JP2015500281A - 2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製方法 - Google Patents
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Abstract
式4の中間体または式6の中間体を使用して、式1の化合物を調製する方法が開示される。【化1】また、式4の化合物も開示される。
Description
本発明は、特定の2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製方法に関する。また、本発明は、上記方法のための中間体にも関する。
特定の2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製は、化学文献において既知である。しかしながら、迅速かつ経済的に2,6−ジフルオロアセトフェノンを提供するために適切な新規または改善された方法が必要とされ続けている。
本発明は、式1
(式中、
R1は、H、F、ClまたはBrである)の化合物の調製方法であって、
(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2
の化合物を、式3
(式中、
R2およびR3は、独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH=CH2であるか、またはR2およびR3基は、−C(CH3)2−として一緒になって環を形成することができる)の化合物、
ならびに強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式4
の化合物の塩を形成する工程と、
(B)式4の化合物の塩を水および酸と接触させて、式4の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、(C)式4の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる工程と
を含んでなる方法を提供する。
R1は、H、F、ClまたはBrである)の化合物の調製方法であって、
(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2
R2およびR3は、独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH=CH2であるか、またはR2およびR3基は、−C(CH3)2−として一緒になって環を形成することができる)の化合物、
ならびに強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式4
(B)式4の化合物の塩を水および酸と接触させて、式4の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、(C)式4の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる工程と
を含んでなる方法を提供する。
また本発明は、式4
(式中、
R1は、H、F、ClまたはBrであり、かつ
R2およびR3は、独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH=CH2であるか、またはR2およびR3基は、−C(CH3)2−として一緒になって環を形成することができる)の新規化合物にも関する。
R1は、H、F、ClまたはBrであり、かつ
R2およびR3は、独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH=CH2であるか、またはR2およびR3基は、−C(CH3)2−として一緒になって環を形成することができる)の新規化合物にも関する。
また本発明は、式1
(式中、
R1は、H、F、ClまたはBrである)の化合物の調製方法であって、
(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2
の化合物を、式5
(式中、
R2は、CH3、CH2CH3またはCH2CH=CH2であり、かつ
Mは、Li、NaまたはKである)の化合物、
ならびに強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式6
の化合物の塩を形成する工程と、
(B)式6の化合物の塩を酸および水と接触させて、式6の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、
(C)式6の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる工程と
を含んでなる方法を提供する。
R1は、H、F、ClまたはBrである)の化合物の調製方法であって、
(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2
R2は、CH3、CH2CH3またはCH2CH=CH2であり、かつ
Mは、Li、NaまたはKである)の化合物、
ならびに強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式6
(B)式6の化合物の塩を酸および水と接触させて、式6の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、
(C)式6の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる工程と
を含んでなる方法を提供する。
本明細書に使用される場合、「含んでなる」、「含んでなっている」、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」、「含有する」もしくは「含有している」という用語、またはそれらの他のいずれの変化形も、非排除的包含を包括するように意図される。例えば、要素のリストを含んでなる組成物、混合物、プロセス、方法、物品または装置はそれらの要素のみに必ず限定されるのではなく、明白に記載されていないか、またはかかる組成物、混合物、プロセス、方法、物品もしくは装置に固有である他の要素を含んでもよい。さらに、それとは反対の記載が明白にされない限り、「あるいは、または、もしくは」は包含的論理和を指し、そして排他的論理和を指さない。例えば、条件AまたはBは以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(または存在する)、そしてBが偽である(または存在しない)。Aが偽であり(または存在しない)、そしてBが真である(または存在する)。ならびにAおよびBの両方が真である(または存在する)。
また本発明の要素または成分の前の不定冠詞の「a」および「an」は、要素または成分の事例(すなわち発生)の数に関して非限定的であるように意図される。したがって、「a」または「an」は、1または少なくとも1を含むように読解されるべきであり、そして数が明らかに単数を意味しない限り、要素または構成成分の単数形は複数も含む。
「周囲温度」または「室温」という用語が本開示で使用される場合、約18℃〜約28℃の間の温度を指す。
式4の化合物は、そのそれぞれの互変異性体対応物の1つまたは複数と平衡して存在することができることを当業者は認識する。特記されない限り、1つの互変異性体の説明(構造または名前)によって化合物を参照することは、全ての互変異性体を含むように考えられる。例えば、R2およびR3が異なる式4において、式41によって示される互変異性体型を言及することは、式42〜式47によって示される互変異性体型も含む。
式6の化合物は、そのそれぞれの互変異性体対応物の1つまたは複数と平衡して存在することができることを当業者は認識する。特記されない限り、1つの互変異性体の説明(構造または名前)によって化合物を参照することは、全ての互変異性体を含むように考えられる。例えば、R2およびR3が異なる式6において、式61によって示される互変異性体型を参照することは、式62〜式65によって示される互変異性体型も含む。
R2およびR3がエチルである式3の化合物は、ジエチルマロネートまたは1,3−ジエチルプロパンジオエートである。R2がエチルであり、かつMがカリウムである式5の化合物は、エチルマロネートカリウム塩、またはカリウム1−エチルプロパンジオエートである。R1がHであり、かつR2およびR3がエチルである式4の化合物は、1,3−ジエチル2−(2,6−ジフルオロベンゾイル)プロパンジオエート(ケト型式43)または1,3−ジエチル2−[(2,6−ジフルオロフェニル)ヒドロキシメチレン]プロパンジオエート(エノール型式41)である。R1がHである式1の化合物は、2,6−ジフルオロアセトフェノンまたは1−(2,6−ジフルオロフェニル)エタノンである。
本発明の実施形態は以下を含む。
実施形態A1。発明の概要に記載された式1の化合物の調製方法であって、(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2の化合物を式3の化合物および強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式4の化合物の塩を形成する工程と、(B)式4の化合物の塩を酸および水と接触させて、式4の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、(C)式4の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる工程とを含んでなる方法。
実施形態A2。R1がH、FまたはClである実施形態A1の方法。
実施形態A3。R1がHである実施形態A2の方法。
実施形態A4。R2およびR3が独立してCH3またはCH2CH3である実施形態A1〜A3のいずれか1つの方法。
実施形態A5。R2およびR3がCH2CH3である実施形態A4の方法。
実施形態A6。強酸のアルカリ土類塩が塩化マグネシウムまたは塩化カルシウムである実施形態A1〜A5のいずれか1つの方法。
実施形態A7。強酸のアルカリ土類塩が塩化マグネシウムである実施形態A6の方法。
実施形態A8。第3級アミン塩基が、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,N−ジメチルアニリンおよびN,N−ジエチルアニリンからなる群から選択される実施形態A1〜A7のいずれか1つの方法。
実施形態A9。第3級アミン塩基が、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、2−ピコリン、2,6−ルチジンまたはN,N−ジエチルアニリンである実施形態A8の方法。
実施形態A10。第3級アミン塩基がトリエチルアミンである実施形態A9の方法。
実施形態A11。非プロトン溶媒が、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルまたは酢酸エチルである実施形態A1〜A10のいずれか1つの方法。
実施形態A12。非プロトン溶媒がクロロベンゼンまたは酢酸エチルである実施形態A11の方法。
実施形態A13。非プロトン溶媒がクロロベンゼンである実施形態A12の方法。
実施形態A14。工程(A)において、式3の化合物および強酸のアルカリ土類塩を、非プロトン溶媒の存在下で、最初に第3級アミン塩基と接触させて、反応混合物(エノラート)を形成して、次いで、反応混合物(エノラート)を式2の化合物と接触させて、式4の化合物の塩を形成する実施形態A1〜A13のいずれか1つの方法。
実施形態A15。工程(A)において、温度が0〜25℃の範囲にある実施形態A14の方法。
実施形態A16。工程(A)において、温度が20〜25℃の範囲にある実施形態A15の方法。
実施形態A17。式3の化合物対式2の化合物のモル比が1.5:1.0〜1.0:1.0の範囲にある実施形態A1〜A16のいずれか1つの方法。
実施形態A18。強酸のアルカリ土類塩対式2の化合物のモル比が3.5:1.0〜3.0:1.0の範囲にある実施形態A1〜A17のいずれか1つの方法。
実施形態A19。第3級アミン塩基対式2の化合物のモル比が3.5:1.0〜3.0:1.0の範囲にある実施形態A1〜A18のいずれか1つの方法。
実施形態A20。工程(B)において、式4の化合物の塩を水および酸と接触させて、式4の化合物またはそれらの互変異性体を形成する実施形態A1〜A19のいずれか1つの方法。
実施形態A21。酸が塩酸である実施形態A1〜A20のいずれか1つの方法。
実施形態A22。工程(B)において、温度が0〜25℃の範囲にある実施形態A20およびA21の方法。
実施形態A23。工程(B)において、温度が0〜15℃の範囲にある実施形態A22の方法。
実施形態A24。工程(B)において、酸対式2の化合物のモル比が3.0:1.0〜4.0:1.0の範囲にある実施形態A20〜A23のいずれか1つの方法。
実施形態A25。工程(C)において、式4の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる実施形態A1〜A24のいずれか1つの方法。
実施形態A26。工程(C)において、式4の化合物を、式2の化合物の当量毎に少なくとも2当量の水と接触させる実施形態A25の方法。
実施形態A27。工程(C)において、圧力反応器中で式4の化合物を水と接触させる実施形態A25およびA26の方法。
実施形態A28。工程(C)において、温度が130〜160℃の範囲にある実施形態A25〜A27のいずれか1つの方法。
実施形態A29。工程(C)において、温度が135〜155℃の範囲にある実施形態A28の方法。
実施形態A30。工程(C)において、酸の存在下で式4の化合物を水と接触させ、85〜130℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる実施形態A1〜A24のいずれか1つの方法。
実施形態A31。工程(C)において、式4の化合物を、少なくとも10モル%の酸および式2の化合物の当量毎に少なくとも2当量の水と接触させる実施形態A30の方法。
実施形態A32。工程(C)において、酸が、硫酸、アリールスルホン酸、カルボン酸またはそれらの混合物である実施形態A30およびA31の方法。
実施形態A33。工程(C)において、酸が硫酸、酢酸またはそれらの混合物である実施形態A30〜A32のいずれか1つの方法。
実施形態B1。発明の概要に記載された式1の化合物の調製方法であって、(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2の化合物を式5の化合物および強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式6の化合物の塩を形成する工程と、(B)式6の化合物の塩を酸および水と接触させて、式6の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、(C)式6の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる工程とを含んでなる方法。
実施形態B2。R1がH、FまたはClである実施形態B1の方法。
実施形態B3。R1がHである実施形態B2の方法。
実施形態B4。R2がCH3またはCH2CH3である実施形態B1〜B3のいずれか1つの方法。
実施形態B5。R2がCH2CH3である実施形態B4の方法。
実施形態B6。MがNaまたはKである実施形態B1〜B5のいずれか1つの方法。
実施形態B7。MがKである実施形態B6の方法。
実施形態B8。強酸のアルカリ土類塩が塩化マグネシウムまたは塩化カルシウムである実施形態B1〜B7のいずれか1つの方法。
実施形態B9。強酸のアルカリ土類塩が塩化マグネシウムである実施形態B8の方法。
実施形態B10。第3級アミン塩基が、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,N−ジメチルアニリンおよびN,N−ジエチルアニリンからなる群から選択される実施形態B1〜B9のいずれか1つの方法。
実施形態B11。第3級アミン塩基が、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、2−ピコリン、2,6−ルチジンまたはN,N−ジエチルアニリンである実施形態B10の方法。
実施形態B12。第3級アミン塩基がトリエチルアミンである実施形態B11の方法。
実施形態B13。非プロトン溶媒が、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルまたは酢酸エチルである実施形態B1〜B12のいずれか1つの方法。
実施形態B14。非プロトン溶媒がクロロベンゼンまたは酢酸エチルである実施形態B13の方法。
実施形態B15。非プロトン溶媒が酢酸エチルである実施形態B14の方法。
実施形態B16。工程(A)において、式5の化合物および強酸のアルカリ土類塩を、非プロトン溶媒の存在下で、最初に第3級アミン塩基と接触させて、反応混合物(エノラート)を形成して、次いで、反応混合物(エノラート)を式2の化合物と接触させて、式6の化合物の塩を形成する実施形態B1〜B15のいずれか1つの方法。
実施形態B17。工程(A)において、温度が0〜50℃の範囲にある実施形態B16の方法。
実施形態B18。工程(A)において、温度が20〜50℃の範囲にある実施形態B17の方法。
実施形態B19。式5の化合物対式2の化合物のモル比が1.5:1.0〜1.0:1.0の範囲にある実施形態B1〜B18のいずれか1つの方法。
実施形態B20。強酸のアルカリ土類塩対式2の化合物のモル比が3.5:1.0〜3.0:1.0の範囲にある実施形態B1〜B19のいずれか1つの方法。
実施形態B21。第3級アミン塩基対式2の化合物のモル比が3.5:1.0〜3.0:1.0の範囲にある実施形態B1〜B20のいずれか1つの方法。
実施形態B22。工程(B)において、式6の化合物の塩を水および酸と接触させて、式6の化合物またはそれらの互変異性体を形成する実施形態B1〜B21のいずれか1つの方法。
実施形態B23。酸が塩酸である実施形態B1〜B22のいずれか1つの方法。
実施形態B24。工程(B)において、温度が0〜25℃の範囲にある実施形態B22およびB23の方法。
実施形態B25。工程(B)において、温度が0〜15℃の範囲にある実施形態B24の方法。
実施形態B26。工程(B)において、酸対式2の化合物のモル比が3.0:1.0〜4.0:1.0の範囲にある実施形態B22〜B25のいずれか1つの方法。
実施形態B27。工程(C)において、式6の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる実施形態B1〜B26のいずれか1つの方法。
実施形態B28。工程(C)において、式6の化合物を、式2の化合物の当量毎に少なくとも1当量の水と接触させる実施形態B27の方法。
実施形態B29。工程(C)において、圧力反応器中で式6の化合物を水と接触させる実施形態B27およびA28の方法。
実施形態B30。工程(C)において、温度が130〜160℃の範囲にある実施形態B27〜B29のいずれか1つの方法。
実施形態B31。工程(C)において、酸の存在下で式6の化合物を水と接触させ、85〜130℃の範囲の温度まで加熱して、式1の化合物を生じる実施形態B1〜B26のいずれか1つの方法。
実施形態B32。工程(C)において、式6の化合物を、少なくとも10モル%の酸および式2の化合物の当量毎に少なくとも2当量の水と接触させる実施形態B31の方法。
実施形態B33。工程(C)において、酸が、硫酸、アリールスルホン酸、カルボン酸またはそれらの混合物である実施形態B31およびB32の方法。
実施形態B34。工程(C)において、酸が硫酸、酢酸またはそれらの混合物である実施形態B31〜B33のいずれか1つの方法。
実施形態C1。R1が、H、F、ClまたはBrであり、かつR2およびR3が、独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH=CH2であるか、またはR2およびR3基は、−C(CH3)2−として一緒になって環を形成することができる式4の化合物。
実施形態C2。R1が、H、FまたはClであり、かつR2およびR3が、独立して、CH3またはCH2CH3である式4の化合物。
実施形態C3。R1がHであり、かつR2およびR3がCH2CH3である式4の化合物[1,3−ジエチル2−(2,6−ジフルオロベンゾイル)プロパンジオエート(ケト型)または1,3−ジエチル2−[(2,6−ジフルオロフェニル)ヒドロキシメチレン]プロパンジオエート(エノール型)とも呼ばれる]。
実施形態C4。発明の概要および実施形態A1に記載された方法で、式1の化合物を調製するために有用な式4の化合物。
上記実施形態A1〜A33、B1〜B34およびC1〜C4、ならびに本明細書に記載のいずれかの他の実施形態を含む本発明の実施形態は、いずれかの様式で組み合わせることが可能であり、そして実施形態の変形の説明は、上記式1の化合物の調製方法のみならず、これらの方法によって式1の化合物を調製するために有用な出発化合物および中間体化合物にも関する。
以下のスキーム1〜6において、式1〜6の化合物のR1、R2、R3およびMの定義は、他に明示されない限り、発明の概要および実施形態の説明において定義された通りである。
本発明の方法において、式3の化合物および式2の化合物は反応して、式4のジエステル中間体を形成する。式4のジエステル中間体は加水分解および脱カルボキシル化されて、式1の化合物を生じる。この順序は、スキーム1、2および3に示される。
スキーム1に示すように、本発明の方法の工程Cには、式1の化合物を生じるための、式4の中間体のエステル基の加水分解および得られるカルボン酸官能基の脱カルボキシル化が関与する。
式4の化合物のエステル基の加水分解は、水を用いて中性条件下で実行することができる。加水分解反応は、広範囲の温度下で実行することができる。85〜180℃の範囲の温度が特に有用である。加水分解のために使用される温度がより低いほど、反応が完了するまでにより長い時間がかかる。したがって、適切な時間(1時間〜数時間未満)で加水分解を完了するためには、130〜160℃の範囲の温度が特に有用である。反応は実施例1および4においては135〜155℃で実行され、そして1〜2時間で完了する。エステル加水分解/脱カルボキシル化が、水の沸点より高い温度において中性条件下で水を用いて実行される場合、特に圧力反応器中で反応を進行することが有用である。圧力反応器は、二酸化炭素が放出される間に定圧の維持を可能にするための背圧調整器、および式4の中間体を含有する反応混合物に水または溶媒を戻す冷却器を備えることができる。
加水分解反応は、式4の化合物の当量毎に少なくとも2当量の水を必要とするが、反応時間を低下させるために過剰量の水が有用となる可能性がある。加水分解/脱カルボキシル化反応は、1相均一溶液または2相システムで実行することができる。本発明の工程Cで使用される溶媒は、工程Aおよび工程Bで使用されるものと同一の溶媒であることができる。水と非混和性の溶媒は、式4の中間体を可溶性にするために使用することができ、そして2相システムは、反応混合物の撹拌および沸騰によってかき混ぜられる。加水分解/脱カルボキシル化が完了した時、混合物を冷却し、そして圧力を周囲に戻し、次いで、式1の化合物を含有する相を2相システムの水相から分離することができる。実施例1は、クロロベンゼンを用いた、この方法を示す。あるいは、式4の中間体は、工程Aの溶媒とは異なる、水と混和性の溶媒(例えば、アセトニトリルまたはN,N−ジメチルホルムアミド)でもよい溶媒中に溶解することができる。加水分解/脱カルボキシル化を次いで1相システムで実行し、そして式1の化合物を溶媒の濃縮によって、または水と非混和性の溶媒(例えば、ジエチルエーテルまたは酢酸エチル/ヘキサン混合物)による抽出によって回収することができる。実施例4は、アセトニトリルを用いた、この方法を示す。反応の進行は、アリコートの薄層クロマトグラフィー、GC、HPLCおよび1H NMR分析などの従来の方法によって監視することができる。最終溶液は、式1の化合物を含有する。溶液を濃縮して式1の化合物を単離することができるか、または溶媒溶液中の式1の化合物を、意図された次の合成工程に利用することができる。
式4の化合物のエステル基の加水分解は、水および酸を用いて酸性条件下で実行することができる。加水分解反応は、広範囲の温度下で実行することができる。85〜180℃の範囲の温度が特に有用である。酸が加水分解反応に触媒作用を及ぼし、したがって、反応はより低い温度および周囲圧力で実行することができる。適切な時間(数時間)で加水分解を完了するためには、85〜130℃の範囲の温度が特に有用である。反応は実施例2および3においては90〜100℃で実行され、そして4〜8時間で完了する。加水分解/脱カルボキシル化反応のために様々な酸を使用することができる。有用な酸には、硫酸、アリールスルホン酸、カルボン酸およびそれらの混合物が含まれる。酢酸および硫酸の混合物を水と組み合わせて使用することができ、これは文献(G.A.Reynoldsら、Organic Synthesis,1950,30,70−72)で既知である。硫酸および水は実施例3で実証され、そして硫酸/酢酸および水は実施例2で実証される。酸は触媒として機能し、1当量未満で使用することが可能であるが、少なくとも10モル%が特に有用である。過剰量の酸は、反応時間を低下させるために有用となることが可能である。加水分解/脱カルボキシル化工程で酸が使用される場合、次いで、式1の化合物の分離および単離の前に酸を中和することができる。有用な方法には、有機相および水相の両方に可溶性であるため、酢酸が使用される場合、酸の中和が関与する。もう1つの有用な方法には、硫酸水溶液のみが使用される場合、中和せずに有機相および水相の分離のみが関与する。反応の進行は、アリコートの薄層クロマトグラフィー、GC、HPLCおよび1H NMR分析などの従来の方法によって監視することができる。
本発明の方法の工程Bは、式4sの塩の酸性化による式4の中性中間体の形成が関与し、これはスキーム2に示される。式4sの化合物(式4の化合物の塩)は、本発明の工程Aの中間体生成物である。
本発明の工程Cで使用される式4の化合物は、本発明の工程Bで、式4sの化合物から調製される。本発明の工程Aの反応から得られる塩は、式4sの化合物を酸および水と接触させ、式4の化合物を生じることによって、工程Bで中和される。工程Bの中和反応のために典型的に使用される酸は、鉱物酸である。特に有用である酸は、塩酸および硫酸である。中和反応の化学量論は、工程Aで添加される塩基の全当量を少なくともプロトン化するために十分な酸が添加されるようなものである。最も典型的に、酸対式2の化合物の3.0:1.0〜4.0:1.0の範囲(化学量論に関して容易に測定可能な標準試薬として使用する)。中和反応は、最も典型的に0〜25℃で実行される。特に有用な方法は、工程Aからの反応混合物を0〜15℃まで冷却して、酸水溶液を添加することである。もう1つの有用な方法は、冷却された反応混合物を、酸水溶液を含有する別の容器に注ぐことである。この方法によって、式4の中性中間体化合物を生じるための制御された中和が可能となる。式4sの塩は、本発明の工程Aで調製された非プロトン溶媒中で中和される。式4の化合物を含有する非プロトン溶媒は、中和が完了した後、工程Cに利用されてもよく、式4の中間体化合物を油状物として単離するために濃縮されてもよい。実施例1〜3および6〜10は、工程A、BおよびCに関して同一溶媒(クロロベンゼン)の使用を実証する。実施例4はオリジナルの非プロトン溶媒における工程AおよびBを実証し、次いで、工程Cの溶媒を変更する。式4の中間体化合物は、実施例12で実証するように単離および特徴づけすることができる。
スキーム3に示すように、本発明の方法の工程Aには、式4sの塩化合物を生じるための、式3の化合物のエノラートと式2の酸塩化物化合物との反応が関与する。
本発明の工程Aの試薬は、式4(式4s)の中間体の塩を調製するために、様々な順番で組み合わせることができる。特に有用な方法は、式3の化合物のエノラートを最初に調製して、次いでそれに式2の化合物を添加することである。式3の化合物のエノラートの調製は、様々な順番の反応体の添加によって実行することができる。特に有用な方法は、強酸のアルカリ土類塩で式3の化合物を最初に処理して、次いで第3級アミン塩基を添加することである。典型的に、式3の化合物を非プロトン溶媒で溶解し、順番に強酸のアルカリ土類塩および第3級アミン塩基で処理し、そして混合物を15〜60分間撹拌して、式3の化合物のエノラートを形成する。次いで、式2の化合物をエノラート溶液に添加し、そして反応物を数時間撹拌し、式4の中間体を形成する。式4の中間体は非常に酸性であり、存在する塩基と反応して、式4sの塩を形成する。
典型的に、強酸のアルカリ土類塩は、塩化マグネシウムまたは塩化カルシウムのいずれかであり、最も典型的に塩化マグネシウムが使用される。塩化マグネシウムが使用される場合、工程Aで使用される方法はマグネシウムエノラートを生じるように提案される(M.W.Rathkeら、Journal of Organic Chemistry 1985,50,2622−2624)。強酸のアルカリ土類塩は、第3級アミン塩基が完全に式3のジエステル化合物を脱プロトン化することを可能にするために重要である。塩化カルシウムは、塩化マグネシウムの代わりに使用することができる(独国特許第4138616号明細書、1993年5月27日)。工程Aの方法のために有用な第3級アミン塩基には、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,N−ジメチルアニリンおよびN,N−ジエチルアニリンが含まれる。トリブチルアミン、ピリジン、2−ピコリン、2,6−ルチジンおよびN,N−ジエチルアニリンの使用は、実施例6〜10に実証される。トリエチルアミンは第3級アミン塩基として特に有用であり、実施例1〜4に実証される。
工程Aの反応は、非プロトン溶媒の存在下で実行される。有用な非プロトン溶媒には、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルおよび酢酸エチルが含まれる。クロロベンゼンおよび酢酸エチルは、それらが水と非混和性でもあり、本発明の方法の工程BおよびCの間に水相から式4の中間体および式1の生成物の分離を促進するため、特に有用である。また、クロロベンゼンは比較的高い沸点の利点を有し、これは、85〜180℃の範囲の温度までの加熱が関与する加水分解工程Cに関して有用な特性である。非プロトン溶媒としてのクロロベンゼンの使用は、実施例1で実証される。非プロトン溶媒としての酢酸エチルの使用は、実施例4で実証される。
本発明の方法の工程Aのための有用な温度範囲は、0〜25℃である。この温度範囲は、式3の化合物と、強酸のアルカリ土類塩および第3級アミン塩基との両反応、ならびに得られるエノラートと式2の酸塩化物とのさらなる反応に関して有用である。エノラートの形成およびエノラートと酸塩化物との反応の両方を、温度範囲の低温側(0〜5℃)または温度範囲の高温側(20〜25℃)で実行することができる。反応のもう1つの有用なモードは、温度範囲の高温側でエノラートを形成すること、および温度範囲の低温側で、それを酸塩化物と反応させることである。反応混合物を25℃未満に維持するために大規模な外部冷却が必要とされてもよい。
反応の化学量論は、式2の酸塩化物を基準として測定される。式2の酸塩化物は最も高価な試薬となることが多く、そして工程Aの限定試薬として考えられるのに対して、式3の化合物はより安価であることが多く、商業的に入手可能である。式3の化合物対式2の化合物の比率の有用な範囲は、1.5:1.0〜1.0:1.0である。式2の化合物の完全な反応を確実にするために、1.5:1.0〜1.2:1.0の範囲の比率が特に有用である。強酸のアルカリ土類塩(通常塩化マグネシウム)対式2の化合物の有用な比率は、3.5:1.0〜3.0:1.0である。また第3級アミン塩基対式2の化合物の有用な比率は、3.5:1.0〜3.0:1.0である。式3のマロネートに対して第3級アミン塩基が過剰であることは、エノラートの完全な形成および式2の化合物から式4の中間体への完全な変換を確実にする。また、式4の酸性中間体と反応させ、式4sの塩を生じるために、塩基の追加当量が提供される。
式4sの塩の完全な形成は、反応混合物のアリコートの酸性化、ならびに薄層クロマトグラフィー、GC、HPLCおよび1H NMRなどの従来の方法による分析によって決定することができる。次いで、式4sの塩を含有する溶液を、本発明の方法の工程Bと同様に処理することができる。
本発明の方法において、式6のモノエステル中間体を形成するために、式5の化合物および式2の化合物を反応させる。式1の化合物を生じるために、式6のモノエステル中間体を加水分解および脱カルボキシル化する。この順序は、スキーム4、5および6に示される。
スキーム4に示すように、本発明の方法の工程Cには、式1の化合物を生じるために、式6の中間体のエステル基の加水分解および得られるカルボン酸官能基の脱カルボキシル化が関与する。
式6の化合物のエステル基の加水分解は、水を用いて中性条件下で実行することができる。加水分解反応は、広範囲の温度下で実行することができる。85〜180℃の範囲の温度が特に有用である。加水分解のために使用される温度がより低いほど、反応が完了するまでにより長い時間がかかる。したがって、適切な時間(1時間〜数時間未満)で加水分解を完了するためには、130〜160℃の範囲の温度が特に有用である。反応は実施例5および11においては135〜155℃で実行され、そして1〜2時間で完了する。エステル加水分解/脱カルボキシル化が、水の沸点より高い温度で中性条件下で水を用いて実行される場合、特に圧力反応器中で反応を進行することが有用である。圧力反応器は、二酸化炭素が放出される間に定圧の維持を可能にするための背圧調整器、および式6の中間体を含有する反応混合物に水または溶媒を戻す冷却器を備えることができる。
加水分解反応は、式6の化合物の当量毎に少なくとも1当量の水を必要とするが、反応時間を低下させるために過剰量の水が有用となる可能性がある。加水分解/脱カルボキシル化反応は、1相均一溶液または2相システムで実行することができる。本発明の工程Cで使用される溶媒は、工程Aおよび工程Bで使用されるものと同一の溶媒であることができる。水と非混和性の溶媒は、式6の中間体を可溶性にするために使用することができ、そして2相システムは、反応混合物の撹拌および沸騰によってかき混ぜられる。加水分解/脱カルボキシル化が完了した時、混合物を冷却し、そして圧力を周囲に戻し、次いで、式1の化合物を含有する相を2相システムの水相から分離することができる。あるいは、式6の中間体は、工程Aの溶媒とは異なる、水と混和性の溶媒(例えば、アセトニトリルまたはN,N−ジメチルホルムアミド)でもよい溶媒中に溶解することができる。加水分解/脱カルボキシル化を次いで1相システムで実行し、そして式1の化合物を溶媒の濃縮によって、または水と非混和性の溶媒(例えば、ジエチルエーテルまたは酢酸エチル/ヘキサン混合物)による抽出によって回収することができる。実施例5および11は、それぞれ、アセトニトリルおよびN,N−ジメチルホルムアミドを用いた、この方法を示す。反応の進行は、アリコートの薄層クロマトグラフィー、GC、HPLCおよび1H NMR分析などの従来の方法によって監視することができる。最終溶液は、式1の化合物を含有する。溶液を濃縮して式1の化合物を単離することができるか、または溶媒溶液中の式1の化合物を、意図された次の合成工程に利用することができる。
式6の化合物のエステル基の加水分解は、水および酸を用いて酸性条件下で実行することができる。加水分解反応は、広範囲の温度下で実行することができる。85〜180℃の範囲の温度が特に有用である。酸が加水分解反応に触媒作用を及ぼし、したがって、反応はより低い温度および周囲圧力で実行することができる。適切な時間(数時間)で加水分解を完了するためには、85〜130℃の範囲の温度が特に有用である。加水分解/脱カルボキシル化反応のために様々な酸を使用することができる。有用な酸には、硫酸、アリールスルホン酸、カルボン酸およびそれらの混合物が含まれる。酢酸および硫酸の混合物を水と組み合わせて使用することができ、これは文献(G.A.Reynoldsら、Organic Synthesis,1950,70〜72頁)で既知である。酸は触媒として機能し、1当量未満で使用することが可能であるが、少なくとも10モル%が特に有用である。過剰量の酸は、反応時間を低下させるために有用となることが可能である。加水分解/脱カルボキシル化工程で酸が使用される場合、次いで、式1の化合物の分離および単離の前に酸を中和することができる。反応の進行は、アリコートの薄層クロマトグラフィー、GC、HPLCおよび1H NMR分析などの従来の方法によって監視することができる。
本発明の方法の工程Bは、式6sの塩の酸性化による式6の中性中間体の形成が関与し、これはスキーム5に示される。式6sの化合物(式6の化合物の塩)は、本発明の工程Aの中間体生成物である。
本発明の工程Cで使用される式6の化合物は、本発明の工程Bで、式6sの化合物から調製される。本発明の工程Aの反応から得られる塩は、式6sの化合物を酸および水と接触させ、式6の化合物を生じることによって、工程Bで中和される。工程Bの中和反応のために典型的に使用される酸は、鉱物酸である。特に有用である酸は、塩酸および硫酸である。中和反応の化学量論は、工程Aで添加される塩基の全当量を少なくともプロトン化するために十分な酸が添加されるようなものである。最も典型的に、酸対式2の化合物の3.0:1.0〜4.0:1.0の範囲(化学量論に関して容易に測定可能な標準試薬として使用する)。中和反応は、最も典型的に0〜25℃で実行される。特に有用な方法は、工程Aからの反応混合物を0〜15℃まで冷却して、酸水溶液を添加することである。もう1つの有用な方法は、冷却された反応混合物を酸水溶液を含有する別の容器に注ぐことである。この方法によって、式6の中性中間体化合物を生じるための制御された中和が可能となる。式6sの塩は、本発明の工程Aで調製された非プロトン溶媒中で中和される。式6の化合物を含有する非プロトン溶媒は、中和が完了した後、工程Cに利用されてもよく、式6の中間体化合物を油状物として単離するために濃縮されてもよい。実施例5および11は、オリジナルの非プロトン溶媒における工程AおよびBを実証し、次いで、工程Cの溶媒を変更する。式6の中間体化合物は、単離および特徴づけすることができる。
スキーム6に示すように、本発明の方法の工程Aには、式6sの塩化合物を生じるための、式5の化合物のエノラートと式2の酸塩化物化合物との反応が関与する。
本発明の工程Aの試薬は、式6(式6s)の中間体の塩を調製するために、様々な順番で組み合わせることができる。特に有用な方法は、式5の化合物のエノラートを最初に調製して、次いでそれに式2の化合物を添加することである。式5の化合物のエノラートの調製は、様々な順番の反応体の添加によって実行することができる。特に有用な方法は、強酸のアルカリ土類塩で式5の化合物を最初に処理して、次いで第3級アミン塩基を添加することである。典型的に、式5の化合物を非プロトン溶媒で溶解し、順番に強酸のアルカリ土類塩および第3級アミン塩基で処理し、そして混合物を15〜60分間撹拌して、式5の化合物のエノラートを形成する。次いで、式2の化合物をエノラート溶液に添加し、そして反応物を数時間撹拌し、式6の中間体を形成する。式6の中間体は酸性であり、存在する塩基と反応して、式6sの塩を形成する。
式5の化合物の様々なMは、リチウム、ナトリウムまたはカリウムであることができる。有機溶媒中でのそのより高い溶解性のため、式5の化合物にカリウム対カチオンを使用することが特に有用である。
典型的に、強酸のアルカリ土類塩は、塩化マグネシウムまたは塩化カルシウムのいずれかであり、最も典型的に塩化マグネシウムが使用される。強酸のアルカリ土類塩は、第3級アミン塩基が完全に式5のモノエステル化合物を脱プロトン化することを可能にするために重要である。第3級アミン塩基の使用は、当該技術で既知の他の塩基より穏やかな反応条件の使用を可能にする(A.Hashimotoら,Org.Process Res.Dev.2007,11,389−398)。工程Aの方法のために有用な第3級アミン塩基には、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,N−ジメチルアニリンおよびN,N−ジエチルアニリンが含まれる。トリエチルアミンは第3級アミン塩基として特に有用であり、実施例5および11に実証される。
工程Aの反応は、非プロトン溶媒の存在下で実行される。有用な非プロトン溶媒には、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルおよび酢酸エチルが含まれる。クロロベンゼンおよび酢酸エチルは、それらが水と非混和性でもあり、本発明の方法の工程BおよびCの間に水相から式6の中間体および式1の生成物の分離を促進するため、特に有用である。また、酢酸エチルおよびテトラヒドロフランは比較的極性であるという利点を有し、そして式5の化合物、そのジアニオンエノラートおよび式6sのジアニオン化合物を可溶性にすることがより良好に可能である。非プロトン溶媒としての酢酸エチルおよびテトラヒドロフラン混合物の使用は、実施例5で実証される。非プロトン溶媒としての酢酸エチルの使用は、実施例11で実証される。
本発明の方法の工程Aのための有用な温度範囲は、0〜50℃である。この温度範囲は、式5の化合物と、強酸のアルカリ土類塩および第3級アミン塩基との両反応、ならびに得られるエノラートと式2の酸塩化物とのさらなる反応に関して有用である。エノラートの形成は、ジアニオン種を形成する際に関与する問題点のため、典型的に温度範囲の高温側(20〜50℃)で実行される。エノラートと酸塩化物との反応は、典型的に温度範囲の低温側(0〜5℃)で実行される。反応混合物を25℃未満に維持するために大規模な外部冷却が必要とされてもよい。
反応の化学量論は、式2の酸塩化物を基準として測定される。式2の酸塩化物は最も高価な試薬となることが多く、そして工程Aの限定試薬として考えられるのに対して、式5の化合物はより安価であることが多く、商業的に入手可能である。式5の化合物対式2の化合物の比率の有用な範囲は、1.5:1.0〜1.0:1.0である。式2の化合物の完全な反応を確実にするために、1.5:1.0〜1.2:1.0の範囲の比率が特に有用である。強酸のアルカリ土類塩(通常塩化マグネシウム)対式2の化合物の有用な比率は、3.5:1.0〜3.0:1.0である。また第3級アミン塩基対式2の化合物の有用な比率は、3.5:1.0〜3.0:1.0である。式5のエステル/カルボキシレートに対して第3級アミン塩基が過剰であることは、エノラートの完全な形成および式2の化合物から式6の中間体への完全な変換を確実にする。また、式6の酸性中間体と反応させ、式6sの塩を生じるために、塩基の追加当量が提供される。
式6sの塩の完全な形成は、反応混合物のアリコートの酸性化、ならびに薄層クロマトグラフィー、GC、HPLCおよび1H NMRなどの従来の方法による分析によって決定することができる。次いで、式6sの塩を含有する溶液を、本発明の方法の工程Bと同様に処理することができる。
さらに詳細に説明しないが、上記を使用する当業者は、その最も完全な範囲まで本発明を利用することができると考えられる。したがって、以下の実施例は単なる実例としてのみ解釈され、そしていずれかの形態で本開示を限定するものではない。以下の実施例の工程は、全体的な合成変換における各工程の手順を例示し、そして各工程の出発物質は、手順が他の実施例または工程において記載される特定の調製実行によって必ずしも調製されなくてよい。
HPLC分析は、DAD/UV検出器および逆相カラム(Agilent Eclipse XDB−C8(4.6×150)mm,5μm,Part.No.993967−906)を備えたHewlett Packard 1100シリーズHPLCシステムを使用して実行された。流速は1.0mL/分、実行時間25分、インジェクション体積3.0μL、そして、カラム温度は40℃であった。移動相Aは0.075%オルトリン酸(水溶液)であり、そして移動相Bはアセトニトリル(HPLCグレード)であった。重量%決定のために、試験試料の濃度は、標準試料に対して較正された。
1H NMRスペクトルは、テトラメチルシランからのppmダウンフィールドで報告され、そして19F NMRスペクトルは、CFCl3からのppmアップフィールドで報告される。「s」は一重項を意味し、「d」は二重項を意味し、「t」は三重項を意味し、「q」は四重項を意味し、「m」は多重項を意味し、「dd」は二重項の二重項を意味し、「dt」は三重項の二重項を意味し、「br」は広範を意味する。
実施例1
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(500mL)中ジエチルマロネート(125g、780mmol)の溶液に塩化マグネシウム(167g、1.75mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(238mL、1.71mol)を添加した。スラリーを周囲温度で30分間撹拌した。添加の間、25〜27℃に温度を保つために外部冷却しながら、クロロベンゼン(100mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(100g、565mmol)の溶液をゆっくり添加した。スラリーを周囲温度で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。スラリーを1N塩酸(2000mL)中に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度に戻し、相を分離させた。クロロベンゼン(底部)相を除去し、そして冷却器および背圧調節器を備えた圧力反応器に移動した。水(200mL)を混合物に添加し、反応物を密封した。反応物を撹拌し、140℃まで2時間加熱した。反応物を周囲温度に冷却し、そして残留する圧力は放出した。相を分離し、そして表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。この溶液のHPLC重量%分析によって、84.6g(96%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(500mL)中ジエチルマロネート(125g、780mmol)の溶液に塩化マグネシウム(167g、1.75mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(238mL、1.71mol)を添加した。スラリーを周囲温度で30分間撹拌した。添加の間、25〜27℃に温度を保つために外部冷却しながら、クロロベンゼン(100mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(100g、565mmol)の溶液をゆっくり添加した。スラリーを周囲温度で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。スラリーを1N塩酸(2000mL)中に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度に戻し、相を分離させた。クロロベンゼン(底部)相を除去し、そして冷却器および背圧調節器を備えた圧力反応器に移動した。水(200mL)を混合物に添加し、反応物を密封した。反応物を撹拌し、140℃まで2時間加熱した。反応物を周囲温度に冷却し、そして残留する圧力は放出した。相を分離し、そして表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。この溶液のHPLC重量%分析によって、84.6g(96%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例2
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製:硫酸/酢酸による加水分解
クロロベンゼン(500mL)中ジエチルマロネート(125g、780mmol)の溶液に塩化マグネシウム(167g、1.75mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(238mL、1.71mol)を添加した。スラリーを周囲温度で30分間撹拌した。添加の間、25〜27℃に温度を保つために外部冷却しながら、クロロベンゼン(100mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(100g、565mmol)の溶液をゆっくり添加した。スラリーを周囲温度で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。スラリーを1N塩酸(2000mL)中に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度に戻し、相を分離させた。相は分離した。クロロベンゼン相(76g)の部分に、濃硫酸(10mL)および60%酢酸水溶液(35mL)の混合物を添加した。混合物を91〜94℃まで7時間加熱し、周囲温度まで冷却して、次いで、10%水酸化ナトリウム水溶液でpH7まで調節した。相は分離し、そして水相をクロロベンゼンで抽出した。クロロベンゼン相を組み合わせて、水で洗浄した。組み合わせたクロロベンゼン相の溶液のHPLC重量%分析によって、7.57g(87%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製:硫酸/酢酸による加水分解
クロロベンゼン(500mL)中ジエチルマロネート(125g、780mmol)の溶液に塩化マグネシウム(167g、1.75mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(238mL、1.71mol)を添加した。スラリーを周囲温度で30分間撹拌した。添加の間、25〜27℃に温度を保つために外部冷却しながら、クロロベンゼン(100mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(100g、565mmol)の溶液をゆっくり添加した。スラリーを周囲温度で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。スラリーを1N塩酸(2000mL)中に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度に戻し、相を分離させた。相は分離した。クロロベンゼン相(76g)の部分に、濃硫酸(10mL)および60%酢酸水溶液(35mL)の混合物を添加した。混合物を91〜94℃まで7時間加熱し、周囲温度まで冷却して、次いで、10%水酸化ナトリウム水溶液でpH7まで調節した。相は分離し、そして水相をクロロベンゼンで抽出した。クロロベンゼン相を組み合わせて、水で洗浄した。組み合わせたクロロベンゼン相の溶液のHPLC重量%分析によって、7.57g(87%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例3
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製:硫酸による加水分解
クロロベンゼン(500mL)中ジエチルマロネート(125g、780mmol)の溶液に塩化マグネシウム(167g、1.75mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(238mL、1.71mol)を添加した。スラリーを周囲温度で30分間撹拌した。添加の間、25〜27℃に温度を保つために外部冷却しながら、クロロベンゼン(100mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(100g、565mmol)の溶液をゆっくり添加した。スラリーを周囲温度で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。スラリーを1N塩酸(2000mL)中に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度に戻し、相を分離させた。相は分離した。クロロベンゼン相(76g)の部分に、75%硫酸水溶液(40g)を添加した。混合物を攪拌し、91〜94℃まで4時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却して、相を分離させた。クロロベンゼン相を除去した。クロロベンゼン相の溶液のHPLC重量%分析によって、7.36g(85%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製:硫酸による加水分解
クロロベンゼン(500mL)中ジエチルマロネート(125g、780mmol)の溶液に塩化マグネシウム(167g、1.75mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(238mL、1.71mol)を添加した。スラリーを周囲温度で30分間撹拌した。添加の間、25〜27℃に温度を保つために外部冷却しながら、クロロベンゼン(100mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(100g、565mmol)の溶液をゆっくり添加した。スラリーを周囲温度で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。スラリーを1N塩酸(2000mL)中に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度に戻し、相を分離させた。相は分離した。クロロベンゼン相(76g)の部分に、75%硫酸水溶液(40g)を添加した。混合物を攪拌し、91〜94℃まで4時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却して、相を分離させた。クロロベンゼン相を除去した。クロロベンゼン相の溶液のHPLC重量%分析によって、7.36g(85%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例4
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製:アセトニトリル/水による加水分解
酢酸エチル(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。トリエチルアミン(2.35mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。スラリーを0℃に冷却し、そして内部温度を5℃未満に維持しながら、酢酸エチル(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を15分間かけて滴下した。添加の終了時に、反応物を周囲温度まで加温し、約3時間撹拌した。次いで、スラリーを1N塩酸(50mL)で処理し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機相を分離し、MgSO4上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮したところ、中間体を含有する無色油状物(1.97g)が得られた。油状物をアセトニトリル(25mL)中に溶解し、水(2mL)を添加した。溶液を圧力反応器に移動し、密封した。中間体溶液を撹拌し、150℃まで1時間加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。この溶液のHPLC重量%分析によって、874mg(100%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製:アセトニトリル/水による加水分解
酢酸エチル(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。トリエチルアミン(2.35mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。スラリーを0℃に冷却し、そして内部温度を5℃未満に維持しながら、酢酸エチル(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を15分間かけて滴下した。添加の終了時に、反応物を周囲温度まで加温し、約3時間撹拌した。次いで、スラリーを1N塩酸(50mL)で処理し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機相を分離し、MgSO4上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮したところ、中間体を含有する無色油状物(1.97g)が得られた。油状物をアセトニトリル(25mL)中に溶解し、水(2mL)を添加した。溶液を圧力反応器に移動し、密封した。中間体溶液を撹拌し、150℃まで1時間加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。この溶液のHPLC重量%分析によって、874mg(100%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例5
エチルマロネート、カリウム塩を使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
エチルマロネート、カリウム塩(13.4g、77mmol)、塩化マグネシウム(16.5g、173mmol)、酢酸エチル(40mL)およびテトラヒドロフラン(60mL)を組み合わせて、周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却して、トリエチルアミン(23.5mL、167mmol)を添加した。反応スラリーを50℃まで加熱して、1時間保持し、次いで0℃まで冷却した。酢酸エチル(25mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(10.0g、56mmol)の溶液を、内部温度を2℃未満に維持しながら、55分かけてスラリーにゆっくり添加した。添加の終了時に、反応物を周囲温度まで加温し、19時間撹拌した。反応物を0℃まで冷却し、1N塩酸(200mL)で処理した。透明な2相混合物を周囲温度まで戻し、そして追加の酢酸エチル(100mL)を添加した。相を分離させ、そして有機相をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮したところ、中間体を含有する黄色油状物残渣(15.46g)が得られた。油状物をアセトニトリル(100mL)および水(5mL)中に溶解し、そして冷却器および背圧調節器を備えた圧力反応器に移動した。反応混合物を圧力反応器中で密封し、撹拌して、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却して、残留する圧力は放出した。この反応溶液のHPLC重量%分析によって、8.60g(99%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
エチルマロネート、カリウム塩を使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
エチルマロネート、カリウム塩(13.4g、77mmol)、塩化マグネシウム(16.5g、173mmol)、酢酸エチル(40mL)およびテトラヒドロフラン(60mL)を組み合わせて、周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却して、トリエチルアミン(23.5mL、167mmol)を添加した。反応スラリーを50℃まで加熱して、1時間保持し、次いで0℃まで冷却した。酢酸エチル(25mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(10.0g、56mmol)の溶液を、内部温度を2℃未満に維持しながら、55分かけてスラリーにゆっくり添加した。添加の終了時に、反応物を周囲温度まで加温し、19時間撹拌した。反応物を0℃まで冷却し、1N塩酸(200mL)で処理した。透明な2相混合物を周囲温度まで戻し、そして追加の酢酸エチル(100mL)を添加した。相を分離させ、そして有機相をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮したところ、中間体を含有する黄色油状物残渣(15.46g)が得られた。油状物をアセトニトリル(100mL)および水(5mL)中に溶解し、そして冷却器および背圧調節器を備えた圧力反応器に移動した。反応混合物を圧力反応器中で密封し、撹拌して、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却して、残留する圧力は放出した。この反応溶液のHPLC重量%分析によって、8.60g(99%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例6
塩基としてピリジンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。ピリジン(1.35mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約21時間撹拌した。反応混合物を1N塩酸(20mL)で処理し、水(80mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、505mg(58%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
塩基としてピリジンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。ピリジン(1.35mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約21時間撹拌した。反応混合物を1N塩酸(20mL)で処理し、水(80mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、505mg(58%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例7
塩基として2,6−ルチジンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。2,6−ルチジン(1.93mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約24時間撹拌した。反応物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、859mg(99%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
塩基として2,6−ルチジンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。2,6−ルチジン(1.93mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約24時間撹拌した。反応物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、859mg(99%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例8
塩基として2−ピコリンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。2−ピコリン(1.68mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて反応物に滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約24時間撹拌した。反応物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)層を分離した。クロロベンゼン層のHPLC重量%分析によって、697mg(80%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
塩基として2−ピコリンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。2−ピコリン(1.68mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて反応物に滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約24時間撹拌した。反応物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)層を分離した。クロロベンゼン層のHPLC重量%分析によって、697mg(80%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例9
塩基としてN,N−ジエチルアミリンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。N,N−ジエチルアミリン(2.65mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を10分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、22時間撹拌した。反応物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、876mg(100%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
塩基としてN,N−ジエチルアミリンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。N,N−ジエチルアミリン(2.65mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を10分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、22時間撹拌した。反応物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応混合物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、876mg(100%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例10
塩基としてトリブチルアミンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。トリブチルアミン(1.98mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて反応物に滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約22時間撹拌した。反応混合物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、701mg(81%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
塩基としてトリブチルアミンを使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの調製
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(1.24g、7.7mmol)の溶液に塩化マグネシウム(1.65g、17.3mmol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。トリブチルアミン(1.98mL、16.7mmol)を添加し、スラリーをさらに30分間撹拌した。反応物を0℃に冷却し、そして内部温度を1℃未満に維持しながら、クロロベンゼン(5mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(1.0g、5.6mmol)の溶液を約10分間かけて反応物に滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、約22時間撹拌した。反応混合物を1N塩酸(50mL)で処理し、水(50mL)で希釈した。相を分離させて、クロロベンゼン(底部)相を圧力反応器に移動した。水(2mL)を反応器に添加し、そして反応器を密封した。反応物を撹拌さして、150℃まで1時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、残留する圧力は放出した。反応混合物を追加の水およびクロロベンゼンで希釈し、そして相を分離させた。表題の化合物を含有するクロロベンゼン(底部)相を分離した。クロロベンゼン相のHPLC重量%分析によって、701mg(81%)の2,6−ジフルオロアセトフェノン収率が示された。
実施例11
エチルマロネート、カリウム塩を使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの第2の調製
酢酸エチル(80mL)中のエチルマロネート、カリウム塩(13.4g、77mmol)のスラリーに塩化マグネシウム(16.5g、173mmol)を添加し、そしてスラリーを周囲温度で30分間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。トリエチルアミン(23.5mL、167mmol)を添加し、そしてスラリーを50℃まで加熱して、2時間保持した。スラリーを0℃まで冷却し、そして内部温度を5℃未満に維持しながら、酢酸エチル(25mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(10.0g、56mmol)の溶液を30分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、18時間撹拌した。反応混合物を1N塩酸(200mL)で処理し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機相を分離し、MgSO4上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮したところ、中間体を含有する淡黄色油状物(15.25g)が得られた。油状物をN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中に溶解し、水(5mL)を添加した。溶液をを撹拌し、還流(135℃)まで約2時間加熱し、次いで、周囲温度まで冷却した。反応物を水(200mL)で希釈し、そして5:1のヘキサン:酢酸エチル混合物の250mL部分で2回抽出した。有機相を組み合わせて、MgSO4上で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮したところ、表題の化合物および残留するN,Nジメチルホルムアミドを含有する黄色油状物(9.11g)が得られた。油状物を酢酸エチル(100mL)に溶解し、1N塩酸の100mL部分で2回洗浄した。有機相をMgSO4上で乾燥させて、濾過した。濾液を濃縮したところ、黄色油状物(6.54g、75%収率)が得られた。
1H NMR(CDCl3)δ7.45−7.35(m,1H),δ7.00−6.91(m,2H),δ2.61(t,J=1.8Hz,3H)。
19F NMR(CDCl3)δ−112.02ppm(m)。
エチルマロネート、カリウム塩を使用する2,6−ジフルオロアセトフェノンの第2の調製
酢酸エチル(80mL)中のエチルマロネート、カリウム塩(13.4g、77mmol)のスラリーに塩化マグネシウム(16.5g、173mmol)を添加し、そしてスラリーを周囲温度で30分間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。トリエチルアミン(23.5mL、167mmol)を添加し、そしてスラリーを50℃まで加熱して、2時間保持した。スラリーを0℃まで冷却し、そして内部温度を5℃未満に維持しながら、酢酸エチル(25mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(10.0g、56mmol)の溶液を30分間かけて滴下した。反応物を周囲温度まで加温し、18時間撹拌した。反応混合物を1N塩酸(200mL)で処理し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機相を分離し、MgSO4上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮したところ、中間体を含有する淡黄色油状物(15.25g)が得られた。油状物をN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中に溶解し、水(5mL)を添加した。溶液をを撹拌し、還流(135℃)まで約2時間加熱し、次いで、周囲温度まで冷却した。反応物を水(200mL)で希釈し、そして5:1のヘキサン:酢酸エチル混合物の250mL部分で2回抽出した。有機相を組み合わせて、MgSO4上で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮したところ、表題の化合物および残留するN,Nジメチルホルムアミドを含有する黄色油状物(9.11g)が得られた。油状物を酢酸エチル(100mL)に溶解し、1N塩酸の100mL部分で2回洗浄した。有機相をMgSO4上で乾燥させて、濾過した。濾液を濃縮したところ、黄色油状物(6.54g、75%収率)が得られた。
1H NMR(CDCl3)δ7.45−7.35(m,1H),δ7.00−6.91(m,2H),δ2.61(t,J=1.8Hz,3H)。
19F NMR(CDCl3)δ−112.02ppm(m)。
実施例12
1,3−ジエチル2−(2,6−ジフルオロベンゾイル)プロパンジオエート(ケト)および1,3−ジエチル2−[(2,6−ジフルオロフェニル)ヒドロキシメチレン]プロパンジオエート(エノール)(式4の化合物)の調製および単離
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(5g、30mmol)の溶液に塩化マグネシウム(6.7g、70mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(9.5mL)を添加した。スラリーをさらに30分間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。添加の間、0〜3℃に温度を保ちながら、クロロベンゼン(4mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(4g、22mmol)の溶液を滴下した。添加の終了時に、反応物を周囲温度まで加温し、2時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、1N塩酸(80mL)に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度まで戻し、そして相を分離させた。クロロベンゼン(底部)相を分離した。中間体は、分取HPLCによって、GC(A%)によると91.56%およびHPLC(A%)によると98.32%の純度で、約5:1のエノール:ケト型の互変異性体の混合物として、クロロベンゼン相から単離された。
1H NMR(CDCl3)(混合物)δ7.53−7.35(m,1H),δ7.02−6.91(m,2H);
(ケト)δ5.12(s,1H),δ4.28(q,J=7.2Hz,4H),δ1.28(t,J=7.2Hz,6H);
19F NMR(CDCl3)δ−110.57ppm(m)。
(エノール)δ13.85(s,1H),δ4.38(q,J=7.3Hz,2H),δ4.02(q,J=7.3Hz,2H),δ1.38(t,J=7.3Hz,3H),δ0.97(t,J=7.3Hz,3H);
19F NMR(CDCl3)δ−111.97ppm(m)。
1,3−ジエチル2−(2,6−ジフルオロベンゾイル)プロパンジオエート(ケト)および1,3−ジエチル2−[(2,6−ジフルオロフェニル)ヒドロキシメチレン]プロパンジオエート(エノール)(式4の化合物)の調製および単離
クロロベンゼン(20mL)中ジエチルマロネート(5g、30mmol)の溶液に塩化マグネシウム(6.7g、70mol)を添加し、そしてスラリーを30分間周囲温度で撹拌した。添加の間、25〜27℃に内部温度を保つために外部冷却しながら、トリエチルアミン(9.5mL)を添加した。スラリーをさらに30分間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。添加の間、0〜3℃に温度を保ちながら、クロロベンゼン(4mL)中の2,6−ジフルオロベンゾイルクロリド(4g、22mmol)の溶液を滴下した。添加の終了時に、反応物を周囲温度まで加温し、2時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、1N塩酸(80mL)に注ぎ入れた。2相混合物を周囲温度まで戻し、そして相を分離させた。クロロベンゼン(底部)相を分離した。中間体は、分取HPLCによって、GC(A%)によると91.56%およびHPLC(A%)によると98.32%の純度で、約5:1のエノール:ケト型の互変異性体の混合物として、クロロベンゼン相から単離された。
1H NMR(CDCl3)(混合物)δ7.53−7.35(m,1H),δ7.02−6.91(m,2H);
(ケト)δ5.12(s,1H),δ4.28(q,J=7.2Hz,4H),δ1.28(t,J=7.2Hz,6H);
19F NMR(CDCl3)δ−110.57ppm(m)。
(エノール)δ13.85(s,1H),δ4.38(q,J=7.3Hz,2H),δ4.02(q,J=7.3Hz,2H),δ1.38(t,J=7.3Hz,3H),δ0.97(t,J=7.3Hz,3H);
19F NMR(CDCl3)δ−111.97ppm(m)。
表1は、本発明の方法に従って式1の化合物を調製するための特定の変換を示す。
表2は、本発明の方法に従って式1の化合物を調製するための特定の変換を示す。
表3は、本発明の方法で形成される式4の特定の中間体化合物を示す。上記の通り、式4の化合物にはいくつかの互変異性型があり、そして1つの互変異性型が示されることによって、式4の化合物に入手可能な全ての互変異性型が表されることが意味される。
Claims (22)
- 式1
R1は、H、F、ClまたはBrである)の化合物の調製方法であって、
(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2
R2およびR3は、独立して、CH3、CH2CH3、CH2CH=CH2であるか、またはR2およびR3基は、−C(CH3)2−として一緒になって環を形成することができる)の化合物、
ならびに強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式4
(B)前記式4の化合物の前記塩を水および酸と接触させて、前記式4の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、
(C)前記式4の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、前記式1の化合物を生じる工程と
を含んでなる方法。 - R1がHであり、かつR2およびR3がCH2CH3である、請求項1に記載の方法。
- 強酸のアルカリ土類塩が塩化マグネシウムである、請求項1に記載の方法。
- 前記第3級アミン塩基が、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,N−ジメチルアニリンおよびN,N−ジエチルアニリンからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記第3級アミン塩基がトリエチルアミンである、請求項4に記載の方法。
- 前記非プロトン溶媒が、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルまたは酢酸エチルである、請求項1に記載の方法。
- 前記非プロトン溶媒がクロロベンゼンである、請求項6に記載の方法。
- 工程(C)において、圧力反応器中で前記式4の化合物を水と接触させ、かつ温度が130〜160℃の範囲にある、請求項1に記載の方法。
- 工程(C)において、酸の存在下で前記式4の化合物を水と接触させ、85〜130℃の範囲の温度まで加熱して、前記式1の化合物を生じる、請求項1に記載の方法。
- 工程(C)において、前記酸が硫酸、酢酸またはそれらの混合物である、請求項9に記載の方法。
- 1,3−ジエチル2−[(2,6−ジフルオロフェニル)−ヒドロキシメチレン]プロパンジオエートである、請求項11に記載の化合物。
- 式1
R1は、H、F、ClまたはBrである)の化合物の調製方法であって、
(A)第3級アミン塩基および非プロトン溶媒の存在下で、式2
R2は、CH3、CH2CH3またはCH2CH=CH2であり、かつ
Mは、Li、NaまたはKである)の化合物、
ならびに強酸のアルカリ土類塩と接触させて、式6
(B)前記式6の化合物の前記塩を酸および水と接触させて、前記式6の化合物またはそれらの互変異性体を形成する工程と、
(C)前記式6の化合物を水と接触させ、85〜180℃の範囲の温度まで加熱して、前記式1の化合物を生じる工程と
を含んでなる方法。 - R1がHであり、R2がCH2CH3であり、かつMがKである、請求項13に記載の方法。
- 強酸のアルカリ土類塩が塩化マグネシウムである、請求項13に記載の方法。
- 前記第3級アミン塩基が、トリブチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、N,N−ジメチルアニリンおよびN,N−ジエチルアニリンからなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
- 前記第3級アミン塩基がトリエチルアミンである、請求項16に記載の方法。
- 前記非プロトン溶媒が、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルまたは酢酸エチルである、請求項13に記載の方法。
- 前記非プロトン溶媒が酢酸エチルである、請求項18に記載の方法。
- 工程(C)において、圧力反応器中で前記式6の化合物を水と接触させ、かつ温度が130〜160℃の範囲にある、請求項13に記載の方法。
- 工程(C)において、酸の存在下で前記式6の化合物を水と接触させ、85〜130℃の範囲の温度まで加熱して、前記式1の化合物を生じる、請求項13に記載の方法。
- 工程(C)において、前記酸が硫酸、酢酸またはそれらの混合物である、請求項21に記載の方法。
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