JP2015521016A - 液体を利用したエネルギー転換基板 - Google Patents

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Abstract

本発明は、液体を利用したエネルギー転換基板に関し、より詳しくはエネルギー転換層がある基板上で液体の流れにより機械的エネルギーを電気エネルギーに転換させる液体を利用したエネルギー転換基板に関するものであって、対向する基板の対ではない1つの基板で液体を利用したエネルギー転換装置を具現して、製造の容易性及び液体循環の容易性を果たすことができ、潤滑層を要しないエネルギー転換装置を実現することができる効果を有する。

Description

本発明は、液体を利用したエネルギー転換基板に関し、より詳しくはエネルギー転換層がある基板上で液体の流れにより機械的エネルギーを電気エネルギーに転換させる液体を利用したエネルギー転換基板に関する。
従来の流体を利用して機械的エネルギーを電気的エネルギーに変換する技術は、誘電物質と接している液体金属の接触面積を経時的に変化させて誘電物質の下に位置する電極に電気容量(capacitance)を発生させる原理を用いる。
従来の流体を利用したエネルギー転換方法及び装置は、米国登録特許7,898,096号で開示している。
図1は、従来の流体を利用したエネルギー転換装置の概念図である。図1を参照すれば、従来の流体を利用したエネルギー転換装置は、細長い形状のチャンネルの壁に一定パターンで電極を形成し、電極の上部には誘電物質層を形成させる。そしてチャンネルの内部には小さな水玉状の導電性液体と非導電性液体を注入し、このような水玉状の導電性液体に外部電源から電圧を印加して導電性液体を分極させる。
このような状態でチャンネルと繋がっている所定の部分(未図示)に物理的な圧力をかければ、分極された水玉状の導電性液体はチャンネルに沿って移動することになり、この過程で一定パターンで形成されている多数の電極は、移動する多数の導電性液滴と接触する面積が経時的に変化し続け、その結果、電気容量が変化して電気エネルギーが生成される。
しかし、従来の流体を利用したエネルギー転換方法及び装置は、実用化までに様々な問題点を持っている。
従来の流体を利用したエネルギー転換方法及び装置は、電気湿潤(electrowetting)現象を逆に用いることを基にするため、2つの電極を対向させる構造を採択しなければならない。
このような構造的制限のため、従来の流体を利用したエネルギー転換方法及び装置は、狭くて細いチャンネル構造を利用しなければならず、このため、製造の難しさ及び液体循環の難しさがあった。
また、狭くて細いチャンネル構造内で滴状の液体金属が移動した後、外部の力がなくなればまた元の位置に復帰する、可逆可能な(reversible)動きが難しいため、別の潤滑層(lubricating layer)が必要であるという限界点があり、チャンネルの詰まり現象が容易に発生して動作が不可能な場合が発生する。
そして、従来の流体を利用したエネルギー転換方法及び装置は、狭くて細いチャンネル構造を採用しているため、対向する2つの電極がチャンネルの壁に一定形状にパターンされなければならず、このような構造によって装置構成が複雑になり、電気エネルギーを生産するモジュールの大きさが大きくなるので、大量生産や原価低減にも限界が多かった。
また他の問題としては、水銀またはガリンスタン(galinstan)のような液体金属を使用しているため人体及び環境に有害であり、このような導電性液体を分極させるためには外部から別途の電源印加が必要であるという限界点がある。
そして、従来の流体を利用したエネルギー転換方法及び装置は、チャンネル構造で可逆可能な(reversible)限り動きを継続的に具現しなければならない点と、混ざらない異なる2種類の液体を使用しなければならないため、制御の困難がある。
本発明は、液滴(droplet)の流れによりエネルギー転換層と液体間の接触面、接触面積または接触角のうち少なくともいずれか1つの変化を誘導してこれを電気エネルギーに変換する液体を利用したエネルギー転換基板を提供することを目的とする。
上記の目的を果たすために、基板上に間隔を置いてパターニングされた第1電極及び第2電極;及び前記第1電極または第2電極のうち少なくともいずれか1つの上に形成されるエネルギー転換層;を有し、イオン性液体または水が前記電極上を流れながら前記電極との接触角、接触面及び接触面積のうちいずれか1つが変化して前記エネルギー転換層によって電気エネルギーを生成することを特徴とする液体を利用したエネルギー転換基板が提供される。
好ましくは、前記エネルギー転換層は、無機物層、有機物層または有機物と無機物の混合物層のうち少なくともいずれか1つの層を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記エネルギー転換層上に前記イオン性液体または水との接触面、接触角または接触面積の変化を容易にするための疎水性物質層が積層されることを特徴とする。
好ましくは、前記イオン性液体は、NaCl、LiCl、NaNO、NaSiO、AlCl−NaCl、LiCl−KCl、KCL、Na、NaOH、HSO、CHCOOH、HF、CuSO、エチレングリコール、プロピレングリコールまたはAgClのうち少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする。
また、基板上に間隔を置いてパターニングされた第1電極及び第2電極;及び前記第1電極または第2電極のうち少なくともいずれか1つの上に形成されるエネルギー転換層;を有し、導電性液体が前記電極上を流れながら前記電極との接触角、接触面、接触面積のうちいずれか1つが変化して前記エネルギー転換層によって電気エネルギーを生成することを特徴とする液体を利用したエネルギー転換基板が提供される。
好ましくは、前記エネルギー転換層は、無機物層、有機物層または有機物と無機物の混合物層のうち少なくともいずれか1つの層を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記エネルギー転換層上に前記導電性液体との接触面、接触角または接触面積の変化を容易にするための親水性物質層が積層されることを特徴とする。
好ましくは、前記親水性物質層はポリアクリル酸(Poly(acrylic acid)、PAA)、アクリルアミド(Acrylamides)、無水マレイン酸共重合体(Maleic Anhydride Copolymers)、メタクリレート(Methacrylate)、エタクリレート(Ethacrylate)、アミン機能性ポリマー(Amine−Functional Polymers)、ポリスチレンスルホン酸(Polystyrenesulfonate、PSS)、ビニル酸(Vinyl Acids)、ビニルアルコール(Vinyl Alcohols)または−NH、−CO−、アミノ基−NH2、水酸基−OHまたはカルボキシル基−COOHの機能基のうち少なくともいずれか1つを含む物質からなることを特徴とする。
好ましくは、前記導電性液体は、比抵抗の範囲が1uΩ/cm〜1000uΩ/cmであり、誘電率(dielectric constant、K)が5以下であることを特徴とする。
好ましくは、 前記エネルギー転換層は、
ポリメタクリル酸メチル(PolyMethylMethAcrylate、PMMA)、ポリエチレン(Polyethylene、PE)、ポリスチレン(Polystyrene、PS)、ポリビニルピロリドン(Polyvinylpyrrolidone、PVP)、ポリ(4ビニルフェノール)(poly(4−vinylpenol)、PVP)またはポリエーテルスルフォン(polyethersulfone、PES)、ポリ(4−メトキシフェニルアクリレート)(Poly(4−methoxyphenylacrylate);PMPA)、ポリ(フェニルアクリレート)(Poly(phenylacrylate);PPA)、ポリ(2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート)(Poly(2,2,2−trifluoroethyl methacrylate);PTFMA)、シアノエチルプルラン(Cyanoethylpullulan;CYEPL)、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride;PVC)、ポリ(パラバン酸)樹脂(Poly(parabanic acid)resin;PPA)、ポリ(t−ブチルスチレン)(Poly(t−butylstyrene);PTBS)、ポリチエニレンビニレン(Polythienylenevinylene;PTV)、ポリ酢酸ビニル(Polyvinylacetate;PVA)、ポリ(ビニルアルコール)(Poly(vinyl alcohol);PVA)、ポリ(Rメチルスチレン)(Poly(Rmethylstyrene);PAMS)、ポリ(ビニルアルコール)−コ−ポリ(酢酸ビニル)−コ−ポリ(イタコン酸)(Poly(vinyl alcohol)−co−poly(vinyl acetate)−co−poly(itaconic acid);PVAIA)、ポリオレフィン(Polyolefin)、ポリアクリレート(Polyacrylate)、パリレン−C(Parylene−C)、ポリイミド(Polyimide)、オクタデシルトリクロロシラン(Octadecyltrichlorosilane;OTS)、ポリ(トリアリールアミン)(Poly(triarylamine);PTTA)、ポリ−3−ヘキシルチオフェン(Poly−3−hexylthiophene;P3HT)、架橋結合されたポリ−4−ビニルフェノール(cross−linked Poly−4−vinylphenol;cross−linked PVP)、ポリ(ペルフルオロアルケニルビニルエーテル)(Poly(perfluoro alkenylvinyl ether))、ナイロン−6(Nylon−6)、n−オクタデシルホスホン酸(n−Octadecylphosphonic acid;ODPA)、ポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene、PTFE)、シリコン(silicone)、ポリウレタン(polyurethane)、ラテックス(latex)、アセチルセルロース(cellulose acetate)、PHEMA(poly(hydroxy ethyl methacrylate))、ポリ乳酸(polylactide、PLA)、PGA(ポリグリコライド、polyglycolide)、またはPGLA(Polyglycolide−co−Lactide)のうち少なくともいずれか1つの物質を含む有機物層;を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記エネルギー転換層は、酸化シリコン(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、五酸化タンタル(Tantalum Pentoxide、Ta)、酸化亜鉛(Zinc oxide、ZnO)、酸化イットリウム(Yttrium oxide、Y)、酸化セリウム(Cerium oxide、CeO)、 二酸化チタン(titanium dioxide、TiO)、チタン酸バリウム(Barium titanate、BaTiO)、チタン酸ジルコン酸バリウム(Barium zirconate titanate、BZT)、二酸化ジルコニウム(Zirconium dioxide、ZrO)、酸化ランタン(Lanthanum oxide、La)、ハフニウムシリケート(Hafnon、HfSiO)、ランタンアルミネート(Lanthanum Aluminate、LaAlO)、窒化ケイ素(Silicon nitride、Si)、ペロブスカイト(Perovskite)物質としては、チタン酸ストロンチウム(Strontium titanate、SrTiO3)、チタン酸バリウムストロンチウム(barium strontium titanate、BST)、チタン酸ジルコン酸鉛(Lead zirconate titanate、PZT)、チタン酸カルシウム銅(Calcium copper titanate、CCTO)、酸化ハフニウム(HfO)、アパタイト(A10(MO)(X))、ハイドロキシアパタイト(Ca10(PO)(OH))、リン酸三カルシウム(Ca(PO42))、NaO−CaO−SiO、またはバイオガラス(CaO−SiO−P)のうち少なくともいずれか1つの物質を含む無機物層を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記エネルギー転換層は、液体との接触面積を広げるための構造物が形成されたことを特徴とする。
好ましくは、前記第1電極または前記第2電極は、ITO、IGO、クロム、アルミニウム、IZO(Indium Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、ZnO、ZnOまたはTiOのうち少なくともいずれか1つを含む無機電極であるか、白金、金、銀、アルミニウム、鉄または銅のうち少なくともいずれか1つを含む金属電極であるか、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT、polyethylenedioxythiophene)、カーボンナノチューブ(CNT、Carbon nano tube)、グラフェン(graphene)、ポリアセチレン(polyacetylene)、ポリチオフェン(Polythiophene、PT)、ポリピロール(Polypyrrole)、ポリパラフェニレン(polyparaphenylene、PPV)、ポリアニリン(Polyaniline)、ポリ窒化硫黄(poly sulfur nitride)、ステンレススチール、クロムを10%以上含有した鉄合金、SUS304、SUS316、SUS316L、Co−Cr合金、Ti合金、ニチノール(Ni−Ti)またはポリパラフェニレンビニレン(polyparaphenylenevinylene)のうち少なくともいずれか1つを含む有機電極であることを特徴とする。
好ましくは、前記第1電極は、平面状の凹部を有するようにパターニングされ、前記第2電極は、前記凹部に対応する凸部を有するようにパターニングされることを特徴とする。
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明は、対向する基板の対ではない1つの基板で液体を利用したエネルギー転換装置を具現し、製造の容易性及び液体循環の容易性を果たす効果がある。
また本発明は、潤滑層を必要としないようにすることで、装置の単純化、製造原価の低減とともに故障の少ないエネルギー転換装置を具現するという効果がある。
また本発明は、別途の外部電源印加がなくても効率的な電気エネルギー転換が可能であるという効果がある。
そして、本発明は、イオン性液体または水を使用することにより、人体及び環境に有害であるという問題点を解決するという効果がある。
従来の流体を利用したエネルギー転換装置のブロック図である。 本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の概略図である。 本発明の他の実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の概略図である。 本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板のエネルギー転換層の断面を示した側面図である。 本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板のエネルギー転換層の断面を示した側面図である。 本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板のエネルギー転換層の断面を示した側面図である。 本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板のエネルギー転換層の断面を示した側面図である。 本発明のまた他の実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の構造図である。 本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の使用態様を示した図である。
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現することができ、ただ本実施例は本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであって、本発明は請求項の範疇により定義されるだけである。一方、本明細書で使われた用語は、実施例を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。
図2は、本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の概略図である。図2を参照すれば、本発明の一実施例による液体を利用したエネルギー転換基板は、ベース基板210;ベース基板210上に間隔を置いてパターニングされた第1電極220及び第2電極230;第1電極220または第2電極230のうち少なくともいずれか1つの上に形成されるエネルギー転換層221、222を含むように構成される。
エネルギー転換層221、222は、第1電極220と第2電極230上を流れるイオン性液体または水との接触角、接触面、接触面積のうち少なくともいずれか1つが変化して電気エネルギーを生成する。
図6は、本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の使用態様を示した図面である。図6を参照すれば、ベース基板210が傾斜してベース基板210上のイオン性液体または水290が第1電極220及び第2電極230との接触面、接触面積または接触角が変化するように流れる。このような流れによって、液体を利用したエネルギー転換基板は、イオン性液体または水290の移動である機械的エネルギーを電気的エネルギーに変換する。
すなわち、本発明の一実施例による液体を利用したエネルギー転換基板は、イオン性液体または水290と第1電極220及び第2電極230との接触面、接触角または接触面積のうち少なくともいずれか1つの変化により電気容量の変化を発生させて電気エネルギーが生じる。
また図2を参照し、本発明の好ましい一実施例によれば、エネルギー転換層は無機物層221及び/または有機物層222が積層されて構成される。好ましくは、このようなエネルギー転換層の形成にはパターニングや蒸着、またはスピンコーティングのような方法が用いられる。
無機物層221と有機物層222は、第1電極220または第2電極230上に積層される順序は構わないが、接して積層されなければならない。
また好ましくは、エネルギー転換層は、第1電極220と第2電極230を全て覆うように一体の層で形成されることができる。
好ましくは、無機物層221と有機物層222は第1電極220または第2電極230上に積層される際に繰り返して重畳することができる。すなわち、エネルギー転換層は、無機物層221と有機物層222の積層形態を繰り返して形成されることができる。
本発明の好ましい一実施例によれば、無機物層221または有機物層222は、上記イオン性液体または水との接触面積を広げるための構造物が形成されるように蒸着される。
図4a〜図4dは、本発明の一実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板のエネルギー転換層の実施例を示した側面図である。図4a〜図4dを参照すれば、本発明の一実施例による液体を利用したエネルギー転換基板のエネルギー転換層はベース基板410上にパターニングされた電極420上に無機物層430が蒸着される。有機物層440は、無機物層430上に凹凸形状(図4a)、尖り突起形状(図4b)、半球状(図4c)、甌穴形状(図4d)の微細構造物が形成されるように積層される。好ましくは、有機物層440と無機物層430の順が変わってもよく、構造物が形成されるように積層されるのが必ず有機物層440である必要はない。
好ましくは、構造物が形成されるように積層された有機物層440上に上記構造物形状が維持されるように疎水性物質層450が積層される。
このような構造物形状は、上記電極420とイオン性液体または水の接触面積の変化がより大きくなるようにして電気エネルギー発生効率を高める効果がある。
本発明の好ましい一実施例によれば、疎水性物質層223はエネルギー転換層221、222上に積層される。このような疎水性物質層223はイオン性液体または水が電極221、222との接触面、接触角または接触面積の変化が容易になるように積層される。
好ましくは、疎水性物質層223はエネルギー転換層が形成されない第1電極220または第2電極230上に積層されることができる。
本発明の好ましい一実施例によれば、エネルギー転換層は、
ポリメタクリル酸メチル(PolyMethylMethAcrylate、PMMA)、ポリエチレン(Polyethylene、PE)、ポリスチレン(Polystyrene、PS)、ポリビニルピロリドン(Polyvinylpyrrolidone、PVP)、ポリ(4ビニルフェノール)(poly(4−vinylpenol)、PVP)またはポリエーテルスルフォン(polyethersulfone、PES)、ポリ(4−メトキシフェニルアクリレート)(Poly(4−methoxyphenylacrylate);PMPA)、ポリ(フェニルアクリレート)(Poly(phenylacrylate);PPA)、ポリ(2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート)(Poly(2,2,2−trifluoroethyl methacrylate);PTFMA)、シアノエチルプルラン(Cyanoethylpullulan;CYEPL)、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride;PVC)、ポリ(パラバン酸)樹脂(Poly(parabanic acid)resin;PPA)、ポリ(t−ブチルスチレン)(Poly(t−butylstyrene);PTBS)、ポリチエニレンビニレン(Polythienylenevinylene;PTV)、ポリ酢酸ビニル(Polyvinylacetate;PVA)、ポリ(ビニルアルコール)(Poly(vinyl alcohol);PVA)、ポリ(Rメチルスチレン)(Poly(Rmethylstyrene);PAMS)、ポリ(ビニルアルコール)−コ−ポリ(酢酸ビニル)−コ−ポリ(イタコン酸)(Poly(vinyl alcohol)−co−poly(vinyl acetate)−co−poly(itaconic acid);PVAIA)、ポリオレフィン(Polyolefin)、ポリアクリレート(Polyacrylate)、パリレン−C(Parylene−C)、ポリイミド(Polyimide)、オクタデシルトリクロロシラン(Octadecyltrichlorosilane;OTS)、ポリ(トリアリールアミン)(Poly(triarylamine);PTTA)、ポリ−3−ヘキシルチオフェン(Poly−3−hexylthiophene;P3HT)、架橋結合されたポリ−4−ビニルフェノール(cross−linked Poly−4−vinylphenol;cross−linked PVP)、ポリ(ペルフルオロアルケニルビニルエーテル)(Poly(perfluoroalkenylvinyl ether))、ナイロン−6(Nylon−6)、n−オクタデシルホスホン酸(n−Octadecylphosphonic acid;ODPA)、ポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene、PTFE)、シリコン(silicone)、ポリウレタン(polyurethane)、ラテックス(latex)、アセチルセルロース(cellulose acetate)、PHEMA(poly(hydroxy ethyl methacrylate))、ポリ乳酸(polylactide、PLA)、PGA(ポリグリコライド、polyglycolide)、またはPGLA(Polyglycolide−co−Lactide)のうち少なくともいずれか1つの物質を含む有機物層222;及び酸化シリコン(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、五酸化タンタル(Tantalum Pentoxide、Ta)、酸化亜鉛(Zinc oxide、ZnO)、酸化イットリウム(Yttrium oxide、Y)、酸化セリウム(Cerium oxide、CeO)、二酸化チタン(titanium dioxide、TiO)、チタン酸バリウム(Barium titanate、BaTiO)、チタン酸ジルコン酸バリウム(Barium zirconate titanate、BZT)、二酸化ジルコニウム(Zirconium dioxide、ZrO)、酸化ランタン(Lanthanum oxide、La)、ハフニウムシリケート(Hafnon、HfSiO)、ランタンアルミネート(Lanthanum Aluminate、LaAlO)、窒化ケイ素(Silicon nitride、Si)、ペロブスカイト(Perovskite)物質としては、チタン酸ストロンチウム(Strontium titanate、SrTiO3)、チタン酸バリウムストロンチウム(barium strontium titanate、BST)、チタン酸ジルコン酸鉛(Lead zirconate titanate、PZT)、チタン酸カルシウム銅(Calcium copper titanate、CCTO)、酸化ハフニウム(HfO)、アパタイト(A10(MO)(X))、ハイドロキシアパタイト(Ca10(PO)(OH))、リン酸三カルシウム(Ca(PO42))、NaO−CaO−SiO、またはバイオガラス(CaO−SiO−P)のうち少なくともいずれか1つの物質を含む無機物層221を含む。
好ましくは、有機物層222は誘電率(dielectric constant、K)が4以下の物質が使われることができ、無機物層221は誘電率(dielectric constant、K)が5以上の物質が使われることができる。
本発明の好ましい一実施例によれば、疎水性物質層223は、シラン(silane)系物質、フルオロポリマー(fluoropolymer)物質、トリクロロシラン(Trichlorosilane)、トリメトキシシラン(Trimethoxysilane)、ペンタフルオロフェニルプロピルトリクロロシラン(Pentafluorophenylpropyltrichlorosilane)、(ベンジルオキシ)アルキルトリメトキシシラン((benzyloxy)alkyltrimethoxysilane;BSM−22)、(ベンジルオキシ)アルキルトリクロロシラン((benzyloxy)alkyltrichlorosilane;BTS)、ヘキサメチルジシラザン(hexamethyldisilazane;HMDS)、オクタデシルトリクロロシラン(octadecyltrichlorosilane;OTS)、オクタデシルトリメトキシシラン(octadecyltrimethoxysilane;OTMS)、ジビニルテトラメチルジシロキサン−ビス−(ベンゾシクロブテン)(divinyltetramethyldisiloxane−bis(benzocyclobutene);BCB)のうち少なくともいずれか1つの物質またはこれら物質の混合物からなる。
本発明の好ましい一実施例によれば、第1電極220または第2電極230は、ITO、IGO、クロム、アルミニウム、IZO(Indium Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、ZnO、ZnOまたはTiOのうち少なくともいずれか1つを含む無機電極であるか、白金、金、銀、アルミニウム、鉄または銅のうち少なくともいずれか1つを含む金属電極であるか、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT、polyethylenedioxythiophene)、カーボンナノチューブ(CNT、Carbon nano tube)、グラフェン(graphene)、ポリアセチレン(polyacetylene)、ポリチオフェン(Polythiophene、PT)、ポリピロール(Polypyrrole)、ポリパラフェニレン(polyparaphenylene、PPV)、ポリアニリン(Polyaniline)、ポリ窒化硫黄(poly sulfur nitride)、ステンレススチール、クロムを10%以上含む鉄合金、SUS304、SUS316、SUS316L、Co−Cr合金、Ti合金、ニチノール(Ni−Ti)またはポリパラフェニレンビニレン(polyparaphenylenevinylene)のうち少なくともいずれか1つを含む有機電極である。
本発明の好ましい一実施例によれば、イオン性液体260は、NaCl、LiCl、NaNo、NaSiO、AlCl−NaCl、LiCl−KCl、KCL、Na、NaOH、HSO、CHCOOH、HF、CuSO、エチレングリコール、プロピレングリコールまたはAgClのうち少なくともいずれか1つを含む。
好ましくは、本発明の一実施例によるエネルギー転換基板は、非導電性ガスで満たされた環境で実施される。一般的に、上記空間は一般空気環境でも可能である。
好ましくは、非導電性ガスは空気、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、ネオン、クリプトン、キセノンまたはラドンのうち少なくともいずれか1つからなる。
好ましくは、図2に示されたように、第1電極220及び第2電極230からなる対による電気エネルギーV1の発生の他に、他の電極の対(241、242、243、244)による電気エネルギーV2、V3を発生させるように構成することができる。
図3は、本発明の他の実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の概略図である。図3を参照すれば、本発明の他の実施例による液体を利用したエネルギー転換基板は、ベース基板210上に第1電極220が平面状の凹部を有するようにパターニングされ、第2電極220が上記凹部に相応する凸部を有するようにパターニングされるように構成される。
これにより、イオン性液体または水との接触面、接触面積、接触角等の変化をより大きくしてエネルギー転換効率を増大させることができる。
図5は、本発明のまた他の実施例に係る液体を利用したエネルギー転換基板の構造図である。図5を参照すれば、本発明のまた他の実施例による液体を利用したエネルギー転換基板は、ベース基板510;ベース基板510上に間隔を置いてパターニングされた第1電極520及び第2電極530;第1電極520または第2電極530のうち少なくともいずれか1つの上に形成されるエネルギー転換層521、522とを含むように構成される。
エネルギー転換層521、522は、第1電極220と第2電極230上を流れる導電性液体との接触角、接触面、接触面積のうち少なくともいずれか1つが変化して電気エネルギーを生成する。
本発明の好ましい一実施例によれば、導電性液体は、水銀、リチウム、ガリウム、カリウム、NaK、ビスマス、錫、ナトリウム、ナトリウムカリウム合金などが使われることができ、比抵抗の範囲が1uΩ/cm〜1000uΩ/cmであり、誘電率(dielectric constant、K)が5以下であることが望ましい。
本発明の好ましい一実施例によれば、親水性物質層523は、エネルギー転換層521、522上に積層される。このような親水性物質層523は、導電性液体が電極520、530との接触面、接触角または接触面積の変化を容易にするために積層される。
本発明の好ましい一実施例によれば、親水性物質層523は、ポリアクリル酸(Poly(acrylic acid)、PAA)、アクリルアミド(Acrylamides)、無水マレイン酸共重合体(Maleic Anhydride Copolymers)、メタクリレート(Methacrylate)、エタクリレート(Ethacrylate)、アミン機能性ポリマー(Amine−Functional Polymers)、ポリスチレンスルホン酸(Polystyrenesulfonate、PSS)、ビニル酸(Vinyl Acids)、ビニルアルコール(Vinyl Alcohols)、−NH、−CO−、アミノ基−NH2、水酸基−OHまたはカルボキシル基−COOHのうち少なくともいずれか1つの機能基を含む物質からなる。
この他に、導電性液体を利用する上記実施例において、第1電極520、第2電極530、無機物層521、有機物層522の特徴と構造、電極のパターニングされた形状などに係わる技術的事項は、前述のイオン性液体または水を使った実施例あるいは図2、図3及び図4a〜図4dで説明した内容によって構成されることができるため、詳しい内容は略する。
本発明は、前述のように異種液体を2種類以上を使う従来のものに比べて、チャンネル内の詰まり現象、混和現象を阻むことができ、潤滑層(lubricating layer)も必要でなくなる。特に、対向する電極の対を求めていないため、チャンネル構造などのような製造の難しさまたは液体の循環性が困難な構造の制限がないので、より経済的で管理が容易なエネルギー転換装置を構成することができる。
また、従来の技術は、電極絶縁膜の構造を1層の自記組織化単層分子(self assembly molecular monolayer)と1層の誘電層(dielectric layer)またはそれ以上の絶縁層(non conductive layer)またはこれらの多様な組合を制限しているが、本発明は最適のエネルギー転換効率のための構造を提案する。すなわち、第1電極または第2電極のうち少なくとも一方の基板に(積層手順によって)電極/無機物層/有機物層/(疎水性物質層、新水性物質層のうち液体の種類によって選択される)または電極/有機物層/無機物層/(疎水性物質層、新水性物質層のうち液体の種類によって選択される)の構成を有するようにし、第1電極及び第2電極の両方に(積層手順によって)電極/無機物層/有機物層/(疎水性物質層、新水性物質層のうち液体の種類によって選択される)または電極/有機物層/無機物層/(疎水性物質層、新水性物質層のうち液体の種類によって選択される)の構成を有するように変更されることができる。
そして、従来技術は導電性液体を利用するに当たって、分極のための外部電源の印加を必要としたが、本発明はエネルギー転換層がイオン性液体を分極する役目をして外部電源の印加が不要である。
以上では本発明の好ましい実施例及び応用例について示し、説明したが、本発明は上述した特定の実施例及び応用例に限定されず、請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱せずに、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならない。
210:ベース基板
220:第1電極
230:第2電極
221:無機物層
222:有機物層
223:疎水性物質層
290:イオン性液体または水

Claims (14)

  1. 基板上に間隔を置いてパターニングされた第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極または第2電極のうち少なくともいずれか1つの上に形成されるエネルギー転換層とを有し、
    イオン性液体または水が前記電極上を流れながら前記電極との接触角、接触面及び接触面積のうちいずれか1つが変化して前記エネルギー転換層によって電気エネルギーを生成することを特徴とする液体を利用したエネルギー転換基板。
  2. 前記エネルギー転換層は、無機物層、有機物層または有機物と無機物の混合物層のうち少なくともいずれか1つの層を含むことを特徴とする請求項1に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  3. 前記エネルギー転換層上に前記イオン性液体または水との接触面、接触角または接触面積の変化を容易にするための疎水性物質層が積層されることを特徴とする請求項2に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  4. 前記イオン性液体は、NaCl、LiCl、NaNo、NaSiO、AlCl−NaCl、LiCl−KCl、KCL、Na、NaOH、HSO、CHCOOH、HF、CuSO、エチレングリコール、プロピレングリコールまたはAgClのうち少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  5. 基板上に間隔を置いてパターニングされた第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極または第2電極のうち少なくともいずれか1つの上に形成されるエネルギー転換層とを有し、
    導電性液体が前記電極上を流れながら前記電極との接触角、接触面及び接触面積のうち少なくともいずれか1つが変化して前記エネルギー転換層によって電気エネルギーを生成することを特徴とする液体を利用したエネルギー転換基板。
  6. 前記エネルギー転換層は、無機物層、有機物層または有機物と無機物の混合物層のうち少なくともいずれか1つの層を含むことを特徴とする請求項5に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  7. 前記エネルギー転換層上に前記導電性液体との接触面、接触角または接触面積の変化を容易にするための親水性物質層が積層されることを特徴とする請求項6に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  8. 前記親水性物質層は、ポリアクリル酸(Poly(acrylic acid)、PAA)、アクリルアミド(Acrylamides)、無水マレイン酸共重合体(Maleic Anhydride Copolymers)、メタクリレート(Methacrylate)、エタクリレート(Ethacrylate)、アミン機能性ポリマー(Amine−Functional Polymers)、ポリスチレンスルホン酸(Polystyrenesulfonate、PSS)、ビニル酸(Vinyl Acids)、ビニルアルコール(Vinyl Alcohols)または−NH、−CO−、アミノ基−NH2、水酸基−OHまたはカルボキシル基−COOHの機能基のうち少なくともいずれか1つを含む物質からなることを特徴とする請求項7に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  9. 前記導電性液体は、比抵抗の範囲が1uΩ/cm〜1000uΩ/cmであり、誘電率(dielectric constant、K)が5以下であることを特徴とする請求項5に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  10. 前記エネルギー転換層は、
    ポリメタクリル酸メチル(PolyMethylMethAcrylate、PMMA)、ポリエチレン(Polyethylene、PE)、ポリスチレン(Polystyrene、PS)、ポリビニルピロリドン(Polyvinylpyrrolidone、PVP)、ポリ(4ビニルフェノール)(poly(4−vinylpenol)、PVP)またはポリエーテルスルフォン(polyethersulfone、PES)、ポリ(4−メトキシフェニルアクリレート)(Poly(4−methoxyphenylacrylate);PMPA)、ポリ(フェニルアクリレート)(Poly(phenylacrylate);PPA)、ポリ(2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート)(Poly(2,2,2−trifluoroethyl methacrylate);PTFMA)、シアノエチルプルラン(Cyanoethylpullulan;CYEPL)、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride;PVC)、ポリ(パラバン酸)樹脂(Poly(parabanic acid)resin;PPA)、ポリ(t−ブチルスチレン)(Poly(t−butylstyrene);PTBS)、ポリチエニレンビニレン(Polythienylenevinylene;PTV)、ポリ酢酸ビニル(Polyvinylacetate;PVA)、ポリ(ビニルアルコール)(Poly(vinyl alcohol);PVA)、ポリ(Rメチルスチレン)(Poly(Rmethylstyrene);PAMS)、ポリ(ビニルアルコール)−コ−ポリ(酢酸ビニル)−コ−ポリ(イタコン酸)(Poly(vinyl alcohol)−co−poly(vinyl acetate)−co−poly(itaconic acid);PVAIA)、ポリオレフィン(Polyolefin)、ポリアクリレート(Polyacrylate)、パリレン−C(Parylene−C)、ポリイミド(Polyimide)、オクタデシルトリクロロシラン(Octadecyltrichlorosilane;OTS)、ポリ(トリアリールアミン) (Poly(triarylamine);PTTA)、ポリ−3−ヘキシルチオフェン(Poly−3−hexylthiophene;P3HT)、架橋結合されたポリ−4−ビニルフェノール(cross−linked Poly−4−vinylphenol;cross−linked PVP)、ポリ(ペルフルオロアルケニルビニルエーテル)(Poly(perfluoro alkenylvinyl ether))、ナイロン−6(Nylon−6)、n−オクタデシルホスホン酸(n−Octadecylphosphonic acid;ODPA)、ポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene、PTFE)、シリコン(silicone)、ポリウレタン(polyurethane)、ラテックス(latex)、アセチルセルロース(cellulose acetate)、PHEMA(poly(hydroxy ethyl methacrylate))、ポリ乳酸(polylactide、PLA)、PGA(ポリグリコライド、polyglycolide)、またはPGLA(Polyglycolide−co−Lactide)のうち少なくともいずれか1つの物質を含む有機物層を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  11. 前記エネルギー転換層は、
    酸化シリコン(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、五酸化タンタル(Tantalum Pentoxide、Ta)、酸化亜鉛(Zinc oxide、ZnO)、酸化イットリウム(Yttrium oxide、Y)、酸化セリウム(Cerium oxide、CeO)、 二酸化チタン(titanium dioxide、TiO)、チタン酸バリウム(Barium titanate、BaTiO)、チタン酸ジルコン酸バリウム(Barium zirconate titanate、BZT)、二酸化ジルコニウム(Zirconium dioxide、ZrO)、酸化ランタン(Lanthanum oxide、La)、ハフニウムシリケート(Hafnon、HfSiO)、ランタンアルミネート(Lanthanum Aluminate、LaAlO)、窒化ケイ素(Silicon nitride、Si)、ペロブスカイト(Perovskite)物質としては、チタン酸ストロンチウム(Strontium titanate、SrTiO3)、チタン酸バリウムストロンチウム(barium strontium titanate、BST)、チタン酸ジルコン酸鉛(Lead zirconate titanate、PZT)、チタン酸カルシウム銅(Calcium copper titanate、CCTO)、酸化ハフニウム(HfO)、アパタイト(A10(MO)(X))、ハイドロキシアパタイト(Ca10(PO)(OH))、リン酸三カルシウム(Ca(PO42))、NaO−CaO−SiO、またはバイオガラス(CaO−SiO−P)のうち少なくともいずれか1つの物質を含む無機物層を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  12. 前記エネルギー転換層は、液体との接触面積を広げるための構造物が形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  13. 前記第1電極または前記第2電極は、
    ITO、IGO、クロム、アルミニウム、IZO(Indium Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、ZnO、ZnOまたはTiOのうち少なくともいずれか1つを含む無機電極であるか、白金、金、銀、アルミニウム、鉄または銅のうち少なくともいずれか1つを含む金属電極であるか、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT、polyethylenedioxythiophene)、カーボンナノチューブ(CNT、Carbon nano tube)、グラフェン(graphene)、ポリアセチレン(polyacetylene)、ポリチオフェン(Polythiophene、PT)、ポリピロール(Polypyrrole)、ポリパラフェニレン(polyparaphenylene、PPV)、ポリアニリン(Polyaniline)、ポリ窒化硫黄(poly sulfur nitride)、ステンレススチール、クロムを10%以上含有した鉄合金、SUS304、SUS316、SUS316L、Co−Cr合金、Ti合金、ニチノール(Ni−Ti)またはポリパラフェニレンビニレン(polyparaphenylenevinylene)のうち少なくともいずれか1つを含む有機電極であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
  14. 前記第1電極は、平面状の凹部を有するようにパターニングされ、前記第2電極は、前記凹部に対応する凸部を有するようにパターニングされることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の液体を利用したエネルギー転換基板。
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