JP2015519995A - 睡眠時無呼吸またはいびきの治療のための装置 - Google Patents

Abstract

利用者の睡眠時無呼吸またはいびきの治療のための装置（１）は、利用者の上顎に適合された上部オーラルスプリント（１０）と、利用者の下顎に適合された下部オーラルスプリント（２０）とを有する。少なくとも１つのオーラルスプリントは、支え部材を調整可能かつ脱着可能に固定する固定部材（５０）を有する調整装置（２５）を備える。支え部材（４０ａ、４０ｂ）が調整可能で脱着可能であるので、設定を調整することができ、かつ必要に応じて部品を交換することができる融通性に富んだ装置が提供される。

Description

本発明は、概して睡眠時無呼吸を治療のための装置に関する。

いびきは憂慮すべき性状であり、女性よりも男性に広く見られる。加齢とともにいびきをかく傾向が増大する。いびきをかく人は毎晩または睡眠時間中に数回目が覚めることがあり、これは、対象となる人において疲労をもたらすともに集中力の低下をもたらす。最悪の場合、慢性化した疲労が、多かれ少なかれ深刻な鬱病をもたらすことがある。

睡眠時無呼吸は、舌及び下顎が後方の喉の方へ滑り、呼吸を妨げるか場合によっては遮断し、対象となる人に医学的な影響を及ぼすことを意味する病気である。このような遮断が起こると、その人はしばしば目を覚ます。睡眠中の呼吸プロセスにおける障害によるそのような１つの結果は換気障害である。このことは、自然なガス交換が低下し、様々な器官、特に脳への酸素供給が過度に低下するという点で、対象となる人に悪影響を及ぼす。血中の二酸化炭素レベルも上昇する。この種の障害は、深刻な場合には、いわゆる閉塞性睡眠時無呼吸症候群（ＯＳＡＳ：obstructive sleep apnea syndrome）を発症させる。

このような状態を回避するため、睡眠中に下顎を前方の位置に維持するために、いわゆるオーラル（口腔）スプリント(oral splint)が使用される。それによって、気道が開いた状態に維持され、呼吸停止といびきが是正される
上記の理由で、舌が後方に移動することを防止する別の器具も設計されている。

ＷＯ２０１１／０６３１８０には、上顎用の第１の構造と、上部構造にぴったり合わせることができる下顎用の第２の構造と、を有する睡眠時無呼吸の治療のための装置が記載されている。第１の構造は第１の部材を有し、第２の構造は第２の部材を有する。第１の部材は、第２の部材に対して滑り可能に接続し、第２の構造は、第１の構造の壁に沿ってスライドし第２の構造を変位させる壁を有する。第２の構造は下顎内で少なくとも歯科インプラントに固定される。

現行の各装置は相互に連結されており、このことからいくつかの問題点がもたらされている。問題点の１つは、装置が口の中に配置されているときには、口を開けることも、また分かりやすく話すこともできないことであり、この不便さに加え、利用者が閉処恐怖症的な感覚を抱く可能性があることである。もう１つの問題点は、装置の上部構造と下部構造との間の調整が必要である場合に、装置全体を分解しなければならないことである。これは、あらゆる装置が特別あつらえで手作りであり、かつさらに新しい部品と交換しなければならないので、社会及び利用者にとって大きなコストになる。これらは、利用者にとって優しくかつ費用対効率が高い装置が必要である理由の一部である。

本発明の目的は、現行の装置に伴う課題のいくつかを解消することである。

本発明の第１の態様によれば、利用者の睡眠時無呼吸またはいびきの治療のための装置であって、利用者の上顎に適合され、２つの上部支え部材を有する第１のオーラルスプリントと、利用者の下顎に適合され、２つの下部支え部材を有する第２のオーラルスプリントと、を有し、下部支え部材の各々は、利用者の口が閉じている間、２つの上部支え部材のそれぞれと協働して第２のオーラルスプリントを第１のオーラルスプリントに対して前方に移動させるように適合され、第１及び第２のオーラルスプリントのうちの少なくとも１つが支え部材の位置を調整する調整装置を有する装置において、各調整装置は、支え部材を調整可能かつ脱着可能に固定する固定部材を有することを特徴とする装置が提供される。これによって、調整装置を別個に設けることができ、装置全体を交換する必要なしに支え部材を交換することができる、融通性に富み費用対効率が高い装置が提供される。

好ましい実施態様では、上部及び下部オーラルスプリントは湾曲し、２つの脚部を有する実質的にＵ字形であり、２つの脚部の一方がそれぞれ上顎及び下顎の左側に適合され、２つの脚部のもう一方がそれぞれ上顎及び下顎の右側に適合されており、それぞれ上部及び下部オーラルスプリントの各脚部に１つずつ、４つの支え部材が設けられる。これによって、装置の確実な機能が提供される。

本発明の第２の態様によれば、利用者の顎に適合されたオーラルスプリントに取り付けられるように構成された調整装置において、支え部材を調整可能かつ脱着可能に固定する固定部材を有し、支え部材は別の支え部材と協働して、利用者が口を閉じている間、利用者の下顎内のオーラルスプリントを利用者の上顎内のオーラルスプリントに対して前方に移動させるように構成されていることを特徴とする調整装置が提供される。

本発明の第３の態様によれば、本発明に基づく調整装置に対して調整可能で脱着可能に固定されるように構成された支え部材が提供される。

好ましい実施態様は従属形式の請求項において定義される。

本発明に基づく睡眠時無呼吸またはいびきの治療のための装置の第１の実施形態の斜視図である。 図１に示す上部オーラルスプリントの平面図である。 図１に示す下部オーラルスプリントの平面図である。 調整装置に備えられる取付け部材の実施形態を示す図である。 調整装置に備えられる取付け部材の実施形態を示す図である。 調整装置に備えられる取付け部材の実施形態を示す図である。 オーラルスプリントに取り付けられた取付け部材の断面図である。 支え部材(abutment element)の第１の実施形態の図である。 支え部材の第１の実施形態の異なった視点からの図である。 支え部材の第１の実施形態の異なった視点からの図である。 支え部材の第２の実施形態の図である。 支え部材の第２の実施形態の異なった視点からの図である。 支え部材の第２の実施形態の異なった視点からの図である。 取付けレールの形態の取付け部材の詳細図である。 取付けレールの形態の取付け部材の詳細図である。 取付けレールの形態の取付け部材の詳細図である。 図６ａ〜図６ｃに示されている取付けレールを有するオーラルスプリントの第２の実施形態の断面図である。 支え部材の他の実施形態の図である。 支え部材の他の実施形態の図である。 支え部材の他の実施形態の図である。 支え部材のさらなる実施形態の図である。 支え部材のさらなる実施形態の異なった視点からの図である。 支え部材のさらなる実施形態の異なった視点からの図である。

次に、本発明について、一例として添付の図面を参照して説明する。

本発明について詳細に説明する前に、本発明が本明細書において説明する特定の材料または構成に限定されないことを了解されたい。特定の材料または構成に限定されない理由はこれらの構成及び材料が変形されてもよいからである。

本明細書において使用される語は様々な実施形態について説明するものに過ぎず、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲を限定するものではないことも了解されたい。

本明細書において使用される調整装置という語は、オーラルスプリントの相互の位置を調整するために取り付けられる部品を対象としており、これらの部品とは支え部材（ブロック）、取付け手段、及び固定部材である。

以下では、本発明について、様々な実施形態が示されている添付の図面を参照して説明する。

図１は、本発明による睡眠時無呼吸またはいびきの治療のための装置の第１の実施形態の斜視図を示している。装置１は、それぞれの支え部材４０ａ，４０ｂによって協働する上部オーラルスプリント１０と下部オーラルスプリント２０とを有している。オーラルスプリントは、支え部材の位置を調整する調整装置２５を有している。調整装置は、同様に、取付け部材３０と固定部材５０とを有している。取付け部材３０は、それぞれのオーラルスプリント１０，２０に取り付けられている。支え部材４０は、指定された位置において固定部材５０によってそれぞれの取付け部材３０にロックされている。

各支え部材４０は、下部オーラルスプリント内の支え部材４０が上部オーラルスプリント用の止め具として働き、その結果、上部オーラルスプリントが前方に動けなくなるように協働する。言い換えれば、オーラルスプリントの利用者が自分の口を閉じると、下部オーラルスプリント２０が上部オーラルスプリント１０に対して前方に移動する。

図１ａは、上部オーラルスプリント１０の平面図であり、取付け部材３０及び支え部材４０ａの各位置が示されている。上部オーラルスプリント１０は湾曲しており、２つの脚部を有する実質的にＵ字形である。２つの脚部の一方が上顎の左側に適合され、２つの脚部のもう一方が上顎の右側に適合されている。上部オーラルスプリントの脚部ごとに１つずつの合わせて２つの支え部材４０ａが設けられている。

図１ｂは、下部オーラルスプリント２０の平面図であり、取付け部材３０及び支え部材４０ｂの各位置が示されている。下部オーラルスプリント２０は湾曲しており、２つの脚部を有する実質的にＵ字形である。２つの脚部の一方が下顎の左側に適合され、２つの脚部のもう一方が下顎の右側に適合されている。下部オーラルスプリントの脚部ごとに１つの合わせて２つの支え部材４０ｂが設けられている。下部オーラルスプリントの各支え部材４０ｂの位置は上部オーラルスプリントの各支え部材４０ａの位置のわずかに前方であり、これにより、利用者が自分の口を閉じているときには下部オーラルスプリント２０が上部オーラルスプリント１０に対して前方に移動させられる。

支え部材４０ａ，４０ｂは、装置をそれほど動作させずに容易に交換することができる。調整装置２５に備えられる部品は、実施形態及びそれぞれの部品３０，４０，５０の機能に応じて様々な形状を有する。固定部材５０は、ねじと、ボルト及びナットのうちの少なくとも１つと、接着剤と、他の化学的固定部材と、のうちの少なくとも１つであってもよい。

調整装置２５に備えられる各部品は、上部オーラルスプリントと下部オーラルスプリントの両方に使用されてもよく、そのいずれかの側に使用されてもよい。

オーラルスプリント１０，２０は主としてアクリル材料で成形される。ただし、他の生体適合材料が使用されてもよい。

取付け部材３０は、この実施形態では、チタンで作られているが、他の金属またはアクリルなどの、他の公知の適切な材料で作られてもよい。

図２ａ〜図２ｃは、図１に示す調整装置２５に備えられる取付け部材３０を示している。図２ａは取付け部材３０の斜視図を示しており、細長い取付け溝３２が取付け部材の長さ方向に平行に延びている。取付け溝３２は、固定部材５０を受け入れる拡大取付け穴３４を一方の端部に有している。外側の長手方向面は、支え部材４０が係合する係合面３６である。取付け部材３０の長さもまた状況に合わせて適応させることができる。図２ｂは、取付け溝３２と、取付け穴３４と、取付け部材をオーラルスプリントに取り付けるための強度を向上させる埋め込み固定・保持面３８と、を有する取付け部材３０の正面図である。図２ｃは、取付け部材３０の側面図を示している。係合面３６がわずかに傾斜し、埋め込み固定面が係合面の両側に設けられ、固定部材５０用の空間もある。

図３は、取付け部材３０と下部支え部材４０と固定部材５０とを備える調整装置が取り付けられている下部オーラルスプリント２０の断面図を示している。支え部材４０ｂは取付け部材３０に係合しており、その位置はねじなどの固定部材５０によって固定されている。支え部材４０ｂは、ナットが取り付けられたねじの頭部などの固定部材５０を取付け穴３４に通し、次に固定部材５０を取付け溝３２内の所望の位置に変位させ、さらにその次にナットを締め付けることによって、取付け部材３０に取り付けられる。この構成では、支え部材を取付け部材内の所望の位置に固定することができる。この位置はその後、ナットを取り外し、支え部材を変位させ、続いて再びナットを締め付けることによって調整されてもよい。

図４ａ〜図４ｃは、第１の実施形態１に備えられ、ブロックの形状を有する上部支え部材４０ａの実施形態を示している。支え部材は一方の上部取付け部材３０に係合している（図１参照）。図４ａは、固定部材５０が挿入されてこの固定部材５０が下部支え部材４０ｂを選択された位置に固定する取付け穴４２を有する下部支え部材４０ｂを斜視図で示している。図４ｂは、下部支え部材４０ｂを示しており、取付け穴４２が中央に位置し、滑り面４４が下部支え部材４０に支えている。図４ｃは、下部支え部材４０ｂの側面図を示しており、符号４６は、調整装置をある位置にロックするロック面を示し、案内溝４８が取付け部材３０に係合する。

図５ａ〜図５ｃは、この実施形態では下部オーラルスプリントの一方の取付け部材に取り付けられた他の支え部材１４０を示している。支え部材１４０もブロックの形態を有しているが、フィンのような形状を有している（図５ｂ参照）。図５ａは、中央の取付け穴１４２と、ロック面１４６を有するフック１４４と、取付け部材に係合する滑り面１４８と、を有する支え部材１４０の斜視図を示している。それぞれ上部ブロック及び下部ブロックからのロック面４６（図４ｂ参照）及びロック面１４６は、睡眠時に協働して両顎を相互に特定の関係にロックする。言い換えれば、ロック面１４６は、協働する支え部材のロック面１４６に係合し、それによって、２つのオーラルスプリント１０，２０が相互に外れ、それによって利用者の口が開くのを防止するように作用する。図５ｃは左右の取付け用の滑り溝または窪みを示している。このようにして支え部材の構成を対称にすることによって、相互に異なる部品の数が最小限に抑えられる。

図６ａ〜図６ｃは取付けレールの形態の取付け部材３０のさらなる実施形態の詳細図を示している。図６ａは、取付けレール６１０を示しており、溝６１０がその溝の一方の端部に拡大開口部５２０を有する。拡大開口部６２０は、溝６１０に滑り係合する支え部材（それぞれ図８及び図９のスライド手段またはスライド部２４８，３４８を参照）を受け入れる。支え部材は固定部材によって特定の位置に固定されている。図６ｂは、正面から真っすぐに見た同じ取付けレール６００を示しており、破線は、支え部材上のスライド手段が滑り係合する溝の内寸を示している。図６ｃは、溝６１０が、支え部材上のＴ字形断面形状を有する突出するスライド部（図８及び図９参照）が滑り可能に受け入れられるＴ字形断面形状を有する、取付けレール６００の側面断面図を示している。

図７は、図６ａ〜図６ｃに示す取付けレール６００を有するオーラルスプリントの第２の実施形態の断面図を示している。取付けレール６００は、支え部材上のスライド部を滑り可能に受け入れるスライド溝６１０を有している。取付けレール６００は、オーラルスプリント２０と取付けレール６００との間の移動を低減させかつ摩擦を増大させる保持材料の被覆６３０も有している。

図８は、フィンの形状を有する支え部材２４０の別の実施形態を示している。図８ａは、取付け部材のスライド溝に挿入されるスライド手段またはスライド部２４８の変形実施形態を示す斜視図である。支え部材の上部はフィンの形状を有しており、一方の側面は直線状であるが傾斜しており、支え部材の他方の側面は、フィンの上側が、別の支え部材と協働して位置を固定するフック２５０を形成する異なる形状を有している。支え部材の下部は、フィンの形状を有する支え部材の上部よりも幅が広い。図８ｂは、支え部材の正面図を示しており、取付け穴２４２がスライド部２４８の中央に位置している。スライド部２４８は、取付け部材のスライド溝６１０（図６ａ〜図６ｃ参照）に滑り可能に受けいれられるために、Ｔ字形である。図８ｃは、側面から見た同じ支え部材２４０を示しており、対称に構成された滑り部２４８が示されており、各部品はオーラルスプリントの左側と右側の両方に適合されている。

図９は、調整装置に備えられるブロックの形態の支え部材３４０の別の実施形態を示している。図９ａは支え部材３４０の斜視図であって、支え部材のスライド溝に係合し、取付け穴内のねじ（不図示）などの固定部材によって固定されるスライド部３４８の異なる変形例を示している。図９ｂは、支え部材３４０の正面図を示しており、取付け穴３４２がスライド手段の中央に位置している。支え部材の上部は支え部材の下部よりも幅が広いが、この手段はフック３５０が設けられた中央部が最も幅が広い。各表面は上述と同様に協働する。図９ｃは側面から見た同じ取付け部材４０を示しており、対称に構成されたＴ字形スライド手段３４８が示されている。

本発明の他の特徴及び用途、並びにそれに関連する利点は、当業者が説明及び様々な実施例を読んだときに明らかになる。

上述の実施形態を本発明の概念から逸脱せずに規模に関して変更できることが了解されよう。

Claims (17)

1. 利用者の睡眠時無呼吸またはいびきの治療のための装置（１）であって、
   前記利用者の上顎に適合され、２つの上部支え部材（４０；１４０；２４０；３４０）を有する第１のオーラルスプリント（１０）と、
   前記利用者の下顎に適合され、２つの下部支え部材（４０；１４０；２４０；３４０）を有する第２のオーラルスプリント（２０）と、
   を有し、前記下部支え部材の各々は、前記利用者の口が閉じている間、前記２つの上部支え部材のそれぞれと協働して前記第２のオーラルスプリントを前記第１のオーラルスプリントに対して前方に移動させるように適合され、
   前記第１のオーラルスプリント（１０）及び前記第２のオーラルスプリント（２０）のうちの少なくとも１つが前記支え部材の位置を調整する調整装置（２５）を有する装置（１）において、
   前記各調整装置（２５）は、前記支え部材（４０；１４０；２４０；３４０）を調整可能かつ脱着可能に固定する固定部材（５０）を有することを特徴とする装置。
2. 前記上部及び下部オーラルスプリント（１０，２０）は湾曲し、２つの脚部を有する実質的にＵ字形であり、前記２つの脚部の一方がそれぞれ前記上顎及び下顎の左側に適合され、前記２つの脚部のもう一方がそれぞれ前記上顎及び下顎の右側に適合されており、それぞれ前記上部及び下部オーラルスプリントの各脚部に１つずつ、４つの支え部材（４０ａ，４０ｂ）が設けられる、請求項１に記載の装置（１）。
3. 前記下部オーラルスプリント（２０）の前記支え部材（４０ｂ）の位置は、前記上部オーラルスプリント（１０）の前記支え部材（４０ａ）の位置のわずかに前方である、請求項１または２に記載の装置（１）。
4. 前記調整装置（２５）の各々は、前記固定部材を受け入れるように適合された取付け部材（３０；６００）を有する、請求項１乃至３のいずれか１項に記載の装置（１）。
5. 前記取付け部材（３０，６００）の各々が溝（３２；６１０）を有する、請求項４に記載の装置（１）。
6. 前記溝（３２；６１０）は、好ましくは前記溝の一方の端部に、固定部材（５０）を受け入れる拡大取付け穴（３４；６２０）を有する、請求項５に記載の装置（１）。
7. 前記支え部材の各々は、前記取付け部材（３０）の前記溝（６１０）に滑り可能に受け入れられるように構成された突出スライド部（２４８；３４８）を備える、請求項４または５に記載の装置（１）。
8. 前記溝（６１０）はＴ字形断面形状を有し、前記突出スライド部はＴ字形断面形状を有する、請求項７に記載の装置（１）。
9. 前記固定部材（５０）は、ねじ、ボルト、ボルト及びナット、接着剤、並びに他の化学的固定部材のうちの１つである、請求項１乃至８のいずれか１項に記載の装置（１）。
10. 前記取付け部材（３０）の各々の外側長手方向面（３６）、好ましくはわずかに傾斜した表面は、支え部材（４０ａ、４０ｂ）に係合するように構成されている、請求項４乃至６のいずれか１項に記載の装置（１）。
11. 前記支え部材（４０ａ，４０ｂ）の各々は、選択された位置に前記支え部材を固定するように固定部材（５０）を受け入れるように構成された取付け穴（４２）を備える、請求項１乃至１０のいずれか一項に記載の装置（１）。
12. 前記上部支え部材（４０ａ）の各々は、それぞれの下部支え部材（４０ｂ）の傾斜側面と協働するように構成された傾斜側面を備える、請求項１乃至１１のいずれか１項に記載の装置（１）。
13. 前記支え部材（２４０）はフィンの形状を有する、請求項１２に記載の装置（１）。
14. 前記支え部材は形状が対称である、請求項１乃至１３のいずれか１項に記載の装置（１）。
15. 前記上部支え部材（４０ａ；１４０）の各々は、協働する下部支え部材（４０ｂ；１４０）のフックに係合するように構成されたフック（４６、１４６）を有する、請求項１乃至１４のいずれか１項に記載の装置（１）。
16. 利用者の顎に適合されたオーラルスプリント（１０）に取り付けられるように構成された調整装置（２５）において、支え部材（４０；１４０；２４０；３４０）を調整可能かつ脱着可能に固定する固定部材（５０）を有し、前記支え部材は別の支え部材と協働して、前記利用者が口を閉じている間、前記利用者の下顎内のオーラルスプリントを前記利用者の上顎内のオーラルスプリントに対して前方に移動させるように構成されていることを特徴とする調整装置（２５）。
17. 請求項１６に記載の調整装置に対して調整可能で脱着可能に固定されるように構成された支え部材。

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