JP2015516550A - 背圧制御を備えたソレノイドバルブアッセンブリ - Google Patents

背圧制御を備えたソレノイドバルブアッセンブリ Download PDF

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    • F16K31/0624Lift valves
    • F16K31/0634Lift valves with fixed seats positioned between movable valve members

Abstract

バルブアッセンブリ(10)は内側キャビティ(20)と、該内側キャビティにそれぞれ延びる第1供給ポート(24)、第2供給ポート(26)、制御ポート(28)及び排出ポート(30)とを備えたバルブボディ(20)を含む。アーマチュアアッセンブリ(16)は、コイルへの通電時内側キャビティ内を第1位置から第2位置に移動するように構成される。レギュレータボディ(74)はバルブボディに動作可能に連結され、排出ポートに位置する排出経路(80)を有する。レギュレータボディ内のレギュレータバルブ(86)は、該レギュレータバルブへの圧力が所定背圧、またはそれより小さいとき作動流体の排出経路から外部への流出を抑制して、レギュレータバルブへの圧力が所定背圧より大きいとき作動流体の排出経路から外部への流出を許容するように構成される。バルブボディは作動流体を第2供給ポートから制御ポートに供給するように構成される。

Description

本発明は、流体制御のためのソレノイドバルブアッセンブリに関するものである。
ソレノイドバルブは、コイルに電流を流すことによって起動して、電磁場を発生させることでバルブ内のアーマチュアを移動させる構成である。流体圧制御システムのためのソレノイド制御は、エンジンバルブのリフタやラッシュアジャスタをスイッチング操作(切り替え操作)する際にラッチピンをスイッチング操作する流体圧を制御するために使用される。
ソレノイドバルブが起動すると、流体圧(油圧)が制御経路を通じて流体圧制御される構成要素に対して供給される。そこで、流体圧を制御経路に充填させる時間が構成要素の所望の応答性に対して遅れる要因となっている。加えて、エアが制御経路に混入すると、流体圧による構成要素の作動がさらに遅く、悪化するようになる。
そして、背圧を制御経路から流体圧制御される構成要素へ連続的に供給可能にして、経路内へのエア混入の問題を軽減でき、また流体圧制御の構成要素に対する作動の応答を短縮することができるバルブアッセンブリが開示される。バルブアッセンブリは、選択的に通電可能なコイル、バルブボディ及びアーマチュアアッセンブリを含む。バルブボディには内側キャビティが形成され、該内側キャビティに延びる、第1供給ポート、第2供給ポート、制御ポート及び排出ポートを有する。アーマチュアアッセンブリは、コイルに通電されたとき、内側キャビティ内を第1位置から第2位置へ移動するように構成される。レギュレータボディはバルブボディに動作可能に連結され、排出ポートに位置する排出経路を有する。レギュレータボディ内のレギュレータバルブは、該レギュレータバルブに付与される圧力が所定背圧より小さいとき、作動流体の排出経路から外部への流出を抑制して、また、レギュレータバルブに付与される圧力が所定背圧より大きいとき、作動流体の排出経路から外部への流出を許容するように構成される。バルブボディ及びアーマチュアアッセンブリは、アーマチュアが第1位置または第2位置のいずれか一方に位置するとき、所定背圧にて第2供給ポートから制御ポートへの作動流体の流れを許容して、第1供給ポートから制御ポートへの作動流体の流れを遮断するように構成される。また、バルブボディ及びアーマチュアアッセンブリは、アーマチュアが第1位置または第2位置のいずれか他方に位置するとき、所定背圧より大きい供給圧力にて第1供給ポートから制御ポートへの作動流体の流れを許容するように構成される。
本発明に係る、上述した特徴事項と作用効果及び他の特徴事項と作用効果が、次の、添付図に関連した本発明を実行するための最も良いモードの詳細な説明により容易に明白になる。
図1は、図3の1−1線に沿うソレノイドバルブアッセンブリの断面図で、アーマチュアアッセンブリが第1位置に位置した図であり、また閉位置のレギュレータバルブを示し、2点鎖線の位置にて開位置を示す図である。 図2は、図1のソレノイドバルブの断面図であり、アーマチュアアッセンブリが第2位置に位置した図である。 図3は、図1のソレノイドバルブの斜視図である。 図4は、図1〜図3に示すソレノイドバルブアッセンブリのバルブボディの側面図である。
図面を参照すると、複数の図面に通じて同じ符号で示すものは同じ構成要素を示している。図1は、2点鎖線で示されたエンジンシリンダブロック12に取り付けられ、ここで詳述されるようにシリンダブロック12内の流体圧(油圧)を制御可能なバルブアッセンブリ10を示している。バルブアッセンブリ10は、ソレノイドバルブアッセンブリとして言及され、そのソレノイドバルブアッセンブリは電磁束を発生させる通電可能なコイル(電磁誘導コイル)を含み、該コイルに通電することで、アーマチュアアッセンブリ16を柱部材18の方向に移動させるものである。
バルブアッセンブリ10は、内側キャビティ22を備えたバルブボディ20を含み、内側キャビティ22は、バルブボディ20内を該バルブボディ20の第1端部21から第2端部23まで延在している。バルブボディ20は、第1供給ポート24、第2供給ポート26、制御ポート28及び排出ポート30を形成している。各第1供給ポート24、第2供給ポート26及び制御ポート28はバルブボディ20の外面32から内側キャビティ22に延びている。第2供給ポート26の先端は小径の制限孔33に向かってテーパ状に形成され、これにより、第1供給ポート24よりも制限された流体圧となる。図4は、第2供給ポート26及び制限孔33を示している。排出ポート33は、バルブボディ20の第2端部23に位置する。
バルブボディ20には第1バルブシート36と第2バルブシート38とが形成される。第1バルブシート36は第1供給ポート24と第2供給ポート26との間に位置する。第2バルブシート38は制御ポート28と排出ポート30との間に位置する。このように、第2供給ポート26及び制御ポート28は共に第1及び第2バルブシート36と38との間に位置する。第1及び第2バルブシート36、38は、効果的に内側キャビティ22を供給チャンバ40と制御チャンバ42とに区画している。
アーマチュアアッセンブリ16は、一体的に連結された3つの別部品を含み、ユニットにて内側チャンバ22を移動する。第1に、アーマチュアアッセンブリ16は、柱部材18に隣接して、内側キャビティ22に実質的に挿通可能な大きさを有するアーマチュア44を含む。アーマチュア44は、コイル14への通電または非通電に対応して内側キャビティ22内をスライド可能に構成される。柱部材18とアーマチュア44との間の隙間48は空隙となる。アーマチュア44が移動する際、経路46により供給チャンバ40と隙間48との間のオイル(作動流体)の流れを許容する。
第2に、3部材からなるアーマチュアアッセンブリ16はバルブステム50を含み、該バルブステム50はアーマチュア44に螺合または他の手段にて固着されている。バルブステム50には第1ポペット弁52が形成され、該第1ポペット弁52は、アーマチュアアッセンブリ16が図1に示す第1位置に位置するとき、第1バルブシート36に着座するように構成される。第1ポペット弁52が着座するとき、作動流体は供給チャンバ40から第1バルブシート36を介して制御チャンバ42に流れることはない。
最後に、3部材からなるアーマチュアアッセンブリ16は第2ポペット弁54を含み、該第2ポペット弁54はバルブステム50の端部に螺合、圧入または他の手段で固着されている。バルブステム50は、アーマチュアアッセンブリ16が図1に示す第1位置に位置するとき第2ポペット弁54が第2バルブシート38から離間するべく長さを有している。その結果、作動流体が制御チャンバ42から第2バルブシート38を経由して流動することができる。
コイル14へ通電することによって(または図1の状態がコイル14に通電した状態であるならコイル14へ非通電することによって)、アーマチュアアッセンブリ16が図2の第2位置に移動して、アーマチュアアッセンブリ16が柱部材18に近接すると、図2に示すように、第2ポペット弁54が第2バルブシート38に着座して、第1ポペット弁52が第1バルブシート36から離間する。第2ポペット弁54が第2バルブシート38に着座すると、作動流体は制御チャンバ42から排出ポート30まで流れることはない。第1ポペット弁52が第1バルブシート36から離れるので、作動流体は第1供給ポート24から制御チャンバ42及び制御ポート28に流れるようになる。
バルブボディ20は筒状端部位60を含み、筒状端部位60はコイルアッセンブリ62及びソレノイドカンカバー64内に固着されている。柱部材18の溝部に収容されたシール材61が、筒状端部位60との間をシールしている。コイルアッセンブリ62は環状コイル14を含み、該環状コイル14は環状ボビン65の周りに巻かれている。モールド部位66がボビン65を囲み、カンカバー64内に嵌合している。環状フラックスコレクター68はアーマチュア44の周りで、バルブボディ20上のカンカバー64内に収容されている。キャップ70は、ボビン65上を覆い、柱部材18の端部を囲むように配置されている。カンカバー64から曲げられたタブ72は、カンカバー64内のキャップ70に固着されている。図3には、折り曲げられる前の破線で示した第1位置72Aに位置するタブ72を示している。
動作可能にコイル14に接続されてコイル14に電圧を付与するバッテリ(図示略)によってコイル14が通電されると、電流がコイル14に流れ磁束が発生することで、アーマチュアアッセンブリ16が内側キャビティ22内で第1位置と第2位置との間を移動する。以下に詳細に説明すると、アーマチュアアッセンブリ16は、コイル14への非通電時には図1の第1位置に位置して、コイルへの通電時には図2の第2位置に位置する。他の実施形態として、アーマチュアアッセンブリ16がコイル16への通電状態に対して反対側に位置することができ、すなわち、アーマチュアアッセンブリ16が、コイル14への通電時に第2位置から第1位置へ移動する構成を採用してもよい。
バルブアッセンブリ10は、またレギュレータボディ74を含み、該レギュレータボディ74はコイル14から離れた、バルブボディ20の第2端部23に固着されている。レギュレータボディ74は、排出ポート30に隣接するバルブボディ20の雄ねじ部78に螺合する雌ねじ部76を有している。他の実施形態として、レギュレータボディ74はバルブボディ20に接着、圧入または他の手段により連結することもできる。
レギュレータボディ74は排出経路80を有しており、該排出経路80は排出ポート30に並設され、レギュレータボディ74内をレギュレータボディ74の端部82まで延びている。レギュレータボディ74は、排出経路80内に、ここではレギュレータバルブシートとして言及されるバルブシート84を有している。レギュレータバルブ86はレギュレータボディ74内に位置している。レギュレータバルブ86は、チェックボール88と、該チェックボール88をレギュレータバルブシート84に対して付勢するスプリング90とを含む。プラグ92は排出経路80内に収容されるように構成される。プラグ92は複数のオリフィス94を有し、該各オリフィス94は排出経路80からプラグ92内を通過する作動流体の流れを許容している。プラグ92は、チェックボール88を付勢するスプリング90を支持するように構成される。ボール88及びスプリング90がレギュレータバルブ86に採用されているが、閉位置に付勢されてあり、所定圧により開放する他のタイプのバルブを採用してもよい。
バルブアッセンブリ10はボルト96(2点鎖線で示す)または他の固定具によりシリンダブロック12に固定されており、該ボルト96または固定具は、バルブアッセンブリ10をシリンダブロック12に設けたバルブボア102内に固定するための取付ブラケット100に設けた開口部98に挿通される。シリンダブロック12は、供給経路104、制御経路106及び排出経路108を有している。供給経路104には、例えば流体圧ポンプから流体圧が供給される。制御経路106は、例えばエンジンバルブリフタのような流体圧制御される構成要素(図示略)に流体圧を案内するものである。排出経路108は、バルブアッセンブリ10から排出された作動流体を排出タンク(図示略)に導くものである。この排出タンクはポンプに連通しており、作動流体を必要時に供給経路104に再循環するようにしている。
バルブボディ20及びレギュレータボディ74は、バルブアッセンブリ10がバルブボア102に位置したとき、第1供給ポート24及び第2供給ポート26が供給経路104に連通して、制御ポート28が制御経路106に連通するように構成される。
図2に最もよく示されているように、バルブアッセンブリ10は、バルブボディ20の外周面32に設けた第1環状溝110と、外周面32に設けた第2環状溝114とを含む。レギュレータボディ74は、該レギュレータボディ74の外周面118に設けた第3環状溝116を有している。第1環状溝110内には第1シール部材120が収容され、第2環状溝114内には第2シール部材122が収容され、また第3環状溝116内には第3シール部材124が収容される。これら各シール部材120、122、124は規格化されたOリングで構成される。Oリングに代わって他の適切なシール部材を採用することもできる。バルブアッセンブリ10がシリンダボア102に位置したとき、規格シール部材120、122は、バルブボディ20とシリンダヘッド12との間で圧縮され、また規格シール部材124は、レギュレータボディ74とシリンダヘッド12との間で圧縮される。供給経路104、第1供給ポート24及び第2供給ポート26は、第1シール部材120と第2シール部材122との間に位置する。ワイヤメッシュフィルタ126がバルブボディ20の外周に固定されており、第1供給ポート24及び第2供給ポート26に流れ込む作動流体に対してフィルターをかけている。制御経路106及び制御ポート28は、第2シール部材122と第3シール部材124との間に位置している。これらシール部材120、122、124により、エアがシリンダブロック12の外側から経路104、106、108に到達するのを防ぎ、しかも、バルブアッセンブリ10とシリンダブロック12との間を連通する各流路の完全な密封性を確保している。図4には、シール部材120、124がバルブボディ20から取り除かれた状態で、その溝110、114が示されている。
レギュレータバルブ86は、能動的に作動されるアーマチュアアッセンブリ16と協働で機能するバルブアッセンブリ10の受動的特性を有し、アーマチュアアッセンブリ16が図1の第1位置に位置したとき制御チャンバ42及び制御経路106の所定背圧を維持するように構成される。第1ポペット弁52が第1バルブシート36に着座すると、供給された作動流体は供給経路104から制御チャンバ42及び制御経路106に流れることはない。制御経路106を通じて作動流体の供給を必要としない、例えば制御経路106に連通する構成要素に対して流体圧制御を必要としないときなどに、アーマチュアアッセンブリ16は、第1ポペット弁52が着座する第1位置に位置するようになる。その結果、制御装置(図示略)がバルブアッセンブリ10を作動させない。しかしながら、第2供給ポート26が第1バルブシート36と第2バルブシート38との間に位置するので、供給経路104からの作動流体は、第2供給ポート26により制御チャンバ42に流入することができる。第2供給ポート26を通じて流入した作動流体は、制御チャンバ42から制御経路106及び排出経路80の両方に流動する。第2供給ポート26には制限孔33が形成されているので、第2供給ポート26を通じて供給される作動流体は、供給経路104からの作動流体よりもその流体圧が低くなる。規制孔33は、規制孔33を通じて流れる流量が制御経路106からバルブアッセンブリ10の下流に漏出する流量と等しくなるような大きさに形成される。このように、予め、制御経路106には第2供給ポート26を通じて所定流体圧の作動流体が流入しているために、制御経路106には、所定流体圧の作動流体で充填された状態が維持されることになる。
上述の所定流体圧は、制御経路106から下流側の流体圧制御される構成要素を作動させるために必要な流体圧よりも低い。さらに、レギュレータバルブ86は、制御チャンバ42、制御経路106及び排出経路80の流体圧が所定流体圧を超えることなく、流体圧制御の構成要素が意図せず作動しないように構成される。特に、スプリング90は、チェックボール88に所定流体圧より大きい流体圧が作用すると圧縮するような付勢力を有しており、その大きい流体圧が作用すると、チェックボール88が2点鎖線で示す開位置88Aに移動するようになる。チェックボール88が開位置88Aに移動すると、作動流体が制御チャンバ42からバルブシート84を経由して排出経路80に排出され、プラグ92のオリフィス94を通じて外部に排出される。これにより流体圧が低下されると、チェックボール88を付勢するスプリング90の付勢力がその流体圧より大きくなり、チェックボール88が図1に示す閉位置に戻り、その結果、チャンバ42内の流体圧が所定流体圧より小さい流体圧に復元することになる。このように、第2供給ポート26が、二つの第1及び第2ポペット弁52と54との間の供給チャンバ40(制御チャンバ42)に連通しているので、アーマチュアアッセンブリ16が図1に示す第1位置に位置する間起こり得る流体圧の急増をレギュレータバルブ86により軽減することが可能になる。
制御経路106から下流側に位置する流体圧制御の構成要素を作動させる際には、コイル14に動作可能に接続された電子制御装置(図示略)がバッテリ(図示略)を制御して、コイル14に電圧を付与して電流を流す。電子コネクタカンはカン64に取り付けられ、コイル14に延びている。図2に示すように、アーマチュアアッセンブリ16が柱部材18側に向かって近接するように移動すると(図2において上方に移動)、第1ポペット弁52が第1バルブシート36から離間するように上昇して、第2ポペット弁54が第2バルブシート38に着座する。アーマチュアアッセンブリ16が図2の第2位置に位置すると、第1供給ポート24が制御チャンバ42、制御ポート28及び図1の制御経路106に連通して、その結果、作動流体が第1供給ポート24から制御経路106に供給されて、供給された流体圧により流体圧制御の構成要素を作動させる。アーマチュアアッセンブリ16が第2位置に位置するとき、作動流体は、また第2供給ポート26を経由して供給される。制御チャンバ42及び制御経路106の流体圧は、第1供給ポート24を通過する供給流体圧よりも高く設定される。
アーマチュアアッセンブリ16が図2の第2位置に位置すると、第2ポペット弁52がレギュレータバルブ86に到達する作動流体の流れを遮断するので、レギュレータバルブ86は制御チャンバ42の流体圧の影響を受けない。レギュレータバルブ86は、レギュレータバルブ86に付与される流体圧が所定背圧より小さいとき、作動流体の排出経路80から外部への流出を抑制して、また、レギュレータバルブ86に付与される流体圧が所定背圧より大きく、アーマチュアアッセンブリ16が第1位置に位置するとき、作動流体の排出経路80から外部への流出を許容するものである。レギュレータバルブ86により、制御経路106に比較的低い所定背圧を予め充填できるので、バルブアッセンブリ16が第2位置に移動したとき、流体圧制御の構成要素のより速い作動を可能とする(構成要素の応答性が良好になる)。
本発明の多くの実施形態を実行するための最も良いモードが詳細に示されているが、この発明に関連する従来技術に精通する当業者は、次のクレームで定義される範囲内で本発明を実施するための様々な他の実施形態を認識するであろう。
10 バルブアッセンブリ,12 シリンダブロック,14 コイル,16 アーマチュアアッセンブリ,18 柱部材,20 バルブボディ,21 バルブボディの第1端部,22 内側キャビティ,23 バルブボディの第2端部,24 第1供給ポート,26 第2供給ポート,28 制御ポート,30 排出ポート,32 バルブボディの外面,33 規制孔,36 第1バルブシート,38 第2バルブシート,40 供給チャンバ,42 制御チャンバ,44 アーマチュア,46 アーマチュアの経路,48 隙間,50 バルブステム,52 第1ポペット弁,54 第2ポペット弁,60 端部位,61 シール部材,62 コイルアッセンブリ,64 カンカバー,65 環状ボビン,66 モールド部位,68 フラックスコレクター,70 キャップ,72 安全タブ,72A 安全タブの第1部位,74 レギュレータボディ,76 雌ねじ部,78 雄ねじ部,80 排出経路,82 端部,84 レギュレータバルブシート,86 レギュレータバルブ,88 チェックボール,88A チェックボールの開位置,90 スプリング,92 プラグ,94 オリフィス,96 ボルト,98 開口部,100 取付ブラケット,102 バルブボア,104 供給経路,106 制御経路,108 排出経路,110 第1環状溝,114 第2環状溝,116 第3環状溝,118 レギュレータボディの外面,120 第1シール部材,122 第2シール部材,124 第3シール部材,126 ワイヤメッシュフィルタ

Claims (15)

  1. バルブアッセンブリ(10)は、
    選択的に通電可能なコイル(14)と、
    内側キャビティにそれぞれ延びる、第1供給ポート(24)、第2供給ポート(26)、制御ポート(28)及び排出ポート(30)を有する内側キャビティ(22)が形成されるバルブボディ(20)と、
    コイルへの通電時、内側キャビティ内を第1位置から第2位置に移動するように構成されるアーマチュアアッセンブリ(16)と、
    バルブボディに動作可能に連結され、排出ポートに位置する排出経路(80)を有するレギュレータボディ(74)と、
    レギュレータボディ内に位置するレギュレータバルブ(86)と、
    を含み、
    レギュレータバルブ(86)は、該レギュレータバルブに付与される圧力が所定背圧より小さいとき、作動流体の排出経路から外部への流出を抑制して、また、レギュレータバルブに付与される圧力が所定背圧より大きいとき、作動流体の排出経路から外部への流出を許容するように構成され、
    バルブボディ及びアーマチュアアッセンブリは、アーマチュアが第1位置または第2位置のいずれか一方に位置するとき、所定背圧にて第2供給ポートから制御ポートへの作動流体の流れを許容して、第1供給ポートから制御ポートへの作動流体の流れを遮断するように構成され、
    また、バルブボディ及びアーマチュアアッセンブリは、アーマチュアが第1位置または第2位置のいずれか他方に位置するとき、所定背圧より大きい供給圧力にて第1供給ポートから制御ポートへの作動流体の流れを許容するように構成されることを特徴とするバルブアッセンブリ(10)。
  2. レギュレータボディは、レギュレータバルブシート(84)を含み、
    レギュレータバルブは、チェックボール(88)と、該チェックボール(88)をレギュレータバルブシートに対して付勢するスプリング(90)とを含むことを特徴とする請求項1に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  3. さらに、排出経路内に収容されるように構成されるプラグ(92)を含み、
    プラグは、作動流体の該プラグ内への通過を許容するオリフィス(94)を有し、
    プラグは、スプリングを支持するように構成されることを特徴とする請求項2に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  4. 排出ポートは、第1供給ポートよりコイルから離れた位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  5. バルブボディには、第1供給ポートと制御ポートとの間に位置する第1バルブシート(36)と、制御ポートと排出ポートとの間に位置する第2バルブシート(38)とが形成され、
    第2供給ポートは、第1バルブシートと第2バルブシートとの間の内側キャビティ及び制御ポートに連通して、
    アーマチュアアッセンブリは、第1ポペット弁(52)及び第2ポペット弁(54)を有し、
    アーマチュアが第1位置に位置するとき、第1ポペット弁は第1バルブシートに着座するように構成され、第2ポペット弁は第2バルブシートから離間するように構成され、
    アーマチュアが第2位置に位置するとき、第1ポペット弁は第1バルブシートから離間するように構成され、第2ポペット弁は第2バルブシートに着座するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  6. 第1バルブシートは第2バルブシートよりコイルに近接して配置され、
    第2バルブシートは第1バルブシートより排出ポートに近接して配置されることを特徴とする請求項5に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  7. さらに、
    バルブボディの外面(118)に設けられる第1シール部材(120)と、
    バルブボディの外面に設けられる第2シール部材(122)と、
    レギュレータボディの外面に設けられる第3シール部材(124)と、
    を含み、
    第1及び第2供給ポートは、第1シール部材と第2シール部材との間に位置して、
    制御ポートは、第2シール部材と第3シール部材との間に位置することを特徴とする請求項1に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  8. バルブアッセンブリ(10)は、
    選択的に通電可能なコイル(14)と、
    第1供給ポート(24)、第2供給ポート(26)、制御ポート(28)及び排出ポート(30)を有する内側キャビティが形成されるバルブボディ(20)と、
    コイルに通電されたとき、磁束により内側キャビティ内を移動するように構成されるアーマチュアアッセンブリ(16)と、
    バルブボディに動作可能に連結され、排出ポートに連通する排出経路(80)を有するレギュレータボディ(74)と、
    レギュレータボディ内に位置するレギュレータバルブ(86)と、
    を含み、
    各第1供給ポート(24)、第2供給ポート(26)、制御ポート(28)及び排出ポート(30)は、バルブボディを通じて内側キャビティに延び、
    バルブボディには、第1供給ポートと制御ポートとの間に位置する第1バルブシート(36)と、制御ポートと排出ポートとの間に位置する第2バルブシート(38)とが形成され、第2供給ポートは、第1バルブシートと第2バルブシートとの間の内側キャビティ及び制御ポートに連通して、
    アーマチュアアッセンブリ(16)は、第1ポペット弁(52)及び第2ポペット弁(54)を有し、コイルへの非通電時には、第1ポペット弁は第1バルブシートに着座するように構成され、第2ポペット弁は第2バルブシートから離間するように構成され、コイルへの通電時には、第1ポペット弁は第1バルブシートから離間するように構成され、第2ポペット弁は第2バルブシートに着座するように構成され、
    レギュレータバルブ(86)は、該レギュレータバルブに付与される圧力が所定背圧より小さいときに排出経路を遮断して、該レギュレータバルブに付与される圧力が所定背圧より大きいときに排出経路を開放して、
    コイルへの非通電時には、所定背圧の作動流体が第2供給ポートだけを通じて制御ポートに流入して、コイルへの通電時には、所定背圧より高い供給圧の作動流体が第1供給ポートを通じて制御ポートに流入することを特徴とするバルブアッセンブリ(10)。
  9. レギュレータボディは、レギュレータバルブシート(84)を含み、
    レギュレータバルブは、チェックボール(88)と、該チェックボール(88)をレギュレータバルブシートに対して付勢するスプリング(90)とを含むことを特徴とする請求項8に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  10. さらに、排出経路内に収容されるように構成されるプラグ(92)を含み、
    プラグは、作動流体の該プラグ内への通過を許容するオリフィス(94)を有し、
    プラグは、スプリングを支持するように構成されることを特徴とする請求項8に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  11. 排出ポートは、第1供給ポートよりコイルから離れた位置に配置されることを特徴とする請求項8に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  12. さらに、
    バルブボディの外面(118)に設けられる第1シール部材(120)と、
    バルブボディの外面に設けられる第2シール部材(122)と、
    レギュレータボディの外面に設けられる第3シール部材(124)と、
    を含み、
    第1及び第2供給ポートは、第1シール部材と第2シール部材との間に位置して、制御ポートは、第2シール部材と第3シール部材との間に位置することを特徴とする請求項8に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  13. バルブアッセンブリ(10)は、ボア(102)を有するシリンダブロック(12)に結合されて、
    シリンダブロックは、ボアにそれぞれ連通する、供給経路(104)と、制御経路(106)と、排出経路108とを有し、
    バルブボディ及びレギュレータボディが、シリンダブロックとの間をシールする第1シール部材、第2シール部材及び第3シール部材と共にボア内に嵌合されると、第1供給ポート及び第2供給ポートが供給経路に連通して、制御ポートが制御経路に連通して、排出ポートが排出経路に連通し、第2供給ポートが制御経路に作動流体を供給でき、
    第2供給ポートは、第1供給ポートよりも制限された小径に構成されることを特徴とする請求項12に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  14. 第2供給ポートは、制御経路から漏出する作業流体の流量分を制御経路に供給させるように構成されることを特徴とする請求項13に記載のバルブアッセンブリ(10)。
  15. バルブボディは、第1環状溝(110)及び第2環状溝(114)を有し、レギュレータボディは第3環状溝(116)を有し、
    第1シール部材は、第1環状溝内に配置された第1Oリングであり、
    第2シール部材は、第2環状溝内に配置された第2Oリングであり、
    第3シール部材は、第3環状溝内に配置された第3Oリングであることを特徴とする請求項8に記載のバルブアッセンブリ(10)。
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