JP2009046401A - ヒドラジン化合物の製造方法およびその製造中間体 - Google Patents

ヒドラジン化合物の製造方法およびその製造中間体 Download PDF

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太郎 広瀬
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Abstract

【課題】少ない工程数で殺虫性化合物を製造することのできる新規な方法および該製造方法に好適に用いることのできる製造中間体を提供する。
【解決手段】本発明は、下記一般式(II):
Figure 2009046401

(式中、R1〜R3は、それぞれ炭素数1〜6のアルキル基等を表し、R4は、ハロゲン原子等を表し、R5は、水素原子、ハロゲン原子等を表す。)で示されるイソシアネート化合物と、特定の有機金属化合物とを反応させることを特徴とする、殺虫性化合物として有用なヒドラジン化合物の製造方法および上記イソシアネート化合物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ヒドラジン化合物の製造方法および当該製造方法に好適に使用される製造中間体に関する。
下記一般式(I)で表わされるヒドラジン化合物は、殺虫性化合物として有用であることが知られている(特許文献1)。
Figure 2009046401
ここで、R1およびR2は、それぞれ炭素数1〜6のアルキル基を表し、R3は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のアルコキシアルキル基、炭素数3〜6のアルケニル基または炭素数3〜6のアルキニル基を表し、R4は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表し、R5は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表す。R6は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルチオ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルホニル基を表し、R7は、ハロゲン原子、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。
当該文献には、下記一般式(A)で示される有機金属化合物を下記一般式(B)で示されるカルボン酸に誘導して、このカルボン酸を製造中間体とする製造法が記載されている。
Figure 2009046401
Figure 2009046401
ここで、MaはLiを表し、R1〜R7は前記と同じ意味を表す。
本発明は、一般式(A)で示されるような有機金属化合物より、一般式(I)で示される殺虫性化合物を一工程で製造する新規な製造法を提供する。
国際公開第07/043677号パンフレット
本発明の目的は、一般に取り扱いに注意を要する上記一般式(A)で示されるような有機金属化合物より、少ない工程数で上記一般式(I)で表わされる殺虫性化合物を製造することのできる新規な方法および該製造方法に好適に用いることのできる製造中間体を提供することである。
本発明は、下記一般式(II):
Figure 2009046401
(式中、R1およびR2は、それぞれ炭素数1〜6のアルキル基を表し、R3は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のアルコキシアルキル基、炭素数3〜6のアルケニル基または炭素数3〜6のアルキニル基を表し、R4は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表し、R5は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表す。)で示されるイソシアネート化合物と、下記一般式(III):
Figure 2009046401
(式中、R6は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルチオ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルホニル基を表し、R7は、ハロゲン原子、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。また、Mは、Li、MgXまたはZnXを表す。Xは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。)で示される有機金属化合物とを反応させることを特徴とする、下記一般式(I):
Figure 2009046401
(式中、R1〜R7は、前記と同じ意味を表わす。)で示されるヒドラジン化合物の製造方法を提供する。ここで、上記一般式(III)におけるMは、MgXであることが好ましい。
また、本発明により、下記一般式(II):
Figure 2009046401
(式中、R1〜R5は、前記と同じ意味を表わす。)で示されるイソシアネート化合物が提供される。
本発明によれば、イソシアネート化合物を製造中間体とする、上記一般式(I)で示されるヒドラジン化合物の新規な製造方法が提供される。
<ヒドラジン化合物の製造方法>
本発明に係るヒドラジン化合物は、下記一般式(I):
Figure 2009046401
で示される化合物であり、当該ヒドラジン化合物は、殺虫活性化合物として有用な化合物である。本発明において、当該ヒドラジン化合物は、下記一般式(II):
Figure 2009046401
で示されるイソシアネート化合物と、下記一般式(III):
Figure 2009046401
で示される有機金属化合物とを反応させることにより製造される。ここで、上記一般式(I)および(II)中、R1およびR2は、それぞれ炭素数1〜6のアルキル基を表し、R3は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のアルコキシアルキル基、炭素数3〜6のアルケニル基または炭素数3〜6のアルキニル基を表し、R4は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表し、R5は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表す。
1およびR2における炭素数1〜6のアルキル基としては、たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられる。R3における炭素数1〜6のアルキル基としては、たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、炭素数3〜6のアルコキシアルキル基としては、たとえば2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−イソプロピルオキシエチル基が挙げられ、炭素数3〜6のアルケニル基としては、たとえば2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−メチル−2−ブテニル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基が挙げられ、炭素数3〜6のアルキニル基としては、たとえば2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基が挙げられる。R4およびR5におけるハロゲン原子としては、F原子、Cl原子、Br原子、I原子であり、炭素数1〜6のアルキル基としては、たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基としては、たとえばトリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基が挙げられる。
また、上記一般式(I)および(III)中、R6は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルチオ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルホニル基を表し、R7は、ハロゲン原子、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。
上記一般式(I)で示されるヒドラジン化合物としては、具体的にはたとえば以下のような化合物が挙げられる。
(a)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がメチル基、R5がCl原子、R6がBr原子、R7がCl原子である化合物。
(b)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がメチル基、R5がシアノ基、R6がBr原子、R7がCl原子である化合物。
(c)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がBr原子、R5がBr原子、R6がBr原子、R7がCl原子である化合物。
(d)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がCl原子、R5がCl原子、R6がBr原子、R7がCl原子である化合物。
(e)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がメチル基、R5がCl原子、R6がトリフルオロメチル基、R7がCl原子である化合物。
(f)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がメチル基、R5がBr原子、R6がトリフルオロメチル基、R7がCl原子である化合物。
(g)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がメチル基、R5が水素原子、R6がトリフルオロメチル基、R7がCl原子である化合物。
(h)R1がメチル基、R2がメチル基、R3がメチル基、R4がBr原子、R5がCl原子、R6がトリフルオロメチル基、R7がCl原子である化合物。
上記一般式(III)において、Mは、金属含有基を表し、具体的には、Li、MgXまたはZnXを示す。ここで、Xは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。金属含有化合物の安定性および収率、ならびに一般式(I)で示されるヒドラジン化合物の収率等を考慮すると、MはMgXであることが好ましく、MgClまたはMgBrであることがより好ましい。
なお、上記一般式(I)〜(III)で示される化合物はそれぞれ、上に規定するR1〜R7の置換基を有する限りにおいて、異なる置換基を有する2種以上の混合物であってもよい。
上記イソシアネート化合物と有機金属化合物との反応における、一般式(III)で示される有機金属化合物の使用量は、一般式(II)で示されるイソシアネート化合物1モルに対して、通常0.8〜10モル程度であり、好ましくは1.0〜2.0モル程度である。
反応温度は、通常−80〜100℃程度であり、好ましくは、−10〜30℃程度である。反応時間は、反応温度や一般式(III)の有機金属化合物の使用量および種類等により異なるが、通常、0.1〜100時間であり、典型的には、1〜10時間程度である。
本反応は、通常、溶媒の存在下に実施する。溶媒としては、たとえば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、t−ブチルメチルエーテル、1,2−ジ−n−ブトキシエタン、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル等のエーテルならびにこれらの混合溶媒などを挙げることができる。好ましくは、テトラヒドロフラン、テトラヒドロフランと芳香族炭化水素との混合溶媒である。溶媒の使用量は、特に制限されないが、一般式(II)で示されるイソシアネート化合物1質量部に対して、たとえば1〜100質量部程度とすることができる。好ましくは、1〜30質量部程度である。
上記イソシアネート化合物と有機金属化合物との反応は、より具体的には、イソシアネート化合物を含有する溶液S1に、有機金属化合物を含有する溶液S2を添加することにより行なうことができるが、これに限定されるものではない。これらの溶液S1、S2はそれぞれ、イソシアネート化合物、有機金属化合物調製時の反応混合物そのものであってもよく、イソシアネート化合物を含有する溶液S1に関していえば、該反応混合物から単離した後、適宜の溶媒を用いて、単離されたイソシアネート化合物を溶解して調製された溶液であってもよい。なお、溶液S1中の溶媒と溶液S2中の溶媒とは同じであっても異なっていてもよい。
反応終了後の反応混合物中に含まれるヒドラジン化合物は、好ましくは単離され、殺虫性化合物として、たとえば農薬等に適用される。単離方法としては、特に制限されるものではなく、洗浄、分液、濃縮等の、通常の後処理操作を施すことにより単離することが可能である。単離されたヒドラジン化合物は再結晶、カラムクロマトグラフィー等により、さらに精製した後使用されてもよい。
<イソシアネート化合物の製造方法>
上記一般式(II)で示されるイソシアネート化合物の製造方法は、特に限定されないが、下記一般式(X):
Figure 2009046401
で示される、対応するアミノ化合物(アニリン誘導体)のアミノ基をイソシアネート化する方法が好適に用いられる。ここで、R1〜R5は、一般式(II)の場合と同じ意味を表す。イソシアネート化剤としては、従来公知のものを用いることができ、たとえばトリホスゲン(炭酸ビス(トリクロロメチル))、ジホスゲン(クロロギ酸トリクロロメチル)、ホスゲン等を挙げることができる。トリホスゲンをイソシアネート化剤として用いる場合、その使用量は、該アミノ化合物1モルに対して、0.3〜3.3モル程度とすることができ、好ましくは、0.33〜0.66モル程度である。ジホスゲンをイソシアネート化剤として用いる場合、その使用量は、該アミノ化合物1モルに対して、0.455〜5モル程度とすることができ、好ましくは、0.5〜1.0モル程度である。ホスゲンをイソシアネート化剤として用いる場合、その使用量は、該アミノ化合物1モルに対して、0.8〜10モル程度とすることができ、好ましくは、1.0〜2.0モル程度である。反応溶媒としては、特に制限されず、たとえばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化脂肪族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン等のケトンならびにこれらの混合溶媒等を使用することができる。その他の反応条件としては、当業者によって通常採用され得る条件を採用することができる。
反応終了後は、たとえば、濃縮、蒸留等の通常の後処理操作を行なうことにより、溶媒、余剰のイソシアネート化剤および副生する塩化水素を分離して、イソシアネート化合物を単離してもよいし、あるいは単離することなく、後処理操作の一部または全部を省略して、次工程の有機金属化合物との反応に供されてもよい。
<有機金属化合物の製造方法>
上記一般式(III)で示される有機金属化合物のうち、MがMgX(Xは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。)である有機マグネシウム化合物は、たとえば、下記一般式(IV):
Figure 2009046401
で示される、対応するブロモ化合物と、下記一般式(V):
8−MgX (V)
で示されるグリニヤール化合物とを反応させることにより調製することができる。ここで、一般式(IV)におけるR6およびR7は、一般式(III)の場合と同じ意味である。また、一般式(V)におけるXは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表し、好ましくは塩素原子または臭素原子である。一般式(V)で示されるグリニヤール化合物は、Xが異なる2種以上の混合物であってもよい。
一般式(V)におけるR8は、炭素数1〜6のアルキル基またはビニル基であり、得られる有機マグネシウム化合物の収率等の観点からは、R8は炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましい。炭素数1〜6のアルキル基を具体的に示せば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ヘキシル基である。
一般式(V)で示されるグリニヤール化合物を用いた有機マグネシウム化合物の製造における、一般式(V)のグリニヤール化合物の使用量は、上記一般式(IV)で示されるブロモ化合物1モルに対して、通常0.5〜5モル程度であり、好ましくは1〜3モル程度である。
反応温度は、通常−80〜100℃程度であり、好ましくは、−20〜30℃程度の範囲である。反応時間は、反応温度や一般式(V)のグリニヤール化合物の使用量および種類等により異なるが、通常、0.1〜100時間であり、典型的には、1〜24時間程度である。
該グリニヤール化合物を用いた反応は、溶媒の存在下に実施することが好ましい。溶媒としては、たとえば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテルならびにこれらの混合溶媒などを挙げることができる。好ましくは、テトラヒドロフラン、テトラヒドロフランと芳香族炭化水素との混合溶媒である。溶媒の使用量は、特に制限されないが、上記式(IV)で示されるブロモ化合物1質量部に対して、たとえば0.1〜100質量部程度とすることができる。好ましくは、1〜20質量部程度である。ここで、本発明においては、該グリニヤール化合物を用いた反応は、好ましくは上記式(IV)で示されるブロモ化合物を含む溶液S3中に、一般式(V)に示されるグリニヤール化合物を含む溶液S4を滴下することにより行なわれ、この場合、上記溶媒量は、溶液S3およびS4に含有される溶媒の合計量である。なお、溶液S3中の溶媒と溶液S4中の溶媒とは同じであっても異なっていてもよい。一般式(V)に示されるグリニヤール化合物の調製は、従来公知の方法により行なうことができる。
反応の進行は、たとえば反応混合物を一部取り出し、適切な試剤を用いてクエンチした後、該試剤と有機マグネシウム化合物との反応物および原料であるブロモ化合物の量を薄層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー等のクロマトグラフィーやNMRなどの手段を用いて、定性的または定量的に分析することにより確認することができる。クエンチ用試剤としては、有機マグネシウム化合物が上記手段により検出可能な化合物に変換される限り特に制限されるものではないが、水、重水、アルコール類、二酸化炭素、クロロギ酸エステル、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと記載することがある。)、ジメチル硫酸、メチルクロライド、アセトンなどを挙げることができる。たとえば、重水をクエンチ用試剤とする場合、有機マグネシウム化合物の−MgX基は−D基に転換され、クロマトグラフィー法により定量分析可能な下記式:
Figure 2009046401
で示される化合物を生じる。クエンチ用試剤の種類に応じて、カルボキシル体、アルコキシカルボニル体、ホルミル体、メチル体等に変換することができる。
反応混合物中に含まれる有機マグネシウム化合物は、好ましくは単離されることなく、該反応混合物がそのまま上記イソシアネート化合物との反応に供される。一般式(III)におけるMがMgXである有機マグネシウム化合物は良好な安定性を有しており、したがって、反応混合物の保存、および該反応混合物を用いた反応は、必ずしも極低温で行なわれる必要はない。
上記一般式(III)で示される有機金属化合物のうち、MがLiである有機リチウム化合物は、たとえば、下記一般式(V):
Figure 2009046401
で示される、対応する化合物と、リチウムジイソプロピルアミド(以下、LDAと記載することがある。)とを反応させることにより調製することができる。
上記一般式(III)で示される有機金属化合物のうち、MがZnX(Xは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。)である化合物は、MがLiまたはMgXである化合物と金属塩とを反応させることにより、調製することができる。
上記一般式(X)で示されるアミノ化合物は、例えば下記に示す方法により調製することができる。
Figure 2009046401
なお、一般式(XI)で示される化合物は公知の化合物であるか、対応する2−アミノ安息香酸とホスゲン類とを反応させる公知の方法により調製することができる。一般式(XII)で示される化合物は公知の化合物であるか、対応するヒドラジン類とクロロ蟻酸エステルとを反応させる公知の方法により調製することができる。
上記一般式(IV)で示されるブロモ化合物は、たとえば下記に示す方法により調製することができる。下記例は、R6がBr原子であり、R7がCl原子である場合を示している。
Figure 2009046401
また、上記一般式(V)で示される化合物は、たとえば下記に示す方法により調製することができる。
Figure 2009046401
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<参考例1:有機金属化合物の調製>
Figure 2009046401
化合物(1−1) 0.171gを脱水THF1.71gに溶解した。次に、室温下でイソプロピルマグネシウムクロリド(i−PrMgCl)の11%THF溶液(約1mol/L)0.96gを滴下した後、同温で15分間保温して、化合物(1−2)を含有する溶液を調製した。
<参考例2:有機金属化合物の調製>
Figure 2009046401
化合物(1−3) 5.0gとテトラヒドロフラン30mlとの混合物を−78℃でまで冷却した。その後、該混合物に2.0Mリチウムジイソプロピルアミドのヘプタン/テトラヒドロフラン/エチルベンゼン溶液11.7mlを滴下して、化合物(1−4)を含有する溶液を調製した。
<参考例3:アミノ化合物の合成>
Figure 2009046401
メチルカーバゼート(化合物(b)) 1.85gとテトラヒドロフラン 60mlとの混合物に、氷冷下、6,8−ジブロモ−2H−3,1−ベンズオキサジン−2,4−1H−ジオン(化合物(a)、Journal of Organic Chemistry(1947),12,743−51に記載の化合物)6.0gを加え、氷冷下に3時間攪拌した。室温まで昇温した反応混合物に、更にメチルカーバゼート0.46gを追加し、室温で15時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、得られた残渣に水を注加し、残った固体を濾別した。該固体を水および酢酸エチルで順次洗浄し、N−(2−アミノ−3,5−ジブロモベンゾイル)−N’−メトキシカルボニルヒドラジン4.96g(化合物(c))を得た。
化合物(c)の1H−NMRデータは次のとおりである。
1H−NMR(DMSO−d6,TMS)δ(ppm):3.63(s,3H)、6.55(s,2H)、7.71(s,1H)、7.79(s,1H)、9.25(s,1H)、10.32(s,1H)。
次に、化合物(c)3.67g、炭酸カリウム3.04gおよびN−メチルピロリドン50mlの混合物に、氷冷下、ヨウ化メチル3.12gと1−メチル−2−ピロリジノン2mlとの混合物を滴下し、氷冷下に4時間攪拌し、さらに室温で3時間攪拌した。反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、化合物(2−1)2.83gを得た。
化合物(2−1)の1H−NMRデータは次のとおりである。
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):3.11−3.18(m,6H)、3.76(bs,3H)、4.86(bs,1.4H)、5.23(bs,0.6H)、7.17−7.25(m,1H)、7.57(d,1H,J=2Hz)。
<実施例1:イソシアネート化合物の合成>
Figure 2009046401
化合物(2−1) 0.202gをトルエン2.01gに溶解し、該溶液を冷却した。次に、攪拌しながら内温2〜3℃で、トリホスゲン61.2mgとトルエン0.52gとの混合溶液を滴下した。同温で10分間攪拌を続けた後に、2時間かけて95℃まで昇温した。さらに2時間かけて112℃まで昇温した後、冷却してイソシアネート溶液を調製した。
<実施例2:ヒドラジン化合物の合成>
Figure 2009046401
上記イソシアネート溶液を冷却し、内温3〜6℃の範囲で、15分間かけて化合物(1−2)を含有する溶液を滴下した後、冷却を止め、室温下で一晩攪拌した。得られた反応混合物に22.8℃で飽和塩化アンモニウム水溶液1.0gを添加したところ、温度は24℃に上がった。次に、水1.73gおよび酢酸エチル1.8gを添加し強く攪拌した。攪拌を止め、分液して取り出した油層を水1.7g、飽和食塩水1.7gで順次洗浄した後、減圧下溶媒を除去して、ヒドラジン化合物(3−1)の粗製物0.34gを得た。この粗製物をHPLC分析したところ、ヒドラジン化合物(3−1)の面積百分率は32.3%であった。該粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、ヒドラジン化合物(3−1)96mgを得た(収率27.5%)。
得られたヒドラジン化合物の1H−NMRデータは次のとおりである。
1H−NMR(DMSO−d6,TMS)δ(ppm):2.71(s,1.4H)、2.83(s,1.6H)、2.94(s,1.5H)、3.06(s,1.5H)、3.35−3.70(m,3.0H)、7.41(s,0.5H)、7.45(s,0.6H)、7.47(s,0.6H)、7.60−7.64(m,1.3H)、8.07(d,0.5H,J=2Hz)、8.13(s,0.5H)、8.18(d,1.0H,J=8Hz)、8.50(m,1.0H)、10.52(s,0.5H)、10.67(s,0.5H)。
(製造例1)
上記化合物(1−1)((3−クロロ−2−(3,5−ジブロモピラゾール−1−イル)ピリジン))を、次の方法により合成した。
(1)3−クロロピリジン−2−イルヒドラジンの調製
Figure 2009046401
2,3−ジクロロピリジン200.88gとn−ブタノール402.10gとの混合物に、室温下、ヒドラジン一水和物203.83gと炭酸カリウム183.85gを加えた。次に、攪拌しながら昇温し、内温109℃〜111℃で31時間攪拌を続けた。得られた反応混合物を29℃まで冷却し、水401.0gを添加して、室温下30分攪拌した後に濾過した。濾上物を、n−ブタノール100g、水200gで順次洗浄した後、真空減圧下50℃で乾燥して、3−クロロピリジン−2−イルヒドラジンを187.81g取得した。
得られた3−クロロピリジン−2−イルヒドラジンの1H−NMRデータは次のとおりである。
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):8.10(dd,1H)、7.47(dd,1H)、6.65(dd,1H)、6.24(bs,1H)、3.98(bs,2H)。
(2)[N’−(3−クロロピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]酢酸エチルエステルの調製
Figure 2009046401
3−クロロピリジン−2−イルヒドラジン14.25g、アセトニトリル142.50gとの混合物に、内温21℃〜25℃の範囲内で、攪拌しながら含量90%のエチルマロニルクロライド15.00gを滴下した。同温で2時間攪拌を続けた後、エチルマロニルクロライド1.00gを追加し、室温下一晩攪拌を続けた。得られた反応混合物を減圧下に溶媒を留去し、40℃で真空乾燥して、[N’−(3−クロロピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]酢酸エチルエステル一塩酸塩29.64gを得た。
得られた[N’−(3−クロロピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]酢酸エチルエステル一塩酸塩の1H−NMRデータは次のとおりである。
1H−NMR(DMSO−d6,TMS)δ(ppm):10.53(bs,1H)、8.07(dd,1H)、8.01(d,1H)、6.95(dd,1H)、4.10(q,2H)、3.46(s,2H)、1.21(t,3H)。
(3)3−クロロ−2−(3,5−ジブロモピラゾール−1−イル)ピリジンの調製
Figure 2009046401
[N’−(3−クロロピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]酢酸エチルエステル一塩酸塩29.00g、99.5%エタノール290.00gとの混合物を冷却し、攪拌しながら内温4℃〜10℃で濃度1mol/Lの苛性ソーダの99.5%エタノール溶液300mLを滴下した。室温雰囲気中で3時間攪拌を続けた時、内温は24.6℃だった。得られた混合物を再び冷却し、内温10℃以下で濃度1mol/Lの苛性ソーダの99.5%エタノール溶液20mLを滴下した。その後室温雰囲気中で一晩攪拌を続けた。得られた反応混合物を冷却し、内温20℃以下で濃塩酸を滴下して反応溶液のpHを3.97に調整した。次に、混合物を減圧下濃縮して溶媒と水を留去し、40℃下真空中で乾燥して粉末46.77gを得た。この粉末に水140.31gを加え、室温下1時間攪拌した後に濾過し、濾上物に水140.31gを掛けて洗った後減圧下に乾燥して、中間生成物を得た。
上記の操作にて得られた該中間生成物9.00gとオキシ臭化リン25.23gとの混合物を加熱し、100℃で14時間攪拌した。得られた反応混合物を室温に冷却した後に、水50g、モノクロロベンゼン(MCB)50gを添加して攪拌した。次に冷却しながら、内温6〜13℃で48%苛性ソーダ水溶液21.14gを滴下してpHを10.39に調整した。次に、固形物を濾過して除去した後、濾液に、水およびMCBを追加して分液し、油層を濃縮して残渣4.55gを得た。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、3−クロロ−2−(3,5−ジブロモピラゾール−1−イル)ピリジン3.21gを得た。H−NMR測定を行なったところ、純度は100%であった。高速液体クロマトグラフィーにおける面積百分率(LC面百純度)は、92.4%であった。
得られた3−クロロ−2−(3,5−ジブロモピラゾール−1−イル)ピリジンの1H−NMRデータは次のとおりである。
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):8.55(d,1H)、7.95(d,1H)、7.47(dd,1H)、6.53(s,1H)。
(参考製剤例)
化合物(3−1)を有害節足動物防除剤として用いる場合の製剤例を以下に示す。
上記ヒドラジン化合物(3−1) 10質量部;ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩を50質量%を含むホワイトカーボン35質量部;および水55質量部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、10%フロアブル剤を得た。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (3)

  1. 下記一般式(II):
    Figure 2009046401
    (式中、R1およびR2は、それぞれ炭素数1〜6のアルキル基を表し、R3は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のアルコキシアルキル基、炭素数3〜6のアルケニル基または炭素数3〜6のアルキニル基を表し、R4は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表し、R5は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表す。)
    で示されるイソシアネート化合物と、下記一般式(III):
    Figure 2009046401
    (式中、R6は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルチオ基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルスルホニル基を表し、R7は、ハロゲン原子、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。また、Mは、Li、MgXまたはZnXを表す。Xは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。)
    で示される有機金属化合物とを反応させることを特徴とする、下記一般式(I):
    Figure 2009046401
    (式中、R1〜R7は、前記と同じ意味を表わす。)
    で示されるヒドラジン化合物の製造方法。
  2. 前記一般式(III)におけるMは、MgXである請求項1に記載のヒドラジン化合物の製造方法。
  3. 下記一般式(II):
    Figure 2009046401
    (式中、R1〜R5は、前記と同じ意味を表わす。)
    で示されるイソシアネート化合物。
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