JP2015509753A - バリア高密度化流体クリーニングシステム - Google Patents

バリア高密度化流体クリーニングシステム Download PDF

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Abstract

高密度化流体バリアクリーニングシステムが開示される。ここでは、圧力容器の1つの開口が第1の環境内に存在し、圧力容器の第2の開口が第2の環境内に存在するように、バリアを横切るように配置される可動バスケットを圧力容器が包み込む。その長手方向の中心軸が圧力容器の第1および第2開口の両者と位置合わせされるように、チューブ状のバスケットが圧力容器内に配置される。クリーニングサイクルが成功裏に完了することに対応して、第1開口を介して第1環境からバスケットに導入された汚れた物品は、第2開口を通して第2環境に除去されることができるので、第1環境から第2環境へと汚染物質を導入する恐れなく、バリアを乗り越える。

Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2012年1月17日に出願された米国特許仮出願第61/587,278号、および、2013年1月15日に出願された米国特許出願番号13/741,925に関連し、これらからの優先権の恩恵を主張し、その両者について、全てここに説明されているかのように、全ての目的に対しその開示内容全体を参照によりここに組み込む。
本発明の実施例は、概して、物品を処理するための主要な溶媒として高密度化流体を使用することに関し、より具体的には、2つの区別される環境を分離するバリアを越えて繊維製品を処理する(きれいにする)ために、液化された二酸化炭素を使用するシステムおよび方法論に関する。
[関連する背景]
繊維製品のクリーニングは伝統的に2つの基本的な手法を含む。すなわち、伝統的な水性のものか、あるいは、水がトリクロロエチレンまたはパークロロエチレン(PCE、別名PERC)によって置き換えられたドライクリーニング方法である。一般的には、水性またはその他のきれいな流体が加えられる洗濯機の処理ドラム内に、衣類または繊維製品の物品が入れられる。ドラムは、クリーニング流体と繊維製品とが組み合わされたものをかき混ぜて、汚染物質の分解および除去を助ける。その後、溶媒は、元々は繊維製品にあった汚染物質とともに排出される。ドライクリーニング用のプロセスは、繊維製品をきれいにするために使用される溶媒が水性ではなく化学溶液である点を除けば、本質的に同じである。環境の観点から言うと、これらのドライクリーニング溶液は環境に優しくはなく、また、健康上および安全性リスクに関連している。例えばPCEは発がん性が疑われ、石油系溶媒は引火性であるとともにオゾン層破壊にも関連付けられている。
数多くのクリーニングシステム、および、それらが動作する数多くの環境が存在する一方で、クリーンルーム環境に関連した清浄度の要求は特に努力を必要とする。
クリーンルームは、製造または科学的研究において典型的に使用される環境であり、ほこり、浮遊微生物、エアゾール粒子、および化学蒸気のような環境汚染物質を低いレベルで有する。より正確に言うと、クリーンルームは、特定の粒子サイズにおける1立方メートル当たりの粒子の数によって特定される、制御されたレベルの汚染を有する。例えば、典型的な都市環境における環境外気は、直径が0.5μmおよびそれよりも大きなサイズ範囲において、1立方メートル当たり3500万個の粒子を含む。そのような環境はISO9のクリーンルームに対応する。一方、ISO1のクリーンルームは、そのサイズ範囲の粒子であれば全く許されず、0.3μmおよびそれよりも小さなサイズ範囲において、1立方メートル当たりわずか12個の粒子が許される。
クリーンルーム環境基準を満たすことのできる繊維製品クリーニングに対する1つの手法は、クリーニング媒体として液体二酸化炭素を使用することである。例示的な二酸化炭素クリーニングシステムは、米国特許第4,012,194号明細書に開示されている。この特許には単純なクリーニングプロセスが開示されており、そこでは、二酸化炭素が導入される円筒形容器中に繊維製品が入れられる。液体二酸化炭素を繊維製品に通してしみを除去し、その後、蒸発器に通される。蒸発器は二酸化炭素を気化させ、しみ、またはその他の汚染物質を残していく。二酸化炭素蒸気はその後凝縮器へとポンプで送り込まれ、その後、液体二酸化炭素が生成され、その結果、その後に使用するために冷蔵機能を備えた貯蔵タンクへと戻される。同様な技術およびプロセスを使用するその他のドライクリーニングシステムが広く知られている。そのような技術においては、その中に液体二酸化炭素が導入される圧力容器は、一般的に、300から1000PSIの間に維持される。クリーニング能力を高めるために、有機溶媒のような付加的な添加剤が液体二酸化炭素に追加されてもよい。そして、ひとたびクリーニングサイクルが完了したら、圧力容器は減圧され、きれいな繊維製品が除去される。効果的に繊維製品をきれいにするための上記のようなシステムの能力にもかかわらず、そのプロセスの結果一旦きれいにされた繊維製品が、繊維製品の"清浄度"が問題となるような汚染環境に直ちに導入されるという根本的な欠陥に直面している。
クリーンルームは非常に広い場合があり得る。例えば、製造施設全体がクリーンルーム環境内に含まれ、数千平方メートルにわたる工場の作業場を有する場合があり得る。半導体製造、航空宇宙産業、バイオテクノロジー、ライフサイエンス、および、環境汚染に対して非常に敏感なその他の分野において、そのような環境が大規模に使用されている。通常、外からクリーンルームに入る空気は、ほこりを取り除くために濾過され、内部の空気は、内部で発生された汚染物質を除去するために高効率の微粒子エアフィルタを通して再循環される。スタッフは、気密室(時としてエアシャワーステージを含む)を通って出入りし、フード、フェイスマスク、手袋、ブーツ、および、カバーオールのような保護衣を着用する。クリーンルーム内の設備は最小限の空気汚染を発生するように設計され、クリーンルーム備品は簡単にきれいにされるように設計されている。紙、鉛筆、および天然繊維から成る布のような一般的な材料は排除されることが多く、代替物が使用される。さらに、クリーンルーム環境は陽圧に保たれることが多い。これは、どのようなリークがあったとしても、汚染された空気がクリーンルーム環境に入ることが許されるよりも、むしろ空気が外に向かって漏れるようにするためである。また、多くのクリーンルームは、前室("グレイルーム"(grey room)として知られる)を含み、入室に先立ってここでクリーンルーム衣が着用されなければならず、ここから人が歩いて直接クリーンルームに入り作業を開始することができる。
クリーンルーム環境における1つの重要な検討事項は繊維製品である。人体は、とても多くの汚染物質をそのように大量に生成するので、クリーンルーム衣料の維持および供給は重大であり、そのような繊維製品は汚染物質によって簡単に圧倒されてしまうことに留意することは重要である。従って、クリーンルーム繊維製品は頻繁に交換およびきれいにされ、繊維製品のクリーニングシステムの構成は、所望される清浄度のレベルに対してしばしば評価される。実際、クリーンルーム環境全体の構造および維持は、クリーンルーム衣料の維持および試験に対処するための繊維製品の構成およびクリーンルーム計画をしばしば包含する。例えば、クリーンルーム環境中の各作業者は、環境内に入るそのたび毎に、新しいクリーンルーム繊維製品を使用しなければならないことが考えられる。よって、大きな製造施設は、毎日何百ものクリーンルーム繊維製品を必要とすることがわかるであろう。何年にもわたって汚染制御産業は、クリーンルーム環境内で働く人を援助するための革新的なシステムと衣料を生成してきた。これにより、製品およびプロセスを汚染から保護している。しかしながら、上記に示唆されるように、これらのシステム(繊維製品)は、手入れと油断のない注意を要する。
クリーンルーム繊維製品を製造することにおける1つの重大なステップは、明らかに、クリーンルーム繊維製品の供給とクリーニングシステムの検証である。そのような評価および検証には、繊維製品システムのサプライヤの現場、および、クリーンルーム繊維製品を供給するために使用されるプロセスの完全な監査がしばしば含まれる。そのようなサプライヤは、要求されるクリーンルーム環境に対する特定の清浄度レベルでクリーンルーム繊維製品を製造する能力を有するであろうが、一方、クリーニングプロセスだけでなく、クリーニング並びに梱包および運搬が行われる環境も考慮する必要がある。例えば、きれいな繊維製品をクリーニング装置から非クリーンルーム環境内へと取り出すことは、きれいな繊維製品の認定および正当性を危うくする。実際、クリーンルーム繊維製品をクリーニングおよび梱包する施設は、目標とされるクリーンルームと同一の清浄度基準か、あるいはそれ以上でなければならず、さもないと、恐らく"きれいな"繊維製品を汚染環境に導入するだけで、自動的に、容認できない汚染物質を導入するという可能性の危険を冒すことになるであろう。
従って、先行技術の1つの欠点は、先行技術のそれぞれの場合において、繊維製品の導入と除去とが同一の環境を介して起こることである。つまり、クリーニング装置から除去されたきれいな繊維製品は、きれいではない環境へと導入される。通常のクリーニングプロセスに対しては、きれいな繊維製品をきれいではない環境へとそのように導入することは重要ではないが、一方、クリーンルーム環境に行くことになる繊維製品に対しては、きれいにされた繊維製品を非クリーン環境内で単に運搬するだけでも、そのように大掛かりなクリーニングプロセスを有することの目的全体を無駄にするかもしれない汚染物質を導入しかねない。そのような状況は、100万分の数粒子のオーダーの汚染物質によって繊維製品を不合格とする必要があるような環境において典型的である。例としては、ある種の半導体、電子部品、薬理学の場所が含まれる。
従って必要とされるものは、液体二酸化炭素のような高密度化された気体を用いて物品をクリーニングするための装置および関連する方法論であり、そこでは、汚れた物品が第1の環境から装置へと導入され、装置から別個のきれいな環境へときれいな物品が除去される。先行技術におけるこれらの、およびその他の課題は、本発明の一または複数の実施例によって対処される。
本発明の付加的な利点および新規な特徴が、以下の記載において部分的に説明されるであろうし、以下の明細書を調査すれば部分的に当業者にとって明らかとなるであろう。あるいは、発明の実行によりわかるかもしれない。発明の利点は、特に添付の請求項において指摘される手段、組み合わせ、組成物、および方法により実現および達成されるであろう。
ここからは、バリアが架けられた高密度化流体クリーニングシステムを例として記載する。広く定義されているバリアとは、1つの環境を別の環境から分離する壁、または類似の構造のような物理的媒体である。本発明の1つの実施例に従うと、2つの別個な区別される環境からクリーニング装置へのアクセスを提供するために、そのようなバリアを横断するように高密度化流体クリーニングシステムが配置される。本発明のクリーニングシステムは、汚染物質を除去するための媒体として、液体二酸化炭素または類似の液化された気体のような高密度化流体を利用する。実質的に円筒形の圧力容器は、第1および第2環境の両者によって容器がアクセス可能であるように、別個な複数の密閉可能開口を含む。円筒形の圧力容器内には、きれいにされている物品と高密度化流体との間の相互作用を助ける操作可能なバスケットが存在する。
本発明の1つの実施例に従うと、第1および第2の環境の両方から、きれいにされている物品に対してアクセスできる能力を提供するために、圧力容器内に配置されるバスケットは事実上チューブ形状である。圧力容器内でのバスケットの可動性を促進するために、挿入の間および除去の間の両方においてバスケット内に含まれる物品に対する容易なアクセスを維持しながらも、バスケットが自由に移動することを可能にするための支持構造が提供される。本発明の1つの実施例に従うと、バスケットは、圧力容器の端の密閉可能なドアのそれぞれに1つが結合された、一対の回転可能なアクチュエータによって支持される。アクチュエータがバスケットを係合させるので、バスケットが回転することのできる軸は、アクチュエータの固定軸と位置合わせされる。アクチュエータ固定軸は、2つの回転可能なアクチュエータ間の線によって定義される。1つの実施例においては、アクチュエータはそれぞれの密閉可能なドアをさらに行き来し、ベアリングアセンブリ内に収容されて、バスケット/アクチュエータの組み合わせが圧力容器内で自由に回転することを可能にする。本発明の1つの実施例においては、駆動システムがアクチュエータ、およびこれによってバスケットを係合させ、バスケット内の物品と高密度化流体との間の必要な相互作用を提供する。1つの実施例においては、アクチュエータと密閉可能なドアとは統合された構成要素であって単一のユニットして作用するが、他の実施例においては、アクチュエータと密閉可能なドアとは別個のものであって独立に動作する。
本発明の他の実施例においてバスケットは、圧力容器の内面とバスケットの外面との間に挿入される一連のローラーまたはローラーシステムによって、圧力容器内に支持されることができる。またバスケットは、別の実施例において、バスケットの長手方向のそれぞれの端に結合されたスタブシャフトを用いて、圧力容器から吊るされることもできる。関連分野の分別ある当業者であれば認識するであろうが、バスケットが圧力容器内で移動する能力を促進するために、その他の実施技術が使用されてよい。例えば、固定軸の周りにバスケットを回転させるのではなく、バスケットが並進または振動できるが、依然としてその中に含まれる物品と高密度化流体媒体との間の機械的相互作用を提供できるように圧力容器内にバスケットが配置されてもよい。
本発明の1つの方法の実施例に従うと、第2の環境から第1の環境を分離するバリアを横切るように高密度化流体クリーニングシステムが配置される。そのようなプロセスは、第1の"汚染"環境から、圧力容器内に汚れた物品を入れることから始まる。汚れた物品は、密閉可能なドアを介して圧力容器内に入れられ、圧力容器の内部の中に配置されたバスケットに入れられる。物品がバスケット内に配置された状態で、第1の"汚染"環境と相互作用する密閉可能なドアが閉じられ、圧力容器内に高密度化流体が導入される。その後、物品と高密度化流体(および必要に応じて付加的な添加剤)とが相互作用するように、一または複数のプロセスが実行され、その結果、物品をきれいにする。クリーニングサイクルの完了に対応して、圧力容器から高密度化流体が排出され、容器は減圧される。減圧されると、第2の"きれいな"環境内の第2の密閉可能なドアを介して、今やきれいな物品がアクセスされる。きれいな環境を不注意に汚染してしまうことを防止するために、制御システムが確立されている。従って、クリーニングプロセスの完了時にのみ、きれいな環境から物品にアクセスすることができる。
本開示および以下の詳細な記載にて記載される特徴および利点は、包括的なわけではない。これに関する図面、明細書、および請求項を考慮すると、多くの付加的な特徴および利点が、関連分野の当業者には明らかとなるであろう。さらに、明細書において使用されている文言は、主に読み易さおよび教育目的のために選択されており、発明の主題を詳しく記述するまたは制限するために選択されたものでなくてよいことに留意されるべきである。そのような発明の主題を決定するためには、請求項への参照が必要である。
一または複数の実施例の下記の記載を添付の図面と一緒に考慮して参照することにより、本発明における上記のおよびその他の特徴並びに目的、およびそれらを達成する様式がより明らかになるであろうし、発明自体も最もよく理解されるであろう。
本発明の1つの実施例に従ったバリア高密度化流体クリーニングシステムの高次の描写である。
本発明の1つの実施例に従った、バリアを行き来する高密度化流体クリーニングシステムの円筒形の圧力容器の描写である。 本発明の1つの実施例に従った、バリアを行き来する高密度化流体クリーニングシステムの円筒形の圧力容器の描写である。
本発明の1つの実施例に従った、中央ハブによって圧力容器内に支持されたバスケットの内部構造を示す。
本発明の1つの実施例に従った図3の中央ハブ設計の詳細な一部切取図面を示す。
本発明の1つの実施例に従った、複数のローラーを用いて圧力容器内にバスケットを位置付け、支持するための手段の透視図である。
本発明の1つの実施例に従った、自由内部ローラー設計を用いて圧力容器内にバスケットを位置付ける別の手段の透視図である。
本発明の1つの実施例に従った、可動バスケットを位置付け、位置合わせするために使用される密閉可能なドアおよびアクチュエータの一部切取側面図である。
本発明の1つの実施例に従った、圧力容器内のバスケットおよびベルト駆動システムの端面図である。
本発明の1つの実施例に従った、高密度化流体を使用する汚れた物品をクリーニングするための方法の実施例の1つのフローチャートである。
図面は、説明目的だけのために、本発明の実施例を描写するものである。ここに記載される発明の原理から逸脱することなく、ここに示される構造および方法の代替的な実施例が使用されてよいことを、当業者は以下の詳解から容易に認識するであろう。
ここから後に記載されるのは、例としての高密度化流体バリアクリーニングシステムである。本発明の1つの実施例に従うと、圧力容器の1つの開口が第1の環境内に存在し、圧力容器の第2の開口が第2の環境内に存在するように、可動バスケットを包み込む圧力容器がバリアを横切るように配置される。本発明の1つの実施例に従うと、その長手方向の中心軸が圧力容器の第1および第2開口の両者と位置合わせされるように、チューブ状のバスケットが圧力容器内に配置される。その結果、そしてクリーニングサイクルが成功裏に完了することに対応して、第1開口を介して第1環境からバスケットに導入された汚れた物品が、クリーニング後に、第2開口を通して第2環境に除去されることができるので、第1環境から第2環境へと汚染物質を導入する恐れなく、バリアを乗り越える。
本発明の一または複数の実施例は、汚れた物品をきれいにするための高密度化流体として液体二酸化炭素を使用する。本発明の目的に対し、"クリーニング"という用語は、汚染物質、粒子、および静電気帯電の除去、並びに、細菌不活性化および/または殺菌を含む。その中に包含される可動バスケットを含む圧力容器は、汚染しているとみなされてよい第1環境と、きれいであるとみなされてよい第2環境との間の境界を横切って(行き来するように)配置される。本発明の1つの実施例に従うと、圧力容器内の可動バスケットは、高密度化流体と汚れた物品との間の撹拌/相互作用を提供するように構成することができる。その後、汚れた物品は、第1の汚染環境から圧力容器およびバスケット中に導入される。ひとたび密閉されると、本発明の実施例の1つに従えば、付加的な溶媒とともに高密度化流体がバスケット内に導入される。汚れた物品と高密度化流体との間の相互作用を高めるために、バスケットは、その中心軸回りに移動する。従来のクリーニング装置におけるバスケットまたはタブと全く同じように、本発明のバスケットは、高密度化流体およびその他の任意の溶媒が物品をきれいにする能力を高めるために、高密度化流体中で汚れた物品をかき混ぜる。従来のバリア水性クリーニングシステムとは違い、本発明は圧力容器の構成を利用する。
本発明の目的に対しては、物品という用語は、包括的とみなされるべきであり、排他的とみなされるべきではないことに留意すべきである。例えば、汚れた物品とは、繊維製品、衣類、ハードウェア、基板、または、高密度化流体を使用してクリーニングを遂げることができるその他の材料を含むことができる。さらに本出願の目的に対しては、流体という用語は、気体、液体、および/または超臨界状態の物質、あるいはそれらの任意の組み合わせを記載するために使用される。
一般的に物質は、3つの区別できる相として存在すると考えられる。これらの相または状態は、固体、液体、または気体として一般に知られている。相図とは、異なる複数の温度および圧力条件下における、物質の物理的状態のグラフ表示である。典型的な相図は、Y軸に圧力を取り、X軸に温度を取る。グラフ上の線または曲線を横切って移動する時、物質の相は、1つの相から次の相へと変化する。さらに、2つの隣接する物質の相は共存することができる。または、これら複数の領域を分離する線上において平衡状態にある。グラフ上の臨界点とは、物質の液相と気相とが区別できないような温度および圧力である相図中の点である。この点を越えたところは、超臨界流体として知られている、融合した単一の相が存在するような温度および圧力である。この点を越えたところでは液体と気体との間の区別が存在しなくなり、物質は、超臨界流体と呼ばれる。
超臨界流体は、気体のように、また、液体のような溶解した材料のように、固体を通って拡散することができる。さらに、臨界点の近くでは、圧力または温度の小さな変化が密度の大きな変化をもたらし、超臨界流体の多くの特性を"微調整"することを可能にする。超臨界流体は、産業研究所プロセスの領域において、有機溶媒に代わるものとしてよく使われている。一般に、超臨界流体は気体および液体の両方の特性を有する。超臨界流体(および、さらに言えば高密度化流体)は、二酸化炭素、水、メタン、エタン、プロパン、プロピレン、エタノール、アセトン、および、エチレンを含むことができる。超臨界流体の1つの重要な特性は、液体/気体の相境界の間に表面張力が無いことである。流体の圧力および温度を変化させることにより、より液体であるように、または、より気体様であるように、特性を"調整"することができる。
(液体抽出と比べた場合の)超臨界流体抽出の利点は、低粘性および高拡散性のため、繊維製品からの抽出が相対的に速いことである。媒体の密度を制御することにより、ある程度抽出を選択的にすることができる。さらに、抽出された材料は、超臨界流体を単に減圧することによって簡単に回収され、超臨界流体が気相に戻ることを可能にさせる。蒸発プロセスにより、残留固体はほとんど残らない。
圧力および温度の変化は、液体二酸化炭素のような物質の密度も変化させることができる。圧力の増大は常に材料の密度を増加させるのに対し、温度の上昇は、いくつかの特筆すべき例外があるが、一般的には密度を減少させる。例えば、水の密度は、その融点である0℃と4℃との間で増大する。一般に知られているように、水の密度は、氷の密度よりも大きい。
液体および固体の密度に対する圧力および温度の効果は小さい。典型的な液体または固体に対する圧縮率は10−6bar−1(1bar=0.1MPa)であり、典型的な熱膨張率は10−5−1である。これを大雑把に言い換えると、物質の体積を1パーセント低減するためには、大気圧のおよそ一万倍が必要ということである。体積の1パーセントの膨張には、通常、摂氏数千度のオーダーの温度上昇を必要とする。よって、液体の密度の変化は実質的に重要ではないのであるが、液体から気体へ移行する点は、圧力および温度の両方によって著しく影響を及ぼされ得る。従って、本出願の目的のために、高密度化流体(気体、液体、または超臨界)は、温度または圧力に基づいて、気体、液体、または超臨界状態の間で変化する物質または溶液を含む。分別ある当業者には認識されるであろうが、その液体状態にある高密度化流体は、たとえば圧力容器のような自由表面を有する領域中では、流体の気体形態と共存しているであろう。
ここからは、添付の図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に記載する。ある程度の詳細さをもって発明を記載および説明するが、本開示は単なる例示のために行われるものであり、複数の部分の組み合わせや配置における数多くの変形が、発明の精神および範囲から逸脱することなく当業者によって用いられてよいことが理解される。
さらに、添付の図面を参照した以下の記載は、請求項およびその均等物によって定義される本発明の、例示的な実施例の包括的な理解を援助するために提供される。記載は、そうした理解を援助するために様々な具体的な詳細を含むが、それらの詳細は単なる例示であるとみなされるべきである。また、よく知られた機能および構造の記載は、明瞭性および簡潔性のために省略されている。
以下の記載および請求項にて使用される用語および文言は文献上の意味に限定されるものではなく、発明の明確で矛盾の無い理解を可能とするために、発明者によって単に使用されているにすぎない。従って、そうでないと定義されない限りにおいて、ここで使用される全ての用語(技術的および科学的用語を含む)は、本発明が属する分野の当業者によって一般に理解されるものと同一の意味を有するものである。一般に使用されている辞書において定義されるような用語は、明細書および関連分野に照らしたそれらの意味と矛盾の無い意味を有するものと解釈されるべきであり、ここで明白にそうであると定義されていない限り、理想的な意味、あるいは、過度に形式的な意味に解釈されるべきでないことがさらに理解されるであろう。よく知られた機能または構造は、簡潔性および/または明瞭性のために、詳細には記載されていない場合がある。
"実質的に"という用語によって意味されるところは、引用される特性、パラメータ、または値が正確に達成される必要は無いが、その特性が提供することを意図していた効果を生じさせないことのない量で、例えば許容誤差、測定誤差、測定精度の限界、および、当業者に知られているその他の因子を含む偏差または変動が生じてもよいということである。
初めから終わりに至るまで、同様な番号は、同様な要素を参照する。図面においては、特定の線、層、構成要素、要素、または機構の大きさは、明瞭性のために誇張されていてよい。
ここで使用される専門用語は、具体的な実施例を記載する目的のためだけであり、発明を限定することを意図したものではない。ここで使用されるように、文脈がはっきりとそうでないことを示していない限り、単数形の"一の"は複数形をも含むことを意図するものである。従って、例えば"一の構成要素表面"との参照は、一または複数のそのような表面に対する参照を含む。
ここで使用されるような"備える"、"備えた"、"含む"、"含んだ"、"有する"、"有し"、という用語、または、これらのもののその他の任意の変形形は、非排他的な包含に及ぶことを意図している。例えば、リストされる要素を備えるプロセス、方法、物品、または装置は、必ずしもこれらの要素だけに限定されるものではなく、明示的にリストされていない他の要素、あるいは、そのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の他の要素を含んでもよい。さらに、そうでないと明示的に言及されていない限り、"または"とは、包括的な「または」、および、排他的でない「または」を参照するものである。例えば、以下のうちの任意の1つによって条件AまたはBが満たされる。すなわち、Aが真(または存在する)であって且つBが偽(または存在しない)、Aが偽(または存在しない)であって且つBが真(または存在する)、および、AとBの両方とも真(存在する)である場合である。
一の要素が、他の要素に対して"上に"、"取り付けられ"、"接続され"、"結合され"、"接触し"、"取り付けられ"等と言及されている場合、当該他の要素に対して直接に上に、取り付けられ、接続され、結合され、または接触していることができるし、あるいは、介在要素が存在していてもよいこともまた理解されるであろう。対照的に、一の要素が他の要素に対して、例えば"直接上に"、"直接取り付けられ"、"直接接続され"、"直接結合され"、または"直接接触し"というように参照される場合、介在要素は存在しない。別の機構に"隣接して"配置されている構造または機構に対する参照は、隣接する機構と重なる部分または下にある部分を有してよいこともまた、当業者には認識されるであろう。
"下の"、"下に"、"下方"、"上に"、"上方"、および、これと同様なものといった空間的に相対的な用語は、図面に説明されている、一の要素または機構の、別の要素または機構に対する関係を言い表すための記載を容易にするために、ここで使用されてよい。空間的に相対的な用語は、図面中に描写されている方向性に加えて、使用中または動作中の装置の様々な方向性を包含することを意図していることが理解されるであろう。例えば、もし図面中の装置を逆さにすると、その場合、他の要素または機構の"下に"または"下方に"と表現される要素は、当該他の要素または機構の"上に"方向付けられるであろう。従って、"下に"という例示的な用語は、"上に"および"下に"という方向性の両者を包含することができる。装置は別なように方向付けられてよく(90度または他の方向に回転されている)、また、ここで使用されている空間的に相対的な記述語はそれに応じて解釈されてよい。同様に、"上方へ"、"下方へ"、"垂直な"、"水平な"、および、これと同様な用語は、そうでないと明確に示されていない限り、単に説明目的でここに使用されている。
ここで図1に目を向けると、本発明の1つの実施例に従ったバリア高密度化流体クリーニングシステムの高次の描写を見ることができる。示されているように、バスケット120は、圧力容器110内に包囲され、2つの区別される環境を分離するために使用されるバリア横切って配置される。圧力容器110には、高密度化流体を用いて満足のいく成功したクリーニング結果を得るために使用されてよい様々な追加の構成要素が結合されている。例えば圧力容器110はパージタンク160に結合されてよい。パージタンク160と圧力容器110およびクリーニング環境との間で、気体形態の高密度化流体がやり取りされることができる。さらに圧力容器110は一または複数の貯蔵タンク170に結合されてよい。貯蔵タンク170から、必要に応じて高密度化流体が一時的に貯蔵され、クリーニングプロセスへと供給される。
本発明のバリアクリーニングシステムは、さらに、蒸発要素130および凝縮要素140を有する蒸留システム135を含む。蒸留システム135は、高密度化流体をその気体形態に転換する。これは、汚れた物品から除去され、懸濁したおよび溶解したあらゆる汚染物質を除去し、次いで気体形態の高密度化流体をその液体形態に戻すように再凝縮して、クリーニングプロセス中でさらに使用するためである。図1にさらに示されるように、汚れた物品から得られた様々な汚染物質を含有し、圧力容器から集められた高密度化流体は、一連のメカニカルフィルタ124、128を通され、やがて蒸発器(蒸留器)130へと進む。そこで高密度化流体は、圧力の制御および/または熱の付加を介したエネルギーの増加によって、その液体形態からその気体形態へと転換される。これにより、あらゆる懸濁したおよび溶解した汚染物質を実質的に除去する。今やきれいになった気体は、次いで、貯蔵容器150へと通される前に、凝縮器140内で液体形態へと再凝縮される。
関連分野の分別ある当業者には理解されるであろうが、蒸留とは、沸騰している液体混合物中の複数の成分の揮発性の差異に基づいて混合物を分離する方法である。蒸留は物理的な分離プロセスであって、化学反応ではない。液体の蒸気圧が、液体にかかる圧力と等しくなる温度の場合にだけ、つぶれて溶液に戻されることなく気泡が形成される。基本的なレベルでは、揮発性の物質AおよびBの混合物(ここでは、物質Aの方がより低い沸点を有する)をその沸点まで加熱することにより、AおよびBの混合物を含む蒸気を生じる。しかしながら、蒸気中でのBに対するAの比率は、液体中でのBに対するAの比率とは異なるであろう。この場合蒸気は、Aの方がより低い沸点を有するので、より高いAの濃度を有するであろう。蒸気は流体形態へと凝縮することができ、所望の純度のAの液体が得られるまでプロセスを繰り返すことができる。
本発明の1つの実施例においては、"きれいな"高密度化流体および/または共溶媒(他の溶媒および/または化学添加物と組み合わされた高密度化流体)が圧力容器に加えられ、汚れた物品から汚染物質を除去するために使用される。"汚染した"流体は容器から回収され、汚染物質を除去するために蒸留され、そして、その"きれいな"状態へと流体を実質的に復元する。
図1へと注意を戻すと、本発明の1つの実施例に従った蒸留システム135の蒸発器130は内部熱交換器を含む。熱交換器(不図示)は、高密度化流体への熱伝導用に配置された加熱要素のコイルを備えることができる。加熱コイルからのエネルギー源は、これらに限定されるものではないが、高密度化流体、蒸気、温水、電気、熱気、および/または冷却材といった様々な媒体から導出することができる。本発明の別の実施例においては、熱源として蒸気を使用することができる。加熱コイルはまた、コイルが高密度化流体中に沈められるように沸騰容器中に配置されてよい。らせんコイルまたはフィン付きコイル構造は、加熱表面を最大化することによって熱容量を増大させることにも留意される。しかし、関連分野の当業者であれば、同じ結果を達成するために熱交換器に対してその他の構造を利用できることも認識するであろう。
概略的に図1に示されているシステムは、1つの実施例においては、蒸留プロセスに先立って機械的に汚染物質を除去するための濾過システムも含むことができる。1つの実施例において高密度化流体は、染料および関連する化合物を除去するためであり、例えば活性炭から成る染色フィルタを含む一連のフィルタ124、128を通る。その後、1つの実施例において高密度化流体は、蒸留システム135に通される。
本発明の別の側面が図2Aおよび図2Bに示される。そこでは、1つの実施例に従って、圧力容器110とこれに関連するバスケット120がバリアを横切る。本発明の1つの形態においては、圧力容器110およびバスケット120は実質的に円筒形であり、円筒の一端が第1の環境に存在し、一方、他端は第2の環境に存在するようになる。バリア210は、2つの区別される環境225、235を分離し、観念的には、きれいな環境と汚染環境との間の描写を表す。本発明の1つの実施例においては、汚れた物品は、第1の密閉可能なドア220を介して、第1の環境225から圧力容器110/バスケット120へと入れられる。バスケット120に入れられた物品は、クリーニングプロセスの完了に対応して、第2の環境235と相互作用する第2の密閉可能なドア230を介して容器110から取り出すことができる。本発明の1つの予期される応用は、クリーンルームのようなきれいな環境から汚染環境を分離するバリアを横断した圧力容器(および関連するバスケット)の配置である。バリアは、そのような物理的分離を提供する任意の構造であることができる。
本発明は、きれいにされている物品に対して2つの区別されるアクセス点を有するシステムを提供する。圧力容器は2つの密閉可能なドアを含む。第1のドアは第1の環境、または時としてここでは"汚染"環境と呼ばれる環境によってアクセス可能であり、第2の密閉可能なドアは第2の"きれいな"環境からアクセス可能である。本発明のそのような応用においては、クリーンルーム環境を去った後に作業者が放置した繊維製品のような汚れた繊維製品は、きれいな環境に対するドアは閉めたままにして、汚染環境からクリーニングシステムのバスケットへと入れられる。ひとたび圧力容器内に入れられると、第1の密閉可能なドアは閉められ、液化された二酸化炭素および/またはその他の共溶媒およびその他の化学添加物等の高密度化流体を用いて、繊維製品から汚染物質が除去される。関連分野の分別ある当業者であれば、本発明の至る所で高密度化流体の例として液化された二酸化炭素が使用されているものの、その他の物質およびその他の高密度化流体が、本発明の範囲から逸脱することなく、ここで提示される概念と一致して使用され得ることを認識するであろう。
上記の例に戻ると、汚染環境内の密閉可能なドアを介して圧力容器内に入れられた物品は、本発明の1つの実施例に従って、液化された二酸化炭素を用いてきれいにされる。本発明の別の実施例においては、物品から汚染物質を除去するために超臨界二酸化炭素が使用される。新たにきれいにされた物品を圧力容器から除去し、それが入ってきた汚染環境に戻すことによって、そのようにしなければきれいにされた物品を汚染の危険にさらすよりも、本発明の1つの実施例は、圧力容器およびバスケットに対する第2の相互作用を提供し、これにより、きれいにされた物品が圧力容器から除去されて、きれいな環境へと直接入れられることを可能にする。きれいにされた物品をきれいな環境へと直接に除去することは、あらゆる新たな汚染物質が物品に対して導入されること、またはクリーンルーム環境に対して導入されることを防止する。
本発明の1つの実施例に従うと、圧力容器およびその中に含まれるバスケットは、実質的に円筒形である。円筒は、最も基本的な曲線を有する幾何形状の1つであることはよく知られている。そのような形状においては曲面は、円筒の軸を形成する特定の線分から一定の距離にある複数の点の軌跡によって形成されている。この表面と、軸に対して垂直な2つの平面とによって包囲される固体は円筒と呼ばれる。楕円、放物線、または双曲線の断面を有する円筒は、それぞれ、楕円柱、放物柱、または双曲柱と呼ばれる。直円柱とは、曲線を有する幾何形状と交差する平面が直角に存在するような円筒である。通常、最も普通に使われている中では、円筒とは、直円柱の有限の部分を意味するように理解される。同様に、チューブまたはチューブ状の部分は、円筒の各端部における円形の平面部分が存在しないような円筒形状として一般に知られている。
本発明の1つの実施例に従った圧力容器およびバスケットは、それぞれ、直円柱およびチューブ状の部分である。圧力容器はチューブ状の部分で形成され、チューブ状の部分の各端のドアが円筒形状を完成させる。ここに開示される範囲および機能性から逸脱することなく、その他の幾何形状も本発明によってもちろん利用することができる。例えば、圧力容器および/またはバスケットは、球状のものであることができる。あるいは、圧力容器およびバスケットは、別の形状を有することができる。圧力容器およびバスケットの具体的な形状は主導的な設計因子ではないが、円筒形状は、バリアを行き来するシステムの能力を促進し、2つの別個の環境から内部のバスケットへの等しいアクセスを提供する。
流体と繊維製品との間の機械的相互作用により、繊維製品に含まれる汚染物質を除去する流体の能力が高められることはよく知られている。界面活性剤は、流体が繊維製品と相互作用する能力を高め、汚染物質を除去する能力を高めることができるが、繊維製品生地またはその他の物品から汚染物質を取り除き、除去するために使用される別の主要な機構は、流体の表面張力である。従って、流体環境内で繊維製品を機械的に撹拌することがクリーニングプロセスを高めることはよく知られている。実際に、長手方向の軸周りのバスケットの回転(撹拌)による固い表面または他の繊維製品に対する摩擦によって、より多くの汚染物質が繊維製品から除去される。
本発明の1つの実施例に従うと、バスケット内に入れられた繊維製品または他の物品が高密度化流体と機械的に相互作用して、そのクリーニングの有効性を高めることができるように、操作可能な可動バスケットが圧力容器内に組み込まれる。本発明の1つの側面は、固定された長手方向の軸周りにバスケットが回転することを可能にする。この場合、固定された長手方向の回転軸は、撹拌バスケットの第1開口と第2開口との間の線である。他の実施例においては、バスケット内の撹拌は、例えば、振動、超音波、およびその他の"非回転型の"方法論のように、望ましくない汚染物質の除去を高めるために、その中に含まれる物品を別の方法でかき混ぜるようなその他の手段によって達成され得る。流体と物品との間の相互作用を高めるためのその他の手段として、加圧噴射、超音波等を使用することを含むことも予期される。
どちらかの環境からバスケット内のクリーニング領域へのアクセスを提供するために、バスケットの複数の開口を圧力容器の複数の開口に位置合わせするための1つの手段は、一連のローラーまたは中央の支持によって、容器内にバスケットを吊るすことである。図3および図4は、回転可能なバスケットがスタブシャフトによって支持された中央支持構造の描写を提示するものである。バスケット構造320は、バスケットの中心軸と一致するスタブシャフト430を係合させる一または複数の中央連結アーム340を含む。1つの実施例においては、スタブシャフトは固定板410内に収容されるベアリング420と相互作用し、固定板410は圧力容器110の内部から延長し、内部に固定されている。本発明の別の実施例においては、ベアリング420は、バスケットが固定シャフト430の周りに回転できるようにバスケットと関連付けられた中央連結アーム340内に収容されることができる。スタブシャフト周りにバスケットが回転するに連れて、あるいは、固定板410に配置されたベアリング内でスタブシャフトが回転するに連れて、バスケット内の物品は、高密度化流体に潜り込んだり高密度化流体から転がり出たりすることができるので、物品と高密度化流体との間の相互作用が促進される。バスケットの一部分は支持構造340によって遮られているものの、開口の大部分は依然としてバスケットの内容物へのアクセスを提供することができる。圧力容器に固定板410を固定することにより、圧力容器に対するバスケットの位置が固定され、一時的な振動を最小化し、全体の設置および維持を助ける。関連分野の分別ある当業者であれば認識するであろうが、本発明の範囲から逸脱することなく、ここに提示される概念のその他の実行が使用され得る。例えば、上記の圧力容器内でバスケットを支持する構造の構成は、バスケット内での高密度化流体と物品との間の相互作用を高めるために、バスケットが回転できるまたは操作される手段を依然として提供しながらも、多くの形状や形態を取ることができる。
本発明の別の実施例は、加圧された環境内において動作可能であり、転動体ベアリング上で回転可能である金属、プラスチック、複合ローラー等を用いてバスケットを支持する。図5は、本発明の1つの実施例に従った、加圧された容器内で可動バスケットを支持する手段を示す。この例においては、高密度化流体と、バスケットの回転によってきれいにされる物品との間の機械的相互作用を促進する能力を依然として維持しながら、バスケットの外側と圧力容器の内壁との間に挿入された転動体ベアリング、または類似の構造が、バスケットのそれぞれの開口が第1および第2の密閉可能なドアによってアクセス可能なようにバスケットを固定する。
図6は、本発明に従った、圧力容器110内に可動バスケットを配置するための関連する実施例を示す。ここでは、バスケット120の外面と容器110の内面との間に挿入された複数の軌道上に設けられた複数のローラー610上にバスケットが配置される。
代替的な実施例(不図示)においては、回転するバスケット120は、円筒形のそれぞれの端部に外輪を含み、それぞれの外輪は、各外輪の外周周りに取り付けられた数多くの車輪を含む。各車輪は外輪の外周に収容され、外輪の回転の平面内における車輪の回転を可能にする外輪内の回転軸によって外輪に結合される。これによりバスケットが回転することを可能にさせる。各車輪は、外輪内の内部共通歯車によって駆動することができる。内部歯車は、外輪の内周に配置されるトランスミッションによって、高圧力容器110の外側の駆動モータに接続される。
回転するバスケットの外輪の外周に車輪を配置することにより、バスケットは、高圧力容器の内壁から所望の距離に恒久的に配置されることができる。これにより、洗浄ユニットのドアが開放位置にある場合にバスケットが圧力容器に接触する危険性を低減する。また、この配置は、さらに別の実施例(下記参照)の係合機構がバスケットを係合させる場合に、バスケットを持ち上げる必要性を低減する、または取り除くことができる。
この設計および前の設計は、安定した回転可能なバスケットの構成を提供するものの、ベアリング/ローラーが圧力容器内および高密度化流体環境内に配置される。液体二酸化炭素およびその他の高密度化流体は、石油製品およびその他の潤滑剤を、容器内の物品および任意の機械から除去する能力を有する。繊維製品およびその他の物品をクリーニングすることに対するこの有利な特性は、繰り返して負荷にさらされる任意の機構、または負荷の下に動作あるいは回転しなくてはならないベアリングに対して有害な効果を有する。そのようなベアリング内に含まれる潤滑剤が、すぐに枯渇するであろう。
この問題を軽減するため、本発明の別の実施例に従って、バスケットの回転を支持するベアリングは、加圧された環境の外部に配置される。図7は、可動バスケットを圧力容器内で支持するためのベアリング/アクチュエータ機構の一部切取側面図である。この描写に示されるように、バスケット120は、バスケットのそれぞれの端部に一方が関連付けられた、一対の回転可能且つ並進可能な支持アクチュエータによって支持される。各回転可能なアクチュエータは、対応する密閉可能なドア220、230を行き来し、ドアの外側部分に配置される一組のベアリング745と相互作用し、これによって支持されるシャフト740を含む。シャフトと関連付けられているのは一組のシール750であり、シャフトが回転することを可能とさせるが、それでもなお圧力容器110の圧力を維持する。本発明の別の実施例においては、シャフト740を支持し、これによりシャフト740が回転するベアリングが、加圧された容器110内に配置されることができる。また、以下にさらに記載されるように、シャフト740およびアクチュエータプレート710は、バスケットを係合させるために、圧力容器の内部に向かって長手方向に並進する。
シャフトおよび駆動機構は、アクチュエータを回転および並進させる機構の環境から圧力容器内の環境を隔離するためのシールを組み込むのであるが、長い期間をかけた通常の摩損のため、シールがリークを生じるであろうことは関連分野の当業者には認識されるであろう。クリーニングサイクルの間の圧力容器の内部環境は、二酸化炭素のような加圧された気体を含む。圧力容器と外部環境との間の圧力(および温度)の差異により、どちらの状態の二酸化炭素が生じるかが決定される。例えば、ある条件は、ドライアイスを形成している二酸化炭素のリークをもたらし得る。ドライアイス(固体状態の二酸化炭素)は、機械部品にとって有害となり得る。同様に、その他の環境条件の差異も、液体二酸化炭素のリークをもたらし得る。液体二酸化炭素は、ベアリングに見られる潤滑剤のような石油製品の非常に効果的な溶媒である。しかしながら二酸化炭素の気体は本質的に不活性である。従って、機械部品近辺において固体形態または液体形態のいずれかの二酸化炭素をもたらすシールのリークは有害となり得る。本発明の1つの実施例に従うと、アクチュエータ駆動機構(回転および並進両方)並びにアクチュエータシャフトを支持するベアリングの周りに二次的圧力環境が形成される。これは、この二次的な加圧された環境内の部品が気体の二酸化炭素には触れても、液体または固体の二酸化炭素には触れないようにシールのリークが生じるべきようにするためである。
図7に戻ると、上記のように、回転可能な支持アクチュエータは1つの実施例において、バスケットに関連する相補的な斜面720と連結された場合に、バスケットの中心軸をシャフト740の固定軸に位置合わせする一組のアクチュエータ斜面730を有するアクチュエータプレート710を含む。ドアの開いた静止状態では、アクチュエータはバスケットと接触することをやめさせられる。そのようにすることで、挿入および取り出し用にバスケット内部の部分への十分なアクセスを有するように、シャフトの中心軸とわずかにずれたように、バスケットが支持上(あるいは、圧力容器壁の直接上)に存在する。本発明の好ましい実施例においては、アクチュエータプレート710は、密閉可能なドア220/230のどちらかの開放に先立って、バスケットとの係合から引っ込められる。両方のドアを閉めると、アクチュエータプレート710はそれぞれのアクチュエータ斜面730を延ばし、バスケット斜面720を係合させて、バスケットの中心軸を持ち上げてシャフト固定軸と位置合わせさせる。両方のドアが閉じられ、バスケットを係合させるようにアクチュエータが延ばされると、圧力容器に対するバスケットの唯一の接触は、アクチュエータを介したものとなる。
本例において提示される係合アクチュエータは、バスケットの中心軸を回転可能なシャフトの軸に位置合わせするという所望の目的を依然として遂げながらも、数多くの形態を取ることができる。本発明の1つの実施例に従うと、アクチュエータは、アクチュエータの周りに等距離に配置された一組のスポークを備える。それぞれのスポークは、相補的なバスケット斜面720を係合させるためのアクチュエータ斜面730を含む。これに応じて、アクチュエータ斜面730のスポークとバスケット斜面720との間の相互作用の位置に関わらず、アクチュエータによってバスケットが固定され、バスケットの中心軸がシャフト740の中心軸と位置合わせされるようにバスケットが配置されるべく、バスケットの全ての端は、錐体を形成するバスケット斜面の構成を含む。別の実施例においては、アクチュエータプレート710全体が複数のアクチュエータ斜面730のリングを含む、またはリングから成る。アクチュエータシャフト740、アクチュエータプレート710、およびアクチュエータ斜面730がバスケット斜面720と接触するように延びるので、傾いた複数の斜面の係合が、コーニング効果を用いてアクチュエータシャフト740の中心軸の周りにバスケットを持ち上げ、且つ中心を揃えるように作用する。本発明の範囲、またはバスケットを持ち上げて位置合わせさせるアクチュエータの能力を減少させること無く、斜面の方向性および傾斜度が変化してもよいことが、当業者には認識されるであろう。
好ましい実施例においては、それぞれの斜面の間の相互作用の角度は、10度から30度の間であり、好ましい角度は22度である。10度よりも小さな角度が使用されると、バスケットを持ち上げて位置合わせさせるために、過剰な移動が必要になる。さらに、コーニング相互作用における浅い斜面は、ひとたび位置合わせの適切な点が達成されると、ロックしてバスケットを解放することが妨げられ得る。また一方、30度よりも大きな角度の使用は、バスケットを持ち上げることに対する機械的な利点が乏しくなる。また、本発明は線形に適合する複数の斜面を用いているが、それぞれの斜面の角度寸法は、相補的な曲線のある斜面を生成するように変化することができる。
角度の付けられた斜面の構成に加えて、バスケットとアクチュエータとの係合を高めるために、材料およびコーティングの特性が考えられる。本発明の1つの実施例においては、アクチュエータ斜面は、バスケット斜面に対してより大きな硬度等級を有する材料から成る。さらに、バスケットを係合させ、持ち上げるアクチュエータの能力を高めるために、DLC(ダイヤモンド状炭素)等のようなコーティング材料または潤滑材料がバスケット斜面またはアクチュエータ斜面に配置されてよい。本発明の別の実施例においては、アクチュエータが旋回して、低い方の斜面がまず、より効果的に係合することを可能にする。例えば、1つの実施例においてバスケットは、その非係合状態において圧力容器の床面に存在する。この位置においては、バスケットの中心軸はアクチュエータシャフトの中心軸と位置合わせされていない。もしアクチュエータプレート710が、その静止状態においてバスケットを係合させるために圧力容器の内部に向けて並進された場合、下方のアクチュエータ斜面730が、上方の斜面に先立ってバスケットを係合させるであろう。従って、プレートが並進し、バスケットを係合させるので、プレートには著しいモーメントがある。本発明の1つの実施例においては、上方および下方アクチュエータ斜面がバスケット斜面を一斉に係合させるように、アクチュエータプレートは、わずかに下向きに旋回するよう動作可能である。アクチュエータが並進し続ける、または軽擦し続けるに連れて、斜面のコーニング効果がバスケットを持ち上げ、アクチュエータプレートのあらゆる旋回を取り除く。
説明したように、斜面の圧縮、またはアクチュエータの軽擦は、両端からバスケットを係合させ、単純な機械のおかげで、適切に位置合わせされた状態にバスケットを押し込む。その機械とは、同心の錐体を接近させる一連の同心のくさびである。軽擦/圧縮は、圧縮気体、機械力(てこ)、油圧、および電気モータを含む様々な力によって遂げることができる。
以前の例は、バスケットを係合し、中心を揃えるためにアクチュエータが並進して通る密閉可能なドアを記載している。一方、本発明の別の予期される設計は、アクチュエータプレートおよび斜面の中心に揃える機能性をドア自身に組み合わせることである。そのような実施例においては、密閉可能なドアを閉めることは、バスケットを持ち上げて中心を揃えるために、アクチュエータ斜面を位置決めし、駆動するように作用する。ドアが閉められ、且つ、バスケットが中心に揃えられた状態で、以前に記載したように、アクチュエータシャフト、プレート、およびバスケットが回転する。
本発明の別の特徴は、圧力容器内でのバスケットの移動を駆動するための駆動機構である。ひとたびバスケットが中心に揃えられると、1つの実施例においては、以下に記載される駆動機構がアクチュエータを回転させ、これが今度は固定軸周りにバスケットを回転させる。バスケットを回転させるためのトルクが、1つの実施例においては、摩擦により、アクチュエータシステムからバスケットへと送られる。分別ある当業者には認識できるであろうが、相当な重量の湿った繊維製品を含有する大きなバスケットを回転させる、かき混ぜる、およびスピンさせるために必要なトルクはかなりのものであり得る。アクチュエータシステムの斜面とバスケットの斜面との間には摩擦による相互作用があるが、トルクの要求を満たすための適当な摩擦を伝えるために必要な標準的な力はかなりのものとなり得、バスケットを持ち上げて位置合わせするために必要な力よりも相当に大きい。特に、アクチュエータ/バスケット斜面相互作用を促進するために潤滑剤またはコーティングが使用される場合である。本発明の1つの実施例に従うと、アクチュエータ斜面に関連付けられた一組のバネ式タブが、バスケット斜面/錐体における複数のチャネルの1つに連結する。アクチュエータ斜面がバスケット斜面錐体を係合させると、バスケットを持ち上げて位置合わせさせるのに十分な力が加えられるが、バスケットが回転して滑ることを防止するのには十分な力ではない。アクチュエータが回転し、それに関連したトルクがバスケットに伝達されるので、アクチュエータタブが複数のバスケットチャネルの1つと位置合わせされるまで、アクチュエータ斜面とバスケット錐体との間の界面が滑る。位置合わせされると、タブはチャネル内へと延びて、しっかりした横方向の係合を形成することにより、トルクの伝達が効率的に行われる。その後は、アクチュエータとバスケットとの間にずれは生じない。
バスケットは、ひとたび容器内において移動可能な構成に配置されると、物品(繊維製品)をバスケット内で操作するように駆動されて、重力を用いて高密度化流体溶液との相互作用を生成する。1つの実施例に従うと、バスケットを係合させる一または複数のアクチュエータシャフト/プレートによりバスケットは駆動される。以前の例において記載されるように、1つの構成は、バスケットと相互作用し、バスケットを回転させるために、各密閉可能なドアの外側から延びるシャフト含む。ひとたびアクチュエータがバスケットを係合させ、シャフトの固定軸と位置合わせされるようにバスケットを位置付けると、シャフトとアクチュエータとの組み合わせが、バスケットを駆動するために使用される。本発明の別の実施例に従うと、駆動機構は、容器の外側に配置され、1つのドアと関連付けられて、アクチュエータがバスケットを位置合わせした後に、シャフトを係合させ、回転させる。そうすることにより、駆動機構は圧力容器の外部に残り、クリーニング環境の厳しい条件にはさらされない。他の実施例においては、両方のアクチュエータシャフトがバスケットを駆動するために使用される。さらに別の実施例においては、駆動機構はシャフトよりもむしろアクチュエータプレートを駆動する。
駆動機構の別の形態はベルトシステムであることができるが、別の形態における機構は、機械的またはギアによるリンク機構であることができる。図8は、圧力容器内でバスケットを操作するように動作可能なベルト駆動システムの1つの実施例の端面図を提示する。示されるように、ベルトは、バスケットおよび駆動モータの周囲の大部分の周りに延びるように構成されている。バスケット120は、ベルトによって駆動されることのできるスプロケットまたは類似のシステムを備えることができる。他の実施例においては、バスケットは、スプロケットは含まずに、ベルトとバスケットの外面との間の摩擦による接合に依存している。本発明の範囲から逸脱することなく、それに関して他の組み合わせが可能であり予期されることが、関連分野の当業者には認識されるであろう。バスケットの周りに延びるベルトは、圧力容器のサブチャンバに位置される駆動ギアまたは同様な装置にさらに取り付けられ得る。ベルト駆動は、スプロケット上のベルトにプレストレスを与える一または複数のテンションプーリーを任意で備える。1つの形態における駆動モータは、別個のチャンバ内において圧力容器の外側に収容されるが、ベルトがその環境内で動作しなければならないので、依然として加圧された環境内にある。他の実施例においては、ベルトに関連付けられた駆動車輪スプロケットまたはシステムが、共通の環境内に維持されることができるが、一方で、シャフトが一連のシールを行き来することができ、圧力容器の外にモータまたは駆動源を配置する。関連分野の分別ある当業者には認識されるであろうが、実際の駆動は、電気式、油圧式等を含めた様々な手段によって動力を供給されることができる。他の実施例においては、バスケットに対して内部の高密度化流体の圧力ジェットを、バスケットの動きを駆動する(押す)ために使用することができる。
バスケットを圧力容器内で駆動する別の手段は、圧力容器内に電気モータを作成することである。電気モータは、電気エネルギを機械的エネルギに変換する電気機械式装置である。大部分の電気モータは、磁場と通電導体との相互作用によって動作し、ある種の力を発生させる。電気モータにおいては、可動部分はロータと呼ばれ、固定部分はステータと呼ばれる。磁場は極に生成される。これらは、電線の巻線によって駆動される突出極であることができる。ほとんど全ての電気モータは、磁性に基づいている。これらのモータにおいては、ロータとステータの両方に磁場が形成される。これら2つの場の間の産物として力を発生させ、これにより、モータシャフトにトルクを発生させる。これらの場の一方、または両方が、モータの回転とともに変化させられねばならない。これは、適切な時に極のオンおよびオフを切り替えることにより、あるいは、極の強さを変化させることにより行われる。
本発明の1つの実施例に従うと、圧力容器内に電気モータを作成することによって、バスケットが駆動されてよい。つまり、バスケットが本質的にロータであるようにし、ステータを実質的に含む圧力容器を伴うようにすることである。圧力容器の構造内の巻線、および、バスケット中の対応する巻線を使用することにより、磁場が発生されてバスケットの回転を駆動することができる。そのようにすると、駆動機構は、もはや圧力容器を行き来する必要が無くなるであろう。本発明内では様々な形態の電気モータの構成が予期され、これらに限定するものではないが、スイッチドリラクタンスモータ、コアレスまたはDCモータ、誘導モータ等が含まれる。
駆動システムは、バリア210によって線引きされた別個の環境内に配置された容器のどちらか一方の部分に関連付けられることができるが、本発明の1つの実施例においては、バリア高密度化流体クリーニングシステムを動作させるために必要な駆動、並びにその他の機械部品は、システムの汚染した側内に配置される。そのようにすることによって、圧力容器の他方の部分が相互作用するクリーンルーム環境の完全な状態を含むことなく、標準的なメンテナンスおよび改修作業をシステムに生じさせることができる。
本発明に従ったバリア高密度化流体クリーニングシステムは、単一の蒸留ユニットおよび二酸化炭素のような高密度化流体の単一の貯蔵ユニットに結合された数多くの洗浄ユニットを備えるモジュール式の設計を有することができることが留意される。
本発明のバリア高密度化流体クリーニングシステムは、汚れた物品が汚染環境からシステムに入れられ、きれいな環境内に維持されている別個のアクセスポートを介して同一のシステムから除去されることを可能にする。図9は、本発明のバリア高密度化流体クリーニングシステムを用いて汚れた物品を処理するためのプロセスに関する高次のフローチャートである。以下の記載においては、フローチャート図の各ブロック、およびフローチャート図のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実行され得ることが理解されるであろう。コンピュータまたはその他のプログラム可能な装置で実行する命令が、フローチャートのブロックまたは複数のブロックにおいて特定される機能を実行するための手段を生成するように、これらのコンピュータプログラム命令がコンピュータまたはその他のプログラム可能な装置に読み込まれて機械を製造してよい。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ読み取り可能なメモリに格納されてもよい。コンピュータ読み取り可能なメモリに格納される命令が、フローチャートのブロックまたは複数のブロックにおいて特定される機能を実行する命令手段を含む製造物品を生成するように、コンピュータ読み取り可能なメモリは、コンピュータまたはその他のプログラム可能な装置が特定の様式で機能するように指示することができる。コンピュータまたはその他のプログラム可能な装置で実行する命令が、フローチャートのブロックまたは複数のブロックにおいて特定される機能を実行するためのステップを提供するように、コンピュータプログラム命令がコンピュータまたはその他のプログラム可能な装置に読み込まれて、コンピュータ実行プロセスを生成するための、コンピュータまたはその他のプログラム可能な装置において実行されるべき一連の動作可能なステップを生じてもよい。他の実施例においては、命令はファームウェアまたはハードウェアコンポーネントに組み込まれてもよい。
従って、フローチャート図のブロックは、特定される機能を実行するための手段の組み合わせ、および、特定される機能を実行するためのステップの組み合わせを支持する。フローチャート図の各ブロックおよびフローチャート図中の複数のブロックの組み合わせは、特定される機能またはステップを実行する特定用途向けハードウェアベースのコンピュータシステム、あるいは、特定用途向けハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせによって実行することができることも理解されるであろう。
バリア高密度化流体クリーニングシステムにおいて汚れた物品をクリーニングするためのプロセスは905にて開始され、クリーンルーム環境の完全な状態を保つようクリーンルームドア(第2の密閉可能なドア)の閉鎖の確認がされる910。その後、汚染環境に対する第1の密閉可能なドアが開かれ915、きれいにされるべき汚染した物品を挿入するために、バスケット環境へのアクセスを得る。示唆されるように、1つの実施例においては、第1の密閉可能なドアは、第1の"汚染"環境内に位置される。第1の密閉可能なドアを汚染環境に開くことにより、バスケット全体(圧力容器の内部領域)が汚染していると分類することになる。圧力容器およびバスケットがバリアを横切る際、本発明の1つの実施例は、圧力容器へのアクセスドアの両方が同時に開いていること、あるいは、少しでもバスケットの内部が汚染されているまたは汚れているとみなされるであろう場合に"きれいな"環境と相互作用するドアが開かれることを防止することに留意されたい。ひとたび汚れた物品がバスケット内に置かれると920、第1のドアが密閉され925、圧力容器が加圧される。
圧力容器の密閉および両方のドアの閉鎖に続いて、本発明の1つの実施例に従うと、バスケットが、圧力容器内で移動することができるように配置される930。1つの実施例に従うと、バスケットの配置によって、バスケットの中心軸は、2つの密閉可能なドアによって定義される固定軸に位置合わせされる。その他の実施例においては、バスケットの配置は密閉可能なドアとは無関係であり、実際にバスケットは、動くことが可能な状態で予め存在していてもよい。
両方のドアが閉じられ密閉された状態で、クリーニングプロセスを促進するため、必要に応じてその他の様々な界面活性剤および添加剤とともに、高密度化流体が圧力容器内に導入されてよい940。次いで、あらゆる汚染物質を除去するために、圧力容器およびバスケット内で物品が処理される950。容器/バスケット内で実行される実際の動きおよびプロセスは本発明の範囲を越えたものであるが、これらのプロセスのいくつかは、バスケットの移動を含む。以前に説明してきたように、汚れた物品から汚染物質を除去する高密度化流体の能力は、流体と物品との間の機械的(化学的とは対照的な意味で)相互作用により高められる。物品がバスケット内でひっくり返って流体内に落ちるようにされる速度にてバスケットを容器内で回転させることにより、流体の表面張力が、物品から汚染物質を取り除き、除去することを助ける。次いでこれらの汚染物質は環境から抽出され、流体外に濾過されるか蒸留されることができる。同様に、高速でバスケットを回転させることは、処理サイクルの完了時に過剰な高密度化流体溶液の除去を援助することができる。
高密度化流体処理サイクルの完了に対応して、容器は減圧され960、第2の"きれいな"環境と相互作用する第2の密閉可能なドアが開かれる。今やきれいな物品がバスケットおよび圧力容器から除去され970、クリーニングプロセスが終了する995。
ここで提示される方法論に関し、そうでないと具体的に述べられていない限り、"処理する"、"算出する"、"計算する"、"決定する"、"提示する"、"表示する"、または同様な文言を使用するここでの詳解は、一または複数のメモリ(例えば揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはそれらの組み合わせ)、レジスタ、または、情報を受信、格納、伝送、または表示するその他の機械部品内の物理的(例えば電子的、磁気的、または光学的)量として表されるデータを操作または変換する機械(例えばコンピュータ)の動作またはプロセスに言及したものであってよい。
さらに、"1つの実施例"または"ある実施例"というあらゆる参照は、実施例に関連して記載される特定の要素、機構、構造、または特性が、少なくとも1つの実施例に含まれるということを意味するものである。明細書の様々な場所において"1つの実施例において"という表現が現れても、必ずしも全てが同一の実施例について言及するものではない。
本発明の好ましい実施例は、以下のように概説される。1つの実施例においては、本発明の高密度化流体バリアクリーニングシステムは以下を備える。
・高密度化流体を保持することが可能であり、第1環境と相互作用する第1密閉可能開口と、第2環境と相互作用する第2密閉可能開口とを有し、第1環境と第2環境とはバリアによって分離されている圧力容器。
・圧力容器内に配置された撹拌バスケット。
高密度化流体バリアクリーニングシステムのその他の特徴として以下を含むことができる。
・撹拌バスケットは、高密度化流体との機械的相互作用を生成するよう動作可能である。
・圧力容器は実質的に円筒形である。
・撹拌バスケットは、二またはそれ以上の外輪を有し、外輪のそれぞれは、撹拌バスケットの外周の周りに取り付けられ、固定軸周りの撹拌バスケットの回転を支持することが可能な複数の車輪を有する。
・圧力容器は実質的に球形である。
・撹拌バスケットの内部領域へのアクセスは、第1密閉可能開口および第2密閉可能開口を介して得られる。
・固定軸の周りに回転することのできる少なくとも1つの回転係合機構。
・第1密閉可能開口および第2密閉可能開口は、それぞれ、第1撹拌バスケット開口および第2撹拌バスケット開口と位置合わせられる。
・それぞれの回転係合機構は、撹拌バスケットの係合のためのバスケット界面を含む。
・バスケット界面は、撹拌バスケットを係合させ、撹拌バスケットを固定軸に位置合わせさせる。
・バスケット界面は、撹拌バスケットを固定軸と位置合わせさせるために、撹拌バスケット上の対応する一または複数の相互的傾斜面と係合する一または複数の傾斜面を含む。
・複数のアクチュエータの少なくとも一つを固定軸周りに回転させる駆動システム。
・撹拌バスケットを固定軸周りに回転させる駆動システム。
・高密度化流体は液化された二酸化炭素を含む。
・高密度化流体は超臨界二酸化炭素を含む。
・第1環境は汚染環境であり、第2環境はきれいな環境である。
・圧力容器はバスケットから離れた熱交換器を含む。
・圧力容器に結合された蒸留ユニットであり、蒸留ユニットは高密度化流体を蒸留するよう動作可能である。
・圧力容器は、高密度化流体中に沈められる熱交換器を有する。
・蒸留ユニットは、高密度化流体を二相状態(気体、液体)に保持するよう動作可能な沸騰容器を含む。
・撹拌バスケットは、圧力容器内の固定軸周りに回転する。
本発明の別の実施例は、バリアクリーニングシステム中において高密度化流体を使用する方法を含む。当該方法は以下を備える。
・バリアを横切るように圧力容器を架ける段階であって、バリアは第1環境と第2環境とを分離し、圧力容器は、第1環境と相互作用する第1密閉可能開口、および、第2環境と相互作用する第2密閉可能開口を含む。
・圧力容器内に撹拌バスケットを配置する段階。
・第1密閉可能開口を通して、第1環境から撹拌バスケットに一または複数の汚れた物品を導入する段階。
・一または複数の汚れた物品を、高密度化流体を用いて一または複数の処理された物品に変換する段階。
・物品処理サイクルの完了に対応して、第2密閉可能開口を通して、撹拌バスケットから第2環境へと一または複数の処理された物品を取り出す段階。
高密度化流体バリアクリーニングシステムを用いて物品をクリーニングする方法の他の特徴は以下を含むことができる。
・第1環境は汚染環境であり、第2環境はきれいな環境である。
・圧力容器は実質的に円筒形である。
・撹拌バスケットの外周の周りに取り付けられ、圧力容器内において撹拌バスケットを固定軸周りに回転させるよう動作可能な複数の車輪を用いて、圧力容器内に撹拌バスケットを移動可能に取り付ける段階。
・第1密閉可能開口および第2密閉可能開口は、それぞれ、アクチュエータ固定軸の周りに回転できる回転可能なアクチュエータを含む。
・撹拌バスケットは撹拌固定軸を含み、配置する段階は、撹拌固定軸をアクチュエータ固定軸に位置合わせする段階を含む。
・撹拌バスケットを撹拌固定軸周りに駆動する段階。
・撹拌バスケット内において、一または複数の汚れた物品と高密度化流体との間に機械的相互作用を生成する段階。
・変換する段階はクリーニングを含む。
・高密度化流体は超臨界二酸化炭素を含む。
・高密度化流体は液化された二酸化炭素を含む。
・変換する段階は、粒子除去および低減、静電気帯電の低減、細菌不活性化、消毒、または殺菌を含む。
・物品処理サイクルの完了に先立って、第2密閉可能開口を開いて第2環境にさらすことを抑止する段階。
本開示を読めば、ここに開示される原理によって、バリア高密度化流体クリーニングシステムおよび関連するプロセスに対して、さらに付加的な代替的構造および機能設計を当業者は認識するであろう。従って、特定の実施例および応用を説明および記載してきたが、開示される実施例は、ここに開示される厳密な構造および構成要素に限定されるものでないことは理解されるべきである。添付の請求項において定義される精神および範囲から逸脱することなく、当業者には明らかであろう様々な修正、変更、および変形が、ここに開示される配置、動作、および方法並びに装置の詳細において成されてよい。特に、上記の開示の教示は、関連分野の当業者に対してその他の修正を示唆するであろうことが認識される。そのような修正は、それ自体は既に既知であり、また、ここに既に記載した特徴の代わりに、あるいはこれに加えて使用することのできるような、その他の特徴を含んでよい。本出願において特許請求項は、これらの特徴の特定の組み合わせとして構成されているが、ここに開示する範囲はまた、関連技術における当業者にとって明らかであろう、明示的にまたは暗示的に開示された任意の新規な特徴または特徴の任意の新規な組み合わせ、あるいは、それらの任意の一般化または修正を含むものであって、そのようなものが、いずれかの請求項において現在請求されるものと同じ発明に関連しているかいないか、および、本発明が取り組むものと同じ技術的課題のいずれかまたは全てを軽減するかどうかにはかかわるものでないことは理解されるべきである。出願人は、本出願の審査過程において、あるいは、本出願から派生する任意のさらなる出願の審査過程において、このような特徴および/またはこのような特徴の組み合わせについて、新たな請求項を作成する権利をこれにより保有する。

Claims (34)

  1. 高密度化流体を保持することが可能であり、第1環境と相互作用する第1密閉可能開口と、第2環境と相互作用する第2密閉可能開口とを有し、前記第1環境と前記第2環境とはバリアによって分離されている圧力容器と、
    前記圧力容器内に配置された撹拌バスケットと、
    を備え、
    前記撹拌バスケットは、前記圧力容器から離れた前記撹拌バスケット内において、前記高密度化流体との機械的相互作用を生成するように動作可能である高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  2. 前記圧力容器内において前記撹拌バスケットを操作可能な駆動機構をさらに備え、
    前記駆動機構は、二次的圧力環境への前記高密度化流体のリークが前記駆動機構に対して害を及ぼさないように前記二次的圧力環境に出る請求項1に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  3. 前記圧力容器は実質的に円筒形である請求項1または請求項2に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  4. 前記撹拌バスケットは、二またはそれ以上の外輪を有し、
    前記外輪のそれぞれは、前記撹拌バスケットの外周の周りに取り付けられ、固定軸周りの前記撹拌バスケットの回転を支持するよう動作可能な複数の車輪を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  5. 前記圧力容器は実質的に球形である請求項1または請求項2に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  6. 前記撹拌バスケットの内部領域へのアクセスは、前記第1密閉可能開口および前記第2密閉可能開口を介して得られる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  7. 前記撹拌バスケットを係合し、固定軸の周りに前記撹拌バスケットを回転させることのできる少なくとも1つの回転係合機構をさらに備える請求項1に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  8. 前記第1密閉可能開口および前記第2密閉可能開口は、それぞれ、第1撹拌バスケット開口および第2撹拌バスケット開口と位置合わせされるように構成されることができる請求項7に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  9. それぞれの回転係合機構は、前記撹拌バスケットを係合するためのバスケット界面を含む請求項7または請求項8に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  10. 前記バスケット界面は、前記撹拌バスケットを係合させ、前記撹拌バスケットを前記固定軸に位置合わせさせる請求項9に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  11. 前記バスケット界面は、前記撹拌バスケットを前記固定軸と位置合わせさせるために、前記撹拌バスケット上の対応する一または複数の相互的傾斜面と係合する一または複数の傾斜面を含む請求項9または請求項10に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  12. 複数のアクチュエータの少なくとも一つを前記固定軸周りに回転させる駆動システムをさらに備える請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  13. 前記撹拌バスケットを固定軸周りに回転させる駆動システムをさらに備える請求項1に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  14. 前記高密度化流体は液化された二酸化炭素を含む請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  15. 前記高密度化流体は超臨界二酸化炭素を含む請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  16. 前記第1環境は汚染されている環境であり、前記第2環境はきれいな環境である請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  17. 前記圧力容器は前記撹拌バスケットから離れた熱交換器を含む請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  18. 前記圧力容器に結合された蒸留ユニットをさらに備え、前記蒸留ユニットは前記高密度化流体を蒸留するよう動作可能である請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  19. 前記蒸留ユニットは、前記高密度化流体を気体および液体の二相状態に保持するよう動作可能な沸騰容器を含む請求項18に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  20. 前記圧力容器は、前記高密度化流体中に沈められる熱交換器を有する請求項19に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  21. 前記撹拌バスケットは、前記圧力容器内の固定軸周りに回転する請求項1に記載の高密度化流体バリアクリーニングシステム。
  22. 圧力容器と相互作用させる段階であって、前記圧力容器はバリアを横切るように架けられ、第1環境と第2環境とを分離し、前記圧力容器は、前記第1環境と相互作用する第1密閉可能開口、前記第2環境と相互作用する第2密閉可能開口、および、前記圧力容器内に配置される撹拌バスケットを有する段階と、
    前記第1密閉可能開口を通して、前記第1環境から前記撹拌バスケットに一または複数の汚れた物品を導入する段階と、
    前記一または複数の汚れた物品を、高密度化流体を用いて一または複数の処理された物品に変換する段階であって、前記圧力容器内において前記撹拌バスケットを操作する段階を含む変換する段階と、
    物品処理サイクルの完了に対応して、前記第2密閉可能開口を通して、前記撹拌バスケットから前記第2環境へと前記一または複数の処理された物品を取り出す段階と、
    を備える高密度化流体物品処理方法。
  23. 前記第1環境は汚染されている環境であり、前記第2環境はきれいな環境である請求項22に記載の高密度化流体物品処理方法。
  24. 前記圧力容器は実質的に円筒形である請求項22または請求項23に記載の高密度化流体物品処理方法。
  25. 前記撹拌バスケットの外周の周りに取り付けられ、前記圧力容器内において前記撹拌バスケットを固定軸周りに回転させるよう動作可能な複数の車輪を用いて、前記圧力容器内に前記撹拌バスケットを移動可能に取り付ける段階をさらに備える請求項22から請求項24のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
  26. 前記第1密閉可能開口および前記第2密閉可能開口は、それぞれ、アクチュエータ固定軸の周りに回転可能なアクチュエータを含む請求項22から請求項25のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
  27. 前記撹拌バスケットは撹拌固定軸を有し、前記方法は、前記撹拌固定軸を前記アクチュエータ固定軸に位置合わせする段階を有する配置する段階をさらに備える請求項26に記載の高密度化流体物品処理方法。
  28. 前記撹拌バスケットを前記撹拌固定軸周りに駆動する段階をさらに備える請求項27に記載の高密度化流体物品処理方法。
  29. 前記撹拌バスケット内において、前記一または複数の汚れた物品と前記高密度化流体との間に機械的相互作用を生成する段階をさらに備える請求項22から請求項28のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
  30. 前記圧力容器は、前記圧力容器内において前記撹拌バスケットを操作可能な駆動機構を有し、
    前記駆動機構は、二次的圧力環境への前記高密度化流体のリークが前記駆動機構に対して害を及ぼさないように前記二次的圧力環境に出る請求項22から請求項29のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
  31. 前記高密度化流体は超臨界二酸化炭素を含む請求項22から請求項30のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
  32. 前記高密度化流体は液化された二酸化炭素を含む請求項22から請求項30のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
  33. 前記変換する段階は、粒子除去および低減、静電気帯電の低減、細菌不活性化、消毒、または殺菌を含む請求項22から請求項32のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
  34. 前記物品処理サイクルの完了に先立って、前記第2密閉可能開口を前記第2環境へと開くことを抑止する段階をさらに備える請求項22から請求項33のいずれか1項に記載の高密度化流体物品処理方法。
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