JP2015501986A - 調理管理 - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも現在の時間データに基づき、顧客を識別し、且つ顧客に関する商品を注文する、調理監視システムに関する。調理管理システムは、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を識別する。調理管理システムは、識別された顧客の識別子をディスプレイに表示させる。特定の顧客に関する識別子が選択されたことの確定に応じて、調理管理システムは、少なくとも、特定の顧客に関連付けられている顧客データに基づき、特定の顧客に対する商品の準備を調理装置に自動的に行わせる。

Description

例えば、ファストフード、コーヒーショップ等のような飲食店のリピータ客は殆どがほぼ同じ時刻に商業施設を訪れ、また来店の度に同じ商品を注文することが多い。例えば、コーヒー愛好者は、就業日には毎日ほぼ同じ時刻に同じ種類の同じサイズのコーヒーを好んで注文することが多い。特定の顧客が頻繁に来店するようになると、商業施設の従業員又はオーナーはそれらの顧客の名前を知ることができる。しかしながら、従業員が常連客の名前を覚えようとしない場合であっても、客の名前は注文を行うため、また注文した商品が出来上がり、それを受け取る際に使用されることが多い。例えば、ファストフード店及びコーヒーショップでは、客が注文時に自身の名前を従業員に伝えることは一般的に行われている。注文した商品が出来上がると、従業員は客を名前で呼ぶ。
更には、特定の時刻には、特定の飲食店、例えばファストフード店及びコーヒーショップにより多くの顧客が来店する。例えばコーヒーショップには朝の時間帯に大量の顧客が来店するが、午後の時間帯はあまり忙しくないことが考えられる。食物を提供する店には食事時間の頃により多くの顧客が来店することが考えられる。そのように大量の顧客が来店することにより、個々の顧客の待ち時間が長くなる可能性がある。更には、顧客の注文が大量にある場合には、コーヒーマシンのような調理機械を清掃する時間を確保することが難しくなる可能性がある。
一つ又は複数の調理装置及び調理管理システムを含む調理管理環境のブロック図を示す。 現在の顧客を識別するために、図1の調理管理システムによって実施されるルーチンの一つの実施の形態を表すフローチャートを示す。 現在の顧客を識別するために、図1の調理管理システムによって実施されるルーチンの一つの実施の形態を表すフローチャートを示す。 顧客識別子に基づき商品をリクエストするために、図1の調理管理システムによって実施されるルーチンの一つの実施の形態を表すフローチャートを示す。 顧客識別子に基づき商品をリクエストするために、図1の調理管理システムによって実施されるルーチンの一つの実施の形態を表すフローチャートを示す。 時間データに基づき構成要素の分量及び調理時間を確定するために、図1の調理管理システムによって実施されるルーチンの一つの実施の形態を表すフローチャートを示す。 時間データに基づき調理装置の清掃時間を確定するために、図1の調理管理システムによって実施されるルーチンの一つの実施の形態を表すフローチャートを示す。
一般的に、本発明は、時間データ、使用データ及び商品リクエストの内の少なくとも一つ又は複数に基づき調理装置を管理する調理管理システムのためのシステム、方法及びコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体に関する。特に、本発明の複数の種々の態様を、現在の商品リクエストの受領、現在の時間データの取得、現在の時間データ及び現在の商品リクエストと、顧客データに関連付けられた時間データ及び以前の商品リクエストとの比較、その比較に基づく顧客の識別、並びに、現在の商品リクエスト及び現在の時間データに基づく、表示装置における顧客の名前の表示及び/又は顧客プロフィールの更新に関して説明する。本開示において使用されるように、顧客の名前は広く解釈されるべきであり、顧客の名前はクリスチャンネーム、ニックネーム、ペンネーム、シンボル、数字又は他の識別子を含むことができるが、顧客の名前はこれらに限定されるものではない。幾つかの実施の形態においては、顧客の名前はその顧客が決めた識別子である。
本発明の付加的な態様を、現在の時間データの取得、以前の商品リクエストの時間データに関連付けられた顧客データの表示、顧客データ及び現在の時間データに基づく商品のリクエスト、及び/又は、表示装置における顧客の名前の表示に関して説明する。更に本発明の種々の態様を、顧客、以前の商品リクエスト、調理装置及び/又は商品のベンダのロケーション情報に基づく顧客の識別に関して説明する。また本発明の種々の態様を、商品の適切な種類、サイズ、構成要素の量並びに調理時間を確定するための、現在の時間データ及び以前の商品リクエストの使用に関して説明する。また本発明の種々の態様を、調理装置の適切な清掃時間及び/又は清掃頻度を確定するための、顧客使用データ及び現在の時間データの使用に関して説明する。
本開示において、時間データとは時間に関連するデータを表す。例えば、時間データは、時刻データ、日付データ、祝休日データ、平日データ、週末データ、季節データ並びに時節データを含むことができる。但し、時間データはこれらに限定されるものではない。従って、時間データは広く解釈されるべきであり、時間に関連するあらゆるデータを含むものとする。
本開示において、商品リクエストとは、調理管理システム(CMS)によって受領及び/又は記憶された商品に関するリクエストを表す。商品リクエストは、注文された商品の種類、注文された商品のサイズ、商品リクエストが行われた時間に関する時間データ等を含むことができる。
本開示において、顧客データとは一人又は複数人の顧客に関連するデータを表す。顧客データは、クリスチャンネーム、ニックネーム、ペンネーム、顧客に関連付けられた商品リクエスト、顧客に関連付けられた商品リクエストに関連付けられた時間データ、顧客に関連付けられた商品リクエストのロケーションデータ、顧客の商品リクエストの傾向又は予測、顧客ランク等を含むことができるが、顧客データはこれらに限定されるものではない。従って、顧客データは広く解釈されるべきであり、付加的な顧客情報、例えば電話番号、物理的な住所及び/又はEメールアドレス、クレジット/デビットカード情報、写真、会員情報、顧客プロフィール、ロイヤリティプログラム乃至ポイントサービス情報等を含むことができる。
本開示において、調理又は調理することとは、熱を使用して又は熱を使用せずに食品又は飲料を準備することを表す。例えば、調理には、調合する、煮る、焼く、炙る、揚げる、電子レンジにかける、混ぜ合わせる、攪拌する、かき混ぜる、濾す、裏漉しする、混ぜる、溶かす等が含まれるが、これらに限定されるものではない。
一例として、但し、これに限定されるものではないが、リピータ客Customer1はあるコーヒーショップの常連客である。顧客Customer1は来店する度に一貫して同種のコーヒー、例えばラージサイズのドリップスマトラコーヒーを注文する。顧客Customer1の注文、顧客の名前、店舗ロケーション、注文情報及びその注文情報に関連付けられた時間データが、商品リクエストとして記憶され、また顧客Customer1に関連付けられる。注文情報は、注文されたコーヒーの種類及びサイズ並びに顧客Customer1の何らかの嗜好を含むことができ、また時間データは、日、週、祝休日、年等についての時間、並びに顧客Customer1が注文を行った時間に関する他の何らかのデータを含むことができる。
そのコーヒーショップへの次回の来店時に、顧客Customer1が普段のラージサイズのドリップスマトラコーヒーの代わりに別の注文を行うと、CMSは顧客Customer1の商品リクエストを受け取り、現在の時間データ(例えば現在の日時)を取得し、その現在の時間データを、10個、100個又は1000個又はそれ以上の数の以前の商品リクエストの時間データと比較することができる。CMSは現在の商品リクエストを同一商品に関する以前の商品リクエストと比較することもでき、また、現在の商品リクエスト、以前の商品リクエスト、調理装置、顧客等のロケーションと比較することもできる。例えば、CMSはラージサイズのドリップスマトラコーヒーに関する現在の注文を、日、曜日等についてのほぼ同じ時間に行われたラージサイズのドリップスマトラコーヒーに関する以前の注文(例えば類似する時間データ)と比較することができる。上述したように、コーヒーの以前の注文を商品リクエストとしてデータ記憶装置に蓄積することができ、また顧客Customer1も含めた個々の顧客の顧客データに関連付けることができる。
現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較に基づき、また、現在の商品リクエストの時間データと以前の商品リクエストに関する時間データとの比較に基づき、CMSはラージサイズのドリップスマトラコーヒーを注文した顧客は顧客Customer1であることを確定することができる。CMSは顧客Customer1の名前を照合のために表示装置に表示することができ、またユーザ及び/又は顧客は、表示装置から顧客Customer1の名前を選択することにより、及び/又は、顧客の名前を電子装置、例えばモバイル機器、POS(point-of-sale)装置等のタッチ式の感応性又は容量性の入力画面に記入するか若しくは入力することにより、注文を行った顧客は顧客Customer1であることを照合することができる。注文を行った顧客が顧客Customer1であることの照合を受け取ると、CMSは顧客Customer1に関連付けられた顧客データを更新することができる、及び/又は、顧客Customer1の名前を表示装置上に表示することができる。表示される名前は、活字体で書かれた名前、電子装置に記入された名前の画像、記憶されている画像等で良い。
表示装置をコーヒーマシン、POS装置又は他の表示装置に設けることができるか、それらの一部とすることができ、また表示装置は注文が行われたこと並びにラージサイズのドリップスマトラが作られていることを表示することができる。特定の実施の形態においては、現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較に応じて、また、現在の商品リクエストの時間データと以前の商品リクエストに関する時間データとの比較に応じて、CMSは、現在の今いる顧客に対応すると考えられる複数の顧客の名前を識別し、それらの識別された顧客の名前を表示することができる。そのような例では、表示装置は現在の商品リクエスト、並びに現在の商品リクエストの時間データに関連付けられた複数の顧客の名前を表示することができる。それに応じて、従業員又は他のユーザは、現在の商品リクエストを行った顧客の同一性を照合することができる。そのような照合は、店舗の従業員が顧客に名前を尋ねるか、又は顧客の名前を知って、続いてディスプレイに表示された適切な名前を選択することによって、又は電子装置に顧客の名前を記入することによって行うことができる。この例においては、識別された顧客は顧客Customer1であり、また照合が行われると、CMSは顧客Customer1の名前を表示装置に表示することができる。CMSは顧客Customer1に関連付けられた顧客データを更新することができる。更新の一部として、CMSは顧客Customer1の顧客ランクを上昇させることができ、それにより次回の来店時には顧客Customer1の名前が、より可能性の高い顧客の名前として、可能性のある顧客のリストに表されることになる。幾つかの実施の形態においては、顧客のランクが高くなった結果、表示される顧客の名前がより目立つように表示装置に表示され、例えばより大きいフォントでの表示、最上段のより近くでの表示、強調表示又は点滅表示等が行われる。
別の例として、またこれに限定されるものではないが、CMSは時間データをモニタリングし、日、曜日等についてのその時間の間に、そのロケーションにおいて頻繁にコーヒーを注文する顧客の識別子(例えば名前、シンボル、イメージ等)のリストをディスプレイに供給することができる。例えば、月曜から金曜までのAM9:00からAM10:00の間に、ディスプレイは顧客Customer1、顧客Customer2、顧客Customer3(以下同様)の一つ又は複数の識別子を表示することができる。顧客Customer1が月曜のAM9:30に来店し、いつものラージサイズのドリップスマトラコーヒーを1杯注文すると、ユーザはディスプレイ上の顧客Customer1の識別子を選択することができる。ユーザがディスプレイ上の顧客Customer1の識別子を選択すると、CMSはコーヒーマシンに注文を行うことができ、またコーヒーマシンは顧客Customer1の名前を表示することができる。幾つかの実施の形態においては、CMSは顧客に関連付けられたある商品の識別子を顧客の名前と共に表示することができるか、又は、顧客に関連付けられた商品が複数ある場合には複数の識別子を表示することができる。複数の識別子が表示される場合には、ユーザは顧客の現在の嗜好に基づき適切な商品を選択することができる。例えば、顧客Customer2は典型的にホットチョコレート、エスプレッソ又はカプチーノを選択する場合には、CMSは顧客Customer2に関連付けられた各飲料の識別子を表示することができる。従って、顧客Customer2がホットチョコレートを注文すると、ユーザはホットチョコレートの識別子を選択することができる。特定の実施の形態においては、顧客Customer1に関連付けられた一つ又は複数の商品に関連するプロモーションも表示される。例えば、顧客Customer2の参照を続けると、CMSは、ラージサイズのホットチョコレートを購入するとクロワッサンが無料で付くというプロモーションを表示することができる。更に、顧客Customer1に関する注文が行われると、CMSは所定の期間にわたりディスプレイから顧客Customer1の名前を除くことができる。
幾つかの実施の形態においては、CMSは時刻及び/又はユーザの嗜好に基づいて、使用されるコーヒー粉の量及びコーヒーを淹れる時間を変更することができる。例えば、上述したように、特定の時刻には、コーヒーショップにより多くの顧客が来店する可能性がある。それらの時間帯に、時宜を得たサービスを改善するために、CMSは使用されるコーヒー粉の量を自動的に増加させ、且つ、コーヒーを淹れる時間を短縮しつつ、そのコーヒーの品質及び味も同様に維持することができる。1日の中で比較的忙しくない時間帯には、CMSは使用されるコーヒー粉の量を自動的に低減させ、且つ、コーヒーを淹れる時間を延長することができる。使用されるコーヒー粉の量及びコーヒーを淹れる時間の変更は、履歴情報及び/又は現在のコーヒーリクエストの数を基礎とすることができる。従って、顧客Customer1がラージサイズのドリップスマトラコーヒーを火曜日のAM9:00に注文する場合には、CMSは自動的に、使用されるコーヒー粉の量を増加させ、且つ、コーヒーを淹れる時間を短縮することができ、それにより、別のコーヒーリクエストのための時間を増やすことができる。顧客Customer1がその日の後の時間、PM1:30に類似の注文を行う場合、つまりラージサイズのドリップスマトラコーヒーを注文する場合、使用されるコーヒー粉を節約するために、CMSは自動的に、使用されるコーヒー粉の量を低減させ、且つ、コーヒーを淹れる時間を延長することができる。コーヒーを淹れる時間は顧客及び/又はユーザの嗜好に基づき変更することもできる。
特定の実施の形態においては、CMSはコーヒーマシンの清掃時間を時刻及びそのコーヒーマシンの利用詳細に基づき変更することができる。例えば、但しこれに限定されるものではないが、例えば朝の時間帯のような1日の中で忙しい時間帯には、コーヒーマシンによってコーヒーがその都度作られる間の清掃時間を著しく短縮し、一定時間に作ることができるコーヒーの杯数を増加させることができる。午後の時間帯には、CMSはコーヒーマシンに関する清掃時間を自動的に延長することができる。CMSは、清掃時間及び清掃頻度の変更を確定するために、注文の頻度及び顧客の利用頻度及び/又は現在のコーヒーリクエストに関連する履歴情報を使用することができる。これに関して、CMSはコーヒーマシンの清掃周期の効率を改善することができる。またCMSは、商品の異なるグループに基づき段階的な清掃サイクルを管理することもできる。
図1には、一つ又は複数の調理装置102を管理するための調理管理環境100がブロック図で示されている。図1に示されているように、調理管理環境100は、通信ネットワーク104を介して調理管理システム(CMS)106と通信する、一つ又は複数の調理装置102及びPOS(point-of-sale devices)装置103を含むことができる。図1に示されているように、調理装置102、POS装置103、CMS106及び通信ネットワーク104はそれぞれ異なる装置であって良い。幾つかの実施の形態においては、CMS106は一つ又は複数の調理装置102及び/又はPOS装置103の一部を成し、また通信ネットワーク104はローカルバスである。
調理装置102は、通信ネットワーク104を介してCMS106と通信することができる、あらゆる種類の調理装置であって良い。例えば、調理装置102はコーヒーマシン、ミル、フライパン、フライヤ、電子レンジ、オーブン、ミキサ、ブレンダ等を含むことができるが、調理装置102はこれらに限定されるものではない。調理装置102の幾つかの実施の形態は、2011年11月23日に出願された米国仮出願特許第61/563,185号(代理人整理番号SBUX1.247PR、発明の名称「APPARATUS, SYSTEMS, AND METHODS FOR BREWING A BEVERAGE」)に開示されており、その開示内容は参照によりその全体を本願に含まれるものとする。幾つかの実施の形態においては、調理装置102は、ダウンロード可能なダイアグラム、フローチャート等を用いる診断ツール/トラブルシューティングツールを含むことができる。専門家がフローチャートを辿ると、調理装置102は専門家が辿ったパスを報告することができる。成功しなかった経路、最も起こり得る結果等に基づきフローチャートを更新することができる。
POS装置103は、注文プロセスの一部として使用されるあらゆる電子装置を含むことができる。例えば、POS装置103はPOS端末、金銭登録機(レジ)、コンピュータ、電子モバイル装置等、またそれらの組み合わせを含むことができるが、POS装置103はこれらに限定されるものではない。POS装置103は商品リクエストを入力するため、購入品を待ち行列に入れるため、及び/又は、CMS及び/又は調理装置102と通信するために使用することができる。幾つかの実施の形態においては、POS装置103は受け取った注文を待ち行列に入れるためだけに使用される。そのような実施の形態においては、POS装置103は注文を行うために一つ又は複数の付加的なPOS装置103と通信することができる。特定の実施の形態においては、別のPOS装置103を用いて、又は調理装置102を用いて注文を行うために、顧客のパーソナル電子モバイル装置を使用することができる。店舗に到着する前に、又は店舗に居る間に注文を行うことができる。従って、CMS106は注文(又は商品リクエスト)をリモートで待ち行列に入れることができる。幾つかの実施の形態においては、POS装置は商品リクエストの状態を表示することができる。例えば、POS装置は商品が30秒以内、1分以内等に提供できることを示唆することができる。特定の実施の形態においては、POS装置103が調理装置102に組み込まれている。
通信ネットワーク104は、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、衛星ネットワーク、ケーブルネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)等を含めた種々のネットワークを幾つ含んでいても良い。ネットワークは無線ネットワーク、有線ネットワーク又はそれらの組み合わせで良い。幾つかの実施の形態においては、通信ネットワーク104はインターネット又はイントラネットで良い。特定の実施の形態においては、例えばCMS106が調理装置に組み込まれている場合には、通信ネットワーク104はローカルバスで良い。
図1に示されているCMS106は、そのCMS106に関連付けられた一つ又は複数のコンピューティング装置の論理的な結合体に対応する。特に、図示されている実施の形態において、CMS106はインタフェースコンポーネント108、顧客識別コンポーネント110、分量及び調理時間コンポーネント112、清掃コンポーネント114及び記憶コンポーネント又はデータ記憶装置116を含むことができる。CMS106はマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又は、非一時的な記憶媒体に記憶されている命令を記憶及び実行することができる同様のコンピューティング装置を使用して実施することができる。CMS106は調理装置102の一部を成すことができるか、又は、何らかの他のコンピューティング装置、例えば金銭登録機若しくは他のPOS装置103の一部を成すことができる。更に、CMS106を建物又は商用エリアの中心部に実装及び配置し、有線又は無線のローカルエリアネットワーク(LAN)等を介して調理装置102と通信させることができる。択一的に、CMS106又はその一部、例えばデータ記憶装置116を調理装置102から離れた場所に設けることができ、例えば調理装置から何マイルも離れた中心部に設けることができ、WAN、例えばインターネットによる有線又は無線の通信を介して調理装置102及び/又はPOS装置103と通信することができる。幾つかの実施の形態においては、CMS106を幾つかの調理装置102及び/又はPOS装置103に対しては近距離に設けることができ、他の調理装置102及び/又はPOS装置103に対しては遠距離に設けることができ、またそれらのあらゆるヴァリエーション又は組み合わせで設けることができる。特定の実施の形態においては、例えばデータ記憶装置116が調理装置102及び/又はPOS装置103から遠く離れて設けられている場合には、一度に、顧客データのサブセットのみが特定の店舗ロケーションに伝送される。例えば、ある店舗は処理可能な顧客データを一度に30分から90分だけ受信することができる。そのようにして、店舗の装置の応答性をより高くすることができる。顧客データに対するあらゆる変更をデータ記憶装置116にアップロードすることができる。
インタフェースコンポーネント108は、調理装置102に命令を送信し、且つ、ユーザ等から商品リクエストを受け取るために使用することができる。インタフェースコンポーネント108は通信ネットワーク104を介して調理装置102と通信するように構成することができる。インタフェースコンポーネント108は通信ネットワーク104を介して受信したデータを、CMS106によって理解可能なフォーマットに翻訳することができ、またその逆の翻訳も行うことができる。インタフェースコンポーネント108はまたCMS106及び/又は他の装置のユーザとのインタフェースとして使用することができる。例えば、インタフェースコンポーネントは、ユーザによる商品リクエストの入力、並びに顧客情報の照合及び/又は選択等を可能にするユーザインタフェースを形成することができる。
顧客識別コンポーネント110は、注文を行うか、又は注文をすることができる一人又は複数の顧客を識別するために使用することができる。顧客識別コンポーネント110は顧客に関する履歴情報及び/又は現在の情報を使用して顧客を識別することができる。例えば、顧客識別コンポーネント110は、現在の時間データと、顧客に対応する以前の商品リクエストの時間データ(例えば日、週、月、祝休日、季節等についての時間)との比較に基づき、顧客を識別することができる。特定の実施の形態においては、顧客識別コンポーネント110は顧客、商品のベンダ、調理装置102、現在の商品リクエスト及び/又は以前の商品リクエストのロケーション情報を使用して顧客を識別することができる。例えば、顧客識別コンポーネント110は、以前の商品リクエストのレビューを特定のロケーションにおいて行われた以前の商品リクエストに限定することができるか、又は、特定のロケーションを訪れたことがないか、若しくは余り訪れない顧客を除くことによって、考えられる顧客の数を限定することができる。幾つかの実施の形態においては、顧客識別コンポーネント110は、現在の時間データと、顧客に対応する以前の商品リクエストの時間データとの比較の他に、現在の商品リクエストに基づき顧客を識別する。
特定の実施の形態においては、顧客識別コンポーネント110が顧客を識別すると、顧客識別コンポーネント110は調理装置102に、識別された顧客の顧客データに基づき商品を作らせる。顧客識別コンポーネント110は、顧客が追加の商品リクエストを行ったときに顧客データを修正することができるか、又は、新規の顧客に関する新たな顧客データを追加することができる。例えば、顧客が異なる商品をリクエストするか、又は、異なる時間に商品をリクエストすると、顧客識別コンポーネント110は顧客データを更新することができる。顧客データの更新の一部として、顧客識別コンポーネント110は顧客ランクを更新し、顧客の来店傾向のあらゆる変化を反映させることができる。
分量及び調理時間コンポーネント112は、商品に使用される構成要素の種類及び量並びに商品に関する調理時間を管理するために使用することができる。構成要素には、消費商品のためのコーヒー粉、香味用添加物、甘味料、水、クリーマ及び/又は他の液体及び/又は乾燥材料の内の一つ又は複数が含まれるが、構成要素はこれらに限定されるものではない。分量及び調理時間コンポーネント112は、構成要素の分配及び調理時間を、所定の期間内の商品リクエストの数に関する履歴情報に基づき、又は現在の商品リクエストの数に基づき変更することができる。例えば、所定の期間内の商品リクエストの数が閾値に達すると、分量及び調理時間コンポーネント112は自動的に、商品に使用される構成要素を増加し、且つ、調理時間を短縮することができる。特定の実施の形態、例えばドリップコーヒーが一杯淹れられる実施の形態においては、調理時間は30秒に短縮される。
調理時間コンポーネント112は、ユーザの嗜好、例えば濃いコーヒー/薄いコーヒーが好き等に基づき調理時間を変更することもできる。幾つかの実施の形態においては、閾値に達すると、分量及び調理時間コンポーネント112は自動的に、商品に使用される構成要素を低減し、且つ、調理時間を延長することができる。特定の実施の形態においては、分量及び調理時間コンポーネント112は、閾値に達すると、商品に使用される構成要素の分量を増加し、且つ、調理時間を延長することができるか、又は、商品に使用される構成要素の分量を低減し、且つ、調理時間を短縮することができる。それらの実施の形態のあらゆるヴァリエーション又は組み合わせを分量及び調理時間コンポーネント112によって使用し、使用される構成要素の分量及び調理時間を変更することができる。
清掃コンポーネント114は、調理装置102に関する適切な清掃時間及び清掃サイクルの完全性を確定するために使用することができる。清掃時間及び清掃の完全性は、所定の期間内の以前の商品リクエストの履歴情報に基づき、又は、所定の期間内の現在の商品リクエストの数に基づき管理することができる。
CMS106は商品リクエストを使用して適切な清掃時間、清掃頻度等を確定することができる。所定の期間内の商品リクエストの数が閾値に達すると、清掃コンポーネント114は自動的に清掃時間及び/又は清掃頻度を変更することができる。例えば、ある期間内に大量の商品リクエストが行われると、清掃コンポーネント114は自動的に清掃時間を延長又は短縮することができる、及び/又は、清掃頻度を増加又は低減することができる。同様に、ある期間内に行われる商品リクエストの数が比較的少なければ、清掃コンポーネント114は自動的に清掃時間を延長又は短縮することができる、及び/又は、清掃頻度を増加又は低減することができる。更に、清掃コンポーネント114は例えば顧客リクエスト及び時間データを動的にモニタリングし、調理装置102に関する清掃時間及び/又は清掃頻度を相応に調整することができる。更に別の実施の形態においては、択一的に、清掃時間が延長されるか又は短縮されるか、また及び清掃頻度が増加されるか又は低減されるかをユーザによって確定することができる。幾つかの実施の形態においては、商品リクエストの数が閾値に達すると、清掃頻度を増加させ、且つ、清掃時間を短縮することができる。例えば、コーヒーショップでは忙しい時間帯に、コーヒーマシンをより頻繁に清掃することができるが、各清掃サイクルに短い時間しか使用できない。特定の実施の形態においては、商品リクエストの数が閾値に達すると、清掃頻度を低減させ、且つ、清掃時間を短縮することができる。例えば、コーヒーショップでは忙しい時間帯に、コーヒーマシンを余り頻繁には清掃することはできず、また各清掃サイクルに短い時間しか使用できない。幾つかの実施の形態においては、商品リクエストの数が別の閾値に達すると、清掃頻度を増加させ、且つ、清掃時間を延長する等を行うことができる。例えば、コーヒーショップでは比較的忙しくない時間帯に、コーヒーマシンをより頻繁に清掃することができ、且つ、各清掃サイクルにより長い時間を使用することができる。これらの実施の形態のあらゆるヴァリエーション又は組み合わせを使用して、清掃時間及び/又は清掃頻度を所望のように変更することができる。
当業者であれば、CMS106を種々の付加的な計算リソース、例えば、調理装置102による使用量、例えば清掃の間に作られた、又は起動後以降にコーヒーマシンによって作られたコーヒーの杯数を表す使用コンポーネント、調理装置102の温度を制御及び通知する温度コンポーネント、検査コンポーネント、インボイスコンポーネント、管理コンポーネント、サーバ等に関連付けできることが分かる。
データ記憶装置116を、顧客データ、商品リクエスト、時間データ等を記憶するために使用することができる。データ記憶装置116は、商業施設を訪れる各顧客に関する顧客データエントリを含むことができる。従って、データ記憶装置116は数百、数千又はそれ以上の数の顧客に関する情報を記憶することができる。各顧客データエントリは顧客の名前、住所、Eメールアドレス、電話番号、商品リクエスト、商品リクエストの時間データ、顧客が行う商品リクエストの傾向、来店の頻度及びタイミングの傾向、付加的なデータ、及び/又は、それらのデータのあらゆるヴァリエーション又は組み合わせを含むことができる。商品リクエストはリクエストされた商品の種類、サイズ、量などの内の一つ又は複数を含むことができ、また更には、商品リクエストに関する時間データ、例えば何時商品がリクエストされたかのデータを含むことができる。
データ記憶装置116は全般のユーザによって行われる商品リクエストに関する付加的な情報も含むことができる。例えば、データ記憶装置116は、商品リクエストの頻度に関する情報、1日、1週間、1ヶ月、1シーズン及び/又は1年の中での商業施設の忙しい時間及び比較的忙しくない時間の分析、日、週、月、季節及び/又は年についての種々の時間における、顧客全般の傾向データ又は種々のタイプの顧客の傾向データ等を含むことができる。例えば、データ記憶装置116は、ラージサイズのドリップコーヒーを注文する顧客が秋の季節の間にはミディアムサイズのパンプキンスパイスラテに注文を変えるという顧客の傾向に関する情報を含むことができる。傾向情報は、個々の顧客に対する推奨を行うため、又は別の注文の予測としての商品を追加するために使用することができる。
データ記憶装置116を局所的にCMS106と同一の装置に設けることができるか、又は、CMS106から離れた場所に設けて、通信ネットワーク104を介してCMS106と通信させることができる。更に、データ記憶装置116は一つ又は複数のデータ記憶装置を含むことができ、各装置は同一のデータ又は異なるデータを含んでいる。データ記憶装置116は、一つ又は複数の非一時的な記憶媒体を使用して実施することができ、また、コンピュータにより実行可能なコードを含むことができる。
当業者であれば、図1に示したコンポーネント及び構成は本質的に説明を目的としたものであることが分かる。従って、通信を容易にする付加的又は代替的なコンポーネント及び/又は構成を使用することができる。幾つかの実施の形態においては、CMS106は待ち行列管理コンポーネントを含むことができる。待ち行列管理コンポーネントは商品リクエストを受け取り、商品の類似性に基づき商品リクエストをグループ分けすることができる。例えば、待ち行列管理コンポーネントは、使用される異なる種類のコーヒー豆、調理時間、調理温度、サイズ、マルチサイクル商品等に基づき商品リクエストをグループ分けすることができる。待ち行列管理コンポーネントはまた、実施されたグループ分けに基づき、商品リクエストを適切な調理装置102に発信することができる。例えば、カフェインレスコーヒーの注文を、カフェインを抜くホッパーとして設計されているホッパーに発信することができ、その一方で別の飲料の注文は他の場所に発信される。従って、注文はファーストインファーストアウト(FIFO)の順番でないことも考えられる。例えば、カフェインを抜くホッパーが大量の注文を受け取り、その一方で別のホッパーが少数の注文しか受け取らない場合、カフェインレスコーヒーの注文は比較的時間が掛かる可能性がある。待ち行列管理コンポーネントは、商品リクエストがどのように発信されるかを修正するために、調理装置からのフィードバックを受け取ることができる。
特定の実施の形態においては、CMS106は時間データに基づき、ユーザに対して種々のタスク、例えば掃除、アイテムの補充等を推奨することができる。特定の実施の形態においては、清掃コンポーネント114は、顧客及び/又は注文の増加に備えて、ユーザに対してカップ、調理用具、ナプキン又は他の商品の補充を推奨することができる。更に、CMS106に関連付けられた種々のコンポーネントを単一の装置内に設けることができるか、又は複数の異なる装置間で分散的に設けることができる。複数の装置間で分散的に設けられている場合には、種々の装置は通信ネットワーク104を介して通信することができる。一つの実施の形態においては、CMS106及び調理装置102を単一の装置内に設けることができる。その実施の形態又は他の実施の形態においては、データ記憶装置116を近くに設けることができるか、又は遠方に設けることができる。従って、CMS106を、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、多数のあらゆる構成において設けることができる。
図2Aには、顧客を自動的に識別するためにCMS106によって実施されるルーチン200の一つの実施の形態を表すフローチャートが示されている。当業者であれば、ルーチン200に関して概要を述べた要素を、CMS106に関連付けられた一つ又は複数のコンピューティング装置/コンポーネントによって実施できることが分かる。従って、ルーチン200は一般的にCMS106によって実行されるものとして論理的に関連付けられている。しかしながら、以下において説明する実施の形態は限定的なものと解されるべきではない。
ブロック202では、CMS106が現在の商品リクエストを受領する。現在の商品リクエストをコンピューティング装置、例えばモバイルコンピューティング装置、金銭登録機又は他のPOS装置等を介して受領することができる。現在の商品リクエストは、特定の商品に関連する情報を含むことができる。商品は、食品又は飲料(例えばコーヒー)のような消費商品で良い。更に、現在の商品リクエストは、リクエストされた商品の量に関するデータ及びサイズに関するデータの内の一つ又は複数を含むことができる。
ブロック204では、CMS106が現在の時間データを取得する。CMS106は現在の時間データを内部又は外部の装置、例えばクロック、インターネット、ユーザ、他のコンピューティング装置等から取得することができる。一つの実施の形態においては、現在の時間データを、現在の商品リクエストを受領するコンピューティング装置によって提供することができる。上述したように、時間データを現在の商品リクエストに関連付けることができ、また商品リクエストの日付、商品リクエストの時間、商品リクエストの曜日、月情報、祝休日情報、季節情報等を識別するために使用することができる。
ブロック206では、CMS106は現在の時間データをデータ記憶装置116に記憶されている時間データ、例えば以前の商品リクエストに関連付けられた時間データと比較する。上述したように、データ記憶装置116を近くに、例えば調理装置102内又は調理装置102の近傍に設けることができるか、又は遠く離れた場所、例えば調理装置102から数マイル離れた中央記憶ロケーションに設けることができる。データ記憶装置116における時間データは数百、数千又はそれ以上の数の時間データエントリを含むことができる。各時間データエントリを顧客の顧客データエントリに関連付けることができる。従って、データ記憶装置116は数百、数千又はそれ以上の数の顧客の顧客データ及び時間データを含むことができる。
CMS106はデータ記憶装置116における時間データを現在の時間データと比較し、以前のいずれかの顧客を現在の商品リクエストに関連付けることができるか否かを確定することができる。例えば、現在の時間データが、現在の商品リクエストは水曜日のAM9:00に行われたことを表す場合には、CMS106はその時間データをデータ記憶装置116における時間データと比較し、日、曜日等についての同じような時間に類似する商品リクエストを行った以前の顧客を識別することができる。
ブロック208においては、CMS106が現在の商品リクエストを、データ記憶装置116に記憶されている以前の商品リクエストと比較する。データ記憶装置116に記憶されている時間データと同様に、数百、数千又はそれ以上の数の商品リクエストをデータ記憶装置116に記憶し、個々の顧客の顧客データエントリに関連付けることができる。
データ記憶装置116における各以前の商品リクエストは顧客によってリクエストされた商品に関連付けられた情報を含むことができる。データ記憶装置116に記憶されている以前の商品リクエストは、顧客全般及び個々の顧客の来店の頻度に関連する傾向又はパターン、日、曜日、時期等についての特定の時間に特定の商品を注文する傾向等を表すために使用することができる。現在の商品リクエストをデータ記憶装置116における以前の商品リクエストと比較することによって、CMS106は自動的に、現在の商品リクエストを行ったと考えられる個々の顧客を識別することができる。現在の時間データ及び現在の商品リクエストの両方をデータ記憶装置116における時間データ及び以前の商品リクエストと比較することによって、CMS106は、日、曜日等についての同じような時間に類似の商品リクエストを行った顧客を識別することができる。従って、CMS106は現在の商品リクエストを行ったと考えられる一人又は複数の顧客を自動的に識別することができる。顧客が付加的な商品リクエストを行うと、データ記憶装置116はその付加的な商品リクエストを含むことができ、またレビューすることができる。商品リクエストは、顧客の傾向データを修正して、予測の精度を改善するために使用することができる。例えば、顧客が朝の時間帯の代わりに、又は朝の時間帯に加えて午後にも店舗に度々訪れるようになると、その傾向を識別して、顧客データを相応に更新することができる。
判定ブロック210においては、CMS106は、一人又は複数の顧客が識別されたか否かを確認することができる。識別された一人又は複数の顧客は、日、曜日、時期等についての、現在の時間データに類似する時間(例えば類似時間データ)に、現在の商品リクエストに類似する商品リクエストを行った顧客を含むことができる。幾つかの実施の形態においては、類似の商品は全く同一の注文、例えばラージサイズのドリップスマトラコーヒーである。特定の実施の形態においては、類似の商品は同一種類、例えばスマトラコーヒーであるか、又は同一サイズの注文である。幾つかの実施の形態においては、類似の時間データは現在の時間データの所定の範囲内の時間データを含む。火曜日のAM9:00における現在の商品リクエストに関する上述の例の参照を続けると、CMS106は以前の火曜日又は他の日(平日、週末等)のAM9:00(又は所定の期間内)に類似の商品リクエストを行った顧客の名前を検索することができる。幾つかの実施の形態においては、CMS106は平日のAM9:00前後の時間に類似の商品リクエストを行った顧客の名前を戻す。例えば、CMS106はいずれかの平日のAM8:30からAM9:30の間に類似の商品リクエストを行った全ての顧客の名前のリストを戻す。従って、CMS106は、日、曜日等についての同じような時間に類似の商品リクエストを行った顧客の名前を戻すことができる。
幾つかの実施の形態においては、CMS106はランク付けシステムを使用し、どの顧客が現在の商品リクエストを行った可能性が高いかを求めることができる。ランク付けシステムは、上述の情報、例えば商品リクエスト履歴、また商品リクエストに関連付けられた時間データ、並びに他の情報、例えばユーザ定義の嗜好を考慮して、種々の顧客をランク付けすることができる。特定の時間に最も高いランクを有している顧客を所望のように表示することができる。各顧客のランク付けを、その顧客のデータに基づき1日を通して変更することもできる(例えば、それらの顧客が来店する可能性がより高い時間に関しては顧客のランクを高くし、またそれらの顧客が来店する可能性が低い時間に関しては顧客のランクを低くする)。顧客のランク付けを週、月、祝休日、季節、年等についての時間に基づき、また顧客データに基づき変化させることができる。商品リクエストが行われる度に、種々の顧客のランク付けを更新することができる。
CMS106は識別された顧客の数に基づき期間を変更することができる。例えば、20人以上の顧客がAM8:30からAM9:30の間に類似の商品リクエストを行った顧客として識別されると、CMS106は期間をAM8:45からAM9:15の範囲に短縮することができる。そのようにして、CMS106は、類似の商品リクエストを以前に行った可能性がより高い顧客のより小さいグループを自動的に識別することができる。同様にCMS106は、特定の期間内に同様の商品リクエストを行った顧客が識別されないか、又はそのような商品リクエストを行った顧客が少数しか識別されない場合には、期間を自動的に拡大することができる。
判定ブロック210において顧客又は顧客のグループが識別されない場合、ブロック220に示されているように、CMS106は新たな顧客データを生成することができる。顧客データを生成するために、CMS106は顧客の名前、その顧客によりリクエストされた商品並びに現在の時間データをデータ記憶装置116に記憶することができる。付加的な顧客情報、例えば電話番号、住所、Eメールアドレス、クレジット/デビットカード情報及び顧客の他の識別情報をデータ記憶装置116に記憶することができる。例えば、CMS106は、顧客の商品リクエスト及び現在の時間データに基づきその顧客に関する顧客プロフィールを生成することができる。付加的な情報、例えば電話番号、住所、Eメールアドレス、画像、嗜好、他の顧客又は仲介者との関係及び他の識別情報を顧客プロフィールに追加することができる。顧客データが生成されると、付加的な情報を追加することができ、また、例えば次回の来店時のような後の時点にも、付加的な情報を追加することができる。例えば、以前に来店したことがある顧客が次回の来店時に異なる商品を注文した場合、CMS106はその異なる商品に関する新たな顧客データを生成し、その新たな顧客データを、データ記憶装置116に既に記憶されている顧客に関連付けられた顧客データに関連付けることができる。顧客データをデータベース、例えば顧客ロイヤリティデータベース等からの情報を使用して更新することもできる。幾つかの実施の形態においては、データ記憶装置116は顧客ロイヤリティデータベースの一部である。ブロック220においてCMS106が顧客データを生成すると、ブロック218に示されているように、CMS106はディスプレイに表示する顧客の名前を準備することができる。これについてはブロック218に関連させて以下において更に説明する。
他方では、判定ブロック210において一人又は複数の顧客が識別さると、ブロック212に示されているように、CMS106はディスプレイに表示する一つ又は複数の顧客の名前を準備することができる。ディスプレイに表示する顧客の名前の準備において、CMS106は適切な情報を表示装置に伝送することができ、それにより表示装置は名前を表示することができる。表示装置は、商品リクエストを入力するためにユーザが使用するコンピューティング装置、例えば金銭登録機、モバイル電子装置等の一部で良い。択一的に、表示装置は商品リクエストを入力するために使用されるコンピューティング装置とは別個の、又は離れた場所にある表示装置、例えばTVスクリーン又は別個のコンピュータスクリーンであっても良い。幾つかの実施の形態においては、顧客の名前が繰り返し表示されているが、未だに選択されていない場合には、表示頻度が低くなるように、又は全く表示されなくなるようにその顧客に関する顧客データを更新することができる。
判定ブロック214に進むと、CMS106は、顧客が照合されたか否かを確定することができる。ユーザは表示画面から顧客の名前を選択することにより、顧客の照合を行うことができる。例えば、顧客Customer1が現在の商品リクエストを行った場合、商品リクエストは従業員によって入力されており、またCMS106はPOS装置103に顧客Customer1の名前を表示し、従業員は顧客Customer1の名前をPOS装置103において選択し、顧客Customer1が現在の商品リクエストを行ったことを示すことができる。種々のやり方で顧客を照合することができる。例えば、従業員のようなユーザは顧客の名前をクリックする、顧客の名前を強調する、顧客の名前に下線を付す、又は顧客の名前に対応するボタンにタッチすることができる、又は電子装置に顧客の名前を記入することができる、若しくは、注文を行った顧客が顧客Customer1であることを何らかのやり方で示すことができる。ユーザは記入道具、例えばペン、指等を使用して顧客の名前を電子装置に記入することができる。顧客が照合されなかった場合には、CMS106はブロック220に記載されているように顧客データを生成することができる。これについては下記において更に詳細に説明する。
ブロック216においては、CMS106は照合された顧客の顧客データを更新する。CMS106は、現在の時間データ及び現在の商品リクエストに、データ記憶装置116に既に記憶されている、照合された顧客に関する顧客データを含ませることによって、顧客データを更新することができる。幾つかの実施の形態においては、顧客が異なる商品を選択した場合、異なる商品情報を記憶することができる。特定の実施の形態においては、顧客データが更新されると、CMS106は現在の商品リクエストを行った可能性がある顧客を潜在的な顧客のリストから除く。そのようにして、顧客が所定の期間内に一度注文を行うと、顧客の名前はその期間が経過するまでは現れない。例えば、顧客Customer1が月曜のAM9:00に注文を行うと、顧客Customer1の名前は割り当てられた時間、例えば3時間又は他の所定の時間が経過するまで現れない。そのような期間を、多数の顧客に対して固定的に設定することができるか、又は、個々の顧客データに基づき個別に動的に決定することができる。例えば、顧客が典型的には店舗を1日に何度も訪れる場合、その期間を30分、1時間、又は数時間と所望の時間にすることができる。顧客が典型的には1日に一回しか来店しない場合には、その期間をより長くすることができ、例えば12時間又は18時間とすることができる。別の実施の形態は、上述の実施の形態のあらゆる組み合わせ又は変形形態を含むことができる。
更に、CMS106は更新された顧客データ、例えば、1日の中での顧客が店舗に来店した際の平均時間又は時間帯、顧客が典型的に店舗で注文をするときの期間、顧客が商品をリクエストした曜日等のデータから情報を外挿することができる。CMS106は、どの商品を顧客が好むかに関する情報を記憶し、またそれらの商品の選択の頻度を追跡することもできる。顧客が異なる商品をリクエストする場合、CMS106は、日、週、月、季節、祝休日、年等についての時間に基づき、商品リクエストが異なっているか否かを確定することができる。CMS106は異なる商品リクエストの頻度を追跡することができる。例えば、CMS106が特定の顧客は朝の時間帯にブレックファストサンドウィッチを好むか否か、午後の時間帯にチーズバーガー、ミルクシェイク及びフライドポテトを好むか否か、また夕方の時間帯にチキンフィンガとテイタートッツを好むか否かを識別することができる。別の例として、CMS106は顧客が朝に特定の種類のラージサイズのドリップコーヒーを好むか否か、午後にエスプレッソを好むか否か、また夕方にホットチョコレートを好むか否かを識別することができる。CMS106は、顧客が就業日の間は一様にカプチーノを好んで注文するが、しかしながら6月と7月にはアイスコーヒーを好んで注文し、10月から11月の間はパンプキンスパイスラテを好んで注文し、また週末にはカフェインレスコーヒーを好んで注文しているかを識別することもできる。従って、CMS106は顧客データを使用して顧客の嗜好のあらゆる組み合わせ又はヴァリエーションを識別することができる。更に、CMS106は異なる商品の更なる注文を予測するために、又は顧客に対して異なる商品を提案するために顧客データを使用することができる。例えば、CMS106は、パンプキンスパイスラテに代わるものとして11月中はパンプキンスパイスカプチーノを顧客に提示することをユーザに指示することができる。
ブロック218においては、CMS106はディスプレイに表示するための顧客の名前を準備する。続いて、顧客の名前を表示装置に表示することができる。顧客の名前を活字体で書かれた名前として、又は電子装置においてユーザによって記入された名前の画像として、又は顧客に関連付けられて記憶されている画像として表示することができる。幾つかの実施の形態においては、所望のように、名前を商品に印刷することができる、及び/又は、印刷して商品に貼り付けることができる。表示装置は、先行して顧客の名前の照合に使用されたものと同じ表示装置で良いが、それとは異なる表示装置、例えば調理装置102の表示装置であっても良い。
更には、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、プロセス200を実施するためにより少ないブロック又は異なるブロックを使用することができる。例えば、幾つかの実施の形態においては、現在の商品リクエストを記憶されている商品リクエストと比較した後に、現在の時間データと記憶されている時間データを比較することができる。特定の実施の形態においては、現在の時間データと記憶されている時間データとの比較を、現在の商品リクエストと記憶されている商品リクエストとの比較と並行して行うことができる。幾つかの実施の形態においては、CMS106は、少なくとも一回顧客が識別されるまでは、類似の時間データを有する類似の商品リクエストを行った顧客を識別するために使用される期間を変更することができる。
図2Bには、顧客を自動的に識別するためにCMS106によって実施される、図2Aのルーチン200に類似する、ルーチン250の一つの実施の形態を表すフローチャートが示されている。当業者であれば、ルーチン250に関して概要を述べた要素を、CMS106に関連付けられた一つ又は複数のコンピューティング装置/コンポーネントによって実施できることが分かる。従って、ルーチン250は一般的にCMS106によって実行されるものとして論理的に関連付けられている。しかしながら、以下において説明する実施の形態は限定的なものと解されるべきではない。更に、図2Bを参照しながら以下において説明する幾つかの実施の形態を、図2Aを参照しながら上記において説明した幾つかの実施の形態と共に実施することができる、及び/又は、それらの幾つかの実施の形態と入れ替えることができる。
図2Aのブロック202及び204を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、ブロック252においては、CMS106が現在の商品リクエストを受領し、またブロック254においては、CMS106が現在の時間データを取得する。ブロック256において、CMS106は、少なくとも現在の商品リクエスト、現在の時間データ、以前の商品リクエスト、また以前の商品リクエストに関連付けられた時間データに基づき、以前の商品リクエストに関連付けられた一人又は複数の顧客をリアルタイムで識別する。幾つかの実施の形態においては、以前の商品リクエストは所定の期間の間に行われる。特定の実施の形態においては、CMS106は、図2Aのブロック206及び208を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較に基づき、また現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、顧客を識別することができる。
特定の実施の形態においては、CMS106は現在の商品リクエストに類似し、且つ、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を識別する。所定の期間は現在の時間データを基礎とすることができる。例えば、現在の時間データが水曜日のAM9:00を表す場合、所定の期間を、就業日の間(例えば月曜日から金曜日)、又は週のいずれかの曜日等では±15分、±30分、±1時間等(例えばAM8:45〜AM9:15、AM8:30〜AM9:30、AM8:00〜AM10:00)とすることができる。
CMS106は、所定の期間の間に行われた現在の商品リクエストにおいてリクエストされた商品に類似する商品に関する以前の商品リクエストを識別することができる。類似する商品は、注文した商品のサイズ、注文した商品の種類、交互に注文されることの多い商品等を基礎とすることができる。この例の参照を続けると、現在の商品リクエストがラージサイズのドリップスマトラコーヒーに関するものである場合、CMS106はラージサイズのドリップスマトラコーヒー、(サイズにかかわらず)スマトラコーヒー、又はスマトラコーヒーの代わりになり得るものとして求められた別の商品に関する以前の商品リクエスト、また所定の期間の間に行われた商品リクエストを識別することができる。
図2Aを参照しながら上記においてより詳細に説明したように、以前の各商品リクエストをデータ記憶装置116に記憶し、特定の商品をリクエストした顧客に関連付けることができる。従って、CMS106が所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストを識別すると、CMS106はその識別された以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を識別することができる。更に、図2Aを参照しながら上記においてより詳細に説明したように、CMS106は識別された顧客の数に基づき期間を変更し、顧客の傾向を識別するために商品リクエストを使用し、また顧客をランク付けするためにランク付けシステムを使用する等を行うことができる。
ブロック258において、図2Aのブロック212を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、CMS106は識別された顧客に関連付けられた識別子をディスプレイに表示することができる。ブロック260において、CMS106は、特定の顧客に関する識別子が選択されたことを確定する。CMS106は、少なくとも、顧客に関連付けられた識別子のユーザによる選択に基づき、特定の顧客に関する識別子が選択されたことを確定することができる。例えば、図2Aのブロック214を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、ユーザ、例えば従業員は識別子をクリックする、識別子を強調する、識別子に下線を付す、識別子に対応するボタンをタッチする、電子装置に識別子を記入する、又は、注文を行った顧客の識別子を何らかのやり方で表すことができる。
ブロック262において、図2Bのブロック262を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、CMS106は特定の顧客に関連付けられた顧客データを自動的に更新する。図2Bのブロック262を参照しながら更に説明するように、CMS106は更新された顧客データから情報を外挿することができる。
更には、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、プロセス250を実施するためにより少ないブロック又は異なるブロックを使用することができる。例えば、上述の様に、プロセス250のブロックをプロセス200のブロックと入れ替えることができる、及び/又は、プロセス200のブロックと一緒に使用することができる。更に、幾つかの実施の形態においては、CMS106は、少なくとも一回顧客が識別されるまでは、類似の時間データを有する類似の商品リクエストを行った顧客を識別するために使用される期間を変更することができる。
図3Aには、CMS106によって実施される別のルーチン300の一つの実施の形態を表すフローチャートが示されている。ルーチン300は、顧客の識別子に基づく商品のリクエストに関する。例えば、CMS106は、顧客に関する履歴情報を使用して顧客を自動的に識別し、その履歴情報に基づき顧客が注文するであろう商品を予測し、またその顧客に関して予測された商品を注文するためにルーチン300を使用することができる。当業者であれば、ルーチン300に関して概要を述べた要素を、CMS106に関連付けられた一つ又は複数のコンピューティング装置/コンポーネントによって実施できることが分かる。従って、ルーチン300は一般的にCMS106によって実行されるものとして論理的に関連付けられている。しかしながら、以下において説明する実施の形態は限定的なものと解されるべきではない。
ブロック302において、CMS106は現在の時間データを取得する。図2Aのブロック204を参照しながら上記において説明したように、現在の時間データは、日、曜日、月についての現在の時間、その日が祝休日であるか否か、また他の情報の内の一つ又は複数を含むことができる。CMS106は現在の時間データを内部又は外部のクロック、インターネット、ユーザ、他のコンピューティング装置、調理装置等から取得することができる。
ブロック304において、CMS106は現在の時間データを、データ記憶装置116に記憶されており、且つ以前の商品リクエストに関連付けられている時間データと比較する。図2Aのブロック206を参照しながら上記において説明したように、データ記憶装置116は、個々の顧客に関連付けられた数百又は数千の個々の顧客データエントリを含むことができる。各顧客に関する顧客データは顧客に関する多数の情報を含むことができる。例えば、顧客データエントリは、顧客が行った以前の商品リクエスト、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データの内の一つ又は複数を含むことができる。以前の商品リクエストに関連付けられた時間データは以前の商品リクエストの日時を含むことができる。顧客データは、上述の情報並びに他の情報、例えばユーザ定義の嗜好を考慮したランク付けも含むことができる。付加的な商品リクエストが顧客によって行われると、ランク付けを修正することができる。
判定ブロック306において、CMS106は、一人の顧客又は一つの顧客のグループが識別されたか否かを確定する。現在の時間データと、データ記憶装置116に記憶されており、且つ以前の商品リクエスト及び/又は顧客のランク付けに関連付けられている時間データとを使用して、顧客又は顧客のグループを自動的に識別することができる。CMS106は一人又は複数の顧客を識別するために、現在の時間データに類似する時間データを含む顧客データを使用することができる。幾つかの実施の形態においては、特定の時間に顧客が有している最も高い顧客ランク付けを一人又は複数の顧客を識別するために使用することができる。特定の時間はあらゆる種類の時間データを考慮することができる。
幾つかの実施の形態においては、種々の期間を異なる顧客を識別するために使用することができる。例えば、現在の時間データが水曜日のAM8:00を表す場合、水曜日のAM7:30〜AM8:30の間に関する情報を含んでいる、データ記憶装置116に記憶されている時間データを一人又は複数の顧客を識別するために使用することができる。特定の実施の形態においては、商品リクエストの日にちは使用されない。幾つかの実施の形態においては、曜日がグループ分けされ、例えば平日、週末、祝休日等でグループ分けされる。従って、水曜日のAM7:30〜AM8:30の間に関する情報を有している時間データを含んでいる顧客データエントリは自動的に顧客の名前を提供することができる。CMS106は顧客を識別するために顧客の名前を使用することができる。
複数の顧客又は複数の顧客のグループを識別することもできる。幾つかの実施の形態においては、CMS106は、顧客を識別するために使用される期間を自動的に拡大及び/又は縮小することができる。例えば、AM7:30〜AM8:30の間に購入を行った顧客として100人の顧客が識別されると、CMS106は期間をAM7:45〜AM8:15に縮小することができるか、又は、就業日、週末、1週間の内の一つ又は複数の曜日等のAM7:30〜AM8:30に縮小することができる。それでも過度に多くの顧客の名前が表示される場合には、CMS106は適切な数の顧客が識別されるまで、自動的に期間を更に縮小することができる。識別される顧客の適切な数は、履歴情報、データ分析又はユーザの嗜好に基づいて事前に規定された数で良い。指定された期間の間に購入リクエストを行った顧客として識別される顧客が過度に少ないか、又は購入リクエストを行った顧客は存在しない場合には、CMS106はその期間を自動的に拡大することができる。
適切な数の顧客が識別されると、ブロック308に示されているように、CMS106はディスプレイに表示するための顧客の名前を準備することができる。ディスプレイに表示するための顧客の名前を準備するために、CMS106はその名前を表示装置又は表示用のコンピューティング装置に伝送することができる。図2Aのブロック212を参照しながら上記において説明したように、表示装置はTVスクリーン、コンピュータスクリーン、モバイル電子装置、ヘッドセット、仮想現実眼鏡、又は、一人又は複数の顧客の名前を表示することができる他の装置で良い。特定の実施の形態においては、表示装置は顧客の名前と共にユーザに助言を与えることができる。幾つかの実施の形態においては、複数の商品の指示を顧客と共に表示することができる。例えば、顧客が典型的に三つの商品の中から選択を行う場合には、それら三つの各商品に関する指示を表示することができる。顧客の選択の一部として、ユーザ、例えば従業員は顧客の現在の嗜好に基づき商品を選択することができる。
判定ブロック310において、CMS106は、顧客が選択されたか否かを確定する。顧客を表示装置上の顧客の名前の中から選択することができる。例えば、従業員のようなユーザは顧客の名前をクリックする、顧客の名前を入力する、顧客の名前を強調する、顧客の名前にタッチする、顧客の名前に下線を付す、顧客の名前に対応するボタンをタッチする、電子装置に顧客の名前を記入する、又は、顧客を選択するために表示装置と対話することができる。
顧客が選択されなかった場合、例えば表示された名前に商品をリクエストしようとしている顧客の名前が含まれていない場合、ブロック318に示されているように、CMS106は新たな顧客データを生成することができる。顧客データの生成において、CMS106は、図2Aのブロック220を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、現在の商品リクエストに関連付けられた時間データ、並びに顧客に関連付けられた他の情報を含ませることができる。例えば、CMS106は名前、Eメールアドレス、郵送先住所、電話番号、また顧客を相互に区別することができる他の情報の内の一つ又は複数を含ませることができる、及び/又は、受信した情報を使用して顧客プロフィールを生成することができる。
他方では、顧客が選択されたことをCMS106が確定すると、CMS106はブロック312に示されているように、選択された顧客の顧客データ及び現在の時間データに基づき商品をリクエストする。選択された顧客の顧客データは、日、曜日等についての特定の時間に顧客が典型的に注文する一つ又は複数の商品を含むことができる。例えば、選択された顧客が典型的にラージサイズのブラックコーヒーを火曜日及び木曜日のAM8:00〜AM9:00の間の時間にリクエストし、且つ、現在の時間データが火曜日又は木曜日のAM8:00〜AM9:00の間の時間を表す場合には、CMS106はコーヒーマシンがラージサイズのブラックコーヒーを作ることをリクエストできる。従って、CMS106は、ある顧客に関して収集された履歴情報に基づき、その顧客が注文するであろう商品を自動的に確定することができる。更に顧客データは、選択された顧客が火曜日及び木曜日のPM2:00〜PM3:00の間の時間にラージサイズのモカを注文することを示すことができる。従って、現在の時間データが火曜日又は木曜日のPM2:00〜PM3:00の間の時間を表す場合には、CMS106はコーヒーマシンがラージサイズのモカを作ることをリクエストできる。また、顧客が常に同じ商品を注文するのでなければ、CMS106はユーザに、例えば従業員に複数の商品の選択肢を提供することもできる。例えば、顧客が典型的に二つ又はそれ以上の飲料の中から注文を行う場合には、CMS106は二つ又はそれ以上の飲料の選択肢をユーザに提示することができる。続いてユーザはそれらのオプションの中から選択を行うことができる。
CMS106が選択された顧客の顧客データに基づき商品をリクエストすると、ブロック314及び316にそれぞれ示したように、また更には図2Aのブロック216及び218を参照しながら上記において説明したように、CMS106は選択された顧客の顧客データを更新し、ディスプレイに表示するための顧客の名前を準備する。
更には、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、ルーチン300を実施するためにより少ないブロック又は異なるブロックを使用することができる。例えば、幾つかの実施の形態においては、CMS106は、少なくとも一回顧客が識別されるまでは、使用される期間を変更することができる。更に、複数のステップを異なる順序に再編成することができるか、又は複数のステップを並行して実施することができる。例えば、CMS106は、商品のリクエストと顧客データの更新とを並行して行う等を実現できる。
図3Bには、CMS106によって実施されるルーチン350の一つの実施の形態を表すフローチャートが示されている。ルーチン350は、図3Aのルーチン300と同様に、顧客の識別子に基づく商品のリクエストに関する。当業者であれば、ルーチン350に関して概要を述べた要素を、CMS106に関連付けられた一つ又は複数のコンピューティング装置/コンポーネントによって実施できることが分かる。従って、ルーチン350は一般的にCMS106によって実行されるものとして論理的に関連付けられている。しかしながら、以下において説明する実施の形態は限定的なものと解されるべきではない。更に、図3Bを参照しながら以下において説明する幾つかの実施の形態を、図3Aを参照しながら上記において説明した幾つかの実施の形態と共に実施することができる、及び/又は、それらの幾つかの実施の形態と入れ替えることができる。
ブロック352において、CMS106は現在の時間データを取得する。図2Aのブロック204を参照しながら上記において説明したように、現在の時間データは、日、曜日、月についての現在時刻、その日が祝休日であるか否か、また他の情報の内の一つ又は複数を含むことができる。CMS106は現在の時間データを内部又は外部のクロック、インターネット、ユーザ、他のコンピューティング装置、調理装置等から取得することができる。
ブロック354において、CMS106は、少なくとも現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとに基づき、以前の商品リクエストに関連付けられた顧客をリアルタイムで識別する。特定の実施の形態においては、図3Aのブロック304を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、現在の時間データと、データ記憶装置116に記憶されている以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき顧客が識別される。
特定の実施の形態においては、CMS106は所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストを識別することによって、以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を識別する。図2A,2B及び3Aを参照しながら上記においてより詳細に説明したように、所定の期間は現在の時間データを基礎とすることができる。更にCMS106は、図2A,2B及び3Aを参照しながら上記においてより詳細に説明したように、所定の期間を識別された顧客の数に基づき変更することができる。
ブロック356において、図2Bのブロック258及び図3Aのブロック308を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、CMS106は顧客に関連付けられた識別子をディスプレイに表示することができる。ブロック358において、CMS106は、特定の顧客に関する識別子が選択されたことを確定する。CMS106は、少なくとも、顧客に関連付けられた識別子のユーザによる選択に基づき、特定の顧客に関する識別子が選択されたことを確定することができる。例えば、図3のブロック310を参照しながら上記においてより詳細に説明したように、ユーザ、例えば従業員は識別子をクリックする、識別子にタッチする、識別子を強調する、識別子に下線を付す、識別子に対応するボタンをタッチする、電子装置に識別子を記入する、又は、注文を行った顧客の識別子を何らかのやり方で表すことができる。
ブロック360において、CMS106は特定の顧客に関連付けられた顧客データに基づき商品をリクエストする。選択された顧客の顧客データは、日、曜日等についての特定の時間に顧客が典型的に注文する一つ又は複数の商品を含むことができる。従って、CMS106によりリクエストされた商品は少なくとも部分的に現在の時間データを基礎とすることもできる。例えば、選択された顧客が典型的にラージサイズのブラックコーヒーを火曜日及び木曜日のAM8:00〜AM9:00の間の時間にリクエストし、且つ、現在の時間データが火曜日又は木曜日のAM8:00〜AM9:00の間の時間を表す場合には、CMS106はコーヒーマシンがラージサイズのブラックコーヒーを作ることをリクエストできる。従って、CMS106は、ある顧客に関して収集された履歴情報に基づき、その顧客が注文するであろう商品を自動的に確定することができる。更に顧客データは、選択された顧客が火曜日及び木曜日のPM2:00〜PM3:00の間の時間にラージサイズのモカを注文することを示すことができる。従って、現在の時間データが火曜日又は木曜日のPM2:00〜PM3:00の間の時間を表す場合には、CMS106はコーヒーマシンがラージサイズのモカを作ることをリクエストできる。また、顧客が常に同じ商品を注文するのでなければ、CMS106はユーザに、例えば従業員に複数の商品を提示することもできる。例えば、顧客が典型的に二つ又はそれ以上の飲料の中から注文を行う場合には、CMS106は二つ又はそれ以上の飲料の選択肢をユーザに提示することができる。続いてユーザはそれらのオプションの中から選択を行うことができる。
更には、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、ルーチン350を実施するためにより少ないブロック又は異なるブロックを使用することができる。例えば、上述の様に、プロセス250のブロックをプロセス200のブロックと入れ替えることができる、及び/又は、プロセス200のブロックと一緒に使用することができる。更に、幾つかの実施の形態においては、CMS106は、少なくとも一回顧客が識別されるまでは、使用される期間を変更することができる。付加的に、複数のステップを異なる順序に再編成することができるか、又は複数のステップを並行して実施することができる。例えば、CMS106は、商品のリクエストと顧客データの更新とを並行して行う等を実現できる。またCMS106は、図3Aのブロック314及び316の各ブロックを参照しながら上記においてより詳細に説明したように、顧客データを更新し、顧客の識別子を表示することができる。
図4には、現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとに基づき、構成要素の分量を自動的に確定し、また調理時間を自動的に確定するための、CMS106によって実施されるルーチン400の一つの実施の形態を表すフローチャートが示されている。当業者であれば、ルーチン400に関して概要を述べた要素を、CMS106に関連付けられた一つ又は複数のコンピューティング装置/コンポーネントによって実施できることが分かる。従って、ルーチン400は一般的にCMS106によって実行されるものとして論理的に関連付けられている。しかしながら、以下において説明する実施の形態は限定的なものと解されるべきではない。
ブロック402において、CMS106はルーチン400を開始する。図2Aのブロック202及び204の各ブロックと同様に、ブロック404において、CMS106は現在の商品リクエストを受領し、またブロック406において、CMSは現在の時間データを取得する。
ブロック408において、CMS106は現在の時間データを、データ記憶装置116に記憶されており、且つ以前の商品リクエストに関連付けられている時間データと比較する。時間データは、以前の商品リクエストの日についての時間、以前の商品リクエストの曜日についての時間等の内の一つ又は複数に関するデータを含むことができる。以前の商品リクエストに関連付けられた時間データは、日、週、月又は年についての忙しい時間帯を識別するために使用することができる。この情報はその後、商品に関する分量及び調理時間を自動的に確定するために使用することができる。例えば、コーヒーショップには朝の時間帯により多くの顧客が来店するが、午前の遅い時間帯及び午後の早い時間帯に来店する顧客はそれ程多くない。忙しい時間がピークを迎えると、コーヒーショップは使用されるコーヒー粉の分量を増加させ、またコーヒー1杯をより速く提供できるようにするためにコーヒーを淹れる時間を短縮することができる。比較的忙しくない時間帯には、コーヒーマシンはコーヒー粉の分量を低減させ、コーヒー粉を節約しながら、短い時間で淹れるコーヒーと同様の品質及び味を有するコーヒーを作るために、コーヒーを淹れる時間を延長することができる。
従ってブロック410において、CMS106は、現在の時間データ及び以前の商品リクエストに関連付けられた時間データに基づき、構成要素の分量を自動的に決定する。構成要素には、消費商品のためのコーヒー粉、香味用添加物、甘味料、水、クリーマ及び/又は他の成分の内の一つ又は複数が含まれるが、構成要素はこれらに限定されるものではない。この情報を使用して、CMS106は商品に関する構成要素の適切な分量を自動的に確定することができる。上記において述べたように、食事時間又は商品リクエストのピーク時には、商品の所要調理時間を短縮するために、構成要素をより多くの分量で使用することができる。ピークラッシュ時には分量を増加させることができ、その一方でオフピーク時には分量を低減させることができる。CMS106は、現在の時間データ及び/又は以前の商品リクエストに基づき適切な分量を確定するために、ルックアップテーブルを使用することができる。
ブロック412において、CMS106は、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとに基づき、調理時間を自動的に確定する。上述したように、CMS106は、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとに基づき、分量が増加されたときには調理時間を短縮することができる。分量及び調理時間を、日、曜日、祝休日状態、月、年、季節等についての時間に基づき変更することができる。CMS106は、分量、現在の時間データ及び/又は以前の商品リクエストに関連付けられた時間データに基づき適切な調理時間を確定するために、ルックアップテーブルを使用することができる。ブロック414においてルーチン400は終了する。
更には、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、ルーチン400を実施するためにより少ないブロック又は異なるブロックを使用することができる。幾つかの実施の形態においては、CMS106は構成要素の分量に基づき調理時間を確定することができる。特定の実施の形態においては、CMS106は構成要素の分量を確定するために調理時間を確定することができ、また分量を調理時間に基づき確定することができる。幾つかの実施の形態においては、CMS106は分量及び調理時間を同時に又は並行して確定する。更に幾つかの実施の形態においては、ブロック408を省略することができ、またCMS106は、少なくとも現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとに基づき、構成要素の分量を確定することができる。
幾つかの実施の形態においては、CMS106は、確定された分量を割り当て、続いて、確定された調理時間の間に商品を調理するように調理装置を制御することができる。特定の実施の形態においては、CMS106は、現在の商品リクエスト情報に基づき、分量及び調理時間を確定する。例えば、商品リクエストの数が所定の期間内に閾値に達すると、CMS106は分量及び調理時間を変更することができる。閾値は高閾値又は低閾値である。幾つかの実施の形態においては、商品リクエストが閾値に達すると、CMS106は分量を増加させ、且つ、調理時間を短縮することができる。しかしながら、閾値に達したときに、CMS106は分量の増加/低減及び調理時間の延長/短縮のあらゆる変更又は組み合わせを所望のように実施することができる。
図5には、現在の使用データ、現在の時間データ及び以前の商品リクエストに基づき清掃時間を自動的に確定するための、CMS106によって実施されるルーチン500の別の実施の形態を表すフローチャートが示されている。当業者であれば、ルーチン500に関して概要を述べた要素を、CMS106に関連付けられた一つ又は複数のコンピューティング装置/コンポーネントによって実施できることが分かる。従って、ルーチン500は一般的にCMS106によって実行されるものとして論理的に関連付けられている。しかしながら、以下において説明する実施の形態は限定的なものと解されるべきではない。
ブロック502において、CMS106はルーチン500を開始する。ブロック504において、CMS106は調理装置の現在の使用データを取得する。現在の使用データは、調理装置の使用量、調理装置が連続的に使用された時間又は電源がスイッチオン状態の時間、調理装置によって準備又は作られた商品の数、最後に清掃してから経過した時間、最後に清掃してから作られた商品の数、調理装置におけるいずれかの残留物の分析等を含むことができるが、現在の使用データはこれらに限定されるものではない。ブロック506において、CMS106は、図2Aのブロック204と同様に、現在の時間データを取得する。
ブロック508において、CMS106は図4のブロック408と同様に、現在の時間データを、データ記憶装置116に記憶されている以前の商品リクエストに関連付けられている時間データと比較する。以前の商品リクエストと現在の時間データとの比較を、日、週、季節等についての類似する時間帯の商品リクエストの平均数を識別するため、又は現在時刻における予測される入店顧客数を求めるため等に使用することができる。幾つかの実施の形態においては、そのような類似の時間は所定の期間を含む。期間は以前の商品リクエストの分析を基礎とすることができ、また期間を所望のように変更することができる。
ブロック510において、CMS106は、現在の使用データ、現在の時間データ、及び以前の商品リクエストに関連付けられた時間データに基づき、清掃時間を自動的に確定する。清掃時間を現在の使用データ、現在の時間データ及び以前の商品リクエストに基づき変更することができる。例えば、忙しい時間帯、例えば朝の時間帯には、CMS106は比較的短い清掃時間又は比較的高い又は比較的低い頻度の清掃が使用されるべきことを確定することができる。
比較的忙しくない時間帯、例えば午後又は夜には、CMS106は比較的長い清掃時間又はより徹底した清掃が調理装置において使用されるべきことを確定することができる。更に、比較的忙しくない時間帯には、CMS106は清掃の比較的低い頻度を指示及び/又は要求することができる。例えば1日の中での忙しい時間には、数杯分のコーヒーを同一に作れる限り、その数杯分のコーヒーが作られた後にコーヒーショップのコーヒーマシンを自動的に清掃することができる。択一的に、作られるコーヒーの種類に関係なく、コーヒーが1杯作られる度にコーヒーマシンを自動的に清掃することができる。忙しくない時間帯には、コーヒーが1杯作られる度にコーヒーマシンを自動的に清掃することができる。幾つかの実施の形態においては、ピーク使用時に、CMS106はコーヒーマシンの清掃に関して比較的短い清掃周期を割り当てることができる。忙しくない時間帯には、CMS106はコーヒーマシンの清掃に関して比較的長い清掃の周期及び/又はより徹底した清掃の周期を割り当てることができる。従って、清掃時間及び清掃の徹底度を調理装置の現在の使用量に基づき、また日、週、月又は年についての現在時刻並びに以前の商品リクエストに基づき変更することができる。幾つかの実施の形態においては、清掃は、事前に規定された一つ又は複数の要因、例えば最後の清掃以降の使用回数及び現在時刻を基礎とすることができる。CMS106はコーヒーマシンに関する清掃時間及び清掃頻度を確定するためにルックアップテーブルを使用することができる。ルックアップテーブルは商品の種類、時間データ等を考慮することができる。
更には、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、ルーチン500を実施するためにより少ないブロック又は異なるブロックを使用することができる。例えば、CMS106は現在の商品リクエストに基づき清掃時間及び清掃頻度を確定することができる。特定の実施の形態においては、商品リクエストの数が所定の期間内に閾値に達すると、CMS106は清掃時間及び清掃頻度を変更することができる。閾値は高閾値又は低閾値である。幾つかの実施の形態においては、商品リクエストが閾値に達すると、CMS106は清掃時間を延長し、且つ、清掃頻度を低下させることができる。しかしながら、閾値に達したときに、CMS106は清掃時間の延長/短縮及び清掃頻度の上昇/低下のあらゆる変更又は組み合わせを所望のように実施することができる。更に幾つかの実施の形態においては、ブロック508を省略することができ、またCMS106は、少なくとも現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとに基づき、清掃時間/清掃頻度を確定することができる。
本開示の種々の実施例を、以下の条項に応じて説明することができる:
条項1.コンピュータ実装方法において、
特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
現在の時間データを取得し、
所定の期間の間に行われた以前の複数の商品リクエストに関連付けられた複数の顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の複数の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
複数の顧客の識別子をディスプレイに表示し、
特定の顧客に関する識別子が選択されたことを確定し、
特定の顧客に関する識別子が選択されたことの確定に応じて、特定の顧客に対する商品の準備を、少なくとも、データ記憶装置に記憶されており、且つ、特定の顧客に関連付けられている顧客データに基づき調理装置に自動的に行わせる、コンピュータ実装方法。
条項2.複数の顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、以前の複数の商品リクエスト、顧客、商品のベンダ及び調理装置の内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、条項1のコンピュータ実装方法。
条項3.顧客に対する商品の準備を調理装置に自動的に行わせることは更に、少なくとも現在の時間データを基礎とする、条項1又は条項2のコンピュータ実装方法。
条項4.所定の期間は現在の時間データとは異なる日であり、且つ、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、条項1乃至3のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項5.コンピュータ実装方法において:
特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
現在の時間データを取得し、
所定の期間内に行われた以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
顧客に関する商品を、少なくとも、データ記憶装置に記憶されており、且つ、顧客に関連付けられている顧客データに基づき自動的にリクエストする、コンピュータ実装方法。
条項6.複数の顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくともロケーション情報を基礎とする、条項5のコンピュータ実装方法。
条項7.ロケーション情報は、以前の商品リクエスト、顧客及び商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を含む、条項6のコンピュータ実装方法。
条項8.顧客に関する商品の自動的なリクエストは更に、少なくとも現在の時間データを基礎とする、条項5乃至7のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項9.所定の期間は現在の時間データとは異なる日である、条項5乃至8のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項10.所定の期間は、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、条項5乃至9のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項11.顧客データは、顧客に関連付けられた一つ又は複数の以前の商品リクエストに関するデータを含んでおり、
顧客に関する商品のリクエストは更に、少なくとも、顧客に関連付けられた一つ又は複数の以前の商品リクエストを基礎とする、条項5乃至10のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項12.顧客データは顧客の商品嗜好データを含む、条項5乃至11のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項13.以前の商品リクエストに関連付けられた時間データは、以前の商品リクエストが行われた時間に対応するデータを含む、条項5乃至12のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項14.データ記憶装置は、少なくとも千個の以前の商品リクエストに関連付けられた時間データを記憶し、且つ、少なくとも千人の顧客に関連付けられた顧客データを記憶する、条項5乃至13のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項15.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、以前の商品リクエストが所定の期間内に行われたことの確定を含む、条項5乃至14のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項16.システムにおいて、
少なくとも一人の顧客に関連付けられた顧客データと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関するデータと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとを含んでいる、一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信するコンピューティング装置を有しており、コンピューティング装置は、
現在の時間データを取得し、
所定の期間の間に行われた少なくとも一つの以前の商品リクエストの内の一つの以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
顧客に関する商品を、少なくとも、少なくとも一人の顧客に関連付けられている顧客データに基づき自動的にリクエストする、
ように構成されている、システム。
条項17.顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、以前の商品リクエスト、顧客及び商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、条項16のシステム。
条項18.顧客に関する商品の自動的なリクエストは更に、少なくとも現在の時間データを基礎とする、条項16又は条項17のシステム。
条項19.所定の期間は現在の時間データとは異なる日であり、且つ、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、条項16乃至18のいずれかのシステム。
条項20.一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールを有している、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体において、
一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールは、
少なくとも一人の顧客に関連付けられた顧客データと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関するデータと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとを含んでいる、一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信する第1のモジュールを有しており、第1のモジュールは、
現在の時間データを取得し、
所定の期間の間に行われた少なくとも一つの以前の商品リクエストの内の一つの以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
顧客に関する商品を、少なくとも、少なくとも一人の顧客に関連付けられている顧客データに基づき自動的にリクエストする、
ように構成されている、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項21.顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、以前の商品リクエスト、顧客及び商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、条項20のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項22.顧客に関する商品の自動的なリクエストは更に、少なくとも現在の時間データに基づく、条項20又は条項21のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項23.所定の期間は現在の時間データとは異なる日であり、且つ、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、条項20乃至22のいずれかのコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
本開示の種々の付加的な実施例を、以下の付加的な条項において説明することができる:
条項1.コンピュータ実装方法において、
特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
商品に関する現在の商品リクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
所定の期間の間に行われた以前の複数の商品リクエストに関連付けられた複数の顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の複数の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、また、現在の商品リクエストと以前の複数の商品リクエストとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
複数の顧客の識別子をディスプレイに表示し、
特定の顧客に関する識別子が選択されたことを確定し、
特定の顧客に関する識別子が選択されたことの確定に応じて、データ記憶装置に記憶されており、且つ、特定の顧客に関連付けられている顧客データを、少なくとも現在の商品リクエスト及び現在の時間データに基づき自動的に更新する、コンピュータ実装方法。
条項2.複数の顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、以前の複数の商品リクエスト、現在の商品リクエスト、顧客及び商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、条項1のコンピュータ実装方法。
条項3.所定の期間は現在の時間データとは異なる日であり、且つ、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の一つを基礎とする、条項1又は条項2のコンピュータ実装方法。
条項4.コンピュータ実装方法において:
特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
現在の商品リクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、また、現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
データ記憶装置に記憶されており、且つ、顧客に関連付けられている顧客データを、少なくとも現在の商品リクエスト及び現在の時間データに基づき自動的に更新する、コンピュータ実装方法。
条項5.顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、以前の商品リクエスト、現在の商品リクエスト、顧客、並びに、現在の商品リクエストにおいてリクエストされた商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、条項4のコンピュータ実装方法。
条項6.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、以前の商品リクエストが所定の期間内に行われたことの確定を含む、条項4又は条項5のコンピュータ実装方法。
条項7.現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較は、以前の商品リクエスト及び現在の商品リクエストがそれぞれ同一の種類の商品に関するリクエストを含むことの確定を含む、条項4乃至6のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項8.所定の期間は現在の時間データとは異なる日である、条項4乃至7のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項9.所定の期間は、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の一つを基礎とする、条項4乃至8のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項10.顧客データは、顧客に関連付けられた一つ又は複数の以前の商品リクエストに関するデータを含む、条項4乃至9のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項11.顧客データは顧客の商品嗜好データを含む、条項4乃至10のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項12.以前の商品リクエストに関連付けられた時間データは、以前の商品リクエストが行われた時間に対応するデータを含む、条項4乃至11のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項13.データ記憶装置は、少なくとも千個の以前の商品リクエストに関連付けられた時間データを記憶し、且つ、少なくとも千人の顧客に関連付けられた顧客データを記憶する、条項4乃至12のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項14.システムにおいて、
少なくとも一人の顧客に関連付けられた顧客データと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関するデータと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとを含んでいる、一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信するコンピューティング装置を有しており、コンピューティング装置は、
商品に関する現在の商品リクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
所定の期間の間に行われた少なくとも一つの以前の商品リクエストの内の一つの以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、また、現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
少なくとも一人の顧客に関連付けられた顧客データを、少なくとも、現在の商品リクエスト及び現在の時間データに基づき、自動的に更新する、
ように構成されている、システム。
条項15.顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、以前の商品リクエスト、現在の商品リクエスト、顧客及び商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、条項14のシステム。
条項16.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、以前の商品リクエストが所定の期間内に行われたことの確定を含む、条項14又は条項15のシステム。
条項17.現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較は、以前の商品リクエスト及び現在の商品リクエストがそれぞれ同一の種類の商品に関するリクエストを含むことの確定を含む、条項14乃至16のいずれかのシステム。
条項18.所定の期間は現在の時間データとは異なる日であり、且つ、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の一つを基礎とする、条項14乃至17のいずれかのシステム。
条項19.一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールを有している、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体において、
一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールは、
少なくとも一人の顧客に関連付けられた顧客データと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関するデータと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとを含んでいる、一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信する第1のモジュールを有しており、第1のモジュールは、
商品に関する現在の商品リクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
所定の期間の間に行われた少なくとも一つの以前の商品リクエストの内の一つの以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、また、現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
少なくとも一人の顧客に関連付けられた顧客データを、少なくとも、現在の商品リクエスト及び現在の時間データに基づき自動的に更新する、
ように構成されている、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項20.顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、以前の商品リクエスト、現在の商品リクエスト、顧客、並びに、現在の商品リクエストにおいてリクエストされた商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、条項19のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項21.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、以前の商品リクエストが所定の期間内に行われたことの確定を含む、条項19又は条項20のいずれかのコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項22.現在の商品リクエストと以前の商品リクエストとの比較は、以前の商品リクエスト及び現在の商品リクエストがそれぞれ同一の種類の商品に関するリクエストを含むことの確定を含む、条項19乃至21のいずれかのコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項23.所定の期間は現在の時間データとは異なる日であり、且つ、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の一つを基礎とする、条項19乃至22のいずれかのコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
本開示の種々の付加的な実施例を、以下の付加的な条項において説明することができる:
条項1.コンピュータ実装方法において:
特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
商品に関するリクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
商品の構成要素の分量を、少なくとも、現在の時間データと以前の複数の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで自動的に確定し、
商品の調理時間を、少なくとも、現在の時間データと以前の複数の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき確定し、
少なくとも、確定された分量及び確定された調理時間に基づき、調理装置に商品を準備させる、コンピュータ実装方法。
条項2.現在の時間データと、以前の複数の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、所定の期間内に行われた以前の複数の商品リクエストの数の確定を含む、条項1のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項3.所定の期間の間に行われた以前の複数の商品リクエストの数が閾値数に達すると、分量が増加され、且つ、調理時間が短縮される、条項2のコンピュータ実装方法。
条項4.所定の期間の間に行われた以前の複数の商品リクエストの数が閾値数に達しない場合、分量が低減され、且つ、調理時間が延長される、条項2又は条項3のコンピュータ実装方法。
条項5.以前の複数の商品リクエストに関連付けられた時間データは、以前の複数の商品リクエストが行われた時間に対応するデータを含む、条項1乃至4のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項6.コンピュータ実装方法において:
特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
商品に関するリクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
商品の構成要素の分量を、少なくとも現在の時間データに基づきリアルタイムで自動的に確定し、
商品の調理時間を、少なくとも現在の時間データに基づき自動的に確定し、
少なくとも、確定された分量及び確定された調理時間に基づき、調理装置に商品を準備させる、コンピュータ実装方法。
条項7.分量の自動的な確定は更に、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較を基礎とする、条項6のコンピュータ実装方法。
条項8.以前の商品リクエストに関連付けられた時間データは、以前の商品リクエストが行われた時間に対応するデータを含む、条項7のコンピュータ実装方法。
条項9.所定の期間は、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、条項7又は条項8のコンピュータ実装方法。
条項10.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数の確定を含む、条項7乃至9のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項11.所定の期間の間に行われた以前の複数の商品リクエストの数が閾値数に達すると、分量が増加される、条項10のコンピュータ実装方法。
条項12.所定の期間の間に行われた以前の複数の商品リクエストの数が閾値数に達すると、調理時間が短縮される、条項10又は条項11のコンピュータ実装方法。
条項13.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達しない場合、分量が低減される、条項10乃至12のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項14.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達しない場合、調理時間が延長される、条項10乃至13のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項15.システムにおいて、
一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信するコンピューティング装置を有しており、コンピューティング装置は、
商品に関するリクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
商品の構成要素の分量を、少なくとも現在の時間データに基づき自動的に確定し、
商品の調理時間を、少なくとも現在の時間データに基づき自動的に確定し、
少なくとも、確定された分量及び確定された調理時間に基づき、調理装置に商品を準備させる、
ように構成されている、システム。
条項16.分量の自動的な確定は更に、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較を基礎とする、条項15のシステム。
条項17.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数の確定を含む、条項16のシステム。
条項18.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達すると、分量が増加され、且つ、調理時間が短縮される、条項17のシステム。
条項19.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達しない場合、分量が低減され、且つ、調理時間が延長される、条項17又は条項18のシステム。
条項20.一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールを有している、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体において、
一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールは、
一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信する第1のモジュールを有しており、第1のモジュールは、
商品に関するリクエストを受領し、
現在の時間データを取得し、
商品の構成要素の分量を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで自動的に確定し、
商品の調理時間を、少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき確定し、
少なくとも、確定された分量及び確定された調理時間に基づき、調理装置に商品を準備させる、
ように構成されている、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項21.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数の確定を含む、条項20のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項22.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達すると、分量が増加され、且つ、調理時間が短縮される、条項21のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項23.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達しない場合、分量が低減され、且つ、調理時間が延長される、条項21又は条項22のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
本開示の種々の付加的な実施例を、以下の付加的な条項において説明することができる:
条項1.コンピュータ実装方法において、
特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
調理装置の現在の使用データを取得し、
現在の時間データを取得し、
調理装置に関する清掃時間を、少なくとも、現在の使用データ、並びに、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで確定し、
調理装置の少なくとも一部の清掃を、少なくとも確定された清掃時間に基づき、調理装置に自動的に開始させる、コンピュータ実装方法。
条項2.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数の確定を含む、条項1のコンピュータ実装方法。
条項3.所定の期間の間に行われた以前の複数の商品リクエストの数が閾値数に達すると、清掃時間が短縮される、条項2のコンピュータ実装方法。
条項4.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達しない場合、清掃時間が延長される、条項1乃至3のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項5.更に、調理装置の清掃頻度を、少なくとも現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき確定する、条項1乃至4のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項6.更に、調理機械によって作られる商品の種類を、以前の商品リクエストに応じて確定する、条項5のコンピュータ実装方法。
条項7.清掃頻度を更に、少なくとも、調理機械によって作られる商品の種類に基づき確定する、条項6のコンピュータ実装方法。
条項8.以前の商品リクエストに応じて調理機械によって作られる商品の種類が、現在の商品リクエストに応じて作られるべき商品と同じ種類であることが確定されると、清掃頻度を低減する、条項7のコンピュータ実装方法。
条項9.清掃時間を更に、少なくとも、以前の商品リクエストに応じて調理機械によって作られる商品の種類に基づき確定する、条項6乃至8のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項10.以前の商品リクエストに応じて調理機械によって作られる商品の種類が、現在の商品リクエストに応じて作られるべき商品と同じ種類であることが確定されると、清掃時間を短縮する、条項9のコンピュータ実装方法。
条項11.以前の商品リクエストに関連付けられた時間データは、以前の商品リクエストが行われた時間に対応するデータを含む、条項1乃至10のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項12.所定の期間は、少なくとも、現在の時間データの時刻、現在の時間データの曜日及び現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、条項1乃至11のいずれかのコンピュータ実装方法。
条項13.システムにおいて、
以前の商品リクエストと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとを含んでいる、一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信するコンピューティング装置を有しており、コンピューティング装置は、
調理装置の現在の使用データを取得し、
現在の時間データを取得し、
調理装置に関する清掃時間を、少なくとも、現在の使用データ、並びに、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで確定し、
調理装置の少なくとも一部の清掃を、少なくとも確定された清掃時間に基づき、調理装置に自動的に開始させる、
ように構成されている、システム。
条項14.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数の確定を含む、条項13のシステム。
条項15.所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達すると、清掃時間が短縮され、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数が閾値数に達しない場合、清掃時間が延長される、条項14のシステム。
条項16.少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、調理装置の清掃頻度が確定される、条項13乃至15のいずれかのシステム。
条項17.コンピューティング装置は更に、
以前の商品リクエストに応じて調理機械によって作られる商品の種類を確定し、
以前の商品リクエストに応じて調理機械によって作られる商品の種類が、現在の商品リクエストに応じて作られるべき商品と同じ種類であることが確定されると、清掃頻度を低減する、
ように構成されている、条項16のシステム。
条項18.コンピューティング装置は更に、
以前の商品リクエストに応じて調理機械によって作られる商品の種類を確定し、
以前の商品リクエストに応じて調理機械によって作られる商品の種類が、現在の商品リクエストに応じて作られるべき商品と同じ種類であることが確定されると、清掃時間を短縮する、
ように構成されている、条項13乃至17のいずれかのシステム。
条項19.一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールを有している、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体において、
一つ又は複数のコンピュータ実行可能モジュールは、
以前の商品リクエストと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとを含んでいる、一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信する第1のモジュールを有しており、第1のモジュールは、
調理装置の現在の使用データを取得し、
現在の時間データを取得し、
調理装置に関する清掃時間を、少なくとも、現在の使用データ、並びに、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づきリアルタイムで確定し、
調理装置の少なくとも一部の清掃を、少なくとも確定された清掃時間に基づき調理装置に自動的に開始させる、
ように構成されている、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項20.現在の時間データと、以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較は、所定の期間の間に行われた以前の商品リクエストの数の確定を含む、条項19のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
条項21.少なくとも、現在の時間データと以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、調理装置の清掃頻度を確定する、条項19又は条項20のコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体。
本開示に記載した全てのプロセスを、一つ又は複数の汎用コンピュータ又は汎用プロセッサによって実行されるソフトウェアコードモジュールにおいて実施することができ、またそのソフトウェアコードモジュールを介して完全に自動化することもできる。コードモジュールを、任意の種類のコンピュータ読み取り可能媒体又は他のコンピュータ記憶装置に記憶することができる。択一的に、幾つかの方法又は全ての方法を専用のコンピュータハードウェアで実施することができる。更に、本開示において参照されるコンポーネントを、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせで実装することができる。
別途に具体的な記述がない限り、特に「〜できる」、「〜できるであろう」、「〜かもしれない」又は「〜してもよい」等の条件付き言語は、一般的に使用されるコンテキストにおいて、特定の幾つかの実施の形態が特定の特徴、要素及び/又はステップを含むが、その一方で他の幾つかの実施の形態はそれらを含まないことであると解される。従って、そのような条件付き言語は、一般的に、幾つかの特徴、要素及び/又はステップが、一つ又は複数の実施の形態にとって何らかの形で必要とされるか、又は、一つ又は複数の実施の形態が、ユーザ入力又はプロンプティングを用いて、または用いずに、それらの特徴、要素及び/又はステップがいずれかの特定の実施の形態に含まれるか否か、若しくはいずれかの特定の実施の形態において行われるべきか否かを決定するためのロジックを含む必要があることを意味することは意図していない。
別途に具体的な記述がない限り、フレーズ「X、Y及びZの内の少なくとも一つ」等の接続的言語は、一般的に使用されるコンテキストで、項目、術語等がX、Y又はZのいずれかで良いことを意味していると解される。従って、そのような接続的言語は、一般的に、特定の幾つかの実施の形態が、Xの内の少なくとも一つ、Yの内の少なくとも一つ、またZの内の少なくとも一つがそれぞれ存在することを必要とすることを意味することは意図していない。
本開示に記載した、及び/又は添付の図面に図示したフローチャートにおけるプロセスの記述、要素又はブロックはいずれも、そのプロセスにおける特定の論理的機能又は要素を実装するための一つ又は複数の実行可能な命令を含む、モジュール、セグメント、またはコードの一部を潜在的に表すものとして解されるべきである。択一的な実装形態も本開示に記載した種々の実施の形態の範囲に含まれ、当業者に理解されるように含まれた関係性に応じて、幾つかの要素又は機能を削除することができるか、又は、実質的に同時に実行すること又は逆の順序で実行することも含めて、図示又は説明した順序とは異なる順序で実行することができる。
上述の複数の実施の形態に対して多数の変更及び修正を行うことができ、それらの要素が他の許容される複数の実施例において存在していると解されるべきことを強調しておく。そのような全ての修正及び変更は、本開示の範囲内で含まれることを意図している。

Claims (15)

  1. コンピュータ実装方法において、
    特定のコンピュータ実行可能な命令を有するように構成されている一つ又は複数のコンピューティング装置の制御下において、
    現在の時間データを取得し、
    所定の期間内に行われた以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、前記現在の時間データと前記以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとの比較に基づき、リアルタイムで識別し、
    前記顧客に関する商品を、少なくとも、データ記憶装置に記憶されており、且つ、前記顧客に関連付けられている顧客データに基づき自動的にリクエストすることを特徴とする、コンピュータ実装方法。
  2. 複数の顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくともロケーション情報を基礎とする、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
  3. 前記ロケーション情報は、前記以前の商品リクエスト、前記顧客及び前記商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を含む、請求項2に記載のコンピュータ実装方法。
  4. 前記顧客に関する前記商品の自動的なリクエストは更に、少なくとも前記現在の時間データを基礎とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  5. 前記所定の期間は前記現在の時間データとは異なる日である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  6. 前記所定の期間は、少なくとも、前記現在の時間データの時刻、前記現在の時間データの曜日及び前記現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  7. 前記顧客データは、前記顧客に関連付けられた一つ又は複数の以前の商品リクエストに関するデータを含み、
    前記顧客に関する前記商品のリクエストは更に、少なくとも、前記顧客に関連付けられた一つ又は複数の前記以前の商品リクエストを基礎とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  8. 前記顧客データは前記顧客の商品嗜好データを含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  9. 前記以前の商品リクエストに関連付けられた前記時間データは、前記以前の商品リクエストが行われた時間に対応するデータを含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  10. 前記データ記憶装置は、少なくとも千個の以前の商品リクエストに関連付けられた時間データを記憶し、且つ、少なくとも千人の顧客に関連付けられた顧客データを記憶する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  11. 前記現在の時間データと、前記以前の商品リクエストに関連付けられた前記時間データとの比較は、前記以前の商品リクエストが前記所定の期間内に行われたことの確定を含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
  12. システムにおいて、
    少なくとも一人の顧客に関連付けられた顧客データと、少なくとも一つの以前の商品リクエストに関するデータと、前記少なくとも一つの以前の商品リクエストに関連付けられた時間データとを含んでいる、一つ又は複数のコンテンツデータストアと通信するコンピューティング装置を有しており、該コンピューティング装置は、
    現在の時間データを取得し、
    所定の期間の間に行われた前記少なくとも一つの以前の商品リクエストの内の一つの以前の商品リクエストに関連付けられた顧客を、少なくとも、前記現在の時間データと前記以前の商品リクエストに関連付けられた前記時間データとの比較に基づきリアルタイムで識別し、
    少なくとも、前記少なくとも一人の顧客に関連付けられた前記顧客データに基づき、前記顧客に関する商品を自動的にリクエストする、
    ように構成されていることを特徴とする、システム。
  13. 前記顧客のリアルタイムでの識別は更に、少なくとも、前記以前の商品リクエスト、前記顧客及び前記商品のベンダの内の少なくとも一つのロケーション情報を基礎とする、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記顧客に関する前記商品の自動的なリクエストは更に、少なくとも前記現在の時間データを基礎とする、請求項12又は請求項13に記載のシステム。
  15. 前記所定の期間は前記現在の時間データとは異なる日であり、且つ、少なくとも、前記現在の時間データの時刻、前記現在の時間データの曜日及び前記現在の時間データの季節の内の少なくとも一つを基礎とする、請求項12乃至14のいずれか一項に記載のシステム。
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