JP2015232258A - 衝撃吸収用床材 - Google Patents

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Abstract

【課題】裏面に衝撃吸収材が積層されえたベース材にシート材を配置した場合であっても、シート材がベース材の側面から剥がれ難い衝撃吸収用床材を提供する。
【解決手段】ベース材10と、ベース材10を覆うシート材15とを備えた衝撃吸収用床材1Aである。ベース材10は、ベース材10の表面に配置される表面材11と、ベース10材の裏面に配置され、表面材11よりも軟質であり、表面材11からの衝撃を吸収するように圧縮変形する衝撃吸収材12と、が少なくとも積層された積層構造体である。シート材15は、表面材11により形成されたベース材10の表面10a、および、表面材11と衝撃吸収材12とにより形成されたベース材10の側面を連続して覆うとともに、ベース材10の側面10bから、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の裏面10cの一部まで連続して覆うように、配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、衝撃吸収性を向上させることを目的とした衝撃吸収用床材に関する。
従来から合板や木質繊維板等を基材とし、その表面側に突板のような木質表面材を積層した床材は知られており、例えば、適宜枚数の床材を床面に敷き詰めて用いられている。
近年、フロアにおいて、人が転倒したとき等に受ける衝撃力を効果的に吸収し緩和することの必要性が認識されるようになり、例えば、表面材の裏面に衝撃吸収材を積層した衝撃吸収用床材が採用されている(例えば特許文献1参照)。
このような衝撃吸収用床材の1つとして、たとえば、特許文献2には、荷重分散板部材である表面材と発泡ポリエチレンからなる芯材本体とを積層したベース材の裏面に、裏打ち材を貼着し、カーペットからなるシート材をベース材の表面からその側面および裏面にまで折り込んで、シート材をベース材に貼着した床敷き材が提案されている。
特開2010−047979号公報 特開昭63−277364号公報
ここで、特許文献1のような衝撃吸収用床材は、表面材に衝撃荷重が作用した場合に、衝撃吸収材が圧縮変形することにより、表面材からの衝撃を吸収することができる。しかしながら、例えば、特許文献1のような衝撃吸収床材をベース材としてこのベース材の表面および側面にシート材を粘着剤または接着剤で貼着した場合、上述した衝撃吸収材の圧縮変形により、ベースの側面の一部を構成する衝撃吸収材の側面が膨らむように変形するため、シート材がベース材の側面から剥がれやすくなる(捲れ上がりやすくなる)。
また、特許文献2では、芯材本体(衝撃吸収材)よりも圧縮変形し難い軟質の裏打ち材を利用して、これにシート材を貼着しているが、シート材を被覆する前に裏打ち材をベース材に貼着できない場合には、シート材を直接衝撃吸収材に貼り合せなければならず、このような場合には、同様にシート材がベース材の側面から剥がれやすくなる。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、裏面に衝撃吸収材が積層されたベース材にシート材を配置した場合であっても、シート材がベース材の側面から剥がれ難い衝撃吸収用床材を提供することにある。
前記課題を鑑みて、発明者らは鋭意検討を重ねた結果、シート材を、ベース材の側面から、衝撃吸収材により形成されたベース材の裏面の一部まで連続して覆うように配置すれば、たとえ衝撃荷重により衝撃吸収材が圧縮変形し、これに伴ってその側面が膨らんだとしても、ベース材の裏面と床面との間でシート材が拘束されるため、シート材がベース材から剥がれることを抑制することができるとの知見を得た。
本発明は、このような知見に基づくものであり、本発明に係る衝撃吸収用床材は、衝撃吸収性を有したパネル状のベース材と、該ベース材を覆うシート材とを少なくとも備えた衝撃吸収用床材であって、前記ベース材は、前記ベース材の表面に配置される表面材と、前記ベース材の裏面に配置され、前記表面材よりも軟質であり、該表面材からの衝撃を吸収するように圧縮変形する衝撃吸収材と、が少なくとも積層された積層構造体であり、前記シート材は、前記表面材により形成されたベース材の表面、および、前記表面材と前記衝撃吸収材とにより形成されたベース材の側面を連続して覆うとともに、前記ベース材の前記側面から、前記衝撃吸収材により形成されたベース材の裏面の一部まで連続して覆うように、配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ベース材には、表面材からの荷重を吸収するように圧縮変形する衝撃吸収材が設けられているので、シート材から表面材に作用する衝撃荷重を衝撃吸収材で吸収することができる。また、表面材は、衝撃吸収材よりも硬質であるため、表面材に作用した衝撃荷重を衝撃吸収材に分散することができる。
また、ベース材を覆うシート材は、表面材により形成されたベース材の表面、および、ベース材の側面を、連続して覆うように配置されているので、衝撃吸収用床材を床面に敷設したとしても、ベース材が露出することがなく、シート材による意匠性を確保することができる。
さらに、衝撃吸収用床材の表面に衝撃荷重が作用した際に、衝撃吸収材が圧縮変形し、その側面が膨らむように変形するが、これにより、仮に、ベース材の側面においてシート材が剥がれたとしても、ベース材の裏面の一部を覆ったシート材の部分が、ベース材と床面との間で拘束されることになる。このような結果、衝撃吸収用床材の表面に衝撃荷重が作用したとしても、衝撃吸収材の圧縮変形による衝撃吸収用床材の側面の膨らみに起因したシート材の剥がれ(捲れ上がり)を防止することができる。
ここで、本発明でいう「衝撃吸収材が表面材よりも軟質である」とは、表面材および衝撃吸収材の硬度を、例えばアスカー硬度計等の硬度計により測定した場合、衝撃吸収材の硬度が、表面材の硬度よりも低いことを意味する。したがって、これらの関係は、表面材および衝撃吸収材の材質のみで特定されるばかりでなく、これらの構造(例えば発泡倍率)などにより特定することもできる。
より好ましい態様としては前記ベース材の裏面に配置されたシート材と共に前記ベース材の前記裏面を覆うように、裏打ち材が少なくとも前記シート材に固着されている。この態様によれば、ベース材の裏面に配置されたシート材と共にベース材の裏面を覆うように、裏打ち材を少なくともベース材に貼着したので、シート材の裏面に配置された部分は裏打ち材により拘束されている。これにより、シート材の裏面に配置された部分がベース材から剥がれることを防止することができる。さらに、本発明でいう「固着」とは、接着剤または粘着剤による「貼着」を含むものである。
さらに、前記シート材と前記ベース材の少なくとも前記表面との間には、クッション材が配置されていてもよい。このようなクッション材は、表面材よりも軟質であればよく、その用途に合わせて、衝撃吸収材と同等、軟質、または硬質の材料を選定することができる。
クッション材が衝撃吸収材よりも軟質である場合には、シート材とベース材の表面との間に、衝撃吸収材を構成する材質よりも軟質のクッション材が配置されるので、衝撃吸収材が圧縮変形する前に、まずクッション材が圧縮変形し、その後、ベース材の表面材が撓み、衝撃吸収材が変形することになる。このような結果、衝撃吸収性を保持しつつ、衝撃吸収用床材に柔らかな踏み心地を付与することができる。
一方、クッション材が衝撃吸収材の硬さと同等、またはそれよりも硬質である場合には、クッション材は表面材よりも軟質である必要があり、この場合であっても、表面材が撓む前にクッション材が圧縮変形するので、衝撃吸収材で衝撃を吸収しつつ、衝撃吸収用床材に柔らかな踏み心地を付与することができる。
ここで、本発明でいう「衝撃吸収材よりも軟質のクッション材」とは、衝撃吸収材およびクッション材の硬度を、例えばアスカー硬度計等の硬度計により測定した場合、クッション材の硬度が、衝撃吸収材の硬度よりも低いことを意味する。「衝撃吸収材よりも硬質のクッション材」とは、クッション材の硬度を、例えばアスカー硬度計等の硬度計により測定した場合、クッション材の硬度が、衝撃吸収材の硬度よりも高いことを意味する。
さらに好ましい態様としては、前記クッション材は、前記シート材と、前記ベース材の前記側面との間にさらに配置されている。この態様によれば、クッション材が、シート材と、ベース材の側面との間にさらに配置されているので、衝撃吸収用床材を隣接して並べたときに、衝撃吸収材が圧縮変形することによる衝撃吸収材の側面が膨らむ変形は、クッション材が変形することにより制限され難い。特に、クッション材が衝撃吸収材よりも軟質である場合にはこのような現象は顕著である。これにより、衝撃吸収材の圧縮変形がシート材により制限され難いため、衝撃吸収材の本来の衝撃吸収性能を発揮することができる。さらに、衝撃吸収用床材を敷設したときに、隣接する衝撃吸収用床材のベース材の側面同士が、クッション材を介して当接するので、衝撃吸収用床材同士の間に隙間が形成されることを低減することができる。
また好ましい態様としては、前記シート材と、前記ベース材の前記側面のうち、前記衝撃吸収材により形成された側面とは、非固着状態にある。この態様によれば、衝撃吸収材により形成された衝撃吸収用床材の側面はシート材に拘束されていない。これにより、衝撃吸収材の側面が固着されないため、圧縮変形による側面が膨らむ変形を拘束し難く、衝撃吸収材の本来の衝撃吸収性能を発揮しやすくなる。
また別の好ましい態様としては、前記シート材は、前記衝撃吸収材により形成されたベース材の裏面の一部のみ固着され、前記表面材と、前記衝撃吸収材により形成された前記ベース材の側面と、に非固着状態である。この態様によれば、シート材は、前記衝撃吸収材により形成されたベース材の裏面の一部のみ固着されているので、ベース材からシート材を容易に剥離することができ、ベース材に新しいシート材を貼り替えることができる。
さらに好ましい態様としては、前記シート材と、前記ベース材の側面との間に、空隙が形成されている。このような結果、上述した如く、衝撃吸収材の本来の衝撃吸収性能を発揮しやすくなるばかりでなく、この空隙を潰すように衝撃吸収用床材を敷き詰めれば、衝撃吸収用床材同士の間に隙間が形成されることを低減することができる。
なお、本発明でいうところ「シート材が衝撃吸収材により形成されたベース材の裏面の一部のみ固着している」とは、シート材が直接ベース材の裏面の一部に固着されている態様ばかりでなく、シート材とベース材の裏面の一部との間に上述のクッション材等の他の部材がある場合には、この部材を介してシート材がベース材の裏面の一部に固着されている態様も含むものである。
また、「シート材が表面材等に非固着状態にある」とは、シート材が直接的に表面材等に固着されていない状態ばかりでなく、たとえば、シート材と、表面材等との間に上述したクッション材等の他の部材がある場合であっても、この部材を介してシート材が、間接的に表面材等に固着されていない(拘束されない)状態も含む。
本発明によれば、裏面に衝撃吸収材が積層されたベース材にシート材を配置した場合であっても、シート材がベース材の側面から剥がれ難い。
本発明の第1実施形態に係る衝撃吸収用床材を説明するための模式図であり、(a)は、表面側から見た模式的斜視図であり、(b)は、(a)のA−A矢視断面図、(c)は、(b)のB部近傍の拡大断面図。 (a)は、図1の表面から見た衝撃吸収用床材の模式的分解斜視図であり、(b)は、裏面側から見たときのシート材をベース材に折り込む作業を説明するための模式的斜視図。 (a)は、図1(a)に示す衝撃吸収用床材を床面に敷設する方法を示した図であり、(b)は、別の敷設方法を示した図。 本発明の第2実施形態に係る衝撃吸収用床材の模式的断面図。 (a)は、本発明の第3実施形態に係る衝撃吸収用床材の模式的断面図であり、(b)は、(a)に示す衝撃吸収用床材を複数敷設したときの隣接する衝撃吸収用床材同士の模式的断面図。 (a)は、本発明の第4実施形態に係る衝撃吸収用床材の模式的断面図であり、(b)は、(a)に示す衝撃吸収用床材を複数敷設したときの隣接する衝撃吸収用床材同士の模式的断面図。
以下に図面に基づき、本発明に係るいくつかの実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る衝撃吸収用床材を説明するための模式図であり、(a)は、表面側から見た模式的斜視図であり、(b)は、(a)のA−A矢視断面図、(c)は、(b)のB部近傍の拡大断面図である。
図2(a)は、図1の表面から見た衝撃吸収用床材の模式的分解斜視図であり、(b)は、裏面側から見たときのシート材をベース材に折り込む作業を説明するための模式的斜視図である。
1.衝撃吸収用床材1Aについて
図1(a),(b)に示すように、本実施形態に係る衝撃吸収用床材1Aは、衝撃吸収性を有したパネル状のベース材10と、ベース材10を覆うシート材15とを少なくとも備えている。本実施形態では、ベース材10が衝撃吸収性を有するので、衝撃吸収用床材1Aの表面からの衝撃荷重をベース材10で吸収することができる。なお、ベース材10は、表面材11と衝撃吸収材12とが順次積層された積層構造体であり、その詳細は後述する。
本実施形態では、シート材15は、ベース材10の表面10a、側面10b、および裏面10cの一部を覆うように、接着剤、粘着剤、またはステープル等で、その一例としてベース材10の表面材11および衝撃緩衝材12のそれぞれに固着されている。このように、シート材15をベース材10に固着することにより、衝撃吸収用床材1Aを敷設しても、ベース材10にはシート材15が覆われている。これにより、ベース材10が露出することを防止することができる。また、ベース材10の裏面10cには、裏打ち材17が粘着剤、接着剤、またはステープルで固着されている。以下のベース材10、シート材15、および裏打ち材17の詳細を以下に説明する。なお、本発明でいう「固着」とは、接着剤または粘着剤による「貼着」を含むものである。
2.ベース材10について
ベース材10は、表面材11と衝撃吸収材12とを順次積層させた積層構造体である。表面材11と衝撃吸収材12とは、接着剤または粘着剤による貼着または熱による融着により積層されている。しかしながら、後述するシート材15を覆った状態で、表面材11と衝撃吸収材12との積層状態を保持することができるのであれば、表面材11と衝撃吸収材12とは、貼着または融着などにより固着されていなくてもよい。このように表面材11と衝撃吸収材12とが非固着状態である場合、これらを個別に簡単に取り換えることができるばかりでなく、表面材11と衝撃吸収材12とが相互に拘束されないので、衝撃吸収の向上も期待できる。本実施形態では、衝撃吸収材12は、表面材11よりも軟質である。以下に、ベース材10を構成する表面材11および衝撃吸収材12を詳細に説明する。
2−1.表面材11について
ベース材10の表面材11は、衝撃吸収用床材1Aの表面からの衝撃荷重などの荷重を受けて撓む層、または、この荷重により変形し難い層であり、表面材11は、衝撃吸収材12よりも硬質の層である。これにより、表面材11は、後述する衝撃吸収材12に比べて圧縮変形し難く、ベース材10の側面10bのうち、表面材11の側面に固着されたシート材15が剥がれることを抑制することができる。
表面材11の材料として、木質板、樹脂板、繊維板、または複合板などを挙げることができ、これらを2種以上積層接着させたものであってもよい。以下に表面材11の材料を具体的に示す。
(1)木質板
表面材11に木質板を採用した場合には、木質板は、合板、パーティクルボード(PB)、木質繊維板(MDF・インシュレーションボード・ハードボードなど)、配向性ストランドボード、OSB、LVL、集成材、無垢材などを挙げることができ、これらを熱処理・薬剤処理などをしたものであってもよく、これらを2種類以上積層したものであってもよい。
(2)樹脂板
表面材11に樹脂板を採用した場合には、樹脂板の原料または主原料に、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ケイ素樹脂、ポリイミド、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアセテート、ポリビニルアセタール、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、AXS樹脂、EVA樹脂、EVOH樹脂、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレートなど)、繊維素プラスチック、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2‐ポリブタジエン系、エチレン‐酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、トランス‐ポリイソプレン系、塩素化ポリエチレン系、アイオノマーなど)、ポリエチレンビニルアルコール、ポリアクリロニトリル系樹脂、(メタ)アクリル樹脂(例えば、PMMAなど)、ゴムを混合したポリエチレン樹脂などを挙げることができ、これらの樹脂にモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマー、およびこれらの樹脂の原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマーやこれらを2種以上混合したものや積層させたものであってもよく、無発泡、発泡のどちらでもあってもよい。なお、発泡させた場合には、その硬さは、アスカーC硬度50度以上の範囲が好ましく、または、JIS K6767に準拠する圧縮応力―50%ひずみ0.5MPa以上が好ましい。
(3)繊維板
表面材11に繊維板を採用した場合には、上述した(2)で示した1種または複数種の樹脂からなる繊維を集積して成形した樹脂繊維板、ロックウールボード、グラスファイバーなどの無機繊維板、炭素繊維からなる炭素繊維板などを挙げることができる。また、樹脂繊維、無機繊維を混合した繊維板でもよい。
(4)ゴム・エラストマー
表面材11にゴム・エラストマーを採用した場合には、ゴム・エラストマーの原料または主原料に、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、水素化ニトリルゴム、カルボキシ化ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン―酢酸ビニルゴム、アクリルゴム、エチレン―アクリルゴム、塩素化ポリエチレン、多硫化ゴム、ノルボルネンゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フォスファゼンゴム、イソブチレンイソプレンゴム、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2‐ポリブタジエン系、エチレン‐酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、トランス‐ポリイソプレン系、塩素化ポリエチレン系、アイオノマーなど)などを挙げることができ、これらゴム、エラストマーにモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマー、およびこれらのゴム、エラストマーの原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合したものや、これらを2種類以上混合したものであってもよい。なお、ゴム、エラストマーの硬度は、ショアA硬度40度以上であることが好ましい。
(5)複合板
表面材11に複合板(木質材料(木粉を含む)と樹脂とを複合させた板材)を採用した場合には、樹脂の原料または主原料に、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ケイ素樹脂、ポリイミド、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアセテート、ポリビニルアセタール、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、AXS樹脂、メタクリル樹脂、EVA樹脂、EVOH樹脂、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレートなど)、繊維素プラスチック、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2‐ポリブタジエン系、エチレン‐酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、トランス‐ポリイソプレン系、塩素化ポリエチレン系、アイオノマーなど)、ポリエチレンビニルアルコール、ポリアクリロニトリル系樹脂、(メタ)アクリル樹脂(例えば、PMMAなど)、ゴムを混合したポリエチレン樹脂などを挙げることができ、これらの樹脂にモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマー、およびこれらの樹脂の原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマーやこれらを2種以上混合したものや2種以上積層したものであってもよく、さらに、無発泡あるいは発泡のどちらであってもよい。
(6)その他
表面材11の厚さは、0.4〜18mmの範囲であることが好ましい。これにより、衝撃吸収用床材1Aの表面からの衝撃荷重などの荷重を受けた際に、その荷重を衝撃吸収材12に分散することができる。また、表面材11の裏面に、複数の溝が形成されていてもよい。溝のピッチは、3〜1000mm、溝幅は、0.3〜10mm、深さ1〜17mmの範囲であることが好ましい。溝の方向は、表面材が矩形状である場合には、長手方向に沿って、または長手方向と交差する方向に沿って形成されていてもよく、短手方向に沿って、または短手方向と交差する方向に沿って形成されていてもよく、これらの双方の溝が交差するように形成されていてもよく、各溝の幅、深さ等が異なっていてもよい。
2−2.衝撃吸収材12について
衝撃吸収材12は、表面材11よりも衝撃吸収用床材1Aの裏面に配置され、表面材11よりも軟質であり、表面材11からの衝撃を吸収するように圧縮変形する層である。衝撃吸収材12の材料として発泡材を挙げることができ、その厚さは、1〜20mmの範囲にあることが好ましい。
衝撃吸収材12に発泡材を採用した場合には、発泡材の原料または主原料に、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ケイ素樹脂、ポリイミド、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアセテート、ポリビニルアセタール、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、AXS樹脂、EVA樹脂、EVOH樹脂、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレートなど)、繊維素プラスチック、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2‐ポリブタジエン系、エチレン‐酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、トランス‐ポリイソプレン系、塩素化ポリエチレン系、アイオノマーなど)、ポリエチレンビニルアルコール、ポリアクリロニトリル系樹脂、(メタ)アクリル樹脂(例えば、PMMAなど)、ゴムを混合したポリエチレン樹脂、ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、水素化ニトリルゴム、ノルボルネンゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、フォスファゼンゴム、イソブチレンイソプレンゴムなど)、ゲルなどを挙げることができ、これらの樹脂、ゴム、ゲルなどにモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマーおよび、これらの樹脂、ゴム、ゲルなどの原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマーやこれらを2種類以上混合してもよい。なお、発泡材の硬さは、アスカーC硬度10〜70度の範囲が好ましく、また、JIS K6767に準拠する圧縮応力―50%ひずみ0.01〜0.5MPaの範囲が好ましい。したがって、衝撃吸収材12は、表面材11よりも軟質であることから、衝撃吸収材12には、表面材11で選定したアスカーC硬度よりも低い値、または、JIS K6767に準拠する圧縮応力―50%ひずみの値よりも小さい値となる材料が選定されることになる。なお、本実施形態では、衝撃吸収材12に発泡材を用いたが、後述する不織布、またはゴム・エラストマーやゲルなどから選定されてもよい。
3.シート材15について
シート材15は、ベース材10の少なくとも表面10aおよび側面10bを保護するとともに、衝撃吸収用床材1Aの意匠性を高めるための部材であり、ベース材10の表面10aおよび側面10bを覆うことが可能なように、可撓性を有した部材である。なお、ここで、ベース材10の表面10aは、表面材11の表面により形成された面であり、ベース材10の側面10bは、表面材11と衝撃吸収材12の各側面により形成された面であり、ベース材10の裏面10cは、衝撃吸収材12の裏面により形成された面である。
図1(b),(c)に示すように、本実施形態では、シート材15は、表面材11により形成されたベース材10の表面10a、および、ベース材10の側面10bを、連続して覆うように配置され、さらに、ベース材10の側面10bから、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の裏面10cの周縁を含む所定の領域まで連続して覆うように配置されている。
より具体的には、実施形態では、図2(a),(b)に示すように、シート材15は、ベース材10の表面10a全体を覆う表面部分15aと、ベース材10の側面10bを覆う4つの側面部分15bと、ベース材10の裏面10cの周縁から所定の領域を覆う4つの裏面部分15cと、を備えており、表面部分15aと各側面部分15bとは連続して形成され、各側面部分15bと裏面部分15cとは連続して形成されている。
このように構成することにより、図2(a),(b)に示すように、シート材15の表面部分15aと側面部分15bとの境界線に沿って折り曲げることにより、ベース材10の表面10aをシート材15の表面部分15aで覆い、ベース材10の側面10bをシート材15の側面部分15bで覆うことができる。さらに、シート材15の側面部分15bと裏面部分15cとの境界線に沿って折り曲げることにより、ベース材10の裏面10cの一部をシート材15の裏面部分15cで覆うことができる。
本実施形態では、シート材15は、その一例として、ベース材10の表面10a、側面10bおよび裏面10cの全ての面に、接着剤、粘着剤、またはステープルにより固着されている。本実施形態では、シート材15は、衝撃吸収材12に対して、その側面ばかりでなく、その裏面(すなわちベース材10の裏面10c)の一部も、接着剤、粘着剤、またはステープルにより固着されている。しかしながら、シート材15が、ベース材10の側面10bから裏面10cに向かって折り込んだ状態を維持することができるのであれば、後述するシート材15の剥がれ防止(捲れ上がり防止)の効果を期待することできるため、衝撃吸収材12にシート材15が必ずしも固着されていなくてもよい。
このようなシート材15の材料として、布生地、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリオレフィン系(PP、EVA、PEなど)などで発泡、無発泡のなどからなる樹脂シート、天然い草、樹脂い草などを挙げることができ、防滑、抗菌、消臭、防炎、防汚、抗ウィルスなどの表面処理等がさらにされていてもよい。
4.裏打ち材17
裏打ち材17は、ベース材10の裏面10cに配置されたシート材15の裏面部分15cと共に、ベース材10の裏面10cを覆うように、接着剤、粘着剤、またはステープルにより少なくともシート材15に固着されている。本実施形態では、裏打ち材17は、シート材15の裏面部分15cが捲れ上がることを防止するために、シート材15に固着されていればよく、ベース材10の裏面10cに必ずしも固着されていなくてもよい。ここで、裏打ち材17をシート材のみに固着させた場合には、裏打ち材17を容易にシート材15が被覆されたベース材10から取り外すことができる。
衝撃吸収材12に発泡材を用いた場合には、シート材15の裏面部分15cは、繰り返しの衝撃荷重を受けたときなどには衝撃吸収材12に安定した固着状態を維持できないこともあるが、このような裏打ち材17を設けることにより、シート材15を安定的に拘束することができる。
なお、本実施形態では、シート材15の裏面部分15cとベース材10の露出した裏面10cとの段差に倣うように、裏打ち材17が固着されている。しかしながら、裏打ち材17とベース材10の露出した裏面10cとの間に、シート材15の裏面部分15cの厚みと略同じ厚みの段差解消材を介在させて、衝撃吸収用床材1Aの裏面の段差を無くしてもよい。このような段差解消材の材料としては、紙、樹脂板、木質材料等を挙げることができ、段差を解消することができるものであれば、特に限定されるものではない。
裏打ち材17の材料としては、紙、不織布、生地(フェルトなど)であってもよいが、さらに、樹脂を付着させた不織布、生地(フェルトなど)、粘着性がある発泡体、ゴム、エラストマー、ゲルを用いれば、裏打ち材17を衝撃吸収用床材の滑り止め材として機能させることができる。特に、本実施形態では、ベース材10の裏面10cの周縁近傍を周回するように、シート材15の4つの裏面部分15cが配置され、この裏面部分15cの上に裏打ち材17が貼着されることになる。この結果、少なくともベース材10の裏面10cの周縁近傍を周回する領域で、裏打ち材17による滑り止め効果を期待することができるため、衝撃吸収用床材1Aの敷設状態を安定して維持することができる。
5.接着剤または粘着剤
ベース材10、シート材15、および裏打ち材17を相互に貼着する接着剤または粘着剤として、ホルムアルデヒド系接着剤(尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂など)、シアノアクリレート系接着剤、ポリウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、SB系接着剤、SBR系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリイソシアネート系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤(天然ゴム系、クロロプレン系、スチレン―ブタジエンゴム系、ブチルゴム系、ニトリルゴム系、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、エチレン―プロピレンゴムなど)、天然物系接着剤、ホットメルト接着剤(EVA系、オレフィン系、ゴム系、ポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系など)、エマルション系接着剤(酢酸ビニル系、EVA系、アクリル系など)、ラテックス系接着剤(NR、SB、SBR、NBR、CR、BR、MBR、IIR、IR、ポリウレタンラテックス、チオコールラテックス、アクリルゴムラテックスなど)、粘着剤、変性ポリビニルアルコール系接着剤などが好ましく、あるいはこれら樹脂にモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマー、およびこれらの樹脂の原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合させたもの、または、これらの2種以上の接着剤を混合させたものでもよい。また、接着剤によっては、イソシアネート類(MDI、HDIなど)、アミン類(トリエチルテトラミンなど)、チオール類などの架橋剤を入れたものでもよい。
また、ベース材10を構成する表面材11と衝撃吸収材12とを相互に接着剤または粘着剤で貼着する場合には、上に例示した接着剤または粘着剤を用いることができる。また、本実施形態でいう「接着剤または粘着剤で貼着(固着)する」とは、2つの部材同士を直接的に接着剤または粘着剤で貼着(固着)する場合だけではなく、たとえば、接着剤または粘着剤を、紙、布、または樹脂などからなるテープ、シートの両面に塗布したものを介して、2つの部材同士を貼着(固着)する場合も含む。
6.衝撃吸収用床材1Aの敷設について
図3(a)は、図1(a)に示す衝撃吸収用床材を床面に敷設する方法を示した図であり、(b)は、別の敷設方法を示した図である。
上述した衝撃吸収用床材1Aは、例えば、図3(a)に示すようにして床面Fに固定される。具体的には、まず、固定ピン31が形成された固定部材30を、衝撃吸収用床材1Aの四隅に配置されるように床面Fに固着する。次に、衝撃吸収用床材1Aの裏面の四隅に予め穿設した固定用孔(図示せず)に、これらの固定ピン31を挿入することにより、衝撃吸収用床材1Aを床面Fに順次固定する。
また、別の方法としては、図3(b)に示すように、衝撃吸収用床材1Aを敷設する領域に応じた大きさの固定枠40を床面Fに固着し、この固定枠40の内部を埋めるように、衝撃吸収用床材1Aを順次敷設してもよい。なお、固定部材30や固定枠40は、床面Fに必ずしも固着されていなくてもよい。
また、図3(a),(b)では、固定部材30または固定枠40を用いて衝撃吸収用床材1Aを床面Fに固着により敷設したが、この方法に限定されるものではない。たとえば、これらを用いずに、図3(a),(b)に示すような衝撃吸収用床材1Aの配置状態で、衝撃吸収用床材1Aを、接着、粘着より順次床面Fに敷設してもよい。また、裏打ち材17により床面Fに対する衝撃吸収用床材1Aの位置ずれ(移動)を防止することができるのであれば、衝撃吸収用床材1Aをそのまま床面Fに敷設してもよい。
7.作用効果等
本実施形態によれば、ベース材10には、表面材11からの荷重を吸収するように圧縮変形する衝撃吸収材12が設けられているので、シート材15から表面材11に作用する衝撃荷重を衝撃吸収材12で吸収することができる。表面材11は、衝撃吸収材12よりも硬質であるため、衝撃荷重が作用した際には撓むように作用し易い。
また、衝撃吸収用床材1Aの表面に衝撃荷重が作用した際に、衝撃吸収材12が圧縮変形し、その側面が膨らむように変形する。しかしながら、仮に、ベース材10の側面10bにおいてシート材15が剥がれたとしても、ベース材10の裏面10cの一部を覆ったシート材15の裏面部分15cが、ベース材10と床面との間で拘束されることになる。
このような結果、衝撃吸収用床材1Aの表面に衝撃荷重が作用したとしても、衝撃吸収材12の圧縮変形による衝撃吸収用床材の側面の膨らみに起因して、シート材15がベース材10の側面10bから剥がれる(捲れ上がる)ことを抑制することができる。
特に、図3(a)に示すように固定部材30を用いて衝撃吸収用床材1Aを敷設した場合、または、固定部材30または固定枠40を用いず単に衝撃吸収用床材1Aを敷設した場合、最外縁に位置する衝撃吸収用床材1Aのシート材15の側面部分15bがベース材10の側面10bから剥がれやすいため、本実施形態に係る衝撃吸収用床材1Aは、シート材15の剥離防止に有効な構造である。
特に、本実施形態では、ベース材10の裏面10cに配置されたシート材15の裏面部分15cと共にベース材10の裏面10cを覆うように、裏打ち材17をシート材15に固着したので、シート材15の裏面部分15cは裏打ち材17により拘束されている。これにより、裏面部分15cからシート材15が剥がれることを防止することができる。
また、本実施形態の変形例として、シート材15が、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の裏面10cの一部のみに、接着剤、粘着剤、またはステープル等で固着され、表面材11と、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の側面と、に非固着状態であってもよい。具体的には、シート材15の裏面部分15cのみでシート材15がベース材10の裏面(衝撃吸収材12の裏面)の一部に固着され、シート材15の表面部分15aおよび側面部分15bは、ベース材10に非固着状態である。
この変形例によれば、シート材15は、ベース材10の裏面の一部のみに固着されているので、ベース材10からシート材15を容易に剥離させ、ベース材10に新しいシート材15を貼り替えることができる。
さらに、別の変形例では、シート材15がベース材10に対してすべての部分で非固着状態であり、かつ、裏打ち材17をシート材15の少なくとも裏面部分15cに固着することにより、シート材15をベース材10に取り付けてもよい。
この変形例によれば、裏打ち材17をベース材10から取り外せば、シート材15はベース材10に対して非固着状態であるので、これらを容易に分離することができ、ベース材10に新しいシート材15を貼り替えることができる。
〔第2実施形態〕
図4は、本発明の第2実施形態に係る衝撃吸収用床材の模式的断面図である。第2実施形態に係る衝撃吸収用床材1Bが、第1実施形態の衝撃吸収用床材1Aと相違する点は、ベース材10の表面10aとシート材15との間にクッション材16を設けた点である。したがって、その他の部材には、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態では、シート材15とベース材10の表面10aとの間に、衝撃吸収材12よりも軟質のクッション材16が配置されている。具体的には、本実施形態では、クッション材16を介して、シート材15と、ベース材10の表面10aとが貼着(固着)されている。
このようなクッション材16の厚さは、0.5mm〜3.0mmの範囲にあることが好ましく、その材料としては、例えば、以下に示す発泡材、不織布、またはゴム・エラストマーなどを挙げることができ、上述した衝撃吸収材12で例示した材料よりも軟質または硬質となる、もしくは、衝撃吸収材12と同じ硬さとなるように、以下の材料が選定される。また、クッション材16として、その裏面に接着剤浸透防止用の薄シートを貼着したものであってよい。クッション材16が、衝撃吸収材12よりも硬質である場合には、クッション材16は、表面材11よりも軟質である。
ここで、クッション材16は、ベース材10またはシート材15のいずれか一方に接着剤または粘着剤により固着されていてもよく、ベース材10またはシート材15の双方に対して、非固着状態であってもよい。なお、シート材15は、クッション材16を介して表面材11に固着されていてもよいが、後述する変形例で示すように、シート材15の裏面部分15cのみでシート材15をベース材10に固着されていてもよい。さらには、シート材15がベース材10に対して非固着状態であり、かつ、裏打ち材17をシート材15の裏面部分15cで固着してもよい。
(1)発泡材
クッション材16に発泡材を採用した場合には、発泡材の原料または主原料に、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ケイ素樹脂、ポリイミド、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアセテート、ポリビニルアセタール、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、AXS樹脂、EVA樹脂、EVOH樹脂、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレートなど)、繊維素プラスチック、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2‐ポリブタジエン系、エチレン‐酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、トランス‐ポリイソプレン系、塩素化ポリエチレン系、アイオノマーなど)、ポリエチレンビニルアルコール、ポリアクリロニトリル系樹脂、(メタ)アクリル樹脂(例えば、PMMAなど)、ゴムを混合したポリエチレン樹脂、ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、水素化ニトリルゴム、ノルボルネンゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、フォスファゼンゴム、イソブチレンイソプレンゴムなど)、ゲル(後述3−4に示すもの)などを挙げることができ、これらの樹脂、ゴム、ゲルなどにモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマーおよび、これらの樹脂、ゴム、ゲルなどの原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマーやこれらを2種類以上混合してもよい。なお、発泡材の硬さは、たとえば、クッション材16が衝撃吸収材12よりも軟質である場合、衝撃吸収材12の硬度よりもその値が低い材料または、衝撃吸収材12の圧縮応力―50%ひずみよりもその値が小さい材料が選定される。
(2)不織布
クッション材16に不織布を採用した場合には、不織布の原料または主原料に、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ケイ素樹脂、ポリイミド、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアセテート、ポリビニルアセタール、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、AXS樹脂、EVA樹脂、EVOH樹脂、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、飽和ポリエステル、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレートなど)、繊維素プラスチック、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2‐ポリブタジエン系、エチレン‐酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、トランス‐ポリイソプレン系、塩素化ポリエチレン系、アイオノマーなど)、ポリエチレンビニルアルコール、ポリアクリロニトリル系樹脂、(メタ)アクリル樹脂(例えば、PMMAなど)、ゴムを混合したポリエチレン樹脂、などを挙げることができ、これらの樹脂にモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマー、およびこれらの樹脂の原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマーやこれらを2種類以上混合してもよい。さらに炭素繊維などの無機繊維や羊毛、綿等の天然繊維であってもよい。さらに上述した樹脂を使用した繊維を、2種類以上混合してもよい。例えば、これらの樹脂を原料または主原料とした、特開2007−130059号公報に示すような三次元網目状構造体であってもよい。
(3)ゴム・エラストマー
クッション材16にゴム・エラストマーを採用した場合には、ゴム・エラストマーの原料または主原料に、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、水素化ニトリルゴム、カルボキシ化ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン―酢酸ビニルゴム、アクリルゴム、エチレン―アクリルゴム、塩素化ポリエチレン、多硫化ゴム、ノルボルネンゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フォスファゼンゴム、イソブチレンイソプレンゴム、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2‐ポリブタジエン系、エチレン‐酢酸ビニル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム系、フッ素ゴム系、トランス‐ポリイソプレン系、塩素化ポリエチレン系、アイオノマーなど)などを挙げることができ、これらゴム、エラストマーにモノマー、オリゴマーを共重合したコポリマー、およびこれらのゴム、エラストマーの原料または主原料となるモノマー、オリゴマーを共重合したものや、これらを2種類以上混合したものであってもよい。なお、たとえば、クッション材16が衝撃吸収材12よりも軟質である場合、ゴム、エラストマーの硬度は、ショアA硬度5〜70度の範囲であることが好ましく、ゴム、エラストマーの硬度は、衝撃吸収材12の硬度よりも低い材料が選定される。
本実施形態によれば、第1実施形態において示した効果に加えて、以下の効果を期待することができる。具体的には、本実施形態でクッション材16が衝撃吸収材12よりも軟質である場合には、シート材15とベース材10の表面10aとの間に、衝撃吸収材12よりも軟質のクッション材16が配置されるので、衝撃吸収材12が圧縮変形する前に、まずクッション材16が圧縮変形し、その後、ベース材10の表面材11が撓み、衝撃吸収材12が圧縮変形することになる。このような結果、衝撃吸収性を保持しつつ、衝撃吸収用床材1Bの踏み心地を向上させることができる。
一方、クッション材16が衝撃吸収材12の硬さと同等、またはそれよりも硬質である場合には、クッション材16は表面材11よりも軟質である必要があり、この場合であっても、表面材11が撓む前にクッション材16が圧縮変形するので、衝撃吸収材16で衝撃を吸収しつつ、衝撃吸収用床材に柔らかな踏み心地を付与することができる。
また、本実施形態の変形例として、第1実施形態に示した変形例と同様に、シート材15が、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の裏面10cの一部のみに、接着剤、粘着剤、またはステープル等で固着され、表面材11と、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の側面と、に非固着状態であってもよい。具体的には、シート材15の裏面部分15cのみでシート材15がベース材10の裏面(衝撃吸収材12の裏面)の一部に固着され、シート材15の表面部分15aおよび側面部分15bは、ベース材10に非固着状態である。
ここで、本実施形態でいう、「シート材15の表面部分15aが、ベース材10(表面材11)に非固着状態である」とは、シート材15の表面部分15aとクッション材16が固着していない状態、または、クッション材16がベース材10の表面材11に固着してない状態、またはこれらの双方を満たす状態である。
このような変形例によれば、シート材15は、ベース材10の裏面の一部のみに固着されているので、ベース材10からシート材15を容易に剥離させ、ベース材10に新しいシート材15を貼り替えることができる。
さらに、別の変形例では、シート材15がベース材10に対してすべての部分で非固着状態であり、かつ、裏打ち材17をシート材15の少なくとも裏面部分15cに固着することにより、シート材15をベース材10に取り付けてもよい。
この変形例によれば、裏打ち材17をベース材10から取り外せば、シート材15はベース材10に対して非固着状態であるので、これらを容易に分離することができ、ベース材10に新しいシート材15を貼り替えることができる。
〔第3実施形態〕
図5(a)は、本発明の第3実施形態に係る衝撃吸収用床材の模式的断面図であり、(b)は、(a)に示す衝撃吸収用床材を複数敷設したときの隣接する衝撃吸収用床材同士の模式的断面図である。第3実施形態に係る衝撃吸収用床材1Cが、第2実施形態の衝撃吸収用床材1Bと相違する点は、ベース材10の側面10bおよび裏面10cの一部とシート材15との間にクッション材16をさらに設けた点である。したがって、その他の部材には、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
クッション材16は、シート材15と、ベース材10の側面10bおよび裏面10cの一部との間にさらに配置されている。具体的には、本実施形態では、クッション材16は、ベース材10の表面10aを覆う部分16aと側面10bを覆う部分16bとは連続して形成されており、さらに、側面10bを覆う部分16bと裏面10cの一部を覆う部分16cとは連続して形成されており、これらすべての部分において、クッション材16を介して、シート材15とベース材10とが固着されている。
本実施形態によれば、第2実施形態において示した効果に加えて、以下の効果を期待することができる。本実施形態では、図5(a)に示すように、クッション材16が、シート材15と、ベース材10の側面10bとの間にさらに配置される。これにより、図5(b)に示すように、衝撃吸収用床材1Cを隣接して並べたときに、衝撃吸収材12が圧縮変形することによる衝撃吸収材12の側面方向に膨らもうとする変形は、クッション材が変形することにより制限され難い。これにより、衝撃吸収材12の圧縮変形がシート材15の直接的な拘束により制限され難いため、衝撃吸収材12の本来の衝撃吸収性能を発揮することができる。特に、クッション材16が衝撃吸収材12よりも軟質である場合には、この効果をより一層期待することができる。
さらに、衝撃吸収用床材1Cを敷設したときに、隣接する衝撃吸収用床材1Cのベース材10の側面10b同士が、クッション材16を介して当接するので、衝撃吸収用床材1C,1C同士の間に隙間が形成されることを低減することができる。
また、本実施形態の変形例として、第2実施形態に示した変形例と同様に、シート材15が、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の裏面10cの一部のみに、接着剤、粘着剤、またはステープル等で固着され、表面材11と、衝撃吸収材12により形成されたベース材10の側面と、に非固着状態であってもよい。具体的には、シート材15の裏面部分15cのみでシート材15がベース材10の裏面(衝撃吸収材12の裏面)の一部に固着され、シート材15の表面部分15aおよび側面部分15bは、ベース材10に非固着状態である。
ここで、本実施形態でいう、「シート材15の表面部分15aおよび側面部分15bが、ベース材10(表面材11および衝撃吸収材12の一部(具体的にはベース材10の側面))に非固着状態である」とは、シート材15の表面部分15aおよび側面部分15bとクッション材16が固着していない状態、または、クッション材16がベース材10の表面材11および衝撃緩衝材12の一部(具体的にはベース材10の側面)に固着してない状態、またはこれらの双方を満たす状態である。
このような変形例によれば、シート材15は、ベース材10の裏面の一部のみに固着されているので、ベース材10からシート材15を容易に剥離させ、ベース材10に新しいシート材15を貼り替えることができる。
さらに、別の変形例では、シート材15がベース材10に対してすべての部分で非固着状態であり、かつ、裏打ち材17をシート材15の少なくとも裏面部分15cに固着することにより、シート材15をベース材10に取り付けてもよい。
この変形例によれば、裏打ち材17をベース材10から取り外せば、シート材15はベース材10に対して非固着状態であるので、これらを容易に分離することができ、ベース材10に新しいシート材15を貼り替えることができる。
〔第4実施形態〕
図6(a)は、本発明の第4実施形態に係る衝撃吸収用床材の模式的断面図であり、(b)は、(a)に示す衝撃吸収用床材を複数敷設したときの隣接する衝撃吸収用床材同士の模式的断面図である。第4実施形態に係る衝撃吸収用床材1Dが、第1実施形態の衝撃吸収用床材1Aと相違する点は、シート材15とベース材10の側面10bとを非固着状態とし、これらの間に空隙を設けた点である。したがって、その他の部材には、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図6(a)に示すように、シート材15と、ベース材10の側面10bとが非固着状態であり、シート材15の表面部分15aがベース材10の表面10aに、接着剤、粘着剤、またはステープルにより固着されており、シート材15の裏面部分15cが、ベース材10の裏面10cに、固着されている。さらに、シート材15と、ベース材10の側面10bとの間には、空隙sが形成されている。
本実施形態によれば、第1実施形態において示した効果に加えて、以下の効果を期待することができる。本実施形態では、図6(a)に示すように、衝撃吸収材12により形成された衝撃吸収用床材1Dの側面はシート材15の側面部分15bに拘束されていない。これにより、衝撃吸収材12の側面がシート材に固着された場合に比べて、衝撃吸収材12の圧縮変形による側面が膨らむ変形を制限し難いため、衝撃吸収材12の本来の衝撃吸収性能を発揮しやすくなる。
さらに、シート材15の側面部分15bと、ベース材10の側面10bとの間に、空隙sが形成されている。このような結果、上述した如く、この空隙sの部分まで衝撃吸収材12が膨らむように変形可能となるため、衝撃吸収材12の本来の衝撃吸収性能をさらに発揮しやすくなる。また、この空隙sを潰すように衝撃吸収用床材1Dを敷き詰めれば、衝撃吸収用床材1D,1D同士の間に隙間が形成されることを低減することができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更があっても、それらは本発明に含まれるものである。
例えば、第4実施形態では、ベース材の側面との間に、空隙sを形成したが、この隙間sが形成されていなくても、シート材の側面部分と、ベース材の衝撃吸収材の側面が非固着状態であれば、上述した効果を期待することができる。したがって、第1〜第3実施形態に示した変形例においても、同様の効果を期待することができる。
また、第1または第4実施形態の衝撃吸収用床材に、第3または第2実施形態に係るクッション材をさらに設けてもよい。また、ベース材の裏面にまでクッション材を設けた場合には、段差解消材として、シート材とクッション材とを合わせた厚さと略同じ厚さの段差解消材を介在させて、シート材裏面と段差解消材とを略面一にした別形態を採用してもよい。
1A,1B,1C,1D:衝撃吸収用床材、10:ベース材、10a:ベース材の表面、10b:ベース材の側面、10c:ベース材の裏面、11:表面材、12:衝撃吸収材、15:シート材、15a:シート材の表面部分、15b:シート材の側面部分、15c:シート材の裏面部分、16:クッション材、17:裏打ち材、30:固定部材、40:固定枠

Claims (8)

  1. 衝撃吸収性を有したパネル状のベース材と、該ベース材を覆うシート材とを少なくとも備えた衝撃吸収用床材であって、
    前記ベース材は、前記ベース材の表面に配置される表面材と、前記ベース材の裏面に配置され、前記表面材よりも軟質であり、該表面材からの衝撃を吸収するように圧縮変形する衝撃吸収材と、が少なくとも積層された積層構造体であり、
    前記シート材は、前記表面材により形成されたベース材の表面、および、前記表面材と前記衝撃吸収材とにより形成されたベース材の側面を連続して覆うとともに、前記ベース材の前記側面から、前記衝撃吸収材により形成されたベース材の裏面の一部まで連続して覆うように、配置されていることを特徴とする衝撃吸収用床材。
  2. 前記ベース材の裏面に配置されたシート材と共に前記ベース材の前記裏面を覆うように、裏打ち材が少なくとも前記シート材に固着されていることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収用床材。
  3. 前記シート材と前記ベース材の少なくとも前記表面との間には、前記衝撃吸収材よりも軟質のクッション材が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の衝撃吸収用床材。
  4. 前記シート材と前記ベース材の少なくとも前記表面との間には、前記衝撃吸収材の硬さと同等、またはそれよりも硬質であり、前記表面材よりも軟質のクッション材が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の衝撃吸収用床材。
  5. 前記クッション材は、前記シート材と、前記ベース材の前記側面との間にさらに配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の衝撃吸収用床材。
  6. 前記シート材と、前記ベース材の前記側面のうち、前記衝撃吸収材により形成された側面とは、非固着状態であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の衝撃吸収用床材。
  7. 前記シート材は、前記衝撃吸収材により形成されたベース材の裏面の一部のみ固着され、前記表面材と、前記衝撃吸収材により形成された前記ベース材の側面と、に非固着状態であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の衝撃吸収用床材。
  8. 前記シート材と、前記ベース材の前記側面との間に、空隙が形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の衝撃吸収用床材。
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