JP2015512504A - 回転体内蔵型フードシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】汚染源発生装置で発生する汚染ガスを適時に排出して、室内空気汚染を未然に防止する回転体内蔵型フードシステムに関するものである。【解決手段】回転体内蔵型フードシステムは、ハウジングと、排気ファンと、回転体及び排出部と、を含む。ハウジングは、汚染源発生装置の上端に配され、下側に汚染ガスが流入される流入口が形成される。排気ファンは、ハウジングの内部に設けられ、回動機構によって回動して汚染ガスを強制排気させる。回転体は、排気ファンと共に回動して、汚染ガスが室内に拡散されることを防止する。排出部は、ハウジングの上面に設けられ、排気ファンが吸い込んだ汚染ガスを外部に排出する。

Description

本発明は、食べ物の調理時に発生する汚染ガスを迅速に吸い込んで室外に排出させる回転体内蔵型フードシステムに関する。
一般的に、フードシステムは、各種食べ物の調理時に発生する発熱と調理のにおい、燃焼による煙、煤煙、廃ガス、蒸気などによる空気汚染源を適時に排出して、室内空気汚染を未然に防止するために設けられる装置であって、健康を重要視する需要者の認識によって、その普及率が日増しに急増している。
しかし、従来のフードシステムは、フード筒内に横流ファンのみを内蔵して、単純に空気を吸い込む方式になっていて、発生した汚染ガスの迅速な外への排出ができず、食べ物を調理する時、調理過程で発生する油が含有された蒸気と、燃焼物質自体から排出される排ガスが混合された混合ガスと、が円滑に排出されていない。
また、設置高の制限によって発生した汚染ガスが、ファンによって誘導される以前に汚染ガスの一部が室内に拡散されて、室内居住者の健康を害し、不快感を与えて食べ物を調理する時、フード使用を回避する問題があった。
本発明の課題は、フードシステムの内部に回転体を設置して、食べ物の調理時に発生した汚染ガスを迅速に吸い込んで室外に排出させる回転体内蔵型フードシステムを提供するところにある。
前記課題を果たすための本発明による回転体内蔵型フードシステムは、汚染源発生装置で発生する汚染ガスを適時に排出して、室内空気汚染を未然に防止するものであって、汚染源発生装置の上端に配され、下側に汚染ガスが流入される流入口が形成されたハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられ、回動機構によって回動して汚染ガスを強制排気させる排気ファンと、前記排気ファンと共に回動して、汚染ガスが室内に拡散されることを防止する回転体と、前記ハウジングの上面に設けられ、前記排気ファンが吸い込んだ汚染ガスを外部に排出する排出部と、を含む。
本発明によれば、回転体内蔵型フードシステムは、回動機構の軸を延長し、延びた軸に回転体を設置することによって、汚染源発生装置から発生した汚染ガスをより迅速に吸い込み、カーテン効果を形成して、汚染ガスの外部への拡散を防止することができる。
また、回転体の本体部に多数のホールを形成して、回転体の内部に流入される汚染ガスをホールを通じて人為的に誘導排出することによって、カーテン効果をさらに効率的に誘導可能にする。
同時に、回転体を既存のフードシステムに付加的に設置することができて、フードシステムを全体として交換しなくても良いので、設置コストを低減しうる。
本発明の一実施形態による回転体内蔵型フードシステムについての図面である。 図1において、排気ファンを抜粋して示す図面である。 図1において、回転体を抜粋して示す図面である。 図3の斜視図である。 図4において、第2ブレードの他の実施形態を示す図面である。 図4において、第2ブレードの他の実施形態を示す図面である。 図4において、第2ブレードの他の実施形態を示す図面である。 図1において、回転体がない場合のフードシステムの圧力分布を示す図面である。 図1において、回転体の回動によって変化された圧力分布を示す図面である。 図8において、排気ファンと汚染源発生装置との間の空間でフードシステムによって排出される汚染ガスの排出速度を示す図面である。 図9において、排気ファンと汚染源発生装置との間の空間でフードシステムによって排出される汚染ガスの排出速度を示す図面である。 図4において、ホールの他の実施形態を示す図面である。 図4において、第1、2ブレードの他の実施形態を示す図面である。
以下、添付図面を参照して、望ましい実施形態による本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による回転体内蔵型フードシステムについての図面である。
図1に示したように、回転体内蔵型フードシステム100とは、汚染源発生装置10で発生する汚染ガスを適時に排出して、室内空気汚染を未然に防止する装置である。
回転体内蔵型フードシステム100は、ハウジング110と、排気ファン120と、回転体130及び排出部140と、を含む。
ハウジング110は、汚染源発生装置10の上端に配され、下側に汚染源発生装置10から発生した汚染ガスが流入される流入口111が形成されている。
ハウジング110は、ステンレス鋼の素材で形成されうる。ステンレス鋼は、他の金属に比べて、炭素量が少なく、耐蝕性に優れた特殊鋼であって、機械的性質が良くて、アルミニウム板の1/3厚さで同じ強度を示し、電気抵抗が大きく、熱伝導率が低い。また、硬度に比べて、加工性が良く、半田付けも可能であるために、作業時に作業者が迅速に作業を行うことができる。
ハウジング110の素材は、回転体内蔵型フードシステム100の構造及び用途によって変わりうる。
排気ファン120は、ハウジング110の内部に設けられ、回動機構121に連結される。したがって、回動機構121が回転すれば、回動機構121と共に回転して汚染ガスを強制に排気させる。ここで、回動機構121は、モータで形成されうる。
回転体130は、排気ファン120と同軸で設けられ、回動機構121によって排気ファン120と共に回動して汚染ガスを吸い込むことによって、汚染ガスが室内に拡散されることを防止する。回転体130は、回動機構121の軸を延長し、延びた軸に設けられることもある。このように、回転体130は、既存のフードシステムに付加的に設置することができて、フードシステムを全体として交換しなくても良いので、設置コストを低減しうる。
排出部140は、ハウジング110の上面に設けられ、汚染ガスを外部に案内する役割を果たす。例えば、汚染源発生装置10から発生した汚染ガスが回転体130によって流入口111に流入されれば、排気ファン120は、供給された汚染ガスを排出部140を通じて外部に排出する。
前述したように、本発明の一実施形態による回転体内蔵型フードシステム100は、回動機構121の軸を延長し、延びた軸に回転体130を設置することによって、汚染源発生装置10から発生した汚染ガスをより迅速に吸い込むことができる。また、回転体130を既存のフードシステムに付加的に設置することができて、フードシステムを全体として交換しなくても良いので、設置コストを低減しうる。
一方、ハウジング110は、下部から上部に行くほど、幅が狭くなる円錐状からなりうる。これは、回転体130が回転する時、円形に風を形成することを用いて、排気効率を高めるためのものであって、もし、ハウジング110の流入口111が方形に形成されれば、回転体130が回転する時、形成された風がハウジング110の四角コーナに衝突して渦現象のような妨害流動を作って、回転体130の円滑な汚染ガス運動を妨害するためである。
したがって、ハウジング110を下部から上部に行くほど、幅が狭くなる円錐状に形成すれば、回転体130が作る汚染ガス流動と調和を成すようにして、排気効率を増大させうる。
図2は、図1において、排気ファンを抜粋して示す図面である。
図2に示したように、排気ファン120は、シロッコファンで形成されうる。シロッコファンは、遠心型送風機の一種であって、前に向かった多数の羽根の回転で空気を吹き出すファンである。シロッコファンは、騒音が少なくて、家庭用から産業用まで広範囲に使われ、空気調和や換気などの目的として使われる。
図3は、図1において、回転体を抜粋して示す図面である。そして、図4は、図3の斜視図である。
図3及び図4に示したように、回転体130は、軸心部131と、第1ブレード132と、本体部133と、第2ブレード134及びホール135と、を含む。
軸心部131は、回動機構121の軸を延長したものであって、排気ファン130と同軸連結される。
第1ブレード132は、軸心部131に連結されて、汚染源発生装置10から発生した汚染ガスを吸い込む役割を果たす。例えば、第1ブレード132が回動すれば、排気ファン120の方向に汚染ガスを押し出し、空き空間に下端部の汚染ガスが誘引されて、汚染源発生装置10から発生した汚染ガスがハウジング110の流入口111に吸い込まれる。
第1ブレード132の形態は、下部の汚染ガスを上部に誘引する役割のみできるならば、如何なる形状を有しても良い。軸心部131に連結された円錐状の反れた直角三角形や軸心部131と本体部133とを連結する支持台に付着されたプロペラ状でも良く、本体部133の内側に付着されたブレード状を有しても良い。すなわち、回転体内蔵型フードシステム100の構造及び用途によって、その形状が変わりうる。
本体部133は、軸心部131に上下部支持台によって連結され、第1ブレード132を取り囲むように形成される。
本体部133の外面には、第2ブレード134が付着されうる。これにより、本体部133が回転すれば、遠心力によって、排気ファン120の上部方向に排出される汚染ガスの外部への拡散が遮断される。
本体部133は、上下部が開口された円筒状からなりうる。したがって、この開口部に汚染ガスが流入され、開口部のサイズによって汚染ガスの捕集範囲を広げるか、減らしうる。
第2ブレード134は、本体部133の外面に形成され、回動によって下端に風を起こす。このように形成された風は、ハウジング110の内部の傾斜面に衝突して内側に集まるが、この流動によって流動垣根を作って渦流とカーテン効果とを発生させる。
従来、ハウジング110の内部に排気ファン120のみを内蔵して単純に空気を吸い込む方式になっていて、汚染源発生装置10から発生した汚染ガスの外部への拡散を防止することができなかったが、このような渦流とカーテン効果との形成によって、汚染ガスが流動垣根内に閉じこめられて、外部への拡散を防止することができる。
第2ブレード134は、円錐状の直角三角形に形成されることが望ましいが、回転体内蔵型フードシステム100の構造及び用途によって、図5ないし図7に示したように、角度を有するように形成されることもでき、四角形及び円弧などの形状からなりうる。
一方、回転体130は、本体部133に多数のホール135が離隔して形成されうる。回転体130の本体部133にホール135が形成されていることによって、回転体130の内部に流入される汚染ガスをホール135を通じて人為的に外部に誘導排出することができる。したがって、第2ブレード134の回動によって形成されたカーテン効果をさらに効率的に誘導可能にする。
図8は、図1において、回転体がない場合のフードシステムの圧力分布を示す図面であり、図9は、図1において、回転体の回動によって変化された圧力分布を示す図面である。そして、図10は、図8において、排気ファンと汚染源発生装置との間の空間でフードシステムによって排出される汚染ガスの排出速度を示す図面であり、図11は、図9において、排気ファンと汚染源発生装置との間の空間でフードシステムによって排出される汚染ガスの排出速度を示す図面である。図8ないし図11を参照して、回転体の有無による排気効率を説明すれば、次の通りである。
まず、図8に示したように、回転体のないフードシステムは、排気ファン120の回動によって排気ファン120の下端には低圧が形成され、排出部140には高圧が形成されて、汚染源発生装置10から発生した汚染ガスを排気させる。しかし、汚染源発生装置10から遠く離隔して設けられるか、汚染ガスの量が多い場合、吸入力が弱くて汚染ガスを円滑に排気させにくい。
それを解決するために、回転体130をフードシステムに内蔵させれば、図9に示したように、回転体130の第1ブレード132の回動によって本体部133の下端には低圧が形成され、流入口111には若干の高圧が形成されて、排気作用が円滑になる。したがって、第1ブレード132の回動で吸入領域の範囲が下側にさらに下がって発生したガスが室内に拡散される前に捕集する効果を奏して、排気ファン120に迅速に誘引する結果をもたらす。
また、本体部133の外部に付着された第2ブレード134の回転によって発生した流動が、ハウジング110に衝突して下に下がるカーテン流動を形成し、このカーテン流動は、下部の汚染源がフード流入口111側に上がるのに影響を与え、ほとんどの汚染物質を排気ファン120を通じて排出部140に排出させる。
一方、本体部133を支持する下部支持台をプロペラ状に形成して、下部の汚染ガスを排出部140により円滑に誘引させることもできる。
図10は、図8において、排気ファン120と汚染源発生装置10との間の空間でフードシステムによって排出される汚染ガスの排出速度を示す図面であって、図10と図11とを比べると、回転体130のないフードシステムで、排気ファン120を稼動した場合には、下部領域の汚染ガスの排出速度はほとんどない。すなわち、排気ファン120の運動のみでは、下部領域の汚染ガスは捕集されないということである。また、中間領域の排出速度も微弱であって、上部領域でのみ排出速度が一定値で測定されうる。
しかし、図11に示したように、回転体130のあるフードシステムでは、回転体130の運動で形成された渦流とカーテン流動及び吸引流動とによって、下部領域から汚染ガスの排出速度が一定レベル以上に形成され、中間領域は、回転体130のないフードシステムの排出速度よりも2倍以上の排出速度を有し、上部領域も優れた排出速度を有する。
図12は、図4において、ホールの他の実施形態を示す図面である。
図12に示したように、ホール235は、方形に形成され、本体部133の下端に位置されうる。ホール235は、図示されたところに限定されず、回転体内蔵型フードシステム100の構造及び用途によって、その形状及び位置が変わりうる。
図13は、図4において、第1、2ブレードの他の実施形態を示す図面である。
図13に示したように、回転体130の第1、2ブレード232、234は、梯形の円錐状に形成されうる。また、第1ブレード232は、本体部133の内部にそれぞれ離隔して形成されうる。この際、第1ブレード232は、第2ブレード234と当接しないように配置することによって、より効率的に汚染ガスを吸い込むことができる。
本発明は、添付図面に示された一実施形態を参考にして説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲によってのみ決定されるべきである。
本発明は、回転体内蔵型フードシステム関連の技術分野に適用可能である。

Claims (4)

  1. 汚染源発生装置の上端に配され、下側に汚染ガスが流入される流入口が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの内部に設けられ、回動機構によって回動して汚染ガスを強制排気させる排気ファンと、
    前記排気ファンと共に回動して、汚染ガスが室内に拡散されることを防止する回転体と、
    前記ハウジングの上面に設けられ、前記排気ファンが吸い込んだ汚染ガスを外部に排出する排出部と、
    を含む回転体内蔵型フードシステム。
  2. 前記回転体は、
    前記排気ファンと同軸連結された軸心部と、
    前記軸心部に連結され、汚染源発生装置から発生した汚染ガスを吸い込む第1ブレードと、
    前記軸心部に連結されて、前記第1ブレードを取り囲むように形成され、上下部が開口された円筒状に形成された本体部と、
    前記本体部の外面に形成され、下端に風を起こして渦流とカーテン流動とを形成する第2ブレードと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の回転体内蔵型フードシステム。
  3. 前記回転体は、本体部に多数のホールが離隔して形成されたことを特徴とする請求項2に記載の回転体内蔵型フードシステム。
  4. 前記ハウジングは、下部から上部に行くほど、幅が狭くなる円錐状からなることを特徴とする請求項1に記載の回転体内蔵型フードシステム。
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