器Rmを印可し、センサ素子234Rt2を経由して充電コンデンサCtに流れ出る。変調抵抗器Rmが印加されると直ぐに、充電サブ回路236における電圧は、比較器閾値を下回り、比較器262の出力を再度引き下げる。ダイオードD1は、バイアス抵抗器RBIASと共に、トランジスタQ1のゲートがローになるのを防止し、トランジスタQ1の順方向バイアス電圧に達するまで、電流ラッチに充電コンデンサCtを放電させ続ける。トランジスタQ1の順方向バイアス電圧に達すると、電流ラッチは、放電サブ回路238をオフして無効にし、充電サブ回路236は、充電フェーズを再開する。この実施形態において、抵抗器Rt2の値は、充電コンデンサCtを放電するために必要な時間に影響を与えるので、放電期間の継続期間に直接影響を与える。したがって、上述したように、振動波の高部の持続時間から誘導伝送器212において、第2センサ素子234(Rt2)によって検知されたパラメータの値を決定することができる。
本発明の代替的な実施形態において、無線リモートセンサシステムは、振動波を発生させる電圧制御発振器(「VCO」)を使用してもよい。可変インピーダンス素子の値の変化がVCOの発振周波数の変化をもたらすように、VCOは、可変インピーダンス素子を結合されればよい。図18には、VCO型無線リモートセンサシステム10’の一実施形態が示されている。図示するように、図18の無線リモートセンサシステム10’は、図3の選択回路素子がVCO170に包含されていることを除いて、基本的に図3のものと同一である。無線リモートセンサシステム10は、受信コイル126’と、整流器128’と、正規化サブ回路145’と、VCO170’とを含んでいる。VCO170は、ノードNの右側にある回路部品の全てを含んでいる。この実施形態において、センサ素子132’及び134’は、VCO170’の発振特性に影響を与え、その結果として、反射インピーダンスによって伝達コイルにおいて受信される信号に影響を与える可変インピーダンス素子(例えば図示の可変抵抗器等)であればよい。図示するように、図18は、VCO型無線リモートセンサシステムを提供するように、図3の回路を特徴付けることができる方法を明示している。図20は、VCO型無線リモートセンサシステムによって提供される出力波形の種類の一例である。図示するように、図20は、図2と同一であり、VCO型無線リモートセンサシステムが、そのように構成される場合、基本的に上述と同一の種類の波形を提供可能であることを明示している。
図19には、VCO型無線リモートセンサシステム10”の代替的な実施形態が示されている。この実施形態において、無線リモートセンサシステム10”は、可変インピーダンス素子132”に結合されたVCO170”を使用する。可変インピーダンス素子132”は、VCO170”の出力周波数を変化させるもので、可変抵抗器、可変コンデンサ、可変インダクタンスであればよい。加えて、可変インピーダンス素子170”は、例えば、PN接合の変化特性がインピーダンス又は電圧の変化として検知されるダイオード又はトランジスタ等の半導体であってもよい。そして、この信号は、正弦波から矩形波に変換するためにバッファリングされる。この実施形態において、VCO170”の出力は、VCO170”によって出力される正弦波を矩形波に変換するために使用されるMOSFET172”のゲートに印加され、また、変調負荷174”を整流器128”に印加する電圧オフセットは、MOSFET172をオンする閾値を変化させるために使用されればよい。例えば、可変インピーダンス素子(図示せず)は、基準を制御するために使用されればよい。この電圧オフセットが可変インピーダンス素子によって制御される場合、この可変インピーダンス素子は、変調のデューティサイクルを変化させる。これは、オフセット電圧が上昇するにつれて、周波数が同一のままであるにも関わらず、閾値を超える正弦波の一部が減少するという事実による。これは、信号のデューティサイクルを減少させ、ベースセンサに付加情報を返送する。より具体的に、この代替的な実施形態においては、可変インピーダンス素子132”の値を、信号の周波数によって決定することができ、電圧オフセットを制御する可変インピーダンス素子の値を、信号のデューティサイクルによって決定することができる。図19の実施形態の変形例として、VCO170”は、負荷を直接駆動してもよいし、フィルタがかけられても、増幅されても、バッファリングされてもよいし、又は適切な信号を提供するための代表的な信号調節の他の如何なる形態を使用してもよい。
本発明は、基本的に如何なる種類のVCOで実施されてもよい。図21と図26と図27には、使用可能なVCOの例が示されている。図21においては、可変インピーダンス素子R3を備えるウィーンブリッジ発振器が、可変インピーダンス素子R3のインピーダンスの変化に基づいて周波数を変化させる正弦波を生成するために使用されている。図26には、並列T発振器が示され、並列T発振器の出力周波数を変化させるために、抵抗器R3及びR4がコンデンサC1と共に変化される。図27には、位相シフト発振器が示され、位相シフト発振器の出力周波数を変化させるために、抵抗器R2、R3、又はR4がコンデンサC1、C2、及びC3と共に使用されればよい。VCOに加えて、本発明は、基本的に如何なる種類の発信機を使用して実施されてもよく、振動特性(例えば周波数又は振幅等)は、抵抗値、インピーダンス、電気容量、及び/又はインダクタンスの変化を示すセンサによって制御されればよい。Jerome E. Oleksyによる“Practical Solid-State Circuit Design”(1974年)の参照によって、これらの発信器及び他の発振器をより完全に理解ができ、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
図5〜図10には、本発明の他の観点が示されている。この実施形態において、無線リモートセンサシステム310は、無線リモートセンサ314を含み、無線リモートセンサ314は、一又は複数の検知パラメータの値を示す電磁場を発生させる内部共振回路372を備えるホイートストンブリッジ構成370を包含している。この実施形態においては、内部共振回路372によって発生される電磁場を、検知パラメータ(複数可)の値を決定するための別個の検知コイル374を経由して、誘導伝送器312において受信して解析することができる。使用中、ホイートストンブリッジ構成370は、ホイートストンブリッジ構成370内に包含されているセンサ素子332の値に基づいて、電流が内部共振回路372内を流れるように構成されている。その結果、無線リモートセンサ314は、一又は複数の検知値を示す特性を有する電磁場を生成する。
図5は、無線リモートセンサ31が、二組の一致する抵抗器(R1及びRt、R2及びR3)を利用するホイートストンブリッジ構成を励磁するために、第1受信コイル326を使用する実施形態を示し、抵抗器Rtは、検知パラメータの値に応じて変化する可変抵抗器を有するセンサ素子332である。例えば、無線リモートセンサ314が温度を測定するように構成されている場合、抵抗器Rtは。サーミスタであればよい。ホイートストンブリッジ構成の可変抵抗器を利用することによって、抵抗器CR2と内部コイル373(RXコイル)とよって生成される内部共振回路372の両端の電圧は、可変抵抗器Rtの値に応じて変化する。抵抗器Rtの抵抗値が増加するにつれて、内部共振回路372の両端に誘起される電圧によって、電流が内部コイル373内に流れる。この電流は、検知コイル374によって受信可能な電磁場を発生させ、検知コイル374と結合されたセンサ378によって、その特性を測定することができる。検知コイル374は、誘導伝送器312、又は検知パラメータの無線検出が所望される他の位置に配置されればよい。図示していないが、検知コイル374は、共振タンク回路を提供するコンデンサと結合させていてもよい。加えて、抵抗器Rtの抵抗値が減少すると、内部共振回路372の両端に誘起される電圧によって、電流が内部コイル373内に流れるが、受信コイル326とは逆位相となる。この位相差は、伝達コイル316と検知コイル374との電流の位相を比較することによって、検出可能である。抵抗器Rtの抵抗値が抵抗器R1の抵抗値と一致すると、その後、電圧は、内部共振回路372の両端に誘起されなくなって、電流は、内部コイル373を流れなくなる。
電力を誘導伝送器312から無線リモートセンサ314に無線で伝送するために生成されて使用される磁場からの干渉を受けることなく、低レベルの電流を検知できるように、内部コイル及び検知コイルは、伝達コイル316及び受信コイル326と非常に不十分に結合されている可能性があることに注目すべきである。例えば、内部コイル373と検知コイル374とは、伝達コイル316と受信コイル326とから離れて配置されればよい。他の例として、内部コイル373と検知コイル374とは、伝達コイル316と受信コイル326とに直交して配置されてもよい。
主用途において改善された性能を提供するために、内部コイル373及び内部コンデンサCR2は、受信コイル326及び受信コンデンサCR1と同一の周波数に調整されてもよいし、また、例えば高調波等の異なる周波数に調整されてもよい。そうすることによって、誘導伝送器312は、例えば矩形波、のこぎり波、又はその上部に変調信号を備える搬送波等の多周波信号を印加することができ、内部共振回路372の共振周波数に関連する検知コイル374の周波数成分を読み取ることができる。
図6は、(上側の図面及びシミュレーションに示すような)従来の無線リモート温度センサと、(下側の図面及シミュレーションに示すような)図5のシステムに係る無線リモート温度センサ314とを比較する回路図及びシミュレーションを示している。上側のシミュレーションは、センサ素子の抵抗値の0.5%の変化に対して取られた三つの電流測定値M1、M2、M3を示している。図示するように、0.5%の抵抗値の変化は、約2%の電流振幅の変化に相当する約0.2アンペアの電流の変化をもたらす。下側のシミュレーションは、センサ素子の抵抗値の0.1%の変化に対して取られた五つの電流測定値N1、N2、N3、N4及びN5を示している。このシミュレーションにおいては、電流のパーセンテージの変化がかなり大きくなっている。例えば、N1のピーク値間のパーセンテージの変化は、N5のピーク値よりも600%以上大きくなっている。その結、抵抗値の小さな変化は、上側のシミュレーションにおいて検出することがより困難に、下側のシミュレーションにおいて検出することが非常に容易であることが理解できる。
図7には、ホイートストンブリッジ構成470を備える無線リモートセンサ414を有する無線リモートセンサシステム410の代替的な実施形態が示されている。この実施形態において、ACホイートストンブリッジ構成470は、内部共振回路472によって発生される電磁界に更に影響を与えるために使用可能な追加可変インピーダンス素子を含んでいる。この実施形態の無線リモートセンサシステム410は、図示又は記載される場合を除いて、無線センサシステム310と基本的に同一である。便宜的に、図7は、参照番号の前方に「3」に代えて「4」が付されたことを除いて、図5の参照文字及び参照番号に概略一致する参照文字及び参照番号を含んでいる。この実施形態において、内部コンデンサCR2は、内部共振回路472の共振周波数を変化させることができる可変コンデンサである。一実施形態では、内部コンデンサCR2は、検知されるパラメータに応じて変化する可変コンデンサを有するセンサ素子であればよい。例えば、内部コンデンサCR2は、温度に応じて変化する誘電率を有する誘電材料を備えるコンデンサであればよい。さらに、本実施形態においては、ホイートストンブリッジ構成470内に追加可変抵抗器が存在している。例えば、各抵抗器は、例えば温度等の測定されたパラメータに応じて変化する抵抗器を有するセンサ素子であればよい。図示の実施形態において、抵抗器R1t及びR4tは、同一の材料であり、抵抗器R1t及びR4tが略同一速度で、互いに同一方向に変化することを意味している。加えて、この実施形態において、抵抗器R2t及びR3tsは、互いに同一の材料から作られているが、抵抗R1t及びR4tとは反対方向に変化する。このように、二対の抵抗器は、検知パラメータの変化の影響を増大させるように協働する。このことによって、任意の一つの抵抗値の1%の変化ごとに、内部共振回路472の全体の電位差が四倍に増えるため、システムの分解能が上がる。さらに、検知コイル476によって検知可能な内部共振回路472のQを変化させるための可変抵抗器(R5t)を、内部共振回路472に加えることができる。
図8は、無線リモートセンサ414において種々の変化があった場合の、伝達コイル416と検知コイル476とにおける電流を示している。この図において、曲線T1は、伝達コイル416における電流を表し、曲線SC1は、内部抵抗器R5tが第1値を有する場合の検知コイル476における電流を表し、曲線SC2は、内部抵抗器R5tが第2値を有する場合の検知コイル476における電流を表している。この実施形態では、SC1及びSC2とT1との比較から、共振周波数がシフトされていることが分かる。この実施形態において、共振周波数は、内部コンデンサ(CR2)の変化によってシフトされる。加えて、Qは、内部抵抗器R5tの抵抗値の変化に起因して、SC2にSC1から変化している。図示していないが、抵抗(R1t、R2t、R3t、及びR4t)によって形成された可変抵抗ブリッジの変化を示すために、検知電流の振幅をシフトさせることができる。図示するように、無線リモートセンサ414内に包含される一又は複数の可変インピーダンス素子の変化は、検知コイル476において検知された電流に反映される。電流センサに関連して説明したが、これらの変化は、代替的に、例えば周波数、電圧、電力及び/又は位相等の検知コイル476における他の電力特性を測定することによって決定されてもよい。
電力伝達コイル(例えば、伝達コイル416及び受信コイル426)と帰還コイル(例えば、内部コイル473及び検知コイル474)とは、二つのコイルセット間の干渉を最小化するように構成されてもよい。図9〜図10の実施形態において、電力伝達コイル416、426は、帰還コイル473、474の外側に配置され、帰還コイルは、逆巻き形状に配置されている。図9に示すように、伝達コイル416と検知コイル474とは、近接して配置されている。例えば、両コイルは、誘導伝送器412に包含されればよい。この実施形態において、伝達コイル416は、検知コイル474を受け入れるように構成された内部空間を有する螺旋巻コイルである。この実施形態の検知コイル474は、逆方向に巻かれた二つのコイル部478、480を含んでいる。二つのコイル部478、480は、略対称的で、電力伝達コイル416及び426から略同一であるが反対の影響を受けるように、大きさ、形状、及び構成の点で略同一であればよい。図10を参照すると、受信コイル426は、内部コイル473を受けるように構成された内部空間を有する螺旋巻コイルである。この実施形態の内部コイル473は、検知コイル476と同様に、逆方向に巻かれた二つのコイル部482、484を含んでいる。二つのコイル部482、484は、略対称的で、電力伝達コイルから略同一であるが反対の影響を受けるように、大きさ、形状、及び構成の点で略同一であればよい。この実施形態において、電力伝達コイルと帰還コイルとは、相互に略同一の広がりを持つ、対応するコイルと相互に直接隣接して配置されることを目的としている。その結果、対応するコイルは、基本的に同一の大きさ、形状、及び構成を有している。より具体的に、この実施形態において、伝達コイル416と受信コイル426とは、ほとんどの場合、基本的に同一の大きさ及び形状を有する矩形コイルである。同様に、検知コイル474と内部コイル473とは両方共、基本的に同一の大きさ及び形状のコイル部分を備える逆巻コイルである。帰還コイルの逆巻の働きのため、電力伝達コイルによって誘導される電流は、検知コイル474に結合された電流コイル478によって測定されたときに、基本的に相殺する。しかしながら、検知コイル474と内部コイル373との逆巻部分間の物理的近接のため、内部コイル473からの磁場は、検知コイル474に効果的に伝達される。図示の実施形態に示すコイル配置は、一例に過ぎない。コイルは、用途ごとに大きさ、形状、及び構成が変化してもよい。例えば、帰還コイル473、474は、電力伝達コイル416、426内に配置される必要はない。代わりに、帰還コイルのセットは、電力伝達コイルからの干渉を更に最小限にするために分離されてもよい。
無線リモートセンサ414に関連して説明したが、干渉を最小限とするために二組のコイルを近接して配置することが好ましい他の用途にも、このコイル構成を使用することができる。例えば、電力を送信するための第1組のコイルと、信号、データ、又は他の種類の情報を送信するための第2組のコイルとを有することが好ましい他の用途に、このコイル配置を使用してもよい。
他の観点において、本発明は、基準LEDと一又は複数のセンサLEDとを有する光フィードバックネットワークを包含する無線リモートセンサシステム510を提供する。図11の実施形態において、無線リモートセンサシステム510は、誘導伝送器512と、無線リモートセンサ514と、光学センサネットワーク598とを概略含んでいる。光学センサネットワーク598は、誘導伝送器512内に配置されてもよいし、必要に応じて、遠隔に配置されてもよい。要約すると、無線リモートセンサ514は、誘導伝送器512から電力を受信して一又は複数のパラメータの値(複数可)を示す光フィードバックを提供する。無線リモートセンサシステム510に結合の変化と、例えば回路ドリフト等の取り除かれるべき他の変化とを補償するために、無線リモートセンサ514は、基準回路580と、センサ回路582とを含んでいる。基準回路580は、その基準LED588が、受信電力の変化(例えば、結合の変化)と、例えば経時的な回路ドリフト等の検知パラメータの値を決定するときに取り除かれるべき他の変化とのみに応じて、強度変化するように、固定部品を含んでいる。センサ回路582は、LEDセンサ530が、受信電力と同様に、可変インピーダンス素子の値に基づいて強度変化するように構成された、少なくとも一つの可変インピーダンス素子を含んでいる。光学センサネットワーク598は、基準LED588とセンサLED530との強度を別々に検知し、検知値は、検知パラメータの値を決定するために使用される。基準LED588が、結合の変化と、例えば回路ドリフト等のセンサLED530の強度から取り除かれるべき他の変化とのみに応じて変化するため、結合の変化と、例えば回路ドリフト等の可変インピーダンス素子の変化に関連しない他の要因とに起因するものから、可変インピーダンス素子に起因するセンサLED530の強度差を分離するために、基準LED588を使用することができる。例えば、いくつかの用途において、LEDは、経時的に自然減衰するので、経時的な輝度における固有の減少を有している。基準LED588とセンサLED530とが経時的に略同一の自然減衰を起こすことを考えれば、センサLED530の強度からLEDの減衰を取り除くために、基準LED530を使用することができる。LEDの減衰は、経時的な回路ドリフトを引き起こし得る要因の一例に過ぎない。経時的な回路ドリフトは、例えば電源電圧の変化、光の検出感度、及び回路部品の減衰/劣化等の他の要因に起因し得る。
上述したように、無線リモートセンサ514は、基準回路580とセンサ回路582とを含んでいる。しかしながら、センサ回路の数は、必要に応じて用途ごとに異なってもよい。例えば、無線リモートセンサ514は、二つの異なるパラメータの値を検知することが好ましい場合、第2パラメータの値に応じて強度変化する第2センサLEDを有する第2センサ回路(図示せず)を備えればよい。例えば、第2センサ回路は、検知されるパラメータに応じて変化するインピーダンスを有する可変インピーダンス素子を含んでもよい。図11を再度参照すると、この実施形態の基準回路580は、誘導伝送器512から電力を受信するための直列共振タンク回路を包含している。タンク回路は、受信コイル584と受信コンデンサ586とを含めばよい。本実施形態の基準回路580は、基準LED588と基準抵抗590とを含んでいる。使用中、基準LED588の強度は、誘導伝送器510から受信された電力量の変化に応じて変化する。結合が誘導伝送器510と基準回路580との間で変化する場合、基準LED588は、強度変化する。この強度変化は、例えばセンサ592等の光学センサを経由して遠隔で(例えば、誘導伝送器510から)、測定することができる。
センサ回路582は、受信コイル526及び受信コンデンサ528を有する直列共振タンク回路と、センサLED530と、抵抗器532とを有する点においても、基準回路580と類似している。しかしながら、センサ回路582においては、一又は複数の受信コイル526と受信コンデンサ528と抵抗器532とを、第2パラメータの値の変化に応じて変化するインピーダンス素子とすることができる。例えば、抵抗器532は、温度に応じて変化する抵抗値を有するサーミスタであればよい。さらに、受信コイル526は、可変インダクタであればよく、及び/又は受信コンデンサ528は、可変コンデンサであればよい。その結果、センサLED530の強度は、受信電力の変化のみならず、可変インピーダンス素子(複数可)の変化に応じて、変化する。センサLED530の強度は、例えばセンサ594等の光学センサを経由して遠隔で(例えば、誘導伝送器510から)、測定することができる。
この実施形態においては、基準LED588を使用することによって、可変インピーダンス素子(複数可)の変化に起因するセンサLED530の強度変化を、結合の変化と経時的な回路ドリフトとに起因する変化から分離することができる。より具体的に、結合と経時的な回路ドリフトとに起因する変化を効果的に排除するために、検出されたセンサLED530の強度変化から、検出された基準LED588の強度変化を取り除くことによって、可変インピーダンス素子(複数可)の変化に起因する変化を分離する。例えば、光学センサ594によって測定されたセンサLED530の強度変化から、光学センサ592によって測定された基準LED588の強度変化を引けばよい。
この実施形態において、好ましくは、誘導伝送器512に対する無線リモートセンサ514の位置及び/又は方向の変化、並びに/若しくはコイルを取り巻く環境の変化が、伝達コイル561と二つの受信コイル526、584との間の結合に基本的に同一の影響を与えるように、受信コイル526及び584を構成すればよい。そのために、2つの受信コイル526、584は、伝達コイル516から略同一の磁束を受けるように、配置されることが好ましい。図12〜図14に示す実施形態において、受信コイル526、584は、略同一平面上の略同一軸の周囲に一緒に巻き付けられている。本実施形態のコイル526、584は、略円形であるが、必要に応じて用途ごとに、大きさ及び形状を変化させてもよい。図12は、残りの電気回路から分離された二つのコイル526、584を示している。図示するように、コイル526、584は、略同一平面上で略同一軸の周囲に伸びる略平行な巻線で包まれている。この構成のために、二つのコイルは、ほぼ全て状況下で、誘導伝送器512から略同量の磁束を受ける。図13は、コイルに残りの回路部品を結合する一つの方法を図示している。この実施形態において、残りの回路部品は、対応するコイルの両端に単に結合されている。LEDの位置は、用途ごとに変化すればよい。しかしながら、図14に示す実施形態において、基準LED588とセンサLED530とは、コイル526、584の中心に配置されている。
誘導伝送器512の設計及び構成は、用途ごとに異ならせることができる。図15は、図14に示す無線リモートセンサ514を使用するために構成された実施形態を示している。この実施形態において、誘導伝送器512は、円形であり、大きさと形状とにおいて受信コイル526、584に一致する伝達コイル526を含んでいる。伝達コイル526は、コイルドライバ534によって駆動されればよい。図示するように、誘導送信器512は、伝達コイル526の中心に位置する光学センサ592、594を有する光検出回路536を含むことができ、光学センサ592、594は、基準LED588及びセンサLED530と略同一位置に位置している。
第4の観点において、本発明は、無線リモートセンサ614を有する無線リモートセンサシステムを含み、無線リモートセンサ614においては、受信コイル626が比較的高い熱膨張係数を有する回路基板650上に配置されている。この観点において、回路基板650の大きさの変化は、受信コイル626の大きさ及び形状の変化を引き起こす。受信コイル626の変化は、誘導伝送器(図示せず)において検知可能な、受信コイル626の、対応する反射インピーダンスの変化をもたらす。例えば、受信コイル626の形状の変化は、反射インピーダンスによって影響される電力特性を誘電伝送器において検知することによって認識されればよい。検知された特性は、例えば、電流、電圧、位相、又は共振周波数であればよい。
無線リモート温度センサ614の構成では、用途ごとに異なればよい。最も簡単な実施形態において、無線リモートセンサ614は、回路基板650と、受信コイル626と、コンデンサ(図示せず)とを含めばよい。図16に示されていないが、コンデンサは、共振タンク回路を形成するために、コイル626の両端に結合されればよい。回路基板650は、基本的に、受信コイル626を支持し、温度の予測変化が、誘電伝送器612の電力特性を検知することによって認識可能な反射インピーダンスの変化をもたらすのに十分大きな熱膨張係数を有することができる任意の材料であればよい。代替的な実施形態において、回路基板は、温度変化に応じて、より恒久的に変形する材料であってもよい。例えば、回路基板は、所望の温度に加熱されたときに収縮する熱収縮材料であればよい。材料の熱収縮は、材料上に支持されたコイルの大きさ及び/又は形状を変化させることができる。この大きさ及び/又は形状の変化は、誘導伝送器において検知されればよい。熱収縮材料は、例えば、ポリオレフィン、フッ素重合体(例えば、FEP、PTFE、又はカイナ等)、PVC、ネオプレン、シリコンエラストマ、又はバイトン等の熱可塑性材料から製造されればよい。
受信コイル626とコンデンサとの特性は、誘導伝送器の動作周波数と同一又はそれに近い共振周波数を備える共振タンク回路を提供するように、選択されればよい。図示の実施形態において、受信コイル626は、印刷可能なインクから製造されている。例えば、受信コイル626は、回路基板650上に印刷されればよい。この実施形態において、受信コイル626は、基板上に直接印刷されているが、無線リモートセンサ614は、必要に応じて、中間材料を含んでもよい。
受信コイル626の大きさと形状と構成とは、用途ごとに異なっていてもよい。図16の実施形態において、受信コイル626は、回路基板650と共に伸縮不能な材料から製造されている。受信コイル626が、それでもなお回路基板650と共に形状が変化することを可能とするために、受信コイル626には、複数の起伏が形成されている。使用中、起伏は、回路基板650が伸縮するにつれて、曲げられ、又は収縮される。この曲り及び収縮は、受信コイル626の全体的な大きさ及び/又は形状において大きな変化をもたらす。受信コイル626は、代替的に、下地回路基板と共に伸縮可能な材料から製造されてもよい。例えば、受信コイル626は、印刷された銀インク導体から製造されればよい。受信コイル626が伸縮可能な用途においては、例えば単純な螺旋巻等のより規則的な形状を備えてもよい。
コンデンサ(図示せず)は、例えば印刷されたインクコンデンサ又は従来のコンデンサ等、基本的に如何なる容量性素子であってもよい。印刷されたインクコンデンサが含まれている場合には、必要があれば、回路基板650上に印刷されてもよい。いくつかの用途において、受信コイル626の内部容量は、共振タンク回路を形成するために十分あればよい。このような用途では、別個のコンデンサが含まれていなくてもよい。
図17に示す代替的な実施形態において、無線リモートセンサ614は、受信コイル626’に隣接して配置された再共振コイル690’を含んでいる。図示するように、再共振コイル690’は、二つのコイルが略共通の軸を共有し、略同一平面を経由して伸びながら、受信コイル626の周囲に巻き付けられればよい。この実施形態において、再共振コイル690’は、誘導伝送器(図示せず)から電力を受信し、受信電力を増幅して受信コイル626に伝送する。再共振コイル690’は、コンデンサ692と結合していてもよい。コンデンサ692’は、必要に応じて、印刷されたインクコンデンサであってもよい。
図16の実施形態と同様に、受信コイル626’は、コンデンサ(図示せず)と直列に結合されればよい。コンデンサは、例えば印刷されたインクコンデンサ又は従来のコンデンサ等、基本的に如何なるコンデンサであってもよい。受信コイル626の内部容量が共振タンク回路を形成するために十分である場合、別個のコンデンサは、取り除かれてもよい。
第5の観点において、無線リモートセンサシステム710は、可変インピーダンス素子732の値によって決まる信号を生成するVCO770を含んでもよい。信号は、ベースセンサ790(図22参照)に信号を伝送するアンテナ780に印加される。この信号は、アンテナ780に直接印加されてもよいし、バッファ、増幅器、フィルタ、又は信号調整回路の任意の組合せを経由してからアンテナ780に印加されてもよい。ベースセンサ790は、アンテナ780から信号を受信するように構成されたアンテナ792を含んでもよい。別個のアンテナ780を使用することによって、信号は、電力を伝送するために主に磁場を使用する電力伝送信号との相互作用を少なくすることができる。アンテナ780によって生成される電磁波は、ほぼ電場であり、磁力線が電気力線に垂直であるので、信号間のベクトル領域の分離もたらす。ベースセンサ790は、信号の周波数を監視して基準周波数と比較、又はセンサ(又は可変インピーダンス素子732)に関する情報を決定するために、他の信号特性を使用する。例えば、周波数は、内科患者の脈拍数を示す周波数の変化速度に応じて、経時的に変化する。図23は、図21のホイートストンブリッジVCOから可変抵抗器R3の異なる値に対する周波数応答の一例を示している。図23の左側のプロットは、互いに重ね合された一連の三つの異なる波形A1、A2、及びA3を示している。各波形は、可変インピーダンス素子R3の異なる値に起因する。図23の左側においては見にくいが、各波形A1、A2及びA3は、異なる周波数を有している。これは、FFTを使用して生成された三つの波形の周波数応答F1、F2及びF3のプロットである、図23の右側のプロットにおいて、より明確に示されている。(右側の信号のFFT表現のピーク値によって示される)信号の周波数は、可変インピーダンス素子732の抵抗値に応じて変化することが分かる。
第6の観点において、無線リモートセンサシステム810は、別個のコイル880に印加されてベースセンサ890に伝送される信号を生成するVCO870を含んでもよい。この信号は、コイル880に直接印加されてもよいし、バッファ、増幅器、フィルタ、又は信号調整回路の任意の組合せを経由してからコイル880に印加されてもよい。ベースセンサ890は、コイル880から信号を受信するように構成された、対応する受信コイル892を含んでもよい。別個のコイル880を使用することによって、信号は、電力伝送信号との相互作用を少なくすることができる。電力伝送信号よりもはるかに高い又は低い周波数で帰還信号を生成することによって、別個のコイル880によって生成される電磁波を、周波数において電力伝送信号から分離することができる。コイルを遠隔に位置することによって、若しくは信号コイルを逆巻又は「八の字」トポロジに巻くことによって、領域を電力伝送信号から更に分離することができる。図25は、伝送側の逆巻又は「八の字」トポロジの一例を示している。図示するように、伝達コイル816は、ベースセンサコイル892の外側に物理的に配置され、ベースセンサコイル892は、図9に関連して上述したように、逆巻にされている。ベースセンサ890は、信号の周波数を監視して基準周波数と比較、センサ又は可変インピーダンス素子832に関する情報を決定するために、他の信号特性を使用する。VCO870は、可変インピーダンス素子のインピーダンスを正確に測定するために、正及び負の電圧供給を必要としてもよい。これを提供するために、受信器810の電力伝達コイル826は、中心タップが中性端子、又は受信器のゼロボルト基準に取り付けられた中心タップ構成であればよく、ダイオードブリッジ828は、コイルの両端を正及び負の電圧に結合する。例えば図22に示す回路等の二つのダイオードブリッジ728を使用することによって、電流は、一方向に流れ、エネルギーは、電力転送サイクルの半分だけのために受信される。例えば図24に示す回路等の四つのダイオードブリッジ828を使用することによって、電流は、両方向に流れ、エネルギーは、全電力転送サイクルのために受信される。
上記の説明は、本発明の現在の実施形態のものである。均等論を含む特許法の原理に従って解釈されるべき特許請求の範囲において定義された本発明の精神と、より広い観点とから逸脱しない範囲で、種々の変形及び変更が可能である。本開示は、例示ために示されたもので、本発明の全ての実施形態の網羅的な説明として、若しくはこれらの実施形態に関連して例示又は説明された特定の要素に請求項の範囲を制限するように解釈されるべきではない。例えば、限定することなく、記載された発明の任意の個々の要素(複数可)を、実質的に同様の機能を提供、又は他の方法で適切な動作を提供する代替的な要素によって置き換えてもよい。これは、例えば当該分野において当業者が現在知り得る要素等、現在知られている代替的要素と、例えば当該分野における当業者が開発上、代替手段として認識し得る要素等、将来において開発され得る要素とを含んでいる。さらに、開示された実施形態は、同時に記載され、利益の一群を協働的に提供し得る複数の特徴を含んでいる。本発明は、発行された特許請求の範囲において他の方法で明示的に記載された範囲を除き、これらの特徴の全てを含む、又は記載の利益を全て提供する、これらの実施形態のみに限定されるものではない。例えば冠詞“a”、“an”、“the”、又は“said”を使用すること等、単数の特許請求の範囲の要素への如何なる言及も、要素を単数に限定するものとして解釈されるべきではない。
独占的な財産又は特権が主張される本発明の実施形態は、以下のように、定義される。

Claims (53)

  1. パラメータを検知するための無線リモートセンサであって、
    無線電力伝送器から電力を無線で受信するように構成された受信コイルと、
    前記受信コイルに結合された発振回路であって、該発振回路の発振が反射インピーダンスによって前記無線電力伝送器に伝達され、検知される前記パラメータの値に応じて変化する可変インピーダンス素子を有する発振回路と、
    を備え、
    前記発振は、前記可変インピーダンス素子の変化に応じて変化する、
    無線リモートセンサ。
  2. 前記発振回路は、該発振回路の充電と放電とを交互に行うように構成された充電/放電回路を含み、
    前記発振は、前記充電及び放電に一致している、
    請求項1に記載の無線リモートセンサ。
  3. 前記充電/放電回路は、前記受信コイルを経由して無線で受信した電力によって充電される充電コンデンサを備える充電サブ回路を含む、
    請求項2に記載の無線リモートセンサ。
  4. 前記充電/放電回路は、該充電/放電回路を充電状態と放電状態との間で遷移させるためのトリガを含み、
    前記トリガは、前記充電コンデンサが閾値に達したときに前記充電/放電回路を前記充電から前記放電に遷移するように選択された逆方向ブレイクダウン電圧を有するダイオードである、
    請求項3に記載の無線リモートセンサ。
  5. 前記充電/放電回路は、前記充電コンデンサを選択的に放電するように構成された電流ラッチを有する放電サブ回路を含む、
    請求項3に記載の無線リモートセンサ。
  6. 前記充電サブ回路は、充電抵抗器を含み、
    前記充電抵抗器は、前記可変インピーダンス素子である、
    請求項5に記載の無線リモートセンサ。
  7. 放電抵抗器を更に含み、
    前記放電抵抗器は、前記可変インピーダンス素子である、
    請求項5に記載の無線リモートセンサ。
  8. 前記発振回路は、第1及び第2可変インピーダンス素子を含み、
    前記第1可変インピーダンス素子は、前記充電サブ回路内の可変抵抗器であり、
    前記第2可変インピーダンス素子は、前記放電状態の継続期間を変化させるように配置された可変抵抗器である、
    請求項5に記載の無線リモートセンサ。
  9. 前記充電サブ回路に供給される電圧を正規化するための正規化回路を更に含む、
    請求項3に記載の無線リモートセンサ。
  10. 前記正規化回路は、電圧固定器を含む、
    請求項9に記載の無線リモートセンサ。
  11. 前記充電/放電回路は、該充電/放電回路を充電状態と放電状態との間で遷移させるためのトリガを含み、
    前記トリガは、前記充電サブ回路に供給される電圧の変化に関わらず、略均一の充電継続期間を維持するように選択された比較器と分圧器とである、
    請求項3に記載の無線リモートセンサ。
  12. 前記比較器は、前記分圧器の出力に結合された第1入力と、前記充電サブ回路に結合された第2入力とを含む、
    請求項11に記載の無線リモートセンサ。
  13. 前記充電/放電回路は、前記充電コンデンサを選択的に放電するように構成された電流ラッチを有する放電サブ回路を含み、
    前記比較器の出力は、前記電流ラッチに係合することによって結合されている、
    請求項12に記載の無線リモートセンサ。
  14. 前記放電サブ回路は、変調レッグを含み、
    前記変動レッグは、変調抵抗器を有し、前記電流ラッチに結合され、該電流ラッチがオンであるときのみに印加される、
    請求項5に記載の無線リモートセンサ。
  15. 前記変調レッグは、トランジスタによって前記電流ラッチに結合され、
    前記変調抵抗器は、前記トランジスタが、可変インピーダンス素子の少なくとも一部に依存する増幅器として動作するように選択された値を有する、
    請求項14に記載の無線リモートセンサ。
  16. パラメータを検知するための無線リモートセンサシステムであって、
    無線で電力を供給するための無線電源と、
    無線リモートセンサであって、
    無線電源から電力を無線で受信するための受信コイルと、
    前記受信コイルに結合され、前記パラメータの値に応じて変化するインピーダンスを有する可変インピーダンス素子と、前記可変インピーダンス素子の変化に応じて変化する少なくとも一つの特性を有する電磁場を生成する内部共振回路とに網状に繋がれた抵抗器を有するホイートストンブリッジ構成と、
    を含む無線リモートセンサと、
    前記内部共振回路によって生成された前記電磁場を受信するための検知コイルと、
    を有し、
    前記検知コイルは、前記可変インピーダンス素子の変化に応じて変化する該電磁場の少なくとも一つの特性を検知可能なセンサに結合されている、
    無線リモートセンサシステム。
  17. 前記可変インピーダンス素子は、可変抵抗器を含む、
    請求項16に記載の無線リモートセンサシステム。
  18. 前記可変インピーダンス素子は、サーミスタである、
    請求項16に記載の無線リモートセンサシステム。
  19. 前記内部発振回路は、内部コイルと内部コンデンサとを含む、
    請求項17に記載の無線リモートセンサシステム。
  20. 前記ホイートストンブリッジ構成は、前記パラメータの変化に起因する前記電磁場の変化を増幅するように選択及び配置された二つの可変抵抗器を含む、
    請求項16に記載の無線リモートセンサシステム。
  21. 前記ホイートストンブリッジ構成は、前記パラメータの変化に起因する前記電磁場の変化を増幅するように選択及び配置された四つの可変抵抗器を含む、
    請求項16に記載の無線リモートセンサシステム。
  22. 前記内部コンデンサは、検知されるパラメータに応じて変化する可変コンデンサである、
    請求項19に記載の無線リモートセンサシステム。
  23. 前記内部発振回路は、検知されるパラメータに応じて変化する可変抵抗器を含む、
    請求項22に記載の無線リモートセンサシステム。
  24. 前記内部発振回路は、内部コイルを含み、
    前記内部コイルは、第1部分と第2部分とを含み、
    前記第1部分は、前記第2部分に対して逆巻され、
    前記検知コイルは、第1部分と第2部分とを含み、
    前記検知コイルの前記第1部分は、前記検知コイルの前記第2部分に対して逆巻されている、
    請求項16に記載の無線リモートセンサシステム。
  25. 無線電源は、伝達コイルを含み、
    前記検知コイルは、前記伝達コイル内に配置され、
    前記内部コイルは、前記受信コイル内に配置されている、
    請求項24に記載の無線リモートセンサシステム。
  26. パラメータを検知するための無線リモートセンサシステムであって、
    伝達コイルを備える誘導伝送器と、
    基準回路とセンサ回路とを有する無線リモートセンサであって、該基準回路が、受信コイルと、基準信号を生成するための基準信号発生器とを含み、該基準信号が、経時的な回路ドリフト並びに前記伝達コイル及び該受信コイル間の結合の変化のうちの少なくとも一つに応じて変化し、該センサ回路が、受信コイルと、前記パラメータに応じて変化する可変インピーダンス素子と、検知信号を生成するための検知信号発生器とを含み、該検知信号が、該可変インピーダンスの変化と、経時的な回路ドリフト並びに前記伝達コイル及び前記センサ回路の前記受信コイル間の結合のうちの少なくとも一つの変化とに応じて変化する無線リモートセンサと、
    前記基準信号と前記検知信号とを受信するように構成された信号受信器と、
    を備え、
    前記信号受信器は、前記基準信号及び検知信号の機能として、前記可変インピーダンス素子の変化を決定するように構成されている、
    無線リモートセンサシステム。
  27. 前記基準信号発生器は、基準LEDであり、
    前記信号受信器は、前記基準LEDの強度を検知するように構成された第1光学センサを含む、
    請求項26に記載の無線リモートセンサシステム。
  28. 前記検知信号発生器は、センサLEDであり、
    前記信号受信器は、前記センサLEDの強度を検知するように構成された第2光学センサを含む、
    請求項27に記載の無線リモートセンサシステム。
  29. 前記可変インピーダンス素子は、可変抵抗器である、
    請求項28に記載の無線リモートセンサシステム。
  30. 前記可変インピーダンス素子は、サーミスタである、
    請求項29に記載の無線リモートセンサシステム。
  31. 前記基準受信コイルと前記検知受信コイルとは、略共通の軸の周囲に巻き付けられ、略共通の平面を経由して伸びている、
    請求項28に記載の無線リモートセンサシステム。
  32. 前記基準受信コイルは、螺旋巻コイルであり、
    前記検知受信コイルは、前記基準受信コイルの巻付と略平行に巻き付けられた螺旋巻コイルである、
    請求項31に記載の無線リモートセンサシステム。
  33. 前記基準受信コイルは、内部空間を規定し、
    前記基準LEDと前記センサLEDとは、前記内部空間内に設置されている、
    請求項32に記載の無線リモートセンサシステム。
  34. 前記伝達コイルは、内部空間を規定し、
    前記第1光学センサと前記第2光学センサとは、前記伝達コイルの内部空間内に設置されている、
    請求項33に記載の無線リモートセンサシステム。
  35. 誘導伝送器から電力を受信するように構成された受信コイルと、コンデンサとを有する共振回路と、
    温度変化に応答して大きさが変化するように選択された回路基板と、
    を備え、
    前記受信コイルは、前記回路基板が温度変化を受けたときに、前記誘導伝送器において該受信コイルの反射インピーダンスに大きな影響を与えるのに十分な、該受信コイルの大きさ又は形状の変化を引き起こすように、該回路基板によって支持されている、
    無線リモート温度センサ。
  36. 前記回路基板は、検知される温度の前記範囲に亘って伸縮を受けるように選択された熱膨張係数を有し、
    前記受信コイルは、前記回路基板の前記伸縮が、前記誘導伝送器において該受信コイルの反射インピーダンスに大きな影響を与えるのに十分な、該受信コイルの前記大きさ及び前記形状の変化を引き起こすように、該回路基板によって支持されている、
    請求項35に記載の無線リモート温度センサ。
  37. 前記受信コイルは、印刷されたインクコイルである、
    請求項35に記載の無線リモート温度センサ。
  38. 前記受信コイルは、前記回路基板上に直接印刷されている、
    請求項37に記載の無線リモート温度センサ。
  39. 前記受信コイルは、前記回路基板の伸長に応じて形状が変化可能となるように構成された複数の起伏を含む、
    請求項36に記載の無線リモート温度センサ。
  40. 再共振コイルを更に含み、
    前記再共振コイルは、前記回路基板の伸縮が、前記誘導伝送器において該再共振コイルの反射インピーダンスに大きな影響を与えるのに十分な、該再共振コイルの大きさと形状との変化を引き起こすように、該回路基板によって支持されている、
    請求項36に記載の無線リモート温度センサ。
  41. 前記再共振コイルは、印刷されたインクコイルであり、前記受信コイルの周囲に設けられている、
    請求項40に記載の無線リモート温度センサ。
  42. パラメータを検知するための無線リモートセンサであって、
    無線電力伝送器から電力を無線で受信するように構成された受信コイルと、
    前記受信コイルから電力を受信するために、該受信コイルに動作可能に結合された電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器に結合された可変インピーダンス素子と、
    を備え、
    前記電圧制御発振器の出力発振は、前記可変インピーダンス素子の値によって決まり、
    前記可変インピーダンス素子は、検知される前記パラメータの値に応じて変化し、
    前記出力発振は、前記可変インピーダンス素子の変化に応じて変化する、
    無線リモートセンサ。
  43. アンテナを更に含み、
    前記電圧制御発振器の前記出力発振は、前記アンテナに印加され、
    前記出力発振は、ベースセンサに伝達可能である、
    請求項42に記載の無線リモートセンサ。
  44. 信号コイルを更に含み、
    前記電圧制御発振器の前記出力発振は、前記信号コイルに印加され、
    前記出力発振は、ベースセンサに伝達可能である、
    請求項42に記載の無線リモートセンサ。
  45. 負荷を更に含み、
    前記電圧制御発振器の前記出力発振は、前記受信コイルに対する前記負荷を調整するための変調サブ回路に印加され、
    前記出力発振は、前記反射インピーダンスによって前記受信コイルを経由してベースセンサに伝送可能である、
    請求項42に記載の無線リモートセンサ。
  46. 前記変調サブ回路は、MOSFETを含み、
    前記出力発振は、前記MOSFETのゲートに印加される、
    請求項45に記載の無線リモートセンサ。
  47. 前記MOSFETは、第2可変インピーダンス素子を有する電圧オフセット回路に結合され、
    前記負荷のデューティサイクルは、前記第2可変インピーダンス素子の値によって決まる、
    請求項46に記載の無線リモートセンサ。
  48. パラメータを検知するための無線リモートセンサシステムであって、
    伝達コイルを備える誘導伝送器と、
    無線リモートセンサであって、
    無線電力伝送器から電力を無線で受信するように構成された受信コイルと、
    前記受信コイルから電力を受信するように、該受信コイルに動作可能に結合された電圧制御発振器と、
    可変インピーダンス素子であって、前記電圧制御発振器の出力発振が、該可変インピーダンス素子の値によって決まるように、該電圧制御発振器に結合され、該可変インピーダンス素子が、検知される前記パラメータの値に応じて変化し、該出力発振が、該可変インピーダンス素子の変化に応じて変化する可変インピーダンス素子と、
    を有する無線リモートセンサと、
    前記出力発振から発生された信号を無線で受信するように構成された信号受信器と、
    を備え、
    前記信号受信器は、前記受信信号の機能として、前記可変インピーダンス素子の変化を決定するように構成されている、
    無線リモートセンサシステム。
  49. 前記無線リモートセンサは、伝送器アンテナを含み、
    前記電圧制御発振器の前記出力発振は、前記信号受信器に無線で送信するために前記伝送器アンテナに印加される、
    請求項48に記載の無線リモートセンサシステム。
  50. 前記信号受信器は、前記伝送器アンテナによって送信される信号を受信するように構成された受信アンテナを含む、
    請求項49に記載の無線リモートセンサシステム。
  51. 前記無線リモートセンサは、前記受信コイルから分離された信号コイルを含み、
    前記電圧制御発振器の前記出力発振は、前記信号受信器に無線で送信するために前記信号伝達コイルに印加される、
    請求項48に記載の無線リモートセンサシステム。
  52. 前記信号受信器は、前記信号伝達コイルによって送信された信号を受信するように構成された前記伝達コイルから分離された信号受信コイルを含む、
    請求項51に記載の無線リモートセンサシステム。
  53. 前記信号伝達コイルと前記信号受信コイルとは、八の字状に逆巻されている、
    請求項52に記載の無線リモートセンサシステム。
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