JP7394825B2 - 特に弁装置を開閉するための電磁アクチュエータ、そのような電磁アクチュエータを有する弁装置、そのような電磁アクチュエータを有する調整可能な振動ダンパ、及び、このような振動ダンパを有する自動車 - Google Patents

特に弁装置を開閉するための電磁アクチュエータ、そのような電磁アクチュエータを有する弁装置、そのような電磁アクチュエータを有する調整可能な振動ダンパ、及び、このような振動ダンパを有する自動車 Download PDF

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Description

本発明は、特に弁装置を開閉するための電磁アクチュエータ、及びそのようなアクチュエータを有するバルブ装置に関する。さらに、本発明は、そのようなアクチュエータを有する調整可能な振動ダンパと、そのような調整可能な振動ダンパを有する自動車に関する。
電磁アクチュエータは、とりわけ、すべての種類の弁を開閉するために使用される。典型的な構造によれば、電磁アクチュエータは、通電可能なコイルユニットからなり、それによって、通電状態では、アクチュエータの長手方向軸に沿って移動可能に支持された電機子が、収縮位置と延伸位置との間でポールコアに対して相対的に移動可能である。さらに、電気機械アクチュエータは、電機子と協働し、長手方向軸に沿って移動するように取り付けられたプランジャを含む。このプランジャは、バルブ装置を開閉するために、プランジャが閉鎖部材と協働する第1の端部を有する。プランジャの第1の端部は通常、電気機械アクチュエータから突き出ているのに対し、第2の端部は、電気機械アクチュエータの内部に位置し、多くの場合、電機子及び/又は通電可能なコイルユニットによって囲まれている。このような電気機械アクチュエータを備えた弁装置は、例えば、DE…によって知られている。
すでに述べたように、電機子とプランジャは、通電可能なコイルの通電により長手方向軸に沿って変位する。多くの場合、弁装置は次のように動作する。プランジャが弁座に向かって移動すると、閉鎖要素が弁座に押し込まれ、バルブ装置が閉じる。プランジャがバルブ座から離れると、弁装置が開く。状態に応じて、圧力媒体の流れが遮断又は有効化される。圧力媒体としては、例えば、圧縮空気や作動液を用い得る。
コイルに通電していないときにプランジャを終端位置に移動させる復元素子としてバネが使用されることが多い。この終端位置で弁装置が開いているか閉じているかに応じて、「通常開いている(normally-open)」又は「通常、閉じている(normally-closed)」の弁装置となる。完全性を確保するために、電機子に作用する永久磁石を用いて終端位置を固定することが可能である。
電気機械アクチュエータの動作中、少なくとも電機子によって電機子に伝達され、通電可能なコイルユニットによって生成された磁気力と、バネによって生成された復元力がプランジャに作用する。特に、圧力媒体として油などの作動液を使用する場合には、作動液の圧力による力がプランジャや閉鎖要素にも作用する。以下では、この力を流体力と記載する。
バネの復元力はバネの特性曲線に基づいて、磁力は通電の電流強度から予め決定できるのに対し、流体力はプランジャだけでなく、閉鎖要素にも作用し、その流体力は閉鎖要素が弁座と接触しているか、弁座から離れているかにも依存する。さらに、流体力は、多くの場合、弁装置を通る圧力媒体の体積流量にも依存する。したがって、体積流量がわずかに増加しても、プランジャ及び閉鎖要素に作用する流体力の急激な増加をもたらす可能性があり、これは、磁力及び復元力によって容易に補償することができない。これにより、閉鎖要素の開閉動作が制御できなくなる。磁力を開閉動作に適応させるためには多大な制御コストが必要であり、さらに、大電流を使用しなければならないため、電気機械アクチュエータの動作が不経済になる一方で、電気機械アクチュエータ内に比較的大きな熱を発生させ、放熱され難く、熱負荷による摩耗の増加につながる。さらに、閉鎖要素に作用する流体力が、閉鎖要素がもはや全く開くことができないほど急激に増大する動作状態が存在する場合がある。弁装置の構成によっては、これらの対策を講じることができないため、そのような動作状態は避けなければならず、電気機械アクチュエータや弁装置の使用領域が限定される。
本発明の一実施形態の課題は、弁装置を通る広い範囲の体積流量に対して制御された開閉動作を実現する電気機械アクチュエータ及び弁装置を提供することである。さらに、本発明の一実施形態の課題は、このような弁装置を備えた振動ダンパであって、弁装置を通る広い範囲の体積流量に対して制御された方法で作動させることができる自動車用の振動ダンパを提供することである。さらに、広い範囲の体積流量に対して制振動作が可能な振動ダンパを備えた自動車が提案されている。
この課題は、請求項1に記載の特徴により解決される。有利な実施形態は、従属請求項の対象である。
本発明の一実施形態は、特に弁装置を開閉するための電磁アクチュエータであって、通電可能なコイルユニットであって、コイルユニットの通電状態では、電磁アクチュエータの長手軸線に沿って移動可能に取り付けられた電機子を収縮位置と延伸位置との間で移動可能にする通電可能なコイルユニットと、第1の端部と第2の端部とを有し、電機子と恊働し、長手軸線に沿って移動可能に支持されたプランジャであって、第1の端部により閉鎖要素がプランジャと恊働して、弁装置を開閉するプランジャと、を有し、プランジャは、第1の端部が、第1の圧力で圧力媒体が保持される第1の室に突出し、第2の端部が、第2の圧力で圧力媒体が保持される第2の室に突出するように配置される電磁アクチュエータである。
第1の室及び第2の室は、圧力p1及び圧力p2が互いに異なるように構成され得る。第1の室及び第2の室は、特に第1の室を通る、特に体積流量が変化するとき、圧力p1及び圧力p2が互いに選択可能な依存性で変化するように流体的に接続することができる。例えば、第1の室を流れる体積流量が増加したため、第1の圧力p1が急激に上昇した場合には、第2の圧力p2も上昇するという結果となり得る。プランジャは、第1の室内に突出する第1の端部と、第2の室内に突出する第2の端部とを有するので、第1の室内のプランジャの第1の端部に作用する流体力は、第2の室内のプランジャの第2の端部に作用する流体力によって、少なくとも部分的に補償されるか、又は相殺される。プランジャは、それによって流体的に、特に油圧的に安定化又は支持される。その結果、プランジャ及びプランジャと相互作用する閉鎖要素の開閉動作は、対応する大きな磁力の提供の必要なく、第1の室を通過する容積流量の広い範囲にわたって制御することができる。したがって、磁力は、閉鎖要素を制御された状態で開閉できるだけの大きさに選択可能である。したがって、磁力は、プランジャに作用する流体力の補償するために用いられる必要はない。本提案によれば、プランジャを長手方向軸に沿って移動させ、その結果、弁装置を開閉するのに比較的小さな磁力で十分である。このような電磁アクチュエータは、比較的小さな電流で動作することができるため、より経済的に動作させることができる。
更なる実施形態によれば、プランジャが第1の開口部及び第2の開口部を有する流路を備え、この流路に圧力媒体が流れ得る。特に作動流体を圧力媒体とした場合には、圧力媒体が熱伝達媒体として機能し、電気機械アクチュエータの作動時に電磁アクチュエータで発生した熱をプランジャから放散させることができる。このため熱負荷による摩耗が軽減される。
更なる実施形態では、第1の開口部が第1の室に配置され、第2の開口部が第2の室に配置されることにより第1の室と第2の室との間の流体の連絡が行われる。この場合は、上述した熱の放散は確実であることに加え、さらに、流体の連絡を確立するために第1の室と第2の室との間にさらなる圧力媒体ラインを設ける必要がない。流路の構成、例えば、直径又は直径の変化及び第1の開口部及び第2の開口部の大きさ及び向きに基づいて、プランジャの第1の端部及び第2の端部に作用する流体力を適切に影響させることができる。例えば、流路を流れる際に目標に合致するように一定の圧力損失を引き起こすことができる。既に述べたように、プランジャは長手軸線に沿って往復移動可能である。開口部は、流体力が作用する表面が目標に合致して変更されるように配置及び寸法を決めることができる。従って、プランジャに作用する流体力を調整することができ、プランジャ及びプランジャと恊働する閉鎖要素の制御された開閉動作を提供することができる。
更なる実施形態では、第1の開口部が第1のオリフィスと流体的に相互作用し、及び/又は第2の開口部が第2のオリフィスと流体的に相互作用し得る。第1の開口部及び/又は第2の開口部の流体の相互作用は、例えば、圧力媒体が第1の室及び/又は第2の室に入るときに第1のオリフィス又は第2のオリフィスを通って流れなければならないことによって可能になり得る。第1の開口部又は第2の開口部から流れ出る場合も同様のオリフィスを設けることができる。このようにして、第1の圧力と第2の圧力との間に特定の圧力比を設定することができ、これにより、プランジャの制御された開閉挙動、および結果としてプランジャと相互作用する閉鎖要素の制御に寄与する。
更なる実施形態では、プランジャは円筒形状に形成され、第1の直径を有し、閉鎖要素は、第1の直径とは異なる第2の直径を有し、第1のオリフィス及び/又は第2のオリフィスのサイズは、第1の直径及び第2の直径に適合されている。閉鎖要素とプランジャとが異なる直径であることが構造的に避けられない場合がある。例えば、プランジャを支持するために使用される軸受、特に滑り軸受は、閉鎖部材の直径に対応しない特定の直径のものが利用可能であっても良い。閉鎖要素や軸受の特別仕様品は、経済的に受け入れられない場合がある。例えば、第1の直径が第2の直径の直径よりも大きい場合、プランジャの第1の端部に環状表面が生じる可能性があり、これは、閉鎖要素によって補償されない開放力につながる。冒頭で述べたように、体積流量の比較的小さな増加が、プランジャに作用する流体力の突然の増加につながる可能性がある。この効果は、第1の直径と第2の直径が異なる場合に特に顕著になる。この効果は、第1及び/又は第2のオリフィスを使用することで打ち消すことができる。オリフィスを閉鎖要素とプランジャのそれぞれの直径に適合させることは、比較的簡単に実施できる技術的手段である。
さらに他の実施形態は、閉鎖要素及び閉鎖要素により閉鎖することができる弁座が配置された第1の室と、第2の室と、第1の端部と第2の端部とを有し、長手軸線に沿って移動可能に支持されたプランジャであって、第1の端部により閉鎖要素は恊働して弁座を開閉するプランジャを備えた、先行する実施形態に記載の電磁アクチュエータと、を有し、プランジャは、第1の端部が、第1の圧力で圧力媒体が保持される第1の室に突出し、第2の端部が、第2の圧力で圧力媒体が保持される第2の室に突出するように配置される弁装置である。
提案された弁装置で達成することができる技術的効果及び利点は、本発明の電磁アクチュエータについて述べられたものに対応する。要約すると、次の点を指摘する必要がある。プランジャは、第1の室と第2の室の両方に突き出ているので、少なくとも部分的に互いに打ち消し合う流体力がプランジャに作用する。前述のように、流体力は、弁装置を通る体積流量が少ない場合でも大幅に増加する可能性があり、プランジャとそれと恊働する閉鎖要素の制御されない開閉動作につながる。これらの流体力をプランジャの両端で作用させ、少なくとも部分的に互いに打ち消し合うようにする提案された手段により、プランジャが油圧により支持され、大きな磁力を準備する必要なしにプランジャ及びプランジャと恊働する閉鎖要素の制御された開閉動作が得られる。
本発明の実施形態は、特に自動車用の調整可能な振動ダンパであって、作動シリンダと、作動シリンダ内で往復移動することができ、作動シリンダを第1の作動室及び第2の作動室に分割するピストンと、を有し、第1の作動室及び第2の作動室はそれぞれ、振動ダンパを制御するために圧力媒体ラインを介して先行する実施形態に記載の弁装置に接続される振動ダンパに関する。
本発明の実施形態は、先行する実施形態に記載の振動ダンパを備えた自動車である。
提案された振動ダンパ及び提案された自動車で達成することができる技術的効果及び利点は、本発明の電磁アクチュエータ及び本発明の弁装置について述べられたものに対応する。要約すると、次の点を指摘する必要がある。プランジャは、第1の室と第2の室の両方に突き出ているので、少なくとも部分的に互いに打ち消し合う流体力がプランジャに作用する。前述のように、流体力は、弁装置を通る体積流量が少ない場合でも大幅に増加する可能性があり、プランジャとそれと恊働する閉鎖要素の制御されない開閉動作につながる。これらの流体力をプランジャの両端で作用させ、少なくとも部分的に互いに打ち消し合うようにする提案された手段により、プランジャが油圧により支持され、大きな磁力を準備する必要なしにプランジャ及びプランジャと恊働する閉鎖要素の制御された開閉動作が得られる。
弁装置を通る広い範囲の体積流量に対して制御された開閉動作を実現できる。
振動ダンパの第1の実施形態の油圧システムの回路図である。 図1の油圧システムに統合された、本発明の電磁アクチュエータの第1の実施形態の弁の第1の動作状態における原理図である。 第2の動作状態にある図2のアクチュエータを示す図である。 本発明の第2の実施形態の振動ダンパの油圧システムを備えた自動車の原理図である。
本発明の例示的な実施形態を、添付の図面を参照して以下にさらに詳細に説明する。
図1は、油圧システムの回路図に基づく調整可能な振動ダンパ10の第1の実施形態を示す図である。走行時にサスペンションの制振、ひいては車両の制振を調整するために、例えば自動車のホイールサスペンションに取り付けられる振動ダンパ10は、以下、作動シリンダ20と称するダンパ管を有している。作動シリンダ20内には、ピストンロッド32に取り付けられたピストン30が往復動可能に設けられている。ここで、ピストン30は、自動車のホイールサスペンションに結合されている。ピストン30の往復運動は、図1において矢印34で示されている。この図において明らかなように、ピストン30は、作動シリンダ20内で往復運動可能であり、すなわち、ある時は上方に移動し、またある時は下方に移動可能である。以下では、上向きに移動するピストン30を「牽引」といい、下向きに移動するピストン30を「押圧」と記載する。従って、「牽引室」と称される第1の作動室40がピストン30の上方に配置され、「押圧室」と称される第2の作動室50がピストン30の下方に配置されている。
第1の作動室40(牽引室)と第2の作動室50(押圧室)とは、圧力媒体が伝導される油圧システム100に接続されており、この油圧システム100は、油等が作動液として用いられる。しかし、原理的には、油圧システムを空圧システムとして構成することも可能であり、圧力媒体として圧縮空気を用いることも可能である。図示を容易にするために、図1では、油圧システム100は、作動シリンダ20の外側に配置されているように示されている。ただし、これはあくまでも図示の都合で選択されたものである。むしろ、油圧システム100の全体が振動ダンパの鍋形状のピストン30内に収容される。
油圧システムは、第1の作動室40に接続された第1の圧力媒体ライン52と、第2の作動室50に接続された第2の圧力媒体ライン54とを含む。このために、ピストン30は、図1に模式的にのみ示されているボア36を有し、このボア36を介して、ピストン30内の設置空間35が第1の作動室40(牽引室)と油圧的に連通している。また、第1の作動室40(牽引室)と第2の作動室50(押圧室)は、ピストン30の外周に延びる放射状シール38によって密閉されている。したがって、ピストン30の前面は、適当な開口部を介して第2の作動室50(押圧室)と油圧的に連通している。
2つの圧力媒体ライン52、54に接続された油圧システム100は、4つの逆止弁110、112、114、116を備えたブリッジ回路を有する。これらの逆止弁110、112、114、116は、通過方向が対立するように接続され、互いに反対方向に接続された2つの逆止弁110、114への第1のブリッジ分岐の接続が高圧室120を形成し、互いに反対方向に接続された2つのさらなる逆止弁112、116への第2のブリッジ分岐の接続が低圧室122を形成する。図1から明らかなように、第1の逆止弁110及び第4の逆止弁116は、下側の圧力媒体ライン54と接続しており、したがって、第2の作動室50(押圧室)に連絡している。第1の逆止弁110は、通過方向で第2の作動室50(押圧室)に接続されている。一方、第4の逆止弁116は、第2の作動室50に閉鎖方向で接続されている。また、一方、第2の逆止弁112及び第3の逆止弁114は、上側の圧力媒体ライン52と接続している。ここで、第2の逆止弁112は第1の作動室40(牽引室)に閉鎖方向で接続され、第3の逆止弁114は通過方向で接続されている。
図1にさらに示すように、主オリフィス111、113、115、117は、4つの逆止弁110、112、114、116のそれぞれと直列に配置されている。第1の主オリフィス111は、第1の逆止弁110と高圧室120との間に配置されている。第2の主オリフィス113は、第1の圧力媒体ライン52と第2の逆止弁112との間に配置されている。第3の主オリフィス115は、高圧室120と第3の逆止弁114との間に配置されている。そして、第4の主オリフィス117は、第2の圧力媒体ライン54と第4の逆止弁116との間に配置されている。好ましくは、ブリッジ回路の4つの逆止弁110、112、114、116は、調整可能なバネ要素124を備えている。
これにより、調整可能なバネ要素124のバネ力をどのように設定するかに応じて、個々の逆止弁110、112、114、116の開動作が予め調整されるように選択することができる。
油圧システム100は、主スライド140と、本発明の電磁弁装置560と、パイロット圧力室とも呼ばれるパイロット室130とをさらに含む。弁装置560は、図2及び図3にさらに詳細に示されており、電磁石を有する電磁アクチュエータ12を含む。
パイロット室130は、第5の逆止弁132を介して第1の圧力媒体ライン52に接続されている。第5の逆止弁132は、第3の逆止弁114と同様に、通過方向で第1の作動室40(牽引室)へ接続するように配置されている。パイロット室130は、第5の主オリフィス170を介して高圧室120と油圧的に連通している。第6の主オリフィス172が、第5の逆止弁132とパイロット室130との間に接続されている。
弁装置560は、低圧室122とパイロット室130との間に接続され、比例して作動する3/3弁として構成されている。低圧室122は、2本の接続ライン150、152を介して弁装置560と連通している。第1の接続ライン150は、その他の油圧要素を有していないが、第2の接続ライン152には、弁装置560から、逆止弁464と第6の主オリフィス466とが並列に接続している。第7の主オリフィス468が、逆止弁464及び第6の主オリフィス466と直列に接続されている。
別の供給ライン154は、弁装置560とパイロット室130との間に配置されている。図1の実施形態に示すように、弁装置560は、バネ装置161に対して、及びパイロット室130から来る圧力に対して作動し、パイロット室130から来る圧力は、供給ライン154から分岐した制御ライン182を介して、バネ装置161のバネ力に平行に向けられ、このバネ力に対抗してアクチュエータ12が作動する。主オリフィス466、468及び逆止弁464は、停電時に振動ダンパ10に平均的なダンパ特性を設定することを目的としている(フェイルセーフ)。
主スライド140は、2/2弁として構成されているが、専ら油圧的に動作する弁である。主スライド140は、低圧室122と高圧室120とを接続する。主スライド140は、ある時には、バネ装置142と、制御ライン144を通って来るパイロット室130の圧力に対して作動する。他方で、主スライド140は、高圧室120から出てくる制御ライン146が主スライド140の反対側に及ぼす影響を受ける。
図1に示された制御可能な振動ダンパ10はまた、作動シリンダ20の底部に底部弁190を備えている。底部弁190は、振動ダンパにおいてそれ自体公知のものであり、下側の圧力媒体ライン54とタンク199との間に接続されている。このために、底部弁190は、例えば、下側の圧力媒体ライン54とタンク199との間に、下側の圧力媒体ライン54と連通する第1のタンクオリフィス191を有する第1のタンクオリフィス191の圧力媒体ライン54に接続されていない側の端部は、逆方向に並列に接続された2つの逆止弁192、193に接続され、さらに、第2のタンクオリフィス194が並列に接続されている。
最後に、2つの圧力媒体ライン52、54の間には、それ自体が公知の、いわゆるブローオフ弁200が接続されている。ブローオフ弁200は、振動ダンパ10において到達し得る最大減衰力を設定するために使用される。このために、図示されているように、ブローオフ弁200は、例えば、逆方向に並列に接続された2つの逆止弁201、202で構成され、それぞれの逆止弁201、202の前にはブローオフオリフィス203、204が接続されている。
図1の調整可能な振動ダンパの動作は以下の通りである。
まず、ピストン30が上方に移動することにより、第1の作動室40(牽引室)が小さくなる。この動作モードは、以下では牽引動作と記する。その結果、第1の作動室40(牽引室)内の圧力は、ピストン30が動き続けるにつれて増加する。圧力媒体ライン52内の圧力が上昇する。第2の逆止弁112は閉鎖方向にあるので、この圧力が低圧室122に到達できないようになっている。しかし、第3の逆止弁114は通過方向に接続されているので、逆止弁114の調整可能なバネ要素124のバネ力に打ち勝つと、逆止弁114が開き、高圧室120内に圧力媒体ライン52の圧力が作用する。さらに、第5の逆止弁132は、パイロット室130に流れる通過方向に配置されている。高圧室120とパイロット室130との間の接続により、主オリフィス170、172を介して決定される圧力がパイロット室130内で調整され、弁装置560を介して低圧室122から来る圧力がパイロット室130内で反圧力として作用する。弁装置560は、適切な通電により制御することができ、その結果、パイロット室130に最終的に設定される圧力は、弁装置560の通電に基づいて設定される。パイロット室130内で作用する圧力が制御ライン144を介して主スライド140に供給されるので、パイロット室130内の圧力は、主スライド140の位置にも影響を与える。これにより、弁装置560に適切に通電することで、ピストン30に牽引の負荷がかかったときの振動ダンパのダンパ特性を調整することができる。
次に、ピストン30の反対方向、すなわち下降方向(押圧モード)への移動の場合には、第2の圧力媒体ライン54内の圧力が上昇する。この場合、第4の逆止弁116は閉鎖方向に配置され、高圧室120への第1の逆止弁110は通過方向に配置されている。この場合、高圧室120は、第5の主オリフィス170を介してパイロット室130と連通しており、押圧の負荷については上記と同様の作用機構が設けられている。
図2において、本発明に従った弁装置560の第1の実施形態が、原理を示す断面図によってより詳細に示されている。
弁装置560は、空洞584を囲むハウジング582を含む。空洞584は、第1の室586と第2の室588とに分割されている。第1の室586は、入口590及び出口592を有し、空気又は油圧流体のような図示しない圧力媒体が第1の室586を通って流れることができるよう構成されている。図示された例では、入口590は、高圧室120と連通している(図1参照)。第1の室586は、上述した低圧室122によって形成されている。
入口590と出口592との間の加圧流体の流れは、弁装置560を通る主体積流量Qを表している。弁座594が第1の室586内に配置されており、弁座594は、閉鎖要素574によって閉鎖及び開放が可能である。開放状態では、圧力媒体は、上述の主スライド140に配置された第3の室596に流入することができ、主スライド140により入口590が開閉可能となる。第3の室596は、同様に上述したパイロット室130によって形成されている。
制御ライン144は、弁座594と第3の室596との間に形成され、第5の主オリフィス170は、第3の室596と入口590との間に配置され、そこを流れる圧力媒体に対してスロットル効果を有するようになっている。
アクチュエータ12は、アクチュエータ12の長手軸線Lに沿って電機子564を移動させるための通電可能なコイルユニット562を含む。プランジャ566は、「軸」と記されることもあり、電機子564に固定されているので、プランジャ566は、電機子564と同じ動きをする。電機子564及びプランジャ566が長手軸線Lに沿って移動できるように、第1の軸受568及び第2の軸受570が提供され、これらは、例えば、スライド軸受として構成することができる。
プランジャ566は、第1の端部598及び第2の端部600を有する。プランジャ566は、閉鎖要素574に面する、プランジャ566の第1の端部598が第1の室586又は低圧室122内に位置するように配置され、一方、閉鎖要素574の反対に面する、プランジャ566の第2の端部600が第2の室588内に位置するように配置され、第2の室588は図示された例では磁気室576によって形成されている。磁気室576は、コイルユニット562を取り囲むコイル室580に通路開口578を介して接続されており、コイル室580と磁気室576とが同じ圧力となっている。
第1の室586と第2の室588との間に流体的な接続が確立されるように、プランジャ566は、第1の開口部602と第2の開口部604とを有する流路572を含む。第1の開口部602は第1の室586内に配置され、第2の開口部604は第2の室588内に配置されている。第1の開口部602によって定義される平面は長手方向軸線Lに平行であり、第2の開口部604によって定義される平面は長手方向軸線Lに垂直である。
流路572は、第1の開口部602を介して第1のオリフィス472と流体的に相互作用し、第2の開口部604を介して第2のオリフィス470と流体的に相互作用する。図1から分かるように、第1のオリフィス472は第1の制御ライン184内に配置され、第2のオリフィス470は第2の制御ライン186内に配置されている。
プランジャ566は、主スライド140の一部である閉鎖要素574と相互作用する。閉鎖要素574により、パイロット室130と低圧室122との間の接続が開閉される。図示された例では、閉鎖要素574は球状に形成されている。
プランジャ566は直径d1を有し、球状の閉鎖要素574は直径d2を有する。例えば、直径d1は3mm又は4mm、直径d2は2.3mmであり得る。いずれの場合も、直径d1は直径d2よりも大きい。また、第1のオリフィス472の直径は、第2のオリフィス470の直径よりも大きい。
主スライド140が開いている限り、振動ダンパ10が押圧モードであるか牽引モードであるかにかかわらず、圧力室120から低圧室122を通る主体積流量Qが調整される。圧力媒体は、低圧室122から、押圧モードでは第1の作動室40に、牽引モードでは第2の作動室50に流れる(図2及び図3参照)。
その結果、異なる圧力がプランジャ566に作用する。すなわち、第1の圧力plに対応する低圧室122の圧力pNKと、磁気室576の第2の圧力p2とが作用する。
すでに説明したように、第1のオリフィス472の直径は、第2のオリフィス470の直径よりも大きい。また、図2に示す押圧モードでは、圧力媒体は、低圧室122から制御ライン186及び第1のオリフィス472を通って流路572に流入し、磁気室576に流入し、そこから制御ライン184及び第2のオリフィス470を通って第1の作動室40に流入する。
図3に示す牽引モードでは、圧力媒体は、第1の作動室40から制御ライン184及び第2のオリフィス470を通って磁気室576に流入し、そこから流路572を通って制御ライン186及び第1のオリフィス472を通って低圧室122に流入する。そこから、圧力媒体は、主体積流量Qについて記載したように、第2の作動室50に流入する。
押圧モードでは、オリフィス472がオリフィス470に比べて大径であるために、プランジャ560に閉鎖力が生じ、これにより磁気室576内の動圧が増大する。これにより、閉鎖要素574に対向するプランジャ566の環状表面に作用する開力は、より補償され、プランジャ566は、わずかな油圧張力のために、主体積流量Qに対しより制御された方法で開く。これにより、コイルユニット562が生成する磁力を小さくすることができ、制御された振動ダンパ10のエネルギ効率を向上させることができる。
牽引モードでは、流路572を通る流れは反対方向になる。ここでも、高圧室120の圧力pHKは、磁気室576内に残存し、したがって、仮に、圧力媒体が第1のオリフィス472を通って流れる必要がなかったとした場合には、第2の圧力p2に等しくなるから、この結果、プランジャ566に閉じる力が生じる。仮に、第1のオリフィス472がないとすると、閉じる力が非常に大きくなり、アクチュエータ12が全く開かなくなる恐れがある。第1のオリフィス472の大きさを好適に選択することにより、第2の圧力p2は、閉鎖力が所望の値を有するように調整することができる。
主体積流量Qが増加すると、第1の室586又は低圧室122内の第1の圧力Pl及び磁気室576内の第2の圧力P2の両方が増加し、アクチュエータ12が自動的に安定化する。
図4は、第2実施形態の振動ダンパ10の油圧システムを備えた自動車610の原理図である。弁装置560は、2/2弁として構成されている。他の点においては、弁装置560は、図2及び図3に示されている物と同様に構成されている。
制御ライン606は、第1の作動室40に接続された第1の圧力媒体ライン502から分岐しており、制御ライン606には、第2のオリフィス470が配置されている。制御ライン606は、図4に明示的に示されていない第2の室588内に連絡している(図2及び図3参照)。さらに、第2の圧力媒体ライン54から延び、第1の室586内に連絡する別の制御ライン608が設けられている(図2及び図3参照)。第1のオリフィス472は、制御ライン608内に配置されている。
10…調整可能な振動ダンパ
12…電磁アクチュエータ
20…作動シリンダ
30…ピストン
32…ピストンロッド
34…移動矢印
35…設置空間
36…ボア
38…シール
40…第1の作動室(牽引室)
50…第2の作動室(押圧室)
52…圧力媒体ライン
54…圧力媒体ライン
100…油圧システム
110…第1の逆止弁
111…第1の主オリフィス
112…第2の逆止弁
113…第2の主オリフィス
114…第3の逆止弁
115…第3の主オリフィス
116…第4の逆止弁
117…第4の主オリフィス
120…高圧室
122…低圧室
124…調整可能なバネ要素
130…パイロット室
132…第5の逆止弁
140…主スライド
142…バネ装置
144…制御ライン
146…制御ライン
150…第1の接続ライン
152…第2の接続ライン
154…供給ライン
161…バネ装置
170…第5の主オリフィス
172…第6の主オリフィス
182…制御ライン
184…第1の制御ライン
186…第2の制御ライン
190…底部弁
191…第1のタンクオリフィス
192…逆止弁
193…逆止弁
194…第2のタンクオリフィス
199…タンク
200…ブローオフ弁
201…逆止弁
202…逆止弁
203…ブローオフオリフィス
204…ブローオフオリフィス
464…逆止弁
466…主オリフィス
468…主オリフィス
470…第2のオリフィス
472…第1のオリフィス
560…弁装置
562…コイルユニット
564…電機子
566…プランジャ
568…第1の軸受
570…第2の軸受
572…流路
574…閉鎖要素
576…磁気室
578…通路開口
580…コイル室
582…ハウジング
584…空洞
586…第1の室
588…第2の室
590…入口
592…出口
594…弁座
596…第3の室
598…第1の端部
600…第2の端部
602…第1の開口部
604…第2の開口部
606…制御ライン
608…制御ライン
610…自動車
L…長手軸線

Claims (4)

  1. 弁装置(560)を開閉するための電磁アクチュエータであって、
    通電可能なコイルユニット(562)であって、前記コイルユニット(562)の通電状態では、前記電磁アクチュエータ(12)の長手軸線(L)に沿って移動可能に取り付けられた電機子(564)を収縮位置と延伸位置との間で移動可能にする通電可能なコイルユニット(562)と、
    第1の端部(598)と第2の端部(600)とを有し、前記電機子(564)と恊働し、前記長手軸線(L)に沿って移動可能に支持されたプランジャ(566)であって、前記第1の端部(598)により閉鎖要素(574)が前記プランジャ(566)と恊働して、前記弁装置(560)を開閉するプランジャ(566)と、
    を有し、
    前記プランジャ(566)は、前記第1の端部(598)が、第1の圧力(p1)で圧力媒体が保持される第1の室(586)に突出し、前記第2の端部(600)が、第2の圧力(p2)で圧力媒体が保持される第2の室(588)に突出するように配置され、
    前記プランジャ(566)は、第1の開口部(602)及び第2の開口部(604)を有する流路(572)を備え、前記流路(572)に前記圧力媒体が流れることができ、
    前記第1の開口部(602)が第1のオリフィス(472)と流体的に恊働し、及び/又は前記第2の開口部(604)が第2のオリフィス(470)と流体的に恊働し、
    前記プランジャ(566)は円筒形状に形成され、第1の直径(dl)を有し、
    前記閉鎖要素(574)は、前記第1の直径(dl)より小さい第2の直径(d2)を有し、
    前記第1のオリフィス(472)の直径は、前記第2のオリフィス(470)の直径よりも大きく、
    前記第1の開口部(602)が前記第1の室(586)に配置され、前記第2の開口部(604)が前記第2の室(588)に配置されることにより前記第1の室(586)と
    前記第2の室(588)との間の流体の連絡が行われること
    を特徴とする
    電磁アクチュエータ。
  2. 閉鎖要素(574)及び前記閉鎖要素(574)により閉鎖することができる弁座(594)が配置された第1の室(586)と、
    第2の室(588)と、
    第1の端部(598)と第2の端部(600)とを有し、前記長手軸線(L)に沿って移動可能に支持されたプランジャ(566)であって、前記第1の端部(598)により前記閉鎖要素(574)は前記プランジャ(566)と恊働して前記弁座(594)を開閉するプランジャ(566)を備えた請求項1記載の電磁アクチュエータ(12)と、
    を有し、
    前記プランジャ(566)は、前記第1の端部(598)が、第1の圧力(p1)で圧力媒体が保持される前記第1の室(586)に突出し、前記第2の端部(600)が、第2の圧力(p2)で圧力媒体が保持される前記第2の室(588)に突出するように配置される
    弁装置(560)。
  3. 自動車用の調整可能な振動ダンパであって、
    作動シリンダ(20)と、
    前記作動シリンダ(20)内で往復移動することができ、前記作動シリンダ(20)を第1の作動室(40)及び第2の作動室(50)に分割するピストン(30)と、
    を有し、
    前記第1の作動室(40)及び前記第2の作動室(50)はそれぞれ、前記振動ダンパ(10)を制御するために圧力媒体ライン(52、54)を介して請求項2に記載の弁装置(560)に接続される
    振動ダンパ。
  4. 請求項3に記載の調整可能な振動ダンパ(10)を備えた自動車(610)。
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