JP2015518534A - 燃焼室内の複数の位置での同時かつ広帯域の減衰 - Google Patents

燃焼室内の複数の位置での同時かつ広帯域の減衰 Download PDF

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Abstract

ダンパー装置(20)は、複数の相互接続されたボリューム(V1およびV2)と、ダンパー(20)を燃焼室(5)に複数の接触点で接続するための複数のネック(N1およびN2)と、を具える。複数のネックは、複数のボリュームに接続されている。

Description

本発明は、ダンパー装置に関するものである。
特に、ダンパー装置を用いて、希薄予混合低排出燃焼システムを備えたガス・タービンの動作中に発生する圧力振動を減衰させる。
ガス・タービンが1つ以上の燃焼室を具え、燃料が注入され、気流に混合され、燃焼し、タービン内で膨張する高圧煙道ガスを生成することは公知である。
動作中、圧力振動が発生し、燃焼室に機械的損傷を生じさせ、動作形態を制限することがありうる。
このため、通常、燃焼室はダンピング・デバイス、例えば4分の1波長管、ヘルムホルツ・ダンパーまたは音響スクリーンを備え、これらの圧力振動を減衰させる。
図1に示すように、従来のヘルムホルツ・ダンパー1は、ダンピング・ボリューム2(すなわち共振器ボリューム)と、燃焼室5の壁4(線模様によって図示)に接続されているネック3(入口部)と、を含み、燃焼室5では、燃焼が発生し、減衰すべき圧力振動が発生する。
ヘルムホルツ・ダンパーの共振周波数(すなわち減衰周波数)は、ダンピング・ボリューム2および入口部3(ネック)の幾何学的特徴に依存し、燃焼室5内で発生する圧力振動の周波数に対応しなければならない。
特に、ボリュームおよびネックの形状は、ヘルムホルツ・ダンパーの固有周波数を決定する。ヘルムホルツ・ダンパーの最大減衰特性は、固有周波数で達成され、それは概して非常に狭い周波数帯におけるものである。
それにもかかわらず、これらの圧力振動の周波数は、ガス・タービンごとにわずかに変化することがあり、さらに、同一のガス・タービンにおいても、ガス・タービン動作(例えば部分負荷、ベース負荷、移行)の間、わずかに変化することがある。
(ヘルムホルツ・ダンパーがしばしば用いられる)低周波範囲におけるヘルムホルツ・ダンパーのダンピング周波数帯域幅は、非常に狭いので、燃焼室内で発生する圧力振動のこの種の周波数シフトは、燃焼室に接続され、所定設計の共振周波数を有するヘルムホルツ・ダンパーを完全に役に立たないものとしてしまう。
異なる周波数を有する圧力振動に対処するために、概して、2つ以上のヘルムホルツ・ダンパーが用いられる。例えば、DE102005062284は、2つ以上のヘルムホルツ・ダンパーを有するダンパー装置を開示し、この2つ以上のヘルムホルツ・ダンパーは、直列に接続され、すなわち、1つのヘルムホルツ・ダンパーのネックは、他のヘルムホルツ・ダンパーのボリュームに接続されている。この構成は、大きく異なる別々の周波数(例えば、15Hzおよび90Hz)を有する圧力振動を減衰させる際には非常に効率的であることが判明した。
この場合、ガス・タービン構造および動作に対する有害な効果を伴って、圧力振動のいくらかが減衰しないということが明らかである。
十分に広い帯域幅の圧力振動を減衰させるために、概して、多数のヘルムホルツ・ダンパー1が、燃焼室5に接続されている。それにもかかわらず、この場合もまた、課題は生ずる。
事実、一定の周波数を有する圧力振動を効率的に減衰させるために、ヘルムホルツ・ダンパーは、その圧力振動が最大振幅を有する燃焼室の位置に配置しなければならない。
燃焼室が、同一位置で、または、互いに近接した位置で最大振幅を有する異なる周波数を有する圧力振動を有するとき、異なる特徴を有する異なるヘルムホルツ・ダンパーを、それらの位置に取り付けなければならないことは明らかである。
それにもかかわらず、ガス・タービンの燃焼室内では、ヘルムホルツ・ダンパーが接続可能な位置は制限されるので、通常、同一位置に(例えば、互いに角度的にシフトさせて)異なるヘルムホルツ・ダンパーを接続することはできない。
さらに、この複数のヘルムホルツ・ダンパー装置の他の不利な点は、燃焼室の脈動が、脈動周波数に十分に近い共振周波数を有するヘルムホルツ・ダンパーのみによって減衰されるということである。
この概念は、いくつかの他の従来技術の図面を参照して詳細に説明される。図2aは、燃焼室5内の振幅Aを有する脈動周波数Fに対応する波形を示す。図示される波形が、2つのアンチノード、すなわち、波形の最大振幅点を有する1つのタイムスタンプに示される定在波パターンの簡略化された形であることは、当業者にとって明らかである。図2bに示すように、(周波数Fに対処するために前調整される)ダンパー1がこの周波数F曲線のピーク時に配置されると、結果として、その位置で波形を減衰させることになる。言い換えると、ダンパー1は、周波数Fの波形の1つのアンチノードに最接近して配置される。この結果、最終的に、振幅Aに実際的な影響を何ら及ぼすことなく、周波数F(すなわち、アンチノードのシフト位置)のモードのシフトを生ずる。
図3aおよび図3bに示すように、2つのヘルムホルツ・ダンパー1が、周波数Fのアンチノードに最接近して配置されるので、その結果、周波数波Fの振幅は、AからAまで減少する。しかしながら、振幅Bを有する異なる周波数Fの他のモードBを引き起こしうる。したがって、1つの優位モードが複数のダンパーを用いて作用される場合、他のモードが優位になり、システムの力学を支配することがある。モードAの振幅は減少するが、モードBの増加は燃焼室5の脈動を増加させる。実際、複数のモードを備える燃焼システムは不安定である。
上述した2つのモードの課題に対応するために、2つの異なる周波数に調整された2つのダンパーを用いることができる。図4aおよび図4bに示すように、周波数Fに調整された第2のヘルムホルツ・ダンパー10が用いられる。しかしながら、この場合、図2bにおいて説明されたように、第1のモードAは再び完全には減衰されず、シフトされる。さらに、ダンパー10が燃焼室5に接続されている位置でアンチノードを有することができないので、第2のモードBもまた、ダンパー10によって完全に減衰させることができない。このように、2つの異なる周波数FおよびFに調整された2つのダンパーを用いても、両方のダンパーが燃焼室に接触する位置で両方の周波数を確実に減衰させることができない。
それゆえ、上述した全ての解決策は、全ての関連した周波数を対象にして、広帯域の減衰を提供することができないという問題を生ずる。さらに、これらの解決策は、共振周波数の微調整によって、燃焼室内の周波数の圧力振動をシフトさせることができない。
それゆえ、本発明の技術的な目的は、周知技術の上述した課題に対処しているダンパー装置を提供することを含む。
この技術的な目的の範囲内で、本発明の一態様は、ダンパー装置およびダンパー装置の設計方法を提供することにあり、本発明により、特に、ヘルムホルツ・ダンパーからなる従来の減衰装置の帯域幅と比較して、広帯域幅における圧力振動の減衰を可能にする。
本発明のさらなる態様は、微調整なしにまたは限定的な微調整を必要として圧力振動の周波数シフトに対処することが可能なダンパー装置を提供することにある。
本発明の他の態様は、複数の位置で燃焼室に接続することによって広帯域範囲の複数の脈動周波数を同時に減衰可能なダンパー装置を提供することにある。
本発明の他の態様は、特に上述した従来のダンパー装置と比較して、非常に単純なダンパー装置を提供することにある。
本発明のさらに他の態様は、複数の相互接続されたボリュームと、ダンパー装置を燃焼室に複数の接触点で接続するための複数のネックと、を具えるダンパー装置を提供することにある。複数のネックは、複数のボリュームに接続されている。
本発明の他の態様では、複数の接触点は、1つ以上の脈動周波数に対応する。
本発明のさらに他の態様において、複数のボリュームおよびネックの組合せは、1つ以上の脈動周波数を減衰させるために調整される。
技術的な目的は、これらおよびさらなる態様とともに、本発明によって、ダンパー装置およびダンパー装置の設計方法を添付の請求の範囲に従って提供することによって達成される。
本発明のさらなる特性および利点は、添付図面の非限定的な実施例として例示されるダンパー装置の非排他的な好適実施形態の説明から明らかになる。
従来技術に従う従来のヘルムホルツ・ダンパーの概略図である。 従来技術に従うヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 従来技術に従うヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 従来技術に従うヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 本発明の一実施形態に従うヘルムホルツ・ダンパーの構成を示す。 本発明の一実施形態に従う、燃焼室用のヘルムホルツ・ダンパー装置を設計する方法のフローチャートである。 本発明の異なる実施形態に従うヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 本発明の異なる実施形態に従うヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 本発明の異なる実施形態に従うヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 本発明の各種実施形態に従う、ボリューム間の音響結合を調整するために吸収材料を使用しているヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 本発明の各種実施形態に従う、ボリューム間の音響結合を調整するためにピストンを使用しているヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 本発明の各種実施形態に従う、ダンパーを接続しているネックのサイズを調整するためにダンパーのネック内にピストンを使用しているヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。 本発明の各種実施形態に従う、ネックのサイズを調整し、ボリューム間の音響結合を調整するために、ピストンによってネックの断面が異なるヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。
以下、図面を参照しながら本発明の好適実施形態が記載される。図面において、同様の参照符号は、同様の要素を表すために用いられる。以下では、説明のために、多数の具体的な詳細は、本発明を完全に理解するために記載される。しかしながら、本発明がこれらの具体的な詳細なしで実行可能であることは明らかである。
図5aおよび図5bでは、単一のダンパーを用いて2つの異なる位置で同時に発生している2つの周波数のモードを処理する問題に対応するために、ダンパー20は、燃焼室5に配置される。例示的な実施形態では、燃焼室5は、ガス・タービンの燃焼室である。この実施形態では、ダンパー20は、2つのネックと、並列に結合される2つのボリュームと、を具える。2つのネック間の距離は、(燃焼室5内に示されるように)2本の矢印間の距離によって表され、ダンパー20が燃焼室5に接触する2つの接触点を定める。しかしながら、この設計が単に例示的なものであり、ダンパーはさまざまな他のネックおよびボリュームの組合せで構成可能であることは当業者にとって明らかである。図4aおよび図4bに示した実施形態の2つのダンパー(ダンパー1および10)とは対照的に、(図5bに示すように)単一のダンパー20は、2つの優位周波数FおよびFに調整される。FおよびFの両方のモードは減衰し、両方の波形の振幅は、AからAに、および、BからBに減少する。言い換えると、ダンパー20は、両方の接触点で発生する両方の周波数FおよびFのアンチノードを同時に減衰させることができる。実際的な実施態様では、最初に、両方のFおよびFのアンチノードの位置が推定され、それに従って、ダンパー20の接触点(すなわち、2つのネック間の距離)が選択される。接触点の位置は、FおよびFの推定されたアンチノード位置に最接近して保たれることが好ましい。それゆえ、単一のダンパー20は、燃焼室5内に存在する1つ以上の優位周波数に対応することが可能である。ダンパー20の設計が、減衰する必要がある優位周波数の数に応じて、任意の数で燃焼室5に接続するように拡大可能であることは、当業者にとって明らかである。本発明の他の実施形態に従って、ダンパー20を用いて、最大を有する1つの優位周波数のみを燃焼室5の2つの位置で減衰させることもできる。さらに、ダンパー20が燃焼室5に接触可能な接触点は、3次元全てに分布してもよい。全実施形態が2次元で示されているのは単に説明を単純化するためであり、これは、本発明の範囲を制限するものではない。
図6は、本発明の一実施形態に従う、燃焼室5用のヘルムホルツ・ダンパー20を設計する方法のフローチャートを示す。ダンパー20を設計する前に、(脈動周波数FおよびFにより)燃焼室5内で発生している予想される音響波形が分析され、両方の周波数のアンチノードの対応する位置は、特定の標準数学的算出に基づいて推定される。これらの推定位置に基づいて、ダンパー20が燃焼室5に接触する接触点は、ダンパー20の2つのネック間の距離を定めることによって選択される。ダンパー20の全体設計は、図6のフローチャートのステップに従って行われる。
第1のステップ60において、複数のボリュームを相互接続する。ボリュームは、直列または並列のいずれかで相互接続することができる。その後、第2のステップ62において、複数の相互接続されたボリュームに接続されている複数のネックを提供する。最終ステップ64において、複数のネックを、複数の接触点で燃焼室5に接続する。これらの接触点の位置は、上述の分析に基づいてすでに推定されている。相互接続されたボリュームと同様に、ネックを直列に配置することもできるし、ネックを互いに対しておよびボリュームに対して並列に配置することもできる。
以下、本発明の各種実施形態に従って、ボリュームおよびネックの間のこの種の相互接続の構成に関するさまざまな可能性が説明される。
図7a〜7dは、本発明の一実施形態に従うヘルムホルツ・ダンパーの例示的な構成を示す。図7aに示すように、一実施形態に従って、ダンパー20は、2つのボリューム、すなわち、各々並列に相互接続されるボリュームV1およびボリュームV2を具える。2つのボリューム(V1およびV2)は、燃焼室5(線模様によって図示)に、2つのネック、すなわち、ネックN1およびネックN2を介して接続されている。さらに、2つのボリュームV1およびV2は、第3のネックN3を介して並列に相互接続される。2つのボリュームV1およびV2は、ダンパー20の構成が2つの周波数FおよびFを減衰可能なように定められる。また、2つのネックN1およびN2の位置は、ダンパー20全体を、燃焼室5内の(FおよびFの)局所的な定在波パターンに適合させるように選択可能である。本発明の各種実施形態において、2つのネックN1およびN2は、互いに同軸であることが好ましい。ヘルムホルツ・ダンパーが、定在波パターンの脈動最大に近接するとき、ダンピング効果を最も発揮することは、当業者にとって明らかである。ダンパー20が燃焼室5と結合する2つのネックを有するので、2つのネックN1およびN2の位置を、異なる脈動(優位)周波数のための脈動最大により近接して調整するためのより良好な配置が存在する。
図7bに示すように、他の実施形態に従って、ダンパー22は2つのネック、すなわち、ネックN1およびネックN2を具え、ネックN1、N2は、第3のネックN3を介して直列に各々に相互接続される2つのボリュームV1およびV2に接続される。また、ボリュームV1およびV2は、ヘルムホルツ・ダンパー22によって減衰することが必要な優位周波数に応じて選択可能である。
図7cにおいて、ダンパー22と同様に、本発明のさらに他の実施形態に従って、ダンパー24は、2つのボリュームV1およびV2を具え、2つのボリュームV1およびV2は、(図7bにおける1つのネックN3の代わりに)2つのネックN3およびN4を介して直列に接続される。ダンパー24内の2つのネックN3およびN4のこの構成は、ダンパー24を微調整するためにより多くの柔軟性を提供し、2つの脈動周波数に適応することができる。
図7dに示すように、本発明の他の一実施形態では、ダンパー26は、2つのボリュームV1およびV2を有し、2つのボリュームV1およびV2は、(図7a、7bおよび7cで述べたような)管状ネックの代わりに、環状スロットS1およびS2を介して直列に相互接続される。これが上述した他の図(図5a、5b、7a、7bおよび7c)に対する単なる設計変更であるということを当業者は理解するであろう。さらに、スロットS1およびS2の設計は、ダンパー26を微調整し、2つの脈動周波数に適応するために変化させることができる。
これまで、本発明の各種実施形態に従って、2つのヘルムホルツ・ダンパーを用いて、2つの点で(2つのネックを介して)燃焼室に接続されるダンパー装置を形成してきた。しかしながら、2つ以上のヘルムホルツ・ダンパーを用いて、2つの位置で(2つのネックを介して)2つの脈動周波数を減衰可能な新規なダンパー装置を定めることもできることは、当業者にとって明らかである。
図8aに示すように、ダンパー30は、3つのボリュームを有し、ボリュームV1およびV2が並列に相互接続され、この組合せは、ネックN3およびN4を介して直列に第3のボリュームV3にさらに相互接続される。ダンパー30の全体構成は、2つの点でネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続されている。
図8bに示すように、ダンパー30と同様に、他のダンパー32もまた、3つのボリュームを有し、ボリュームV1およびV2は互いに並列に接続され、ともに、ネックN3およびN4を介してボリュームV3に直列に接続されている。しかしながら、本実施形態では、ボリュームV1およびV2は、ネックN5を介して並列に相互接続される。ダンパー32のこの構成は、脈動周波数に対する微調整のより多くの柔軟性を提供する。
図8cに示すように、本発明のさらに他の実施形態において、ダンパー34は、ボリュームV2およびV3に直列に接続されているボリュームV1を有し、ボリュームV2およびV3は、それぞれネックN3およびN4を介して互いに並列に接続されている。
図8dに示すように、本発明の他の一実施形態において、ダンパー32と同様に、ボリュームV1は、ネックN4およびN3を介して、それぞれ直列にボリュームV2およびV3に接続されている。しかしながら、ボリュームV2およびV3は、ネックN5を介して並列に相互接続される。
図8a〜8dの上述した全ダンパー装置では、3つのダンパーが相互接続され、ダンパー全体を微調整し、それ自体を、2つのネックN1およびN2が燃焼室5に接続される位置で減衰される2つの脈動周波数に適合する。
本発明のさらに別の実施形態に従って、3つのダンパーは相互接続され、燃焼室内の3つの脈動周波数を減衰させる。図9aおよび図9bに示すように、3つのダンパーは、直列および並列の組み合わせで相互接続され、3つの脈動周波数を減衰させる。図9aにおいて、ダンパー40は、並列に相互接続された3つのボリュームV1、V2およびV3を有する。ダンパー40は、3つのネックN1、N2およびN3を介して燃焼室5に接続される。3つのボリュームは、ネックN4およびN5を介して相互接続される。これらの全てのネックは、管状設計であり、互いに同軸であることが好ましい。
図9bに示すように、同様に、3つのボリュームV1、V2およびV3は、並列に相互接続され、ダンパー42を形成する。ダンパー42は、3つのネックN1、N2およびN3を介して燃焼室5に接続される。ボリュームV1は、2つのネックN4およびN5を介してボリュームV2に並列に接続されている。同様に、ボリュームV2は、2つのネックN6およびN7を介してボリュームV3に並列に接続されている。2つのボリュームを並列に接続するこの2つのネック構成は、3つの脈動周波数を減衰させるために、ダンパー42全体を微調整する際のより多くの柔軟性を提供する。これらの3つのダンパー構成を用いて、ネックN1、N2およびN3の位置に対応する、燃焼室5内の3つの異なる位置で最大を有する1つの脈動周波数のみを減衰させることができることは、当業者にとって明らかである。
本発明の各種実施形態に従って、相互接続されたネックおよびボリュームの設計構成のこの概念は、燃焼室におけるダンピング要求応じて、任意数のボリュームおよびネックに拡大可能である。例えば、4つのボリュームの相互接続を使用する4つのネック設計を形成し、各々2つの最大を有する2つの脈動周波数を減衰させることができる。
各種実施形態に従う本発明は、相互接続されたボリュームおよびネックの概念を例示するいくつかの例示的な設計を提供するだけであるということは、当業者には明らかである。これらの実施形態は、いかなる意味においても本発明の範囲をこれらの構成に限定することを意図しない。
上述した実施形態では、典型的な管状ネックを用いて、ボリュームおよび全体のダンパーを燃焼室に相互接続する構成を説明してきた。図10a〜10dは、本発明の各種実施形態に従う、ボリューム間の音響結合を調整するために吸収材料を(ネックとして)使用しているヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。さまざまな吸収材料、例えば、有孔スクリーン、多孔性セラミックまたは金属発泡体が、2つのヘルムホルツ・ダンパーを結合するために用いられる。図10aにおいて、ダンパー50は、ネックN3を介して直列に接続された2つのボリュームV1およびV2を有する。この設計において、ネックN3は、通常の管形状、すなわち、2つのボリュームV1とV2間を開口する管共有(pipe share opening)である。この設計構成は、図7bのダンパー22と類似している。
図10bは、本発明の一実施形態に従って、ネックN3を介して直列に相互接続された2つのボリュームV1およびV2を有するダンパー52を示す。ダンパー52は、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。この場合、ネックN1およびN2は、通常の管形状の開口ネックであるが、ネックN3は、有孔スクリーンである。このネックN3は、2つのボリュームを音響的に調整可能にするような吸収特性を有することができる。
図10cは、本発明の他の実施形態に従って、ネックN3を介して直列に接続された2つのボリュームV1およびV2を有するダンパー54を示す。ダンパー54は、さらに、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。この場合、ネックN3は、通常の開口ネック設計である。しかしながら、ネックN1は、ボリュームV2の内側に有孔スクリーンを有し、ネックN2は、吸収材料、例えばネックN2の全長さに沿って挿入される金属発泡体を有する。本発明の他の一実施形態において、ネックN2は、吸収材料を有し、粘性消散を高め、ダンパー54のダンピング効率を上昇させる。
本発明のさらに他の実施形態において、吸収材料は、有孔プレートまたはボーテックス・ジェネレータである。図10dは、本発明のさらに他の実施形態において、ネックN3を介して直列に接続された2つのボリュームV1およびV2を有するダンパー56を示す。ダンパー56は、さらに、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。この場合、ネックN3は管形状設計を有し、吸収材料、例えば、多孔性セラミックまたは金属発泡体で充填される。
これらのネックのいずれかにおいてこの種の吸収材料を使用する全バリエーションが単に例示的であることは、当業者にとって明らかである。これらのネックのいずれも、この種の材料を用いて、2つのボリュームの音響特性を変更し、それゆえ、ダンパー装置全体のダンピング特性を調整することができる。
これらのダンパー設計が広帯域の範囲において動作する場合であっても、固有周波数の微調整は依然必要である。本発明の各種実施形態に従って、1つの方法では、相互接続されたボリュームは、ピストンのような移動体の挿入によって変化する。この方法の利点は、各ボリュームが独立して変化し、より柔軟な微調整を提供することができるということである。図11a〜11dは、ボリューム間の音響結合を調整するためにピストンを使用しているヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。
図11aでは、本発明の第1実施形態に従って、ダンパー60は、ネックN3を介して並列に接続された2つのボリュームV1およびV2を有し、ダンパー60は、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。ここで、ボリュームV1およびV2は、それぞれ、ピストンP1およびP2を用いて変化する。本発明の各種実施形態に従って、ピストンP1およびP2は、摺動可能なピストンである、すなわち、方向に応じて、ダンパーの軸に対して垂直または水平に前後方向に移動することができる。ピストンP1はボリュームV1を定め、同様に、ピストンP2はボリュームV2を定める。ピストンP1およびP2は、上下に垂直に(矢印で示すように)、すなわち、ネックN1およびN2の軸に沿って移動し、ボリュームV1およびV2を変化させる。
図11bに示すように、他の構成において、ダンパー62は、ネックN3を介して直列に接続された2つのボリュームV1およびV2を有し、ダンパー62は、さらに、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。この場合、ボリュームV1およびV2は、2つのピストンP1およびP2を有し、2つのピストンP1およびP2は、(矢印で示すように)水平に、すなわち、ネックN1およびN2の軸に垂直に挿入される。両方のダンパー60および62は、ピストンP1およびP2によって、それぞれ、ボリュームV1およびV2を変化させることができる。
ボリュームの一方のみを他のボリュームとは無関係に変化させる必要がある場合もある。図11cは、本発明の一実施形態に従って、ネックN3を介して直列に接続された2つのボリュームV1およびV2を有するダンパー64を示す。ダンパー64は、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。しかしながら、このダンパーでは、ボリュームV2のみが、ピストンP1によって駆動される摺動可能な壁を用いて変化することができる。ピストンP1の移動方向は、矢印によって示されるように、上下に垂直方向である。この摺動可能な壁は、ボリュームV1と共通の、ボリュームV2の内部壁の反対側にある壁である。この唯一のボリューム可動構成が、(図11aにダンパー60について示すように)2つのボリュームが並列に接続された構成にも適用できることは、当業者にとって明らかである。この場合、外側の垂直壁の1つは、移動可能かつ摺動可能な壁である。
これらのヘルムホルツ・ダンパーを調整する他の方法は、2つのボリュームの間の可動スプリッタ・プレートを用いて、ボリュームV1およびV2を同時に変化させることである。図11dは、本発明の一実施形態に従って、2つのボリュームV1およびV2を有するダンパー66を示し、2つのボリュームV1およびV2は、ネックN3を有する可動スプリッタ・プレートを介して直列に相互接続される。この可動スプリッタ・プレートは、ピストンP1によって垂直方向に駆動される(矢印で示すように)。ピストンP1は、2つのボリューム、すなわち、ピストンP1の一方側の第1のボリュームV1およびピストンP1の他方側の第2のボリュームV2を定める。本発明の一実施形態に従って、ピストンP1は、ピストンP1を駆動するアクチュエータ・ロッド(図11dに図示せず)を有する制御ユニットによって制御可能である。制御ユニットは、燃焼室5内で生じている脈動周波数の最大に関する情報を提供する、燃焼室5に取り付けられる複数の脈動周波数センサを含むことができる。制御ユニットからの入力に基づいて、アクチュエータロッドは、ピストンP1をいずれの方向(上または下)に駆動し、ボリュームV1およびV2を調整し、燃焼室5内の1つ以上の脈動周波数のためのヘルムホルツ・ダンパー66を微調整する。
上述した全実施形態において、ヘルムホルツ・ダンパーのダンピング周波数を微調整するためにボリュームが変化したさまざまな構成が示された。しかしながら、本発明の各種実施形態に従って、ダンパーのこの微調整は、鈍頭物体を有するネック形状を変化させることによって行うことも可能でもある。これは、ヘルムホルツ・ダンパーの振動量を効果的に変化させる。
図12a〜12cは、本発明の各種実施形態に従う、ダンパーを接続しているネックのサイズを調整するためにダンパーのネック内にピストンを使用しているヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。図12aにおいて、ダンパー70は、ネックN3を介して並列に相互接続された2つのボリュームV1およびV2を有する。ダンパー70は、さらに、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。ネックN1の形状は、(矢印で示すように)垂直方向に移動するピストンP1を挿入することによって変化する。ネック内のこの変化によって、ダンパー70のダンピング周波数の微調整が可能になる。
図12bに示すように、本発明の他の一実施形態において、ダンパー72は、ネックN3を介して直列に相互接続される2つのボリュームV1およびV2有する。ダンパー72は、さらに、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。この場合、ネックN2の形状は、ピストンP2を、水平にネックを横切って(すなわち、矢印で示すように、ネックの軸に垂直に)挿入することによって変化する。
図12cに示すように、本発明のさらに他の実施形態において、ダンパー74は、ネックN3を介して並列に相互接続される2つのボリュームV1およびV2を有する。ダンパー74は、さらに、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。この場合、両方のこれらの接続ネックN1およびN2は、それぞれ、ピストンP1およびP2を用いて形状が変化する。
ネック形状のこのような変化が、ネック自体の構造/断面を変えることによって達成することもできることは、当業者にとって明らかである。図13aおよび図13bは、本発明の各種実施形態に従う、ネックのサイズを調整し、ボリューム間の音響結合を調整するために、ピストンによってネックの断面が異なるヘルムホルツ・ダンパーの異なる構成を示す。
図13aは、ネックN3を介して並列に相互接続される2つのボリュームV1およびV2を有するダンパー80を示す。ダンパー80は、ネックN1およびN2を介して燃焼室5に接続される。ネックN1は、管状/円筒状の断面の代わりに、カーブする断面を有する。ネックN2は、通常の管状断面を有する。これらのネックN1およびN2の両方は、これらのネック形状の変化をさらに可能にするピストンP1およびP2を有する。
図13bは、本発明の他の実施形態に従って、ネックN3を介して並列に相互接続される2つのボリュームV1およびV2を有するダンパー82を示す。ダンパー82は、さらに、ネックN1およびN2を介して燃焼室に接続される。この場合、ネックN1はカーブする断面を有し、一方、ネックN2は通常の円筒状の断面を有する。(上述した実施形態に示すような)規則的なピストンの代わりに、ネックN1は摺動可能なウェッジW1を有し、ネックN2は、摺動可能なウェッジW2を有し、これらのネック形状における変化によって、ヘルムホルツ・ダンパーのダンピング周波数の微調整が可能になる。
上述した全実施形態では、ボリュームおよびネックの断面形状が矩形として示されたが、ボリュームおよびネックがこの形状のみに限定されるものではないということは、当業者にとって明らかである。本発明の各種実施形態に従って、ボリュームおよびネックは、多角形、立方体(cubical)、直方体(cuboidal)、球体、または、任意の不規則な形状とすることができる。(ここで示された)これらの形状のいずれかを用いて、燃焼室のダンピング要件に応じてダンパー装置を定めることができる。
全ダンパー装置のコンポーネントを冷却するために、上述した実施形態にて説明したように、冷却孔をボリューム(V1またはV2またはV3)のいずれかに設け、冷却空気をそのボリューム内に入れることができる。(直列に相互接続される3つのボリュームがある場合)燃焼室5から最も遠いボリュームに冷却孔を設けることが好ましい。
本発明のダンパー装置の動作は、記載および図示した構成から明らかであるが、実質的には以下の通りである。
ガス・タービン動作中、圧力振動が発生すると、ガスをネックN1およびN2の内外に移動させ、それゆえ、圧力振動を減衰させる。ネックN1およびN2が異なる位置を有するので、異なる周波数およびピーク位置を有する圧力振動に対応することができる。
当然、本願明細書に記載されている全ての特徴は、互に独立して提供可能である。実際、使用する材料および寸法は、要件および従来技術に従って自由に選択可能である。
例示的な実施形態がガス・タービンを参照して記載されたが、本発明の実施形態は、圧力振動を減衰させる潜在的要求が存在する他の用途にも使用可能である。
さらに、本願明細書は、最も実際的な例示的な実施形態であると思われるものについて図示および説明されてきたが、本発明は、本願明細書に記載されている詳細に限定されるものではなく、全ての等価なデバイスおよび装置を受け入れるように添付の請求の範囲の全範囲に与えられるということを当業者は理解するであろう。
1 従来技術のヘルムホルツ・ダンパー
10 従来技術のヘルムホルツ・ダンパー
2 従来技術のダンパー1、10のボリューム
3 従来技術のダンパー1、10のネック
5 燃焼室
20 本発明のダンパー/ダンパー装置
V1、V2、V3 ボリューム
N1、N2、N3 ネック
S1、S2 環状スロット
P1、P2 ピストン
W1、W2 摺動可能なウェッジ
22、24、26、30、32、34 ダンパー
36、40、42、50、52、54 ダンパー
60、62、64、66、70、72 ダンパー
74、80、82 ダンパー

Claims (15)

  1. ダンパー装置(20)において、
    前記ダンパー装置は、ヘルムホルツ・ダンパー(20)を具え、
    前記ヘルムホルツ・ダンパー(20)は、
    複数の相互接続されたボリュームと、
    前記ダンパーを燃焼室(5)に複数の接触点で接続するための複数のネックと、
    を具え、
    前記複数のネックは、前記複数のボリュームに接続されている、
    ダンパー装置(20)。
  2. 燃焼室(5)をさらに具え、
    前記複数のネックは、前記燃焼室(5)に複数の接触点で接続されている、
    請求項1に記載のダンパー装置(20)。
  3. 前記複数の接触点は、1つ以上の脈動周波数に対応する、
    請求項2に記載のダンパー装置(20)。
  4. 前記複数のボリュームおよびネックの組合せは、1つ以上の脈動周波数を減衰させるために調整される、
    請求項1に記載のダンパー装置(20)。
  5. 前記ボリュームの少なくとも1つは、摺動可能なピストンを具え、
    前記摺動可能なピストンは、前記ピストンの第1の側の第1のボリュームおよび前記ピストンの第2の側の第2のボリュームを定める、
    請求項1に記載のダンパー装置(20)。
  6. 前記摺動可能なピストンは、1つ以上の脈動周波数センサから受信される入力に基づいてシフトされる、
    請求項5に記載のダンパー装置(20)。
  7. 前記摺動可能なピストンは、前記1つ以上の脈動周波数センサに接続されている制御ユニットによって制御可能である、
    請求項6に記載のダンパー装置(20)。
  8. 前記複数のボリュームおよびネックは、可変的なサイズおよび体積を有する、
    請求項1に記載のダンパー装置(20)。
  9. 前記ボリュームおよびネックの少なくとも1つは、多孔性材料、吸収材料、吸着材料、有孔スクリーンおよび金属発泡体の1つ以上を具える、
    請求項1に記載のダンパー装置(20)。
  10. 前記ボリュームおよびネックの少なくとも1つは、多角形形状、立方体形状、直方体形状、球形状または不規則な形状である、
    請求項1に記載のダンパー装置(20)。
  11. 燃焼室(5)のためのヘルムホルツ・ダンパー装置(20)を設計する方法であって、前記方法は、
    複数の相互接続されたボリュームを提供するステップ(62)と、
    前記複数のボリュームに接続されている複数のネックを提供するステップ(64)と、
    前記複数のネックを前記燃焼室に複数の接触点で接続するステップ(66)と、
    を含む方法。
  12. 1つ以上の脈動周波数を減衰させるために、前記複数のネックおよびボリュームの組合せを調整するステップをさらに含む、
    請求項11に記載の方法。
  13. 対応する脈動周波数に基づいて、前記複数の接触点を選択するステップをさらに含む、
    請求項11に記載の方法。
  14. 前記複数のネックおよび前記複数のボリュームのサイズおよび体積を変化させるステップをさらに含む、
    請求項11に記載の方法。
  15. 前記複数の相互接続されたボリュームは、直列および並列の組み合わせの少なくとも1つで配置される、
    請求項11に記載の方法。
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