JP2015507693A - Zr系アモルファス合金 - Google Patents

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Abstract

Zr系アモルファス合金の化学式が(Zr,Hf,Nb)aCubNicAldReeであり、a,b,c,d及びeは、アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≰a≰65、15≰b≰40、0.1≰c≰15、5≰d≰15、及び0.05≰e≰5、a+b+c+d+e≰100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。

Description

本発明は、金属合金、及び特にZr系アモルファス合金の分野に関する。
アモルファス合金の原子配列の長期的秩序の欠落により、合金の構造体内に転位も粒子境界も存在しない。それゆえ、通常の多結晶金属材料と比較して、アモルファス合金は、高い強度、耐腐食性、耐摩耗性等のメリットを有し、マイクロ電子デバイス、スポーツ用具、贅沢品、消費者向け家電、及び同類のものを製造するための原材料として用いられ得る。アモルファス合金の一般的な製造方法は、溶融合金を特定の冷却速度で、ガラス転位温度(T)未満に急激に冷却することである。極めて速い冷却速度は、結晶核生成及び成長を回避し、最終的に完全なアモルファス構造体を達成する。材料をアモルファス構造体へと変化するために必要な冷却速度がより遅いならば、材料の大きいサイズのアモルファス構造体を形成することがより簡単である。Zr系、パラジウム系、マグネシウム系、鉄系、銅系、ランタン系合金系等の合金系では、特定の合金の臨界冷却速度は、10K/秒未満の大きさであり、センチメートルサイズの厚さのバルクアモルファス合金は、銅金型鋳造を介して製造され得る。
一般的に、完全にアモルファス構造体の鋳造丸棒を形成可能な臨界直径は、合金のガラス形成能(GFA)としても用いられる。合金のガラス形成能は、合金の化学成分に第一に依存する。合金成分の複雑性及び多様性は、アモルファス構造体を形成する臨界冷却速度を減少させ、合金のガラス形成能を向上する。その中でも、多元素Zr系アモルファス合金は、優れたガラス形成能、素晴らしい機械的及び加工特性を有し、構造材料として最高の用途となる見込みのある、これまでに発見されたアモルファス合金である。
アモルファス構造体を形成するためにこれまで世界中で発展してきたZr系アモルファス合金は、Zr−TM−Al又はZr−TM−Be(TMはTi、Cu、Ni、又はCo)系の中心にある。このような合金の特定の成分と共に、融液は、直径が10mm超のアモルファス丸棒材料を形成するために冷却し得る。現在のところ、このような合金の製造は、主に研究所で行う。合金中の酸素含有量は一般的に、200ppm未満である。従って、原材料中に存在する、及び製造プロセス中に導入される酸素含有量は、厳密に制御されなくてはならない。
例えば、以下の合金の化学式は、鋳造された後に特定のサイズのアモルファス構造体を形成し得る。
(Zr,Hf)aMbAlc
ここで、MはNi、Cu、Fe、CO、又はそれらの任意の組合せであり、a、b、及びcは原子百分率であり、25≦a≦85、5≦b≦70、及び0<c≦35である。好ましくは、真空溶融、及び通常の銅金型鋳造の後、Zr50Cu40Al10合金は、直径10mmの、つまり10mmのガラス形成能を有する完全にアモルファスの丸棒を形成し得る。
合金のガラス形成能をさらに強化するために、適切な量のNiが合金内へと一般的に追加され、Cuと組み合わされた特定の化学式へとなる。例えば、合金に5原子百分率のNiを追加した後、四元素Zr55Cu30Ni5Al10合金が得られ、そのガラス形成能は30mmに至るまでである。一般的な製造方法は以下の通りである。特定の化学式の特定量の原材料を、真空溶錬炉内に配し、真空度を5×10−3Paに調整し、その後保護ガスとして0.05MPaのアルゴンを満たし、均質な溶錬をし、及び炉とともに冷却した後、マスター合金を得て、その後マスター合金を再溶融のために誘導炉内に配し、その後アモルファス合金棒を得るためにマスター合金を銅金型内へ吹き付け及び鋳造する。
先行技術のZr系合金のGFAは、合金の酸素含有量に非常に敏感である。ジルコニウムと酸素との結合が非常に容易に起こるため、酸化ジルコニウム又はジルコニウム/酸素クラスターが溶融合金内で容易に生成され得る。それらは、非均質な核生成のコアの役割を果たし、合金のGFAを減少させ得る。通常の実験室の又は工業の条件の下では、特定の量の酸素は、Zr系アモルファス合金内へ必然的に導入される。従って、生産工程において、高価な高純度原材料を用いる必要があり、溶錬及び鋳造プロセスにおいて高真空度が必要とされる。合金中の高い酸素含有量によって引き起こされるアモルファスGFAの減少を防ぐために必要とされる真空度は、10−2Pa又はより適切には10−3Paである。高純度(99.9%超の純度)原材料、及び厳しい保護雰囲気は、Zr系アモルファス合金の製造を非常に高コストにし、大量生産を非実用的なものにする。市場における通常の工業原材料は、特殊な次元のアモルファス構造体の成分及び生産物を製造するのに十分ではない。
本発明の実施形態は、より低い材料純度及びより低い鋳造環境の真空度等の、より低いプロセス要件に基づいたアモルファスバルクを形成する能力を保証するZr系アモルファス合金を提供する。
本発明の実施形態は、Zr系アモルファス合金を提供し、Zr系アモルファス合金は以下の化学式を有する。
(Zr,Hf,Nb)CuNiAlRe
ここで、a,b,c,d及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。
Zr系アモルファス合金の製造方法は、保護雰囲気又は真空条件下で、金属原材料を完全に溶融することと、その後、Zr系アモルファス合金を形成するために鋳造、冷却、及び成形を実施することとを含む方法であって、Zr系アモルファス合金は以下の化学式を有する。
(Zr,Hf,Nb)CuNiAlRe
ここで、a,b,c,d及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。
電子デバイスは、ケーシング、及びケーシング内に配された電子部品を含み、ケーシングはZr系アモルファス合金から作製され、且つZr系アモルファス合金は以下の化学式を有する。
(Zr,Hf,Nb)CuNiAlRe
ここで、a,b,c,d及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。
本発明の実施形態では、微量の希土類元素(0.05原子百分率から5原子百分率)が、結晶化の傾向を抑制し、溶融安定性を改善するために、合金内に加えられる。希土類元素は、合金内で酸素を取り込み、合金の酸素含有量を調整し、不均一な核生成を抑制し、冷却プロセスにおける液体金属の結晶化を回避し、合金のガラス形成能を向上し、それによってアモルファス合金の製造に必要とされる原材料の選択範囲を拡大する。さらに、高いガラス形成能の製品は、高純度の原材料を用いることなく製造することができ、我々はさらに真空度等のプロセス要件を低減することができ、生産コストを大幅に削減できる。
本発明の実施形態による二つの成分のZr系アモルファス合金のXRD回折分析結果図である。 本発明の実施形態8による電子デバイスの概略図である。
本発明の実施形態における、又は先行技術における技術的解決法をより明確に説明するために、実施形態又は先行技術を説明するために必要な添付図を、以下で簡単に紹介する。明らかに、以下の記載における添付図は、単に本発明の複数の実施形態を示すのみであり、当業者はこれらの添付図から創造的努力なしに他の図を導き出すことができる。
本発明の実施形態における技術的解決法を、本発明の実施形態における添付図を参照にして、以下で明確に且つ完全に説明する。明らかに、記述された実施形態は、単に本発笑みの実施形態の全てよりも一部のみを示すものである。当業者が、本発明の実施形態に基づいて、創造的努力なしに得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
本発明は、容易に形成可能なZr系アモルファス合金を提供し、アモルファス構造体のZr系アモルファス合金は、アモルファスバルク材料又はアモルファス構造体の部位を生成するために、通常の銅金型鋳造法、又は従来の鋳造法を受けることができる。Zr系アモルファス合金は、Zr,Ni,Cu,Al,及び希土類の内の一以上の元素を含み、ZrはHf及びNbで部分的に置換され得る。最終的なアモルファス合金における元素それぞれの原子百分率は、以下の一般的な化学式を満たす。
(Zr,Hf,Nb)CuNiAlRe
ここで、a,b,c,d及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。Re元素群は、ミッシュメタル(ミッシュメタルは分子式に置いてMMで表される)を追加することによって得られ得る。複数の実施形態では、Reは好ましくは元素La,Nd,Dy,Er,Tm,及びYbの内の一つ又は任意の組合せである。
例えば、複数の実施形態では、Zr系アモルファス合金は、Zr63Ni10Cu17.5Al7.5Er2,Zr46.9Ni8Cu36Al8Er0.1Y1,Zr54.5Cu30Al10Ni5Tm0.5,Zr63Hf1.5Cu18Ni10Al7Yb0.5,Zr53.5Hf1Cu30Ni5Al10(Y,Er)0.5,Zr60.5Hf2Cu19Ni10Al8Nd0.5,Zr50Cu35Al10Ni4Yb1,Zr47Hf0.5Cu36Ni8Al8Er0.5等の成分を含み得る。
前述の範囲の成分におけるZr系アモルファス合金とともに、棒形状、顆粒形状、又は短冊形状の合金インゴットが、(1×10−2Paより低い)低い真空度で低純度の原材料を用いることによって、アーク溶融又は誘導溶融を介して最初に得られ得、その後合金インゴットは、アモルファス棒又は比較的大きなサイズのアモルファス部を得るために(1×10−2Paより低い)低い真空度で再溶融又は鋳造される。
本発明は、前述の分子式のZr系アモルファス合金の製造方法を提供する。本方法は、Zr系アモルファス合金における前述の(Zr,Hf,Nb)CuNiAlReのZr系アモルファス合金の対応する元素の原子百分率含有量を、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、及びa+b+c+d+e≦100にそれぞれ設定することと、このような成分を十分に均一に混合されるまでマスター合金に溶融することと、Zr系アモルファス合金によって形成される、アモルファス棒又は他の一つの形状の一部を得るために、マスター合金に関して鋳造及び冷却を実施することと、を含む。鋳造は、注入、吸引鋳造、吹き付け鋳造、又はダイカストであり得る。例えば、本発明におけるZr系アモルファス合金は、表1に記載された内の任意の一つの成分を有し得る。
Zr系アモルファス合金の製造方法は、以下のステップを含み得る。
ステップ1:成分調整
成分は、特定の原子百分率で化学式の範囲内で調整される。例えば、成分は、表1におけるそれぞれの成分及び特定の原子百分率によって調整される。
調整プロセスにおいて、合金の成分は、99.5%の純度で、元素Zr,Hf,Nb,Ni,Cu,Al,Er等から作製される金属のロッド、ブロック、インゴット、及びプレート等の材料を用いることによって、表1における成分及び原子百分率によって調整され得る。
ステップ2:溶融
調整された原材料は、全ての成分の均質な融合を達成するために、保護雰囲気下又は真空条件下で溶融される。
溶融方法は限定されない。様々な金属成分が完全に溶融され且つ融合されている限り、任意の溶融方法が適切である。溶融装置は、任意のタイプの従来の溶融装置であってもよい。本発明の実施形態では、溶融装置は好ましくはアーク溶融炉又は誘導溶融炉である。つまり、調整された原材料は、アーク炉、水冷銅るつぼ、又は誘導溶融るつぼ内に配され、6×10−1Paから9×10−1Paまで真空引きされ、保護ガスとして0.03MPaから0.08MPaのアルゴンで満たされる。成分が完全に均質な合金材料を形成するために、溶融するまで材料は加熱される。真空度は好ましくは8×10−1Paであり、且つアルゴン保護ガスは好ましくは0.05MPaである。
ステップ3:アモルファス合金を形成するための鋳造及び冷却
溶融された合金材料は、対応する成分による前述の分子式のZr系アモルファス合金を得るために、鋳型に鋳造され冷却される。
詳細なステップは、以下の通りであり得る。特定量の調節されたマスター合金を高周波誘導炉、グラファイトるつぼに配し、0.1Pa未満の真空を用意し、且つ真空に0.05MPaのアルゴンを満たし、合金材料が完全に溶融するように、合金材料の融点より高い温度までグラファイトるつぼを加熱し、グラファイトるつぼをひっくり返して、アモルファスロッドを形成するために溶融物を銅金型内へ注ぎ、又は、ダイカスト法を用いることでダイカスト装置の供給プール内へと合金を導入し、複合体の寸法の一部を形成するためにダイカスト成形を用いる。
冷却プロセスの冷却速度は、結晶化を抑制し、且つ10mm臨界サイズの、円筒状の十分にアモルファスの合金を形成するために、1K/秒から10K/秒である。
図1は、表からランダムにサンプリングされた二つの化学式のX線回折(XRD)分析結果図である。XRDスペクトルは、典型的なアモルファスの拡散ピークであり、結晶相の回折ピークは存在せず、鋳造した棒は単一のアモルファス相であることを保証することを示唆している。図における1#及び2#は、二つのサンプリングされた化学式Zr63Ni10Cu17.5Al7.5Er2(2)及びZr54Cu30Al10Ni5Er1(5)を表し、ここでX軸はXRD回折角度(2θ)を表し、Y軸は相対回折強度を表す。
本発明の実施形態では、微量の希土類元素(0.05原子百分率から5原子百分率)が、結晶化の傾向を抑制し、溶融安定性を改善するために、合金内に加えられる。希土類元素は、合金内で酸素を取り込み、合金の酸素含有量を調整し、不均一な核生成を抑制し、冷却プロセスにおける液体金属の結晶化を回避し、合金のガラス形成能を向上し、それによってアモルファス合金の製造に必要とされる原材料の選択範囲を拡大する。さらに、高いガラス形成能の製品は、高純度の原材料を用いることなく製造することができ、我々はさらに真空度等のプロセス要件を低減することができ、生産コストを大幅に削減できる。
実施形態1
本発明の実施形態1は、Zr系アモルファス合金を提供し、その成分及び原子百分率は、以下の一般的な化学式を満たす。
ZrCuNiAlRe
ここで、a,c,c,d,及びeは、アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、56≦a≦65、15≦b≦32、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす。Reは、一以上の希土類元素、つまりReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。Re元素群は、ミッシュメタルを追加することによって得られ得る。
成分調整、溶融、鋳造、及び冷却は、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金を形成するように、一般的な化学式及びZr系アモルファス合金の製造方法によって実施される。
この実施形態では、Reは好ましくはGd,Er,及びDyの内の一つ又は任意の組合せである。例えば、一般的な化学式によって表されるZr系アモルファス合金は、特にZr57Ni3Cu29Al9Gd2,Zr63Ni10Cu17.5Al7.5Er2,Zr60.5Ni2Cu25Al12Er0.5,Zr60Ni5Cu22Al12Dy1等を含む。
実施形態2
本発明の実施形態2は、Zr系アモルファス合金を提供し、その成分及び原子百分率は、以下の一般的な化学式を満たす。
ZrCuNiAlRe
ここで、a,c,c,d,及びeは、アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦55、25≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たし、Reは、一以上の希土類元素、つまりReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。Re元素群は、ミッシュメタルを追加することによって得られ得る。
成分調整、溶融、鋳造、及び冷却は、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金を形成するように、一般的な化学式及びZr系アモルファス合金の製造方法によって実施される。
この実施形態では、好ましくは、ReはEr及びYであり、又はEr,Tm,及びYbの内の一つ若しくは任意の組合せである。例えば、一般的な化学式によって表されるZr系アモルファス合金は、特にZr54Cu30Al10Ni5Er1,Zr46.9Ni8Cu36Al8Er0.1Y1,Zr54.5Cu30Al10Ni5Tm0.5,Zr50Cu35Al10Ni4Yb1等を含む。
実施形態3
本発明の実施形態3は、Zr系アモルファス合金を提供し、その成分及び原子百分率は、以下の一般的な化学式を満たす。
(Zr,Hf)CuNiAlRe
ここで、a,c,c,d,及びeは、アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、58≦a≦65、15≦b≦32、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たし、Reは、一以上の希土類元素、つまりReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。Re元素群は、ミッシュメタルを追加することによって得られ得る。
成分調整、溶融、鋳造、及び冷却は、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金を形成するように、一般的な化学式及びZr系アモルファス合金の製造方法によって実施される。
この実施形態では、Reは好ましくはEr,Yb,Nd及びTmの内の一つ又は任意の組合せであり、(Zr,Hf)におけるHfの百分率含有量は、0から8である。例えば、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金は、特にZr59.5Hf2Ni10Cu19Al8Er0.5Tm0.5Y0.5,Zr60.5Hf2Cu19Ni10Al8Er0.5,Zr60.5Ni2Cu25Al12Tm0.5,Zr63Hf1.5Cu18Ni10Al7Yb0.5,Zr60.5Hf2Cu19Ni10Al8Nd0.5等を含む。
実施形態4
本発明の実施形態4は、Zr系アモルファス合金を提供し、その成分及び原子百分率は、以下の一般的な化学式を満たす。
(Zr,Hf)CuNiAlRe
ここで、a,c,c,d,及びeは、アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、48≦a≦55、25≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たし、Reは、一以上の希土類元素、つまりReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。Re元素群は、ミッシュメタルを追加することによって得られ得る。
成分調整、溶融、鋳造、及び冷却は、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金を形成するように、一般的な化学式及びZr系アモルファス合金の製造方法によって実施される。
この実施形態では、好ましくは、ReはEr及びYであり、又は、Er,La,Tm,及びCeの内の一つ若しくは任意の組合せである。(Zr,Hf)におけるHfの百分率含有量は、0から8である。例えば、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金は、特にZr51Cu23Al10Ni15Er1,Zr53.5Hf1Cu30Ni5Al10(Y,Er)0.5,Zr52.8Hf2Cu30Ni5Al10La0.2,Zr53Hf1Ni5Cu30Al10Ce1,Zr47Hf0.5Cu36Ni8Al8Er0.5,Zr51Hf1Cu30Al10Ni7Tm1等を含む。
実施形態5
本発明の実施形態5は、Zr系アモルファス合金を提供し、その成分及び原子百分率は、以下の一般的な化学式を満たす。
(Zr,Nb)CuNiAlRe
ここで、a,c,c,d,及びeは、アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、48≦a≦65、15≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たし、Reは、一以上の希土類元素、つまりReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。Re元素群は、ミッシュメタルを追加することによって得られ得る。
成分調整、溶融、鋳造、及び冷却は、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金を形成するように、一般的な化学式及びZr系アモルファス合金の製造方法によって実施される。
この実施形態では、Reは好ましくは、Er,Tm,及びYbの内の一つ又は任意の組合せであり、(Zr,Nb)におけるNbの百分率含有量は、0から2である。例えば、一般的な化学式で表されるZr系アモルファス合金は、特にZr62Nb1Cu17Al8Ni10Er2,Zr64Nb0.5Cu30Ni5Al10Er0.5,Zr60Cu18Ni10Al8Nb2Er2,Zr53Nb1Cu30Al10Ni5Tm1,Zr59Nb2Cu19Al8Ni10Yb2等を含む。
実施形態6
図2において示されるように、本発明の実施形態9は、電子デバイスを提供し、該電子デバイスは、ケーシング100、及びケーシング内に配された電子部品200を提供する。ケーシング100は、前述のZr系アモルファス合金から作製される。例えば、ケーシング100を製造するために用いられるZr系アモルファス合金は、Zr,Ni,Cu,Al,及び一以上の希土類元素を含み、ZrはHf及びNbで部分的に置換され得る。最終的なアモルファス合金におけるそれぞれの元素の原子百分率は、以下の一般的な化学式を満たす。
(Zr,Hf,Nb)CuNiAlRe
ここで、a,b,c,d,及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100、且つReは一以上の希土類元素であり、つまり、ReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せであり、又はReはYと、La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せと、の組み合わせである。複数の実施形態では、Reは好ましくはLa,Nd,Dy,Er,Tm,及びYbの内の一つ又は任意の組合せである。Re元素群は、ミッシュメタルを追加することによって得られ得る。
ケーシング100は、実施形態1から8の内の任意の一つで記載されたZr系アモルファス合金から作製され得る。
Zr系アモルファス合金から作製されたケーシング100は、高剛性、高強度、及び高弾性等の高い機械的性能を提供し、且つZr系アモルファス合金の作製における低い困難性及び比較的低いコスト等のメリットを有する。
なお、本発明の実施形態において記載された成分は、酸素及び窒素等の非金属成分を含まないが、当業者は、特定の含有量の、酸素及び窒素等の非金属元素は合金内において避けられないことを知っている。例えば、本発明の実施形態におけるZr系アモルファス合金を溶融するプロセスにおいて、酸化が起こり、特定の酸素含有量を取り込むことは、現在の製造プロセスにおいては不可避である。従って、特定の非金属成分と組み合わされた均質な金属成分のアモルファス合金は、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
当業者は、実施形態における全ての又は一部のプロセスは、関連するハードウェアに指示するコンピュータープログラムによって実施され得ることを理解する。プログラムは、コンピューターが読み書き可能な記憶媒体に格納され得る。プログラムが実行されると、実施形態における方法のプロセスが実施される。記憶媒体は、磁気ディスク、又は光ディスク、読み取り専用(リードオンリーメモリ、ROM)、ランダムアクセスメモリ(ランダムアクセスメモリ、RAM)等であり得る。
最後に、前述の実施形態は、単に本発明の実施形態の技術的解決法を説明しようとするためのものであり、本発明を限定しようとするものではない。本発明の実施形態は、好ましい実施形態を参照することで詳細に説明されているが、当業者は、本発明の実施形態において説明される技術的解決法に変更を加えることができ、その複数の技術的特徴と等価な置換を、本発明の実施形態の技術的解決法の精神及び範疇から逸脱することなく行うことができることを理解すべきである。
100 ケーシング
200 電子部品

Claims (30)

  1. 化学式(Zr,Hf,Nb)CuNiAlReを有するZr系アモルファス合金であって、
    a,b,c,d及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである、Zr系アモルファス合金。
  2. 前記Reが、La,Ce,Gd,Nd,Dy,Er,Tm,及びYbの内の一つ又は任意の組合せである、請求項1に記載のZr系アモルファス合金。
  3. 化学式ZrCuNiAlReを有するZr系アモルファス合金であって、
    a,b,c,d及びeが、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、54≦a≦65、15≦b≦32、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項1又は2に記載のZr系アモルファス合金。
  4. 前記Reが、Gd,Er,及びDyの内の一つ又は任意の組合せである請求項3に記載のZr系アモルファス合金。
  5. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式Zr57Ni3Cu29Al9Gd2,Zr63Ni10Cu17.5Al7.5Er2,Zr60.5Ni2Cu25Al12Er0.5,Zr60Ni5Cu22Al12Dy1,及びZr54Ni5Cu30Al10Er1の内の一つを有する、請求項4に記載のZr系アモルファス合金。
  6. 化学式ZrCuNiAlReを有するZr系アモルファス合金であって、
    a,b,c,d及びeが、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦55、25≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項1又は2に記載のZr系アモルファス合金。
  7. 前記Reが、Er及びY、又は、Er,Tm,及びYbの内の一つ若しくは任意の組合せである、請求項6に記載のZr系アモルファス合金。
  8. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式Zr54Cu30Al10Ni5Er1,Zr46.9Ni8Cu36Al8Er0.1Y1,Zr54.5Cu30Al10Ni5Tm0.5,及びZr50Cu35Al10Ni4Yb1の内の一つを有する、請求項1に記載のZr系アモルファス合金。
  9. 化学式(Zr,Hf)CuNiAlReを有するZr系アモルファス合金であって、
    a,b,c,d及びeが、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、58≦a≦65、15≦b≦32、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項1又は2に記載のZr系アモルファス合金。
  10. 前記Hfの百分率含有量が、0から8である、請求項9に記載のZr系アモルファス合金。
  11. 前記Reが、Er及び/又はTm及びYであり、又は、Er,Yb,Nd,及びTmの内の一つ若しくは任意の組合せである、請求項10に記載のZr系アモルファス合金。
  12. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式Zr59.5Hf2Ni10Cu19Al8Er0.5Tm0.5Y0.5,Zr60.5Hf2Cu19Ni10Al8Er0.5,Zr60.5Ni2Cu25Al12Tm0.5,Zr63Hf1.5Cu18Ni10Al7Yb0.5,及びZr60.5Hf2Cu19Ni10Al8Nd0.5の内の一つを有する、請求項11に記載のZr系アモルファス合金。
  13. 化学式(Zr,Hf)CuNiAlReを有するZr系アモルファス合金であって、
    a,b,c,d及びeが、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、48≦a≦55、25≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項1又は2に記載のZr系アモルファス合金。
  14. 前記Reが、Er及びYであり、又は、Er,La,Ce,及びTmの内の一つ若しくは任意の組合せである、請求項13に記載のZr系アモルファス合金。
  15. 前記Hfの百分率含有量が、0から8である、請求項14に記載のZr系アモルファス合金。
  16. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式Zr51Cu23Al10Ni15Er1,Zr53.5Hf1Cu30Ni5Al10(Y,Er)0.5,Zr52.8Hf2Cu30Ni5Al10La0.2,Zr53Hf1Ni5Cu30Al10Ce1,及びZr47Hf0.5Cu36Ni8Al8Er0.5Zr51Hf1Cu30Al10Ni7Tm1の内の一つを有する、請求項15に記載のZr系アモルファス合金。
  17. 化学式(Zr,Nb)CuNiAlReを有するZr系アモルファス合金であって、
    a,b,c,d及びeが、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、48≦a≦65、15≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項1又は2に記載のZr系アモルファス合金。
  18. 前記Nbの百分率含有量が、0から2である、請求項17に記載のZr系アモルファス合金。
  19. 前記Reが、Er,Tm,及びYbの内の一つ、又は任意の組合せである、請求項18に記載のZr系アモルファス合金。
  20. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式Zr62Nb1Cu17Al8Ni10Er2,Zr64Nb0.5Cu30Ni5Al10Er0.5,Zr60Cu18Ni10Al8Nb2Er2,Zr53Nb1Cu30Al10Ni5Tm1,及びZr59Nb2Cu19Al8Ni10Yb2の内の一つを有する、請求項19に記載のZr系アモルファス合金。
  21. 保護雰囲気又は真空条件下において金属原材料を完全に溶融するプロセスと、その後Zr系アモルファス合金を形成するために鋳造、冷却、及び成形を実施するプロセスとを含むZr系アモルファス合金の製造方法であって、前記Zr系アモルファス合金が、化学式(Zr,Hf,Nb)CuNiAlReを有し、
    a,b,c,d及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである、Zr系アモルファス合金の製造方法。
  22. 前記Reが、La,Nd,Dy,Er,Tm,及びYbの内の一つ又は任意の組合せである、請求項21に記載の製造方法。
  23. 前記溶融プロセスにおいて、真空度が8×10−1Paであり、満たされたアルゴン保護ガスが0.05MPaである、請求項21に記載の製造方法。
  24. ケーシングと、前記ケーシングに配された電子部品とを含む電子デバイスであって、前記ケーシングがZr系アモルファス合金から作製され、前記Zr系アモルファス合金が、化学式(Zr,Hf,Nb)CuNiAlReを有し、
    a,b,c,d及びeは、Zr系アモルファス合金における、対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦65、15≦b≦40、0.1≦c≦15、5≦d≦15、0.05≦e≦5、a+b+c+d+e≦100であり、且つReはLa,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つ若しくは任意の組合せ、又はReはYと、元素La,Ce,Po,Ho,Er,Nd,Gd,Dy,Sc,Eu,Tm,Tb,Pr,Sm,Yb,及びLuの内の一つと若しくは任意の組合せと、の組み合わせである、電子デバイス。
  25. 前記Reが、La,Nd,Dy,Er,Tm,及びYbの内の一つ又は任意の組合せである、請求項24に記載の電子デバイス。
  26. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式(Zr)CuNiAlReを有し、
    a,b,c,d及びeは、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、56≦a≦65、15≦b≦32、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項24又は25に記載の電子デバイス。
  27. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式ZrCuNiAlReを有し、
    a,b,c,d及びeは、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、45≦a≦55、25≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項24又は25に記載の電子デバイス。
  28. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式(Zr,Hf)CuNiAlReを有し、
    a,b,c,d及びeは、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、58≦a≦65、15≦b≦32、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項24又は25に記載の電子デバイス。
  29. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式(Zr,Hf)CuNiAlReを有し、
    a,b,c,d及びeは、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、48≦a≦55、25≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項24又は25に記載の電子デバイス。
  30. 前記Zr系アモルファス合金が、化学式(Zr,Nb)CuNiAlReを有し、
    a,b,c,d及びeは、前記アモルファス合金における対応する元素の原子百分率含有量であり、48≦a≦65、15≦b≦38、2≦c≦15、7≦d≦13、及び0.05≦e≦2をそれぞれ満たす、請求項24又は25に記載の電子デバイス。
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