JP2015507027A - アルコキシシランベースのオレフィン官能化シロキサンオリゴマー組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
上記構造要素においてAは、オレフィン基に相当し、特に炭素数が2〜16の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルケニル−アルキレン官能基又はシクロアルケニル−アルキレン官能基から選択され、かつ記構造要素においてAは、オレフィン基に相当し、特に炭素数が2〜16の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルケニル−アルキレン官能基又はシクロアルケニル−アルキレン官能基から選択され、
前記構造要素においてBは、飽和炭化水素基に相当し、特に炭素数が1〜16の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルキル基に相当し、 前記構造要素においてBは、飽和炭化水素基に相当し、特に炭素数が1〜16の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルキル基に相当し、
Yは、OR3に相当するか、又は架橋され、任意で三次元架橋された構造においては相互に独立してOR3又はO1/2に相当し、好適にはYはOR3であり、
R1は相互に独立して、炭素数が1〜4の直鎖状、分枝鎖状、及び/又は環状のアルキル基、又は場合によりHに相当し、
R3はそれぞれ相互に独立して、炭素数が1〜4の直鎖状、分枝鎖状、及び/又は環状のアルキル基、又は場合によりHに相当し、R2はそれぞれ相互に独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基に相当し、R4はそれぞれ相互に独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基に相当し、
a、b、c、x、及びyは独立して整数に相当するが、ただし、1≦a、0≦b、0≦cであり、xは相互に独立して0又は1であり、yは相互に独立して0又は1であり、(a+b+c)≧2であり、特に好ましくは1≦aの場合にx=0であるか、又は1≦aの場合にx=0であり、そして1≦bの場合にy=0であり、
ここで、一般式Iにおける構造単位[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]a、[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]b、及び/又は[Si(Y)2O]cは合計で、一般式Iの全てのケイ素原子に対して、80%以下〜30%以上、特に25%以上がM構造として存在し、
分子量の質量平均(Mw)は、315g/mol超であり、かつ
特に、製造の際に使用される酸触媒の残渣若しくは残留物の含分、特に塩素又は塩化物の含分、好適には全塩化物の含分は、250mg/kg以下、特に150mg/kg以下、さらに好適には100mg/kg以下、特に好適には75mg/kg以下、さらに好ましくは50mg/kg以下から現実的な分析の検出限界、極めて特に好適には35mg/kg以下であり、特に、本発明により有利には塔底生成物として得られる組成物中において、好適には0.001mg/kg以下である。
(i)一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシランから
R2はそれぞれ独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基に相当し、
xは0又は1、好適には0であり、
R1はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、若しくはプロピル基、又は任意で式IIのアルコキシシランの混合物、特にxは0であり、又はエステル交換生成物に相当し、任意で
(ii)飽和炭化水素基によって官能化された式IIIのアルコキシシランから、
R4は、それぞれ独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状の飽和炭化水素基に相当し、yは0又は1であり、ここでyは好ましくは0であり、又は任意で、式IIIのアルコキシシラン混合物、又はそのエステル交換生成物に相当し、特にy=0であり、任意で
(iii)一般式IV、すなわちSi(OR3)4のテトラアルコキシシランから、ここでR3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基であるか、又はこれらのエステル交換生成物であり、
特に、製造の際に使用される酸触媒の残渣若しくは残留物の含分、特に塩素又は塩化物の含分、好適には全塩化物の含分は、本発明により有利には塔底生成物として得られる組成物中において250mg/kg以下、特に150mg/kg以下、さらに好適には100mg/kg以下、特に好適には75mg/kg以下、さらに好ましくは50mg/kg以下から現実的な分析の検出限界、極めて特に好適には35mg/kg以下であり、
分子量の質量平均(Mw)は、315g/mol超であり、かつ
ここで、少なくとも部分的な加水分解及び縮合によって上記アルコキシシランから誘導される、シロキサンオリゴマー中の構造単位[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]a、[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]b、及び/又は[Si(Y)2O]cは合計で、一般式Iの全てのケイ素原子に対して、80%以下〜30%以上、特に25%以上がM構造として存在する。
(i)一般式Iにおいて構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]aが、一般式Iの全ケイ素原子に対して、0.0〜8.0%、特に0.0〜7.75%、好適には1.0〜7.75%がT構造として存在し、かつ/又は一般式Iにおける構造要素[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]bが、一般式Iの全ケイ素原子に対して、0.0〜1.5%、好適には0.0〜1.0%がT構造として存在し、及び任意で
(ii)一般式Iにおける構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]a、及び[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]b、及び[Si(Y)2O]cが、一般式Iのケイ素原子全てに対して、70%以下〜15%、又は75%以下〜40%がD構造として存在し、その割合は特に70〜42%、特に65〜42%、特に好ましくは65〜43以上であり、及び任意で
(iii)一般式Iにおける構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]aは、一般式Iの全ケイ素原子に対して、25%〜55%がM構造として存在し、その割合は特に25%〜50%、特に好ましくは29%〜45%、35%〜45%であり、及び任意で、
(iv)一般式Iにおける構造要素[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]bは、一般式Iの全ケイ素原子に対して、40%以下がM構造として存在し、その割合は特に35%以下、例えば30〜40%であり、かつ/又は任意で、
(v)一般式Iにおいて構造要素[Si(Y)2O]cは、20%以上がD構造として存在し、その割合は特に20〜40%であり、かつ/又は任意で
(vi)一般式Iにおいて構造要素[Si(Y)2O]cは、0.0〜1%がT構造として存在する。特に好ましい変法によれば、式I中、cが0である。
(iii)一般式Iにおける構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]aは、一般式Iの全ケイ素原子に対して、28%〜50%がM構造として存在し、及び任意で、
(iv)一般式Iにおける構造要素[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]bは、一般式Iの全ケイ素原子に対して、40%以下〜30%がM構造として存在する。
・「Strukturuntersuchungen von oligomeren und polymeren Siloxanen durch hochaufloesende 29Si-Kernresonanz」、H.-G. Horn、H. Ch. Marsmann著、Die Markromolekulare Chemie 162 (1972年), 255-267p、- "Ueber die 1H-, 13C- und 29Si-NMR chemischen Verschiebungen einiger linearer, verzweigter und cyclischer Methyl-Siloxan-Verbindungen", G. Engelhardt, H. Jancke; J. Organometal. Chem. 28 (1971 ), 293-300;
・「Chapter 8 - NMR spectroscopy of organosilicon Compounds」、Elizabeth A. Williams著、The Chemistry of Organic Silicon Compounds, 1989 John Wiley & Sons Ltd, 511-533p。
(R1O)[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]aR1、(R1O)[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]a、[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]a、[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]aR1、(R3O)[Si(Y)2O]c、[Si(Y)2O]cR3、(R3O)[Si(Y)2O]cR3、[Si(Y)2O]c、(R3O)[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]bR3、[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]bR3、[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]b、(R3O)[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]bR3、これらは鎖状、環状、及び/又は架橋された構造を形成し得るものであり、テトラアルコキシシランの存在下、又はその加水分解生成物及び/又は縮合生成物の存在下、三次元架橋された構造も形成しうるものである。ケイ素原子に遊離価数を有する構造要素は、−O−Siによる共有結合によって、また遊離価数は酸素原子のところで、−Si結合により架橋された結合別の構造要素、アルキル基又は場合によっては水素で飽和されている。ここで構造要素は、縮合物において規則性の無い、又はランダムな配置を受け入れることができ、これは当業者に公知のように、添加の順序によって、また加水分解及び/又は縮合条件により制御できる。一般式Iは、実際に存在する構造又は組成物を提示していない。これは、理想化された説明の方法に相当する。
a)シロキサンオリゴマー及び式Iの構造の少なくとも1つが、それぞれ式IIのアルコキシシランから誘導されており、オレフィン基Aとしてビニル基を有し、ここでR1はそれぞれ相互に独立して、メチル基又はエチル基に相当し、また任意でこれらのエステル交換生成物、
b)シロキサンオリゴマー及び式Iの構造の少なくとも1つが、それぞれ式IIのアルコキシシランから誘導されており、オレフィン基Aとして式IIIのアルコキシシランから誘導されたビニル基を有し、非置換の炭化水素基Bとしてプロピル基を有し、ここでR1及びR3はそれぞれ相互に独立して、メチル基又はエチル基に相当し、また任意でこれらのエステル交換生成物、又は
c)それぞれ式IIのアルコキシシランから誘導されるシロキサンオリゴマー及び式Iの構造の少なくとも1つが、オレフィン基Aとしてビニル基を有し、ここでR3はそれぞれ相互に独立して、メチル基又はエチル基に相当し、又は任意でこれらのエステル交換生成物。
(i)(少なくとも1種の)一般式(II)のオレフィン官能化アルコキシシラン、
(ii)酸加水分解触媒及び/又は縮合触媒の存在下、特にHCl、飽和若しくは不飽和の有機酸(例えばギ酸、酢酸)、及び/又は脂肪酸(例えばミリスチン酸)、及び/又は多官能性有機酸(例えばクエン酸、フマル酸)の存在下で、
(i.1)任意で、(少なくとも1種の)式IIIのアルコキシシランと、
(i.2)任意で、式ivの(少なくとも1種の)テトラアルコキシシランと、ここで、式IV中、R3はそれぞれ相互に独立して、直鎖状、分枝鎖状、及び/又は環状の、炭素数1〜4のアルキル基であり、
(iv)加水分解アルコールと、場合によって存在する溶剤を、実質的に分離し、特に
(v)オレフィン官能化シロキサンオリゴマーを含有する組成物が、工程(iv)に続いて塔底生成物として得られる。
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、ブテニルトリエトキシシラン、ブテニルトリメトキシシラン、シクロヘキセニル−アルキレン−トリメトキシシラン、特にシクロヘキセニル−2−エチレン−トリメトキシシラン、シクロヘキサジエニルC1〜C8アルキレントリエトキシシラン、又はシクロヘキサジエニル−2−エチレントリメトキシシラン、シクロヘキセニル−2−エチレントリメトキシシラン、3’−シクロヘキセニル−2−エチレン−トリメトキシシラン、シクロヘキサジエニルC1〜C8アルキレントリメトキシシラン、又はシクロヘキサジエニル−2−エチレントリメトキシシラン、シクロヘキセニル−2−エチレントリエトキシシラン、さらに好ましくは3’−シクロヘキセニル−2−エチレン−トリエトキシシラン、及び/又は3’−シクロヘキセニル−2−エチレン−トリメトキシシラン、シクロヘキセンジエニル−アルキレントリエトキシシラン、ヘキセニルトリエトキシシラン、ヘキセニルトリメトキシシラン、エチルヘキセニルトリメトキシシラン、エチルヘキセニルトリエトキシシラン、オクテニルトリエトキシシラン、オクテニルトリメトキシシラン、このうち、メトキシ置換されたものが特に好ましい。
式IIIの化合物であって、y=0又は1であり、Bが直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基であって、炭素数が1〜18のもの、特に炭素数が1〜8のもの、好ましくはメチル基、エチル基、特に好ましくはn−プロピル基、イソ−プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ヘキサデシル基、又はオクタデシル基であり、R4は直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基であって、炭素数が1〜15のもの、特に炭素数が1〜8のもの、好ましくはメチル基、エチル基、特に好ましくはn−プロピル基、及び/又はオクチル基であり、R3は直鎖状及び/又は分枝鎖状のアルキル基であって、炭素数が1〜3のもの、特に好ましくはメチル基、エチル基、及び/又はイソプロピル基、又はn−プロピル基に相当する。Bは特に好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、オクチル基、ヘキサデシル基、又はオクタデシル基であり、R4はメチル基又はエチル基であり、R1はメチル基又はエチル基であり、ここでメトキシ置換されたものが特に好ましい。
同様に好ましくは本方法において、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、及び任意式IIIのアルコキシシランから選択される少なくとも1種のオレフィン官能化された式IIのアルコキシシランが使用でき、ここで式IIIのアルコキシシランは、以下のものから選択される:メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン(MTES)、プロピルトリメトキシシラン(PTMO)、ジメチルジエトキシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、プロピルメチルジエトキシシラン、イソプロピルトリエトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−ヘキシル−メチル−ジメトキシシラン、n−ヘキシル−メチル−ジエトキシシラン、プロピル−メチル−ジエトキシシラン、プロピル−メチル−ジエトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、i−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリエトキシシラン、n−ブチルトリエトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ペンチルトリメトキシシラン、ペンチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、イソヘキシルトリエトキシシラン、イソヘキシルトリメトキシシラン、ヘプチルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、i−オクチルトリメトキシシラン、i−オクチルトリエトキシシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、n−プロピルトリ−n−ブトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、ヘプチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、イソオクチルトリエトキシシラン、ウンデシルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、ノナデシルトリエトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、C13H27トリエトキシシラン、C14C29トリエトキシシラン、C15H31トリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、イソオクチルトリメトキシシラン、ウンデシルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ノナデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、C13H27トリメトキシシラン、C14C29トリメトキシシラン、C15H31トリメトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、オクタデシルメチルジエトキシシラン、オクタデシルメチルジメトキシシラン、ヘキサデシルメチルジメトキシシラン、及び/又はヘキサデシルメチルジエトキシシラン、並びにこれらのシランの混合物、又はこれらのシランを少なくとも2種含む混合物、並びにこれらのエステル交換生成物である。
1)式IIのオレフィン官能性アルコキシシラン少なくとも1種、及び任意で式IIIのアルコキシシラン、及び任意で式IVのアルコキシシラン、任意で混合物として、これを好適には装入し、任意で希釈のために溶剤を添加し、好適には相応するアルコールを、加水分解アルコールに添加する工程、
2)少なくとも1種の酸性加水分解触媒又は縮合触媒(例えばHCl)、有機の飽和若しくは不飽和カルボン酸を添加し、水対アルコキシシランのアルコキシ基の規定のモル比を調整する。ここで好適には、pH値が7未満、好適には1〜6、さらに好ましくは3〜5に調整する。代替的には任意で、式II、III、任意でIVのシランを少なくとも1種を、式II、III、任意でIVのシランに対して、0.2〜8倍、好適には0.2〜1.0倍のアルコール(特にメタノール又はエタノール)とともに、使用するアルコキシシランに応じて含有し、また規定量の水を含有する混合物を製造でき(1+2)、ここで好適には、酸性加水分解触媒又は縮合触媒の少なくとも1種(例えばHCl)が、規定量の水の中に溶解されている。ここで好適には、pH値が7未満、好適には1〜6、さらに好ましくは3〜5に調整する。
1)式IIのオレフィン官能化アルコキシシラン少なくとも1種、及び任意で式IIIのアルコキシシランを装入し、それぞれ独立して任意でさらに、及び任意で式IVのアルコキシシランを装入する工程、ここでアルコキシシランは好適には混合物として装入し、
2)溶剤、水、及びHClを含有する混合物を、酸加水分解触媒及び/又は縮合触媒として添加する工程、ここで溶剤は、加水分解アルコールに相当するアルコールであり、水対アルコキシシランのアルコキシ基が1:2.57から1:5.0、好適には1:3.9から1:4.5というモル比に調整する工程、ここでアルコールは、式II、III、及び任意でIVのシランに対して0.2〜8倍、好適には0.2〜3.0の質量で使用する。さらに好ましくは、式II、III、及び任意でIVのシランに対して0.2〜1,5倍、特に0.2〜1.0倍、特に好ましくは0.3〜0.8倍の質量のアルコールを使用する。
3)反応終了後に、アルコールを分離する。好ましくは数時間、例えば約2〜10時間、好適には3〜5時間、特に好ましくは3.5時間、還流下で加熱し、続いて、
4)加水分解アルコールと使用したアルコールを含有するアルコール、並びに場合により水を留去し、好適には真空下、高温下で反応混合物又は得られる組成物が実質的に溶剤不含になるまで、特にアルコール不含になるまで留去する。アルコールの蒸留は好適には、塔底温度0〜100℃で、圧力300bar〜1mbarで行い、この際に同時にHClが留去され、さらに好適には40〜100℃、圧力250bar〜10barで行われる。本発明によるオレフィン官能化シロキサンオリゴマー組成物が得られる。
分子量の特定:モル質量又は分子量の特定、並びに質量分布の測定は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって行うことができる。このGPC分析法は特に、"Modern Size-Exclusion Liquid Chromatography", Andre Striegel et al著、Verlag Wiley & Sons, 2. Aufl. 2009年に、詳細に記載されている。ここで、シロキサン分析のために方法を較正するため、標準として例えばジビニルテトラメトキシジシロキサン、又はジビニルテトラエトキシシロキサンを、使用する。この文書におけるオレフィンシロキサンオリゴマーに対するパーセントの記載は、GPC分析から測定可能な面積%である。使用したカラムはMZ-Analysetechnikである:カラム:50×8.0mm、MZ-Gel SDplus(架橋度が高く、球状の粒子形状を有するスチレン/ジビニルベンゼン−コポリマー)、多孔性は50A(オングストローム、Å)、5μm(マイクロメーター)(前カラム)、300×8.0mm、MZ-Gel SDplus、多孔性は100A(オングストローム、Å)、MZ-Gel SDplus、多孔性は500A(オングストローム、Å)、5μm;溶離剤及び給送流:メチルケトン(MEK)1ml/分、基準物質:内部基準−1%の試料溶液中、1lあたり1gのエチルベンゼン。この測定装置は、事前にそれぞれの物質に対して較正する(モノマー、ダイマー、トリシロキサンなど)。Agilent社の測定装置:1100 Series isotaktische Pumpe G1310A、1100 Series Sauulenofen G1316A、1100 Series RID Detektor G1362A、Manueller Injektor G1328A、Vakuum Degasser G1322A、GPC-Software (PSS WinGPC Unity)。
TGA:TGA(熱質量分析)では、分析すべき試料を、るつぼ内で量りにかける。この試料自体は測定の間、加熱可能な炉内に存在する。このるつぼは通常、開いている(蓋、又は穴付の蓋は無い)。炉の内部は不活性ガス(N2)で洗浄し、酸素との接触による反応をできる限り避ける。
ビニルトリメトキシシランオリゴマー:ビニルトリメトキシシラン220gを、反応フラスコに装入した。メタノール95gを、水21g、及び20%の塩酸0.4gと混合し、滴下漏斗へと移した。約25℃の温度で、滴下漏斗からゆっくりと、撹拌しながらビニルシランを滴加した。添加終了後、油浴を85℃に加熱し、これによりメタノールを還流下で沸騰させた。約3時間の反応時間後、メタノールを上記温度で、約150〜180mbarの減圧下で留去した。さらなる分離のため、メタノールを1mbar未満の真空に調節した。
ビニルトリメエトキシシランオリゴマー:ビニルトリエトキシシラン195gを、反応フラスコに装入した。エタノール93gを、水14.8g、及び20%の塩酸0.2gと混合し、滴下漏斗へと移した。約25℃の温度で、滴下漏斗からゆっくりと、撹拌しながらビニルシランを滴加した。添加終了後、油浴を85℃に加熱し、これによりエタノールを還流下で沸騰させた。約3時間の反応時間後、エタノールを上記温度で、約150〜180mbarの減圧下で留去した。さらなる分離のため、エタノールを1mbar未満の真空に調節した。
プロピルトリエトキシシランと、ビニルトリエトキシシランとのコオリゴマー:ビニルトリエトキシシラン98gと、プロピルトリエトキシシラン100gを、反応フラスコ内に装入した。エタノール87gを、水13g、及び20%の塩酸0.2gと混合し、滴下漏斗へと移した。約25℃の温度で、滴下漏斗からゆっくりと、撹拌しながらビニルシランを滴加した。添加終了後、油浴を85℃に加熱し、これによりエタノールを還流下で沸騰させた。約3時間の反応時間後、エタノールを上記温度で、約150〜180mbarの減圧下で留去した。さらなる分離のため、エタノールを1mbar未満の真空に調節した。
実施:水冷器とマグネチックスターラとを備える2lの4つ首装置に、VTEO190.3g、及びPTEO(プロピルトリエトキシシラン)206.2gを装入した。続いてエタノール、二度蒸留した水、及び塩酸(37%)を35℃、周辺圧力で計量供給した。発熱性反応が始まった。温度が60℃超に上がり次第、供給を中断した。総反応時間は、撹拌しながら、79℃で始めてH2O/EtOH/HCl混合物を完全に供給してから五時間である。反応時間後に、ロータリーエバポレータでアルコールを最大100℃、100mbarで蒸留した。100mbarに到達後、この圧力をさらに15分間維持してから、装置を放圧した。得られる塔底物は、VTEO及びPTEOから作製された、ビニル官能化及びプロピル官能化されたシロキサンオリゴマーであった(VTEO/PTEOシロキサン)。
実施:水冷器とマグネチックスターラとを備える2lの4つ首装置に、ビニルトリメトキシシラン(VTEO)、及びプロピルトリエトキシシラン(PTEO)を装入した。続いてエタノール、二度蒸留した水、及び塩酸(37%)を35℃、周辺圧力で計量供給した。発熱性反応が始まった。温度が60℃超に上がり次第、供給を中断した。総反応時間は、撹拌しながら、79℃で始めてH2O/EtOH/HCl混合物を完全に供給してから五時間である。反応時間後に、ロータリーエバポレータでアルコールを最大100℃、100mbarで蒸留した。100mbarに到達後、この圧力をさらに15分間維持してから、装置を放圧した。得られる塔底物が、VTEO/PTEOシロキサンオリゴマーであった。
実施:水冷器とマグネチックスターラとを備える2lの4つ首装置に、VTEO190.3g、及びPTEO206.4g、及びテトラエトキシシラン20.9gを装入した。続いてエタノール、二度蒸留した水、及び塩酸(37%)を35℃、周辺圧力で計量供給した。発熱性反応が始まった。温度が60℃超に上がり次第、供給を中断した。総反応時間は、撹拌しながら、79℃で始めてH2O/EtOH/HCl混合物を完全に供給してから五時間である。反応時間後に、ロータリーエバポレータでアルコールを最大100℃、100mbarで蒸留した。100mbarに到達後、この圧力をさらに15分間維持してから、装置を放圧した。得られる塔底物は、適切な加水分解、及び縮合若しくは共縮合のために使用されたVTEO、PTEO、及びテトラエトキシシランをベースとする、ビニル官能化及びプロピル官能化された、Q構造を有するシロキサンオリゴマーであった。
実施:水冷器とマグネチックスターラとを備える2lの4つ首装置に、2種類のモノマー、すなわちビニルトリメトキシシラン370.58g、及びプロピルトリメトキシシラン514.20gを装入した。続いて、メタノール540.20g、塩酸(20%)1.02g、及び完全脱塩水80.28gから成る混合物を、室温及び周辺圧力で、10分以内に計量供給し、ここで発熱性の工程が観察された。温度は約40℃に上昇した。続いてこのバッチを、油浴温度100℃に加熱した。総反応時間は、5時間であった。反応時間後に、アルコールを定圧(1mbar未満)、100℃の油浴温度で留去した。シロキサンオリゴマーが596.30g得られた。例1〜7における収率は、本発明による方法によって99%超に上昇させることができた。
実施:水冷器とマグネチックスターラとを備える2lの4つ首装置に、ビニルトリメトキシシラン(VTMO)397.6g、及びメチルトリメトキシシラン244.6gを、20℃で装入した。この混合物に、塩化水素2400ppmを含有する、蒸留水49.9gを、332.8gのメタノールに入れた溶液を加えた。このために、500mlの滴下漏斗を用いた。合計で16時間後に、メタノールを全てHClと一緒に約300mbarで留去した。その後、こうして得られたオリゴマー混合物を、最大約1mbarの圧力、113℃の沸騰範囲で蒸留した。透明な生成物が170g得られた。
実施:水冷器とマグネチックスターラとを備える2lの4つ首装置に、ビニルトリメトキシシラン(VTMO)693.83gを、20℃で装入した。この混合物に、塩化水素1100ppmを含有する、蒸留水52.82gを、351.53gのメタノールに入れた溶液を加えた。このために、500mlの滴下漏斗を用いた。温度は、26分以内に約36℃に上がった。合計で13時間後に、メタノールを全て塩酸と一緒に2〜3時間以内に約300mbarで留去した。こうして得られたオリゴマー混合物を、最大約1mbarの圧力、100℃の沸騰領域で蒸留した。透明な生成物が240g得られた。
例6に開示された方法を、化合物VTMOについてはそれぞれ後処理し、化合物VTEO、VTMO、並びにコオリゴマー(VTEO)、及びプロピルトリメトキシシラン(PTMO)、及びプロピルトリエトキシシラン(PTEO)を有するビニルトリエトキシシラン(VTEO)については、新たな変法として行った。ここでこれらの変法は、1000gというバッチ量を基準として当量で行った。2lの装置内に、それぞれ室温でシランを装入した(ビニルトリメトキシシラン(V074)、ビニルトリエトキシシラン(V075)、ビニルトリメトキシ及びプロピルトリメトキシシラン(V076)、並びにビニルトリエトキシシラン及びプロピルトリエトキシシラン(V077))。この水/アルコール混合物(例V074、V076、メタノール;例V075、V077=エタノール)を計量供給したのが、この混合物はそれぞれ、1100ppm(0.11%)塩化水素を含有していた。その都度、発熱性の温度経過が確認できた。ここで温度は、それぞれ35〜40℃に上がった。13時間反応させた後、300mbarの絶対圧力でアルコールを3時間以内に取り除いた。最後にオリゴマー混合物自体を、0.1mbar未満の圧力で留去した。
Claims (37)
- ケイ素原子あたり最大1個のオレフィン基を有するオレフィン官能化シロキサンオリゴマーを含有する組成物において、
前記オレフィン官能化シロキサンオリゴマーが、鎖状、環状、架橋された、又は任意で三次元架橋された構造を形成するSi−O架橋された構造要素を有し、ここで少なくとも1つの構造が、一般式Iの構造に相当し、
前記構造要素においてAは、それぞれ炭素数が2〜16の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルケニル−アルキレン官能基又はシクロアルケニル−アルキレン官能基から選択されるオレフィン基に相当し、
前記構造要素においてBは、炭素数が1〜16の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルキル基から選択される飽和炭化水素基に相当し、かつ、
Yは、OR3に相当するか、又は架橋され、任意で三次元架橋された構造においては相互に独立してOR3又はO1/2に相当し、
R1は相互に独立して、炭素数が1〜4の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルキル基、又はHに相当し、
R3はそれぞれ相互に独立して、炭素数が1〜4の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルキル基、又はHに相当し、
R2はそれぞれ相互に独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基に相当し、
R4はそれぞれ相互に独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基に相当し、
a、b、c、x、及びyは独立して整数に相当し、ただし、1≦a、0≦b、0≦cであり、xは相互に独立して、0又は1であり、yは相互に独立して、0又は1であり、(a+b+c)≧2であり、
前記構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]a、[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]b、及び[Si(Y)2O]cは一般式I中で合わせて、一般式Iの全ケイ素原子に対して80%以下、かつ30%以上がM構造として存在し、
分子量の質量平均(Mw)が315g/mol以上であり、
製造の際に使用する酸触媒の残留含分が、前記組成物1kgあたり250mg以下であることを特徴とする、前記組成物。 - 前記シロキサンオリゴマーが、以下の(i)〜(iii)のアルコキシシラン少なくとも1種:
(i)一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシラン、
R2はそれぞれ独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基であり、xは0又は1であり、R1はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基に相当し、及び任意で、
(ii)飽和炭化水素基で官能化された式IIIのアルコキシシラン、
R4はそれぞれ独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基に相当し、
yは0又は1であり、
R3はそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基であり、及び任意で、
(iii)一般式IVのテトラアルコキシシラン、すなわちSi(OR3)4、ここで、R3は相互に独立して、上記定義の通りである、
から誘導された構造要素を有する、請求項1に記載の組成物。 - 一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシラン中、xが0であり、任意で、飽和炭化水素基で官能化された式IIIのアルコキシシラン中、yが0であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
- 製造の際に使用する酸触媒の残留物である塩素、塩化物、又は総塩化物の含分が、前記組成物1kgあたり250mg以下であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1から4までのいずれか1項に記載の組成物において、
それぞれ相互に独立して、
(i)一般式Iにおける前記構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]aは、一般式Iの全ケイ素原子に対して、0.0〜8.0%がT構造として存在し、
(ii)一般式Iにおける前記構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]a、及び[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]b、及び[Si(Y)2O]cは合わせて、一般式Iの全ケイ素原子に対して、75%以下〜40%がD構造として存在し、
(iii)一般式Iにおける前記構造要素[(R1O)1-x(R2)xSi(A)O]aは、一般式Iの全ケイ素原子に対して、25〜55%がM構造として存在し、
(iv)一般式Iにおける前記構造要素[Si(B)(R4)y(OR3)1-yO]bは、一般式Iの全ケイ素原子に対して、40%以下がM構造として存在し、
(v)一般式Iにおいて前記構造要素[Si(Y)2O]cは、20%超がD構造として存在し、及び
(vi)一般式Iにおいて前記構造要素[Si(Y)2O]cは、0.0〜1%が、T構造として存在する
から選択されることを特徴とする、前記組成物。 - 分子量の質量平均(Mw)が350g/mol以上〜800g/molであることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の組成物。
- 分子量の質量平均(Mw)が350g/mol以上〜750g/molであることを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
- 式I及び/又はII中、オレフィン基Aはそれぞれ独立して、ビニル基、アリル基、ブテニル基、3−ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、エチルヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、シクロヘキセニルC1〜C8アルキレン基、シクロヘキセニル−2−エチレン基、3’−シクロヘキセニル−2−エチレン基、シクロヘキサジエニルC1〜C8アルキレン基、又はシクロヘキサジエニル−2−エチレン基から選択され、これとは独立して、
式I及び/又はIII中、非置換の炭化水素基Bはそれぞれ独立して、メチル基、エチル基、プロピル基、i−ブチル基、オクチル基、又はヘキサデシル基から選択され、
R1はそれぞれ相互に独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基であり、かつR3は独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基であることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の組成物。 - 式I及び/又はII中、オレフィン基Aはビニル基であり、これとは独立して、
式I及び/又はIII中、非置換の炭化水素基Bは、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、i−ブチル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオ−ペンチル基、ヘキシル基、i−ヘキシル基、ネオ−ヘキシル基、ヘプチル基、2,2−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、オクチル基、n−オクチル基、イソ−オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、C13H27基、C14H29基、C15H31基、及びヘキサデシル基から選択され、
R1はそれぞれ相互に独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基であり、かつR3は独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基であることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の組成物。 - 前記オレフィン官能化シロキサンオリゴマーは前記組成物中において、全組成物に対して90%以上(面積%)が、1000g/mol以下の分子量で存在することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載の組成物。
- 分子量の質量平均(Mw)が315g/mol超であり、かつ分子量の数平均(Mn)が300g/mol超であり、ここでMw/Mnの商としての多分散性(D)は、1.05〜1.25であることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記載の組成物。
- 前記式I中、cが0であることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の組成物。
- 分子量の質量平均(Mw)が420g/mol以上であり、かつ分子量の数平均(Mn)が400g/mol以上であり、ここでMw/Mnの商としての多分散性(D)は、1.05〜1.25であることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載の組成物。
- 分子量の質量平均(Mw)が450g/mol超〜590g/molであり、かつ分子量の数平均(Mn)が410g/mol超〜510g/molであり、ここでMw/Mnの商としての多分散性(D)は、1.05〜1.25であることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項に記載の組成物。
- 前記オレフィン官能化シロキサンオリゴマーは、前記組成物中において45%以上(面積%、GPC)が、トリシロキサン、テトラシロキサン、シクロテトラシロキサン、及び/又はシクロペンタシロキサンとして存在することを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項に記載の組成物。
- TGAにより測定して、210℃超の温度で50質量%という前記組成物の質量損失が生じることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項に記載の組成物。
- TGA(白金るつぼ、穴付の蓋、10K/分)により測定した組成物の質量損失が、140℃以下の温度で、5質量%未満であることを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項に記載の組成物。
- 前記シロキサンオリゴマー又は一般式Iのシロキサンオリゴマーにおける、M構造対、D構造の比は、全ケイ素原子に対して1:2〜10:1であることを特徴とする、請求項1から17までのいずれか1項に記載の組成物。
- a)それぞれ式IIのアルコキシシランから誘導されたシロキサンオリゴマー及び式Iの構造の少なくとも1つが、オレフィン基Aとしてビニル基を有し、ここでR1はそれぞれ相互に独立して、メチル基又はエチル基に相当し、
b)それぞれ式IIのアルコキシシランから誘導されたシロキサンオリゴマー及び式Iの構造の少なくとも1つが、オレフィン基Aとしてビニル基を有し、かつ式IIIのアルコキシシランから誘導され、非置換の炭化水素基Bとしてプロピル基を有し、ここでR1及びR3が、それぞれ相互に独立して、メチル基又はエチル基に相当するか、又は
c)シロキサンオリゴマー及び式Iの構造の少なくとも1つが、それぞれ式II及び式IV、任意で式IIIのアルコキシシランから誘導されたものであり、かつa)又はb)から選択されており、ここでR3は、式IVから誘導され、それぞれ相互に独立して、メチル基又はエチル基に相当する
ことを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1項に記載の組成物。 - シロキサンオリゴマーはそれぞれ独立して、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシランから選択される一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシラン少なくとも1種から、及び任意で式IIIのアルコキシシラン少なくとも1種から誘導されており、ここで式IIIのアルコキシシランはそれぞれ独立して、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、n−ブチルトリエトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリエトキシシラン、i−ブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、イソ−ヘキシルトリエトキシシラン、イソ−ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、イソ−オクチルトリエトキシシラン、イソ−オクチルトリメトキシシラン、ウンデシルトリエトキシシラン、ウンデシルトリメトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ノナデシルトリエトキシシラン、ノナデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、C13H27トリエトキシシラン、C13H27トリメトキシシラン、C14C29トリエトキシシラン、C14C29トリメトキシシラン、C15H31トリメトキシシラン、C15H31トリエトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシラン、及びヘキサデシルトリメトキシシラン、並びにこれらのエステル交換生成物から選択されることを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1項に記載の組成物。
- オレフィン官能化シロキサンオリゴマーを含有する、請求項1から20までのいずれか1項に記載の組成物の製造方法であって、少なくとも
(i)一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシランを、
R2は独立して、炭素数が1〜15の直鎖状、分枝鎖状、又は環状のアルキル基に相当し、
xは、0又は1であり、
R1は独立して、炭素数が1〜4の直鎖状、分枝鎖状、若しくは環状のアルキル基に相当する]
(ii)酸加水分解触媒及び/又は縮合触媒の存在下で、
(iii)水対アルコキシシランのアルコキシ基が、1:2.75〜1:5.0という規定のモル比の水によって、溶剤の存在下、反応させてシロキサンオリゴマーにし、
(iv)加水分解アルコール、及び存在する溶剤を実質的に分離し、
(v)オレフィン官能化シロキサンオリゴマーを含有する組成物が、前記工程(iv)に続いて塔底生成物として得られる、
ことを特徴とする、前記製造方法。 - 溶剤として少なくとも1種のアルコールの存在下で反応を行うことを特徴とする、請求項21から23までのいずれか1項に記載の製造方法。
- 式IIのアルコキシシラン少なくとも1種、及び任意で式IIIのアルコキシシラン少なくとも1種を、水対アルコキシシランのアルコキシ基が、1:3〜1:4.5という規定のモル比の水と反応させてシロキサンオリゴマーにすることを特徴とする、請求項21から24までのいずれか1項に記載の製造方法。
- 一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシラン
R1は独立して、メチル基、エチル基、又はプロピル基であり、
xは、0又は1であり、かつ独立して、
式IIIのアルコキシシラン中、
R3は、メチル基、エチル基、又はプロピル基であり、
yは、0又は1である
ことを特徴とする、請求項21から25までのいずれか1項に記載の製造方法。 - 一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシラン中、xが0であり、かつ/又は
飽和炭化水素基で官能化された式IIIのアルコキシシラン中、yが0であることを特徴とする、請求項21から26までのいずれか1項に記載の製造方法。 - それぞれ独立して、
一般式IIのオレフィン官能化アルコキシシランが、ビニルトリエトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、ブテニルトリエトキシシラン、ペンテニルトリエトキシシラン、ヘキセニルトリエトキシシラン、エチルヘキセニルトリエトキシシラン、ヘプテニルトリエトキシシラン、オクテニルトリエトキシシラン、シクロヘキシル−C1〜C8アルキレントリエトキシシラン、シクロヘキセニル−2−エチレントリエトキシシラン、3’−シクロヘキセニル−2−エチレントリエトキシシラン、シクロヘキサジエニル−C1〜C8アルキレントリエトキシシラン、又はシクロヘキサジエニル−2−エチレントリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、ブテニルトリメトキシシラン、ペンテニルトリメトキシシラン、ヘキセニルトリメトキシシラン、エチルヘキセニルトリメトキシシラン、ヘプテニルトリメトキシシラン、オクテニルトリメトキシシラン、シクロヘキセニル−C1〜C8アルキレントリメトキシシラン、シクロヘキセニル−2−エチレントリメトキシシラン、3’−シクロヘキセニル−2−エチレントリメトキシシラン、シクロヘキサジエニル−C1〜C8アルキレントリメトキシシラン、又はシクロヘキサジエニル−2−エチレントリメトキシシランから選択され、かつそれぞれ独立して、
一般式IIIのアルコキシシランが、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、イソ−プロピルトリエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、n−ブチルトリエトキシシラン、i−ブチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、イソ−ヘキシルトリエトキシシラン、ヘプチルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、イソ−オクチルトリエトキシシラン、ウンデシルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、ノナデシルトリエトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、C13H27トリエトキシシラン、C14C29トリエトキシシラン、若しくはC15H31トリエトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、イソ−プロピルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、イソ−ヘキシルトリメトキシシラン、ヘプチルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、イソ−オクチルトリメトキシシラン、ウンデシルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ノナデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、C13H27トリメトキシシラン、C14C29トリメトキシシラン、若しくはC15H31トリメトキシシラン、及びヘキサデシルトリメトキシシランから選択されており、かつそれぞれ独立して、
式IVのアルコキシシランは、テトラエトキシシラン、及びテトラメトキシシランから選択されている
ことを特徴とする、請求項27に記載の製造方法。 - ビニルトリメトキシシラン、又はビニルトリエトキシシランを使用することを特徴とする、請求項21から28までのいずれか1項に記載の製造方法。
- 式II、III、及び/又は式IVのアルコキシシランを、酸触媒である塩化水素の存在下、少なくとも部分的に加水分解及び縮合させることを特徴とする、請求項21から29までのいずれか1項に記載の製造方法。
- (v)総塩化物含分を、250mg/kg以下に調整することを特徴とする、請求項21から30までのいずれか1項に記載の製造方法。
- (v)前記シロキサンオリゴマーにおけるケイ素原子の総数が、80%以下〜35%以上、M構造として存在し、分子量の質量平均(Mw)が、315mol以上であることを特徴とする、請求項21から31までのいずれか1項に記載の製造方法。
- 前記方法において、
a)ビニルトリメトキシシランを、式IIのアルコキシシランとして使用し、
b)ビニルトリエトキシシランを、式IIのアルコキシシランとして使用し、
c)式II及び式IIIのアルコキシシランとして、ビニルトリメトキシシランとプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランとプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシランとプロピルトリメトキシシラン、又はビニルトリメトキシシランとプロピルトリエトキシシランを使用するか、又は
前記a)、b)、又はc)において相応するメトキシ及びエトキシ混合官能性のアルコキシシランを使用するか、又は
d)前記a)、b)、又はc)において式IVのアルコキシシランとしてさらに、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、又はこれらの混合物を使用することを特徴とする、請求項21から32までのいずれか1項に記載の製造方法。 - 以下の各工程:
1)(i)式IIのオレフィン官能化アルコキシシラン少なくとも1種、又は(i.1)式Iのオレフィン官能化アルコキシシラン少なくとも1種、及び式IIIのアルコキシシラン少なくとも1種、及びそれぞれ任意で、(i.2)式IVのアルコキシシラン少なくとも1種を装入する工程、
2)溶剤、水、及び酸加水分解触媒及び/又は縮合触媒としてのHClを含有する混合物を添加する工程、ここで前記溶剤は、加水分解アルコールに相当するアルコールであり、水対アルコキシシランのアルコキシ基が1:2.75〜5.0、好適には3.0〜1:4.5という規定のモル比に調整し、ここで前記アルコールは、式II、III、及び任意でIVのアルコキシシランの質量に対して、0.2〜8倍の質量で使用する、
を特徴とする、請求項21から33までのいずれか1項に記載の製造方法。 - 前記アルコールを、式II、III、及び任意でIVのシランの質量に対して0.2〜1.5倍の質量で使用することを特徴とする、請求項34に記載の製造方法。
- 請求項21から35までのいずれか1項に記載の製造方法によって得られる、オレフィン官能化シロキサンオリゴマーを含有する組成物。
- 請求項1から20までのいずれか1項若しくは請求項36に記載の組成物、又は請求項21から35までのいずれか1項に記載の製造方法により製造される組成物を、接着剤として、それ自体公知のグラフト重合及び/又は加水分解縮合による架橋剤として、オレフィン官能化シロキサンオリゴマーでグラフトされたポリマー、プレポリマー、及び/又は無機物で充填されたポリマーを製造するため、オレフィン官能化シロキサンオリゴマーでグラフトされたポリマー、プレポリマー、及び/又は無機物で充填された熱可塑性樹脂若しくはエラストマーを製造するため、若しくはこれらのプレポリマーを製造するため、グラフトのため、若しくは熱可塑性ポリオレフィンの重合において、乾燥剤として、特に、シリコーン封止剤用の水補足剤として、ケーブルを製造するための架橋可能なポリマーにおいて、架橋可能なポリマーを製造するため、エマルションにおける油相として、及び/又はオルガノシラン若しくはオルガノポリシロキサンとともに、充填材変性、充填材被覆、樹脂変性、樹脂添加剤、表面変性、表面官能化、表面疎水化のため、被覆系における成分として、ゾルゲル系、被覆系若しくはハイブリッド被覆系における成分として、電池におけるカソード及びアノード材料を変性するため、電解質液として、電解質液における添加剤として、繊維変性のため、特にガラス繊維及び天然繊維を変性するため、並びにテキスタイル変性のため、プラスチック工業用の充填材変性のため、建築物保護剤として、若しくは建築物保護剤における成分として、無機物硬化性材料のための添加剤として、木材、木質繊維、及びセルロース変性のために用いる、前記使用。
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