JP2015521296A - 伸縮式投影スクリーン - Google Patents

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Abstract

本発明は、ケース(11)、投影スクリーン(12)および装飾(13)を備え、これらが移動手段(20)とつながってケースに見える内容を変更するスクリーン装置(10)に関する。本スクリーン装置は、投影スクリーン(12)および装飾(13)が単一の支持布(14)上で合わさり、前記移動手段(20)が、2つの平行な巻き込みローラ(21、22)を備え、該巻き込みローラの周りには前記支持布(14)が巻かれ、このローラの一方がモータ付き駆動ローラであることを特徴とする。本スクリーン装置は、前記支持布(14)の2つの自由縁(14a)につながっている補強手段(50)をさらに備えて、前記布の巻き込み方向に硬直させて、支持布の面全体に対する完全な平面性を支持布に与えるほか、補強手段(50)につながっている支持布(14)の前記自由縁(14a)の誘導手段(60、70、80)も備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、伸縮式投影スクリーン装置であって、少なくとも1つの投影スクリーンおよび前記スクリーンが引っ込んだ少なくとも1つの位置で前記投影スクリーンの上に重ねられた少なくとも1つの装飾を備えるとともに、前記投影スクリーンおよび/または前記装飾にそれぞれつながっている移動手段であって、前記スクリーンを使用する少なくとも1つの位置で前記投影スクリーンが見えるように前記投影スクリーンまたは前記装飾のうち少なくとも一方をもう一方に対して移動させる移動手段を備える、投影スクリーン装置において、前記少なくとも1つの投影スクリーンが支持布に保持され、前記移動手段が少なくとも2つの平行な巻き込みローラを備え、該巻き込みローラの周りに前記支持布が巻かれ、前記ローラの少なくとも一方がモータ付きの駆動ローラである、スクリーン装置に関する。
ホームシアター装置は、ビデオプロジェクタを通して映画、テレビ番組、インターネットコンテンツ、アルバム写真などを、利用可能なスペースに応じてある程度の寸法の投影スクリーン上に可視化できるものである。この投影スクリーンは一般に、壁に固定されて広い場所を占領し、このスクリーンの代わりに他のあらゆる装飾を置くことができなくなっている。投影スクリーンを使用していないときは、黒い枠で囲まれていることもあれば囲まれていないこともある白い面が正面にでき、これは美しくなく、応接間のような居間では目に心地よいものでもない。そのため、使用者のなかには、映画の投影のみに特化した部屋にシアター室を整備する人もいる。しかしながら、このような制約により、ホームシアターが発展する可能性が制限され、とりわけシアターに特化させる特別な部屋を所有していない潜在的使用者を思いとどまらせてしまう。
国際特許公報第2004/027515号明細書に記載されているような巻きほどけるスクリーンが知られており、このスクリーンは、壁に掛けられたケース内に収容されていることもあれば収容されていないこともあり、要求に応じて巻きほどいて投影するものである。この対策は、スクリーンが横に張っておらず画像が変形するために画質の面で満足のいくものではないと同時に、居間での実用性および美点の面でも満足のいくものではない。
投影スクリーンを芸術作品、絵画またはその他のあらゆる壁の装飾の背後に隠して、投影スクリーンを応接間のような居間にごく控えめに配置できるようにするとともに、その居間を随意にシアター室に変られるようにするためのその他の対策が存在する。一例が、仏国特許公報第2879766号明細書に記載されている。同文献では、連結アームを有する装置を入れた容器を背後に設置した絵画であって、この装置が3枚続きの絵画のように3つの部分が開いて、前記装置に保持されている投影スクリーンを広げて張る絵画が提供され、この絵画は、3枚続きの絵画の扉になっている。この対策は満足のいくものではない。なぜなら、布が引っ込み位置でしわになり、メカニズムが複雑で、絵画の背後で場所を取り、これによってほとんどの場合は前記容器を壁に埋め込まざるを得ず、それによって余分な仕事および費用が必要になるからである。さらに、この対策では、スクリーンのサイズおよびスクリーンの種類が限定され、投影形式に応じた様々な形式のスクリーンを検討することも、様々な反射性のスクリーンを検討することもできない。
中国特許公報第2837102Y号明細書には、さらに使いやすい対策が提供され、この対策では絵画が、2つの平行なローラの間に巻かれ、位置に応じて装飾画像、投影スクリーンあるいはライティングボードになる少なくとも1つの布を備えている。しかし、この布では高品質な画像を投影できない。なぜなら、布の自由縁が浮いていて保持されておらず、投影画像の変形が生じるおそれがあるからである。
米国特許公報第2007/0285337A1号明細書には、折り畳み式または巻き込み式のスクリーンが提供され、このスクリーンの自由縁は、自己支持式のバンドで硬くなっていて、このバンドは必然的に湾曲し、スクリーンの前記自由縁に沿って取り付けられた溝内に収容され、正常な使用位置でスクリーンを自己支持できるとともに、スクリーンの平面性を維持できる。しかし、この対策を実施することは困難で費用がかかり、信頼性のあるものではない。実際、溝を付け加えることで、新たな製造費が発生するとともにスクリーンの自由縁の厚みが増し、寸法の面でも害になるほか、スクリーン自体を巻いた際のスクリーンの一体性という面でも害になるおそれがある。このほか、この対策では、ローラに対して布が横にずれないようにするものが何も用意されていないため、2つのローラ間を循環する支持布に変えることはできない。
国際特許公報第2004/027515号明細書 仏国特許公報第2879766号明細書 中国特許公報第2837102Y号明細書 米国特許公報第2007/0285337A1号明細書
本発明は、奥行きの面で場所を取らない装置であって、投影スクリーンを芸術作品、絵画などの後ろに隠すことができ、折りたたむことなしに投影スクリーンを垂直方向と水平方向との2方向にしわがない状態で張って、様々な位置で維持することができると同時に投影スクリーンの移動中にも維持することができ、複数サイズのスクリーンおよび/または複数の入れ替え可能な壁の装飾および/またはスクリーンの複数の反射性を設ける可能性も示す、機械的に簡易で信頼性が高く経済的である本装置を提供して、上記に喚起した問題に対する対策をもたらすことを狙いとするものである。
そのために、本発明は、冒頭で述べた類のスクリーン装置であって、前記支持布の2つの自由縁につながっている補強手段をさらに備えて、少なくとも前記支持布の巻き込み方向に硬直させて、支持布の面全体に対する完全な平面性を前記支持布に与えること、および前記補強手段につながっている前記支持布の自由縁を誘導するように構成された誘導手段も備えることを特徴とする、スクリーン装置に関する。
好適な実施形態では、前記補強手段は、前記支持布の自由縁に取り付けられた例えば金属製の少なくとも1つのベルトを備え、前記ベルトは、長手軸Xに沿った長さおよび横断軸Yに沿った幅にわたって剛性であり、前記支持布と共にベルト自体を巻き込めるようにベルトの厚みにわたって柔軟である。このベルトは、支持布の自由縁に部分的に固定されるため、前記ベルトは内側の自由縁および外側の自由縁を有する。前記支持布の自由縁は、前記ベルトの外側の自由縁と一致してよい。
好適な実施形態では、誘導手段は、ベルトの少なくとも内側の自由縁をスライドさせて受け入れるように構成された長手溝を備え、これらの長手溝は、少なくとも1つの支持体に保持される。
前記長手溝は、前記支持体に配置されたガイドに設けられ、支持布の少なくとも見えている部分を誘導するか、支持布の見えている部分も隠れている部分も誘導することができる。
ガイドが前記支持体の両側に配置されている場合、ガイドは、支持布の見えている部分と支持布の隠れている部分との張りを均衡に保つように構成された弾性バンドによって2つずつ連結されて、前記支持布を自動的に中央に設定することができる。
ガイドは、支持体上に可動式に取り付けられて、前記支持布を張るように戻り手段によって引っ張られてもよい。
前記移動手段は、2つの巻き込みローラを備えていてよく、そのうちの少なくとも一方は、モータ付きの駆動ローラであり、前記支持布は、前記巻き込みローラの周りに閉ループを形成できる。
移動手段はまた、少なくとも2つの巻き込みローラおよび2つの駆動ローラを備えていてもよく、前記支持布は、この場合開ループを形成でき、開ループの各端部は、駆動ローラの周りに巻かれる。
この実施変形例では、前記支持布は、サイズが様々で、かつ/または反射性が様々で、かつ/または複数種類の装飾が1つずつ順に入れ替わる複数の投影スクリーンを備えていてよい。
好適な実施形態では、スクリーン装置は、内壁に掛けられるか保持構造体に保持されるよう構成されるとともに、前記移動手段および前記支持布を有するように構成されたケースを備える。このケースは、特殊なものであってもよいし、前記内壁に設けられたニッチで構成されてもよい。
実施変形例では、前記ケースは、入れ子式であってよく、少なくとも1つの背後パネル、ならびに少なくとも前記巻き込みローラおよび前記駆動ローラを保持する2つの端部パネルを備えていてよく、前記端部パネルは、前記背後パネルに対してスライド式に取り付けられて、互いに離れることができるとともに、前記巻き込みローラの軸間距離も前記支持布の見えている部分の寸法も増大させることができる。
所望の寸法に応じて、前記ケースは、少なくとも2つの中間パネルで構成される少なくとも1つの補足的段部を備えていてよく、中間パネルは、前記背後パネルと前記端部パネルとの間に配置され、互いに対してスライド式に取り付けられる。
この場合、少なくとも前記端部パネルは、端部パネルを広げようとする戻り手段によって開位置に引っ張られ、前記駆動ローラに接続しているモータによって閉位置に保持される。
前記誘導手段の支持体は、滑り溝に取り付けられて、前記支持布の自由縁を前記入れ子式ケースが開閉する移動に追従させることができる。
前記伸縮式スクリーン装置のケースは、入れ子式であってもなくても、有利には前記支持布の背後にスピーカーを備えていてよく、支持布には少なくともスピーカーの正面に微細な孔を開けて、音を拡散させやすくすることができる。
本発明および本発明の利点は、付属の図面を参照して非限定的な例として挙げた複数の実施形態に沿った説明文からさらに明らかになるであろう。
本発明の第1の変形例による投影スクリーン装置の正面図であり、ケースが固定され、投影スクリーンが見えていて、装置内部を見せるために仕上げ枠が撤去されている図である。 図1の装置を縮小した正面図であり、壁の装飾が見えていて、仕上げ枠が取り付けられている図である。 図1および図2の装置の投影スクリーンおよび壁の装飾を保持している布の移動手段を示す上面概略図である。 図3に似た図であり、図3の移動手段の実施変形例の図である。 図3に似た図であり、複数の投影スクリーンを巻きほどける移動手段のもう1つの実施変形例の図である。 投影スクリーンおよび壁の装飾を保持している布の駆動ローラ、スクリーンの補強手段ならびにスクリーンの誘導手段を示す部分斜視図である。 図6の補強手段および誘導手段の先端を示す部分図である。 図6の誘導手段の実施変形例の斜視図である。 ケースが入れ子式である本発明の第2の変形例による投影スクリーン装置の正面図である。 ケースが入れ子式である本発明の第2の変形例による投影スクリーン装置の正面図であり、2つのスクリーン形式のうちの閉位置を表す図である。 ケースが入れ子式である本発明の第2の変形例による投影スクリーン装置の正面図であり、2つのスクリーン形式のうちの開位置を表す図である。 図9Aから図9Cの装置の移動手段の第1の実施形態が閉位置にある上面概略図である。 図9Aから図9Cの装置の移動手段の第1の実施形態が開位置にある上面概略図である。 図9Aから図9Cの装置の移動手段の第2の実施形態の背面図であり、閉位置にある平面図である。 図9Aから図9Cの装置の移動手段の第2の実施形態の背面図であり、開位置にある部分斜視図である。 図11Aおよび図11Bの装置のスクリーンの誘導手段の斜視図である。
図1から図8を参照すると、本発明による伸縮式投影スクリーン装置10は、内壁1や支持構造物などに掛かかるように構成された少なくとも1つのケース11を備えている。図示した例では、このケース11は長方形であり、内壁1は壁または仕切りである。当然ながら、このケース11は、内壁1に重ねて置かれてもよいし、前記内壁1にそのために設けられたニッチに組み込まれてもよい。ケースは、ニッチ自体で構成されてもよい。このケース11は、床またはその他のあらゆる面に載る脚などで、固定状態またはキャスター付きで保持されてもよい。本文全体において、「ケース11」という用語は、このような様々な可能性を含んでいる。ケースは、内部機構を隠すためにケース11の周囲に配置される仕上げ枠16を備えている。この仕上げ枠16は、市販のフレームや、作りたい美観に応じて前記装置に対して特別に設計されたフレームで構成されてよい。この仕上げ枠16は、個別のものでも一体化したものでもよく、芸術品の一部であってもよい。
本発明によるスクリーン装置10は、少なくとも1つの投影スクリーン12および少なくとも1つの装飾13を備え、両者は重なり合い、同じ1つの支持布14の延長上で互いに一体になっている。支持布14は、ビデオプロジェクタで投影された画像をうまく反射させられる柔らかいコーティング生地で構成されることが好ましい。投影スクリーン12は、支持布14自体がそのままで構成されてもよいし、支持布14に白色または明るい色を印刷して構成されてもよいし、接着や縫製などで支持布14に取り付けた他の布で構成されてもよい。投影スクリーンは、ある程度黒くある程度の大きさに印刷された縁12aや他の装飾などで境界を定められてもよいし、そうでなくてもよい。装飾13は、支持布14に印刷されてもよいし、この布に直接絵を描いて独自の芸術品を作成してもよいし、接着や縫製などで支持布14に取り付けた他の布にそのようにしてもよい。装飾は、芸術作品の複製であってもよいし、独自の絵画であってもよいし、その他のあらゆる種類の装飾であってもよい。
ケース11内の支持布14の背後にスピーカー15を組み入れてよい。この場合、支持布14には、投影スクリーン12の横にある前記スピーカー15の正面に微細な孔を開けて音を通すようにすることができる。これらのスピーカー15は、平坦、あるいは極めて平坦で、奥行きに占めるスペースを小さくすることが好ましい。当然ながら、本発明による装置10は、使用者に提供された選択肢に応じて、照明システムや当業者に自明のその他の機材など、その他の付属品を以て完成することができる。
スクリーン装置10は、使用者の面前に、使用者の選択に応じて装飾13(図2を参照)か投影スクリーン12(図1を参照)のいずれかを提供するように、支持布14をケース11に対して動かす移動手段20を備えている。これらの移動手段20は、ケース11の両側に配置された少なくとも2つの平行な巻き込みローラ21、22を備え、この両ローラの周りに支持布14が巻かれる。図示した例では、巻き込みローラ21、22は、垂直で、ケース11の右側および左側に設けられ、支持布14が水平に移動する。当然ながら、これらのロールをケースの上側および下側に水平に設けることもでき、この場合支持布は垂直に移動する。少なくとも一方の巻き込みローラ21は、例えば管状モータ23を用いるモータ駆動ローラであり、管状モータは、ローラの内径に埋め込まれるという利点を有するが、その他のあらゆるモータまたは作動装置を当てはめてもよい。図示した例では、もう一方の巻き込みローラ22は、自由回転式に取り付けられ、戻し部材24に引っ張られ、支持布14を移動する水平方向の軸に張るとともに、2つのローラ21、22の間の軸間距離Eを一定に維持することができ、このようにして動作上の遊びを調整することができる。この戻し部材24は、圧縮螺旋バネであり、ケース11と一体化した収納部25内に配置されて、前記ケース11内で回転式に動く前記ローラ22の軸に戻り力をかけ、細長い収納部内で水平軸にわずかな遊びができる。これ以外のあらゆる戻し手段を検討してもよい。図示していない実施形態では、この戻し部材24を、第2の巻き込みローラ22を駆動するもう1つのモータと、2つの巻き込みローラ21および22のモータの回転速度を電気制御する装置とに置き換えることができる。
図3を参照すると、支持布14は、2つの巻き込みローラ21、22の周りに閉ループを形成し、選択したモータの種類によって矢印F1で示した同じ方向に循環するか、2つの方向に循環する。支持布14上に設けられた投影スクリーン12および装飾13は、重なって対面するように置かれ、装飾13がケース11の前面に面しているときに投影スクリーン12がケース11の内部で装飾13の背後に隠れ、この逆も同様になるようになっている。モータ23に推進力が送られるたびに、支持布14は、ケース11の前面で装飾13を投影スクリーン12に置き換えるか、この逆を行うことのできる距離を移動する。モータ23は、有利には、無線のリモコン装置、またはその他のあらゆる適切な通信手段で遠隔から制御される。
図4は、ケース11(この図には示していない)の右側および左側に設けられた2つの平行な巻き込みローラ31、32、2つのモータ駆動ローラ33、34、ならびにケース11の内部に設けられた2つの曲折ローラ35、36を備え、これらのローラがすべて平行である移動手段30の実施変形例を示している。巻き込みローラ31、32の少なくとも一方は、前例と同じように、選択したモータの種類および前記モータの制御の種類によって、戻し部材24に引っ張られてもよいし、そうでなくてもよい。この変形例では、支持布14は、閉ループを形成しなくなっているが開ループを形成し、この開ループの各々の端部は、曲折ローラ35、36を通った後に駆動ローラ33、34の一方の周りに巻かれ、曲折ローラは、駆動ローラ33、34に巻かれる布がどのような厚みであっても支持布を正しく設定する。この曲折ローラ35、36は、任意の選択項目であってよい。したがって、支持布14の長さは、ケース11の長さの2倍より長くして、形式が様々でかつ/または反射性が様々な投影スクリーン12を複数提供し、かつ/または順次差し替える装飾13を複数種類提供して、入れ替え可能な投影スクリーンおよび/または装飾の選択肢を増やすことができる。例えば管状で、駆動ローラ33、34に接続したモータ37、38は、ケース11の前面にある表示装置に応じて、一方のローラ33の支持布14を巻きほどくのと、もう一方のローラ34に巻き込むのとを同時にでき、この逆も同様にできるように同期を取る。モータ37、38は、布14を両矢印F2に沿って左から右および右から左へ移動させるように、2つの回転方向に回ることができなければならない。
図5では、図4とは若干異なる技術対策を提供しており、この図では、移動手段40はモータ47を1つしか備えていない。ケース11(この図には示していない)の右側および左側に設けられた2つの平行な巻き込みローラ41、42、2つの駆動ローラ43、44、およびケース11の内部に設けられた2つの曲折ローラ45、46があるのがわかる。一方の駆動ローラ43のみがモータで作動し、歯付きベルト、チェーン、歯車装置などを有する動力伝達装置48を介してもう一方の駆動ローラ44を駆動し、2つのローラ43、44どうしの同期を確実にしている。
本発明によるスクリーン装置10は、支持布14の2つの自由縁14aにつながっている補強手段50をさらに備え、この両縁を前記布の巻き込み方向で硬直させて、ケース11の前面に曝露している少なくとも面全体に対する完全な平面性を支持布14に与える。図6から図8をさらに詳細に参照すると、これらの補強手段50は、ベルト51であって、好ましくは金属、ばね鋼製で、やや湾曲しているか平坦で、支持布14の自由縁14aに取り付けられるベルトを備えている。ベルト51は、同等の機械特性を示すその他のあらゆる材料、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、その他のあらゆる鋼鉄または合金、あるいはその他の合成材料または適切な複合材料で作製されてよい。このベルト51は、金属製の巻尺に例えられるもので、長手軸Xに沿った長さ、および横断軸Yに沿った幅にわたって剛性であるとともに、厚みにわたって柔軟であるという利点を有し、ベルトが湾曲していても平坦にすることができ、小さなスペースでもベルト自体を巻き込むことができ、その結果、ベルトは、図3の巻き込みローラ21、22の周りだけでなく、図4および図5を参照して説明した他のローラの周りでも支持布14と一緒に容易に巻き込まれ、取り消せない折れ目を支持布14に生じさせるおそれのある余分な厚みを生むことがない。このベルト51は、長さに対して幅が狭く厚みがわずかである。ベルトの長さは、支持布14の長さと同じでなければならない。ベルトは、とりわけコールドグルー、例えばPatex(登録商標)タイプの柔軟な接着剤を用いた接着により、またはその他のあらゆる同等の最終的固定手段であって、支持布14の材料およびベルト51の材料と併用可能な最終的固定手段によって、支持布14の自由縁14aに取り付けられる。ベルト51は、支持布14に部分的に、つまりベルトの幅の一部のみに組み合わせられてベルトの2つの長手縁を自由なままにしておき、長手縁は、支持布14の自由縁14aの両側に位置する内側の自由縁51aおよび外側の自由縁51bを規定する。当然ながら、布の自由縁14aは、ベルトの外側の自由縁51bと一致していてよい。このベルト51は、長さ方向にも幅方向にも伸張したり変形したりできないという利点を有し、これによって支持布14の自由縁14aの機械的耐性を完全にするとともに、支持布14を誘導して張り、このようにして、支持布14自体の質および支持布が提供する投影の質に害を及ぼし、ローラ21、22の軸間距離Eに沿った長い距離にわたって同じく害を及ぼす支持布14のあらゆる誤った折れ目、波、および変形を回避する。さらに、このベルト51は、疲労も摩耗もなくそれ自体を巻くことができ、確実で持続性のある対策を提供する。軸間距離Eに沿って、支持布14の2つの自由縁14aに設けられたベルト51は、支持布14を恒久的に均一に張るのに十分なものである。
本発明によるスクリーン装置10は、さらに、支持布14が巻き込みローラに対してできるあらゆる横断方向のずれを防ぐために、補強手段50を介して支持布14の自由縁14aを誘導する手段60を備えている。一例を図8を参照して示しており、この例では、ベルト51の内縁51aをスライドさせて受け入れるように構成された長手溝61を備えている。これらの長手溝61は、固定用ビス(図示せず)などのあらゆる公知の手段によってケース11内に固定された支持用形材62で保持されている。この例では、支持用形材62は、長方形の中空の形材であり、溝61は、形材62の両側に固定されたC字型のガイド63内に設けられて、支持布14をケース11の前面にもケース11の内部にも誘導できるようにする。ガイド63の上の環状部は、ベルト51の上縁51bを保持するように構成されている。したがって、ベルト51は、支持布14が移動する間中スライドして完全に誘導され、布14が線形に移動し、かつ正確に設置されるようにする。好ましくは、ガイド63は、テフロン(登録商標)のように摩擦係数の低い材料で作製されるか、同材料で覆われてよい。これらのガイド63は、2つの巻き込みローラ21、22の間で長手方向に広がって、支持布14の内側および上側の自由縁14aを誘導する。このガイドは、途切れのないものでも途切れているものでもよい。
図6および図7は、支持布14の自由縁14aを誘導できるだけでなく、この支持布14の中心を自動的に設定することもでき、支持布が移動する過程で起こるあらゆるずれを回避する誘導手段70の実施変形例を示している。この誘導手段は、ベルト51の内縁51aをスライドさせて受け入れるように構成された長手溝71を備えている。これらの長手溝71は、クランプ73aを通して、固定用ビス73などのあらゆる公知の手段によってケース11内に固定された支持用形材72で保持されている。この例では、支持用形材72は、筒状の空中形材であり、溝71を備えるガイド76を両端に保持しているC字型の弾性バンド75を受け入れるように構成された外部空間74の境界を定めている。これらのガイド76は、形材72の両側に配置されて、支持布14をケース11の前面にもケース11の内部にも誘導する。前部および後部のガイド76が1つの弾性バンド75を介して2つずつ連結していることにより、ケース11の前面に位置している支持布14の部分と、ケース11の内側に位置している支持布14の部分との間の張りを均衡に保つことができ、このようにして支持布14の中心を自動的に設定することを可能にする。誘導手段70は、ベルト51の外縁51bを保持するためにケース11内に収容された半筒状の外側ガイド77で以て完全になる。前述したように、ガイド76および77は、テフロン(登録商標)のように摩擦係数の低い材料で作製されるか、同材料で覆われてよい。このガイドは、2つの巻き込みローラ21、22の間で長手方向に広がって、支持布14の内側および上側の自由縁14aを誘導する。このガイドは、途切れのないものでも途切れているものでもよい。
誘導手段60および70は、例えば誘導手段60を支持布14の一方の自由縁14aに沿って取り付け、他方の誘導手段70をもう一方の自由縁に沿って取り付けて、組み合わせることができる。同じく、図12を参照して説明したもののように、これ以外の誘導手段80を、支持布14を恒久的に張る手段に組み入れてもよい。当然ながら、支持布14の自由縁14aを摩擦なしで誘導できるキャスターやローラーなど、その他のあらゆる誘導手段を当てはめてもよい。
図9から図12は、本発明による伸縮式スクリーン装置100のもう1つの変形例を示し、この変形例では、ケース111は、前例のように固定されて動けなくなってはおらず、入れ子式になっている。この実施変形例により、スクリーン装置100の使用法に応じてケース111の開き方を適応させることができる。図9Aでは、ケース111は閉位置にあり、使用者の面前には芸術作品であってよい装飾13が提供されている。図9Bでは、このケース111は、例えばサイズが16:9のスクリーンに相当するものであってよい第1の開位置にあり、図9Cでは、このケース111は、例えばサイズが2.25:1のスクリーンに相当するものであってよい第2の開位置にある。
この場合、ケース111は、特殊なものであり、スクリーン装置100と一体化した一部である。このようにするために、ケース111は、図10Aおよび図10Bを参照すると、例えば図4の駆動手段30である巻き込みローラ31、32を保持している2つの端部パネル112、113、背後パネル114、および2セットの中間パネル115、116で形成される2つの中間段部を備えている。端部パネル112、113および中間パネル115、116は、好ましくは球または針を有する入れ子式のレールまたは滑り溝118(図11Bに図示)に取り付けられて、一方がもう一方に対して引き出しのように移動することができる。中間パネル115、116は、滑り溝118があれば省略してよい。2つの端部パネル112、113は、同パネルを引き離そうとする戻り手段117、120によって開位置に引っ張られ、駆動ローラ33、34に結合しているモータ37、38によって閉位置に戻される。図10Aおよび図10Bに示した例では、戻り手段117は、圧縮バネで表されている。図11Aおよび図11Bに示した例では、戻り手段120は、菱形の関節連結式アーム121で表され、例えば圧縮バネなど、軸線で表された戻り手段122によって開くように張り、一種のパントグラフを形成する。これらの戻り手段120によって、閉位置でも安定した位置を実現することができる。当然ながら、バネジャッキ、ガスジャッキなど、その他のあらゆる同等の手段を当てはめてもよい。
図10Aは、使用者の面前に例えば装飾13を支持布14上に提供する収縮位置にあるスクリーン装置100を示している。中間パネル115、116は、端部パネル112、113および背後パネル114に重なって、平行な2つのローラ31、32の間の第1の軸間距離E1を規定する。使用者がモータ37を作動させて装飾13を投影スクリーン12に置き換えるよう制御すると、直ちに支持布14は、該当する方の駆動ローラ33から巻きほどかれ、戻り手段117を解放し、背後パネル114に中央を合わせるようにしてケース111を開く。使用者は、投影スクリーン12に変わるのを見ると、装飾13を巻き込むためにモータ38を作動させるよう制御しつつ、モータ37で投影スクリーン12を巻きほどき続ける。装飾13がケース111の前面から見えなくなると、直ちに使用者は該当する方のモータ38を停止し、モータ37を作動させて投影スクリーン12が完全に現れるまで同スクリーンを開け続け、その後、該当する方のモータ37を停止する。ケース111は、図10Bに示した開位置または展開位置にあり、この位置では、平行なローラ31、32が第2の軸間距離E2を規定し、第2の軸間距離は、第1の軸間距離E1の少なくとも1.5倍に等しくてよい。この入れ子式のケース111によって、装飾13よりもサイズが遙かに大きい投影スクリーン12を展開でき、このようにして壁占有面積またはスクリーン装置100の設置面積を縮小できる。この実施変形例により、支持布14を最小軸間距離E1と最大軸間距離E2との間で長短のある長さに対して展開させることで、投影スクリーン12を様々なサイズかつ/または様々な反射性で表示することもできる。当然ながら、この実施変形例では、支持布14につなげられた補強手段50、同じく、巻きほどいて誘導するシステムなどによってとりわけケース111の端部パネルおよびケース111の前面に設けられている支持布の誘導手段60、70を含む。モータ37、38の制御は、電子制御ユニットで完全に自動化されてよく、オペレータがリモコン装置上で選択できるスクリーンの種類に応じて決定されてよいことは自明である。同じく、使用する戻り手段117、120に応じて、ケース111を開くのは、単にモータ37、38のモータブレーキを徐々にゆるめることで実現できる。
図11および図12に示したものように、その他の誘導手段80を設けて、前記スクリーン装置100の上部および下部にあるレールまたは滑り溝118に載せ、支持布14の移動と前記ケース111が開くのと閉まるのと同時に移動させることができ、このようにして支持布14の両自由縁14aに均一に分散した誘導を行う。この誘導手段はそれぞれ支持プレート81を備えていて、この支持プレートは、端部パネル112、113に固定されるか、滑り溝118上をスライドするか、追加の滑り溝119に固定されている。可動式の支持プレート81は、小チェーン82、細紐などを介して互いに連結し、軸間距離を調整することによって展開できる。誘導手段80はさらに、溝84を規定しているC字型のガイド83を備え、支持布14を誘導する。ガイド83の上ループ85は、ベルト51の上縁51bを保持するように構成されている。このガイド83は、戻り手段86によってケース111の外側の方へ引っ張られ、支持布14を布の内側から外側へ恒久的に張る。このようにするために、このガイド83は、ネジ締めなどによって支持プレート81に固定された2つの形材87の間に取り付けられ、ロッド88上をスライドして誘導される。図示した例では、戻り手段86は、ロッド88上を誘導される圧縮バネで構成されている。したがってベルト51は、一定に張られている支持布14が移動する間にスライドして完全に誘導される。前例と同じく、ガイド83は、テフロン(登録商標)のように摩擦係数の低い材料で作製されるか、同材料で覆われてよい。
図9から図12に係る実施変形例により、1つまたは複数の投影スクリーン12を、例えば装飾13を形成する彫刻のような三次元の芸術作品に容易に組み入れることができる。この場合、スクリーン装置100が床に載っていれば、閉位置にあって仕上げ枠16につながっていることもあればつながっていないこともあるケース111も、脚(図示せず)も、前記芸術作品を構成することができる。よってケース111は、三次元の形態であってよく、平行6面体である必要はない。ケース111を開けると芸術作品が開き、これによって支持布14が現れ、支持布はこの場合、1つまたは複数の投影スクリーン12しか備えておらず、装飾13は、前記スクリーン装置100の外側部分で作製されている。
本発明により、設定した目的、つまり伸縮式投影スクリーン装置であって、多機能でモジュール式であり、支持布14を変化させることで拡張し、構想が簡易で信頼性が高く、使いやすく、美しく人間工学的である装置を達成することができ、これによってこのホームシアター技術の利用者数を増大させることができ、本装置が家庭にも職場にも用途を見出せることが明白であることが、本明細書から明らかになる。とりわけ職場用の場合、当然ながら、仕様書および対象となる顧客に応じて支持布14の内容を修正することができる。この内容には、例えば広告情報、技術情報、商業情報などが含まれていてよい。
本発明は、記載した実施例に限定されず、付属の請求項に規定した保護範囲内であるかぎり、当業者に自明のあらゆる修正例および変形例にも及ぶ。

Claims (18)

  1. 伸縮式投影スクリーン装置であって、少なくとも1つの投影スクリーン(12)および少なくとも1つの引っ込み位置で前記投影スクリーン(12)の上に重ねられた少なくとも1つの装飾(13)を備えるとともに、前記投影スクリーンおよび/または前記装飾にそれぞれつながっている移動手段であって、少なくとも1つの使用位置で前記投影スクリーン(12)が見えるように前記投影スクリーン(12)または前記装飾(13)のうち少なくとも一方をもう一方に対して移動させる移動手段(20、30、40)を備え、前記少なくとも1つの投影スクリーン(12)が支持布(14)に保持され、前記移動手段(20、30、40)が少なくとも2つの平行な巻き込みローラ(21、22;33、34;43、44)を備え、該巻き込みローラの周りに前記支持布(14)が巻かれ、前記巻き込みローラの少なくとも一方がモータ付きの駆動ローラである、スクリーン装置において、前記スクリーン装置(10、100)は、前記支持布(14)の2つの自由縁(14a)につながっている補強手段(50)をさらに備えて、少なくとも前記支持布(14)の巻き込み方向に硬直させて、前記支持布の面全体に対する完全な平面性を前記支持布(14)に与えること、および、前記スクリーン装置(10、100)は、前記補強手段(50)につながっている前記支持布(14)の前記自由縁(14a)を誘導するように構成された誘導手段(60、70、80)も備えることを特徴とする、スクリーン装置(10、100)。
  2. 前記補強手段(50)は、前記支持布(14)の前記自由縁(14a)に取り付けられた少なくとも1つのベルト(51)を備え、前記ベルト(51)は、長手軸Xに沿った長さおよび横断軸Yに沿った幅にわたって剛性であり、前記支持布(14)と共に前記ベルト自体を巻き込めるように前記ベルトの厚みにわたって柔軟であることを特徴とする、請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 前記ベルト(51)は、前記支持布(14)の前記自由縁(14a)に部分的に固定されるため、前記ベルトは、内側の自由縁(51a)および外側の自由縁(51b)を有することを特徴とする、請求項2に記載のスクリーン装置。
  4. 前記支持布(14)の前記自由縁(14a)は、前記ベルト(51)の前記外側の自由縁(51b)と一致することを特徴とする、請求項3に記載のスクリーン装置。
  5. 前記誘導手段(60、70、80)は、前記ベルト(51)の少なくとも前記内側の自由縁(51a)をスライドさせて受け入れるように構成された長手溝(61、71、84)を備え、該長手溝(61、71、84)は、少なくとも1つの支持体(62、72、81)に保持されることを特徴とする、請求項1に記載のスクリーン装置。
  6. 前記長手溝(61、71、84)は、前記支持体(62、72、81)に配置されたガイド(63、76、83)に設けられ、前記支持布(14)の少なくとも見えている部分を誘導することを特徴とする、請求項5に記載のスクリーン装置。
  7. 前記ガイド(83)は、前記支持体(81)上に可動式に取り付けられて、前記支持布(14)を外側の方へ張るように戻り手段(86)によって引っ張られることを特徴とする、請求項6に記載のスクリーン装置。
  8. 前記長手溝(61、71)は、前記支持体(62、72)に配置されたガイド(63、76)に設けられ、前記支持布の見えている部分も隠れている部分も含めて前記支持布(14)全体を誘導することを特徴とする、請求項5に記載のスクリーン装置。
  9. 前記支持体(72)の両側に配置されている前記ガイド(76)は、前記支持布(14)の見えている部分と前記支持布(14)の隠れている部分との張りを均衡に保つように構成された弾性バンド(75)によって2つずつ連結されて、前記支持布(14)を自動的に中央に設定することを特徴とする、請求項8に記載のスクリーン装置。
  10. 前記移動手段(20)は、2つの巻き込みローラ(21、22)を備え、そのうちの少なくとも一方は、モータ付きの駆動ローラ(21)であること、および前記支持布(14)は、前記巻き込みローラ(21、22)の周りに閉ループを形成することを特徴とする、請求項1に記載のスクリーン装置。
  11. 前記移動手段(30、40)は、少なくとも2つの巻き込みローラ(31、32;41、42)および2つの駆動ローラ(33、34;43、44)を備えていること、および前記支持布(14)は、開ループを形成し、該開ループの各端部は、前記駆動ローラ(33、34)の周りに巻かれることを特徴とする、請求項1に記載のスクリーン装置。
  12. 前記支持布(14)は、サイズが様々で、かつ/または反射性が様々で、かつ/または複数種類の装飾(13)が1つずつ順に入れ替わる複数の投影スクリーン(12)を備えていることを特徴とする、請求項11に記載のスクリーン装置。
  13. 内壁(1)に掛けられるか保持構造体に保持されるよう構成されるとともに、前記駆動手段(21、22;33、34;43、44)および前記支持布(14)を有するように構成されたケース(11、111)を備えていることを特徴とする、請求項1〜12のうちいずれか一項に記載のスクリーン装置。
  14. 前記ケース(111)は、入れ子式であり、少なくとも1つの背後パネル(114)、ならびに少なくとも前記巻き込みローラ(31、32)および前記駆動ローラ(33、34)を保持する少なくとも2つの端部パネル(112、113)を備え、該端部パネル(112、113)は、前記背後パネル(114)に対してスライド式に取り付けられて、互いに離れることができるとともに、前記巻き込みローラ(31、32)の軸間距離も前記支持布(14)の見えている部分の寸法も増大させることができることを特徴とする、請求項13に記載のスクリーン装置。
  15. 前記ケース(111)は、少なくとも2つの中間パネル(115、116)で構成される少なくとも1つの補足的段部を備え、前記中間パネルは、前記背後パネル(114)と前記端部パネル(112、113)との間に配置され、互いに対してスライド式に取り付けられることを特徴とする、請求項14に記載のスクリーン装置。
  16. 少なくとも前記端部パネル(112、113)は、該端部パネルを広げようとする戻り手段(117、120)によって開位置に引っ張られ、前記駆動ローラ(33、34)に接続しているモータ(37、38)によって閉位置に保持されることを特徴とする、請求項14に記載のスクリーン装置。
  17. 前記誘導手段(80)の前記支持体(81)は、滑り溝(118、119)に取り付けられて、前記支持布(14)の前記自由縁(14a)を前記入れ子式ケース(111)が開閉する移動に追従させることを特徴とする、請求項14に記載のスクリーン装置。
  18. 前記ケース(11、111)は、スピーカー(15)を備えていること、および前記支持布(14)は、少なくとも前記スピーカー(15)の正面に微細な孔を開けられることを特徴とする、請求項1〜17のうちいずれか一項に記載のスクリーン装置。
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