JP2015502396A - 髪に濃淡をもたらすための方法 - Google Patents
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Abstract
Description
- 化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で髪の染色力または脱色力(bleaching power)の変化を示し得る一定量の組成物を前記刺激にさらして、各々が他の画分のものと相異なる髪の染色力または脱色力を有する前記量の少なくとも2つの画分を得るステップにある段階を含み、
この組成物は髪と接触させられる前または後に刺激にさらされ、またこの組成物は前記刺激を受け髪と接触させられた後に濃淡のある染色または脱色をもたらす。
- 同一の色調に応じて薄い色もしくは暗い色からの、またはその逆の、
- 同等の明度を持つ一方の色調から他方の色調への、または
- その組合せの1つの
範囲の髪の濃淡は特に魅力的であると見なせる。
- 化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で髪の染色力または脱色力の変化を示すことができる組成物と、
- 前記化学的および/またはエネルギー刺激を適用するように構成された、たとえば髪を誘導するためのシステムを備え、この場合には、好ましくはハンドピースの形態もとる、刺激を適用するためのデバイスとを具備する。
- 化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で髪の染色力または脱色力の変化を示すことができる組成物と、
- 前記組成物を適用することが意図される、適用要素、特にシート要素と、
- 顕色剤(developer)または抑制剤(inhibitor)、特に、酸化もしくは還元剤を含む製品とを備える。
「組成物を非ゼロ勾配の刺激にさらす」という言い回しは、髪に、または別の支持体、特に適用要素上に堆積された、またはデバイスによる分注の前に、またはこの分注の間に堆積された組成物は、刺激を特徴付ける量の、少なくとも1つの方向に沿った、変化を受けることを意味するものと理解されるべきである。
一実施例において、組成物は非ゼロの温度勾配にさらされる。
刺激は、化学的刺激であってよく、前記少なくとも2つの画分は、前記組成物を、顕色剤または抑制剤、特に酸化剤または還元剤に接触させて、前記組成物が、顕色剤または抑制剤への非ゼロ勾配の量の材料の暴露にさらされ、および/または暴露時間をかけるようにすることによって生成され得る。したがって、空間的に変化する脱色または染色特性を有する組成物の塊を得ることが可能である。
- 髪の房に沿って感作または脱感作剤を、単位表面積当たりの適用される前記薬剤の材料の量が前記髪の房に沿って移動するときに変化するように適用するステップと、
- こうして感作または脱感作された、前記髪の房に組成物を適用するステップとにある段階を含むことができ、
単位表面積当たりの適用される組成物の重量が髪の房に沿って移動するときに変化するかまたは一定であることが可能である。
この場合、本発明による方法は、
- 髪または支持体に前記組成物を適用するステップと、
- 前記組成物に機械的拘束を加えて濃淡のある染色または脱色を得るステップとにある段階を含むことができる。
刺激を適用するためのデバイスは、髪を誘導するため、および/または使用者の頭部に対して位置決めするためのシステムを備えることができる。
- 刺激を適用するためのデバイスの誘導システム内に第1の髪の房を導入するステップと、
- 上述のような方法を実施することによって前記第1の髪の房に濃淡のある染色または脱色を実施するステップと、
- 任意選択で、前記第1の髪の房に実施される濃淡のある染色または脱色の全部または一部において、たとえば他の髪に転写するという望ましくない事態に関して前記の濃淡のある染色または脱色を機械的に保護することを可能にする保護手段を適用するステップと、次いで、
- 誘導システムから前記第1の髪の房を外して、中に第2の髪の房を導入するステップと、
- 本発明の方法を使用することによって前記第2の髪の房に濃淡のある染色または脱色を実施するステップとにある連続的段階を含むことができる。
- 複数の髪の房に、上述のような方法を実施することによって濃淡のある染色または脱色を同時に実施するステップと、
- 任意選択で、実施される濃淡のある染色または脱色の全部または一部に、それらを機械的に保護することを可能にする保護手段を適用するステップとにある段階を含み得る。
組成物を髪と接触させる前
刺激への暴露は、組成物を髪と接触させる前に行われ得る。
本発明による方法は、刺激にさらす前に、組成物が髪と接触させられる段階を含み得る。
- 刺激を適用するためのデバイスの誘導システム内に第1の髪の房を導入するステップと、
- 刺激を適用するためのデバイスを導入される髪の房に対して移動するステップとにある段階と、
濃淡のある染色または脱色を得るために組成物に与えられる刺激の変化、たとえば髪の房に沿った温度または放射線への暴露の強度の変化とを含み得る。
得られる髪の濃淡のある染色または脱色は、領域間で1以上の、特に3以上の、CIELab空間における色差ΔEを示す、第1の領域と第2の領域とを含み得る。
L、C*、a、b、およびhから選択された少なくとも1つの比色座標は、本発明による方法によって処理された髪の房に沿って移動するときに、連続的に、特に直線的に、変化し得る。
- 髪の毛根部に最も近い濃淡のゾーン、
- 髪の末端に最も近い濃淡のゾーン、または
- 中央ゾーン。
適用要素は、シート要素を含み、特にシート要素からなるものとしてよい。
保護手段は、得られる濃淡のある染色または脱色の全部または一部に対して使用することができる。
原位置で熱刺激を適用する例
図28に例示されているように、長さ20cm、幅2cmで、高さ6mmのエッジ1101を持つU字形管1100を使用する。
前記の例と同様のデバイスを、髪の房または酸化剤なしで、加熱デバイス上に置く。5分後に、30V酸化剤クリームを管の底部に置く。次いで、髪の房を、クリーム内に押し込むことによって位置決めする。髪の房を30分間そのままにする。処理が終わったら、髪の房を解放する。濃淡のある染色の外観が見られる。
パラフェニレンジアミン(1%)、レゾルシノール、および40重量%に対して、アセトン中にp-フェニレンジアクリル酸ポリエステル感光性重合体(Eastman Kodak)を10%含む組成物からなるエタノール溶液を、上記の例で説明されているように管内に入れる。
この例では、2%のヨウ化カリウム水溶液を含む噴霧を使用する。
6 ハンドル
12 上側ブランチ
13 下側ブランチ
24 歯
30 ローラ
50 適用するための部材
100 組成物
110 酸化剤
121 髪の末端
160 本体部
161 分注ヘッド
162 供給オリフィス
163 供給オリフィス
164 出口オリフィス
165 出口オリフィス
168 操作レバー
170 手動制御デバイス
200 適用要素
201 転写面
300 刺激を適用するためのデバイス
301 壁
302 アプリケータエンドピース
303 加熱部材
401 第1のゾーン
402 第2のゾーン
500 加熱部材
600 感作組成物
601 髪の表面
700 髪の房
702 毛根部
800 アプリケータ
801 支持体
810 櫛状部
811 芯
812 歯
813 遠位端
820 処理ゾーン
830 オリフィス
1000 第1の画分
1100 U字形管
1101 エッジ
1102 プラスチックフィルム
1600 シート
2000 第2の画分
Claims (15)
- 髪に濃淡をもたらすための方法であって、
化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で髪の染色力または脱色力の変化を示すことができる一定量の組成物(100)を前記刺激にさらすステップであって、各々が他の画分のものと相異なる髪の染色力または脱色力を有する前記量の少なくとも2つの画分(1000、2000)を得る、ステップ
にある段階を含み、
前記組成物(100)は、前記組成物(100)が前記髪と接触させられる前または後に前記刺激にさらされ、前記組成物は、前記刺激に暴露され前記髪と接触させられた後に、濃淡のある染色または脱色をもたらす、方法。 - 前記刺激は、発光刺激、熱刺激、機械的刺激、および/または化学的刺激、特にpHまたは酸化還元である、請求項1に記載の方法。
- 前記刺激は、発光刺激および/または熱刺激であり、前記少なくとも2つの画分(1000、2000)は、前記組成物(100)を非ゼロの温度勾配にさらすことによって形成される、請求項2に記載の方法。
- 前記刺激は、発光刺激および/または熱刺激であり、前記少なくとも2つの画分(1000、2000)は、前記組成物(100)を非ゼロのエネルギー勾配を示す放射線にさらすことによって形成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記刺激は、化学的刺激であり、前記少なくとも2つの画分(1000、2000)は、前記組成物(100)を、顕色剤または抑制剤、特に酸化剤または還元剤に接触させて、前記組成物(100)を、非ゼロ勾配の材料の量の顕色剤もしくは抑制剤にさらし、および/または顕色剤もしくは抑制剤への暴露時間に供するようにすることによって形成される、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記刺激は、発光照射体および/または加熱部材(303、500)および/または前記組成物(100)を収容することが意図される容器を含む前記刺激を適用するためのデバイス(300、500、1100)によって適用され、前記刺激を適用するための前記デバイスは特にハンドピースの形態である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記刺激を適用するための前記デバイス(300)は、前記髪の全体にわたって前記組成物(100)の分注を行い、特に、前記分注前にまたは前記分注時に、前記組成物(100)を前記刺激にさらす、請求項6に記載の方法。
- 前記刺激を適用するための前記デバイス(500)は、前記刺激の適用時に、特に前記髪と接触して存在する、組成物(100)の堆積物に対して移動する、請求項6又は7に記載の方法。
- 前記刺激は、前記組成物(100)を前記髪と接触させる前に適用され、前記組成物(100)は、前記刺激の適用時に、適用要素(200)上に存在し、前記適用要素(200)は、特にシート要素の形態である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
- 得られる前記髪の前記濃淡のある染色または脱色は、領域間で1以上の、特に3以上の、CIELab空間における色差ΔEを示す第1の領域と第2の領域とを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記刺激を適用するための前記デバイス(1100)は前記髪を誘導するためのシステムを備え、
前記方法が、
前記刺激を適用するための前記デバイス(1100)の前記誘導システム内に第1の髪の房(M)を導入するステップと、
請求項6から10のいずれか一項に記載の方法を使用することによって前記第1の髪の房(M)に濃淡のある染色または脱色を実施するステップと、
任意選択で、前記第1の髪の房(M)に実施される前記濃淡のある染色または脱色の全部または一部に、前記の濃淡のある染色または脱色を機械的に保護することを可能にする保護手段(1102)を適用するステップと、次いで、
前記誘導システムから前記第1の髪の房(M)を外して、その中に第2の髪の房(M)を導入するステップと、
請求項6から10のいずれか一項に記載の方法を使用することによって前記第2の髪の房(M)に濃淡のある染色または脱色を実施するステップと
にある連続的段階を含む、請求項6から10のいずれか一項に記載の方法。 - 前記組成物(100)が適用されるか、または適用されることが意図される基材に対する、前記刺激を適用するための前記デバイスの位置決めを決定する段階をさらに含む、請求項6から11のいずれか一項に記載の方法。
- 前記基材は前記髪または前記適用要素(200)からなる、請求項12に記載の方法。
- 化学的および/またはエネルギー刺激の効果の下で髪の染色力または脱色力の変化を示すことができる組成物(100)と、
前記化学的および/またはエネルギー刺激を適用するように構成された、前記刺激を適用するためのデバイス(1100)であって、前記髪を誘導するためのシステムを備え、特にハンドピースの形態である、デバイス(1100)と
を備える、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実施するためのコスメティックアセンブリ。 - 前記刺激を適用するための前記デバイス(1100)は、発光照射体および/または加熱部材および/または前記組成物(100)を収容することが意図される容器を備える、請求項14に記載のアセンブリ。
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