JP2015508883A - ランプアセンブリ - Google Patents

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Abstract

一実施例はガスを循環させるための装置を含み、装置はフィラメント(106)を有するランプ(101)を含み、ランプ(101)は実質的に直線状で細長い。半透明ハウジング(108)がランプ(101)の周囲に配置され、ランプ(101)と半透明ハウジング(108)との間に空間(110)を画定することができる。マニホルド(112)が半透明ハウジング(108)に結合され、圧力源に結合されるように構成されたマニホルド内部(114)を画定することができ、マニホルド内部(114)は、ランプ(101)と半透明ハウジング(108)との間の空間(110)と流体連通している。さらに、選択された圧力のガスの流れに耐えるように構成されたシール(116)を半透明ハウジング(108)とマニホルド(112)との間に配置することができる。ランプ(101)は、マニホルド(112)にシールされた半透明ハウジング(108)を含むアセンブリから摺動可能に取り外し可能でありうる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み入れられる、2012年2月9日に出願された米国特許仮出願第61/596,880号の恩典を主張するものである。
開示の分野
本開示の態様は、限定するものではないが、ランプアセンブリに関し、より具体的には、乾燥用の赤外線ランプアセンブリに関する。
背景
塗料乾燥などのいくつかのプロセスは、赤外線(「IR」)ランプなどのランプへの曝露から恩恵を受けることができる。このような曝露は、乾燥時間を短縮することができ、塗料などのコーティングのタフネスを増大させるなど、他の恩恵をもたらすこともできる。しかしながら、そのようなランプは、使用中に非常に熱くなることがある。いくつかの例では、乾燥ワークピースの周囲の雰囲気を熱い機器に曝露するのは望ましくないことがある。
少なくともこの理由で、ランプの温度を制御しようとする試みが行われている。例えば、米国特許第3,204,085号(特許文献1)は、石英管内に配置されたフィラメントを有する爆発耐性加熱デバイス(explosion-resistant heating device)を記述している。別の例では、米国特許第4,968,871号(特許文献2)は、通気枠組み(ventilated framework)を有するIRヒータを提供している。
米国特許第3,204,085号 米国特許第4,968,871号
概要
この概要は、本特許出願の主題の概要を提供するためのものである。この概要は、本発明の排他的かつ網羅的な説明を提供するためのものではない。詳細な説明には、本特許出願に関するさらなる情報を提供することが含まれる。
本開示の一つまたは複数の態様は、実質的に直線状のランプを覆うようにガスを方向付けることができるランプアセンブリを含む。本開示のこのようなランプアセンブリは、点検保守が容易であり、許容レベルの冷却を提供するとともに、乾燥機内の雰囲気などの近くの雰囲気をランプで生成された熱から十分に断熱する。一つまたは複数の態様では、ガスを循環させるための装置が、フィラメントを有するランプなどの実質的に直線状で細長いランプを含む。ランプは、例えば、IRランプでよい。半透明(例えば透明)のハウジングがランプを取り囲んで、ランプと半透明ハウジングとの間に空間を作ることができる。空間を通じてガスを循環させるためにガス搬送マニホルドを半透明ハウジングに結合することができる。マニホルドは、圧縮空気などの圧力源に結合されるように構成された内部を画定する。マニホルド内部は、ランプと半透明ハウジングとの間の空間と流体連通することができる。
半透明ハウジングはマニホルドにシールされることができる。場合によっては、例えば、半透明ハウジングおよびマニホルドの一方または両方がシールに対して摺動できるようにすることによって、半透明ハウジングおよびマニホルドの異なる熱膨張率を許容するために、ハウジングをマニホルドにシールするために、oリングを使用することができる。様々な態様において、シールは、マニホルド内の所望の圧力レベルを維持するのに十分でありうる。保守容易性を高めるために、ランプは摺動可能に取り外し可能とすることができる。ランプは、半透明ハウジングとマニホルドとの間のシールをひっくり返すことなく、マニホルドを通して半透明ハウジングから滑り出させることができる。
一つまたは複数の態様では、半透明ハウジングの周囲およびワークピース上にガスカーテン(gas curtain)を作るためのシステムおよび関連する方法が提供され、ガスカーテンは、普通ならランプまたはランプの入ったハウジング付近を流れることになる雰囲気を変位させる。このガスカーテンは、使用中に雰囲気ガスをランプから遠ざけておき、事実上、ランプを雰囲気ガスから遮蔽することができる。
必ずしも原寸に比例して描かれていない図面において、同じ番号は、種々の図において類似構成要素を表すことができる。異なる文字接尾辞を有する同じ番号は、類似構成要素の異なる例を表すことができる。図面は一般に、例として本発明の様々な態様を示しているが、それらに限定するものではない。
図1Aは、本開示の一つまたは複数の態様によるランプアセンブリおよびワークピースの側面図である。図1Bは、本開示の一つまたは複数の態様による、図1Aのランプアセンブリの右側面図である。 本開示の一つまたは複数の態様による、レンズボックスから外へ摺動可能なランプの斜視図である。 本開示の一つまたは複数の態様による、曲がったガス流を破線で示した、図2Aのクローズアップ図である。 本開示の一つまたは複数の態様による、断面図および分解図で示した、フードの立面斜視図である。 本開示の一つまたは複数の態様による、断面図および分解図で示した、フードの立面斜視図である。 本開示の一つまたは複数の態様による分解されたフードの底面図である。 図3Cの線3D--3Dに沿って見た断面斜視図である。 図3Cの線3D--3Dに沿って見たフードの右側面図である。 本開示の一つまたは複数の態様によるランプおよび半透明ハウジングを示す斜視図である。 本開示の一つまたは複数の態様によるランプアセンブリの底面図である。 図4Aの線4B--4Bに沿って見た断面図である。 図4Bの線4C--4Cに沿って見た断面図である。 図4Cの線4D--4Dに沿って見た断面図である。 本開示の一つまたは複数の態様による、流れ流線を示した、流れ方向付けプレナムの断面図である。 本開示の一つまたは複数の態様による一実施例の乾燥システム600の流れ図である。 本開示の一つまたは複数の態様による図6Aの一部分を示す図である。 本開示の一つまたは複数の態様による、ランプアセンブリと共にワークピースを冷却する方法を示す図である。 本開示の一つまたは複数の態様による赤外線強度を示すプロット図である。
詳細な説明
本開示は、ランプアセンブリのためのシステム、デバイス、および方法の様々な態様を提供する。本開示の様々な態様は、切れたバルブ(burnt bulb)の交換に伴うダウンタイムを最小限に抑えることができるように保守点検が容易であり、許容レベルの冷却を可能にするとともに、乾燥機内の雰囲気などの近くの雰囲気をランプで生成された熱から十分に断熱することができるランプアセンブリを提供する。さらに、本開示の様々な態様は、漏れを最小限に抑えることでより費用効率の高いランプアセンブリを提供することができる。
本明細書において論じられているように、ランプの温度は使用中に上昇し、雰囲気をランプによって生成された熱に曝露する可能性がある。場合によっては、雰囲気をランプによって生成された熱に曝露することは望ましくないことがある。ランプの温度を制御しようとする以前の試みでは、IRランプをランプの下の雰囲気に直接曝露し、それによって雰囲気を不利に加熱しうるデバイスを含んでいた。加えて、ランプの温度を制御しようとする以前の試みでは、ランプを容易には交換することができないデバイスを含むことがあり、その場合、ランプを交換することによりシールを損傷させる可能性がある。
本開示は、容易なランプ交換を可能にし、ランプの温度の制御を可能にするとともに、近くの雰囲気をランプで生成された熱から断熱するランプアセンブリの態様を提供することによって以前の試みを改善する。一つまたは複数の態様では、放射エミッタ(radiation emitter)(例えば、ランプ)などのエミッタが、ランプを取り囲む別個の管(例えば、石英管などのシリカ系管)の内側に配置されて、ランプと周囲の雰囲気との間に熱対流および熱伝導を妨げる空間を作ることができる。空間は、例えば空間に冷却ガスを流すことによってランプを対流冷却するために使用することもできる。
一つまたは複数の態様では、使用済みランプをより少ないシール損傷で容易に除去することを可能にしつつ、ランプマニホルドがそのようなガスをシールされたままで取り替えるように構成されている。したがって、本開示のランプアセンブリは、保守点検を容易にするとともに、シールを損傷させる危険性を低減することができる。この設計により、冷却ガスの漏れが減少するので、エネルギー消費も減少し、運転コストが低下する。
一つまたは複数の態様では、ランプ(またはランプを取り囲む管)から離れる向きに垂れるエアカーテンが提供され、エアカーテンは雰囲気を押してランプから遠ざけることができる。それにより、エアカーテンは、より不活性のガスで加熱されるべきでない雰囲気を変位させることができる。その結果、望ましくないガス加熱の発生が低減または除去されて、安全性を高めることができる。これらの「カーテン」態様は、加熱面を乾燥機内の雰囲気から隔てるために使用することができる。上記の態様は、本開示がIRランプなどのランプの使用者に提供することができる恩恵の一部しか示していない。
図1Aは、本開示の一つまたは複数の態様によるランプアセンブリ102およびワークピース104の側面図を示す。図1Bは、本開示の一つまたは複数の態様による図1Aのランプアセンブリの右側面図を、図1Aの破線に沿って見た断面で示す。ランプアセンブリの局面は、例えばランプを冷却するためのガスを循環させるためのものである。いくつかの局面は、ガスを特定の領域(例えば、ワークピースとランプとの間の領域)から離れる向きに方向付ける。
一つまたは複数の態様では、ランプアセンブリ102は、フィラメント106を有するランプ101を含むことができる。ランプ101は、実質的に直線状で細長く、長さLに沿って延びることができるが、曲線形状などの他の形状が使用されてもよい。一つまたは複数の態様では、ランプ101はフィラメントハウジングを含む。フィラメントハウジングは、ガラスバルブ107などのバルブとすることができる。一つまたは複数の態様では、ガラスバルブ107は円筒形状であり、フィラメント106を包む。フィラメントハウジングは、ガラス管や石英管などのシリカで形成された管を含むことができる。本開示は石英に限定されるものではなく、シリカ系材料などの他の適切な材料が使用されてもよい。
一つまたは複数の態様では、フィラメントハウジング(例えば、ガラスバルブ107)は、780ナノメートル(nm)〜1400 nmの範囲の短波赤外線または近赤外線を透過させるように適合される。一つまたは複数の態様では、フィラメントハウジングは、1400 nm〜3000 nmの範囲の中赤外線を透過させるように適合される。一つまたは複数の態様では、フィラメントハウジングは、3000 nmを超えるすべての遠赤外線またはダークエミッタ(dark emitters)を透過させるように適合される。いくつかの態様は、約780 nmを透過させるように適合された石英を使用するが、本開示はそれに限定されるものではない。一つまたは複数の態様では、ランプは、フィラメントハウジング(例えば、ガラスバルブ107)を含んでいなくてもよい。すなわち、ランプは、フィラメントハウジングのない裸フィラメント106からなる。
一つまたは複数の態様では、取り外し可能なフィラメント106は半透明ハウジング108内に配置され、例えば、フィラメント106を長さLに沿って軸方向に摺動させることにより、半透明ハウジング108を除去することなく交換することができる。フィラメント106がガラスバルブ107などのフィラメントハウジング内に配置される一つまたは複数の態様では、フィラメント106およびガラスバルブ107は、半透明ハウジング108を取り除くことなく除去することもできる。半透明ハウジング108を所定の位置に置いておくことは、半透明ハウジング108の内部とマニホルド112などの他の構成要素との間のシール(例えば、シール116)の品質を維持するのに役立つ。
半透明ハウジング108がランプ101の周囲に配置された状態で、ランプ101と半透明ハウジング108との間に空間110が画定される。一つまたは複数の態様では、空間110は、フィラメントハウジング(例えば、ガラスバルブ107)と半透明ハウジング108との間に画定されてもよい。冷媒などのガスは、流線109で示されているように空間110を流れることができる。半透明ハウジング108は円筒形であり、ランプ101を受けるようサイズ決めされた円筒内部を画定することができる。一つまたは複数の態様では、フィラメントハウジング(例えば、ガラスバルブ107)が円筒形状であり、円筒形状の半透明ハウジング108に包まれる。一つまたは複数の態様では、空間110は、半透明ハウジング108とフィラメント106との間に他のハウジングが配置されていない状態で、半透明ハウジング108とフィラメント106との間に画定することができる。
一つまたは複数の態様では、半透明ハウジング108は半透明ガラスで形成することができるが、他の透明もしくは半透明材料などの他の適切な材料が使用されてもよい。一つまたは複数の態様では、ガラスは石英で形成することができる。一つまたは複数の態様では、ガラスは、シリカ系材料などの他の適切な材料で形成されてもよい。いくつかの態様では、半透明ハウジング108は、赤外線波長などのいくつかの波長にのみ透明である。一つまたは複数の態様では、半透明ハウジング108は、少なくともある機能(例えば、作業面を所望の温度に加熱すること)を実行するように選択された波長を伝達することができる。一つまたは複数の態様では、半透明ハウジング108は、780 nm〜1400 nmの範囲の短波赤外線または近赤外線を透過させるように適合されてもよい。一つまたは複数の態様では、半透明ハウジング108は、1400 nm〜3000 nmの範囲の中赤外線を透過させるように適合されてもよい。一つまたは複数の態様では、半透明ハウジング108は、3000 nmを超えるすべての遠赤外線またはダークエミッタを透過させるように適合されてもよい。一態様では、半透明ハウジング108は、約780 nmを透過させるように適合された石英でもよいが、本開示はそれに限定されるものではない。
図1Aに示されているように、プレナムまたはマニホルド112を半透明ハウジング108に結合することができる。一つまたは複数の態様では、マニホルド112は、マニホルド内部114およびマニホルド外部118を画定しかつ分離する。一つまたは複数の態様では、マニホルド112は、圧縮空気または他のガスもしくは複数のガスの組合せで充填された導管などの圧力源に結合されるように構成することができる。マニホルド内部114は、ランプ101と半透明ハウジング108との間の空間110と流体連通することができる。フードまたは他の排気装置もしくはドレーンが、随意でマニホルド外部118から空気を抜き取ることができる。
ランプアセンブリ102は、半透明ハウジング108とマニホルド112との間に配置されたシール116を含むことができる。シール116は、半透明ハウジング108の片側または両側に配置することができる。一つまたは複数の態様では、シール116は自動補力シール(self-energizing seal)とすることができる。シール116はoリングなどの規格シールでもよい。他のシールも可能である。シール116は、例えばマニホルド112の内部114からワークピース104付近の雰囲気までのガスの流れに対して選択された圧力で耐えるように構成される。
一つまたは複数の態様では、半透明ハウジング108は、マニホルド112とは異なる熱膨張係数を有していてもよい。いくつかの態様では、シール116により、半透明ハウジング108はマニホルド112とは異なる熱膨張率で長さLに沿って膨張することが可能となりうる。シール116により、半透明ハウジング108は内部114から外部118へのガスの流れに対してシール116を破壊することなくマニホルド112内に膨張することが可能となりうる。このようなシール構成は、ガラス板がボックス内部にフィラメントをシールするために使用される設計に関して、ボックスの非ガラス部分がボックスのガラス部分とは異なる率で膨張し、それによってガラスと非ガラス部分との間の広いシール面に損傷を与えるリスクがあるので、恩恵をもたらすことができる。本開示の態様は、長さLに沿って延びるシールを含む設計よりも小さいシール領域を提供することができる。
一つまたは複数の態様では、ランプ101は、ランプアセンブリ102から摺動可能に取り外し可能とすることができる。例えば、ランプ101は、マニホルド112の端部からサービスプレート(service plate)120を外すことによって除去することができる。サービスプレート120は、押さえねじなどの任意の適切な締結手段を用いて端部122に取り付けることができる。サービスプレート120は、例えば、oリング、ガスケット、シーラント、またはそれらを組み合わせたものを用いて端部122にシールすることができる。
サービスプレート120を取り除くと、ランプ101は半透明ハウジング108を通してマニホルド112から滑り出すことができる。ランプ101は、シール116を所定の位置に置いたままにして、半透明ハウジング108とマニホルド112の両方から同時に引き抜くことができる。この種の設計は、ガラス窓を有するボックス内にランプが配置されている構成に関して、この構成ではランプを取り除くにはボックスからガラスを取り除く必要がある(そのようなガラス板の一実施例が図2Aに204として示されている)ので、恩恵をもたらすことができる。ボックスからガラスを取り除くことによりシールに損傷を与えるか、さらにはシールを破壊して、ランプの保守点検が困難となりうる。いくつかの態様は、サービスプレート120ではなく、またはサービスプレート120に加えて、マニホルド112内に配置されたサービスプラグを含むこともできる。
一つまたは複数の態様では、マニホルド112は、半透明ハウジング108と並んで延びる分配部分124を含むことができる。マニホルド112の分配部分124は、少なくとも一つのカーテン開口126を画定することができる。少なくとも一つのカーテン開口126は、空気をマニホルド112の分配部分124の中からワークピース104付近の周囲雰囲気へ流線127に沿って方向付けることができる。様々な態様では、カーテン開口126は、半透明ハウジング108に、または半透明ハウジング108が使用されない態様ではランプ101に向けられることができる。
一つまたは複数の態様では、マニホルド112の分配部分124は、ランプ101と半透明ハウジング108との間の空間110と流体連通するマニホルドの一部分128からシールするかまたは仕切ることができる。シールまたは仕切りをマニホルドの中に鋳込むかまたは機械加工することができ、あるいは割出し板などの可動部分で作ることもできる。プラグや弁などの多くの他のシール手段または仕切り手段も可能である。
いくつかの態様では、分配部分124は、処理されている周囲空気、例えば洗浄またはその他の方法で処理された空気を含むことができ、ランプ101と半透明ハウジング108との間の空間110と流体連通するマニホルドの一部分128には、空気圧縮機などの別の供給源からガスを供給することができる。一つまたは複数の態様では、分配部分124に供給されるガスならびにランプ101と半透明ハウジング108との間の空間100と流体連通するマニホルドの一部分128に供給されるガスは、同じ供給源からのガスとすることができる。マニホルド112の一方の部分または両方の部分に供給される空気が、導入される前に冷却されてもよい。
図1Aに示されているように、少なくとも一つのカーテン開口126は、マニホルド112の分配部分124の長さLに沿って周期的に離間された複数のカーテン開口126を含むことができる。少なくとも一つのカーテン開口126は、ガスの流れを半透明ハウジング108から離れる向きに垂れるシート状ガスカーテン130に整形するように指向してもよい(図1Bに流線129に沿って示されている)。カーテン130は、ワークピース104に近接する雰囲気を半透明ハウジング108から、または半透明ハウジング108を含まない態様ではランプ101から変位させるように選択されうる幅Wとすることができる。本明細書において論じられているように、流れ分配プレナム(例えば、図3Aに示されている流れ分配プレナム303)がマニホルド112の分配部分124に結合されて、半透明ハウジング108の周囲に流線129をさらに整形することができる。カーテン130のガスは、例えばガスをワークピース104に引き寄せるために、ワークピース104に対して分極することができることに留意されたい。一つまたは複数の態様では、ガスカーテン130は陰極であり、ワークピース104は陽極である。別の態様では、ガスカーテン139およびワークピース104は反対の極性で構成することができる。いくつかの態様では、マニホルド112は、ガスカーテン130をイオン化するための一つまたは複数の電極を含む。
図2Aは、本開示の一つまたは複数の態様による、ランプボックス206から外へ摺動可能なランプ202を含むランプアセンブリ200の代替態様の斜視図である。図示のランプアセンブリ200は、ランプボックス206のガラス窓204を除去することなくランプ202を交換する改良された方法を提供する。このような除去は、ガラス窓204とランプボックス206の残り部分との間のシールを損傷または破壊する可能性がある。一つまたは複数の態様では、ランプボックス206は、ランプ202を保持するように構成された取り外し可能な引出し208を含むことができる。引出し208は、ランプボックス206の外へ摺動し、それによってランプ202を露出させるように構成することができ、したがって、ランプ202は除去するかまたはその他の方法で保守点検することができる。引出し208は、部分的にまたは完全に取り外すことができる。一つまたは複数の態様では、引出し208とボックス206との間にシールを配置することができる。一つまたは複数の態様では、引出し208はランプボックス206内に挿入することができ、ボックス開口210の上にサービスプレートを取り付けることができる。一つまたは複数の態様では、ランプ202の除去を支援するために、引出し208内にエンドキャップ212を設けることもできる。
図2Bは、本開示の一つまたは複数の態様による、曲がったガス流を破線で示した、図2Aのクローズアップ図である。特に、図2Bは、プレナムまたはマニホルド216に結合された冷却用入口214を示す。流線218は、空気が入口214に入り、マニホルド216を通り、一つまたは複数のカーテン開口220を通り、一つまたは複数の出口222を通ってマニホルド216から外へ移動する経路を示す。窓204(図2Aに示されている)が存在しない態様では、出口222は封鎖することができ、ガスはランプ202、またはランプ202が中に配置されている半透明ハウジングから離れてワークピースまで流れることができる。
図3Aは、本開示の一つまたは複数の態様による、断面図および分解図で示した、フードの立面斜視図である。図3Bは、本開示の一つまたは複数の態様による、断面図および分解図で示した、フードの立面斜視図である。図3Cは、本開示の一つまたは複数の態様による分解されたフードの底面図である。図3Dは、本開示の一つまたは複数の態様による、ランプベース301と、ランプベース301に結合された流れ方向付けプレナム303とを含むアセンブリ300の斜視断面図である。
図3Dに示されているように、ランプベース301は、分配部分322を有するマニホルド302を含む。分配部分322は、ガスを他の構成要素(例えば、流れ方向付けプレナム303)内に分配するために、流れ方向付けプレナム303などの他の構成要素に対合可能である。一つまたは複数の態様では、一実施例のガス流がマニホルド入口351(図3Aに示されている)に入り、マニホルド302の内部空隙316を通り、開口324から出て、開口325に入り、流れ方向付けプレナム303の内部空隙317を通り、カーテン開口342から出る。マニホルド302の分配部分322は、ガスを出口開口324から外へ方向付けるように加圧されうる内部空隙316を含むことができる。したがって、圧縮空気などの加圧ガスは、内部空隙316に入り、開口324, 325を通過し、プレナム内部空隙317に入り、次いで一つまたは複数のカーテン開口342を通ってアセンブリ300の周囲の雰囲気へ出ることができる。このガスは、とりわけ半透明ハウジング314からガスを遠ざけておくようにガスカーテンを作る。
ガスカーテンは、ランプベース301に取り付けられかつ流れ方向付けプレナム303内のレリーフ305を通って延びる一つまたは複数のランプ308からガスを遠ざけておくのに有用である。一つまたは複数の態様では、ランプ308はフィラメントおよびバルブを含むが、バルブは本明細書において論じられているように随意である。様々な態様が、ガスカーテンを作るために複数のカーテン開口342を使用する。様々な態様は、一定のパターンで配置された複数のカーテン開口342を含むことができる。一つまたは複数の態様では、複数のカーテン開口342は、半透明ハウジング314に平行なそれぞれの軸線に沿って整列された複数の列(とりわけ図3Dに示されている)のカーテン開口342を含むことができる。工学的カーテン形状が図5に参照される。一つまたは複数の態様では、複数の列は、半透明ハウジング314の上方に整列された一つの上部列352を含むことができる。一つまたは複数の態様では、複数の列は、半透明ハウジング314の両側に整列されうる対向する列356を含むことができる。上部列352のカーテン開口は、ガスを半透明ハウジング314の中心線の方へ向けるように指向することができ、対向する列356のカーテン開口342のカーテン開口は、ガスを半透明ハウジング314の中心線の下方へ向けるように指向することができる。
図3Eの態様に示されているように、対向する列356のカーテン開口342のカーテン開口342は、互いに対して角度DEG1に向けられた中心線を含むことができる。DEG1は90度でありうるが、本主題はそれに限定されるものではない。一つまたは複数の態様では、対向する列356のカーテン開口342のカーテン開口342の中心線の交点は、半透明ハウジング314の中心線から距離D31とすることができる。一つまたは複数の態様では、上部列352と対向する列356との間の距離は、半透明ハウジング314の中心線と上部列352との間の距離よりも小さい距離D32とすることができる。
一つまたは複数の態様では、カーテン開口342は直径約5.0ミリメートル(mm)を有する円筒形とすることができるが、より大きい直径またはより小さい直径を有するカーテン開口を使用することもできる。カーテン開口342は、円筒形に加えて、例えば立方形などの他の曲線形状を含む他の形状でもよいが、それに限定されるものではない。
角度DEG2は、ランプ308が発するIR光の範囲に対応する。一つまたは複数の態様では、ランプ308は、発光を図示の範囲に制限するために、コーティングで裏打ちすることができる。一つまたは複数の態様では、範囲は、ワークピース上にIR光を投射するように選択される。
一つまたは複数の態様では、コーティングは温度制御されるべきである。一つまたは複数の態様では、コーティングは金で形成することができる。ランプ308と半透明ハウジング314との間にガスを流すことにより、コーティングを保護するように温度を十分制御することができる。場合によっては、このことは、カーテン開口342から出て行くガスの機能と対照的であり、冷却をすることができるが、カーテン開口342は、ガスを半透明ハウジング314から離れる向きに変位させるときに特に有効である。
図3Aに戻ると、ランプ308は半透明ハウジング314内に配置されて、ランプ308と半透明ハウジング314との間に空間を画定する。ガス、例えば破線を有する矢印で示されているガスは、入口導管328に入り、マニホルド304に流れ込み、空間に流れ込み、出口353から流れ出ることができる。ランプ308と半透明ハウジング314との間を流れるガスは、とりわけ、ランプ308を冷却することができる。
一つまたは複数の態様では、流れ方向付けプレナム303は、入口導管328を受けるようサイズ決めされたトンネル350を含むことができる。一つまたは複数の態様では、流れ方向付けプレナム303のトンネル350は、1対の半透明ハウジング314の間に配置され、入口導管328を受けるようサイズ決めされうる。入口導管328は、マニホルド(例えば、図4Aの右側マニホルド部404)と結合するようにトンネル350を貫通して延びることができる。一つまたは複数の態様では、トンネル350は、それを通じてランプ308が摺動可能に取り外し可能であることができるアセンブリ300の側面(例えば、図4Aの左側マニホルド部406)で開いているが、本主題はそれに限定されるものではない。
図3Cは、本開示の一つまたは複数の態様による分解したフードの底面図である。図3Cに示されているように、ランプ308が保守点検のためにランプ308の軸線に沿って摺動されることを可能にするために、サービスプレート309を除去することができる。一つまたは複数の態様では、ランプ308は、半透明ハウジング314とマニホルド304または307などの一つまたは複数のマニホルドとの間のシールを交換することなく除去することができる。保守点検のために別のサービスプレート311が除去されてもよい。例えば、サービスプレート311は、ランプ308のバルブを電源に相互接続するかまたはアセンブリ300に対して他の作業を行うために除去されてもよい。
図3Fは、本開示の一つまたは複数の態様によるランプおよび半透明ハウジングを示す斜視図である。図3Fに示されているように、ランプ308は半透明ハウジング314内に配置され、シール315を含む。シール315は、半透明ハウジング314とマニホルド304または307などの一つまたは複数のマニホルド(図3Aに示されている)との間にシールを設けることができる。一つまたは複数の態様では、シール315はoリングでよい。
図4Aは、本開示の一つまたは複数の態様によるランプアセンブリ400の底面図である。ランプアセンブリ400は、一態様による、中心分配マニホルド422と中心分配マニホルド422の両側にある2つのエンドマニホルド404, 406とを含むことができる。図4Bは、図4Aの線4B--4Bに沿って見た断面図である。図4Cは、図4Aの線4C--4Cに沿って見た断面図である。図4Dは、図4Cの線4D--4Dに沿って見た断面図である。
図4Aを参照すると、ランプアセンブリ400は、半透明ハウジング414内に配置された少なくとも一つのランプ408を含み、ランプ408と半透明ハウジング414との間に空間413を画定することができる。図4Aに示されているように、ランプ408は、フィラメント412を収容するバルブ410を含むことができる。ランプ408は半透明ハウジング414によって取り囲むことができ、半透明ハウジング414は2つのエンドマニホルド404, 406によって支持することができる。一つまたは複数の態様では、ランプ408の適切なシーリングを達成するために一つまたは複数の栓420を使用することができる。様々な態様では、2つのエンドマニホルド(例えば、マニホルド404, 406)はマニホルドの分配マニホルド422と流体連通する。他の態様では、分配マニホルド422は2つのエンドマニホルド404, 406と流体連通していない。例えば、マニホルドの分配マニホルド422を2つのエンドマニホルド404, 406から分離するために仕切り451が使用されてもよい。
マニホルドの分配マニホルド422内に複数の出口開口424を配置することができる。これらの出口開口424は、流れ方向付けプレナムの入口開口425、例えば図5に示されている流れ方向付けプレナムの入口開口504と結合することができる。このような結合の一実施例が図3A〜図3Eに示されている。ランプ408用のフィードスルー端子(feed through terminal)を設けるのに適した電気フィードスルー(electric feed through)426を使用することもできる。
入口パイプまたは入口導管428が図4Aに示されており(明瞭にするために図4Bおよび図4Cから省略されている)、一端(例えば、マニホルド406を貫通して延びる左側端部)で雰囲気に開いており、右側ではマニホルド404に流れ込むように構成することができる。流線430は、ガスが入口導管428を経由して入り、右側マニホルド404内に集まり、ランプ408と半透明ハウジング414との間の空間413の方へ流れ、左側のマニホルド406内に配置された栓421から出て行くのを示している。一つまたは複数の態様では、ガスは、随意で、サービスプレート、マニホルドの開口または別の出口から出ることができる。
ランプアセンブリ400は、随意で、図3A〜図3Eおよび図5に示されているプレナムのいずれかを有する流れ方向付けプレナム403を含む。ランプベースおよび流れ方向付けプレナム403のアセンブリは、例えばサービスプレート433を除去することによって片側から保守点検をすることができるが、他の構成も可能である。一つまたは複数の態様では、空気がランプ408と半透明ハウジング414との間を流れて、片側にあるマニホルド(例えば404)に入り、反対側にあるマニホルド(例えば406)から出て、ランプ408の長さに沿って流れる。
一つまたは複数の態様では、ランプ408と半透明ハウジング414との間の空間413は、流れ分配プレナム403の内部と流体連通する。したがって、ランプ408と半透明ハウジング414との間の空間413ならびに流れ分配プレナム403の内部を共に加圧するために一つの空気源を使用することができる。一つまたは複数の態様では、流れ分配プレナム403の内部は、流れ分配マニホルド422を経由してマニホルド404の内部と流体連通する。一つまたは複数の態様では、加圧ガスが導管428に入り、マニホルド404へ流れる。ガスは加圧され、マニホルド406に向けられ、分配マニホルド422を経由して流れ分配プレナム403を通って流れる。
図4Aは、本開示の一つまたは複数の態様のための様々な寸法を示す。図4Aに示されているように、寸法L41はマニホルド406(例えば、左側のマニホルド)の長さであり、寸法L42は分配マニホルドの長さであり、寸法L43はマニホルド404(例えば、右側のマニホルド)の長さである。一つまたは複数の態様では、寸法L41は約153ミリメートル(mm)とすることができる。一つまたは複数の態様では、寸法L42は約740 mmである。一つまたは複数の態様では、寸法L43は約110 mmである。
図4Bは、図4Aの線4B--4Bに沿って見た断面図である。図4Bを参照すると、寸法D41は半透明ハウジング414の内側の直径であり、一つまたは複数の態様では約27 mmとすることができる。別の態様では、寸法D41は約28.5 mmとすることができる。寸法D42は半透明ハウジング414の外側の直径である。一つまたは複数の態様では、寸法D42は約30 mmとすることができる。一つまたは複数の態様では、寸法D42は約32 mmとすることができる。寸法H41はマニホルド(例えば、マニホルド404)の高さである。一つまたは複数の態様では、寸法H41は約98 mmである。一つまたは複数の態様では、反対側のマニホルド(例えば、図4Aに示されているマニホルド406)の高さは同等とすることができる。ランプアセンブリ400の様々な構成要素の寸法は、異なる適用例間で異なっていてもよい。
一つまたは複数の態様では、軸線と同心のoリングを含むシール434を設けることができ、軸線に沿ってランプ408は摺動可能に取り外し可能とすることができる。特に、図4Bは、栓420がoリングシール434をマニホルド404に対して圧縮してoリングを径方向に拡大させ、マニホルド404と半透明ハウジング414との間にシールを設けるのを示す。さらに、分配マニホルド422の複数の出口開口424が示されている。マニホルド402の分配マニホルド422の内部空隙416から出る第2の組のガス流438が描かれている。分配マニホルド422は、一つまたは複数の出口開口424を相手側の一つまたは複数の入口開口425に対合させることにより、図3A〜図3Eおよび図5に示されている流れ方向付けプレナムのいずれかを含む流れ方向付けプレナム403と対合することができる。
図4Cは、図4Aの線4C--4Cに沿って見た断面図である。図4Cに示されているように、エンドキャップまたは栓420は、アセンブリ400から半透明ハウジング414を滑り出すために除去することができる。随意で、ランプまたは半透明ハウジングの除去を可能にするためにサービスプレート433(図4Bに示されている)を除去することができる。例えば圧縮空気源などの外部ガス源からマニホルド422の内部空隙416との流体連通を可能にするマニホルド栓405が示されている。
図4Dは、図4Cの線4D--4Dに沿って見た断面図である。一つまたは複数の態様では、ランプアセンブリ400はハンガ439をさらに含むことができる。ハンガ439は、マニホルド406の中にランプ408を吊すように構成することができる。
図5は、本開示の一つまたは複数の態様による、流れ流線504を示した、流れ方向付けプレナム502の断面図である。特に、流れ流線504は、流れ方向付けプレナム502からのガス流を示す。図5の流れ方向付けプレナム502は直径約3.6 mmのカーテン開口510を有しているが、より大きい直径またはより小さい直径を有するカーテン開口を使用することもできる。運転中、ガスは入口開口504に流れ込み、流れ方向付けプレナム内部506に流れ込み、カーテン開口510を通り、半透明ハウジング514の周囲を流れ、そしてワークピースの方へ流れる。ガスがワークピースの方へ流れる際、ガスは一般にカーテン形状を維持する。このカーテン形状は、半透明ハウジングの長さに沿って延びて、ワークピースに向かって下に、または少なくとも部分的に下に垂れることができる。このことは、例えば酸化やその他の化学反応を防止するために、ガスを半透明ハウジング514から遠ざけておくときに特に役立つことができる。
様々な態様が、分配カーテン開口からのガスの出口経路に沿って配置されたガスフォイルまたはガススポイラ512を含む。一つまたは複数の態様では、スポイラ512は、半透明ハウジング514の中心線および上部分配カーテン開口515を通って広がる面の方へ距離D5にわたって延びる。したがって、対向するスポイラ間の開口の幅は、半透明ハウジング514が貫通しているチャネル516の最大直径よりも小さい。
図6Aは、一実施例の乾燥システム600の流れ図を示す。乾燥システム600は、乾燥室601内に配置された複数のランプアセンブリ610A〜610G(本明細書ではまとめて「ランプアセンブリ610」と称される)を含む。図6Aに示されている実施例は7つのランプアセンブリ610を含むが、任意の数のランプアセンブリ610が使用されてもよい。システム600内に使用されるランプアセンブリ610の数は、以下に限定されるものではないが、ワークピースの乾燥時間を含む種々の因子に基づいて異なることができる。システム600は、乾燥されるべきワークピースを搬送するためにランプアセンブリ610の下で動くことができるコンベアベルト603を含むことができる。いくつかの実施例では、2つ以上の乾燥室601を使用することができる。例えば、ワークピースを乾燥させるために、各乾燥室601が複数のランプアセンブリ610を含んでいる6つの乾燥室601などの複数の乾燥室が使用されてもよい。
一つまたは複数の態様では、システム600は調整器602を含むことができ、各ランプアセンブリ610A〜610Gは、システム600と共に使用されうる監視システム606A〜606G(ここではまとめて「監視システム606」と称される)を含むことができる。例えば、調整器602は、ランプアセンブリ610内の漏れを検出するために、監視システム606に機能的に結合されてもよい。
図6Aに示されているように、空気流605によって空気をシステム600に供給することができる。一実施例では、給気ファン608が、例えば空気圧縮機(図示せず)から空気流605を取り込むことができる。空気流605は給気ファン608を出て蒸気コイル609に入ることができる。蒸気コイル609は、乾燥室601およびランプアセンブリ610の中で循環されうる蒸気を生成するために使用することができる。蒸気コイル609の後、得られる流は、乾燥室の空気流607とランプの空気流611とに分けることができる。乾燥室空気流607は乾燥室601に入ることができ、ランプ空気流611は、乾燥室601の中に配置されたランプアセンブリ610に入ることができる。図6Aに示されているように、ランプ空気流611を形成する空気および乾燥室空気流607を形成する空気は単一供給源からのものである。しかしながら、他の態様では、ランプ空気流611を形成する空気および乾燥室空気流607を形成する空気は異なる供給源からのものとすることができる。
乾燥室空気流607は乾燥室入口621に入ることができ、空気618は、空気618が乾燥室出口613のところで乾燥室601から出るまで、乾燥室601の隅から隅まで循環することができる。例えば、排気ファン615が空気618を乾燥室601の外へ移動させることができる。給気ファン608および排気ファン615は乾燥室内で空気618を循環させるように動作する。空気618を乾燥室601の隅から隅まで循環させると、乾燥室601内の過熱点を防止するのに役立つとともに、乾燥室601の内部温度の制御の維持を支援することができる。例えば、空気を循環させることで、空気移動のないポケット(pockets of zero air movement)を形成する危険性を最小限に抑えることができる。空気移動のないポケットを最小限に抑えると、乾燥室の温度を下げるのを支援するとともに、ランプから蒸気を連続的に引き離すことができる。
ランプ空気流611はランプアセンブリ610のそれぞれに入ることができる。例えば、空気を供給してシート状ガスカーテンにするために、ランプ空気流611の一部分がマニホルド入口(例えば、図3Aに示されている324)からランプアセンブリ610に入ることができる。さらに、ランプと半透明ハウジングとの間に空気を供給するために、ランプ空気流611の一部分が入口導管(例えば、図3Aに示されている328)からランプアセンブリに入ることができる。図6Aに示されている態様では、ランプ空気流611は、ランプと半透明ハウジングとの間の空間にもシート状ガスカーテンにも供給するように用いられる。しかしながら、他の態様では、ランプとガラスバルブとの間に供給される空気ならびにガスカーテンを形成する空気は、2つの異なる空気供給装置によって供給されてもよい。
図6Aに示されているように、ランプ空気供給部611は、ランプアセンブリ610に並列に接続される。しかしながら、ランプアセンブリ610は電気的に直列に接続される。図6Aに示されているように、ランプ空気流611は、ランプアセンブリ610のランプと半透明ハウジングとの間の空間に空気を供給するとともに、半透明ハウジングの外部中にも空気を供給して、ワークピース上に垂れるシート状ガスカーテンにすることができる。例えば、ランプ空気供給部610は、図1に示されているように、ランプ101とガラスバルブ108との間の空間ならびにガラスバルブ108の外部に空気を供給してシート状ガスカーテン130にすることができる。さらに、ランプと半透明ハウジングとの間の空間中を循環している空気は、本明細書に記載されているように、出口(例えば、図3Aに示されている353)を通ってランプアセンブリ610から出ることができる。
図6Aに示されているように、ランプアセンブリ610は調整器602に接続することができる。一つまたは複数の態様では、各ランプアセンブリ610A〜610Gは監視システム606に結合することができる。監視システム606は、ランプアセンブリ610を流れるガスを監視することができる。調整器602は、様々なガス流に関するデータを受け取り、特定のランプアセンブリ610A〜610Gが(例えば、シール不良のせいで)ガス漏れしたときを判断することができる。
漏れが検出された場合、調整器602は、漏れていると思われるランプアセンブリ610のうちの特定のランプアセンブリに結合されている監視システム606にデータを送ることができる。監視システム606に送られたデータにより、監視システム606は特定のランプアセンブリ610への空気の流れをシャットダウンする(例えば、止める)ことができ、したがって漏れを補修することができる。しかしながら、ランプアセンブリ610のうちの一つへの空気の流れを止めても、他のランプアセンブリ610への空気の流れに影響を及ぼすことはない。
図6Bは、本開示の一つまたは複数の態様による図6Aの一部分617を示す。一つまたは複数の態様では、監視システム606は、流量計614、圧力計616、および弁612を含むことができる。監視システム606は、ランプ空気流611および対応するランプアセンブリ610(例えば、610F)と連通することができる。本明細書において論じられているように、ランプアセンブリ内で循環される空気は加圧される。例えば、ランプと半透明ハウジングとの間の空気ならびに半透明ハウジングの外側の周囲の空気が加圧される。したがって、監視システム606は、ランプアセンブリ610内の加圧された空気流の漏れを検出するためにデータを収集し調整器602(図6Aに示されている)に送ることができる。
一つまたは複数の態様では、監視システム606は、ランプと半透明ハウジング(例えば、図3Aに示されているランプ308と半透明ハウジング314)との間に循環される空気の漏れを検出するために使用されてもよい。その場合、流量計614は、空気の流れを監視するためにランプアセンブリ610の入口に結合することができる。例えば、入口は、入口導管328(図3Aに示されている)に結合することができる。圧力計616は、流出流622の圧力を監視するためにランプアセンブリ610の出口に結合することができる。例えば、出口は、出口353(図3Aに示されている)でありうる。
一つまたは複数の態様では、ランプ空気流611の流量は、所望の圧力を与えるために所望の流量に設定される。圧力計616によって測定される圧力が低下し始めた場合、システム内に漏れがあると判断することができる。例えば、監視システム606の圧力計616が低下した場合、ランプアセンブリ610内に漏れがあると判断することができる。一つまたは複数の態様では、弁612は、圧力が所定の最低値未満に低下した場合に、空気の流れを自動的に止める逆止め弁とすることができる。一つまたは複数の他の態様では、監視システム606は調整器602に圧力データを送ることができる。圧力が所定の最低値未満に低下した場合、調整器602は弁612を作動させることができる。作動した弁612は、ランプアセンブリ610へのランプ空気流611が止められるように閉鎖することができる。ランプアセンブリを漏れに関して監視する他の態様も考えられる。
図7は、本開示の一つまたは複数の態様による、ランプアセンブリと共にワークピースを冷却する方法700を示す。方法700は、ワークピースを照らすように構成されたランプを冷却することを含むことができる。702で、方法700は、フィラメントを有するランプとランプの周囲に配置された半透明ハウジングとの間にガスを循環させ、フィラメントと半透明ハウジングとの間に空間を画定することを含むことができ、ガスはワークピースに近接する雰囲気からシールされる。例えば、ランプ101は、図1Aおよび図1Bに関して本明細書において論じられているように、フィラメント106を有するランプ101とランプ101の周囲に配置された半透明ハウジング108との間にガス109を循環させ、空間110を画定することによって冷却されてもよい。一つまたは複数の態様では、ランプは実質的に直線状で細長いものとすることができる。704で、方法700は、半透明ハウジングの外側の周囲に別のガスを流して、ワークピース上に垂れるシート状ガスカーテンにすることを含むことができる。例えば、別のガスを半透明ハウジング108の外側の周囲に循環させて、ワークピース104上に垂れるシート状ガスカーテン130にすることができる。
方法700は、ワークピースに近接する雰囲気から空気を取り込み、取り込んだ空気を洗浄することによってガスを準備することをさらに含むことができる。方法700は、ワークピースに近接する雰囲気からシールされている、圧縮空気タンクなどのリザーバから空気を集めることによってガスを提供し、ガスを、ガスを受け取るためのキャッチ缶やフードなどの別のリザーバに放出することをさらに含むことができる。一つまたは複数の態様では、方法700は、ランプと半透明ハウジングとの間に循環するガスの圧力を監視することをさらに含むことができる。例えば、循環されるガスの圧力は、図6Aおよび図6Bに関して本明細書において論じられているように、監視システム606によって監視されてもよい。方法700は、圧力値が最小圧力値未満であると判断することをさらに含むことができる。方法700は、図6Aおよび図6Bに関して本明細書において論じられているように、圧力値が最小圧力値未満であると判断したのに応答してランプアセンブリへの空気の流れを止めることをさらに含むことができる。
図8は、一実施例の構成の赤外線強度を示すプロット図である。複数の曲線は、半透明ハウジングの様々な直径構成での様々なランプ強度を表す。
下記の実施例は、限定するものではないが、本開示の範囲を例示するために与えられる。
実施例1:ランプアセンブリ
実施例1は、ランプアセンブリの寸法および材料を示す。ランプアセンブリのマニホルドは押出アルミニウムで構成することができる。ランプアセンブリは、左側マニホルド、右側マニホルド、ならびに左側マニホルドと右側マニホルドとの間にかつ方向付けプレナムの上部に配置された分配マニホルドを含むことができる。左側マニホルドは空気供給を受けるマニホルドであり、右側マニホルドは分配マニホルドの内部と流体連通している。左側マニホルドは154 mmの長さを有することができ、右側マニホルドは110 mmの長さを有することができ、分配マニホルドは740 mmの長さを有することができる。右側マニホルドの高さは98 mmとすることができる。
方向付けプレナムは250 mmの幅を有することができる。カーテン開口の中心線の交点間の長さは140 mmの長さを有することができる。さらに、カーテン開口の中心線の交点のそれぞれから方向付けプレナムの端までの長さは55 mmとすることができる。
ランプは、石英ガラス管(例えば、フィラメントハウジング)内に配置されたフィラメントを含むことができる。さらに、ランプは、780 nmを透過させるように適合された石英で形成された半透明ハウジングによって取り囲むことができる。さらに、シリコンOリングが、半透明ハウジングと右側マニホルドとの間にシールとして使用される。
実施例2:ランプアセンブリの動作
本開示の複数のランプアセンブリを含む12個の乾燥室(本明細書において「ゾーン(Zone)と称される」が構成された。各室は、電気的に直列に接続され、電池用のアノードコーティングを含む作業生産物を乾燥させるために使用された9個のランプアセンブリ(本明細書では「アノード乾燥機(anode dryer)」と称される)を含んでいた。コーティングは、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)を含んでいた。各室は、中赤外線(「MIR」)出力Aランプを有する3個のランプアセンブリとMIR出力Bランプを有する6個のランプアセンブリとを含んでいた。
各乾燥室は所定の設定とした。表Iは、実施例2においてランプアセンブリを利用する乾燥室の様々な所定の設定の概要である。
Figure 2015508883
MIR出力AおよびMIR出力Bの値はランプの総出力の百分率として与えられる。給気ファンの速度および排気ファンの速度は全速度の百分率で与えられる。乾燥室温度は乾燥室内に位置する温度である。供給空気温度は各ゾーンに入る空気の温度である。
ランプアセンブリは2時間作動することを許容された。2時間後にデータが集められた。結果は表IIに示されている。
Figure 2015508883
MIR A出力およびMIR B出力は、MIR AランプアセンブリおよびMIR Bランプアセンブリが運転しているキロワットである。蒸気供給温度は、各室に入る蒸気の、空気をランプアセンブリに供給するマニホルドまでの温度である。製品温度は、乾燥を受けるワークピースの温度である。
ワークプロダクト上のコーティングは可燃性のNMPを含む。NMPガスは、排気中に検出されるNMPのパーセントである。排気は、排気中のNMPの量を決定するために、爆発下限(LEL)センサ(Gastron, Model 100AD)で連続的に試験される。本開示のランプアセンブリによって形成されるガスカーテンは、NMP蒸気を加熱ランプから引き離すのを支援する。
モジュール圧力は、複数のランプアセンブリへの給気の圧力である。乾燥室の圧力は、ゾーン内のそれぞれの乾燥室に供給される空気の圧力である。
種々の注釈
上記の詳細な説明は添付図面の参照を含み、添付図面は詳細な説明の一部を形成している。図面は、例として、本発明を実施することができる特定の態様を示す。
本明細書と参照により本明細書に組み入れられている文献との間に矛盾した用法がある場合、本明細書における用法が優先される。
本明細書では、用語「一つの(a)」または「一つの(an)」は、特許文書で一般的なように、「一つまたは2つ以上の(one or more than one)」を含むように使用され、「少なくとも一つの(at least one)」または「一つまたは複数の(one or more)」の他の例または用法とは無関係である。本明細書では、用語「または(or)」は、特に指示がない限り、非排他的な(nonexclusive)または、を意味するように使用され、したがって、「AまたはB(A or B)」は、「AだがBでない(A but not B)」、「BだがAでない(B but not A)」、および「AおよびB(A and B)」を含む。本明細書では、用語「含む(including)」および「in which」はそれぞれ、用語「含む(comprising)」および「wherein」の平易な英語の同義語として用いられる。また、下記の特許請求の範囲では、用語「含む(including)」および「含む(comprising)」は非限定的用語である。すなわち、請求項内のかかる用語の後に記載されている要素に加えて要素を含むシステム、デバイス、物品、組成物、配合物、またはプロセスは、依然としてその請求項の範囲内にあるものと見なされる。さらに、下記の特許請求の範囲では、「第1の(first)」、「第2の(second)」、「第3の(third)」などの用語は単にラベルとして使用され、それらの用語の対象に数値的要件を課すものではない。
本明細書に記載されている方法の態様は、少なくとも部分的に機械またはコンピュータに実施されることができる。いくつかの態様は、電子デバイスを構成して上記の態様に記載されている方法を実行するように動作可能な命令で符号化されたコンピュータ可読媒体または機械可読媒体を含むことができる。このような方法の実施は、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高水準言語コードなどのコードを含むことができる。このようなコードは、様々な方法を実行するためのコンピュータ可読命令を含むことができる。コードは、コンピュータプログラムプロダクトの各部分を形成することができる。さらに、コードは、例えば実行中にまたは他のときに、一つまたは複数の揮発性の、非一時的な、もしくは不揮発性の有形コンピュータ可読媒体に有形的に保存することができる。これらの有形コンピュータ可読媒体の実施例としては、ハードディスク、着脱可能な磁気ディスク、着脱可能な光ディスク(例えば、コンパクトディスクおよびデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカードもしくはメモリスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)などを含むことができるが、それらに限定されるものではない。
上記説明は例示するためのものであり、限定するものではない。例えば、上述した態様(あるいは、それらの態様の一つまたは複数の局面)は互いに組み合わせて使用されてもよい。他の態様が、例えば、上記説明を再検討して当業者によって使用されうる。要約書は、読者が技術的開示の本質を迅速に確認できるようにするために、37 C.F.R. §1.72(b)に適合するように提供される。要約書は、要約書が特許請求の範囲または意味を解釈または限定するために使用されることはないという理解で提出される。また、上記の詳細な説明では、本開示を合理化するために様々な特徴が一つのグループにまとめられてもよい。これは、クレームされていない開示済み特徴が任意の請求項に不可欠であることを意図していると解釈されるべきではない。むしろ、発明の主題が、特定の開示済み態様のすべての特徴よりも少ない点にあるかもしれない。したがって、下記の特許請求の範囲は、各態様が別個の態様として独立した状態で、本明細書の詳細な説明の態様に組み入れられ、かかる態様は様々な組合せまたは順列で互いに組み合わされうることが包含される。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照して、かかる特許請求の範囲に権利を与えられる同等物の全範囲とともに決定されるべきである。
以下に与えられる特定の列挙態様[1]〜[50]は、単に例示を目的としたものであり、そうでない場合は、特許請求の範囲で定義されているように、開示されている主題の範囲を限定するものではない。これらの列挙態様は、列挙態様に記載されているすべての組合せ、サブコンビネーション、および複数回参照された(例えば、複数回従属する)組合せを包含する。
列挙態様
[1]実質的に直線状で細長いランプを覆うようにガスを方向付けるための装置であって、
ランプの周囲に配置される半透明ハウジングであって、ランプと半透明ハウジングとの間に空間を画定する、半透明ハウジングと、
半透明ハウジングに結合されるマニホルドであって、マニホルドが圧力源に結合されるように構成されたマニホルド内部を画定し、マニホルド内部がランプと半透明ハウジングとの間の空間と流体連通する、マニホルドと、
半透明ハウジングとマニホルドとの間に配置されるシールであって、ガスの流れに選択された圧力で耐えるように構成されたシールと
を含む装置。
[2]ランプと並んで延びるマニホルドの一部分を含み、マニホルドの一部分が、半透明ハウジングに向けられた少なくとも一つのカーテン開口を画定する、態様[1]の装置。
[3]マニホルドの一部分が、ランプと半透明ハウジングとの間の空間と流体連通するマニホルドの別の部分と流体連通する、態様[2]の装置。
[4]少なくとも一つのカーテン開口が、マニホルドの一部分の長さに沿って周期的に離間されかつガスの流れをランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテンに整形するように指向する複数のカーテン開口のうちの一つである、態様[2]の装置。
[5]マニホルドの一部分がベース部分に結合される流れ方向付けプレナムを含み、流れ方向付けプレナムは、複数の流れ方向付けプレナム入口開口と整列されかつ流体連通する複数のベース部分出口開口と共に、複数のカーテン開口を画定する、態様[4]の装置。
[6]流れ方向付けプレナムが、マニホルドと結合するようにトンネルを貫通して延びる入口導管を受けるようサイズ決めされたトンネルを含み、トンネルは、それを通じてランプが摺動可能に取り外し可能である装置の側面で開いている、態様[5]の装置。
[7]少なくとも一つのカーテン開口が複数のカーテン開口のうちの一つであり、かつ複数のカーテン開口が、半透明ハウジングに平行なそれぞれの軸線に沿って整列された複数列のカーテン開口を含む、態様[1]〜[7]のいずれか一つの装置。
[8]複数の列が、ランプの上方に整列された一つの上部列と、半透明ハウジングの両側に整列された対向する列とを含む、態様[7]の装置。
[9]上部列の少なくとも一つのカーテン開口が、ガスを半透明ハウジングの中心線の方へ向けるように指向し、かつ対向する列のそれぞれのカーテン開口が、ガスを半透明ハウジングの中心線の下方へ向けるように指向する、態様[8]の装置。
[10]ランプが、マニホルドにシールされた半透明ハウジングを含むアセンブリから摺動可能に取り外し可能である、態様[1]〜[9]のいずれか一つの装置。
[11]半透明ハウジングが透明ガラスで形成される、態様[1]〜[9]のいずれか一つの装置。
[12]透明ガラスが石英で形成される、態様[11]の装置。
[13]半透明ハウジングが、マニホルドに対して透明ハウジングの長さに沿って自由に膨張できる、態様[1]〜[12]の装置。
[14]実質的に直線状で細長い1対のランプを覆うようにガスを方向付けて、ガスを用いて1対のランプを冷却するためのシステムであって、
各ランプの周囲にそれぞれ配置される半透明ハウジングであって、各ランプと半透明ハウジングとの間にそれぞれ空間を画定し、一方のランプの周囲の空間が他方のランプの周囲の空間と流体連通する、半透明ハウジングと、
半透明ハウジングに結合されるマニホルドであって、マニホルドが圧力源に結合されるように構成されたマニホルド内部を画定し、マニホルド内部が各ランプとそのそれぞれの半透明ハウジングとの間の空間と流体連通し、マニホルドの一部分が各ランプと並んで延び、マニホルドの一部分が、マニホルドの一部分の長さに沿って周期的に離間されかつガスの流れを各ランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテンに整形するように指向する複数のカーテン開口を画定する、マニホルドと、
半透明ハウジングとマニホルドとの間に配置され、かつ選択された圧力のガスの流れに耐えるように構成されたそれぞれのシールと
を含むシステム。
[15]各ランプが、マニホルドにシールされた各半透明ハウジングを含むアセンブリから独立に摺動可能に取り外し可能である、態様[14]のシステム。
[16]各ランプと並んで延びるマニホルドの一部分を含み、マニホルドの一部分が、マニホルドの一部分の長さに沿って周期的に離間されかつガスの流れを各ランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテンに整形するように指向する複数のカーテン開口を画定する、態様[14]または[15]のシステム。
[17]マニホルドの一部分がベース部分に結合される流れ方向付けプレナムを含み、流れ方向付けプレナムは、複数の流れ方向付けプレナム入口開口と整列されかつ流体連通する複数のベース部分出口開口と共に、複数のカーテン開口を画定し、かつ流れ方向付けプレナムが、1対のランプの間に配置されかつマニホルドと結合するようにトンネルを貫通して延びる入口導管を受けるようサイズ決めされたトンネルを含み、トンネルは、それを通じてランプが摺動可能に取り外し可能であるシステムの側面で開いている、態様[16]のシステム。
[18]ワークピースを照らすように構成されたランプを冷却する方法であって、以下の段階を含む方法:
フィラメントを含む実質的に直線状で細長いランプとランプの周囲に配置された半透明ハウジングとの間にガスを循環させて、ランプと半透明ハウジングとの間に空間を画定し、ガスがワークピースに近接する雰囲気からシールされる段階;および
別のガスを半透明ハウジングの外側の周囲に流して、ワークピース上に垂れるシート状ガスカーテンにする段階。
[19]ワークピースに近接する雰囲気から空気を取り込み、かつ取り込んだ空気を乾燥させることによってガスを提供する段階を含む、態様[18]の方法。
[20]ワークピースに近接する雰囲気からシールされたリザーバから空気を集めることによってガスを提供し、かつガスを別のリザーバに放出する段階を含む、態様[18]または[19]の方法。
一つまたは複数の態様では、半透明ハウジングの周囲およびワークピース上にガスカーテン(gas curtain)を作るためのシステムおよび関連する方法が提供され、ガスカーテンは、普通ならランプまたはランプの入ったハウジング付近を流れることになる雰囲気を変位させる。このガスカーテンは、使用中に雰囲気ガスをランプから遠ざけておき、事実上、ランプを雰囲気ガスから遮蔽することができる。
[本発明1001]
実質的に直線状で細長いランプを覆うようにガスを方向付けるための装置であって、
前記ランプの周囲に配置される半透明ハウジングであって、前記ランプと前記半透明ハウジングとの間に空間を画定する、半透明ハウジングと、
前記半透明ハウジングに結合されるマニホルドであって、前記マニホルドが圧力源に結合されるように構成されたマニホルド内部を画定し、前記マニホルド内部が前記ランプと前記半透明ハウジングとの間の前記空間と流体連通する、マニホルドと、
前記半透明ハウジングと前記マニホルドとの間に配置されるシールであって、選択された圧力の前記ガスの流れに耐えるように構成されたシールと
を含む装置。
[本発明1002]
ランプと並んで延びるマニホルドの一部分を含み、前記マニホルドの前記一部分が、半透明ハウジングに向けられた少なくとも一つのカーテン開口を画定する、本発明1001の装置。
[本発明1003]
マニホルドの一部分が、ランプと半透明ハウジングとの間の空間と流体連通する前記マニホルドの別の部分と流体連通する、本発明1002の装置。
[本発明1004]
少なくとも一つのカーテン開口が、マニホルドの一部分の長さに沿って周期的に離間されかつガスの流れをランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテン(gas curtain)に整形するように指向する複数のカーテン開口のうちの一つである、本発明1002の装置。
[本発明1005]
マニホルドの一部分がベース部分に結合される流れ方向付けプレナムを含み、前記流れ方向付けプレナムは、複数の流れ方向付けプレナム入口開口と整列されかつ流体連通する複数のベース部分出口開口と共に、複数のカーテン開口を画定する、本発明1004の装置。
[本発明1006]
流れ方向付けプレナムが、マニホルドと結合するようにトンネルを貫通して延びる入口導管を受けるようサイズ決めされたトンネルを含み、前記トンネルは、それを通じてランプが摺動可能に取り外し可能である装置の側面で開いている、本発明1005の装置。
[本発明1007]
少なくとも一つのカーテン開口が複数のカーテン開口のうちの一つであり、かつ前記複数のカーテン開口が、半透明ハウジングに平行なそれぞれの軸線に沿って整列された複数列のカーテン開口を含む、本発明1001〜1007のいずれかの装置。
[本発明1008]
複数の列が、ランプの上方に整列された一つの上部列と半透明ハウジングの両側に整列された対向する列とを含む、本発明1007の装置。
[本発明1009]
上部列の少なくとも一つのカーテン開口が、ガスを半透明ハウジングの中心線の方へ向けるように指向し、かつ対向する列のそれぞれのカーテン開口が、前記ガスを前記半透明ハウジングの前記中心線の下方へ向けるように指向する、本発明1008の装置。
[本発明1010]
ランプが、マニホルドにシールされた半透明ハウジングを含むアセンブリから摺動可能に取り外し可能である、本発明1001〜1009のいずれかの装置。
[本発明1011]
半透明ハウジングが透明ガラスで形成される、本発明1001〜1010のいずれかの装置。
[本発明1012]
透明ガラスが石英で形成される、本発明1011の装置。
[本発明1013]
半透明ハウジングが、マニホルドに対して前記透明ハウジングの長さに沿って自由に膨張できる、本発明1001〜1012のいずれかの装置。
[本発明1014]
実質的に直線状で細長い1対のランプを覆うようにガスを方向付けて、ガスを用いて前記1対のランプを冷却するためのシステムであって、
各ランプの周囲にそれぞれ配置される半透明ハウジングであって、各ランプと前記それぞれの半透明ハウジングとの間に空間を画定し、一方のランプの周囲の空間が他方のランプの周囲の空間と流体連通する、半透明ハウジングと、
前記半透明ハウジングに結合されるマニホルドであって、前記マニホルドが、圧力源に結合されるように構成されたマニホルド内部を画定し、前記内部が各ランプとそのそれぞれの半透明ハウジングとの間の空間と流体連通し、前記マニホルドの一部分が各ランプと並んで延び、前記マニホルドの前記一部分が、前記マニホルドの前記一部分の長さに沿って周期的に離間されかつ前記ガスの流れを各ランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテンに整形するように指向する複数のカーテン開口を画定する、マニホルドと、
前記半透明ハウジングと前記マニホルドとの間に配置されかつ選択された圧力の前記ガスの流れに耐えるように構成されたそれぞれのシールと
を含むシステム。
[本発明1015]
各ランプが、マニホルドにシールされた各半透明ハウジングを含むアセンブリから独立に摺動可能に取り外し可能である、本発明1014のシステム。
[本発明1016]
各ランプと並んで延びるマニホルドの一部分を含み、前記マニホルドの前記一部分が、前記マニホルドの前記一部分の長さに沿って周期的に離間されかつ前記ガスの流れを各ランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテンに整形するように指向する複数のカーテン開口を画定する、本発明1014または1015のシステム。
[本発明1017]
マニホルドの一部分がベース部分に結合される流れ方向付けプレナムを含み、前記流れ方向付けプレナムは、複数の流れ方向付けプレナム入口開口と整列されかつ流体連通する複数のベース部分出口開口と共に、複数のカーテン開口を画定し、かつ前記流れ方向付けプレナムが、1対のランプの間に配置されかつ前記マニホルドと結合するようにトンネルを貫通して延びる入口導管を受けるようサイズ決めされたトンネルを含み、前記トンネルは、それを通じて前記ランプが摺動可能に取り外し可能であるシステムの側面で開いている、本発明1016のシステム。
[本発明1018]
ワークピースを照らすように構成されたランプを冷却する方法であって、以下の段階を含む方法:
フィラメントを含む実質的に直線状で細長いランプと前記ランプの周囲に配置された半透明ハウジングとの間にガスを循環させて、前記ランプと前記半透明ハウジングとの間に空間を画定し、前記ガスが前記ワークピースに近接する雰囲気からシールされる段階;および
別のガスを前記半透明ハウジングの外側の周囲に流して、前記ワークピース上に垂れるシート状ガスカーテンにする段階。
[本発明1019]
ワークピースに近接する雰囲気から空気を取り込み、かつ取り込んだ空気を乾燥させることによってガスを提供する段階を含む、本発明1018の方法。
[本発明1020]
ワークピースに近接する雰囲気からシールされたリザーバから空気を集めることによってガスを提供し、かつ前記ガスを別のリザーバに放出する段階を含む、本発明1018または1019の方法。

Claims (20)

  1. 実質的に直線状で細長いランプを覆うようにガスを方向付けるための装置であって、
    前記ランプの周囲に配置される半透明ハウジングであって、前記ランプと前記半透明ハウジングとの間に空間を画定する、半透明ハウジングと、
    前記半透明ハウジングに結合されるマニホルドであって、前記マニホルドが圧力源に結合されるように構成されたマニホルド内部を画定し、前記マニホルド内部が前記ランプと前記半透明ハウジングとの間の前記空間と流体連通する、マニホルドと、
    前記半透明ハウジングと前記マニホルドとの間に配置されるシールであって、選択された圧力の前記ガスの流れに耐えるように構成されたシールと
    を含む装置。
  2. ランプと並んで延びるマニホルドの一部分を含み、前記マニホルドの前記一部分が、半透明ハウジングに向けられた少なくとも一つのカーテン開口を画定する、請求項1記載の装置。
  3. マニホルドの一部分が、ランプと半透明ハウジングとの間の空間と流体連通する前記マニホルドの別の部分と流体連通する、請求項2記載の装置。
  4. 少なくとも一つのカーテン開口が、マニホルドの一部分の長さに沿って周期的に離間されかつガスの流れをランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテン(gas curtain)に整形するように指向する複数のカーテン開口のうちの一つである、請求項2記載の装置。
  5. マニホルドの一部分がベース部分に結合される流れ方向付けプレナムを含み、前記流れ方向付けプレナムは、複数の流れ方向付けプレナム入口開口と整列されかつ流体連通する複数のベース部分出口開口と共に、複数のカーテン開口を画定する、請求項4記載の装置。
  6. 流れ方向付けプレナムが、マニホルドと結合するようにトンネルを貫通して延びる入口導管を受けるようサイズ決めされたトンネルを含み、前記トンネルは、それを通じてランプが摺動可能に取り外し可能である装置の側面で開いている、請求項5記載の装置。
  7. 少なくとも一つのカーテン開口が複数のカーテン開口のうちの一つであり、かつ前記複数のカーテン開口が、半透明ハウジングに平行なそれぞれの軸線に沿って整列された複数列のカーテン開口を含む、請求項1〜7のいずれか一項記載の装置。
  8. 複数の列が、ランプの上方に整列された一つの上部列と半透明ハウジングの両側に整列された対向する列とを含む、請求項7記載の装置。
  9. 上部列の少なくとも一つのカーテン開口が、ガスを半透明ハウジングの中心線の方へ向けるように指向し、かつ対向する列のそれぞれのカーテン開口が、前記ガスを前記半透明ハウジングの前記中心線の下方へ向けるように指向する、請求項8記載の装置。
  10. ランプが、マニホルドにシールされた半透明ハウジングを含むアセンブリから摺動可能に取り外し可能である、請求項1〜9のいずれか一項記載の装置。
  11. 半透明ハウジングが透明ガラスで形成される、請求項1〜10のいずれか一項記載の装置。
  12. 透明ガラスが石英で形成される、請求項11記載の装置。
  13. 半透明ハウジングが、マニホルドに対して前記透明ハウジングの長さに沿って自由に膨張できる、請求項1〜12のいずれか一項記載の装置。
  14. 実質的に直線状で細長い1対のランプを覆うようにガスを方向付けて、ガスを用いて前記1対のランプを冷却するためのシステムであって、
    各ランプの周囲にそれぞれ配置される半透明ハウジングであって、各ランプと前記それぞれの半透明ハウジングとの間に空間を画定し、一方のランプの周囲の空間が他方のランプの周囲の空間と流体連通する、半透明ハウジングと、
    前記半透明ハウジングに結合されるマニホルドであって、前記マニホルドが、圧力源に結合されるように構成されたマニホルド内部を画定し、前記内部が各ランプとそのそれぞれの半透明ハウジングとの間の空間と流体連通し、前記マニホルドの一部分が各ランプと並んで延び、前記マニホルドの前記一部分が、前記マニホルドの前記一部分の長さに沿って周期的に離間されかつ前記ガスの流れを各ランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテンに整形するように指向する複数のカーテン開口を画定する、マニホルドと、
    前記半透明ハウジングと前記マニホルドとの間に配置されかつ選択された圧力の前記ガスの流れに耐えるように構成されたそれぞれのシールと
    を含むシステム。
  15. 各ランプが、マニホルドにシールされた各半透明ハウジングを含むアセンブリから独立に摺動可能に取り外し可能である、請求項14記載のシステム。
  16. 各ランプと並んで延びるマニホルドの一部分を含み、前記マニホルドの前記一部分が、前記マニホルドの前記一部分の長さに沿って周期的に離間されかつ前記ガスの流れを各ランプから離れる向きに垂れるシート状ガスカーテンに整形するように指向する複数のカーテン開口を画定する、請求項14または15記載のシステム。
  17. マニホルドの一部分がベース部分に結合される流れ方向付けプレナムを含み、前記流れ方向付けプレナムは、複数の流れ方向付けプレナム入口開口と整列されかつ流体連通する複数のベース部分出口開口と共に、複数のカーテン開口を画定し、かつ前記流れ方向付けプレナムが、1対のランプの間に配置されかつ前記マニホルドと結合するようにトンネルを貫通して延びる入口導管を受けるようサイズ決めされたトンネルを含み、前記トンネルは、それを通じて前記ランプが摺動可能に取り外し可能であるシステムの側面で開いている、請求項16記載のシステム。
  18. ワークピースを照らすように構成されたランプを冷却する方法であって、以下の段階を含む方法:
    フィラメントを含む実質的に直線状で細長いランプと前記ランプの周囲に配置された半透明ハウジングとの間にガスを循環させて、前記ランプと前記半透明ハウジングとの間に空間を画定し、前記ガスが前記ワークピースに近接する雰囲気からシールされる段階;および
    別のガスを前記半透明ハウジングの外側の周囲に流して、前記ワークピース上に垂れるシート状ガスカーテンにする段階。
  19. ワークピースに近接する雰囲気から空気を取り込み、かつ取り込んだ空気を乾燥させることによってガスを提供する段階を含む、請求項18記載の方法。
  20. ワークピースに近接する雰囲気からシールされたリザーバから空気を集めることによってガスを提供し、かつ前記ガスを別のリザーバに放出する段階を含む、請求項18または19記載の方法。
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