JP2015508815A - Cpt−1調節剤及びその組成物としてのスターフルーツ抽出物の使用 - Google Patents

Cpt−1調節剤及びその組成物としてのスターフルーツ抽出物の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、Averrhoa carambolaの葉のカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ−1(CPT−1)刺激水抽出物と任意に他の抗脂質剤とを含む組成物を局所適用することで、皮膚の外観の改善し、特には、セルライトなどの皮下脂肪の過剰な蓄積及び/又は産生、さらにそれに関連する状態の1つ以上の兆候を、処置し、向上させ、予防し、遅延させ、及び/又は改善するための方法を開示する。【選択図】なし

Description

本発明は、概して、皮膚への局所適用のためのAverrhoa Carambola(スターフルーツとしても知られる)の葉の抽出物を含む組成物に関し、該組成物は、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ−1(CPT−1)の発現を調節する。本発明の組成物は、少なくとも1種の抗脂肪性の薬剤を含み、皮膚に有益であって、特にセルライトの影響を受けた皮膚の状態と外観とを改善する。より具体的には、本発明の組成物は、脂肪の酸化に重要な酵素であるCPT−1の発現を刺激するスターフルーツの水抽出物を含む。
消費者は、皮膚の外観を改善しようと努力しており、特にセルライトなどの脂肪の不要な沈着及び/又は蓄積の影響を受けた皮膚の外観の改善を求めている。美容産業では、皮膚の局所に適用可能で、抗セルライト作用及び抗肥満作用に、さらに他の抗脂質作用をもたらす製品を開発することに積極的な関心がある。消費者が皮下脂肪の過度の蓄積及び/又は産生の兆候を和らげ、遅らせようとするので、皮膚の外観をさらに良くする美容製品の需要が高まっている。
セルライトは、多くの女性の臀部、大腿部、及び手足に蓄積する傾向がある、でこぼこした不均一な皮下脂肪のタイプである。セルライトが見苦しく感じられるのは、皮膚下層の組織を“オレンジの皮”又は“カッテージチーズ”に見えるようにするからである。座ったときに、あるいは足を組んだときに圧迫される皮膚は、脂肪層の隆起及び陥没を伴う“マットレスのような外観”を生じる。脂肪の結節は、まるで硬化した結合組織内に閉じ込められたようである。セルライトの影響を受けた皮膚の組織学は、膨張した脂肪組織と弱い皮膚構造と結合組織隔膜との組み合わせからセルライトが生じることを示している。過剰な脂肪蓄積は、脂肪細胞の体積を増加させ、それが弱い真皮の中に突出し、表皮表面の外観に特徴的なでこぼこを形成する。いくつかの要因がセルライトを生じさせ、それは、例えば遺伝的な、腸に関する、循環の、リンパ液の、ホルモンの、及び生活習慣の要因などである。脂肪の取り込みを抑えるダイエット、脂肪代謝を増加させ、セルライトの形成を防ぐ運動、及びリンパ排液を刺激するためのマッサージ並びに水治療法は、セルライトの外観を軽減するのに役立つ。それでもなお、セルライト又は皮下脂肪に有効であるこれらの手段は限られており、さらなる方法の必要性が残されている。
本技術分野では、皮膚の外観を改善するための組成物及び方法に関する必要性があり、それは、セルライト、にきび、及び/又は油性肌などの皮下脂肪の過剰な蓄積及び/又は産生の処置、制御、管理、改善、予防、阻害、遅延、及び/又は軽減などである。
したがって、本発明の目的は、皮下脂肪の過剰な蓄積及び/又は産生の兆候を、処置し、改善し、予防し、阻害し、遅延させ、及び/又は軽減するための新たな成分を提供することである。新たな方法及び組成物に加え、それらの作用の態様、さらに同様のものを含む皮膚製剤、及び皮膚のための他のパーソナルケア製品が、セルライトなどの皮下脂肪の過剰な蓄積及び/又は産生に関連する状態の処置のために本明細書で開示される。
上記記載は、単に、本技術分野で直面している課題の本質をより理解するためのものであり、決して先行技術として認めたものとして理解されるべきではなく、本明細書におけるいかなる参照の記載も本出願に対する“先行技術”を構成する参照であることを認めたものとして理解されるべきではない。
真皮内へ拡がった脂肪組織の突出は、セルライトの外観に寄与する主要な要因の1つである。セルライトを改善するための方法の1つは、脂肪破壊を刺激し、脂肪細胞(アディポサイト)、又は脂肪細胞(fat cell)における脂肪及び/又は脂質の量を減らすことである。カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ−1(CPT−1)は、ミトコンドリアの酵素であって、脂肪酸酸化(脂肪酸分解)の律速段階である、カルニチンの脂肪酸への結合を触媒する。理論に縛られたくないが、CPT−1発現の増加は、脂肪細胞における脂質の蓄積の軽減につながり、脂肪組織の大きさを小さくし、セルライトの影響を受けた皮膚の外観を改善すると考えられる。
本発明に先行して、CPT−1発現の刺激剤が脂肪細胞における脂質の蓄積を軽減することは知られていなかった。驚くべきことに、Averrhoa carambola(スターフルーツとしても知られ、以後区別しないで用いられる)の葉の水抽出物がCPT−1発現を刺激し、脂肪細胞における脂質の蓄積の軽減につながることが見出された。特に、Averrhoa carambolaの葉の水抽出物を含む組成物が、脂肪の蓄積及び脂肪細胞の分化を減少させることが意外にも見出され、不要な皮下脂肪、及び特にはセルライトに対抗するための統合された作用機序を示した。さらに、スターフルーツ抽出物は、過剰な脂質で特徴付けられる他の皮膚の状態、例えば、にきび又は油性肌を処置するのに有効である。
Carambola又はスターフルーツとしても知られるAverrhoa carambolaは、カタバミ科の木本の一種である。この常緑樹は、南東アジア及びインド亜大陸を原産とする。Averrhoa carambolaは、小さい木又は低木で、バラ色〜赤紫色の花を有する。花は小さく、ベル型で、縁が白っぽい5枚の花びらを有する。花は、熱帯条件において年間を通して作られる。木は、食用フルーツとして、及び医薬用途のために、熱帯又は亜熱帯地域で栽培される。
Averrhoa carambolaの葉の抽出物は、しわの処置(特開2003−3009893号公報、特開2002−226323号公報、及び特開2003−055244号公報)、さらにテストステロン5−α−リダクターゼの阻害(特開2002−241296号公報)に関して記載されているが、Averrhoa carambolaの抽出物が不要な皮下脂肪及び/又はセルライトに効果がある点については記載されていない。
本発明の1つの観点では、美容組成物(パーソナルケア製品)は、皮膚の外観を改善するために提供され、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ−1(CPT−1)刺激剤を、上記皮膚の部位における脂肪細胞の分化及び/又は脂肪細胞の細胞内トリグリセリドの産生及び/又は蓄積を減らすための有効量で、美容上許容できる媒体に含む。いくつかの実施の形態では、CPT−1刺激剤は、Averrhoa carambolaの抽出物、特に、植物の葉、茎、及び花(又はその組み合わせ)の水抽出物である。本発明の1つの観点では、CPT−1刺激剤は、Averrhoa carambolaの葉の水抽出物であって、CPT−1遺伝子の発現を刺激する。
本発明のいくつかの実施の形態では、過剰な脂質、油性肌及び/又は油性頭皮によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための方法が提供され、美容上許容できる媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を、それを必要とする皮膚に、上記皮膚の外観を改善するのに十分な時間、局所適用することを含む。
いくつかの実施の形態では、美容組成物は、少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含んでもよく、該抗脂質剤は、ホスホジエステラーゼ阻害剤、アデニル酸シクラーゼ活性化剤、脂肪分解刺激剤、ベータ−アドレナリン受容体アゴニスト、アルファ−2−アドレナリン受容体アンタゴニスト、キサンチンアナログ、フォルスコリン、フォルスコリ抽出物、サンザシ(hawthorne)抽出物、コーラの木抽出物、イソプロテレノール、ヨヒンビン、イチョウ(Ginkgo biloba)抽出物、エゴマ油、カフェイン、コラーゲン刺激剤、エラスチン刺激剤、カルニチン、クレアチン、及びその混合物からなる群から選択される。
他の観点では、本発明は、セルライトのような不要な皮下脂肪の影響を受けた皮膚の外観を改善するための方法に関し、美容組成物を皮膚に局所適用することを含み、該美容組成物は、上記皮膚の部位における脂肪細胞の分化及び/又は脂肪細胞における細胞内トリグリセリドの産生及び/又は蓄積を減らすための有効量で、美容上許容できる媒体に1種以上のCPT−1調節剤を含む。いくつかの実施の形態では、CPT−1刺激剤は、Averrhoa carambolaの抽出物、特に、植物の葉、茎、及び花、とりわけ葉の水及び/又はエタノール抽出物である。例えば、美容上許容できる媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの抽出物が、皮膚の外観を改善するのに十分な時間、皮膚に適用され得る。
いくつかの実施の形態では、組成物は、大腿部、臀部、腹部、腰、又は上腕領域の少なくとも1部位にあるセルライトに適用される。いくつかの実施の形態では、組成物は、つけたままの組成物として、適用された部位に残される。いくつかの実施の形態では、少なくとも4週間の期間に最低1日1回適用のような処置レジメンに従って組成物が適用される。いくつかの実施の形態では、処置レジメンは、少なくとも2週間に最低1日1回適用を含む。特定の実施の形態では、方法が提供され、上記皮膚の外観を改善するのに十分な時間が少なくとも2週間であって、上記水抽出物が少なくとも1日1回適用される。他の実施の形態では、組成物は、1日に2回又は3回適用される。
過去にセルライトの影響を受けた部位におけるセルライトの再発を少なくするための方法も提供され、該方法は、美容上許容される媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を、そこに局所適用することを含む。
さらに他の観点は、不要な脂肪沈着を軽減するための方法に関し、該方法は、不要な脂肪沈着及び/又は蓄積の影響を受けた部位に、美容上許容される媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を、不要な脂肪を軽減するのに十分な時間、局所適用することを含む。
本発明の他の実施の形態は、過剰な脂質で特徴付けられる皮膚の状態を処置するために、美容上許容される媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含むパーソナルケア又は美容組成物を提供する。
本発明の他の実施の形態では、過剰な脂質で特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物を提供し、該組成物は、美容上許容される媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含み、上記水抽出物は、図1に記載のHPLC分析を有する。
本発明の他の実施の形態は、過剰な脂質で特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物を提供し、該組成物は、美容上許容される媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含み、上記水抽出物は、0.1重量%未満のフェノール化合物と少なくとも20重量%の炭水化物を含む。
本発明の上記又は他の観点が、以下の詳細な説明を参照することでより理解される。
本発明に係るCPT−1を刺激するAverrhoa carambolaの葉の抽出物に関するHPLC分析を示す。 CPT−1を下方制御するAverrhoa carambolaの葉の抽出物に関するHPLC分析を示す。
カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ−1(CPT−1)の発現を刺激する1種以上の物質を含む組成物が、セルライトの影響を受けた皮膚などの不要な脂肪沈着及び/又は蓄積の影響を受けた皮膚の外観を、そこに局所適用された場合に、著しく改善することが意外にも見出された。特に、Averrhoa carambolaの抽出物、好ましくは水抽出物を含む美容組成物が、セルライトの影響を受けた皮膚の外観を改善し、さらに過去に影響を受けていた部位におけるセルライトの再発を少なくし、及び/又は不要な脂肪蓄積及び/又は沈着の影響を受けた部位における肥満を軽減するために、上記方法で使用される。
CPT−1刺激抽出物及び組成物
本発明の1つの観点は、局所適用のための組成物に関し、該組成物は、皮下脂肪の過剰な蓄積及び/又は産生の兆候を、処置し、改善し、阻害し、遅延させ、その発生又は危険性を抑え、及び/又は減らすためにCPT−1を刺激するスターフルーツ抽出物を含む。セルライトの影響を受けた皮膚の外観を改善すること及び/又は不要な皮下脂肪の兆候に対抗することは、限定されないが、次の1つ以上を含む。
(a)セルライトの瘤及び/又はでこぼこの外観の軽減;
(b)圧迫した際のセルライトのくぼんだ外観の軽減;
(c)セルライトの影響を受けた部位の範囲の減少;
(d)セルライトの再発の予防又は遅延;
(e)にきびの予防又は処置;
(f)油性肌の予防又は処置;
(g)皮下脂肪の沈着及び/又は蓄積の軽減;
(h)コラーゲンの沈着の改善、及び
(i)結合組織の強度の改善。
改善は、本技術分野で既知の、例えば消費者パネルテストなどの方法で評価できる。本発明によれば、皮膚の外観の改善に係る方法は、セルライトの影響を受けた皮膚におけるセルライトの外観の軽減などである。また、本発明における方法は、セルライトの影響を受けた皮膚の緊張状態又は色調を改善することを含む。実際、本発明の組成物は、処置を必要とする皮膚に適用され、つまり、皮膚は上記皮膚の特性のいずれかが足りないか欠如しており、上記皮膚の特性のいずれかの改善によって利益を得る。
“CPT−1刺激剤”は、CPT−1に介在される1つ以上の経路を介してヒト脂肪細胞内のトリグリセリド濃度を減少させることができるあらゆる物質を意味する。いくつかの実施の形態では、CPT−1刺激剤は、血清トリグリセリドを減少させる。トリグリセリド濃度の減少は、in vitro又はin vivoでの、脂肪細胞の増殖及び/又は分化及び/又は脂肪細胞における細胞内脂質及び/又はトリグリセリドの産生、貯蔵、及び/又は蓄積の軽減、及び/又は脂肪酸の酸化及び/又は分解及び/又は脂肪分解の増加;及び/又は脂質合成遺伝子の発現減少を意味し、本技術分野で既知の手段又は本明細書に記載のように評価される。例えば、CPT−1刺激スターフルーツ抽出物は、ヒト脂肪細胞内のトリグリセリド産生を減少させるように作用することができ(例えば、下記実施例1参照)、あるいは、CPT−1刺激スターフルーツ抽出物は、血清トリグリセリドを減少させるように作用することができる。いくつかの実施の形態では、トリグリセリド濃度は、スターフルーツ抽出物を欠いた状態におけるトリグリセリド濃度と比較して、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、又は少なくとも約100%まで減少する。また、別の例では、CPT−1の刺激は、例えば、CPT−1遺伝子の発現の増加を測定することで直接評価され、CPT−1刺激剤は、ヒト脂肪細胞内のCPT−1遺伝子の発現を増加させるように作用し、例えば下記実施例2を参照されたい。いくつかの実施の形態では、CPT−1遺伝子の発現は、CPT−1刺激スターフルーツ抽出物を欠いた状態におけるCPT−1遺伝子の発現レベルと比較して、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、又は少なくとも約100%だけ増加する。
CPT−1刺激剤が、任意の手段、例えば、脂肪細胞内のCPT−1のmRNA転写の増加及び/又はCPT−1タンパク質の発現の増加、及び/又はCPT−1タンパク質の翻訳後プロセシングの減少によって、トリグリセリド濃度の効果的な減少をもたらすことが理解される。活性化の機序は、CPT−1のアゴニストの上方調節;CPT−1のアンタゴニストの下方調節;CPT−1のRNA及び/又はタンパク質の安定性の向上、及び/又はCPT−1活性化をもたらすリガンドとのCPT−1の二量体化の増加を含む。CPT−1刺激剤は、抽出物、例えば、Averrhoa carambolaの抽出物を意味し、いくつかの活性化合物を含み、その1種以上がCPT−1を調節する。好ましい実施の形態では、CPT−1刺激剤は、スターフルーツ抽出物であって、CPT−1タンパク質の量を増加させる。
好ましい実施の形態では、CPT−1刺激剤は、Averrhoa carambola(スターフルーツ)抽出物、より具体的には水抽出物である。また、Averrhoa carambolaは、Carambola及び“スターフルーツ”という普通名称で知られる。Averrhoa carambolaは、カタバミ科の木本の一種である。それは、フィリピンを起源とし、そこでは、酸味に応じて“バリング(balimbing)”又は“サラネート(saranate)”と呼ばれる。他の普通名称は、“バリング(balimbing)”である(インドネシア、マレーシア、インド及びスリランカ)。木及びその果実は、南東アジア、南太平洋、東アジアの一部で好まれており、コスタリカ、ペルー、コロンビア、タイ、エクアドル、ガイアナ、ドミニカ共和国及びブラジル、そして、アメリカ合衆国では南フロリダ及びハワイなどの熱帯地域のいたるところで栽培される。Averrhoa carambolaは、小さい木又は低木で、バラ色〜赤紫色の花を有する。花は小さく、ベル型で、縁が白っぽい5枚の花びらを有する。花は、熱帯条件において年間を通して作られる。木は、食用のフルーツとして、及び医薬用途のために、熱帯又は亜熱帯地域で栽培される。Averrhoa carambolaは、抗酸化物質及びビタミンCに富み、かつ糖、ナトリウム及び酸が少ないと考えられている。また、一次及び二次両方のポリフェノール性抗酸化剤の潜在的な源である。Averrhoa carambolaは、抗酸化及び抗微生物活性の両方を有し、果実抽出物によるNOの除去は、濃度と熟成の段階に依存する。抽出物は、大腸菌(E.coli)、チフス菌(Salmonella typhi)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)及びセレウス菌(Bacillus cereus)に対する抗微生物活性を有する。
本開示の組成物の使用に関して、植物、植物成分、及び/又は活性成分が、好ましくは植物から直接的に得られる。成分は、純粋な形態、準純粋な形態、又は純粋でない形態であってもよい。好ましい実施の形態では、Averrhoa carambolaの抽出物は、水抽出物、アルコール抽出物、又は含水アルコール抽出物を含む。さらに好ましい実施の形態では、成分は、水抽出によるなど、極性溶媒抽出によって得られた抽出物の形態であってもよい。
溶媒抽出は、所望の構成成分を含有する植物、特には、葉、茎、花、樹皮などの地上部から原材料を収集することを含む。これらの植物物質は、小さい粒径に細かく挽かれ、次に測定可能な装填器で原材料のための注入口を介して抽出装置に入れられる。植物原材料は、スラスタによって抽出装置に押し出され、植物原材料がゆっくり前に移動する。溶媒は、廃液排出口の最上部において溶媒注入口を介して装置に加えられる。重力と平衡における違いで、溶媒は、原材料注入口へ流れ、物質を浸し、溶媒注入口の反対側から流れ出る。植物物質及び溶媒が互いに反対の方向に移動するため、植物物質は、低濃度の抽出物を含む溶液に常に浸っている。平衡の結果、低濃度の溶液に植物物質を継続的に抽出することで、植物成分の高収量が達成される。溶媒抽出における植物物質の濃度は、約5g/Lから約50g/L、好ましくは約10g/Lから約30g/L、もっとも好ましくは少なくとも20g/Lであってもよい。
抽出時間は、植物成分を取り除くために適合され、例えば、約1〜8時間の間が典型的で、より好ましくは、約2〜6時間の間、もっとも好ましくは約3〜5時間の間であってもよい。抽出の温度は、溶媒及び用いる抽出方法に応じて選択されるが、約20℃から約90℃の間(室温抽出を含む)、約40℃から約70℃の間、又は約50℃から約60℃の間であってもよい。そして、集められた抽出物は、破片を除去するために、きめ細かく濾過され、そのまま使用されてもよく、あるいは例えば、溶媒を蒸留することによって、凍結乾燥によって、又は他の従来の方法によって濃縮されてもよい。また、抽出物は、実質的にすべての溶媒を除去することによって粉末状で提供されてもよい。
簡潔には、極性又は水性の溶媒抽出法は、水、水溶液、あるいは他の極性溶媒を用いて植物物質を洗浄及び抽出することを含む。極性溶媒の限定されない例は、限定されないが、水;アルコール(メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール及び類似物など);グリコール;エーテル(ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、及び類似物など);エステル(酢酸ブチル、酢酸エチル、及び類似物など);ケトン(アセトン、エチルメチルケトン、及び類似物など);酢酸などの有機酸、及び類似物;ジメチルスルホキシド;アセトニトリル;他の有機溶媒;及びその組み合わせなどである。他の好適な溶媒は、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝食塩水及び類似物などである。いくつかの好ましい実施の形態では、水が極性溶媒として使用される。本技術分野でよく知られた方法が、極性溶媒抽出のために用いられる。
同様に、有機溶媒抽出法は、有機溶媒を用いて植物物質を洗浄及び抽出することを含む。有機溶媒の限定されない例は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジクロロメタン、クロロホルム、ヘキサン、キシレン、及び石油エーテルなどである。本技術分野でよく知られた方法が、有機溶媒抽出のために用いられる。
いくつかの実施の形態では、抽出物は、水−有機抽出物を含む。一般に、水−有機溶媒抽出は、初めに植物の一部、特には、葉、茎、花、樹皮、及び類似物などの地上部から原材料を収集することを含み、これらは、小さい粒径に細かく挽かれる。細かく挽かれた植物物質は、酸性又はアルカリ性(塩基性)条件における所望の抽出物の溶解性及び安定性に応じて、酸性又はアルカリ性の水溶液に浸される。酸性条件下での抽出のために、塩酸又は硫酸のような酸が水に、例えば約3%(w/v)の濃度で加えられる。アルカリ性条件下での抽出のために、水酸化ナトリウム又は炭酸ナトリウムのようなアルカリが水に加えられる。抽出時間及び抽出温度は、典型的には上記有機溶媒抽出法で用いられたものと同様である。
次に、抽出物が集められ、破片を除去するために、きめ細かく濾過される。pHを調整することで溶液を中和するために、アルカリ性物質(例えばアンモニア)又は酸性物質(例えば硫酸)が、回収された抽出物の酸性度又はアルカリ度に応じて、抽出物に加えられる。水抽出物は、そのまま、濃縮して、あるいは乾燥させて使用されてもよい。代わりに、水相から有機相に抽出活性物を移行させるために、有機溶媒が中和された溶液に加えられてもよい。当該有機溶媒の例は、限定されないが、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、及びキシレンなどである。有機溶媒に溶解した移行された抽出活性物を含む抽出物は、そのまま使用されてもよく、濃縮して、又は乾燥させて使用されてもよい。
異なる成分を含有する異なる植物が混合され、一緒に抽出されてもよい。混合抽出の当該方法は、好ましくは、エタノールなどの抽出のために用いられる溶媒で似たような溶解性を有する成分を含有する2種以上の植物から抽出する場合に用いられる。抽出物の混合物は、濃縮され、適切な溶媒で保存される。
いくつかの実施の形態では、抽出物は、Averrhoa carambola植物の葉、茎、及び花から得られる。いくつかの好ましい実施の形態では、抽出物は、植物物質を乾燥させ、続いて溶媒を用いて乾燥した植物から抽出することで得られる。例えば、極性溶媒が用いられる。好適な極性溶媒は、限定されないが、水;アルコール(メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール及び類似物など);グリコール;エーテル(ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、及び類似物など);エステル(酢酸ブチル、酢酸エチル、及び類似物など);ケトン(アセトン、エチルメチルケトン、及び類似物など);酢酸などの有機酸、及び類似物;ジメチルスルホキシド;アセトニトリル;他の有機溶媒;及びその組み合わせなどである。他の好適な溶媒は、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝食塩水及び類似物などである。いくつかの好ましい実施の形態では、エタノール及び/又は水が極性溶媒として使用される。
好ましくは、Averrhoa carambola抽出物は、Averrhoa carambolaの葉、花、及び茎を、水、エタノール、又はその混合物で抽出することで得られる。溶媒系は、体積で約10%から体積で約90%のエタノール、及び体積で約10%から体積で約90%の水;体積で約25%から体積で約75%のエタノール及び体積で約25%から体積で約75%の水;体積で約45%から体積で約55%のエタノール及び体積で約45%から体積で約55%の水、又は(体積で)50:50混合のエタノール及び水を任意に含む。
好ましくは、Averrhoa carambola抽出物は、Averrhoa carambolaの粉末化された葉の可溶化、それに続く酵素加水分解(例えばカルボヒドラーゼによる)で得られる。酵素活性は、熱処理によって不活性化されてもよい。フェノール性化合物を除去するためにアジュバントが好ましくは加えられ、フェノール性化合物の量は、Averrhoa carambolaの最終抽出物の乾燥重量の2%未満、1%未満、あるいはもっとも好ましくは0.1%未満である。得られたAverrhoa carambola抽出物は、好ましくは、乾燥物の重量に対して約20%から約64%の間の全糖量、好ましくは乾燥物の重量に対して少なくとも約20%の全糖量を含む。また、全糖量は、得られた活性のある抽出物の体積に対して、約3.2g/Lから約36g/L、好ましくは約8g/Lと約16g/Lとの間である。Averrhoa carambola抽出物の他の好ましい特徴は、約10から約90g/Lの間、好ましくは約25から約40g/Lの間の乾燥物;約3.0から約5.0の間、好ましくは約3.0から約4.0の間のpH;乾燥物において約8.5から約23重量%のタンパク質含量;抽出物の乾燥物における重量パーセントで約22.5から約39重量%の粗灰分含量;抽出物の乾燥物において約5から約17重量%のウロン酸である。本発明に係る特に好ましいAverrhoa carambolaの葉の抽出物は、少なくとも約20重量%の炭水化物を含み、ポリフェノール性化合物を含まず、又はポリフェノール性化合物が実質上検出されない。
追加の好適な抽出方法が(トマト抽出物の調製のための方法を記載した)国際公開第03/079816号、(エキナセア アンガスティフォリア(Echinacea angustifolia)抽出物の調製のための方法を記載した)国際公開第04/014404号及び(エキナセア アンガスティフォリア(Echinacea angustifolia)の根からの多糖の抽出を記載した)国際公開第04/014958号に開示されており、これらは、その全体を参照することで本明細書に組み入れられる。
他の実施の形態では、本明細書におけるAverrhoa carambola抽出物は、“合成”抽出物を含み、すなわち、知られた植物成分及び/又は構成物質の様々な組み合わせが、天然起源の植物抽出物の実質的に模倣の組成物及び/又は活性と組み合わせられる。当該合成抽出物は、用語“抽出物”又は“植物抽出物”に含まれる。合成抽出物は、天然の植物と同様に、2種以上、3種以上、あるいは4種以上の活性成分を含む。もっとも好ましくは、合成抽出物は、植物の天然抽出物と同じ数の活性成分を実質的に含む。合成抽出物と植物又は天然植物抽出物との間の活性成分の出現数の一致は、“パーセント共通性(percent commonality)”の用語で記載されることがある。好ましくは、合成抽出物は、植物又は天然植物抽出物の化学組成に対して約50%以上の共通性を有する。言い換えると、合成抽出物は、植物又は天然植物抽出物に含まれる活性成分の約50%以上を有する。さらに好ましくは、合成抽出物の化学組成は、植物又は天然植物抽出物の化学組成と約70%以上の共通性を有する。最適には、合成抽出物は、植物又は天然植物抽出物の化学組成と約90%以上の共通性を有する。比較のための植物又は天然植物抽出物が、本明細書に記載されるように、例えばAverrhoa carambola植物から得られる。
Averrhoa carambola植物は、いかなる形態であってもよく、限定されないが、全植物、乾燥植物、細かく挽かれた植物、又はそれらの一部を含み、限定されないが、種子、針葉、葉、根、樹皮、球果、茎、地下茎、カルス細胞、原形質体、器官、器官系、及び分裂組織、抽出物、乾燥抽出物、合成抽出物、又は、植物若しくは植物の部分に見られる若しくはそれらから単離される成分及び/若しくは要素、又は、植物から直接若しくは合成的に得られる抽出物、又は、その組み合わせを含む。
いくつかのAverrhoa carambola抽出物に見られる物質は、とりわけ、アブシジン酸及びアブシジンアルコールの誘導体、ヴォミフォリオール、ロセオシド、エピカテキン、2,5−ジメトキシ−3−ウンデシルフェノール及び5−メトキシ−3−ウンデシルフェノール、5−O−メチルエンベリン、及び2−デヒドロキシ−5−O−メチルエンベリンなどである(Araho,D.et al.,Nat.Med.59:113−16,2005年;Xu et al.,2004年;Chakthong,et al.,Chinese Chem.Lett.21(9):1094−96,2010年,D.C.Gunawardena,Proc.Peradeniya Univ.Res.Sessions,2007年)。いくつかの実施の形態は、1種以上のこれら物質を含むが、それ以外は、1種以上のこれら物質を含まないか、実質的に含まなくてもよい。
本発明の美容組成物は、それが局所適用される部位でヒトの皮膚の外観を改善するのに有効な所定量のCPT−1刺激剤、例えば所定量のAverrhoa carambola抽出物を一般に含む。好ましい実施の形態では、組成物は、脂肪細胞の分化及び/又は皮膚の部位の脂肪細胞における細胞内トリグリセリドの産生及び/又は蓄積を軽減するのに有効な所定量のスターフルーツ抽出物を含む。
特定の好ましい実施の形態では、美容組成物は、組成物の総重量に基づいて約0.001重量%から約50重量%まで;好ましくは組成物の総重量に基づいて約0.01重量%から約25重量%まで;さらに好ましくは組成物の総重量に基づいて約0.1重量%から約10重量%まで、さらにいっそう好ましくは、組成物の総重量に基づいて約0.1重量%から約1重量%、又は約0.5重量%までの所定量のスターフルーツ抽出物を含む。1つの実施の形態では、美容組成物は、組成物の総重量に基づいて約0.01重量%から約5重量%までの所定量のスターフルーツ抽出物を含む。上記の量は、スターフルーツ又はAverrhoa carambola抽出物の量などのCPT−1刺激剤の“活性のある量”を意味する。用語“活性のある量”は、希釈剤、溶媒、媒体、充填剤又は類似物を欠く乾燥状態の濃度に相当するスターフルーツの量を意味する。本明細書に記載される美容組成物は、例えば以下で詳しく述べるように、抗脂質剤として使用できる。
CPT−1調節組成物の美容用途
本発明の他の観点は、CPT−1刺激剤、特にAverrhoa carambola水抽出物を含む組成物の美容用途に関連し、スターフルーツ抽出物は、CPT−1の発現を刺激する。当該組成物は、皮下脂肪の過剰な蓄積及び/又は産生の兆候を、改善し、阻害し、遅延させ、軽減し、及び/又は向上させるように作用し、その結果、強力な抗脂質剤、及び特には抗セルライト物質として用いられる。
本明細書で用いられる場合、“抗脂質”剤又は物質は、脂肪細胞のトリグリセリド濃度を減少させるように作用するあらゆる物質を意味し、in vitroあるいはin vivoでの、脂肪細胞の増殖及び/又は脂肪細胞の分化の減少;細胞内の脂質及び/又はトリグリセリドの産生、貯蔵、及び/又は蓄積の軽減、脂肪酸の酸化、分解及び/又は脂質分解の増加;及び/又は脂質合成遺伝子の発現減少の1つ以上をもたらす。“抗セルライト”剤は、物質であって、本明細書で用いられる場合、セルライトの影響を受けた皮膚に明らかな、あるいは明白な改善をもたらすように抗脂質作用を与える物質である。
いくつかの実施の形態では、例えばセルライトの場合のような皮下脂肪の産生及び/又は蓄積の影響を受けた皮膚の外観を改善するための方法が提供され、該方法は、美容上許容できる媒体に含まれるスターフルーツ抽出物のような少なくとも1種のCPT−1刺激剤を、影響を受けた皮膚に局所適用することを含む。組成物は、有効量の物質を含む。皮膚の外観を改善するのに“効果のある量”又は“有効量”は、十分な時間皮膚に適用した場合に、不要な皮下脂肪の影響を受けた皮膚に明らかな改善をもたらすために十分な、スターフルーツのようなCPT−1刺激剤の活性のある量を意味する。当該改善は、限定されずに、以下のものを含む:
(a)セルライトの瘤及び/又はでこぼこの外観の軽減;
(b)圧迫した際のセルライトのくぼんだ外観の軽減;
(c)セルライトの影響を受けた部位の範囲の減少;
(d)セルライトの再発の予防又は遅延;
(e)にきびの予防又は処置;
(f)油性肌の予防又は処置;
(g)皮下脂肪の沈着及び/又は蓄積の軽減;
(h)コラーゲンの沈着の改善、及び
(i)結合組織の強度の改善。
本発明の組成物は、上記特性のいずれかが足りないか欠如している、又は本明細書に記載のように組成物の抗脂質作用の利益を受ける皮膚のような処置を必要とする皮膚に適用される。例えば、Averrhoa carambolaの葉の水抽出物のようなCPT−1刺激剤が美容上許容できる媒体で提供され、皮膚の所望の部位に局所適用され、皮膚の望ましくない特徴又は皮膚を処置及び/又は予防するため、及び/又は皮膚の美的外観を改善するための効果のある量でその部位に維持される。局所適用は、例えば、注射又は医療関係者の専門知識を必要とすることなく、活性成分の標的への輸送を促進する。局所組成物が本発明に係る好ましい実施の形態ではあるが、経口製剤も予期される。
本明細書で用いられる場合、“処置”に加えて“処置する”又は“処置している”のような関連する用語は、消費者が皮膚の外観の改善又は他の処置の効果を把握できるように、処置されるべき皮膚の状態に関連する望ましくない1つ以上の特徴を根絶する、軽減する、改善する、又は逆行させることを意味する。本明細書で用いられる場合、“予防” に加えて“予防する”又は“予防している”のような関連する用語は、まだ影響されていない状態の皮膚に、予防すべき皮膚の状態に関連する望ましくない1つ以上の特徴の再発を、回避し、遅延させ、未然に防ぎ、最小化し、又は軽減することをもたらす作用を提供することを意味する。当該予防効果は、例えば、状態の進展及び/又は再発、あるいは最終的に進展した場合に状態に関連する1つ以上の望ましくない特徴の継続性、重症度、又は激しさを軽減することを含む。
組成物の使用方法
本発明の方法に従って、本明細書に開示された美容組成物は、皮膚の外観を改善するためにセルライトの影響を受けた皮膚の部位に適用される。改善は、セルライトの特徴である、瘤及び/又はでこぼこの外観を軽減し、好ましくは見た目が“カッテージチーズ”又は“オレンジの皮”として知られるものを軽減する。さらに、セルライトの領域は、座った際に足を組んだ場合に起こるように、圧迫又は圧縮されたときに膨れたり、穴ができたり、へこんだりする傾向があり、セルライト部位の外観が悪化し得る。いくつかの実施の形態では、改善は、圧迫したときのセルライトの当該くぼんだ外観を軽減することを含み、足のセルライトの見た目が、足を組んで座ったときでさえも軽減される。また、改善はセルライトの明らかな深さ及び/又は激しさを軽減することを含む。
セルライトは、体の特定の領域、例えば、多くの女性の大腿部、臀部に加え、腹部、腰、及び/又は上腕領域に蓄積する傾向がある。いくつかの実施の形態では、セルライトの影響を受けた部位の範囲が減少し、大腿部、臀部、腹部、腰、及び/又は上腕領域のより小さい部分にだけ目に見える影響が残るようになる。好ましい実施の形態では、本明細書に記載された組成物での処置後に、1箇所以上の上記領域においてセルライトの明白な兆候がなくなる。
いくつかの実施の形態では、セルライトの兆候がほとんど、又はまったくないが、セルライトの影響を過去に受けた部位でのセルライトの再発を減らすための方法が提供される。再発の減少は、以前の量よりも再発したセルライトが少ないと認識できるように、過去に影響を受けた部位におけるセルライトの再発を遅延させる、あるいは、部位に再度現れるセルライトの範囲を小さくすることを意味する。
本発明の方法で使用される組成物は、皮膚の所定の部位に局所適用された場合、皮膚の所定の部位の脂肪細胞における細胞内トリグリセリドの濃度を減少させるのに十分な量で、スターフルーツ抽出物のようなCPT−1刺激剤を含む。本明細書で用いられる場合、トリグリセリドの濃度及び関連する発現を減らすことは、皮膚の一部におけるトリグリセリド含量の減少、好ましくは皮膚の外観をかなりの程度改善するために、in vitro又はin vivoでの、脂肪細胞の増殖及び/又は脂肪細胞におけるトリグリセリドの産生、貯蔵、及び/又は蓄積の減少、及び/又は脂肪酸の酸化の増加;及び/又は脂肪合成遺伝子の発現の減少を意味する。例えば、いくつかの実施の形態では、トリグリセリド濃度は、CPT−1刺激スターフルーツ抽出物を欠いた状態のトリグリセリドの濃度と比較して、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、又は少なくとも約100%だけ減少する。皮下の脂肪細胞におけるトリグリセリド濃度は、適切な試験、例えば、本明細書に開示された、又は本技術分野で知られたin vitro試験で決定することができる。例えば、下記実施例1は、ヒト脂肪細胞における細胞内トリグリセリドの濃度を測定するための試験の実験の詳細を提供する。
理論に縛られたくないが、本明細書に開示された組成物は、不要な皮下脂肪の影響を受けた皮膚の外観に改善をもたらすように複数の作用機序で作用する。スターフルーツ抽出物を含む組成物は、CPT−1刺激剤として作用する。パルミトイルトランスフェラーゼ−1酵素(CPT−1)は、カルニチンアシルトランスフェラーゼI、又はCAT−1としても知られるミトコンドリア酵素である。それは、カルニチン、アシルトランスフェラーゼと呼ばれる酵素群の一部である。現在、CPT−1の3つのアイソフォーム:CPT1A、CPT1B、及びCPT1Cが知られている。CPT−1は、ミトコンドリア外膜に関連し、長鎖脂肪酸の膜を超える輸送を、それをカルニチンに結合させることで仲介する。脂肪酸代謝におけるその役割のため、2型糖尿病及びインシュリン抵抗性などの多くの代謝障害においてCPT−1は重要である。多くの他の健康問題とともに、当該疾患では、ヒトにおける遊離脂肪酸(FFA)濃度が上昇し、骨格筋で脂肪が蓄積し、そして脂肪酸を酸化する筋肉の能力が減少する。CPT−1は、これら症状で重大な役割を果たすことに関係する。脂肪酸代謝におけるその重要性のために、CPT−1は、多くの他の代謝障害の処置の開発においても潜在的に有用な酵素に位置づけられている。CPT−1刺激スターフルーツ抽出物は、成熟脂肪細胞においてでさえも、脂肪沈着物を離散させるように作用する。さらに、この抽出物は、例えば、にきび又は油性肌などの過剰な脂質で特徴付けられる他の皮膚の状態の処置において有益である。
したがって、理論に縛られないが、本明細書で開示された組成物は、2つ以上の作用機序を介してセルライトの兆候に対抗するために作用する。CPT−1刺激スターフルーツ抽出物は、皮下脂肪の沈着及び/又は蓄積を減少及び/又は脂肪細胞の分化を減少させるように機能する。CPT−1は、脂肪細胞の分化マーカーであって、脂肪細胞の分化を減らすように作用する。強い皮膚構造は、結合組織繊維又は隔膜間の脂肪の結節“ブレブ形成”の可能性を低下させ、セルライトの特徴的な見苦しい外観につながると考えられる。さらに、低濃度の皮下脂肪は、ブレブ形成の可能性をさらに低下させる。セルライトは、拡大した脂肪組織と弱い皮膚構造との組み合わせからもたらされると考えられるので、本明細書に記載のように複数の方法でセルライトに対抗することは、1つの方法のみを利用する製品と比較して、優れた結果をもたらす。したがって、本発明は、セルライトの外観を改善するための新規の作用機序及びそれに使用するための強力な抗セルライト組成物を提供する。
いくつかの実施の形態では、不要な皮下脂肪の兆候に対抗するための美容組成物は、追加の抗脂質剤をさらに含んでもよい。例えば、皮膚の外観を改善するために有効量(又は有効な量)のCPT−1刺激スターフルーツ抽出物を含む美容組成物は、1種の他の抗セルライト剤などの少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含んでもよい。いくつかの実施の形態では、当該組成物で、相乗的な改善が得られることが理解される。
例示の抗セルライト剤は、限定されないが、キサンチン類似体、カフェイン、アミノフィリン、及びテオフィリンなどのホスホジエステラーゼ阻害剤;フォルスコリン及びコリウスフォルスコリ抽出物などのアデニル酸シクラーゼ活性化剤;サンザシ(hawthorne)抽出物及びコーラの木抽出物などの脂肪分解刺激剤;イソプロテレノールなどのベータアドレナリン受容体アゴニスト;ヨヒンビン及びイチョウ(Ginkgo biloba)抽出物などのアルファ−2−アドレナリンアンタゴニスト;エゴマ油(米国特許第7,410,658号明細書参照);カルニチン及び/又はクレアチン(例えば、その全体を参照することで本明細書に組み入れられる発明の名称が“カルニチンクレアチネートを有する美容組成物及び使用方法”である米国特許出願公開2007/0264205号明細書参照)などである。いくつかの実施の形態では、追加の活性物質は、コラーゲン刺激剤及び/又はエラスチン刺激剤、例えば、エラスチン産生を促進する物質、及び/又はグリコサミノグリカン増強剤などである。コラーゲン、エラスチン及びグリコサミノグリカン増強剤の例は、例えば、ウイキョウ抽出物、ニンジン抽出物、及びアルファルファ抽出物などである。いくつかの実施の形態では、追加の活性物質は、コラゲナーゼ阻害剤及び/又はエラスターゼ阻害剤などであってもよい。いくつかの実施の形態では、本発明は、エゴマ油と本明細書に記載された1種以上の組成物との相乗効果に関し、例えば、皮膚への抗セルライト作用の向上をもたらす。
いくつかの実施の形態では、美容組成物は、少なくとも1種以上のコラーゲン及び/又はエラスチン刺激剤をさらに含んでもよい。当該コラーゲン又はエラスチン刺激剤は、例えば、プロコラーゲン及び/又はコラーゲンの産生の改善及び/又はエラスチンの維持及び再構成の改善をもたらすのに有効である。
抗セルライト及び肥満への効果
いくつかの実施の形態では、肥満の軽減及び/又は体重減少の促進及び/又は肉体改造の促進のための方法が提供される。方法は、不要な脂肪沈着の影響を受けた部位に、美容上許容される媒体に含まれる有効量のCPT−1刺激Averrhoa carambola抽出物を、不要な脂肪を軽減するのに十分な時間、局所適用することを含む。組成物のCPT−1刺激活性は、本明細書に記載のように脂肪蓄積及び/又は脂肪細胞の分化を減らし、重量を、好ましくは標的の部位において軽減する。当該部位は、消費者が一般的なダイエット及び/又は運動では重量を落とすことが難しいと気がついている“問題部位”である。不要な脂肪沈着を処置するための他の方法が開示されており、本明細書に開示されたCPT−1刺激Averrhoa carambola抽出物とともに使用されてもよい。例えば、国際公開第04/047746号を参照されたい。
いくつかの実施の形態では、本明細書に記載されたAverrhoa carambola抽出物を含む美容組成物のような組成物は、美的外観に、次から選択される1つ以上の利益をもたらす。
(a)細かいしわ又はしわの処置、軽減、及び/又は予防、
(b)毛穴の大きさの減少、
(c)皮膚の厚み、肉付き、及び/又は緊張状態の改善;
(d)皮膚のしなやかさ及び/又は柔らかさの改善;
(e)皮膚の色調、輝き、及び/又は透明さの改善;
(f)プロコラーゲン及び/又はコラーゲンの産生の改善;
(g)コラーゲン及び/又はエラスチンの維持及び再構成の改善;
(h)質感の改善及び/又は質感回復の促進;
(i)皮膚のバリア修復及び/又は機能の改善;
(j)皮膚の輪郭の外観の改善;
(k)皮膚の光沢及び/又は輝きの復元;
(l)皮膚の必須栄養素及び/又は成分の補充;
(m)老化及び/又は更年期障害の軽減;
(n)皮膚の湿潤の改善;
(o)皮膚の弾性及び/又は弾力性の増加;
(p)皮膚のたるみの処置、軽減、及び/又は予防;及び/又は
(q)しみの軽減。
本明細書で提供された開示に基づいて、当業者は、本明細書に記載された組成物に関する他の美容用途及び/又は医薬用途を認識し、該用途も本発明の範囲として理解される。また、例えば、本明細書に記載された組成物は、スキンケア又はヘアケア製品などのパーソナルケア製品で使用でき、当該製品の適用で本明細書に記載のように、皮膚又は髪の外観に改善がもたらされることが望ましい。例えば、本明細書に記載された組成物は、体の様々な表面のセルライト及び他の不要な皮下脂肪の外観を軽減するローション及び/又はトニック製剤で使用できることが予期される。例えば、本明細書に記載された組成物は、髪の皮脂及び/又は油及び/又は不要な油っぽさを減少させることで髪の外観を改善するヘアケア製剤に使用できることが予期される。
本発明に係る皮膚のためのパーソナルケア製品は、例えば、ボディローション、ボディトニック、及び類似物などである。本明細書に係るヘアケア製品は、例えば、シャンプー、コンディショナ、エアロゾルスプレー、ポンプスプレー、ムース、泡状物質、溶液、美容液、又はウェットティッシュに含ませられるヘアケア組成物などである。
処置レジメン
本発明は、本明細書に記載のように、皮膚の外観を改善するのに十分な時間、皮膚の部位表面に、CPT−1刺激スターフルーツ抽出物含有組成物を含む組成物を局所適用することで皮膚の外観を改善するための方法を提供する。組成物は、典型的には、処置レジメンに従って皮膚に適用される。処置レジメンは、本明細書に記載された抗セルライト作用のような所望の利益を得るために必要とされるだけの間、1日1回、2回又は3回の適用を含んでもよい。この処置レジメンは、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約6週間、少なくとも約8週間、少なくとも約12週間、又はそれ以上の間で、毎日適用又は1日おきの適用を含む。いくつかの実施の形態では、組成物は、上記の期間、毎日1回以上、例えば、毎日2回、好ましくは朝に1回及び就寝前、夜に再度1回適用される。組成物は、例えば、大腿部、臀部、腰、腹部、上腕など処置される部位全体に好ましくはもみこまれる。
また、例えば皮膚のセルライト又は他の不要な皮下脂肪の1つ以上の兆候を未然に防ぐための予防的処置に関して、さらにその結果、過去に影響を受けた部位のセルライトの再発の減少及び/又は予防に関して、慢性処置レジメンが予期される。また、処置及び/又は予防レジメンは、使用されるCPT−1刺激スターフルーツ抽出物の濃度に依存してもよく、例えば、異なる濃度で抗セルライト皮膚作用が他の濃度よりも早く得られる場合である。本発明に係る処置レジメンは、追加の運動、ダイエット調節及び水分摂取の増加を任意に含んでもよい。
組成物は、一般には、セルライト又は不要な皮下脂肪の影響を受けた皮膚の外観を改善するのに十分な時間、皮膚に局所適用される。いくつかの実施の形態では、組成物は、“つけたままの”組成物として皮膚に残され、つまり、それらは、特定の期間、意図的な洗浄及び/又は拭き取りなしで皮膚に残すことができる製剤で適用される。例えば、組成物は、1日、終夜、又は少なくとも約18時間、少なくとも約12時間、少なくとも約8時間、又は少なくとも約4時間、皮膚につけたままにされてもよい。
Averrhoa carambola抽出物の製剤
CPT−1刺激剤、例えばAverrhoa carambolaの葉の水抽出物は、本技術分野で知られるように、美容組成物を製剤化するために使用されてもよい。美容組成物は、抗セルライト及び抗脂質製品に使用でき、好ましくは、例えば美容上許容できる媒体とともに皮膚への局所適用のために製剤化される。CPT−1刺激Averrhoa carambola抽出物を含む美容組成物のための製剤は、以下でより詳細に説明される。
本発明によれば、CPT−1刺激Averrhoa carambola抽出物は、様々な製品形態に製剤化される。組成物は、標的への送達システム、例えば、クリーム、ローション、ゲル、化粧液、美容液、経皮パッチなどで、特には局所投与のためのものに調製される。例えば、本発明は、生きている動物、特にヒトの組織に接触するのに適した、使用者への生理的な副作用が事実上ないかほとんどない、美容上又は皮膚科学的に許容できる製剤を含む組成物を包含する。また、本発明は、経口輸送のための組成物も包含する。本発明に含まれる組成物は、任意の美容上及び/又は皮膚科学上適した形態、好ましくはローション又はクリームで提供されるが、無水系又は水系に加え、噴霧可能な液体形態でもよい。組成物のための他の適した美容製品形態は、例えば、乳液、クリーム、バルム、グロス、ローション、マスク、美容液、化粧液、軟膏、ムース、パッチ、ポマード、溶液、スプレー、ワックス系のスティック、ウェットティッシュ、シャンプー、コンディショナ及び/又は泡状物質などである。
いくつかの特定の実施の形態では、CPT−1刺激Averrhoa carambola水抽出物は、セルライトの影響を受けている、過去に影響を受けた、又は影響を受けそうな皮膚への局所適用のためのクリームの形態で提供される。いくつかの特に好ましい実施の形態では、CPT−1刺激スターフルーツ水抽出物を含むクリームは、クリームとともに使用するためのゲルと一緒に提供され、例えば、クリームの適用に続いて皮膚の同じ部位へゲルが適用される。ゲルは、クリームのセルライト軽減効果を増強するタイトニングポリマーを好ましくは提供する。より好ましい実施の形態では、ゲルは、クリームの適用に続いて皮膚に適用された場合、皮膚に冷却感を与える。クリーム及びゲルは、別々の容器、又は同一の容器内の別々の区画で提供されてもよい。いくつかの実施の形態では、クリーム及びゲルは、クリームとゲルとを一緒に分配する“チューブ内のチューブ”で提供される。これによって、例えば、皮膚に適用される直前に、クリームとゲルとが分配されて混合される。
さらに、予期される組成物が、当業者によって広く用いられ、知られた1種以上の相溶可能な美容上許容できるアジュバントを含んでもよく、該アジュバントは、着色料、香料、皮膚軟化剤、保湿剤、防腐剤、ビタミン、キレート剤、増粘剤、エゴマ油又はエゴマ種子の油(参照することで本明細書に組み入れられる“皮膚の状態の処置方法”に関する国際公開第01/66067号)などに加え、アロエ、カモミールなどの他の植物由来物質である。
また、適した浸透促進剤を含む、又は含まないパッチなどの輸送に係る経皮の方法も本発明に含まれる。本発明によって具体化される方法及び組成物は、CPT−1刺激Averrhoa carambola抽出物が経皮システム又は装置で効率よく投与される手段を提供する。当該装置の例は、本技術分野で知られており、例えば、米国特許第5,146,846号明細書、米国特許第5,223,262号明細書、米国特許第4,820,724号明細書、米国特許第4,379,454号明細書及び米国特許第4,956,171号明細書に開示されており、これらすべてが参照することで本明細書に組み入れられ、その記載は、限定を意味するものではない。好ましい方法では、局所適用は、持続放出媒体、担体、又は希釈剤を介するものであって、例えば、局所適用される持続放出パッチを用いる。好ましくは、局所パッチが用いられる場合、パッチは長時間、例えば、少なくとも約4時間、少なくとも約8時間、少なくとも約12時間、少なくとも16時間、又は少なくとも約24時間、所望の部位に適用される。いくつかの実施の形態では、長時間とは、例えば朝から就寝までの1日、あるいは使用者が寝ている間の終夜である。
本発明のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物は、好ましくは美容上又は皮膚科学上許容できる媒体、媒質、希釈剤又は担体に含まれ、セルライトの影響を受けた皮膚の外観を改善することを含む、皮下脂肪の過剰な蓄積及び/又は産生の兆候の処置、改善、予防、阻害、遅延、及び/又は軽減に使用するための局所製剤を提供する。
いくつかの実施の形態では、局所製剤は、ヒトの皮膚と相性のよい美容上許容できる媒体(媒質、希釈剤、又は担体)を含む。美容上許容できる媒体は、水相、油相、アルコール系、又は水/アルコール系の溶液、軟膏、ローション、ゲル、水中ワックス、型乳剤、又は油中水型、水中油型、又は水中水型乳剤を含み、例えばクリーム、ゲル、マイクロエマルジョン、又はエアロゾルの体裁をとる。
水相は、1種以上の水溶性又は水分散性物質の混合物であって、室温(25℃)で液体、半固体又は固体であってもよい。媒体は、水又は水性アルコール性媒体中の懸濁液、分散液、又は溶液を含むか、その態様であってもよく、増粘剤又はゲル化剤を含んでもよい。当業者は、当業者が有する知識に基づいて、適切な美容の形態、それに含まれる成分に加え、それを調製する方法を選択できる。
いくつかの実施の形態では、美容上許容できる媒体は、水相を含んでもよく、該水相は、水、又は水と少なくとも1種の親水性有機溶媒、特にはアルコール、とりわけ例えば、エタノール又はプロパノールなどの2個から5個の炭素原子を含む直鎖の又は分岐の低モノアルコール;例えば、プロピレングリコール、ソルビトール、グリセロール、ジグリセロール、パンテノール、又はポリエチレングルコールなどのポリオール;及びその混合物などである。水相は、組成物の総重量に基づいて約0.5重量%から約99.99重量%で含まれてもよい。
いくつかの実施の形態では、本発明の組成物が乳剤の形態である場合、組成物も界面活性剤を、好ましくは、組成物の総重量に基づいて約0.1重量%から約30重量%、及び特には約1重量%から約20重量%の量で任意に含んでもよい。
また、いくつかの実施の形態では、組成物は、両親媒性ポリウレタン、ポリアクリル酸ホモポリマー又はコポリマー、ポリエステル、及び/又は炭化水素系の樹脂などの増粘ポリマーも含んでもよい。
また、本発明は、油溶性又は油分散性物質を含有する油相を含む製剤を予期し、該製剤は、室温(25℃)で液体及び/又はワックス、半固体、ゴム、及びその混合物などの室温で固体の油状の又はワックス状の物質である。ワックスは、炭化水素系のワックス、フルオロワックス及び/又はシリコーンワックスを含んでもよく、植物、鉱物、動物、及び/又は合成起源でもよい。製剤は、通常、総重量に基づいて約0重量%から約20重量%のワックスを含む。使用されるゴムは、一般には高分子量の環状ポリジメチルシロキサン(PDMS)、セルロースゴム又は多糖類であって、半固体物質は、一般に炭化水素系の化合物、例えば限定されないが、ラノリン及びその誘導体である。また、この油性相は有機溶媒を含んでもよい。
室温で液体である好適な油性物質は、油類と言われることが多く、ペルヒドロスクアレンなどの動物起源の炭化水素系の油;4個から10個の炭素原子の脂肪酸の液体トリグリセリドなどの炭化水素系の植物油であって、例えばヘプタン酸トリグリセリド又はオクタン酸トリグリセリド、又はヒマワリ油、コーン油、大豆油、ブドウ種子油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル/カプリン酸トリグリセリド、又はホホバ油;液体パラフィン及びその誘導体、又はワセリンなどの天然起源又は合成起源の直鎖又は分岐の炭化水素;合成エステル及び合成エーテル、特に脂肪アルコールのエステル、すなわち、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル;乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、脂肪アルコールのヘプタン酸塩、オクタン酸塩及びデカン酸塩などの水酸化エステル;ジオクタン酸プロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、ジイソノナン酸ジエチレングリコール、及びペンタエリスリトールエステルなどのポリオールエステル;オクチルドデカノール、2−ブチルオクタノール、2−ヘキシルデカノール、2−ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコールなどの12個から26個の炭素原子を含む脂肪アルコール;部分的に炭化水素系のフルオロ油及び/又はフルオロシリコーン油;シクロメチコーン及びジメチコーンなどの室温で液体又は半固体である揮発性又は非揮発性、直鎖又は環状ポリジメチルシロキサン(PDMS)で、任意にフェニル基を含む、例えばフェニルトリメチコーン、シロキサン、及びその混合物などのシリコーン油などである。これらの油は、油相の約0重量%から約90重量%、好ましくは約1重量%から約80重量%の量で通常は含まれる。
また、製剤の油相は、美容上許容できる1種以上の有機溶媒を含んでもよい。これら溶媒は、組成物の総重量に基づいて約0重量%から約60重量%、好ましくは約1重量%から約30重量%の量で含まれ、親油性有機溶媒、両親媒性又は有機溶媒、及びその混合物からなる群から選択され得る。本発明の組成物に用いられる好適な溶媒は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル又は酢酸2−メトキシエチルなどの酢酸エステル;酢酸イソプロピル;トルエン、キシレン、p−キシレン、ヘキサン又はヘプタンなどの炭化水素;少なくとも3個の炭素原子を含むエーテル、及びその混合物などである。いくつかの他の実施の形態では、組成物は、本明細書に記載のように、イオン性及び/又は非イオン性の脂質を含む小胞分散液の形態であってもよい。
さらに他の実施の形態では、組成物は、リポソーム又はマイクロスフィア内に製剤化され、他の添加物又は物質を含んでもよく、及び/又はより具体的な標的に改変されるか、適用後にその部位に残ってもよい(参照により本明細書に組み入れられるUngerらの米国特許第5,770,222号明細書参照)。
本発明の方法で使用するための製剤は、美容分野で通常用いられる任意の成分をさらに含んでもよい。これら成分は、例えば、保存剤、水相増粘剤(多糖類バイオポリマー、合成ポリマー)、脂肪相増粘剤、香料、親水性及び親油性活性物質、及びその混合物などである。これら種々の成分の量は、意図する目的を達成するために美容分野で用いられる通常のものであり、典型的には、組成物又は製剤の総重量に基づいて、約0.01重量%から約20重量%までの範囲である。これら成分の性質及びそれらの量は、本明細書に記載のように、製品及び組成物の意図される用途に合うように選択される。
いくつかの実施の形態では、製剤は、追加の粒子相を任意に含み、典型的には、組成物又は製剤の総重量に基づいて、約0重量%から約30重量%の量、好ましくは約0,05重量%から約20重量%で含まれ、さらに顔料及び/又は真珠光沢剤及び/又は美容組成物で用いられる充填剤を含んでもよい。
好適な無機顔料は、限定されないが、酸化チタン、酸化ジルコニウム及び酸化セリウム、及び酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロム及びフェリックブルーなどである。好適な有機顔料は、バリウムレーキ、ストロンチウムテーキ、カルシウムテーキ、及びアルミニウムレーキ及びカーボンブラックなどである。好適な真珠光沢剤は、酸化チタンで、酸化鉄で、又は天然顔料で被覆された雲母などである。充填剤は、通常、組成物又は製剤の総重量に基づいて約0重量%から約20重量%、好ましくは約0.1重量%から約10重量%の量で含まれる。好適な賦形剤は、タルク、シリカ、ステアリン酸亜鉛、雲母、カオリン、ナイロン(特にオルガソル)粉末、ポリエチレン粉末、テフロン(商標)、でんぷん、窒化ホウ素、Expancel(Nobel Industrie)、Polytrap(Dow Coming)、及びシリコーン樹脂マイクロビーズ(東芝社のTospearl)などである。
いくつかの特定の実施の形態では、局所適用のための組成物は、皮膚、好ましくは大腿部、臀部、脚、腰、腹部、手足、上腕、及び/又は体の他の部位のためのパーソナルケア製品の形態であってもよい。限定しない例は、例えばクリーム又はローション、軟膏、油薬、ゲル、マスク、人工日焼け組成物、パッチ、又は例えば、スティックあるいはディッシュのように注がれるか流し込まれる固体などである。
いくつかの実施の形態では、局所製剤も1種以上の抗酸化剤を含んでもよい。抗酸化剤は、とりわけ皮膚からフリーラジカルを除去し、周囲の攻撃から皮膚を守るために機能する。本組成物及び製剤で用いられる抗酸化剤の例は、アスコルビン酸及びその誘導体/エステルなどのフェノール性水酸基を有する化合物;チオジプロピオン酸及びそのエステル;ビタミンA、C、又はE;ポリフェノール、ベータ−カロテン;カテキン;クルクミン;フェルラ酸誘導体(例えば、フェルラ酸エチル、フェルラ酸ナトリウム);没食子酸誘導体(例えば、没食子酸プロピル);リコペン;還元酸;ロスマリン酸;タンニン酸;テトラヒドロクルクミン;トコフェロール及びその誘導体;尿酸;又はその任意の混合物などである。他の好適な抗酸化剤は、1個以上のチオール基(−SH)を有するものであって、還元、又は非還元の形態のいずれかであって、グルタチオン、リポ酸、チオグリコール酸、及び他のスルフヒドリル化合物などである。抗酸化剤は、亜硫酸水素塩、メタ重亜硫酸塩、亜硫酸塩などの無機、あるいは硫黄を含む他の無機塩及び無機酸でもあってもよい。本発明の組成物は、組成物又は製剤の総重量に基づいて、好ましくは、約0.001重量%から約10重量%、及びより好ましくは約0.01重量%から約5重量%の抗酸化物を有する。
また、いくつかの実施形態では、局所製剤は、次の皮膚浸透促進剤、皮膚軟化剤、皮膚プランパー、剥離促進剤、及び光拡散剤の1種以上を含んでもよい。これら及び他の好適な美容成分の詳細は、その全体を参照することで本明細書に組み入れられるCosmetic,Toiletry,and Fragrance Association(CTFA)から出版された国際美容成分辞典及びハンドブック、第10版(2004年)の2177〜2299ページに掲載されている。
皮膚軟化剤は、皮膚の滑らかさを向上させる機能的利益を提供し、セルライト及び他の不要な皮下脂肪の影響を受けた皮膚の外観の改善を促す。皮膚軟化剤の例は、ミリスチン酸イソプロピル、ワセリン、リノール酸イソプロピル、シリコーン(例えば、メチコーン、ジメチコーン)、油、鉱油、脂肪酸エステル、又はその任意の混合物などである。皮膚軟化剤は、好ましくは組成物又は製剤の総重量の約0.1重量%から約50重量%で含まれる。
皮膚プランパーは、皮膚へのコラーゲン増強剤として機能する。好適な好ましい皮膚プランパーの例は、パルミトイルオリゴペプチドである。他の皮膚プランパーは、コラーゲン及び/又はグリコサミノグリカン(GAG)増強剤である。皮膚プランパーは、組成物又は製剤の総重量の約0.1重量%から約20重量%で好ましくは含まれる。
いくつかの実施の形態では、製剤は、1種以上の剥離促進剤を有してもよい。剥離促進剤の好適な例は、アルファヒドロキシ酸(AHA);過酸化ベンゾイル;ベータヒドロキシ酸;ピルビン酸、2−オキソプロパン酸、2−オキソブタン酸、及び2−オキソペンタン酸などのケト酸;米国特許第5,847,003号明細書及び米国特許第5,834,513号明細書(参照することでその開示が本明細書に組み入れられる)に開示されたオキサ酸;サリチル酸;尿素;又はその任意の混合物などである。好ましい剥離促進剤は、3,6,9−トリオキサウンデカン二酸、グリコール酸、乳酸、又はその任意の混合物である。本発明の実施の形態が剥離促進剤を含む場合、製剤は、組成物又は製剤の総重量に基づいて、0.1重量%から約30重量%、好ましくは約1重量%から約15重量%、及びさらに好ましくは約1重量%から約10重量%の剥離促進剤を有してもよい。
光拡散剤は、皮膚表面の光屈折を変え、結果として、例えば、セルライト及び不要な皮下脂肪に起因する小じわ及びしわ、瘤及びでこぼこの見た目がぼやけ、軽減される。本発明で使用される光拡散剤の例は、限定されないが、窒化ホウ素、雲母、ナイロン、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリウレタン粉末、絹雲母、シリカ、シリコーン粉末、タルク、テフロン(商標)、二酸化チタン、酸化亜鉛、又はその任意の混合物などである。光分散剤は、組成物又は製剤の総重量に基づいて好ましくは約0.01重量%から約20重量%で含まれる。
いくつかの実施の形態では、製剤は、1種以上のレチノイドを含んでもよい。レチノイドの例は、限定されないが、レチノイン酸(例えば、全トランス又は13−シス)及びその誘導体、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール及びプロピオン酸レチノールのようなレチノール(ビタミンA)及びそのエステル、及びその塩などである。
いくつかの実施の形態では、製剤は、1種以上の日焼け止め保護剤を含んでもよい。日焼け止め剤は、有害な紫外線から皮膚を保護する。本発明の例示の実施の形態では、日焼け止め剤は、1種の日焼け止め剤又は日焼け止め剤の組み合わせのいずれかを用いて、UVA及びUVBの両方の保護を提供する。日焼け止め剤の中で、本組成物で使用されるのは、アヴォベンゾン、桂皮酸誘導体(桂皮酸オクチルメトキシなど)、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、二酸化チタン、酸化亜鉛、又はその混合物である。日焼け止め剤は、組成物の総重量の約1重量%から約30重量%で含まれてもよい。日焼け止め剤を有する本発明の組成物は、皮膚の美的外観に、日焼けの最小化及び/又は赤みの軽減の少なくとも1つの改善をさらにもたらす。
また、いくつかの実施の形態では、製剤は、美容の及び医薬の活性物質、添加物、成分、又はアジュバント:麻酔剤;抗体、例えば、エリスロマイシン及びテトラサイクリン;サリチル酸;抗アレルギー剤;抗真菌剤;防腐剤;抗刺激剤;抗炎症剤;抗菌剤;鎮痛剤;酸化窒素シンターゼ阻害剤;防虫剤;人工日焼け剤;皮膚浸透促進剤;皮膚冷却剤;キレート剤;未処理の、あるいは湿潤性又は他のいくつかの特性を改善するために化学的に表面処理された染料、レーキ及び顔料などの着色剤;粘滑剤;乳化剤;香料;保湿剤;潤滑油;皮膚保護剤;保湿剤;pH調整剤;保存料;安定化剤;界面活性剤;増粘剤;塗膜形成剤;可塑剤;粘度調整剤;ビタミン;血流促進剤;又はその混合物の1つ以上を有してもよい。上記種々の物質の量は、意図する目的を達成するために美容の又は医薬の分野で従来用いられるもので、例えば、それらは、組成物又は製剤の総重量の約0.01重量%から約20重量%を構成してもよい。
乳化剤は、本発明の組成物又は製剤に、組成物の総重量に基づいて約0.01重量%から約30重量%、好ましくは約0.5重量%から約30重量%の量で典型的に含まれる。いくつかの他の実施の形態では、組成物又は製剤は、乳化剤を含んでなくても、あるいは実質的に含んでなくてもよい。
好適な増粘剤の限定なき例は、キサンタンゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボマー、アカシアゴム、Sepigel 305(Seppic社から入手可能、フランス)、及びケイ酸アルミニウムマグネシウムなどの粘土などである。
本発明の局所組成物は、尿素、ピロリドンカルボン酸、アミノ酸、ヒアルロン酸ナトリウム、特定のポリオール、及び吸湿特性を備える他の化合物などの1種以上の保湿剤を含んでもよく、その有用性が増強される。
また、本発明に係る組成物の皮膚への一般的な活性及び低刺激性は、pHが約3.5から約8.0に、もっとも好ましくは、pHを約3.5から約5.5に中和されることで向上されてもよい。この中和は、好ましくは、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、アルギニン又は他のアミノ酸、及び/又はトリエタノールアミンの1種以上で行われる。
本明細書で用いられるすべての用語は、特段の示唆がない限り、通常の意味を有することが意図される。本明細書で用いる場合、“重量%”又は%重量は、特定されない限り、組成物又は製剤の(すなわち、任意の担体、媒体、溶媒、皮膚軟化剤、充填剤、又は皮膚に適用される前に加えられる他の成分を含む)総重量に対する成分の重量の割合を意味する。
実施例1:Averrhoa carambolaの葉の抽出方法及び2つのプロトコールからのAverrhoa carambolaの葉の抽出物のHPLC分析
Averrhoa carambolaは、例えば下記のように本技術分野で知られた水−有機溶媒抽出法を用いて天然の原料から抽出された。
CPT−1刺激水抽出物は、水抽出スキームを用いてAverrhoa carambola植物の葉を抽出することで得られた。簡単には、まずAverrhoa carambolaの葉が粉末になるまで挽かれた。
続いて、挽かれた粉末が約10から約90g/L、好ましくは約25から約40g/Lの濃度で、約40℃から60℃の間の温度で、水に溶解された。市販のいくつかのヒドロラーゼ又はカルボヒドラーゼのいずれかを用いて、水溶液が炭化水素を標的とする酵素加水分解に供された。残った酵素活性は、約4時間の熱処理で不活性化された。ポリビニルポリピロリドン(PVPP)のようなアジュバントがポリフェノール性化合物を除外するために加えられた。可溶相及び不溶相がデカンテーション、濾過、及び/又は遠心分離によって分離され、可溶画分が集められた(濾液又は可溶相)。濾過は、高分子量、すなわち20,000Daを超える分子を除去した。次に、活性画分がロータリーエバポレーター(rotovap)、凍結乾燥、又はフリーズドライ法のような本技術分野で知られた方法で濃縮された。得られた濃縮液相は、0.22マイクロメートルフィルタを通す膜濾過で滅菌された。すべての濃縮抽出物が、透明で琥珀色の液体の状態でAverrhoa carambolaの水抽出物(CPT−1刺激抽出物)をもたらした。
CPT−1刺激抽出物は、36.2g/Lの乾燥物質を含み(一定の重量になるまで105℃のオーブン乾燥で得られた);pH3.6(室温での電位差滴定で測定された);乾燥物質の56.1重量%の全糖含量(Dubois et al.,Analytical Chemistry 28(3):350−356(1956年));乾燥物質の26.2重量%の粗灰分含量(電気マッフル炉にて550℃で焼却し、空の容器重量を差し引いて求めた、VULCAN(商標) 3.550−NDI);乾燥物質の8.6重量%のタンパク質含量(Official Methods of Analysis of AOAC International,第12版,15−60ページ,(1975年)のKjeldhal法に従って測定された);乾燥物質の6.6重量%のウロン酸、及び乾燥物質の0.0015重量%のポリフェノール含量として特徴付けられた。ウロン酸の決定は、含まれるウロン酸と四ホウ酸ナトリウムとを反応させて、メタ−ヒドロキシジフェニルの存在で発色したピンクを、10から100mg/Lのガラクツロン酸の標準範囲に対して520nmでの分光光度分析で定量することでなされた(結果はガラクツロン酸について表された)。フェノール性化合物は、ヘキサシアノフェリシアン化カリウムの存在下で40から120mg/Lの没食子酸の標準範囲に対して715nmで検出される発色した化合物を形成する反応によって定量された。
CPT−1阻害メタノール抽出物は、メタノール抽出スキームを用いてAverrhoa carambola植物の葉を抽出することで得られた。簡単には、まずAverrhoa carambolaの葉が手作業で小さい粒子に挽かれ、結果的に粉末となった。続いて、挽かれた粉末は、25%メタノールで抽出された。代わりに、均質化した植物物質が等量のメタノールと混合され、200rpmで30〜120分間、密閉された容器内で振盪され、上側の相に透明なメタノール層を形成させるために10分間、遠心分離されてもよい。濾過及び真空蒸発後、すべての濃縮抽出物が、Averrhoa carambolaのメタノール抽出物を得るために凍結乾燥された(又は本技術分野で知られた他の手段で濃縮された)。
サンプリングの目的のため、Averrhoa carambolaの葉の抽出物が約5mg/mLで25%メタノールに分散された。可溶性の紫外線吸収成分がHPLCで分離され、解析された。HPLC機器のカラムは、Zobax SB−C18、7.5cm長×4.6mm I.Dのステンレス鋼、粒径3.5ミクロンであって、検出器は、260nm、300nm、及び360nmにおける紫外線吸収ダイオードアレイであった。HPLC分析の条件は以下の通りである。
移動相勾配
0分 15%メタノール(溶媒B)/1%酢酸を含む85%水(溶媒A)
10分 95%メタノール/1%酢酸を含む5%水
15分 95%メタノール/1%酢酸を含む5%水
15.01分 5%メタノール/1%酢酸を含む85%水
19分 15%メタノール/1%酢酸を含む85%水
流速:1.5mL/分
カラム温度:40℃
試料注入体積:20μL
実行時間:19分
CPT−1刺激Averrhoa carambolaの葉の水抽出物(図1)及びCPT−1阻害Averrhoa carambolaの葉のメタノール抽出物(図2)の試料のHPLCスペクトルは、同じ溶出条件下で異なるピークパターンを示し、2つの抽出物の化学的な違いが示された。
実施例2:Averrhoa carambolaの葉の抽出物によるCPT−1遺伝子の発現刺激
ヒト前脂肪細胞は、脂肪細胞分化培地において7日間で脂肪細胞に分化させることができる。8日目に、脂肪細胞分化培地は、上述のようにさらなる7日間のために、Averrhoa carambolaの葉の抽出物を含む脂肪細胞維持培地に置換された。示された重量割合のAverrhoa carambolaの葉の抽出物が1日おきに加えられた。処理の終了時に、RNA Easy mini kit(キアゲン社、米国カリフォルニア州)を用いて、脂肪細胞からRNAが抽出された。High Capacity cDNA Reverse Transcript Kit(アプライドバイオシステムズ社:カタログ番号4368814)を用いて、200ngの総RNAから20マイクロLのcDNAが合成された。製造者のプロトコールに従って、逆転写酵素、緩衝液、dNTP、ランダムプライマー、及びリボヌクレアーゼ阻害剤がRNAに加えられた。1マイクロリットルのcDNAが20マイクロLのRTp−PCR反応に使用された。簡潔には、10μlのTaqMan Gene Expression Master Mix(アプライドバイオシステムズ社;カタログ番号4369016)、8μlのHO、1μlのcDNA、1μlのCPT−1プライマー(アプライドバイオシステムズ社;Hs03046298_s1)又はハウスキーピング遺伝子としての18S(アプライドバイオシステムズ社;4333760−1001032)が96穴ポリプロピレンプレート(アジレントテクノロジーズ;カタログ番号410088)で混合された。RTq−PCRの条件は、50℃で2分間のインキュベーション工程及び95℃で10分間の酵素活性化工程に続けて95℃で30秒間及び60℃で1分間を45サイクルであった。CT値は、Stratagene MX2005Pのソフトウェアから得た。
すべての試料が3回実行され、18Sで標準化され、結果が表1及び表2に示されたようにコントロールの割合として表された。
Averrhoa carambolaの葉の水抽出物の示された重量%で処理されたヒト脂肪細胞は、表1に示すようにAverrhoa carambolaの葉の水抽出物でCPT−1遺伝子の発現の有意な%増加を示した。対照的に、Averrhoa carambolaの葉のメタノール抽出物は、表3に示すように、CPT−1遺伝子の発現の低下を示した。この知見は驚くべきものであり、水抽出を介して得られた(表1に要約されたデータ)、あるいはメタノール抽出を介して得られた(表2に要約されたデータ)2つのAverrhoa carambolaの葉の抽出物が異なる化学組成を有することを示している。
実施例3:Averrhoa carambolaの葉の抽出物による細胞内トリグリセリドの低下
健常女性の皮下脂肪組織から採取された、凍結保存されたヒト初代前脂肪細胞がZen−Bio(リサーチトライアングルパーク、NC)から取得された。製造者の指示に従って、前脂肪細胞が、DMEM/Ham’s F−12(1:1、v/v)、HEPES(pH7.4)、ウシ胎仔血清、ペニシリン、ストレプトマイシン、及びアムホテリシンB(Zen−Bio)を含む前脂肪細胞培地で、5%COで加湿された37℃の培養器において培養された。90%コンフルエンスに達した後、前脂肪細胞は、DMEM/Ham’s F−12(1:1、v/v)、HEPES(pH7.4)、ウシ胎仔血清、パントテン酸ビオチン、ヒトインスリン、デキサメタゾン、イソブチルメチルキサンチン、ペニシリン、ストレプトマイシン、及びアムホテリシンB(Zen−Bio)を含む脂肪細胞分化培地を添加することで脂肪細胞に分化された。
Averrhoa carambolaの葉の抽出物で脂肪細胞を処理するために、(実施例1の方法に従って得られた)水抽出物が(2つの濃度で)脂肪細胞分化培地に溶解され、続いて7日間、細胞培養された。未処理の脂肪細胞がコントロールとして使用された。7日間のインキュベーションの後、脂肪細胞分化培地が、Averrhoa carambolaの葉の抽出物、DMEM/Ham’s F−12(1:1、v/v)、HEPES(pH7.4)、ウシ胎仔血清、パントテン酸ビオチン、ヒトインスリン、デキサメタゾン、ペニシリン、ストレプトマイシン、及びアムホテリシンB(Zen−Bio)を含む維持培地で置換され、さらに7日間、脂肪細胞のインキュベーションが続けられた。脂肪細胞におけるトリグリセリドの産生は、トリグリセリドアッセイキット(Zen−Bio)を用いて評価された。簡潔には、脂肪細胞が洗浄バッファで洗浄され、溶解バッファで溶解され、培地が除去された。細胞内トリグリセリドは、溶解バッファ中に放出され、グリセロール−1−リン酸に変換され、続いてリン酸ジヒドロキシアセトン及び過酸化水素に酸化された。540nmで最大吸収を示すキノンイミン染料を産生するために、過酸化水素が4−アミノアンチピリン(4−AAP)及びN−エチル−N−(3−スルホプロピル)−m−アニシジンナトリウム(ESPA)と反応された。540nmでの吸収の増加は、脂肪細胞中のトリグリセリドの細胞内濃度に正比例する。結果が下記表3に示される。
Averrhoa carambolaの葉の抽出物の示された重量%で処置されたヒト脂肪細胞は、表3に示されるように、トリグリセリドの細胞内濃度において有意な%減少を示した。
実施例4:例示の組成物
本発明に係る水中油型の乳濁液美容組成物の試料が表4に従って製剤化された。
Averrhoa carambolaの葉の抽出物は、実施例3で記載のように得られたCPT−1刺激Averrhoa carambolaの葉の水抽出物であった。特定の任意の成分がゼロパーセントを含む範囲で示される。
皮膚に局所適用されるためのAverrhoa carambolaの抽出物を含む他の美容組成物が、美容分野で知られた方法で製剤化されてもよい。Averrhoa carambolaの抽出物を含むクリームが、最適な結果のためにゲルの美容組成物とともに任意に投与されてもよい。当該製剤のための好適な成分は、INCI原料辞典及びハンドブック、第11版、2006年、及びCosmetic,Toiletry,and Fragrance Association(CTFA)から出版された国際美容成分辞典及びハンドブック、第10版(2004年)で見られ、その全体を参照することでその開示が本明細書に組み入れられる。
実施例5:消費者調査
本発明に係る(表4に示された)組成物を用いて、米国の地理的に分散した5箇所における25〜59歳の120人の女性に対して、4週間の間、単独、二重盲式での消費者家庭使用試験が行われた。この試験は、消費者家庭使用試験の成功事例及び主張を支持するためのASTM国際ガイドラインに従って、独立の消費者調査機関によって実行された。回答者は、4週間、1日2回、家庭で組成物を使用する指示を受け、1日2回、組成物を使用して1週間、2週間、及び4週間後に電話でインタビューされた。すべてのデータが、分散分析を用いた処理及び解析のために前記独立の調査機関に返された。この研究によれば、回答者の61%が、組成物がセルライトの見た目を劇的に軽減することに同意した。回答者の72%が、組成物によって彼女らの皮膚がより引き締められ、彼女らが望むものを着る自由と自信とを持ったことに同意した。回答者の66%が、彼らのセルライトの深さ及び激しさがたった2週間で軽減されたことに同意した。さらに、回答者の59%が、彼らのもっとも取り扱いが困難なセルライトでさえも、たった2週間で明白に改善されたことに同意した。これらの結果は、90%の信頼区間で有意であった。
本明細書に挙げられた特許出願及び文献を含むすべての参照は、各文献又は特許もしくは特許出願が明確にかつ独立に、すべての目的のためにその全体を参照することで組み入れられるように示されたように、それら全体を参照することで同じ範囲までのすべての目的のために本明細書に組み入れられる。本発明の多くの改良及び変形がその精神と範囲から逸脱することなくなされてもよく、当業者に明らかである。本明細書に記載された具体的な実施の形態は、例のみの目的で与えられたものであって、本発明は、当該特許請求の範囲が与えるものと同等のすべての範囲において添付の特許請求の範囲の用語でのみ限定される。
本明細書に挙げられた特許出願及び文献を含むすべての参照は、各文献又は特許もしくは特許出願が明確にかつ独立に、すべての目的のためにその全体を参照することで組み入れられるように示されたように、それら全体を参照することで同じ範囲までのすべての目的のために本明細書に組み入れられる。本発明の多くの改良及び変形がその精神と範囲から逸脱することなくなされてもよく、当業者に明らかである。本明細書に記載された具体的な実施の形態は、例のみの目的で与えられたものであって、本発明は、当該特許請求の範囲が与えるものと同等のすべての範囲において添付の特許請求の範囲の用語でのみ限定される。
(付記)
(付記1)
過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための方法であって、美容上許容できる媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ−1(CPT−1)刺激水抽出物を、それを必要とする皮膚に、前記皮膚の外観を改善するのに十分な時間、局所適用することを含む、方法。
(付記2)
前記水抽出物は、図1に記載のHPLC分析を有する、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記水抽出物は、0.1重量%未満のフェノール性化合物及び少なくとも20重量%の炭水化物を含む、付記1に記載の方法。
(付記4)
皮膚の状態は、セルライトである、付記1に記載の方法。
(付記5)
皮膚の状態は、にきびである、付記1に記載の方法。
(付記6)
皮膚の状態は、油性肌である、付記1に記載の方法。
(付記7)
前記水抽出物は、少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含む、付記1に記載の方法。
(付記8)
前記少なくとも1種の他の抗脂質剤は、ホスホジエステラーゼ阻害剤、アデニル酸シクラーゼ活性化剤、脂肪分解刺激剤、ベータ−アドレナリン受容体アゴニスト、アルファ−2−アドレナリン受容体アンタゴニスト、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の物質を含む、付記7に記載の方法。
(付記9)
前記少なくとも1種の他の抗脂質剤は、キサンチンアナログ、フォルスコリン、フォルスコリ抽出物、サンザシ(hawthorne)抽出物、コーラの木抽出物、イソプロテレノール、ヨヒンビン、イチョウ(Ginkgo biloba)抽出物、エゴマ油、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の物質を含む、付記7に記載の方法。
(付記10)
前記セルライトは、大腿部、臀部、腹部、腰、及び/又は上腕領域の少なくとも1箇所に見られる、付記4に記載の方法。
(付記11)
前記皮膚の外観を改善するのに十分な時間は、少なくとも2週間であって、前記水抽出物が1日に少なくとも1回適用される、付記1に記載の方法。
(付記12)
前記水抽出物は、1日に2回又は3回適用される、付記2に記載の方法。
(付記13)
不要な脂肪の沈着及び/又は蓄積を低減するための方法であって、美容上許容できる媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を、影響を受けた部位に、前記不要な脂肪を減らすのに十分な時間、局所適用することを含む、方法。
(付記14)
美容上許容できる媒体に有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含む、過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物。
(付記15)
キサンチンアナログ、フォルスコリン、フォルスコリ抽出物、サンザシ(hawthorne)抽出物、コーラの木抽出物、イソプロテレノール、ヨヒンビン、イチョウ(Ginkgo biloba)抽出物、エゴマ油、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含む、付記14に記載の組成物。
(付記16)
美容上許容できる媒体に有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含む、過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物であって、前記水抽出物は、図1に記載のHPLC分析を有する、組成物。
(付記17)
キサンチンアナログ、フォルスコリン、フォルスコリ抽出物、サンザシ(hawthorne)抽出物、コーラの木抽出物、イソプロテレノール、ヨヒンビン、イチョウ(Ginkgo biloba)抽出物、エゴマ油、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含む、付記16に記載の組成物。
(付記18)
少なくとも1種のコラーゲン及び/又はエラスチン刺激剤をさらに含む、付記16に記載の組成物。
(付記19)
美容上許容できる媒体に有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含む、過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物であって、前記水抽出物は、0.1重量%未満のフェノール性化合物及び少なくとも20重量%の炭水化物を含む、組成物。
(付記20)
過剰な脂質の処置のためのAverrhoa carambolaの葉の水抽出物の使用であって、前記水抽出物は、0.1重量%未満のフェノール性化合物及び少なくとも20重量%の炭水化物を含む、使用。
(付記21)
前記処置は、CPT−1の発現の上方制御を含む、付記20に記載の使用。
(付記22)
前記CPT−1の発現の上方制御は、CPT−1関連mRNA転写の測定可能な増加によって評価される、付記21の使用。
(付記23)
前記CPT−1の発現の上方制御は、CPT−1関連タンパク質発現の測定可能な増加によって評価される、付記22の使用。
(付記24)
前記処置は、脂肪細胞における脂質蓄積の軽減を含む、付記20に記載の使用。
(付記25)
前記処置は、脂肪細胞分化の減少を含む、付記20に記載の使用。
(付記26)
前記処置は、脂肪細胞蓄積の低減を含む、付記20に記載の使用。
(付記27)
前記処置は、細胞内トリグリセリドの産生、貯蔵、及び/又は蓄積の軽減を含む、付記20に記載の使用。
(付記28)
前記処置は、血清トリグリセリドの減少をさらに含む、付記27に記載の使用。
(付記29)
前記処置は、皮下脂肪の減少を含む、付記20に記載の使用。
(付記30)
前記処置は、脂質合成遺伝子の発現減少を含む、付記20に記載の使用。
(付記31)
前記処置は、脂肪酸の酸化の増加を含む、付記20に記載の使用。
(付記32)
前記水抽出物は、混合物を形成するためのAverrhoa carambolaの葉の粉末の水可溶化に続いて、前記混合物の酵素加水分解及び前記混合物の水相の分離によって前記Averrhoa carambolaの葉の水抽出物で得られる、付記20に記載の使用。
(付記33)
前記水抽出物は、図1に記載のHPLC分析を有する、付記20に記載の使用。

Claims (33)

  1. 過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための方法であって、美容上許容できる媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ−1(CPT−1)刺激水抽出物を、それを必要とする皮膚に、前記皮膚の外観を改善するのに十分な時間、局所適用することを含む、方法。
  2. 前記水抽出物は、図1に記載のHPLC分析を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記水抽出物は、0.1重量%未満のフェノール性化合物及び少なくとも20重量%の炭水化物を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 皮膚の状態は、セルライトである、請求項1に記載の方法。
  5. 皮膚の状態は、にきびである、請求項1に記載の方法。
  6. 皮膚の状態は、油性肌である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記水抽出物は、少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1種の他の抗脂質剤は、ホスホジエステラーゼ阻害剤、アデニル酸シクラーゼ活性化剤、脂肪分解刺激剤、ベータ−アドレナリン受容体アゴニスト、アルファ−2−アドレナリン受容体アンタゴニスト、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の物質を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1種の他の抗脂質剤は、キサンチンアナログ、フォルスコリン、フォルスコリ抽出物、サンザシ(hawthorne)抽出物、コーラの木抽出物、イソプロテレノール、ヨヒンビン、イチョウ(Ginkgo biloba)抽出物、エゴマ油、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の物質を含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記セルライトは、大腿部、臀部、腹部、腰、及び/又は上腕領域の少なくとも1箇所に見られる、請求項4に記載の方法。
  11. 前記皮膚の外観を改善するのに十分な時間は、少なくとも2週間であって、前記水抽出物が1日に少なくとも1回適用される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記水抽出物は、1日に2回又は3回適用される、請求項2に記載の方法。
  13. 不要な脂肪の沈着及び/又は蓄積を低減するための方法であって、美容上許容できる媒体に含まれる有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を、影響を受けた部位に、前記不要な脂肪を減らすのに十分な時間、局所適用することを含む、方法。
  14. 美容上許容できる媒体に有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含む、過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物。
  15. キサンチンアナログ、フォルスコリン、フォルスコリ抽出物、サンザシ(hawthorne)抽出物、コーラの木抽出物、イソプロテレノール、ヨヒンビン、イチョウ(Ginkgo biloba)抽出物、エゴマ油、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含む、請求項14に記載の組成物。
  16. 美容上許容できる媒体に有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含む、過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物であって、前記水抽出物は、図1に記載のHPLC分析を有する、組成物。
  17. キサンチンアナログ、フォルスコリン、フォルスコリ抽出物、サンザシ(hawthorne)抽出物、コーラの木抽出物、イソプロテレノール、ヨヒンビン、イチョウ(Ginkgo biloba)抽出物、エゴマ油、及びその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の抗脂質剤をさらに含む、請求項16に記載の組成物。
  18. 少なくとも1種のコラーゲン及び/又はエラスチン刺激剤をさらに含む、請求項16に記載の組成物。
  19. 美容上許容できる媒体に有効量のAverrhoa carambolaの葉のCPT−1刺激水抽出物を含む、過剰な脂質によって特徴付けられる皮膚の状態を処置するための組成物であって、前記水抽出物は、0.1重量%未満のフェノール性化合物及び少なくとも20重量%の炭水化物を含む、組成物。
  20. 過剰な脂質の処置のためのAverrhoa carambolaの葉の水抽出物の使用であって、前記水抽出物は、0.1重量%未満のフェノール性化合物及び少なくとも20重量%の炭水化物を含む、使用。
  21. 前記処置は、CPT−1の発現の上方制御を含む、請求項20に記載の使用。
  22. 前記CPT−1の発現の上方制御は、CPT−1関連mRNA転写の測定可能な増加によって評価される、請求項21の使用。
  23. 前記CPT−1の発現の上方制御は、CPT−1関連タンパク質発現の測定可能な増加によって評価される、請求項22の使用。
  24. 前記処置は、脂肪細胞における脂質蓄積の軽減を含む、請求項20に記載の使用。
  25. 前記処置は、脂肪細胞分化の減少を含む、請求項20に記載の使用。
  26. 前記処置は、脂肪細胞蓄積の低減を含む、請求項20に記載の使用。
  27. 前記処置は、細胞内トリグリセリドの産生、貯蔵、及び/又は蓄積の軽減を含む、請求項20に記載の使用。
  28. 前記処置は、血清トリグリセリドの減少をさらに含む、請求項27に記載の使用。
  29. 前記処置は、皮下脂肪の減少を含む、請求項20に記載の使用。
  30. 前記処置は、脂質合成遺伝子の発現減少を含む、請求項20に記載の使用。
  31. 前記処置は、脂肪酸の酸化の増加を含む、請求項20に記載の使用。
  32. 前記水抽出物は、混合物を形成するためのAverrhoa carambolaの葉の粉末の水可溶化に続いて、前記混合物の酵素加水分解及び前記混合物の水相の分離によって前記Averrhoa carambolaの葉の水抽出物で得られる、請求項20に記載の使用。
  33. 前記水抽出物は、図1に記載のHPLC分析を有する、請求項20に記載の使用。
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