JP2017532159A - 下顎骨の成長を促す又は矯正する装置 - Google Patents

下顎骨の成長を促す又は矯正する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新生児を含む患者の下顎骨の成長を促すあるいは矯正する装置を提供する。【解決手段】 本発明の矯正装置は、支持部材100と、第1の口外手段(104,105と、第2の口外手段102,103とを有する。前記支持部材100は、患者を仰向けの状態で支持し、前記第1の口外手段104,105は、下顎骨の2個の隆起枝である下顎枝のそれぞれに、押圧力を第1の経皮骨アンカリング装置107,108により加え、前記第2の口外手段102,103は、下顎骨の2個の水平方向枝である下顎骨体のそれぞれに、引張力又は押圧力を第2の経皮骨アンカリング装置106により加え、前記第1口外手段104,105と前記第2の口外手段102,103の内の少なくとも1つの手段は、前記支持部材100にリンク手段109,110により、前記第1と第2の経皮骨アンカリング装置107,108,106の少なくとも1つに連結手段113,114,115により、連結している。【選択図】 図1

Description

本発明は下顎骨の成長を促す又は矯正する装置に関する。
下顎骨の成長の欠陥に関連する病気の中でもPierre Robin症候群は、誕生時から、困難な食物摂取、困難な呼吸、拍数の異常を引き起こす病気である。この種の病気の発生頻度は、新生児8,000−10,000人中1人である。
Pierre Robin症候群(正確にはPierre Robin sequence)は、誕生時から口と顔の3カ所の異常を含む。即ち口と顔の形態学的な三徴(orofacial morphological triad)の存在である。即ち、顎後退(retrognathism),舌沈下(glossoptosis),後中央咽頭裂(presence of a posterior median velopalatal cleft)である。顎後退は顎が引けた状態で通常より小さな下顎骨となる症状である。舌沈下は舌が喉内に落下する症状である。後中央咽頭裂は口蓋の後ろで閉じることのできない症状である。症状の発生の観点からすると、誕生時の顔の表情は、"bird profile”と称する典型的な形態である。
呼吸困難を伴わない形態学的欠陥(morphological anomaly without respiratory distress)はPierre Robin症候群のステージIで見られる。ステージIIで見られる呼吸困難は呼吸閉塞(respiratory obstruction )を伴う。この呼吸閉塞は、飲み込み嚥下不全症(suction-deglutition disorder)、迷走神経の高血圧症(vagal hypertonia)、胃食道の逆流(gastroesophaeal reflux)を引き起こす。これらの症状の重篤な状態はステージIIIで起きる。このステージIIIでの呼吸不全(respiratory failure)は極めて重篤の症状で、ステージIIで記述した重篤性が極めて大きくなったものである。
ORL障害は、重篤な聴覚障害、歯の不具合、発音障害、誕生後の第1週に酸素欠乏が起きた時には知的障害、骨格形成障害、遠方の器官(目、心臓、性器、脳)に影響を及ぼす他の疾患を伴い、上記のステージと実行された管理/治療によって、少し成長したPierre Robin症候群の子供に見られる.
今日様々なアプローチが、下顎骨の成長不全から発症する呼吸困難に対しなされている。これらのアプローチは、この病気のステージに応じて一般的に確立している。
最も単純な治療方法は新生児を腹側臥位に置くことである。この位置においては、舌は前方に飛び出し上方向に気道が確保できる。カニョーレによる鼻咽頭挿管法も考慮される。この方法により、カニョーレを介してのかつ舌の前方飛び出しにより気道が確保される。気管内へのチューブの挿入又はマスクを介した非侵襲性の通気も行われる。
これらの方法は、子供の呼吸を改善するには有効であるが、下顎骨の成長を促進したり回復したりはしない。
現在行われている外科手術は顎を牽引する(引っ張る)ことに基づいている。顎を牽引することを管理する際の主に困難な点は、新生児には歯がないことに関連する。その結果、下顎骨を強制的に前に出すために、歯の支持部材を用いて下顎骨を前進させる装具を用いることはできない。顎を前に引き出す方法は5−6歳から歯の生えた子供に対して実行される。多くの場合呼吸不全は、重篤であり二次的で心配な症状の原因であるため、Robin症候群の管理/治療はこの歳まで待てない。新生児の下顎骨の成長は6歳の子供に比較すると顕著であり、早急かつ効果的な治療が必要である。従ってこの発育段階における治療は適切なアプローチである。
幼児に対する最初の外科手術はStellmach に開発されが、しかしその後は側頭下顎骨の結合部における重大な後遺症のために行われなくなった。別の外科医Barciliero は、副交感骨端軟骨板領域(parasymphyseal region)において、下顎骨の周りにスレッド(糸)を挿入する方法により下顎骨を牽引することに関する論文を書いている。互いに平行な2本のスレッドは、対称に引く方向の両側の外側をベッドに固定され重量を支える点まで伸びる。この方法により下顎骨の矢印方向の成長(mandible sagittal growth)を加速させる。スレッドに代えてプレートを締結法で下顎骨に固定する類似の方法も採用されている。この方法は、呼吸不全の管理には効果的であるが下顎骨の後退が見られる。
下顎骨の成長を促す現在使用されている外科手術は、下顎骨を牽引することと骨結合術に基づいている。これは下顎骨の骨形成伸延法(mandibular osteogenic distraction)である。これは伸延装置(distractor)を用いて行われる。この方法により下顎骨が徐々に前方に長くなる。その結果咽頭の直径は増し舌が前方に飛び出す。呼吸困難は抑えられ、下顎骨の成長不足が修正される。この方法は、下顎骨の枝の骨形成を行い、その後伸延装置のネジ部材を又はファスナーを骨断面領域の両側に配置することからなる。2つの骨断面の間の距離は、伸延装置のネジ部材により維持されている。このネジ部材は、骨の切り離しを一区間あたり0.5−1mm長くする。骨の合成とその結果下顎骨が長くなったことが観測された。
上記の方法は満足する結果を与えるが、伸延装置(distractor)を配置するために外科手術を必要とするため、新生児に適用すると新生児には耐えがたいものとなる。
WO2012/156247によれば、睡眠時無呼吸候群の治療と改善を行う医療器具は、患者の身体をヘッドレストを含む支持部材とシートと脇胸を支持する部材とからなる。患者が支持部材の上に横たわると、患者の胸は90°以下の角度(45−60°の間)で前方向に傾斜する。熱成形材料製の溝を有する装置を上顎と下顎骨上に配置し、口腔の外に突出したブランチの手段で、支持部材のフレームに取り付け、下顎骨又は上顎に牽引力をかける。この装置は効果的ではあるが、新生児の身体にとっては適切なものではない。その理由は、熱成形材料製の溝の使用は、歯がまだ生えていない新生児には考えられないことだからである。更にこの装置は座ることができるほど大きくなった子供の身体に適したものである。
本発明の目的は、誕生時に新生児に対して使われる下顎骨の成長を促すあるいは矯正する装置を提供することである。本発明の装置の効果は、歯科用の道具を用いずに、構造と使用方法が簡単であり、しかも短時間で僅かな外科手術しか必要としない点である。しかも極めて非侵襲性であり、患者に最小限の苦痛しか与えず、押したり引いたりする力を顎の外の点から加え即ち上顎の骨に依存することなく、あるいは新生児の別の骨あるいは別の身体の部分に依存することなく力を加えることができ、変形の発生を阻止することができることである。
本発明によれば、本発明の新生児を含む患者の下顎骨の成長を促すあるいは矯正する装置は、支持部材と第1の口外手段と第2の口外手段とを有する。
前記支持部材は、患者の頭を含む身体の背面の少なくとも一部を仰向けの状態で支持する。
前記第1の口外手段は、下顎骨の2個の隆起枝である下顎枝のそれぞれに、引張力又は押圧力を第1の経皮骨アンカリング装置により加える。
前記第2の口外手段は、下顎骨の2個の水平枝である下顎骨体のそれぞれに、引張力又は押圧力を第2の経皮骨アンカリング装置により加える。
前記第1と前記第2の口外手段は、前記支持部材にリンク手段により連結しており、連結手段により前記第1と第2の経皮骨アンカリング装置の少なくとも1つにリンクしている。
本発明の一実施例によれば、口外手段(extra-oral means)は押圧力を加える。
本発明の他の実施例によれば、支持部材は患者を傾斜した仰向け位置/状態に保持する。
本発明の口外手段は、本発明の装置の中に含まれ、患者の口腔内に挿入されるものでなく、従来公知の口内の伸延装置(intra-oral distractor)とは異なる。
本発明の装置の動作原理は、新生児の顎の骨形成の反応(osteogenesis reaction)のみにより連続して徐々に成長することに依存する。現在使用されている伸延装置(distraction device)とは異なり、本発明の装置を配置する前に下顎骨の枝を切断する必要はない。本発明の装置は、特に支持部材の上にある下顎骨の枝に押圧力あるいは引張力をかける口外手段を有する。力を新生児の患者の骨にはかけない。骨に力がかかると、骨の変形を引き起こすため有害である。上顎骨にアンカー(係留)することはない。しかしこの様なアンカリングは、治療すべき病状あるいは奇形に依存して考えられる。
本発明の装置は、極めて小さい幼児(新生児)に対し使用するもので、最大の成長率を得られる利点があり、顔面変形あるいは奇形の発生が極めて小さい。本発明の装置に関連する治療期間は、極めて短く数週間或いは2ヶ月程度であり、極めて効率的/効果的である。
本発明の装置により、成長ホルモンが出ている時即ち主に子供が寝ている間に、治療が可能となる。
本発明の装置は下顎骨にのみ適用される。
本発明の装置により、下顎骨の水平方向枝(下顎骨体)と垂直方向枝(下顎枝)に独立に作用することができる。その理由は、各枝骨は、力を加える少なくとも1個の口外手段に関係するからである。それにより、下顎の水平方向枝(下顎骨体)と垂直方向枝(下顎枝)の間の傾斜も修正できる。
本発明の装置は、現在/従来の下顎骨の伸延治療(mandibular distraction)に比較して、極めて非侵襲性の治療が可能となる。
好ましくは、本発明の経皮骨アンカリング装置(trandermal bone anchoring device)は、骨と一体化されるのに適した経皮インプラント(osteointegrated transdermal implat)である。本発明の経皮骨アンカリング装置を下顎骨にアンカー(係留)する他の手段も採用可能である。
好ましくは、本発明の装置は2個の口外手段を有する。その内の一方の口外手段は、下顎骨の右側の隆起枝である右側の下顎枝に、押圧力を経皮骨アンカリング装置により加え、他方の左側の口外手段は、下顎骨の左側の隆起枝である左側の下顎枝に、押圧力を経皮骨アンカリング装置により加える。更に2個の口外手段を有し、この口外手段は、おとがい結節(mandibular symphysis)である下顎骨の2個の水平方向枝の結節部分に、押圧力を経皮骨アンカリング装置により加える。
本発明の一実施例においては、本発明の装置は、3個の骨のアンカリング(係留)部位の手段により機能する。これにより下顎骨の枝の間の空間内に独立した成長を確保できる。力を下顎骨の隆起枝である下顎枝に加える各口外手段は、それぞれその下顎枝に、少なくとも1個の経皮骨アンカリング装置(例、骨と一体になるインプラント)によりリンクされる。1つの骨のアンカリング(係留)部位は、右側の隆起枝である下顎枝上にあり、別の骨のアンカリング(係留)部位は左側の隆起枝である下顎枝上にある。更に2個の口外手段を有し、この口外手段は、力を下顎骨の水平方向枝に経皮骨アンカリング装置(即ち、顎の同一ゾーンの骨と一体となる1つの装置)によりリンクされている。本発明の装置は、患者の下顎骨の4個の枝骨(2個の下顎枝と2個の下顎骨体)上で動作する。。
好ましくは、押圧力を加える本発明の口外手段は、弾性手段例えばスプリング・アクチュエータ又はガス・アクチュエータを有する。この押圧力を加える手段は、スプリング・アクチュエータが好ましい。スプリング・アクチュエータのスプリングは、圧縮された状態で働き、その剛性は適用例に応じて選択される。
好ましくは、本発明の各口外手段はスプリング・アクチュエータである。このスプリング・アクチュエータは、前記支持部材に前記連結手段により固定され、ロッドとピストンとを収納するシリンダーと、前記シリンダー内に収納される圧縮スプリングとを有し、経皮骨アンカリング装置に連結されるロッドの端部が、突出するような力を加える。ブロック手段を更に有し、このブロック手段は、前記シリンダーの壁を貫通するネジ部材を有し、前記ロッドを所定の位置にブロックする。
スプリング・アクチュエータは、本発明の装置にリンクされ、それらのロッドは下顎骨の枝骨で、経皮骨アンカリング装置の自由端にリンクされる。この下顎骨上にアクチュエータがその力を加える。
好ましくは、本発明の装置は、調整手段を有し、下顎骨の分岐枝に口外手段により加えられる力の大きさと方向を調整する。調整手段は、回転軸、平行移動軸、口外手段を空間内で動く手段からなる。
治療すべき患者の生体機能と下顎骨に加えられる矯正の程度に依存して、本発明の装置は適用される。本発明の装置を患者に適用/接続する前に、治療の間各経皮骨アンカリング装置が通過すべき軌道が空間内に規定され、幼児の下顎骨の左右のバランスを非対称の方法で再モデル化する。本発明の装置により、顎全体に対して機能する、空間内の独立した点に三次元の修正が可能である。
好ましくは、前記支持部材と前記口外手段の間にある連結手段は、ウイングからなる。このウイングは、支持部材から前方に伸び患者の頭を横方向に位置する。ウイングは、ピヴォット・ピンで支持部材に固定される。ピヴォット・ピンは開位置と閉位置との間でウイングを回転させる。開位置では患者の頭を配置する為に前記支持部材へのアクセスが可能であり、閉位置では押圧力または引張力をかける口外手段を経皮骨アンカリング装置に固定できる。
本発明の装置は左右対称の機械部品を有する。これらの機械部品は、傾斜することにより収納される。各機械部品は2つの独立した要素を有する。これらは、下顎骨の隆起枝と水平方向枝に所定の力をかけることができる。
好ましくは、口外手段であるアクチュエータを下顎骨の隆起枝で経皮骨アンカリング装置に連結する連結手段は、ロッドを有する。このロッドは、アクチュエータのシリンダーの軸に直交して伸び、その自由端にボールジョイントを有する。
好ましくは、おとがい結節(mandibular symphysis)に自身を係留する経皮骨アンカリング装置と下顎骨の水平方向枝に押圧力を加える口外手段との間の連結手段は、フレキシブルな弓形細片を有し、この弓形細片は、口外手段の一方から他方に伸び、経皮骨アンカリング装置の自由端にアンカリング装置を有する。
好ましくは、本発明の装置は、患者の頭を支持部材にその方向に向けて配置するガイドを更に有し、経皮骨アンカリング装置は口外手段に連結される。
好ましくは、本発明の装置は、患者の頭を前記支持部材に当てて前記ウイングの間に配置するガイドを更に有する。その結果、経皮骨アンカリング装置は前記連結手段に連結される。前記ガイドは2本のロッドを有し、各ロッドは、ウイング上で組み立てられ、閉位置にある時に、前記ウイングに対し、前記ロッドの端部が患者の耳道に入るまで、スライドする。第3のロッドを更に有し、この第3のロッドは、前記支持部材に対し、前記支持部材の上端からその端部が患者の頭頂部に当たるまでスライドする。
この配置用ガイドにより、経皮骨アンカリング装置の自由端を連結手段に向けて配置することができる。
好ましくは、支持部材は、患者の背面全体を受け入れる乳母車、揺りかご、ベッド、ベビーロッカーのいずれかの形状をしている。支持部材は、主に幼児向けであるので、このような形状を採る。好ましくは、支持部材の表面は幼児が快適になるよう適宜の厚さの材料で構成される。
患者が居る状態の本発明の一実施例の矯正装置の斜視図。 患者が居ない状態の本発明の一実施例の矯正装置の斜視図。 患者が居る状態の本発明の一実施例の矯正装置の斜視図。 患者が居ない状態の本発明の一実施例の矯正装置の側面図。
下顎骨の成長を促す又は矯正する本発明の矯正装置1の斜視図である。同図において、患者BB(生まれて数週間の乳児)が治療すべき場所に配置されている。この本発明の矯正装置1はベビーロッカーの形状の支持装置100を有する。支持装置100に患者BBが仰向けに好ましくは傾斜した状態/位置で置かれる。患者BBは地面(水平方向)に対し約30℃の角度で傾斜している。本発明の矯正装置1は乳児用なので、支持装置100は全ての場合乳児が伸びて仰向けになるよう設計されている。支持装置100の一部は、収納部(ハウジング)101を有し、患者BBの後頭部を受け入れ乳児が休めるようにしている。例えば収納部101は支持装置100に取り付けられた枕を有する。保持トラップ(安全ベルト)130は、患者BBが支持装置100の上に伸ばして寝かせるように設けられている。
図2は患者BBが居ない状態の本発明の矯正装置1を表す。本発明の矯正装置1は垂直方向の中心軸Avを中心にその両側に対称の形状をしている。
本発明の矯正装置1は4個の口外手段102,103,104,105を有し、4個の下顎骨の枝骨(2個の下顎枝と2個の下顎骨体)にそれぞれ押圧力をかける。これはアンカリング装置例えば経皮骨アンカリング装置(transdermal bone anchoring device)106,107,108で加えられる。経皮骨アンカリング装置の一例は骨と一体になる経皮インプラント(osteoitegrated transcutaneou implant )である。
この口外手段(例:アクチュエータ)102,103,104,105は、患者の治療中(図3)に、患者の口腔の外側に配置される。現在/従来の下顎骨矯正装置においては、骨には、口腔と更には骨腔の内側の伸延装置の手段により、力がかけられる。口外手段(アクチュエータ)102,103,104,105は、支持装置100にリンク手段(ウイング)109,110により連結されている。
経皮インプラント106,107,108は、図2に示されており、本発明の矯正装置1に連結されている。しかし実際には、それらは、患者BBを本発明の矯正装置1に置く前にかつ治療前に、下顎骨の枝骨(2個の下顎枝と2個の下顎骨体)に外科手術手段により埋め込まれている。経皮インプラント106は、本発明の矯正装置1の対称軸Av上にあり、おとがい結節部(mandibular symphysis)即ち下顎骨の水平方向枝が結合する領域に置かれている。。経皮インプラント107は、対称軸Avの左側(患者の左側)に配置され、下顎骨の左側の隆起枝である左側下顎枝に、口外から固定される。経皮インプラント108は、対称軸Avの右側にあり、下顎骨の右側隆起枝である右側下顎枝に口外から固定される。
第1の口外手段104,105は、患者の下顎骨の左側と右側の隆起枝である左側と右側の下顎枝に押圧力をかける。第2の口外手段102,103は、患者の下顎骨の左側と右側の水平方向枝左側と右側の下顎骨体に押圧力をかける。口外手段102,104は、本発明の矯正装置の対称軸Avの左側に配置され、口外手段103,105は、本発明の矯正装置の対称軸Avの右側に配置される。図1に示すように、患者BBは本発明の矯正装置1の中心軸上に配置される。
下顎骨の枝骨にかかる押圧力は本発明の矯正装置1から加えられる。その理由は、口外手段は矯正装置1の上に配置されており患者の上には配置されていないからである。例えば、押圧力は、患者の後頭部で支持装置100から支持することができる。下顎骨の成長を促す又は矯正する本発明の治療の原理は、下顎骨を再整形する成長を得る為に、経皮インプラント106,107,108の各ポイントが強制的にたどる軌道を規定することである。動作状態の寸法は、本発明の矯正装置上ある基準点から計算される。支持装置100は、乳幼児を最適の位置に配置する人間工学に基づいたガイドとして機能することに加え、本発明の矯正装置の連続する動作寸法の開始点(ポイントゼロ)を規定する機能を有する。それは本発明の装置の動力学的基準と機械的基準を示す。本発明の矯正装置を構成する要素特に口外手段の組み合わせは、それらの点から機能的かつ寸法的に調整可能である。このため口外手段102,103,104,105は、支持装置100にリンク手段によりリンク/連結している。図1−3に示す本発明の一実施例においては、このリンク手段は、一対のウイング(即ち薄い片)109,110から構成される。これらはそれぞれ対称軸Avの両側でピボット・ピン111,112を介して支持装置100に組み立てられる。このピボットピン111,112はフック、ヒンジ、ピン・ヒンジあるいは他の公知の手段により構成される。
リンク手段(ウイング)109は、口外手段102、104を支持する。この口外手段102は患者BBの下顎骨の左側水平方向枝骨に押圧力をかける。口外手段104は左側隆起枝骨に押圧力をかける(図1,3)。リンク手段(ウイング)110は、口外手段103,105とを支持する。口外手段103は患者BBの下顎骨の右側水平方向枝骨に押圧力をかける。口外手段105は下顎骨の右側隆起枝に押圧力をかける。
前記ウイング109,110は患者の頭を横方向から支持する。更に、ウイング109,110は開位置と閉位置との間で回転する。前記開位置では、患者の頭を配置する為に前記支持部材(100)へのアクセスが可能であり、前記閉位置では、前記口外手段102,103,104,105を、前記経皮インプラント106,107,108に連結する或いは固定するる。
それ故に、本発明の矯正装置1は2個の対称位置にある機械的部分を有する。この機械的部分は、傾斜させることにより収納可能である。各機械的部分は、2個の独立した手段を有し、これにより、それぞれ水平方向枝骨と隆起枝骨に特定の押圧力をかけることができる。
押圧力をかける口外手段102の詳細を図4に示す。口外手段102はシリンダー1021からなる。このシリンダー1021は、フランジ1023の手段により回転シャフト1022上でウイング109に固定される。シリンダー1021内を、ロッド1026とピストン(図示せず)とが自由にスライドする。ロッド1026の端部1024は、シリンダー1021の端部1025から飛び出す。この端部1025は、連結手段113を具備し自身を経皮骨アンカリング装置(経皮インプラント)106に連結する。圧縮スプリングがシリンダー1021内に収納され、ロッド1026の端部1024がシリンダー1021の端部1025から突出するよう適切な押圧力をかける。ブロック手段1029は、例えばシリンダー1021の壁を貫通するネジ部材であり、これを用いて、ロッド1026を所定の位置に停止させる。ナット1027が、シリンダー1028の他の端部1028から出てきたロッド1026部分の上にねじ込まれる。このナット1027は、経皮インプラント106に連結されていなければならないロッドの端部1024が前進するのを阻止する停止手段として、機能する。
押圧手段である口外手段102はスプリング・アクチュエータである。アプリケーションに適した所定の硬さを有するスプリングが選択される。実際には下顎骨の成長は2cm以下である。選択されたスプリングによって、殆ど一定の押圧力が得られる。しかし他の変形例においては、ガスアクチュエータが絶対に適切な場合もある。
口外手段102に関連する説明は、口外手段103,104,105にも適用可能である。その理由はそれらは口外手段102と同一だからである。
アクチュエータ104,105を経皮インプラント107,108に連結する連結手段は、それぞれロッド114,115を有する。ロッド114,115は、アクチュエータの端部1044,1054からアクチュエータの軸に直交して伸びて、その自由端にボールジョイント1141,1151を具備する(図2,3)。このボールジョイント1141,1151によりインプラント107,108とアクチュエータ104,105との間の連結が可能となる。インプラントを下顎骨内に配置している間、それらは予定された場所に正確には配置されないかも知れない。従って、ボールジョイントにより、予定された設置場所と実際の設置場所との間の距離を修正することができる。
アクチュエータ102,103を経皮インプラント106に連結する連結手段は、フレキシブルな弓形細片113を有する。この弓形細片113は、口外手段102から口外手段103に伸びて、患者が支持装置100に居る場合患者の顎に面して配置される。フレキシビリティが、小さな顎に沈み込み/入り込み運動ができるようにする為、必要である。ロッド116も具備される。ロッド116の端部の一方は、経皮インプラント106にボールジョイント1161によりリンクされ、他方は、連結手段(弓形細片)113に形成されたハウジング118内に収納される。このロッド116は経皮インプラント106に連結された状態を維持し、その結果ハウジング108内にオフセット/棚ができ、このオフセット/棚内にロッド116の端部が挿入され、その後ハウジングの狭いゾーンにスライドさせて、それをブロックする。
押圧力が下顎骨の枝骨に加えられて立体的な下顎骨の成長が得られる。一般的に隆起枝骨に掛かる力は前方向と下方向に向けられる。各水平方向の枝骨に掛かる力は前方向に加えられる。
口外手段102,103,104,105により加えられる押圧力の方向は、調整手段により調整することができる。この調整手段は、特に口外手段102−105のスプリングの軸の位置を所定の場所に調整する調整手段を含む。例えば口外手段102に関しては、調整手段は回転シャフト1022を含む。リンク手段(ウイング)109上の回転シャフト1022にシリンダーが固定される。この回転シャフト1022により、スプリングの軸は、リンク手段(ウイング)109の軸に平行な面で回転することにより、動くことができる(図4の矢印R)。この面は、押圧力が加えられる下顎骨の枝骨の側面に平行である。それ故に、調整手段により、スプリングが押圧力をかける下顎骨の枝骨に対し、各アクチュエータのスプリングの軸の方向の調整が可能となる。
調整手段は、リンク手段(ウイング)109内にスロット117を有する。このスロット117内を回転シャフト1022が動く(図4の矢印T)。これはリンク手段(ウイング)109の面に平行な面で行われる。この面は押圧力が掛からなければならない下顎骨の枝骨の側面に平行である。これらの調整手段により、本発明の矯正装置を患者の形態に合わせて調整し、これにより口外一体インプラントとの連結が可能となる。同一の調整手段は口外手段103,104,105に対しても具備される。
各アクチュエータ102,103,104,105により加えられる力の強度と方向は、患者の治療の開始時点で決定され調整される。それ故に患者が代わったり食事するために本発明の矯正装置1から離れ、再びそこに座った場合には、下顎骨に新たに加えられる力は、患者が本発明の矯正装置から離れる前に適用されるものと同じとなる。
患者BBを座らせる時は、リンク手段(ウイング)109,110は、開放状態/位置になり、そのため各ウイングは軸Avに対し反対方向に回転する。患者BBの頭は支持装置100の収納部(ハウジング)101の上に置かれる。患者は支持装置100に対し背中を向けて伸びた状態にある。リンク手段(ウイング)109,110は、頭を側面から支える閉鎖位置になるように反対方向に回転させることにより、傾斜する。
口外手段102,103,104,105に接続する連結手段114,115,116に連結される経皮インプラント106,107,108の自由端を正確に配置するために、本発明の矯正装置1は、患者BBの頭部を支持装置100の上にかつリンク手段(ウイング)109、110の間に配置するようなガイドを有する。これらのガイドは、2本のロッド119,120からなる。それぞれのロッド119,120は、リンク手段(ウイング)109,110上に組み立てられて、それらが閉位置にある時、各ロッド119,120の端部が若干患者の耳道内に入るまで、これらのウイングに対しスライドする。更に第3のロッド121が具備される。第3のロッド121は、支持装置100の上部から、第3のロッド121の端部が患者の頭頂部に当たるまでスライドできる。頭頂部の目標点Mはマークあるいはタトゥーの形状で示される。ボールジョイントボールジョイント1141,1151,1161により、連結手段114,115、116は、経皮インプラント106,107,108に連結される。これらは最終的に口外手段102,103,104,105に連結されている。
患者が配置されると、経皮インプラント106,107,108は、連結手段114,115、116を介して力を加える口外手段102,103,104,105に連結される。ロッド119,120,121は患者に当たらないように動かされる。
上記したように上顎骨に対するアンカリング装置がないために、これら上顎骨に対するアンカリング装置は、奇形や治療すべき患者の症状に応じて、使用を考慮しなければならない。この様な場合、上顎骨に力を加える手段(アンカリング装置)は、下顎骨に関連して記載したものと同じである。
本発明の矯正装置1は患者を座らせたまま簡単に動かすことができる。これは通常毎日のケア(例、呼吸補助、入浴、抱きかかえること)に応じて、必要な回数行われる。
明細書中の「右側装置/手段」と「左側装置/手段」はそれぞれ患者の「右側」と「左側」にある装置を意味する。以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。「少なくとも1つ或いは複数」、「と/又は」は、それらの内の1つに限定されない。例えば「A,B,Cの内の少なくとも1つ」は「A」、「B」、「C」単独のみならず「A,B或いはB,C更には又A,B,C」のように複数のものを含んでもよい。「A,B,Cの内の少なくとも1つ」は、A,B,C単独のみならずA,Bの組合せA,B,Cの組合せでもよい。「A,Bと/又はC」は、A,B,C単独のみならず、A,Bの2つ、或いはA,B,Cの全部を含んでもよい。本明細書において「Aを含む」「Aを有する」は、A以外のものを含んでもよい。特に記載のない限り、装置又は手段の数は、単数か複数かを問わない。
1:下顎骨の成長を促す又は矯正する装置
100:支持装置
101:収納部(ハウジング)
102,103,104,105:口外手段
106,107,108:経皮インプラント
109,110:リンク手段(ウイング)
111,112:ピボット・ピン
113:連結手段(弓形細片)
114,115:ロッド
116:ロッド
117:スロット
119,120,121:ガイドロッド
130:保持トラップ
1021:シリンダー
1022:回転シャフト
1024:ロッド
1025:端部
1026:ロッド
1027:ナット
1029:ブロック手段
1044,1054:端部
1141,1151,1161:ボールジョイント

Claims (12)

  1. 新生児を含む患者の下顎骨の成長を促すあるいは矯正する装置(1)において、
    支持部材(100)と、第1の口外手段(104,105)と、第2の口外手段(102,103)とを有し、
    前記支持部材(100)は、患者の頭を含む身体の背面の少なくとも一部を仰向けの状態で支持し、
    前記第1の口外手段(104,105)は、患者の下顎骨の2個の隆起枝である下顎枝のそれぞれに、押圧力を、第1の経皮骨アンカリング装置(107,108)により加え、
    前記第2の口外手段(102,103)は、患者の下顎骨の2個の水平方向枝である下顎骨体のそれぞれに、引張力又は押圧力を、第2の経皮骨アンカリング装置(106)により加え、
    前記第1口外手段(104,105)と前記第2の口外手段(102,103)の少なくとも1つの手段は、前記支持部材(100)に、リンク手段(109,110)により連結しており、前記第1と第2の経皮骨アンカリング装置(107,108,106)の少なくとも1つに、連結手段(113,114,115)により連結している
    ことを特徴とする新生児の下顎骨の成長を促すあるいは矯正する装置。
  2. 前記第1の口外手段(104,105)と第2の口外手段(102,103)は、押圧力を加える
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記第1の口外手段(104,105)の内の右側の口外手段(105)は、前記下顎骨の2個の隆起枝である下顎枝の右側の下顎枝に、押圧力を、前記第1の経皮骨アンカリング装置(107、108)の内の右側のアンカリング装置(107)により加え、
    前記第1の口外手段(104,105)の内の左側の口外手段(104)は、前記下顎骨の2個の隆起枝である下顎枝の左側の下顎枝に、押圧力を、前記第1の経皮骨アンカリング装置(107、108)の内の左側のアンカリング装置(108)により加え、
    前記第2の口外手段(102,103)は、おとがい結節である下顎骨の2個の水平方向枝の結節部分に、押圧力を前記第2の経皮骨アンカリング装置(106)により加える
    ことを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 前記第1の口外手段(104,105)と第2の口外手段(102,103)は、スプリング・アクチュエータ又はガス・アクチュエータを含む弾性手段を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の装置。
  5. 前記第1の口外手段(104,105)と第2の口外手段(102,103)は、スプリング・アクチュエータとブロック手段とを有し、
    前記スプリング・アクチュエータは、前記支持部材(100)に前記リンク手段(109,110)により固定され、ロッド(1026)とピストンとを収納するシリンダー(1021)と、前記シリンダー(1021)内に収納される圧縮スプリングとを有し、前記第2の経皮骨アンカリング装置(106)に連結される前記ロッド(1026)の端部(1024)が、突出するような力を加え、
    前記ブロック手段は、前記シリンダー(1021)の壁を貫通するネジ部材(1029)を有し、前記ロッド(1026)を所定の位置にブロックする
    ことを特徴とする請求項2−4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記第1の口外手段(104,105)と第2の口外手段(102,103)により加えられる力の大きさと方向を調整する調整手段(1022,117)を更に有する
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記リンク手段(109,110)は、前記支持部材(100)と前記第1と第2の口外手段(104,105,102,103)の間にあり、前記支持部材(100)から前方に伸び患者の頭を横方向から支持する2個のウイングからなり、前記ウイングは、ピヴォット・ピンで前記支持部材(100)に固定され、前記ピヴォット・ピンは、開位置と閉位置との間で前記ウイングを回転させ、
    前記開位置では、患者の頭を配置する為に前記支持部材(100)へのアクセスが可能であり、
    前記閉位置では、前記第1の口外手段(104,105)と第2の口外手段(102,103)を、前記第1と第2の経皮骨アンカリング装置(107,108,106)に固定できる
    ことを特徴とする請求項2−6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記第1の口外手段(104,105)を下顎骨の2個の隆起枝である下顎枝の位置で前記第1の経皮骨アンカリング装置(107,108)に連結する連結手段(114,115)は、ロッドを有し、前記ロッドは、前記シリンダー(1021)の軸に直交して伸び、ボールジョイント(1141,1151)をその自由端に有する
    ことを特徴とする請求項5−7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記第2の経皮骨アンカリング装置(106)と前記第2の口外手段(102,103)との間の連結手段(113)は、フレキシブルな弓形細片であり、前記弓形細片は、前記第2の口外手段(102,103)の一方から他方に伸び、自身を前記第2の経皮骨アンカリング装置(106)の自由端に連結するアンカリング手段(116)を有する
    ことを特徴とする請求項5−6のいずれか1項に記載の装置。
  10. 患者の頭を前記支持部材(100)に当てて配置するガイド(119,120,121)を更に有し、前記第1と第2の経皮骨アンカリング装置(107,108,106)は、前記第1の口外手段(104,105)と第2の口外手段(102,103)の内の少なくとも1つに連結される
    ことを特徴とする請求項1−9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 患者の頭を前記支持部材(100)に当てて前記ウイングの間に配置するガイド(119,120,121)を更に有し、その結果、前記第1と第2の経皮骨アンカリング装置(107,108,106)は前記連結手段(113,114,115,116)のいずれかに連結され、
    前記ガイドは2本のロッドを有し、前記各ロッドは、ウイング上に組み立てられ、閉位置にある時に前記ウイングに対し、前記ロッドの端部が患者の耳道に入るまで、スライドし、更に第3のロッド(121)を有し、前記第3のロッドは、前記支持部材(100)に対し、前記支持部材(100)の上端から前記第3のロッド(121)の端部が患者の頭頂部に当たるまでスライドする
    ことを特徴とする請求項7−9のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記支持部材(100)は、患者の背面全体を受け入れる乳母車、揺りかご、ベッド、ベビーロッカーのいずれかの形状をしている
    ことを特徴とする請求項1−11のいずれか1項に記載の装置。
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