JP2015520576A - ネットワーク・トラフィック・オフローディングのための方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための方法、装置、コンピュータ・プログラム製品が提供される。方法の文脈においては、提供される方法は、少なくとも部分的にQoS(Quality of Service)マッピング方式に基づいて、データフローを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定することを含む。該方法はさらに、オフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式に基づいて、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせることを含んでいてもよい。該方法はさらに、前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合は、改善措置を実行させることを含んでいてもよい。【選択図】図4

Description

本発明の例示の実施形態は、一般的にはネットワークにアクセスするための技術に関し、より詳しくは、ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための方法及び装置に関する。
背景
無線トラフィック量は、2010年から2020年の間に1000倍に増加するという予想する者もあり、携帯電話事業者は、この容量の増加に対処するための解決策をますます模索するようになっている。このセルラー・ネットワーク上の急速なトラフィック量の増加により、要免許帯の携帯電話事業者は、ISM(産業科学医療;industrial, scientific and medical)帯等の免許不要帯により関心を寄せるようになってきた。3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト;3rd Generation Partnership Project)では、セルラー・ネットワークの利益となるように免許不要帯を使用する可能性について議論が進行中である。例えば、WLAN(無線ローカル・エリア・ネットワーク;wireless local area networks)をセルラー・ネットワークに統合すれば、セルラー・ネットワークのデータを免許不要帯にオフロードしてネットワーク負荷を緩和できる。
しかしながら、顕著な性能低下を起こすことなく、あるいは性能向上すら伴って、データトラフィックを免許不要帯にオフロードすることは、問題になりうる。より詳しくは、ネットワークデータをWLANにオフロードすると、WLANとセルラー・システムとの運用上の違いにより、セルラー・ネットワークの顧客がなじんでいるQoS(サービス品質;quality of service)レベルを維持することが困難となり得る。
摘要
したがって、本発明の例示の実施形態によれば、ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための方法、装置、及びコンピュータ・プログラム製品が提供される。この点に関して、該方法、装置、及びコンピュータ・プログラム製品は、第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへとデータフローをオフロードすべきかを判定してもよい。オフローディングに続いて、該方法、装置、及びコンピュータ・プログラム製品は、該データフローの感知されたQoSをモニタし、該QoSが所定の閾値を満たさない場合は改善措置を実施してもよい。よって、このような様々な実施形態によれば、オフローディング中及びオフローディング後にQoSを維持しうるようにネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための効率的で有効な解決策が提供される。
一実施形態によれば、少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフローを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定すること;並びに、オフロードするべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードし、前記データフローの感知されたQoSをモニタすること、及び前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合には、改善措置を実行することを含む方法が提供される。
別の実施形態においては、少なくとも1つのプロセッサと、プログラムコード命令を含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、前記少なくとも1つのメモリと前記プログラムコード命令は、前記プロセッサとともに、前記装置に少なくとも、少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフローを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定させ、オフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせ、前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合は、改善措置を実行させるように構成されている、前記装置が提供される。
さらに別の実施形態においては、プログラムコード部分を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品であって、コンピュータプログラムコード命令は、実行されると、装置に少なくとも、少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフローを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定させ、オフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式に基により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせ、前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合は、改善措置を実行させるように構成されている、前記コンピュータ・プログラム製品が提供される。
さらに別の実施形態においては、少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフローを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定するための手段と、オフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせ、前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合は、改善措置を実行させるための手段とを含む、前記装置が提供される。
このように本発明の例示の実施形態を概括的な用語で説明したが、以下では、必ずしも実寸で描かれてはいない添付図面について説明する。
本発明の例示の実施形態を支持し得るシステムの模式図である。 本発明の例示の実施形態を実施するように構成され得る電子デバイスのブロック図である。 電子デバイスにより具体化され得るか、あるいは電子デバイスに関連し得る装置であって、本発明の実施形態を実施するように構成され得る装置のブロック図である。 本発明の実施形態に従い実行される動作を説明するフローチャートである。
詳細説明
以下、添付図面を参照して本発明のいくつかの実施形態をより詳細に説明する。添付図面には、本発明の実施形態のいくつかを示しているが、すべてを示している訳ではない。実際、本発明の様々な実施形態は、多くの異なる形態で具体化され得るのであり、本願に記載される実施形態に限定されるものと解釈してはならない。むしろ、それらの実施形態は、適用され得る法的要件を本開示が満たすようにするために記載されている。本願において、同様の参照符号は同様の要素を示す。本願において、「データ」、「コンテンツ」、「情報」及びこれらに類似する用語は、本発明の実施形態に従って送信、受信、処理、及び/又は記憶し得るデータを指して同義で使われる場合がある。よって、それら何れの用語が使用されていても、本発明の実施形態の趣旨や範囲を制限するものと解釈してはならない。
さらに、本願において、「回路」という用語は、(a)ハードウェア専用回路の実装(例えばアナログ回路及び/又はデジタル回路による実装)、(b)1以上のコンピュータ可読メモリに記憶されソフトウェア及び/又はファームウェアの命令であって、協働することにより本明細書に記載される1以上の機能を装置に実行させるものを含む1(又は複数)のコンピュータ・プログラム製品と、回路との組み合わせ、並びに(c)例えば、動作のためのソフトウェア又はファームウェアを、たとえそれらが物理的に存在していないとしても必要とする、1(又は複数の)マイクロプロセッサ又はその一部等の回路を意味する。この「回路」の定義は、いずれの請求項において用いられた場合も含め本願において用いられた場合すべてに適用される。さらにもうひとつの例として、本願において「回路」という用語には、1以上のプロセッサ及び/又はその一部、並びにそれらに付随するソフトウェア及び/又はファームウェアを含む実装も含まれる。別の例として、本願において「回路」という用語には、例えば、サーバ、セルラー・ネットワーク・デバイス、その他ネットワーク・デバイス及び/又はその他コンピューティング・デバイスにおける携帯電話用のベースバンド集積回路若しくはアプリケーション・プロセッサ集積回路又はそれらに類似する集積回路も含まれる。
本願において、「コンピュータ可読記憶媒体」とは、物理的記憶媒体(例えば揮発性又は非揮発性のメモリデバイス)を意味し、電磁信号を意味する「コンピュータ可読伝送媒体」とは区別され得る。
下記の通り、ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための方法、装置、及びコンピュータ・プログラム製品が提供される。この点で、例示の一実施形態の方法、装置、及びコンピュータ・プログラム製品によれば、ネットワーク・トラフィックを効果的に第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへとオフロードしうる。第1のアクセスポイントは、例えばセルラー・ネットワーク等の第1のネットワークに関連するものであってもよく、第2のアクセスポイントは、例えばWLAN(無線ローカル・エリア・ネットワーク;Wireless Local Area Network)等の第2のネットワークに関連するものであってもよい。よって、それら実施形態の方法、装置、及びコンピュータ・プログラム製品によれば、第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへ、効率的かつ効果的にネットワーク・トラフィックをオフロードすることが可能となり、例えば、QoS(サービス品質;Quality of Service)低下を最小限に抑えつつ、トラフィック量過剰による第1のネットワークの負荷を緩和することができる。
図1は、ネットワーク・トラフィック・オフローディングの効用を享受しうるシステムのブロック図を示す。図1にはこの機能を実装するためのシステム構成の一例を示したが、その他多数の構成を用いて本発明の実施形態を実装することができる。図1においては、しかしながら、本システムは、第1のアクセスポイント12を介してインターネット等の共通ネットワーク14に接続されたユーザデバイス11を含んでいてもよい。本システムはまた、ユーザデバイスが接続し得る第2のアクセスポイント13を含んでいてもよく、その結果、ユーザデバイスは共通ネットワーク14にアクセスできる。第1のアクセスポイント12及び第2のアクセスポイント13の一方又は両方はまた、それぞれ第1のネットワーク及び第2のネットワーク(不図示)に関連付けられていてもよい。本システムはまた、ネットワークエレメント15等のネットワーク・デバイスを含んでいてもよく、これもまた共通ネットワーク14に接続される。ネットワークエレメント15は、それに加えて、あるいはそれに代えて、第1のアクセスポイント12又は第2のアクセスポイント13に関連付けられうるネットワーク(不図示)の一方又は両方に接続されていてもよい。
ユーザデバイス11は、ネットワーク経由で通信するように構成された任意のデバイスであってよい。例えば、ユーザデバイス11は携帯端末であってもよい。例として、携帯電話、PDA,ポケットベル、ラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、データカード、USB(ユニバーサル・シリアル・バス;Universal Serial Bus)ドングル、或は多数のその他ハンドヘルド若しくはポータブルな通信デバイス、計算デバイス、コンテンツ生成デバイス、コンテンツ消費デバイス又はそれら組み合わせの何れかであってもよい。
第1のアクセスポイント12及び第2のアクセスポイント13は、ユーザデバイス11等の接続されたユーザデバイスに共通ネットワーク14へのアクセスを提供しうる有線又は無線のアクセスポイントであってよい。例えば、アクセスポイント12及び13の一方又は両方は、基地局、アクセスノード、あるいはこれらの等価物、例えばノードB(Node B)、進化型ノードB(evolved EnodeB; eNB)、中継ノード(relay node)又はその他種類のアクセスポイントであってもよい。アクセスポイント12又は13はまた、WLAN等のローカル・エリア・ネットワークへのアクセスを提供するように構成されたアクセスポイントであってもよい。よって、アクセスポイント12又は13は、IEEE802.11等のWIFI規格に従い動作するように構成されたアクセスポイントであってもよい。アクセスポイント12及び/又は13は、例えば光ファイバケーブル、同軸ケーブル、イーサネット(登録商標)ケーブル、デジタル加入者線(DSL;digital subscriber line)等の有線手段を介して、或はロング・ターム・エボリューション(LTE;Long Term Evolution)ネットワーク、LTEアドバンス(LTE―A;Long Term Evolution-Advanced)ネットワーク、GSM(登録商標)ネットワーク、CDMA(符号分割多重アクセス方式;Code Division Multiple Access)ネットワーク〔例えばWCDMA(登録商標)ネットワークやCDMA2000ネットワーク等〕、GPRS(ジェネラル・パケット・ラジオ・サービス;General Packet Radio Service)ネットワーク、又はその他種類のネットワーク等の無線ネットワークに接続することにより、共通ネットワーク14にアクセスしてもよい。アクセスポイント12及び/又は13は、要免許周波数帯及び/又は免許不要周波数帯で動作してもよい。
アクセスポイント12及び13は、異なる手段及び/又は異なる関連付けられた介在ネットワークを用いてユーザデバイス11にネットワーク14へのアクセスを提供してもよく、その結果、第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへとネットワーク・トラフィックをオフロードすることにより、第1のアクセスポイントに関連付けられたネットワークを緩和する。例示の一実施形態においては、アクセスポイント12は、関連付けられたLTEネットワークを介してユーザデバイス11にネットワーク14へのアクセスを提供するように構成された、eNB等の基地局であってもよく、アクセスポイント13は、関連付けられたWLANネットワークを介してユーザデバイス11にWIFI規格に従ってネットワーク14へのアクセスを提供するように構成されたアクセスポイントである。
ネットワークエレメント15は、任意の種類のネットワークアクセス可能なデバイスである。例えば、ネットワークエレメント15は、パケット・データ・ゲートウェイであってもよい。ネットワークエレメント15は、例えば、共通ネットワーク14、並びに/又はアクセスポイント12及び/又は13に関連付けられうるその他各ネットワーク等の1以上のネットワークを介してアクセスポイント12及び/又は13並びにユーザデバイス11と通信してもよい。あるいは、ネットワークエレメント15は、アクセスポイント12又は13の一方と直接通信してもよく、又はさもなければ直接関連付けられていてもよい。
ユーザデバイス11、アクセスポイント12、アクセスポイント13、及びネットワークエレメント15のいずれか又はすべては、下記のように、本発明の実施形態に従い構成された、図3に示すような装置45を含んでいてもよいし、或は装置45に関連付けられていてもよい。
一実施形態において、ユーザデバイス11は携帯端末により具体化されてもよい。この点で、図2には、本発明の実施形態の効用を享受するだろう携帯端末25のブロック図を示した。ただし、図示され以下に記載する携帯端末25は、本発明の実施形態の効用を享受しうるユーザデバイスの一種の例にすぎず、したがって本発明の実施形態の範囲を限定するように解釈されるべきではないことは理解されたい。よって、PDA、携帯電話、ポケットベル、携帯テレビ、ゲーム機、ラップトップ・コンピュータ、カメラ、タブレット・コンピュータ、タッチパネル、ウェアラブル・デバイス、ビデオレコーダ、オーディオプレーヤ/ビデオプレーヤ、ラジオ、電子書籍、ポジショニング・デバイス(例えばグローバル・ポジショニング・システム(GPS)デバイス)、又は上記の任意の組み合わせ等、多数種類の携帯端末に本発明の実施形態を簡単に採用できるが、固定(非携帯)電子デバイスを含むその他ユーザデバイスにもいくつかの例示の実施形態を採用することができる。
携帯端末25は、送信機18及び受信機20と連動するアンテナ17(又は複数のアンテナ)を含んでいてもよい。携帯端末25はさらに、プロセッサ22又はその他処理デバイス(例えば図3の装置のプロセッサ50)等、送信機18への信号の提供及び受信機20からの信号の受信を制御する装置を含んでいてもよい。該信号は、適用セルラー・システムの無線インターフェース規格に従った信号情報や、ユーザの発話、受信データ及び/又はユーザが生成したデータを含んでいてもよい。この点で、携帯端末25は、1以上の無線インターフェース規格、通信プロトコル、変調型、及びアクセス型により動作が可能である。例として、携帯端末25は、無線通信メカニズムに従って動作が可能である。例えば、携帯端末25は、ワイヤレスLAN(ワイアレス・ローカル・エリア・ネットワーク;WLAN)又はその他通信ネットワークにおいて、例えば、802.11a、b、g又はnといった、IEEE802.11規格群の1以上に従い通信が可能であってもよい。これに代えて(あるいはこれに加えて)、携帯端末25は、いくつかの第1、第2、第3及び/又は第4世代のセルラー通信プロトコル等の任意のものに従い動作することが可能であってもよい。例えば、携帯端末25は、第2世代(2G)無線通信プロトコルとしてIS−136(時分割多重アクセス(time division multiple access;TDMA))、GSM(登録商標)、及びIS−95(符号分割多重アクセス(CDMA))、或は第3世代(3G)無線通信プロトコル〔例えば、UMTS(ユニバーサル移動体通信システム;Universal Mobile Telecommunications System)、CDMA2000、WCDMA(登録商標)、TD−SCDMA(時分割同期CDMA;time division-synchronous CDMA)〕、3.9G無線通信プロトコル〔例えば、E−UTRAN(進化型UMTS地上無線アクセス;evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)〕、第4世代(4G)無線通信プロトコル〔例えば、LTE(ロング・ターム・エボリューション;Long Term Evolution)やLTE−A(LTEアドバンス;LTE-Advanced)〕等に従って動作可能であってもよい。
いくつかの実施形態では、プロセッサ22は、携帯端末25の音声機能及び論理機能を実装する上で望ましい回路を含んでいてもよい。例えば、プロセッサ22は、デジタル信号処理デバイス、マイクロプロセッサデバイス、各種のアナログ・デジタル変換器やデジタル・アナログ変換器、及びその他支援回路から構成されていてもよい。携帯端末25の制御機能及び信号処理機能は、これらのデバイス間でそれぞれの性能に従って割り当てられる。従って、プロセッサ22は、変調及び送信に先立ってメッセージとデータとを畳み込み符号化し、インターリーブする機能も有していてもよい。プロセッサ22は、さらに内蔵音声符号化器を含んでいてもよく、また内蔵データモデムを含んでいてもよい。さらに、プロセッサ22は、1以上のソフトウェアプログラムを実行する機能を有していてもよく、そのソフトウェアプログラムはメモリに記憶されていてもよい。例えば、プロセッサ22は、従来のウェブブラウザ等の接続プログラムを実行可能であってもよい。そして、接続プログラムにより、ロケーション・ベース・コンテンツ(location-based content)及び/又はその他ウェブページコンテンツ等のウェブコンテンツを、例えばWAP(無線アプリケーションプロトコル;Wireless Application Protocol)、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル;Hypertext Transfer Protocol)及び/又はそれらと類似する通信プロトコルに従って携帯端末25に送受信させてもよい。
携帯端末25はまた、従来のイヤホンやスピーカ26といった出力デバイス、リンガ(ringer)24、マイク28、ディスプレイ30及びユーザ入力インターフェースを含むユーザインターフェースを含んでいてもよく、これらはすべてプロセッサ22に結合される。携帯端末25によるデータ受信を可能にするユーザ入力インターフェースは、携帯端末25によるデータ受信を可能にするいくつかのデバイスのうちいずれを含んでいてもよく、その例としては、キーパッド32、タッチパネルディスプレイ(そのようなタッチパネルディスプレイの一例であるディスプレイ30)、又はその他入力デバイスがある。キーパッド32を含む実施形態では、キーパッド32は、従来の数字キー(0から9)及び関連キー(#、*)、並びに携帯端末25の動作に用いられるその他のハードキー及びソフトキーを含んでいてもよい。これに代えて、或はこれに加えて、キーパッド32は従来のQWERTYキーパッド配列を含んでいてもよい。キーパッド32はまた、関連付けられた機能を有する様々なソフトキーを含んでいてもよい。これに加えて、或はこれに代えて、携帯端末25は、ジョイスティックやその他ユーザ入力インターフェース等のインターフェースデバイスを含んでいてもよい。タッチパネルディスプレイを採用するいくつかの実施形態では、以下にさらに記載するように、キーパッド32、並びにスピーカ26、リンガ24及びマイク28のいずれか又はすべてを完全に省いてもよい。携帯端末25はさらに、携帯端末25を作動させるのに必要な諸回路へ給電するとともに必要に応じて検出可能な出力として機械的振動を与えるための、振動バッテリーパック等のバッテリーを含む。
携帯端末25はさらに、加入者情報モジュール(User identity module;UIM)34を含んでいてもよい。UIM34は、典型的には内蔵プロセッサを有するメモリデバイスである。UIM34は例えば、加入者識別モジュール(subscriber identity module;SIM)、汎用集積回路カード(universal integrated circuit card;UICC)、汎用加入者識別モジュール(universal subscriber identity module;USIM)、着脱式加入者識別モジュール(removable user identity module;R−UIM)等を含んでいてもよい。UIM34は、典型的には携帯加入者に関連する情報要素を記憶している。UIM34に加えて、携帯端末25はメモリを備えていてもよい。例えば、携帯端末25は、データの一時的記憶用のキャッシュ領域を含む揮発性RAM(ランダムアクセスメモリ;Random Access Memory)等の揮発性メモリ36を含んでいてもよい。携帯端末25はまた、その他不揮発性メモリ38を含んでいてもよく、これは内蔵されていても着脱可能であってもよい。これらのメモリは、携帯端末25が携帯端末25の機能を実装するために用いる情報及びデータのいくつかの断片のいずれを記憶していてもよい。
以下に、本発明の例示の実施形態について図3を参照して説明する。図3では、ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための装置45の特定要素を示している。ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するために、図3の装置45は、例えば図1のユーザデバイス11、アクセスポイント12、アクセスポイント13、ネットワークエレメント15のいずれか又はすべてとともに用いられてもよい。よって、いくつかの実施形態においては、下記の装置45の機能は上記のデバイスのうちの1つにおいて実行されてもよい。一方、他の実施形態においては、下記の装置45の機能は複数のデバイスに分散していてもよく、この場合は各デバイスがそれぞれの装置45を含む。
図3にはネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための装置45の構成の一例を示したが、その他多数の構成によって本発明の実施形態を実施することもできることを理解されたい。よって、いくつかの実施形態ではデバイス又は要素が互いに連通するように図示されているが、以降そのようなデバイス又は要素は同一のデバイス又は要素内で具体化可能であると理解されるべきであり、よって、連通されているように図示されたデバイスや要素は、同一のデバイス又は要素の一部であってもよいと理解されたい。
次に図3において、ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための装置45は、プロセッサ50、通信インターフェース54、及びメモリデバイス56を含んでいてもよく、或はそれらと連通していてもよい。下記に記載し、また図3に破線で示すように、ユーザデバイス11により装置45が具体化される実施形態等いくつかの実施形態においては、装置45は任意にユーザインターフェース52を含んでいてもよい。いくつかの実施形態においては、プロセッサ50(及び/又はコプロセッサ又はプロセッサ50を支援する、或はさもなければプロセッサ50に関連付けられているその他任意の処理回路)が、装置45の構成要素間で情報を受け渡すためのバスを介してメモリデバイス56に連通していてもよい。メモリデバイス56は、例えば1以上の揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含んでいてもよい。すなわち、メモリデバイス56は例えば、機械(例えばプロセッサ50等の計算デバイス)により取得可能なデータ(例えばビット)を記憶するように構成されたゲートを含む電子的記憶デバイス(例えばコンピュータ可読記憶媒体)であってもよい。装置45が携帯端末25として具体化される実施形態においては、メモリデバイス56は、メモリ36、38によって具体化されていてもよい。メモリデバイス56は、本発明の例示の実施形態に従い装置に様々な機能を実行させることを可能にするための情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令等を記憶するように構成されていてもよい。例えば、メモリデバイス56は、プロセッサ50による処理のための入力データをバッファリングするように構成することもできる。これに加えて又はこれに代えて、メモリデバイス56は、プロセッサ50により実行される命令を記憶するように構成することもできる。
いくつかの実施形態においては、装置45は、本発明の例示の実施形態を採用して構成された、ユーザ端末(例えば携帯端末25)や固定通信装置(例えばネットワークエレメント15、アクセスポイント12及び/又はアクセスポイント13)や計算デバイスにより具体化されてもよいし、或はそれらに関連付けられていてもよい。一方、いくつかの実施形態においては、装置45はチップやチップセットとして具体化されてもよい。すなわち、装置45は、構造組立物(例えば基板)上に材料、部品、及び/又は配線を含む1以上の物理的パッケージ(例えばチップ)を含んでいてもよい。この構造組立物は、その上に含まれる部品回路に、物理的強度、大きさの維持、及び/又は電気的相互作用の制限をもたらすものであってもよい。したがって装置45は、場合によっては、単一のチップ上に、或は単一のシステム・オン・チップ(system on a chip)として、本発明の実施形態を実施するよう構成されてもよい。よって、場合によっては、チップ又はチップセットが、本明細書に記載する機能を提供するための1以上の動作を実行するための手段を構成してもよい。
プロセッサ50は、いくつかの異なる方法で具体化可能である。例えば、プロセッサ50は、コプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、付随のDSPを伴う又は伴わない処理エレメント、あるいはその他様々な処理回路といった様々なハードウェア処理手段の1以上によって実現されてもよい。上記その他様々な処理回路としては、例えばASIC(特定用途向け集積回路;application specific integrated circuit)、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ;field programmable gate array)、MCU(マイクロ・コントローラー・ユニット;microcontroller unit)、ハードウェア・アクセラレータ、特種用途コンピュータチップ等の集積回路がある。よって、いくつかの実施形態においては、プロセッサ50は、独立に動作するよう構成された1以上の処理コアを含んでいてもよい。マルチコア・プロセッサを採用すれば、単一の物理的パッケージ内でのマルチ処理が可能になりうる。これに加えて、或はこれに代えて、プロセッサ50は、バスを介して直列に構成された1以上のプロセッサを含み、命令の独立実行、パイプライン処理、及び/又はマルチスレッド処理を可能にしてもよい。装置45が携帯端末25により具体化されている実施形態においては、プロセッサ50はプロセッサ22により具体化されてもよい。
例示の一実施形態において、プロセッサ50は、メモリデバイス56に記憶された命令、或はさもなければプロセッサ50が利用可能な命令を実行するように構成されていてもよい。これに加えて又はこれに代えて、プロセッサ50は、ハードコードされた機能を実行するように構成されてもよい。よって、プロセッサ50は、ハードウェア又はソフトウェアによって構成されていようと、或はそれら組み合わせによって構成されていようと、本発明の実施形態に従って構成されており、かつ本発明の実施形態に従って動作可能であるエンティティ(例えば回路に物理的に具体化されたもの)を意味してもよい。よって、例えば、プロセッサ50がASIC、FPGA等により具体化される場合、プロセッサ50は、本明細書に記載する動作を実行するために特別に構成されたハードウェアであってもよい。あるいは、別の例として、プロセッサ50がソフトウェア命令の実行主体として具体化される場合は、該命令が実行されるとプロセッサ50が本明細書に記載するアルゴリズム及び/又は動作を実行するように該命令によりプロセッサ50を特別に構成してもよい。しかしながら、場合によっては、プロセッサ50は、本明細書に記載するアルゴリズム及び/又は動作を実行させる命令によってプロセッサ50をさらに構成することにより、本発明の実施形態を採用するように構成した特定のデバイス(例えば携帯端末又はネットワーク・エンティティ)のプロセッサであってもよい。プロセッサ50は、特に、プロセッサ50の動作を支援するように構成されたクロック、算術論理演算ユニット(arithmetic logic unit;ALU)、論理ゲートを含んでいてもよい。
通信インターフェース54は、ネットワーク14或はアクセスポイント12及び/又は13に関連付けられた任意の他のネットワーク等のネットワーク、及び/又は装置45と連通する他の任意のデバイスやモジュールから/へ、データを受信及び/又は送信するように構成された、ハードウェア又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実現されたデバイスや回路等、任意の手段であってよい。この点で、通信インターフェース54は例えば、無線通信ネットワークとの通信を可能にする1(又は複数)のアンテナと支援ハードウェア及び/又はソフトウェアとを含んでいてもよい。これに加えて或はこれに代えて、通信インターフェース54は、上記1(又は複数)のアンテナと交信して該1(又は複数)のアンテナを介して信号を送信させたり、或は該1(又は複数)のアンテナを介して受信される信号の受信を処理するための回路を含んでいてもよい。環境によっては、通信インターフェース54は、これに代えて又はさらに加えて有線通信をサポートしてもよい。よって、通信インターフェース54は例えば、ケーブル、デジタル加入者回線(digital subscriber line;DSL)、ユニバーサル・シリアル・バス(universal serial bus;USB)又はその他機構を介して通信を支援するための通信モデム及び/又はその他ハードウェア/ソフトウェアを含んでいてもよい。装置45が携帯端末25として具体化される実施形態においては、通信インターフェース54は、アンテナ16、送信機18、受信機20等により具体化されてもよい。
装置45がユーザデバイス11によって具体化される場合等のいくつかの実施形態においては、装置45は、プロセッサ50に連通してユーザ入力の指示を受信し、及び/又は聴覚出力、視覚出力、機械的出力若しくはその他出力をユーザに提供し得るユーザインターフェース52を含んでいてもよい。よって、ユーザインターフェース52は例えば、キーボード、マウス、ジョイスティック、ディスプレイ、1(又は複数の)タッチスクリーン、タッチエリア、ソフトキー、マイク、スピーカ又はその他入力/出力機構を含んでいてもよい。これに代えて、或はこれに加えて、プロセッサ50は、例えばスピーカ、リンガ、マイク、ディスプレイ、及び/又は同種のものと言った1以上のユーザインターフェースエレメントの少なくとも一部の機能を制御するように構成されたユーザインターフェース回路を含んでいてもよい。プロセッサ50及び/又はプロセッサ50を含むユーザインターフェース回路は、プロセッサ50が利用可能なメモリ(例えばメモリデバイス56及び/又は同種のもの)に記憶されたコンピュータ・プログラム命令(ソフトウェア及び/又はファームウェア)を通して、1以上のユーザインターフェースエレメントの1以上の機能を制御するように構成されていてもよい。しかしながら、装置45がアクセスポイント12、アクセスポイント13、又はネットワークエレメント15により具体化される場合等、別の実施形態においては、装置45はユーザインターフェース52を含まなくてもよい。
背景技術の欄で述べた通り、無線トラフィック量は2010年から2020年の間に数桁増えると予測されており、事業者はこの急速に増加する量に対処する解決策を必要としている。3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)では、WLANをセルラー・ネットワークに統合してセルラー・ネットワークの負荷に対処しようという議論が進行している。1つのアイデアとして、セルラー・ネットワークのトラフィックをWLANにオフロードするネットワーク・トラフィック・オフローディング方式を実装するというものがある。しかしながら、セルラーからWLANへのネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理することは、WIFI及びLTE等のセルラー規格が依存するQoS実装が全く異なるため、複雑になりうる。
例えばLTEでは、パラメータの異なる明確に定義されたQoSクラスがある。LTEの各ベアラ(ユーザデータ)パスには、1組のQoS基準が与えられている。異なるQoS基準を要する複数のサービスをユーザが有している場合は、さらなるベアラパスを追加してもよい。LTEでは、1組のQoS基準をQoSクラス・アイデンティティ(QoS Class Identity;QCI)で識別している。表1に、標準化されたQCI特性を示す。
[表1]標準化されたLTE用QCI特性(3GPP TS 23.203 Rel-10)
Figure 2015520576
一方、802.11eでは、トラフィックには送信に先立ち優先度が与えられる。この優先度はUP(ユーザ優先度;User Priority)レベルと呼ばれ、全部で8段階ある。これにより、送信機は4つのアクセスカテゴリ(AC)の1つを割り当てることによりすべてのデータに優先度を付ける。IEEE802.11−2007の表9−1を下に示す。
[表2]IEEE802.11用のUPからACへのマッピング
Figure 2015520576
よって、例えばLTEネットワーク・トラフィック等のセルラー・ネットワーク・トラフィックをWLAN等の別のネットワークにオフロードする際、オフロード手続きの後にどのようにして同様のQoSサポートを保証又は維持するかが重要な課題となる。より詳しくは、第1のアクセスポイントへの接続に用いるQoSパラメータを、第2のアクセスポイントへの接続に用いるQoSパラメータにどのようにマッピングするかを決定すること、どのトラフィックをオフロードするかを決定すること、及びオフロード手続き後に第2のアクセスポイントへの接続において要求されるQoSを維持することはすべて、ネットワーク・トラフィックを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへと有効かつ確実にオフロードするために対処され得る課題である。図4に示す動作を参照して、これら3つの領域に関連する装置45の機能を順番に述べる。
しかしながら、先に進む前に、本発明の様々な実施形態は、1以上のパケットを含みうるデータフローに作用するものとして述べられるが、これに代えて、或はこれに加えて、本発明の実施形態によるすべての装置、方法、及びコンピュータ・プログラム製品は、個々のパケットに作用してもよいことは理解されるであろう。よって、以下に定義される「データフロー」とは、複数のパケットから構成されるデータフローと、1以上の個々のパケットの両方を意味しうる。

[QoSマッピング及びオフロードするトラフィックの種類の決定]
次に図4を参照して、ネットワーク・トラフィック・オフローディングを管理するための動作を示す。この点に関して、下記の通り、図4の動作は、ユーザデバイス11、アクセスポイント12、アクセスポイント13、ネットワークエレメント15のいずれか又はすべてにより具体化されているか、或はさもなければそれらに関連付けられた、例えば図3に示すような装置45により実行されてもよい。この点で、装置45は、第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへとデータフローをオフロードすべきかを判定するための、プロセッサ50、通信インターフェース54等の手段を含んでいてもよい。動作40を参照されたい。この点に関して、例示の実施形態によれば、QoSマッピング方式を用いてオフロードするトラフィックの種類を判定してもよい。よって、与えられるデータフローをオフロードすべきかを判定するプロセスには、2つの工程が含まれうる。第1の工程は、該フローがオフローディングを検討すべき種類のものであるかを判定することであり、第2の工程は、第2のアクセスポイントが、オフローディングを正当化するのに十分なQoSを提供し得るかを判定することである。まず、第1の工程について述べる。
一実施形態によるQoSマッピング方式の例を下の表3に示す。該QoSマッピング方式においては、第1のアクセスポイント12は、LTEネットワーク等のセルラー・ネットワークを介して、ユーザデバイス11にネットワーク14へのアクセスを提供するように構成されており、第2のアクセスポイント13は、IEEE802.11WIFI規格に従うWLAN等のWLANネットワークを介して、ユーザデバイス11にネットワーク14へのアクセスを提供するように構成されている。
[表3]セルラー・ネットワーク(例えばLTE)とWLANとの間のQoSマッピング例
Figure 2015520576
よって、このQoSマッピング方式例によれば、Wi−Fiへのオフローディング時に進化型パケット・システム(evolved packet system;EPS)ベアラQoSを同様の処理を受信し得る。その他多くのQoSマッピング方式も可能である。例えば、データフローの優先度を、それぞれの許容パケット遅延に従って順にマッピングすることができる。また別の例として、よりフレキシブルなものが望ましければ、動的QoSマッピング方式を採用し得る。動的マッピングは例えば、QoS要求を満たせないフローを排除すること、及び/又は、QoS要求を満たせるフローの優先度を更新することを伴ってもよい。例えば、優先度1のIMS(IP Multimedia Subsystem;IPマルチメディア・サブシステム)シグナリングの許容パケット遅延を、第1のアクセスポイント12よりも大きい遅延でネットワーク14と通信する第2のアクセスポイント13が満たすことができなければ、IMSフローをオフローディングの検討から排除してもよく、及び/又は、別のフローであって、第2のアクセスポイント13がその遅延要求を満たすことができる別のフローの優先度を更新してもよい。別の実施形態によれば、ある種類のトラフィックのみをオフロードしてもよい。例えば、非GBRのみ、又はGBRのみをオフロードしてもよい。この場合、マッピング分解能をより高くすることができうる。例えば、アクセスポイント12がセルラー・ネットワークに関連付けられ、かつアクセスポイント13がWLANネットワークに関連付けられている実施形態によれば、4つのWLAN・AC(アクセスカテゴリー)をGBRと非GBRのトラフィックの両方にまたがってマッピングする代わりに、例えば4つのWLAN・ACを独立にGBR又は非GBRにマッピングしてもよい。すなわち、4つのWLAN・ACを、非GBRトラフィッククラス内のみに、あるいはGBRトラフィッククラス内のみにマッピングしてもよい。
よって、装置45は、上述のものなどのマッピング方式をデータフローに適用して、該マッピング方式に基づき該データフローがオフローディングを検討すべき種類ものであるかどうかを判定するための、プロセッサ50、通信インターフェース54又はそれらと同種のものといった手段を含んでいてもよい。この判定に当たっては、例えばQoSクラス識別子(QoS class identifier)、リソース種類(Resource Type)、優先度(Priority)、許容パケット遅延(Packet Delay Budget)、パケットエラーロス率(Packet Error Loss Rate)、WLANアクセスカテゴリー(WLAN Access Category)といった、データフローの1以上の属性を考慮に入れてもよい。
[特定のデータフローをオフロードするかどうかの判定]
さらに別の実施形態によれば、装置45は、第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへのデータフローをオフロードすべきかを判定するための、プロセッサ50、通信インターフェース54又はそららと同種のものといった手段を含んでいてもよい。動作40を参照されたい。上述の通り、これには2つの判定が含まれる。第1の判定は、QoSプロファイルに基づき、データフローがオフローディングを検討すべき種類のものであるかを判定することである。第2の判定は、これから述べるが、一般的には、データフローを第2のアクセスポイントへとオフロードすることが、QoSレベルにおいて満足できない程度の低下に至りそうかを判定することである。
よって、第1の実施例においては、装置45は、特定のデータフローをオフロードするかどうかを、第2のアクセスポイントの利用可能な能力に基づいて判定してもよい。例えば、装置45は、プロセッサ50、通信インターフェース54等を介して、第2のアクセスポイント用のトラフィック・プロファイルを決定してもよい。例えばこのトラフィック・プロファイルには、パケットサイズ、及び到着レート、例えばパケット/秒、又は平均データレートを含んでいてもよい。このトラフィック・プロファイルは、第2のアクセスポイントに関連付けられたチャネルの利用率の見積もり又は直接測定に基づき決定することができる。このようにして、トラフィック・プロファイルを用いて、第2のアクセスポイントの利用可能な能力を見積もることができる。例示となる一実施形態によれば、第2のアクセスポイントの負荷が所定の飽和点より低い場合(すなわち、利用可能な能力が所定の閾値を超えている場合)、パケット遅延及びパケットロスは、遅延に左右されるサービスをサポートする上で許容できる範囲にあると判定してもよい。よって、負荷が飽和点よりも低い場合は、遅延に左右されるサービスに関連付けられたデータフローはオフロードすべきであると判定してもよい。
WLANアクセスポイント(AP)の利用可能な能力は、次式の見積もりチャネル利用率から計算されてもよい。
[式1]
Figure 2015520576
ここで、CUtotalはWLAN・APのkフローの合計チャネル利用率、CUmaxはWLAN・APの利用可能な能力の最大値を定義する閾値、Cavailableはチャネル利用率で表した利用可能な能力である。これらの値は0から1まで変化し、0%から100%までを表す。基本アクセス方式用の各(新規の)フローのチャネル利用率は、次のように見積もってもよい。
[式2]
Figure 2015520576
ここで、λk
Figure 2015520576
、ΤDATA,kはそれぞれ、k番目のフローの到着レート、平均フレーム送信成功時間、データフレーム送信時間である。
Figure 2015520576
は平均バックオフ時間、ΤPHYはPLCPプリアンブル及びヘッダの送信に要する時間、ΤACKはACKフレーム送信時間である。ΤSLOT、CWmin、DIFS,SIFSは802.11規格に定義されている。同じアプローチを拡大適用して、オプショナルRTS/CTSハンドシェイク・メカニズムを検討してもよい。
これに代えて、WLAN・APによってCUtotal measを次のように計測してもよい。
[式3]
Figure 2015520576
ここで、ビジー期間には、WLAN・APのクライアントが送信中又は受信中のであり、CCA(クリアー・チャネル・アセスメント;clear channel assessment)やNAV(ネットワーク・アロケーション・ベクター;network allocation vector)によりチャネルがビジーであるとされる時間を含む。Τobservationは、ms単位の観察期間である。
このようにして、新規のフローのチャネル利用率がCUnew<Cavailableである場合、LTEネットワーク等の第1のセルラー・ネットワークに関連付けられた第1のアクセスポイント12から、WLAN等の第2のネットワークに関連付けられた第2のアクセスポイント13へと、前記新規のフローをオフロードしてもよい。さらにCUmax<1である場合、媒体が不飽和状態になるにつれて高い確率で、LTEベアラのQoS要求をWLAN内で満たすことができる。
第2の例示の実施形態においては、装置45は、特定のデータフローをオフロードするかどうかを、第2のアクセスポイントのQoS測定に基づいて判定してもよい。例えば、装置45は、プロセッサ50、通信インターフェース54又はそれらと同種のもの等を介して、例えばパケット遅延やパケットロスの測定値を決定し、該測定値に基づいて、フローを第2のアクセスポイントへとオフロードするかどうかを判定してもよい。例えば、測定された第2のアクセスポイント12におけるパケット遅延がフローをオフロードする前には約50msであって、測定遅延がオフロードしようとするフローのレイテンシー要求(latency requirement)を満たすことができる場合、該フローを第2のアクセスポイントへとオフロードすることができる。そうでない場合は、遅延要求がより緩やかな別のフローを代わりにオフロードしてもよい。
WLAN・APにおけるパケット遅延やパケットロスといったQoSパラメータを見積もるひとつの方法は、次の指数重みづけ移動平均(EWMA)を用いたワンステップ予測を行うことである。
[式4]
Figure 2015520576
ここで、
Figure 2015520576
はQoSパラメータの現在の予測EWMA、YtはQoSパラメータの現在の測定値、
Figure 2015520576
は直前の予測EWMAである。αは、0から1の間で変化する、「忘却」係数、或は平滑化係数である。この忘却係数は、現在の予測に用いる履歴情報と現在測定値との比率を決めるものである。例えば、α→0は、予測において履歴情報が大きく重みづけされていることを意味し、一方α→1は、予測において現在測定値が大きく重みづけされていることを意味する。
パケット遅延とパケットロスのQoS見積もりを得ると、例えば装置45は、これらの見積もりに基づいて、LTEフロー等の特定のフローを、WLAN・AP等の第2のアクセスポイントへとさほどのQoS劣化なしにオフロード可能か否かを判定してもよい。例えば、それぞれ遅延要求が50、100、及び150msの3つのLTEフローがあると仮定する。さらに、WLAN・APの予測パケット遅延が80msであると仮定する。この場合、装置45は、遅延要求が50msのLTEフローはオフロードできないが、遅延要求が100msと150msのLTEフローはオフロードできると判定してもよい。一方、装置45は、QoS劣化の可能性が最も小さいことから、遅延要求が150msのLTEフローのみをオフロードしてもよいと判定し得る。
別の例示の実施形態においては、装置45は、上記第1および第2の例示の実施形態の両方を組み合わせて用いて、オフローディングの判定をより決定的な評価にするようにしてもよい。よって、上記と同じシナリオを考えると、装置45は、WLAN・APが対処できるのは遅延要求が100msと150msのLTEフローだけであると判定した後は、上記式(1)―(3)により算出しうる追加的チャネル利用率情報の決定に進んでもよい。よって、上記式(1)および(2)を評価した後、装置45は、遅延要求が100msと150msのLTEフロー両方についてCUnew<Cavailableであると判定してもよい。よって、装置45は、WLANが両フローの遅延要求を満たせるかだけでなく、WLAN・APがこれら2つのフローのいずれかを受け入れた後もなお非飽和状態で動作しているであるという理由で、QoSを劣化させることなく両フローをWLAN・APにオフロードできるかを判定してもよい。ただしこれは、WLAN・APが、その新規および既存の接続に対してQoS劣化を引き起こすことなく新規のLTEフローを受け入れることができることを保証するだけかもしれない。しかしながら、後述するように、QoS確認ステップは、オフロードされたLTEフローのQoSがそのサービス期間を通して維持できることを保証するためにはやはり有用である。
第3の例示の実施形態においては、装置45は、特定のデータフローをオフロードするかどうかを、「試行と検査」の動作の結果に基づいて判定してもよい。例えば、装置45は、プロセッサ50、通信インターフェース54等を介して、該特定のフローと同じトラフィック特性およびQoSパラメータを有するダミーパケットを、第2のアクセスポイントを介してネットワーク14へ送信させ、結果のQoSを測定してもよい。簡単な方法としては、該特定のフローのパケットを複製して、その複製を第2のアクセスポイントへと送信してオフロードする方法がある。ダミーフローをオフロードさせた後は、装置45は第2のアクセスポイント13に、該フローに関連付けられる提供QoSレベルを確認する(例えば後述のQoS確認手続きと同様に)。提供QoSレベルが同等以上のレベルで、かつ他のオフロードされたトラフィックフローのQoSもなお要求を満たしていれば、該特定のデータフローを第2のアクセスポイント13へとオフロードすることができる。
上述の手続きだけでなく、他の代替手続きや、上述の手続きと他の可能な手続きとの組み合わせも可能である。
装置45はまた、データフローを第2のアクセスポイント13にオフロードするべきと判定された場合に、データフローを第1のアクセスポイント12から第2のアクセスポイント13へとオフロードさせる、プロセッサ50、通信インターフェース54等といった手段を含んでいてもよい。よって、装置45は、データフローを第1のアクセスポイント12ではなく第2のアクセスポイント13に送信させてもよい。さらに、装置45はまた、上述のもののいずれか等のマッピング方式に従い、WLAN・AC等の種類をデータフローに割り当てるための、プロセッサ50、通信インターフェース54等といった手段を含んでいてもよい。
[QoSの検証と維持]
別の実施形態においては、装置45は、データフローを第2のアクセスポイント13にオフロードした後、第2のアクセスポイント13が、オフロードされたデータフローに関連付けられたサービスが継続している間、望ましいQoS要求を維持できることを保証するための、プロセッサ50、通信インターフェース54等といった手段を含んでいてもよい。よって、装置45は例えば、第2のアクセスポイントに関連付けられたQoSパラメータをモニタリングさせてもよい。図4の動作42を参照されたい。例えば、一実施形態においては、装置45は、第2のアクセスポイントに定期的にQoSパラメータの測定を行わせ、予測QoSパラメータ値を装置45に提供させてもよい。予測パラメータ値は、上述のように、式(4)のようにEWMAを用いて計算してもよい。装置45はまた、QoSパラメータ値の記録を、例えばメモリデバイス56に保存させてもよい。
受信した予測QoSパラメータ値に基づいて、オフロードされたデータフローのQoS要求をもはや満たすことができないと装置45が判定すると、改善措置が必要であることを示すアラームトリガーが発信されてもよい。図4の動作43を参照されたい。アラームは、次のようにして判定されてもよい。
[式5]
Figure 2015520576
ここで、
Figure 2015520576
はWLAN・APのQoSパラメータの現在の予測EWMA、
Figure 2015520576
はk番目のフローのQoSパラメータの現在の予測EWMA、Thresdelayはオフロードされたデータフローの遅延要求である。
アラームがトリガーされると、すなわち、改善措置が必要であると判定されると、装置45はある種の動作を行わせてもよい。例えば、一実施形態においては、オフロードされたデータフローを単に第1のアクセスポイントに戻させてもよい。動作46を参照されたい。この方式はその単純性において有利である。なぜなら、オフロードされたフローについて、第2のアクセスポイント13によるQoS劣化がないか最小限で済むことが保証され、第2のアクセスポイント13をオフロードされるフローに合わせて構成する必要がないからである。
別の例示の実施形態においては、装置45は、オフロードされたデータフローを単に戻すのではなく、改善措置を実行させてもよい。図4の動作44を参照されたい。よって、装置45は、プロセッサ50、通信インターフェース54等を介して、1以上のパラメータを修正することにより、第2のアクセスポイントに望ましいQoS閾値を適応的に維持させてもよい。例えば、装置45は、第2のアクセスポイント13に、1以上のEDCA(拡張型分散チャネルアクセス;enhanced distributed channel access)パラメータを修正させてもよい。
よって、第2のアクセスポイント13がWLAN・APである例示の実施形態においては、装置45はWLANアクセスポイント13に、802.11e規格に記載された優先度技術を利用して、EDCAパラメータをオフロードフローの知覚QoSに適応させてもよい。例えば、EDCAパラメータセットは、オフロードフローに優先度を与えるために調整可能な、最小/最大競合ウィンドウサイズCWmin/CWmax、AIFSN(アービトレーション・インフレーム・スペース・ナンバー;Arbitration Inter-frame Space Number (AIFSN))、TXOP限界といったパラメータを含む。
CWminやAIFSNがより小さいACはより高い優先度に対応し、無線媒体により早くアクセスできる可能性が高い。一方、より長いTXOP限界は、ACが無線媒体をより長い期間確保することを可能にする。よって、一実施形態においては、WLAN・APは、影響を受けるオフロードされたフローのACのオフロードされていないフローについて、(i)CWminを増やしてもよく、(ii)AIFSNを増やしてもよく、および/または、TXOP限界を減らしてもよい。例えばWLAN・APは、新規のEDCAパラメータセット要素を、オフロードされていないフローに関連付けられたすべてのクライアントにブロードキャストしてもよい。EDCAパラメータセットは例えば、オフロードされたフローが割り当てられたACのEDCAパラメータを修正するように更新されてもよい。このようにして、オフロードされたフローに優先度を付け、その後のそれらの知覚QoSを改善してもよい。さらに、上記式(5)の遅延要求Thresdelayの値は、例えば、適応時間を保証するように低くされてもよい。遅延閾値を下げることで、新規のフローのオフローディングを抑え、適応時間が長い場合でも既存のフローのQoS要求が満たされうることを保証できる。この方式の利点は、例えば第1のアクセスポイント12に関連付けられたネットワークが十分な能力を有していない場合や、第1のアクセスポイント12が無線リソースを後回しにできないデータフローに割り当てている場合等に、オフロードされたフローを必要に応じてオフロードされたままにすることができることである。
図4に示すように、上述の2つの方法を組み合わせて用いることができる。よって、例示の一実施形態においては、オフロードされたデータフローを第1のアクセスポイントに返送する前に改善措置を試すことができる。よってたとえば、返送する前に改善措置を何度か試してみてもよいし、あるいは改善措置が有効ではないと判定された場合は、改善措置を一度だけ試した後にデータフローを戻してもよい。別の例においては、遅延閾値があるマージンを超えた場合には改善措置を試さないことにしてもよい。
上述のように、図4は、本発明の例示の実施形態による装置45、方法、コンピュータ・プログラム製品のフローチャートを示す。なお、フローチャートの各ブロックやブロックの組み合わせは、様々な手段により実装可能であることは理解されるであろう。例として、ハードウェア、ファームウェア、プロセッサ、回路、および/または、1以上のコンピュータ・プログラム命令を含むソフトウェアの実行に関連するその他のデバイスが挙げられる。例えば、上述の手続きの1以上を、コンピュータ・プログラム命令により実現してもよい。この点に関して、上述の手続きを実現するコンピュータ・プログラム命令は、本発明の実施形態を採用する装置45のメモリデバイス56に記憶され、装置45のプロセッサ50により実行されてもよい。任意のそのようなコンピュータ・プログラム命令を、コンピュータやその他のプログラミング可能な装置(例えばハードウェア)にロードして機械を製作し、該コンピュータやその他のプログラミング可能な装置がフローチャートのブロックに指定した機能を実装するようにできることは理解されるであろう。これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータやその他のプログラミング可能な装置に特定の機能を発揮させうるコンピュータ可読メモリに記憶されていてもよい。この場合、該コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、実行されることによりフローチャートのブロックに指定された機能を実装する製造物を生じる。該コンピュータ・プログラム命令はまた、コンピュータやその他のプログラミング可能な装置にロードされて、該コンピュータやその他のプログラミング可能な装置により一連の動作を実行させ、コンピュータにより実現されるプロセスを生じさせ、該コンピュータやその他のプログラミング可能な装置により実行される命令が、フローチャートのブロックに指定した機能を実装する動作を提供するようにしてもよい。
したがって、フローチャートのブロックは、指定された機能を実行するための手段の組み合わせや、指定された機能を実行するための動作の組み合わせをサポートしている。また、フローチャートの1以上のブロックやブロックの組み合わせは、指定された機能を実行する特定用途ハードウェアによるコンピュータシステムや、特定用途ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせにより実装できることも理解されるであろう。
いくつかの実施形態においては、上記の動作のうちのいくつかは修正あるいは改善されていてもよい。さらに、いくつかの実施形態においては、追加的・選択的な動作が含まれていてもよい。上記動作の変形、追加、改善は、任意の順番および組み合わせにより実行されてもよい。
上記の方法、装置45、およびコンピュータ・プログラム製品は、多くの利点を提供する。例えば、該方法、装置45、およびコンピュータ・プログラム製品は、LTEネットワーク等の第1のネットワークからWLAN等の第2のネットワークへとオフロードされたデータフローについて、同程度のQoSを維持するための効率的かつ有効な方式を提供しうる。また、該方法、装置45、およびコンピュータ・プログラム製品は、WLANからLTEネットワークへのリンク層測定フィードバックにより可能になる動的オフローディングやフロースイッチングを提供しうる。すなわち、WLANは、利用可能な能力やQoS見積もりといった測定値をLTEのeNBに伝えてもよく、これによりeNBは、フローをWLANにオフロードするべきか否かを判定できるようになる。フィードバック情報は、1つのフローの個々のパケットを別々の無線により送信する動的フロースイッチングにも用いることができる。該方法、装置45、およびコンピュータ・プログラム製品はまた、エンドユーザには感知されない形で知覚QoS/QoEを提供しうる。すなわち、エンドユーザは、本発明の実施形態に従い発生するオフローディングやフロースイッチングの動作に気付かないかもしれない。該方法、装置45、およびコンピュータ・プログラム製品はまた、ネットワーク運用者に利便を提供しうる。すなわち、ネットワーク運用者は、同程度のユーザエクスペリエンスを維持しつつ、実施形態により提供される動的オフローディングを利用して支出を減らすことができる。
本明細書に記載された発明の多くの変形例やその他の実施形態が、本発明に関連する分野の当業者が上記の記載および添付図面の教示を得れば想定しうるであろう。したがって、本発明が記載された特定の実施形態には限定されず、変形例や他の実施形態も請求項の範囲に含まれると意図されていることは理解されるであろう。さらに、上記の記載や添付図面では特定の要素および/または機能の組み合わせの例を基に例示の実施形態を説明しているが、他の実施形態では請求項の範囲から逸脱することなく他の要素および/機能の組み合わせを提供できることも理解されるであろう。この点に関して、例えば、明示的に上述されたもの以外の要素および/機能の組み合わせも、請求項のいくつかに含まれうるものとして考えられている。本明細書では特定の用語を用いてはいるが、それらの用語は一般的かつ説明的な意味にのみ用いられており、限定する目的で用いられているのではない。
よって、要約すると、本発明の例示の実施形態によれば以下のものが提供されうる。
(1)少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフロー(1以上の個々のパケット等)を第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定すること;並びにオフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせること、及び前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合には、改善措置を実行させることを含む方法。
上記のマッピング方式は、表3に従うマッピング方式、許容パケット遅延に基づく順次優先度マッピング、動的マッピング方式、又はGBR/非GBR(保証ビットレート/非保証ビットレート)いずれかのみの方式であってもよい。
第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定することは、さらにトラフィック・プロファイル、QoS測定、又は前記データフローと同じトラフィック特性を有するダミーパケットを第2のアクセスポイントに送信させることによるQoS測定に基づくものであり、送信されたダミーパケットのQoSを測定させてもよい。
前記改善措置は、前記データフローを前記第1のアクセスポイントに返送させること、または、1以上のパラメータを修正することにより、前記第2のアクセスポイントに適応的に前記望ましいQoS閾値を維持させることを含んでいてもよい。
(2)少なくとも1つのプロセッサと、プログラムコード命令を含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、前記少なくとも1つのメモリと前記プログラムコード命令は、前記プロセッサとともに、前記装置に少なくとも、少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフローを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定させ、オフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタリングさせ、前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合には、改善措置を実行させるように構成されている、前記装置。
上記のマッピング方式は、表3に従うマッピング方式、許容パケット遅延に基づく順次優先度マッピング、動的マッピング方式、又はGBR/非GBR(保証ビットレート/非保証ビットレート)いずれかのみの方式であってもよい。
前記装置は、第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定することは、さらにトラフィック・プロファイル、QoS測定、又は前記データフローと同じトラフィック特性を有するダミーパケットを第2のアクセスポイントに送信させることによるQoS測定に基づいて判定し、送信されたダミーパケットのQoSを測定するようにされてもよい。
前記改善措置は、前記データフローを前記第1のアクセスポイントに返送させること、又は、1以上のパラメータを修正することにより、前記第2のアクセスポイントに適応的に前記望ましいQoS閾値を維持させることを含んでいてもよい。
(3)プログラムコード部分を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品であって、コンピュータプログラムコード命令は、実行されると、装置に少なくとも、少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフロー(1以上の個々のパケット等)を第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定させ、オフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせ、前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合は、改善措置を実行させるように構成されている、前記コンピュータ・プログラム製品。
上記のマッピング方式は、表3に従うマッピング方式、許容パケット遅延に基づく順次優先度マッピング、動的マッピング方式、又はGBR/非GBR(保証ビットレート/非保証ビットレート)いずれかのみの方式であってもよい。
前記プログラムコード部分は、実行されると、第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかをさらに、トラフィック・プロファイル、QoS測定、又は前記データフローと同じトラフィック特性を有するダミーパケットを第2のアクセスポイントに送信させることによるQoS測定に基づいて前記装置に判定させ、送信されたダミーパケットのQoSを測定させるように構成されてもよい。
前記改善措置は、前記データフローを前記第1のアクセスポイントに返送させること、または、1以上のパラメータを修正することにより、前記第2のアクセスポイントに適応的に前記望ましいQoS閾値を維持させることを含んでいてもよい。
(4)少なくとも部分的にQoS(Quality of Service)マッピング方式に基づいて、データフローを第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定するための手段と、オフロードすべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式に基づいて、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせ、前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合には、改善措置を実行させるための手段とを含む装置。
上記のマッピング方式は、表3に従うマッピング方式、許容パケット遅延に基づく順次優先度マッピング、動的マッピング方式、又はGBR/非GBR(保証ビットレート/非保証ビットレート)いずれかのみの方式であってもよい。
前記第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定する手段は、さらにトラフィック・プロファイル、QoS測定、又は前記データフローと同じトラフィック特性を有するダミーパケットを第2のアクセスポイントに送信させることによるQoS測定に基づいて該判定を下し、送信されたダミーパケットのQoSを測定するように構成されていてもよい。
前記改善措置は、前記データフローを前記第1のアクセスポイントに返送させること、または、1以上のパラメータを修正することにより、前記第2のアクセスポイントに適応的に前記望ましいQoS閾値を維持させることを含んでいてもよい。
上記(1)方法、(2)装置、及び(3)コンピュータ・プログラム製品は、例えば、第1のアクセスポイントが、LTEネットワーク等のセルラー・ネットワークに関連付けられた基地局を含み、かつ第2のアクセスポイントが、WLANに関連付けられた無線アクセスポイントを含むシステムに配備され得る。

Claims (33)

  1. 少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフロー(1以上の個々のパケット等)を第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定することと;
    オフロードするべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせることと;
    前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合には、改善措置を実行させることと;
    を含む方法。
  2. 前記マッピング方式が表3に従うマッピング方式を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マッピング方式が許容パケット遅延による順次優先度マッピングを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記マッピング方式が動的マッピング方式を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記マッピング方式がGBR/非GBR(保証ビットレート/非保証ビットレート)いずれかのみの方式を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定することが、さらに少なくとも部分的にトラフィック・プロファイルに基づくものである、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定することが、さらに少なくとも部分的にQoS測定に基づくものである、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定することが、さらに少なくとも部分的に、前記データフローと同じトラフィック特性を有するダミーパケットを第2のアクセスポイントに送信させることによるQoS測定に基づくものであり、前記方法が、送信されたダミーパケットのQoSを測定させることをさらに含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記改善措置は、前記データフローを前記第1のアクセスポイントに返送させることを含む、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記改善措置は、1以上のパラメータを修正することにより、前記第2のアクセスポイントに適応的に前記望ましいQoS閾値を維持させることを含む、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  11. 前記第1のアクセスポイントはLTE(ロング・ターム・エボリューション;long term evolution)ネットワークに関連付けられた基地局を含み、
    前記第2のアクセスポイントはWLAN(無線ローカル・エリア・ネットワーク;wireless local area network)に関連付けられた無線アクセスポイントを含む、
    請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 少なくとも1つのプロセッサと、プログラムコード命令を含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、前記少なくとも1つのメモリと前記プログラムコード命令は、前記プロセッサとともに、前記装置に少なくとも、
    少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフロー(1以上の個々のパケット等)を第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定することと;
    オフロードするべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせることと;
    前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合には、改善措置を実行させることと;
    を遂行させるように構成されている、装置。
  13. 請求項12の装置であって、前記マッピング方式が表3に従うマッピング方式を含む、装置。
  14. 請求項12の装置であって、前記マッピング方式が許容パケット遅延に基づく順次優先度マッピングを含む、装置。
  15. 請求項12の装置であって、前記マッピング方式が動的マッピング方式を含む、装置。
  16. 請求項12の装置であって、前記マッピング方式がGBR/非GBR(保証ビットレート/非保証ビットレート)いずれかのみの方式を含む、装置。
  17. 請求項12から16のいずれかの装置であって、前記装置が、さらに少なくとも部分的にトラフィック・プロファイルに基づいて第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定するよう指示される、装置。
  18. 請求項12から17のいずれかの装置であって、前記装置が、さらに少なくとも部分的にQoS測定に基づいて第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定するよう指示される、装置。
  19. 請求項12から18のいずれかの装置であって、前記装置が、さらに少なくとも部分的に、前記データフローと同じトラフィック特性を有するダミーパケットを第2のアクセスポイントに送信することによるQoS測定に基づいて、第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定するよう指示され、前記装置は、送信されたダミーパケットのQoSが測定されるようにさらに指示される、装置。
  20. 請求項12から19のいずれかの装置であって、前記改善措置は、前記データフローを前記第1のアクセスポイントに返送させることを含む、装置。
  21. 請求項12から19のいずれかの装置であって、前記改善措置は、1以上のパラメータを修正することにより、前記第2のアクセスポイントに適応的に前記望ましいQoS閾値を維持させることを含む、装置。
  22. 請求項12から21のいずれかの装置であって、前記第1のアクセスポイントはLTE(ロング・ターム・エボリューション;long term evolution)ネットワークに関連付けられた基地局を含み、かつ前記第2のアクセスポイントはWLAN(無線ローカル・エリア・ネットワーク;wireless local area network)に関連付けられた無線アクセスポイントを含む、装置。
  23. プログラムコード部分を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含むコンピュータ・プログラム製品であって、コンピュータプログラムコード命令は、実行されると、装置に少なくとも、
    少なくとも部分的にQoS(サービス品質)マッピング方式に基づいて、データフロー(1以上の個々のパケット等)を第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントへオフロードすべきかを判定することと;
    オフロードするべきと判定された場合には、前記QoSマッピング方式により、前記データフローを前記第2のアクセスポイントへとオフロードさせ、前記データフローの感知されたQoSをモニタさせることと;
    前記感知されたQoSが所定の望ましいQoS閾値を満たさない場合には、改善措置を実行させることと;
    を遂行させるように構成されている、コンピュータ・プログラム製品。
  24. 請求項23のコンピュータ・プログラム製品であって、前記マッピング方式が表3に従うマッピング方式を含む、コンピュータ・プログラム製品。
  25. 請求項23のコンピュータ・プログラム製品であって、前記マッピング方式が許容パケット遅延に基づく順次優先度マッピングを含む、コンピュータ・プログラム製品。
  26. 請求項23のコンピュータ・プログラム製品であって、前記マッピング方式が動的マッピング方式を含む、コンピュータ・プログラム製品。
  27. 請求項23のコンピュータ・プログラム製品であって、前記マッピング方式がGBR/非GBR(保証ビットレート/非保証ビットレート)いずれかのみの方式を含む、コンピュータ・プログラム製品。
  28. 請求項23から27のいずれかのコンピュータ・プログラム製品であって、前記装置が、さらに少なくとも部分的にトラフィック・プロファイルに基づいて第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定するよう指示される、コンピュータ・プログラム製品。
  29. 請求項23から28のいずれかのコンピュータ・プログラム製品であって、前記装置が、さらに少なくとも部分的にQoS測定に基づいて第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきかを判定するよう指示される、コンピュータ・プログラム製品。
  30. 請求項23から29のいずれかのコンピュータ・プログラム製品であって、前記装置が、さらに少なくとも部分的に、前記データフローと同じトラフィック特性を有するダミーパケットを第2のアクセスポイントに送信することによるQoS測定に基づいて、第1のネットワークから第2のネットワークへのオフローディングを実行すべきか判定するよう指示され、前記装置は、送信されたダミーパケットのQoSが測定されるようにさらに指示される、コンピュータ・プログラム製品。
  31. 請求項23から30のいずれかのコンピュータ・プログラム製品であって、前記改善措置は、前記データフローを前記第1のアクセスポイントに返送させることを含む、コンピュータ・プログラム製品。
  32. 請求項23から30のいずれかのコンピュータ・プログラム製品であって、前記改善措置は、1以上のパラメータを修正することにより、前記第2のアクセスポイントに適応的に前記望ましいQoS閾値を維持させることを含む、コンピュータ・プログラム製品。
  33. 請求項23から32のいずれかのコンピュータ・プログラム製品であって、前記第1のアクセスポイントはLTE(ロング・ターム・エボリューションlong term evolution)ネットワークに関連付けられた基地局を含み、かつ前記第2のアクセスポイントはWLAN(無線ローカル・エリア・ネットワーク;wireless local area network)に関連付けられた無線アクセスポイントを含む、コンピュータ・プログラム製品。
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