JP2015516079A - モジュールおよび容量検出方法 - Google Patents

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Abstract

モジュール(5)は、容量検出回路(10)を含む。容量検出回路(10)は、電圧検出点(P)に定電流を供給する定電流源(20)と、電圧検出点(P)の電圧が所定の電圧に達するまでの充電時間を計測する時間計測部(28)と、記憶部(30)と、演算部(32)とを含む。記憶部(30)は、既知の容量値を有する容量素子の充電時間として予め求められた第1のデータと、容量成分(Cp)の充電時間として予め求められた第2のデータとを記憶する。演算部(32)は、電流経路が電圧検出点(P)に接続されたときの充電時間計測部(28)の第1の計測値と第2のデータとの間の差により、検出対象(Cs)の充電時間を示す第3のデータを生成し、第3のデータと第1のデータとの間の比率、および既知の容量値に基づいて、検出対象の(Cs)の容量値を演算する。

Description

本発明は、検出対象の容量値を検出するモジュールおよび検出対象の容量値を検出する方法に関する。
コンデンサの静電容量を測定するための装置は、たとえば特開昭56−107170号公報(特許文献1)および特開平2−271266号公報(特許文献2)に開示される。特開昭56−107170号公報に開示された装置は、電源と、直流電流測定器とを有する。電源は、時間に対する既知の一定の比率で電圧を増大させる。電源と直流電流測定器とは、コンデンサの端子に直列に接続される。電流の計測値からコンデンサの静電容量が算出される。
特開平2−271266号公報に開示された装置は、直流電源と、直流電源とコンデンサとの間に接続された抵抗と、その抵抗を流れる電流を検出する電流検出回路と、その電流検出回路で検出された充電電流を積分する積分回路と、演算出力部とを備える。演算出力部は、積分回路により得られた積分値と、コンデンサの端子間電圧とに基づいて、コンデンサの静電容量を算出する。
特開昭56−107170号公報 特開平2−271266号公報
多くの場合、検出端子から検出対象までの間の経路に、大きな容量値を有する容量成分が存在する。その容量成分の容量値は、装置ごとに異なり得る。容量成分の容量値のばらつきが検出対象の容量値の変化幅と同じ程度である場合には、検出対象の容量値の変化を検出することが難しくなる。
本発明の目的は、検出対象の容量値を精度よく検出するための技術を提供することである。
本発明の一局面に係るモジュールは、電流経路と、容量検出回路とを備える。電流経路は、検出対象に接続され、容量成分を含む。容量検出回路は、電流経路を介して検出対象に定電流を供給して、検出対象の容量値を検出する。容量検出回路は、電圧検出点に定電流を供給する定電流源と、電流経路を電圧検出点に接続して検出対象および容量成分を充電し、電流経路を電圧検出点から切り離して検出対象および容量成分を放電させる充放電回路と、電圧検出点の電圧が所定の電圧に達するまでの充電時間を計測する時間計測部と、既知の容量値を有する容量素子の充電時間として予め求められた第1のデータと、容量成分の充電時間として予め求められた第2のデータとを記憶する記憶部と、演算部とを含む。演算部は、電流経路が電圧検出点に接続されたときの時間計測部の第1の計測値と、第2のデータとの間の差により、検出対象の充電時間を示す第3のデータを生成し、第3のデータと第1のデータとの間の比率、および既知の容量値に基づいて、検出対象のの容量値を演算する。
好ましくは、時間計測部は、発振器と、カウンタとを含む。カウンタは、発振器の出力信号に応答して、充電時間を示すデータとして、カウント値を生成する。記憶部は、発振器の発振周波数の初期値と第1のデータの初期値とを予め記憶する。演算部は、第1のデータの初期値を、発振周波数の初期値と発振周波数の計測値との比率に従って補正して、第1のデータを更新する。
好ましくは、モジュールは、基準容量素子をさらに備える。充放電回路は、基準容量素子に電圧検出点を接続して基準容量素子を充電する。充放電回路は、基準容量素子を電圧検出点から切り離して、基準容量素子を放電させる。時間計測部は、基準容量素子の充電時間を計測して第2の計測値を出力する。記憶部は、基準容量素子の充電時間として予め求められた第4のデータを予め記憶する。演算部は、第2の計測値と第4のデータとの比率に基づいて、第1の計測値を補正する。
好ましくは、記憶部は、制御信号の種類を示す情報と検出対象の容量値との間の関係を記憶する。演算部は、算出された容量値と記憶部に記憶された関係とに基づいて、制御信号を発生させる。容量検出回路は、算出された容量値および制御信号を出力するためのインターフェイス回路をさらに備える。
本発明の他の局面に係る容量検出方法は、容量成分を含む電流経路に接続された検出対象の容量値を検出するための容量検出方法であって、電圧検出点に定電流を供給して検出対象および容量成分を充電するステップと、電圧検出点の電圧が所定の電圧に達するまでの充電時間を計測するステップと、既知の容量値を有する容量素子の充電時間として予め求められた第1のデータと、容量成分の充電時間として予め求められた第2のデータとを予め記憶するステップと、検出対象および容量成分の充電時間として計測された第1の計測値と、第2のデータとの間の差により、検出対象の充電時間を示す第3のデータを生成するステップと、第3のデータと第1のデータとの間の比率、および既知の容量値に基づいて、検出対象の容量値を演算するステップとを備える。
好ましくは、計測するステップは、発振器と、発振器の出力信号に応答してカウント値を生成するカウンタとにより、充電時間を計測する。容量検出方法は、発振器の発振周波数の初期値と第1のデータの初期値とを予め記憶するステップと、第1のデータの初期値を、発振周波数の初期値と発振周波数の計測値との比率に従って補正するステップとをさらに備える。
好ましくは、容量検出方法は、基準容量素子の充電時間として予め求められた第4のデータを予め記憶するステップと、電圧検出点に定電流を供給して基準容量素子を充電するステップと、基準容量素子の充電時間を計測して第2の計測値を生成するステップとをさらに備える。第3のデータを生成するステップは、第2の計測値と第4のデータとの比率に基づいて、第1の計測値を補正するステップを含む。
本発明によれば、検出対象の容量値を精度よく検出することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るモジュールを実装した電子機器の概略的な構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る容量検出回路の構成を示したブロック図である。 容量成分Cpの具体例を示した図である。 モジュールの別の構成例を示した図である。 本発明の実施の形態に従う容量の検出の基本的な方法を示した図である。 容量検出回路の調整を説明するための回路図である。 容量検出回路の調整を説明するためのフローチャートである。 容量検出回路の記憶部に記憶されたデータを示した図である。 モジュールの調整を説明するための回路図である。 モジュールの調整を説明するためのフローチャートである。 モジュールの調整後に容量検出回路の記憶部に記憶されたデータを示した図である。 検出対象Csの容量値の検出を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るモジュールを実装した電子機器の概略的な構成を示したブロック図である。 第2の実施の形態に係る容量検出回路が有する記憶部の構成を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るモジュールを実装した電子機器の概略的な構成を示したブロック図である。図1を参照して、電子機器1は、高周波電源4と、モジュール5とを備える。
モジュール5は、容量検出回路10と、基準容量素子Crefと、信号ライン2と、整合回路12とを備える。基準容量素子Crefは容量検出回路10に電気的に接続される。
信号ライン2は、高周波電源4と容量検出回路10との間に形成される。信号ライン2は、容量成分CpおよびインダクタLbを含む。容量成分CpとインダクタLbとは直列に接続される。容量成分Cpは、高周波信号を通す一方で直流を遮断する。インダクタLbは直流成分を通す一方で容量検出回路10への高周波成分の流入を阻止する。
検出対象Csは、信号ライン2に接続される。したがって、検出対象Csと容量成分Cpとは容量検出回路10に電気的に並列に接続される。
容量検出回路10は、信号ライン2を介して検出対象Csに定電流を供給して、検出対象Csの容量値を検出する。この実施の形態では、信号ライン2が検出対象Csに定電流を供給するための電流経路に対応する。検出対象Csは、その容量値を変化させる。ただし検出対象Csの容量値は固定値でもよい。
整合回路12は、インダクタ、固定容量素子および可変容量素子の組み合わせによって構成される。本発明の実施の形態では、検知対象Csの容量値を検出するために、容量成分Cpおよび検知対象Csに定電流が供給されて、検知対象Csおよび容量成分Cpが充電される。インダクタは、容量成分Cpおよび検知対象Csの充電時に、容量成分Cpに接地電位を与える役割を果たす。図1および以後に説明する図において、整合回路12の構成要素のうちのインダクタのみが、検知対象Csの容量値の検出に関連する要素として示される。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る容量検出回路の構成を示したブロック図である。図2を参照して、容量検出回路10は、定電流源20と、端子CREF,CIN,2
3,25,27と、充放電回路24と、バンドギャップ電圧源26と、時間計測回路28と、記憶部30と、制御部32と、インターフェイス回路34とを備える。
容量成分Cpおよび検出対象Csは、端子CINに電気的に並列に接続される。基準容量素子Crefは端子CREFに電気的に接続される。
充放電回路24は、容量成分Cpおよび検出対象Csを電圧検出点Pに接続する。これにより容量成分Cpおよび検出対象Csが充電される。このとき充放電回路24は基準容量素子Crefを放電させる。さらに、充放電回路24は、基準容量素子Crefを電圧検出点Pに接続して、基準容量素子Crefを充電する。このとき充放電回路24は、容量成分Cpおよび検出対象Csを放電させる。
具体的には、充放電回路24は、スイッチSW1〜SW4を備える。スイッチSW1〜SW4の各々は、制御部32により制御される。
スイッチSW1の第1の端部は、端子CINに接続される。スイッチSW1の第2の端部は、電圧検出点Pに接続される。スイッチSW2の第1の端部は、端子CINに接続される。スイッチSW2の第2の端部は、接地される。スイッチSW3の第1の端部は、端子CREFに接続される。スイッチSW3の第2の端部は、電圧検出点Pに接続される。スイッチSW4の第1の端部は、端子CREFに接続される。スイッチSW4の第2の端部は、接地される。
スイッチSW1,SW4は、同じタイミングでオンオフする。スイッチSW2,SW3は、同じタイミングでオンオフする。スイッチSW1,SW4がオン状態である場合、スイッチSW2,SW3はオフ状態である。この場合、定電流源20からの電流Irefは、電圧検出点PおよびスイッチSW1を介して端子CINから出力される。端子CINから出力される電流により容量成分Cpおよび検出対象Csが充電される。さらに、基準容量素子Crefが放電される。基準容量素子Crefから出た電流は端子CREFおよびスイッチSW4を介して接地ノードへと流れる。
スイッチSW1,SW4がオフ状態である場合、スイッチSW2,SW3はオン状態である。この場合、定電流源20からの電流Irefは、電圧検出点PおよびスイッチSW3を介して端子CREFから出力される。端子CREFから出力される電流により基準容量素子Crefが充電される。さらに、容量成分Cpおよび検出対象Csが放電される。容量成分Cpおよび検出対象Csからの電流は端子CINおよびスイッチSW2を介して接地ノードへと流れる。
時間計測回路28は、電圧検出点Pに接続された容量素子または容量成分の充電時間を計測する。本実施の形態では、充電時間とは、電圧検出点Pの電圧Vsが、0から基準電圧Vrefに達するまでの時間と定義される。
時間計測回路28は、発振器42と、カウンタ44と、比較器46とを備える。発振器42は、一定の周期を有するクロック信号CLKを発生させる。発振器42は、たとえばキャパシタと抵抗とを有するCR発振回路により構成される。
発振器42に入力される信号に応答して、発振器42は、その発振周波数を調整することができる。端子25は、発振器42の発振周波数を外部から測定するための端子である。
発振器42からのクロック信号CLKに応答して、カウンタ44は、カウント値を変化
させる。スイッチSW1,SW3の一方をオンさせるため、制御部32が開始信号を出力する。カウンタ44は、この開始信号が有効になった時点でカウントを開始する。
比較器46は、電圧Vsを基準電圧Vrefと比較する。電圧Vsが基準電圧Vrefに達した時点において、比較器46はカウンタ44へ停止信号を与える。カウンタ44は停止信号が有効になった時点でカウントを停止する。
バンドギャップ電圧源26は、バンドギャップ電圧、すなわち、温度変化に対して安定した電圧を発生させる。バンドギャップ電圧源26は、基準電圧Vrefを比較器46に供給する。さらに、バンドギャップ電圧源26は、定電流源20および発振器42に電圧を供給する。
記憶部30は、不揮発性メモリ(NVM)48およびデータ記憶部50を備える。不揮発性メモリ48は、トリミングコードを記憶する。このトリミングコードは、発振器42の発振周波数および定電流源20からの定電流Irefの各々を所望の値に調整するためのデータである。端子27は、発振周波数および定電流Irefを外部から調整するための端子である。
なお、端子27にトリミングコードが入力されるように限定されない。たとえばインターフェイス回路34を通じてトリミングコードを不揮発性メモリ(NVM)48に記憶させてもよい。この場合、制御部32はトリミングコードを不揮発性メモリ(NVM)48から読み出してトリミングを実行することができる。
データ記憶部50は、既知の容量値を有する容量素子の充電時間として予め求められた第1のデータを記憶する。データ記憶部50は、第1のデータを、発振器42の発振周波数に対応付けて記憶する。
データ記憶部50は、さらに、容量成分Cpの充電時間として予め求められたデータと、基準容量素子Crefの充電時間として予め求められたデータとを記憶する。これらのデータは、カウンタ44のカウント値として表される。
データ記憶部50に記憶されたカウント値は、モジュール5が電子機器1に実装される前に得られる。モジュール5が電子機器1に実装される前の状態とは、検出対象Csが信号ライン2に接続されていない状態に対応する。
制御部32は、データ記憶部50に記憶されたデータと、時間計測回路28によって得られた計測値(カウント値)とに基づいて、検出対象Csの容量値を演算する。すなわち制御部32は、本発明の容量検出回路における「演算部」を実現する。検出対象Csの容量値を演算するための処理は、後に詳細に説明される。
インターフェイス回路34は、容量検出回路10の外部に信号を出力し、あるいは、容量検出回路10の外部からの信号を受ける。たとえば制御部32によって算出された容量値がインターフェイス回路34から出力される。さらに、端子23は、発振器42により発生したクロック信号CLKを容量検出回路10の外部に出力する。
容量成分Cpは、容量素子、容量成分あるいはそれらの組合わせを表現したものである。図3は、容量成分Cpの具体例を示した図である。
図3を参照して、容量成分Cpは、たとえば複数の寄生容量によって構成される。図3に示された例では、容量成分Cpは、容量成分Ca,Cb,Ccを含む。容量成分Caは
、信号ライン2の寄生容量を表す。容量成分Cbは、ノイズフィルタ3に含まれる容量素子を表す。容量成分Ccは、容量検出回路10に含まれる容量成分を表す。
モジュール5の構成は、図1および図2に示された構成に限定されるものではない。図4は、モジュール5の別の構成例を示した図である。図4を参照して、検出対象Csがモジュール5に含まれる。検出対象Csは、その特性の変化と容量の変動との間に相関関係を有する素子であり、たとえば共振器である。また、モジュール5の外側に整合回路12が設けられる。モジュール5が容量検出回路10を含むのであれば、モジュール5はさらに別の構成を有していてもよい。
なお、煩雑な記載を避けるために、図3および図4では、基準容量素子Crefが省略されている。
続いて、本発明の実施の形態に係る容量検出方法が説明される。
一般に、容量素子に蓄えられる電荷Qと、その容量素子の容量値Cと、その容量素子の電圧Vとの間には、Q=CVの関係が成立する。この式の両辺を時間tで微分すると、次の関係式が得られる。Iは電流を表す。
dQ/dt=I=C×(dV/dt)
上記の式は、容量素子を定電流により充電した場合に、電圧Vが時間に比例して上昇することを示している。
図5は、本発明の実施の形態に従う容量の検出の基本的な方法を示した図である。図5を参照して、Cp,Csは、容量成分Cpの容量値および検出対象Csの容量値を表す。C=(Cp+Cs)の場合およびC=Cpの場合の両方において、電圧検出点Pの電圧Vsが電圧Vrefに達するまでのカウント値が取得される。カウント値は、クロック信号CLKの周期に比例した所定の周期で変化する。したがって、充電時間はカウント値と、その所定の周期との積によって表される。
電圧Vsが電圧Vrefに達した時のカウント値は、容量値の大きさに依存する。C=(Cp+Cs)の場合には、カウント値はNpsであり、C=Cpの場合には、カウント値はNpである。ΔNは、カウント値Nps,Npの差分である。ΔNは、検出対象Csに対応する充電時間を表している。
既知の容量値Ckを有する容量素子のカウント値N0が予め求められる。Cs:Ck=ΔN:N0の関係から、検出対象Csの容量値を求めることができる。本実施の形態では、以下の手順を経て検出対象Csの容量を検出することができる。
(1)容量検出回路の調整
(2)モジュールの調整
(3)モジュールの電子機器への実装
以下において、各手順での処理が、より詳細に説明される。
(容量検出回路の調整)
図6は、容量検出回路の調整を説明するための回路図である。図6を参照して、容量検出回路10は、テストボード60に接続される。テストボード60は、容量素子Cref′,Cp′,Ckと、カウンタ62と、周波数測定回路64とを含む。容量素子Cp′,Ckは、容量検出回路10の端子CINに並列接続される。容量素子Cref′は、容量検出回路10の端子CREFに接続される。
容量素子Ck,Cp′,Cref′の容量値は、予め測定される。容量が互いに等しい素子が容量成分Cp′,Cref′として選択される。たとえば、容量素子Cref′の容量値が予め定められているのであれば、その容量値と略等しい容量値を有する容量素子を容量素子Cp′として選択することができる。
容量検出回路10は、端子23,25,27を有する。端子23は、クロック信号CLKを出力する。クロック信号CLKは、カウンタ62に入力される。カウンタ62は、開始信号に応じてカウントを開始し、停止信号に応じてカウントを終了する。端子25は、周波数測定回路64に接続される。端子27は、発振周波数を調整するためのトリミングコードを受信する。
図7は、容量検出回路の調整を説明するためのフローチャートである。図6および図7を参照して、ステップS1において、周波数測定回路64は、容量検出回路10の内部に設けられた発振器の発振周波数を測定する。ステップS2において、測定された発振周波数に基づいて、定電流源20(図2参照)からの電流Irefおよび発振周波数foscのトリミングが実行される。トリミングによって、電流Irefの値が所望の値に調整されるとともに、発振周波数foscが初期周波数fosc0に調整される。
図2および図7を参照して、ステップS3において、制御部32は、発振周波数fosc0およびトリミングコードを記憶部30(不揮発性メモリ48)に格納する。
ステップS4において、容量検出回路10は、端子CINから電流Irefを供給して、容量素子Cp′,Ckを充電する。具体的には、制御部32は、充放電回路24を制御して、スイッチSW1,SW4をオンするとともに、スイッチSW2,SW3をオフする。時間計測回路28は、電圧Vsが基準電圧Vrefに達するまでのカウント値N01を生成する。制御部32は、時間計測回路28からカウント値N01を取得する。
ステップS5において、容量検出回路10は、端子CREFから電流Irefを供給して、容量素子Cref′を充電する。具体的には、制御部32は、充放電回路24を制御して、スイッチSW2,SW3をオンするとともに、スイッチSW1,SW4をオフする。容量素子Cref′が充電されるとともに、容量素子Cp′,Ckが放電される。時間計測回路28は、電圧Vsが基準電圧Vrefに達するまでのカウント値N02を生成する。制御部32は、時間計測回路28からカウント値N02を取得する。なお、ステップS4,S5の処理は、逆の順に実行されてもよい。
ステップS6において、制御部32は、2つのカウント値N01,N02の差分ΔN0を演算する。差分カウント値ΔN0は、ΔN0=N01−N02から求められる。
ステップS7において、制御部32は、容量素子Ckの容量値と、カウント値の差分ΔN0とを記憶部30(データ記憶部50)に格納する。以下の説明では、容量素子Ckの容量値を容量値Ckと表す。
容量素子Cp′,Cref′の容量値は互いに等しい。したがって容量素子Ck,Cp′の容量値の合計と容量素子Cref′の容量値との間の差は容量値Ckに等しい。別の測定によって、容量値Ckは、予め精密に求められる。差分カウント値ΔN0は、容量素子Ckの充電時間を表すカウント値である。
ステップS6,S7の処理によって、容量検出回路10は、容量値Ckと差分カウント値ΔN0とを、互いに関連付けて記憶する。
図8は、容量検出回路の記憶部に記憶されたデータを示した図である。図8を参照して、記憶部30の不揮発性メモリ48は、周波数fosc0をトリミングコードDに関連付けて記憶する。記憶部30のデータ記憶部50は、容量値Ckと差分カウント値ΔN0とを互いに関連付けて記憶する。周波数fosc0は、発振周波数の初期値である。
(モジュールの調整)
図9は、モジュールの調整を説明するための回路図である。図9を参照して、モジュールは、テストボード70に接続される。テストボード70は、カウンタ72と、周波数測定回路74とを含む。クロック信号CLKは、容量検出回路10の端子23から出力されて、カウンタ72に入力される。カウンタ72は、開始信号に応じてカウントを開始し、停止信号に応じてカウントを終了する。端子25は、周波数測定回路74に接続される。発振周波数および定電流Irefは調整済みである。したがって図9では端子27は示されていない。
なお、容量成分Cpおよび基準容量素子Crefの容量値が既知である必要はない。さらに容量成分Cpの容量値と基準容量素子Crefの容量値とが互いに同じである必要はない。
図10は、モジュールの調整を説明するためのフローチャートである。図9および図10を参照して、ステップS11において、周波数測定回路74は、容量検出回路10の内部に設けられた発振器の発振周波数を測定する。
図2および図10を参照して、ステップS12において、制御部32は、測定された発振周波数に基づいて、記憶部30(データ記憶部50)に格納された差分カウント値ΔN0を補正する。制御部32は、以下の式(1)に従って、差分カウント値ΔN0を補正して、差分カウント値ΔN0′を生成する。
ΔN0′=ΔN0×fosc/fosc0 ・・・(1)
制御部32は、データ記憶部50に記憶された差分カウント値ΔN0を、ΔN0′へと更新する。
ステップS13において、容量検出回路10は、端子CINから電流Irefを供給して、容量成分Cpを充電する。時間計測回路28は、電圧Vsが基準電圧Vrefに達するまでのカウント値N1を生成する。制御部32は、時間計測回路28からカウント値N1を取得する。
ステップS14において、容量検出回路10は、端子CREFから電流Irefを供給して、基準容量素子Crefを充電する。時間計測回路28は、電圧Vsが基準電圧Vrefに達するまでのカウント値N2を生成する。制御部32は、時間計測回路28からカウント値N2を取得する。
ステップS13,S14の処理は、ステップS4,S5の処理とそれぞれ同様であるので詳細な説明は以後繰り返さない。ステップS13,S14の処理は、逆の順に実行されてもよい。
ステップS15において、制御部32は、カウント値N1を端子CINに関連付けて記憶部30(データ記憶部50)に格納する。さらに制御部32は、カウント値N2を端子CREFに関連付けて記憶部30(データ記憶部50)に格納する。
図11は、モジュールの調整後に容量検出回路の記憶部に記憶されたデータを示した図
である。図11を参照して、記憶部30のデータ記憶部50は、容量値Ckと差分カウント値ΔN0′とを互いに関連付けて記憶する。さらにデータ記憶部50は、カウント値N1,N2を端子CIN,CREFにそれぞれ関連付けて記憶する。
容量検出回路10をモジュール5に実装することによって、発振器の発振周波数が変化する可能性がある。このため、ステップS11において発振周波数が測定される。
発振器の発振周波数が変化する前後では容量素子Ckの充電時間は変化しない。したがって、以下の関係が成立する。
ΔN0′/fosc=ΔN0/fosc0
上記の式を変形することにより式(1)が導かれる。
カウント値N1,N2は、検出対象Csの容量値を検出するために用いられる。寄生容量の大きさはモジュールごとに異なりうる。したがって、容量成分Cpもモジュールごとに異なりうる。ステップS13,S14の処理は、容量成分Cpの容量値のばらつきを考慮してモジュールを校正することに相当する。
(モジュールの電子機器への実装)
図12は、検出対象Csの容量値の検出を説明するためのフローチャートである。図12に示された処理は、任意のタイミング(たとえば一定の周期)で実行される。図2および図12を参照して、ステップS21において、容量検出回路10は、端子CINから電流Irefを供給して、容量成分Cpおよび検出対象Csを充電する。時間計測回路28は、電圧Vsが基準電圧Vrefに達するまでのカウント値N11を生成する。制御部32は、時間計測回路28からカウント値N11を取得する。
ステップS22において、容量検出回路10は、端子CREFから電流Irefを供給して、基準容量素子Crefを充電する。時間計測回路28は、電圧Vsが基準電圧Vrefに達するまでのカウント値N12を生成する。制御部32は、時間計測回路28からカウント値N12を取得する。
ステップS21,S22の処理は、ステップS4,S5の処理とそれぞれ同様であるので詳細な説明は以後繰り返さない。ステップS21,S22の処理は、逆の順に実行されてもよい。
ステップS23において、制御部32は、カウント値N12に対するカウント値N2の比率、すなわちN2/N12を算出する。
ステップS24において、制御部32は、カウント値N11に、上記の比率(N2/N12)を乗じてカウント値N11′を算出する。すなわち以下の式(2)に従ってカウント値N11′が算出される。
N11′=N11×(N2/N12) ・・・(2)
ステップS25において、制御部32は、以下の式(3)に従って容量値Csを求める。
ΔN0′:(N11′−N1)=Ck:Cs ・・・(3)
モジュール5が電子機器1に実装されても容量成分Cpの容量は基本的には変化しない。カウント値N11は、容量成分Cpおよび検出対象Csの充電時間を示し、カウント値N1は、容量成分Cpの充電時間を示す。モジュール5が電子機器1に実装される前後で
発振周波数foscが変動しなければ、検出対象Csの充電時間を示すカウント値は、(N11−N1)となる。既知の容量値Ckに対応するカウント値はデータ記憶部50に予め求められている(差分カウント値ΔN0′)。したがって、発振周波数foscが変動しなければ、Ck:Cs=ΔN0′:(N11−N1)の関係から検出対象Csの容量値を求めることができる。
しかしながら発振周波数foscは温度などの要因で変動しうる。したがって本発明の実施の形態では、発振周波数の変動を考慮してカウント値N11が補正される。
モジュール5を電子機器1に実装する前後では、基準容量素子Crefの容量値は変化しない。したがって発振周波数が変動した場合には、基準容量素子Crefの充電時間を示すカウント値が変化する。
カウント値N12,N2の比率N2/N12は、(モジュール5を電子機器1に実装する前の発振周波数)/(モジュール5を電子機器1に実装した後の発振周波数)を表す。
差分カウント値(N11′−N1)およびカウント値ΔN0′は、ともにモジュール5を電子機器1に実装する前の発振周波数に基づいて得られた値である。したがって、式(3)に示された関係から容量値Csが検出される。
なお、発振周波数が安定している場合には、カウント値N12,N2の比率が1に近くなる。このような場合には、ステップS14,S22〜S24の処理を省略することができる。この場合には、ステップS25において、以下の式(4)に従って容量値Csを検出することができる。
ΔN0′:(N11−N1)=Ck:Cs ・・・(4)
以上のように、第1の実施の形態によれば、モジュールを電子機器に実装する前に、モジュールの容量成分Cpに対応するカウント値が取得されて、そのカウント値が記憶される。
図3に例示されるように、容量成分Cpは、モジュールの寄生容量を含みうる。このため、モジュールごとに容量成分Cpの容量値が異なりうる。すなわち容量成分Cpの容量値のばらつきがモジュール間で大きくなる可能性がある。しかし、あるモジュールの容量成分Cpの容量値は、基本的には、そのモジュールが電子機器に実装された前後で変化しない。したがって、第1の実施の形態によれば、モジュールごとに容量成分Cpの容量値が異なる場合であっても、検出対象Csの容量値を精度よく検出することができる。
さらに実施の形態1によれば、容量成分Cpおよび検出対象Csの充電時間に対応するカウント値(N11)が補正される。たとえば温度などの要因によって、発振周波数が変動する可能性がある。第1の実施の形態によれば、発振周波数の変動によらず、検出対象Csの容量値を精度よく検出することができる。
[実施の形態2]
図13は、本発明の第2の実施の形態に係るモジュールを実装した電子機器の概略的な構成を示したブロック図である。図13を参照して、容量検出回路10は、容量値Csを検出して、その検出された容量値Csに応じた制御信号を整合回路12に与える。これにより容量検出回路10は、整合回路12を制御する。上記のように、整合回路12は、可変容量素子を含む。たとえば制御信号は、可変容量素子の容量値を変化させるために用いられる。
なお、第2の実施の形態では、容量検出回路10が整合回路12を直接的に制御するものと限定されない。たとえば、モジュール5は、容量検出回路10から出力された制御信号に応じて整合回路12を制御する制御回路を含んでいてもよい。
容量検出回路10の構成は、基本的には、図2に示された構成と同様である。記憶部30は、検出された容量値と制御信号の種類との間の関係を定義するテーブルを記憶する。なお、容量検出回路10の他の部分の構成は、図2に示された構成と同様であるので、以後は詳細な説明を繰り返さない。
図14は、第2の実施の形態に係る容量検出回路10が有する記憶部の構成を示した図である。図11および図14を参照して、第2の実施の形態では、記憶部30の不揮発性メモリ48に、テーブル48a,48bが記憶される。なお、テーブルの個数は特に限定されるものではない。
テーブル48aにおいて、容量値Csの範囲と制御信号の種類とが対応付けられている。たとえば、容量検出回路10は、制御信号を出力するための2つのチャネルを有する。たとえば容量値CsがC0より小さい場合、第1のチャネル(チャネル1)および第2のチャネル(チャネル2)は、制御信号SPI1a,SPI2aとそれぞれ対応付けられる。
図2に示された制御部32は、テーブルを参照することにより、検出された容量値Csに対応付けられた制御信号の種類を特定する。制御部32は、特定された種類の制御信号を生成する。生成された制御信号は、インターフェイス回路34(図2参照)から出力される。なお、外部の装置がインターフェイス回路34にアクセスして、制御信号を読み出してもよい。
以上のように第2の実施の形態によれば、検出された容量に応じた制御を実行することができる。これによりユーザにとっての利便性を高めることができる。
なお、上記の実施の形態において、差分カウント値ΔN0は、既知の容量値(Ck)を有する容量素子の充電時間として予め求められた第1のデータに対応する。カウント値N1は、容量成分Cpの充電時間として予め求められた第2のデータに対応する。差分カウント値(N11′−N1)は、検出対象Csの充電時間を示す第3のデータに対応する。カウント値N2は、基準容量素子Crefの充電時間として予め求められた第4のデータに対応する。カウント値N11は、時間計測回路28の第1の計測値に対応する。カウント値N12は、時間計測回路28の第2の計測値に対応する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 信号ライン、3 ノイズフィルタ、4 高周波電源、5 モジュール、10 容量検出回路、12 整合回路、20 定電流源、23,25,27,CIN,CREF 端子、24 充放電回路、26 バンドギャップ電圧源、28 時間計測回路、30 記憶部、32 制御部、34 インターフェイス回路、42 発振器、44,62,72 カウンタ、46 比較器、48 不揮発性メモリ、50 データ記憶部、60,70 テストボード、64,74 周波数測定回路、Ck 容量素子、Cref 基準容量素子、Cs 検出対象、Lb インダクタ、P 電圧検出点。

Claims (7)

  1. 検出対象(Cs)に接続され、容量成分(Cp)を含む電流経路と、
    前記電流経路を介して前記検出対象(Cs)に定電流を供給して、前記検出対象(Cs)の容量値を検出する容量検出回路(10)とを備え、
    前記容量検出回路(10)は、
    電圧検出点(P)に前記定電流を供給する定電流源(20)と、
    前記電流経路を前記電圧検出点(P)に接続して前記検出対象(Cs)および前記容量成分(Cp)を充電し、前記電流経路を前記電圧検出点(P)から切り離して前記検出対象(Cs)および前記容量成分(Cp)を放電させる充放電回路(24)と、
    前記電圧検出点(P)の電圧が所定の電圧に達するまでの充電時間を計測する時間計測部(28)と、
    既知の容量値を有する容量素子(Ck)の前記充電時間として予め求められた第1のデータ(ΔN0)と、前記容量成分(Cp)の前記充電時間として予め求められた第2のデータ(N1)とを記憶する記憶部(30)と、
    前記電流経路が前記電圧検出点(P)に接続されたときの前記時間計測部(28)の第1の計測値(N11)と、前記第2のデータ(N1)との間の差により、前記検出対象(Cs)の前記充電時間を示す第3のデータを生成し、前記第3のデータと前記第1のデータ(ΔN0)との間の比率、および前記既知の容量値に基づいて、前記検出対象の(Cs)の容量値を演算する演算部(32)とを含む、モジュール。
  2. 前記時間計測部(28)は、
    発振器(42)と、
    前記発振器の出力信号に応答して、前記充電時間を示すデータとして、カウント値を生成するカウンタ(44)とを含み、
    前記記憶部(30)は、前記発振器の発振周波数の初期値と前記第1のデータ(ΔN0)の初期値とを予め記憶し、
    前記演算部(32)は、前記第1のデータ(ΔN0)の初期値を、前記発振周波数の初期値と前記発振周波数の計測値との比率に従って補正して、前記第1のデータ(ΔN0)を更新する、請求項1に記載のモジュール。
  3. 前記モジュールは、
    基準容量素子(Cref)をさらに備え、
    前記充放電回路(24)は、前記基準容量素子(Cref)に前記電圧検出点(P)を接続して前記基準容量素子(Cref)を充電し、
    前記充放電回路(24)は、前記基準容量素子(Cref)を前記電圧検出点(P)から切り離して、前記基準容量素子(Cref)を放電させ、
    前記時間計測部(28)は、前記基準容量素子(Cref)の前記充電時間を計測して第2の計測値(N12)を出力し、
    前記記憶部(30)は、前記基準容量素子(Cref)の前記充電時間として予め求められた第4のデータ(N2)を予め記憶し、
    前記演算部(32)は、前記第2の計測値(N12)と前記第4のデータ(N2)との比率に基づいて、前記第1の計測値(N11)を補正する、請求項1に記載のモジュール。
  4. 前記記憶部(30)は、制御信号の種類を示す情報と前記検出対象(Cs)の容量値との間の関係を記憶し、
    前記演算部(32)は、算出された容量値と前記記憶部(30)に記憶された前記関係とに基づいて、制御信号を発生させ、
    前記容量検出回路は、
    算出された容量値および前記制御信号を出力するためのインターフェイス回路(34)をさらに備える、請求項1に記載のモジュール。
  5. 容量成分(Cp)を含む電流経路に接続された検出対象(Cs)の容量値を検出するための容量検出方法であって、
    電圧検出点(P)に定電流を供給して前記検出対象(Cs)および前記容量成分(Cp)を充電するステップと、
    前記電圧検出点(P)の電圧が所定の電圧に達するまでの充電時間を計測するステップと、
    既知の容量値を有する容量素子(Ck)の充電時間として予め求められた第1のデータ(ΔN0)と、前記容量成分(Cp)の充電時間として予め求められた第2のデータ(N1)とを予め記憶するステップと、
    前記検出対象(Cs)および前記容量成分(Cp)の前記充電時間として計測された第1の計測値(N11)と、前記第2のデータ(N1)との間の差により、前記検出対象(Cs)の前記充電時間を示す第3のデータを生成するステップと、
    前記第3のデータと前記第1のデータ(ΔN0)との間の比率、および前記既知の容量値に基づいて、前記検出対象(Cs)の容量値を演算するステップとを備える、容量検出方法。
  6. 前記計測するステップは、
    発振器(42)と、前記発振器の出力信号に応答してカウント値を生成するカウンタ(44)とにより、前記充電時間を計測し、
    前記容量検出方法は、
    前記発振器(42)の発振周波数の初期値と前記第1のデータ(ΔN0)の初期値とを予め記憶するステップと、
    前記第1のデータ(ΔN0)の初期値を、前記発振周波数の初期値と前記発振周波数の計測値との比率に従って補正するステップとをさらに備える、請求項5に記載の容量検出方法。
  7. 前記容量検出方法は、
    基準容量素子(Cref)の前記充電時間として予め求められた第4のデータ(N2)を予め記憶するステップと、
    前記電圧検出点(P)に前記定電流を供給して前記基準容量素子(Cref)を充電するステップと、
    前記基準容量素子(Cref)の前記充電時間を計測して第2の計測値(N12)を生成するステップとをさらに備え、
    前記第3のデータを生成するステップは、
    前記第2の計測値(N12)と前記第4のデータ(N2)との比率に基づいて、前記第1の計測値(N11)を補正するステップを含む、請求項5に記載の容量検出方法。
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