JP2015506148A - 光通信システムの災害復旧のための方法、装置、およびシステム - Google Patents

光通信システムの災害復旧のための方法、装置、およびシステム Download PDF

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Abstract

本発明の諸実施形態は、光通信システムの災害復旧のための方法、光分岐挿入装置分岐ユニット、システムに関する。光分岐挿入装置ユニットを用いた光通信システムの災害復旧の方法は、光通信システムにおける送信リンクの欠陥を検出するステップと、送信リンクの欠陥が検出されたとき、当該送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り換えて、当該リンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるようにするステップとを含む。このように、送信リンクの欠陥が光通信システムで発生したとき、本発明の諸実施形態の解決策を利用することによって、送信リンクの欠陥が生じたリンクの電力レベルを維持でき、その結果、送信性能が安定に保たれ、光通信システムの災害復旧能力が向上する。さらに、本発明の諸実施形態の解決策では送信リンクに余分なエネルギが生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証される。

Description

本発明は、通信の分野に関し、特に、光通信システムの災害復旧のための方法、光分岐挿入装置分岐ユニット、およびシステムに関する。
情報技術の高速な発展により、海底ケーブル・ネットワークが世界的に配備されている。海底ケーブル光通信システムは一般に、高密度波長分割多重(Dense Wave Length Division Multiplexing、DWDM)技術を使用し、重要な国際通信サービスを生み出すための重要な通信ネットワークとなっている。光分岐挿入装置分岐ユニット(Optical Add−Drop Multiplexer Branching Unit、OADM BU)を海底ケーブル・ネットワークでのネットワーキングに使用することによって、光ファイバ対の能力が完全に利用され、コストが効果的に削減され、送信遅延が減少する。しかし、ネットワーキングでOADM BUを使用することにより、特に災害復旧や非線形性管理におけるネットワークの設計と監理が非常に困難なものになる。
図1は、OADM BUを使用してネットワーキングを実施する状況を示す。当該ネットワークが、サイトA、サイトB、サイトC、およびこれらのサイトを接続するOADM BUを含むことが分かる。サイトAとサイトBの間のリンクはトランクであり、サイトCとOADM BUの間のリンクは分岐である。光中継器が、サイトA、サイトB、サイトC、およびOADM BUの間にそれぞれ配置される。ケーブル破損または海底ケーブルの漏電のような障害がトランク内のサイトAとOADM BUの間で発生すると、サイトAからの光サービスがOADM BUに到達せず、サイトCから追加された波長サービスのみをOADM BUを通ってサイトBに送信することができる。海底ケーブル光中継器が完全に飽和した状態で動作する場合には、総出力電力は一定である。サイトAからサイトBへのパス・スルー・サービス信号が失われるので、サイトCからサイトBへのサービス信号が何倍にも増幅され、当該信号の単波長光強度が増大する。この結果、非線形送信のコストが増大し、システム性能が劣化しサイトCとサイトBの間の正常な通信に影響が及ぶおそれがある。
本発明の諸実施形態では、光通信システムに及ぼす送信リンクの欠陥の影響を軽減するための、光通信システムの災害復旧のための方法、装置、およびシステムを提供する。
1態様では、本発明の1実施形態において、光分岐挿入装置OADMを用いた光通信システムの災害復旧のための方法であって、光通信システムにおける送信リンクの欠陥を検出するステップと、送信リンクの欠陥が検出されたとき、当該送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り換えて、当該リンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるようにするステップとを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明の1実施形態において、光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BUを提供する。当該光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BUは、当該OADM BUに配置された送信リンクで送信リンクの欠陥が生じたときに、当該送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り換え、当該リンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるように構成される。当該OADM BUは特に、少なくとも1つの光結合ループバック装置、少なくとも2つのトランク・ポート、および少なくとも1つの分岐ポートを備え、当該光結合とループバック装置は、当該トランク・ポートの間のトランクに接続され、または、当該分岐ポートが配置された分岐で接続され、または、当該トランクと当該分岐の両方で接続される。当該光結合ループバック装置は、パス・スルー状態とループバック状態を有し、当該光結合ループバック装置が配置されたリンクで送信リンクの欠陥が生じたときには、当該光結合ループバック装置は、当該光結合ループバック装置の非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるように、通常動作における当該パス・スルー状態から当該ループバック状態に切り替えることができる。
別の態様では、本発明の1実施形態で光通信向け災害復旧システムを提供する。当該システムは、光通信システムにおける送信リンクの欠陥を検出するように構成された検出装置と、上述の光分岐挿入装置分岐ユニットとを備える。
本発明の諸実施形態の解決策を利用することによって、送信リンクの欠陥が光通信システムで発生したときに、送信リンクの欠陥が生じたリンクの電力レベルを維持することができ、その結果、送信性能が安定に保たれ、光通信システムの災害復旧能力が向上することが分かる。さらに、本発明の諸実施形態の解決策では送信リンクに余分なエネルギが生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証される。
本発明の諸実施形態または先行技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では当該実施形態または先行技術を説明するのに必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明の単に一部にすぎない諸実施形態を示し、当業者は創造的作業なしにこれらの添付図面から他の図面を依然として導出することができる。
OADM BUを用いてネットワーキングを実施する状況を示す図である。 本発明の1実施形態に従うOADMを用いた光通信システムの災害復旧のための方法の流れ図である。 ネットワーキングにおいてOADM BUを用いた光通信システムに障害が発生した状況を示す図である。 本発明の1実施形態に従う光通信システムの災害復旧のためのシステムの略構造図である。 本発明の1実施形態に従う光通信システムにおいて送信リンクの欠陥が発生しないときのOADM BUのステータスを示す図である。 本発明の1実施形態に従う光通信システムにおいてトランクで送信リンクの欠陥が生じたときのOADM BUのステータスを示す図である。 本発明の1実施形態に従う光通信システムにおいて分岐で送信リンクの欠陥が生じたときのOADM BUのステータスを示す図である。 災害復旧機能をトランク上でのみ実装した本発明の1実施形態の図である。 災害復旧機能を分岐上でのみ実装した本発明の1実施形態の図である。 4ポートのOADM BUを示す図である。 別の4ポートのOADM BUを示す図である。 本発明の諸実施形態に従う光結合ループバック装置の実装方式を示す図である。 本発明の諸実施形態に従う光結合ループバック装置の実装方式を示す図である。 本発明の1実施形態に従う光結合ループバック装置の別の実装方式を示す図である。
以下では、本発明の諸実施形態における添付図面を参照して本発明の諸実施形態における技術的解決策を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明した実施形態は本発明の諸実施形態の全部ではなく一部である。当業者が創造的作業なしに本発明の諸実施形態に基づいて取得する他の全ての実施形態は本発明の保護範囲に入るものとする。
本発明の諸実施形態における送信リンクの欠陥には、本発明の諸実施形態の解決策が肯定的な利益をもたらしうる様々な障害シナリオ、特に、ケーブル破損、漏電、水中装置障害等のような海底ケーブル障害のシナリオが含まれることに留意されたい。ケーブル破損は一般に、固定具、漁業、水中地質活動等により生じ、一般的な障害現象は、光ファイバと電気ケーブルの両方の破損である。漏電は一般に、海底ケーブルのフィード部分が海水に短絡することによって生ずる。当該短絡は、摩耗、せん断、腐食、海洋生物による損傷、または他の理由により生ずる。水中装置の障害とは、(電気および光の理由のような様々な可能な理由を含む)様々な理由により生ずる装置自体の障害を指し、光強度の減少または非出力をもたらす。
図2は、本発明の1実施形態に従うOADMを用いた光通信システムの災害復旧の方法の流れ図である。図2に示すように、当該方法は以下を含む。
201では、光通信システムにおける送信リンクの欠陥を検出する。ここで、送信リンクの欠陥を、光時間領域反射率計(Optical Time Domain Reflectometer、OTDR)の方法、直流インピーダンス検出法、直流キャパシタ検出法、交流法等のような、当業者に周知な任意の方法を用いて検出することができる。これらの方法については詳細には説明しない。送信リンクの欠陥が生じたリンクを、ステップ201で決定することができる。送信リンクの欠陥がトランクで生じたときには、送信リンクが配置されているリンクがトランクであると判定する。送信リンクの欠陥が分岐で生じたときには、送信リンクが配置されているリンクが分岐であると判定する。
202では、送信リンクの欠陥が検出されたとき、当該送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り替えて、当該リンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるようにする。当業者に知られているように、光通信システムにおける分岐またはトランクは一般に2つの対向する送信方向を含む。同一のリンクに対して、或る端からの入力信号と当該端の出力信号が同様な信号スペクトル分布を有することに留意されたい。したがって、送信リンクの欠陥が生じたときには、光信号入力をリンクの或る端から当該端にループバックすることによって、送信リンクの欠陥に起因して失われた信号の電力を、当該端での信号入力を用いて補償することができる。ステップ202で、送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態がパス・スルーからループバックに切り替えられ、当該リンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されることに留意されたい。当該ステップは、故障端の光信号をループバックすべきか否かを示すものではない。当該光信号は、(当該光信号が存在する場合には)ループバックされるか、または、ループバックされない。これを、具体的な実施形態を参照して後で説明する。
図3は、ネットワーキングにおいてOADM BUを用いた光通信システムで障害が発生した状況を示す。当該光通信システムは、3つのサイトA、B、およびCを含む。トランクがサイトAとサイトBの間に存在し、分岐がOADM BUとサイトCの間に存在する。図3は、3つのケーブル破損シナリオを概略的に示している。ケーブル破損シナリオ1では、サイトAとOADM BUの間のトランクが故障している。ケーブル破損シナリオ2では、サイトBとOADM BUの間のトランクが故障している。ケーブル破損シナリオ3では、サイトCとOADM BUの間の分岐が故障している。一般に、OADM BU分岐に追加された波長サービスまたはOADM BU分岐から削除されたOADM BU分岐の数は少なく、パス・スルー波長サービスの数は多い。したがって、(ケーブル破損シナリオ1やケーブル破損シナリオ2のように)ケーブルがトランクで破損し光補償機構が利用できない場合には、トランクに接続された光中継器を通過した後に分岐信号の単波長電力は、分岐ケーブルが破損した場合のトランク信号よりも大幅に変化する。これは、トランクのケーブル破損が分岐サービスに対して相対的に大きな影響を及ぼすことを意味する。したがって、ケーブル破損シナリオ1では、サイトAとOADM BUの間のトランクにおけるケーブル破損がステップ201で検出された後に、ステップ202でサイトBからサイトAへの光信号入力は依然としてサイトBにループバックされて出力され、その結果、サイトCからサイトBへの光信号に及ぼすケーブル破損の影響が最小化される。サイトBからのループバック光信号はサイトAからサイトBへの光信号損失を補償するために使用される。当該損失は、サイトAとOADM BUの間のケーブル破損により生ずる。換言すれば、ループバック状態では、OADM BUからサイトBへの信号には、サイトCからサイトBへ送信される信号と、サイトBからサイトAへ送信されるがサイトBにループバックされる信号とが含まれる。同様に、ケーブル破損シナリオ2では、サイトBからサイトAへの光信号損失を補償するために、サイトAからサイトBへの光信号入力がサイトAにループバックされて出力される。
分岐に追加されたサービスまたは分岐から削除されたサービスの数が少ない場合には、(ケーブル破損シナリオ3における)分岐ケーブル破損はトランクのサイト間のサービスの性能に殆ど影響を及ぼさない。したがって、このケースでは、分岐ケーブル破損の影響を無視することができる。即ち、分岐障害が生じたときには、前述のループバック状態への切替え動作は実施されない。しかし、分岐に追加されたサービスまたは分岐から削除されたサービスの数が多い場合には、分岐ケーブル破損がトランクのサイト間のサービスの性能に及ぼす影響は無視することができない。したがって、同様に、送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り替えて、リンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるようにする必要がある。分岐障害シナリオを、具体的な構造を参照して以下の実施形態で詳細に説明する。
以上の方法をトランクではなく分岐に対して設計して、分岐のみに対する災害復旧を実現できることは容易に想到できる。
光通信システムの送信リンクをステップ202の後に監視し続けることが好ましい。送信リンクの欠陥の除去が検出されたとき、当該送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をループバックからパス・スルーに切り替えるように制御する。
本発明の実施形態の解決策によれば、送信リンクの欠陥が生じたときに、障害が発生したリンクの非故障端からの光信号入力を当該非故障端にループバックして出力し、送信リンクの欠陥により生じた信号損失を、当該非故障端での入力信号を使用して補償することが分かる。これにより、送信リンクの欠陥が生じたリンクの電力レベルが維持され、その結果、当該送信リンクの欠陥が他のサービスに及ぼす影響が最小化され、送信性能が安定に保たれ、光通信システムの災害復旧能力が向上する。さらに、本発明の実施形態の解決策では送信リンクに余分なエネルギが生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証される。
それに対応して、本発明の1実施形態では、光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BUを提供する。当該OADM BUは、OADM BUが配置された送信リンクで送信リンクの欠陥が生じたとき、当該送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り替えて、リンクの端からの光信号入力を当該端にループバックして出力するように構成される。以上の実施形態で説明した方法を、OADM BUを用いて実装できることが分かる。
図4は、本発明の1実施形態に従う光通信システムの災害復旧のためのシステムの略構造図である。災害復旧システム400は検出装置410と光分岐挿入装置分岐ユニット420を備えることが分かる。
検出装置410は、光通信システムにおける送信リンクの欠陥を検出するように構成される。
光分岐挿入装置分岐ユニット420は、前述の検出装置が送信リンクの欠陥を検出したときに、当該送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り替え、当該リンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるように構成される。OADM BUは特に、少なくとも1つの光結合ループバック装置、少なくとも2つのトランク・ポート、および少なくとも1つの分岐ポートを備える。当該光結合ループバック装置は、トランク・ポートの間のトランクで接続され、または、分岐ポートが配置された分岐で接続され、または、トランクと分岐の両方で接続される。当該光結合ループバック装置はパス・スルー状態とループバック状態を有し、光結合ループバック装置が配置されたリンクで送信リンクの欠陥が生じたときに、当該光結合ループバック装置を通常動作のパス・スルー状態からループバック状態に切り替えることができ、その結果、光結合ループバック装置の非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックして出力される。
本発明の当該実施形態では、送信リンクの欠陥を、当業者に周知な様々な検出装置を用いて検出することができる。例えば、光時間領域反射率計検出装置を使用することができる。当該装置は、光時間領域反射率計を使用して光リンクの破損点を検出する。あるいは、直流インピーダンス検出装置を使用することができる。大抵の場合、電気ケーブル障害現象は、電気ケーブルの導体と海水の接触により生じる。したがって、かかるケースでは、直流インピーダンス検出装置が直流インピーダンス検出方法を使用して、障害点をケーブルおよび水中装置の直流インピーダンスのパラメータとともに発見してもよい。あるいは、ケーブル障害シナリオにおいて電気ケーブルの導体と海水の接触がない場合には、特に、直流キャパシタ検出装置を使用することができる。当該直流キャパシタ検出装置は、導体と海水の間のキャパシタンスを測定し、テスト・データの計算結果に基づいて障害点の位置を推定する。あるいは、交流検出装置を使用することができる。電力供給装置(Power Feeding Equipment、PFE)を通じて低周波数および低振幅の交流信号を直流源にかけ、当該交流信号が電磁波を、導線に沿って送信するときに外部空間に放射する。このように、海底の信号を、保守船による専用センサ検出装置のみを通じて検出して、海底ケーブル障害の位置を決定することができる。あるいは、他の検出装置を使用することができる。例えば、水中装置の入出力の光強度を読み取り当該光強度が正常かどうかを判定することによって障害点を決定することができる。
1実装方式によれば、当該光分岐挿入装置分岐ユニットはさらに波長分割多重化装置を備える。当該波長分割多重化装置は、トランクの波長追加信号とパス・スルー信号を結合し、または、トランクの波長除去信号とパス・スルー信号を分割するように構成される。ここで、波長分割多重化装置を連結器で置き換えてもよい。
1実装方式によれば、当該光分岐挿入装置分岐ユニットは3ポートの光分岐挿入装置分岐ユニットである。
検出装置410と光分岐挿入装置分岐ユニット420の具体的な動作プロセスについては、上述の対応する方法部分の説明を参照することができるので、詳細についてはここでは繰り返さない。
本発明の実施形態の解決策によれば、送信リンクの欠陥が生じたときに、障害が発生したリンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力され、送信リンクの欠陥により生じた信号損失が、当該非故障端での入力信号を用いることによって補償されることが分かる。これにより、送信リンクの欠陥が生じたリンクの電力レベルが維持され、その結果、当該送信リンクの欠陥が他のサービスに及ぼす影響が最小化され、送信性能が安定に保たれ、光通信システムの災害復旧能力が向上する。さらに、本発明の実施形態の解決策では送信リンクに余分なエネルギが生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証される。
以下で具体的な構造を参照して、災害復旧システムを詳細に説明する。
図5は、本発明の1実施形態に従う光通信システムにおいて送信リンクの欠陥が発生しないときのOADM BUのステータスを示す。OADM BUは3つの外部ポートを有する。当該ポートは、それぞれ、サイトA、サイトB、およびサイトCである。
図5に示すように、OADM BUは、4つの波長分割多重化装置(Wave Length Division Multiplexing、WDM)と3つの光結合ループバック装置を備える。当該4つの波長分割多重化装置はそれぞれ、トランクと分岐の交差接続で接続され、波長追加信号とパス・スルー信号を結合し波長除去信号とパス・スルー信号を分割するように構成される。ここで、波長分割多重化装置を連結器で置き換えてもよい。光結合ループバック装置はそれぞれトランクと分岐の両方に接続される。光結合ループバック装置は4つのポートを有する。ポート間の接続関係を必要に応じて構成してもよい。少なくとも2つの状態、即ち、パス・スルー状態とループバック状態を構成してもよい。パス・スルー状態はポート1をポート2に接続し、ポート3をポート4に接続する。ループバック状態は、ポート3をポート2に接続し、ポート1をポート4に接続する。
図5では、トランクと分岐にある様々なマークを使用して様々な光信号を示す。送信リンクの欠陥が図5に示す光通信システムで生じない状況では、それぞれA→BおよびB→Aの方向からのパス・スルー信号ABおよびBA、それぞれA→CおよびB→Cの方向からの波長除去信号ACおよびBC、それぞれC→AおよびC→Bの方向からの波長追加信号CAおよびCBが含まれることが分かる。
方向A→Bからのパス・スルー信号ABはサイトAから入力され、WDM1、(パス・スルー状態で)光結合ループバック装置1、およびWDM2を通過した後に、サイトBで出力される。同様に、方向B→Aからのパス・スルー信号BAはサイトBから入力され、WDM3、(パス・スルー状態で)光結合ループバック装置1、およびWDM4を通過した後に、サイトAで出力される。
方向A→Cからの波長除去信号ACはサイトAから入力され、WDM1および(パス・スルー状態の)光結合ループバック装置2を通過した後に、サイトCで出力される。方向C→Aからの波長追加信号CAはサイトCから入力され、(パス・スルー状態で)光結合ループバック装置2とWDM4を通過した後に、サイトAで出力される。
方向B→Cからの波長除去信号BCはサイトBから入力され、WDM3と(パス・スルー状態で)光結合ループバック装置3を通過した後に、サイトCで出力される。C→Bの方向からの波長追加信号CBはサイトCから入力され、(パス・スルー状態で)光結合ループバック装置3とWDM2を通過した後に、サイトBで出力される。
図6は、本発明の1実施形態に従う光通信システムにおいてトランクで送信リンクの欠陥が生じたときのOADM BUのステータスを示す図である。ここで、サイトAとサイトBの間の送信リンクは光通信システムにおけるトランクであり、OADM BUとサイトCの間の送信リンクは光通信システムにおける分岐である。
ケーブル破損がサイトBで生じたとき、A→Bの方向からのパス・スルー信号ABおよびC→Bの方向からの波長追加信号CBはサイトBに到達できず、B→Aの方向からのパス・スルー信号BAおよびB→Cの方向からの波長除去信号BCもOADM BUに到達できず、部分的な光強度損失が生じる。即ち、サイトBおよびサイトCの間の通信とサイトBおよびサイトAの間の通信が割り込まれる。端CからサイトAへの正常な通信を保つために、B→Aの方向の光強度喪失を補償する必要がある。したがって、光結合ループバック装置1の状態を図6に示すループバック状態に切り替える必要がある。光結合ループバック装置1をループバック状態に切り替えた後、信号の流れは以下の通りである。即ち、A→Cの方向からの波長除去信号ACおよびC→Aの方向からの波長追加信号CAの流れの方向は同じままである。A→Bの方向からのパス・スルー信号ABはサイトAから入力され、WDM1および光結合ループバック装置1を通過し、WDM4に戻り、C→Aの方向からの波長追加信号CAと結合された後に、サイトAで出力される。このように、A→Cの方向からの波長除去信号ACの光強度の総光強度に対する割合は正常な状況の場合と同じであり、その結果、当該リンクにおけるC→Aの方向からの波長追加信号CAの元の電力レベルが維持され、安定な送信性能が保証される。このように、災害復旧機能がサイトBのケーブル破損に対して実現される。サイトAの災害復旧のための方法はサイトBの場合と同じでありここでは詳細には説明しない。図6の光結合ループバック装置1の状態は接続ポート1および4ならびに接続ポート2および3に切り替えられるが、当該状態を接続ポート1および4のみに切り替えてもよい。即ち、障害が発生したリンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力されるが、障害端の光信号はループバックされないことに留意されたい。これは、本発明の本質を変えるものではない。
本発明の実施形態の解決策によれば、送信リンクの欠陥が生じたときに、障害が発生したリンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力され、送信リンクの欠陥により生じた信号損失が、当該非故障端の入力信号によって補償されることが分かる。これにより、送信リンクの欠陥が生じたリンクの電力レベルが維持され、その結果、当該送信リンクの欠陥が他のサービスに及ぼす影響が最小化され、送信性能が安定に保たれ、光通信システムの災害復旧能力が向上する。さらに、本発明の実施形態の解決策では送信リンクに余分なエネルギが生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証される。
図7は、本発明の1実施形態に従う光通信システムにおいて分岐で送信リンクの欠陥が生じたときのOADM BUのステータスを示す。ここで、サイトAとサイトBの間の送信リンクは光通信システムにおけるトランクであり、OADM BUとサイトCの間の送信リンクは光通信システムにおける分岐である。
ケーブル破損がサイトCで生じたときには、A→Cの方向からの波長除去信号ACとB→Cの方向からの波長除去信号BCはサイトCに到達できず、C→Aの方向からの波長追加信号CAとC→Bの方向からの波長追加信号CBはそれぞれサイトAとサイトBに到達できない。サイトAとサイトCの間の通信とサイトBとサイトCの間の通信が割り込まれる。サイトAとサイトBの間の正常な通信を保つために、C→AとC→Bの方向で失われた波長追加信号の電力を補償する必要がある。したがって、光結合ループバック装置2および光結合ループバック装置3の状態を、図7に示すループバック状態に切り替える必要がある。光結合ループバック装置1をループバック状態に切り替えた後、信号の流れは以下の通りである。即ち、A→Bの方向からのパス・スルー信号ABおよびB→Aの方向からのパス・スルー信号BAの流れの方向は同じままである。A→Cの方向からの波長除去信号ACはサイトAから入力され、WDM1および光結合ループバック装置2を通過し、WDM4に戻り、B→Aの方向からのパス・スルー信号BAと結合された後に、サイトAで出力される。B→Cの方向からの波長除去信号BCはサイトBから入力され、WDM3および光結合ループバック装置3を通過し、WDM2に戻り、A→Bの方向からのパス・スルー信号ABと結合された後に、サイトBで出力される。このように、A→Bの方向からのパス・スルー信号ABとB→Aの方向のパス・スルー信号BAの光強度の総光強度に対する割合は正常な状況の場合と同じであり、それにより、リンクにおけるパス・スルー信号の元の電力レベルが維持され、安定な送信性能が保証される。このように、災害復旧機能がサイトCでのケーブル破損に対して実現される。
分岐においてサイトCに追加された波長またはサイトCから削除された波長の数が少ない場合には、分岐ケーブルの破損はトランクに影響を殆ど及ぼさない。実際の適用シナリオでは、光結合ループバック装置2と光結合ループバック装置3を省略してもよい。このケースでは、災害復旧機能はC側の分岐に対しては実装されない。さらに、同様に、図7における光結合ループバック装置2と3の状態が接続ポート1と4および接続ポート2と3により切り替えられるが、当該状態を接続ポート2と3のみによって切り替えてもよい。これは、本発明の本質を変えるものではない。
本発明の実施形態の解決策によれば、送信リンクの欠陥が生じたときに、障害が発生したリンクの非故障端からの光信号入力が当該非故障端にループバックされて出力され、送信リンクの欠陥により生じた信号損失が当該非故障端の入力信号を用いることによって補償されることが分かる。これにより、送信リンクの欠陥が生じたリンクの電力レベルが維持され、その結果、当該送信リンクの欠陥が他のサービスに及ぼす影響が最小化され、送信性能が安定に保たれ、光通信システムの災害復旧能力が向上する。さらに、本発明の実施形態の解決策では送信リンクに余分なエネルギが生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証される。さらに、災害復旧機能を分岐またはトランクのみに実装してもよい。
図8は、災害復旧機能をトランク上でのみ実装した本発明の1実施形態を示す。光結合ループバック装置は、サイトAとサイトBの間のトランクにのみ配置されていることが分かる。送信リンクの欠陥がトランクで生じるとき、トランクで接続された光結合ループバック装置が通常動作におけるパス・スルー状態からループバック状態に切り替えられる。図9は、災害復旧機能を分岐上でのみ実装した本発明の1実施形態を示す。光結合ループバック装置が、サイトCが存在するトランクにのみ配置されていることが分かる。送信リンクの欠陥が分岐で生じたとき、当該分岐で接続された光結合ループバック装置が通常動作のパス・スルー状態からループバック状態に切り替えられる。図6乃至図9の実施形態では、光分岐挿入装置分岐ユニットは3ポートのOADM BUである。
図10は、4ポートのOADM BUを示す。ここで、サイトAとサイトBの間の送信リンクが光通信システムにおけるトランクであり、他の送信リンクは光通信システムにおける分岐である。5つの光結合ループバック装置が含まれていることが分かる。障害がサイトAまたはサイトBで生じたときには、光結合ループバック装置1はループバック状態に切り替えられる。障害がサイトCで生じたときには、光結合ループバック装置2および3がループバック状態に切り替えられる。障害がサイトDで生じたときには、光結合ループバック装置4および5がループバック状態に切り替えられる。
図11はさらに、別の4ポートのOADM BUを示す。ここで、サイトAとサイトBの間の送信リンクは光通信システムにおけるトランクであり、他の送信リンクは光通信システムにおける分岐である。6つの光結合ループバック装置が含まれていることが分かる。障害がサイトAで生じたときには、光結合ループバック装置1がループバック状態に切り替えられる。障害がサイトBで生じたときには、光結合ループバック装置4がループバック状態に切り替えられる。障害がサイトCで生じたときには、光結合ループバック装置2および3がループバック状態に切り替えられる。障害がサイトDで生じたときには、光結合ループバック装置5および6がループバック状態に切り替えられる。図10と図11では、切替えの後の具体的な信号の流れは以上の実施形態から容易に理解され、ここでは詳細には説明しない。
本発明の諸実施形態の解決策は上記の3ポートまたは4ポートの場合に限定されないことに留意されたい。当業者は、本発明の諸実施形態の示唆に基づいて、より多くのポートを有するOADM BUを導出することができる。
本発明の実施形態の解決策によれば、送信リンクの欠陥が生じたときに、送信リンクの欠陥が生じたリンクの端からの光信号入力が当該端にループバックされて出力され、当該送信リンクの欠陥により生じた信号損失が当該端の入力信号を用いることによって補償され、その結果、当該送信リンクの欠陥が他のサービスに及ぼす影響が最小化され、光通信システムの災害復旧能力が向上することが分かる。さらに、送信リンク構造が単純であり構成要素が少なく、本発明の当該実施形態における災害復旧の解決策には低コストという利点がある。さらに、この災害復旧の解決策は、光通信システムにおいて追加または削除された波長および追加または削除された波長の数と独立であるので、相対的に汎用的なものである。さらに、本発明の実施形態の解決策では送信リンクに余分なエネルギが生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証される。本発明の諸実施形態では、光結合ループバック装置は2×2の光スイッチである。当該スイッチを複数の方法で実装することができる。
図12Aおよび図12Bは、本発明の諸実施形態に従う光結合ループバック装置の2つの実装方式を示す。光結合ループバック装置は、光結合器と2状態の光スイッチから形成されることが分かる。図12Aおよび図12Bは、送信リンクの欠陥が生じないときには、光スイッチが正常状態1にあることを示す。しかし、送信リンクの欠陥が生じたときには、当該光スイッチは、図で示した状態とは異なる状態2に切り替えられて、2つの平行な送信リンクを接続する。
光結合ループバック装置の一部のみ、例えば、図5乃至図11からの光結合ループバック装置におけるポート1と4を含む部分とポート2と3を含む部分のみが図12Aと図12Bに示されていることに留意されたい。実際、各光結合ループバック装置が図12Aまたは図12Bに示す2つの構造を含んでもよい。例えば、図12Aに示す2つの構造または図12Bに示す2つの構造が別々に使用され、または、図12Aに示す構造と図12Bに示す構造が使用される。さらに、以上の実施形態で説明したように、障害が発生したリンクの非故障端から光信号入力のみが当該非故障端にループバックされて出力されるが、故障端の光信号はループバックされない。このケースでは、図12Aまたは図12Bの構造のみが本発明の目的を実現するのに十分である。
図13は、本発明の1実施形態に従う光結合ループバック装置の別の実装方式を示す。光結合ループバック装置を光結合器と光遮断器から形成してもよいことが分かる。送信リンクの欠陥が生じていないときには、光遮断器はブロック状態にあり2つの平行な送信リンクは正しく動作する。送信リンクの欠陥が生じたときには、光ブロックを導電状態に切り替えて、2つの平行な送信リンクを接続する。
光結合ループバック装置の一部のみ、例えば、図5乃至図11からのポート1および4を含む部分またはポート2および3を含む部分のみが図13に示されていることに留意されたい。実際、各光結合ループバック装置が図13に示す1つまたは2つの構造を含んでもよい。
本発明の当該実施形態では、余分なエネルギが送信リンクで生じず、その結果、自然発生的な放射雑音が生じず、システム性能が保証されることが分かる。
本発明の諸実施形態における送信リンクの欠陥とは、光信号が送信リンク上で正しく送信できないことを指し、光信号を正しく送信できない現象を伴う、光装置以外の障害シナリオ、例えば、電源の開放または短絡のために中継器が動作できないことを含みうることに留意されたい。このケースでは、本発明の諸実施形態の解決策を使用して災害復旧を実装することができる。
説明した実施形態は例にすぎない。光結合ループバック装置を他の方式で実装してもよいことは当業者には理解される。本発明の諸実施形態における装置のモジュール分割は単なる機能分割にすぎないことは当業者には理解される。実際には、説明した機能モジュールを具体的な構造に対して分割または結合してもよい。前述の本発明の諸実施形態の符号は説明の簡単さを目的としたものであり、当該実施形態の優先度を示すものではない。諸請求項で開示した解決策は、本発明の諸実施形態の保護範囲に入る。
以上の実施形態における方法のプロセスの全部または一部を、関連するハードウェアに指示するコンピュータ・プログラムにより実装してもよいことは当業者には理解される。当該プログラムをコンピュータ読取可能記憶媒体に格納してもよい。以上の説明は本発明の例示的な諸実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定しようとするものではない。本発明の趣旨および原理に入る任意の修正、均等な置換え、または改良は本発明の保護範囲に入るものとする。
400 災害復旧システム
410 検出装置
図8は、災害復旧機能をトランク上でのみ実装した本発明の1実施形態を示す。光結合ループバック装置は、サイトAとサイトBの間のトランクにのみ配置されていることが分かる。送信リンクの欠陥がトランクで生じるとき、トランクで接続された光結合ループバック装置が通常動作におけるパス・スルー状態からループバック状態に切り替えられる。図9は、災害復旧機能を分岐上でのみ実装した本発明の1実施形態を示す。光結合ループバック装置が、サイトCが存在する分岐にのみ配置されていることが分かる。送信リンクの欠陥が分岐で生じたとき、当該分岐で接続された光結合ループバック装置が通常動作のパス・スルー状態からループバック状態に切り替えられる。図6乃至図9の実施形態では、光分岐挿入装置分岐ユニットは3ポートのOADM BUである。

Claims (12)

  1. 光分岐挿入装置OADMを用いた光通信システムの災害復旧のための方法であって、
    光通信システムにおける送信リンクの欠陥を検出するステップと、
    送信リンクの欠陥が検出されたとき、前記送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り換えて、前記リンクの非故障端からの光信号入力が前記非故障端にループバックされて出力されるようにするステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記送信リンクの欠陥が生じたリンクがトランクであるとき、前記トランクの状態をパス・スルーからループバックに切り換える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記送信リンクの欠陥が生じたリンクが分岐であるとき、前記分岐の状態をパス・スルーからループバックに切り換える、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記送信リンクの欠陥の除去が検出されたとき、前記送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態が、ループバックからパス・スルーに切り換えられるように制御するステップをさらに含む、請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
  5. 光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BUであって、
    前記光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BUに配置された送信リンクで送信リンクの欠陥が生じたときに、前記送信リンクの欠陥が生じたリンクの状態をパス・スルーからループバックに切り換えて、前記リンクの非故障端からの光信号入力が前記非故障端にループバックされて出力されるように構成され、
    特に、
    少なくとも1つの光結合ループバック装置、少なくとも2つのトランク・ポート、および少なくとも1つの分岐ポートであって、前記光結合ループバック装置は、前記トランク・ポートの間のトランクで接続され、または、前記分岐ポートが配置された分岐で接続され、または、前記トランクと前記分岐の両方で接続される、少なくとも1つの光結合ループバック装置、少なくとも2つのトランク・ポート、および少なくとも1つの分岐ポートを備え、
    前記光結合ループバック装置は、パス・スルー状態とループバック状態を有し、前記光結合ループバック装置が配置されたリンクで送信リンクの欠陥が生じたときには、前記光結合ループバック装置は、前記光結合ループバック装置の非故障端からの光信号入力が前記非故障端にループバックされて出力されるように、通常動作における前記パス・スルー状態から前記ループバック状態に切り替えることができる、
    光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BU。
  6. 前記送信リンクの欠陥が前記トランクで生じたときに、前記トランクで接続された前記光結合ループバック装置が通常動作における前記パス・スルー状態から前記ループバック状態に切り替えられる、請求項5に記載の光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BU。
  7. 前記送信リンクの欠陥が前記分岐で生じたとき、前記分岐で接続された前記光結合ループバック装置が通常動作における前記パス・スルー状態から前記ループバック状態に切り替えられる、請求項5または6に記載の光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BU。
  8. 前記トランクの波長追加信号とパス・スルー信号を結合するか、または、前記トランクの波長除去信号とパス・スルー信号を分割するように構成された波長分割多重化装置をさらに備えた、請求項5乃至7の何れか1項に記載の光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BU。
  9. 前記光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BUは3ポートの光分岐挿入装置分岐ユニットである、請求項5乃至8の何れか1項に記載の光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BU。
  10. 前記光結合ループバック装置は光スイッチである、請求項5乃至9の何れか1項に記載の光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BU。
  11. 前記光結合ループバック装置は、光結合器と光遮断機から形成されるか、または、光結合器と光スイッチから形成される、請求項5乃至10の何れか1項に記載の光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BU。
  12. 光通信システムにおける送信リンクの欠陥を検出するように構成された検出装置と、
    請求項4乃至11の何れか1項に記載の光分岐挿入装置分岐ユニットOADM BUと、
    を備える、光通信向け災害復旧システム。
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