JP2015521971A - 自動車のステアリングホイールの絶対角度位置を判定するための改良された方法 - Google Patents

自動車のステアリングホイールの絶対角度位置を判定するための改良された方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015521971A
JP2015521971A JP2015519283A JP2015519283A JP2015521971A JP 2015521971 A JP2015521971 A JP 2015521971A JP 2015519283 A JP2015519283 A JP 2015519283A JP 2015519283 A JP2015519283 A JP 2015519283A JP 2015521971 A JP2015521971 A JP 2015521971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
angular position
vehicle
steering wheel
dynamic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015519283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6282269B2 (ja
Inventor
モレッティ ロマン
モレッティ ロマン
Original Assignee
ジェイテクト ユーロップ
ジェイテクト ユーロップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェイテクト ユーロップ, ジェイテクト ユーロップ filed Critical ジェイテクト ユーロップ
Publication of JP2015521971A publication Critical patent/JP2015521971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6282269B2 publication Critical patent/JP6282269B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/021Determination of steering angle
    • B62D15/0235Determination of steering angle by measuring or deriving directly at the electric power steering motor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/021Determination of steering angle
    • B62D15/024Other means for determination of steering angle without directly measuring it, e.g. deriving from wheel speeds on different sides of the car
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/021Determination of steering angle
    • B62D15/0245Means or methods for determination of the central position of the steering system, e.g. straight ahead position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/08Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

本発明は、車両のステアリングホイール(3)の絶対角度位置を判定するための方法に関する。上記方法は、上記ステアリングホイール(3)の絶対角度位置を表す第1の値(Angle1)を、一組のホイールの速度差のような車両の第1の力学走行パラメータの解析に基づく第1のモデルを使用して推算する第1の推算ステップ(a)と、上記ステアリングホイールの絶対角度位置を表す第2の値(Angle2)を、ヨーレートのような第2の力学パラメータの解析に基づく第2のモデルを使用して推算する第2の推算ステップ(b)と、上記第1の値(Angle1)と第2の値(Angle2)との差分を所定の整合性閾値(S)と比較して、適切な加重を行いながら、上記値が考慮されるべきか削除されるべきかを決定する検証ステップ(c)とを含む。

Description

本発明は、パワーアシスト付ステアリング装置の全般的な分野、特に、自動車の操作を容易にするための電動アシスト付ステアリング装置に関する。
本発明は、とりわけ、このようなパワーアシスト付ステアリングを備えた車両のステアリングホイールの絶対位置を判定する方法に関する。
このステアリングホイールの角度位置についての情報は、実際に、ステアリングの中立点への自動復帰、方向転換インジケータの制御、方向指示ランプの方向の制御、又は、インテリジェントパーキングアシスト等の搭載機能を発揮するために必要であり得る。
それゆえ、本願出願人による仏国特許出願公開第2953181号明細書からは、ステアリングホイールのマルチターン(multi-tours)瞬時絶対位置の規定を可能にするアルゴリズムを使用することが知られている。
このアルゴリズムによると、最初に、上記ステアリングホイールの相対角度位置が、ステアリングコラムに連結されたアシストモータのシャフトに設けられた「レゾルバ(resolver)」タイプのセンサによって測定される。そして、ステアリングホイールの絶対位置を求めるために、測定された相対角度位置に補正オフセット値が加えられる。この補正オフセット値は、考慮された反復(iteration)において測定された相対角度位置の値とステアリングホイールの絶対角度位置の推算値との間において、反復に伴って連続して観察される差分の加重平均として算出されるもので、アンチロックブレーキシステム(ABS)によって与えられるリアホイール同士の速度差や、或いは、場合によっては、軌道制御システム(ESP)により供給される瞬時ヨーレート等の力学的走行パラメータを包含する法則を適用することにより間接的に求められる。
最終的に差引されたオフセットを計算するために、これらの差分には、絶対角度位置の推算値の正確さの信頼度指数として解釈可能な加重係数が、走行条件と計算に使用されるパラメータの出所とに応じて割り当てられる。
このようなアルゴリズムは「角度判定」アルゴリズムと呼ばれ、特に、ステアリングホイールのマルチターン絶対角度位置を直接測定するための追加のセンサの設置を回避し、又は特定の条件下で車両を持続的方法で走行させる必要さえも回避する点において、また、とりわけ直線おいては上記絶対角度位置の判定プロセスの初期化を可能とする点で、優れた効果をもたらす。
しかしながら、特に極端な場合には、使用する力学モデルのいずれか1つがその妥当性の限界に達することで、上記アルゴリズムの精度が低下することがある。
したがって、本発明の目的は、上記の短所を克服し、車両のステアリングホイールの角度位置を判定するための改良された方法を提案することにある。本発明の方法は、精度、信頼度、堅牢さを改良すると同時に、比較的簡単に実行できるものである。
本発明の目的は、以下のような、車両のステアリングホイールの絶対角度位置を判定するための方法により達成される。すなわち、上記ステアリングホイールの絶対角度位置を表す第1の値を、上記車両の少なくとも1つの第1の力学走行パラメータの解析に基づく第1のモデルを使用して推算する絶対位置の第1の推算ステップ(a)と、上記ステアリングホイールの絶対角度位置を表す第2の値を、上記第1のモデルとは別であってかつ上記車両の少なくとも1つの第2の力学走行パラメータの解析に基づく第2のモデルを使用して推算する絶対位置の第2の推算ステップ(b)と、上記第1の値及び第2の値の差分を計算し、この差分を所定の整合性閾値と比較する検証ステップ(c)とを含む方法により達成される。
本発明による検証ステップを実行することにより、他の特殊なセンサは言うまでもなく、他の外部信号の使用をも必要とすることなく、2つの異なる力学モデルの適用により生成される角度位置の値同士の整合性を、非常に簡単かつスピーディーに検証できる。
実際、本願発明者らは、異なるモデルからそれぞれ導かれるこれらの値が互いに整合する場合、すなわち、これらの値の間に発生し得る差分が選択された整合性閾値よりも小さい場合は、車両の作動状況、つまり当該時点における車両の走行状態は、当該時点における上記モデルの適用と事実上矛盾せず、上記モデルの特有の妥当性範囲に完全に対応していたことを意味し、上記モデルの結果が関連性及び信頼できる精度を有すると考えられることを確認した。
反対に、上記検証ステップにおいて、絶対角度位置を表す上記2つの値にあまりにも大きなずれがあり、このずれが固定の整合性閾値よりも大きい場合には、上記モデルのいずれかにより得られた推算値に誤りがある現実的危険性が存在することを意味し、したがって計算値には十分な精度と信頼度がないことを意味する。
上記2つの計算値の差分と上記整合性閾値とを比較することにより、両者が互いに整合していて概して信頼できるものと見做された場合には、これらの計算値を維持するか、逆に、ステアリングホイールの絶対位置の値の判定のアルゴリズムの最終結果を歪める可能性を有し問題があると見做された値を削除するかの決定を、十分な事実認識に基づき行うことができる。
特に、直近の計算値が信頼できると考えられるか否かによって、反復学習(apprentissage iteratif)によるアルゴリズムの微調整のために、これらの計算値を使用するか、反対に、これらの計算値を削除して上記学習の混乱を防止するかのいずれかを優先することが想定できる。
反復学習から値を削除するときは、必要な場合には、学習を「フリーズ(凍結)」させることができ、前の反復において判定された絶対位置を一時的に維持することができる。その後、上記力学モデルにより新たな整合値が生成され次第、次の反復において学習を再開できる。
このように、本発明によれば、スピーディーかつ簡単に、また、アルゴリズムの実行スピードを下げることなく、特に計算値の信頼度を検証するために追加の情報又は追加の外部信号を集めることを必要とせずに、ステアリングホイールの絶対位置を判定するための方法の精度及び堅牢性が改善されるので有利である。
本発明のその他の目的、特徴、及び効果は、以下の説明及び添付の図面を参照することにより、より明確になるであろう。以下の説明及び図面は、純粋に例示を目的として提供されるものであって、限定を目的とするものではない。
図1は、本発明の方法のモータ付車用における実施を概略的に示す斜視図である。 図2は、本発明の方法の進捗、特に整合性の検証ステップと制止ステップとを示す機能ブロック図である。 図3には、アルゴリズムの学習制止の2つの条件を対にして示した本発明の方法の一実施形態を示す機能ブロック図である。
本発明は、車両のステアリングホイールの絶対角度位置を判定する方法に関する。本発明は特に、パワーアシスト付ステアリングシステム1、好ましくは電動パワーアシスト付ステアリングシステムに組み込まれたステアリングホイールの絶対角度位置を判定する方法に関する。
したがって、以下においては便宜上、図1に示すように、上記ステアリングシステム1は、全体を符号2で示す機械部分を備えるものとする。この機械部分2は、ステアリングコラム4に接続されたステアリングホイール3を含む。このステアリングコラム4のステアリングホイール3とは反対の端部には、ステアリング収容部6内に取り付けられたラックと係合するステアリングピニオン(いずれも図示省略)が設けられている。
上記ラックの対向する2つの端部は、それぞれ左タイロッド7及び右タイロッド8を介して、車両の左操舵ホイールのハブキャリア(図示省略)及び右操舵ホイールのハブキャリア(図示省略)に接続されている。上記左タイロッド7の外側端部には左ステアリングボールジョイント7′が、また右タイロッド8の外側端部には右ステアリングボールジョイント8′がそれぞれ設けられている。
車両の運転者がステアリングホイール3を操作する力をアシストするために、ステアリングシステム1は、2方向に回転する電動アシストモータ9を備え得るので有利である。このモータ9の出力シャフトは、例えばウォーム及びウォームギアを備えた減速機10を介して上記ステアリングコラム4に連結されており、モータトルクか、場合によっては抵抗トルクをステアリングコラム4に伝達可能である。
電動アシストモータ9は、車両のCAN(Controller Area Network)17に接続された組み込み型の車載電子コンピュータ11により駆動される。CANによって、コンピュータ11は、車両や車両部材の挙動の各種パラメータを監視する各種センサからの各種信号を受信及び処理することができる。
公知の実施形態によると、上記コンピュータ11は、ステアリングホイール3の相対ステアリング角度、絶対ステアリング角度、又はマルチターン(multi-tours)絶対ステアリング角度をコンピュータ11に通知する専用センサ12が発信する電気信号を受信可能である。これらの角度は車両の瞬時ステアリング角度を表す。
好ましくは、上記コンピュータ11は、運転者がステアリングホイール3にかけるトルクの測定信号も受信する。
本発明の意味においては、勿論、上記ステアリングホイールトルクは、何らかのデータ取得手段によって与えられてもよい。したがって、上記ステアリングホイールトルクは、トルクセンサ13によって、好ましくは与えられ、特に直接測定される。このトルクセンサ13は、例えばステアリングコラム4か、その他の適切な位置に配置される。必要な場合には、上記ステアリングホイールトルクを、その他の利用可能な信号の適切なコンピュータによる処理に基づく推算によって間接的に得ることも可能である。
これらの情報から、コンピュータ11は、上記アシストモータ9のトルク又はアシストパワー等の適切な命令を常時発することにより、アシストモータ9を駆動する。これにより、上記コンピュータ11の不揮発性メモリに予め定義かつプログラムされたアシスト法則に従って、運転者がステアリングホイールを操作する力を増大させ、又は反対に補償することが可能である。
特に本発明の方法に採用された別の実施形態によれば、上記専用センサ12が停止され、電動パワーアシスト付ステアリングシステム1の角度センサ14のデータが使用される。この角度センサ14は「レゾルバ(resolver)」タイプであって、アシストモータ9の角度位置を検知するために、アシストモータ9のシャフトと連携している。
上記ステアリングホイール3のマルチターン相対角度位置θrelative_steering_wheelは、上記仏国特許出願公開第2953181号明細書に特に詳述されるように、次式によって求められる。
Figure 2015521971
ここで、式中の各項目は次のとおりである。
・θmono_elecは、絶対「電気角度」、すなわち、「電気的回転」つまりモータの連続する2つのステーターポール間の変位サイクルにおける、上記モータシャフトの絶対角度位置の測定値を表す。その値は、ローターの電気角と機械角θmono_mecaの関係がθmono_elec=p×θmono_elecで表されることを考慮すれば、通常、0°〜359°の「電気的」角度の範囲にある。
・Nelec_revolutionsは上記モータのシャフトの「電気的」回転の数を表す。この変数は、θmono_elecが359°から0°に移行するごとに1(1単位)ずつ増加し、又は、θmono_elecが0°から359°に移行するごとに減少する。
・pは、アシストモータ9のステーターポールのペア数である。
・Γは、減速機10の減速率である。
なお、この相対的測定値は、好ましくは車両の始動時(運転開始時)に初期化され、回転数Nelec_revolutionsが0になる。モノターン(mono-tour)電気的位置θmono_elecについては、その初期値が0°〜359°であり得、この初期値が上記始動時のステアリングホイールの方向を反映する。
したがって、始動時(初期化時)には、ステアリングホイールのマルチターン相対角度位置θrelative_steering_wheelの初期測定値は、次式のようになる。
Figure 2015521971
さらに、上記マルチターン角度位置の値は、ステアリングホイール3の停止から停止までの最大角度行程よりも大きくなることは決してない。
特に図2に示すように、本発明の方法は次のステップを含む。絶対位置の第1の推算ステップ(a)においては、ステアリングホイール3の絶対角度位置を示す第1の値「Angle1」が、車両の少なくとも1つの第1の力学的走行パラメータの解析に基づく第1のモデルを使用して推算される。絶対位置の第2の推算ステップ(b)においては、上記ステアリングホイールの絶対角度位置を示す第2の値「Angle2」が、第2のモデルを使用して推算される。この第2のモデルは上記第1のモデルとは別のモデルであって、車両の少なくとも1つの第2の力学的走行パラメータの解析に基づいている。また、この第2の力学的走行パラメータ自体が上記第1のパラメータとは別のパラメータであることが有利である。次いで、検証ステップ(c)においては、第1の値「Angle1」と第2の値「Angle2」との差分が計算され、この差分が所定の整合性閾値(seuil de coherence)Sと比較される。
好ましくは、上記第1のモデルは、第1の力学パラメータとして、車両の少なくとも1つの走行装置における左右のホイール5(車輪)の速度差を使用する。これらホイール5の速度の値は、この場合は上記ネットワークCAN17上で、アンチロックブレーキシステム(ABS)15によって利用可能とされることが好ましい。
とりわけ、上記モデルはジャントゥ−アッカーマン解析(analyse de Jeantaud-Ackerman)に基づいていてもよい。便宜上ここではリアホイールに適用されるが、その他のホイールを使用しても有効である。
したがって、リアホールの平均速度は次式によって求められる。
Figure 2015521971
リアホイールの速度差Eは、次式により表される。
Figure 2015521971
この速度差の符号は、ステアリングの瞬時の符号を付与する。ステアリングの瞬時の符号は、通常は、ステアリングホイール3が右に回転する場合にはプラス、左に回転する場合にはマイナスである。
必要な場合には、上記特許文献に詳述されるように、例えば空気の抜けたタイヤでの走行を考慮するために、上記ホイールの速度を補正することも想定される。
車両の後部輪距の定数値が判れば、車両の軌道の瞬時半径Rが次式により計算される。
Figure 2015521971
上記半径Rが決定され、車両のホイールベースLが判れば、操舵ホイールの平均ステアリング角度に該当するアッカーマン角度が、次式により計算される。
Figure 2015521971
車両の横加速度γlateralは、上記瞬時半径と車両の平均速度とから推算される。これにより、アンダーステア傾斜度Kが判れば、タイヤの理論平均スリップ角度が計算できる。
Figure 2015521971
Figure 2015521971
上記アンダーステア傾斜度Kとステアリング半径Rとの関係は、車両の種類ごとに特有である。この関係は、上記コンピュータの不揮発性メモリに記憶されるアバクス(abaque)の形で与えられ得ることが有利である。
次に、上記理論平均スリップ角度は、車両の横加速度に依存する補正ゲインGによって補正される。
Figure 2015521971
最終的に、操舵ホイールの平均ステアリング角度は、上記アッカーマン角度とタイヤの補正済み平均スリップ角度との合計に等しくなる。
Figure 2015521971
ここで、ステアリングホイールの絶対角度位置Angle1と操舵ホイールのステアリング角度との間の関係は、車両の種類ごとに特徴的である。この関係は、上記コンピュータ11の不揮発性メモリに記憶されるアバクスとして与えられ得ることが有利である。
Figure 2015521971
好ましくは、上記第2のモデルは、第2の力学パラメータとして、車両のヨーレート及び/又は車両の横加速度を使用する。この第2のパラメータは、軌道制御システム(ESP)16によって利用可能とされることが好ましい。
この場合、上記第2の値Angle2について、上記ESPによって定期的にコンピュータ11に提供されるヨーレート又は横加速度についてのこれらの情報のうちの1つ及び/又は複数から、上記の関係と同じ関係を求めることが実際に可能である。
したがって、速度Vで走行中の車両の軌道の瞬時半径Rは、車両の上記ヨーレートΨ′から次式を用いて、
Figure 2015521971
及び/又は、車両の上記横加速度から次式を用いて計算できる。
Figure 2015521971
上記半径Rが判れば、上述の判定プロセスが、ホイールのステアリング角度の算出及び上記ステアリングホイールの角度位置の(第2の)値Angle2の推定に準用される。
車載ネットワークCAN上で既に利用可能である信号を利用することによって、例えば専用のセンサを必要とすることなく、使用されるモデルによりステアリングホイール角度の絶対角度位置の推算が可能になるので有利である。これにより、パワーアシスト付ステアリングシステム1の構成と本発明の方法の実行とが軽減され簡単になる。
力学モデルによるステアリングホイールの絶対位置を表す値が計算されると、上記検証ステップ(c)において、2つの値Angle1,Angle2の整合性が試験される。これらの2つの値は、それぞれ異なるモデルに従って推算されるが、両者ともステアリングホイールの絶対角度位置の同一の物理量を表すものと考えられる。
さらに、特に好ましい態様においては、本発明の方法は、パラメータ化ステップ(d)を含む。このステップ(d)においては、上記検証ステップより前でかつ上記の絶対値の推算ステップ(a)及び(b)の後に、整合性閾値Sが調整される。この整合性閾値Sは、ステアリングホイールの絶対角度位置を表す上記第1及び第2の値の低い方の値、すなわち、MIN[Angle1;Angle2]に依存する。
このように、推算された絶対位置の値の判定基準を構成する上記整合性閾値Sをリアルタイムで修正することによって、検証の感度及び厳格度、ひいてはアルゴリズムの精度及び信頼度が微調整され得る。これは、上記閾値を、考慮された反復(iteration)について推算された絶対位置の値Angle1及びAngle2のうちの低い方の値の大きさの程度に適合させることを目的としている。
特に、絶対位置の最小値が小さいときには、整合性試験をより限定的にするために、上記閾値Sが下げられ得る。反対に、絶対位置の最小値がより大きいときには、上記閾値Sが上げられ得る。
例えば、絶対位置を表す値の最小値MIN[Angle1;Angle2]が、100°未満の角度に該当する場合、第1及び第2の値の間の差分は5°又は15°まで許容され得、したがって、閾値Sは実質的に5°〜15°の範囲であり得る。
上記の最小値が、360°よりも大きい角度に該当する場合、30°又は40°までの差分が許容され得る。
100°〜360°の間では、第1の近似計算として、例えば線形補間法を使用して上記閾値を確定できる。
但し、これらの値には、求められる性能と堅牢性の妥協点に依存して変化する傾向がある。
好ましくは、本発明の方法は、相対角度位置θrelative_steering_wheelを測定するステップ(e)を含む。このステップ(e)においては、上述のように、好ましくは車両の始動時(運転開始時)に初期化された車載センサ14を使用して、ステアリングホイール3のマルチターン相対角度位置θrelative_steering_wheelを表す値が測定される。
特に、上記相対角度位置θrelative_steering_wheelを表す値は、上記パワーアシスト付ステアリングモータ9のシャフトと連携する、「レゾルバ」タイプの角度位置センサ又は同様の誘導性センサによって測定可能である。
本発明の方法は、上記ステップの後に、力学的総オフセットΔθdynamic(i)を計算するステップ(f)を含むことが好ましい。このステップ(f)においては、第1の力学的オフセット値Δθdynamic(1)、第2の力学的オフセット値Δθdynamic(2)がそれぞれ計算される。第1の力学的オフセット値は、上記絶対角度位置を表す第1の値Angle1と現在の反復nについて測定された相対位置θrelative_steering_wheelを表す値との差分に該当する。第2の力学的オフセット値は、上記絶対角度位置を表す第2の値Angle2と現在の反復nについて測定された相対位置θrelative_steering_wheelを表す値との差分に該当する。
Figure 2015521971
本発明の方法は、上記ステップの後に、加重ステップ(g)と学習ステップ(h)とを含むことが好ましい。加重ステップ(g)においては、固有の加重係数pondi(n)が各力学的オフセット値Δθdynamic(i)に割り当てられる。学習ステップ(h)においては、現在の反復nについて最終オフセット値Δθfinal(n)が計算される。この最終オフセット値Δθfinal(n)は、前の反復において計算された最終オフセット値Δθfinal(n-1)の加重平均に該当しかつスコアsc(n-1)が割り当てられている。このスコアsc(n-1)は、前の全ての反復において次々に使用された荷重係数の積分和に該当するとともに、現在の反復について直近に計算されかつ各荷重係数pond(n)が割り当てられた第1及び第2のオフセット値Δθdynamic(i)(n)に該当する。これは、次式により表される。
Figure 2015521971
Figure 2015521971
したがって、上記オフセット値Δθfinal(n)は最終的には差引されて、ステアリングホイールの実際のマルチターン絶対位置θabsolute_multi-revolution_steering_wheelと上記センサ14により測定された相対角度位置θrelative_steering_wheelとの間での移行を表し、加重平均タイプの学習に該当する。その値は、力学モデルを使用して推算された異なる中間加重値Δθdynamic(i)×pond(n)の連続的な入力の助けにより、反復に伴って徐々に変化して精度を増す。
最終的に、反復nにおいて、ステアリングホイールのマルチターン絶対位置は、測定された相対値と最終オフセット値との合計と考えられる。
Figure 2015521971
特に好ましい態様においては、本発明の方法は、上記ステアリングホイールの絶対角度位置を表す第1及び第2の値の差分|Angle1−Angle2|が、所定の整合性閾値Sを越える場合には、制止ステップ(i)を含む。この制止ステップ(i)は、上記学習ステップ(h)の実行のために、加重係数を強制的にゼロ設定し、特に、対応する力学的オフセット値、又は特に、対応する力学的オフセット値Δθdynamic(1)及びΔθdynamic(2)に連携する加重係数pond(n)及びpond(n)の両者を強制的にゼロ設定する。
換言すれば、上記制止ステップは、関係する反復nにおいて加重係数をゼロに設定する(pond(n)=0)ことにより、関係するオフセット値の強制削除を可能とする。
このような選択は、加重平均の計算のための上記数式において、整合性があって信頼できると考えられかつゼロ以外の加重係数に割り当てられるオフセット値(すなわち、間接的には、オフセット値が表す絶対角度)の項のみを維持し、反対に、ゼロ加重をすることによって、疑わしいと見做された項を排除する。この疑わしいと見做された項とは、上記力学モデルの両方又は一方を、車両の特定の作動状況に、つまり当該モデルの許容可能な妥当性、又は精度の範囲の限界又は範囲外にある車両に適用した結果、先験的に信頼度が低いと見做された値である。したがって、この計算値は潜在的に不正確すぎるか、又は、過度の不確実性の影響を受けている。
言い換えれば、本発明は、より全般的には、絶対位置を推算するステップ(a)及び(b)の少なくとも1つ、好ましくは2つと、ステアリングホイールの絶対角度位置を表す上記(1又は複数の)推算値の整合性を検証するステップ(c)と、上記(1又は複数の)推算値が整合性に欠けると見做された場合には、好ましくは適切な選択的加重によって、当該推算値の削除を可能とする制止ステップ(i)とを含む方法を提案し、車両の状況及びステアリングの状態の評価において、不確実な値が考慮されないようにする。
上記の好ましい実施形態においては、2つの異なる力学モデルによる2つの推算ステップ(a)及び(b)が必要であり、ステアリングホイールの絶対角度位置を表す上記値の相互の整合性の検証(c)を行うには、異なるモデル化によって得られた上記2つの値を比較するだけでよい。
同様に、この好ましい実施形態では、第1及び第2の間の不整合が検知されると、その結果、関連する2つの加重係数がゼロ設定され、したがって、これら2つの値のそれぞれの加重平均学習計算が純粋かつ簡単に削除される。
このような、全か無かのタイプのグループ化・結合的選択による方法は、2つの値に互いに比較的整合性がある場合には、両方の値を維持することができ、或いは、2つの値が不整合の場合には、両方の値を削除することができることが判るであろう。両方の値の削除の際には、値のそれぞれの個別の信頼性を絶対的かつ別々に判定する必要がなく、またそうすることが有用でさえない。当然、このことは、本発明の実施を大幅に簡易化する。
既定では、現在の反復nにおいて上記推算値が制止された場合、前の反復において確定した最終オフセットΔθfinal(n-1)が維持される。このような場合、このオフセットが確定され、前の反復n−1と現在の反復nとの間において起こり得るステアリングホイールの絶対角度位置の変化が、対応する各反復においてセンサ14により観察される相対位置測定値の変化(θrelative_steering wheel(n)−θrelative_steering wheel(n-1))により反映される。
対等な権利範囲を有する発明を構成し得る一実施形態によると、上記方法は、図3に示すように、車両の長手方向の変位の方向を検知するステップ(j)と、所定の方向転換閾値を超える方向転換状況を検知するステップ(k)とを含む。
後進の検知は、特に、例えばセンサ13によって通知されるステアリングホイールに作用するトルクに対応する第1の信号と、ESPにより提供されるヨーレートに対応する第2の信号とを併せて監視することで可能となる。これは、これら2つの信号の符号の一致は前方への変位を意味し、一方、これら2つの信号の符号の相違は後進を意味し、ヨーレート信号の符号の変化は、車両速度がゼロと交差する場合に変位の方向の変化を意味するからである。
実際、発明者らは、車両の上記ヨーレートΨ′の解析に基づくと、後進と急な方向転換(急ステアリング)との組合せに該当する不都合な作動状況においては、上記第2のモデルが不正確に又は誤謬にさえなり得ること、及び、そのような状況を検知して適切に対応することが有用であることを発見した。
このため、本発明の方法は、後進と方向転換操作が検知されたときには、制止ステップ(i′)を含むので有利である。この制止ステップ(i′)は、学習ステップ(h)の実行のために、少なくとも第2の力学パラメータとして上記ヨーレートΨ′を使用する第2のモデルの適用により生成される第2の力学的オフセット値Δθdynamic(2)と関連する加重係数pond(n)か、又は異なる力学モデルにより推算された異なる値に関連する全ての加重係数をも強制的にゼロ設定する。
このように、上記方法は、制止(i′)という追加的な可能性を有する。この制止(i′)は、変位の方向の検知に基づくもので、必要な場合には、上述したような整合性検証ステップ(c)に依存する第1の制止ステップ(i)に連続して行われる。これにより、当該モデルを適用した不都合な作動状況において獲得された値を排除することによって、本方法の信頼度がさらに高められる。
当然のことながら、上記の様々な構成を組み合わせたり、重複させたりすることで、「角度判定」アルゴリズムの堅牢性と信頼度が向上するので有利である。
特に、必要な場合には、本発明の方法に特徴的な上記ステップ、特に検証ステップ(c)、制止ステップ(i)及び/又は(i′)、又は後進時のステアリング検知ステップ(j)及び(k)さえも、補完手段として、第1世代角度判定アルゴリズムに挿入でき、これにより、このアルゴリズムに1つ又は複数の条件付制止機能を追加することでアルゴリズムを完成できるので有利である。これにより、不整合及び/又はモデルの信頼性の欠如が検知された場合には、仏国特許出願公開第2953181号明細書に記載のように、上記アルゴリズムが通常有する初期加重係数(「初期加重」)を、所定のアバクス(「スコアチャート」)に基づき修正し、特にゼロ設定することが可能になる。
したがって、力学モデルにより推算された絶対位置の値Angle1,Angle2に整合性があるか否に応じて、初期加重係数が保存され得、又は反対にゼロ設定され得る。結果は、図2及び図3に「最終加重」で示されており、最終加重は、学習ステップ(h)の実行のために考慮される。
本発明の方法は、したがって、特に使用される複数の力学モデルの補完性に基づいて、向上した信頼度と精度を備えるので有利である。これによって、上記モデルの適用により得られる結果の整合性の自己監視が可能となる。
勿論、本発明が特定の実施形態に限定されることはない。当業者であれば、上記の特徴を他と切り離したり、特徴同士を組み合わせたり、例えば他のモデル特に力学モデルを採用したりすることができる。これにより、車載ネットワーク17上の有用な信号のいずれかから、ステアリングホイール3の絶対角度位置を間接的に推算することができる。
さらに、当然のことながら、本発明は自動車、特に人又は物品を個別的又は集団的に輸送するための陸上用自動車に関する。この車両は、上記のような方法を実行するために構成及びプログラムされたコンピュータ11を搭載している。
最後に、本発明は、本発明の方法の実行のためのコンピュータプログラムコード要素を含むコンピュータプログラムに関する。このプログラムをコンピュータ上で実行することにより、上記方法が実施できる。本発明はまた、コンピュータ11によって読み取り可能で、本発明の方法の実行のためのコンピュータプログラムコード要素を含むディスク、フラッシュメモリ、USBキー等のデータ媒体にも関する。この媒体がコンピュータにより読み取られると、本発明の方法が実行可能となる。

Claims (10)

  1. 車両のステアリングホイール(3)の絶対角度位置を判定するための方法であって、
    上記ステアリングホイール(3)の絶対角度位置を表す第1の値(Angle1)を、上記車両の少なくとも1つの第1の力学走行パラメータの解析に基づく第1のモデルを使用して推算する、絶対位置の第1の推算ステップ(a)と、
    上記ステアリングホイールの絶対角度位置を表す第2の値(Angle2)を、上記第1のモデルとは別であってかつ上記車両の少なくとも1つの第2の力学走行パラメータの解析に基づく第2のモデルを使用して推算する、絶対位置の第2の推算ステップ(b)と、
    上記第1の値(Angle1)と第2の値(Angle2)との差分を計算し、この差分を所定の整合性閾値(S)と比較する、検証ステップ(c)と
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1において、
    上記検証ステップの前に、上記ステアリングホイールの絶対角度位置を表す上記第1及び第2の値のうちの小さい方の値(MIN[Angle1;Angle2])に応じて上記整合性閾値(S)を調整する、パラメータ化ステップ(d)をさらに含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は2において、
    上記車両の始動時に初期化されることが好ましい車載センサ(14)を使用して、上記ステアリングホイール(3)のマルチターン相対角度位置(θrelative_steering_wheel)を表す値を測定する、相対角度位置測定ステップ(e)と、
    上記絶対角度位置を表す第1の値(Angle1)と、現在の反復(n)について測定された上記相対位置(θrelative_steering_wheel)を表す値との差分に該当する第1の力学的オフセット値(Δθdynamic(1))、及び、上記絶対角度位置を表す第2の値(Angle2)と、現在の反復(n)について測定された上記相対位置(θrelative_steering_wheel)を表す値との差分に該当する第2の力学的オフセット値(Δθdynamic(2))とをそれぞれ計算する、力学的総オフセット計算ステップ(f)と、
    固有の加重係数(pond(n))が各力学的オフセット値に割り当てられる、加重ステップ(g)と、
    学習ステップ(h)とを含み、
    上記学習ステップ(h)では、現在の反復(n)について最終オフセット値(Δθfinal(n))が計算され、上記最終オフセット値(Δθfinal(n))は、前の反復において計算された最終オフセット値Δθfinal(n-1)の加重平均に該当しかつスコア(sc(n-1))が割り当てられており、上記スコア(sc(n-1))は、前の全ての反復において使用された荷重係数の積分和に該当するとともに、現在の反復について直近に計算されかつ各荷重係数(pondi(n))が割り当てられた第1及び第2のオフセット値(Δθdynamic(i)(n))に該当することを特徴とする方法。
  4. 請求項3において、
    上記ステアリングホイールの絶対角度位置を表す第1の値と第2の値の差分(|Angle1−Angle2|)が上記所定の整合性閾値(S)を越える場合には、制止ステップ(i)をさらに含み、
    上記制止ステップ(i)は、上記学習ステップ(h)の実行のために、上記力学的オフセット値(Δθdynamic(1)及びΔθdynamic(2))にそれぞれ対応する加重係数(pond(n)及びpond(n))を強制的にゼロ設定することを特徴とする方法。
  5. 請求項3又は4において、
    上記相対角度位置を表す値は、パワーアシスト付ステアリングモータ(9)のシャフトと連携する「レゾルバ」タイプの角度位置センサ(14)によって測定されることを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    上記第1のモデルは、第1の力学パラメータとして、車両の少なくとも1の走行装置における左右のホイール(5)の速度差Eを使用し、この速度の値は、好ましくはアンチロックブレーキシステムABS(15)によって利用可能とされることを特徴とする方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    上記第2のモデルは、第2の力学パラメータとして、上記車両のヨーレート(Ψ′)及び/又は上記車両の横加速度(γlateral)を使用し、上記第2のパラメータは、好ましくは軌道制御システムESP(16)によって利用可能とされることを特徴とする方法。
  8. 請求項3又は7において、
    上記車両の長手方向の変位の方向を検知するステップ(j)と、
    所定の方向転換閾値を超える方向転換状況を検知するステップ(k)と、
    後進と方向転換操作とが検知された場合には、制止ステップ(i′)とを含み、
    上記制止ステップ(i′)は、上記学習ステップを実行するために、第2の力学パラメータとして上記ヨーレートを使用する第2のモデルの適用の結果で生成される第2の力学的オフセット値(Δθdynamic(2))と関連する加重係数(pond(n))を強制的にゼロ設定することを特徴とする方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項の方法を実行するように構成又はプログラムされたコンピュータ(11)を搭載することを特徴とする自動車。
  10. コンピュータ(11)によって読み取り可能で、かつ、請求項1〜8のいずれか1項の方法を実行可能とするコンピュータプログラムコード要素を含むデータ記憶媒体であって、コンピュータによる読み取りが行われると上記方法を実行可能とすることを特徴とするデータ記憶媒体。
JP2015519283A 2012-07-06 2013-06-10 自動車のステアリングホイールの絶対角度位置を判定するための改良された方法 Active JP6282269B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR12/56521 2012-07-06
FR1256521A FR2992937B1 (fr) 2012-07-06 2012-07-06 Procede ameliore de determination de la position angulaire absolue du volant de direction d'un vehicule automobile
PCT/FR2013/051336 WO2014006289A1 (fr) 2012-07-06 2013-06-10 Procédé amélioré de détermination de la position angulaire absolue du volant de direction d'un véhicule automobile

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015521971A true JP2015521971A (ja) 2015-08-03
JP6282269B2 JP6282269B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=46963882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015519283A Active JP6282269B2 (ja) 2012-07-06 2013-06-10 自動車のステアリングホイールの絶対角度位置を判定するための改良された方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9238478B2 (ja)
EP (1) EP2870052B1 (ja)
JP (1) JP6282269B2 (ja)
CN (1) CN104428194B (ja)
BR (1) BR112015000221A2 (ja)
FR (1) FR2992937B1 (ja)
PL (1) PL2870052T3 (ja)
WO (1) WO2014006289A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019104486A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフトVolkswagen Aktiengesellschaft ラック力を決定する方法及びシステム、作業装置用動作支援方法、動作支援装置及び作業装置
JP2021514319A (ja) * 2018-01-31 2021-06-10 ジェイテクト ユーロップ 車両のスイッチoff時の状況を考慮したステアリングホイールの絶対角度位置の評価の改良

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3028828B1 (fr) 2014-11-26 2016-12-23 Jtekt Europe Sas Detecteur de sous-virage et de survirage pour vehicule automobile
DE102015211194A1 (de) * 2015-06-18 2016-12-22 Robert Bosch Gmbh Steuerschaltung und Verfahren zum Plausibilisieren eines Rotorlagewinkels
CN105159271B (zh) * 2015-07-24 2018-03-30 大连楼兰科技股份有限公司 获取行驶车辆转弯时的方向盘角度的方法
US10538269B2 (en) * 2016-10-07 2020-01-21 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering system handwheel angle determination
DE102016220075A1 (de) * 2016-10-14 2018-04-19 Audi Ag Kraftfahrzeug und Verfahren zur 360°-Umfelderfassung
CN108082275B (zh) * 2016-11-23 2021-08-24 操纵技术Ip控股公司 电动转向系统
CN108528529A (zh) * 2017-03-01 2018-09-14 奇瑞捷豹路虎汽车有限公司 用于检测车辆的转向器的对中的检测装置和检测方案以及车辆
DE102017209231B4 (de) * 2017-05-31 2021-02-25 Zf Friedrichshafen Ag Verfahren und Anordnung zur Plausibilisierung und/oder (Re-) Initialisierung einer Hinterradlenkung
JP6919349B2 (ja) * 2017-06-09 2021-08-18 株式会社アイシン 走行支援システム
US10427711B2 (en) * 2017-07-18 2019-10-01 GM Global Technology Operations LLC Method of self-diagnosis for power steering assembly
CN108340966A (zh) * 2018-01-08 2018-07-31 联创汽车电子有限公司 电动助力转向系统及其方向盘转角中位自学习方法
DE102018215640A1 (de) * 2018-09-14 2020-03-19 Audi Ag System und Verfahren zum Ermitteln eines Lenkungseingriffs durch einen Fahrer
CN109407069B (zh) * 2018-12-03 2023-01-06 北京遥感设备研究所 一种基于选通加权频率分集的弹载雷达角闪烁频率抑制方法
CN109625091A (zh) * 2018-12-14 2019-04-16 北京经纬恒润科技有限公司 一种确定方向盘转角的方法和装置
CN109916362B (zh) * 2019-03-04 2021-01-19 武汉理工大学 一种方向盘转动角度的检测方法及系统
EP3885237A1 (en) * 2020-03-24 2021-09-29 Aptiv Technologies Limited Vehicle, system, and method for determining a position of a moveable element in a vehicle
CN111976833B (zh) * 2020-08-10 2021-11-02 驭势科技(北京)有限公司 方向盘参数的标定方法、装置、设备和存储介质
DE102020211769A1 (de) * 2020-09-21 2022-03-24 Volkswagen Aktiengesellschaft Ermitteln eines Lenkreferenzzustands mittels Radgeschwindigkeitsgrößen
CN112849227B (zh) * 2021-01-28 2022-06-03 武汉大学 基于imu判断高铁作业车转向的方法
US11981354B2 (en) * 2022-04-01 2024-05-14 Ford Global Technologies, Llc Systems and methods for mitigating spoofing of vehicle features

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09311036A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 Toyota Motor Corp 車両用操舵角検出装置
JP2009062036A (ja) * 2007-08-10 2009-03-26 Nsk Ltd 車両用舵角推定装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017929A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Toyoda Mach Works Ltd 舵角中立位置の誤検出防止方法および誤検出防止装置
DE102005053902B4 (de) * 2005-11-11 2017-06-01 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zum Ermitteln des mit der Lenkspindel eines zweispurigen Kraftfahrzeugs eingestellten Lenkwinkels
DE102007021625B4 (de) * 2007-05-09 2015-10-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zur Initialisierung des Fahrerlenkwinkels an einem zweispurigen Kraftfahrzeug
US8090503B2 (en) * 2008-05-14 2012-01-03 Ford Global Technologies Method for determining absolute steering wheel angle from a single-turn steering wheel angle sensor
CN101293535B (zh) * 2008-06-27 2010-06-23 中国科学院合肥物质科学研究院 用于汽车方向盘转角的测量方法
DE102008063567A1 (de) * 2008-10-17 2010-04-22 Continental Teves Ag & Co. Ohg Einschlagwinkelbestimmung für ein Fahrzeug
FR2953181B1 (fr) * 2009-11-30 2011-12-09 Jtekt Europe Sas Dispositif de determination de la position angulaire absolue du volant de conduite d'une direction assistee electrique de vehicule automobile a l'aide de parametres dynamiques ponderes du vehicule.

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09311036A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 Toyota Motor Corp 車両用操舵角検出装置
JP2009062036A (ja) * 2007-08-10 2009-03-26 Nsk Ltd 車両用舵角推定装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019104486A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフトVolkswagen Aktiengesellschaft ラック力を決定する方法及びシステム、作業装置用動作支援方法、動作支援装置及び作業装置
JP2021514319A (ja) * 2018-01-31 2021-06-10 ジェイテクト ユーロップ 車両のスイッチoff時の状況を考慮したステアリングホイールの絶対角度位置の評価の改良
JP7325424B2 (ja) 2018-01-31 2023-08-14 ジェイテクト ユーロップ 車両のスイッチoff時の状況を考慮したステアリングホイールの絶対角度位置の評価の改良

Also Published As

Publication number Publication date
US9238478B2 (en) 2016-01-19
PL2870052T3 (pl) 2017-01-31
WO2014006289A1 (fr) 2014-01-09
FR2992937B1 (fr) 2016-04-29
EP2870052B1 (fr) 2016-07-20
CN104428194A (zh) 2015-03-18
JP6282269B2 (ja) 2018-02-21
CN104428194B (zh) 2017-03-01
EP2870052A1 (fr) 2015-05-13
FR2992937A1 (fr) 2014-01-10
BR112015000221A2 (pt) 2017-06-27
US20150151784A1 (en) 2015-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6282269B2 (ja) 自動車のステアリングホイールの絶対角度位置を判定するための改良された方法
Reina et al. Vehicle dynamics estimation via augmented Extended Kalman Filtering
JP5035419B2 (ja) 路面摩擦係数推定装置及び路面摩擦係数推定方法
CN104487307B (zh) 用于检测机动车辆行驶方向的方法
US8090503B2 (en) Method for determining absolute steering wheel angle from a single-turn steering wheel angle sensor
JP5955465B2 (ja) 車両のステアリングコラムの操舵角を求める自動車、システム及び方法
US20090128315A1 (en) Method for determining absolute tire rolling circumferences and tire pressure control system
US20140230533A1 (en) Method for determining a rack force for a steering apparatus and steering apparatus
CN104554274A (zh) 道路摩擦估计系统与方法
US20170225710A1 (en) Indication of Vehicle Direction of Travel
CN107685737A (zh) 用于确定车辆打滑失控状态的方法和系统
Ding et al. Application of recursive least square algorithm on estimation of vehicle sideslip angle and road friction
CN107891866B (zh) 基于车辆数据确定路面的方法
CN104990563A (zh) 车辆行驶里程计算方法
CN112074445A (zh) 用于具有拖车耦联器的商用车辆的方法及其设备和商用车辆以及为此的计算机程序产品
JP6367199B2 (ja) 自動車両のためのパワーステアリング管理
CN107719373B (zh) 用于估计路面摩擦的方法和系统
JP6340981B2 (ja) 車両移動量算出装置,プログラム及び方法
KR20160062622A (ko) 차량 속도 추정 방법 및 시스템
CN111572548B (zh) 使用转向系统信号的道路摩擦系数估计
CN117083504A (zh) 用于确定横摆角速度偏移值的方法、系统和计算机程序产品
CN102822023B (zh) 用于监控机动车辆的轨迹的监控系统和方法
KR20120051202A (ko) 휠속 센서를 이용한 조향각 산출 장치 및 그 방법과 이를 이용한 자동 주차 방법
JP5304171B2 (ja) 路面μ推定装置及びその方法
JP7493598B2 (ja) オンボード路面摩擦推定

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6282269

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250