JP2015515775A - 非デスタッガードチャネル推定を可能にするための方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本開示のいくつかの態様は、非デスタッガードチャネル推定を可能にするための技法および装置に関する。態様では、時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合させることとを含む、ワイヤレス通信のための方法が提供される。

Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001] 本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2012年3月9日に出願された米国仮特許出願第61/609,087号の利益を主張する。
[0002] 本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、非デスタッガード(non-destaggered)チャネル推定を可能にするための方法および装置に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
[0004] これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の一例はロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格の拡張のセットである。LTEは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、また、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
[0005] 本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、時間的にスタッガされた(staggered in time)受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR:channel impulse response)を判断することと、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、時間トラッキングループ(TTL:time tracking loop)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合(align)させることとを含む。
[0006] 本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断するための手段と、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断するための手段であって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断するための手段と、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合させるための手段とを含む。
[0007] 本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合させることとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
[0008] 本開示のいくつかの態様は、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品を提供する。命令は、概して、時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合させることとを行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
[0009] 上記で説明した動作を実行するための装置、システム、およびコンピュータプログラム製品を含む多数の他の態様が提供される。
[0010] ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 [0011] アクセスネットワークの一例を示す図。 [0012] LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。 [0013] LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。 [0014] ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 [0015] 本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。 [0016] 図3のDLフレーム構造における4つの異なる仮想アンテナポートに割り当てられた基準信号を示す図700。 [0017] LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)において定義されているアップリンク/ダウンリンクサブフレーム構成800を示す図。 [0018] 本開示のいくつかの態様による、LTE TDDにおいて非デスタッガードチャネル推定を可能にするための例示的な動作900を示す図。 [0019] 本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピング(un-wrapping)を示す図。 [0020] 本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピングを示す図。 [0021] 本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピングを示す図。 [0022] 本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピングを示す図。
[0023] 添付の図面に関して以下に示す発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。
[0024] 次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様を提示する。これらの装置および方法について、以下の詳細な説明において説明し、(「要素(element)」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるのか、ソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
[0025] 例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0026] したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0027] 図1は、本開示の態様が実施され得る例示的なLTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。
[0028] LTEネットワークアーキテクチャ100は発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)110と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)120と、事業者(operator)のIPサービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0029] E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106と他のeNB108とを含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106は、基地局、送受信基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
[0030] eNB106はS1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118は事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)と、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)とを含み得る。
[0031] 図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、リモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)と呼ばれることがある。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB:home eNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例には集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担当する。
[0032] アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者なら以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念は、LTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを採用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存することになる。
[0033] eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(たとえば、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグナチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE206の各々はそのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
[0034] 空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通して送信するためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0035] 以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関して説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間する。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性(orthogonality)」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
[0036] 図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、0〜9のインデックスをもつ等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続サブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に7個の連続OFDMシンボル、または84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスについて、リソースブロックは、時間領域中に6個の連続OFDMシンボルを含んでおり、72個のリソース要素を有する。R302、304として示されるリソース要素のいくつかはDL基準信号(DL−RS:DL reference signal)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)302と、UE固有RS(UE−RS:UE-specific RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされるリソースブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
[0037] LTEでは、eNBは、eNB中の各セルについて1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)と2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを送り得る。1次同期信号および2次同期信号は、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP:cyclic prefix)をもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々中のシンボル期間6および5中で送られ得る。同期信号は、セル検出および捕捉のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3中で物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を送り得る。PBCHはあるシステム情報を搬送し得る。
[0038] eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間中で物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるいくつか(M個)のシンボル期間を搬送し得、ここで、Mは、1、2または3に等しくなり得、サブフレームごとに変化し得る。Mはまた、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくなり得る。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間中に物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)とを送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのリソース割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルのための制御情報とを搬送し得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中で物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信がスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。
[0039] eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてPSS、SSS、およびPBCHを送り得る。eNBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間中のシステム帯域幅全体にわたってPCFICHおよびPHICHを送り得る。eNBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eNBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方式でPDCCHを送り得、また特定のUEにユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
[0040] 各シンボル期間においていくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素(RE:resource element)は、1つのシンボル期間中に1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間中に基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)に構成され得る。各REGは、1つのシンボル期間中に4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICHのための3つのREGは、すべてシンボル期間0に属し得るか、またはシンボル期間0、1、および2において拡散され得る。PDCCHは、たとえば、最初のM個のシンボル期間中に利用可能なREGから選択され得る、9個、18個、36個、または72個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して許され得る。
[0041] UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのためのREGの様々な組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は、一般に、PDCCHに対して許される組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送り得る。
[0042] 図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、データセクション中の連続するサブキャリアのすべてを単一のUEに割り当てることを可能にし得る連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
[0043] UEには、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bが割り当てられ得る。UEには、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
[0044] 初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)430中でUL同期を達成するためにリソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングをも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みだけを行うことができる。
[0045] 図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1と、レイヤ2と、レイヤ3との3つのレイヤとともに示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤを本明細書では物理レイヤ506と呼ぶ。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担当する。
[0046] ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、媒体アクセス制御(MAC:media access control)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC:radio link control)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)514サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含めてL2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0047] PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、eNB間のUEに対するハンドオーバサポートとを行う。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよび再統合と、消失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)による、順番が狂った受信を補正するデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセル内の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担当する。MACサブレイヤ510はまたHARQ動作を担当する。
[0048] 制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC:radio resource control)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
[0049] 図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信している例示的なeNB610のブロック図である。
[0050] eNB610からUE650へのダウンリンク送信の場合、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、消失パケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担当する。
[0051] TXプロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づいた信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルが生成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を判断するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられる。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0052] UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信機(RX)プロセッサ656に情報を与える。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、次いで高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを判断することによって復元され、復調される。
[0053] これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いでコントローラ/プロセッサ659に与えられる。
[0054] コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連し得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、復号(deciphering)と、ヘッダ復元(decompression)と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク662に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0055] ULでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、eNB610による無線リソース割振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、消失パケット(lost packet)の再送信と、eNB610へのシグナリングとを担当する。
[0056] eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切な符号化および変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられる。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0057] いくつかの態様によれば、チャネル推定は、デスタッガリング(de-staggering)をディセーブルにして取得されたチャネルインパルス応答(CIR:channel impulse response)を、デスタッガリングをイネーブルにして取得されたCIRと整合させることによって実行され得る。(たとえば、前のDLサブフレームからの)古くなった推定値の使用を回避することと、デスタッガードCIRが利用可能になるまで待つ必要がないこととによって、性能利益が達成され得る。これはまた、デスタッガードCIRと同じチャネルタップ長をもつ非デスタッガードCIRをイネーブルにして、ハードウェア設計の再利用を可能にし得る。
[0058] UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法でeNB610において処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、RXプロセッサ670に情報を与える。RXプロセッサ670はL1レイヤを実装し得る。
[0059] コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連し得る。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、復号と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0060] 図7は、図3のDLフレーム構造における4つの異なる仮想アンテナポートに割り当てられた基準信号を示す図700である。図7は、セル固有DL基準信号(RS)302のみを示している。図7に示す基準信号は、4つの仮想送信(Tx)アンテナポート0〜3に割り当てられ、R0〜R3は、それぞれポート0〜3のための基準信号を表す。セル固有基準信号は、データの復号および復調のためにチャネル推定(たとえば、チャネルインパルス応答(CIR)推定)を実行することと、ダウンリンク無線チャネルの品質および空間特性に関するフィードバックを導出することの両方のためにUEによって使用される。
[0061] 3GPP LTE規格は、ダウンリンクのための仮想/論理アンテナポートを定義している。アンテナポートは、概して、同等のチャネル状態の下での信号送信のための総称語として使用される。独立チャネルが仮定されるダウンリンク方向における各LTE動作モード(たとえば、SISO、MIMOなど)について、個別の論理アンテナポートが定義されている。同等のアンテナポートを介して送信されるLTEシンボルは、同じチャネル状態を受ける。
[0062] アンテナポートのための特有のチャネルを判断するために、UEは、各アンテナポートについて個別のチャネル推定を行わなければならない。それぞれのチャネルを推定するのに好適である個別の基準信号(パイロット信号)が各アンテナポートのためにLTE規格において定義されている。たとえば、図7に示すセル固有基準信号はアンテナポート0〜3のために定義されている。
[0063] これらの論理アンテナポートが基地局の物理的送信アンテナに割り当てられる方法は、基地局次第であり、(異なる動作状態のために)同じタイプの基地局間で、また異なる製造業者からの基地局間で異なることがある。基地局は、行われたマッピングをUEに明示的に通知せず、もっと適切に言えば、UEは、これを復調中に自動的に考慮に入れなければならない。UEへのデータ送信のために使用されるプリコーダのシグナリングとともに、4つのセル固有RSポートは、コードブックベースのプリコーディングを使用して最高4つのレイヤの空間多重化を可能にする。
[0064] 図7に示すように、各シンボル期間の各RSサブキャリア中で各アンテナポートのための基準信号を送信するのではなく、各アンテナポートのための基準信号は時間的にスタッガされ得る。たとえば、シンボル0では、R0はサブキャリア0および6上で送信され、R1はサブキャリア3および9中で送信される。一方、シンボル4では、R1はサブキャリア0および6上で送信され、R0はサブキャリア3および9中で送信される。
[0065] すべてのRSサブキャリア中のRSを用いて、いずれかのアンテナポートについての「デスタッガード(de-staggered)」チャネルインパルス応答(CIR)を取得するために、UEは、UEがシンボル0およびシンボル4からの測定値を有するまで待つ必要があり得る。シンボル0に基づいてデスタッガードCIRを取得するために、UEは、前のサブフレームからのRSに依拠しなければならないであろう。ULサブフレームに続くDLサブフレーム(本明細書では「uDL」サブフレームと呼ぶ)では、前のサブフレームは、いくつかのサブフレーム前のサブフレームであり得る。その結果、RSは古くなっていることがあり、これは、復号性能問題につながり得る。
[0066] 図8に、LTE TDDにおいて定義されているUL/DLサブフレーム構成800を示す。「D」はダウンリンク送信のためのサブフレームを表し、「S」はガードタイムのために使用される特別なサブフレーム(special subframe)を表し、「U」はアップリンク送信のためのサブフレームを表す。サブフレーム0および5は、UEが、同期を実行し、関連するシステム情報を取得するのに必要な同期信号とブロードキャスト情報とを含んでおり、それらのサブフレームはダウンリンクサブフレームになる。
[0067] サブフレーム1は、ダウンリンク送信とアップリンク送信との間の切替えポイントとして働く特別なサブフレームである。それは、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)、ガード期間(GP)およびアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)という3つのフィールドを含んでいる。アップリンク送信からダウンリンク送信への切替えに対処するために、特別なサブフレームはプロビジョニングされないが、GPは、DLからULへの切替え時間とULからDLへの切替え時間との和を含む。一方、ULからDLへの切替えは、UEにおける適切なタイミングアドバンスによって達成される。
[0068] 図8に示すように、5msおよび10msという2つの切替えポイント周期がサポートされる。5ms切替えポイント周期(構成0、1、2、および6)の場合、サブフレーム6も、サブフレーム1と同等の特別なサブフレームである。10ms切替えポイント周期(構成3、4、および5)の場合、サブフレーム6は通常ダウンリンクサブフレームである。
非デスタッガードチャネル推定を可能にすることの例
[0069] 図7に関して上述したように、LTE周波数分割複信(FDD)システムは、チャネル推定更新のためにデスタッガード生CRS CIRを使用し得る。得られたCIRチャネルタップ長は、したがって、非デスタッガードCIRのタップ長の2倍であり得る。しかしながら、本開示の態様は、デスタッガリングをディセーブルにして取得されたCIRを、デスタッガリングを使用して取得されたCIRと整合させるのを助け得る。この手法は、デスタッガリングをイネーブルにして使用される同じ処理設計を再利用する能力とともに、デスタッガリングをディセーブルにする(uDLサブフレーム中の古くなったRSに依拠することを回避する)ことの性能利益を与え得る。
[0070] したがって、いくつかの態様によれば、TDDは、uDLサブフレーム(ULサブフレームの直後のDLサブフレーム)のための復号性能を損なうことなしに、FDDチャネル推定設計を活用し得る。上述のように、場合によっては、CIR推定値更新は、デスタッガード生CIRが利用可能になるまでuDL中で遅延され得る。たとえば、Txポート0および1からのCRSを使用して、第1の利用可能な更新は第5のシンボル(スロット0)において行われ得、Txポート2および3からのCRSを使用して、第1の利用可能な更新は第2のスロット(スロット1)中で行われ得る。
[0071] いくつかのテスト条件(たとえば、中程度の空間相関プロファイルをもつUL/DLサブフレーム構成0)の下で、規格は、あるPCFICH/PDCCH復号エラー(たとえば、1%)を許し得る。デスタッガリングをイネーブルにしたこの例示的なシナリオでは、テストは、uDLのためのPDCCH復号が、Txポート2および3について、3サブフレーム前の前のDLからの古くなったCIR推定値のみを使用し得ることを示した。その結果、デスタッガリングをイネーブルにして、許容差(allowance)を超える誤り率(たとえば、1.39%)が測定された。一方、改善された復号誤り率(たとえば、0.33%)が、デスタッガリングをディセーブルにして達成され得る。したがって、場合によっては、許容できるPCFICH/PDCCH復号誤り率を達成するために、TDD4×2チャネル推定においてTxポート2および3についてのCRSデスタッガリングCIR測定がディセーブルにされ得ることが望ましいことがある。
[0072] いくつかの態様によれば、現在の設計と同じCIRタップ長を保つために、デスタッガリング(de-staggering)をディセーブルにして取得されたCIRは、デスタッガリングをイネーブルにして取得されたCIRと整合される必要があり得る。上述したように、デスタッガリングなしで、CIR長は、デスタッガリングをイネーブルにしたCIR長の1/2であり得る。
[0073] いくつかの態様によれば、(サブフレームおよび/またはシンボル間の)タイミングドリフトがある場合、逆高速フーリエ変換(IFFT)を実行した後に、デスタッガードCIR(destaggered CIR)と非デスタッガードCIR(non-destaggered CIR)とは、異なるラップアラウンドポイント(wrap-around points)を有し得る。いくつかの態様によれば、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセット推定値が、FFTウィンドウをアンカー(anchor)するために使用され得る。コヒーレントCIR推定値に対するTTLタイミング調整によって引き起こされるジッタを最小限に抑えるために、TTLタイミングエラー補償が周波数領域において位相ランプ(phase ramp)として「元に戻され(undone)」、これにより、IFFTの後に生CIRに対する循環シフト(circular shift)が生じる。
[0074] いくつかの態様によれば、デスタッガードCIRと非デスタッガードCIRとは、TTLタイミングオフセット量に基づいて再整合(re-aligne)され得、同じ(ハードウェアベースの)設計が両方に適用されることが可能になる。
[0075] いくつかの態様によれば、この整合は、ハードウェア構成要素とソフトウェア(たとえば、ファームウェア)構成要素との組合せによって達成され得る。一例として、場合によっては、ファームウェア(FW)は、非デスタッガード生CIRをアンラップ(un-wrap)するためのいくつかのタスクを達成するために、様々なハードウェア(HW)構成要素を構成/プログラムする必要があり得る。以下の「擬似コード(pseudo-code)」は、実装すべきプロシージャを記述している。これは、モジュロTTLオフセットを[−(dstgCIR_Length−1)(dstgCIR_Length−1)]内に入れ得る。
[0076] いくつかの態様によれば、生CIR循環シフト量(raw CIR circular shift amount)がモジュロ演算後のTTLオフセットに等しいことがわかると、非デスタッガード生CIRの一部分は、デスタッガードCIRと整合するように再シャッフル(reshuffle)され得る。たとえば、(たとえば、ファームウェアによって構成可能な)ハードウェアベースのタスクがバッファシャフリング(buffer shuffling)(本明細書で説明する整合を達成するために、バッファ中のあるロケーションから別のロケーションにCIRサンプルを再配置すること)のために適用され得る。これは、以下によって示される。
[0077] いくつかの態様によれば、上記に示した動作はHWタスクによって実装され、サンプルのベクトル長を移動するようにプログラムされ得る(たとえば、vecLen=(vecLen−1))。場合によっては、移動されなかった元のバッファをゼロ充填するために、別個のタスクが使用され得る。この場合、スケーリングファクタは0に設定され得、上記で説明したようなタスクが(たとえば、ソースアドレスと宛先アドレスの両方のためにソースアドレスを使用し、同じベクトル長を用いて)使用され得る。
[0078] 図9は、本開示のいくつかの態様による、LTE TDDにおいて非デスタッガードチャネル推定を可能にするために、たとえば、UEによって実行され得る例示的な動作900を示す。いくつかの態様によれば、例示的な動作900は、たとえば、RXプロセッサ656、チャネル推定器658、および/またはコントローラ/プロセッサ659によって実行され得る。ただし、図6に示された他の構成要素が、例示的な動作900のうちの1つまたは複数を実行するために採用され得る。
[0079] 動作900は、902において、時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することによって開始し得る。904において、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断し、基準信号は複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する。906において、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合させる。
[0080] いくつかの態様によれば、本方法は、整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることを含み得る。このようにして制御チャネルを復号することは復号誤り率を低減し得る。より詳細には、第2のCIRは非デスタッガードCIRであり得る。したがって、そのようなCIRは、1つまたは複数の潜在的に古くなった基準信号(たとえば、アップリンクフレーム、またはMBSFNサブフレームなどの特別なサブフレームの送信に先行した基準信号)に依拠しないことがある。態様では、制御チャネルは共有チャネル上で送信され得る。
[0081] したがって、第2のCIRは、ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために採用され得る。たとえば、第2のCIRは、アップリンク(UL)サブフレームの後に続く(たとえば、直後)DLサブフレームについてのCIRを更新するために採用され得る。さらなる例として、第2のCIRは、ロングタームエボリューション(LTE)周波数分割複信(FDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために採用され得る。たとえば、第2のCIRは、基準信号が少なくとも部分的に消失した特別なサブフレームの後にある、基準信号が受信されたDLサブフレームについてのCIRを更新するために採用され得る。
[0082] 追加または代替として、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合させることは、時間的に第1のCIRと第2のCIRとを正規化(normalizing)することを含む。TTLタイミングオフセットの推定値は、タイミングドリフトを適応させるために採用され得る。TTLタイミングオフセットを除去することによって、ジッタを生じ得るTTLタイミングオフセットの変動および/または不完全性が除去され得る。TTLタイミングオフセットは、高速フーリエ変換(FFT)ウィンドウをアンカーするために使用され得る。
[0083] いくつかの態様によれば、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて第1のCIRと第2のCIRとを整合させることは、第1のCIRのサンプルサイズと第2のCIRのサンプルサイズとの差を適応させることを含み得る。したがって、第2の非デスタッガード(non-destaggered)CIRは、ある時間期間について第1のデスタッガード(destaggered)CIRよりも少ない数のサンプルを含み得るが、本明細書で提示する技法は、第1および第2のCIRの対応するサンプルを整合させ得る。
[0084] いくつかの態様によれば、基準信号を含む送信は、送信機の複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つから受信され得る。たとえば、送信の1つまたは複数の部分は、ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される仮想送信ポート2および3からのものであり得る。
[0085] いくつかの態様によれば、第1のCIRと第2のCIRは、上記で説明した技法によって示されるように、第2のCIRを第1のCIRと整合させるために、TTLタイミングオフセットに基づいて、バッファ中の第2のCIRサンプルの少なくとも一部分を再シャッフルすることによって整合され得る。同じく上記で説明したように、第2のCIRの部分は、整合に適応するためにパディングされ得る。態様では、再シャッフルすることは、バッファの第1の部分に前に関連付けられた第2のCIRサンプルの少なくとも一部分をバッファの第2の部分に関連付けることを含み得る。
[0086] 図10〜図13に、(CIR領域中の)異なるインデックスロケーションにおける、および異なるTTLオフセットについての生CIRの整合の例を与える。
[0087] 図10は、本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピングを示している。1002は、(CIR領域中の)インデックス0におけるCOM推定のためのデスタッガード生CIRを表す。1004は、再整合(re-alignment)前の非デスタッガード生CIR(non-destaggered raw CIR)を表し、1006は、デスタッガードCIRとの再整合後の非デスタッガードCIRを表す。この例では、TTLオフセットは−54である。したがって、CIRを整合させるために、非デスタッガードCIRの最後の54サンプルがデスタッガードCIRの終わりの54サンプルに移動され得る。
[0088] 図11は、本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピング(un-wrapping)を示している。1102は、インデックス−255(すなわち+257)におけるCOM推定のためのデスタッガード生CIRを表す。1104は、再整合前の非デスタッガード生CIRを表し、1106は、デスタッガードCIRとの再整合後の非デスタッガードCIRを表す。この例では、TTLオフセットは203である。したがって、CIRを整合させるために、非デスタッガードCIRの最初の203サンプルがデスタッガードCIRの後半の初めの203サンプルに移動され得る。
[0089] 図12は、本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピングを示している。1202は、インデックス−53(すなわち+459)におけるCOM推定のためのデスタッガード生CIRを表す。1204は、再整合前の非デスタッガード生CIRを表し、1206は、デスタッガードCIRとの再整合後の非デスタッガードCIRを表す。この例では、TTLオフセットは−103である。したがって、CIRを整合させるために、非デスタッガードCIRの最後の103サンプルがデスタッガードCIRの最後の103サンプルに移動され得る。
[0090] 図13は、本開示のいくつかの態様による非デスタッガードCIRの例示的なアンラッピングを示している。1302は、インデックス54におけるCOM推定のためのデスタッガード生CIRを表す。1304は、デスタッガードCIRとの再整合の前および後の非デスタッガード生CIRを表す。この例では、TTLオフセットは−4である(したがって、再整合前および後のCIRは、図13では区別不可能である)。CIRを整合させるために、非デスタッガードCIRの最後の4サンプルがデスタッガードCIRの最後の4サンプルに移動され得る。
[0091] このようにして、本方法および装置は、たとえば、復号誤り率を低減するために採用され得る。
[0092] 開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは組み合わされるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[0093] 本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを包含するものとする。
[0094] 以上の説明は、本明細書で説明した様々な態様を当業者が実施できるように与えたものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という語は「1つまたは複数の」を表す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
[0094] 以上の説明は、本明細書で説明した様々な態様を当業者が実施できるように与えたものである。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の言い回しに矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という語は「1つまたは複数の」を表す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書に開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、
同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、
時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることと
を備える、ワイヤレス通信のための方法。
[C2]
前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることが、復号誤り率を低減することを含む、C2に記載の方法。
[C4]
時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、時間的に前記第1のCIRと前記第2のCIRとを正規化することを含む、C1に記載の方法。
[C5]
時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、前記第1のCIRのサンプルサイズと前記第2のCIRのサンプルサイズとの差を適応させることを含む、C1に記載の方法。
[C6]
ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用すること
をさらに備える、C6に記載の方法。
[C8]
アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することが、アップリンク(UL)サブフレームの直後のDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することを含む、C7に記載の方法。
[C9]
ロングタームエボリューション(LTE)周波数分割複信(FDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することであって、前記基準信号が受信された前記DLサブフレームは、基準信号が少なくとも部分的に消失した特別なサブフレームの後にある、使用すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]
送信機の複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つから送信を受信することであって、前記送信が前記基準信号を備える、受信すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つが、ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される仮想送信ポート2および3を備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、
前記第2のCIRを前記第1のCIRと整合させるために、前記TTLタイミングオフセットに基づいて、バッファ中の第2のCIRサンプルの少なくとも一部分を再シャッフルすること
を備える、C1に記載の方法。
[C13]
再シャッフルすることが、前記バッファの第1の部分に前に関連付けられた前記第2のCIRサンプルの前記少なくとも一部分を前記バッファの第2の部分に関連付けることを含む、C12に記載の方法。
[C14]
前記制御チャネルが共有チャネル上で送信される、C2に記載の方法。
[C15]
前記TTLタイミングオフセットが、高速フーリエ変換(FFT)ウィンドウをアンカーするために使用される、C1に記載の方法。
[C16]
時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断するための手段と、
同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断するための手段であって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断するための手段と、
時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させるための手段と
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C17]
前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるための手段をさらに備える、C16に記載の装置。
[C18]
前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるための前記手段が、復号誤り率を低減するための手段を含む、C17に記載の装置。
[C19]
時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させるための前記手段が、時間的に前記第1のCIRと前記第2のCIRとを正規化するための手段を含む、C16に記載の装置。
[C20]
時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させるための前記手段が、前記第1のCIRのサンプルサイズと前記第2のCIRのサンプルサイズとの差を適応させるための手段を含む、C16に記載の装置。
[C21]
ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための手段
をさらに備える、C16に記載の装置。
[C22]
アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための手段
をさらに備える、C21に記載の装置。
[C23]
アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための前記手段が、ここにおいてアップリンク(UL)サブフレームの直後のDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための手段を含む、C22に記載の装置。
[C24]
ロングタームエボリューション(LTE)周波数分割複信(FDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することであって、前記基準信号が受信された前記DLサブフレームは、基準信号が少なくとも部分的に消失した特別なサブフレームの後にある、使用すること
をさらに備える、C16に記載の装置。
[C25]
送信機の複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つから送信を受信することであって、前記送信が前記基準信号を備える、受信すること
をさらに備える、C16に記載の装置。
[C26]
複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つが、ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される仮想送信ポート2および3を備える、C25に記載の装置。
[C27]
前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、
そこにおいて、前記第2のCIRを前記第1のCIRと整合させるために、前記TTLタイミングオフセットに基づいて、バッファ中の第2のCIRサンプルの少なくとも一部分を再シャッフルすること
を備える、C16に記載の装置。
[C28]
前記そこにおいて再シャッフルすることが、前記バッファの第1の部分に前に関連付けられた前記第2のCIRサンプルの前記少なくとも一部分を前記バッファの第2の部分に関連付けることを含む、C27に記載の装置。
[C29]
前記制御チャネルが共有チャネル上で送信される、C17に記載の装置。
[C30]
前記TTLタイミングオフセットが、高速フーリエ変換(FFT)ウィンドウをアンカーするために使用される、C16に記載の装置。
[C31]
時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することと、ここにおいて基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、および、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、ワイヤレス通信のための装置。
[C32]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるようにさらに構成された、C31に記載の装置。
[C33]
前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、復号誤り率を低減するための手段を含む、C32に記載の装置。
[C34]
命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、前記命令が、
時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、
同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、
時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることと
を行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品。
[C35]
前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることをさらに備える、C34に記載のコンピュータプログラム製品。
[C36]
前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることが、復号誤り率を低減することを含む、C35に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (36)

  1. 時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、
    同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、
    時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることと
    を備える、ワイヤレス通信のための方法。
  2. 前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることが、復号誤り率を低減することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、時間的に前記第1のCIRと前記第2のCIRとを正規化することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、前記第1のCIRのサンプルサイズと前記第2のCIRのサンプルサイズとの差を適応させることを含む、請求項1に記載の方法。
  6. ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用すること
    をさらに備える、請求項6に記載の方法。
  8. アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することが、アップリンク(UL)サブフレームの直後のDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. ロングタームエボリューション(LTE)周波数分割複信(FDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することであって、前記基準信号が受信された前記DLサブフレームは、基準信号が少なくとも部分的に消失した特別なサブフレームの後にある、使用すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 送信機の複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つから送信を受信することであって、前記送信が前記基準信号を備える、受信すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  11. 複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つが、ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される仮想送信ポート2および3を備える、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、
    前記第2のCIRを前記第1のCIRと整合させるために、前記TTLタイミングオフセットに基づいて、バッファ中の第2のCIRサンプルの少なくとも一部分を再シャッフルすること
    を備える、請求項1に記載の方法。
  13. 再シャッフルすることが、前記バッファの第1の部分に前に関連付けられた前記第2のCIRサンプルの前記少なくとも一部分を前記バッファの第2の部分に関連付けることを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記制御チャネルが共有チャネル上で送信される、請求項2に記載の方法。
  15. 前記TTLタイミングオフセットが、高速フーリエ変換(FFT)ウィンドウをアンカーするために使用される、請求項1に記載の方法。
  16. 時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断するための手段と、
    同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断するための手段であって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断するための手段と、
    時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させるための手段と
    を備える、ワイヤレス通信のための装置。
  17. 前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるための手段をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  18. 前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるための前記手段が、復号誤り率を低減するための手段を含む、請求項17に記載の装置。
  19. 時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させるための前記手段が、時間的に前記第1のCIRと前記第2のCIRとを正規化するための手段を含む、請求項16に記載の装置。
  20. 時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させるための前記手段が、前記第1のCIRのサンプルサイズと前記第2のCIRのサンプルサイズとの差を適応させるための手段を含む、請求項16に記載の装置。
  21. ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための手段
    をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  22. アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための手段
    をさらに備える、請求項21に記載の装置。
  23. アップリンク(UL)サブフレームの後に続くDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための前記手段が、ここにおいてアップリンク(UL)サブフレームの直後のDLサブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用するための手段を含む、請求項22に記載の装置。
  24. ロングタームエボリューション(LTE)周波数分割複信(FDD)通信において使用される少なくとも1つのダウンリンク(DL)サブフレームについてのCIRを更新するために前記第2のCIRを使用することであって、前記基準信号が受信された前記DLサブフレームは、基準信号が少なくとも部分的に消失した特別なサブフレームの後にある、使用すること
    をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  25. 送信機の複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つから送信を受信することであって、前記送信が前記基準信号を備える、受信すること
    をさらに備える、請求項16に記載の装置。
  26. 複数の仮想送信アンテナポートのうちの少なくとも1つが、ロングタームエボリューション(LTE)時分割複信(TDD)通信において使用される仮想送信ポート2および3を備える、請求項25に記載の装置。
  27. 前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることが、
    そこにおいて、前記第2のCIRを前記第1のCIRと整合させるために、前記TTLタイミングオフセットに基づいて、バッファ中の第2のCIRサンプルの少なくとも一部分を再シャッフルすること
    を備える、請求項16に記載の装置。
  28. 前記そこにおいて再シャッフルすることが、前記バッファの第1の部分に前に関連付けられた前記第2のCIRサンプルの前記少なくとも一部分を前記バッファの第2の部分に関連付けることを含む、請求項27に記載の装置。
  29. 前記制御チャネルが共有チャネル上で送信される、請求項17に記載の装置。
  30. 前記TTLタイミングオフセットが、高速フーリエ変換(FFT)ウィンドウをアンカーするために使用される、請求項16に記載の装置。
  31. 時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することと、ここにおいて基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、および、時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える、ワイヤレス通信のための装置。
  32. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるようにさらに構成された、請求項31に記載の装置。
  33. 前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みるように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、復号誤り率を低減するための手段を含む、請求項32に記載の装置。
  34. 命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、前記命令が、
    時間的にスタッガされた受信した基準信号の第1のセットに基づいて第1のチャネルインパルス応答(CIR)を判断することと、
    同じサブフレームタイムスロットからの受信した基準信号の第2のセットに基づいて第2のCIRを判断することであって、基準信号が複数の仮想送信アンテナポートのうちの1つに関連する、判断することと、
    時間トラッキングループ(TTL)タイミングオフセットに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCIRと前記第2のCIRとを整合させることと
    を行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品。
  35. 前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることをさらに備える、請求項34に記載のコンピュータプログラム製品。
  36. 前記整合された第1および第2のCIRに基づいて制御チャネルを復号することを試みることが、復号誤り率を低減することを含む、請求項35に記載のコンピュータプログラム製品。
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