JP2015501409A - トラスエンドパッドフィッティング - Google Patents

トラスエンドパッドフィッティング Download PDF

Info

Publication number
JP2015501409A
JP2015501409A JP2014539958A JP2014539958A JP2015501409A JP 2015501409 A JP2015501409 A JP 2015501409A JP 2014539958 A JP2014539958 A JP 2014539958A JP 2014539958 A JP2014539958 A JP 2014539958A JP 2015501409 A JP2015501409 A JP 2015501409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base structure
fitting
inclined plate
plate
truss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014539958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6169090B2 (ja
Inventor
ロバート エリック グリップ,
ロバート エリック グリップ,
マイケル コイトランド ヒューズ,
マイケル コイトランド ヒューズ,
ダニエル ジョーセフ バジール,
ダニエル ジョーセフ バジール,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2015501409A publication Critical patent/JP2015501409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6169090B2 publication Critical patent/JP6169090B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B1/00Devices for securing together, or preventing relative movement between, constructional elements or machine parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/26Attaching the wing or tail units or stabilising surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/0004Joining sheets, plates or panels in abutting relationship
    • F16B5/0084Joining sheets, plates or panels in abutting relationship characterised by particular locking means
    • F16B5/0092Joining sheets, plates or panels in abutting relationship characterised by particular locking means with locking means rotating about an axis parallel to the main plane and perpendicular to the abutting edge, e.g. screw, bayonet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/02Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

構造物を接続するメカニカルフィッティングは、ベース構造(504)とプレート部材(506,508)と、を含む。前記メカニカルフィッティングは更に、前記プレート部材を前記ベース構造から所定の間隔を置いて支持する支持構造(510,514)を含む。前記支持構造はトラス構造を含む。

Description

本開示は、航空機、宇宙船、他のビークル、及び他の構造物に関するものであり、特に2つの構造物を接続し、そして軸方向荷重をこれらの構造物の間で、フィッティング内の曲げ応力及びせん断応力を最小限に抑えて伝達するトラスエンドパッドフィッティングに関するものである。
航空機、土木構造物、及び他の大規模構造物のような構造物は、アセンブリ群から組み立てることができ、これらのアセンブリは今度は、サブアセンブリ群から組み立てることができる。このような構造物では、大きな荷重を、1つのアセンブリと隣のアセンブリまたはサブアセンブリとの間で伝達する必要がある場合が多い。例えば、1つの片翼スパン長の航空機翼は、胴体の構造物に取り付けることができる。翼が、上方に向かう空気荷重が翼に作用することに起因して上方に湾曲すると、圧縮応力が上側翼面に生じ、そして引張荷重が下側翼面に発生する。翼が航空機胴体に取り付けられる翼の付け根、または翼設計によって異なる別の片翼スパン長の翼の付け根では、大きな圧縮荷重または引張荷重を1つの構造物から別の構造物に伝達することが必要となる。引張荷重を伝達することは、本明細書において記載される理由により、圧縮荷重よりも難しい解決課題である。これらの荷重を伝達するために使用される場合が多い構造的細部または機械的取付具は通常、テンションクリップ、またはテンションフィッティングと表記される。異なる種類のこのようなフィッティングの例を図1〜4に示す。このようなフィッティングの種々の構成部材の寸法は広範に変わり得る。異なる種類のフィッティングは、本明細書において記載されるのと同様の構成部材群を含むことができる。図1は、構造物群を接続するために使用することができる先行技術によるアングルクリップ100の一例の斜視図である。アングルクリップ100は、エンドパッド102を含むことができる。エンドパッド102は、エンドパッド102に形成されて、ボルトのようなファスナー106、または他の種類のファスナーを収容する開口部104を含むことができる。ファスナー106は、シャンク109及びヘッド110を含むことができる。開口部104は、ファスナー106のヘッド110が開口部104を通り抜けるのを防止するサイズに形成される。エンドパッド102は、任意の隣接する壁への締結荷重を、図2Bに示すのと同様なせん断力及び曲げ力、またはせん断荷重、または曲げ荷重によって支持するプレートとすることができる。通常、エンドパッド102は、形状が略四角形、例えば略矩形である。
ファスナー106またはボルトは、アングルクリップ100または他のフィッティングを、隣接構造物の結合フィッティングに接続することができる。アングルクリップ100または他のフィッティングは、隣接構造物の結合フィッティングに当接させることができる。隣接構造物に取り付けられる結合フィッティングに当接するフィッティングの一例が図14に図示されている。
本明細書において記載される全てのテンションクリップ及びテンションフィッティングは、これらのクリップ及びフィッティングが引張荷重を2つの構造物の間で伝達する過程に共通する特定の特徴を有している:引張荷重は、1つのフィッティングに一方の構造物から、当該構造物に取り付けられる(または一体化された)フィッティングの壁を通って伝達され、そしてこれらの荷重は、別の構造物に高引張強度ファスナー(または、高引張強度ファスナー群)を介して伝達される。図2Bは、チャネルテンションクリップの側壁及び高引張強度ファスナーシャンク109に作用する引張力を示している。従って、一対の結合フィッティングが、これらのエンドパッドが湾曲し、そして隣接する2つのフィッティングの間の側壁が互いから分離するような大きな荷重を受ける場合、荷重経路は次のように記述することができる:引張荷重は1つの構造物から、1つのフィッティングの側壁群に伝達されて当該フィッティングのエンドパッドに達し、テンションボルトを通過して隣接するフィッティングのエンドパッドに伝達され、そして次に、隣接する当該フィッティングの側壁群に達し、そして次に、隣接する構造物に達する。
アングルクリップ100は、エンドパッド102に対して略直角に、かつファスナー106またはボルトの軸線に対して略平行に突出することができる隣接壁または側壁108を含むことができる。隣接側壁を有する四角形エンドパッド102の4つの辺のうちの3辺を含むフィッティングは、チャネルフィッティング(channel fitting)と表記される。隣接する3つの側壁402,404,及び406を含むチャネルフィッティング400の一例を図4に示す。チャネルフィッティングの側壁406はバックプレーン(back plane)とも表記される。1つの共通コーナー部で交差する2つの辺だけが、エンドパッド102との接合辺になる場合、当該フィッティングはアングルフィッティング(angle fitting)と表記される。隣接する2つの接合側壁302及び304を含むアングルフィッティング300の一例を図3に示す。四角形の辺のうちの1つの辺だけが、1つの側壁に接合される場合、当該フィッティングは、図1に示すようなアングルクリップ(angle clip)100と表記される。四角形エンドパッド102の対向する2つの辺がそれぞれ、側壁202及び204に接合される場合、当該フィッティングは、チャネルテンションクリップ(channel tension clip)と表記される。チャネルテンションクリップ200の一例は図2Aに、対向する2つの側壁202及び204を備える構成として図示されている。
重量効率の観点では、チャネルテンションフィッティングはチャネルフィッティングよりも効率的であり、当該チャネルフィッティングは今度は、アングルフィッティングよりも効率的であり、当該アングルフィッティングは今度は、チャネルクリップまたはアングルクリップよりも効率的である。加工コストがチャネルフィッティング及びチャネルテンションクリップの設計に影響するが、外部宇宙空間で使用される航空機または構造物の構造上の全ての構成部材の重量を最小限に抑えることが極めて望ましい。これは、構造物の寿命に亘って、ビークルの各パーツの各単体の重量が、関連コストを伴なう非常に大きな燃料量を表わしているからである。重量節減によって、合計ビークル重量を減らすことができるので、例えば製造コスト及びメンテナンスコストのような他の恩恵または利点が更にもたらされる。図1〜4を参照して説明されるフィッティングを設計することにより、軸方向荷重、隣接する壁に対するファスナーまたはボルトの位置、及びフィッティングの材料特性のようなパラメータ群によって異なるが、特定の重量を持つパーツが得られる。従って、パーツまたはアセンブリの重量を、構造的完全性を犠牲にすることなく、または法外な製造コストまたはメンテナンスコストを伴なうことなく低減することができるフィッティング及び他の構成部材が必要となる。
また、図2Bに示す矢印206で指示されるような、ファスナー106またはボルトからの軸方向荷重が更に、図2Bに示すエンドパッド102に、エンドパッド102を挟み付けるファスナーヘッド110の機構によって主として伝達される。この位置から、当該荷重が側壁202及び204に、せん断力及び曲げ力が合成されることにより伝達される。別の表現をすると、エンドパッド102は、梁と同様な挙動をする。荷重を1つの位置から別の位置に、湾曲することにより伝達する現象は、荷重を軸方向力により伝達する現象ほどには効率的に進まないので、湾曲することによって荷重を伝達するためにプレート群を使用すると、本質的に非効率が生じる。
ボルトを使用して、所定の偏心量で接続部を強制的に偏心させる。ボルトは、通常ボルトシャンクの直径の1.6倍であるヘッドを有するので、これらの側壁は、当該ボルトの軸線から、当該ボルトの直径の0.8倍よりも決して接近することができない。しかしながら、これらのフィッティングは、肉厚のフィレット半径部を、エンドパッド102と側壁108,202,204,302,304,402,404,及び406の接合部に持つように形成して、亀裂が起きないように偏心効果を更に高める必要もある。また、孔付きソケットヘッドを使用しない限り、ソケットレンチをボルトのヘッドに被せて取り付ける必要がある。この最小限の偏心によって、エンドパッドを特定の最小サイズにすることができる。梁の場合、長さが長くなると、応力が増大し、非効率が生じる。
従来のテンションフィッティング及びクリップのテンションボルトは、多くの場合、大きな直径を有するサイズに形成されて、フィッティングエンドパッド曲げ強度を大きくしている。ボルトヘッドをより大きくすると、フィッティング強度が、エンドパッドに生じるモーメントが小さくなることにより(詳細には、実効エンドパッド“レバーアーム”長さ、ボルトの周縁とフィッティング壁との間のスパンが短くなることにより)高くなる。しかしながら、フィッティング強度を高くするこの手法では、重量ペナルティーが大きくなる。大きな重量のボルトを至るところに用いると、最後には、フィッティング自体よりも高い引張耐性を有することになり、これにより、構造的な非効率が生じる。
フィッティングの幾何学形状、及びエンドパッド102を通って側壁に至る荷重の経路は、曲げに起因する高応力位置が、側壁202及び204がエンドパッド102に接合されるコーナー部を通過することを前提としている。構造物のこの領域は、図2Bに示すように、荷重について高い応力集中係数を有する。従って、肉厚のフィレット半径部を設ける場合でも、フィッティングにはこれらの位置において疲労亀裂が生じる。
フィッティングは多くの場合、板材または押し出し型材により形成されるので、図2Bのフィレット210のようなフィレット210が必ず形成され、このフィレットでは、最大応力の方向が、図2Bに示すプレート212の短い横断面における材料流動方向になっている。この材料流動方向は普通、最も強度が低く、かつ最も脆弱な方向である。少なくとも1つのフィレットにこの方向に荷重が加わることは避けることができないので、脆弱ではない金属合金を選択する必要がある。しかしながら、この延性を付与する代償として、最終的な強度が低下する。許容応力のこの低下によって、フィッティングの非効率性が増大する。
ボルトは、シャンク及びヘッドにより構成される。シャンク部分は、ボルトにねじ込むナットを受け入れるネジ切り部分と、そしてネジ無し部分と、を有している。軸方向引張荷重を受けている状態では、最大応力の位置は、第1ネジ山の下の正味面積に位置する。従って、ネジ無し領域のボルト材料には、当該材料の最終的な耐荷重性能に達するまでの荷重は加わらないが、その理由は、荷重がこれらのネジ山の下の正味面積によって限定されるからである。更に、これらのネジ山は、ネジ山に形成される切り欠きによって応力集中を伴なう。従って、ネジ切りボルト自体が本質的に効率が低下している。この効率低下によって、ボルト径を、これらの影響がないとした場合のボルト径よりも大きくせざるを得ず、これによって今度は、エンドパッドを、これらの影響がないとした場合に必要となる幅よりも広くせざるを得なくなる。従って、ボルトの効率低下は、フィッティングの残りの部分に複合的な影響を与える。この複合的な影響は、逆の方向にも作用する。ジョイントの偏心が大きくなると、曲げ力がボルトに加わる。ボルトでこれらの曲げモーメントを支持する場合、ボルト径を大きくしてこれらの曲げモーメントを支える必要がある。従って、ボルトサイズが大きくなると、偏心が一層大きくなって、偏心自体が複雑な形になる。
フィッティングは、単一の材料から加工、鍛造、または押し出し成形により形成される。フィッティングの特定の部分が、引張荷重を受けるのに対し、他の部分は、圧縮またはせん断荷重を受ける。現在のフィッティングに使用されるこれらの材料は、これらの異なる荷重をフィッティングの異なる部分で受け持つように選択される。これにより、フィッティングの重量が余分に増え、そしてコストが増えるといった非効率が生じる。従って、異なる荷重がフィッティングの異なる部分で支持されることを考慮に入れて、引張荷重及び圧縮荷重を更に効率的に支持すると同時に、重量及びコストを低減することができるフィッティングが必要になる。
1つの実施形態によれば、構造物を接続するメカニカルフィッティングは、第1プレートと、エンドプレートまたはベース構造と、そして第2プレートまたはプレート部材と、を含むことができる。前記メカニカルフィッティングは更に、前記プレート部材を前記エンドプレートまたはベース構造から所定の間隔を置いて支持する支持構造を含むことができる。
別の実施形態によれば、構造物を接続するメカニカルフィッティングは、第1プレートと、エンドプレートまたはベース構造と、そして第2プレートまたはプレート部材と、を含むことができる。前記メカニカルフィッティングは更に、前記エンドプレートまたはベース構造から延出して1つの構造物に取り付けられる少なくとも1つの側壁を含むことができる。前記メカニカルフィッティングは更に、前記プレート部材と前記少なくとも1つの側壁及び前記ベース構造が形成する交差部との間を延在する第1傾斜プレートを含むことができる。前記第1傾斜プレートは、前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在することができる。前記メカニカルフィッティングは更に、前記プレート部材と前記ベース構造との間を延在する第2傾斜プレートを含むことができる。前記第2傾斜プレートは前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在することができる。
別の実施形態によれば、構造物を接続する方法は、ファスナーの一方の端部を、メカニカルフィッティングのベース構造の開口部を通って収容して、前記ファスナーを結合メカニカルフィッティングにファスナー結合する工程を含むことができる。前記方法は更に、前記ファスナーの反対側端部を、前記メカニカルフィッティングのプレート部材で保持する工程を含むことができる。前記ファスナーの前記反対側端部は、前記プレート部材で保持されるように適合させる。前記方法は更に、第1傾斜プレートを、前記プレート部材と前記ベース構造との間で延在させる工程を含むことができる。前記第1傾斜プレートは前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在することができる。前記方法は更に、第2傾斜プレートを、前記プレート部材と前記ベース構造との間で延在させる工程を含むことができる。前記第2傾斜プレートは前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在することができる。
更に別の実施形態によれば、構造物を接続するメカニカルフィッティングは:ベース構造と;プレート部材と;そして前記プレート部材を前記ベース構造から所定の間隔を置いて支持する支持構造と、を備えることができる。
有利な点として、前記メカニカルフィッティングは更に:ファスナーと;そして前記プレート部材に形成されて前記ファスナーを収容する穴と、を備え、前記ファスナーは、前記メカニカルフィッティングを別のメカニカルフィッティングに取り付けるように適合させ;前記支持構造はトラス構造を備え;前記トラス構造は:前記プレート部材と前記ベース構造との間を延在する第1傾斜プレートであって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートと;そして前記プレート部材と前記ベース構造との間を延在する第2傾斜プレートであって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートと、を備える。
前記メカニカルフィッティングは更に:前記ベース構造から延在する少なくとも1つの側壁であって、前記第1傾斜プレートが、前記プレート部材と前記ベース構造及び前記少なくとも1つの側壁が形成する交差部との間を延在する、前記少なくとも1つの側壁と;前記ベース構造から延在する少なくとも1つの他方の側壁であって、前記第2傾斜プレートが、前記プレート部材と前記ベース構造及び前記少なくとも1つの他方の側壁が形成する交差部との間を延在する、前記少なくとも1つの他方の側壁と、を備え;前記第1の所定角度及び前記第2の所定角度は、等しい角度、及び異なる角度のうちの一方の角度であり; 前記ベース、前記プレート部材、前記第1傾斜プレート、及び前記第2傾斜プレートは、同じ材料により一体的に形成され;前記第1傾斜プレート及び前記第2傾斜プレートは、前記プレート部材に一体的に形成され;そして前記第1傾斜プレート及び前記第2傾斜プレートは、前記ベース構造と前記プレート部材との間の圧縮力に対して、前記ベース構造を形成する材料と比較して、耐性の優れた機械的特性を有する材料により形成される。
前記メカニカルフィッティングは更に:前記ベース構造の1つの辺から延出する第1側壁と;前記第1側壁とは反対側の前記ベース構造の対向辺から延出する第2側壁と;前記プレート部材に取り付けられる帯状体と;前記帯状体及び前記プレート部材が形成する交差部に当接する第1端部と、そして前記第1側壁及び前記ベース構造が形成する交差部に当接する反対側端部と、を含む第1傾斜プレートであって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートと;そして前記帯状体及び前記プレート部材が形成する交差部に当接する第1端部と、そして前記ベース構造及び前記第2側壁が形成する交差部に当接する反対側端部と、を含む第2傾斜プレートであって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートと、を備える。
前記メカニカルフィッティングは更に:前記ベース構造の1つの辺から延出する第1側壁と;前記第1側壁とは反対側の前記ベース構造の対向辺から延出する第2側壁と;ヌードル体と;前記ヌードル体の周りを延在して前記プレート部材を画定し、かつ前記ヌードル体から延出する第1帯状体部分及び第2帯状体部分を含む分岐帯状体と;前記ヌードル体の周りの前記帯状体に当接する第1端部と、そして前記第1側壁及び前記ベース構造が形成する交差部に当接する反対側端部と、を含む第1傾斜プレートであって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートと;前記ヌードル体の周りの前記帯状体に当接する第1端部と、そして前記ベース構造及び前記第2側壁が形成する交差部に当接する反対側端部と、を含む第2傾斜プレートであって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートと;そして前記第1帯状体部分と前記第2帯状体部分との間に配置されて前記帯状体を所定位置に保持するカムと、を備える。
更に別の実施形態によれば、構造物を接続するメカニカルフィッティングが開示され、該メカニカルフィッティングは:ベース構造と;プレート部材と;前記ベース構造から延出して構造物に取り付けられる少なくとも1つの側壁と;前記プレート部材と前記少なくとも1つの側壁及び前記ベース構造が形成する交差部との間を延在する第1傾斜プレートであって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートと;そして前記プレート部材と前記ベース構造との間を延在する第2傾斜プレートであって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートと、を備える。
有利な点として、前記メカニカルフィッティングは更に:ファスナーであって、前記プレート部材が前記ファスナーを保持するように適合させた、前記ファスナーと;そして前記ベース構造の開口部であって、該開口部を通って、前記ファスナーを、前記ベース構造を貫通して延出させて前記メカニカルフィッティングを結合メカニカルフィッティングに接続することにより、前記構造物を別の構造物に接続する、前記開口部と、を備え、前記メカニカルフィッティングを前記結合フィッティングに接続すると、圧縮荷重が前記第1傾斜プレート及び前記第2傾斜プレートに加わり;前記構造物及び前記他の構造物は、航空機の構造物を構成し;前記第1傾斜プレート及び前記第2傾斜プレートは前記プレートに一体的に形成され;そして前記第1傾斜プレート及び前記第2傾斜プレートは、前記ベース構造と前記プレート部材との間の圧縮力に対して、前記ベース構造を形成する材料と比較して、耐性の優れた機械的特性を有する材料により形成される。
更に別の実施形態によれば、構造物を接続する方法が開示され、該方法は:ファスナーの一方の端部を、メカニカルフィッティングのベース構造の開口部を通って収容して、前記ファスナーを結合メカニカルフィッティングにファスナー結合する工程と;前記ファスナーの反対側端部を、前記メカニカルフィッティングのプレート部材で保持する工程であって、前記ファスナーの前記反対側端部が、前記プレート部材で保持されるように適合させた、前記保持する工程と;第1傾斜プレートを、前記プレート部材と前記ベース構造との間で延在させる工程であって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートを延在させる工程と;そして第2傾斜プレートを、前記プレート部材と前記ベース構造との間で延在させる工程であって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートを延在させる工程と、を含み;前記メカニカルフィッティングは、前記ベース構造から延出する側壁を備え、そして前記方法は更に、航空機の構造物を前記側壁に取り付ける工程を含む。
請求項によってのみ規定される本開示の他の態様及び特徴は、この技術分野の当業者には、本開示に関する以下の非限定的な詳細な説明を、添付の図と併せて精査することにより明らかになる。
実施形態についての以下の詳細な説明では、本開示の特定の実施形態を図示する添付の図面を参照する。異なる構造及び動作を有する他の実施形態は、本開示の範囲から逸脱しない。
図1は、構造物を接続するために使用することができる先行技術によるアングルクリップの一例の斜視図である。 図2Aは、構造物を接続するために使用することができる先行技術によるチャネルテンションクリップの一例の斜視図である。 図2Bは、図2Aの先行技術によるチャネルテンションクリップの上面図であり、チャネルテンションクリップに加わる力または荷重、及びクリップ内の内部引張応力及び圧縮応力を示している。 図3は、構造物を接続するために使用される先行技術によるアングルフィッティングの一例の斜視図である。 図4は、構造物を接続するために使用される先行技術によるチャネルフィッティングの一例の斜視図である。 図5Aは、本開示の1つの実施形態による構造物を接続し、かつエンドパッド支持構造を含むメカニカルフィッティングの一例の斜視図である。 図5Bは、図5Aのトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスチャネルテンションクリップの上面図であり、テンションクリップ及びトラスエンドパッドフィッティングに加わる力または荷重、及びフィッティング内の内部引張応力及び圧縮応力を示している。 図6は、本開示の1つの実施形態による構造物を接続するトラスエンドパッドメカニカルフィッティング及び結合トラスエンドパッドメカニカルフィッティングの上面図である。 図7は、本開示の別の実施形態によるトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスチャネルテンションクリップの一例の上面図である。 図8は、本開示の更に別の実施形態によるトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスチャネルテンションクリップの一例の上面図である。 図9は、本開示の更に別の実施形態によるトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスチャネルテンションクリップの一例の上面図である。 図10は、本開示の1つの実施形態によるトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスチャネルフィッティングの一例の上面図である。 図11は、本開示の1つの実施形態によるつま先領域が無く、かつトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスチャネルフィッティングの一例の斜視図である。 図12は、本開示の別の実施形態によるトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスチャネルフィッティングの一例の斜視図である。 図13Aは、本開示の1つの実施形態によるトラスエンドパッドフィッティングを含むトラスアングルフィッティングの一例の斜視図である。 図13Bは、直線13B−13Bに沿った図13Aの例示的なトラスアングルフィッティングの端面図であり、フィッティング内の内部引張応力及び圧縮応力を示している。 図14は、ファスナー結合されて2つの構造物を接続する先行技術による一対のアングルテンションクリップの上面図である。 図15Aは、本開示の1つの実施形態による2つの構造物を接合するトラスエンドパッド支持構造を含む一対のトラスアングルテンションクリップの上面図である。 図15Bは、図15Aの一対のトラスアングルテンションクリップの上面図であり、テンションクリップ及びトラスエンドパッドフィッティングに加わる力または荷重、及びフィッティング内の内部引張応力及び圧縮応力を示している。 図16は、ファスナー結合されて2つの構造物を接続する先行技術による一対のアングルテンションフィッティングの上面図である。 図17Aは、本開示の1つの実施形態による2つの構造物を接合するトラスエンドパッド支持構造を含む一対のトラスアングルテンションフィッティングの上面図である。 図17Bは、図17Aの一対のトラスアングルテンションフィッティングの上面図であり、トラスアングルテンションフィッティングに加わる力または荷重、及びフィッティング内の内部引張応力及び圧縮応力を示している。 図18Aは、本開示の1つの実施形態による直角多角形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図18Bは、本開示の1つの実施形態による直角多角形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図18Cは、本開示の1つの実施形態による直角多角形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図18Dは、本開示の1つの実施形態による直角多角形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図18Eは、本開示の1つの実施形態による直角多角形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図18Fは、本開示の1つの実施形態によるエンドプレートが取り外されている、または変更されている状態の異なるフィッティングの斜方投影図である。 図18Gは、本開示の1つの実施形態によるエンドプレートが取り外されている、または変更されている状態の異なるフィッティングの斜方投影図である。 図18Hは、本開示の1つの実施形態によるエンドプレートが取り外されている、または変更されている状態の異なるフィッティングの斜方投影図である。 図18Iは、本開示の1つの実施形態によるエンドプレートが取り外されている、または変更されている状態の異なるフィッティングの斜方投影図である。 図18Jは、本開示の1つの実施形態によるエンドプレートが取り外されている、または変更されている状態の異なるフィッティングの斜方投影図である。 図19Aは、本開示の1つの実施形態による不規則形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図19Bは、本開示の1つの実施形態による不規則形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図19Cは、本開示の1つの実施形態による不規則形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図19Dは、本開示の1つの実施形態による不規則形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図19Eは、本開示の1つの実施形態による不規則形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティングの上面図である。 図20Aは、本開示の1つの実施形態による別のトラスチャネルフィッティングの一部の斜視図である。 図20Bは、図20Aの例示的なトラスチャネルフィッティングの平面図であり、2つの結合フィッティングを示している。 図20Cは、直線20C−20Cに沿った図20Bの例示的なトラスチャネルフィッティングの断面図である。 図20Dは、直線20D−20Dに沿った図20Bの例示的なトラスチャネルフィッティングの断面図である。 図20Eは、直線20E−20Eに沿った図20Bの例示的なトラスチャネルフィッティングの端面図である。 図21は、本開示の1つの実施形態によるトラスエンドパッドフィッティングに使用される傾斜プレートの一例である。 図22Aは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22A−22Aに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Bは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22B−22Bに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Cは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22C−22Cに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Dは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22D−22Dに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Eは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22E−22Eに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Fは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22F−22Fに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Gは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22G−22Gに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Hは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22H−22Hに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Iは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22I−22Iに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図22Jは、本開示の異なる実施形態による図21の直線22J−22Jに沿った傾斜プレートの異なる断面の一例である。 図23は、本開示の1つの実施形態による第1構造物を少なくとも1つの他方の構造物に接続する方法の一例のフローチャートである。
実施形態に関する以下の詳細な説明では、本開示の特定の実施形態を例示する添付の図面を参照する。異なる構造及び動作を有する他の実施形態は、本開示の範囲から逸脱しない。同様の参照番号は、異なる図面における同じ要素または構成要素を指すことができる。
図5Aは、本開示の1つの実施形態による構造物を接続するために使用することができ、かつエンドパッド支持構造502を含むメカニカルフィッティング500の一例の斜視図である。図5Aの例示的なメカニカルフィッティング500は、トラスチャネルテンションクリップ型メカニカルフィッティングである。支持構造またはエンドパッド支持構造502について最初に、トラスチャネルテンションクリップ型メカニカルフィッティングを参照して説明されるが;エンドパッド支持構造502または当該エンドパッド支持構造の変形例は、本明細書において記載されるように、またはこの技術分野の当業者が理解しているように、他の種類のフィッティングに関連して使用することができる。メカニカルフィッティング500は、第1プレートと、エンドプレートまたはベース構造504と、そして第2プレートまたはプレート部材506と、を含むことができる。エンドパッド支持構造502または複数のエンドパッド支持構造は、第2プレートまたはプレート部材506を、ベース構造504から所定の間隔を置いて支持する。ベース構造504及びプレート部材506は互いに略平行とすることができるが、必ずしもそのようにする必要はない。例えば、プレート部材506はベース構造504の平面に対して所定の角度で傾けることができる。
エンドパッド支持構造502は、トラス支持構造508または同様の構造を含むことができる。トラス支持構造508は、プレート部材506とベース構造504との間を延びる第1傾斜プレート510を含むことができる。第1傾斜プレート510は、ベース構造504から、図5Bの直線512で示すベース構造504の平面に対して第1所定角度θで延びる。
トラス支持構造508は更に、プレート部材506とベース構造504との間を延びる第2傾斜プレート514を含むことができる。第2傾斜プレート514は、ベース構造504から、ベース構造504の平面512に対して第2所定角度βで延びる。第1所定角度θ及び第2所定角度βは互いに等しくすることができる、または他の実施形態では、図9に示す構成と同様に、異なる角度とすることができる。
メカニカルフィッティング500は更に、ファスナー516を含むことができる。ファスナー516は、ボルトとするか、または本明細書において記載されるファスナーと同様の他の種類のファスナーとすることができる。穴または開口部518は、ベース構造504に形成してファスナー516を収容することができる。別の穴または開口部520は、プレート部材506に形成してファスナー516を収容することができる。ファスナー516は、メカニカルフィッティング500を、図6,15A,及び17Aに示すフィッティングと同様の結合メカニカルフィッティングに取り付けるように適合させることができる。
メカニカルフィッティング500は、ベース構造504から延びる少なくとも1つの側壁を含むことができる。この構成では、メカニカルフィッティング500は、図15A及び15Bに示す結合アングルクリップトラスフィッティング群の各々と同様のアングルクリップトラスフィッティングを表わしている。図5A及び5Bに示すメカニカルフィッティング500またはトラスチャネルテンションクリップは、第1側壁522及び第2側壁524を含む。側壁522及び524は、エンドパッド支持構造502またはトラス支持構造508のいずれの側のベース構造504の対向端部からも延びることができる。第1傾斜プレート510は、プレート部材506とベース構造504及び第1側壁522が形成する交差部526との間を延在することができる。第2傾斜プレート514は、プレート部材506とベース構造504及び第2側壁524が形成する交差部528との間を延在することができる。トラス支持構造508は、力系の平衡を、内部引張荷重及び圧縮荷重によって満たし、そして部材504,510,及び514の曲げモーメントを最小限に抑えるので、側壁522及び524にはより小さなモーメントが伝達されることになる。この理由から、側壁522及び524は、図1〜4に示すメカニカルフィッティングのような従来のメカニカルフィッティングよりも薄くすることができる。
異なる実施形態によれば、トラス支持構造508は、図1〜4に示すフィッティングのような従来のテンションフィッティングのエンドパッド、及びエンドパッドの任意の変形例の代わりに用いることができる、または本明細書において例示され、かつ記載されるメカニカルフィッティングの他の種類のメカニカルフィッティングのエンドパッドの代わりに用いることができる。
図5Bは、図5Aのトラス支持構造508を含むメカニカルフィッティング500の上面図であり、メカニカルフィッティング500及びトラス支持構造508に加わる力または荷重、及びメカニカルフィッティング500内の内部引張応力及び圧縮応力を示している。傾斜プレート510及び514は、ファスナー引張荷重またはボルト引張荷重を側壁522及び524に、ファスナー516またはテンションボルトに平行に作用する荷重成分を介して伝達する。傾斜があるために、これらの傾斜プレート510及び514は更に、荷重の水平成分を交差部526及び528に伝達する。側壁522及び524内の荷重成分は、図5Bの矢印530及び532で示す引張荷重成分である。傾斜プレート510及び514は、図5Bの矢印534及び536で示す圧縮荷重のみを支持する。エンドプレートまたはベース構造504は、ファスナー516に対して略垂直に作用し、かつ傾斜プレート510及び514を介して伝達される水平荷重成分を支持する。ベース構造504は、図5Bの矢印538及び540で示す引張荷重のみを支持する。
引張力が図1〜4の先行技術によるエンドプレートメカニカルフィッティングのそれぞれのファスナー102またはボルトに加わると、当該フィッティングのエンドプレート102は、エンドプレート102が、図14に示す結合フィッティングと同様の結合フィッティングのエンドプレート102に押圧当接する場合に圧縮状態になる。メカニカルフィッティング500では、ボルト引張力またはファスナー引張力は、図5Bに示すように、かつ前に説明したように、軸方向圧縮状態になっている傾斜プレート510及び514を介して作用する。傾斜プレート510及び514は、圧縮部材またはピラミッド面と表記することもできる。メカニカルフィッティング500がファスナー106の近傍で占める割合、及びファスナー106の近傍のメカニカルフィッティング500の寸法は、ボルト引張力から極めて大きな曲げモーメントが、トラス構造508の傾斜プレート510及び514または圧縮部材に加わることがないように設定される。
傾斜プレート510及び514、または圧縮性部材内の力は、各側壁522及び524にあるベース構造504及び側壁から反作用を受ける。傾斜プレート510及び514内の力の垂直成分は、側壁522及び524によってのみ支持される。傾斜プレート510及び514内の力の水平成分は、ベース構造504によって支持される。
図5A及び5Bに示す例示的な実施形態では、ファスナー516は、2つの側壁522と524との中間に位置する。各側壁522及び524は、ファスナー516内の引張力の略2分の1を支持する。ベース構造504が支持する荷重の絶対値は、各傾斜プレート510及び514とベース構造504とがなす角度θ及びβによって変化する。角度θ及びβが大きくなると、ベース構造504が支持する力が小さくなる。角度θ及びβが小さくなると、ベース構造504が支持する力が大きくなる。
傾斜プレート510及び514、ベース構造504、及び側壁522及び524の交差部の形状は、各部材の中心面が共通の交差点で交差するように形成することができる。図5Bに示すように、破線が傾斜プレート514、ベース構造504、及び側壁524の中心面に沿って延びて共通点542で交差するように図示されている。この配置により、高圧縮強度傾斜プレート510及び514、ベース構造504、及び側壁522及び524内に、力の位置がこのように一列に並んでいない場合に起こる偏心から生じる曲げモーメントを最小限に抑えることができる。
図6は、本開示の1つの実施形態による構造物606及び608を接続するトラスエンドパッドメカニカルフィッティング600、及び結合トラスエンドパッドメカニカルフィッティング602の一例の上面図である。図6に示す例示的なトラスエンドパッドメカニカルフィッティング600及び602はそれぞれ、図5A及び5Bを参照して説明したトラス支持構造と同様のトラス支持構造508を含むトラスチャネルテンションクリップ型メカニカルフィッティング500と同様である。トラスエンドパッドメカニカルフィッティング600及び602は、図6に示すように、互いに押圧当接させることができる。ファスナー516またはテンションボルトは、2つのフィッティング600及び602を接続合体させる。側壁522及び524は構造物を支持することもできる。図6に示す例では、トラスエンドパッドフィッティング602の側壁522は構造物606を支持し、そしてトラスエンドパッドフィッティング602の側壁522は構造物608を支持する。構造物606及び608は側壁522に、ファスナー群を介して、または別の適切な取り付け機構を介して取り付けることができる。構造物606及び608は、航空機の構造物、アセンブリ、またはサブアセンブリとするか、または橋、建物、または他の土木構造物のような構造物とすることができる。隙間Gを構造物606と608との間に設けることができる。
トラスエンドパッドメカニカルフィッティング600は、図5A及び5Bを参照して説明した例示的なメカニカルフィッティング500と同様の単一材料部材により形成することができる、または当該フィッティングは、異なる構成部材により形成することができる。図7は、本開示の別の実施形態による個別構成部材であるトラス支持構造708を含むトラスエンドパッドメカニカルフィッティング700の一例の上面図である。トラス支持構造708は、エンドプレートまたはベース構造704及び側壁722及び724とは別に一体形成することができる第2プレートまたはプレート部材706、及び第1及び第2傾斜プレート710及び714を含むことができる。傾斜プレート710及び714の各々の端部は、ベース構造704、及び側壁722及び724の各側壁が形成する交差部726及び728に当接するか、または接触することができる。
トラス支持構造708は、ベース構造704及び側壁722及び724とは異なる材料により形成することができる。トラス支持構造708の材料を選択して、第1及び第2傾斜プレート710及び714が、圧縮状態における有利な機械的特性、またはベース構造704とプレート部材706のとの間の圧縮力または圧縮荷重に耐える耐性がベース構造704、及び側壁722及び724を形成するように選択することができる材料よりも高い機械的特性を有する材料により形成されるようにすることができる。同様に、ベース構造704、及び側壁722及び724の材料を選択して、引張荷重または引張力を受けている状態で有利な機械的特性、または引張荷重または引張力に耐える耐性が高い機械的特性を実現することができる。
更に、フィッティングの用途、または用法によって異なるが、異なる電気的特性、導電性、耐熱性、絶縁性、または他の有利な特性のような異なる特性を有する材料を選択して、トラス支持構造708及びベース構造704、及び側壁722及び724を形成することができる。トラス支持構造708は、他の種類のメカニカルフィッティングに適用することもできる。トラス支持構造708は、圧縮性部材と表記することもできる。傾斜部材710及び714の断面積は、これらの部材が交差部730及び732に接触する箇所であるこれらの部材の端部で大きくすることができる。面積をこのように大きくすると、部材710,714内、及び交差部730及び732の近傍の材料内の支持応力を低減することができる。更に、傾斜部材710及び714の端部の拡大半径部は、フィレット半径部734及び736と結合して、ベース構造704内の応力集中を更に低減することができる。更に、ショットピーニング、潤滑剤、及びコーティングを含む表面処理によって、ベース構造704、フィレット半径部734及び736、及びトラス支持構造708の間の接触面を保護することができる。更に、トラス支持構造708は、特定の用途において有利となり得る電気絶縁材料により形成することができる。
図8は、本開示の更に別の実施形態によるトラス支持構造808を含むトラスエンドパッドメカニカルフィッティング800の一例の上面図である。トラスエンドパッドメカニカルフィッティング800は、メカニカルフィッティング500及び700と、ファスナー516またはボルトを、帯状体816または他の種類のテンション部材のような別の種類のテンション部材により置き換えることができることを除いて同様とすることができる。別の違いは、傾斜プレート810及び814、または圧縮部材は、第2プレートまたはプレート部材806に一体的に形成されていないことである。テンション部材または帯状体816がネジ切りボルトよりも優れる1つの利点は、帯状体816によってネジ山を無くすことができるので、帯状体816が更に効率的になることである。引張力をテンション部材または帯状体816に加えるために、力を帯状体816に、矢印834の方向に加えて、引張力を帯状体816内に発生させ、そして圧縮力を圧縮部材または傾斜プレート810及び814内に発生させることができる。
帯状体816は、図8に示すように、プレート部材806に一体的に形成することができるか、またはプレート部材806は帯状体816に或る機構により取り付けることができる。第1傾斜プレート810は、帯状体816及びプレート部材806が形成する交差部に当接する第1端部826を含むことができる。第1傾斜プレート810の反対側端部828は、第1側壁822及びエンドプレートまたはベース構造804が形成する交差部に当接する。第1傾斜プレート810は、ベース構造804から、ベース構造804の平面に対して第1所定角度θで延びることができる。
第2傾斜プレート814は、帯状体816及びプレート部材806が形成する交差部に当接する第1端部830を含むことができる。第2傾斜プレート814の反対側端部832は、ベース構造804及びトラスエンドパッドメカニカルフィッティング800の第2側壁824が形成する交差部に当接することができる。第2傾斜プレート814は、ベース構造804から、ベース構造804の平面に対して第2所定角度βで延びることができる。帯状体816及び第1及び第2傾斜プレート810及び814は、他の種類のメカニカルフィッティングに適用することもできる。
図9は、本開示の更に別の実施形態によるトラス支持構造908を含むトラスエンドパッドメカニカルフィッティング900の一例の上面図である。トラスエンドパッドメカニカルフィッティング900は、図5Aのメカニカルフィッティング500と、ファスナー916が、これらの側壁のうちの一方の側壁により近接していることを除き同様とすることができ、そしてトラス支持構造908は、図9に示すファスナー916と同様に中心からずれている。トラスエンドパッドメカニカルフィッティング900は側壁924を含むことができ、側壁924は他方の側壁922よりも、それぞれの側壁922及び924からのファスナー916の距離に比例して厚くすることができる。更に、傾斜部材910及び914の角度は、エンドプレートまたはベース構造904の平面に対して異なっており、そして傾斜部材910及び914の厚さは、圧縮荷重の違いを吸収するように変えることができる。傾斜部材910及び914の角度及び厚さは、メカニカルフィッティング900の最小重量を維持し、かつ偏心から生じるモーメントを必ず最小限に抑えるように調整することができる。
図5〜9を参照して説明した支持構造またはトラス支持構造508〜908は、他の種類のフィッティングに適用することもできる。図10は、本開示の1つの実施形態によるトラス支持構造1008を含むトラスチャネルフィッティング1000の一例の上面図である。トラスチャネルメカニカルフィッティング1000は、隣接側壁またはバックプレーン1026を側壁1022と1024との間に含む。それ以外は、トラスチャネルフィッティング1000は、図5A及び5Bを参照して説明したメカニカルフィッティング500と同様である。傾斜プレート1010及び1014または圧縮性部材の幅は、ボルト1016近傍の狭幅“W1”から側壁1022及び1024近傍の広幅“W2”に変化するので、傾斜プレート1010及び1014の厚さも、ボルト1016近傍の肉厚寸法から各側壁1022及び1024近傍の肉薄寸法または薄厚に変化する。傾斜プレート1010及び1014または圧縮性部材の幅及び厚さは、傾斜プレート1010及び1014の断面積が略一定となるように変えることができる。
本明細書において記載される例示的なトラスエンドパッドフィッティングは、構造物の母材の剛性または硬度に近い剛性または硬度を構造物の接続部に付与することができる。これは、本明細書において記載される例示的なトラスエンドパッドフィッティングが、図6に示すトラスエンドパッドフィッティングと同様に、テンション部材(例えば、ファスナーまたはボルト)から傾斜プレートまたは圧縮部材を通って、テンション部材の反対側端部の取り付け先の隣接ミラー対称フィッティングまたは結合フィッティングに当接するエンドプレートまたはベース構造の領域に至る直接的な荷重経路となるからである。従って、図4のつま先領域408のような先行技術によるフィッティングに通常、必要とされる“つま先”領域が必要ではなくなる。開口部1028は、除去されたつま先領域を示している。
図11は、本開示の1つの実施形態によるつま先領域が無く、かつトラスエンドパッド構造1108を含むトラスチャネルフィッティング1100の一例の斜視図である。開口部1102は、除去されたつま先領域を示している。ファスナーまたはテンション部材1116からの力は、傾斜プレート1110及び1114または圧縮部材によって直接支持されて、エンドプレートまたはベース部材またはベース構造1104及び側壁1122及び1124に伝達される。これらの力の長手方向成分は、側壁1122及び1124により支持されて、バックプレーン1126にせん断力により伝達される。トラスチャネルフィッティング1100は、傾斜プレート1110及び1114と側壁1122及び1124の交差部にある別の側の隣接ミラー対称フィッティングで効果的に締め付けることができ、そして本明細書において記載されるトラス構造の無い先行技術によるエンドパッドフィッティングにおけるようなボルトまたはファスナーの位置で締め付けられることがない。
前に説明したように、先行技術によるフィッティングの限界は、当該フィレット半径部における早期亀裂を防ぐためのバックプレーンとエンドプレートまたはエンドパッドとの間のフィレット半径部のサイズである。図11の例示的なトラスチャネルフィッティング1100は、この不具合を、ベース部材またはベース構造1104とバックプレーン1126との間の接合部を、開口部1102を形成してつま先領域を除去して無くすことにより回避している。荷重経路がテンション部材1116とバックプレーン1126との間を直接通過することがなくなっているので、これらの2つの部材の間の交差部分が除去されている。更に、材料がフィッティングの当該部分に存在すると、当該材料が存在したとした場合の応力が小さく、かつフィッティングの他の部分のいずれの部分の安定性も必要がないので、フィッティングの前方近傍のバックプレーン内の材料を除去して開口部1102を形成することにより、図10及び11の実施形態に図示される“scalloped(貝殻)”形状部を有するようにしている。
この考え方を利用して、より大きな偏心、例えば図12のボルト1216の偏心が大きい例示的なトラスチャネルフィッティング1200に対処することもできる。図12は、本開示の別の実施形態による偏心トラスエンドパッド構造1208を含むトラスチャネルフィッティング1200の一例の斜視図である。この実施形態では、トラスのように機能する側方部材1222及び1224を、図11の中身が詰まった側壁1122及び1124の代わりに用いる。このフィッティングでは、図11に示すトラスチャネルフィッティング1100におけるのと丁度同じように、ボルト1216の引張荷重は、圧縮性部材1210及び1214により支持されて、側方部材1222及び1224に伝達されるが、荷重がバックプレーン1226にせん断力により伝達されるのではなく、当該荷重は、側方部材1222及び1224の軸方向引張力で支持される。次に、この軸方向引張力がせん断力となって、トラスチャネルフィッティング1200の端部1228の近傍のバックプレーン1226に伝達される。
トラス支持構造1208の偏心が大きい状態では、トラスチャネルフィッティング1200が貝殻1202の近傍のバックプレーン1226の位置で広がるのを防止するために水平部材が必要となる。ベース部材またはベース構造1204の穴1218が密嵌合穴である場合、側方荷重がトラスチャネルフィッティング1200に伝達される可能性が生じる。側方荷重がトラスチャネルフィッティング1200に伝達される可能性を避けるための緩嵌穴1218を図12に示す。この場合、対角部材1230及び1232を図12に示すように追加して、この側方荷重を効率的に伝達することができるようにする。
図13Aは、本開示の1つの実施形態によるトラスエンドパッド構造1308を含むトラスアングルフィッティング1300の一例の斜視図である。図13Bは、図13Aの例示的なトラスアングルフィッティング1300を直線13B−13Bに沿って見たときの端面図である。図13Bは更に、エンドプレート1304、及び傾斜プレート1310及び1314の内部引張応力、及び内部圧縮応力を示している。本明細書において記載される他のメカニカルフィッティングと同様に、ボルト1316または他のファスナー内の引張力は、2つの傾斜プレート1310及び1314または圧縮部材によって支持されて、ベース構造1304及び側壁1322及び1324に伝達される。図13A及び13Bに示すトラスアングルフィッティング1300では、側壁1322及び1324に圧縮部材1310及び1314または傾斜プレート群を介して伝達される力は、このように支持されて、トラスアングルフィッティング1300の端部構成部分1320に、トラスアングルフィッティング1300の端部構成部分1320の近傍で交差する、または合体する、側壁1322及び1324の外側弦材1326及び上側弦材1328をそれぞれ介して伝達される。
図14は、2つの構造物1400及び1402を接続するためにファスナー結合される先行技術による一対のアングルクリップ100の上面図である。これらのアングルクリップ100は、図1を参照して説明したアングルクリップ100と同様である。図15Aは、一対のトラスアングルテンションクリップ1500の上面図であり、各トラスアングルテンションクリップは、本開示の1つの実施形態による2つの構造物1504及び1506を接合するトラスエンドパッド支持構造1502を含む。図15Bは、図15Aの一対のトラスアングルテンションクリップ1500の上面図であり、力または荷重がこれらのトラスアングルテンションクリップ1500及びトラスエンドパッド支持構造1502に作用し、そして引張応力及び圧縮応力がフィッティングのこれらの部材内に生じる様子を示している。これらのトラスアングルテンションクリップ1500の各々は、ベース部材またはベース構造1508、及びプレート部材1510を含むことができる。第1傾斜プレート1512及び第2傾斜プレート1514、または圧縮部材群は、プレート部材1510とベース構造1508との間を延在することができる。これらのトラスアングルテンションクリップ1500は、テンション部材1516またはボルトによって締め付け合体させることができる。これらのトラスアングルテンションクリップ1500の各々は、ベース構造1508から延びる側壁1518を含む。各側壁1518は、ベース構造1508に対してほぼ垂直に延びることができるが、用途によって異なるように、側壁1518は、エンドプレート1508から他の或る角度で延びることができる。トラスエンドパッド支持構造1502は、テンション部材1516に起因する曲がりを除去することができる。従って、テンション部材1516は、図14の先行技術によるアングルクリップ100に接続されるテンション部材よりも小さく形成することができる。更に、これらの側壁1518の厚さは、図15A及び15Bを図4と比較することにより分かるように、側壁群108と比較して薄くすることができるが、その理由は、曲げ応力が、図14の先行技術によるアングルクリップ100と比較して、トラスエンドパッド支持構造1502によって、大幅に最小化されるからである。
図15A及び15Bに図示されているように、トラスエンドパッド支持構造1502の一方の側の傾斜プレート1512または圧縮部材は、当該傾斜プレートまたは圧縮部材に隣接する側壁または垂直脚部を有していない。これは、トラスフィッティングの目的が、2つの側壁1518を、2つのフィッティングの間の結合面で強固に締め付け合体させることであるので重要ではない。傾斜プレート1512及び1514または圧縮部材群は、対称性が必要であるという理由からだけで設けているので、テンション部材1516のヘッド(頭部)に作用する力とベース部材群またはベース構造群1508の結合面に沿って作用する力は平衡する。正味の水平方向の力を除くと、力の平衡が、傾斜プレート1512及び1514に起因して生じる。正味の水平方向の力は、引っ張り状態になっている一対のベース構造1508によって平衡する。
図15A及び15Bに図示される傾斜プレート1512及び1514または圧縮部材の配置は、アングルフィッティング、チャネルフィッティング、及び他のメカニカルフィッティングに適用することもできる。 図16は、ファスナー結合されて2つの構造物1602及び1604を接続する先行技術による一対のアングルテンションフィッティング1600の上面図である。図17Aは、一対のトラスアングルテンションフィッティング1700の上面図であり、各トラスアングルテンションフィッティングは、本開示の1つの実施形態による2つの構造物1704及び1706を接合するトラスエンドパッド支持構造1702を含む。図17Bは、図17Aの一対のトラスアングルテンションフィッティング1700の上面図であり、力または荷重がテンションクリップ、及びトラスエンドパッド支持構造1702に作用する様子、及び内部引張応力及び圧縮応力を示している。図17A及び17Bの実施形態では、これらのトラスエンドパッド支持構造1702は、トラスアングルテンションフィッティング1700とは別体の構成部材であり、そして個別に形成されている。トラスエンドパッド支持構造1702は、図7を参照して説明したトラス支持構造708と同様とすることができる、またはトラスエンドパッド支持構造1702は、図6を参照して説明したように、一体的に配置することができる。他の実施形態では、トラスエンドパッド支持構造1702は、図8を参照して説明したように、別部材として配置することができる。図15及び16のフィッティング1500及び1700は、互いにミラー対称となるように、または略同一となるように図示されているが、これらのフィッティングはこのようにする必要はなく、異なる構成を有することができる、または異なる種類のフィッティングとすることができる。
トラスアングルテンションフィッティング1700の1つの特徴は、当該トラスアングルテンションフィッティングが、荷重を1つのフィッティングから、当該フィッティングの結合先のフィッティングに、バックアップ構造を有する境界群の全てに沿ってスムーズに伝達することができることである。トラスエンドパッド配置の大きな利点は、このトラスエンドパッド配置によって、先行技術によるフィッティングについて節[0003]で説明したように、離れた位置(ボルトまたはテンション部材の位置)で締め付けられる先行技術によるフィッティングとは異なり、これらの結合面を、当該結合面の位置に極めて近接して締め付けることができることである。先行技術によるフィッティングは、エンドパッド湾曲部で“広がる(open up)”傾向を示すので、ジョイント剛性が低くなる。本発明において記載されるフィッティングは、当該フィッティングのジョイント剛性を、より大きな荷重を受けている状態で、テンション部材が、これらのフィッティングが分離されるように極めて大きく伸長するまで維持する。従って、アングルクリップの場合、一方の側面が強固に締め付けられる。チャネルテンションクリップの場合、対向する2つの面が締め付けられる。アングルクリップの場合、隣接する2つの面が締め付けられる。チャネルフィッティングの場合、3つの面が締め付けられる。アングルテンションクリップの場合、更に別の側面が更に締め付けられる。この更に別の側面は、軸方向荷重を一方のフィッティングから他方のフィッティングに伝達しないが、この更に別の側面は、アングルテンションフィッティングのボルト、圧縮部材群、及び他の脚部または側壁について力系の対称性をほぼ保持することができる。
アングルフィッティング及びチャネルフィッティングの場合、全ての4つの側面は、これらの側面の全てが、荷重を一方のフィッティングから結合フィッティングに伝達する訳ではないのであるが、締め付けられる。しかしながら、アングルテンションクリップの場合と丁度同じように、他の側面を締め付けると、荷重バランスを、ボルト、圧縮部材群、または傾斜プレート群、及び側壁群の位置で確保することができる。
トラスエンドパッドフィッティングの異なる実施形態について、直角多角形の側面の一部を使用して荷重を一方のフィッティングから結合フィッティングに伝達する構成の直角多角形を用いて例示し、そして記載してきた。図18A〜18Eはそれぞれ、本開示の1つの実施形態による直角多角形トラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティング1800〜1808の上面図である。図18Aのフィッティングは、側壁がアングルテンションクリップ1800の1つの辺1810(クロスハッチで図示される)からのみ延びている構成のアングルテンションクリップ1800である。図18Bのフィッティングは、トラスエンドパッドフィッティング1802の対向する2つの辺から延びる側壁1812及び1814(クロスハッチで図示される)を含むチャネルテンションクリップである。図18Cのフィッティングは、アングルフィッティング1804の隣接する2つの辺から延びる側壁1816及び1818を含むアングルフィッティング1804である。図18Dのフィッティングは、チャネルフィッティング1806の3つの辺から延びる側壁1820,1822,及び1824を含むチャネルフィッティング1806である。図18Eのフィッティングは、全周包囲フィッティング1808の全ての4つの辺から延びる側壁1826〜1832を含む全周包囲フィッティング1808である。これらの側壁は、図18A〜18Eのクロスハッチで図示されている。
次に、図18Fを参照するに、チャネルテンションフィッティング1830が図示されている。この構成は、これまでに説明してきた構成とは、この構成に、エンドプレートを設けていない点で異なっている。エンドプレートの機能(ピラミッド形1832の底辺が広がって離れるのを防止する機能)は、傾斜ピラミッド形1832の下側構成部分を引っ張り状態で、ピラミッドベース1832の底辺に平行であり、かつファスナー1833の長軸に略垂直である方向に伸長させることにより行なわれる。側壁1836及び1838から延びる各フィッティングのベース構造またはベース部材1834は、側壁1836と1838との間を部分的にしか延びないようにすることができる。図18Gは、引張力及び圧縮力が図示のピラミッド1832内に生じている状態のピラミッド1832のみを示している。これらのピラミッド面内の圧縮力は、図5B、15B、及び17Bに示す傾斜プレート内の圧縮力と同様の方向を向いている。底辺の近傍のこれらのピラミッド面の下側構成部分は、引張力をピラミッド1832の底辺に沿った周方向に受ける。
図18Hは、ピラミッド形1840の別の実施形態の一例である。図18Hでは、材料をピラミッド1840の底面に追加してこの構成または形態を、図18Gに示す構成と比較して、剛性を高くし、そして効率を高めている。
図18Iは、ピラミッド1842の別の実施形態の一例である。図18Iでは、ピラミッド1832の傾斜プレート群の代わりに、ピラミッド1842の稜線にほぼ沿った細長部材群を用いている。これらの細長部材は圧縮力を支持する。ピラミッド1842の底辺の外周縁も、引張力を支持する細長部材群により構成される。従って、これらの細長外周部材は、エンドプレートを含む図5B、15B、及び17bに示すフィッティングのエンドプレートと同じ拘束機能を果たす。
図18Jに示すピラミッド1844の構成または形態は、図18Iに示す構成または形態と、これらの細長外周部材の代わりに、対角線状細長部材群を用いていることを除き、同様である。これらの対角線状細長部材は引張力を支持し、そして図18Iに示す構成の細長外周部材群のように、拘束機能も果たす。この技術分野の当業者であれば、これらのピラミッド、及び底辺の材料は、多くの方法で配置することができ、これらの方法のうちのほんの幾つかの方法だけが本明細書において例示されていることが理解できるであろう。
図18Hを参照するに、フィッティングの底面1846の材料は、底辺の平面にあることに注目されたい。図18Jを参照するに、これらの細長部材は、これらの細長部材が、別の構造物または隣接するフィッティングに結合する底辺の平面から或る距離だけ離れることによりボルトヘッドに、より近づくように配置されていることに注目されたい。この距離によって微小モーメントが傾斜細長部材群に発生する。しかしながら、細長外周部材群をこのように配置することが、製造が更に容易になるという理由から有利となる場合、これらの非常に小さいモーメントは容易に許容することができる。この一般的原理は、本開示における全てのフィッティングに当てはまる。重量の節減による最大の利点は、傾斜プレート群及び/又は細長部材群を、これらの部材が軸方向引張力または圧縮力を支持するように配置することにより実現することができるが、理想的な幾何学形状からの微小な逸脱によって発生する微小モーメントは、製造が一層容易になる、または組立が容易であるといった他の理由が大きな利点をもたらす場合に許容することができる。
トラスエンドパッドフィッティングは、異なる形状に形成することもできる、または例えば、3つ以上の辺を持つ不規則多角形のような異なる形状のエンドプレート群を含むことができる。これらの稜線の一部は、荷重を1つのフィッティングから結合フィッティングに伝達することができる。荷重を伝達する、または伝達しない辺の配置に関する制限はない。効率を最高にする場合、圧縮部材群または傾斜プレート群は、結合構造を有するこれらの点または稜線に配置される。図19A〜19Eはそれぞれ、本開示の1つの実施形態による不規則な形状のトラスエンドパッドフィッティングを含む異なるフィッティング1900〜1908の上面図である。不規則形状フィッティング1900〜1908から延びる側壁を、紙面から飛び出して延びる側壁にクロスハッチを付けることにより図示している。図19D及び19Eは、フィッティングの側壁が真っ直ぐである必要がないことを示している。側壁群、傾斜プレート群、及びエンドプレート群が真っ直ぐであると通常、最も効率的であるが、真っ直ぐではない側壁群、傾斜プレート群、またはエンドプレート群を用いることができる。
図20Aは、本開示の1つの実施形態によるトラスエンドパッドフィッティング2000の一例の一部の斜視図である。図20Bは、図20Aの例示的なトラスエンドパッドフィッティング2000の平面図である。図20Cは、直線20C−20Cに沿った図20Bの例示的なトラスエンドパッドフィッティング2000の断面図である。図20Dは、直線20D−20Dに沿った図20Bの例示的なトラスエンドパッドフィッティング2000の断面図である。図20Eは、直線20E−20Eに沿った位置での図20Bの例示的なトラスエンドパッドフィッティング2000の端面図である。
各トラスエンドパッドフィッティング2000は支持フィッティング2002を含む。支持フィッティング2002は、一体的に形成されるエンドプレート、ベース構造またはメンブレン2004、及び側壁2006及び2008を含むことができる。メンブレン2004、及び側壁2006及び2008は、支持フィッティング2002の空洞2209を形成することができる。トラスエンドパッドフィッティング2000は更に、テンション部材または帯状体2010を含むことができる。帯状体2010は、引張荷重を支持し、そして従来のトラスエンドパッドフィッティングのファスナーまたはボルトに代わって使用される。図20Cに最も明瞭に図示されているように、支持フィッティング2002のベース構造またはメンブレン2004は、内部に開口部2011を含み、この開口部2011を通って、帯状体2010が、図20Bに最も明瞭に図示されているように、結合支持フィッティング2002aと2002bとの間を延在することができる。一方の支持フィッティング2002aのベース構造またはメンブレン2004aは、図20Bに図示されているように、結合支持フィッティング2002bのベース構造またはメンブレン2004bとは異ならせることができる。ベース構造またはメンブレン2004aは、支持フィッティング2002aの空洞2009の内部に向かって湾曲することができる。或いは、ベース構造またはメンブレン2004aは、支持フィッティング2002aの空洞2009の内部に突出するフランジ2004bを有することができる。他の実施形態では、これらのエンドプレートは同じとすることができる。
トラスエンドパッドフィッティング2000は更に、圧縮荷重を支持する一対の圧縮部材、傾斜プレートまたはエルボウ部2012及び2014を含むことができる。エルボウ部2012及び2014は、前に説明した傾斜プレート群と同じ、または同様とすることができる。
ヌードル体2016または他の保持機構は、帯状体2010が、エルボウ部2012及び2014を通り過ぎた後にも摺動するのを阻止する。ヌードル体2016は、エルボウ部2012及び2014の各々の端部を図20A及び20Bに図示されるように保持することができる任意の形状とすることができる。帯状体2010は、第1帯状体部分2010a及び第2帯状体部分2010bを含む分岐帯状体である。帯状体2010は、ヌードル体2016の周りを延在し、そして第2プレートを画定することができる、またはこれまでの実施形態における第2プレートの機能を果たす。ヌードル体2016はまた、エルボウ部2012及び2014、圧縮部材群、または傾斜プレート群も保持しながらボルトヘッドまたはファスナーヘッドに代わって用いることができる。従って、第1エルボウ部2012または傾斜プレートの端部は、ヌードル体2016の周りを延在する帯状体2010、または第2プレートにより形成される交差部または停止部に当接することができる。第1エルボウ部2012の反対側端部は、支持フィッティング2002のメンブレン2004及び側壁2008が形成する交差部に当接することができる。同様に、第2エルボウ部2014または傾斜プレートは、ヌードル体2016の周りを延在する帯状体2010により形成される交差部または停止部に当接することができ、そして第1エルボウ部2012の反対側端部は、支持フィッティング2002のメンブレン2004及び他方の側壁2006が形成する交差部に当接することができる。第1エルボウ部2012及び第2エルボウ部2014の各々は、メンブレン2004から、メンブレン2004の平面を基準として所定角度で延びることができる。
エルボウ部2012及び2014は、これらのエルボウ部の端部が、支持フィッティング2002の第1帯状体部分2010a及び第2帯状体部分2010b、及びエンドプレートまたはメンブレン2004に押圧収納されて、支持応力を低減することができるように特別に形成されるようにすることができる。エルボウ部2012及び2014の端部は、境界がこれらのエルボウ部と支持フィッティング2002の2つの材料の間に存在することが有利となるような材料で処理するか、または被覆することができる。例えば、コーティングを選択して、構成部材群をガルバニック腐食から保護することにより、これらの構成部材の間の摩擦係数を大きくするか、または小さくすることができ、例えばこれらの構成部材を潤滑剤またはコーティングで被覆することにより、他の或る所望の目的または性能特性を満たすことができる。この特徴は、図7及び8を参照して説明したフィッティングに適用することもできる。歪み計測素子をエルボウ部2012及び2014に取り付けて、または埋設してフィッティング2000内の荷重を測定することもできる。
トラスエンドパッドフィッティング2000は更に、帯状体2010の2つの帯状体部分の間隔を広げて分離するカム2018または同様の形状部を含むことにより、追加の引張力を帯状体部分2010a及び2010bに付与することができる。帯状体2010は、従来のフィッティングのボルトまたは他のファスナーに代わって用いられる。カム2018は、カム2018を動作させるノブ2019を含むことにより、図20Cに最も明瞭に図示されているように、引張力を帯状体2010に付与することができる。帯状体2010は、金属材料により、または高引張強度を有する任意の他の材料により形成することができる。帯状体2010は、極めて高い剛性を有する必要はないが、カム2018で、帯状体部分2010a及び2010bをピンと緊張させる際に効果的になるように十分高い剛性を有する必要がある。カム2018は、略楕円形の形状とすることにより、カム2018の姿勢を調節して、組み付け時に帯状体2010の軸線と直交する方向の寸法が小さくなるようにすることができる。フィッティング2000の全ての構成部材が所定位置に配置された後、カム2018を回転させて、カム2018の長手寸法が、帯状体部分2010a及び2010bの軸線に垂直になるようにすることにより、これらの帯状体部分の間隔を広げて、引張力を帯状体2010に付与し、そしてエルボウ部2012及び2014を所定位置に保持することができる。引張力が、カム2018を回転させることにより付与されると、引張歪みが、帯状体部分2010a及び2010bに十分に加わって、所望の大きさの予荷重をフィッティング2000に発生させることができる。
帯状体2010が中身の詰まった金属材料により形成されている場合、帯状体2010は、カム2018が作用して間隔が広がると、降伏破壊を起こす虞がある。従って、帯状体2010は、フィッティング2000がメンテナンスのために解体される場合のコッタピンと同様の消耗品、または使い捨て品となってしまう。更に、帯状体2010は、ケーブル状のヌードル体2016に巻き付けることができる複数のワイヤにより形成することができる。複数のワイヤは十分高い剛性を有することができ、かつ引張強度を高くすることができるが、曲げに対して十分高い可撓性を有することができる。従って、カム2018が作用して間隔が広がると、大きな曲げ応力が、ヌードル体2016の近傍、及びカム2018の近傍の複数のワイヤに発生することがない。微細ワイヤの許容応力は通常、中身の詰まった材料の場合に観測される許容応力よりも大きい。従って、微小断面積を用いることができる。複数のワイヤは、疲労劣化に対する耐性を維持することもできる。仮に、1本のワイヤに亀裂が生じた場合、欠陥は、中身の詰まった展性金属帯状体の場合のように隣接するワイヤに広がるということはない。
帯状体2010は、炭素繊維、Kevlar繊維、または非常に高い強度及び剛性を有する同様の繊維材料のような繊維により形成することもできる。Kevlarは、米国、他の国、または両方にあるE.I. Dupont de Nemours and Companyの登録商標である。このような繊維材料を使用すると、断面積を更に小さくすることができ、これにより今度は、偏心を、前に説明した偏心と同様に小さくすることができる。非金属(非導電)材料を帯状体2010に使用する場合、1本の金属ワイヤ(または、細い一連の金属ワイヤ)は、帯状体2010内の荷重、従ってフィッティング2000内の荷重を測定する歪み計として機能することができる。
カム2018は、カム2018を所定位置に、引張状態になっている帯状体2010で係止することができることにより、カム2018が、振動または他の環境による影響に起因して当該カムの好適な配向角からずれて回転してしまうのを防止する戻り止め機構または他の機構を含むことができる。
カバーまたは保持バー2020を設けて、ヌードル体2016、及びエルボウ部2012及び2014が、支持フィッティング2002の下部壁2022から垂直方向に離れて、そしてフィッティング2000の空洞2009から外側に移動するのを防止することができる。
帯状体2010、エルボウ部2012及び2014、及び他の構成部材群は別体であるので、これらの構成部材はそれぞれ、フィッティング2000の設計及び用途によって異なる導電性または絶縁性、熱伝導性または熱絶縁性、または他の材料特性のような異なる材料特徴または材料特性を有する異なる材料により形成することができる。これらの構成部材は更に、望ましい場合に、または必要な場合に、或る程度の振動絶縁を図ることができる形状部を含むことができる。フィッティング2000が、更に小さい荷重を受けるフィッティングである場合、当該フィッティングの特定の構成部材の代わりに、或る程度の振動絶縁を図ることができる振動吸収材料を用いることができる。これらの形状部は、本明細書において記載される他のフィッティングに適用することもできる。
図21は、本開示の1つの実施形態に従って本明細書において記載されるフィッティングと同様のメカニカルフィッティングに使用されるトラス支持構造2100の一例である。トラス支持構造2100は、圧縮部材と表記することもできる。トラス支持構造2100または圧縮部材は、図21に示すように、略ピラミッド形とすることができる。これまでに説明してきたトラス支持構造と同様に、トラス支持構造2100は、上側または上部プレート2106で接合される2つの傾斜プレート2102及び2104、または2つのピラミッド面を含むことができる。上部プレート2106は、ファスナー(図21には図示されず)を収容するように適合させることができる。上部プレート2106は、当該上部プレート内に形成されて、本明細書において記載されるボルトまたはファスナーと同様のボルトまたは他のファスナーのようなテンション部材またはファスナーを収容する開口部2108を有することができる。テンション部材またはファスナーは、開口部2108の周縁または境界に当接する、または接触するヘッドまたはフィッティングを含むことができることにより、当該ファスナーがトラス支持構造2100によって把持または保持されて、引張力が当該ファスナーに加わるときに、引張力をファスナーに加え、そして圧縮力をトラス支持構造2100の傾斜プレート2102及び2104内に、または本明細書において例示され、かつ記載される圧縮部材と同様の圧縮部材内に発生させることができる。
図21に示し、かつ上に説明した他のトラスエンドプレートフィッティング形態に図示されるトラス支持構造2100は、略平坦な傾斜プレート2102及び2104を含むものとして図示されている。もっと大きな荷重を受けるフィッティングの場合、トラス支持構造2100の厚さTは、座屈または変形によって生じる構造的不安定性が懸念事項にならないように、傾斜プレート2102及び2104の斜高Hと比較して十分大きくする必要がある。しかしながら、もっと小さな荷重を受けるフィッティングの場合、傾斜プレート2102及び2104の厚さは、これらの傾斜プレートの形状が座屈を起こす場合でも十分小さくすることができる。この場合、傾斜プレート2102及び2104は、断面をほぼ一定とする必要はないが、厚さは変えてもよい、または高剛性部材を有することができる、または異なる形状に形成することができる。図22A〜22Jはそれぞれ、図21の直線22A−22Aに沿った傾斜プレート2102及び2104の異なる断面の一例である。応用形態及び荷重によって異なるが、傾斜プレート2102及び2104はそれぞれ、図22A〜22Jに示す例示的な断面のうちの異なる断面を有することができる。
図23は、本開示の1つの実施形態による第1構造物を少なくとも1つの他の構造物に接続する方法2300の一例のフローチャートである。第1構造物及び少なくとも1つの他の構造物は、航空機、土木構造物、または他のアセンブリまたはサブアセンブリの構造物とすることができる。ブロック2302では、ファスナーの端部を、メカニカルフィッティングのエンドプレート内の開口部を通って収容して、ファスナーを結合メカニカルフィッティングにファスナー結合して、第1構造物を少なくとも1つの他の構造物に接続する。
ブロック2304では、ファスナーの反対側端部を、メカニカルフィッティングの第2プレートまたは上側プレートで保持する。当該ファスナーの反対側端部は、第2プレートまたは上部プレートで把持される、または保持されるように適合させる。
ブロック2306では、圧縮部材の第1傾斜プレートまたはピラミッド面を、第2プレートまたは上側プレートとエンドプレートとの間で延在させることができる。圧縮部材の第1傾斜プレートまたはピラミッド面は、エンドプレートから、エンドプレートの平面を基準として第1の所定角度で延在させることができる。第1傾斜プレートまたはピラミッド面は、第2プレートまたは上側プレートと一体的に形成することができる、またはトラス支持構造の個別構成部材とするか、または圧縮部材とすることができる。第1傾斜プレートまたはピラミッド面は、エンドプレートとは異なる材料により形成することにより、圧縮荷重下での優れた耐荷重性、軽量性などのような所望の性能特性または選択特性を実現することができる。
ブロック2308では、圧縮部材の第2傾斜プレートまたはピラミッド面を、第2プレートまたは上側プレートとエンドプレートとの間で延在させることができる。第2傾斜プレートまたはピラミッド面は、エンドプレートから、エンドプレートの平面を基準として第2の所定角度で延在させることができる。第2傾斜プレートまたはピラミッド面は、第2プレートと一体的に形成することができる、または支持構造の個別構成部材とするか、または圧縮部材とすることができる。第2傾斜プレートまたはピラミッド面も、エンドプレートとは異なる材料により形成することにより、圧縮荷重下での優れた耐荷重性、軽量性などのような所望の性能特性または選択特性を実現することができる。
ブロック2310では、航空機構造物、土木構造物のような構造物、または他の構造物を、メカニカルフィッティングのエンドプレートから延びる側壁に取り付けて、アセンブリを形成することができる。
本明細書において使用される専門用語は、特定の実施形態について記述するためにのみ用いられるのであり、本開示を限定するために用いられるのではない。本明細書において使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、本文中に明確にそうではないことが指示されていない限り、複数形も含むように用いられる。更に、「comprises」及び/又は「comprising」という用語は、本明細書において使用される場合には、記載の特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を指定し、かつ1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又はこれらのグループの存在または追加を排除しないことを理解されたい。
特定の実施形態を本明細書において例示し、そして説明してきたが、この技術分野の当業者であれば、同じ目的を達成するために想定される全ての構成を、提示されるこれらの特定の実施形態の代わりに用いることができ、そして本明細書におけるこれらの実施形態は、他の用途を他の環境において有することができることを理解できるであろう。本出願は、本開示の如何なる適応形態または変更形態も包含するものである。以下の請求項は決して、本開示の範囲を本明細書において説明される特定の実施形態に限定するものではない。

Claims (15)

  1. 構造物を接続するメカニカルフィッティングであって:
    ベース構造と、
    プレート部材と、
    前記プレート部材を前記ベース構造から所定の間隔を置いて支持する支持構造と、
    を備える、メカニカルフィッティング。
  2. 更に:
    ファスナーと、
    前記プレート部材に形成されて前記ファスナーを収容する穴と、を備え、前記ファスナーは、前記メカニカルフィッティングを別のメカニカルフィッティングに取り付けるように適合させる、請求項1に記載のメカニカルフィッティング。
  3. 前記支持構造はトラス構造を備える、請求項1または2に記載のメカニカルフィッティング。
  4. 前記トラス構造は:
    前記プレート部材と前記ベース構造との間を延在する第1傾斜プレートであって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートと、
    前記プレート部材と前記ベース構造との間を延在する第2傾斜プレートであって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートと、
    を備える、請求項3に記載のメカニカルフィッティング。
  5. 更に、前記ベース構造から延在する少なくとも1つの側壁を備え、前記第1傾斜プレートは、前記プレート部材と前記ベース構造及び前記少なくとも1つの側壁が形成する交差部との間を延在する、請求項4に記載のメカニカルフィッティング。
  6. 更に、前記ベース構造から延在する少なくとも1つの他方の側壁を備え、前記第2傾斜プレートは、前記プレート部材と前記ベース構造及び前記少なくとも1つの他方の側壁が形成する交差部との間を延在する、請求項5に記載のメカニカルフィッティング。
  7. 前記第1の所定角度及び前記第2の所定角度は等しい、請求項4に記載のメカニカルフィッティング。
  8. 前記第1の所定角度及び前記第2の所定角度は異なる角度である、請求項4に記載のメカニカルフィッティング。
  9. 前記ベース、前記プレート部材、前記第1傾斜プレート、及び前記第2傾斜プレートは、同じ材料により一体的に形成される、請求項4乃至8のいずれか一項に記載のメカニカルフィッティング。
  10. 前記第1傾斜プレート及び前記第2傾斜プレートは、前記プレート部材に一体的に形成される、請求項4乃至9のいずれか一項に記載のメカニカルフィッティング。
  11. 前記第1傾斜プレート及び前記第2傾斜プレートは、前記ベース構造と前記プレート部材との間の圧縮力に対して、前記ベース構造を形成する材料と比較して、耐性の優れた機械的特性を有する材料により形成される、請求項4乃至10のいずれか一項に記載のメカニカルフィッティング。
  12. 更に:
    前記ベース構造の1つの辺から延出する第1側壁と、
    前記第1側壁とは反対側の前記ベース構造の対向辺から延出する第2側壁と、
    前記プレート部材に取り付けられる帯状体と、
    前記帯状体及び前記プレート部材が形成する交差部に当接する第1端部、並びに前記第1側壁及び前記ベース構造が形成する交差部に当接する反対側端部、を含む第1傾斜プレートであって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートと、
    前記帯状体及び前記プレート部材が形成する交差部に当接する第1端部、並びに前記ベース構造及び前記第2側壁が形成する交差部に当接する反対側端部、を含む第2傾斜プレートであって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートと、
    を備える、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のメカニカルフィッティング。
  13. 更に:
    前記ベース構造の1つの辺から延出する第1側壁と、
    前記第1側壁とは反対側の前記ベース構造の対向辺から延出する第2側壁と、
    ヌードル体と、
    前記ヌードル体の周りを延在して前記プレート部材を画定し、かつ前記ヌードル体から延出する第1帯状体部分及び第2帯状体部分を含む分岐帯状体と、
    前記ヌードル体の周りの前記帯状体に当接する第1端部、並びに前記第1側壁及び前記ベース構造が形成する交差部に当接する反対側端部、を含む第1傾斜プレートであって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートと、
    前記ヌードル体の周りの前記帯状体に当接する第1端部、並びに前記ベース構造及び前記第2側壁が形成する交差部に当接する反対側端部、を含む第2傾斜プレートであって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートと、
    前記第1帯状体部分と前記第2帯状体部分との間に配置されて前記帯状体を所定位置に保持するカムと、
    を備える、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のメカニカルフィッティング。
  14. 構造物を接続する方法であって:
    ファスナーの一方の端部を、メカニカルフィッティングのベース構造の開口部を通って収容して、前記ファスナーを結合メカニカルフィッティングにファスナー結合する工程と、
    前記ファスナーの反対側端部を、前記メカニカルフィッティングのプレート部材で保持する工程であって、前記ファスナーの前記反対側端部が、前記プレート部材で保持されるように適合させる、前記保持する工程と、
    第1傾斜プレートを、前記プレート部材と前記ベース構造との間で延在させる工程であって、該第1傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の平面を基準として第1の所定角度で延在する、前記第1傾斜プレートを延在させる工程と、
    第2傾斜プレートを、前記プレート部材と前記ベース構造との間で延在させる工程であって、該第2傾斜プレートが前記ベース構造から、前記ベース構造の前記平面を基準として第2の所定角度で延在する、前記第2傾斜プレートを延在させる工程と、
    を含む、方法。
  15. 前記メカニカルフィッティングは、前記ベース構造から延出する側壁を含み、前記方法は更に、航空機の構造物を前記側壁に取り付ける工程を含む、請求項14に記載の方法。
JP2014539958A 2011-11-04 2012-09-27 トラスエンドパッドフィッティング Expired - Fee Related JP6169090B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/289,031 US20130114994A1 (en) 2011-11-04 2011-11-04 Truss end pad fitting
US13/289,031 2011-11-04
PCT/US2012/057659 WO2013066537A1 (en) 2011-11-04 2012-09-27 Truss end pad fitting

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015501409A true JP2015501409A (ja) 2015-01-15
JP6169090B2 JP6169090B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=47076412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014539958A Expired - Fee Related JP6169090B2 (ja) 2011-11-04 2012-09-27 トラスエンドパッドフィッティング

Country Status (5)

Country Link
US (4) US20130114994A1 (ja)
EP (1) EP2748062B1 (ja)
JP (1) JP6169090B2 (ja)
CN (1) CN103917443B (ja)
WO (1) WO2013066537A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9574587B2 (en) * 2011-11-04 2017-02-21 The Boeing Company Preloading a fastener of a mechanical fitting
US20130114994A1 (en) 2011-11-04 2013-05-09 Robert Erik Grip Truss end pad fitting
CH709459A1 (de) * 2014-04-02 2015-10-15 Kistler Holding Ag Vorspannvorrichtung einer Kraftmessvorrichtung, Kraftmessvorrichtung und Verfahren zu deren Einführung in Aussparungen von Maschinenteilen.
US9926066B2 (en) * 2015-10-14 2018-03-27 The Boeing Company Corner tension fitting
US10781598B2 (en) * 2016-10-06 2020-09-22 Crown Castle USA, Inc. Combination step bolt and fall protection anchorage assemblies
US20200189714A1 (en) * 2017-05-01 2020-06-18 Bombardier Inc. Aircraft wing-to-fuselage interface permitting positional adjustment

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10266349A (ja) * 1997-03-28 1998-10-06 Nippon Steel Corp ボルト位置フリーホールドダウン金物
US6158188A (en) * 1999-09-13 2000-12-12 Mga Construction Hardware & Steel Fabricating Ltd. Holdowns

Family Cites Families (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1645421A (en) * 1924-10-18 1927-10-11 Gloekler John Edward Supporting means for horizontally-disposed surfaces
US1957933A (en) * 1930-05-31 1934-05-08 Brandl Lillian Sheet metal joint
US2485172A (en) * 1946-10-25 1949-10-18 Samuel Stamping And Enameling Furniture leg construction
US2856646A (en) * 1957-02-05 1958-10-21 Edward W Latimer Building brace
DE1575273A1 (de) * 1967-06-30 1970-01-08 Raymond A Fa Klammer
US3969810A (en) 1974-05-13 1976-07-20 Pagano Dominick A Method for tightening a bolt to exert a predetermined tension force by monitoring bolt elongation while the bolt is being installed
US4074947A (en) * 1974-08-12 1978-02-21 Hitachi Metals, Ltd. Fittings for connecting columns and beams
US4000782A (en) 1974-09-19 1977-01-04 Standard Pressed Steel Co. Tightening system with quality control apparatus
US3939920A (en) 1974-09-19 1976-02-24 Standard Pressed Steel Co. Tightening method and system
US4008772A (en) 1975-05-19 1977-02-22 Standard Pressed Steel Co. Tightening system
US4008773A (en) 1975-05-19 1977-02-22 Standard Pressed Steel Co. Tightening system
US4016938A (en) 1975-12-02 1977-04-12 Ingersoll-Rand Company Method for fastener tensioning
DE2749536C3 (de) 1977-11-03 1980-09-04 Kraftwerk Union Ag, 4330 Muelheim Anordnung zum Messen der Vorspannung eines insbesondere zum Verschluß eines Reaktordruckbehälters dienenden Schraubenbolzens
US4192118A (en) 1978-12-13 1980-03-11 Simpson Manufacturing Co., Inc. Holdown for attaching wood framing members to concrete foundations
US4294110A (en) 1979-11-13 1981-10-13 The Stanley Works Torque measuring system for an air tool
US4333220A (en) 1980-01-18 1982-06-08 Sps Technologies, Inc. Method and apparatus for tightening an assembly including a pre-load indicating fastener
US4375123A (en) 1980-04-07 1983-03-01 Sps Technologies, Inc. Method and apparatus for tightening threaded fastener assemblies
US4375120A (en) 1980-04-07 1983-03-01 Sps Technologies, Inc. Method and apparatus for tightening threaded fastener assemblies
US4375122A (en) 1980-04-07 1983-03-01 Sps Technologies, Inc. Method and apparatus for tightening threaded fastener assemblies
US4530143A (en) 1983-05-04 1985-07-23 Casarcia Dominick A Ultrasonic bolt tensioner
US4597150A (en) 1985-02-25 1986-07-01 Moog Automotive, Inc. Method of and apparatus for closing joint devices to obtain consistent torque values
US4614077A (en) 1985-04-17 1986-09-30 K.T. Mfg. Co., Ltd. Automatic tightening method and apparatus
US5105519A (en) 1985-06-19 1992-04-21 Daiichi Dentsu Kabushiki Kaisha Tension control method for nutrunner
IT1248615B (it) * 1990-05-08 1995-01-21 Fiat Auto Spa Dispositivo di collegamento di parti meccaniche alla scocca di un autoveicolo
US5131130A (en) 1990-10-09 1992-07-21 Allen-Bradley Company, Inc. Torque-angle window control for threaded fasteners
FR2676032A1 (fr) * 1991-05-03 1992-11-06 Julien Pierre Dispositif aerodynamique a grande portance reglable.
FR2677571B1 (fr) 1991-06-14 1995-08-04 Ciandar Procede pour le controle et l'asservissement de la tension d'un organe filete.
US5249404A (en) * 1992-05-11 1993-10-05 Simpson Strong-Tie Company, Inc. Holdown connection
US5222694A (en) * 1992-08-03 1993-06-29 Atr International, Inc. Aircraft interior panel noise dampening support brackets
US5339696A (en) 1993-03-31 1994-08-23 Advanced Mechanical Technology, Inc. Bolt torque and tension transducer
SE9503243D0 (sv) 1995-09-19 1995-09-19 Atlas Copco Tools Ab Method for simultaneous tighteening of two or more screw joints
US5979130A (en) * 1996-10-10 1999-11-09 Simpson Strong-Tie Company, Inc. Connector with concave seat
US6059482A (en) * 1997-01-22 2000-05-09 Icf Kaiser Engineering, Inc. Bolted connector for connecting beams to columns
US5945665A (en) 1997-05-09 1999-08-31 Cidra Corporation Bolt, stud or fastener having an embedded fiber optic Bragg Grating sensor for sensing tensioning strain
US6112495A (en) * 1997-06-13 2000-09-05 Simpson Strong-Tie Company, Inc. Holdown connector with concave seat
US6204771B1 (en) 1997-08-19 2001-03-20 Ronald C. Clarke Load indicating fastener systems method and apparatus
JP3411888B2 (ja) * 1999-08-26 2003-06-03 新日本製鐵株式会社 接合構造体
US6625945B2 (en) * 2000-08-08 2003-09-30 Alfred D. Commins Balanced, multi-stud hold-down
US6920724B1 (en) * 2001-01-04 2005-07-26 Epic Metals Corporation Bracket for a structural panel and a structural panel made with such a bracket
US6467355B1 (en) 2001-04-16 2002-10-22 Irving Leong Most accurate method of tensioning threaded fasteners in assembled units
DE10217283B4 (de) 2002-04-12 2005-10-13 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung zum Einstellen und Prüfen der Spannkraft von Schraubverbindungen
ES2246118B1 (es) 2004-01-26 2007-03-16 I.T.W. España, S.A. Pieza de union entre un panel y un soporte.
FR2873347B1 (fr) * 2004-07-22 2006-11-17 Airbus France Sas Dispositif d'eclissage d'elements de structure composite avec des elements de structure metallique
JP4364177B2 (ja) * 2004-11-25 2009-11-11 新日本製鐵株式会社 部材相互の接合金具および上下階縦枠材接合構造並びに接合方法
GB0525896D0 (en) 2005-12-20 2006-02-01 Airbus Uk Ltd A joint for use in aircraft construction
US8769887B2 (en) 2006-06-15 2014-07-08 Ray A. Proffitt, Jr. Hold down clip and wall system
GB0619512D0 (en) * 2006-10-03 2006-11-15 Airbus Uk Ltd Fitting
US7997534B2 (en) 2006-10-13 2011-08-16 Airbus Operations Gmbh Connecting structure for an aircraft or spacecraft and method for producing the same
US7707785B2 (en) * 2006-10-31 2010-05-04 Simpson Strong-Tie Company, Inc. Variable girder tie
FR2911320B1 (fr) 2007-01-16 2009-04-10 Sagem Defense Securite Voilure d'aeronef en plusieurs elements demontables
US8016236B2 (en) * 2007-04-04 2011-09-13 The Boeing Company Method and apparatus for attaching a wing to a body
US7997190B2 (en) 2007-09-14 2011-08-16 Pem Management, Inc. Dual force ram drive for a screw press
US7712993B2 (en) * 2007-11-30 2010-05-11 The Boeing Company Double shear joint for bonding in structural applications
GB0805963D0 (en) 2008-04-02 2008-05-07 Airbus Uk Ltd Aircraft structure
US8433160B2 (en) 2009-01-30 2013-04-30 Cleveland Electric Laboratories Smart fastener and smart insert for a fastener using fiber Bragg gratings to measure strain and temperature
ES2386136B1 (es) * 2009-03-30 2013-07-25 Airbus Operations, S.L. Estructura para el acoplamiento de la carena de una aeronave
SE1050589A1 (sv) 2010-06-08 2011-11-22 Rocan System Ab Anordning och metod för att indikera om ett fästelement vid infästning i ett stycke har uppnått en sträckgränsbelastning
EP2632756A4 (en) 2010-10-26 2014-09-10 Volvo Lastvagnar Ab METHOD, SYSTEM AND CONTROL UNIT FOR FUEL SUPPLY OF A VEHICLE
US20130114994A1 (en) 2011-11-04 2013-05-09 Robert Erik Grip Truss end pad fitting
US9016991B2 (en) 2013-04-16 2015-04-28 Siemens Energy, Inc. Bolt tightener device for tightening a through-bolt in a generator core

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10266349A (ja) * 1997-03-28 1998-10-06 Nippon Steel Corp ボルト位置フリーホールドダウン金物
US6158188A (en) * 1999-09-13 2000-12-12 Mga Construction Hardware & Steel Fabricating Ltd. Holdowns

Also Published As

Publication number Publication date
CN103917443B (zh) 2017-02-22
EP2748062B1 (en) 2017-04-05
JP6169090B2 (ja) 2017-07-26
CN103917443A (zh) 2014-07-09
US9863451B2 (en) 2018-01-09
US20170130749A1 (en) 2017-05-11
WO2013066537A1 (en) 2013-05-10
US10072684B2 (en) 2018-09-11
US20180163754A1 (en) 2018-06-14
EP2748062A1 (en) 2014-07-02
US20140255082A1 (en) 2014-09-11
US9568031B2 (en) 2017-02-14
US20130114994A1 (en) 2013-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6169090B2 (ja) トラスエンドパッドフィッティング
US20160289957A1 (en) Bracket for seismic bracing of conduits
US8678332B2 (en) Adhesive holder for holding objects and kit
JP2011231927A (ja) 屈曲を最小限に抑えるボルト及びナットの凹凸形状
JP5294739B2 (ja) 連結金具
CN108602406B (zh) 轴单元
CN1066807C (zh) 螺栓防松组件
US20230220668A1 (en) Method of attaching a load to metal decking
EP2395249A1 (en) Segmented thread and connecting arrangement
CN108698439B (zh) 车轴系统和用于制造车轴系统的方法
US7121780B2 (en) Multiple load path fastener systems
CN107355465B (zh) 包括配件和部分球形垫圈的连接器组件
US6629678B1 (en) Seismic adapter
US20170363132A1 (en) Barrel nut with stress reduction features
US20150083876A1 (en) Folded beam clamp
US9574587B2 (en) Preloading a fastener of a mechanical fitting
JP7401870B2 (ja) ブレース連結金具
JP5624568B2 (ja) 棒状体用交差連結具
JP2022107492A (ja) ボルト支持金具
CN217486088U (zh) 一种电缆夹具支座
RU2605665C2 (ru) Усиливающий рельеф для установки
EP4008915B1 (en) A fastening arrangement and a vehicle arrangement
JP2023046741A (ja) 連結構造、什器用支持構造体および什器
KR102096866B1 (ko) 대각재
JP2006002464A (ja) 接合構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6169090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees