JP2015507707A - 追加的な緯糸模様を形成するための装置を備えた織機 - Google Patents
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Abstract
複数のガイドニードル(4)と、それぞれの内部に1本のガイドニードル(4)が鉛直に摺動可能に支持された複数のニードルガイド(5)と、を備えた追加的な緯糸模様(3)を形成するための装置を備えた織機(1)である。前記装置は更に、スライダ(6)を備え、当該スライダ(6)はニードルガイド(5)の少なくとも1本に連結されており、更に、前記スライダ(6)を緯糸方向(8)に駆動可能とするスライディングドライブ(7)を備えている。更に、前記装置は、杼口形成装置(9)と、前記杼口形成装置(9)によって鉛直に駆動可能な複数のコード(10)と、を備えている。前記コード(10)は、当該コード(10)を介して前記ガイドニードル(4)が上昇可能となるような方法で当該ガイドニードル(4)に連結されている。本発明は、各ガイドニードル(4)がそれぞれ1本のコード(10)に連結されていることを特徴とする。
Description
本発明は、追加的な緯糸模様を形成するための装置を備えた織機に関する。
本技術分野の従来の織機において、ある追加的な緯糸模様(刺繍または錦模様)が得られるような態様で織りの形成に関与するために、緯糸方向に伸びる追加的な糸を供給することが、知られている。この目的のために、これらの模様糸は、織機の様々な異なる運動周期のための緯糸の挿入前に、緯糸方向において様々な異なる位置に運ばれる。
例えば、US566,551に従った装置によって、そのような織機が示されている。これは、コードを駆動するための杼口形成装置を有する織機を開示しており、当該コードの運動によって、刺繍糸のためのガイドニードルを有する支持ビームが、織機の杼口の開口の方向において上下に、すなわち鉛直に、動き得る。支持ビームの上昇及び下降は、当該支持ビームに係合するそれぞれ一組のコードを介して達成され、当該コードは、杼口形成装置に連結されている。
更に、スライダが存在しており、当該スライダは、ニードルの鉛直の案内のために機能する孔を有している。スライダは、スライディングドライブによって緯糸方向に駆動可能である。複数のガイドニードルは、それぞれ、杼口形成装置、コード及び支持ビームによって、同一の方向に同時に鉛直に動き得る。
また、US4,429,722A及びJP54−11366は、共通の支持フレームによって鉛直に可動のガイドニードルのグループを有する、追加的な緯糸模様を形成するための装置を開示している。
このタイプのそのような装置は、DE 10 2010 007 048 A1によっても示されている。これは、綜絖枠の前側に固定されていて、且つ、自由にプログラム可能な態様でリニアモータを用いて緯糸方向に駆動される、というスライダを追加的に開示している。
本発明の目的は、追加的な緯糸模様を形成するための複数のガイドニードルが互いに独立して鉛直に動き得る装置を有する織機を提供することである。
前記目的は、独立請求項に従った装置を有する織機によって達成される。
この織機は、複数のガイドニードルを用いて追加的な緯糸模様を形成するための装置を備えている。前記装置は、内部でそれぞれ1本のガイドニードルが鉛直に摺動可能に支持された複数のニードルガイドを含んでいる。前記装置は更に、スライダを備えており、当該スライダは、前記複数のニードルガイドの少なくとも1つに連結されている。前記スライダは、スライディングドライブによって緯糸方向に駆動可能である。
例えば、複数のニードルガイドを1つのスライダに連結することが可能である。しかし、緯糸方向に互いに独立して駆動可能である複数のスライダをも備え得て、当該複数のスライダは、それぞれ1つのニードルガイドのみに、または、様々な異なるグループのニードルガイドに、連結されるということも可能である。
更に、織機は、複数のコードを有する杼口形成装置を備えており、当該複数のコードは、当該杼口形成装置によって鉛直に駆動可能である。これは例えば、当業者に既知のジャカード機であり得て、織機の逐次的シーケンスの(successive sequential)運動周期においてパターン制御された態様で、内部でハーネスコードが上昇または下降させられる。ガイドニードルは、コードによって当該ガイドニードルが上昇可能であるような態様で当該コードに連結されている。本発明は、各ガイドニードルがそれぞれ1本のコードに連結されていることを特徴とする。
本発明に関するコードとして示されているのは、杼口形成装置とガイドニードルとの間の伝達要素である。当該伝達要素は、張力を伝達し得て、駆動されるガイドニードルの横方向へのシフトまたはオフセットを許容し得る。そのような要素を用いて、力がガイドニードルに及ぼされ得て、当該要素によってそれらが上昇させられ、それと共に、緯糸方向におけるガイドニードルの摺動変位が補償される、または、均される。その目的のために、例えば、モノフィラメント、細長い繊維、または同等の要素が、使用され得る。
杼口形成装置によってコードが下降させられる時、ガイドニードルは、少なくともそれらの自重の重力に起因して下方に落下する。前述の装置を用いて、模様糸用の各ガイドニードルは、他のガイドニードルまたは模様糸から独立して、パターン制御の態様で上昇または下降させられ得る。各ニードルが個々に鉛直に制御され得るので、そのような機械のユーザは、一群のガイドニードルの幅全体に亘って同一の模様を織るようには、もはや制限されない。
特に有利なのは、各ガイドニードルが復帰要素またはリセット要素をそれに割り当てるという本発明の織機の一実施の形態である。当該要素は、前記上昇に対して反対に作用するガイドニードルへの復帰またはリセットの力を及ぼす。ガイドニードルに連結されたコードが、もはや杼口形成装置によって上昇させられず、むしろ下降させられる時、当該ガイドニードルは、この復帰の力(復元力)によって下方に移動させられる。その点について、この復帰要素は、ガイドニードルの上昇の間にエネルギーを蓄えるタイプのものであり得て、それは、前記下降の間に再び解放される。これによって、前述の装置のより高い作動頻度が実現できる。
このような復帰要素は、例えば、機械的または空気力学的なバネであり得て、当該バネは、前記上昇の間に応力がかけられ、前記下降の間に解除されまたは緩められる。しかしながら、追加的な錘が更に設けられ得て、当該錘は、ガイドニードルの重力(weight force)を増加させる。
原理的には、ニードルと杼口形成装置との間にあって反対の動きのためにのみ用いられる更なる伝達要素によって、ガイドニードルが制御された態様で再び下方に動かされるという装置も考えられる。
更なる実施の形態では、ニードルガイドとしてスリーブが設けられ、その上端はスライダ上に固定されている。この態様では、スリーブの長さに亘って、それぞれのガイドニードルの機械的に正確な案内が可能である。同時に、スリーブは、緯糸方向におけるスライダの摺動変位(sliding displacement)の間、ガイドニードルと共に位置付けられる。スリーブという用語は、主として、パイプ形状または矩形状のガイド要素であって、その長手方向の伸長の上端及び下端においてガイドニードルまたはコードのための開口または貫通路を有しているガイド要素、を表している。
そのようなスリーブ内における復帰要素の配置は、本発明に従った織機の更に小型の実施の形態をもたらす。織機上の装置全体は、一般に、フライリント(fly lint)、ファイバーフライまたは他の汚染物に曝される。この場合、前述の開口または貫通路を除いて、スリーブを完全に閉鎖することが好適である。更なる実施の形態によれば、コードが案内される孔をスライダが有しているという点で、特に小型で簡易な構造が得られる。
本発明に従った織機の特に有利な実施の形態は、筬が設けられていてその筬羽が一側に上方に開放する筬の隙間を形成している場合に、生じる。これによって、ガイドニードルは、当該ガイドニードルの上昇または下降の間に模様糸が筬の隙間の中に潜り込む、または、そこから外へ出てくるような態様で、配置され得る。この態様においては、US566,551において説明されているような緯糸挿入要素の案内のための追加的な測定が回避され得て、緯糸が筬のチャネル内に挿入されるという空気圧による緯糸挿入を用いる織機さえも考慮されるようになる。
従来技術に従った織機では、模様糸用の供給スプールまたは供給ボビンは、大部分が織機の後方の領域に配置されている。ここで述べられた配置に関連して、前方の領域、すなわちコードの前方;例えば操作者にとって容易にアクセス可能な高さでの筬の上方領域または織機の前方の杼口の上方領域において、当該織機上の模様糸のための糸供給及び糸停止の動作の配列(アレンジメント)によって、更なる利点が生じ得る。
本発明に従った織機の特に簡易な構造は、例えば、織機、例えばジャカード機が、模様糸を有するガイドニードルの制御された動作(起動)のために使用されて、この織機が地経糸の杼口形成のためにもセットアップされる、という点から生じる。杼口形成機による地経糸及び模様糸のパターン制御された上昇及び下降を通じて、織機の各運動周期において、内部に緯糸が挿入され得る杼口が形成される。追加的な緯糸模様のための織模様は、例えば地経糸用の織模様と共に、織機に対して電気的または機械的に規定され得る。そこにフィットする緯糸方向における模様糸の位置は、スライディングドライブに対して同様に規定される。
しかしながら、地経糸の模様出し(patterning)のために、例えばジャカード機の全体の能力が必要である場合も考えられる。これらの場合、模様糸を有するガイドニードルの制御された動作(起動)のための杼口形成装置に加え、なお更なる杼口形成装置を備えて、後者の杼口形成装置が地経糸の杼口形成のためにのみセットアップされる場合、有利である。
この場合、模様糸を有するガイドニードルの制御された動作のための杼口形成装置は、より小型になる。例えば、名前織り(name-weaving)ジャカード機が利用され得て、当該ジャカード機は、筬の上方の地経糸のための当該ジャカード機のハーネスコードの前方に設置される。もちろん、(例えばDE 10 2010 007 048 A1におけるような)綜絖枠または綜絖によって地経糸の杼口を形成するためにシャフトまたは偏心機(eccentric machine)を使用すること、及び、他の模様糸から独立した各模様糸の鉛直に制御された動作を用いて模様糸の杼口を形成するために名前織りジャカード機を使用すること、も考えられる。
その点に関し、複数の模様糸が、通常は共通のスライダ上に配置されており、緯糸方向における位置決めが1群の模様糸の全てについて共通に達成されるようになっている。もちろん、本発明に従って具現され、それぞれ1本のガイドニードルまたはそれぞれ1つのグループのガイドニードルを有する、複数のスライダもまた、織機の緯糸方向において互いの後方に配置され得る。
図1及び図2は、追加的な緯糸模様3を形成するための装置を有する、本発明に従った織機1の一実施の形態を示している。前記装置は、杼口形成装置9を含んでおり、この杼口形成装置9は、当業者に既知のジャカード機の態様で具現化されており、且つ、織機1の上方に配置されている。複数のコード10が伝達要素として存在しており、当該コード10は、杼口形成装置9から鉛直下方に通じている。これらのコード10の1本1本は、その下端でガイドニードル4に連結されている。ジャカード機として具現化されている杼口形成装置9は、その下端に複数のフックまたは固定要素が装備されており、それらは図示されておらず、そのそれぞれに1本のコード10がその上端で固定されている。ここで論じた杼口形成装置9は、織機1の各運動周期毎に、杼口に対して上方または下方の位置に織機1の要素がもたらされ得るような機械である。これは、電気的または機械的に規定された織模様またはデザインに依存して生じる。この配置を通じて、他のガイドニードル4から独立して、杼口に対する上方または下方の位置に向けてガイドニードル4の1本1本を運ぶことが可能となる。更に、前記装置は複数のニードルガイド5を有しており、当該ニードルガイド5の内部にはそれぞれ1本のガイドニードル4が鉛直に摺動可能に支持されている。本実施の形態では、ニードルガイド5はスリーブ12として具現化されており、その上端は、スライダ6に連結されている。本ケースでは、複数のガイドニードル4と複数のニードルガイド5とのグループが2つ設けられており、その2つのグループのそれぞれが共通のスライダ6に割り当てられている。2つのスライダ6の各々は、1つのスライディングドライブ7に連結されており、当該スライディングドライブ7によって、スライダ6の1つ1つが他のスライダ6から独立して緯糸方向8に駆動可能である。このようにして、ガイドニードル4の2つのグループは、織機1内で緯糸方向8において様々な異なる位置へ互いに独立して運ばれ得る。もちろん、前記装置には、1つのみのスライダ6も、または選択的に、2つより多くのスライダ6もしくはガイドニードル4のグループも、装備され得る。それは、どのようなタイプの追加的な緯糸模様3が意図されるか、に依存する。
図1及び図2に従った例示的な実施の形態では、ガイドニードル4の下降は、各ガイドニードル4に割り当てられた復帰要素またはリセット要素11によって生じる。これらの復帰要素11は、復帰の力がガイドニードル4に及ぼされるというタイプのものであり、当該復帰の力は、ジャカード機9の関連するフックの下降の動きによって関連するコード10が下方に動かされるとすぐに、これ(ガイドニードル4)を下方へ押す。
本実施の形態に従った復帰要素11の細部が、図3に示されている。
そこでは、各ガイドニードル4が、それぞれスリーブ12内でガイドされており、且つ、関連するコード10にその上端で連結されている。スリーブ12は、それぞれのスライダ6の底面に固定されている。スライダ6は複数の孔14を有しており、当該孔14を通じてガイドニードル4の上端からジャカード機9の底面にコード10の1本がそれぞれ案内されている。本実施の形態では、スリーブ12は圧縮バネ13を格納しており、その下端は、例えばバネのカップまたはプレートを介して、スリーブ12内にそれぞれ案内されるガイドニードル4に連結されている。バネ13は、ジャカード機9によってコード10が上方に引っ張られる時に、共に圧縮される。これによって、ガイドニードル4が上昇させられる。関連する模様糸18は、杼口に対して上方の位置に、位置決めされる。
スライダ6、スリーブ12並びにスライダ6の線状の案内及び支持のための要素が、スライダ6の線状の案内及び支持が保証され、且つ、コード10を介した張力がある時にスライダ6の上方への持ち上がりが防止されるように、具現化されている。本実施の形態では、スリーブ12は、張力を取り上げる(take up)鍔(カラー)を有している。もちろん、スライダ6と当該スライダ6の線状の案内及び支持のための要素とのプロファイルの互いの内包型の重畳、または、これらの目的のために当業者に知られた他の手段、例えばプリズムガイド等、を提供することも考えられる。
ジャカード機9が、前述の規定された織りの模様またはデザインに従って、1本またはそれより多くのコード10を下降させるとすぐに、それぞれのバネ13が、関連するガイドニードル4を下方に押す。これによって、このニードルは、杼口に対して下方の位置に至る。模様糸18は、ガイドニードル4の糸用穴を通じて案内されるが、その模様糸18は、図2及び図3には示されていない。下方の位置へのガイドニードル4の位置の変化の後に、織機1では緯糸挿入要素2によって緯糸の挿入が行われる。本実施の形態では、緯糸挿入要素2は、先端で糸クランプを有するグリッパーロッドを含んでいる。従って、緯糸は、織物または織布において模様糸18の上方に存在する。当該模様糸18は、緯糸の挿入の前に下方の位置に運ばれていたものである。
図1及び図2に従った本実施の形態では、模様糸18は、糸供給器19から引き出されており、且つ、糸停止装置21を超えてそれぞれのガイドニードル4に案内されている。スライダ6のガイドの形態と同様、緯糸方向8におけるスライダ6の配置及び運動範囲は、模様糸18の案内された供給が、スライダ6またはそのガイドによって邪魔されない、というように実行されている。各スライダ6は、スライディングドライブ7に連結されている。スライディングドライブ7は、本実施の形態では織機1の右側に配置されている。図2では、その1つのみが視認できる。本実施の形態では、スライディングドライブ7及びその制御された動作の具現化は、リニアモータを介して達成されており、それは不図示の機械制御器に連結されている。そのような配置は、例えばDE 10 2010 007 048 A1から、当業者に知られている。
織機1の次の運動周期において挿入されるべき緯糸の下方で、織物内の緯糸方向8における異なる位置に、1本またはそれ以上の模様糸18が存在する、ということを織りの模様またはデザインが規定する場合、すべてのガイドニードル4が上昇させられ、且つ、関連するスライディングドライブ7が緯糸方向8に作動させられる。スライディングドライブ7に連結されているスライダ6、及び、そこに連結されているガイドニードル4のグループは、緯糸方向8における正しい位置に運ばれ、その後、織りの模様またはデザインに従って、その模様糸18が下方に運ばれるべきガイドニードル4がジャカード機9によって下降させられる。
本実施の形態では、筬15が設けられており、その筬羽16が上方に開放する筬の隙間17を形成している。下方の位置への模様糸18の下降の間に、当該模様糸18は、筬の隙間17に潜り込む。これによって、緯糸の挿入の間に、その(筬15の)停止位置において筬15の後方にある平面内でガイドニードル4を動かすことが可能となる。
図1及び図2による本実施の形態に従った織機1は、地経糸20のための杼口形成要素22を更に含んでいる。既知のタイプ及び態様では、これらの杼口形成要素22は、ジャカード機9のフックとハーネスコードを介して上端で連結された綜絖によって、形成されている。綜絖の下端は引張バネに連結されており、当該引張バネは、ジャカード機9によってそれぞれの関連するフックが下降させられる時に、綜絖を下方に引っ張る。
ガイドニードル4の糸用穴の上方の位置が調整されて、緯糸方向8における摺動変位の間に、模様糸18が地経糸20の上に移動されるようになっており、このとき当該模様糸18は地経糸20によって形成された杼口の上方の位置にある。地経糸20は、地経糸20用の杼口形成要素の領域において、経糸停止装置を超えて織機1の後方の領域で経糸ビームから案内される。緯糸の筬打ち及び結束(binding-in)の後に、織り上がった織物は、織機1の前方の領域において巻き上げられる。
図4は、本発明に従った織機1によって織物が生産され得る時の、追加的な緯糸模様3を有する織物の切り落とし部分を示している。この切り落とし部分では、追加的な緯糸模様3は、3本の模様糸18によって作り出されている。これらの3本の模様糸18のうち、織物の左側にある2本は、第1のスライダ6に連結されており、このスライダによって緯糸方向8において同時に位置付けられる。織物内の右方にある第3の模様糸18は、第2のスライダ6に連結されており、当該第2のスライダ6は、第1のスライダ6に関して反対方向に駆動される。左方にある2本の模様糸18は、互いに異なる追加的な緯糸模様3を表している。なぜなら、それらは、互いに独立して鉛直に動かされたガイドニードル4によって形成されたからである。
1 織機
2 緯糸挿入要素
3 追加的な緯糸模様
4 ガイドニードル
5 ニードルガイド
6 スライダ
7 スライディングドライブ
8 緯糸方向
9 杼口形成装置
10 コード
11 復帰要素またはリセット要素
12 スリーブ
13 バネ
14 孔
15 筬
16 筬羽
17 筬の隙間
18 模様糸
19 糸供給器
20 地経糸
21 模様糸用の糸停止装置
22 地経糸用の杼口形成要素
2 緯糸挿入要素
3 追加的な緯糸模様
4 ガイドニードル
5 ニードルガイド
6 スライダ
7 スライディングドライブ
8 緯糸方向
9 杼口形成装置
10 コード
11 復帰要素またはリセット要素
12 スリーブ
13 バネ
14 孔
15 筬
16 筬羽
17 筬の隙間
18 模様糸
19 糸供給器
20 地経糸
21 模様糸用の糸停止装置
22 地経糸用の杼口形成要素
Claims (10)
- 複数のガイドニードル(4)と、
内部にそれぞれ1本のガイドニードル(4)が鉛直に摺動可能に支持された複数のニードルガイド(5)と、
少なくとも1本のニードルガイド(5)に連結されたスライダ(6)と、
緯糸方向(8)において前記スライダ(6)を駆動可能とするスライディングドライブ(7)と、
杼口形成装置(9)と、
複数のコード(10)であって、前記杼口形成装置(9)によって鉛直に駆動可能であり、且つ、当該コード(10)を介して前記ガイドニードル(4)が上昇可能であるような態様で当該ガイドニードル(4)に連結されている、複数のコード(10)と、
を有し、
各ガイドニードル(4)は、それぞれ1本のコード(10)に連結されている
ことを特徴とする、追加的な緯糸模様(weft effect : schusseffekt)(3)を形成するための装置、を備えた織機(1)。 - 各ガイドニードル(4)に復帰要素(11)が割り当てられており、
当該復帰要素(11)は、当該ガイドニードル(4)上に、前記上昇とは反対方向に作用する復元力を及ぼすようになっている
ことを特徴とする請求項1に記載の織機。 - 前記ニードルガイド(5)は、スリーブ(12)として具現化されており、当該スリーブ(12)は、前記スライダ(6)上に固定されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の織機。 - 前記復帰要素(11)は、前記スリーブ(12)の中に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の織機。 - 前記復帰要素(11)は、バネ(13)として具現化されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の織機。 - 前記スライダ(6)は、前記コード(10)が通されて案内される孔(14)を有している
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の織機。 - 筬(15)が存在しており、当該筬(15)の一側の筬羽(16)が上方に開放する筬の隙間(17)を形成しており、
前記ガイドニードル(4)は、当該ガイドニードル(4)によって案内される模様糸(18)が、当該ガイドニードル(4)の上昇または下降の間に前記筬の隙間(17)の中に潜り込むまたはそこから外へ出てくるような態様で配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の織機。 - 模様糸(18)のための糸供給器(19)及び糸停止装置(21)が、前記コード(10)の領域において前記織機(1)上に配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の織機。 - 前記杼口形成装置(9)は、地経糸(20)の杼口形成のためにもセットアップされている
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の織機。 - 更なる杼口形成装置が存在しており、当該杼口形成装置は、前記地経糸(20)の杼口形成のためにのみセットアップされている
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の織機。
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