JP2011103567A - 通信システム、通信方法および無線通信装置 - Google Patents

通信システム、通信方法および無線通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信システム、通信方法および無線通信装置を提供すること。
【解決手段】複数のアプリケーションサーバと、第1の基地局および第2の基地局と、前記第1の基地局を介して前記複数のアプリケーションサーバのうちのいずれかのアプリケーションサーバを利用する無線通信装置とを備え、前記無線通信装置が前記第2の基地局にハンドオーバされる際、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間を含む通信経路の通信品質に基づき、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを他のアプリケーションサーバに変更するか否かを判断する、通信システム。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信システム、通信方法および無線通信装置に関する。
近日、無線通信装置などのユーザ機器は、ネットワークを利用してアプリケーションを実行することができる。具体的な実行方法として、例えば以下に示す2つの方法が挙げられる。
(1)「X端末」または「シンクライアント」のような概念に基づく実行方法(例えば、特許文献1参照。)
ネットワーク上にアプリケーションサーバを設置し、無線通信装置に対するユーザ操作に基づき、アプリケーションサーバがプログラム(アプリケーション)を実行する。
(2)「エージェント」のような概念に基づく実行方法
ネットワーク上にアプリケーションサーバを設置し、無線通信装置がネットワークを介してアプリケーションサーバからプログラムをダウンロードし、無線通信装置がプログラムを実行する。
上記(1)の方法においては、無線通信装置およびアプリケーションサーバ間の距離が長くなると、遅延が大きくなったり、通信経路におけるボトルネックの存在により通信速度が小さくなったりする。また、使用中の無線ネットワークより適する無線ネットワークの検出が困難である。一方、上記(2)の方法においては、無線通信装置の信号処理速度やメモリ容量がアプリケーションに対して十分でない場合がある。
なお、ネットワークには複数の基地局が設置されており、無線通信装置は、いずれかの基地局との無線通信を利用してアプリケーションサーバと通信することができる。また、無線通信装置は、基地局との距離が離れて無線通信品質が劣化した場合など、必要に応じて他の基地局へハンドオーバされる。
特開2003−141064号公報
しかし、無線通信装置が他の基地局へハンドオーバされると、無線通信装置およびアプリケーションサーバ間の通信が、ハンドオーバ先の基地局およびアプリケーションサーバ間の通信経路を介して行われるようになる。このため、遅延およびジッタなどの通信品質が変化し、アプリケーションの実行のための通信品質が満たされなくなることが懸念される。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ネットワークを利用するアプリケーションの実行に基地局間ハンドオーバが悪影響を与える場合を抑制することが可能な、新規かつ改良された通信システム、通信方法および無線通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数のアプリケーションサーバと、第1の基地局および第2の基地局と、前記第1の基地局を介して前記複数のアプリケーションサーバのうちのいずれかのアプリケーションサーバを利用する無線通信装置とを備え、前記無線通信装置が前記第2の基地局にハンドオーバされる際、通信経路の通信品質に基づき、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを他のアプリケーションサーバに変更するか否かを判断する、通信システムが提供される。ここで、前記通信経路は、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信経路、または、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間を含む、前記無線通信装置および前記アプリケーションサーバ間の通信経路であってもよい。
前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間を含む通信経路の通信品質が所定の基準を満たさない場合、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを、前記第2の基地局との間を含む通信経路の通信品質が前記所定の基準を満たす前記他のアプリケーションサーバに変更してもよい。
前記無線通信装置が前記第2の基地局にハンドオーバされることが確認された後に、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信により取得し、前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の含む通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の通信により取得してもよい。または、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間を含む通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の事前通信により取得し、前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間を含む通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の事前通信により取得してもよい。
前記アプリケーションサーバは、前記アプリケーションサーバにある時点で保存されている前記無線通信装置のアプリケーションに関する個別情報を前記他のアプリケーションサーバに送信し、前記個別情報の送信開始以降に前記無線通信装置から入力情報を受信すると、前記入力情報に基づく処理を行うと共に、前記入力情報を前記他のアプリケーションサーバへ転送し、前記他のアプリケーションサーバは、前記アプリケーションサーバからの前記個別情報の受信および保存が終了した後に、前記アプリケーションサーバから転送された前記入力情報に基づく処理を行い、前記アプリケーションサーバから前記他のアプリケーションサーバへの変更は、前記他のアプリケーションサーバによる前記入力情報に基づく処理が終了した後に行われてもよい。
前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信経路の通信品質、および前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の通信経路の通信品質に基づき、前記アプリケーションサーバを前記他のアプリケーションサーバに変更するか否かを判断する管理サーバをさらに備え、前記アプリケーションサーバは、前記管理サーバからの指示に従って前記個別情報の送信を開始してもよい。
前記管理サーバは、前記第2の基地局と対応付けて1または2以上のアプリケーションサーバの候補を記憶しており、前記1または2以上のアプリケーションサーバの候補に対して前記第2の基地局との前記事前通信を指示してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信装置が第1の基地局を介してアプリケーションサーバを利用するステップと、前記無線通信装置が前記第1の基地局から前記第2の基地局へハンドオーバされるステップとを含み、前記無線通信装置が前記第2の基地局にハンドオーバされる際、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間を含む通信経路の通信品質に基づき、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを他のアプリケーションサーバに変更するか否かを判断する、通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信装置であって、第1の基地局を介して利用中のアプリケーションサーバと通信する通信部を備え、前記無線通信装置が第2の基地局にハンドオーバされる際、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間を含む通信経路が所定の基準を満たさない場合、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを他のアプリケーションサーバに変更する、無線通信装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、ネットワークを利用するアプリケーションの実行に基地局間ハンドオーバが悪影響を与える場合を抑制することが可能である。
本発明の実施形態による通信システムの構成を示した説明図である。 ハンドオーバによる無線通信装置およびアプリケーションサーバ間の通信経路の変化を示した説明図である。 本実施形態による通信システムの処理を概略的に示したフローチャートである。 本実施形態による無線通信装置の構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態によるアプリケーションサーバの構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態による管理サーバの構成を示した機能ブロック図である。 無線通信装置が主導でハンドオーバを行う例を示したシーケンス図である。 管理サーバが主導でハンドオーバを行う例を示したシーケンス図である。 ハンドオーバ後の通信品質を取得する流れを示したシーケンス図である。 管理サーバによる処理判断の流れを示したフローチャートである。 アプリケーションごとの通信品質の基準の具体例を示した説明図である。 通信品質評価の流れを示したフローチャートである。 利用中のアプリケーションサーバによる変更処理の流れを示したフローチャートである。 変更先のアプリケーションサーバによる変更処理の流れを示したフローチャートである。 アプリケーションサーバの変更処理のシーケンスを示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて基地局16A、16Bおよび16Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、基地局16A、16Bおよび16Cを特に区別する必要が無い場合には、単に基地局16と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.通信システムの概要
2.各ノードの構成
2−1.無線通信装置の構成
2−2.アプリケーションサーバの構成
2−3.管理サーバの構成
3.ハンドオーバ
4.ハンドオーバ後の通信品質の取得(予測)
5.アプリケーションサーバの変更基準
6.アプリケーションサーバの変更処理
7.まとめ
<通信システムの概要>
まず、図1を参照し、本発明の実施形態による通信システム1について概略的に説明する。
図1は、本発明の実施形態による通信システム1の構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による通信システム1は、管理サーバ10と、ネットワーク12A〜12Dと、ルータ14Aおよびルータ14Bと、基地局16A〜16Cと、無線通信装置20と、アプリケーションサーバ30A〜30Dと、を備える。
基地局16A〜16C、管理サーバ10、およびアプリケーションサーバ30A〜30Dなどは、ネットワーク12上に設置される、あるいは、ネットワーク12と接続される。具体例として示した図1においては、ネットワーク12Aに基地局16Aおよびアプリケーションサーバ30Aが接続され、ネットワーク12Bに基地局16Bおよびアプリケーションサーバ30Bが接続され、ネットワーク12Cに基地局16Cおよびアプリケーションサーバ30Cが接続され、ネットワーク12Dに管理サーバ10およびアプリケーションサーバ30Dが接続されている。また、ネットワーク12Aとネットワーク12Dがルータ14Aを介して接続され、ネットワーク12B〜ネットワーク12Dがルータ14Bを介して接続されている。
このようなネットワーク12は、ネットワーク12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
基地局16(アクセスポイント)は、無線通信装置20と接続され、無線通信装置20およびネットワーク12間の通信を中継する。例えば、基地局16は、無線通信装置20から受信した信号をネットワーク12へ送信し、ネットワーク12から受信した信号を無線通信装置20へ送信する。
なお、基地局16および無線通信装置20間の通信方式は特に限定されない。例えば、基地局16は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE−Advanced)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11a、b、gまたはn、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、またはHSPA(High Speed Packet Access)に基づいて無線通信装置20と通信してもよい。
無線通信装置20は、基地局16を介してアプリケーションサーバ30と通信することにより、アプリケーションサーバ30と協働してアプリケーションを実行することができる。例えば、無線通信装置20は、基地局16Bと接続されている場合、基地局16Bを介してアプリケーションサーバ30Bと通信することによりアプリケーションを実行することができる。
より具体的には、無線通信装置20は、無線通信装置20に対するユーザ操作に基づきアプリケーションサーバ30Bにアプリケーションを実行させ、実行結果を基地局16Bを介して取得してもよい。または、無線通信装置20がアプリケーションサーバ30Bからアプリケーションプログラムをダウンロードし、無線通信装置20がアプリケーションプログラムを実行してもよい。
なお、図1においては、無線通信装置20の一例として携帯電話を示しているが、無線通信装置20は携帯電話に限定されない。例えば、無線通信装置20は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。また、無線通信装置20は、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの情報処理装置であってもよい。
アプリケーションサーバ30は、無線通信装置20からの指示、入力に応じてアプリケーションを実行し、実行結果を無線通信装置20へ送信する。ここで、アプリケーションの種類として、ゲーム、AR、テレビ会議、情報検索、音楽や映像などのコンテンツ再生などが挙げられる。
管理サーバ10(Information Server)は、ページング処理、ハンドオーバ、データのルーティングなどを行う、通信システム1における主要なコントロールノードである。この通信システム1が例えばLTEで構成される場合、管理サーバ10は、MME(mobility management entity)やS−GW(serving gateway)として機能してもよい。
なお、本明細書においては、無線通信装置20の利用するアプリケーションサーバ30を変更するか否かを管理サーバ10が判断し、変更指示を管理サーバ10が行う例に重きをおいて説明するが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、各アプリケーションサーバ30または無線通信装置20が変更の要否を判断し、変更を主体的に行ってもよい。
上述した通信システム1においては、必要に応じて無線通信装置20のハンドオーバが行われる。例えば、基地局16Bと接続されている無線通信装置20が移動により基地局16Bから遠ざかった場合、無線通信装置20および基地局16B間の無線通信品質が劣化するので、無線通信装置20は、管理サーバ10により、基地局16Bから例えば他の基地局16Cへハンドオーバされる。
ここで、仮に、ハンドオーバの前後に渡って無線通信装置20が同一のアプリケーションサーバ30を利用する場合、無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30間の通信経路が変化する。以下、この点について図2を参照して具体的に説明する。
図2は、ハンドオーバによる無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30間の通信経路の変化を示した説明図である。なお、図2においては、説明の便宜上、構成の一部を簡略化している。図2に示したように、ハンドオーバ前の無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30間の通信経路は、無線通信装置20−基地局16B−ネットワーク12B−アプリケーションサーバ30Bである。一方、ハンドオーバ後の無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30間の通信経路は、無線通信装置20−基地局16C−ルータ14B−ネットワーク12B−アプリケーションサーバ30Bである。
このように、ハンドオーバの前後に渡って無線通信装置20が同一のアプリケーションサーバ30を利用する場合、無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30間の通信経路の距離が長くなり、アプリケーションの実行のための通信品質が満たされなくなることが懸念される。
上記の背景の下、本実施形態による通信システム1を創作するに至った。本実施形態による通信システム1は、概略的には、図3に示す処理を行う。
図3は、本実施形態による通信システム1の処理を概略的に示したフローチャートである。図3に示したように、無線通信装置20のハンドオーバが行われる場合(S62)、管理サーバ10は、ハンドオーバ先の基地局16と、候補の1または2以上のアプリケーションサーバ30間の通信品質を取得する(S64)。なお、ハンドオーバについては「3.ハンドオーバ」において詳細に説明し、通信品質の取得については「4.ハンドオーバ後の通信品質の取得(予測)」において詳細に説明する。
その後、管理サーバ10は、無線通信装置20のハンドオーバと並列的に(S65)、S64において取得した通信品質に基づいて無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30の変更の要否を判断し(S66)、必要な場合にはアプリケーションサーバ30の変更処理を指示する(S67)。なお、アプリケーションサーバ30の変更の要否を判断については「5.アプリケーションサーバの変更基準」において詳細に説明し、アプリケーションサーバ30の変更処理については「6.アプリケーションサーバの変更処理」において詳細に説明する。
このような本実施形態による通信システム1によれば、アプリケーションの実行にハンドオーバが悪影響を与える場合を抑制することが可能である。また、アプリケーションの実行に影響を与えずに無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30を変更することができる。以下、このような本実施形態による通信システム1について、より詳細に説明する。
<2.各ノードの構成>
(2−1.無線通信装置の構成)
図4は、本実施形態による無線通信装置20の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、本実施形態による無線通信装置20は、アンテナ210と、通信処理部220と、中央制御部230と、記憶部240と、ユーザ入力部250と、表示部260と、を備える。
アンテナ210は、基地局16とのインターフェースであり、基地局16との間で無線信号を送受信する。具体的には、アンテナ210は、基地局16から送信された無線信号を電気的な受信信号に変換して通信処理部220に供給し、通信処理部220から供給される電気的な送信信号を無線信号に変換して基地局16に送信する。
なお、本実施形態においては、例えば、ユーザ入力部250にユーザにより入力されたアプリケーションに関する入力情報がアンテナ210から基地局16へ送信され、入力情報に基づくアプリケーションサーバ30によるアプリケーションの実行結果が基地局16から受信される。
また、図4においてはアンテナ210を一本のみ示しているが、無線通信装置20は複数のアンテナ210を備え、基地局16とMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信を行ってもよい。
通信処理部220は、アンテナ210から供給される受信信号の信号処理、およびアンテナ210へ供給するための送信信号の信号処理を行う。例えば、通信処理部220は、アンテナ210から供給される高周波の受信信号のダウンコンバージョン、アナログデジタル変換、高速フーリエ変換(OFDMの場合)、復調、復号などを行う。また、通信処理部220は、中央制御部230から供給されるビット列の、符号化、変調、逆高速フーリエ変換(OFDMの場合)、デジタルアナログ変換、アップコンバージョンなどを行う。
中央制御部230は、無線通信装置20の動作全般を制御する。この中央制御部230は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などのハードウェアにより実現される。
記憶部240は、中央制御部230が実行するプログラムや各種データを格納する。この記憶部240は、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、およびMO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。不揮発性メモリとしては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)があげられる。また、磁気ディスクとしては、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどがあげられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disc、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などがあげられる。
ユーザ入力部250は、ユーザがアプリケーションに関する情報や指示などを入力するための構成であり、ユーザによる入力操作を検出して入力情報を取得する。例えば、アプリケーションが複数のキャラクターが戦う対戦格闘技のアプリケーションである場合、入力情報としてはキャラクターに対する攻撃指示、防御指示、および移動指示などがあげられる。なお、このユーザ入力部250は、例えばマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどであってもよい。
表示部260は、アプリケーションサーバ30におけるアプリケーションの実行結果を表示する。例えば、アプリケーションが上記の対戦格闘技のアプリケーションであり、ユーザにより攻撃指示が入力された場合、アプリケーションサーバ30は、キャラクターによる攻撃、および攻撃による相手キャラクターのダメージ計算などを行う。そして、表示部260が、キャラクターによる攻撃の様子、および相手キャラクターのダメージなどを表示する。
なお、この表示部260は、液晶ディスプレイ(LCD)装置、またはOLED(Organic Light Emitting Diode)装置であってもよい。また、図4においては記載を省略しているが、無線通信装置20はアプリケーションに関する音声を出力するスピーカ、イヤホンまたはヘッドホンなどの音声出力部をさらに備えてもよい。
(2−2.アプリケーションサーバの構成)
図5は、本実施形態によるアプリケーションサーバ30の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、本実施形態によるアプリケーションサーバ30は、通信処理部320と、ハードウェア330と、仮想化部340と、複数の仮想マシン350と、仮想マシン管理部360と、品質測定部370と、他サーバDB380と、を備える。
通信処理部320は、ネットワーク12と通信を行う。例えば、通信処理部320は、ネットワーク12から無線通信装置20のユーザによるアプリケーションに関する入力情報を受信し、入力情報に基づくアプリケーションの実行結果を無線通信装置20に向けてネットワーク12へ送信する。
ハードウェア330はCPUやメモリで構成され、ハードウェア上に複数の仮想マシン350が実装される。仮想マシン管理部360は、アプリケーションの仕様に応じて仮想マシン資源を動的に割り振る。この割り振られた仮想マシン資源によりアプリケーションが実行される。
品質測定部370は、アプリケーションの実行品質(Qos)や、通信品質などの測定および管理を行う。他サーバDB380は、周囲のアプリケーションサーバに関する情報を含む。例えば、図1に示したアプリケーションサーバ30Bの他サーバDB380は、アプリケーションサーバ30Cの所在情報を含んでもよい。
(2−3.管理サーバの構成)
図6は、本実施形態による管理サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図6に示したように、本実施形態による管理サーバ10は、通信処理部120と、ハンドオーバ制御部130と、記憶部140と、サーバ変更制御部150と、を備える。
通信処理部120は、ネットワーク12と通信を行う。例えば、通信処理部120は、ネットワーク12を介して基地局16や無線通信装置20とハンドオーバのための情報を送受信したり、アプリケーションサーバ30の変更指示を送信したりする。
ハンドオーバ制御部130は、無線通信装置20のハンドオーバを制御する。例えば、ハンドオーバ制御部130は、無線通信装置20から周囲の基地局に関する情報を要求された場合、無線通信装置20の周囲の基地局に接続するための情報を記憶部140から読み出して通信処理部120に送信させてもよい。なお、ハンドオーバは、「3.ハンドオーバ」において説明するように、管理サーバ10が主導して行うことも、無線通信装置20側が主導して行うことも可能である。
記憶部140は、通信システム1に含まれる基地局16に関する情報、およびアプリケーションサーバ30に関する情報などを記憶している。また、記憶部140は、各基地局16と、1または2以上のアプリケーションサーバ30の候補を対応付けて記憶していてもよい。
例えば、基地局16Bにはアプリケーションサーバ30Bおよび30Dが対応付けられており、基地局16Cにはアプリケーションサーバ30Bおよび30Cが対応付けられていてもよい。この場合、基地局16Bと通信する無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30の候補はアプリケーションサーバ30Bおよび30Dであり、基地局16Cと通信する無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30の候補はアプリケーションサーバ30Bおよび30Cである。
サーバ変更制御部150は、無線通信装置20がハンドオーバされる際に、無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30を変更する必要があるか否かを判断し、必要であると判断した場合にはアプリケーションサーバ30の変更を指示する。この点については、「4.ハンドオーバ後の通信品質の取得(予測)」および「5.アプリケーションサーバの変更基準」において詳細に説明する。
以上、図4〜図6を参照して各ノードの構成を説明した。続いて、本実施形態による通信システム1において行われる各処理、各制御について詳細に説明する。
<3.ハンドオーバ>
無線通信装置20が通信中の基地局16と離れた場合や、無線通信装置20と基地局16の間に障害物が存在する場合、無線通信装置20と基地局16との無線通信品質が劣化し、通信が非効率となる。そこで、無線通信装置20と基地局16との無線通信品質が劣化した場合、無線通信装置20を、より良好な無線通信品質を確保できる他の基地局にハンドオーバさせることにより通信の効率化が図ることができる。
このハンドオーバは、無線通信装置20が主導で行う場合も、管理サーバ10が主導で行う場合も考えられるため、以下、無線通信装置20が主導でハンドオーバを行う例、および管理サーバ10が主導でハンドオーバを行う例を順次に説明する。
(無線通信装置20が主導で行うハンドオーバ)
図7は、無線通信装置20が主導でハンドオーバを行う例を示したシーケンス図である。なお、図7においては、無線通信装置20が基地局16Bに属しており、基地局16Bを介してアプリケーションサーバ30Bを利用している場合を想定している。
この場合、無線通信装置20は、基地局16Bから送信される無線信号(例えば、リファレンス信号、パイロット信号)に基づき、ダウンリンク(DL)の通信品質を測定する(S404)。同様に、基地局16Bは、無線通信装置20から送信される無線信号(例えば、リファレンス信号、パイロット信号)に基づき、アップリンク(UL)の通信品質を測定する(S408)。
その後、無線通信装置20は、基地局16Bにアップリンクの通信品質の測定結果(CQIレポート)を要求し(S412)、基地局16Bは要求に応じてアップリンクの通信品質の測定結果を無線通信装置20に送信する(S416)。
そして、無線通信装置20は、アップリンクの通信品質およびダウンリンクの通信品質に基づき、ハンドオーバの要否を判断する(S420)。例えば、無線通信装置20は、アップリンクの通信品質またはダウンリンクの通信品質の少なくとも一方が閾値を下回っている場合にハンドオーバを行うと判断してもよい。なお、通信品質は信号強度情報であってもよい。
そして、無線通信装置20は、ハンドオーバを行うと判断した場合、ハンドオーバ可能な範囲に存在する他の基地局の情報を要求する(S424)。続いて、管理サーバ10は、他基地局情報を基地局16Bを介して無線通信装置20に送信する(S428)。なお、他基地局情報としては、他の基地局に接続するための接続情報があげられる。
その後、無線通信装置20は、管理サーバ10から受信した他基地局情報に基づき、基地局16Cにハンドオーバの受け入れの可否を問い合わせる(S432)。そして、無線通信装置20は、基地局16Cからハンドオーバの受け入れが可能である旨を受信すると(S436)、基地局16Cへハンドオーバすることを管理サーバ10に通知する(S440)。続いて、無線通信装置20と基地局16Cが認証・接続処理を行い(S444)、無線通信装置20の基地局16Cへのハンドオーバが完了する。
なお、管理サーバ10は、S440の通知を受けた後に無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30Bの変更処理を開始してもよい。また、上記では無線通信装置20と管理サーバ10との通信が基地局16Bを介して行われる例を示したが、無線通信装置20が他の基地局(例えば、基地局16A)とも通信可能な場合には、他の基地局を介して行われてもよい。
(管理サーバ10が主導で行うハンドオーバ)
図8は、管理サーバ10が主導でハンドオーバを行う例を示したシーケンス図である。なお、図8においては、無線通信装置20が基地局16Bに属しており、基地局16Bを介してアプリケーションサーバ30Bを利用している場合を想定している。
この場合、無線通信装置20は、基地局16Bから送信される無線信号(例えば、リファレンス信号、パイロット信号)に基づき、ダウンリンク(DL)の通信品質を測定する(S454)。そして、無線通信装置20は、測定したダウンリンクの通信品質を基地局16Bに報告する。同様に、基地局16Bは、無線通信装置20から送信される無線信号(例えば、リファレンス信号、パイロット信号)に基づき、アップリンク(UL)の通信品質を測定する(S458)。
その後、管理サーバ10は、基地局16Bに対して通信品質を要求し(S466)、基地局16Bは、当該要求に応じてS458において測定したアップリンクの通信品質および無線通信装置20から報告されたダウンリンクの通信品質を管理サーバ10に送信する(S470)。なお、管理サーバ10による通信品質の要求は、周期的に行われても、無線通信装置20による動作をトリガにして行われてもよい。
続いて、管理サーバ10は、アップリンクの通信品質およびダウンリンクの通信品質に基づき、無線通信装置20のハンドオーバの要否を判断する(S474)。そして、管理サーバ10は、ハンドオーバを行うと判断した場合、無線通信装置20の周囲に存在する基地局を抽出し(図8の場合には基地局16C)、基地局16Cにハンドオーバの受け入れの可否を問い合わせる(S478)。
その後、管理サーバ10は、基地局16Cからハンドオーバの受け入れが可能である旨を受信すると(S482)、基地局16Cに接続するための情報を無線通信装置20に送信する(S486)。
そして、管理サーバ10は、無線通信装置20が基地局16Cから信号を受信していることを確認すると(S490)、基地局16Cに無線通信装置20との認証・接続処理の実行を指示する(S494)。その後、無線通信装置20と基地局16Cが認証・接続処理を行い(S498)、無線通信装置20の基地局16Cへのハンドオーバが完了する。
なお、管理サーバ10は、S482において基地局16Cからハンドオーバの受け入れが可能である旨を受信した後に無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30Bの変更処理を開始してもよい。または、管理サーバ10は、S490において無線通信装置20が基地局16Cから信号を受信していることを確認した後に無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30Bの変更処理を開始してもよい。
<4.ハンドオーバ後の通信品質の取得(予測)>
本実施形態においては、ハンドオーバ前に、ハンドオーバ先の基地局16および1または2以上のアプリケーションサーバ30間の通信品質を予測することにより、利用するアプリケーションサーバ30を変更するか否かを判断する。以下、ハンドオーバ後の通信品質の予測について具体的に説明する。
管理サーバ10は、無線通信装置20のハンドオーバ先の基地局を確認すると、ハンドオーバ先の基地局に対応する1または2以上のアプリケーションサーバ30の候補に、ハンドオーバ先の基地局との間の通信品質の取得を指示する。そして、1または2以上のアプリケーションサーバ30の候補は、ハンドオーバ先の基地局との間の通信品質の取得し、管理サーバ10へ報告する。以下、図9を参照し、ハンドオーバ先の基地局が基地局16Cであり、アプリケーションサーバ30の候補がアプリケーションサーバ30Bおよび30Cである場合のシーケンスを説明する。
図9は、ハンドオーバ後の通信品質を取得する流れを示したシーケンス図である。図9に示したように、管理サーバ10は、無線通信装置20が基地局16Cにハンドオーバされることを確認すると(S504)、アプリケーションサーバ30Bおよび30Cに、基地局16Cとの間の通信品質の取得を指示する(S508)。
なお、管理サーバ10は、無線通信装置20が基地局16Cにハンドオーバされることを、例えば図7のS440に示した無線通信装置20からの通知や、図8のS482に示した基地局16Cからのハンドオーバの受け入れが可能である旨の受信に基づいて確認してもよい。また、管理サーバ10は、アプリケーションサーバ30Bおよび30Cに、通信品質の取得指示と併せて基地局16Cの所在情報を送信してもよい。
アプリケーションサーバ30Cは、管理サーバ10からの指示に応じ、基地局16Bにダミーパケットを送信する(S512)。このダミーパケットは、通信品質を測定するためのパケットであり、パケットの内容は特に限定されず、実データを含まないキャリブレーションパケットであってもよい。そして、アプリケーションサーバ30Cは、基地局16Cからダミーパケットに対するACKを受信する(S516)。なお、ダミーパケットおよびACKの送受信は複数回または所定時間にわたって行われてもよい。
同様に、アプリケーションサーバ30Bは、管理サーバ10からの指示に応じ、基地局16Bにダミーパケットを送信する(S520)。そして、アプリケーションサーバ30Cは、基地局16Cからダミーパケットに対するACKを受信する(S524)。
その後、アプリケーションサーバ30Cは、基地局16Cとの通信(S512およびS516)から、基地局16Cとの通信品質を取得する。ここで、通信品質としては、遅延時間、ジッタ、パケット誤り率、および通信速度などがあげられる。
同様に、アプリケーションサーバ30Bは、基地局16Cとの通信(S520およびS524)から、基地局16Cとの通信品質を取得する。そして、アプリケーションサーバ30Bおよび30Cは、取得した通信品質を管理サーバ10へ報告する(S536、S540)。
なお、上記では、ハンドオーバの際に各アプリケーションサーバ30が通信品質を取得する例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、管理サーバ10またはアプリケーションサーバ30は、ハンドオーバ先の基地局16およびアプリケーションサーバ30間の通信品質の測定を事前に行い、測定結果を保持していていてもよい。一方、通信環境の時間変化が激しいと予測される場合には、上記のようにハンドオーバ要求が発生した時点で測定を行ってもよい。
また、図9においては、ハンドオーバ先の基地局16Cおよびアプリケーションサーバ30間の通信品質を予測する例を説明したが、無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の通信品質もアプリケーションの実行に影響を与える。そこで、無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の通信品質をさらに予測することも有効である。
例えば、無線通信装置20は、ハンドオーバ前であっても、ハンドオーバ先の基地局16Cが送信する無線信号(例えば同期信号)を受信することができる。また、無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の通信速度やパケット誤り率は、無線通信装置20の受信強度の影響を受ける。
そこで、無線通信装置20は、基地局16Cが送信する無線信号の受信強度を測定して測定結果を管理サーバ10に報告し、管理サーバ10は、報告された測定結果に基づいて無線通信装置20および基地局16C間の通信品質を推測してもよい。
例えば、管理サーバ10は、受信強度を無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の通信速度やパケット誤り率に換算し、無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の通信速度やパケット誤り率と、アプリケーションサーバ30Cおよび基地局16C間の通信速度やパケット誤り率とに基づき、無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30C間の通信速度やパケット誤り率を算出してもよい。
また、無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の遅延時間や通信速度は、基地局16Cの通信の混雑度(例えば、リソースブロックの利用率)の影響を受ける場合も考えられる。そこで、管理サーバ10は、基地局16Cの混雑度を基地局16Cから取得することにより、無線通信装置20および基地局16C間の通信品質を推測してもよい。
例えば、管理サーバ10は、基地局16Cの通信の混雑度を無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の遅延時間やパケット誤り率に換算し、無線通信装置20およびハンドオーバ先の基地局16C間の遅延時間やパケット誤り率と、アプリケーションサーバ30Cおよび基地局16C間の遅延時間やパケット誤り率とに基づき、無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30C間の遅延時間やパケット誤り率を算出してもよい。
<5.アプリケーションサーバの変更基準>
(概要)
次に、無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30を変更するか否かの判断基準を説明する。管理サーバ10は、「4.ハンドオーバ後の通信品質の取得(予測)」で説明した、無線通信装置20のハンドオーバ先の基地局16および1または2以上のアプリケーションサーバ30間の通信品質に基づき、変更の要否を判断する。そして、管理サーバ10は、変更が必要であると判断すると、利用中のアプリケーションサーバ30に、変更先のアプリケーションサーバ30の情報を送信し、変更(移行)を指示する。以下、図10を参照して説明する。
図10は、管理サーバ10による処理判断の流れを示したフローチャートである。まず、管理サーバ10は、無線通信装置20が利用中のアプリケーションサーバ30について、ハンドオーバ後の通信品質を予測(取得)する(S554)。ここで、利用中のアプリケーションサーバ30のハンドオーバ後の通信品質が所定の基準を満たす場合、管理サーバ10はアプリケーションサーバの変更を行わない(S558)。
一方、利用中のアプリケーションサーバ30のハンドオーバ後の通信品質が所定の基準を満たさない場合、管理サーバ10は、他の新規アプリケーションサーバ30について、ハンドオーバ後の通信品質を予測(取得)する(S562)。ここで、新規アプリケーションサーバ30のハンドオーバ後の通信品質が所定の基準を満たす場合、管理サーバ10は、利用中アプリケーションサーバ30を新規アプリケーションサーバ30に変更すると判断する(S566)。一方、新規アプリケーションサーバ30のハンドオーバ後の通信品質も所定の基準を満たさない場合、管理サーバ10は例外処理を行う(S570)。
上記の判断処理によれば、例えば、無線通信装置20が利用しているアプリケーションサーバ30Bとハンドオーバ先の基地局16C間の通信品質が所定の基準を満たさない場合、管理サーバ10は、アプリケーションサーバ30Bを、基地局16Cとの通信品質が所定の基準を満たすアプリケーションサーバ30Cに変更すると判断する。
また、管理サーバ10は、いずれのアプリケーションサーバ30も基地局16Cとの間の通信品質が所定の基準を満たさない場合、例外処理を行う。例えば、管理サーバ10は、無線通信装置20によるアプリケーションサーバ30の利用を中止させてもよいし、通信品質が所定の基準を満たしていない旨をアプリケーションサーバ30に通知してもよい。
なお、上記では、アプリケーションサーバ30および基地局16間の通信品質が所定の基準を満たすか否かにより変更の要否を判断する例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、管理サーバ10は、「4.ハンドオーバ後の通信品質の取得(予測)」で説明したように、無線通信装置20および基地局16間を含む、無線通信装置20およびアプリケーションサーバ30間の通信品質を取得し、当該通信品質が所定の基準を満たすか否かにより変更の要否を判断してもよい。
また、上記では、無線通信装置20がアプリケーションサーバ30Bを利用中であり、ハンドオーバ先の基地局16Cおよびアプリケーションサーバ30B間の通信品質が所定の基準を満たす場合にはアプリケーションサーバ30Bの利用が継続される例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、管理サーバ10は、無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30を、当該アプリケーションサーバ30およびハンドオーバ先の基地局16間の通信品質が所定の基準を満たす場合であっても、ハンドオーバ先の基地局16との間の通信経路がより良好なアプリケーションサーバ30に変更してもよい。
(通信品質の基準)
所定の基準は、最低限のアプリケーション実行品質を確保することが可能な通信品質であって、アプリケーションの要求条件を満たすものであってもよい。例えば、所定の基準は、遅延時間の上限値、通信速度の許容範囲、ジッタの上限値、およびパケット誤り率の許容値などの要素のいずれか、組み合わせ、または重み付けされた評価値であってもよい。
ここで、最低限の実行品質を確保することが可能な通信品質は、アプリケーションの種類により異なる。例えば、ゲームのアプリケーションに許容される遅延時間は、電車経路探索などの情報検索アプリケーションに許容される遅延時間より厳しいものとなる。したがって、所定の基準は、アプリケーションごとに設定されてもよい。または、所定の基準は、アプリケーションのQosクラスに応じて設定されてもよい。以下、図11を参照してアプリケーションごとの基準の具体例を説明する。
図11は、アプリケーションごとの通信品質の基準の具体例を示した説明図である。図11に示した例では、実行中のアプリケーションがゲームである場合、遅延時間の上限値は2msecであり、通信速度の範囲は384kbps〜10Mbpsであり、ジッタの上限値は2msecであり、パケット誤り率の許容値は0.001である。ここで、遅延時間は、アプリケーションサーバ30がパケットを送信してから無線通信装置20がパケットを受信するまでの遅延であり、通信速度は、所定時間長での平均通信速度であり、ジッタは、所定時間・パケット数での平均ジッタであり、パケット誤り率は、所定パケット数・パケット長・送受信方式・誤り訂正方式での誤り率であってもよい。
(基準を満たすか否かの判断)
管理サーバ10は、通信品質の各要素が上記の条件を満たしているか否かを判断し、1つでも満たしていない場合には基準が満たされないと判断してもよい。または、管理サーバ10は、通信品質の各要素を評価値として数値化し、評価値の加算結果が所定値を上回っている場合に基準が満たされていると判断し、所定値以下である場合に基準が満たされていないと判断してもよい。以下、管理サーバ10が評価値を加算する流れを図12に示す。
図12は、通信品質評価の流れを示したフローチャートである。図12に示したように、管理サーバ10は、まず、取得した通信品質のうちのいずれかの要素を選択する(S584)。そして、管理サーバ10は、選択した通信品質の要素を評価値として数値化(重み付け)する(S588)。その後、管理サーバ10は、全ての要素の数値化が終了するまで(S592)、別要素を選択し(S596)、選択した通信品質の要素を評価値として数値化し、他の要素の評価値と加算する(S588)。これにより得られる全ての要素の評価値の加算結果が通信品質の全体評価として扱われる。
なお、管理サーバ10は、通信品質の各要素についてAHP(analytic hierarchy process)やベイズ推定を行うことによってサーバ変更の要否などを判断してもよい。
<6.アプリケーションサーバの変更処理>
以上説明したように、管理サーバ10は、無線通信装置20のハンドオーバに際し、無線通信装置20が利用するアプリケーションサーバ30の変更の要否を判断し、判断結果に応じてアプリケーションサーバ30が変更される。しかし、単にアプリケーションサーバ30を変更するのみでは、アプリケーションの利用が中断され、かつ、アプリケーションの実行状態が初期化されてしまうことが懸念される。そこで、以下では、上記の問題を回避可能な、アプリケーションサーバ30を変更する際の具体的な処理を説明する。
図13は、利用中のアプリケーションサーバ30による変更処理の流れを示したフローチャートである。図13に示したように、アプリケーションサーバ30は、管理サーバ10から他のアプリケーションサーバ30への変更指示(移行指示)を受信すると(S604)、無線通信装置20のアプリケーションに関する現時点における個別情報(ユーザ情報)を他のアプリケーションサーバ30に送信し始める(S608)。
ここで、個別情報は、現時点におけるアプリケーションの進行状態を示す情報である。例えば、アプリケーションがゲームである場合、個別情報は、ゲーム中断時の進行状態からゲームを再開するためのセーブ情報と等価な情報であってもよい。より具体的には、個別情報は、ゲーム世界におけるキャラクターの現在位置、現在状態、および所有物などであってもよい。
その後、アプリケーションサーバ30は、個別情報の送信中に無線通信装置20からユーザ入力情報を受信すると(S612、S616)、ユーザ入力情報を処理してアプリケーションの実行結果を無線通信装置20に送信する(S620)。さらに、アプリケーションサーバ30は、ユーザ入力情報を変更先のアプリケーションサーバ30へ転送する(S624)。アプリケーションサーバ30は、個別情報の送信が終了するまで、上記のユーザ入力情報の処理および転送を繰り返す。
図14は、変更先のアプリケーションサーバ30による変更処理の流れを示したフローチャートである。図14に示したように、変更先のアプリケーションサーバ30は、利用中のアプリケーションサーバ30から個別情報の受信を開始し(S634)、ユーザ入力情報を受信すると(S638)、ユーザ入力情報を蓄積する(S642)。
そして、変更先のアプリケーションサーバ30は、個別情報の受信が終了すると、受信した個別情報をアプリケーションに適用し、適用後のアプリケーションにおいて蓄積したユーザ入力情報を処理する(S650)。これにより、変更先のアプリケーションサーバ30によるアプリケーションの進行状態と利用中のアプリケーションサーバ30の進行状態とが一致するので、アプリケーションサーバ30の変更を円滑に行うことが可能となる。
図15は、アプリケーションサーバ30の変更処理のシーケンスを示した説明図である。ここでは、アプリケーションサーバ30Bが利用中のサーバであり、アプリケーションサーバ30Cが変更先のサーバであるものとする。まず、アプリケーションサーバ30Bは、アプリケーションサーバ30Cへの変更指示を受信すると、無線通信装置20の個別情報をアプリケーションサーバ30Cへ送信し始める(S704)。
アプリケーションサーバ30Bは、個別情報の送信中に無線通信装置20からユーザ入力情報を受信すると(S708)、ユーザ入力情報をアプリケーションサーバ30Cへ転送すると共に(S712)、ユーザ入力情報を処理し(S716)、実行結果を無線通信装置20に送信する(S720)。
その後、アプリケーションサーバ30Bからアプリケーションサーバ30Cへの個別情報の送信が終了すると(S724)、アプリケーションサーバ30Cは、受信した個別情報をアプリケーションに適用し、適用後のアプリケーションにおいてユーザ入力情報を処理する(S728)。
そして、アプリケーションサーバ30Bは、変更準備が完了した旨をアプリケーションサーバ30Cから受信すると(S732)、無線通信装置20にアプリケーションサーバ30Cへの変更を指示する(S736)。その後、無線通信装置20は、ユーザ入力情報をアプリケーションサーバ30Cに送信し(S740)、アプリケーションサーバ30Cがユーザ入力情報を処理してアプリケーションの実行結果を無線通信装置20に送信する(S744)。
このように、本実施形態によれば、アプリケーションの実行を中断することなく、かつ、アプリケーションの進行状態を維持してアプリケーションサーバ30を変更することが可能である。
なお、上記では、アプリケーションサーバ30Bが、無線通信装置20にアプリケーションサーバ30Cへのアクセスを指示する例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、ネットワーク12側でルーティングを変更することにより無線通信装置20とアプリケーションサーバ30Cが通信できるようにしてもよい。
また、上記では変更先のアプリケーションサーバ30に個別情報を送信する例を説明したが、変更先のアプリケーションサーバ30への送信対象は個別情報に限定されない。例えば、変更先のアプリケーションサーバ30がアプリケーションプログラムを有していない場合、送信対象にアプリケーションプログラムが含まれてもよい。なお、アプリケーションプログラムは、必ずしも利用中のアプリケーションサーバ30から取得する必要はなく、P2P技術などを用いて複数の拠点から分散的に取得してもよい。また、無線通信装置20の仕様に応じてオペレーションが変化する場合も考えられる。そこで、送信対象に、無線通信装置20の表示画面の大きさ、表示画面の使用などを示す機器情報が含まれてもよい。
<7.まとめ>
以上説明したように、本実施形態による通信システム1によれば、基地局間ハンドオーバの際に必要に応じてアプリケーションサーバ30を変更することにより、基地局間ハンドオーバがアプリケーションの実行品質に与える悪影響を抑制することが可能である。また、本実施形態によれば、アプリケーションの実行を中断することなく、かつ、アプリケーションの進行状態を維持してアプリケーションサーバ30を変更することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の通信システム1、管理サーバ10およびアプリケーションサーバ30の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、管理サーバ10およびアプリケーションサーバ30の処理における各ステップは、シーケンス図またはフローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、管理サーバ10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した管理サーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 管理サーバ
12、12A、12B、12C、12D ネットワーク
20 無線通信装置
30、30A、30B、30C、30D アプリケーションサーバ
120、220、320 通信処理部
130 ハンドオーバ制御部
140、240 記憶部
150 サーバ変更制御部
230 中央制御部
250 ユーザ入力部
260 表示部
330 ハードウェア
340 仮想化部
350 仮想マシン
360 仮想マシン管理部
370 品質測定部
380 他サーバDB

Claims (10)

  1. 複数のアプリケーションサーバと;
    第1の基地局および第2の基地局と;
    前記第1の基地局を介して前記複数のアプリケーションサーバのうちのいずれかのアプリケーションサーバを利用する無線通信装置と;
    を備え、
    前記無線通信装置が前記第2の基地局にハンドオーバされる際、通信経路の通信品質に基づき、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを他のアプリケーションサーバに変更するか否かを判断する、通信システム。
  2. 前記通信経路は、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信経路、または、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間を含む、前記無線通信装置および前記アプリケーションサーバ間の通信経路である、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバの通信経路の通信品質が所定の基準を満たさない場合、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを、前記第2の基地局との間を含む通信経路の通信品質が前記所定の基準を満たす前記他のアプリケーションサーバに変更する、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記無線通信装置が前記第2の基地局にハンドオーバされることが確認された後に、前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信により取得し、前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の含む通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の通信により取得する、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の事前通信により取得し、
    前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の含む通信経路の通信品質を前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の事前通信により取得する、請求項3に記載の通信システム。
  6. 前記アプリケーションサーバは、
    前記アプリケーションサーバにある時点で保存されている前記無線通信装置のアプリケーションに関する個別情報を前記他のアプリケーションサーバに送信し、
    前記個別情報の送信開始以降に前記無線通信装置から入力情報を受信すると、前記入力情報に基づく処理を行うと共に、前記入力情報を前記他のアプリケーションサーバへ転送し、
    前記他のアプリケーションサーバは、
    前記アプリケーションサーバからの前記個別情報の受信および保存が終了した後に、前記アプリケーションサーバから転送された前記入力情報に基づく処理を行い、
    前記アプリケーションサーバから前記他のアプリケーションサーバへの変更は、前記他のアプリケーションサーバによる前記入力情報に基づく処理が終了した後に行われる、請求項3に記載の通信システム。
  7. 前記第2の基地局および前記アプリケーションサーバ間の通信経路の通信品質、および前記第2の基地局および前記他のアプリケーションサーバ間の通信経路の通信品質に基づき、前記アプリケーションサーバを前記他のアプリケーションサーバに変更するか否かを判断する管理サーバをさらに備え、
    前記アプリケーションサーバは、前記管理サーバからの指示に従って前記個別情報の送信を開始する、請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記管理サーバは、前記第2の基地局と対応付けて1または2以上のアプリケーションサーバの候補を記憶しており、前記1または2以上のアプリケーションサーバの候補に対して前記第2の基地局との前記事前通信を指示する、請求項7に記載の通信システム。
  9. 無線通信装置が第1の基地局を介してアプリケーションサーバを利用するステップと;
    前記無線通信装置が前記第1の基地局から前記第2の基地局へハンドオーバされるステップと;
    を含み、
    前記無線通信装置が前記第2の基地局にハンドオーバされる際、通信経路の通信品質に基づき、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを他のアプリケーションサーバに変更するか否かを判断する、通信方法。
  10. 無線通信装置であって、
    第1の基地局を介して利用中のアプリケーションサーバと通信する通信部を備え、
    前記無線通信装置が第2の基地局にハンドオーバされる際、通信経路の通信品質が所定の基準を満たさない場合、前記無線通信装置が利用する前記アプリケーションサーバを他のアプリケーションサーバに変更する、無線通信装置。


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