JP2023500912A - 固体ドーパント材料の安定性及び性能を高めるための挿入可能なターゲットホルダ - Google Patents

固体ドーパント材料の安定性及び性能を高めるための挿入可能なターゲットホルダ Download PDF

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Abstract

Figure 2023500912000001
固体ドーパント材料を保持するための挿入可能なターゲットホルダを備えたイオン源が開示される。挿入可能なターゲットホルダは、固体ドーパント材料が配置される中空内部を含む。ターゲットホルダは、第1の端部に多孔性表面を有しており、それを通じて固体ドーパント材料からの蒸気がアークチャンバに入ることができる。多孔性表面は、アークチャンバ内への液体又は溶融ドーパント材料の通過を抑制する。ターゲットホルダはまた、中空内部内のドーパント材料が消費されたときに、ドーパント材料を再充填できるように構築される。多孔性表面は、穿孔されたるつぼの一部、穿孔された保持キャップの一部、又は多孔性インサートでありうる。
【選択図】図1

Description

本開示の実施形態は、イオン源及びターゲットホルダに関し、より詳細には、固体ドーパント材料を保持するためのターゲットホルダに関する。
半導体処理装置で用いられるイオンを生成するために、さまざまなタイプのイオン源を使用することができる。例えば、間接的に加熱されるカソード(IHC)イオン源は、カソードの後ろに配置されたフィラメントに電流を供給することによって動作する。フィラメントは熱電子を放出し、これがカソードに向かって加速されて該カソードを加熱し、次にカソードがイオン源のアークチャンバ内に電子を放出する。カソードは、アークチャンバの一端に配置される。カソードとは反対側のアークチャンバの端にはリペラが配置されうる。カソード及びリペラは、電子をはじくようにバイアスされて、電子をアークチャンバの中心に戻るように方向づけることができる。幾つかの実施形態では、電子をアークチャンバ内にさらに閉じ込めるために、磁場が用いられる。アークチャンバの両端を接続するために、複数の側面が用いられる。
抽出開孔が、アークチャンバの中心に近接して、これらの側面の1つに沿って配置され、それを介してアークチャンバで生成されたイオンを抽出することができる。
ある特定の実施形態では、ドーパント種として固体形態の材料を利用することが望ましい場合がある。しかしながら、IHCイオン源とともに固体ドーパント材料を使用することに関して、問題が存在する。例えば、IHCイオン源の高温環境では、金属スパッタターゲットが溶融し、滴り落ち、概して、液体金属がアークチャンバ内を流れてプールされる際にアークチャンバを劣化及び破壊させる傾向がある。結果として、溶融温度が高いために、対象のドーパントを含むセラミックが、固体ドーパント材料として一般的に用いられる。しかしながら、これらのセラミック材料では、通常、対象のドーパントのビーム電流の生成量が少なくなる。金属スパッタターゲットが溶融時に滴り落ちたり変形したりすることなく、その形状を維持することができれば、ドーパントビーム電流の大幅な増加を実現することができる。
したがって、ある特定の金属など、融点が低い固体ドーパント材料とともに使用することができるターゲットホルダが有益であろう。さらには、イオン源が固体ドーパント材料によって汚染されなければ有利であろう。加えて、アークチャンバが固体材料なしに他のプロセスに利用することができれば有利であろう。
固体ドーパント材料を保持するための挿入可能なターゲットホルダを備えたイオン源が開示される。挿入可能なターゲットホルダは、固体ドーパント材料が配置される中空内部を含む。ターゲットホルダは、第1の端部に多孔性表面を有しており、それを通して、固体ドーパント材料からの蒸気がアークチャンバ内に入ることができる。多孔性表面は、アークチャンバへの液体又は溶融ドーパント材料の通過を抑制する。ターゲットホルダはまた、中空内部内のドーパント材料が消費されたときに、ドーパント材料を再充填できるように構築される。多孔性表面は、穿孔されたるつぼの一部、穿孔された保持キャップの一部、又は多孔性インサートでありうる。
一実施形態によれば、間接的に加熱されるカソードイオン源が開示される。イオン源は、複数の壁を含む、アークチャンバ;該アークチャンバ内に配置された、間接的に加熱されるカソード;及び、固体ドーパントを保持するためのターゲットホルダを含み、該ターゲットホルダは、固体ドーパントを保持するように適合された中空内部、第1の端部、及び第2の端部を有するるつぼを含み、第1の端部は、固体ドーパント材料からの蒸気が中空内部からアークチャンバへと多孔性表面を通って通過するように、多孔性表面を含む。幾つかの実施形態では、第2の端部は閉鎖される。ある特定のさらなる実施形態では、るつぼの内表面は、第1の端部の近くの内径が第2の端部の近くの内径より大きくなるように、第1の端部に向かって傾斜している。ある特定のさらなる実施形態では、イオン源は、多孔性インサート、並びに第1の端部に近接して配置され、かつるつぼに固定されて中空内部内に多孔性インサートを保持する保持キャップをさらに含み、該保持キャップは開放面を含み、多孔性インサートは多孔性表面として機能する。ある特定のさらなる実施形態では、イオン源は、第1の端部に近接して配置された、穿孔された保持キャップをさらに含み、該穿孔された保持キャップは、るつぼに固定されており、多孔性表面として機能する。ある特定の実施形態では、イオン源は、第2の端部の孔と、該第2の端部の孔内に挿入されるエンドプラグとを含む。ある特定のさらなる実施形態では、孔はねじ孔であり、エンドプラグの外表面は、エンドプラグが第2の端部にねじ込まれるようにねじ形成されている。ある特定のさらなる実施形態では、イオン源は、中空内部に配置された多孔性インサートをさらに含み、リップが第1の端部に配置されており、該リップがるつぼの中空内部に多孔性インサートを保持し、多孔性インサートは多孔性表面として機能するように中心軸に向かって突き出ている。ある特定のさらなる実施形態では、第1の端部は複数の開口部を含む閉鎖面を含んでおり、該閉鎖面は多孔性表面として機能する。幾つかの実施形態では、イオン源は、ターゲットホルダをアークチャンバの内外へと移動させるためのアクチュエータ;該アクチュエータに固定されたターゲットベースであって、その外表面がねじ形成されている、ターゲットベース;及び、ターゲットベースにねじ込まれる保持ファスナであって、ターゲットベースに対してるつぼを保持する保持ファスナをさらに含む。
別の実施形態によれば、イオン源と共に使用するためのターゲットホルダが開示される。該ターゲットホルダは、中空内部、第1の端部、及び第2の端部を有するシリンダとして形成されたるつぼであって、第1の端部が多孔性表面を含み、第2の端部がねじ孔を含み、かつ、固体ドーパント材料が中空内部に配置されるように構成されており、固体ドーパント材料からの蒸気が中空内部から多孔性表面を通って通過することができる、るつぼ;並びに、ねじ孔にねじ込まれる、外表面がねじ形成されているエンドプラグを含む。ある特定の実施形態では、ターゲットホルダは、中空内部に配置された多孔性インサートを含み、るつぼの第1の端部は、シリンダの中心軸に向かって突き出ているリップを含み、該リップは多孔性インサート(inset)を保持し、かつ第1の端部に開口部を画成し、多孔性インサートは多孔性表面として機能する。ある特定の実施形態では、多孔性インサートの外径は開口部の内径より大きい。他の実施形態では、第1の端部は、複数の開口部を有する閉鎖面を含み、該閉鎖面は多孔性表面として機能する。
別の実施形態によれば、イオン源と共に使用するためのターゲットホルダが開示される。ターゲットホルダは、中空内部、第1の端部、及び第2の端部を有するシリンダとして形成されたるつぼであって、第2の端部が閉鎖されており、固体ドーパント材料が中空内部に配置されるように構成されており、多孔性表面が第1の端部に近接して配置されており、固体ドーパント材料からの蒸気が中空内部から多孔性表面を通って通過することができる、るつぼ;並びに、第1の端部に近接して配置された保持キャップを含む。ある特定の実施形態では、第1の端部に近接したるつぼの外表面はねじ形成されており、保持キャップは、るつぼの第1の端部にねじ込まれる。ある特定の実施形態では、ターゲットホルダは、中空内部に配置された多孔性インサートを含み、保持キャップは、開口部を形成するるつぼの中心軸に向かって突き出ているそのフロントエッジに開放面及びリップを含み、保持キャップの開口部の内径は、多孔性インサートを保持するために多孔性インサートの外径より小さくなっている。ある特定の実施形態では、保持キャップは、複数の開口部を有する閉鎖面を含み、該閉鎖面は多孔性表面として機能する。ある特定の実施形態では、るつぼの内表面は、第2の端部に近い中空内部の内径が、第1の端部に近い中空内部の内径より小さくなるように、第1の端部に向かって傾斜している。
本開示をよりよく理解するために、参照することによって本明細書に組み込まれる添付の図面を参照する。
一実施形態による挿入可能なターゲットホルダを備えた、間接的に加熱されるカソード(IHC)イオン源を示す図 挿入可能なターゲットホルダが抜去された、図1のIHCイオン源を示す図 一実施形態によるターゲットホルダを示す図 別の実施形態によるターゲットホルダを示す図 第3の実施形態によるターゲットホルダを示す図 第4の実施形態によるターゲットホルダを示す図 図5~6のターゲットホルダ用の開口部の2つの可能な構成を示す図
上記のように、低融点の固体ドーパント材料は、液体へと変化し、滴り落ち、液体が流れてアークチャンバ内にプールされるとアークチャンバを劣化させる傾向がある。
図1は、これらの問題を克服するターゲットホルダを備えたIHCイオン源10を示している。IHCイオン源10は、2つの対向する端部と、これらの端部に接続する壁101とを備えたアークチャンバ100を含む。アークチャンバ100の壁101は、導電性材料で構成されてよく、互いに電気的に連絡することができる。幾つかの実施形態では、ライナが、壁101の1つ以上に近接して配置されうる。カソード110が、アークチャンバ100の第1の端部104において該アークチャンバ100に配置される。フィラメント160がカソード110の後ろに配置される。フィラメント160は、フィラメント電源165と連絡している。フィラメント電源165は、フィラメント160が熱電子を放出するように、フィラメント160に電流を流すように構成される。カソードバイアス電源115は、フィラメント160をカソード110に対して負にバイアスするため、これらの熱電子は、フィラメント160からカソード110に向かって加速され、カソード110の裏面に衝突するときにカソード110を加熱する。カソードバイアス電源115は、例えば、カソード110の電圧よりも負の200Vから1500Vの間の電圧を有するように、フィラメント160にバイアスをかけることができる。次に、カソード110は、その前面において熱電子をアークチャンバ100内へと放出する。
したがって、フィラメント電源165は、フィラメント160に電流を供給する。カソードバイアス電源115は、フィラメント160にバイアスをかけて、それがカソード110よりも負になるようにし、その結果、電子は、フィラメント160からカソード110の方へと引き付けられる。ある特定の実施形態では、カソード110は、バイアス電源111などによって、アークチャンバ100に対してバイアスされうる。他の実施形態では、カソード110は、アークチャンバ100の壁101と同じ電圧になるように、アークチャンバ100に電気的に接続されうる。これらの実施形態では、バイアス電源111は使用しなくてもよく、カソード110は、アークチャンバ100の壁101に電気的に接続されうる。ある特定の実施形態では、アークチャンバ100は、電気的接地に接続される。
第1の端部104とは反対側の第2の端部105には、リペラ120を配置することができる。リペラ120は、リペラバイアス電源123によって、アークチャンバ100に対してバイアスされうる。他の実施形態では、リペラ120は、アークチャンバ100の壁101と同じ電圧になるように、アークチャンバ100に電気的に接続されうる。これらの実施形態では、リペラバイアス電源123は用いられなくてもよく、リペラ120は、アークチャンバ100の壁101に電気的に接続されうる。さらに他の実施形態では、リペラ120は用いられない。
カソード110及びリペラ120はそれぞれ、金属又はグラファイトなどの導電性材料でできている。
ある特定の実施形態では、アークチャンバ100内に磁場が生成される。この磁場は、電子を一方向に沿って閉じ込めることを目的としている。磁場は、典型的には、第1の端部104から第2の端部105まで壁101に平行に走る。例えば、電子は、カソード110からリペラ120への方向(すなわち、y方向)に平行なカラム内に閉じ込められうる。したがって、電子はy方向に移動する電磁力を経験しない。しかしながら、他の方向への電子の移動は、電磁力を経験する可能性がある。
抽出プレート103と呼ばれるアークチャンバ100の片側には、抽出口140が配置されうる。図1では、抽出口140は、Y-Z平面に平行な(ページに垂直な)側面上に配置される。さらには、IHCイオン源10は、イオン化されるガスをアークチャンバ100に導入することができるガス入り口106も含む。
ある特定の実施形態では、第1の電極及び第2の電極は、該第1の電極及び第2の電極が抽出プレート103に隣接する壁上のアークチャンバ100内になるように、アークチャンバ100のそれぞれの対向する壁101上に配置されうる。第1の電極及び第2の電極は各々、それぞれの電源によってバイアスされうる。ある特定の実施形態では、第1の電極及び第2の電極は、共通の電源と連絡していてもよい。しかしながら、他の実施形態では、IHCイオン源10の出力を調整する最大限の柔軟性及び能力を可能にするために、第1の電極は第1の電極電源と連絡してもよく、第2の電極は第2の電極電源と連絡してもよい。
コントローラ180は、これらの電源によって供給される電圧又は電流を変更することができるように、1つ以上の電源と連絡されうる。コントローラ180は、マイクロコントローラ、パーソナルコンピュータ、専用コントローラ、又は別の適切な処理ユニットなどの処理ユニットを含みうる。コントローラ180はまた、半導体メモリ、磁気メモリ、又は別の適切なメモリなどの非一時的な記憶素子も含みうる。この非一時的な記憶素子は、コントローラ180が本明細書に記載される機能を実行することを可能にする命令及び他のデータを含みうる。
IHCイオン源10はまた、アークチャンバ100を挿入及び抜去することができるターゲットホルダ190も含む。図1の実施形態では、ターゲットホルダ190は、アークチャンバ100の壁101の1つに沿ってアークチャンバ内に入る。ある特定の実施形態では、ターゲットホルダ190は、第1の端部104と第2の端部105との間にあるミッドプレーンにおいてアークチャンバ100内に入ることができる。別の実施形態では、ターゲットホルダ190は、ミッドプレーンとは異なる位置でアークチャンバ100内に入ることができる。図1に示される実施形態では、ターゲットホルダ190は、抽出開孔140とは反対側の側面を通ってアークチャンバ100内に入る。しかしながら、他の実施形態では、ターゲットホルダ190は、抽出プレート103に隣接する側面を通って入ってもよい。
ターゲットホルダ190は、その中にドーパント材料195が配置されうる、中空内部191を有する。中空内部191は、中空の円筒形るつぼの内部として定義することができる。
インジウム、アルミニウム、アンチモン、又はガリウムなどのドーパント材料195は、ターゲットホルダ190の中空内部191内に配置されうる。ドーパント材料195は、中空内部191に配置されるときに固体の形態でありうる。これは、材料のブロック、ヤスリ粉、削りくず、ボール、又は他の形状の形態であってもよい。ある特定の実施形態では、ドーパント材料195は溶融し、液体となってもよい。
動作中、フィラメント電源165は、フィラメント160に電流を流し、それにより、フィラメント160に熱電子を放出させる。これらの電子は、フィラメント160よりも正でありうるカソード110の裏面に衝突し、カソード110を加熱させ、これにより、カソード110はアークチャンバ100内へと電子を放出する。これらの電子は、ガス入り口106を通ってアークチャンバ100に供給されるガスの分子と衝突する。アルゴンなどのキャリアガス、又はフッ素などのエッチングガスが、適切に配置されたガス入り口106を通ってアークチャンバ100内に導入されうる。カソード110からの電子、ガス、及び正の電位の組み合わせにより、プラズマが生成される。ある特定の実施形態では、電子及び陽イオンは、磁場によって幾らか閉じ込められうる。ある特定の実施形態では、プラズマは、抽出開孔140に近接したアークチャンバ100の中心近くに閉じ込められる。化学エッチング、温度上昇、又はプラズマによるスパッタリングは、ドーパント材料195を気相へと変換し、イオン化を生じさせる。次に、イオン化された供給材料は、抽出開孔140を通して抽出され、イオンビームを準備するために用いられうる。
プラズマがターゲットホルダ190よりもさらに正の電圧に維持されるため、蒸気、負イオン、及び中性原子(これらはドーパント材料195からスパッタされるか、さもなければ放出される)は、プラズマの方へと引き付けられる。
ある特定の実施形態では、ドーパント材料195は、プラズマによって生成された熱によって加熱され、気化される。しかしながら、他の実施形態では、ドーパント材料195は、追加の手段によっても加熱することができる。例えば、ドーパント材料195をさらに加熱するために、加熱素子がターゲットホルダ190内に配置されてもよい。加熱素子は、抵抗加熱素子又は他のタイプのヒータでありうる。
ある特定の実施形態では、ターゲットホルダ190は、導電性材料でできていてもよく、接地されてもよい。異なる実施形態では、ターゲットホルダ190は、導電性材料でできていてもよく、電気的に浮かせてもよい。異なる実施形態では、ターゲットホルダ190は、導電性材料でできていてもよく、壁101又はアクチュエータ200と同じ電圧に維持されうる。他の実施形態では、ターゲットホルダ190は絶縁材料でできていてもよい。
さらに別の実施形態では、ターゲットホルダ190は、アークチャンバ100に対して電気的にバイアスされうる。例えば、ターゲットホルダ190は、導電性材料から作られてもよく、壁101とは異なる電圧になるように独立した電源(図示せず)によってバイアスされうる。この電圧は、壁101に印加される電圧よりも正又は負でありうる。このようにして、ドーパント材料195をスパッタリングするために、又はドーパント材料を加熱する追加の手段として、電気的バイアスを使用することができる。
ターゲットホルダ190は、アクチュエータ200の一端と連絡している。アクチュエータ200の反対側の端部は、支持体210と連絡することができる。ある特定の実施形態では、この支持体210は、IHCイオン源10の筐体でありうる。ある特定の実施形態では、アクチュエータ200は、その全変位を変更することが可能でありうる。例えば、アクチュエータ200は、テレスコーピング設計でありうる。
図2は、アクチュエータ200が抜去位置にあるIHCイオン源10を示している。この位置では、中空内部191は、完全にアークチャンバ100の外側にある。ある特定の実施形態では、ターゲットホルダ190がアークチャンバ100の外側にあるとき、ドーパント材料195は冷却する。このように、アクチュエータ200が抜去位置にあるときは、ドーパント材料195はいずれも、アークチャンバ内に入っていない。
図1は完全にアークチャンバ100内にある中空内部191を示しており、図2は完全にアークチャンバ100の外側にある中空内部191を示しているが、他の位置も可能でありうる。ターゲットホルダ190がアークチャンバ100内に挿入される距離を制御することによって、ターゲットホルダ190及びドーパント材料195の温度を制御することができる。
これらの因子は、ドーパント材料195から達成されるドーパントビーム電流の量を決定しうる。さらには、ターゲットホルダ190が完全に抜去されると、ドーパントビーム電流はゼロになりうる。これにより、相互汚染のリスクなしに、他のドーパント種をIHCイオン源10で使用することができる。言い換えれば、アクチュエータ200が抜去されると、中空内部191に配置されたドーパント材料195からの汚染なしに、異なるドーパント種がガス入り口106を通して導入され、イオン化されうる。
ある特定の実施形態では、アークチャンバ100には挿入されていないが、ドーパント材料195が加熱されて、その蒸気がアークチャンバ100に入るように、十分に近くに位置づけられたターゲットホルダ190を有することが可能でありうる。例えば、ターゲットホルダ190は、熱伝導率の高い材料でできていてもよい。このように、ターゲットホルダ190
がアークチャンバ100の近くにある場合、図2に示されるように、プラズマからの熱は、ドーパント材料195に伝達され、気化したドーパント材料は、ターゲットホルダ190が抜去されている場合でさえも、アークチャンバ100に入りうる。
この実施形態では、ターゲットホルダ190が依然としてアークチャンバ100と熱的に連絡しており、かつドーパント材料195が気化される、第1の抜去位置が存在しうる。ドーパント材料195が気化しないように、ターゲットホルダ190がアークチャンバ100からさらに移動された第2の抜去位置も存在しうる。この第2の抜去位置では、相互汚染のリスクなしに、異なるドーパントをアークチャンバ内に導入することができる。
言い換えれば、ある特定の実施形態では、ターゲットホルダ190は、中空内部191の少なくとも一部がアークチャンバ100内に配置される第1の位置;中空内部191がアークチャンバ100の外側に配置される第2の位置;及び、中空内部191がアークチャンバ100の外側に配置されるが、ドーパント材料195が気化されるように依然としてアークチャンバ100と熱的に連絡している第3の位置の少なくとも3つの異なる位置に配置されうる。
図3は、ターゲットホルダ190の一実施形態をより詳細に示している。この実施形態では、ターゲットホルダ190は、るつぼ300を含む。るつぼ300は、第1の端部301に開放面を有し、第2の端部302に孔303を備えた、中空のシリンダでありうる。第1の端部301の開放面は、シリンダの中心軸305に向かって延びるリップ304を有しうる。したがって、第1の端部301にある開口部306は、リップ304に起因して、中空のシリンダの内径よりも小さくなりうる。開口部306の直径もまた、第2の端部302の孔303の直径よりも小さくなりうる。るつぼ300は、グラファイト、耐火材料、酸化アルミニウム、炭化物、又は別の適切な材料で構成することができる。
ディスクの形状でありうる多孔性インサート310が、第2の端部302にある孔303を通してるつぼ300の内部に挿入される。多孔性インサート310の外径は、るつぼ300の内径の内径とほぼ同じであってよく、開口部306の直径より大きい。ある特定の実施形態では、るつぼ300の内径は、締まり嵌めを作り出すために、多孔性インサート310の外径よりわずかに小さくなりうる。幾つかの実施形態では、多孔性インサート310の外径は、開口部306の直径よりも0.1インチ大きくなりうる。したがって、挿入されると、多孔性インサート310は、取り外されたり、開口部306から落下したりすることができないように、リップ304によって所定の位置に保持される。多孔性インサート310は、グラファイトフォーム、グラファイト又は耐火メッシュ、炭化ケイ素、アルミナ泡、若しくは別の適切な材料でありうる。ポアサイズ及び多孔性は、多孔性インサート310を通る液体の流れに抵抗しつつ、蒸気の通過を可能にするように選択することができる。液体アルミニウムなどの液体金属は、非常に高い表面張力を有していることがわかっている。したがって、溶融アルミニウムからの蒸気は多孔性インサート310を通過することができる一方、液体材料は表面張力によらない。
エンドプラグ320がるつぼ300の第2の端部302に取り付けられる。ある特定の実施形態では、孔303はねじ孔であってよく、エンドプラグ320は、該エンドプラグ320がるつぼ300の第2の端部302にねじ込まれるようにねじ形成されうる。エンドプラグ320は、グラファイト又は別の適切な材料で構成することができる。エンドプラグ320は、液体材料が孔303を通って出ることを防ぐのに役立ち、るつぼ300の補充を可能にする。
ターゲットホルダ190はまた、ターゲットベース330も含むことができる。ターゲットベース330はアクチュエータ200に固定することができる。ターゲットベース330は、保持ファスナ340によってるつぼに取り付けられる。例えば、一実施形態では、エンドプラグ320の一部は、るつぼ300の外径より大きい直径を有する。このように、エンドプラグ320がるつぼの第2の端部302にねじ込まれると、エンドプラグ320の一部がるつぼ300よりも中心軸からさらに外側に延び、突起321を生成する。
別の実施形態では、るつぼ300は、その外径に沿って、第2の端部302に近接して突起を有する。
保持ファスナ340を使用して、るつぼ300をターゲットベース330に固定することができる。保持ファスナ340は、リングの形状をしていてよく、その内表面がねじ形成されていてよい。さらには、保持ファスナ340は、突起321より小さい直径を有するリップ341を有する。したがって、次に、保持ファスナ340をるつぼ300の第1の端部301の上に取り付けることができる。保持ファスナ340は、その外表面がねじ形成されていてよいターゲットベース330にねじ込まれうる。保持ファスナ340の回転は、リップ341が突起321に接触するまで続く。この圧力が、るつぼ300をターゲットベース330に固定する。
この実施形態では、ドーパント材料195は、以下のようにターゲットホルダ190に挿入されうる。まず、多孔性インサート310が、るつぼ300の第2の端部302にある孔303内に挿入される。多孔性インサート310は、それがリップ304を押すように、るつぼ300の内部を通って移動する。次に、ドーパント材料195が、第2の端部30にある孔303を通ってるつぼ300内に配置されうる。多孔性インサート310の存在は、ドーパント材料195をるつぼ内に保持し、それが開口部306を通過するのを防ぐ。ドーパント材料195が追加されると、エンドプラグ320を第2の端部302内にねじ込むことによって、るつぼ300を閉鎖することができる。次に、るつぼ300、エンドプラグ320、及び多孔性インサート310を含むるつぼアセンブリが、ターゲットベース330に対して位置づけられる。保持ファスナ340は、るつぼ300の第1の端部301上を摺動され、第2の端部302に向かって移動し、そこで、ターゲットベース330内にねじ込まれる。これで、ターゲットホルダ190は、使用することができる状態になる。
したがって、この実施形態では、るつぼ300の第1の端部301は開放面を含んでおり、多孔性インサート310は開放面に近接して配置される。この多孔性インサート310は、蒸気が中空内部からアークチャンバへと通過することができる多孔性表面として機能する。第2の端部302は、エンドプラグ320がるつぼ300に取り外し可能に取り付けられうるように、孔303を含む。例えば、エンドプラグ320は、第2の端部302のねじ孔にねじ込まれうる。このように、固体ドーパント195は、ターゲットホルダ190内の材料が消費された後に補充することができる。言い換えれば、るつぼ300は、保持ファスナ340をねじって外すことによってターゲットベース330からるつぼアセンブリを取り外すことにより、補充することができる。こうすると、エンドプラグ320を、るつぼ300からねじって外すことができる。次に、追加のドーパント材料195をるつぼ300内に堆積させることができる。
図4は、別の実施形態によるターゲットホルダ190を示している。この実施形態では、第1の端部301のみが解放されるように、るつぼの第2の端部302は閉鎖されている。るつぼ300は、第2の端部302に近接して突起309を有している。この突起309は、保持ファスナ340によって、るつぼ300をターゲットベース330に固定するために用いられる。上記のように、保持ファスナ340は、ターゲットベース330にねじ込むことができる。
この実施形態では、保持キャップ350は、るつぼ300の第1の端部301に近接して配置されている。保持キャップ350は、そのフロントエッジにリングの中心に向かって突き出たリップ351を備えた、開放面を有するリングの形状をしている。保持キャップ350の内表面は、ねじ形成されうる。さらには、この実施形態では、第1の端部301の近くのるつぼ300の外表面もまたねじ形成されていてよい。このようにして、保持キャップ350は、るつぼ300の第1の端部301にねじ込まれうる。
多孔性インサート310は、第1の端部301の開口部を通して挿入される。例えば、多孔性インサート310の直径は、るつぼ300の内径とほぼ同じサイズでありうるが、リップ351の近くの保持キャップ350の開放面の内径よりも大きくなりうる。ある特定の実施形態では、るつぼ300の内径は、締まり嵌めを作り出すために、多孔性インサート310の外径よりわずかに小さくなりうる。幾つかの実施形態では、多孔性インサート310の外径は、開放面の内径よりも0.1インチ大きくなりうる。
したがって、この実施形態では、第1の端部301は、多孔性インサート310が配置される位置と、固体ドーパント材料がるつぼ300に追加される位置の両方である。具体的には、この実施形態では、ドーパント材料195は、以下のようにターゲットホルダ190に挿入されうる。まず、ドーパント材料195が第1の端部301を通してるつぼ300内に堆積されうる。ドーパント材料195が追加されると、第1の端部301の開口部の近くに多孔性インサート310を位置決めすることによって、るつぼを閉じることができる。次に、保持キャップ350がるつぼ300の第1の端部にねじ込まれ、多孔性インサート310を適所に保持する。次に、るつぼ300、保持キャップ350、及び多孔性インサート310を含むるつぼアセンブリが、ターゲットベース330に対して位置づけられる。保持ファスナ340がるつぼ300の第1の端部301上に挿入され、第2の端部302に向かって摺動され、そこでターゲットベース330にねじ込まれる。これで、ターゲットホルダ190は、使用することができる状態になる。
保持キャップ350を使用することにより、ターゲットホルダ190内の材料が消費された後に、るつぼの内部にアクセスして、ドーパント材料195を補充することができる。言い換えれば、るつぼ300は、保持ファスナ340をねじって外すことによってターゲットベース330からるつぼアセンブリを取り外すことにより、補充することができる。こうすると、保持キャップ350を、るつぼ300からねじって外すことができる。次に、追加のドーパント材料195をるつぼ300内に堆積させることができる。
さらには、図4に示されるように、第1の端部301の近くのるつぼ300の内径が第2の端部302の近くの内径よりも大きくなるように、るつぼ300の内部表面を傾斜させるか、又は勾配を付けることができる。これにより、ドーパント材料がるつぼの第1の端部301に向かって流れることができる。これは、ドーパント材料の温度を上昇させて、多孔性インサート310の近くでの蒸気の生成を高めるのに役立ちうる。
図3及び4の実施形態は、蒸気を通過させるが液体を通過させない多孔性インサート310を利用する。言い換えれば、多孔性インサート310は、るつぼの第1の端部に配置され、るつぼ300の中空内部をアークチャンバ100から分離する、多孔性表面として機能する。他の手段を使用して、この多孔性表面を生成することもできる。
例えば、図5は、多孔性インサート310を使用していない、図3のターゲットホルダ190の変形例を示している。むしろ、図3のるつぼ300は、穿孔されたるつぼ400に置き換えられている。穿孔されたるつぼ400は、第1の端部401に閉鎖面405及び第2の端部402に孔403を備えた、中空のシリンダでありうる。閉鎖面405は、該閉鎖面405を通って延びる複数の開口部410を含んでいてよく、穿孔されたるつぼ400の内部と穿孔されたるつぼ400の外部との間の連絡を可能にする。言い換えれば、穿孔されたるつぼ400の閉鎖面は、多孔性表面として機能する。開口部410のサイズは、液体ドーパントの表面張力が開口部410を介した液体の通過を抑制するが、蒸気の通過は可能にするように選択することができる。穿孔されたるつぼ400は、グラファイト、耐火材料、酸化アルミニウム、炭化物、又は別の適切な材料で構成することができる。
エンドプラグ320、ターゲットベース330、及び保持ファスナ340は、図3に関して上述した通りである。
この実施形態では、ドーパント材料195は、以下のようにターゲットホルダ190に挿入されうる。まず、ドーパント材料195は、第2の端部402にある孔403を通って穿孔されたるつぼ400内に配置されうる。第1の端部401に閉鎖面が存在することにより、穿孔されたるつぼ400内にドーパント材料195が保持される。ドーパント材料195が追加されると、エンドプラグ320を第2の端部402内にねじ込むことによって、穿孔されたるつぼ400を閉鎖することができる。次に、穿孔されたるつぼ400及びエンドプラグ320を含むるつぼアセンブリが、ターゲットベース330に対して位置づけられる。保持ファスナ340は、穿孔されたるつぼ400の第1の端部401上を摺動され、第2の端部402に向かって移動し、そこで、ターゲットベース330内にねじ込まれる。これで、ターゲットホルダ190は、使用することができる状態になる。
図6は、多孔性インサート310を使用していない、図4のターゲットホルダ190の変形例を示している。むしろ、図4の保持キャップ350は、穿孔された保持キャップ450に置き換えられている。
この実施形態では、穿孔された保持キャップ450は、るつぼ300の第1の端部301に近接して配置されている。穿孔された保持キャップ450は、閉鎖面を備えたシリンダである。閉鎖面は、複数の開口部410を含む。穿孔された保持キャップ450の円筒部分の内表面は、ねじ形成されうる。さらには、この実施形態では、第1の端部301の近くのるつぼ300の外表面もまたねじ形成されていてよい。このようにして、穿孔された保持キャップ450は、るつぼ300の第1の端部301にねじ込まれうる。
したがって、この実施形態では、第1の端部301は、多孔性表面が配置される位置と、固体ドーパント材料がるつぼ300に追加される位置の両方である。具体的には、この実施形態では、ドーパント材料195は、以下のようにターゲットホルダ190に挿入されうる。まず、ドーパント材料195が第1の端部301を介してるつぼ300内に堆積されうる。ドーパント材料195が追加されると、穿孔された保持キャップ450をるつぼ300の第1の端部内にねじ込むことによって、るつぼを閉鎖することができる。次に、るつぼ300及び穿孔された保持キャップ450を含むるつぼアセンブリが、ターゲットベース330に対して位置づけられる。保持ファスナ340がるつぼ300の第1の端部301上に挿入され、第2の端部302に向かって摺動され、そこでターゲットベース330にねじ込まれる。これで、ターゲットホルダ190は、使用することができる状態になる。
穿孔された保持キャップ450を使用することにより、ターゲットホルダ190内の材料が消費された後に、るつぼの内部にアクセスして、ドーパント材料195を補充することができる。言い換えれば、るつぼ300は、保持ファスナ340をねじって外すことによってターゲットベース330からるつぼアセンブリを取り外すことにより、補充することができる。こうすると、穿孔された保持キャップ450を、るつぼ300からねじって外すことができる。次に、追加のドーパント材料195をるつぼ300内に堆積させることができる。
さらには、図6に示されるように、第1の端部301の近くのるつぼ300の内径が第2の端部302の近くの内径よりも大きくなるように、るつぼ300の内部表面を傾斜させるか、又は勾配を付けることができる。これにより、ドーパント材料がるつぼの第1の端部301に向かって流れることができる。これは、ドーパント材料の温度を上昇させて、穿孔された保持キャップ450の近くでの蒸気の生成を高めるのに役立ちうる。
穿孔された保持キャップ450及び穿孔されたるつぼ400の開口部は、複数の構成で配置することができる。図7は、開口部410のこのような2つの構成を示している。本開示はこれらの実施形態に限定されない。
本出願における上記の実施形態は、多くの利点を有しうる。るつぼは中空のシリンダとして形成されており、したがって、ドーパント材料を熱カソードへの直接の視線から保護する。ターゲットホルダはまた、外部環境からのるつぼから内部を分離する多孔性表面も含む。この多孔性表面は、気化したドーパント材料からの蒸気をるつぼの内部からアークチャンバ内へと通過させることができる。しかしながら、溶融したドーパント材料の高い表面張力に起因して、多孔質表面は、アークチャンバ内への液体ドーパントの通過を抑制する。加えて、幾つかの実施形態では、るつぼの内部表面は、液体ドーパント材料をるつぼのより高温の端部に向けて流し込むために、多孔性表面に向かって傾斜している。これにより、ドーパント材料の気化を促進することができる。
加えて、るつぼは再利用できるように設計される。幾つかの実施形態では、ねじ形成されたエンドプラグを使用して、るつぼの第2の端部を密封する。必要に応じて、エンドプラグを取り外し、るつぼ内のドーパント材料を補充することができる。他の実施形態では、保持キャップを取り外して、ドーパント材料を補充可能にすることができる。したがって、ターゲットホルダは、複数回、再利用することができる。
本開示は、本明細書に記載される特定の実施形態によって範囲を限定されるべきではない。実際、本明細書に記載されたものに加えて、本開示の他のさまざまな実施形態及び修正は、前述の説明及び添付の図面から当業者には明らかであろう。したがって、このような他の実施形態及び修正は、本開示の範囲内に入ることが意図されている。さらには、本開示は、特定の目的のための特定の環境における特定の実施の文脈で本明細書に記載されているが、当業者は、その有用性がそれに限定されず、本開示が任意の数の目的のために任意の数の環境で有益に実施されうることを認識するであろう。したがって、以下に記載される特許請求の範囲は、本明細書に記載される本開示の全容及び趣旨を考慮して解釈されるべきである。

Claims (15)

  1. 間接的に加熱されるカソードイオン源であって、
    複数の壁を含む、アークチャンバ、
    前記アークチャンバ内に配置された間接的に加熱されるカソード、及び
    固体ドーパントを保持するためのターゲットホルダであって、
    前記固体ドーパントを保持するように適合された中空内部、第1の端部、及び第2の端部を有する、るつぼにおいて、前記第1の端部が、固体ドーパント材料からの蒸気が前記多孔性表面を通って前記中空内部から前記アークチャンバへと通過するように多孔性表面を含む、るつぼ
    を備えたターゲットホルダ
    を含む、間接的に加熱されるカソードイオン源。
  2. 前記第2の端部が閉鎖されており、多孔性インサートと、前記第1の端部に近接して配置され、かつ前記るつぼに固定されて前記中空内部内に前記多孔性インサートを保持する保持キャップとをさらに含み、前記保持キャップが開放面を含み、前記多孔性インサートが前記多孔性表面として機能する、請求項1に記載の間接的に加熱されるカソードイオン源。
  3. 前記第2の端部が閉鎖されており、前記第1の端部に近接して配置された、穿孔された保持キャップをさらに含み、該穿孔された保持キャップが、前記るつぼに固定されており、前記多孔性表面として機能する、請求項1に記載の間接的に加熱されるカソードイオン源。
  4. 前記第2の端部にある孔と、前記第2の端部の前記孔内に挿入されるエンドプラグとをさらに含む、請求項1に記載の間接的に加熱されるカソードイオン源。
  5. 前記中空内部に配置された多孔性インサートをさらに含み、リップが前記第1の端部に配置されて、前記リップが前記るつぼの前記中空内部に前記多孔性インサートを保持し、前記多孔性インサートが前記多孔性表面として機能するように前記るつぼの中心軸に向かって突き出ている、請求項4に記載の間接的に加熱されるカソードイオン源。
  6. 前記第1の端部が、複数の開口部を含む閉鎖面を含み、該閉鎖面が前記多孔性表面として機能する、請求項4に記載の間接的に加熱されるカソードイオン源。
  7. 前記ターゲットホルダを前記アークチャンバの内外へと移動させるためのアクチュエータ、
    前記アクチュエータに固定されたターゲットベースであって、該ターゲットベースの外表面がねじ形成されている、ターゲットベース、及び
    前記ターゲットベースにねじ込まれる保持ファスナであって、前記ターゲットベースに対して前記るつぼを保持する、保持ファスナ
    をさらに含む、請求項1に記載の間接的に加熱されるカソードイオン源。
  8. イオン源とともに使用するためのターゲットホルダであって、
    中空内部、第1の端部、及び第2の端部を有するシリンダとして形成されたるつぼであって、
    前記第1の端部が多孔性表面を含み、前記第2の端部がねじ孔を含み、かつ固体ドーパント材料が前記中空内部に配置されるように構成されており、
    前記固体ドーパント材料からの蒸気が、前記中空内部から前記多孔性表面を通って通過することができる、
    るつぼと、
    前記ねじ孔にねじ込まれるように外表面がねじ形成されている、エンドプラグと
    を含む、ターゲットホルダ。
  9. 前記中空内部に配置された多孔性インサートをさらに含んでおり、前記るつぼの前記第1の端部が、前記シリンダの中心軸に向かって突き出ているリップを含んでおり、前記リップが前記多孔性インサートを保持し、かつ前記第1の端部に開口部を画成しており、前記多孔性インサートが前記多孔性表面として機能する、請求項8に記載のターゲットホルダ。
  10. 前記第1の端部が、複数の開口部を有する閉鎖面を含み、前記閉鎖面が前記多孔性表面として機能する、請求項8に記載のターゲットホルダ。
  11. イオン源とともに使用するためのターゲットホルダであって、
    中空内部、第1の端部、及び第2の端部を有するシリンダとして形成されたるつぼであって、
    前記第2の端部が閉鎖されており、固体ドーパント材料が前記中空内部に配置されるように構成されており、多孔性表面が前記第1の端部に近接して配置されており、
    前記固体ドーパント材料からの蒸気が、前記中空内部から前記多孔性表面を通って通過することができる、
    るつぼと
    前記第1の端部に近接して配置された保持キャップと
    を含む、ターゲットホルダ。
  12. 前記第1の端部に近接した前記るつぼの外表面がねじ形成されており、前記保持キャップが前記るつぼの前記第1の端部にねじ込まれる、請求項11に記載のターゲットホルダ。
  13. 前記中空内部に配置された多孔性インサートをさらに含み、前記保持キャップが、開口部を形成する、前記るつぼの中心軸に向かって突き出ているそのフロントエッジに開放面及びリップを含み、前記保持キャップの前記開口部の内径が、前記多孔性インサートを保持するために前記多孔性インサートの外径より小さい、請求項11に記載のターゲットホルダ。
  14. 前記保持キャップが、複数の開口部を有する閉鎖面を含み、該閉鎖面が前記多孔性表面として機能する、請求項11に記載のターゲットホルダ。
  15. 前記るつぼの内表面が、前記第2の端部に近い前記中空内部の内径が前記第1の端部に近い前記中空内部の内径より小さくなるように、前記第1の端部に向かって傾斜している、請求項11に記載のターゲットホルダ。
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