JPH09296356A - 繊維製品の風合調整用植針体及びそれを用いた風合調整法 - Google Patents
繊維製品の風合調整用植針体及びそれを用いた風合調整法Info
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- JPH09296356A JPH09296356A JP8112438A JP11243896A JPH09296356A JP H09296356 A JPH09296356 A JP H09296356A JP 8112438 A JP8112438 A JP 8112438A JP 11243896 A JP11243896 A JP 11243896A JP H09296356 A JPH09296356 A JP H09296356A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B11/00—Treatment of selected parts of textile materials, e.g. partial dyeing
- D06B11/0093—Treatments carried out during or after a regular application of treating materials, in order to get differentiated effects on the textile material
- D06B11/0096—Treatments carried out during or after a regular application of treating materials, in order to get differentiated effects on the textile material to get a faded look
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジーンズ等の繊維製品に、従来の洗い加工法
で得られる感じに比べてより優れた中古感、ソフト感を
もたせるための風合調整法を提供することである。 【解決手段】 基部2の表面に無数の針3を植えた植針
体1を多数用意し、これをロータリーワッシャの水平回
転ドラム内に繊維製品と共に入れてロータリーワッシャ
で洗い加工を行う。洗浄液には水や通常の洗剤、或いは
バイオ加工用の薬剤を加えた溶液を用いる。植針体の針
が製品に突き刺さることによって製品の表面性が変わ
り、色落ちやバイオ加工の効果も高まって従来法に勝る
中古感、ソフト感が生じる。
で得られる感じに比べてより優れた中古感、ソフト感を
もたせるための風合調整法を提供することである。 【解決手段】 基部2の表面に無数の針3を植えた植針
体1を多数用意し、これをロータリーワッシャの水平回
転ドラム内に繊維製品と共に入れてロータリーワッシャ
で洗い加工を行う。洗浄液には水や通常の洗剤、或いは
バイオ加工用の薬剤を加えた溶液を用いる。植針体の針
が製品に突き刺さることによって製品の表面性が変わ
り、色落ちやバイオ加工の効果も高まって従来法に勝る
中古感、ソフト感が生じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ジーンズ等の繊
維製品の風合を変化させるのに用いる植針体とこれを用
いる風合調整法に関する。
維製品の風合を変化させるのに用いる植針体とこれを用
いる風合調整法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばジーンズは、中古感覚のあるもの
が好んで用いられる。この中古感覚は、色あせ、局部的
な傷や破れなどによって生じるので、新品の製品を販売
する前に洗い加工して意図的に中古感を出すことが行わ
れている。
が好んで用いられる。この中古感覚は、色あせ、局部的
な傷や破れなどによって生じるので、新品の製品を販売
する前に洗い加工して意図的に中古感を出すことが行わ
れている。
【0003】その中古感を出すための洗い加工は、スト
ンウォッシュ、バイオウォッシュ等が主流をなしてい
る。
ンウォッシュ、バイオウォッシュ等が主流をなしてい
る。
【0004】ストンウォッシュは、ロータリーワッシャ
の水平回転ドラム内に製品と多数の小石を入れ、水や洗
剤入り溶液を用いて洗い加工を行うものであって、ドラ
ムの回転により小石が製品の表面上を転がり、或いは表
面上に落下し、これにより製品表面にいわゆる“当り”
(小石が強く当った部分の色あせや表面性状変化の度合
いが強くなる現象)等が生じて中古感が出る。
の水平回転ドラム内に製品と多数の小石を入れ、水や洗
剤入り溶液を用いて洗い加工を行うものであって、ドラ
ムの回転により小石が製品の表面上を転がり、或いは表
面上に落下し、これにより製品表面にいわゆる“当り”
(小石が強く当った部分の色あせや表面性状変化の度合
いが強くなる現象)等が生じて中古感が出る。
【0005】一方、バイオウォッシュは、微生物や酵素
の働きを利用して色あせや触感変化などを生じさせる。
なお、繊維製品のバイオ加工に用いられる薬剤として
は、バイオポリッシュ、デニム洗い用セルラーゼとして
市販されているセルソフト、セルソフトプラス、デニマ
ックス(いずれも商品名)などがある。ほかに、糊抜き
用アミラーゼ(商品名:アクアザイム、アクアザイムウ
ルトラ、サーモザイム、ターミマルなど)や残留過酸化
水素除去用のカタラーゼ(商品名:ターミノックス)、
絹の精錬用プロテアーゼ(商品名:アルカラーゼ、ニュ
ートラーゼ)などもあるが、中古感を出すための洗い加
工では前述のセルラーゼがよく用いられている。
の働きを利用して色あせや触感変化などを生じさせる。
なお、繊維製品のバイオ加工に用いられる薬剤として
は、バイオポリッシュ、デニム洗い用セルラーゼとして
市販されているセルソフト、セルソフトプラス、デニマ
ックス(いずれも商品名)などがある。ほかに、糊抜き
用アミラーゼ(商品名:アクアザイム、アクアザイムウ
ルトラ、サーモザイム、ターミマルなど)や残留過酸化
水素除去用のカタラーゼ(商品名:ターミノックス)、
絹の精錬用プロテアーゼ(商品名:アルカラーゼ、ニュ
ートラーゼ)などもあるが、中古感を出すための洗い加
工では前述のセルラーゼがよく用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したストンウォッ
シュ、バイオウォッシュでは、得られる中古感に限度が
ある。それ以上の中古感やソフト感を出せれば消費者の
多様な好みに応え易くなるが、そのためには、従来とは
異なる新しい洗い加工法が必要である。
シュ、バイオウォッシュでは、得られる中古感に限度が
ある。それ以上の中古感やソフト感を出せれば消費者の
多様な好みに応え易くなるが、そのためには、従来とは
異なる新しい洗い加工法が必要である。
【0007】この発明は、かかる要求に応えることを課
題としている。
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決策とし
て提供するこの発明の風合調整用植針体は、耐水性のあ
る材料で形成される基部の表面に無数の針を植え付けて
成る。
て提供するこの発明の風合調整用植針体は、耐水性のあ
る材料で形成される基部の表面に無数の針を植え付けて
成る。
【0009】また、この発明の風合調整法では、かかる
植針体を処理対象の繊維製品(例えばジーンズ)と一緒
にロータリーワッシャの水平回転ドラムに入れて洗い加
工を実施する。この方法に用いる洗浄液は単純な水でも
よいし、通常の洗剤や先に挙げたセルラーゼ等のバイオ
加工用薬剤を用いた溶液でもよい。
植針体を処理対象の繊維製品(例えばジーンズ)と一緒
にロータリーワッシャの水平回転ドラムに入れて洗い加
工を実施する。この方法に用いる洗浄液は単純な水でも
よいし、通常の洗剤や先に挙げたセルラーゼ等のバイオ
加工用薬剤を用いた溶液でもよい。
【0010】なお、この発明の植針体は、針を含めた全
体サイズがロータリーワッシャの水平回転ドラム内で繊
維製品と一緒に撹拌できる大きさでなければならない。
大きいものでほぼこぶし大、できればこぶしの1/2以
下ぐらいの大きさのものが好ましい。
体サイズがロータリーワッシャの水平回転ドラム内で繊
維製品と一緒に撹拌できる大きさでなければならない。
大きいものでほぼこぶし大、できればこぶしの1/2以
下ぐらいの大きさのものが好ましい。
【0011】この植針体の基部の形状は、球体、立方
体、直方体、円柱、角柱、円錐や角錐、それ等の錘を逆
向きに2つ合わせた形状、上記以外の形の多面体、ドー
ナツ型、楕円球など任意である。
体、直方体、円柱、角柱、円錐や角錐、それ等の錘を逆
向きに2つ合わせた形状、上記以外の形の多面体、ドー
ナツ型、楕円球など任意である。
【0012】また、この植針体の基部の材料は、ガラス
やセラミックなども考えられるが、脆性の高い材料は回
転ドラム内での落下による衝撃で破損する恐れがあるの
で、木、金属、プラスチック、ゴムなどが適している。
基部に植込む針は、摩耗、変形、折れの生じ難い金属の
針が好ましい。この針は、厚手の製品を洗い加工すると
きには太く長くし、一方、薄手の製品を洗い加工すると
きには、製品の破れ防止のために細く短くすると云う具
合に、処理対象製品に合わせて太さや長さを変えるのが
よい。
やセラミックなども考えられるが、脆性の高い材料は回
転ドラム内での落下による衝撃で破損する恐れがあるの
で、木、金属、プラスチック、ゴムなどが適している。
基部に植込む針は、摩耗、変形、折れの生じ難い金属の
針が好ましい。この針は、厚手の製品を洗い加工すると
きには太く長くし、一方、薄手の製品を洗い加工すると
きには、製品の破れ防止のために細く短くすると云う具
合に、処理対象製品に合わせて太さや長さを変えるのが
よい。
【0013】針先の形状も、破れ易い繊維製品に対して
は円錐、破れ難い繊維製品に意図的に傷を付けたい場合
には角錐と云う具合に使い分けるのが望ましい。
は円錐、破れ難い繊維製品に意図的に傷を付けたい場合
には角錐と云う具合に使い分けるのが望ましい。
【0014】また、重量調整や材料節約のために基部を
中空体や筒体にしたり、製品に“当り”を生じさせるた
めに部分的に針を無くし、その針の無い部分の基部が直
接製品に当たるようにしてもよい。
中空体や筒体にしたり、製品に“当り”を生じさせるた
めに部分的に針を無くし、その針の無い部分の基部が直
接製品に当たるようにしてもよい。
【0015】このほか、この発明の風合調整法において
は、必要に応じてロータリーワッシャの回転ドラム内面
にも針を植えておくことができる。
は、必要に応じてロータリーワッシャの回転ドラム内面
にも針を植えておくことができる。
【0016】
【作用】この発明の風合調整法は、従来行われているス
トンウォッシュの小石に代えて植針体を用いるところに
その特徴がある。ストンウォッシュでは、小石が製品の
表面に当たるだけであるので色落ち作用等が織布の内部
にまでは及び難い。これに対し、この発明の方法では、
植針体の針が製品に突き刺ることによって内部からの染
料の滲み出しや酵素等の内部へのしみ込みが促進され、
洗浄効果、バイオ加工の効果が高まる。また、製品表面
の針の突き刺しにより従来とは一風変わった状態になっ
て今まで以上に中古感が増す。
トンウォッシュの小石に代えて植針体を用いるところに
その特徴がある。ストンウォッシュでは、小石が製品の
表面に当たるだけであるので色落ち作用等が織布の内部
にまでは及び難い。これに対し、この発明の方法では、
植針体の針が製品に突き刺ることによって内部からの染
料の滲み出しや酵素等の内部へのしみ込みが促進され、
洗浄効果、バイオ加工の効果が高まる。また、製品表面
の針の突き刺しにより従来とは一風変わった状態になっ
て今まで以上に中古感が増す。
【0017】例えば、太い針(特に角断面の太い針)を
有する植針体の使用時には、製品表面が引きかかれたよ
うな状態になっていかにも着古したような感じが出る。
また、細く短く弾力性のある針を有する植針体を用いる
と薄い製品も破れることがなく、ストンウォッシュ時よ
りも表面がソフトな感じになる。
有する植針体の使用時には、製品表面が引きかかれたよ
うな状態になっていかにも着古したような感じが出る。
また、細く短く弾力性のある針を有する植針体を用いる
と薄い製品も破れることがなく、ストンウォッシュ時よ
りも表面がソフトな感じになる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の植針体の実施
形態を示す。この植針体1は、基部2の表面に無数の針
3を放射状に植えて作られている。図2、図3は他の実
施形態である。図2の植針体1は、立方体の基部2の対
向2面を除く4面に針3を植えてあり、一方、図3のも
のは、円筒体の基部2の外周に針3を植えてある。
形態を示す。この植針体1は、基部2の表面に無数の針
3を放射状に植えて作られている。図2、図3は他の実
施形態である。図2の植針体1は、立方体の基部2の対
向2面を除く4面に針3を植えてあり、一方、図3のも
のは、円筒体の基部2の外周に針3を植えてある。
【0019】これ等の植針体の基部2は、洗い加工に耐
える材料で形成される。その材料は、木や金属でもよい
が、針3の植え付けの容易さを考えるとプラスチックや
ゴム等が好ましい。表層部がプラスチックやゴムから成
る複合材料でもよい。
える材料で形成される。その材料は、木や金属でもよい
が、針3の植え付けの容易さを考えるとプラスチックや
ゴム等が好ましい。表層部がプラスチックやゴムから成
る複合材料でもよい。
【0020】図1の植針体1は球形の基部2の表面の全
域に針3を植えたため、全体がいがぐり状になっている
が、基部2の形状は自由に決めてよい。例示したもの以
外の形としては、直方体、円盤状、角柱、円柱、楕円
球、そろばん玉形の円錐体、角錐を2つ逆向きにくっ付
けた形の多面体、6面以上の面をもつ多面体などが考え
られ、ほかに、中空体や角筒なども利用できる。
域に針3を植えたため、全体がいがぐり状になっている
が、基部2の形状は自由に決めてよい。例示したもの以
外の形としては、直方体、円盤状、角柱、円柱、楕円
球、そろばん玉形の円錐体、角錐を2つ逆向きにくっ付
けた形の多面体、6面以上の面をもつ多面体などが考え
られ、ほかに、中空体や角筒なども利用できる。
【0021】針3の植針域も機能面からは全域にあった
方がよいが、全域であることは必須ではない。例えば、
図2、図3の植針体は両端面に針が無いが、これでも発
明の目的は達成される。これ等は、長尺の植針体を作っ
てそれを定寸に切断する方法で製造できるので、製造効
率の面で図1のものよりも優れる。
方がよいが、全域であることは必須ではない。例えば、
図2、図3の植針体は両端面に針が無いが、これでも発
明の目的は達成される。これ等は、長尺の植針体を作っ
てそれを定寸に切断する方法で製造できるので、製造効
率の面で図1のものよりも優れる。
【0022】針3の植込みは、図4に示すように、基部
2に小孔4を設けてその孔に圧入してもよいし、プラス
チックやゴムから成る基部の場合にはモールドや基部表
面を軟化させての突き刺しによる植込みも行える。ま
た、図5、図6に示すように、抜け止め用の頭部や連結
部のある針3をプラスチックやゴムのシート5に裏側か
ら突き刺したものをベースになる部分の表面に接着する
方法でも植込みが行える。
2に小孔4を設けてその孔に圧入してもよいし、プラス
チックやゴムから成る基部の場合にはモールドや基部表
面を軟化させての突き刺しによる植込みも行える。ま
た、図5、図6に示すように、抜け止め用の頭部や連結
部のある針3をプラスチックやゴムのシート5に裏側か
ら突き刺したものをベースになる部分の表面に接着する
方法でも植込みが行える。
【0023】針3は、太いもの、細いもの、長いもの、
短いもの、弾力性の有るもの、無いものを加工対象製品
に合わせて使い分けるとよい。針の先端形状は、図7、
図8に示す尖鋭な円錐や角錐がよい。針の材料は、先端
の尖鋭さを長く維持でき、しかも錆難いものが好まし
い。代表的なものとしては、ステンレスや銅合金、鋼材
表面に耐食性硬質被覆層を施したものなどが挙げられ
る。
短いもの、弾力性の有るもの、無いものを加工対象製品
に合わせて使い分けるとよい。針の先端形状は、図7、
図8に示す尖鋭な円錐や角錐がよい。針の材料は、先端
の尖鋭さを長く維持でき、しかも錆難いものが好まし
い。代表的なものとしては、ステンレスや銅合金、鋼材
表面に耐食性硬質被覆層を施したものなどが挙げられ
る。
【0024】また、植針体1の針も含めた外観寸法は、
球体の基部を用いるものについては直径45mm前後、
立方体の基部を用いるものは一辺が30mm前後、柱状
の基部を用いるものは長さ、径が共に40〜45mm前
後が特に好ましかった。重量が適当であればこぶし大の
大きさのものも繊維製品と一緒に撹拌できるが、あまり
大きいものを用いると製品の突き刺しにむらが出る。製
品の全域をまんべんなく突き刺すために小さな植針体を
数多く使用するのがよい。但し、植針体が小さ過ぎると
ロータリーワッシャの回転ドラムから飛び出す可能性が
出てくるので、寸法の下限は2cm程度にするのが望ま
しい。
球体の基部を用いるものについては直径45mm前後、
立方体の基部を用いるものは一辺が30mm前後、柱状
の基部を用いるものは長さ、径が共に40〜45mm前
後が特に好ましかった。重量が適当であればこぶし大の
大きさのものも繊維製品と一緒に撹拌できるが、あまり
大きいものを用いると製品の突き刺しにむらが出る。製
品の全域をまんべんなく突き刺すために小さな植針体を
数多く使用するのがよい。但し、植針体が小さ過ぎると
ロータリーワッシャの回転ドラムから飛び出す可能性が
出てくるので、寸法の下限は2cm程度にするのが望ま
しい。
【0025】図9及び図10は、この発明の方法の実施
に用いるロータリーワッシャの一例である。このロータ
リーワッシャ10は、ケーシング11内に回転ドラム1
2をローラ13で水平に支えて設けてある。その回転ド
ラム12の両端外周にリング状の歯車14を付け、減速
機付モータ15の回転を歯車14を含む動力伝達機構1
6でドラム12に伝えてこのドラムを回転させる。
に用いるロータリーワッシャの一例である。このロータ
リーワッシャ10は、ケーシング11内に回転ドラム1
2をローラ13で水平に支えて設けてある。その回転ド
ラム12の両端外周にリング状の歯車14を付け、減速
機付モータ15の回転を歯車14を含む動力伝達機構1
6でドラム12に伝えてこのドラムを回転させる。
【0026】ケーシング11には、蓋17が設けられて
おり、その蓋17を開けて回転ドラム12内に処理対象
の繊維製品とこの発明の植針体を入れ、水や洗浄液を導
入後、ドラムを回転させて適当な時間洗い加工を行う。
おり、その蓋17を開けて回転ドラム12内に処理対象
の繊維製品とこの発明の植針体を入れ、水や洗浄液を導
入後、ドラムを回転させて適当な時間洗い加工を行う。
【0027】回転ドラム12は、内面に撹拌リブ18
(図9参照)を有するものが好ましい。リブ18の表面
やドラム内面に無数の針を植設しておくことができ、こ
の場合、繊維製品の突き刺しがドラム内の針によっても
行われるので加工能率が向上する。
(図9参照)を有するものが好ましい。リブ18の表面
やドラム内面に無数の針を植設しておくことができ、こ
の場合、繊維製品の突き刺しがドラム内の針によっても
行われるので加工能率が向上する。
【0028】ケーシング11は、製品の出し入れの容易
化のために油圧駆動の昇降手段19で後部を上げ下げし
て前方下部のヒンジ軸20を支点に全体を傾けられるよ
うにしているが、この傾斜機能の無いロータリーワッシ
ャを利用してもよい。
化のために油圧駆動の昇降手段19で後部を上げ下げし
て前方下部のヒンジ軸20を支点に全体を傾けられるよ
うにしているが、この傾斜機能の無いロータリーワッシ
ャを利用してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の植針体及
びこれを用いた風合調整法によれば、ジーンズ等の繊維
製品に針が刺って製品の表面性状が変わり、色落ち等も
促進されるので、従来行われているストンウォッシュ、
バイオウォッシュで得られる中古感やソフト感に勝る中
古感、ソフト感が得られ、消費者の好みにより合った繊
維製品を提供することが可能になる。
びこれを用いた風合調整法によれば、ジーンズ等の繊維
製品に針が刺って製品の表面性状が変わり、色落ち等も
促進されるので、従来行われているストンウォッシュ、
バイオウォッシュで得られる中古感やソフト感に勝る中
古感、ソフト感が得られ、消費者の好みにより合った繊
維製品を提供することが可能になる。
【図1】この発明の植針体の実施形態を示す外観図
【図2】植針体の他の実施形態の外観図
【図3】植針体の更に他の実施形態の外観図
【図4】針の植込み部の一例を示す拡大断面図
【図5】針の植込み部の他の例を示す拡大断面図
【図6】針の植込み部の更に他の例を示す拡大断面図
【図7】針先の形状の一例を拡大して示す斜視図
【図8】針先の形状の他の例を拡大して示す斜視図
【図9】この発明の方法の実施に用いるロータリーワッ
シャの一例を示す正面図
シャの一例を示す正面図
【図10】同上のワッシャの側面図
1 植針体 2 基部 3 針 4 小孔 5 プラスチックゴムのシート 10 ロータリーワッシャ 12 回転ドラム 18 撹拌リブ
Claims (2)
- 【請求項1】 耐水性のある材料で形成される基部の表
面に無数の針を植え付けて成り、その針を含めた全体サ
イズがロータリーワッシャの水平回転ドラム内に繊維製
品と一緒に入れて撹拌できる大きさになっている繊維製
品の風合調整用植針体。 - 【請求項2】 ロータリーワッシャの水平回転ドラム内
にジーンズ等の処理対象繊維製品と、多数の請求項1記
載の植針体を入れて洗い加工を行うことを特徴とする繊
維製品の風合調整法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112438A JPH09296356A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 繊維製品の風合調整用植針体及びそれを用いた風合調整法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8112438A JPH09296356A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 繊維製品の風合調整用植針体及びそれを用いた風合調整法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296356A true JPH09296356A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14586642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8112438A Pending JPH09296356A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 繊維製品の風合調整用植針体及びそれを用いた風合調整法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09296356A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100340243B1 (ko) * | 1999-08-16 | 2002-06-12 | 김병기 | 청의류 직물지 표면을 가열화인 화학반응 시켜 세탁해 얻는 무늬 형상제법 |
KR100345929B1 (ko) * | 1999-11-10 | 2002-07-26 | 김병기 | 면 직조 청직물 표면의 화인(火印) 처리 방법 |
JP2015509753A (ja) * | 2012-01-17 | 2015-04-02 | シーオーツー ネクサス インコーポレイテッド | バリア高密度化流体クリーニングシステム |
CN106120212A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-11-16 | 浙江杭州湾纺织品有限公司 | 仿真毛皮的染色设备及其染色工艺 |
CN112195642A (zh) * | 2020-09-24 | 2021-01-08 | 苏州经结纬面料科技有限公司 | 一种针控调节设备及其使用方法 |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP8112438A patent/JPH09296356A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100340243B1 (ko) * | 1999-08-16 | 2002-06-12 | 김병기 | 청의류 직물지 표면을 가열화인 화학반응 시켜 세탁해 얻는 무늬 형상제법 |
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JP2015509753A (ja) * | 2012-01-17 | 2015-04-02 | シーオーツー ネクサス インコーポレイテッド | バリア高密度化流体クリーニングシステム |
CN106120212A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-11-16 | 浙江杭州湾纺织品有限公司 | 仿真毛皮的染色设备及其染色工艺 |
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