JP2015511608A - ジンセノシドc−kの2つの結晶形およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

ジンセノシドC−K多形体およびその製造方法が提供される。ジンセノシドC−K多形体は結晶形Dおよび結晶形Hである。

Description

本発明は医薬分野に属するものであり、より具体的には、本発明はジンセノシドC−Kの2つの新規な結晶形および該結晶形の製造方法に関する。
ジンセノシドは朝鮮人参の主な活性成分であり、その中でジンセノシドC−Kはジオール型ジンセノシドに属し、自然界にある朝鮮人参中には存在しない。ジンセノシドC−Kは他のジオール型ジンセノシドのヒト消化管での主たる分解産物であり、それが実際に人体に吸収され、効果を発揮する物である。ジンセノシドC−Kは、抗腫瘍、抗炎症、抗アレルギー、肝臓保護等を含む態様にて有益な活性があるだけでなく、神経系および免疫系の両方を調節するにおいても一の良好な役割を果たす。
現在のところ、文献1(ジンセノシド化合物Kの調製、結晶構造および生物活性に対する研究;Journal of Asian Natural Products Research, 2006, 8(6), 519-527)に、ジンセノシドC−Kの一の結晶形態(結晶形Gと表される)が報告されている。その結晶形はジンセノシドC−Kの二水和物であり、単斜晶系に属し、次の格子パラメータ:a=15.992(3)Å、b=11.960(19)Å、c=20.127(3)Å、α=90°、β=101.85°、γ=90°、V=3767.5(11)Å、およびZ=4を有する(使用溶媒系はアセトニトリルと水とからなる)。
一般に、活性な医薬成分では、そのバイオアベイラビリティは結晶形態が異なることで変化する。さらには、安定性、流動性および圧縮性を含む、物理化学特性も異なり、その適用にも影響がある。本発明で提供されるジンセノシドC−Kの結晶形Dと結晶形Hは、現存する結晶形Gよりも安定性が優れている。
本発明において、ジンセノシドC−Kの結晶形Dおよび結晶形Hを含む2種の新たな結晶形が提供され、この2種の結晶形の製造方法も提供され、ここで結晶形DはジンセノシドC−K・一水和物の結晶である。
本発明の一の態様にて、ジンセノシドC−Kの結晶形Dであって、XRPDパターンにて約6.39、12.71、13.30、15.79、16.14、16.44、20.03、20.74および24.29の2θ値(°)(2θ値の誤差範囲は±0.2°である)で回折ピークがあり、これらのピークが好ましくはメジャーピークであることを特徴とする、ジンセノシドC−Kの結晶形Dが提供される。
さらなる実施態様にて、ジンセノシドC−Kの結晶形Dはまた、約10.66、11.21、16.85、17.27、19.05、21.33、21.65、22.52、23.48、24.93、25.46、26.76、27.99、29.15、30.39および34.14の2θ値(°)(2θ値の誤差範囲は±0.2である)で回折ピークを有し、さらに好ましくはこれらのピークがマイナー回折ピークである。
さらなる実施態様にて、ジンセノシドC−Kの結晶形Dは、実質的に図1に示されるXRPDパターンの回折ピークを有する。
XRPDパターンの具体的なデータを以下の表に示す:
Figure 2015511608
さらなる実施態様において、ジンセノシドC−Kの結晶形Dは、DSCパターンにて、約154±5℃で吸熱ピークを有する。
ジンセノシドC−Kの結晶形Dは、それがジンセノシドC−Kの一水和物であり、単斜晶系に属し、次の格子パラメータ:a=15.856(3)Å、b=7.582(2)Å、c=16.567(3)Å、α=γ=90.00°、β=117.95(3)°、格子体積V=1759.4(6)Å、および格子中の非対称単位の数Z=2を有する。
本発明の他の実施態様において、ジンセノシドC−Kの結晶形Dの製造方法であって、(1)ジンセノシドC−Kを有機溶媒または有機溶媒と水の混合溶媒に、好ましくは容量比が3:1の有機溶媒と水の混合溶媒に溶かし;(2)水を、好ましくは工程(1)の有機溶媒または有機溶媒と水の混合溶媒の1〜4倍の容量の水を滴下し;(3)攪拌し、濾過し、その濾過ケーキを減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Dを得ることを含む、方法が提供される。有機溶媒は、n−プロパノールとテトラヒドロフランとからなる群より選択される。
本発明のさらなる実施態様において、ジンセノシドC−Kの結晶形Dの製造方法であって、(1)ジンセノシドC−Kをアセトニトリルと水の混合溶媒、またはジメチルスルホキシドとニトロメタンの混合溶媒に溶かし;(2)蒸発により溶媒をゆっくりと除去するか、または蒸発により溶媒の一部をゆっくりと除去し、つづいて濾過し;(3)得られた固体を減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Dを得ることを含む、方法がさらに提供される。
本発明の方法の上記した実施態様において、使用されるジンセノシドC−Kは、ジンセノシドC−Kの結晶形Gを含め、ジンセノシドC−Kのいずれの結晶形とすることもできる。
本発明の他の態様にて、ジンセノシドC−Kの結晶形Hであって、XRPDパターンにて約5.53、6.71、11.11、13.36、14.64、15.59、15.97、17.25、18.18、19.67、20.76、22.40、23.80、24.69、26.60、および28.22の2θ値(°)(2θ値の誤差範囲は±0.2である)で回折ピークがあり、これらのピークが好ましくはメジャー回折ピークであることを特徴とする、ジンセノシドC−Kの結晶形Hが提供される。
さらなる実施態様にて、本発明のジンセノシドC−Kの結晶形Hはまた、約11.82、12.77、14.23、19.12、20.47、32.29、および42.29の2θ値(°)(2θ値の誤差範囲は±0.2である)で回折ピークを有し、好ましくはこれらのピークがマイナー回折ピークである。
さらなる実施態様にて、ジンセノシドC−Kの結晶形Hは、実質的に図3に示されるXRPDパターンの回折ピークを有する。
XRPDパターンの具体的なデータを以下の表に示す:
Figure 2015511608
さらなる実施態様において、ジンセノシドC−Kの結晶形Hは、DSCパターンにて、約181±5℃で吸熱ピークを有する。
本発明の他の実施態様において、ジンセノシドC−Kの結晶形Hの製造方法であって、(1)ジンセノシドC−Kを1−メチル−2−ピロリドンおよび酢酸ブチルの混合溶媒に溶かし;(2)室温での蒸発により溶媒の一部をゆっくりと除去し、懸濁液を得;(3)濾過し、得られた固体を減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Hを得ることを含む、方法が提供される。
本発明の他の実施態様において、ジンセノシドC−Kの結晶形Hの製造方法であって、(1)ジンセノシドC−Kをアセトンに入れ、得られた懸濁液を加熱して、最も好ましくは約50℃に加熱して攪拌し;(2)濾過し、得られた濾過ケーキを減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Hを得ることを含む、方法がさらに提供される。
本発明の他の実施態様において、ジンセノシドC−Kの結晶形Hの製造方法であって、(1)ジンセノシドC−Kを有機溶媒に高温で溶かし;(2)冷却し、放置して固体を得;(3)濾過し、得られた固体を乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Hを得ることを含み、ここで有機溶媒がアセトン、ブタノン、酢酸エチル、酢酸ブチルおよびそれらの組み合わせからなる群より選択されるところの方法がさらに提供される。
本発明の方法の上記した実施態様において、使用されるジンセノシドC−Kは、結晶形Gを含め、ジンセノシドC−Kのいずれの形態とすることもできる。
また、結晶形Dおよび結晶形Hの熱安定性のデータが、結晶形Gのデータと一緒に本発明では提供されており、それは2つの新規な結晶形が結晶形Gよりも優れた安定性を有することを示唆する。
実施例1で得られるジンセノシドC−Kの結晶形DのX線粉末回折パターンを示す。
実施例1で得られるジンセノシドC−Kの結晶形DのDSCパターンを示す。
実施例1で得られるジンセノシドC−K単結晶の結晶形DのX線粉末回折パターンを示す。
実施例2で得られる結晶形D生成物のX線粉末回折パターンを示す。
実施例4で得られるジンセノシドC−Kの結晶形HのX線粉末回折パターンを示しており、実施例5で得られる結晶形HのX線粉末回折パターンは図5と一致する。
実施例4で得られるジンセノシドC−Kの結晶形HのDSCパターンを示しており、実施例5で得られる結晶形HのDSCパターンは図6と一致する。
実施例6で得られる結晶形HのX線粉末回折パターンを示す。
実施例で用いられる材料の結晶形態はすべて結晶形G(上記した文献1に従って得た)である。
1.ジンセノシドC−Kの結晶形Dの調製
実施例1:
ジンセノシドC−K(1g)をアセトニトリルおよび水の混合溶媒(容量比 3:1)(60ml)に加え、攪拌して溶かした。濾過した後、濾液を室温に2日間置き、そこから棒状結晶を取りだし、SXRDで解析した。結果は該結晶が単斜晶系に属し、次の格子パラメータ:a=15.856(3)Å、b=7.582(2)Å、c=16.567(3)Å、α=γ=90.00°、β=117.95(3)°、格子体積V=1759.4(6)Å、および格子中の非対称単位の数Z=2を有することを示唆した。シミュレートされたXPRDパターンを図3に示した。
実施例2:
ジンセノシドC−K(6g)を容器に入れ、その中に水(10ml)およびn−プロパノール(30ml)を添加した。攪拌して溶かした後、水(80ml)を滴下した。濾過した後、濾過ケーキを水(40ml)を用いて2回洗浄し、室温、真空下で乾燥し、ジンセノシドC−Kの結晶形Dを得た。そのXRPDパターンを図4に示した。
実施例3:
ジンセノシドC−K(3g)を容器に入れ、その中にニトロメタン(90ml)およびジメチルスルホキシド(10ml)を加えた。攪拌して溶かした後、溶媒の一部を蒸発によりゆっくりと除去した。濾過した後、濾過ケーキを水(40ml)で2回洗浄し、室温、減圧下で乾燥し、ジンセノシドC−Kの結晶形Dを得た。
2.ジンセノシドC−Kの結晶形Hの調製
実施例4:
ジンセノシドC−K(1g)を容器に入れ、その中にNMP(10ml)を、つづいて酢酸ブチル(60ml)を加えた。溶解後、溶媒の一部を蒸発によりゆっくりと除去して固体を得た。濾過した後、固体を、室温、減圧下で乾燥し、ジンセノシドC−Kの結晶形Hを得た。
実施例5:
ジンセノシドC−K(2g)を容器に入れ、その中にアセトン(20ml)を加え、50℃まで加温し、懸濁液を形成した。72時間攪拌した後、該懸濁液を濾過し、濾過ケーキを減圧下で乾燥し、ジンセノシドC−Kの結晶形Hを得た。
実施例6:
ジンセノシドC−K(2.3g)を容器に入れ、その中にアセトン(100ml)を加え、55℃まで加温した。攪拌により溶解した後、溶液を室温に冷却し、12時間放置して固体を成長させた。濾過した後、濾過ケーキを減圧下で乾燥し、ジンセノシドC−Kの結晶形Hを得た。そのXRPDパターンを図7に示した。
実施例7:
ジンセノシドC−K(0.7g)を容器に入れ、その中に酢酸エチル(15ml)およびアセトン(45ml)を加え、45℃まで加温した。攪拌により溶解した後、溶液を4℃に冷却して固体を成長させた。濾過した後、濾過ケーキを減圧下で乾燥し、ジンセノシドC−Kの結晶形Hを得た。
3.熱安定性試験
結晶形D、結晶形Hおよび結晶形Gの試料を、各々、80℃で1週間放置し、その後で結晶形の変化について測定した。その結果、かかる条件下で、結晶形Dおよび結晶形Hでは変化は観察されず、それに対して結晶形Gは結晶形Dに変わっており、このことは結晶形Hおよび結晶形Dが共に優れた熱安定性を有することを示した。
Figure 2015511608

Claims (13)

  1. ジンセノシドC−Kの結晶形Dであって、そのXRPDパターンにて6.39、12.71、13.30、15.79、16.14、16.44、20.03、20.74および24.29の2θ値(°)(ここで2θ値の誤差範囲は±0.2°である)で回折ピークのあることを特徴とする、ジンセノシドC−Kの結晶形D。
  2. 更に、10.66、11.21、16.85、17.27、19.05、21.33、21.65、22.52、23.48、24.93、25.46、26.76、27.99、29.15、30.39および34.14の2θ値(°)(ここで2θ値の誤差範囲は±0.2である)で回折ピークも有する、請求項1に記載の結晶形D。
  3. 実質的に図1に示されるXRPDパターンの回折ピークを有する、請求項1または2に記載の結晶形D。
  4. DSCパターンにて約154±5℃で吸熱ピークを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の結晶形D。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の結晶形Dの製造方法であって、
    (1)ジンセノシドC−Kを有機溶媒または有機溶媒と水の混合溶媒に溶かし、ここで有機溶媒はn−プロパノールおよびテトラヒドロフランからなる群より選択され;
    (2)工程(1)の有機溶媒または有機溶媒と水の混合溶媒の1〜4倍の容量の水を滴下し;
    (3)攪拌し、得られた懸濁液を濾過し、その濾過ケーキを減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Dを得る
    ことを含む、結晶形Dの製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の結晶形Dの製造方法であって、
    (1)ジンセノシドC−Kをアセトニトリルと水の混合溶媒、またはジメチルスルホキシドとニトロメタンの混合溶媒に溶かし;
    (2)蒸発により溶媒をゆっくりと除去するか、または蒸発により溶媒の一部をゆっくりと除去し、つづいて濾過して固体を分離し;
    (3)固体を減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Dを得る
    ことを含む、結晶形Dの製造方法。
  7. ジンセノシドC−Kの結晶形Hであって、XRPDパターンにて5.53、6.71、11.11、13.36、14.64、15.59、15.97、17.25、18.18、19.67、20.76、22.40、23.80、24.69、26.60、および28.22の2θ値(°)(ここで2θ値の誤差範囲は±0.2である)で回折ピークのあることを特徴とする、ジンセノシドC−Kの結晶形H。
  8. また、11.82、12.77、14.23、19.12、20.47、32.29、および42.29の2θ値(°)(ここで2θ値の誤差範囲は±0.2である)で回折ピークを有する、請求項7に記載の結晶形H。
  9. 実質的に図3に示されるXRPDパターンの回折ピークを有する、請求項7または8に記載の結晶形H。
  10. DSCパターンにて約181±5℃で吸熱ピークを有する、請求項7〜9のいずれか一項に記載の結晶形H。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項に記載の結晶形Hの製造方法であって、
    (1)ジンセノシドC−Kを1−メチル−2−ピロリドンおよび酢酸ブチルの混合溶媒に溶かし;
    (2)溶媒の一部を室温で蒸発させることでゆっくりと除去し、懸濁液を得;
    (3)濾過し、固体を減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Hを得る
    ことを含む、結晶形Hの製造方法。
  12. 請求項7〜10のいずれか一項に記載の結晶形Hの製造方法であって、
    (1)ジンセノシドC−Kをアセトンに入れ、得られた懸濁液を加熱して攪拌し;
    (2)濾過し、減圧下で乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Hを得る
    ことを含む、結晶形Hの製造方法。
  13. 請求項7〜10のいずれか一項に記載の結晶形Hの製造方法であって、
    (1)ジンセノシドC−Kを有機溶媒に高温で溶かし、ここで有機溶媒はアセトン、ブタノン、酢酸エチル、酢酸ブチルおよびそれらの組み合わせからなる群より選択され;
    (2)冷却し、放置して固体を得;
    (3)濾過し、得られた固体を乾燥してジンセノシドC−Kの結晶形Hを得る
    ことを含む、結晶形Hの製造方法。
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