JP2015512558A - イオン注入システム及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

基板を処理する技術を、イオン源チャンバを有するイオン源を具えたイオン注入システムで実現することができる。このイオン源チャンバは、イオン発生領域を規定する壁面、及び抽出開口を有し、この抽出開口を通して、イオン発生領域内のイオンを抽出する。抽出システムは、イオン源の下流の、抽出開口の付近に配置される。原料源は、第1原料を収容する第1源、第2原料を収容する第2源、及び第1及び第2導管を具え、第1導管を、第1源及びイオン源チャンバと連通させて、第1源からの第1原料をイオン源チャンバに供給することができ、第2導管を第2源と連通させることができる。イオン源チャンバの外側の第1領域は、第2源からの第2原料を第1領域に供給する。

Description

優先権
本願は、米国特許仮出願第61/617904号、2011年3月30日出願、発明の名称”techniques For Improving The Performance And Extending The Lifetime Of An Ion Source”の非仮出願であり、この仮出願に基づいて優先権を主張する。米国特許仮出願第61/617904号は、その全文を参照する形で本明細書に含める。
分野
本発明は、一般に、基板を処理する技術に関するものであり、特に、改良型イオン源によるイオン注入を用いて基板を処理する技術に関するものである。
背景
イオン注入プロセスは、とりわけ、電気及び光学デバイスの製造において用いられる。イオン注入プロセスは、不純物またはドーパントを注入して、基板の1つ以上の特性を変更するために用いられる。集積回路(IC)の製造では、この基板をシリコン基板とすることができ、このプロセスを用いて、基板の電気特性を変更することができる。太陽電池の製造では、このプロセスを用いて、基板の光学及び/または電気特性を変更することができる。基板に注入される不純物またはドーパントが、最終的なデバイスの性能に悪影響を与え得るので、精密かつ均一な注入プロファイルが望まれる。
図1を参照すれば、不純物またはドーパントを注入するために使用することのできる従来の傍熱カソード(IHC:indirectly heated cathode)イオン源100、及び従来のイオン注入システムの抽出システム112が示されている。図1に示すように、代表的なIHCイオン源100は、イオン発生領域を規定する1つ以上の導体チャンバ壁102aを具えたイオン源チャンバ102を含む。イオン源チャンバ102は、抽出開口102bも含む。イオン源チャンバ102の一方の側に、カソード106及びフィラメント108が存在することができる。カソード108の反対側に、反射電極110が存在することができる。
供給原料を収容する供給源114を、イオン源チャンバ102に結合することができる。供給原料は、所望の注入種(例えばドーパント種)を含有することができる。
イオン源チャンバ102の抽出開口102bの付近に、抽出システム112が存在することができる。抽出システム112は、抽出開口102bの直前に配置された抑制電極112a、及び接地電極112bを具えることができる。抑制電極112aは、抑制電源116aに電気結合されるのに対し、接地電極112bは、抽出電源116aに電気結合することができる。抑制電極112a及び接地電極112bの各々は、イオン源チャンバ102からのイオン20の抽出のために、抽出開口102bと整列した開口を有する。
動作中には、供給源110からの供給原料が、イオン源チャンバ102内に導入される。電源(図示せず)に結合することのできるフィラメント108が活性化される。フィラメント108に供給される電流が、フィラメント108を加熱して、熱電子放出を生じさせる。他の電源(図示せず)に結合することのできるカソード106には、ずっと高い電位でバイアスをかけることができる。フィラメント108から放出される電子は、カソード106に向かって加速されて、カソード106を加熱する。加熱されたカソード106は、これに応答して、イオン源領域104に向けて電子を放出することができる。チャンバ壁102aも、カソード106に対してバイアスをかけることができ、これにより、電子が高エネルギーに加速されてイオン発生領域104内に入る。磁界源磁石(図示せず)が、磁界Bをイオン発生領域104内に生成して、エネルギーを有する電子を閉じ込めることができ、イオン源チャンバ102の他方の端にある反射電極110に、カソード106と同一または同様のバイアスをかけて、エネルギーを有する電子を反射させることができる。
イオン発生領域104内では、エネルギーを有する電子が供給原料と相互作用して供給原料をイオン化して、とりわけ、所望種(例えば所望のドーパントまたは不純物)のイオン20を含むプラズマ10を生成することができる。プラズマ10は、不所望なイオンまたは供給原料の残留物も含み得る。
抽出電源116bは、イオン源チャンバ102からのイオンビーム20の抽出のための抽出電圧を、接地電極112bに供給することができる。抽出電圧は、イオンビーム20の所望エネルギーに応じて調整することができる。抑制電源116aは、抑制電極112aにバイアスをかけて、イオンビーム20内の電子の移動を抑制することができる。
最適な性能を有するデバイスを製造するためには、一般に、高いビーム電流(即ち、所望イオンの高い濃度またはドーズ量)を有する均一なイオンビームで基板を処理することが望ましい。さらに、低いビームグリッチ率を有するイオンビームで基板に注入することが望ましい。グリッチは、イオン注入動作中のビーム品質の急激な劣化として定義される。注入プロセスがグリッチによって中断または悪影響されれば、基板が悪影響を受けることがあり、さらには使用不能になる可能性がある。低いビーム電流は、基板内への適切な注入ドーズ量を達成するのに必要な時間を増加させることがある。それと同時に、不均一なビーム及び/または高いグリッチ率が、不均一なドーパント・プロファイルを生じさせ得る。従来のIHCイオン源を有するイオン注入システムにおいて観測されるこうした欠陥は、処理能力を低下させること、及び/または、デバイスの製造コストを増加させることがある。
上記の欠陥は、とりわけ、イオン源チャンバ102の内壁、抽出開口102b、及び抽出電極112の上に形成される膜または堆積物によって生じ得る。上述したように、イオン発生領域104内に発生するプラズマ10は、高い反応性のイオン、及び供給原料の他の残留物を含む。こうしたイオン及び残留物は、イオン源チャンバ100内の物質をエッチング、スパッタリングするか、さもなければ、これらの物質と反応し得る。エッチングされた物質が凝集して、イオン源チャンバ壁102a、抽出開口102b、及び抽出電極112上に膜または堆積物を形成し得る。これらの膜または堆積物が抽出開口102bを詰まらせて、イオンビーム20の異なる領域内に異なるドーズ量を有する不均一なイオンビーム20を生じさせ得る。これに加えて、抽出されたイオンビーム20が低いビーム電流を有することがある。一部の場合には、膜または堆積物が導電性であり、微小/大規模なアーク放電を発生し得る点孤点をもたらし得る。
こうした欠陥のあるイオンビーム20の比率を減少させる1つの方法は、イオン源100を周期的に新たな/清浄なイオン源100に置き換えることである。しかし、イオン源100の置き換えは、イオン源100及びイオン源100に取り付けられた真空ポンプシステムの全体を電源遮断することを必要とする。さらに、イオン源102を手作業で置き換えなければならない。さらに、イオン源100を清浄にすることのできる工程は、労働集約的な工程である。従って、イオン源100の頻繁な置き換えは、イオン注入プロセスの効率を低下させ得る。
先進的な電子及び太陽電池デバイスを製造するためのより高いビーム電流の必要性が増加するに連れて、より大量の供給原料が、イオン源チャンバ100内に導入されてイオン化される。その結果、欠陥のあるビームが、イオン注入プロセス中により高い比率で観測される。従来のIHCイオン源は、性能が低く寿命が短いことがあり、従来のIHCイオン源を含むシステムにおいて基板を処理することは、最適ではないことがある。
以上のことを考慮すれば、新たな技術を提供することが望ましく、必要である。
基板を処理する技術を開示する。1つの好適例では、こうした技術を、基板を処理するイオン注入システムで実現することができる。このイオン注入システムは:イオン源チャンバを具えたイオン源であって、このイオン源チャンバは、イオン発生領域を規定するイオン源チャンバ壁、及び抽出開口を含み、この抽出開口を通して、イオン発生領域内で発生したイオンが抽出されるイオン源と;このイオン源の下流の、上記抽出開口の付近に配置された抽出システムと;第1原料を収容する第1源、第2原料を収容する第2源、及び第1及び第2導管を具えた原料源とを具え、第1導管は、第1源及びイオン源チャンバと導通して、第1源からの第1原料をイオン源チャンバに供給することができ、第2導管は、第2源、及びイオン源チャンバの外側にある第1領域と導通して、第2源からの第2原料を第1領域に供給することができる。
この特別な好適例の他の態様によれば、上記第1領域を、上記イオン源の下流の、上記イオン源と基板との間に配置することができる。
この特別な好適例のさらに他の態様によれば、上記第1領域が上記抽出開口に近接している。
この特別な好適例の他の態様によれば、上記抽出システムは、抑制電極、及びこの抑制電極の下流に配置された接地電極を具えることができる。
この特別な好適例の他の態様によれば、上記第1領域を、上記抽出開口と上記抑制電極との間に配置することができる。
この特別な好適例のさらに他の態様によれば、上記第1領域を、上記接地電極と上記抑制電極との間に配置することができる。
この特別な好適例の他の態様によれば、上記第1領域を、上記抑制電極の下流に配置することができる。
この特別な好適例のさらに他の態様によれば、上記第1原料を、B(ホウ素)含有原料とすることができ、上記第2原料を、P(リン)含有原料またはAs(ヒ素)含有原料の一方とすることができる。
この特別な好適例のさらに他の態様によれば、上記第1原料を、BF3及びB24の一方とすることができ、上記第2原料を、PF3及びPH3の一方とすることができる。
この特別な好適例の追加的態様によれば、上記第1原料を、P含有原料及びAs含有原料の一方とすることができ、上記第2原料を、B含有原料とすることができる。
この特別な好適例のさらに他の態様によれば、上記第1原料を、PF3及びPH3の一方とすることができ、上記第2原料を、BF3及びB24の一方とすることができる。
この特別な好適例の他の態様によれば、上記イオン注入システムが、上記抽出システムと上記基板との間に配置された1つ以上のビームライン構成要素をさらに具えることができ、この1つ以上のビームライン構成要素は、当該ビームライン構成要素を通過するイオンを質量分析することができる。
この特別な好適例のさらに他の態様によれば、上記イオン注入システムが、それぞれ上記イオン源チャンバ内及び上記第1領域内に導入される上記第1原料及び上記第2原料を制御するように構成された、少なくとも1つのコントローラをさらに具えることができる。
他の好適例によれば、上記技術を、基板を処理する方法として実現することができ、この方法は:供給原料をイオン源チャンバ内でイオン化して供給原料のイオンを発生するステップと;これらの供給原料のイオンを、上記イオン源チャンバから、このイオン源チャンバの抽出開口を通して抽出するステップと;希釈剤を、上記イオン源チャンバの外側の、上記抽出開口の付近に供給するステップと;上記供給原料のイオンを、上記基板に注入するステップとを含む。
この特別な好適例の他の態様によれば、上記供給原料のイオンを注入するステップが、上記希釈剤のイオンを注入せずに、上記供給原料のイオンを注入することを含むことができる。
この特別な好適例の他の態様によれば、上記供給原料及び上記希釈剤を、B含有原料、P含有原料、及びAs含有原料から成るグループから選定することができる。
この特別な好適例の追加的態様によれば、上記供給原料が、BF3及びB24の一方であり、上記希釈剤が、PH3及びAsH3の一方である。
以下、本発明を、添付する図面に示す好適な実施形態を参照しながら、より詳細に説明する。以下では、好適な実施形態を参照しながら本発明を説明するが、本発明はそれらの実施形態に限定されないことは明らかである。本明細書の教示に接した当業者は、本明細書に記載する本発明の範囲内に入り、本発明が大きな有用性を有する、追加的な実現、変更、及び実施形態、並びに他の利用分野を認識する。
本発明のより十分な理解を促進するために、ここで、添付する図面を参照し、これらの図面では、同様な要素は同様の番号で参照する。これらの図面は、本発明を限定するものと考えるべきものではなく、好適例を意図しているに過ぎない。
従来の傍熱カソード(IHC)イオン源を示す図である。 本発明の一実施形態による好適なイオン注入システムを示す図である。 本発明の一実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる好適なイオン源を示す図である。 本発明の他の実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる他の好適なイオン源を示す図である。 本発明の他の実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる他の好適なイオン源を示す図である。 本発明の他の実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる他の好適なイオン源を示す図である。 本発明の他の実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる他の好適なイオン源を示す図である。 本発明の他の実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる他の好適なイオン源を示す図である。 本発明の他の実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる他の好適なイオン源を示す図である。 本発明の他の実施形態による、図2のイオン注入システムに含めることができる他の好適なイオン源を示す図である。
ここでは、基板を処理するための改良された技術のいくつかの実施形態を開示する。明瞭かつ簡略にするために、本開示は、IHCイオン源またはRF(radio frequency:無線周波数)イオン源を有するイオン注入システムを用いて基板を処理する技術に焦点を当てる。しかし、本発明は、ベルナス(Bernas)イオン源またはマイクロ波イオン源を含む他の種類のイオン源を有するシステムにも全く同様に適用可能であることは、通常の当業者の認める所である。
これに加えて、本発明は、シリコン(Si)基板上へのp型またはn型ドーピングを実行する技術に焦点を当てる。本発明はこれらに限定されないことは、通常の当業者の認める所である。
図2を参照すれば、本発明の一実施形態によるイオン注入システム200の簡略化したブロック図が示されている。イオン注入システム200は、所望種のイオン30を発生するイオン源100を具えることができる。イオン源100の下流に、抽出システム112が存在することができる。イオン30を指向させる基板232は、抽出システムの下流に配置することができる。必須ではないが、イオン注入システム200は、1つ以上のビームライン構成要素222を含むことができ、これらは、イオン30を集束、フィルタリング、さもなければ操作して、所望の特性(例えば、所望のイオン種、ビーム電流、ビームエネルギー、注入角度、等)を有するイオンビームにすることができる。ビームライン構成要素(図示せず)の例は、質量分析磁石、加速/減速段(図示せず)、及び補正磁石(図示せず)を含むことができる。質量分析磁石を、特定の磁界を有するように構成して、所望の質量対電荷比を有するイオンのみが、この分析器を通って進むことができるようにする。このため、この質量分析器は、所望の注入種のイオンと不所望なイオンとを分離して、所望の注入種のイオンのみを、基板222に向けて選択的に指向させることができる。その間に、補正磁石にエネルギーを供給して、加えられる磁界の強度及び方向に応じてイオンビームを偏向させて、所望のサイズ及び方向を有するビームを供給することができる。
イオン注入システム200は、イオン源に結合された原料源(図示せず)を含むこともできる。以下に詳細に説明するように、この原料源は、供給原料及び/または希釈剤を収容することができる。原料源からイオン源202内に供給される供給原料は、とりわけ、所望注入種のイオンに変換することができる。
図3A〜3Cを参照すれば、本発明のいくつかの実施形態によるいくつかの好適なイオン源302a〜302cが示されている。図3A〜3Cに示すイオン源302a〜302cの各々は、図2に示すイオン源202とすることができる。明瞭かつ簡略にするために、図3A〜3Cに示すイオン源302a〜302cは、図1に示すイオン源100及び図2に示すイオン注入システム200内のいくつかの構成要素を内蔵する。このため、イオン源302a〜302cは、図1及び図2と関係付けて理解すべきである。同じ構成要素の詳細な説明は省略することがある。
図3A〜3Cに示すように、イオン源202a〜202cは、とりわけ、イオン源チャンバ102を具えることができる。イオン源チャンバ102は、原料源310に結合することができる。本発明では、原料源310が、供給原料をイオン源チャンバ102内に供給する供給源312aを具えることができる。原料源310は、希釈剤をイオン源チャンバ102内に供給する希釈剤源312bを具えることもできる。図では、単一の原料源312a及び単一の希釈剤源312bを図示しているが、本発明は、追加的な原料源及び/または追加的な希釈剤源を排除しない。本発明は、供給原料及び希釈剤を同時に、単一のコンテナ内に供給して、イオン源チャンバ102内に供給するシナリオを排除しないことは、通常の当業者の認める所である。
本発明では、供給源312a内の供給原料及び希釈剤源312b内の希釈剤が、気体または蒸気の形態であることが好ましいことがある。しかし、一部の供給原料並びに希釈剤は、固形、液状、または他の形態とすることができる。液状または固形の場合、気化器(図示せず)を、供給源312aまたは希釈剤源312の付近に設けることができる。気化器は、固形/液状の供給原料及び/または希釈剤を、こうした形態に変換することができる。イオン源チャンバ102内に導入される供給原料及び希釈剤の量を制御するために、1つ以上のコントローラ314a及び314bを随意的に設けることができる。
一実施形態では、図3Aに示すように、供給原料及び希釈剤を、個別の供給源312a及び希釈剤源312b内に別個に収容することができる。そして、供給原料及び希釈剤を第1導管316内で事前混合して、イオン源チャンバ102内に一緒に供給することができる。他の実施形態では、図3Bに示すように、供給源312aからの供給原料を、第1導管318aを通して希釈剤源312b内に供給することができる。供給原料及び希釈剤は、第2導管318bを通してイオン源チャンバ102内に供給することができる。その代わりに、希釈剤源312bからの希釈剤を、供給源312a内に供給することができる。さらに他の実施形態では、供給原料と希釈剤との混合物を収容する単一源を設けて、供給原料及び希釈剤を同時に、イオン源チャンバ102内に供給することができる。一実施形態では、図3Cに示すように、供給原料及び希釈剤を、別個の導管316a及び316bを通して、イオン源チャンバ102内に供給することもできる。
本発明では、種々の供給原料を使用することができる。一部の実施形態では、供給原料が2つ以上の種を含むことができ、その少なくとも一方は、基板232内に注入される注入種(または第1供給種)とすることができる。基板及び用途に応じて、異なる注入種を用いることができる。本発明では、注入種を、第13族〜第16族に見出される多価の種とすることができる。ここで、多価の種とは、周期表の第1族〜第17族に見出される2つ以上の一価の原子またはイオン(例えばHまたはハロゲン種)と結合して、XYnで表される分子を安定した状態に形成することのできる種を称する。記号Xは多価の種を表すことができ、記号Yは一価の種を表すことができる。シリコン(Si)基板のp型ドーピング用には、供給原料中の注入種は、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、及びタリウム(Tl)のような、周期表の第13族内の1つ以上の種とすることができる。シリコン(Si)基板のn型ドーピング用には、これらの注入種は、リン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)、イオウ(S)、セレン(Se)、及びテルル(Te)のような、周期表中の第15族及び/または第16族の種とすることができる。
他の族の種を用いることもできる。チッ化ゲルマニウム(GaN)またはガリウムヒ素(GaAs)基板のような化合物半導体基板に注入するに当たり、例えば、炭素(C)、Si、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sn)、及び鉛(Pb)のような、周期表中の第14族の種を、注入種として用いることができる。その一方で、種C、Si、Ge、Sn、及びPb、あるいはチッ素(N)または酸素(O)の注入種を用いて、他の基板または標的の化学的及び/または機械的性質を変更することができる。
一部の実施形態では、供給原料が、少なくとも1つの第2供給種を含有することができ、第2供給種は、上記注入種と異なることができる。Si基板のp型ドーピングの例では、供給原料中の第2供給種を、フッ素(F)、塩素(Cl)、及び水素(H)種のうちの1つとすることが好ましいことがある。他の実施形態では、第2供給種を、他の何らかの種とすることができる。本発明では、第2供給種を一価または多価の種とすることができる。
Si基板のp型ドーピング用に好適な供給原料のいくつかの例は、三フッ化ホウ素(BF3)、四フッ化ジボロン(B24),ボラン(BH3)、ジボラン(B26)、カルボラン(C21012)、及びB、及びHとFの一方または両方を含有する他の原料を含むことができる。上記の例では、Bを注入種とすることができるのに対し、H及び/またはFは第2供給種とすることができる。Si基板のn型ドーピング用には、好適な供給原料の例は、ホスフィン(PH3)、三フッ化リン(PF3)、アルシン(ヒ化水素、AsH3)、三フッ化ヒ素(AsF3)、五フッ化ヒ素(AsF5)、及びPとAsの一方または両方、及びHとFの一方または両方を含有する他の原料とすることができる。こうした例では、P及び/またはAsを注入種とすることができるのに対し、H及び/またはFは第2供給種とすることができる。他の基板及び/または他の用途には、他の種を含有する他の供給原料を用いることもできる。こうした他の供給原料の例は、シラン(SiH4)、テトラフルオロシラン(SiF4)、ゲルマン(GeH4)、及びフッ化ゲルマニウム(GeF4)を含むことができる。上記のリストは網羅的でないことは、通常の当業者の認める所である。Si基板ドーピング用途、及び他の用途に使用することのできる他の供給原料が存在し得る。さらに、Si基板のドーピング用に上記に挙げた供給原料は、非Si基板のドーピング用にも使用することができ、その逆も成り立つ。
本発明では、上記希釈剤は、1つ以上の多様な種を含むこともできる。2つ以上の種が希釈剤中に含まれる場合、第1の種は、第13族〜第16族中に見出される多価の種とすることができる。これに加えて、第1希釈剤種は、第1供給種と異ならせることができる。含まれれば、第2希釈剤種も、第1供給種と異ならせることができる。しかし、第2希釈剤種は、第2供給種と同じにすることも異ならせることもできる。例えば、第2供給種がHであれば、第2希釈剤種はFとすることができ、その逆も成り立つ。他の例では、第2供給種及び第2希釈剤種を共に、HまたはFとすることができる。
供給原料の例としてBF3を用いれば、本発明の第1希釈剤種は、C、N、O、Al、Si、P、S、Ga、Ge、As、Se、In、Sn、Sb、Te、Tl、Pb、及びBiのうちの少なくとも1つとすることができる。種々の種を使用することができるが、好適な第1希釈剤種の例は、N、C、Si、P、及びAsとすることができる。それと同時に、第2供給種はH及び/またはFとすることができる。こうした希釈剤のいくつかの特定例は、メタン(CH4)、四フッ化炭素(CF4)、アンモニア(NH3)、三フッ化窒素(NF3)、水蒸気(H2O)、二フッ化酸素(OF2)、水素化アルミニウム(AlH3)、フッ化アルミニウム(AlF3)、シラン(SiH4)、四フッ化シリコン(SiF4)、ホスフィン(PH3)、三フッ化リン(PF3)、硫化水素(H2S)、ジガラン(Ga26)フッ化ガリウム(GaF3)、ゲルマン(GeH4)、四フッ化ゲルマニウム(GeF4)、アルシン(AsH3)、三フッ化ヒ素(AsF3)、セレン化水素(H2Se)、水素化インジウム(InH3)、フッ化インジウム(InF3)、スタンナン(SnH4)、フッ化スズ(SnF2)、スチビン(SbH3)、フッ化アンチモン(SbF3)、テルル化水素(H2Te)、四フッ化テルル(TeF4)、タレン(thallene:TlH3)、フッ化タリウム(TlF)、プルンバン(PbH4)、四フッ化鉛(PbF4)、ビスムタン(BiH3)、及びフッ化ビスマス(BiF3)を含むことができる。供給原料の例としてPH3を用いれば、第1希釈剤種の例は、B、C、N、O、Al、Si、S、Ga、Ge、As、Se、In、Sn、Sb、Te、Tl、Pb、及びBiを含むことができるが、B、C、及びSiが好ましい。それと同時に、第2希釈剤種は、H及び/またはFとすることができる。上記リストは網羅的なものではないことは、通常の当業者の認める所である。上記の第1希釈剤種の、他の水素化物またはフッ化物も、同様に適用可能であり得る。
以上に提供する例は、化合物形態の希釈剤を含むが、本発明は、混合物形態の希釈剤を排除するものではない。例えば、一部の実施形態では、希釈剤を、(多価の種を含む)N2ガスとH2ガスの混合物とすることができる。本発明は、B、C、N、O、Al、Si、P、S、Ga、Ge、As,Se、In、Sn、Sb、Te、Tl、PB、及びBiのうち1つ以上のような複数の多価の種を含有する希釈剤を利用するシナリオも排除しない。上記の例は網羅的なものではないことは、通常の当業者の認める所である。いくつかの好適な希釈剤は、室温では固形で存在することができる。こうした希釈剤は、イオン源チャンバ102内で気化させるか、気化させて、気体状または液状でイオン源チャンバ102内に供給することができる。
再び図3A〜3Cを参照すれば、供給原料及び希釈剤を、同時に、あるいは順に、イオン源チャンバ102内に導入することができる。供給原料及び希釈剤をイオン化して、とりわけ、供給原料及び希釈剤のイオン及び他の残留物を含むプラズマ22を形成することができる。次に、抽出システム112によって、とりわけ、供給原料及び希釈剤のイオン30を、イオン源チャンバ102から抽出開口102bを通して抽出する。
イオン注入システムが、質量分析(図2)をすることができる場合、所望の注入種を選択的に、基板に指向させて注入することができる。それと同時に、注入種以外の種を、注入種から分離して廃棄することができる。BF3供給原料及びPH3希釈剤を用いたSi基板のp型ドーピングの例では、H、B、F、及びPを含むイオンを質量分析し、Bを含むイオンを分離することができる。その後に、Bを含むイオンを選択的に、基板232に向けて指向させることができる。それと同時に、他のイオンが基板232に到達することを防止することが好ましい。
イオン注入システムが質量分析をすることができない場合、注入種及び他の種のイオンも、基板232に指向されて注入され得る。一部の場合には、希釈剤種の注入が、注入種の有効ドーズ量の損失を生じさせ得る。Si基板のp型ドーピングにおいてBF3供給原料及びPH3希釈剤を用いることは、Bと共に、n型ドーパントであるPの注入を生じさせ得る。こうしたp型ドーパントとn型ドーパントの共注入は、補償によりB注入の効果を低減し得る。その結果、Bの有効ドーズ量の損失が観測され得る。
しかし、イオン源チャンバ102内に供給される希釈剤の量が低ければ(例えば、供給原料及び希釈剤の総体積の5%〜20%)、この損失を最小にすることができる。これに加えて、選定した希釈剤種が、非常に大きいか非常に小さい質量/径を有すれば、その影響を重大でなくすることができる。上記の例では、Pを基板に注入することは、基板の表面付近でより大きくなる注入プロファイルを生じさせ得る。それと同時に、非常に小さい質量/径を有するBが、より大きい深度の注入を生じさせることができる。さらに、Pの活性化温度は、Bの活性化温度よりも低くすることができる。このため、Si基板の特性全体に対するPの共注入の影響は、非常に小さくすることができる。この有害な影響は、追加的なBの注入によって低減することができる。
この影響をさらに低減するためには、基板232に対して不活性である第2供給種、及び第1及び第2希釈剤種を選択することが望ましいことがある。Si基板のp型ドーピングにおける供給原料としてBF3を用いれば、N2、SiH4、SiF4、GeH4、またはGeF4を希釈剤として用いることが望ましいことがある。N、Si、及びGe種のイオンは、Si基板内に導入されても、基板の電気特性に対する影響を最小にすることができる。それと同時に、基板232に注入されるH及び/またはF種は、注入後プロセス(例えばアニールプロセス)中の拡散によって除去することができる。
本発明では、上述した希釈剤を供給原料と共にイオン化することは、グリッチ率を低減し、イオン源202の寿命を延ばすに当たり、大幅な改善をもたらすことができる。特定の理論に束縛されることを望まずに、第2供給種のイオン及び他の残留物が、イオン源チャンバ102内の構成要素(例えば、イオン源チャンバ壁102a、カソード106、及び反射電極106)と容易に反応して、容易に凝集可能な副産物を形成し得るものと確信される。その結果、膜または堆積物が、イオン源チャンバ壁102a、抽出電極102b、及び抽出システム112上に形成され得る。第2供給種のイオン及び他の残留物と容易に反応する希釈剤種のイオン及び他の残留物を導入することによって、第2供給種のイオン及び他の残留物の、イオン源チャンバ102内の構成要素との反応を抑制することができるものと確信する。その一方で、希釈剤種のイオン及び他の残留物と第2供給種との反応は、気相の副産物の形成を生じさせることができ、この副産物は、イオン源チャンバ102から容易に真空排気することができる。
また、第1希釈種は、イオン源チャンバ102内の構成要素からエッチングまたはスパッタリングされた物質と反応して、気相の副産物を形成することができるものと確信される。これらの副産物を除去することによって、第2供給種のイオン及び他の残留物と、イオン源チャンバ102内の構成要素との反応、及び凝集して膜及び堆積物を形成し得る物質の形成を抑制することができる。この低減により、ビームグリッチをもたらす微小/大規模なアーク放電を低減することができる。さらに、イオン注入システム100内のイオン源202の寿命を延ばすことができる。
いくつかの実施形態では、グリッチ率の大幅な低減、及びイオン源の寿命の増加が観測された。BF3のみをイオン化するイオン源と比べて、BF3、及び小量のPH3(例えば、総体積の30%以下)のイオン化は、グリッチ率の20分の1の低減、及びイオン源の寿命の10倍の増加をもたらした。本開示中に記載した他の希釈剤を用いた後にも、グリッチ率の大幅な低減、及び寿命の大幅な増加が観測された。従って、上述した希釈剤の使用によって、高いビーム電流にもかかわらず、イオン源の性能を大幅に改善することができる。
本発明では、イオン源チャンバ102内に導入することのできる供給原料及び希釈剤の量を変化させることができる。一実施形態では、希釈剤の量を、供給原料及び希釈剤の総体積の約5%〜30%、好適には10〜15%にすることができる。本発明は、追加的な量の希釈剤を供給することを排除しないが、追加的な量は好ましくないことがある。過剰な量の希釈剤は、注入種のイオンビーム電流を減少させ得る。
図4A〜4Cを参照すれば、本発明のいくつかの実施形態による好適なイオン源402a〜402cが示されている。図4A〜4Cに例示するイオン源402a〜402cの各々は、図2に示すイオン源202とすることができる。明瞭かつ簡略にするために、図4A〜4Cに示すイオン源402a〜402cは、図1及び図3A〜3Cに示すイオン源100及び302a〜302c、及び図2に示すイオン注入システム200内のいくつかの構成要素を内蔵する。このため、イオン源402a〜402cは、図1、図2及び図3A〜3Cと関係付けて理解すべきである。同じ構成要素の詳細な説明は提供しない。
図4A〜4Cに示すように、イオン源402a〜402cは、とりわけ、イオン源チャンバ102を具えることができる。イオン源チャンバ102は、原料源410に結合することができる。本発明では、原料源410は、供給原料をイオン源チャンバ102内に供給する供給源412aを具えることができる。原料源410は、希釈剤をイオン源チャンバ102内に供給する希釈剤源412bを具えることもできる。図では、単一の供給源312a及び単一の希釈剤源312bを図示しているが、本発明は、追加的な供給源及び追加的な希釈剤源を含めることを排除しない。
図4Aに示すように、供給原料と希釈剤とを別個に、独立した供給源412a及び希釈剤源412b内に収容することができる。供給源412からの供給原料は、第1導管416aを通してイオン源チャンバ102内に導入することができる。図3A〜3Cに示す実施形態とは異なり、希釈剤は、第2導管416bを通してイオン源チャンバ102の外側に供給することができる。図4Aに示すように、希釈剤は、イオン源チャンバ102の下流の、イオン源チャンバ102と抽出システム112との間に供給することができる。例えば、希釈剤は、抽出開口102bの付近、抑制電極112aの付近、あるいはその両方に供給することができる。他の実施形態では、図4Bに示すように、希釈剤を、第2導管416bを通して、抽出システム112に、好適には抑制電極112aと接地電極112bとの間に供給することができる。この実施形態では、希釈剤を、抑制電極112aの開口の付近、接地電極112bの開口の付近、あるいはその両方に供給することができる。さらに他の実施形態では、図4Cに示すように、希釈剤を、第2導管416bを通して、抽出システム112の下流に、好適には接地電極112bの付近に供給することができる。図には示していないが、希釈剤は、抽出開口102b、抑制電極112aの開口、及び/または接地電極112bの開口に向けて指向させることができることは、通常の当業者の認める所である。
希釈剤をイオン源チャンバ102の外側に供給することによって、イオン源チャンバ102内で行われる注入種を含むイオンの形成を、グリッチ抑制から切り離すことができ、グリッチ抑制は、イオン源チャンバ102の外側の、抽出電極112の付近で行うことができる。希釈剤をイオン源チャンバ102の外側に導入することによって、注入種のイオン及びその密度が大幅には減少しにくくなる。このため、所定のイオン源パラメータにおける注入種の電流を最大にすることができる。同時に、希釈剤のイオン化を最小にすることができ、希釈剤の流れが、抽出開口及び抽出電極12の外側における膜または堆積物の形成を抑制することができる。こうして、グリッチを低減することができる。
希釈剤のイオン化を低減することは、質量分析のないイオン注入システムにおいて有利であり得る。希釈剤種のイオン化を低減することによって、希釈剤種の注入も低減することができ、さもなければ、希釈剤種の注入が、注入種の有効ドーズ量を低減することがある。
図5を参照すれば、本発明の他の実施形態による他の好適なイオン源502が示されている。図5に例示するイオン源502は、図2に示すイオン源202とすることができる。明瞭かつ簡略にするために、図5に示すイオン源502は、図1、図3A〜3C、及び図4A〜4Cに示すイオン源100、302a〜302c、及び402a〜402c、及び図2に示すイオン注入システム200内のいくつかの構成要素を内蔵する。このため、イオン源502は、図1、図2、図3A〜3C、及び図4A〜4Cと関連付けて理解すべきである。同じ構成要素の詳細な説明は提供しない。
本実施形態では、イオン源チャンバ102が、固体源522を内部に収容することができる。イオン源502がIHCまたはベルナスイオン源である場合、この固体源は、イオン源チャンバ壁102aの内部に設けることができる。イオン源502がRFプラズマイオン源である場合、固体源522は、イオン発生領域104に対面する誘電体窓内に設けることもできる。
本実施形態では、固体源522が、供給原料及び希釈剤の一方または両方を収容することができる。供給原料及び希釈剤の一方のみを固体源522内に収容する場合、供給原料及び希釈剤の他方は、原料源522からイオン源チャンバ102内に供給することができる。
図6を参照すれば、本発明の他の実施形態による他の好適なイオン源602が示されている。この図には、RFプラズマ/イオン源が示され、このRFプラズマ/イオン源は、図2に示すイオン源202とすることができる。明瞭かつ簡略にするために、図6に示すイオン源602は、図1、図3A〜3C、図4A〜4C、及び図5に示すイオン源100、302a〜302c、402a〜402c、及び5、及び図2に示すイオン注入システム内のいくつかの構成要素を内蔵する。このため、イオン源602は、図1、図2、図3A〜3C、図4A〜4C、及び図5と関係付けて理解すべきである。同じ構成要素の詳細な説明は提供しない。
図6に示すように、本実施形態のイオン源602は、イオン源チャンバ612を具えることができる。イオン源チャンバ612は、1つ以上の導電チャンバ壁612a、及びイオン発生領域104を規定する誘電体窓616を具えることができる。イオン源チャンバ602は、抽出開口612bを含むこともできる。イオン源チャンバ612は、原料源512に結合することができる。本発明では、原料源512を、供給原料及び希釈剤の一方をイオン源チャンバ602内に供給する供給源及び希釈剤源の一方とすることができる。原料源512からの供給原料または希釈剤は、導管516によって供給することができる。図1、図2〜図5に示すイオン源とは異なり、イオン源602は、プラズマ20を発生するためのRFプラズマ源614を具えている。
本実施形態では、固体源622を、イオン源チャンバ壁612a上、及び/または誘電体窓616上に設けることができる。本実施形態では、固体源622は、供給原料及び希釈剤の一方または両方を収容することができる。それと同時に、供給原料及び希釈剤の他方は、原料源512からイオン源チャンバ102内に供給することができる。
本明細書では、基板を処理する改良された技術のいくつかの実施形態を開示している。本発明の実施形態は、1つ以上の希釈剤ガスを導入してビームライン・イオン注入システム内のイオン源の性能及び寿命を改善することに指向しているが、他の実現も同様に提供することができることは明らかである。実際に、本明細書に開示するものに加えて、本発明に対する変更の他の種々の実施形態は、以上の説明及び添付した図面より、通常の当業者にとって明らかである。従って、こうした他の実施形態及び変形は、本発明の範囲内に入ることを意図している。さらに、本明細書では、本発明を、特定目的での特定環境における特定の実現に関連して説明しているが、その有用性は、これらの実現に限定されず、本発明は、任意数の目的で任意数の環境において有益に実現することができることは、通常の当業者の認める所である。

Claims (15)

  1. 基板を処理するイオン注入システムにおいて、
    イオン源チャンバを具えたイオン源であって、このイオン源チャンバは、イオン発生領域を規定するイオン源チャンバ壁、及び抽出開口を含み、この抽出開口を通して、イオン発生領域内で発生したイオンが抽出されるイオン源と;
    前記イオン源の下流の、前記抽出開口の付近に配置された抽出システムと;
    第1原料を収容する第1源、第2原料を収容する第2源、及び第1導管と第2導管を具えた原料源とを具え、
    前記第1導管は、前記第1源及び前記イオン源チャンバと連通して、前記第1源からの前記第1原料を前記イオン源チャンバに供給し、前記第2導管は、前記第2源、及び前記イオン源チャンバの外側にある第1領域と連通して、前記第2源からの前記第2原料を前記第1領域に供給することを特徴とするイオン注入システム。
  2. 前記第1領域が、前記イオン源の下流の、前記イオン源と前記基板との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入システム。
  3. 前記第1領域が、前記抽出開口に近接していることを特徴とする請求項2に記載のイオン注入システム。
  4. 前記抽出システムが、抑制電極、及びこの抑制電極の下流に配置された接地電極を具えていることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入システム。
  5. 前記第1領域が、前記抽出開口と前記抑制電極との間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のイオン注入システム。
  6. 前記第1領域が、前記接地電極と前記抑制電極との間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のイオン注入システム。
  7. 前記第1領域が、前記抑制電極の下流に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のイオン注入システム。
  8. 前記第1原料が、B含有原料であり、前記第2原料が、P含有原料及びAs含有原料の一方であることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入システム。
  9. 前記第1原料が、BF3及びB24の一方であり、前記第2原料が、PF3及びPH3の一方であることを特徴とする請求項8に記載のイオン注入システム。
  10. 前記第1原料が、P含有原料及びAs含有原料の一方であり、前記第2原料が、B含有原料であることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入システム。
  11. 前記第1原料が、PF3及びPH3の一方であり、前記第2原料が、BF3及びB24の一方であることを特徴とする請求項10に記載のイオン注入システム。
  12. 基板を処理する方法において、
    供給原料を、イオン源チャンバ内でイオン化して、前記供給原料のイオンを発生するステップと;
    前記供給原料のイオンを、前記イオン源チャンバから、当該イオン源チャンバの抽出開口を通して抽出するステップと;
    希釈剤を、前記イオン源チャンバの外側の、前記抽出開口の付近に供給するステップと;
    前記供給原料のイオンを前記基板に注入するステップと
    を含むことを特徴とする基板処理方法。
  13. 前記供給原料のイオンを注入するステップが、前記希釈剤のイオンを注入せずに、前記供給原料のイオンを注入することを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記供給原料及び前記希釈剤を、B含有原料、P含有原料、及びAs含有原料から成るグループから選定することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 前記供給原料が、BF3及びB24の一方であり、前記希釈剤が、PH3及びAsH3の一方であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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